JP2001523566A - 水を部分的に脱塩する方法と装置 - Google Patents

水を部分的に脱塩する方法と装置

Info

Publication number
JP2001523566A
JP2001523566A JP2000521910A JP2000521910A JP2001523566A JP 2001523566 A JP2001523566 A JP 2001523566A JP 2000521910 A JP2000521910 A JP 2000521910A JP 2000521910 A JP2000521910 A JP 2000521910A JP 2001523566 A JP2001523566 A JP 2001523566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
compartment
anion exchange
brine
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000521910A
Other languages
English (en)
Inventor
フュルスト・レアンダー
ノイマイスター・ヘルベルト
フルフト・ラインホルト
キースリング・トーマス
Original Assignee
フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2001523566A publication Critical patent/JP2001523566A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/42Treatment of water, waste water, or sewage by ion-exchange
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J49/00Regeneration or reactivation of ion-exchangers; Apparatus therefor
    • B01J49/30Electrical regeneration

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 この発明は水を一部脱塩する方法と装置に関する。水を浄化する電解セルで再生する場合、再生水が塩水室を通過し、この塩水室にはイオンがイオン交換体から電界により導入される。脱塩すべき水が多くの炭酸塩を含むなら、塩水室に頻繁に付着物が生じる。この発明による電解セル(1)では塩水室14から出る再生溶液が脱ガス室(19)に導入される。そこでは一貫して脱炭素化が行われる。脱炭素化された水は塩水室(14)に通され、その場合、その陰イオン成分が一部陰イオン交換室(7)を経由して再び塩水室(14)に導入される。この場合、比OH- / X- は小さな値に変わり、これにより結果として塩水室(14)の酸性化が生じる。こうして、塩水室の石灰の沈着が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、水を部分的に脱塩する方法および水を部分的に脱塩するのに適し
た装置に関する。
【0002】 従来の技術によれは、樹脂床を有する通常のイオン交換方法の外に、水を脱塩
する電極イオン化方法が知られている。
【0003】 ドイツ特許第 47 44 060号明細書により、脱塩すべき水を装置に導入する方法
が知られている。この方法は陰イオン交換と逆浸透の組み合わせに基づく。その
場合、水は先ず陰イオン交換体を装備した陽極室を通過し、次に逆浸透装置に導
入され、水は一部透過物としてこの装置を通過する。逆浸透装置を故障から保護
するため、脱ガス室内で炭酸塩が水からCO2 として脱着される。同様に逆浸透
部を通過する濃縮物、陰イオンを多い酸性の水は陰極室内に導入され、この陰極
室は隔膜により陽極室から分離している。こうして隔膜を経由し塩水室に入って
くる陽イオンが供給される。
【0004】 ドイツ特許第 44 18 812号明細書により陰イオン交換体を装備した陰極室、陽
イオン交換体を装備した陰極室および塩水室を有する電解セルが知られている。
この場合、脱塩すべき水は先ず両方の電極室を通過する。一部の流れは塩水室か
らイオンを運ぶために利用される。
【0005】 ドイツ特許第 47 44 060号明細書の方法では、水を脱塩するため電気分解と逆
浸透を組み合わせる必要がある。そのためこの方法は装置経費が嵩み、大きな設
備でのみ実施される。
【0006】 ドイツ特許第 44 18 812号明細書の電解セルはコンパクトな設備であるが、供
給水に硬質形成物が存在する場合、塩水室と陰イオン交換樹脂床に付着物、特に
炭酸塩が付着するという問題がある。
【0007】 それ故、この発明の課題は、簡単な設備で一回の処理工程で塩水室や陰イオン
交換室内に付着物が形成することなく水を脱塩もしすは一部脱塩する方法と装置
