JP2001526304A - 液体布帛柔軟化組成物の製法 - Google Patents

液体布帛柔軟化組成物の製法

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JP2001526304A JP2000524399A JP2000524399A JP2001526304A JP 2001526304 A JP2001526304 A JP 2001526304A JP 2000524399 A JP2000524399 A JP 2000524399A JP 2000524399 A JP2000524399 A JP 2000524399A JP 2001526304 A JP2001526304 A JP 2001526304A
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ユーゴ、ジアン、マリー、ディメエール
ジョアン、デ、ポールターレ
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Procter and Gamble Co
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Abstract

(57)【要約】 布帛柔軟剤、非イオンアルコキシ化安定剤、および染料成分を含む液体柔軟化組成物の製法(それによって得られる柔軟化組成物は有効な凍解回復性および良好な染料均質性を示す)が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、有効な凍解回復性を有する染料含有柔軟化組成物の製法に関する。
【背景技術】
処理された布帛に有効な柔軟性を与えるための布帛柔軟化製品は、公知の技術
である。しかしながら、低温、即ち、0℃以下の温度で貯蔵時に遭遇する問題は
、高温に置いた時に許容可能な流れ特性を有する均一な分散に回復しない製品を
生ずる製品の凍結である。
【0002】 従って、本発明の目的は、有効な凍解回復を有する布帛柔軟化製品を提供する
ことにある。
【0003】 このようなニーズを満たす1つの解決法は、英国特許第1,098,793号
明細書に記載されており、脂肪アミンの硫酸塩を布帛柔軟化組成物で使用してい
る。
【0004】 なお別の解決法は、EP−A第0,507,478号明細書に記載されており
、EP−A第0,507,478号明細書は水に分散する前の陽イオン布帛柔軟
剤と非イオン安定剤との混合および溶融を与えている。しかしながら、このよう
な方法の遭遇する問題は、高剪断ミキサーなどの加工装置が必要とされ、それゆ
え生じる処方コストが増大することである。
【0005】 従って、また、本発明の目的は、最小の加工装置のみしか必要としない布帛柔
軟化製品を提供することにある。
【0006】 布帛柔軟化製品の加工時に高剪断なしでは、染料小斑点の形成が生ずる一方、
高剪断の場合には布帛柔軟化製品中の非分散染料粒子の形成が回避されることが
観察された。
【0007】 従って、柔軟化組成物の処方業者は、高剪断混合装置の必要なしに、良好な染
料均質性を有する柔軟化組成物を処方するという二重の課題に直面している。
【0008】 出願人は、染料成分を非イオンアルコキシ化界面活性剤と一緒に完成冷柔軟化
製品に加えることがこのようなニーズを満たすことを今や見出した。
【0009】 事実、染料および非イオンアルコキシ化界面活性剤の冷完成製品への適用は、
単純な混合によって行われる。得られる組成物は、均質な分散液を調製する。
【0010】 本発明の利点は、本発明の方法によって調製される希釈形で得られる布帛柔軟
化製品の場合には、水への分散前に布帛柔軟剤および非イオン界面活性剤を混合
することによって調製される製品と比較して、少ない機械剪断ですむことである
。理論によって制限するものではないが、非イオン界面活性剤は、染料をミセル
化した後、柔軟剤活性成分を有する混合小胞を形成すると考えられる。このよう
にして、染料は、効率的に分散され且つ製品は良好な凍解回復を獲得する。
【0011】
【発明の開示】
本発明は、 (a)布帛柔軟剤活性成分および任意の添加剤を混合し加熱して溶融物を調製
し、 (b)溶融物を水に分散し、 (c)染料および非イオンアルコキシ化安定剤を加える前に、得られた分散液
を柔軟剤活性成分のクラフト温度以下に冷却する ことを特徴とする液体布帛柔軟化組成物の製法に関する。
【0012】 別の態様においては、本発明は、凍解回復剤としての液体布帛柔軟化組成物中
での非イオンアルコキシ化安定剤の使用を包含する。
【0013】 なお別の態様においては、本発明は、染料を液体布帛柔軟化組成物に均質化す
るための非イオンアルコキシ化安定剤の使用を包含する。
【0014】
【発明を実施するための最良の形態】非イオンアルコキシ化界面活性剤 非イオンアルコキシ化安定化界面活性剤は、プロセス発明の必須成分である。
ここで使用するのに好適な非イオン界面活性剤としては、エチレンオキシドと脂
肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミンなどとの付加生成物が挙げられる。場合によ
って、プロピレンオキシドと脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミンとの付加生成
物は、使用してもよい。
【0015】 好適な化合物は、一般式 R2 −Y−(C2 4 O)z −C2 4 OH (式中、R2 は第一級、第二級および分枝鎖アルキルおよび/またはアシルヒド
ロカルビル基;第一級、第二級および分枝鎖アルケニルヒドロカルビル基;およ
び第一級、第二級および分枝鎖アルキル置換フェノールヒドロカルビルおよびア
ルケニル置換フェノールヒドロカルビル基からなる群から選ばれ;前記ヒドロカ
ルビル基は好ましくは炭素数8〜20、好ましくは10〜18のヒドロカルビル
鎖長を有する)の界面活性剤である。より好ましくは、ヒドロカルビル鎖長は、
12〜18個の炭素原子である。本発明のエトキシ化非イオン界面活性剤の場合
の一般式においては、Yは、−O−、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、
または−C(O)N(R)R−(式中、Rは、存在する時には、R2 または水素
である)であり、且つzは少なくとも5、好ましくは少なくとも8である。
【0016】 本発明の非イオン界面活性剤は、HLB(親水性親油性バランス)7〜20、
好ましくは8〜15によって特徴づけられる。勿論、R2 およびエトキシレート
の数を定義することによって、界面活性剤のHLBは、一般に、決定される。し
かしながら、ここで有用な非イオンエトキシ化界面活性剤は、比較的長鎖R2
を含有し且つ比較的高度にエトキシ化されていることに留意すべきである。短い
エトキシ化基を有するより短いアルキル鎖界面活性剤は、所要のHLBを有する
ことがあるが、ここで余り有効ではない。
【0017】 非イオン界面活性剤の例は、次の通りである。本発明の非イオン界面活性剤は
、これらの例には限定されない。例において、整数は、分子中のエトキシル(E
O)基の数を定義する。
【0018】 a.直鎖第一級アルコールアルコキシレート ドデカノールおよびテトラデカノールのトリエトキシレート、ペンタエトキシ
レート、ヘプタエトキシレートは、本発明の文脈で有用な界面活性剤である。で
ある。「ココ」鎖長範囲内の混合天然または合成アルコールのエトキシレートも
、ここで有用である。ここで使用するための市販の直鎖第一級アルコールアルコ
キシレートは、ハルスから商品名マルリパール(MarlipalR )24/70、マル
リパール24/100、マルリパール24/150で入手でき且つヘキストから
