JP2001525508A - 窓および扉の開閉機構 - Google Patents

窓および扉の開閉機構

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JP2001525508A JP2000523440A JP2000523440A JP2001525508A JP 2001525508 A JP2001525508 A JP 2001525508A JP 2000523440 A JP2000523440 A JP 2000523440A JP 2000523440 A JP2000523440 A JP 2000523440A JP 2001525508 A JP2001525508 A JP 2001525508A
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Abstract

(57)【要約】 日よけおよび開き窓の取付における使用に特に適した窓および扉開閉機構を開示する。開/閉機構は、窓フレームに取付けられ得るランナから旋回する2つの連結されたアーム(14、22)を備えるヒンジ配置を有する。旋回するアームの一方または両方が、他のアームの旋回装着部に関してランナにそって運動可能なスライダ(16)上のランナに装着される。本機構は、ユーザによって回転可能なスプール(24)のまわりに巻付く部分を有するケーブルまたはコード(26)により動作可能である。スプールを一方向に巻くことで、コードまたはケーブルの一部に張力が加えられ、アームの旋回装着部の間に力が加えられ、旋回装着部がともにランナ上に引付けられ、窓フレームから外向きにアームを旋回させることで窓が開かれる。スプールを他方向に巻くと、アームの1つに結合されたコードまたはケーブルの他部分に張力が加えられ、アームをランナに向けて引戻し窓が閉められる。張力が最初に開き用ケーブル部に加えられるとき、アームのそれぞれの旋回装着部が実質的にランナに沿って整列している間に、アームの角運動を開始させるため楔部材(17)の初期的な限定された運動を使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
この発明は、窓および扉の開閉のための機構に関する。
【0002】
【発明の背景】
伸張可能チェーン配置および機械的レバーアームを含む、家庭環境における窓
の開閉のための多数の異なった形の機構が利用可能である。各機構はそれ固有の
利点および欠点を有しており、そのため、窓およびヒンジ型などの様々な応用に
適する。現在利用可能な、日除けおよび開き窓用の開閉機構は、主として、窓と
フレームとを結合する機械的ヒンジ配置とは異なる機械的連結型のもので、一般
にフレームから窓サッシへ延びるレバーアームの形を含む。典型的には、レバー
アームは、レバーアームからユーザによって動作可能な回転可能ハンドルなどへ
の歯車型結合によって、ほぼフレームと平行な配向(閉じた窓)からフレームに
対し横向きの配向(開いた窓)へと伸張可能である。
【0003】
【発明の概要】
この発明の実施例は、適当な張力(tension)が加えられたとき窓/扉を開閉 する、コードまたはケーブルなどによって動作する窓および扉用の開閉機構を提
供することを意図する。たとえば、窓を閉じるためには、窓サッシとフレームと
の間にコードまたはケーブルの張力が直接加えられるであろうし、窓を開くため
には、窓をフレームに装着しているヒンジのアームに張力が加えられるであろう
。本機構は、日除けおよび開き窓の取付における使用に特に適している。
【0004】 この発明により、第1の構成要素と第2の構成要素との間でのヒンジ式開閉運
動用機構が提供され、第1および第2の構成要素は、窓または扉および窓フレー
ムまたは扉フレームを含み、前記機構は、第1の構成要素に装着されるランナと
、ランナに結合される第1の旋回装着部上へ旋回運動のために一端部において装
着される接続アームとを含み、接続アームの他端部は、第2の構成要素への旋回
可能接続のため適合され、前記機構はさらに、第1および第2の構成要素のヒン
ジ式または旋回可能接続部の間に張力を及ぼすように結合される開き用コードま
たはケーブルを含み、前記第1の旋回装着部は、前記ヒンジ式または旋回可能接
続部と前記第1の旋回装着部との間での前記ランナに沿っての互いに対しての相
対運動を起こすように、実質的に前記ランナに沿い、前記機構はさらに、前記第
1および第2の構成要素の互いに対しての角運動のために前記第1の構成要素と
前記第2の構成要素との間に張力を及ぼすために前記第2の構成要素へ接続され
るように適合される閉じ用コードまたはケーブルと、開き用コードまたはケーブ
ルおよび閉じ用コードまたはケーブルにそれぞれの前記張力を加えるために開き
用コードまたはケーブルおよび閉じ用コードまたはケーブルに結合される巻取機
構とを含む。
【0005】 この発明により、窓または扉のための開閉機構であって、長細フレーム部材と
、フレーム部材の両端部に向けてフレーム部材と結合される第1および第2の旋
回装着部材とを含み、第1および第2の旋回装着部材の少なくとも1つがフレー
ム部材に沿って摺動可能であり、そのため第1および第2の旋回装着部材が互い
に関して運動可能であり、開閉機構はさらに、レバーアームを含み、レバーアー
ムは、第1の旋回装着部材に旋回可能に結合される1端部を有し、レバーアーム
が実質的にフレーム部材と平行である閉位置とレバーアームがフレーム部材に対
して横向きである開位置との間でフレーム部材に関してのレバーアームの旋回運
動が可能であり、開閉機構はさらに、第2の旋回装着部材に旋回可能に結合され
る1端部とレバーアームの中間部に旋回可能に結合される他端部とを有する接続
アームと、第1の旋回装着部材と第2の旋回装着部材との間に力を加えて、窓ま
たは扉を開くための、フレーム部材に沿っての第1の旋回装着部材と第2の旋回
装着部材との互いに向かっての相対運動を起こすように、第1の旋回装着部材お
よび第2の旋回装着部材の一方または両方に連結される開き用コードまたはケー
ブル部と、接続アームまたはレバーアームとフレーム部材との間に力を加えて、
窓または扉を閉じるための、レバーアームおよび接続アームのフレーム部材へ向
けての相対的角運動を起こすように、接続アームまたはレバーアームとフレーム
部材との間に結合される閉じ用コードまたはケーブル部と、使用中、窓または扉
の開閉のために上記力を加えるように開き用コードまたはケーブル部、および閉
じ用コードまたはケーブル部を巻取り、かつ引出すための巻取機構とを含む、開
閉機構が提供される。
【0006】 好ましくは、第1の旋回装着部材は、第2の旋回装着部材と第1の旋回装着部
材のレバーアーム装着部との間をフレーム部材に沿って摺動するように位置付け