を提供することにある。
【0008】 上記の課題は、請求項1の前段の構成を前提として、請求項1の特徴部分の構
成により解決されている。
【0009】 この発明による方法および装置により、一回の処理工程によりコンパクトな設
備内で塩水室または陰イオン交換室に付着物を形成することなく水を脱塩もしく
は一部脱塩することができる。
【0010】 この発明の有利な他の構成は従属請求項に提示されている。
【0011】 図面はこの発明による装置を模式的な形にして示す。
【0012】 図1はこの発明による電解セル1を示し、この電解セルでは導管2が陽イオン
交換体4を備えた陽極室3に通じ、導管6の形になって更に進む。この導管6は
陰イオン交換体8を備えた陰イオン交換室7に合流し、導管10の形になって陰
イオン交換室7を再び離れる。導管10から弁12を有する導管11が分岐して
いる。この導管11は塩水室14に流入する導管13に続く。この塩水室14は
陽極室3と陰イオン交換室7の間にあり、陽イオン交換隔膜15により陽極室3
から分離され、陰イオン交換隔膜16により陰イオン交換室7から分離されてい
る。塩水室14には機械的な安定性を与える間隔保持体17がある。導管18は
この塩水室14から出て、脱ガス室19に流入する。この脱ガス室19は陰極9
のある陰極室20に導管21を介して接続している。この陰極室20は陰イオン
交換隔膜22により陰イオン交換室7と分離している。導管23は導管13と脱
ガス室19と共にポンプ24を組み込んだ帰還部を形成する。更に、導管10に
は弁25がある。一部脱塩された水は導管10から出る。陰極室20には硬質形
成物を伴う濃縮された溶液を排出させる導管26が続く。塩水室14には代わり
の実施態様で独立した導入導管27がある。
【0013】 図2では同じ装置構成には同じ参照符号が付けてある。この構成では陽極室3
が中心に配置され、二つの塩水室14で取り囲まれている。これ等の塩水室は陰
極室20と共にそれぞれ一つの陰イオン交換室7を含む。
【0014】 運転にあっては、脱塩すべき水が第一期間に導管2を経由して陽イオン交換体
4を装備した陽極室3に導入される。この場合、陽イオン交換体の樹脂の負荷状
態に応じてH+ イオンを解放して完全なもしくは部分的な陽イオン化が行われる
。水は導管6を経由して出てゆき、陰イオン交換室7に達する。この陰イオン交
換室7には陰イオンをOH- イオンに対して交換する陰イオン交換体8が装備さ
れている。導管10から出てゆき脱イオン水は pHで中性である。この第一期間
が直流を印加して運転されると、O2 またはClO- を形成して水を消毒する。 しかし、この第一期間を電流なしに運転してもよい。この期間では弁25が開き
、弁12は閉じている。
【0015】 第二期間では、陽極5と陰極9の間に電圧が印加される。この場合、弁25は
閉じ弁12は開いている。一部を脱塩することにより生じる水の流れは陽極室3
と陰イオン交換室7を経由し、次に導管11と13を経由して塩水室14に流入
する。この期間では、水の流れは期間1よりも少ない容積流である。この代わり
に、期間2では導管27によっても直接飲料水が塩水室に流入する。陽極処理と
陰極処理により陽極室3ではH+ イオンと酸素が、また陰極室20ではOH-
オンと水素が放出される。H+ とOH- イオンは電界内でイオン交換樹脂を通過
し、これを再生させる。その場合、先にイオン交換処理で結合した陽イオンと陰
イオンが解放され、塩水室14の中に入る。塩水室14では、再生処理により解
放されたイオンが導管13により導入された再生水により洗浄される。その後、
イオンは導管18を経由して脱ガス室19に達し、この室の中で再生溶液中に含
まれる炭酸塩のイオンがCO2 の形になって駆逐される。炭酸塩のイオンを無く
した再生水は導管21を経由して陰極室20に流入する。電界内では、再生溶液
に含まれる、例えばCl - のような陰イオンxが再び塩水室14の方向に陰イオ
ン交換室7を通過する。同時に、電解により陰極9上に形成されるOH- イオン
は陰イオン室7に供給される。この発明によれば、電界内ではOH- イオンが陰
イオン交換室7に入るだけでなく、再生溶液内にある強酸の陰イオンンの一部も
入る。これは比OH- / Xn-(≧1)が低下し、これにより塩水室14に入るO
- イオンの量も低下することになる。これは、塩水室14内を低い pH値とす
ることになる。塩水室14内にある酸性媒質は塩水室内に付着物がもはや析出し
ないようにする。更に、低い pH値により塩水室14に流入し、沈殿物となるC
3 2- イオンがCO2 に変換され、これは脱ガス室19で除去される。それ故、
陰極室20内では炭酸塩の沈殿物がもはや生じない。低い pH値により水酸化物
も沈殿しない。隔膜15,16と22も付着物なしに維持されている。
【0016】 代わりの処理では再生水は導管27からも取り出せる。この導管はイオン交換
体を装備している陽極室3と陰極室7に予め接続することなく直接塩水室14に
流入する。この場合、この処理の期間2の再生水は用水または飲料水である。