商品名ゲナポール(GenapolR )C−050で入手できる。
【0019】 b.直鎖第二級アルコールアルコキシレート 3−ヘキサデカノール、2−オクタデカノール、4−エイコサノールおよび5
−エイコサノールのトリエトキシレート、ペンタエトキシレート、ヘプタエトキ
シレートは、本発明の文脈で有用な界面活性剤である。ここで使用するための市
販の直鎖第二級アルコールエトキシレートは、ユニオン・カーバイドから商品名
タージトール(Tergitol)15−S−7で市販されている物質である。これは、
アルコール1モル当量当たり平均7モルのエチレンオキシドと縮合された炭素数
11〜15の平均ヒドロカルビル鎖長を有する第二級アルコールの混合物からな
る。
【0020】 c.アルキルフェノールアルコキシレート 好適なアルキルフェノールアルコキシレートは、アルキルフェノールのポリエ
チレンオキシド縮合物、例えば、第一級、第二級または分枝鎖配置中に6〜20
個の炭素原子、好ましくは8〜12個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケ
ニル基を有するアルキルフェノールとエチレンオキシドとの縮合物(前記エチレ
ンオキシドは好ましくはアルキルフェノール1モル当たり3〜9モル未満に等し
い量で存在する)である。このような化合物中のアルキル置換基は、重合された
プロピレン、ジイソブチレン、オクタン、およびノナンに由来してもよい。
【0021】 この種の非イオン界面活性剤の例としては、ローム・エンド・ハースからのト
リトン(Triton)N−57R ノニルフェノールエトキシレート(5EO)、ダウ
からのダウファックス(DowfaxR )9N5およびBASFからのルテンゾール
(LutensolR )AP6が挙げられる。
【0022】 d.オレフィンアルコキシレート 第一級と第二級との両方のアルケニルアルコール、および直前に開示のものに
対応するアルケニルフェノールは、エトキシ化でき且つ界面活性剤として使用で
きる。
【0023】 ここで使用するための市販のオレフィンアルコキシレートは、ヘキストから商
品名ゲナポール(Genapol)O−050で入手できる。
【0024】 e.分枝鎖アルコキシレート 周知の「オキソ」法またはその修正法から入手できる分枝鎖第一級および第二
級アルコールは、エトキシ化できる。第一級オキソアルコールのこれらのエトキ
シレートのうち、BASFによって名前ルテンゾールで市販されている界面活性
剤またはシェル・ケミカルズ(UK LTD)によって名前ドバノール
(Dobanol)で市販されている界面活性剤が特に好ましい。好ましいドバノールは
、炭素数9〜15のヒドロカルビル基を有する第一級アルコール(大部分は炭素
数13のヒドロカルビル基を有する)である。平均して平均エトキシ化度3〜9
未満、好ましくは5を有するドバノールが、特に好ましい。
【0025】 この種の物質の一例は、脂肪族アルコール1モル当たり3〜9モル未満のエチ
レンオキシドを有する脂肪族アルコールエチレンオキシド縮合物(脂肪族アルコ
ール画分は9〜14個の炭素原子を有する)である。この種の非イオン界面活性
剤の他の例としては、シェルによって市販されている商業上入手可能なドバノー
R 、ネオドール(NeodolR )またはBASFからのルテンゾールR の特定のも
のが挙げられる。例えば、ドバノールR 23.5(C12〜C13EO5)、ドバノ
ールR 91.5(C9 〜C11EO5)およびネオドール45E5。
【0026】 他の好適な非イオンアルコキシ化界面活性剤は、少なくとも5個のアルコキシ
部分でアルコキシ化されたアルキルアミンである。典型的にはこの種の化合物は
エチレンオキシドと疎水性アルキルアミン生成物との縮合から誘導される界面活
性剤である。好ましくは、アルキル疎水基は、6〜22個の炭素原子を有する。
好ましくは、アルキルアミンは、10〜40個、より好ましくは20〜30個の
アルコキシ部分でアルコキシ化する。
【0027】 この種の非イオン界面活性剤の例は、ヘキストから商品名ゲナミン(Genamin)
で市販されているアルキルアミンエトキシレートである。ここで使用するのに好
適な例は、ゲナミンC−100、ゲナミンO−150、およびゲナミン
S−200である。
【0028】 この種のうちなお他の好適な種類の非イオン界面活性剤は、アクゾから商品名
エトデュオミーン(Ethoduomeen)T−22、ICIからシンプロラム
(Synprolam)で市販されているN,N′,N′−ポリオキシエチレン(12)−
N−タロー1,3−ジアミノプロパンである。
【0029】 前記エトキシ化非イオン界面活性剤は、本プロセス発明で単独または組み合わ
せで有用であり且つ「非イオン界面活性剤」なる用語は、混合非イオン界面活性
剤を包含する。
【0030】 ここで使用するのに好ましい非イオン界面活性剤は、商品名マルリパール24
/100、マルリパール24/150、ゲナポールO−050、およびドバノー
ル91.5で市販されている非イオン界面活性剤である。
【0031】 非イオン界面活性剤は、好ましくは、完成布帛柔軟化組成物の0.05〜5重
量%、好ましくは0.1〜0.5重量%の量で加えるであろう。
【0032】染料成分 染料は、本発明の必須成分である。従って、染料を非イオンアルコキシ化界面
活性剤と一緒に混合した後、冷完成製品に配合することによって、染料の溶融布
帛柔軟化製品への配合によって生ずる染料小斑点の形成が本発明の方法によって
抑制され且つ/または減少されることが観察された。
【0033】 好ましい染料成分は、水溶性染料、例えば、EP第754749号明細書に記
載のものである。
【0034】 好ましくは、染料は、染料系が、 (1)カラーインデックスNo. 47005を有するキノリンイエロー70、 (2)カラーインデックスNo. 19140を有するタートラジンXX90、 (3)カラーインデックスNo. 15985を有するオレンジRGL90、 (4)カラーインデックスNo. 16255を有するポンソー4RC82、 (5)カラーインデックスNo. 42090を有するブルーAE85、 (6)カラーインデックスNo. 42051を有するパテントブルーV85/V
50、および (7)それらの混合物 からなる群から選ばれる染料を含むことを特徴とする水溶性染料系である。
【0035】 染料は、好ましくは、完成布帛柔軟化組成物の重量で1ppm 〜200ppm 、好
ましくは5ppm 〜100ppm の量で加えるであろう。
【0036】 完成布帛柔軟化組成物は、通常、陽イオン布帛柔軟剤および任意の添加剤を含
む。
【0037】布帛柔軟剤 柔軟化組成物中の柔軟化化合物の典型的な配合量は、組成物の1〜80重量%
、好ましくは5〜75重量%、より好ましくは15〜70重量%、一層好ましく
は19〜65重量%である。
【0038】 布帛柔軟剤化合物は、好ましくは、陽イオン布帛柔軟化成分、非イオン布帛柔
軟化成分、両性布帛柔軟化成分または陰イオン布帛柔軟化成分から選ぶ。典型的
には後述のような第四級アンモニウム化合物またはそれらのアミン前駆物質が、
陽イオン柔軟化成分である。
【0039】A)第四級アンモニウム布帛柔軟化活性化合物 (1)好ましい第四級アンモニウム布帛柔軟化活性化合物は、式
【化1】 または式
【化2】 を有する(式中、Qは式
【化3】 を有するカルボニル単位であり;各R単位は独立に水素、C1 〜C6 アルキル、
1 〜C6 ヒドロキシアルキル、およびそれらの混合物、好ましくはメチルまた
はヒドロキシアルキルであり;各R1 単位は独立に線状または分枝C11〜C22
ルキル、線状または分枝C11〜C22アルケニル、およびそれらの混合物であり、
