JP2001523236A - 純フルピルチンマレエート及びその変態aの製造方法 - Google Patents

純フルピルチンマレエート及びその変態aの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)

Description

【発明の詳細な説明】 純フルピルチンマレエート及びその変態Aの製造方法 本発明は純フルピルチンマレエート及びフルピルチンマレエートの純粋な変態 Aの製造方法に関する。 フルピルチンマレエートは2−アミノ−3−カルボエトキシアミノ−6−(p −フルオロ−ベンジルアミノ)−ピリジンマレエート(1)である。この化合物 はカタドロン(Katadolon:登録商標)の商標名で市販されており、特 に鎮痛剤として使用されている。 フルピルチンマレエートの製造はDE 3133519に記載されている。 2−アミノ−3−ニトロ−6−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)-ピリジン (ANFP)は2−メトキシエタノール中に溶解され、5バール及び60℃でラ ネーニッケルの存在で水素で水素化されて2,3−ジアミノ−6−(4−フルオ ロベンジルアミノ)ピリジンを生成する。このものは不活性ガス下でクロロギ酸 エチルエステル及びトリエチルアミンでアシル化されてフルピルチン−塩基を生 成する。触媒は濾過され、トリエチルアミン塩酸塩を含有する濾液中にイソプロ パノール及びマレイン酸の溶液が直接注入され、強い撹拌及び不活性ガス下でフ ルピルチン−粗製マレエー トが沈殿する。 ANFPの水素化のために使用される溶剤2−メトキシエタノールが泌尿生殖 器領域における著しい潜在的危険性のゆえに健康の危険と関連していることが知 られて以来、この化合物は工業的規模におけるこの反応にとっては危険な溶剤に なっている。 基礎になる塩基からのフルピルチンマレエートの沈殿の際には、空気酸素によ って誘起された妨害的な有色錯体(Farbkomplexe)の回避が重要で ある。同錯体はその色の深みのために規格に適ったフルピルチンマレエートにな るまでの継続精製を極めて著しく妨害する可能性がある。 それゆえにこの反応工程の場合には、強い不活性ガスの供給及び閉じられた反 応器による空気酸素の排除が強く要求される。 極めて時間のかかる煩雑な精製法の場合には、フルピルチン−粗製マレエート はアンモニア又は苛性ソーダ液による遊離によってフルピルチン−粗製塩基に変 えられる。この遊離方法の場合には排水を汚染するアンモニウム−塩又はナトリ ウム−塩が生じるが、これらは生態学的観点から不利な随伴現象である。フルピ ルチン−粗製塩基はイソプロパノールから再結晶され、活性炭/珪藻土−精製後 にイソプロパノール性マレイン酸溶液と反応されてフルピルチン−純マレエート を生じる。 従来の複雑な方法は次ぎの反応式: A:ANFP→水素化→アシル化→フルピルチン−粗製塩基I B:フルピルチン−粗製塩基I→マレイン酸→フルピルチン−粗製マレエート C:フルピルチン−粗製マレエート→遊離→フルピルチン−粗製塩基II D:フルピルチン−粗製塩基II−再結晶→フルピルチン−純塩基 E:フルピルチン−純塩基→マレイン酸→変性→フルピルチン−純マレエート によって説明でき、ここで反応段階C〜Eは必要な精製段階であり、これらがな ければ純粋単一で、規格に適った純マレエートは得られなかった。これらの段階 は多大な作業及びコストを要する精製操作であり、合成工程を著しく延長しかつ 製造技術的に極めて費用がかかる、複雑で面倒な方法でなければ規格に適ったフ ルピルチン−純マレエートを生じない。 精製段階C及びEの場合の技術的に極めて高い費用の他の目安としては、極端 に大きい反応器容積が考えられるが、この容積はフルピルチン−塩基の結晶化及 びフルピルチンマレエートの沈殿のために必要でありかつ製造容量に著しく関連 している、極端に大きい反応器容積が考えられる。 フルピルチンマレエート1トン当たり、2−メトキ シエタノール、イソプロパノール、アンモニア、マレイン酸アンモニウム及び水 を含有する廃物溶液25tが燃焼によって処理されなければならない。 