【0017】 しかし、既に一部脱塩させた再生水が好ましい。何故なら、これはイオンが少
ないため塩を塩水室14から徹底的に除去できるからである。陰イオン交換室3
と陽イオン交換室7を流れる既に一部脱塩された水で再生することにより、陽極
5上の塩化物の形成を防止し、樹脂を満たした室3,7を冷却し、陽極処理によ
り形成される酸素が排出される。期間1と2,つまりイオン交換と再生を交互に
行うのが好ましいが、導管10と11内に連続的な部分流を維持してイオン交換
と再生を同時に行うこともできる。
【0018】 pH値が pH4より少ない弱酸性媒質により脱ガスが可能である。この場合、
再生水は脱ガス室19内で充填体を通過する。この充填体はガス気泡の芽を形成
し脱ガスさせる。この脱ガスは、陽極処理で形成されプロセス流により脱ガス室
19に達する酸素によっても更に支援される。しかし、脱ガスは例えば真空また
は熱処理によりCO2 を追い出す他の手段でも行える。
【0019】 期間2中でX- イオンを塩水室14に入れることは、陰イオン交換体8として
Cl - あるいはCO3 2- イオン以外の他の陰イオンを全部または一部含む樹脂を
使用することにより支援される。これは、特に再生水が装置を最初に通過する場
合に顕著になる。何故なら、そうでなければ、比OH- / X- を低減する陰イオ
ンが存在しないからである。
【0020】 この発明による方法と装置の有利な実施態様では、再生水が塩水室14を通過
する再生水の一部の流れを戻すバイパスによりより高い速度で塩水室14を通し
て供給される。このバイパスは好ましくは脱ガス室19からポンプ24を介して
導管13に進む。そこでは、水が再び塩水室14に入る。この利点は、再生水に
もう炭酸塩がないことにある。他の望ましい構成では、バイパスを形成する導管
23が直接導管18から分岐していてもよい。ポンプ24は水を戻す時に脈動動
作でも使用されるので、バイパスを流れる水は圧力変動を受ける。これ等の構成
の全ては、塩水室14,特に隔膜を洗浄することになる。拡散過程は陰イオン交
換膜16,と陽イオン交換膜15により改善され、死空間がなくなるので、一様
な pH値が塩水室14内に生じる。
【0021】 他の有利な運転方式では、電極5,9の極が短時間逆に切り換わるので、陰極
9上の付着物の形成が防止されるか、形成された付着物が弾かれる。付着物が固
着しないように陰極室20の壁を滑らかに形成し、形成した付着物がはげ落ち、
下方に導管26を介して排出されるように室20の底を漏斗状に形成すると特に
実用的である。
【0022】 この発明による装置はどの実施例でも図2のように鏡面対称に形成されている
。その場合、陽極室3または陰極室20は対称中心を形成する。この処置により
装置の容量は二倍になり、貴金属を重ねた陽極5の両側を利用できる。この発明
による装置を円形の構造にし、陽極5または陰極9を中心に配置することも考え
られる。
【0023】 イオン交換樹脂は強酸性であり強塩基性であると有利である。陽イオン交換体
4で充填されている陽極空間3と陰イオン交換体8で充填された陰イオン交換室
7の厚さは好ましくは≦ 20 mmの大きさである。これは、陰極室20と塩水室1
4にも当てはまる。
【0024】 他の有利な少ない構成では、塩水室14に流入するイオンの比OH- /X-
、塩水室14から出る容積流を陰極室20に導入する代わりに、陰極室20へX - イオンを外部添加することが行われることにより減少する。
【0025】 例: 陽極室3,塩水室14,陰イオン交換室7と陰極室20の厚さが 1.5 cm で、
隔膜または電極面が 175 cm -2であるこの発明による電解セル1は陽極室3内で
強酸のゲル状の陽イオン交換樹脂4で満たされている。陰イオン交換室7内には
強塩基性の陰イオン交換樹脂8がある。陰イオン交換隔膜と陽イオン交換隔膜は
市販の製品、例えばイオナック(Ionac)社のMC 3470 およびMA 3475 である
。この陽極は貴金属を被せたチタン板で形成され、陰極9は特殊鋼で形成されて
いる。第一期間では5〜 30 リットルの飲料水が約 120 l/hの体積流で部分的に
脱塩される。この場合、使用する水の硬度は 12.8 °dHから 1°dHに低下する
【0026】 負担を受けた樹脂床を電気化学的に再生する第二期間は体積流を少なめてある
いは 1〜2 l/h の飲料水を流す。2時間の最大の再生期間でこれは2〜4リット
ルの全流体量に相当する。全セル電圧が 35 Vと 90 Vの間にある場合、3〜5
Aのセル電流で再生される。直流の平滑度に関しては特別な要請は設定されない
。セル電圧は2分毎に 15 秒間極性を切り換える。塩水室を介して再生溶液の戻
し流は 50 〜 100 l/hの循環ポンプで調整される。
【0027】 この発明による方法と装置では、沈殿しない陰イオンを外部から添加する必要
がなく、付着物の形成は陰極室20に制限される。処理に使用する水は滅菌され
ている。この発明による方法と装置を用いてMg2+ ,Ca2+ およびCO3 2- イオ