2 は水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ヒドロキシアルキル、およびそれ
らの混合物であり;Xは布帛柔軟剤活性成分および補助成分と相容性である陰イ
オンであり;添え字mは1〜4、好ましくは1であり;添え字nは1〜4、好ま
しくは2である)。
【0040】 好ましい布帛柔軟剤活性成分の一例は、式
【化4】 (式中、Rは好ましくはメチルであり;R1 は炭素数少なくとも11、好ましく
は炭素数少なくとも15の線状または分枝アルキルまたはアルケニル鎖である)
を有する第四級化アミンの混合物である。前記布帛柔軟剤例において、単位
−O2 CR1 は、典型的にはトリグリセリド源に由来する脂肪アシル単位を表わ
す。トリグリセリド源は、好ましくは、タロー、部分水素添加タロー、ラード、
部分水素添加ラード、植物油および/または部分水素添加植物油、例えば、カノ
ーラ油、サフラワー油、落花生油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、トー
ル油、米糠油など、およびこれらの油の混合物に由来する。
【0041】 本発明の好ましい布帛柔軟化活性成分は、ジエステルおよび/またはジアミド
第四級アンモニウム(DEQA)化合物、式
【化5】 〔式中、R、R1 、Xおよびnは式(1)および(2)の場合に定義したのと同
じであり;Qは式
【化6】 を有する〕 を有するジエステルおよびジアミドである。
【0042】 これらの好ましい布帛柔軟化活性成分は、アミンを脂肪アシル単位と反応させ
て式
【化7】 (式中、Rは、好ましくは、メチルであり、QおよびR1 は上に定義の通りであ
る) を有するアミン中間体を生成した後、最終柔軟剤活性成分に第四級化することに
よって生成する。
【0043】 本発明に係るDEQA布帛柔軟化活性成分を生成するために使用する好ましい
アミンの非限定例としては、式
【化8】 を有するメチルビス(2−ヒドロキシエチル)アミン、 式
【化9】 を有するメチルビス(2−ヒドロキシプロピル)アミン、 式
【化10】 を有するメチル(3−アミノプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミン、 式
【化11】 を有するメチルビス(2−アミノエチル)アミン、 式
【化12】 を有するトリエタノールアミン、 式
【化13】 を有するジ(2−アミノエチル)エタノールアミンが挙げられる。
【0044】 前記対イオンX(-) は、柔軟剤相容性陰イオン、好ましくは強酸の陰イオン、
例えば、クロリド、ブロミド、メチルサルフェート、エチルサルフェート、サル
フェート、ニトレートなど、より好ましくはクロリドまたはメチルサルフェート
であることができる。陰イオンは、それ程好ましくないが、二重電荷も担持でき
る(この場合には、X(-) は基の半分を表わす)。
【0045】 タローおよびカノーラ油は、R1 単位として本発明で使用するのに好適である
好都合な安価な脂肪アシル単位源である。下記のものは、本発明の組成物で使用
するのに好適な第四級アンモニウム化合物の非限定例である。以下で使用する
「タローイル」なる用語は、R1 単位がタローグリセリド源に由来し且つ脂肪ア
シル単位の混合物であることを指摘する。同様に、カノーリルなる用語の使用は
、カノーラ油に由来する脂肪アシル単位の混合物を意味する。
【0046】 表II布帛柔軟剤活性成分 N,N−ジ(タローイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウム
クロリド; N,N−ジ(カノーリル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウム
クロリド; N,N−ジ(タローイル−オキシ−エチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)アンモニウムクロリド; N,N−ジ(カノーリル−オキシ−エチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)アンモニウムクロリド; N,N−ジ(2−タローイルオキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウムクロリド; N,N−ジ(2−カノーリルオキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウムクロリド; N,N−ジ(2−タローイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)−N,N
−ジメチルアンモニウムクロリド; N,N−ジ(2−カノーリルオキシエチルカルボニルオキシエチル)−N,N
−ジメチルアンモニウムクロリド; N−(2−タローオイルオキシ−2−エチル)−N−(2−タローイルオキシ
−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド; N−(2−カノーリルオキシ−2−エチル)−N−(2−カノーリルオキシ−
2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド; N,N,N−トリ(タローイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウム
クロリド; N,N,N−トリ(カノーリル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウム
クロリド; N−(2−タローイルオキシ−2−オキソエチル)−N−(タローイル)−N
,N−ジメチルアンモニウムクロリド; N−(2−カノーリルオキシ−2−オキソエチル)−N−(カノーリル)−N
,N−ジメチルアンモニウムクロリド; 1,2−ジタローイルオキシ−3−N,N,N−トリメチルアンモニオプロパ
ンクロリド;および 1,2−ジカノーリルオキシ−3−N,N,N−トリメチルアンモニオプロパ
ンクロリド; および前記活性成分の混合物。
【0047】 第四級アンモニウム柔軟化化合物の他の例は、メチルビス(タローアミドエチ
ル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェートおよびメチルビ
ス(水素添加タローアミドエチル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチ
ルサルフェートである。これらの物質は、ウィトコ・ケミカル・カンパニーから
それぞれ商品名バリソフト(VarisoftR )222およびバリソフトR 110で入
手できる。
【0048】 タロー鎖が少なくとも部分的に不飽和であるN,N−ジ(タローオイル−オキ
シ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドが、特に好ましい。
【0049】 タロー、カノーラ、または他の脂肪アシル単位鎖内に含有される不飽和の量は
、対応脂肪酸のヨウ素価(IV)によって測定でき、本件の場合には好ましくは
5〜100の範囲内であるべきであり、IV 25以下または25より大きいI
Vを有する2カテゴリーの化合物が区別される。
【0050】 事実、ヨウ素価が5〜25、好ましくは15〜20である時に、タロー脂肪酸
から誘導される式
【化14】 を有する化合物の場合には、シス/トランス異性体重量比約30/70以上、好
ましくは約50/50以上、より好ましくは約70/30以上は、最適の濃縮性
を与えることが見出された。
【0051】 非常に高い濃度が必要とされない限り、25より大きいヨウ素価を有するタロ
ー脂肪酸から生成されるこの種の化合物の場合には、シス異性体対トランス異性
体の比率は、それ程臨界的ではないことが見出された。
