JP2001525631A - ページャにおける電力を節約する方法および装置 - Google Patents

ページャにおける電力を節約する方法および装置

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JP2001525631A JP2000523771A JP2000523771A JP2001525631A JP 2001525631 A JP2001525631 A JP 2001525631A JP 2000523771 A JP2000523771 A JP 2000523771A JP 2000523771 A JP2000523771 A JP 2000523771A JP 2001525631 A JP2001525631 A JP 2001525631A
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ベネット、スティーブン・ジェイ
ゴーテ、マーロ・アール
リー、ケネス
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グレナイア・エレクトロニクス・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページングプロトコルはヘッダ同期と、ページャがパワーを節約することを可能にする情報を含んだシステム情報セグメントとを含んでいる。これらのセグメントは送信のスケジュールとその他の送信のチャンネルを示すことができる。ページャはページャが高パワーモードにある時間を減少するためこの情報を使用できる(81、83、85)。さらに、アドレスが順序付けされ、それによってページがその特定のページャにアドレスされるか否かをページャはさらに迅速に決定できる(171 、157 、159 、155 )。さらに、ページャは順次方法で回路を付勢でき、ピークパワー使用を減少する(195 、197 、199 )。異なるチャンネル上の送信はオフセット方法で同期され、それによってページャは1つのチャンネルを走査し、次のチャンネルに切換え、直ちにフレームのスタートを受信する(221 、222 、223 )。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明はページングシステムに関し、とくにページングシステムにおいて使用
されるページャに関する。とくに、本発明はこのようなページャ中の電力を節約
するための方法および装置に関する。
【従来の技術】
ページングサービスプロバイダ(以降“プロバイダ”という)は、ページング
システムを構成し、簡単な短いメッセージをページングサービス加入者(以降、
加入者)に提供する。図1は、ページングシステム10の簡単化した概略図である
。一般に、加入者と交信することを望んでいるある人物(すなわち、発呼者)は
、電話機11を使用して加入者のページャ電話番号に電話し、加入者に放送される
簡単なメッセージを含むページを開始することができる。電話呼は、公衆交換回
線網(PSTN)12を通ってページング端末(PT)13に送られる。それによっ
て発呼者はページを開始することができ、PT13は、その後、ページを放送方式
で送信するために多数のページングステーション(PS)141 乃至14N に配信す
る。ペーシングシステムは、加入者がページを正確に受信することのできるサー
ビスエリアを物理的に有している。それによって加入者は、可搬性の遠隔受信装
置(ページャ)15によってページを受信でき、このページャ15はページを受信し
、ページの受信時に加入者に通知する。一般に、ページャは特有のアドレスを有
しており、加入者に向けられたページを見出すためにこの特有のアドレスを求め
て放送されたページの中をサーチする。加入者は一般にページの受信を所望する
期間中ページャを身近に置いておく。
【0003】 図2はページャ15のブロック図である。一般に、ページャ15は、その回路を 動作するための電力を供給する電池20または別のエネルギ蓄積装置を備えている
。ページャは一般に、ページャを動作する時にソフトウェアまたはファームウェ
アを実行する中央処理装置(CPU)21と、このCPU21および他の回路によっ
て使用される正確なクロック信号を発生するためのクロック発生器(CG)22と
、情報を記憶するためのメモリ23と、電話番号または簡単に書かれた短いメッセ
ージのような文字数字メッセージを表示するための表示装置24(たとえば、LC
D)と、ページングシステムによって放送されたページを受信するための受信機
25とを含んでいる。2方向ページャは、入出力(I/O)装置26(たとえば、文
字数字メッセージを入力するための英数字ボタン)と、メッセージをPT13に返
送する送信機27とを含んでいる。デジタル音声ページャは、加入者が聞くことの
できるアナログ音響信号に受信された音声ページを変換する時に使用される音声
シンセサイザ28または他の変換装置を含んでいる。2方向音声ページャは、PT
に返送されるべき音声メッセージを入力するためのマイクロホンを内蔵していて
もよい。電池20はページャ15によって使用される電力の全てを供給するため、節
電が重要な問題となる。
【0004】 図3は、例示的なページングプロトコルにおけるサイクル区分の概略図であ る。ページングプロトコルは、一般に多数のサイクルに分割される。図4に示さ
れているように、各サイクルは多数のフレームに分割される。一般に、フレーム
は多数のページャにアドレスされるページのバッチを含んでいる。フレームは、
図5に示されているように多数のセグメントに分割される。フレームはヘッダ同
期(HS)セグメントから始まり、その後にシステム情報(SI)セグメント、
アドレスおよびデータがこの順で続いている。とくに、第1のアドレス(A1 )
および第1のデータ(D1 )部分が最初のページを形成し、第2のアドレス(A
2 )および第2のデータ(D2 )部分が2ページ目を形成し、その他も同様に行
われる。このタイプの区分において、ページャは一般に、アドレスの任意のもの
がその特定のページャのアドレスと一致するかどうかを決定するためにフレーム
の大部分を受信する。ページャが受信されたアドレスのグループ中にそのアドレ
スを見出した場合、そのページャは対応したデータ部分を受信する。ページャは
これらのページを受信して処理する時に大量の電力を消費することが理解される
であろう。
【発明が解決しようとする課題】 上述のように、ページャは一般に電池で給電されるので、電力供給量が制限さ
れるため、ページャの電力消費量を減少させることが重要な問題である。ページ
の受信および処理に消費される電力に加えて、ページャ中で電力を消費する別の
大きな原因は、最初にチャンネルおよびチャンネル中の時間スロットを“捕捉”
することである。捕捉時、ページャは一般に、ページャが認識した後その特定の
ページャにアドレスされたページを検出することのできる送信のための1以上の
チャンネルを走査しなければならない。このプロセスのために、ページャは比較
的多量の電力を消費する。さらに、単一のチャンネルで多数のプロトコルを使用
し、および、または特定のプロトコルをサポートするいくつかのチャンネルを有
するページングシステムでは、このプロセスが劣化する可能性が高い。さらに、
加入者はサービスエリア外に移動する可能性があり、それによって、ページャが
認識されたチャンネルを検出することが妨げられる。したがって、ページ処理お
よびチャンネル捕捉時のページャの電力消費量を減少させるページングシステム
が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
本発明によると、ページャ中の電力を節約する方法および装置が提供される。
送信される信号はサイクル区分され、サイクルはフレームに区分され、フレーム
はセグメントに分けられる。さらに、セグメントのいくつかはアドレスブロック
およびデータブロックに区分されける。アドレスブロックは多数のアドレスを含
み、データブロックは多数のデータ部分を含んでいる。アドレスおよび対応した
データ部分がページを形成する。さらに、ページャは、いくつかのチャンネルに
よって送信信号を受信するように構成されてもよい。
【0005】 本発明の1つの特徴において、ページャは、送信するものの残りのもののプ ロトコルを示すヘッダ同期(HS)セグメントを検出するための回路を含んでい
る。別の改善点において、HSセグメントは周波数不変信号を含んで生成される
ため、ページャは周波数同期プロセスを行う必要がなく、それによって電力が節
約される。周波数不変信号は、全ての予測周波数オフセット状態(たとえば、チ
ャンネルにおけるドップラーシフトおよびページャ受信機における局部発振器フ
リーランニングの不正確さ等)の下で、対象となる範囲内において本質的に周波
数不変性であるチャープ信号であってもよい。その結果、HSセグメントがペー
ジャのプロトコルと整合しない場合は、ページャがこの状態を迅速に判断して決
定し、送信される中の残りを受信しないことが可能であり、このこともまた電力
を節約する。
【0006】 本発明の別の特徴において、ページャは、システム情報(SI)セグメント を受信し、SIセグメントはそのプロトコルと同じプロトコルを有する送信信号
のスケジュールまたは時間スロットを示す情報を含んでいる。その後、ページャ
は、予測送信時間スロットの間で低電力モードに入り、電力を節約することがで
きる。
【0007】 本発明のさらに別の特徴において、ページャは、オンに切替えられた時、ペ ージャがオフに切替えられる前に使用した最後のチャンネルおよび時間スロット
をサーチするように構成されている。ページングシステムは特定のページャにペ
ージを送信するために同じチャンネルを使用する傾向があるので、この方式によ
って電力が節約される。一致する送信対象が検出されない場合、ページャは通常
のチャンネル捕捉プロセスを行う。
【0008】 本発明のさらに別の特徴において、ページャは、アクティブなチャンネル( すなわち、ページャのプロトコルにしたがった送信信号を有するチャンネル)を
検出し、メモリに記憶するように構成されている。後続する再捕捉プロセス中、
ページャは記憶されたチャンネルだけをサーチする。記憶されたチャンネルがも
はやアクティブでなかった場合、ページャは通常の最初の捕捉プロセスを開始す
る。
【0009】 本発明のさらに別の特徴において、ページングシステムは、減少する番号順 にページアドレスを送信するように構成されており、このアドレスが送信された
セグメント番号がそのアドレスの下位のビットを表す。したがって、アドレスは
より小さい数のビットを使用して送信され、ページャの一部分で要求される処理
が少なくなる。さらに、アドレスの順序が分かっているため、ページャのアドレ
スより下位のアドレスが受信されてしまうと、ページャはアドレスの受信を停止
することができる。さらに改善された構成において、各セグメントは、セグメン
トで送信されているアドレスの範囲を含むことができる。ページャのアドレスが
範囲内にない場合、ページャはそれ以上アドレスをそのセグメントから受信せず
に、すぐに低電力モードに入ることができる。さらに別の改良技術において、各
セグメントは、セグメントで送信されているアドレスの番号を含むことができる
。番号がゼロならば、ページャはすぐに低電力モードに入ることができる。番号
が1または2ならば、ページャはアドレスの範囲の受信を飛び越して、実際のア
ドレスだけを受信する。
【0010】 本発明のさらに別の特徴において、ページャはアドレスのブロック全体を受 信および記憶するように構成されており、これは、それらが受信されたときにア
ドレスを受信および処理するのとは対照的である。その後、ページャは、記憶さ
れたアドレスに関して2進サーチを行って、ページャのアドレスがそのブロック
中にあるかどうかを検出する。2進サーチは各アドレスをサーチするよりも平均
してはるかに効率的なので、ページャの電力が節約される。別の改善点において
、ページャの回路は、ピーク電力使用量を減少させるために順次給電されること
ができる。したがって、アドレスおよび、またはデータが受信されて記憶された
後で、受信機回路の電源が遮断される。その後、記憶されたアドレスおよび、ま
たはデータを処理するために処理回路の電源が入れられる。その後、次のサブシ
ステムの電源が入れられる前に、処理回路の電源が遮断され、以下同様に行われ
る。ピーク電力使用量の減少は、電池を長持ちさせるのに役立つ。さらに別の改
善技術において、ページングシステムは、連続的な送信を行うためにランダムデ
ータを供給する。この方式において、ページャは、再捕捉プロセス中にアクティ
ブなチャンネルを常に検出し(サービスエリア内である場合)、それによって消
費電力量が多い最初の捕捉プロセスを行う必要性を回避する。
【0011】 本発明のさらに別の特徴において、ページャは、サーチの結果アクティブチ ャンネルが検出されなかった後の低電力モードの持続期間を増加するように構成
されている。この場合、ページャは、サービスエリア外にあると考えられ、した
がってページャがそのサービスエリアに戻るまで、アクティブチャンネルを検出