ンと他の陰イオンが分離されていると有利である。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による電解セル、
【図2】 電解セルの他の実施態様を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月27日(2000.1.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 この発明は、水を部分的に脱塩する方法および水を部分的に脱塩するのに適し
た装置に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 従来の技術によれは、樹脂床を有する通常のイオン交換方法の外に、水を脱塩
する電極イオン化方法が知られている。 ドイツ特許第 42 02 480号明細書により水溶液を電解処理する電気化学セルが
知られている。その場合、このセルはイオン交換体とイオン交換膜を有する脱塩
部を含んでいない。 ドイツ特許第 33 29 813号明細書は、液体を処理する、特に水溶液を脱塩する
方法と装置に係わり、処理すべき液体は連続する処理室に導入され、第一工程で
電気イオン排除により、また第二工程で電気イオン吸着により処理もしくは脱塩
が行われる。陰極室はイオン交換隔膜により陽イオン交換材料から分離され、イ
オン交換体を含んでいない。 国際特許出願WO 95 32052 号明細書による装置は電気脱イオンに使用され、
イオン交換隔膜だけで中間にある塩水室なしに互いに分離しているイオン交換室
を有する。これ等のイオン交換室は陰イオン交換体と陽イオン交換体の混合物で
満たされていて、電極室自体にはイオン交換体が存在しない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 ドイツ特許第 47 44 060号明細書により、脱塩すべき水を装置に導入する方法
が知られている。この方法は陰イオン交換と逆浸透の組み合わせに基づく。その
場合、水は先ず陰イオン交換体を装備した陽極室を通過し、次に逆浸透装置に導
入され、水は一部透過物としてこの装置を通過する。逆浸透装置を故障から保護
するため、脱ガス室内で炭酸塩が水からCO2 として脱着される。同様に逆浸透
部を通過する濃縮物、陰イオンを多い酸性の水は陰極室内に導入され、この陰極
室は隔膜により陽極室から分離している。こうして隔膜を経由し塩水室に入って
くる陽イオンが供給される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 ドイツ特許第 44 18 812号明細書により陰イオン交換体を装備した陰極室、陽
イオン交換体を装備した陰極室および塩水室を有する電解セルが知られている。
この場合、脱塩すべき水は先ず両方の電極室を通過する。一部の流れは塩水室か
らイオンを運ぶために利用される。この装置にはただ一つのイオン交換体と陽極
の室があるだけで、この室は隔膜により陰極室から仕切られている。陰極室はこ
こでは同時に塩水室である。 英国特許第 2 311 999号明細書には、塩分を含む水を電気透析する装置が開示
されている。この装置には陽イオン交換体を被覆した陽極室と、陰イオン交換を
被覆した陰極室と、陽極と陽極室の間にある塩水室があり、陽極室は陽イオン交
換隔膜により、また陰極室は陰イオン交換隔膜によりそれぞれ塩水室から分離し
ている。その場合、塩水室には導入導管と排出導管が装備されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 ドイツ特許第 47 44 060号明細書の方法では、水を脱塩するため電気分解と逆
浸透を組み合わせる必要がある。そのためこの方法は装置経費が嵩み、大きな設
備でのみ実施される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 ドイツ特許第 44 18 812号明細書の電解セルはコンパクトな設備であるが、供
給水に硬質形成物が存在する場合、塩水室と陰イオン交換樹脂床に付着物、特に
炭酸塩が付着するという問題がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 それ故、この発明の課題は、簡単な設備で一回の処理工程で塩水室や陰イオン
交換室内に付着物が形成することなく水を脱塩もしすは一部脱塩する方法と装置