【0052】 布帛柔軟剤活性成分の他の好適な例は、前記例における「タローイル」および
「カノーリル」なる用語を脂肪アシル単位の原料であるトリグリセリド源に対応
する「ココイル、パルミル、ラウリル、オレイル、リシノレイル、ステアリル、
パルミチル」なる用語に取り替える脂肪アシル基に由来する。これらの別の脂肪
アシル源は、完全に飽和または好ましくは少なくとも部分的に不飽和鎖のいずれ
かからなることができる。
【0053】 前記のように、R単位は、好ましくはメチルである。しかしながら、好適な布
帛柔軟剤活性成分は、表II中の前記例における「メチル」なる用語を「エチル、
エトキシ、プロピル、プロポキシ、イソプロピル、ブチル、イソブチルおよびt
−ブチル」なる単位に取り替えることによって記載される。
【0054】 表IIの例における対イオンXは、ブロミド、メチルサルフェート、ホルメート
、サルフェート、ニトレート、およびそれらの混合物に適宜取り替えることがで
きる。事実、陰イオンXは、正荷電第四級アンモニウム化合物の対イオンとして
単に存在する。本発明の範囲は、特定の陰イオンに限定されるとはみなされない
【0055】 前のエステル布帛柔軟剤の場合には、本組成物のpHは、本発明の重要なパラメ
ーターである。事実、それは、第四級アンモニウムまたはアミン前駆物質化合物
の安定性(特に長期貯蔵条件下で)に影響を及ぼす。
【0056】 本文脈で定義するようなpHは、20℃でニート(neat)組成物中で測定する。
これらの組成物は、pH約6.0以下で操作できるが、これらの組成物の最適の加
水分解安定性の場合には、前記条件下で測定するニートpHは、好ましくは、約
2.0〜約5の範囲内、好ましくは2.5〜4.5の範囲内、好ましくは約
2.5〜約3.5の範囲内でなければならない。本発明のこれらの組成物のpHは
、ブレンステッド酸の添加によって調整できる。
【0057】 好適な酸の例としては、無機鉱酸、カルボン酸、特に低分子量(C1 〜C5
カルボン酸、およびアルキルスルホン酸が挙げられる。好適な無機酸としては、
HCl、H2 SO4 、HNO3 およびH3 PO4 が挙げられる。好適な有機酸と
しては、ギ酸、酢酸、クエン酸、メチルスルホン酸およびエチルスルホン酸が挙
げられる。好ましい酸は、クエン酸、塩酸、リン酸、ギ酸、メチルスルホン酸、
および安息香酸である。
【0058】 ここで使用する時に、ジエステルを明記する時に、それは、製造中に通常存在
するモノエステルを包含するであろう。柔軟化のためには、洗剤キャリーオーバ
ー洗濯条件なし/低い洗剤キャリーオーバー洗濯条件下で、モノエステルの%は
、できるだけ低くあるべきであり、好ましくは約2.5%以下であるべきである
。しかしながら、高い洗剤キャリーオーバー条件下では、若干のモノエステルが
好ましい。ジエステル対モノエステルの全比率は、約100:1から約2:1、
好ましくは約50:1から約5:1、より好ましくは約13:1から約8:1で
ある。高い洗剤キャリーオーバー条件下では、ジ/モノエステル比は、好ましく
は約11:1である。存在するモノエステルの量は、柔軟剤化合物の製造におい
て制御できる。
【0059】 式(1)の活性成分と式(2)の活性成分との混合物も、調製してもよい。
【0060】 2)ここで使用するのに好適ななお他の第四級アンモニウム布帛柔軟化化合物
は、単独または混合物の一部分として使用できる2個以上の長鎖非環式脂肪族
8 〜C22炭化水素基を有するか1個の前記基および1個のアリールアルキル基
を有する陽イオン窒素含有塩であり、下記のものからなる群から選ばれる: (i )式
【化15】 (式中、R4 は非環式脂肪族C8 〜C22炭化水素基であり、R5 はC1 〜C4
和アルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、R8 はR4 およびR5 基から選
ばれ、A- は上に定義の陰イオンである) を有する非環式第四級アンモニウム塩; (ii)式
【化16】 (式中、nは1〜約5に等しく、R1 、R2 、R5 およびA- は上に定義の通り
である) を有するジアミノアルコキシ化第四級アンモニウム塩; (iii)それらの混合物。
【0061】 前記種類の陽イオン窒素含有塩の例は、周知のジアルキルジメチルアンモニウ
ム塩、例えば、ジタロージメチルアンモニウムクロリド、ジタロージメチルアン
モニウムメチルサルフェート、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロ
リド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジメチルアンモ
ニウムクロリドである。ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリドお
よびジタロージメチルアンモニウムクロリドが、好ましい。本発明で使用できる
市販のジアルキルジメチルアンモニウム塩の例は、ジ(水素添加タロー)ジメチ
ルアンモニウムクロリド〔商品名アドゲン(AdogenR )442〕、ジタロージメ
チルアンモニウムクロリド〔商品名アドゲンR 470、プラエパゲン(Praepagen R )3445〕、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド〔商品名アロサー
フ(ArosurfR )TA−100〕(すべてウィトコ・ケミカル・カンパニーから入
手できる)である。ジベヘニルジメチルアンモニウムクロリドは、ウィトコ・ケ
ミカル・コーポレーションのハムコ・ケミカル・ディビジョンによって商品名ケ
マミン(Kemamine)Q−2802Cで販売されている。ジメチルステアリルベン
ジルアンモニウムクロリドは、ウィトコ・ケミカル・カンパニーによって商品名
バリソフトR SDCでおよびオニックス・ケミカル・カンパニーによって商品名
アンモニックス(AmmonyxR )490で販売されている。
【0062】B)アミン布帛柔軟化活性化合物 アミン形または陽イオン形であってもよいここで使用するのに好適なアミン布
帛柔軟化化合物は、下記のものから選ばれる。
【0063】 (i )ヒドロキシアルキルアルキレンジアミンおよびジアルキレントリアミン
およびそれらの混合物から選ばれるポリアミンと高級脂肪酸との反応生成物。こ
れらの反応生成物は、ポリアミンの多官能構造に鑑みて数種の化合物の混合物で
ある。好ましい成分(i )は、反応生成物混合物または混合物の若干の所定の成
分からなる群から選ばれる窒素含有化合物である。
【0064】 1つの好ましい成分(i )は、式
【化17】 (式中、各R7 は非環式脂肪族C15〜C21炭化水素基であり、R8 は二価C1
3 アルキレン基である) を有する置換イミダゾリン化合物からなる群から選ばれる化合物である。
【0065】 成分(i )物質は、マゼール・ケミカルズによって販売されているマズアミド
(MazamideR )6またはサンドズ・カラーズ・エンド・ケミカルズによって販売
されているセラニン(CeranineR )HCとして市販されているもの、アルカリル
・ケミカルズ・インコーポレーテッドにより商品名アルカジン(AlkazineR
ST、またはシャー・ケミカルズ・インコーポレーテッドにより商品名シャーコ
ゾリン(SchercozolineR )Sで販売されているステアリン酸ヒドロキシエチルイ
ミダゾリン、N,N″−ジタローアルコイルジエチレントリアミン、1−タロー
アミドエチル−2−タローイミダゾリンである(前記構造で、R1 は脂肪族C15 〜C17炭化水素基であり、R8 は二価エチレン基である)。
【0066】 成分(i )の特定のものは、最終組成物のpHが約6以下であるならば、pKa 値