この方法は極めて不経済であり、取扱が困難でありかつまた環境にやさしい製 造に対する諸要求に適合しない。 フルピルチンマレエートは一般に2種類の結晶変態A及びBの混合物として得 られるが、A及びBは種々の割合で混合物中に存在している。 このような混合物は生薬の順次処理のためには大きな難題である。特にこの問 題は一定の生薬製造条件の保持、ひいては作用物質の薬剤学的品質の保証に不利 に作用する。これらの種々の結晶変態混合物は人間の体内における生薬製剤から の放出の過程で異なる放出速度をもたらす。この欠点は作用物質としてのフルピ ルチンマレエートの作用開始を遅延させ、ひいては作用の平衡を狂わせる。 したがって、その方法から結晶の変性によって純粋の変態Aを得ることができ る、環境にやさしい簡素な純フルピルチンマレエートの製造方法を開発するとい う課題が設定される。 この課題は本発明により、2−アミノ−3−ニトロ−6−(4−フルオロベン ジル−アミノ)−ピリジン(ANFP)をラネーニッケルの存在で水素化し、中 間化合物である2,3−ジアミノ−6−(4−フルオ ロベンジルアミノ)−ピリジン(DAFP)をクロロギ酸エチルエステルでアシ ル化しかつ得られたフルピルチン−塩基を水溶性アルコール、例えばエタノール 又はイソプロパノール中でマレイン酸と反応させることによって解決される。 この場合次ぎの変法が可能である: 変法1: A:ANFP→水素化→アシル化→フルピルチン−粗製塩基 B:フルピルチン−粗製塩基→マレイン酸→フルピルチン−粗製マレエート C〜E:省略 F:粗製マレエート→純マレエート 方法段階Aで現場合成され、溶解された極めて酸素と反応しやすい粗製塩基を きわめて急速な吸引法によりマレイン酸水溶液に移すことができた。この溶液か らは撹拌下に直ちに前よりは十分に着色の少ないフルピルチン−粗製マレエート が沈殿する。このものはイソプロパノール−水中での結晶化後に規格に適った純 マレエートを約85%の収率で供給する。 方法段階C〜Eを迂回することにより従来実施された方法と比べて思い切った フルピルチンマレエートの製造方法のこの短縮によって、フルピルチン−粗製マ レエートから直接純マレエートを製造しかつフルピルチン製造の妨害的な着色問 題をすでに早い段階で除去 することに成功する。 変法2: A:ANFP→水素化→アシル化→フルピルチン−粗製塩基 B:フルピルチン−塩基→マレイン酸→フルピルチン−粗製マレエート C〜F:省略 G:粗製マレエートの単離なし→純マレエート 方法段階Gは方法段階Fと比べて更に明らかに短縮された別法であり、この場 合にはイソプロパノール中で現場形成されたフルピルチン塩基からのフルピルチ ン−粗製マレエートの沈殿を50〜60℃でマレイン酸水溶液中への吸引によっ て行い、結晶変性後に無色のフルピルチン−純マレエートを85〜90%の収率 で得る。 変法3: A:ANFP→水素化→アシル化→フルピルチン−粗製塩基(単離) B:フルピルチン−純塩基→マレイン酸→フルピルチン−純マレエート この場合にはフルピルチン−塩基をアシル化を行った後好ましくはエタノール 又は水中で沈殿させ、簡単な再結晶によって精製する。次ぎにフルピルチン−純 マレエートの製造を前記変法と同様にして行う。 ANFPの水素化及び形成されたDAFPのアシル 化が水溶性アルコール、例えばエタノール又はイソプロパノール中でクロロギ酸 エチルエステルを用いて行われうることは、全く意外である。 この場合にはマレイン酸水溶液中で沈殿の際ニッケルを含まないフルピルチン −マレエートが得られるが、このものは費用のかかる多段階的精製工程をもはや 実施しなくてもよい。 他の利点として、初めにフルピルチン−粗製マレエートの沈殿の際に有色錯体 を含まない白色生成物が得られたので、ここでもまた補助的な精製操作がもはや 不要であることが判明した。 フルピルチンマレエートの純粋な変態Aを得るために行われる次ぎの結晶変性 にかんしては、全く意外にも、フルピルチンマレエートの両変態A及びBの混合 物が特定の条件下で撹拌下に変態Aからのみ成る純粋相のフルピルチンマレエー トに変えられうることが判明した。 