を提供することにある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C25B 15/08 302 C02F 1/46 103 (72)発明者 フルフト・ラインホルト ドイツ連邦共和国、D−52428 ユーリヒ、 ロフスストラーセ、17 (72)発明者 キースリング・トーマス ドイツ連邦共和国、D−52428 ユーリヒ、 レーマーストラーセ、51 Fターム(参考) 4D006 GA17 JA15Z JA18Z JA41A JA41Z JA45A JA53Z JA55A JA56Z JA59A KA01 KA02 KB11 KB17 KE11Q KE28Q KE30R MA03 MA13 MA14 PB08 4D025 AA02 AA09 BA08 BA13 BB02 BB09 DA01 DA05 DA06 4D061 DA04 DA08 DB13 EA02 EA09 EB01 EB05 EB13 EB17 EB19 EB20 FA03 FA08 FA09 4K021 AA01 AB07 BA02 BA03 BC01 BC06 CA08 CA09 CA10 CA11 DB06 DB31 DB36 DC15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽イオン交換体(4)を被覆した陽極室(3),陰イオン交
    換体(8)を被覆した陰イオン交換室(7)および陽極室(3)と陰イオン交換
    室(7)の間にある塩水室(14)を備え、陽極室(3)と陰イオン交換室(7
    )が導管(6)を介して互いに接続し、陽極室(3)が陽イオン交換隔膜(15
    )により塩水室(14)から、また陰イオン交換室(7)が陰イオン交換隔膜(
    16)により塩水室(14)からそれぞれ分離され、塩水室に導入導管(13)
    と排出導管(18)が装備されている水を部分的に脱塩する装置において、 陰イオン交換室(7)に第二の陰イオン交換隔膜(22)があり、この第二の
    陰イオン交換隔膜が陽イオン交換室(7)を陰極室(20)から分離し、塩水室
    (14)の排出導管(18)が陰極室(20)に通じる導管(21)に接続して
    いることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 排出導管(18)と陰極室(20)に通じる導管(21)と
    の間にCO3 2- を除去する手段(19)が装着されていることを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 陰イオン交換体(9)を被覆した陰イオン交換室(7)には
    塩水室(14)に流入する導管(10,11,13)があることを特徴とする請
    求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 塩水室(14)の導入導管(13)と塩水室(14)の排出
    導管(18)の間にバイパス(23)があり、このバイパスにはポンプ(24)
    があることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 第二の陰イオン交換隔膜(22)により仕切られている陰極
    室(20)は両側が漏斗状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 陰極室(7)の壁には滑らかな表面があることを特徴とする
    請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 装置は鏡面対称に形成され、陽極室(3)あるいは陰極室(
    20)は対称中心を形成することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 陽極側に陽イオン交換隔膜(15)を備え、陰極側に陰イオ
    ン交換隔膜(16)を備えた塩水室(14)によりそれぞれ分離されている陽イ
    オン交換体(4)を装備した陽極室(3)と、陰イオン交換体(8)を装備した
    陰イオン交換室(7)との間に電圧を印加し、塩水室(14)の中に電界の通過
    する再生溶液が導入されている水を部分的に脱塩する方法において、 塩水室(14)の中に入るイオンOH- / Xn-(n≧1)の電解時に生じる比
    が小さくなることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 比OH- / Xn-(n≧1)は陰イオンを有する塩水室(14
    )からの再生溶液は少なくとも部分的に陰極室(20)に導入されることを特徴
    とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 塩水室(14)から出る再生溶液はCO3 2- を除去する手
    段(19)を通過し、陰極室(20)に導入されることを特徴とする請求項8ま
    たは9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 塩水室(14)に入る再生溶液は硬度が減らされているこ
    とを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 塩水室(14)に入る再生溶液は先ず陽イオン交換体(4
    )を被せた陽極室(3)と陰イオン交換体(8)を被せた陰イオン交換室(7)
    を通過することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩水室(14)から出る再生溶液は少なくとも部分的に循