約4以下を有するブレンステッド酸分散助剤に先ず分散することもできる。若干
の好ましい分散助剤は、塩酸、リン酸、またはメチルスルホン酸である。
【0067】 N,N″−ジタローアルコイルジエチレントリアミンと1−タロー(アミドエ
チル)−2−タローイミダゾリンとの両方とも、タロー脂肪酸とジエチレントリ
アミンとの反応生成物であり、且つ陽イオン布帛柔軟剤メチル−1−タローアミ
ドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェートの前駆物質である
(「布帛柔軟剤としての陽イオン界面活性剤」R.R.エガン、ジャーナル・オ
ブ・ジ・アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサエティー、1978年1月、
第118頁〜第121頁参照)。N,N″−ジタローアルコイルジエチレントリ
アミンおよび1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリンは、ウィトコ・
ケミカル・カンパニーから実験化学薬品として得ることができる。メチル−1−
タローアミドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェートは、ウィ
トコ・ケミカル・カンパニーによって商品名バリソフト(VarisoftR )475で
販売されている。
【0068】 (ii)式
【化18】 (式中、各R2 はC1 6 アルキレン基、好ましくはエチレン基であり;Gは酸
素原子または−NR−基であり;各R、R1 、R2 およびR5 は上で与えた定義
を有し、A- はX- の場合に上で与えた定義を有する) を有する柔軟剤。
【0069】 成分(ii)の一例は、R1 が非環式脂肪族C15〜C17炭化水素基、R2 がエチ
レン基、GがNH基、R5 がメチル基、A- がクロリド陰イオンである1−オレ
イルアミドエチル−2−オレイルイミダソリニウムクロリドである。
【0070】 (iii)式
【化19】 (式中、R、R1 、R2 、およびA- は上のように定義する) を有する柔軟剤。
【0071】 成分(iii)の一例は、式
【化20】 (式中、R1 はオレイン酸に由来する) を有する化合物である。
【0072】 ここで有用な追加の布帛柔軟剤は、トーン・トリン、エロール・エイッチ・ウ
ォール、ドナルド・エム・スワートリーおよびロナルド・エル・ヘミングウェー
の氏名で1987年4月28日発行の米国特許第4,661,269号明細書、
1984年3月27日発行のバーンズの米国特許第4,439,335号明細書
およびエドワーズおよびディールの米国特許第3,861,870号明細書、キ
ャンバーの米国特許第4,308,151号明細書、バーナーディノの米国特許
第3,886,075号明細書、デービスの米国特許第4,233,164号明
細書、バーブルゲンの米国特許第4,401,578号明細書、ビーセマおよび
リッケの米国特許第3,974,076号明細書およびルドキン、クリントおよ
びヤングの米国特許第4,237,016号明細書およびヤマムラ等による欧州
特許出願公開第472,178号明細書(前記文書のすべてをここに参考文献と
して編入)に記載されている。
【0073】 勿論、「柔軟化活性成分」なる用語は、混合柔軟化活性剤も包含できる。
【0074】 前記柔軟剤化合物の種類のうち、ジエステルまたはジアミド第四級アンモニウ
ム布帛柔軟化活性化合物(DEQA)が好ましい。
【0075】 前記液体布帛柔軟化組成物の別の通常の任意成分は、液体担体である。好適な
液体担体は、水、有機溶媒およびそれらの混合物から選ばれる。本組成物で使用
する液体担体は、好ましくは、低コスト、比較入手性、安全性、および環境適合
性のため、少なくとも主として水である。液体担体中の水の量は、好ましくは、
担体の少なくとも50重量%、最も好ましくは少なくとも60重量%である。水
と低分子量(例えば、<200)有機溶媒、例えば、エタノール、プロパノール
、イソプロパノール、ブタノールなどの低級アルコールとの混合物は、担体液体
として有用である。低分子量アルコールとしては、一価アルコール、二価アルコ
ール(グリコールなど)、三価アルコール(グリセロールなど)、および高級多
価アルコール(ポリオール)が挙げられる。
【0076】任意成分 組成物は、場合によって、pH調整剤、香料、キレート化剤、陽イオン界面活性
剤濃縮助剤、電解質濃縮助剤、増粘剤、安定剤、例えば、周知の酸化防止剤およ
び還元剤、防汚重合体、乳化剤、殺細菌剤、着色剤、防腐剤、光学増白剤、抗イ
オン化剤、消泡剤、酵素、染色固着剤、例えば、ポリ第四級アンモニウム化合物
〔例えば、ヘキストから市販されているサンドフィックス(Sandofix)WE56
、またはCHT R.ベイトリッチから市販されているレウィン(Rewin)SFR
〕、ポリアミノ官能重合体、例えば、同時係属出願EP第97201488.0
号明細書に開示のもの、分散性ポリオレフィン、例えば、同時係属出願PCT/
US97/01644号明細書に開示のようなベルストロール(VelustrolR )な
どの追加の成分を任意に含有してもよい。
【0077】 このような任意成分の典型量は、0〜15重量%であろう。
【0078】香料 香料なる語は、個々の香料成分および香料成分の組成物を包含する。香料の選
択は、単に美観上の考慮に基づく。
【0079】 香料は、香料成分および香料成分の組成物の意味で、芳香物質または悪臭相殺
剤として作用する物質であることができる。香料は、最もしばしば、室温で液体
であろうが、技術上既知の各種のショウノウ性香料などの液化固体であることも
できる。香料は、組成が比較的単純であり、または天然または合成化学成分の高
度に洗練されたコンパクト混合物(すべては所望のにおいを与えるように選ばれ
る)からなることができる。
【0080】 有用な香料は、洗濯プロセス時に布帛上に付着し且つ通常の嗅覚を有する人々
によって検出できる芳香物質である。におい補正剤と一緒に香料成分の多くおよ
びそれらの物理的性質および化学的性質は、「香料およびフレーバー化学薬品
(アロマ化学薬品)」ステフェン・アークテンダー、第I巻および第II巻、著者
H.J.モントクレアおよびメルクインデックス、第8版、メルク・エンド・カ
ンパニー・インコーポレーテッド、N.J.ラーウェイに与えられている。香料
成分および組成物は、技術上、例えば、米国特許第4,145,184号明細書
、第4,152,272号明細書、第4,209,417号明細書または第4,
515,705号明細書でも見出すことができる。
【0081】 アルデヒド、ケトン、エステルなどの物質を含めて各種の化学薬品は、香料用
途用に既知である。より一般的に、各種の化学成分の複雑な混合物からなる天然
産植物および動物油および滲出物は、香料として使用することが既知であり且つ
このような物質は、ここで使用できる。典型的な香料は、例えば、ビャクダン油
、シベット、パチュリ油などのエキゾチックな物質を含有するウッディ/アーシ
ーベースからなることができる。香料は、軽いフローラルフレグランスを有する
こともでき、例えば、バラまたはスミレ抽出物であることもできる。更に、香料
は、望ましい果物臭、例えば、ライム、レモンまたはオレンジ臭を与えるように
処方できる。
【0082】 有用な香料成分および組成物の特定の例は、アネトール、ベンズアルデヒド、
酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、ギ酸ベンジル、酢酸イソボルニル、カンフ
ェン、cis −シトラール(ネラール)、シトロネラール、シトロネロール、酢酸
シトロネリル、p−サイメン、デカナール、ジヒドロリナロール、ジヒドロミル
