JP2001524627A - 地震用固定具クランプ - Google Patents
地震用固定具クランプInfo
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- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B9/00—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
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Abstract
Description
ンプに関する。より詳しくは、本発明は、照明固定具及びそれと同様なものを吊
天井システムのT字形棒材にしっかりと取り付け、地震によって吊天井システム
に震動が生じた場合に、照明固定具がT字形棒材から確実に離れないようにする
新規な地震用固定具クランプに関する。
ッシュコロンビア州等の地震発生地域では、建築基準により、照明固定具が丈夫
な金属ワイヤ又は金属鎖によって天井の梁(はり)等に固定されることで、照明
固定具が「耐震性」となっている必要がある。ブリティッシュコロンビア州の建
築基準によれば、照明固定具は、吊天井に関して最大12インチの落下が許可さ
れている。吊天井へ照明固定具を固定するためにワイヤ及び鎖を取り付ける作業
は、費用もかかるし、時間もかかる。また、多くの場合、ワイヤや鎖を固定する
天井の梁が数十センチメートル(数フィート)も離れているため、ワイヤや鎖の
取り付けは困難である。場合によっては、ワイヤや鎖を固定可能な固体が全く存
在しないこともある。
る腕木、ダンパ、枠等を開示した多くの特許が発行されている。 米国特許番号 発明者 4,720,944 ロイク(Loicq) 4,073,107 ルソー(Rousseau) 4,472,916 クレブズ(Krebs) 4,531,334 ナイランダー(Nylander)等 5,163,256 フクモト(Fukumoto)等 5,383,723 マイアー(Meyer) これらのうち、ルソーは建物の中のカーテンウォールに利用される腕木につい
て開示している。この腕木は強風等によって生じた力を補正する。ナイランダー
等は耐震性の建築腕木について開示している。フクモト等は建造物用の地震用ダ
ンパについて開示している。マイヤーは耐震性の電子装置枠について開示してい
る。
び吊りワイヤシステムに固定する簡単で安価な方法を提供する。また、本発明は
、T字形棒材の枠組全体の構造上の強度を増加させる。本発明は、取り付けが容
易かつ迅速にでき、取り付けにかかる手間を低減可能にするクランプを含む。ま
た、このシステムは、固定具を鎖等により天井の構造物へ接続できないような状
況で使用することが可能である。
震用固定具クランプに関し、同クランプは、(a)第1の前方翼、(b)第1の
前方翼と接続されると共に第1の前方翼に対して直角に延びる第2の前方翼、(
c)第1の前方翼と接続されると共に第1の前方翼とは離間した第1の後方翼、
(d)第1の後方翼と接続されると共に第1の後方翼とは離間した第2の後方翼
であって、第1の前方翼及び第1の後方翼から直角に延びる第2の後方翼、(e
)第1の前方翼の基部と接続され、直角の内側へ第2の前方翼の方向へ向かって
内方へ延びる第1の支持リップ、及び(f)第2の前方翼の基部と接続され、直
角の内側へ第1の前方翼の方向へ向かって内方へ延びる第2の支持リップを備え
る。
の前方翼と第1の後方翼とは、逆「U」字形をなすように共に接続可能である。
第2の前方翼と第2の後方翼とは、逆「U」字形をなすように共に接続可能であ
る。
持リップと第2の支持リップとの間に空間を形成し得る。第1の前方翼は第1の
後方翼と平行にされ得る。第2の前方翼は第2の後方翼と平行にされ得る。
列した(例えば一直線上に配列した)孔が存在し得る。第1の前方翼及び第1の
後方翼と、第2の前方翼及び第2の後方翼との少なくともいずれか一方には、整
列した(例えば一直線上に配列した)安定ワイヤの孔が存在し得る。
してかつ垂直に延びる第1及び第2の前方翼とを備えた「T字形」を有し得る。
限するものとして解釈されるべきではない。 図面を参照すると、図1は、ワイヤで吊されたT字形棒材の交差グリッド上に
保持された照明固定具の4つの角の位置に、4個の地震用固定具クランプが設置
された状態を示す典型的な吊天井システムの等角図を示す。特に、図1は、直角