この場合出発試料中の多量の変態A、懸濁液中の高い固体濃度(1:1〜1: 0.8)及び−10〜60℃の範囲の温度が特に有利であることが判った。 しかし高い固体濃度(1:1)及び20〜60℃の温度の場合にも、主として 変態Bから成るフルピルチンマレエート(B90%)を2〜5時間の撹拌時間で 完全に変態Aに変えることができたが、特に意外な利点として、所望の結晶変態 Aの形成が0〜30℃の温 度でも達成されうることが判明した。 この認識を沈殿工程(適当な溶剤中でフルピルチン−塩基及びマレイン酸を一 緒に処理する)に当てはめると、先ず従来の技術水準によりできるだけ高い主要 量の変態Aを得るために必要な条件が保たれ、しかし次ぎに相当して行われる撹 拌工程によって存在するB成分から変態Aへの完全な変化が保証される。 撹拌工程は有利には沈殿のすぐ後に続く、つまり冷却の間に始って、室温への 冷却後にも撹拌を前記変化が終わってしまうまで続ける。この場合固体濃度はで きるだけ高く保つ。 意外にも、再結晶及び沈殿の際イソプロパノール中及びエタノール中に従来知 られなかった結晶化されたフルピルチンマレエートの溶媒和物が見出された。 結晶懸濁液中で観察された溶媒和物は撹拌工程の間に変態Aに変えられる。こ れに対して予め一定重量まで乾燥された結晶体をイソプロパノール、エタノール 又は水中で分散する場合には、溶媒和物又は水和物の形成は認められない。溶媒 和物は初めの結晶化(核形成)の際だけに認められた。 さらに、予め乾燥され、外部に吸着された溶剤を除去した結晶体(しかしまだ 結晶内に結合された溶剤を含有する)が約80〜100℃の温度に加熱すること によって変態Bに変えられうることも判明した。技術的乾燥の間に溶媒和物から 変態Bが後から形成される ことは、マレエート沈殿後の結晶懸濁液の十分に長い撹拌によって妨げられる。 相分析 フルピルチンマレエート、変態A及びBならびにイソプロパノール−及びエタ ノール溶媒和物の結晶化された相を、粉末回折計を用いるエックス線回折によっ て測定した。この方法で本発明の結晶構造の変態像が得られるが、この像は極め て多数の結晶における回折作用の総和によって形成される。したがって該方法は 種々の結晶化された相から成る混合物の組成を測定するために好適である。また 同方法を用いるとまだ溶剤で湿潤している新しい試料も検査することができる。 さらに相移行部に結合された構造変化も直接観察することができる。 方法:エックス線回折測定法 変態A及びBの回折図 図1はその下部に変態A及びBの回折図を示し、第1表は粉末データーを示す 。両変態は、その都度異なる変態の一つの反射(Reflex)と共に共同表示 しない特徴的な反射を示す。これは変態Aの場合には特に6.9、9.2及び1 7.9°2θでの強い反射であり、変態Bの場合には特に5.5°2θでの最強 の反射である。変態Bの検出限界は≦1%である(図2)。 第1表:フルピルチンマレエートの変態の粉末データ溶媒和物の回折図 図1はその上部にフルピルチンマレエートの2つの溶媒和物を示す。 溶媒和物の回折図は特に付加的な反射の出現によって変態A及びBとは相違す る。溶媒和物は、両変態の他に特に6.4°2θ(d=13.7Å)での反射か ら知ることができる。変態Bは溶媒和物とは別に検出できるが、変態Aの小さい 部分は溶媒和物とは別には認識されない。溶媒和物の回折図と変態Aの回折図と の間の類似性は、変態Aの核形成の間に溶剤の結晶内取り込みが行われることを 示す。 結晶相の熱反応 方法: ・示差熱走査熱量測定法(DSC) ・熱重量測定法(TG) ・温度制御エックス線回折測定法 図3は両変態のDSC曲線を示す。変態Aは2つの吸熱反応、すなわち164 ℃(始り)での転移点A・・→B及び184℃(始り)での変態Bの融点を示す。 変態Bは、溶融を示す184℃での吸熱作用のみを示す。 図4は熱格子転移(Gitterumwandlung)A・・→Bを示す。D SCの結果と一致して165℃で5.5°2θでの変態Bの強い反射が現れる。 図5及び6は、イソプロパノール結晶体の例により 溶剤で湿潤した予め乾燥された結晶体を加熱する際の結晶反応の種々の経過を示 す。