JP2001522516A - 照明組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 第１の側（１６）と第２の側（２０）を有する壁（１４）の厚みを通って延びる照明組立体（１０）について記述される。照明組立体（１０）は、壁（１４）の第１の側（１６）の区域を照明するための少なくとも１つの光源（４６）と、光源を壁（１４）の第２の側（２０）から交換することができるようにするために備えられる手段とを備え、この手段は、壁（１４）の第１の側（１６）から壁（１４）の第２の側（２０）への距離の少なくとも一部において延びる少なくとも１本のダクト（３０）と、光源が取り付けられる光源保持手段（５０）と、光源（４６）と保持手段（５０）とを少なくとも１本のダクト（３０）を通して移動する移動手段（８０）と、光源（４６）のための電源手段とを備え、光源保持手段（５０）と光源（４６）は少なくとも１本のダクト（３０）を通って第２の側（２０）から第１の側（１６）へ移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】 照明組立体 本発明は、特に壁を通って延びて、無人区域等を照明する照明組立体に関する ものである。 例えば、放射性物質が離れた場所から取り扱われる、いわゆる「ケイブ(ｃａ ｖｅｓ)」のような無人区域においては、高度な照明を提供することが必要であ る。２つの主要なタイプの照明装置が、核処理区域を照明するのに使用されてい る。第１の照明装置は、図１２に概略的に示すように、ケイブ内のステーション に掛けられ、メンテナンスのために離れた場所から、施設から取り外し、撤去す ることができる密閉された照明装置によるものである。第２のタイプは、図１３ に概略的に示すように、施設の壁を通して挿入される装置であり、無人の側に窓 を有する密閉された区画内に出てきて、区域または見ようとする物体上で照明が 光ることができるようにする照明手段を有する。 第１のタイプには、場合によってはセル内クレーンや作業員の時間という不足 している手段を連携させながら、遠隔取扱装置を用いて放射性領域から装置を撤 去しなくてはならないという短所がある。撤去された装置は、次に、修理できる ようになる前に汚染除去のためにメンテナンス区域へ運ばれ、そして再びクレー ンを用いてケイブ内の装置の位置に再び取付けられなくてはならない。 第２のタイプの照明装置は、メンテナンス可能な部品がケイブ環境の外に設置 されている点において第１のタイプより有利であり、ケイブ内でクレーンまたは 遠隔操作装置を使用する必要がないので、処理が中断されることもなく、照明装 置の汚染除去も何ら必要なく、従ってさらに処理すべき廃棄副産物がないことに よってコストを抑えることができる。しかし、第２のタイプの壁通し照明装置の 現行の設計には、主に重量および安全面に関わる独特な短所がある。壁通し照明 の現行の設計によると、主にコンクリートグラウトからなり、約７００ｋｇの重 量の大きな遮蔽壁プラグを取り外すことが必要である。壁の厚さが約１〜１．５ ｍなので、壁プラグは、抜き取るときに扱いにくく不便であり、約１０００ｋｇ の重量の取扱い装置による特別な装備と、放射線障害が確実に起こらないように する方法を用いる、特別に訓練された作業員とを必要とする。 核処理施設が建設されるとき、多重性（ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ）に備えるため にその他にもたくさんの照明装置が最初に設置され、また新しい照明管は全て同 時に設置されるため、およそ同時期に機能しなくなるであろうということにも備 えなくてはならない。 現在のところ、公知の壁通し照明の設計において一本の照明管を変えるのに、 約２０工数が必要である。 現行の設計のさらなる短所は、この設計は、閉鎖されたカバーを有し、使用中 にそのカバーの中に照明管が出て行くようになっているのだが、このカバーが時 々、例えば遠隔操作装置やセル内クレーンによって誤って壊されてしまうことで ある。従って、照明管を交換する時には、壁の安全な側が例えば放射性の塵や破 片によって汚染に曝されるので、さらにずっと厳格な処置が必要であり、そのた め時間と費用がかかる。 