することはできない。したがって、サーチの間の低電力モードの持続期間を増加
することによって、ページャが所定の期間に行うサーチが少なくなり、一方パワ
ーアップ前にサービスエリアに戻るための時間をユーザに与え、それによって電
力を節約する。
【0012】 本発明のさらに別の特徴において、ページングシステムは、オフセット方式 でチャンネル間の特定のプロトコルの送信信号を同期するように構成されている
。とくに、送信信号は、ページャが1つのチャンネルを走査した(たとえば、H
Sセグメントを受信した)後でページャが次のチャンネルにスイッチし、待機せ
ずにフレームのHSセグメントをすぐに受信するにように時間設定されている。
この方式により、ページャがチャンネルの間で特定の情報セットを受信するため
の通常の受信モードに入っている時間が減少し、それによって電力が節約される
【0013】 さらに本発明の別の特徴において、ページャは、最初に最小のサーチ速度お よびサーチ持続期間でアクティブなチャンネルだけを検出して監視するように制
限するサーチプロセスを行う。アクティブなチャンネルが検出されなかった場合
、ページャは、別のチャンネルを含むようにサーチの段階的な拡大し、サーチ持
続期間を延長し、および、またはサーチ頻度を増加し始める。その後、アクティ
ブチャンネルが検出されなかった場合、ページャはサービスエリア外であると仮
定して、サーチプロセスが減速される。
【0014】 本発明の別の特徴は、トラフィックの軽いページャに関する。ページャは、 アクティブチャンネルを監視し、その特定のページャに対してアドレスされたペ
ージのそれぞれが受信された時間を記録する。予め定められた期間後にページャ
がページを受信しなかった場合、ページャは予め定められた時間量だけ低電力モ
ードの持続期間を増加する。この方式によって、多数のページを受信しないペー
ジャの電力が節約される。ページングシステムはまた各ページャに対する最後の
ページを追跡して、各ページャがアクティビティの期間の間にどれだけ低電力モ
ードに入っているかを追跡する。それによって、ページングシステムは、各ペー
ジャに対するページを適切にスケジュールすることができる。
【発明の実施の形態】
前述の特徴と多数の本発明の付随する利点は、添付図面を伴った以下の詳細な
説明を参照することによりさらに容易に理解されよう。 図6は本発明の1実施形態にしたがったフレームのセグメント順序付けの説明
図である。この実施形態では、フレームはヘッダ同期(HS)セグメントと、シ
ステム情報(SI)セグメントと、セグメントS1 −SY とに分割されている。
セグメントS1 −SY の各セグメントSi はアドレスブロックAi とデータブロ
ックDi を有し、ここでYは1以上の整数を表し、iは1とYの間の整数を表す
。さらにブロックAi とDi の各対はN個までのページ(即ちN個のアドレスと
N個の対応するデータ部分またはサブセグメント)を有し、ここでNは1以上の
整数を表す。セグメントS1 −SY はここでは時には、ページセグメントS1
Y と呼ばれる。
【0015】 1実施形態では、セグメントSi は、それぞれ32ビットのアドレスAi1− AiNを有するアドレスブロックAi と、それに後続するそれぞれ217ビットま
でのデータ部分Di1−DiNを有するデータブロックDi により形成されてもよい
。さらにこの実施形態では、フレームは16個のセグメントSi を有し、各セグ
メント中に16のページを有する(即ち1≦Si 、N≦16)。したがって、こ
の実施形態の1つのフレームは256ページを含んでもよい。セグメントSi
開始時のアドレスのグループ化は、ページャが対応するデータブロックDi の対
応するデータ部分を受信する必要なくセグメントのアドレスブロックの全てのア
ドレスをチェックできるので、ページャがパワーを節約することを可能にする。
ページャがそのアドレスを検出しないならば、ページャはデータ部分を受信する
必要なく、パワーを節約するために低電力モードに入ることができる。その他の
実施形態ではアドレスおよびデータセグメントがこの実施形態についての前述の
説明とは異なる数のページを有することができることが認識されるであろう。同
様に、その他の実施形態で異なる数のビットがアドレスおよびデータ部分に使用
されてもよい。
【0016】 図7は、本発明の1実施形態にしたがったHSセグメントで使用される信号 のグラフである。理想的には、HSセグメントで使用される信号は典型的なペー
ジングアプリケーションで予測される前述の周波数オフセット状況下において、
問題となる周波数範囲で周波数が不変である。この実施形態ではHS信号は時間
の関数として掃引される周波数を有する信号のパターン(時にはチャープと呼ば
れる)として発生される。図7の曲線71はHSセグメントの開始時(即ちths
に開始され、周波数fc-Δからfc+Δまでの周波数でほぼ線形に増加しているチ
ャープを示しており、fc はチャンネルの中心周波数である。1実施形態では、
Δは約8900Hzに等しく、それによってチャープは政府の規制により設定さ
れるチャンネル外雑音限定内である。次のチャープ72は実質上同一方法でチャー
プ71の後に開始する。1実施形態では、HSセグメントは50個のチャープを含
んでいる。他の実施形態では、異なる数のチャープがHSセグメントを発生する
ために使用されてもよく、または異なるチャープフォーマット(例えば非線形周
波数掃引または減少する周波数掃引)またはチャープフォーマットの組み合わせ
がHSセグメントを発生するために使用されてもよい。このタイプのヘッダ同期
は通常の変調シンボルコンステレーション(例えば16QAM等)の一部でなく
てもよく、チャンネルのドップラシフトと局部発振器のフリーランニングにより
生じる周波数オフセットに関して不変であり、ページャ受信機で不正確であるよ
うに見える。
【0017】 別の実施形態では、その他のシンボルパターンが選択され、これはチャープ パターンと同一の周波数不変特性を実現するために複雑なドメインのコンステレ
ーション点を使用する(変調方式のコンステレーション点であるが、これは必要
とされるわけではない)。即ち、チャープ以外のパターンがチャンネルまたは受
信機の局部発振器の周波数オフセットに関して実質上周波数が不変であるならば
、これらが使用されてもよい。結果的に、ページャはPS(図1参照)の搬送波
周波数と同期される必要はない。周波数同期プロセスが時間および処理を必要と
するので、このチャープHS技術はページャがパワーを節約することを可能にす
る。このHS検出方式の1実施形態が発明の名称“Header Synchronization Det
ector ”の米国特許第09/086,794号明細書にさらに詳細に記載されている。
【0018】 図8は、本発明の1実施形態にしたがって、チャンネルを捕捉するために受 信されたHSセグメントを使用しているページャ(図示せず)を示したフローチ
ャートである。この説明を考慮して、ページャの当業者は余分な実験をせずに、
図8で示されているプロセスを行うためにページャが実行するコンピュータプロ
グラムを実行できる。この実施形態では、ページャはページャがHSチップを受
信し処理するように構成されている点を除いてページャ15(図2)に類似してい
る。
【0019】 ステップ81では、ページャはプロトコルのHS部分についてチャンネルを監 視する。チャープを含むHS部分が一度検出されると、ステップ83でページャは
受信されたHSがページャが受信するように構成されているページングプロトコ
ルに対応するか否かを決定する。受信されたHSがページャのプロトコルに整合
するならば、ページャはステップ85でフレームの残りの受信を実行する。しかし
ながらステップ83で、受信されたHSがページャのプロトコルに整合しないなら
ば、ページャはフレームを復調しない。フレームを復調しないことにより、ペー
ジャはその受信機の同期および復調回路を動作する必要性をなくすことによりパ
ワーを節約する。ページャは次のフレームを監視するためにステップ81に戻る。
【0020】 ステップ81に戻ると、ページャがページャのプロトコルに整合するHSを検 出しなかったならば、ステップ88で、ページャは整合するHSを検出せずにサイ
クル全体が監視されていたか否かをチェックする。通常の動作ではチャンネルが
ページャのプロトコルを含む多数のプロトコルを支持するように構成されたなら
ばページングシステムは単位サイクル当り、プロトコルの少なくとも1つのフレ
ームを送信するので、チャンネルのサイクル全体内に整合するHSが検出されな
かったならば、ページャは将来の再捕捉プロセスからそのチャンネルを除去する
ことができる。
【0021】 図9は本発明の1実施形態にしたがってシステム情報(SI)区分を示した 図である。この実施形態では、SIセグメントは特定のチャンネルにより支持さ
れる1つのプロトコルまたは複数のプロトコルと、各プロトコルの送信がスケジ
ュールされる各サイクル内の1つの時間または複数の時間に関する情報を含んで
いる。送信の時間は所定のプロトコルにしたがって送信されるフレームまたはフ
レームの範囲をリストすることにより間接的に与えられることができる。
【0022】 別の実施形態では、SIセグメントは現在のサイクル、フレーム番号、日付 、時間に関する情報を含んでいる。例えば1実施形態では、SIセグメントの第
1の4ビットは現在のサイクル番号を示し、次の7ビットはフレーム番号を示し
、次の4ビットは月を表し、次の6ビットは日を表し、次の6ビットは時間を表
す。分と秒の値はサイクルとフレーム値から決定されることができる。SIセグ
メントに含まれる情報は図10を伴って以下説明するようにページャにより使用
されることができる。SIセグメントは前述の情報に加えて他の情報を含んでい
るが、この他の情報は本発明には関連がないので明瞭にするために省略する。勿
論、その他の実施形態では、異なる数のビットがサイクル、フレーム、日付け、
または時間情報を与えるために使用されてもよい。
【0023】 図10は本発明の1実施形態にしたがった、チャンネル捕捉において受信さ れたSIセグメントを使用しているページャを示したフローチャートである。ス
テップ101 で、ページャは特定の送信チャンネルの監視を開始する。チャンネル
が(例えばHSセグメントを使用して)ページャのプロトコルの送信を支持しな
いことを決定した後、ページャは周波数同期処理を実行する。その後ステップ10
3 においてページャはシステム情報を抽出するためにSIセグメントを受信し処
理する。次のステップ105 で、ページャはメモリ23(図2)に対応するメモリ中
に整合したプロトコル送信用にスケジュールされた時間を記憶する。ページャは
ページャのプロトコルの送信を予測する時を“知っている”ので、ページャはス
テップ107 で実行し、スケジュールされた時間でのみ送信を受信するようにパワ
ーアップする。この方式はページャが実際にその受信機回路を付勢する時間を最
小にし、それによってパワーを節約する。
【0024】 さらに、この実施形態の改良では、送信時間のスケジュールは時間全体の送 信スケジュールを含んでもよい。この改良では、ページャは各時間の開始時にS
Iセグメントを受信して送信時間の記憶されたスケジュールを更新する。2方向
ページャは、それが最新システムタイミングを有することを確実にするために送
信の直前にSIセグメントをチェックすることを必要とされ、最新の更新された
システムタイミングはページャがその他の2方向ページャからの送信と干渉する
ことを防止する。
【0025】 さらに別の改良では、SIセグメントは、ページングシステムが現在受信し たSIセグメントと同一のプロトコルでページを送信するために使用されてもよ
い付加的なチャンネルを示す情報を含むこともできる。ページャはチャンネルを
記憶し、将来のチャンネル捕捉および、これらの記憶されたチャンネルに対する
再捕捉を限定し、これはページングシステムがページャのプロトコルでページを
送信するために使用されないチャンネルをサーチするときページャのパワー消費
を避けることを可能にする。
【0026】 図11は、本発明の別の実施形態にしたがったチャンネル捕捉プロセスを実 行するページャを示したフローチャートである。この別の実施形態では、スイッ
チをオンにしたとき、ページャは予め定められた時間間隔で低電力モードから“
目覚めて”チャンネルの捕捉を試みるように構成されている。さらに説明すると
、ページャは少なくとも通常のパワーモードと低電力モードとを有する。通常の
パワーモードでは、ページャは(2方向ページャの)ページング信号の受信、処
理、送信のような動作に必要とされるとき、全ての動作回路へパワーを提供する
。それと対照的に、低電力モードでページャはページャ回路の大部分をパワーダ
ウンする。典型的に、ページャのタイミングおよび制御回路(例えばクロック発
生器)は、受信機、揮発性メモリ、送信機等のその他の回路がパワーダウンされ
ている間も付勢された状態である。この実施形態では、CPUは日立から入手可
能なモデルH8プロセッサを含んでおり、これも低電力モードを有する。勿論、
任意の適切なマイクロプロセッサまたはマイクロ制御装置もその他の実施形態で