られる楔部材を含み、楔部材は、開き用コードまたはケーブル部に結合され、フ
レーム部材にそって限定された距離にわたりレバーアーム装着部に関して相対的
に運動可能である。楔部材は、楔部材とレバーアーム装着部との分離を制限しそ
れによって引張ばねの伸張を制限するように楔部材とレバーアーム装着部とを相
互接続する摺動ばね制限アームと引張ばねとによりレバーアーム装着部に結合さ
れ得る。好ましくは、楔部材は、楔表面を有し、楔表面は、第1および第2の旋
回装着部材の互いに向かっての相対運動に際し、レバーアームに結合された接続
アームの端部に抗して作用し、接続アームおよびレバーアームを、フレーム部材
から角度を付けて外向きに強制する。
【0007】 好ましくは、巻取機構は、回転可能スプールを含み、使用中は回転可能スプー
ル上に開き用コードまたはケーブル部、および閉じ用コードまたはケーブル部が
巻取られ、開き用および閉じ用コードまたはケーブル部は、スプールのまわりに
結合され、スプール上に開き用コードまたはケーブル部が巻取られると、スプー
ルから閉じ用コードまたはケーブル部が引出され、かつ、閉じ用コードまたはケ
ーブル部が巻取られると、開き用コードまたはケーブル部が引出される。開き用
および/または閉じ用コードまたはケーブル部は、巻取機構とフレーム部材との
間にケーブルシースにより結合されてよい。
【0008】 この発明の一形態においては、スプールは、開き用コードまたはケーブル部お
よび閉じ用コードまたはケーブル部のための別個の案内スロットを含み、開き用
コードまたはケーブル部および閉じ用コードまたはケーブル部は各々、スプール
に関して付けられた端部部分を有する。閉じ用ケーブル部のためのスプール内の
案内スロットは、螺旋形に形成されてよく、巻取り半径は可変でよい。
【0009】 巻取機構は、開き用ケーブルへ張力を加えることによってスプールの1方向へ
の回転を可能とし、閉じ用ケーブルへ張力を加えるときに他方向へのスプールの
回転を防止するラチェット機構を備え得る。この場合、前記ラチェット機構を脱
離し駆動機構がスプールを駆動することが可能となるように、カム作用機構によ
って、駆動手段がスプールに結合されてよい。
【0010】 この発明の特定の実施例では、窓の開きおよび/または閉じのための開/閉機
構は、ヒンジ配置を含み、ヒンジ配置は、窓フレームに旋回可能に装着された第
1の端部を備え第1の旋回可能端部は窓フレームと窓サッシに装着された第2の
端部とに対して実質的に平行に摺動可能に運動可能であるレバーアームと、回転
可能スプールと、使用中は窓フレームに関して付けられる第1の端部とレバーア
ームの第2の端部または窓サッシに取付けられる第2の端部とを有する可撓性コ
ード、ケーブルなどとを有し、コード、ケーブルなどは、第1の端部から少なく
とも1回スプールのまわりを回って、レバーアームの第1の端部との運動のため
装着される開口部、ローラ、プーリなどを含む移行装着部を通り窓サッシに取付
けられた第2の端部へ通る。
【0011】 好ましくは、移行装着部は、レバーアームの第1の端部と同じ軸に沿って摺動
可能に運動可能であり、引張ばねによって前記第1の端部に取付けられる摺動部
材上に設けられる。好ましくは、引張ばねの伸張は、固定された範囲まで相対的
に摺動可能な相互に嵌合するスロット形成部およびラグ形成部それぞれを有する
1対のアームまたは固定長のコードまたはケーブルなどの制限手段により予め定
められた長さに制限される。
【0012】 この発明の好ましい実施例では、本機構は、長細ランナフレームを含み、ラン
ナフレームは、使用中は、窓フレームに沿って装着され、使用中はレバーアーム
が窓サッシの端縁に沿って延びるように配置される。好ましくは、ランナフレー
ムは、トラックを有し、トラックに沿ってレバーアームの第1の端部およびスラ
イド部材が摺動可能に運動可能である。「窓が閉じた」構成での本機構において
は、レバーアームはランナフレームに対してほぼ平行に延び、レバーアームの第
1の端部はランナフレームの第1の端部に向けて配置され、回転可能スプールが
ランナフレームの他の第2の端部に装着される。この構成では、レバーアームの
第2の端部はスプールに隣接して配置される。コードの移行装着部を有するスラ
イド部材は、レバーアームの第1の端部とスプールとの間にランナフレームに沿
って配置される。接続アームは好ましくは、ランナフレームの第1の端部と第2
の端部との間でランナフレームに旋回可能に接続される第1の端部と、レバーア
ームの第1の端部と第2の端部との間に旋回可能に接続される第2の端部とを有
するように設けられる。スライド部材は好ましくは、角度の付いた楔部を備える
ように形成され、機構の「窓が閉じた」構成からのスライド部材の最初の運動の
際に、楔部は、ランナフレームのトラックと接続アームの第2の端部との間へ強
制され、接続アームとレバーアームとがランナフレームから横向きに外方向へ強
制される。
【0013】 スプールと接続アームの第1の端部とは、代替的に、ランナフレームの第2の
端部においてランナフレームに脱離可能に結合されるフレームブロックに装着さ
れてもよい。この配置では、単一のユニット内のランナフレームへの/からのス
プールおよび接続アームの取付および脱離が容易となり、さらに、ランナフレー
ムのトラックの第2の端部へ向けてのランナフレームのトラックへのスライド部
材とレバーアームの結合、およびランナフレームトラックからのスライド部材と
レバーアームの脱離が可能となり、それによって、メンテナンスなどのためのフ
レームからの窓サッシの取外しおよび据付の間の、窓サッシへのレバーアームの
装着および窓フレームへのランナフレームの装着がより簡単にできる。
【0014】 上述のように、スライド部材は接続アームの第2の端部に対して作用してよい
が、代替的にまたはさらに、接続アームから延びるまたはレバーアームそれ自体
からさえも延びるラグなどに作用してもよい。この態様で、接続アームおよびレ
バーアームの旋回点からの距離を、楔部の角度に従ってスライド部材に適切な力
が加えられたときに、アームが運動するよう、アームに適切な力を与えるよう調
整できる。さらに、応用によっては、接続アームおよび/またはレバーアームに
沿って別個の点で作用し、ヒンジ運動の開始時にランナフレームから外に向けて
の必要とされるアームの旋回運動を行なうよう複数のスライド部材を利用しても
よい。
【0015】 この発明を、以下に、単なる例として、この発明の実施例を示す添付図面を参
照してさらに詳細に説明する。
【0016】
【詳細な説明】
日除けまたは開き窓の取付において使用するために特に適した窓機構10を図
1から図3に示す。窓機構10は、一般に長細ランナフレーム12、レバーアー
ム14および接続アーム22を含む、広く使用される日除けまたは開き窓のヒン