湿潤状態では外部に結合された溶剤の放出と一緒に脱溶媒和が起って変態A が形成され、これは次ぎに164℃で変態Bに変えられる。 乾燥状態では明らかにより高い温度で脱水が起って変態Bが形成される。 図7はイソプロパノール結晶体の場合の熱格子転移を示す。先ず第一に変態A の他に溶媒和物(6.4°2θ)が存在する。95℃で特徴的な溶媒和物反射が 減衰し、5.5°2θでの変態Bの特徴的な反射が現れる。さらに加熱するとB 反射の著しい強度増大の際にも6.9及び9.2°2θでの変態Aの特徴的反射 も減衰する。 純フルピルチンマレエート及びフルピルチンマレエートの純粋な変態Aを製造 するための本発明方法は、次ぎの決定的な利点を有する: ・方法段階Aで水溶性アルコール、例えばイソプロパノール又はエタノールに対 して危険な溶剤である2−メトキシエタノールを使用する。 ・同一方法段階で、種々の副生成物の低減及び有害な有色錯体の濃度の低下の結 果と相俟ってN−アシル化の反応時間が2時間から1/2時間に減少されうる。 ・従来のフルピルチン法の費用のかかる精製段階C〜Eが省略される。粗製マレ エートは問題のない精製工 程によってフルピルチン−純マレエートに変えられうるか又はフルピルチン−純 マレエートの製造が現場で生成されたフルピルチン−塩基から直接行われる。 ・純粋な結晶変態の形成の際の温度を60〜65℃の範囲から−10〜60℃の 範囲に低下させることができた。 ・フルピルチンマレエートの純粋な変態Aを初めて製造することができた。 本発明方法を実施例により詳述することにする: 例1 フルピルチン−純マレエートの製造 ANFP 75g(0.286モル)を、イソプロパノール400ml中のラ ネーニッケル12.5gの懸濁液中で65℃及び水素圧5バールで水素化する。 水素化の終了後溶液に、クロロギ酸エチルエステル26.4mlを、次ぎにトリ エチルアミン50.6mlを加える。次いでさらにクロロギ酸エチルエステル6 .3mlを加えた後反応溶液を60℃で1時間を撹拌する。次ぎに熱い溶液を、 50〜60℃に加熱した、H2O1.5l中のマレイン酸53.3gの溶液中に 撹拌下に吸収させ、その後触媒を少量のイソプロパノールで洗浄する。 無色のフルピルチンマレエートが沈殿する。結晶懸濁液をさらに撹拌しながら 20℃に冷却し、この温度で20分放置する。フルピルチンマレエートを吸引濾 取し、次ぎに約500mlで洗浄し、35℃で真空で乾燥する。 収量:107.55g(使用したANFPに対して理論値の89.6%) 例2 フルピルチン−純マレエートの製造 ANFP 18.5g(0.07モル)を、例1と同様にしてエタノール14 0ml中のラネーニッケル2.0gの懸濁液中で60〜70℃及び水素圧5バー ルで水素化する。水素化の終了後さらに40〜50℃でクロロギ酸エチルエステ ル9.3g(0.86モル)及びトリエチルアミン9.2g(0.91モル)と 反応させる。触媒を分離した反応溶液を撹拌下に水540ml中に入れる。室温 で2時間撹拌した後沈殿した塩基を吸引濾取し、水及びイソプロパノールで洗浄 し、3.7倍量のイソプロパノール中で再結晶させる。 収量:18.4g(理論値の86.0%) フルピルチン−純マレエートの沈殿及び変性は例7及び8により行う。 例3 フルピルチンマレエートの純粋な変態Aの製造 変態B90%の他に変態A10%を含有する、イソプロパノールから結晶化し た乾燥フルピルチンマレエート(図8、最下の曲線)を、1:0.8の割合でイ ソプロパノール中に分散した。20℃で200分撹拌した後では、5.5°2θ での強い特徴的なB−反射が消え、6.9及び9.2°2θでの変態Aの特徴的 な反射しかもう認められなかった(図8、中央の曲線)。 例4 変態B90%の他に変態A10%を含有する、イソプロパノールから結晶化し た乾燥フルピルチンマレエートを、1:0.8の割合でイソプロパノール中で分 散しかつ35℃で撹拌した。すでに70分撹拌した後では、5.5°2θでの強 い特徴的なB−反射が消え、6.9及び9.2°2θでの変態Aの特徴的反射し かもう認められなかった。 