に交差する長手方向に延びる逆T字形棒材4と横方向に延びる逆T字形棒材6と
から成る方形のグリッドに構成された、吊天井システム2の等角図を示す。複数
の長手方向T字形棒材4及び横方向T字形棒材6は一般にグリッド様のパターン
に離間され、標準サイズの照明固定具及び他の従来の吊天井装置の寸法に適合す
る。典型的な蛍光灯固定具8は、交差する長手方向T字形棒材4及び横方向T字
形棒材6によって形成される方形のうちの1つの中に配置される。典型的な蛍光
灯固定具の寸法は、1フィート×4フィート又は2フィート×4フィートである
。交差する長手方向T字形棒材4及び横方向T字形棒材6によって形成されるグ
リッド建造物は、一連の吊りワイヤ10によって、動かないように固定された天
井(図示しない)から吊り下げられる。吊りワイヤ10は、長手方向T字形棒材
4及び横方向T字形棒材6の直立ステムに開けられた孔にねじ入れて固定される
。ワイヤ10は一般にT字形棒材4及び6に対して、長手方向T字形棒材4と横
方向T字形棒材6とによって形成される直交部分からは距離をおいて固定される
。図1に示されるように、4個の地震用固定具クランプ12は方形の照明固定具
8の4つの角の位置に配置される。
に形成され、逆T字形棒材システムの直交部分の直立するステム上に嵌合される
2つの逆「U」字形の翼14及び16を有する。地震用固定具クランプ12の背
面の角は、交差T字形棒材上に嵌合されるように開けられている。
して内方へ延びる水平リップ22及び24を有する。一方の翼14の基部に位置
する長いリップ24は一般的な照明固定具8(図6の縁32を参照)の角の平坦
な縁上に嵌合される。他方の翼16の基部に位置する短いリップ22は照明固定
具8の角の平坦な縁に隣接して縁の下に嵌め合わされる。各翼14,16の孔2
5は、金属ねじ(図6のねじ34を参照)が、逆の字の翼14,16,18及び
20の壁を通過すると同時に2つの壁を共に引き寄せて、T字形棒材を固定する
のを許容する。ねじ34が照明固定具8を貫通したり、照明固定具8を固定した
りすることはない。
た第2の前方翼16、第1の前方翼14と平行な第1の後方翼18、及び第2の
前方翼16と平行な第2の後方翼20から形成された直角形状の地震用固定具ク
ランプ12の等角図を示す。第1の前方翼14の基部から水平方向かつ内方に延
びる第1の前方リップ24と、第2の前方翼16から水平方向かつ内方に延びる
第2のリップ22とは、標準的な照明固定具8の枠を成す縁30と嵌め合わされ
、縁30を固定するように適合される(図1を参照)。これについては、図6に
関して以下により詳細に説明する。第1の前方翼14と第1の後方翼18との間
の空間、すなわち距離は、吊天井システムの標準的T字形棒材4の直立するステ
ムの上に嵌められるような寸法に決定される(図1を参照)。同様に、第2の後
方翼20は、標準的な吊天井システムの直交するT字形棒材の直立するステムの
上に嵌められるように、第2の前方翼16と離間される。
翼16に設けられたワイヤ孔36をも示す。安定ワイヤについては図7に関して
以下に詳細に説明する。
図3は、第1の後方翼18が第1の前方翼14と平行にかつ離間され、それらが
逆「U」字形の形状を形成する様子を示す。この形状は、吊天井システムの標準
的なT字形棒材の直立ステムの上に嵌められるように適合される(図6を参照)
。図3はまた、第1のリップ24が第1の前方翼14の基部から図面右方向へ、
水平かつ内方に延びる様式を示す。第2の前方翼16の面はその基部において、
第2のリップ22を有し、この第2のリップ22も第1のリップ24と同様に直
角の内部に内方へ向かって延びる。第1のリップ24の高さは、第2のリップ2
2の高さよりも上に配置され、第2のリップ22の高さから上に離間されること
に注意することが重要である。リップ22とリップ24との間の高さの差は、図
6に関して更に以下に示すと共に論じるように、標準的な照明固定具8の枠を成
している縁32の厚さと適合する寸法に合わせられる。ねじ孔25は図3にも示
されている。
前方翼14及び第1の後方翼18と、第2の前方翼16及び第2の後方翼20と
のの間の交差部分の後方の外側の角は、破断されている。これによって、地震用
固定具クランプ12は、図1に示すように、長手方向T字形棒材及び横方向T字
形棒材のステムをそれらのT字形棒材の交差部分位置で収容できると共に、同ス
テムの上に嵌まるのが可能となる。図4にやはり示すように、第1のリップ24
は第1の前方翼14の基部から内部へ向かって内方へかつ右側(図4に示した場