ジに基づく。ランナフレーム12は、ランナフレームの1端縁に沿ってトラック
13を有し、トラック13に沿っての摺動運動のため構築されるスライダ装着部
16を有する。レバーアーム14の1端部は、スライダ装着部16に旋回可能に
装着される。接続アーム22は、ランナフレーム12に旋回可能に装着される1
端部およびレバーアーム14の両端部の間に旋回可能に取付けられる他端部を有
する。
【0017】 公知のヒンジ機構の使用においては、ランナフレームは窓フレームに沿って装
着され、レバーアーム14は窓サッシの端縁に沿って取付けられ、窓サッシの角
部は、スライダ装着部16に装着されるレバーアーム14の端部に隣接する。図
2は、使用中ならば窓が閉じるであろう構成で、ヒンジを備える窓機構10を示
す。この場合、レバーアーム14および接続アーム22は両方とも、ランナフレ
ーム12と平行になり、スライダ装着部16はランナフレームの1端部に配置さ
れる。窓が開かれるに伴い、レバーアーム14はランナフレームから離れるよう
に旋回し、同時にスライダ装着部16がトラック13に沿って摺動する。接続ア
ーム22はレバーアームの運動を案内する。
【0018】 トラック13に沿ってのスライダ装着部16の運動によって、窓機構10のヒ
ンジを動作させることが可能である。しかし、ヒンジがその閉じた構成(図2)
にあるときは、レバーアーム、接続アームおよびランナフレームが相互接続され
る3つの旋回点は、少なくとも実質的に整列し、この機械的な配置は、窓の初期
開き運動のため、スライダ装着部16に対してトラック13と平行に極めて大き
な力が加えられねばならないことを意味する。さらに、いずれにせよ、窓のシー
ルとサッシのたるみとの摩擦のため、ヒンジ上での運動のために最も大きな力が
必要とされるのは窓がほとんど閉じた位置にあるときである。一旦レバーアーム
14と接続アーム22とを相互接続する旋回点がランナフレーム12から横向き
に短い距離だけ移動すると、レバーアームのさらなる運動のために必要とされる
スライダ装着部16への線形の力は、ランナフレームと接続アーム22との間の
角度に鑑み、著しく減じられる。
【0019】 窓機構10は、上述のヒンジ機構を動作させることで窓を開閉するための手段
を組入れる。一般に、コード26が設けられ、コードを通じて、窓を開けるため
にランナフレーム12に平行にスライダ装着部16に力を加えるために、かつ、
窓を閉じるためにランナフレームに対して横向きにレバーアーム14の突出端部
に力を加えるために、張力が加えられよう。
【0020】 スライド部材18は、接続アーム22とランナフレームとの旋回可能接続部と
スライダ装着部16との間をトラック13に沿って摺動可能運動するために、ラ
ンナフレーム12に装着される。スライド部材18は、引張ばね20によりスラ
イダ装着部16に結合される。スライド部材18はさらに、接続アーム22の装
着部に向けられたその1端部上に角度の付けられた楔部17を有する。スライド
部材18はさらに、移行装着部を有し、トラック13に沿って接続アーム22に
向かってスライド部材に線形の力を加えるため、移行装着部のまわりにコード2
6を通すことができる。
【0021】 コード26によってスライド部材に力が加えられた時に、スライダ装着部は比
較的静止したままである一方、スライド部材が予め定められた範囲だけトラック
に沿って運動できるよう、スライダ装着部16とスライド部材18とを相互接続
する引張ばね20は設けられる。スライド部材からスライダ装着部に伝えられる
力は、引張ばねの伸びが増すに伴い増加する。引張ばねが伸張し得る長さは、相
対的に摺動可能な1対のアーム28、29の形で図示される制限手段により制限
される。アーム28は、ばね20に隣接してスライダ装着部16の方向にスライ
ド部材18から延び、アーム29はやはりばねに隣接してスライド部材に向けて
スライダ装着部から延びる。アーム28、29の端部は互いに重なり合い、アー
ム28は長手方向スロットを備えるよう形成される一方、アーム29はアーム2
8のスロットに嵌合する横向き突出ラグを有する。ばねがのばされていないとき
は、アーム28、29はそれらのほとんどにわたって重なり合い、アーム29の
ラグはスライド部材18に取付けられたアーム28の端部近くでアーム28のス
ロット内に収まる。ばねがのばされるときは、ラグは、スロットの端部に到達す
るまでスライダ装着部へ向けてスロットに沿って摺動し、これによってさらなる
ばね20の伸びが防止される。
【0022】 回転可能スプール24は、回転軸がレバーアームおよび接続アームの旋回軸と
平行な状態で、ランナフレームに装着される。スプール24は、機構の「窓が閉
じた」構成においてスライダ装着部16が配置されるランナフレームの端部とは
反対側のランナフレームの端部に装着される。コード26は、レバーアーム14
の突出端部から延び、スプール24の周囲に数回巻付けられる。そしてコードは
ランナフレーム12に沿ってスライド部材18の移行装着部へ延びる。コードは
、移行装着部のまわりを通り再びランナフレームに沿ってその端部が付けられる
場所、たとえば、接続アーム22とランナフレーム12との旋回可能接続部の近
くにいく。スライド部材18上の移行装着部は、使用中、中をコード26が通過
し摺動できる開口部を単純に含んでもよく、または、スライド部材の運動の間に
コードが移行装着部を通るに際しての、コード26とスライド部材との間での摩
擦を減じるために、ローラ、プーリなどの形であってもよい。
【0023】 スプールは、コード26が重なり合わないような態様でスプールのまわりに巻
付くよう配置されてもよく、または、図4に示すようにコードがその上へ巻付く
よう配置されてもよい。図4は、コードのコイルの断面図とともにスプールの一
形態を示す側面図である。このスプールの形態は、スライド部材18上の移行装
着部へと延びるコード26およびレバーアームの端部へと延びるコード26のそ
れぞれの部分用の別個のコイル用スロット30、31を有する。コード26は、
スロット30、31内でそれ自身の上に巻付くよう配置され、コードは、それぞ
れのスロット内で反対の回転方向に巻取られる。このスプールの形態では、コー
ド26はスプールの中心を通ってスロット30内のコイルとスロット31内のコ
イルとの間を通ってもよく、または、コードは各スロットのハブで終端してもよ
い(すなわちコード26は2つの別個の区域を含んでもよい)。図4に示すコイ
ル用配置は、スプールの回転配向および既にスプール上にあるコードの量に依存
して、コードのより多くの部分がスプール上に巻取られるかまたはスプールから
引出されるので、ヒンジ機構の機械的配置上必要があれば、引出すコードがより
多く巻き取られるコードがより少ないように、またはその逆に、スプールを配置