    環で塩水室(14)に戻されることを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 電界は短時間極性を逆にされることを特徴とする請求項8
    〜13の何れか1項に記載の方法。
JP2000521910A 1997-11-25 1998-11-19 水を部分的に脱塩する方法と装置 Withdrawn JP2001523566A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19752111.8 1997-11-25
DE19752111A DE19752111C1 (de) 1997-11-25 1997-11-25 Verfahren und Vorrichtung zur Wasserteilentsalzung
PCT/DE1998/003446 WO1999026716A1 (de) 1997-11-25 1998-11-19 Verfahren und vorrichtung zur wasserteilentsalzung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001523566A true JP2001523566A (ja) 2001-11-27

Family

ID=7849717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000521910A Withdrawn JP2001523566A (ja) 1997-11-25 1998-11-19 水を部分的に脱塩する方法と装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1034027B1 (ja)
JP (1) JP2001523566A (ja)
DE (2) DE19752111C1 (ja)
WO (1) WO1999026716A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078602A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Kurita Water Industries Ltd. 純水製造方法及び装置
JP2008161760A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法及び装置
JP2008161761A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法及び装置
JP2008212871A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法及び装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006016688B3 (de) * 2006-04-08 2007-09-20 Esa Patentverwertungsagentur Sachsen-Anhalt Gmbh Elektroentionisierungsverfahren zur Aufbereitung von bei der chemischen und/oder elektrochemischen Oberflächenbehandlung von Metallen entstehenden Spülwässern
EP3257819B1 (en) 2010-08-06 2019-10-02 De Nora Holdings US, Inc. Electrolytic on-site generator
WO2020188370A1 (en) * 2019-03-21 2020-09-24 Universidade Nova De Lisboa Electrodialytic reactor and process for the treatment of contaminated aqueous matrices
CN111233086A (zh) * 2020-03-16 2020-06-05 佛山市云米电器科技有限公司 一种单向阴离子交换式滤水净化系统、方法及净水器
US11339483B1 (en) 2021-04-05 2022-05-24 Alchemr, Inc. Water electrolyzers employing anion exchange membranes

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH173419A (de) * 1932-01-22 1934-11-30 Karl Dr Glaessner Verfahren zur Herstellung eines praktisch salz-, säure- und gasfreien Wassers.