セノール、ジメチルフェニルカルビノール、オイカリプトール、ゲラニアール、
ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ゲラニルニトリル、酢酸cis −3−ヘキセニル、
ヒドロキシシトロネラール、d−リモネン、リナロール、リナロールオキサイド
、酢酸リナリル、プロピオン酸リナリル、アントラニル酸メチル、α−メチルヨ
ノン、メチルノニルアセトアルデヒド、酢酸メチルフェニルカルビニル、酢酸ラ
エボ−メンチル、メントン、イソメントン、ミルセン、酢酸ミルセニル、ミルセ
ノール、ネロール、酢酸ネリル、酢酸ノニル、フェニルエチルアルコール、α−
ピネン、β−ピネン、γ−テルピネン、α−テルピネオール、β−テルピネオー
ル、酢酸テルピニル、ベルテネックス(酢酸p−t−ブチルシクロヘキシル)、
アミルシンナミックアルデヒド、サリチル酸イソアミル、β−カリオフィレン、
セドレン、シンナミックアルコール、クマリン、酢酸ジメチルベンジルカルビニ
ル、エチルバニリン、オイゲノール、イソオイゲノール、酢酸フロル、ヘリオト
ロピン、サリチル酸3−cis −ヘキセニル、サリチル酸ヘキシル、リリアール(
p−t−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド)、γ−メチルヨノ
ン、ネロリドール、パチュリアルコール、フェニルヘキサノール、β−セリネン
、酢酸トリクロロメチルフェニルカルビニル、クエン酸トリエチル、バニリン、
ベラトルムアルデヒド、α−セドレン、β−セドレン、C15H24セスキテルペン
、ベンゾフェノン、サリチル酸ベンジル、エチレンブラシレート、ガラクソリド
(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメ
チルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン)、ヘキシルシンナミックアルデヒド
、リラール(4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセ
ン− 10−カルボキシアルデヒド)、メチルセドリロン、ジヒドロジャスモン
酸メチル、メチル−β−ナフチルケトン、ムスクアンブレット、ムスクイダノン
、ムスクケトン、ムスクチベチン、ムスクキシロール、オーランチオールおよび
フェニル酢酸フェニルエチルである。
【0083】 香料は、完成組成物の0〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%、より好
ましくは0.2〜3重量%の量で存在できる。本発明の布帛柔軟剤組成物は、改
善された布帛香料付着を与える。
【0084】追加成分 濃縮助剤 本発明の濃縮組成物は、他の成分によるが一層高い濃度になり且つ/またはよ
り高い安定性標準を満たすために有機濃縮助剤および/または無機濃縮助剤を必
要とすることがある。界面活性剤濃縮助剤は、典型的には、単一長鎖アルキル陽
イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アミンオキシド、脂肪酸、またはそれ
らの混合物からなる群から選ばれる(典型的には組成物の0〜15%の量で使用
)。界面活性剤濃縮助剤のように作用できるか界面活性剤濃縮助剤の効果を増大
できる無機粘度/分散性制御剤としては、本発明の組成物に場合によって配合す
ることもできる水溶性イオン性塩が挙げられる。各種のイオン性塩が、使用でき
る。好適な塩の例は、周期表の第IA族および第IIA族金属のハロゲン化物、例
えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、臭化カリウム、お
よび塩化リチウムである。イオン性塩は、本組成物を調製し且つ後に所望の粘度
を得るために成分の混合プロセス時に特に有用である。イオン性塩の使用量は、
組成物で使用する活性成分の量に依存し且つ処方業者の要望に応じて調節できる
。組成物の粘度を制御するために使用する塩の典型量は、組成物の重量で約20
〜約20,000部/百万(ppm )、好ましくは約20から約11,000ppm
である。
【0085】 アルキレンポリアンモニウム塩は、前記水溶性イオン性塩に加えてまたは前記
水溶性イオン性塩の代わりに、粘度制御を与えるために組成物に配合できる。加
えて、これらの薬剤は、捕捉剤としても作用して、主要洗浄液から、すすぎ液中
、布帛上にキャリーオーバーされる陰イオン洗剤とイオン対を生成し且つ柔軟性
性能を改善することがある。これらの薬剤は、無機電解質と比較して、広範囲の
温度にわたって、特に低温で粘度を安定化することがある。
【0086】 アルキレンポリアンモニウム塩の特定例としては、一塩酸1−リシンおよび二
塩酸1,5−ジアンモニウム2−メチルペンタンが挙げられる。
【0087】酵素 本組成物は、場合によって、1種以上の酵素、例えば、リパーゼ、プロテアー
ゼ、セルラーゼ、アミラーゼおよびペルオキシダーゼを使用できる。ここで使用
するのに好ましい酵素は、セルラーゼ酵素である。事実、この種の酵素は、色ケ
ア上の利益を処理された布帛に更に与えるであろう。ここで使用できるセルラー
ゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼとの両方が挙げられる(好ましく
は、5〜9.5のpH最適条件を有する)。米国特許第4,435,307号明細
書は、Humicola insolens またはHumicola菌株DSM1800またはアエロモナ
ス属に属するセルラーゼ212産生真菌からの好適な真菌セルラーゼ、およびマ
リン軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の肝膵臓から抽出されるセルラー
ゼを開示している。また、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028
号明細書、英国特許第2.095.275号明細書およびDE−OS第2.24
7.832号明細書に開示されている。ケアザイム(CAREZYMER )およびセルザ
イム(CELLUZYMER )(ノボ)が特に有用である。他の好適なセルラーゼは、ノボ
へのWO第91/17243号明細書、WO第96/34092号明細書、WO
第96/34945号明細書およびEP−A第0,739,982号明細書にも
開示されている。現在市販の製剤の実用に関しては、典型的な量は、洗剤組成物
1g当たり活性酵素5mgまで(重量)、より典型的には0.01mg〜3mgである
。換言すれば、本組成物は、典型的には、市販の酵素製剤0.001〜5重量%
、好ましくは0.01〜1重量%を含むであろう。酵素製剤の活性がセルラーゼ
の場合のように他の方法で定義できる特定の場合には、対応活性単位は、好まし
い(例えば、CEVUまたはセルラーゼ相当粘度単位)。例えば、本発明の組成
物は、約0.5〜1000CEVU/組成物gの活性に等しい量のセルラーゼ酵
素を含有できる。本発明の組成物を処方する目的で使用するセルラーゼ酵素製剤
は、典型的には、液体形の場合には1,000〜10,000CEVU/g、固
体形の場合には約1,000CEVU/gの活性を有する。
【0088】防汚剤 本発明においては、任意の防汚剤を添加できる。防汚剤の添加は、電解質添加
前または電解質添加後、または最終組成物を調製した後に、プレミックスとの組
み合わせ、酸/水シートとの組み合わせで行うことができる。本発明の方法によ
って調製される柔軟化組成物は、防汚剤0%〜10%、好ましくは0.2%〜5
%を含有できる。好ましくは、このような防汚剤は、重合体である。
【0089】 当業者に既知のいかなる高分子防汚剤も、場合によって、本発明の組成物で使