合)へ延びる一方、第2のリップ22は第2の前方翼16の基部から内部へ向か
ってかつ下方(図4に示した場合)へ延びる。ねじ孔25は、2つの翼14及び
16中に、点線の形で示している。
の状況に合わせるために右側の形状の代わりに左側の形状を提供できることは勿
論である。
他側(図5において右側)で照明固定具8の枠縁32を保持する典型的なT字形
棒材4の端部断面図を示す。図5に特に示すように、長手方向に延びる逆T字形
棒材4のステムは吊りワイヤ10によって吊り下げられ、ワイヤ10の下端は逆
T字形棒材4のステム中の孔に引っ掛けて通され、T字形棒材4のステムよりも
上方でひねってワイヤ10に締め付けられる。ステムの基部に位置する水平方向
の横木30のうち左側部分は、標準的な天井タイル28をその上面で支持する。
図5に示すように、横木30の右側の水平部分の上面は、標準的な照明固定具8
の枠を成す照明縁32を支持する。この配置は、大部分の吊天井システムにおい
て一般的である。
に、他側(右側)で照明固定具8の縁32を保持する逆T字形棒材4の端部断面
図を示す。設置された地震用固定具クランプ12はクロスハッチングで示してい
る。図5(この図は、本発明の固定具クランプ12が存在しない既存の吊天井シ
ステムを示す)と図6を比較すると、地震用固定具クランプ12(点線で示す)
が照明固定具8とその枠を成す照明縁32とを長手方向に延びる逆T字形棒材4
に固定して、照明固定具8を耐震性にする方法が明らかとなる。図6に示すよう
に、第1の前方翼14及び第1の後方翼18によって形成された逆「U」字は、
長手方向に延びる逆T字形棒材4の直立するステム上にぴったりと嵌め込まれる
。第1のリップ24は照明固定具8の照明縁32の縁部の上で適合する一方、第
2のリップ22は照明縁32の下で適合する。第1のリップ及び第2のリップ2
4,22の組合せにより、照明固定具8の縁32が把持され、照明固定具8がT
字形棒材4に関して上又は下に移動するのが防止される。地震用固定具クランプ
12をT字形棒材4に対してさらにしっかりと固定するには、金属ねじ34がク
ランプ12の前方翼14及び後方翼18の孔25の中にねじ込まれる。
プ12が、方形の従来の照明固定具8を包囲するT字形棒材4の4つの交差部分
の位置に取り付けられる。各照明固定具8に対して4個のクランプ12が存在し
、しかもクランプ12のリップ22,24が4つの異なる箇所において照明固定
具の縁32の周囲と嵌合するため、照明固定具8は、T字形棒材の枠組から離れ
て移動したり分離したりするのが防止される。各固定具8につき4個のクランプ
12を固定ねじ34と共に組み合わせると、T字形棒材がねじれたり広がったり
するのが防止され、故に固定具が開放されて床へ落下するのを防止することがで
きる。
ワイヤによって保持された方形の照明固定具の4つの角の位置に、4個の固定具
クランプが設置された状態の等角図を示す。多くの改装の状況において、照明固
定具の下部周囲に伸びる照明縁を有さない方形の照明固定具は、旧式のデザイン
である。換言すれば、図5及び図6に示した照明縁32が存在しない。旧式の固
定具の本体を逆T字形棒材に当接する。このような状況において、第2のリップ
24が照明固定具を把持するのは不可能である。リップ24は折って取り去られ
なければならない。その代わりに、旧式の照明固定具をT字形棒材のグリッド製
作物に固定するためには、一対の十文字の安定ワイヤ38が旧式の照明固定具8
の上部を横切って設置される。安定ワイヤ38の端部は図7に示すように各固定
具クランプのワイヤ孔36に通して留められる。
、第1の前方翼14、第1の前方翼14に対して直角に配置された第2の前方翼
16、第1の前方翼14と平行な第1の後方翼18、第2の前方翼16と平行な
第2の後方翼20、及び第1の前方翼14と対向する後方翼16の同じ端部から
伸びる第3の前方翼44とから形成されたT字形の地震用固定具クランプ40で
ある。第3の後方翼48は第3の前方翼44と平行に延びる。第3のリップ46
は第3の前方翼44の基部から延びる。孔47が、第3の前方翼44及び後方翼
48を貫通している。第1の前方翼14の基部から水平かつ内方に延びる第1の
前方リップ24と、第2の前方翼16の基部から水平かつ内方に延びる第2のリ
ップ22と、第3の前方翼44から延びる第3のリップ46とは、隣接する照明
固定具8の枠を成す縁と嵌まり合うと共に、縁を固定するように適合される。第