DE3329813A1 (de) * 1983-08-18 1985-02-28 Gerhard K. Dipl.-Chem. Dr.-Ing. 5628 Heiligenhaus Kunz Verfahren und vorrichtung zum behandeln von fluessigkeiten, insbesondere entsalzen waessriger loesungen
DE4202480C1 (ja) * 1992-01-29 1993-05-19 Heraeus Elektrochemie Gmbh, 6450 Hanau, De
DE4244060A1 (de) * 1992-12-24 1994-06-30 Gruenbeck Josef Wasseraufb Verfahren und Anlage zur Behandlung einer wäßrigen Lösung durch Ionenaustausch
WO1995032052A1 (en) * 1994-05-20 1995-11-30 U.S. Filter/Ionpure, Inc. Polarity reversal and double reversal electrodeionization apparatus and method
DE4418812C2 (de) * 1994-05-30 1999-03-25 Forschungszentrum Juelich Gmbh Einfach- und Mehrfachelektrolysezellen sowie Anordnungen davon zur Entionisierung von wäßrigen Medien
GB9607646D0 (en) * 1996-04-12 1996-06-12 Elga Ltd Apparatus and method of electrodialysis
GB2311999B (en) * 1996-04-12 1999-09-08 Elga Group Services Ltd Apparatus and method of electrodiaysis

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078602A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Kurita Water Industries Ltd. 純水製造方法及び装置
JP2008161760A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法及び装置
JP2008161761A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法及び装置
JP2008212871A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1034027B1 (de) 2005-12-28
WO1999026716A1 (de) 1999-06-03
DE19752111C1 (de) 1999-02-11
DE59813319D1 (de) 2006-02-02
EP1034027A1 (de) 2000-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3416455B2 (ja) 液体を精製するための電気脱イオン方法
JP3826690B2 (ja) 電気脱イオン装置及び純水製造装置
AU2014212394B2 (en) Rechargeable electrochemical cells
JP2001523566A (ja) 水を部分的に脱塩する方法と装置
WO2009051612A1 (en) Electroregeneration apparatus and water treatment method
JP2001198577A (ja) 電気脱イオン装置
WO2014120871A1 (en) Electrochemical cells for supply of acid water
JP6863510B1 (ja) 超純水製造装置の制御方法
JP3952127B2 (ja) 電気脱イオン化処理方法
JPH08108184A (ja) 水処理システム
JP4853610B2 (ja) 硫酸イオンを含むメッキ液の再生装置及び硫酸イオン除去方法
JP2001314868A (ja) 脱イオン水の製造方法
JP4505965B2 (ja) 純水の製造方法
JP4599668B2 (ja) 電気脱イオン装置の運転方法
JP4915843B2 (ja) 電気軟化装置、軟化装置及び軟水製造方法
JPH06296966A (ja) 脱炭酸装置、及び同装置を組込んだ純水製造装置
JP3501339B2 (ja) 電気式脱イオン水製造装置
JP2003326269A (ja) 電気再生式脱塩装置
JP4026344B2 (ja) 膜分離方法および装置
JP4363639B2 (ja) 電解イオン水生成装置
JP2004249221A (ja) アルカリイオン水生成装置を用いた海水等の脱塩、淡水化方法とその装置
WO2023238731A1 (ja) 水処理装置
JP2001246381A (ja) アルカリイオン水の製造方法及び装置
WO2007132685A1 (ja) 電気軟化装置、軟化装置、軟水製造方法及び軟化装置の運転方法
JP3979889B2 (ja) 脱イオン水を生成する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207