使用されることができる。
【0027】 図11を参照すると、ページャがステップ110 で低電力モードに入った後、 ページャはステップ113 で予め定められた時間に目覚ましタイマをリセットする
。ページャは連続的なクロック発生器を含んでおり、それによって目覚ましタイ
マはページャが低電力モードである間は動作する。好ましくは、クロック発生器
は約3ppmの正確度を有する。その後、ステップ115 で、タイマの終了によっ
て、ページャのCPUは予め定められた時間に通常のパワーモードに入る。ステ
ップ117 で、ページャはユーザがページャをオフに切換えたか否かを決定する。
ページャがオフに切換えられたならば、ページャはステップ113 に戻り、ページ
ャの受信機回路をパワーアップせずに目覚ましタイマをリセットする。しかしな
がら、ページャがオフに切換えられていないならば、ページャはステップ119 の
期間中にチャンネル捕捉プロセスを実行する。代わりに、ページャは図12と図
13を伴って以下説明するようにチャンネル再捕捉プロセスを試みる。
【0028】 図12は本発明の1実施形態にしたがって、オフに切換えられた後の再捕捉 プロセスで動作するページャを示したフローチャートである。ページャは加入者
またはユーザによりオフに切換えられた後にオフ状態120 に入る。例えば加入者
がページャを動作しないかまたはページを分配することを望まないとき、加入者
がページャをオフに切換える。この実施形態ではページャは非揮発性メモリ(例
えばEEPROM)を含んでおり、ここではページャはそれが最後に受信したチ
ャンネルおよびタイムスロットを記憶する。
【0029】 加入者が再度ページを受信しようとするとき、次のステップ121 で加入者は ページャをオンに切換える。ステップ123 で、ページャは最後に送信の受信に使
用されたチャンネルおよびタイムスロットを使用して送信を受信しようとする。
ページャはこのチャンネルとタイムスロット情報を非揮発性メモリから検索する
。しかしながらページャが整合する送信(即ちページャのプロトコルを使用した
送信)を検出しないならば、ページャは図8と関連して前述したような初期チャ
ンネル捕捉プロセスを実行する。代わりに、ページャはステップ125 を実行する
前に、予め定められた数だけ、整合する送信を検出しようとする。この別の実施
形態は、ページャが不適切な受信区域(例えば地理的、建物等による)に一時的
に位置される場合に便利である。その後、加入者が位置を変更したとき、ページ
ャは後に行ったうちの1つで送信を受信することができる。
【0030】 図13は、本発明の1つの実施形態にしたがった初期捕捉を実行するページ ャを示したフローチャートである。この実施形態は幾つかのチャンネルにわたっ
て1つのプロトコルのページを送信できるページングシステムで有効に使用され
ることができる。ステップ131 で、ページャは同調し、ページャのプロトコルに
よる送信が存在するか否かを検出するためチャンネルを走査する。1実施形態で
は、ページャはフレームの長さに対してチャンネルを監視する。この方式では、
図6に関連して前述したようにページャは少なくとも1つのHSとSIセグメン
トの受信を確実にする。したがってページャは使用されるプロトコルの情報を受
信する。HSとSIセグメントがこのような情報を与えない実施形態では、ペー
ジャはページャのプロトコルがそのチャンネルで使用されているか否かを検出す
るためにサイクル全体のチャンネルを監視してもよい。
【0031】 次のステップ132 では、プロトコルが送信中で検出されるならば、ページャ はチャンネルを識別する情報をメモリに記憶する。好ましくはページャはこの情
報を非揮発性メモリに記憶し、それによってページャが遮断されるかまたは低電
力モードに入ったときにそのチャンネル情報は維持される。しかしながら、プロ
トコルがチャンネルで検出されないならば、ページャはチャンネル情報を記憶し
ない。
【0032】 次のステップ135 では、ページャが受信できる全てのチャンネルが走査され たか否かを決定する。ノーであるならば、ページャは次の走査されていないチャ
ンネルに変更するためステップ137 を実行する。その後ページャはステップ131
へ戻る。この方法で、ページャが受信できる全てのチャンネルが走査され、ペー
ジャのプロトコルによるページの送信に使用される特定のチャンネルが記憶され
る。ステップ139 で示されているように、次の再捕捉プロセス中に、ページャは
記録されたチャンネルだけをサーチし、それによって“未使用”チャンネルをサ
ーチしないことによりパワーを節約する。
【0033】 図14は本発明の1実施形態にしたがったページャアドレスを示している。 この実施形態では、ページングシステムは各ページャの特有のzビットアドレス
を使用しており、zは4よりも大きい整数を表す。しかしながら、フレームのセ
グメント(即ち図6のS1乃至SY)はこれらの低次のビットを限定するので、
下位4ビットは送信アドレスに含まれない。即ちYが16であるとき、アドレス
が送信されるセグメントは各アドレスの下位4ビットを示す。したがってページ
ャはページャのアドレスの下位4ビットに対応するセグメント期間にのみ受信す
るように構成されることができる。したがってページャは対応しないセグメント
で送信されたアドレスを受信または処理しないことによってパワーを節約できる
【0034】 代わりに、セグメント番号(即ちアドレスが送信されたセグメント)はビッ トのグループを示すために使用されることができる。例えばセグメント番号はそ
の特定のセグメントのアドレスの上位桁Mビットを定めるために使用されること
ができ、ここでYは2M に等しい。さらに、YがMビットを有する2進形態で表
されるようにMが選択される限り、Yは2の累乗である必要はないことを当業者
は認識するであろう。
【0035】 図15は、本発明の1実施形態にしたがったセグメントのアドレスブロック の受信におけるページャを示したフローチャートである。この実施形態では、ペ
ージングシステムはセグメント内の減少する順序でアドレスを送信する。ステッ
プ151 で、ページャはアドレスを受信する。その後、次のステップ153 で、ペー
ジャは受信されたアドレスをページャのアドレスと比較する。ページングシステ
ムは減少する順序でアドレスを送信するので、受信されたアドレスがページャの
アドレスよりも少いならば、セグメントとフレーム中の次のアドレスのうちでこ
の特定のページャに対応するものはない。結果的に、受信されたアドレスがペー
ジャのアドレスよりも低いならば、ページャはステップ155 を実行し、その期間
にページャは低電力モードに入る。この実施形態では、ページャは次のセグメン
トがページャのプロトコルで送信されるときの時間を記憶するように構成されて
いる(図10を伴って前述した)。ページャは、ページャのプロトコルによる次
のセグメントが送信されるまで低電力モードにあることによりパワーを節約する
。ステップ155 の実行後、ページャはステップ151 へ戻り、次のアドレスセグメ
ントを受信する。
【0036】 一方、受信されたアドレスがページャのアドレスよりも少くないならば、ス テップ157 で、ページャは受信されたアドレスがページャのアドレスに等しいか
否かを決定する。アドレスがページャのアドレスに等しくないならば、受信され
たアドレスはページャのアドレスよりも大きい。したがって、次のアドレスはペ
ージャのアドレスと一致し、ページャはステップ151 へ戻る。
【0037】 受信されたアドレスがページャのアドレスに一致するならば、ページャはス テップ159 を実行し、その期間にページャは対応するデータブロックが送信され
るまで低電力モードに入り、それによってパワーを節約する。特に1実施形態で
は、アドレスブロックは対応するデータが送信されるときを示した情報を含んで
いる。ページャはその後、対応するデータを受信するのに適切な時間に目を覚ま
す。対応するデータの受信後、ページャはステップ155 を実行して、次のスケジ
ュール化されたセグメントが受信されるまで低電力モードに入る。
【0038】 図16は、本発明の別の実施形態にしたがったアドレスセグメントを受信す るページャを示したフローチャートである。この実施形態は図15の実施形態と
実質上類似しているが、付加的なステップ161 と163 を含んでいる。図15と関
連して前述したようにステップ151 を実行する前に、ステップ161 で、ページャ
はアドレスセグメントに含まれているアドレスの範囲を受信する。この実施形態
では特に、現在のフレームで送信されるページの最小のアドレスと最大のアドレ
スがアドレスセグメントの範囲セクションに設けられている。
【0039】 ステップ163 では、ページャはページャのアドレスがアドレス範囲内である か否かを決定する。ノーであるならば、ページャはステップ155 へ進む。ステッ
プ155 を実行後、ページャはステップ161 (図15の実施形態のステップ151 の
代わり)へ戻る。それ以外の場合には、この実施形態では、ページャは図15に
関連して前述したようにステップ 151−159 (奇数のみ)を実行する。
【0040】 図17は、本発明のさらに別の実施形態にしたがったセグメントのアドレス ブロックの受信におけるページャを示したフローチャートである。この実施形態
は実質上図16の実施形態と類似しているが、付加的なステップ171 、173 、17
5 を含んでいる。図16に関連して前述したようなステップ161 の実行前に、ペ
ージャはステップ171 を実行し、その期間にページャは現在のセグメントで送信
されたアドレスの番号を受信する。この実施形態では、セグメントで受信される
アドレスの番号はセグメントのアドレスブロック中に含まれている。
【0041】 ステップ173 では、ページャはアドレス番号がゼロであるか否かを決定する 。アドレスがないならば、ページャはステップ155 (前述した)を実行する。ス
テップ155 を実行後、ページャはステップ171 (図16の実施形態のステップ16
1 の代わり)へ戻る。しかしながらアドレス番号がゼロではないならば、ステッ
プ175 で、ページャはアドレス番号が2以上であるか否かを決定する。ノーであ
るならば(即ち1または2)、ページャはステップ 151−159 (奇数)へ進みア
ドレスを受信し処理する。さらに詳しく説明すると、1または2個のアドレスの
受信はアドレス範囲の受信とほぼ効率が同じなので、ページャはその範囲の受信
を飛び越す。さらにパワーを節約するために、ページングシステムは1または2
のみのアドレスが送信されるならばアドレス範囲の送信をしない。
【0042】 アドレス番号が2よりも大きいならば、ページャはステップ161 へ進む。ス テップ155 からステップ171 へ戻ることを除いて、ページャは図16に関連して
前述したようにステップ161 、163 、 151−159 (奇数のみ)を実行する。図1
5−17の実施形態は減少する順序で送信されるページングシステムのアドレス
の図であるが、この説明を考慮して、ページングシステムの当業者は増加する順
序でアドレスを送るページングシステムで使用するために余分な実験をせずにこ
れらの実施形態を変更できる。
【0043】 図18は、本発明の1実施形態にしたがったアドレス処理におけるページャ を示したフローチャートである。この実施形態では、各セグメントに対して、ペ
ージングシステムはアドレスブロックと、それに後続する対応するデータブロッ
ク(例えば図6参照)を放送する。アドレスはアドレスブロック中で減少する順
序である。ステップ181 では、ページャはアドレスブロック全体を受信し、その
ブロックをメモリに記憶する。次のステップ183 では、ページャはページャのア
ドレスが受信されたブロックのアドレス範囲内であるか否かを決定する。アドレ
ス範囲は(i)アドレスブロック中の最初と最後のアドレス情報から、または(
ii)ページャのアドレスを実際の受信されたアドレスブロックの最初と最後のア
ドレスと比較することによるかによって決定されることができる。ページャのア
ドレスがアドレス範囲内ではないならば、(図15に関連して前述したように)
ページャはステップ155 へジャンプする。
【0044】 しかしながら、ページャのアドレスがアドレス範囲内であるならば、ページ ャは次のステップ185 で2進サーチアルゴリズムを実行する。例えばページャは
最初に、ページャのアドレスを受信されたアドレスブロックの中間のアドレスと
比較する。ページャのアドレスが低いならば、ページャのアドレスは特定のペー
ジャがアドレスされている場合、受信されたアドレスブロックの下半分である。
ページャはページャのアドレスを下半分の中間アドレスと比較し、それによって
残りのアドレスブロックを再度半分に切断する。このプロセスはページャのアド
レスが受信されたアドレスのうちの1つと一致するか、残りのブロックの範囲外
になるまで継続される。2進サーチはアドレス比較の最大数がnに限定されるこ
とを確実にし、nは1よりも大きい整数であり、アドレス番号は2n-1 と2n
の間である。アドレスブロックは効率的にサーチされるので、この方式はパワー
を節約する。