1の前方翼14と第1の後方翼18との間の空間、すなわち距離は、吊天井シス
テムの標準的T字形棒材4の直立するステムの上に嵌められるような寸法に決定
される。同様に、標準的な吊天井システムの直交するT字形棒材の直立するステ
ムの上に嵌められるように、第2の前方翼16は第2の後方翼20と、第3の前
方翼44は第3の後方翼48と、離間される。
合を取り扱うように設計される。 図8は、第1のリップ22の自由端に形成された直立タブ42をも示す。この
タブ42、すなわちつまみは、吊天井システムに設置された場合、リップ22と
整列するように折り下げられる。しかしながら、タブ42が折り下げられない場
合、タブ42は照明固定具の縁を持ち上げるため、検査人は下から見て、クラン
プ40が正しく設置されなかったことをすぐに理解することができる。
第1の前方翼14及び第1の後方翼18と、第2の前方翼16及び第2の後方翼
20と、第3の前方翼44及び第3の後方翼48との間の交差部分の後方の外側
の角は、破断されている。これによって、地震用固定具クランプ40は、図1に
示すように、長手方向T字形棒材及び横方向T字形棒材のステムをそれらのT字
形棒材の交差部分位置で収容できると共に、同ステムの上に嵌まるのが可能とな
る。図4にもやはり示したように、第1のリップ24は第1の前方翼14の基部
から内部へ向かって内方へかつ右側(図9に示した場合)へ延びる一方、第2の
リップ22は第2の前方翼16の基部から内部へ向かってかつ下方(図9に示し
た場合)へ延び、第3のリップ46は第3の前方翼44から右側へ延びる。ねじ
孔25及び47は、2つの翼14及び16中に、点線の形で示している。
して、特定の状況に合わせるために右側の形状の代わりに左側の形状を提供でき
ることは勿論である。
試作品をねじで従来の展示型の吊天井システムの4つの交差する角に固定した。
この吊天井システムは、横方向及び長手方向のT字形棒材と、標準的な1フィー
ト×4フィートの蛍光灯固定具とを備えていた。照明固定具を備えたこの吊天井
システムと4個の試作品の地震用固定具クランプとを、地震の状況をシミュレー
トするために、標準的な振動装置の上に配置した。振動装置を次に作動し、シス
テムを強く振動させた。リヒタースケールでマグニチュード7の地震の衝撃と同
様な力を加えた場合でも、4個の固定具クランプ及びねじは照明固定具を定位置
にしっかりと固定し、照明固定具が長手方向及び横方向の交差するT字形棒材か
ら分離することはなかった。また、T字形棒材が互いに分離することもなかった
。従って、地震用固定具クランプが実際に使用された場合、T字形棒材がねじれ
たり分離したりすることはない。また、照明固定具が吊天井システムから分離し
たり、床に落下したりすることもなく、潜在的に人に深刻な損害を与えることは
ない。
共に落下するであろう。地震コードワイヤや鎖が使用された場合でも、これと同
じ状況は起こるであろう。
ついても同様な条件下で試験をしたが、注目すべきことに、それらのワイヤ及び
鎖は実際、吊っていたT字形棒材構造の破壊に寄与した。その理由は、照明固定
具と交差T字形棒材とが独立して動いたからである。それゆえ、本発明の地震用
固定具クランプは地震建築基準により認可されたワイヤ及び鎖と同様に信頼性が
あることが証明された。本発明の地震用固定具クランプは、困難なく、建築基準
の地震の力の基準値を通過する。
は本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、多くの変更及び修正が可能であ
る。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定義された内容によって
解釈されるものとする。
の照明固定具の4つの角の位置に、4個の本発明の地震用固定具クランプが設置
された状態を示す典型的な吊天井システムの等角図。
形成され、T字形棒材システムの直交する棒材上に嵌合される2つの逆「U」字
形のアームを有する。
部断面図。
を保持するT字形棒材を示す端部断面図。設置された地震用クランプはクロスハ
ッチングで示している。
安定ワイヤによって保持された方形の照明固定具の4つの角の位置に、4個の固
定具クランプが設置された状態を示す等角図。
ッシュコロンビア州等の地震発生地域では、建築基準により、照明固定具が丈夫
な金属ワイヤ又は金属鎖によって天井の梁(はり)等に固定されることで、照明
固定具が「耐震性」となっている必要がある。ブリティッシュコロンビア州の建