本発明は、機能しなくなった照明を、既存の装置と比べてより簡単で、より経 済的で、より安全にメンテナンスおよび交換することができる壁通し照明装置を 提供することを目的とする。 本発明は、第１の側と第２の側を有する壁の厚みを通って延びる照明組立体で あって、前記壁の第１の側の区域を照明するための少なくとも１つの光源と、前 記光源を前記壁の第２の側から交換することができるようにするために備えられ る手段とを備える照明組立体において、前記手段は、壁の第１の側から壁の第２ の側への距離の少なくとも一部において延びる少なくとも１本のダクトと、前記 光源が取り付けられる光源保持手段と、前記光源と前記保持手段とを前記少なく とも１本のダクトを通して移動する移動手段と、前記光源のための電源手段とを 備え、前記光源保持手段と前記光源は前記少なくとも１本のダクトを通って前記 第２の側から前記第１の側へ移動できることを特徴とする照明組立体を提供する 。 本発明において、光源は、意図された目的のために必要とされるいかなる光源 であってもよい。光源の例には、概ね丸い白熱電球や、石英ハロゲン電球、高輝 度のナトリウム管のような照明管や、他のいかなる所望の光源も含まれる。主な 要件は、ダクトを通る通路と保持手段とが問題の光源の種類と形状に適合できる ということである。 さらに、本発明の光源を配置する方法と装置は、例えば、他の照明や、カメラ のような監視手段、照明用のファイバーオプティクス、レーザー、カメラ、ビデ オ記録装置を配置および展開するのにも使用することができる。従って、「光源 」と言った時には、そのような他の機器や装置を含むものと解釈しなくてはなら ない。 本発明による照明組立体は、光源を所望の位置に配置する第１の側における配 置手段をさらに備えてもよい。 照明組立体の中のダクトの数は、部分的には光源自体の形状に依存している。 光源が概ね丸い形状のものである場合には、複数のダクトが存在する。光源の形 状が概ね細長い管状である場合には、１本のダクトしか存在しない。 本発明による照明組立体は、核処理施設用に使用することができる。しかし、 本発明の照明組立体は、例えば、クリーンルーム、滅菌区域、そして爆発性雰囲 気のような他の特殊な環境においても同程度に十分使用することができる。 本発明の照明組立体の構成部品は、壁の中の成形された開口内に密着するよう にされたコンテナハウジング内に収容されていてもよい。組立体は、その開口を 通って延びる。あるいは新しい施設が建設される場合には、壁を通る開口の形状 は、照明組立体のハウジングの形状に添うものにできる。壁の開口は、その代わ りに、その中にコンテナハウジングに対して密封する内張りを有し、第１の側か ら第２の側への汚染物質の漏れに備える信頼性を向上させるようにしてもよい。 コンテナハウジングの壁の第１の側に隣接する端は、所望の形状の反射手段を 有していてもよい。反射手段は、特定の方法で前記光源が第１の側における区域 を照明することができるようにする。必要とされる反射手段の形状は、照明技術 の当業者には明らかであろうから、さらに詳しくは述べない。配置手段は、効率 的な照明を行うために反射手段の要求と一致した位置に光源を配置してもよい。 配置手段は、ダクトの第１の側へ移動される時に、光源を自動的に所望の位置に 配置する特徴を備えていてもよい。 本発明による照明組立体における光源を交換する際に、壁からコンテナハウジ ングを取り外す必要がないので、コンテナハウジングは、既存の照明装置と同様 な方法で、ダクトのまわりの空き容積に例えばコンクリートグラウトが詰められ ていてもよいが、既存の照明装置においては、光源の交換の際にコンクリートグ ラウトを取り外す必要がある。このように、本発明において、本発明の照明組立 体の遮蔽効力における信頼性が先行技術の装置のものと同じくらい高いものにな るように、例えばグラウトのような、十分に特徴を調べ、量を計られた材料を使 用するようにしてもよい。 核処理施設用の照明組立体の場合、第１の側から第２の側へのいわゆる直接的 な光の進路を妨げるために、ダクトは非直線形であってもよい。