することができるという点で特定の利点を有する。
【0024】 窓機構10の動作は以下のとおりである。図2に示す「窓の閉じた」構成から
は、レバーアーム14がフレームに向けてのその運動の極にあるため、スプール
24は1方向にしか回転させられ得ない。図1および図2に示す配置では、スプ
ール24の時計回り方向への回転の結果、窓機構の「開き」運動が生じ、一方、
反時計回り方向への回転の結果、「閉じ」運動が生じる。したがって、「窓の閉
じた」構成からの、スプール24の時計回り方向への回転の結果、スプールとス
ライド部材18との間に延びるコード26の部分に張力が加えられる。コードが
重なり合わない態様で巻取られるスプール配置の場合には、この張力は、スプー
ル24の円周表面とスプール24のまわりに延びるコード26のコイルとの間の
摩擦力により生じる。たとえば図4のスプール配置の場合には、コード26の一
部はスプールのハブに付けられる。コード26のこの部分に加えられる張力は、
コード26の固定された端部装着部へそしてランナフレーム12へと伝わり、結
果的に、コードが通る移行装着部を通じてスライド部材18へ伝えられる。この
張力の結果、引張ばね20の付勢に抗してトラック13に沿ってスライド部材1
8が運動する。スライド部材18がトラックに沿って運動するに伴い、トラック
13と、接続アームがレバーアームに旋回可能に接続される接続アームの第2の
端部23との間に、楔部17が強制される。これによって、スライダ装着部16
に大きな力を加える必要なく、スライド部材18の運動が、楔部によりアーム1
4および22をランナフレームから外向きに角度を付けて、強制する。しかし、
いずれにせよ、一旦アーム14、22がスライド部材の楔作用によって十分に角
度を付けられると、引張ばねおよび/または制限手段によってスライダ装着部1
6に加えられた線形の力で十分に、レバーアーム14のさらなる角変位を生じる
ことができ窓が開かれるよう、スライド部材18は、引張ばね20および制限手
段によってスライダ装着部16に結合される。同時に、コード26は、レバーア
ーム14の突出端部に向けてスプール24から引出され、スライド部材18とレ
バーアームの突出端部との変位の差はすべて引張ばね20により対処される。
【0025】 上述の構成の変形例においては、スライド部材の楔部17は接続アームの端部
の代わりに接続アームまたはレバーアームから突出するラグなどとの間で作用し
てもよい。さらに、固定長の要素またはばねによって互いに結合される複数のス
ライド部材が設けられてもよく、この場合、完全に閉じた構成からスライダ装着
部16へ張力を加えるとヒンジをさらに運動させることができる構成への、ヒン
ジ機構の改良された運動を容易にするため、各スライド部材は接続アームまたは
レバーアーム上に位置付けられるそれぞれのラグなどに対して作用する。
【0026】 ランナフレームの第2の端部においてランナフレームに脱離可能に結合される
(図1で32として一般に示される)フレームブロックへ、スプールおよび接続
アームの第1の端部が装着されるよう窓機構を構築することが有利であろう。こ
の配置は、単一のユニット内での、スプール24および接続アーム22のランナ
フレーム12への取付およびランナフレーム12からの脱離を容易にし、さらに
、スライド部材およびレバーアームをランナフレームのトラックの第2の端部に
向けてランナフレームのトラックへ連結し/ランナフレームトラックから脱離す
ることを可能にする。さらにこれによって、メンテナンス、洗浄などのための、
窓機構10がそれぞれの部分にまだ取付けられたままでのフレームからの窓サッ
シの取外しおよび据付けの間の、窓フレームへのランナフレームの装着および窓
サッシへのレバーアームの装着をより容易にできる。フレームブロック32は好
ましくは、ランナフレームの長手方向においてランナフレームに対して調節可能
である。
【0027】 特に図1を参照し、もし窓機構10がその閉位置に向けて運動させられるので
あれば、スプール24は反時計回り方向に回転させられる。これによって、スプ
ール24とレバーアーム14の端部との間に延びるコード26の部分に張力が加
えられる。レバーアーム14の突出端部とスライダ装着部16に結合される旋回
端部との間の距離のために、レバーアームを窓フレームに結合するコードまたは
ケーブルが、「窓の閉じた」構成の間はレバーアームの突出端部に対して横向き
に、好ましくはほぼ直角に配置されていることに鑑み、「窓の閉じた」構成への
運動の終わりにおいてであっても、レバーアームおよびレバーアームに取付けら
れた窓の運動を引起こし閉位置に戻すために、レバーアームに大きな力を加える
、またはコード26に大きな張力を加える必要はない。スプール24が反時計回
り方向に回転させられるとき、スプール24とスライド部材18との間を延びる
コード26の部分がスプールから引出され、それによって、スライド部材18は
スライダ装着部16に向けて戻るよう運動できる。これによって引張ばね20上
の張力が緩められ、レバーアーム14および接続アーム22がランナフレーム1
2へのそれらの装着部に関して旋回する間、ランナフレーム12の端部へ向けて
のスライダ装着部16の摺動運動が可能となる。
【0028】 図3は、特にスプール24、スライド部材18、スライダ装着部16およびコ
ード26の経路を示すようにアーム14、22を取除いた窓機構10の側面図で
ある。もちろん、レバーアーム14が本図には示されていないのでコード26の
1端部は終端していない。コード26の他端部は、参照番号21で示す接続アー
ム22とランナフレーム12との間の旋回可能接続部で終端することが示される
【0029】 この発明の原理による窓開/閉機構は、他の公知の機構を超えるいくつかの重
要な利点を提供することができ、その1つは、完全に開いた位置から完全に閉じ
た位置へサッシを運動させるためのスプールまたはハンドルの必要な回転数をご
く少数(たとえば約4回)に留めつつ、高い開閉力を維持できる点である(すな
わち、窓または機構はその「窓が閉じた」構成にかなり近い)。これは、窓を開
く場合については、最終閉じ動作の間に、窓の運動方向に対し実質的に直角に、
レバーアーム14の端部にコード26を通じて力が加えられるようにスプール2
4が位置付けられているという点に鑑み、主としてスライド部材18の楔部によ
るものである。
【0030】 窓開/閉機構は、日除け/開き窓用の公知のヒンジ配置を利用しており、ヒン
ジに対して付加的な機械的連結部が必要ない(代わりに可撓性コードを使用する
)ため、風力などが窓に加えられた場合に構成要素ががたがたいう可能性が著し
く減じられる。さらに、窓機構は実施が比較的安価で行なわれ、スプール24を