【0045】 図19は、本発明の1実施形態にしたがったパワーシーケンスを実行するペ ージャを示したフローチャートである。この実施形態では、ページャは、回路が
パワーのオンおよびオフに無関係にされるように構成される。例えば、ページャ
の受信機、送信機、揮発性メモリ、または音声シンセサイザは独立してオンおよ
びオフが切換えられることができる。このようにして、ページャは使用されるこ
れらの回路だけを選択的にオンに切換えることができる。この方式はピークパワ
ー使用を減少させ、それによってページャの電池の寿命を増加する。特に、技術
でよく知られているように、ピークパワー使用の減少は、電池の寿命を増加する
ことができる。
【0046】 図19を参照すると、ステップ191 で、図18に関連して前述したように、 ページャはアドレスブロックの受信に備えて、ページャの受信サブシステムをパ
ワーアップする。ステップ192 で、ページャはアドレスブロックを受信し、その
アドレスをメモリに記憶する。ステップ193 で、ページャはステップ192 で受信
されたアドレスブロックのデコードを開始する。この実施形態では、デコードは
アドレスブロック中のアドレスとデータポインタを抽出するためのアドレスブロ
ックの処理を意味する。別の実施形態では、デコードはアドレスブロック全体が
受信された後に実行されてもよいが、ステップ193 はステップ192 ではアドレス
ブロックを受信するのと同時に実行される。
【0047】 ブロック全体が受信されたとき、ページャは、記憶されたアドレスブロック のデコードを続けながら、ステップ195 で受信機サブシステムをパワーダウンす
る。パワーの使用を“分散”することによって、継続期間および/またはピーク
レベルまたは最大パワー使用が減少され、それによって電池寿命を節約する。デ
コードプロセスが終了したとき、ステップ197 でページャはデコードサブシステ
ムをパワーダウンする。その後ステップ199 で、ページャは通知サブシステム(
即ち音声または振動等の信号または指示を発生する回路)をパワーアップし、加
入者がページを受信したことを加入者に通報する。
【0048】 同様に、2方向ページャはメッセージを送信するためにサブシステムを逐次 的にパワーアップしてもよい。例えばページャは最初に入力サブシステム(例え
ばキーパッド)をパワーアップし、ユーザが符号または文字数字データをメモリ
へ入力することを可能にする。その後、送信のために入力データを適切なフォー
マットとプロトコルへ処理するメッセージ処理サブシステムをパワーアップしな
がら、ページャは入力サブシステムをパワーダウンしてもよい。その後、ページ
ャは、メッセージを放送するため送信機サブシステムをパワーアップしながらメ
ッセージ処理サブシステムをパワーダウンすることができる。ページャの種々の
サブシステムのパワーアップとパワーダウンを順次行うことにより、ピークパワ
ー使用が減少され、電池寿命を延長する。
【0049】 図20は、本発明の1実施形態にしたがったサーチ時間のスケジュール化に おけるページャを示したフローチャートである。ページャで生じる状況の1つは
加入者がページングシステムのカバー区域外に一時的に移動することである。こ
の状況では、ページャはページャのプロトコルを有する送信を検出することがで
きない。しかしながら、通常のページャは典型的に、ページャがサービス区域外
に位置されていても、“アクティブ”チャンネル(即ちページャのプロトコルを
有する送信を有するチャンネル)をサーチし続けるように構成され、したがって
必要のないのにパワーを消費する。
【0050】 図20を参照すると、ページャは、(図13を伴って前述したように)ステ ップ 131−137 を実行し、ページャのプロトコルにしたがって送信されるこれら
のチャンネルを監視することにより、ページャが受信するように構成されている
チャンネルを決定する。ページャがこのような送信を検出するならば、ページャ
はページングシステムのサービス区域にあり、サーチプロセスを変更する必要は
ない。ページャは検出された送信を通常の方法で処理する。他方、ページャのプ
ロトコルを有する送信が検出されないならば、チャンネルはアクティブではない
と想定され、ページャは(図13に関連して前述した)ステップ135 へ進み、全
てのページャのチャンネルが走査されたか否かを決定する。ノーであるならば、
ページャはステップ131 へ戻る。そうでなければページャはステップ203 へ進む
【0051】 ステップ203 で、ページャはサーチのいずれかのチャンネルがアクティブで あったか否かを決定する。ノーであるならば、ページャはステップ205 を行い、
ページャは低電力モードに入り、さらにページャが目を覚まし、新しいサーチを
行う前の低電力モード状態にある時間を増加する。例えば、ページャはページャ
がアクティブチャンネルの検出をせずにサーチを行う度に、2の係数だけ継続時
間を延長するように構成されてもよい。ページャはその後ステップ131 へ戻り新
しいサーチを開始する。さらに改良した構成では、図13の実施形態がこの実施
形態と結合されることができ、それによってページャがサービス区域にあるなら
ば、ページャはアクティブチャンネルを記憶し、再捕捉中にのみアクティブチャ
ンネルをサーチする。しかしながら、ステップ203 で、アクティブチャンネルが
検出されたならば、ステップ207 で、ページャは目を覚まし、ステップ131 へ戻
る前に、通常の期間の低電力モードに入る。
【0052】 図21は、本発明の1実施形態にしたがった連続的な送信ページングシステ ムのフローチャートである。この実施形態は捕捉プロセス中にページャにより消
費されたパワーを減少することを目的とする。前述したように、ページャは捕捉
プロセス中に幾つかのチャンネルをサーチすることを要求され、これは比較的大
量のパワーを消費する。さらに、幾つかの状況では、ページングシステムはアク
ティブでなくてもよい。例えば、早朝の時間帯では、ページング活動はほとんど
ないか全くない。したがってページングシステムはかなりの時間に対して何等ペ
ージを送信せずに、ページャに捕捉プロセスを開始させ、無用に電池のパワーを
消費している。
【0053】 図21を参照すると、この実施形態では、ページングシステムはチャンネル で連続的な送信を行うように構成されている。特に、ステップ211 で、送信機は
ページで送信されるメッセージを検索しようとする。ステップ213 でノー、即ち
メッセージが存在するならば、メッセージはページにフォーマットされ、ステッ
プ215 で送信されるバッチに付加される。バッチが十分に一杯になったならば、
バッチはステップ217 で放送される。ステップ213 に戻って、そのチャンネルの
ページで送信されるメッセージがないならば、ページングシステムはステップ21
9 でランダムまたは疑似ランダムデータを発生する。さらに、ページングシステ
ムは無効または未使用のページャアドレスを発生し、それによってページャはラ
ンダムにされたデータを受信しようとしない。システムのページャはHSまたは
SIセグメントの受信によりチャンネルを比較的迅速に再捕捉でき、それによっ
て捕捉プロセスを開始する必要性をなくす。さらに改良すると、この実施形態は
図17に関連して説明した実施形態と結合されることができ、ページャがチャン
ネル再捕捉後にさらに迅速に低電力モードに入ることを可能にする。例えば、ラ
ンダムデータが送信されるとき、ページングシステムはページ番号をゼロに設定
する。
【0054】 図22は、本発明の1実施形態にしたがってページを放送するために多数の チャンネルを使用するページングシステムのチャンネル同期を示したタイミング
図である。したがって、ここではチャンネルCH1−CH3と呼ぶ3つのチャン
ネルを使用するページングシステムでは、ページャはこれらのチャンネルのうち
少なくとも3つを監視しなければならない。本発明にしたがって、ページングシ
ステムはチャンネル間でオフセットさせる方法によりフレームの相対的な開始時
間を同期する。例えば、チャンネルCH1では、ページングシステムは時間tで
(フレームの開始を示す)HSセグメント221 を送信してもよい。チャンネルC
H2では、ページングシステムは時間t+ΔtでHSセグメント222 を送信する
。同様に、チャンネルCH3では、ページングシステムは時間t+2ΔtでHS
セグメント223 を送信する。好ましくは、時間Δtの継続時間が設定され、それ
によってページャが1つのチャンネルでHSセグメントを一度受信すると、ペー
ジャは次のチャンネルに変更でき、直ちにHSセグメントを受信する。例えばΔ
tは約50msである。この順次方式はページャがアクティブチャンネルを決定
するためにチャンネルをサーチするのに必要とする時間を最小にすることを助け
る。別の実施形態ではΔtはページャがSIセグメントを受信して次のチャンネ
ルに変化するために必要な時間に等しく設定されることができる。この実施形態
では、Δtは約50msである。
【0055】 図23は、本発明の1実施形態にしたがったページャサーチプロセスを示し たフローチャートである。サーチは最初は狭く、それによってページャが受信で
きる比較的少数のチャンネルをサーチすることによってページャはパワーを節約
する。ページャがアクティブチャンネルを検出しないならば、ページャはサーチ
を広げ始める。しかしながら、ページャが依然としてアクティブチャンネルを検
出することができないならば、ページャはサービス区域外にあり、パワーを節約
するための時間を延長してページャは低電力モードに入ることが仮定される。
【0056】 1実施形態では、ステップ230 で、ページャは最初にページャがサーチでき る全てのチャンネルの特定のチャンネルだけをサーチするように構成されている
。最初に限定された数のチャンネルだけをサーチすることによって、ページャは
パワーを節約できる。サーチプロセスはさらに図11と関連して前述したように
予め定められた時間間隔でのみサーチすることによりさらに狭められることがで
きる。ステップ231 で、ページャはこれらの構成されたチャンネルをサーチし、
アクティブチャンネルのチャンネル情報を記憶する。ページャは次のサーチでこ
れらのアクティブチャンネルだけをサーチする。この実施形態では、ステップ23
1 は図13に関連して前述したように実行される。結果としてサーチプロセスは
ページャのパワーを節約するためさらに狭められる。
【0057】 しかしながら、ページャが予め定められた時間の期間にアクティブチャンネ ルを検出しないならば、ページャはサーチプロセスを拡張するためにステップ23
3 を実行できる。この実施形態では、ページャはステップ230 で最初に構成され
たようにチャンネルをサーチすることによってサーチプロセスの拡張を開始する
。ページャがアクティブチャンネルを依然として検出しないならば、ページャは
次のステップ235 を実行でき、それにおいてチャンネルの各サーチの期間が増加
される。さらに、サーチの頻度が増加される。例えばステップ230 のサーチ間の
予め定められた時間間隔は減少され、サーチはさらに頻繁に実行される。予め定
められた第2の時間期間後でもアクティブチャンネルが依然として検出されない
ならば、ページャはサーチをさらに拡張または広げるために次のステップ237 を
実行できる。ステップ237 で、ページャはその受信できる全てのチャンネルのサ
ーチを開始する。
【0058】 しかしながら、別の予め定められた期間後でもページャがアクティブチャン ネルを検出しないならば、ページャはステップ239 を実行する。この状態では、
ページャはサービス区域になく、したがってページを受信できないことが仮定さ
れる。したがってパワーを節約するため、ページャはサーチの間の時間を大幅に
増加し、ステップ239 で低電力モードに入る。この実施形態ではステップ239 は
図20に関連して前述したプロセスと実質上類似している。
【0059】 図24は、本発明の1実施形態にしたがった低通信ページャのための拡張さ れた低電力モードを示したフローチャートである。この実施形態では、ページャ
とページングシステムは各ページャへの最後の送信時間の追跡を維持するように
構成されている。この方式はページャが多数のページを受信する場合に有効に使
用される。ページャは予め定められた期間の時間中にページを受信しなかった後
に低電力モードに入るように構成されている。したがって、ページングシステム
が比較的長時間、特定のページャへページを送信していないとき、ページングシ
ステムはページャが延長された期間、低電力モードに入っていることを知る。ペ
ージングシステムはこのページャの“バックオフ”スケジュールと、ページャへ
の最後の送信時間を知っているので、新しいページが特定のページャへ送信され
るとき、ページングシステムはページャが次にサーチを行って、その時間のペー
ジをスケジュールするときの時間を決定することができる。
【0060】 特に、1実施形態では、ページャはステップ240 を実行し、それにおいてペ ージャはその特定のページャへアドレスされるページに対するアクティブなチャ
ンネルを監視する。ステップ241 では、ページャはページが受信されているか否