本発明による照 明組立体の一実施例では、側面からのダクトの形状が概ね正弦曲線状であっても よいが、その正確な形状は、第１の側から第２の側への、ダクト内の内部反射に よる、主にγ線の通過の妨害に必要な条件に依存する。ダクトの断面形状は、概 ね長方形であってもよい。 複数のダクトが存在する本発明の第２の実施例において、ダクトは「より合わ されて」いてもよく、各ダクトは、第２の側から第１の側へ延びる概ねらせん形 である。各ダクトの断面形状は概ね円形である。この第２の実施例において、個 々の光源の形状は概ね丸い形状であってもよい。 光源保持手段の形態と種類は、主に光源の形状と位置についての要件によって 、またその結果、ダクトの断面形状によって決定される。光源が細長い管状であ って、下向きの照明方向を得るために好ましくは水平の姿勢で反射手段に対して 一定の位置に配置される本発明の第１の実施例において、保持手段は、光源が第 １の側に対して前端に取り付けられるトロリーすなわちボギー（ｂｏｇｅｙ）を 有していてもよい。トロリーは、トロリーをダクト内の所望の空間的な向きおよ び位置に保持する手段を有していてもよい。そのような手段は、ダクトの内側の 水平および／または垂直な表面上を走る例えば遊び車を有していてもよい。 本発明の第２の実施例において、保持手段は、移動手段によってダクトを通っ て滑らされ、押されることができる概ね丸い光源ホルダーを有していてもよい。 ダクトが非直線形である場合、光源がダクトを通され、第１の側における所望 の位置に配置され、光源の交換のためにそこから引っ込められるようにするため に、曲がりやすい配置および撤去移動手段が必要である。ダクトが概ね長方形の 内部断面形状である第１の実施例において、曲がりやすい配置および撤去移動手 段は、直線状に配列され、互いに枢着された中空の箱形セグメントを有する典型 的なプラスチック材のチェーン−トラックを有していてもよい。チェーン−トラ ックは、例えば工作機械やコンベヤ装置において、可動電源リード線またはケー ブルをまとめ、保護し、それらが引っかかったりねじれたりするのを防ぐために よく使用される。そのようなチェーン−トラックは、単一の平面内で曲がりやす い。光源への電源ケーブルは、曲がりやすい移動手段を通して走らされ、移動手 段の内において、光源と保持手段の移動中に電源ケーブルを保護し、引っかかる のを防ぐようにしてもよい。その代わりに、移動手段は、ダクトの内側の曲線に 添うことができる平らな金属の帯状片を有していてもよい。 光源が概ね丸い形状である本発明の第２の実施例において、移動手段は、ダク トの湾曲部に適応できる曲がりやすい管を有していてもよい。同様に、上記のよ うに、光源への電源ケーブルを、曲がりやすい管を通して走らせてもよい。 上記の移動手段の第１および第２の実施例において、ダクトの内壁は、光源と 保持器がダクトを通って押される時に、移動手段を十分に支持する。 移動手段の他の実施例は、ダクトの第１と第２の側に少なくとも隣接する固定 された位置にある回転可能なベルト車輪を有し、ベルト車輪は、その周囲の無端 ケーブルと無端ケーブルのループ内の保持手段とを有していてもよい。 ほぼ直線形状のダクトは、光源を一方の側から他方の側へ押すのに堅い移動手 段を使用してもよい。 本発明の照明組立体への電源供給は従来のものであってもよいので、さらに詳 しくは述べない。 希望によっては別体の閉鎖された半透明のカバーを壁の第１の側において設け てもよいが、先行技術の設計の場合などは必要ない。 照明組立体の第２の側において、危険区域から遠く離れて、ダクトの穴には密 封材を有するクロージャ（ｃｌｏｓｕｒｅ）が設けられ、それによって第１の側 において照明組立体のガラスに何らかの損傷が生じた場合にダクトの第２の側を 密閉するようにしてもよい。 壁の第２の側におけるコンテナハウジングには、周囲に密封材を有するクロー ジャカバーが設けられ、第１の側において組立体に損傷が生じた場合のさらなる 安全余裕を提供することもできる。 光源の寿命を延長すべく光源の冷却を可能にするために、本発明の照明組立体 には、流体冷却材の供給がさらに備えられてもよい。そのような冷却材の供給は 、 電源ケーブルを有する移動手段を通って走る曲がりやすい管を通して行うか、コ ンテナハウジング内に固定された管を通して行うことができる。