用できる。高分子防汚剤は、ポリエステル、ナイロンなどの疎水性繊維の表面を
親水化するための親水性セグメントと、疎水性繊維上に付着し且つ洗浄およびす
すぎサイクルの完了を通して接着したままであり、このように親水性セグメント
用錨として役立つための疎水性セグメントとの両方を有することによって特徴づ
けられる。このことは、防汚剤での処理後に生ずるしみを後の洗浄法でより容易
にクリーニングすることを可能にすることができる。
【0090】 利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の約0.01〜約
10.0重量%、典型的には約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約
3.0重量%を占めるであろう。
【0091】 下記のもの(すべてをここに参考文献として包含)は、本発明で使用するのに
好適な防汚重合体を記載している。1976年5月25日発行のヘイエスの米国
特許第3,959,230号明細書、1975年7月8日発行のバサダーの米国
特許第3,893,929号明細書、1976年12月28日発行のニコル等の
米国特許第4,000,093号明細書、1987年10月27日発行のゴッセ
リンクの米国特許第4,702,857号明細書、11月6日発行のシェイベル
等の米国特許第4,968,451号明細書、1987年10月27日発行のゴ
ッセリンクの米国特許第4,702,857号明細書、1987年12月8日発
行のゴッセリンク等の米国特許第4,711,730号明細書、1988年1月
26日発行のゴッセリンクの米国特許第4,721,580号明細書、1989
年10月31日発行のマルドナド等の米国特許第4,877,896号明細書、
1990年9月11日発行のゴッセリンク等の米国特許第4,956,447号
明細書、1995年5月16日発行のゴッセリンク等の米国特許第5,415,
807号明細書、クッドによる1987年4月22日公開の欧州特許出願第0
219 048号明細書等。
【0092】 更に他の好適な防汚剤は、ビオランド等の米国特許第4,201,824号明
細書、ラガッセ等の米国特許第4,240,918号明細書、タング等の米国特
許第4,525,524号明細書、ルパート等の米国特許第4,579,681
号明細書、米国特許第4,240,918号明細書、米国特許第4,787,9
89号明細書、米国特許第4,525,524号明細書、1988年のローン−
ポウレンク・ヘミーへのEP第279,134A号明細書、BASFへのEP第
457,205A号明細書(1991年)、および1974年のユニリーバNV
へのDE第2,335,044号明細書(すべてをここに参考文献として編入)
に記載されている。
【0093】 市販の防汚剤としては、信越化学工業株式会社製のメトロース(METOLOSE)
SM100、メトロースSM200、BASF(独国)から入手できるソカラン
(SOKALAN)型の物質、例えば、ソカランHP−22、ゼルコン(ZELCON)512
6(デュポン製)およびミリーズ(MILEASE)T(ICI製)が挙げられる。 こ
れらの防汚剤は、スカム分散剤としても作用できる。
【0094】安定剤 安定剤は、本発明の組成物で存在できる。ここで使用する「安定剤」なる用語
は、酸化防止剤および還元剤を包含する。これらの薬剤は、酸化防止剤の場合に
は0%〜約2%、好ましくは約0.01%〜約0.2%、より好ましくは約
0.035%〜約0.1%、還元剤の場合には、より好ましくは約0.01%〜
約0.2%の量で存在する。これらは、溶融形で貯蔵する組成物および化合物の
場合には、長期貯蔵条件下で良好なにおい安定性を保証する。酸化防止剤および
還元剤安定剤の使用は、微香製品(少ない香料)に特に重要である。
【0095】 本発明の組成物に添加できる酸化防止剤の例としては、イーストマン・ケミカ
ル・プロダクツ・インコーポレーテッドから商品名テノックス(TenoxR )PGお
よびテノックスS−1で入手できるアスコルビン酸とアスコルビン酸パルミテー
トと没食子酸プロピルとの混合物、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・イン
コーポレーテッドから商品名テノックス−6で入手できるBHT(ブチル化ヒド
ロキシトルエン)とBHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)と没食子酸プロピ
ルとクエン酸との混合物、UOPプロセス・ディビジョンから商品名サスタン
(SustaneR )BHTで入手できるブチル化ヒドロキシトルエン、イーストマン・
ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッドからテノックスTBHQとして入
手できるt−ブチルヒドロキノン、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・イン
コーポレーテッドからテノックスGT−1/GT−2で入手できる天然トコフェ
ロール、およびイーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッドか
らBHAとして入手できるブチル化ヒドロキシアニソール、没食子酸の長鎖エス
テル(C8 〜C22)、例えば、没食子酸ドデシル、イルガノックス(IrganoxR
1010、イルガノックスR 1035、イルガノックスR B1171、イルガノ
ックスR 1425、イルガノックスR 3114、イルガノックスR 3125、お
よびそれらの混合物、好ましくはイルガノックスR 3125、イルガノックスR 1425、イルガノックスR 3114、およびそれらの混合物、より好ましくは
イルガノックスR 3125単独またはクエン酸および/またはクエン酸イソプロ
ピルなどの他のキレート化剤との混合物、モンサントから1−ヒドロキシエチリ
デン−1,1−ジホスホン酸(エチドロン酸)の化学名で入手できるデクエスト
(DequestR )2010、およびコダックから4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼ
ンスルホン酸/ナトリウム塩の化学名で入手できるチロン(TironR )、およびア
ルドリッチからジエチレントリアミン五酢酸の化学名で入手できるDTPAR
挙げられる。前記安定剤の若干の化学名およびCASNo. は、以下の表IIに表示
する。
【0096】表II 酸化防止剤 CASNo. 連邦規定のコードで使用する化学名 イルガノックスR 1010 6683-19-8 テトラキス(メチレン(3,5−ジ−t −ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ メート))メタン イルガノックスR 1035 41484-35-9 チオジエチレンビス(3,5−ジ−t− ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメ ート イルガノックスR 1098 23128-74-7 N,N′−ヘキサメチレンビス(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒド ロシンナムアミド イルガノックスRB1171 31570-04-4 イルガノックスR 1098とイルガフォス 23128-74-7 (IrgafosR )168 との1:1ブレンド イルガノックスR 1425 65140-91-2 ビス(モノエチル(3,5−ジ−t−ブ チル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホ ン酸)カルシウム イルガノックスR 3114 65140-91-2 