かを決定する。ページが受信されるならば、ページャはステップ243 へ進み、ペ
ージャはページャが受信された時間を記憶する。ページャはまた、サーチの間の
ページャが低電力モードにある期間を設定するタイマをリセットする。この実施
形態ではタイマは最初のデフォルト時間にリセットされる。勿論ページャは通常
の方法でページを処理する。
【0061】 しかしながら、ステップ241 でページが受信されないならば、ページャはス テップ245 を実行する。ステップ245 で、ページャは最後に受信されたページ以
降(またはページが受信されていない場合にサーチが開始された以降)の時間を
予め定められた期間と比較する。この予め定められた期間はページャが幾つかの
サーチサイクルを完了するのに必要とされる時間を含むことができる。例えば、
この時間期間は最初に1.875秒に設定され、その後時間期間が満了する度に
2の係数だけ増加される。最後のページ以降の時間が予め定められた時間を超過
しないならば、ページャはアクティブチャンネルを監視するためステップ240 へ
戻る。最後のページ以降の時間が予め定められた時間を超過するならば、ページ
ャはステップ247 へ進み、そこでページャは予め定められた量だけ低電力モード
タイマの継続時間を増加し、低電力モードに入る。ページャが次のサーチサイク
ル中に何等のページを受信しないならば、ページャは再度低電力モードタイマの
時間を増加し、それによってページャはサーチの間にさらに長い時間、低電力モ
ード状態にある。
【0062】 前述の電池節約技術の実施形態は本発明の原理を示したものであり、本発明 を前述の特定の実施形態に限定することを意図しない。例えば、本発明の開示を
考慮して、ページングシステムの当業者は前述の実施形態とは異なるプロセッサ
、プロトコル、タイミングを使用するページャのその他の構成を実行できる。し
たがって、本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、種々の変更が
本発明の技術的範囲を逸脱することなく行われることが認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ページングシステムの簡単な図。
【図2】 ページャのブロック図。
【図3】 ページングプロトコルのサイクル区分の説明図。
【図4】 サイクルのフレーム区分の説明図。
【図5】 フレームのアドレスおよびデータ区分の説明図。
【図6】 本発明の1実施形態にしたがったフレームのセグメントの順序付けの説明図。
【図7】 本発明の1実施形態にしたがったヘッダ同期(HS)セグメントを示すために
使用される信号のグラフ。
【図8】 本発明の1実施形態にしたがったチャンネル捕捉において受信されたHSセグ
メントを使用しているページャのフロー図。
【図9】 本発明の1実施形態にしたがったシステム情報(SI)区分の説明図。
【図10】 本発明の1実施形態にしたがったチャンネル捕捉において受信されたSIセグ
メントを使用しているページャのフロー図。
【図11】 本発明の別の実施形態にしたがったチャンネル捕捉プロセスにおいて動作する
ページャのフロー図。
【図12】 本発明の1実施形態にしたがった再捕捉プロセスで動作するページャのフロー
図。
【図13】 本発明の別の実施形態にしたがった再捕捉プロセスで動作するページャのフロ
ー図。
【図14】 本発明の1実施形態にしたがったページャアドレスの説明図。
【図15】 本発明の1実施形態にしたがったアドレスブロックの受信におけるページャの
フロー図。
【図16】 本発明の別の実施形態にしたがったアドレスブロックの受信におけるページャ
のフロー図。
【図17】 本発明のさらに別の実施形態にしたがったアドレスブロックの受信におけるペ
ージャのフロー図。
【図18】 本発明の1実施形態にしたがったアドレス処理におけるページャのフロー図。
【図19】 本発明の1実施形態にしたがったパワーシーケンスを実行するページャのフロ
ー図。
【図20】 本発明の1実施形態にしたがったサーチ時間のスケジュール化におけるページ
ャのフロー図。
【図21】 本発明の1実施形態にしたがった連続的な送信ページングシステムのフロー図
【図22】 本発明の1実施形態にしたがったページングシステムにおけるチャンネル同期
のタイミング図。
【図23】 本発明の1実施形態にしたがったページャサーチプロセスのフロー図。
【図24】 本発明の1実施形態にしたがった低通信ページャのための拡張された低電力モ
ードのフロー図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月29日(1999.12.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ゴーテ、マーロ・アール カナダ国、ブイ5エム・1イー9、ブリテ ィッシュ・コロンビア、バンクーバー、イ ースト・セカンド・アベニュー 3181 (72)発明者 リー、ケネス カナダ国、ブイ3ケー・2エス8、ブリテ ィッシュ・コロンビア、バンクーバー、イ ー・63・アベニュー 1190 Fターム(参考) 5K061 AA02 BB13 EE02 GG09 JJ06 JJ07 5K067 AA43 BB22 EE02 EE10 KK13 KK15

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページャ
    のプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以上
    のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシステ
    ムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信する
    ように構成されているページャにおける電力の節約方法において、 送信される信号のヘッダ同期(HS)セグメントについて複数のチャンネル中
    の1つのチャンネルを監視し、HSセグメントは、ページャによって検出された
    場合、ページャにおける周波数オフセットおよびチャンネルにおけるドップラー
    シフトに関して実質的に不変で表示され、ページングシステムによってサポート
    される各プロトコルが特有のHSセグメントを有しており、 検出されたHSセグメントを受信し、 受信されたHSセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致するか
    どうかを決定し、 受信されたHSセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致する場
    合には、送信信号の後続するセグメントを受信し、受信されたHSセグメントの
    プロトコルがページャのプロトコルと一致しない場合には、その送信信号の後続
    するセグメントを受信しないページャにおける電力節約方法。
  2. 【請求項2】 HSセグメントは、周波数掃引信号を含んでいる請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページャ
    のプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以上
    のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシステ
    ムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信する
    ように構成され、さらに単一のチャンネルで多数のプロトコルを送信するように
    構成されているページャにおける電力の節約方法において、 送信信号のシステム情報(SI)セグメントについて複数のチャンネル中の1
    つのチャンネルを監視し、SIセグメントは送信信号のプロトコルと、ページャ
    のプロトコルにしたがった送信信号がそのチャンネルでページングシステムによ
    って放送された時間とを示す情報とを含んでおり、 そのチャンネルで送信された検出されたSIセグメントを受信し、 受信されたSIセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致するか
    どうかを決定し、 プロトコルにしたがった送信信号について受信されたSIセグメント中に示さ
    れている送信時間を記憶し、 SIセグメントによって示された送信時間と異なる時間に送信されたチャンネ
    ルで送信信号を受信せず、 SIセグメントによって示された送信時間に受信モードを入力し、 送信信号の後続するセグメントを受信するページャにおける電力の節約方法。
  4. 【請求項4】 ページャは、SIセグメントによって示された送信時間とは
    異なる時間中に低電力モードに入る請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページャ
    のプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以上
    のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシステ
    ムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信する
    ように構成されているページャにおける電力の節約方法において、 サーチサイクル中、複数のチャンネルの各チャンネルに対して、 ページャのプロトコルにしたがった送信信号について複数のチャンネル中の
    1つのチャンネルを監視し、 ページャのプロトコルにしたがった送信信号が検出された場合、ページャに
    記憶されたリストにこのチャンネルを追加し、 複数のチャンネルの全てのチャンネルがサーチサイクル中監視されているか
    どうかを決定し、 予め定められた期間後にページャのプロトコルにしたがった送信信号が1つ
    も検出されず、またそのサーチサイクルで複数のチャンネルの全てが監視されて
    いない場合は、複数のチャンネルの次のチャンネルに切替え、 リストに入れられたチャンネルを次のサーチサイクル中で監視し、リストに入
    れられていない複数のチャンネルのチャンネルは監視しないページャにおける電
    力の節約方法。
  6. 【請求項6】 チャンネルの監視は、送信信号のヘッダ同期(HS)セグメ
    ントの検出を含み、ページャによって検出された場合、このHSセグメントはペ
    ージャにおける周波数オフセットおよびチャンネルにおけるドップラーシフトに
    関して実質的に不変で表示され、ページングシステムによってサポートされる各
    プロトコルが特有のHSセグメントを有している請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページャ
    のプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以上
    のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシステ
    ムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信する
    ように構成されているページャにおける電力の節約方法において、 複数のチャンネル中の1つのチャンネルにおいて、複数のセグメントを有する
    フレームを送信し、各セグメントは複数のアドレスを含むことが可能であり、複
    数のアドレスは番号順に配列され、 送信されたセグメントの複数のアドレスをページャにおいて受信し、 複数のアドレス中の1つのアドレスがページャのアドレスと一致するかどうか
    を決定し、それにおいて、 複数のアドレスの第1のアドレスから始まり、複数のアドレスのアドレスを
    ページャのアドレスと比較し、 一致しない各アドレスについて、一致しないアドレスに関してページャのア
    ドレスが番号順であるかどうかを決定し、 そのアドレスに関してページャのアドレスが番号順になっている場合、複数
    のアドレスの次のアドレスをページャのアドレスと比較し、 そのアドレスに関してページャのアドレスが番号順になっていない場合、フ
    レームの残りに対してページャを低電力モードにするページャにおける電力の節
    約方法。
  8. 【請求項8】 番号の順序は数値が減少する番号である請求項7記載の方法
  9. 【請求項9】 番号の順序は数値が増える番号である請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 ページングシステムはさらに、1からNまでの番号を付け
    られた予め定められた数のセグメントを有する各フレームを放送するように構成
    され、NはMビットで2進形態で表されることのできる整数であり、各セグメン
    トのアドレスブロック中の全てのアドレスはMビットより大きい2進数であり、