駆動するよう適切に結合されるときは電動機、継ぎ目なし引張りコードまたは回
転可能ハンドルにより容易に動作させられる。スプールは図1から図3に示すよ
うな配向で配置する必要は必ずしもなく、ローラ、プーリなどを使用して達成可
能な多くの代替的な構成が明らかとなろうことは理解されよう。このような配置
例は、スプール24への結合のためにギア、プーリなども用い得る、上述のタイ
プの巻取機構へのスプールの結合を容易にするため望ましいであろう。
【0031】 応用によっては、引張ばね20が過度にのばされるのを防ぐため引張ばね20
の可能な伸張範囲を制限することが望ましいであろうし、その場合、引張ばねの
望ましい最大の伸びに対応した長さのケーブル連結部などがスライダ装着部16
とスライド部材18との間に設けられるであろう。さらに、コード26とスプー
ル24の円周表面との間で十分な把持を行なうため、スプール24上のコードコ
イルに十分な張力を与えるように、コード26とレバーアーム14の突出端部と
の間に付加的な引張ばねを配置することが望ましいであろう。代替的に、または
加えて、両方向へコード26が運動するための所望の把持力を与えるため、スプ
ール24の表面上にコード26の部分を押付けるように、フォロワ機構が設けら
れてもよい。
【0032】 図5は、この発明の原理により構築される窓または扉開/閉機構の他の実施例
の平面図を示す。図示される開/閉機構100は、窓フレーム102に装着され
るところが示され、図1から図3とは異なった参照番号が使用されているが、当
業者には理解されるであろうように、図1から図3に示す機構10と構成要素の
多くおよび動作の多くは共通である。ランナフレーム110は、窓フレーム10
2に装着され窓フレームとほぼ平行に延びる。ランナフレーム110は、ランナ
フレームの1端縁に沿って延びるトラック112を有する。スライダ装着部11
8は、トラック112に摺動可能に装着され、ランナフレームの第1の端部から
端部ブロック130が装着されたランナフレームの第2の端部へ向けて摺動でき
る。スライド部材120がさらに、スライダ装着部118と端部ブロック130
との間でトラック112へ摺動可能に装着される。スライド部材120は、角度
のつけられた楔表面を有し、スライド部材は、端部ブロック130の方向に向け
て、ランナフレーム112のトラックが形成される側に向けて先細りする。スラ
イド部材120は、引張ばね122と各ばね制限アーム124、126によりス
ライダ装着部118に結合される。ばね制限アーム124はスライダ装着部11
8からスライド部材120へ向けて延び、ばね制限アーム126はスライド部材
120からスライダ装着部118へ向けて延びる。ばね制限アーム124、12
6はともに、たとえばスロットおよびラグ配置によって結合され、スライド部材
120とスライダ装着部118とが、ばね制限アームの結合により制限される範
囲まで互いに関して長手方向に運動することを可能にしている。スライド部材1
20とスライダ装着部118との互いから遠ざかる方向への相対運動が引張ばね
122を伸張させる。
【0033】 レバーアーム114はスライダ装着部118に旋回可能に接続される1端部を
有する。接続アーム116は、典型的には端部ブロック130に接続される1端
部と、レバーアーム114の中間点に旋回可能に接続される他端部とを有する。
使用中には、レバーアーム114は、窓フレーム102へ取付けられる窓の端縁
に付けられる。既に説明したように、レバーアーム114、接続アーム116お
よびランナフレーム110がほぼ平行な配向(窓が閉じる)とレバーアーム11
4がランナフレーム110に対して横向きである配向(窓が開く)との間を、レ
バーアーム114は、ランナフレーム110に関し旋回可能に運動可能である。
図5に示す開/閉機構100は、レバーアームが部分的にのびた状態で示されて
おり、もし窓を取付けたなら窓は少なくとも部分的に開くであろう。開/閉機構
100が閉じた状態にあるときは、スライダ装着部118はトラック112に沿
って端部ブロック130からその範囲内で最も離れた位置にある。この状態では
、レバーアーム114に結合される接続アーム116の端部は、ランナフレーム
110上に位置し、スライド部材120の楔表面に隣接する。接続アーム116
の端部は、使用中に、スライド部材120が接続アームの端部を角方向に変位さ
せ得る範囲および摩擦を改善するためスライド部材の楔表面が当接し得る相補的
楔表面を有する(図示しない)成形されたシュー部分に嵌合され得る。スライド
部材120がトラック112に沿って端部ブロック130に向けて運動させられ
るとき、スライド部材の楔表面は接続アーム116の端部をトラック112から
離すように接続アームの端部を強制し、それによってレバーアーム114の角運
動が起こされ、機構100の開き運動が開始する。スライド部材120がさらに
トラックに沿って運動をするにつれ、引張ばね122によってスライダ装着部1
18に張力が加えられ、それによってレバーアーム114のさらなる角運動(開
き運動)が起こされる。スライド部材120がさらに運動すると、ばね制限アー
ム124、126がそれらの相対移動の端部に到達し、その後、スライダ装着部
118は運動が全範囲まで達成されるまでスライド部材120とともに運動し、
そこで窓が完全に開かれる。
【0034】 端部ブロック130へ向けてのスライド部材120の運動は、開き用ケーブル
部128に張力を加えることにより達成され、開き用ケーブル部128は、スラ
イド部材120に取付けられる端部を有する。開き用ケーブル部128は、スラ
イド部材120から端部ブロック130を通じて延び、端部ブロック130でケ
ーブルシース132へ入る。開き用ケーブル部128はケーブルシース132を
通ってスピンドル機構150のスプール154へ向かう。たとえばスピンドル機
構150のハンドル136の回転により、スプール154を回転させることがで
き、開き用ケーブル部128をその上に巻取ることができる。これによって、さ
らにスライド部材120が端部ブロック130へ向けて運動させられる。閉じ用
ケーブル部138は、閉じた状態にあるときにレバーアームの端部により達成さ
れる位置に隣接しランナフレーム110に対してほぼ平行に延びる窓フレーム1
02に装着される案内ブロック140へ、レバーアーム114の端部から延びる
。閉じ用ケーブル部は、窓サッシまたはレバーアームから閉じ用ケーブル部が取
付けられた部分へと横方向に延びる伸張ピースによって窓サッシに結合されても
よい。これによって、実質的に開いた位置から窓を閉じるための、改良された角
方向のてこの作用が容易にされる。閉じ用ケーブル部138は、案内ブロック1
40を通ってケーブルシース142へ延び、ケーブルシース142でさらにスピ