ビス(モノエチル(3,5−ジ−t−ブ チル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホ ン酸)カルシウム イルガノックスR 3125 34137-09-2 1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエ チル)−S−トリアジン−2,4,6− (1H,3H,5H)トリオンとの3, 5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒ ドロケイ皮酸トリエステル イルガフォスR 168 31570-04-4 トリス(2,4−ジ−t−ブチル−フェ ニル)ホスファイト 還元剤の例としては、水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸、イルガフォスR 168、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0097】方法 本発明に係る液体布帛柔軟化組成物の製法は、 (a)布帛柔軟剤活性成分および任意の添加剤を混合し加熱して溶融物を調製
し、 (b)溶融物を水に分散し、 (c)染料および非イオン安定剤を加える前に、得られた分散液を柔軟剤活性
成分のクラフト温度以下に冷却する ことからなる。
【0098】 クラフト温度とは、界面活性剤の溶解度が臨界ミセル濃度(CMC)に等しく
なる温度を意味する(CMCはM.J.ローゼンの界面活性剤および界面現象、
1988年、第215頁に定義されている)。
【0099】 典型的には、製品は、25℃未満に冷却する。
【0100】 好ましくは、発明プロセスの工程aの混合は、典型的には、マリン型混合イン
ペラーで2分間行う。
【0101】 プロセスの工程bの分散は、好都合には、平らなブレードタービンインペラー
を使用して100rpm で10分間行う(粘度はブルックフィールドLVT粘度計
を使用して測定する)。
【0102】 (c)に規定のような冷却工程は、好都合には、容積式ポンプを使用してプレ
ート熱交換器(αレベル)を使用して約30トン/時間で行う。
【0103】 染料および非イオン安定剤は、マリン型混合インペラーを使用して冷却製品に
入れる。
【0104】 本発明の別の態様においては、凍解回復剤としての液体布帛柔軟化組成物中で
の前記非イオンエトキシ化安定剤の用途が提供される。
【0105】 「凍解回復剤」とは、得られた製品が凍解温度への長期暴露後に依然として有
効な分散性を示すことを意味する。
【0106】 なお別の態様においては、本発明は、染料を液体布帛柔軟化組成物に均質化す
るための非イオンアルコキシ化安定剤の用途を包含する。
【0107】 本発明は、下記の非限定実施例で例示する。実施例においては、すべての%は
特に断らない限り、重量基準である。
【0108】 実施例においては、略称成分同定は下記の意味を有する。
【0109】 DEQA: ジ−(タローイル−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウムクロ
リド DTDMAC: ジタージメチルアンモニウムクロリド 脂肪酸: IV=18のタロー脂肪酸 電解質: 塩化カルシウム PEG: ポリエチレングリコール4000 IPA: イソプロピルアルコール 非イオン界面活性剤: ハルスから市販されているマルリパール24/100
【実施例】
プロセス発明によって得られる下記の組成物を、調製した。
【0110】 成分 A B C D E DTDMAC - - - - 4.5 DEQA(85%IPA) 2.6 5.1 6.35 4.12 - 脂肪酸 - - - 0.2 - 非イオン界面活性剤 0.1 0.25 0.3 0.35 0.25 塩酸 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 香料 0.10 0.15 0.21 0.28 0.25 シリコーン消泡剤 0.005 0.005 0.005 0.005 0.01 染料(ppm ) 10 10 5 5 10 水および微量成分 残部(100とする)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 13/463 D06M 13/463 // C11D 1/52 C11D 1/52 1/62 1/62 1/72 1/72 1/74 1/74 (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジョアン、デ、ポールターレ ベルギー国ベー‐9820、メレルビーク、カ ンパネストラート、14 Fターム(参考) 4H003 AC08 AC11 AC13 AE04 BA12 CA14 DA01 EB07 EB37 ED02 ED28 FA12 FA22 4L033 AB04 AC02 BA14 BA45 BA53 CA48

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)布帛柔軟剤活性成分および任意の添加剤を混合し加熱して溶融物を調製
    し、 (b)溶融物を水に分散し、 (c)染料および非イオン安定剤を加える前に、得られた分散液を柔軟剤活性
    成分のクラフト温度以下に冷却する ことを特徴とする、液体布帛柔軟化組成物の製法。
  2. 【請求項2】 前記非イオン安定剤が R2 −Y−(C2 4 O)z −C2 4 OH (式中、R2 は第一級、第二級および分枝鎖アルキルおよび/またはアシルヒド
    ロカルビル基;第一級、第二級および分枝鎖アルケニルヒドロカルビル基;およ
    び第一級、第二級および分枝鎖アルキル置換フェノールヒドロカルビルおよびア
    ルケニル置換フェノールヒドロカルビル基からなる群から選ばれ;Yは、−O−
    、−C(O)O−、−C(O)N(R)−、または−C(O)N(R)R−であ
    り、zは少なくとも5である) から選ばれる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記非イオン安定剤の前記ヒドロカルビル基が、炭素数8〜20、好ましくは
    10〜18の鎖長を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記非イオン安定剤が、直鎖第一級アルコールアルコキシレート、直鎖第二級
    アルコールアルコキシレート、アルキルフェノールアルコキシレート、オレフィ
    ンアルコキシレート、分枝鎖アルコキシレートおよびそれらの混合物からなる群
    から選ばれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記非イオンアルコキシ化安定剤を冷完成布帛柔軟化組成物に液体柔軟化組成
    物の0.05〜5重量%の量で配合する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 香料を冷完成製品に加える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 凍解回復剤としての液体布帛柔軟化組成物中での請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の非イオンアルコキシ化安定剤の使用。
  8. 【請求項8】 前記染料を液体布帛柔軟化組成物に均質化するための請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の非イオンアルコキシ化安定剤の使用。
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