    各セグメントのアドレスブロック中の全てのアドレスは予め選択されたMビット
    に対して同じ値を有し、Mビットの値はセグメントの数に対応し、Mビットは各
    セグメントのアドレスブロックの全てのアドレスから削除され、ページャは、ペ
    ージャのアドレスのMビットに対応した数を有するセグメントを受信し、ページ
    ャのアドレスのMビットとは異なるセグメント数を有するセグメントを受信しな
    い請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 各セグメントについて、複数のアドレスのアドレスの範囲
    を示す情報を送信し、送信されたセグメントの複数のアドレスをページャにおい
    て受信し、さらに、 ページャのアドレスがアドレスの範囲内にあるかどうかを決定し、 ページャのアドレスがアドレスの範囲内にない場合、フレームの残りに対して
    ページャを低電力モードにさせる請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 ページャのアドレスがアドレスの範囲内に含まれている場
    合、 複数のアドレス中の1つのアドレスを受信し、 受信されたアドレスをページャのアドレスと比較し、 受信されたアドレスがページャのアドレスと異なっている場合、複数のアドレ
    スのなかの別のアドレスを受信し、 アドレスがページャのアドレスと一致している場合、受信されたアドレスに対
    応したデータを受信するスケジュール化された時間までページャを低電力モード
    に入らせる請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 複数のセグメントの各セグメントに対して、複数のアドレ
    スの中におけるアドレスの番号を示す情報を送信し、 アドレスの番号がゼロである場合、フレームの残りに対してページャを低電力
    モードにし、 アドレスの番号が3より小さい場合、ページャにアドレスの範囲を受信させず
    に、アドレスを受信させ、 アドレスの番号が3以上である場合、ページャにアドレスの範囲を受信させる
    請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシス
    テムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信す
    るように構成され、複数のセグメントでページを送信するように構成されており
    、複数のセグメントがフレームの一部分であるページャにおける電力の節約方法
    において、 複数のアドレスをページャにおいてセグメントで受信し、複数のアドレスは番
    号順に配列され、 ページャのアドレスが受信された複数のアドレスのアドレスの範囲内にあるか
    どうかを決定し、 ページャのアドレスが複数のアドレスセグメントのアドレスの範囲内にある場
    合、ページャのアドレスに一致するアドレスを求めて複数のアドレスの2進サー
    チを行なうページャにおける電力の節約方法。
  15. 【請求項15】 複数のアドレスは、複数のデータ部分から分離したアドレ
    スブロックで送信され、複数のデータ部分の各データ部分は対応したアドレスを
    複数のアドレス中に有している請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 さらに、2進サーチによって一致したアドレスが見出され
    た場合、この一致したアドレスに対応するデータ部分を処理する請求項15記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシス
    テムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信す
    るように構成され、複数のセグメントでページを送信するように構成されており
    、複数のセグメントがフレームの一部分であるページャにおける電力の節約方法
    において、 ページャにおける受信機サブシステムをアクティブにし、受信機サブシステム
    は送信信号を受信するように構成されており、非アクティブ状態に比較して多量
    の電力をアクティブ状態で消費し、 送信されたセグメントのアドレスブロックをページャにおいて受信し、アドレ
    スブロックはセグメントのデータブロックから分離したセグメントで送信され、
    このデータブロックはアドレスブロック中の複数のアドレスに対応した複数のデ
    ータ部分を有しており、 受信機サブシステムを非アクティブにし、 受信サブシステムがアクティブにされた後、ページャの処理サブシステムをア
    クティブにし、ページャの処理サブシステムは、受信されたアドレスセグメント
    を処理するように構成され、非アクティブ状態に比較して多量の電力をアクティ
    ブ状態で消費し、 複数のアドレスを処理し、 複数のアドレスが処理された後、処理サブシステムを非アクティブにし、受信
    サブシステムは処理サブシステムの前に非アクティブにされるページャにおける
    電力の節約方法。
  18. 【請求項18】 処理サブシステムは、複数のアドレスの実質的に全てのも
    のが受信機サブシステムによって受信された後にアクティブにされる請求項17
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシス
    テムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信す
    るように構成されているページャにおける電力の節約方法において、 予め定められた数のサーチサイクルのあいだ、ページャのプロトコルにしたが
    った送信に関してページャに複数のチャンネルの各チャンネルを監視させ、 ページャが予め定められた数のサーチサイクル中にページャのプロトコルにし
    たがった送信信号を検出しなかった場合、予め定められた期間のあいだ低電力モ
    ードに入り、この予め定められた期間はページャが前に低電力モードに入ってい
    た期間より長く、 ページャが予め定められた数のサーチサイクル中にページャのプロトコルにし
    たがった送信信号を検出した後、予め定められた期間をデフォルト期間にリセッ
    トするページャにおける電力の節約方法。
  20. 【請求項20】 予め定められた期間は、ページャが低電力モードに入って
    いた前の期間の約2倍の長さに等しい請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成され、ページングシス
    テムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信す
    るように構成されているページャにおける電力の節約方法において、 複数のチャンネル中の1つのチャンネルにおいて、複数の送信信号を実質的に
    連続して放送し、 実質的に連続した送信信号をページャにおいて監視し、 実質的に連続した送信信号は、送信されているプロトコルを示す情報を含み、
    実際のページ情報が送信されない場合には、未使用のアドレスとランダム化され
    たデータが実質的に連続した送信信号に与えられるページャにおける電力の節約
    方法。
  22. 【請求項22】 各送信信号はセグメント中のアドレスの番号を示す情報を
    有するそのセグメントを含んでおり、アドレスの番号はランダム化されたデータ
    に対応したアドレスの番号を含んでいない請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成され、複数のセグメントでページを送信するように構成され
    、複数のセグメントはフレームの一部分であるページャにおける電力の節約方法
    において、 ページャのプロトコルにしたがって複数のチャンネルの第1のチャンネルで第
    1の送信信号を送信し、 ページャのプロトコルにしたがって複数のチャンネルの第2のチャンネルで第
    2の送信信号を送信し、第1および第2の送信信号は、ページャが第1の送信信
    号の予め定められたセグメントを第1のチャンネルで受信し、その後第2のチャ
    ンネルに切換え、第2の送信信号の予め定められたセグメントのスタートを実質
    的に待たずに第2の送信信号の予め定められたセグメントを受信することができ
    るように同期され、各予め定められたセグメントは対応した送信信号のプロトコ
    ルを示す情報を有しているページャにおける電力の節約方法。
  24. 【請求項24】 予め定められたセグメントは、ページャにおける周波数オ
    フセットおよび対応するチャンネルにおけるドップラーシフトに関して実質的に
    不変で表示される信号を有するヘッダ同期セグメントである請求項23記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページャ
    は機能モードより少ない電力を消費する低電力モードを有し、オンに切替えられ
    たとき通常の機能モードであり、ページングシステムがページャのプロトコルと
    は異なるプロトコルにしたがってページを送信するように構成されているページ
    ャにおける電力の節約方法において、 ページャを機能モードにし、 複数のチャンネルの第1のサーチを行い、第1のサーチがページャのプロトコ
    ルにしたがった送信信号のサーチを含んでおり、 複数のチャンネルの第2のサーチを行い、第2のサーチが第1のサーチで見出
    されたチャンネルに限定され、 第1の予め定められた期間の後、サーチされたチャンネルのいずれにおいても
    、ページャのプロトコルにしたがった送信信号が検出されなかった場合、複数の
    チャンネルの第3のサーチを行い、この第3のサーチは第1のサーチで見出され
    たチャンネルに制限されず、 第2の予め定められた期間の後、第3のサーチでページャのプロトコルにした
    がった送信信号が検出されなかった場合、ページャが低電力モードに入っていた
    前の期間より長い期間のあいだページャを低電力モードにするページャにおける
    電力の節約方法。
  26. 【請求項26】 さらに、ページャが低電力モードから機能モードに移行し
    た後、第1のサーチを反復する請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 第3のサーチは、第1のサーチでサーチされた複数のチャ
    ンネルと、1以上の別のチャンネルとを含んでいる請求項25記載の方法。
  28. 【請求項28】 第3のサーチは、第1のサーチで見出されたチャンネルを
    増加された周波数によりサーチする請求項25記載の方法。
  29. 【請求項29】 第3のサーチは、第2のサーチで見出された各チャンネル
    を増加された期間のあいだサーチする請求項25記載の方法。
  30. 【請求項30】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページャ
    は機能モードより少ない電力を消費する低電力モードを有し、オンに切替えられ
    たとき通常の機能モードであり、ページングシステムはページャのプロトコルと
    は異なるプロトコルにしたがってページを送信するように構成されているページ
    ャにおける電力の節約方法において、 ページャを機能モードに入らせ、 ページャのプロトコルにしたがった送信信号について複数のチャンネルを監視
    し、 ページャが第2の予め定められた期間中にページャにアドレスされたページを
    受信しなかった場合は、第1の予め定められた期間のあいだページャを低電力モ
    ードにさせ、第2の予め定められた期間は、ページャが機能モードに入った時か
    ら始まり、ページャがこのページャにアドレスされたページを受信した場合はリ
    セットされるページャにおける電力の節約方法。
  31. 【請求項31】 さらに、ページャがページャにアドレスされたページを受
    信せずに第2の予め定められた期間が終了したとき、低電力モードに入る前に第
    1の予め定められた期間を増加する請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成されているページャにおける電力を節約する装置において、 ページングシステムから送信信号を受信するように構成されている、ページャ
    中に配置された受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 この制御サブシステムは、 送信信号のヘッダ同期(HS)セグメントについて受信機サブシステムに複
    数のチャンネル中の1つのチャンネルを監視させ、HSセグメントは、受信機サ
    ブシステムによって検出された場合、受信機サブシステムにおけるチャンネルま
    たは局部発振器における周波数オフセットに関して実質的に不変で表示され、ペ