ンドル機構150内のスプール154へ案内される。しかし、閉じ用ケーブル部
138は、開き用ケーブル部128とは反対の方向にスプール154上に巻取ら
れる。そのため、スプール上に開き用ケーブル部128を引込むスプール154
の回転が、同時にスプールからのある長さの閉じ用ケーブル138の引出しを可
能にする。同様に、もしスプール154が反対の方向に回転させられれば、ある
長さの閉じ用ケーブル138がスプール上に巻取られ、同時にスプールから開き
用ケーブル部128が引出される。閉じ用ケーブル138のスプールへの巻取り
および開き用ケーブル128のスプールからの引出しという作用は、閉じ用ケー
ブル部138に張力を加えてレバーアームの端部を案内ブロック140に向けて
引くことによって、かつ同時に開き用ケーブル部128への張力を緩めスライド
部材およびスライダ装着部が端部ブロック130から相対的に離れるように運動
することを可能にすることで、機構100を閉じるため利用される。
【0035】 ケーブルシース132、142内のケーブル128、138により開/閉機構
100の他の部分に結合されるスピンドル機構150は、開/閉機構および窓フ
レーム102に対して任意の好都合な位置において装着できる。たとえば、スピ
ンドル機構150は、容易にアクセス可能な窓用の窓フレーム102に隣接して
装着され得、または窓フレームから一定の距離をおいて装着され得る。さらにに
スピンドル機構150は手動動作用ハンドルを備えるよう示されるが、スピンド
ル機構のスプール154は、同様に容易に、電気的動作または遠隔動作用に電動
機、プーリコードなどにより駆動され得る。ケーブルで動作させられる機構につ
いて経験を持つ当業者には理解されるであろうように、開き用および閉じ用コー
ドまたはケーブルは、スピンドル機構と開/閉機構の他の部分との間の案内のた
めにケーブルシースを利用しそれを通る必要はなく、ローラなどの他の案内手段
が容易に用いられ得る。さらに、ケーブルシースはその端部において直接取付け
られる必要はなく、当分野では公知のように、機構が定位置にあるときにケーブ
ルの張力を調節可能とするため長さ調節手段を備えることができる。
【0036】 図6は、スピンドル機構150の一形態の部分的切除図を示す。スピンドル機
構150は、スプール154を取囲むハウジング152を含み、ハウジングの一
端から延びるハンドル136を有する。スプール154は、ハウジング152内
で軸156に関して回転運動するよう装着される。スプール154は、それぞれ
開き用ケーブル部128および閉じ用ケーブル部138を受けるためのそれぞれ
のスロットを備える。開き用ケーブルスロット158は、そのコアにスプールの
回転軸を有する単一の径方向に延びるスロットであり、そのコアに開き用ケーブ
ル部128の端部が固定される。スプールが回転させられると、開き用ケーブル
部128は、開き用ケーブル部をスプール上に引取り窓機構100を開けるよう
、スロット158内でそれ自身の上に巻取られる。他方、閉じ用ケーブルスロッ
ト160は、スプールの軸に沿って螺旋状になり、図に示すようにスプール上の
閉じ用ケーブル部138が巻取られる半径が変化する。閉じ用ケーブル部138
は、軸方向にハンドル136に最も近い閉じ用ケーブルスロット160の部分に
固定される端部を有し、ハンドル136およびスプール154が、閉じ用ケーブ
ルをスプール上に巻取るため(この場合にはハンドルを有するスプールの端部か
ら見ると時計回り方向に)回転させられるにつれて、閉じ用ケーブル部は螺旋形
に成形された閉じ用ケーブルスロットへ案内される。開き用ケーブル部および閉
じ用ケーブル部は実際は、単一のケーブル長の部分を含んでもよく、開き用ケー
ブル部および閉じ用ケーブル部がスプール154において相互接続されてもよい
ことがわかるであろう。この場合、たとえば開き用ケーブル部の端部と閉じ用ケ
ーブル部の端部とが容易にスプール内で相互接続できるような態様で、図示する
のとは異なった態様で開き用ケーブルスロット158および閉じ用ケーブルスロ
ット160はスプール上に配置されるのが有利であろう。ケーブル自体およびケ
ーブルシースは図には示さない。
【0037】 スプール154内の閉じ用ケーブルスロットの変化する半径は、ケーブルシー
ス132、142のそれぞれの端部と開/閉機構へのそれぞれのケーブルの取付
部との間に延びる開き用ケーブルおよび閉じ用ケーブルの部分の相対的な長さの
差に対処するために設けられる。必要とされる長さの変動は、スライダ装着部1
18に対してのスライド部材120の運動、レバーアーム114の旋回端部点の
摺動運動およびランナフレーム110に対してのレバーアームの角度による。し
たがって、図示するように螺旋形のスロットの上で適切に可変の半径を備えるよ
う閉じ用ケーブルスロット160を配置することで、開/閉機構の運動の全範囲
において、開き用ケーブル部128および閉じ用ケーブル部138をほぼぴんと
張った状態に保ち得るであろう。
【0038】 スピンドル機構150はさらに、スピンドル機構の動作にいくつかの利点をも
たらすラチェット手段を備える。スプール154は、ハウジング152内でスプ
ールの回転軸に対して若干のアキシャル(軸流)運動を起こし、アキシャル(軸
流)圧縮ばね162によりハウジングのハンドル端部に向けて付勢される。ハウ
ジング内のハンドル136とスプール154との間の結合は、以下に説明するよ
うに動作するカム駆動体168およびカム受動体170による。さらに、(図6
に断面で示す)2つのリング形状の嵌め歯164および166が設けられ、嵌め
歯164はハウジング152の端部に固定されスプール154と同軸であり、嵌
め歯166はスプール154の端部に付けられ固定された嵌め歯164と相互に
噛み合う。固定された嵌め歯および可動嵌め歯の上の相互に噛み合う歯は、たと
えば相補的のこ歯の形であってよい。これによって、アキシャル圧縮ばね162
によって嵌め歯164と166とが互いに押し付けられる間に、スプール154
が圧縮ばねの力によって決定される負荷によって(ハンドル端部から見て)時計
回り方向に回転できるが反時計回り方向への回転は防止されるようにラチェット
作用が可能となる。すなわち、スプールはラチェットの態様で、窓機構の閉じる
方向には回転できるが開く方向には回転できない。つまり、もし、窓が開いてお
り、強い風が吹くかまたは人が窓に寄りかかるなど外力が作用したときに、窓開
/閉機構は、嵌め歯164、166およびばね162のラチェット作用によって
、窓が半閉じ位置(vented position)へと閉じることを可能にする。しかし、 固定嵌め歯164および可動嵌め歯166の相互に噛み合う歯は、窓機構がさら
に開いた状態になるよう強制されることを防ぐ。窓を開く(および閉じる)ため