築基準によれば、照明固定具は、吊天井に関して最大12インチ(30cm)の
落下が許可されている。吊天井へ照明固定具を固定するためにワイヤ及び鎖を取
り付ける作業は、費用もかかるし、時間もかかる。また、多くの場合、ワイヤや
鎖を固定する天井の梁が数十センチメートル(数フィート)も離れているため、
ワイヤや鎖の取り付けは困難である。場合によっては、ワイヤや鎖を固定可能な
固体が全く存在しないこともある。
る腕木、ダンパ、枠等を開示した多くの特許が発行されている。 米国特許番号 発明者 4,583,340 サウアー(Sauer) 4,720,944 ロイク(Loicq) 4,073,107 ルソー(Rousseau) 4,472,916 クレブズ(Krebs) 4,531,334 ナイランダー(Nylander)等 5,163,256 フクモト(Fukumoto)等 5,383,723 マイアー(Meyer) これらのうち、サウアーは吊天井グリッドシステムと共に使用される固定具の 支持クリップについて開示している。 ルソーは建物の中のカーテンウォールに利
用される腕木について開示している。この腕木は強風等によって生じた力を補正
する。ナイランダー等は耐震性の建築腕木について開示している。フクモト等は
建造物用の地震用ダンパについて開示している。マイヤーは耐震性の電子装置枠
について開示している。
震用固定具クランプに関し、同クランプは、(a)第1の前方翼、(b)第1の
前方翼と接続されると共に第1の前方翼に対して直角に延びる第2の前方翼、(
c)第1の前方翼と接続されると共に第1の前方翼とは離間した第1の後方翼、
(d)第2の前方翼と接続されると共に第1の後方翼とは離間した第2の後方翼
であって、第1の前方翼及び第1の後方翼から直角に延びる第2の後方翼、(e
)第1の前方翼の基部と接続され、直角の内側へ第2の前方翼の方向へ向かって
内方へ延びる第1の支持リップ、及び(f)第2の前方翼の基部と接続され、直
角の内側へ第1の前方翼の方向へ向かって内方へ延びる第2の支持リップを備え
る。
限するものとして解釈されるべきではない。 図面を参照すると、図1は、ワイヤで吊されたT字形棒材の交差グリッド上に
保持された照明固定具の4つの角の位置に、4個の地震用固定具クランプが設置
された状態を示す典型的な吊天井システムの等角図を示す。特に、図1は、直角
に交差する長手方向に延びる逆T字形棒材4と横方向に延びる逆T字形棒材6と
から成る方形のグリッドに構成された、吊天井システム2の等角図を示す。複数
の長手方向T字形棒材4及び横方向T字形棒材6は一般にグリッド様のパターン
に離間され、標準サイズの照明固定具及び他の従来の吊天井装置の寸法に適合す
る。典型的な蛍光灯固定具8は、交差する長手方向T字形棒材4及び横方向T字
形棒材6によって形成される方形のうちの1つの中に配置される。典型的な蛍光
灯固定具の寸法は、1フィート×4フィート(30cm×120cm)又は2フ
ィート×4フィート(約60cm×約120cm)である。交差する長手方向T
字形棒材4及び横方向T字形棒材6によって形成されるグリッド建造物は、一連
の吊りワイヤ10によって、動かないように固定された天井(図示しない)から
吊り下げられる。吊りワイヤ10は、長手方向T字形棒材4及び横方向T字形棒
材6の直立ステムに開けられた孔にねじ入れて固定される。ワイヤ10は一般に
T字形棒材4及び6に対して、長手方向T字形棒材4と横方向T字形棒材6とに
よって形成される直交部分からは距離をおいて固定される。図1に示されるよう
に、4個の地震用固定具クランプ12は方形の照明固定具8の4つの角の位置に
配置される。
他側(図5において右側)で照明固定具8の枠縁32を保持する典型的なT字形
棒材4の端部断面図を示す。図5に特に示すように、長手方向に延びる逆T字形
棒材4のステムは吊りワイヤ10によって吊り下げられ、ワイヤ10の下端26 は逆T字形棒材4のステム中の孔に引っ掛けて通され、T字形棒材4のステムよ
りも上方でひねってワイヤ10に締め付けられる。ステムの基部に位置する水平
方向の横木30のうち左側部分は、標準的な天井タイル28をその上面で支持す
る。図5に示すように、横木30の右側の水平部分の上面は、標準的な照明固定
具8の枠を成す照明縁32を支持する。この配置は、大部分の吊天井システムに
おいて一般的である。
合を取り扱うように設計される。 図8は、第2のリップ22の自由端に形成された直立タブ42をも示す。この