    ージングシステムによってサポートされる各プロトコルが特有のHSセグメント
    を有しており、 受信されたHSセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致するか
    どうかを決定し、 受信されたHSセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致する場
    合は、受信機サブシステムに送信信号の後続するセグメントを受信させ、受信さ
    れたHSセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致しない場合には
    、その送信信号の後続するセグメントを受信させないページャにおける電力を節
    約する装置。
  33. 【請求項33】 HSセグメントは、周波数掃引信号を含んでいる請求項3
    2記載の装置。
  34. 【請求項34】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成され、さらに単一のチャンネルで多数のプロトコルを送信す
    るように構成されているページャにおける電力を節約する装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 この制御サブシステムは、 送信信号のシステム情報(SI)セグメントについて受信機サブシステムに
    複数のチャンネル中の1つのチャンネルを監視させ、SIセグメントを受信させ
    、SIセグメントは送信信号のプロトコルと、ページャのプロトコルにしたがっ
    た送信がそのチャンネルでページングシステムによって放送される時間とを示す
    情報を含み、 受信されたSIセグメントのプロトコルがページャのプロトコルと一致する
    かどうかを決定し、 受信されたSIセグメント中に示されている送信時間を記憶し、 SIセグメントによって示された送信時間と異なる時間に送信されたチャン
    ネルの送信信号をページャに受信させないようにし、 ページャが示された送信時間に送信信号を受信するためにページャを機能モー
    ドにさせるページャにおける電力を節約する装置。
  35. 【請求項35】 制御システムは、SIセグメントによって示された送信時
    間とは異なる時間のあいだページャを低電力モードにさせるように構成されてい
    る請求項34記載の装置。
  36. 【請求項36】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成されているページャにおける電力を節約する装置において、 ページャ中に配置され,ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 サーチサイクル中、この制御サブシステムは、 ページャのプロトコルにしたがった送信信号について複数のチャンネル中の
    1つのチャンネルを受信機サブシステムに監視させ、 ページャのプロトコルにしたがった送信信号が検出された場合、ページャに
    記憶されたリストにこのチャンネルを追加し、 複数のチャンネルの全てのチャンネルがサーチサイクル中監視されているか
    どうかを決定し、 予め定められた期間後にページャのプロトコルにしたがった送信信号が1つ
    も検出されず、またそのサーチサイクルで複数のチャンネルの全てのチャンネル
    が監視されていない場合には、複数のチャンネルの次のチャンネルを受信機サブ
    システムに監視させるページャにおける電力を節約する装置。
  37. 【請求項37】 制御サブシステムはさらに、リストに入れられたチャンネ
    ルを次のサーチサイクル中に受信機サブシステムに監視させ、リストに入れられ
    ていない複数のチャンネルのチャンネルを監視させないように構成されている請
    求項36記載の装置。
  38. 【請求項38】 受信機サブシステムは、送信信号のヘッダ同期(HS)セ
    グメントを検出することによってチャンネルを監視するように構成されており、
    HSセグメントは、受信機サブシステムによって検出された場合、この受信機サ
    ブシステムにおけるチャンネルまたは局部発振器の周波数オフセットに関して実
    質的に不変で表示され、ページングシステムによってサポートされる各プロトコ
    ルが特有のHSセグメントを有している請求項36記載の装置。
  39. 【請求項39】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成され、複数のチャンネル中の1つのチャンネルにおいて複数
    のセグメントをフレームで送信するように構成され、複数のセグメントはそれぞ
    れアドレスブロックを有しており、各アドレスブロックは番号順に配列された複
    数のアドレスを有することが可能であるページャにおける電力を節約する装置に
    おいて、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 この制御サブシステムは、サーチサイクル中に、 送信されたセグメントのアドレスブロックを受信機サブシステムに受信させ
    、 アドレスブロック中の1つのアドレスがページャのアドレスと一致するかど
    うかを決定するように構成されており、 アドレスブロックの第1のアドレスから始まり、制御サブシステムがペー
    ジャのアドレスをアドレスブロックのアドレスと比較し、 一致しない各アドレスセグメントについて、制御サブシステムが、そのア
    ドレスに関してページャのアドレスが番号順であるかどうかを決定し、 そのアドレスに関してページャのアドレスが番号順になっている場合、制
    御サブシステムがアドレスブロックの次のアドレスをページャに比較させ、 そのアドレスに関してページャのアドレスが番号順になっていない場合、制
    御サブシステムがフレームの残りに対してページャを低電力モードにするページ
    ャにおける電力を節約する装置。
  40. 【請求項40】 番号の順序は数値が減少する番号である請求項39記載の
    装置。
  41. 【請求項41】 番号の順序は数値が増える番号である請求項39記載の装
    置。
  42. 【請求項42】 ページングシステムはさらに、1からNまでの番号を付け
    られた予め定められた数のセグメントを有する各フレームを放送するように構成
    され、NはMビットで2進形態で表されることのできる整数であり、各セグメン
    トのアドレスブロック中の全てのアドレスはMビットより大きい2進数であり、
    各セグメントのアドレスブロック中の全てのアドレスは予め選択されたMビット
    に対して同じ値を有し、Mビットの値はセグメントの数に対応し、Mビットは各
    セグメントのアドレスブロックの全てのアドレスから削除され、ページャは、ペ
    ージャのアドレスのMビットに対応した数を有するセグメントを受信し、ページ
    ャのアドレスのMビットとは異なるセグメント数を有するセグメントを受信しな
    い請求項39記載の装置。
  43. 【請求項43】 セグメントは、アドレスブロック中のアドレスの範囲を示
    す情報を含んでおり、制御サブシステムはさらに、 ページャのアドレスがアドレスの範囲内にあるかどうかを決定し、 ページャのアドレスがアドレスの範囲内にない場合、フレームの残りに対して
    ページャを低電力モードにさせるように構成されている請求項39記載の装置。
  44. 【請求項44】 ページャのアドレスはアドレスの範囲に含まれており、制
    御サブシステムはさらに、 受信機サブシステムにアドレスブロックのアドレスを受信させ、 受信されたアドレスをページャのアドレスと比較し、 受信されたアドレスがページャのアドレスと異なる場合、受信機サブシステム
    にアドレスブロックの別のアドレスを受信させ、 受信されたアドレスがページャのアドレスと一致している場合、アドレスに対
    応したデータを受信する予定された時間までページャを低電力モードにするよう
    に構成されている請求項43記載の装置。
  45. 【請求項45】 セグメントはまた、アドレスブロック中のアドレスの番号
    を示す情報を含み、制御サブシステムは、 アドレスの番号がゼロである場合、フレームの残りに対してページャを低電力
    モードにし、 アドレスの番号が3より小さい場合、ページャにアドレスの範囲を受信させず
    に、アドレスブロックのアドレスを受信させ、 アドレスの番号が3以上である場合、ページャにアドレスの範囲を受信させる
    ように構成されている請求項43記載の装置。
  46. 【請求項46】 アドレスの範囲は、セグメントのアドレスブロックに含ま
    れている請求項43記載の装置。
  47. 【請求項47】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成され、複数のセグメントでページを送信するように構成され
    、複数のセグメントはフレームの一部分であるページャにおける電力を節約する
    装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 この制御サブシステムは、 受信機サブシステムにフレーム中のセグメントの複数のアドレスを受信させ
    、複数のアドレスは番号順に配列され、 ページャのアドレスが受信された複数のアドレスのアドレスの範囲内にある
    かどうかを決定し、 ページャのアドレスがアドレスの範囲内にある場合、ページャのアドレスに
    一致するアドレスを求めて複数のアドレスの2進サーチを行なうように構成され
    ているページャにおける電力を節約する装置。
  48. 【請求項48】 複数のアドレスは、アドレスブロックの一部分としてセグ
    メントで送信され、アドレスブロックは複数のデータ部分を有するデータブロッ
    クから分離しており、複数のデータ部分の各データ部分は対応したアドレスを複
    数のアドレス中に有している請求項47記載の装置。
  49. 【請求項49】 2進サーチによって一致したアドレスが見出された場合、
    制御サブシステムは、この一致したアドレスに対応するデータ部分を処理するよ
    うに構成されている請求項48記載の装置。
  50. 【請求項50】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成され、複数のセグメントでページを送信するように構成され
    ており、複数のセグメントがフレームの一部分であるページャにおける電力を節
    約する装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムによって受信された情報を処理す
    るように構成されている処理サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機および処理サブシステムに結合されている制御
    サブシステムとを具備し、 この制御サブシステムは、 受信機サブシステムをアクティブにして送信信号を受信させ、受信機サブシ
    ステムは非アクティブ状態に比較して多量の電力をアクティブ状態で消費し、 受信機サブシステムにセグメントの複数のアドレスをフレームで受信させ、
    複数のアドレスはアドレスブロックの一部分としてセグメントで送信され、アド
    レスブロックは複数のデータ部分を含むデータブロックから分離しており、複数
    のデータ部分の各データ部分は対応したアドレスを複数のアドレス中に有してお
    り、 受信機サブシステムを非アクティブにし、 受信サブシステムがアクティブにされた後、処理サブシステムをアクティブ
    にし、処理サブシステムは非アクティブ状態に比較して多量の電力をアクティブ
    状態で消費し、 処理サブシステムに複数のアドレスを処理させ、 複数のアドレスセグメントが処理された後、処理サブシステムを非アクティブ
    にし、受信サブシステムは処理サブシステムの前に非アクティブにされるように
    構成されているページャにおける電力を節約する装置。
  51. 【請求項51】 処理サブシステムは、複数のアドレスの実質的に全てのも
    のが受信機サブシステムによって受信された後にアクティブにされる請求項50
    記載の装置。
  52. 【請求項52】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成されているページャにおける電力を節約する装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 制御サブシステムは、 予め定められた数のサーチサイクルのあいだ、ページャのプロトコルにした
    がった送信に関して受信機サブシステムに複数のチャンネルの各チャンネルを監
    視させ、 ページャが予め定められた数のサーチサイクル中にページャのプロトコルに
    したがった送信信号を検出しなかった場合、予め定められた期間のあいだページ