、嵌め歯の相互に噛み合う歯の作用を押さえるため、スピンドル機構150の手
動動作を可能にするよう、ハンドル136とスプール154との間にカム結合が
設けられる。したがって、いずれかの回転方向におけるハンドル136の回転の
第1の部分によって、カム駆動体168およびカム受動体170上の相互作用す
るカム表面が、固定嵌め歯164と可動嵌め歯166との歯を分離するため、ス
プール154をアキシャル圧縮ばね162の付勢に抗して軸方向に運動させる。
これによってハンドル136のさらなる回転が可能となり、窓機構10を開く(
または閉じる)ためのスプール154の対応する回転が引起こされる。一旦ハン
ドル136が解放されると、圧縮ばね162の作用が、スプール154をその元
のアキシャル位置に強制し、そこで固定嵌め歯164および可動嵌め歯166の
歯が相互に噛み合う。
【0039】 上記実施例に関連して図示し説明したものに加えて、この発明の範囲内で、多
くの代替的配置が可能であることが当業者には理解されるであろう。たとえば、
ほとんどの上述の説明は窓の開閉のための機構という文脈でのものであったが、
この発明は同様に、扉および固定ヒンジ式の窓の開閉のための機構に応用可能で
ある。このような場合には、扉のヒンジ点が固定されていることが望ましいであ
ろうし、その場合には、レバーアーム114の旋回端部の装着部118はランナ
フレームに固定され、接続アーム116の旋回接続部を保持する端部ブロック1
30はランナフレームのトラック112に沿って摺動するよう構築され得るであ
ろう。より可能性のある構成は、従来の態様で扉または窓の別個の外部ヒンジと
摺動端部ブロック130とを含み得、それによって扉または窓は、ランナフレー
ムに装着されるレバーアームの軸に関してヒンジ式に動かない。この場合、レバ
ーアーム114およびレバーアーム旋回装着部118の機能は、ランナフレーム
が装着される窓/扉フレーム上の別個のヒンジに関連して窓サッシまたは扉端縁
により行なわれる。閉じ用ケーブル部はこのような場合にはたとえばケーブル終
端取付部により窓サッシまたは扉端縁に直接結合され得る。
【0040】 さらに、上述の詳細な説明ではランナフレーム110が窓フレームに取付けら
れレバーアーム114が窓サッシの端縁に取付けられるという文脈であるが、好
ましい配置ではないものの、レバーアーム114を窓フレームまたは扉フレーム
に固定しランナフレーム110を扉の端縁または窓の端縁に固定する反対例の適
用も等しく可能である。
【0041】 応用によっては、窓機構2つを並べて配置し、窓の両側部または両端部を同時
に動作させることが望ましいであろうし、同時に回転するよう2つの機構のスプ
ールをともに結合することでこれを容易に達成できることが容易に理解されよう
。さらに、この発明の実施例を各機構について単一のスプールを備えるものとし
て説明したが、単一の作動機構(たとえばハンドル、プーリ、モータ)から動作
されるようにともに連動(gear)させ得る別個のスプール上に開き用ケーブル部
および閉じ用ケーブル部を巻取ることも可能である。ここでは3バー式のヒンジ
の文脈で窓機構を説明したが、ここに開示したようにこの発明の原理による窓開
閉機構においての使用のため適合可能な4バー式および5バー式開き窓および日
よけ用ヒンジが他の変形例で存在する。
【0042】 この発明の実施例の上述の説明はこの発明を限定することを意図するものでは
なく、この発明の原理の範囲内で説明した構成に多くの変形および修正を加える
ことが当業者には理解されるであろう。したがって、上述の詳細な説明は、例と
して提示されたにすぎず、前掲の特許請求の範囲に規定されるこの発明を限定す
ることを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一形態により構築される、部分的に開いた構成の、窓
開/閉機構の主要構成要素の平面図である。
【図2】 閉じた構成にある窓機構の平面図である。
【図3】 アームが取除かれた窓機構の側面図である。
【図4】 交互になったスプール配置の側面図である。
【図5】 この発明の原理により構築される窓開/閉機構の第2の実施例の
平面図である。
【図6】 スピンドル機構の部分切除図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 2E050 QA02 QA03 QB01 QC02 QD02 QE02 【要約の続き】 ため楔部材(17)の初期的な限定された運動を使用で きる。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓または扉のための開閉機構であって、長細フレーム部材と
    、フレーム部材の両端部に向けてフレーム部材に結合される第1および第2の旋
    回装着部材とを含み、第1および第2の旋回装着部材の少なくとも1つはフレー
    ム部材に沿って摺動可能であり、そのため第1および第2の旋回装着部材は互い
    に対して運動可能であり、前記機構はさらに、レバーアームがフレーム部材に実
    質的に平行な閉位置とレバーアームがフレーム部材に対して横向きである開位置
    との間でのフレーム部材に対してのレバーアームの旋回運動を可能にするように
    、第1の旋回装着部材に旋回可能に結合される一端部を有するレバーアームと、
    第2の旋回装着部材に旋回可能に結合される一端部とレバーアームの中間部に旋
    回可能に結合される他端部とを有する接続アームと、第1および第2の旋回装着
    部材の一方または両方に結合され、第1および第2の旋回装着部材の間に力を加
    えて、窓または扉を開くためにフレーム部材に沿って第1および第2の旋回装着
    部材の互いに向けての相対運動を起こすための開き用コードまたはケーブル部と
    、接続アームまたはレバーアームとフレーム部材との間に結合され、レバーアー
    ムまたは接続アームとフレーム部材との間に力を加えて、窓または扉を閉じるた
    めにレバーアームおよび接続アームのフレーム部材に向けての相対角運動を起こ
    すための閉じ用コードまたはケーブル部と、使用中、開き用コードまたはケーブ
    ル部および閉じ用コードまたはケーブル部を巻取りかつ引出して窓または扉を開
    閉するための前記力を加えるための巻取機構とを含む、窓または扉のための開閉
    機構。
  2. 【請求項2】 第1の旋回装着部材は、第2の旋回装着部材と第1の旋回装
    着部材のレバーアーム装着部との間をフレーム部材に沿って摺動するよう位置付
    けられる楔部材を含み、楔部材は、開き用コードまたはケーブル部に結合され、
    フレーム部材に沿って制限された距離にわたってレバーアーム装着部に関し相対