タブ42、すなわちつまみは、吊天井システムに設置された場合、リップ22と
整列するように折り下げられる。しかしながら、タブ42が折り下げられない場
合、タブ42は照明固定具の縁を持ち上げるため、検査人は下から見て、クラン
プ40が正しく設置されなかったことをすぐに理解することができる。
試作品をねじで従来の展示型の吊天井システムの4つの交差する角に固定した。
この吊天井システムは、横方向及び長手方向のT字形棒材と、標準的な1フィー
ト×4フィート(30cm×120cm)の蛍光灯固定具とを備えていた。照明
固定具を備えたこの吊天井システムと4個の試作品の地震用固定具クランプとを
、地震の状況をシミュレートするために、標準的な振動装置の上に配置した。振
動装置を次に作動し、システムを強く振動させた。リヒタースケールでマグニチ
ュード7の地震の衝撃と同様な力を加えた場合でも、4個の固定具クランプ及び
ねじは照明固定具を定位置にしっかりと固定し、照明固定具が長手方向及び横方
向の交差するT字形棒材から分離することはなかった。また、T字形棒材が互い
に分離することもなかった。従って、地震用固定具クランプが実際に使用された
場合、T字形棒材がねじれたり分離したりすることはない。また、照明固定具が
吊天井システムから分離したり、床に落下したりすることもなく、潜在的に人に
深刻な損害を与えることはない。
Claims (12)
- 【請求項1】 固定具を吊天井システムのT字形棒材に固定する際に使用さ
れる地震用固定具クランプであって、 (a)第1の前方翼と、 (b)第1の前方翼と接続されると共に第1の前方翼に対して直角に延びる第
2の前方翼と、 (c)第1の前方翼と接続されると共に第1の前方翼とは離間した第1の後方
翼と、 (d)第1の後方翼と接続されると共に第1の後方翼とは離間した第2の後方
翼であって、第1の前方翼及び第1の後方翼から直角に延びている第2の後方翼
と、 (e)第1の前方翼の基部と接続され、直角の内側へ第2の前方翼の方向へ向
かって内方へ延びる第1の支持リップと、 (f)第2の前方翼の基部と接続され、直角の内側へ第1の前方翼の方向へ向
かって内方へ延びる第2の支持リップと を備える地震用固定具クランプ。 - 【請求項2】 第1の支持リップの高さは第2の支持リップの高さよりも上
にある請求項1に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項3】 第1の前方翼及び第1の後方翼が共に接続されて逆「U」字
形を形成する請求項1に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項4】 第2の前方翼及び第2の後方翼が共に接続されて逆「U」字
形を形成する請求項3に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項5】 第1の支持リップが第2の支持リップよりも上の高さに配置
され、第1の支持リップ及び第2の支持リップの間に空間が形成される請求項2
に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項6】 第1の前方翼が第1の後方翼と平行であり、第2の前方翼が
第2の後方翼と平行である請求項4に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項7】 第1の前方翼及び第1の後方翼と、第2の前方翼及び第2の
後方翼とに整列したねじ孔が存在する請求項4に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項8】 第2の前方翼及び第2の後方翼に存在する、整列した安定ワ
イヤ孔を備えた請求項4に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項9】 第1の前方翼及び第1の後方翼又は第2の前方翼又は第2の
後方翼に接続される第3の前方翼及び第3の後方翼を有する請求項1に記載の地
震用固定具クランプ。 - 【請求項10】 クランプがT字形をしている請求項9に記載の地震用固定
具クランプ。 - 【請求項11】 第3の前方翼又は第3の後方翼に取り付けられた第3の支
持リップを有する請求項9に記載の地震用固定具クランプ。 - 【請求項12】 第1の支持リップに形成された直立タブを有する請求項1
に記載の地震用固定具クランプ。
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