    ャを低電力モードにさせ、この予め定められた期間はページャが前に低電力モー
    ドに入っていた期間より長く、 ページャが予め定められた数のサーチサイクル中にページャのプロトコルに
    したがった送信信号を検出した後、予め定められた期間をデフォルト期間にリセ
    ットするように構成されているページャにおける電力を節約する装置。
  53. 【請求項53】 予め定められた期間は、ページャが低電力モードに入って
    いた前の期間の約2倍の長さに等しい請求項52記載の装置。
  54. 【請求項54】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページン
    グシステムがページャのプロトコルとは異なるプロトコルにしたがってページを
    送信するように構成され、複数の送信信号を実質的に連続して放送するように構
    成されているページャにおける電力を節約する装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 この制御サブシステムは、複数のチャンネルの中の1つのチャンネルにおいて
    、受信機サブシステムにそのチャンネル中の送信信号を監視させるように構成さ
    れ、 実質的に連続した送信信号は、送信されているプロトコルを示す情報を含み、
    実際のページ情報が送信されない場合には、未使用のアドレスとランダム化され
    たデータが実質的に連続した送信信号に与えられるページャにおける電力を節約
    する装置。
  55. 【請求項55】 各送信信号はセグメント中のアドレスの番号を示す情報を
    有するそのセグメントを含んでおり、アドレスの番号はランダム化されたデータ
    に対応したアドレスの番号を含んでいない請求項54記載の装置。
  56. 【請求項56】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されているページャに
    おける電力を節約する装置において、 ページャのプロトコルとは異なる1以上のプロトコルにしたがって送信信号を
    放送するように構成された送信サブシステムと、 送信サブシステムに結合されている制御サブシステムとを具備し、 制御サブシステムは、 ページャのプロトコルにしたがって複数のチャンネルの第1のチャンネルで
    第1の送信信号を送信サブシステムに送信させ、 ページャのプロトコルにしたがって複数のチャンネルの第2のチャンネルで
    第2の送信信号を送信サブシステムに送信させ、第1および第2の送信信号は、
    ページャが第1の送信信号の予め定められたセグメントを第1のチャンネルで受
    信し、その後第2のチャンネルに切換え、第2の送信信号の予め定められたセグ
    メントのスタートを実質的に待たずに第2の送信信号の予め定められたセグメン
    トを受信することができるように同期され、各予め定められたセグメントは対応
    した送信信号のプロトコルを示す情報を有しているように構成されているページ
    ャにおける電力を節約する装置。
  57. 【請求項57】 各予め定められたセグメントはその送信信号のヘッダ同期
    セグメントであり、このヘッダ同期セグメントはページャにおける周波数オフセ
    ットおよび対応したチャンネルにおけるドップラーシフトに関して実質的に不変
    で表示される信号を有している請求項56記載の装置。
  58. 【請求項58】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページャ
    は機能モードより少ない電力を消費する低電力モードを有し、オンに切替えられ
    たとき通常機能モードであり、ページングシステムはさらにページャのプロトコ
    ルとは異なるプロトコルにしたがってページを送信するように構成されているペ
    ージャにおける電力を節約する装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムによって受信された送信信号を処
    理するように構成されている処理サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機および処理サブシステムに結合されている制御
    サブシステムとを具備し、 この制御サブシステムは、 ページャを機能モードにさせ、 受信機および処理サブシステムに複数のチャンネルの第1のサーチで複数の
    チャンネルを監視させ、第1のサーチがページャのプロトコルにしたがった送信
    信号のサーチを含んでおり、 受信機および処理サブシステムに複数のチャンネルの第2のサーチで複数の
    チャンネルを監視させ、第2のサーチが第1のサーチで見出されたチャンネルに
    制限され、 第1の予め定められた期間の後、サーチされたチャンネルのいずれにおいて
    ページャのプロトコルにしたがった送信信号が検出されなかった場合、受信機お
    よび処理サブシステムに複数のチャンネルの第3のサーチで複数のチャンネルを
    監視させ、第3のサーチは第1のサーチで見出されたチャンネルに制限されず、 第2の予め定められた期間の後、第3のサーチでページャのプロトコルにし
    たがった送信信号が検出されなかった場合、ページャが低電力モードに入ってい
    た前の期間より長い期間のあいだページャを低電力モードにするように構成され
    ているページャにおける電力を節約する装置。
  59. 【請求項59】 制御サブシステムは、さらにページャが低電力モードから
    機能モードに移行した後、受信機および処理サブシステムに第1のサーチを反復
    させる請求項58記載の装置。
  60. 【請求項60】 第3のサーチは、第1のサーチで見出されたチャンネルを
    増加された周波数によりサーチする請求項58記載の装置。
  61. 【請求項61】 第3のサーチは、第2のサーチで見出された各チャンネル
    を増加された期間のあいだサーチする請求項58記載の装置。
  62. 【請求項62】 第3のサーチは、第1のサーチでサーチされた複数のチャ
    ンネルと、1以上の別のチャンネルとを含んでいる請求項58記載の装置。
  63. 【請求項63】 ページャがプロトコルにしたがって動作し、さらにページ
    ャのプロトコルにしたがってページングシステムにより複数のチャンネルの1以
    上のものによって送信されたページを受信するように構成されており、ページャ
    は機能モードより少ない電力を消費する低電力モードを有しオンに切替えられた
    とき通常機能モードであり、ページングシステムがページャのプロトコルとは異
    なるプロトコルにしたがってページを送信するように構成されているページャに
    おける電力を節約する装置において、 ページャ中に配置され、ページングシステムから送信信号を受信するように構
    成されている受信機サブシステムと、 ページャ中に配置され、受信機サブシステムに結合されている制御サブシステ
    ムとを具備し、 この制御サブシステムは、 ページャを機能モードにさせ、 ページャのプロトコルにしたがった送信信号について複数のチャンネルを受
    信機サブシステムに監視させ、 ページャが第2の予め定められた期間中にページャにアドレスされたページ
    を受信しなかった場合は、第1の予め定められた期間のあいだページャを低電力
    モードにし、第2の予め定められた期間は、ページャが機能モードに入った時か
    ら始まり、ページャがこのページャにアドレスされたページを受信した場合はリ
    セットされるように構成されているページャにおける電力を節約する装置。
  64. 【請求項64】 制御サブシステムはさらに、ページャがページャにアドレ
    スされたページを受信せずに第2の予め定められた期間が終了したとき、低電力
    モードに入る前に第1の予め定められた期間を増加するように構成されている請
    求項63記載の装置。
  65. 【請求項65】 ページングシステムは、複数プロトコルにしたがって複数
    のチャンネルによってページを送信するように構成され、複数のページセグメン
    トでページを送信するように構成されており、複数のセグメントがそれぞれアド
    レスブロックと、アドレスブロックから分離したデータブロックとを有し、各ア
    ドレスブロックが複数のアドレスを有することが可能であり、各データブロック
    がアドレスブロック中の複数のアドレスに対応した複数のデータ部分を有し、ペ
    ージングシステムはヘッダ同期(HS)セグメントおよびシステム情報(SI)
    セグメントを送信するように構成されており、セグメントがフレームの一部分で
    ある、ページングシステムにより使用されるページャにおいて、 フレームのセグメントのアドレスブロックを受信する手段と、 ページャに割当られたアドレスがアドレスブロックに含まれているかどうかを
    決定する手段と、 ページャのアドレスがアドレスブロックに含まれている場合、受信されたアド
    レスブロックに対応したデータブロックを受信し、ページャのアドレスが受信さ
    れたアドレスブロックに含まれていない場合、対応したデータブロックを受信し
    ない手段とを具備していることを特徴とするページャ。
  66. 【請求項66】 HSセグメントは、ページャにおける周波数オフセットお
    よびチャンネルにおけるドップラーシフトに関して実質的に不変で表示される信
    号を含み、複数のプロトコルの各プロトコルは特有のHSセグメントを有し、ペ
    ージャは、HSセグメントがページャのプロトコルに対応しているかどうかを検
    出することにより、送信信号がページャのプロトコルにしたがっているかどうか
    を検出するように構成されている請求項65記載のページャ。
  67. 【請求項67】 ページングシステムは、1からNの番号を付けられた予め
    定められた数のページセグメントを有するフレームを放送するように構成され、
    NはMビットを有する2進形態で表されることのできる整数であり、各ページセ
    グメントのアドレスブロック中の全てのアドレスがMビットより多い2進数を有
    し、各ページセグメントのアドレスブロック中の全てのアドレスが予め選択され
    たMビットに対して同じ値を有し、Mビットがページセグメントの番号に対応し
    、Mビットが各ページセグメントのアドレスブロック中の全てのアドレスから削
    除される請求項65記載のページャ。
  68. 【請求項68】 Mビットはアドレスの下位のMビットであるように予め選
    択され、Nは2M に等しい請求項67記載のページャ。
  69. 【請求項69】 アドレスブロックを受信する手段は、ページャのアドレス
    の下位のMビットとは異なるセグメント番号を有するセグメントを受信しないよ
    うに構成されている請求項67記載のページャ。
  70. 【請求項70】 ページングシステムはさらに、番号順に配列されたそのア
    ドレスブロックの複数のアドレスを有するページセグメントを送信するように構
    成され、決定する手段は、アドレスがページャのアドレスと一致するか、あるい
    はページャのアドレスに関して番号順でなくなるまで複数のアドレスの各アドレ
    スを順次ページャのアドレスと比較するように構成されている請求項65記載の
    ページャ。
  71. 【請求項71】 ページングシステムはさらに、アドレスブロックのアドレ
    スの範囲を示す情報を有するページセグメントを送信するように構成され、決定
    する手段はさらに、ページャのアドレスがアドレスの範囲内であるかどうかを決
    定し、ページャのアドレスがアドレスの範囲に含まれない場合、フレームの残り
    に対してページャを低電力モードにするように構成されている請求項65記載の
    ページャ。
  72. 【請求項72】 ページングシステムはさらに、アドレスブロックにおける
    アドレスの番号を有するページセグメントを送信するように構成され、決定する
    手段はさらに、 アドレスの番号がゼロである場合、ページャを低電力モードにし、 アドレスの番号が3より小さい場合、ページャにアドレスブロックのアドレス
    を受信させ、 アドレスの番号が3以上である場合、ページャにアドレスの範囲を受信させる
    ように構成されている請求項65記載のページャ。
  73. 【請求項73】 決定する手段はさらに、アドレスブロック中のアドレスの
    2進サーチを行うように構成されている請求項65記載のページャ。
  74. 【請求項74】 Mビットがアドレスの下位のMビットであるように予め選
    択され、Nは2M に等しい請求項10記載の方法。
  75. 【請求項75】 Mビットがアドレスの下位のMビットであるように予め選
    択され、Nは2M に等しい請求項42記載の装置。
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