    的に運動可能である、請求項1に記載の窓または扉のための開閉機構。
  3. 【請求項3】 楔部材は、楔部材とレバーアーム装着部との分離を制限しそ
    れによって引張ばねの伸びを制限するよう楔部材とレバーアーム装着部とを相互
    接続する摺動ばね制限アームと引張ばねによってレバーアーム装着部に結合され
    る、請求項2に記載の窓または扉のための開閉機構。
  4. 【請求項4】 楔部材は、第1および第2の旋回装着部材の互いに対しての
    相対運動に際し、レバーアームに結合された接続アームの端部に抗して作用し接
    続アームおよびレバーアームをフレーム部材から角度をつけて外側に向けて強制
    する楔表面を有する、請求項3に記載の窓または扉のための開閉機構。
  5. 【請求項5】 巻取機構は、使用中、上に開き用コードまたはケーブル部お
    よび閉じ用コードまたはケーブル部が巻取られる回転可能スプールを含み、開き
    用コードまたはケーブル部および閉じ用コードまたはケーブル部は、スプールの
    まわりに結合され、開き用コードまたはケーブル部をスプール上に巻取ると閉じ
    用コードまたはケーブル部がスプールから引出され、閉じ用コードまたはケーブ
    ル部をスプール上に巻取ると開き用コードまたはケーブル部がスプールから引出
    される、請求項1から4のいずれか1項に記載の窓または扉のための開閉機構。
  6. 【請求項6】 開き用および/または閉じ用コードまたはケーブル部は、ケ
    ーブルシースによって巻取機構とフレーム部材との間に結合される、請求項5に
    記載の窓または扉のための開閉機構。
  7. 【請求項7】 開き用および閉じ用コードまたはケーブル部は、一体に形成
    され、少なくとも1つの螺旋状ループとしてスプールに巻取られる、請求項5に
    記載の窓または扉のための開閉機構。
  8. 【請求項8】 スプールは、開き用コードまたはケーブル部および閉じ用コ
    ードまたはケーブル部のための別個の案内スロットを含み、開き用コードまたは
    ケーブル部および閉じ用コードまたはケーブル部各々はスプールに関して付けら
    れる端部部分を有する、請求項5に記載の窓または扉のための開閉機構。
  9. 【請求項9】 閉じ用ケーブル部用のスプール内の案内スロットは、螺旋状
    に形成され可変巻取半径を有する、請求項8に記載の窓または扉のための開閉機
    構。
  10. 【請求項10】 開き用および/または閉じ用ケーブル部は、スプールのま
    わりでそれ自身の上に巻取られるよう配置される、請求項5に記載の窓または扉
    のための開閉機構。
  11. 【請求項11】 巻取機構は、スプールの駆動される回転を起こすための駆
    動手段を含む、請求項5に記載の窓または扉のための開閉機構。
  12. 【請求項12】 駆動手段はハンドル機構を含む、請求項11に記載の窓ま
    たは扉のための開閉機構。
  13. 【請求項13】 駆動手段は電動機を含む、請求項11に記載の窓または扉
    のための開閉機構。
  14. 【請求項14】 巻取機構は、開き用ケーブルへ張力を加えることによって
    一方向へのスプールの回転を可能にし、閉じ用ケーブルへ張力を加えるときに他
    方向へのスプールの回転を防止するラチェット機構を備える、請求項11に記載
    の窓または扉のための開閉機構。
  15. 【請求項15】 駆動手段は、カム作用機構によってスプールに結合され、
    前記ラチェット機構を脱離して駆動機構によるスプールの駆動を可能にする、請
    求項14に記載の窓または扉のための開閉機構。
  16. 【請求項16】 第2の旋回装着部材は、ランナフレームに固定され、第1
    の旋回装着部材はフレームに沿って可動である、請求項1に記載の窓または扉の
    ための開閉機構。
  17. 【請求項17】 閉じ用コードまたはケーブル部は、巻取機構のスプールか
    らケーブルシースを通ってレバーアームに延び、ケーブルシースは、巻取機構に
    固定される一端部とフレーム部材に組入れられるまたはフレーム部材に隣接する
    案内ブロックに固定される他端部とを有する、請求項1に記載の窓または扉のた
    めの開閉機構。
  18. 【請求項18】 開き用コードまたはケーブル部は、巻取機構のスプールか
    らケーブルシースを通って第1の旋回装着部材に延び、ケーブルシースは、巻取
    機構に固定される一端部と第2の旋回装着部材に組入れられるまたは第2の旋回
    装着部材に隣接する案内ブロックに固定される他端部とを有する、請求項1に記
    載の窓または扉のための開閉機構。
  19. 【請求項19】 開き用コードまたはケーブル部は、第1の旋回装着部材に
    取付けられる端部を有する、請求項1に記載の窓または扉のための開閉機構。
  20. 【請求項20】 開き用コードまたはケーブル部は、開口部、ローラ、プー
    リなどを通じて第1の旋回装着部材に結合され、フレーム部材に付けられる端部
    を有する、請求項1に記載の窓または扉のための開閉機構。
  21. 【請求項21】 第1の構成要素と第2の構成要素との間でのヒンジ式開閉
    運動用機構であって、第1および第2の構成要素は、窓または扉および窓フレー
    ムまたは扉フレームを含み、前記機構は、第1の構成要素に装着されるランナと
    、ランナに結合される第1の旋回装着部上へ旋回運動のために一端部において装
    着される接続アームとを含み、接続アームの他端部は、第2の構成要素への旋回
    可能な接続のために適合され、前記機構はさらに、第1および第2の構成要素の
    ヒンジ式接続部または旋回可能な接続部の間に張力を及ぼすように結合される開
    き用コードまたはケーブルを含み、前記第1の旋回装着部は、前記ヒンジ式接続
    部または旋回可能接続部と前記第1の旋回装着部との間での前記ランナに沿って
    の互いに対しての相対運動を起こすよう、実質的に前記ランナに沿い、前記機構
    はさらに、前記第1および第2の構成要素の互いに対しての角運動のために前記
    第1の構成要素と前記第2の構成要素との間に張力を及ぼすために前記第2の構
    成要素へ接続されるよう適合される閉じ用コードまたはケーブルと、開き用コー
    ドまたはケーブルおよび閉じ用コードまたはケーブルにそれぞれの前記張力を加
    えるために開き用コードまたはケーブル、および閉じ用コードまたはケーブルに
    結合される巻取機構とを含む、ヒンジ式開閉運動用機構。
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