例5 最高に溶解されうる量よりも少し少ないフルピルチンマレエートを60℃でイ ソプロパノール中に完全に溶かし、20℃まで徐々に冷却し、次いで20℃で撹 拌した。撹拌開始前に変態Aの他に溶媒和物が認められた(図9、最下の曲線) 。120分後にはもう変態Aしか検出されなかった(図9、中央の曲線)。懸濁 液の3日間の放置後にも溶媒和物の再形成は認めらなかった(図9、最上の曲線 )。 例6 最高に溶解されうる量よりも少し少ないフルピルチンマレエートを60℃で水 5%を含有するイソプロパ ノール中に完全に溶かし、20℃まで冷却し、次いで20℃で撹拌した。撹拌開 始前には変態Aの他に溶媒和物が存在した。130分の撹拌後には変態Aしかも う検出できなかった。 例7 それぞれ化学量論的量のフルピルチン−塩基及びマレイン酸を50℃でイソプ ロパノール中に溶かした。フルピルチンマレエートの沈殿は40℃でマレイン酸 溶液を塩基の溶液中に滴下することによって行われた。新しく沈殿した結晶体は 変態Bの他に溶媒和物を含有していた(図10、下の曲線)。40℃での40分 の撹拌後には既に溶媒和物も変態Bも完全に変態Aに変化していた(図10、上 の曲線)。 例8 それぞれ化学量論的量のフルピルチン−塩基及びマレイン酸を40℃でエタノ ール中に溶かした。フルピルチンマレエートの沈殿は40℃でマレイン酸溶液を 塩基の溶液中に滴下することによって行った。新しく沈殿した結晶体中には溶媒 和物のみが検出できた(図11、下の曲線)。40℃での15分の撹拌後にすで にこの溶媒和物は変態Aに完全に変化していた(図11、上の曲線)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルンハルト クッチャー ドイツ連邦共和国 D―63477 マインタ ール シュトレーゼマンシュトラーセ 9 (72)発明者 カール−フリードリッヒ ラントグラーフ ドイツ連邦共和国 D―01217 ドレスデ ン ハインリッヒ―グライフ―シュトラー セ 37 (72)発明者 ジークフリート パウルーン ドイツ連邦共和国 D―74731 ヴァルデ ュルン ヴァルトパークリング 16 (72)発明者 ハンス シュタンゲ ドイツ連邦共和国 D―01587 リーザ ドレスナー シュトラーセ 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2−アミノ−3−ニトロ−6−(4−フルオロベンジル−アミノ)−ピリジ ン(ANFP)をラネーニッケルの存在で水素化し、クロロギ酸エチルエステル でアシル化しかつ得られたフルピルチン−塩基をマレイン酸と反応させることに よって純フルピルチンマレエートを製造するに当たり、水素化、アシル化及び沈 殿を水溶性アルコール中で行うことを特徴とする、純フルピルチンマレエートの 製造方法。 2.アルコールとして好ましくはエタノール又はイソプロパノールを使用する、 請求項1記載の方法。 3.a)フルピルチン−粗製マレエートを単離しかつ結晶化によって純粋なマレ エートに変えるか又は b)現場で形成されたフルピルチン−塩基からマレイン酸との反応によってマ レエートを沈殿させかつ単離せずに純フルピルチンマレエートに変えるか又は c)フルピルチン−粗製塩基を沈殿させかつ再結晶し、次ぎにマレイン酸との 反応によってフルピルチン−純マレエートに変える 請求項1記載の方法。 4.反応を温度−10〜60℃で行う、請求項1から3までのいずれか1項記載 の方法。 5.請求項1から3までのいずれか1項記載の方法に より製造されたフルピルチンマレエートを場合により水を含有するイソプロパノ ール又はエタノール中で撹拌することを特徴とする、フルピルチンマレエートの 純粋な変態Aの製造方法。 6.撹拌工程を好ましくは結晶化されたフルピルチンマレエートを含有する請求 項3c)記載の反応混合物中で行う、請求項5記載の方法。 7.撹拌工程を温度−10〜60℃で行う、請求項5記載の方法。 8.請求項5記載の方法によって得られるフルピルチンマレエートの純粋な変態 A。
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