ダクトとコンテ ナハウジングの内部は共に壁の第１の側と第２の側の両方の環境から密閉されて いるので、光源の付近においてコンテナハウジングに流体の入口を、そして他の 単数あるいは複数の位置において流体の出口を設けることだけは必要である。流 体冷却材装置は、例えばポンピング手段と熱交換手段とを有する閉路であっても よい。 本発明がより十分に理解されるように、本発明の例を、ただ添付図面を参照し て、例証によって説明する。 図１は、壁の中に位置した、本発明による照明組立体の第１実施例の断面立面 図である。 図２は、第１の側を図１の矢印Ａの方向に見た図である。 図３は、第２の側を図１の矢印Ｂの方向に見た図である。 図４Ａおよび４Ｂは、図１の実施例の保持手段の平面図および側面図である。 図５は、図１の実施例の平面図である。 図６Ａおよび６Ｂはそれぞれ、図１の実施例のフレキシブル移動手段の斜視立 面図および模式立面図である。 図７は、本発明による照明組立体の第２の実施例の断面立面図である。 図８は、本発明による照明組立体の第３実施例の概略断面立面図である。 図９は、図８の実施例の詳細を示す。 図１０は、図１、５、および７に示すダクト内で使用することができる別の運 び台および移動手段の平面図である。 図１１Ａおよび１１Ｂは、図１、５、および７に示すおおむね正弦曲線状のダ クト内の異なる位置にある図１０の運び台の側面図である。 図１２および１３は、危険区域用の照明装置の従来技術の構成を示す。 図１〜６を参照して、同一部分は共通の参照番号によって示される。本発明の 第１の実施例による照明組立体は、概して参照番号１０で示され、壁１４の開口 １２内に固定される。壁１４は、危険な閉鎖された区域１８の側にある第１の側 １６と、危険区域１８から密閉され、作業員が接近できる第２の側２０とを有す る。照明組立体は、概して参照番号２２で示され、壁の開口１２の内側において 、概して参照番号２４で示される内張りの内側に密着したコンテナハウジングを 備える。密封材２６が内張り２４とハウジング２２の間に設けられ、汚染物質が 第１の側１６から第２の側２０へ出ていかないようにしている。非直線形のダク ト３０が第１の側１６と第２の側２０の間で延びるように設けられる。ダクトの 形状は、第１の側から第２の側への直接的な光の通路が存在しないようになって おり、内部の反射によって第１の側から第２の側へγ線が通る危険性も防ぐよう になっている。ダクト３０は、コンテナハウジング２２内に固定され、コンクリ ートグラウト３２によって囲われている。ダクト３０の、第１の側１６に隣接し た端には、容積３６があり、その中には反射器３８が配置されている。容積３６ は、コンテナハウジング２２の中の密封材４２内に配置されたガラス窓パネル４ ０によって区域１８から密閉されている。ハウジング２２の端とガラスパネル４ ０は、壁面の第２の側１６とほぼ面一であり、このことは、危険な破片が溜まり 得る出っ張りが形成されず、ハウジング２２を開口１２から取り外す必要がない ので、有利である。断面４４が長方形のダクトは容積３６へ開いており、断面が 細長い管状であって、この場合、光輝度ナトリウムランプである光源４６が容積 ３６に入りやすいようにしている。ランプ４６は、枢着された部材５６，５８に よって互いに連結された２つの関節式ボギー５２、５４（注意：図１には前ボギ ー５２のみが示されている）を備える保持トロリー５０（図４Ａおよび４Ｂ参照 ）の前端における電源ソケット４８の上に取り付けられている。ボギー５２、５ ４は、空洞６０の垂直壁６４に接して走る遊び車６２によって、ダクト３０の長 方形の 内部の空洞６０内を案内され、それによってトロリー５０とランプ４６の双方を ダクト内に位置づける。ランプ４６は、容積３６の後ろにおいて板７４の協同面 ７２と接触する前ボギー５２の垂直フランジ面７０によって、自動的に所望の位 置に配置される。後ボギー５４の後面７６には、部分的に図示されるフレキシブ ルトロリー移動部材８０（図６Ａおよび６Ｂも参照）が固定されている。フレキ シブルトロリー移動部材８０は、例えばコンベヤや工作機械のケーブルをまとめ 、保護するためによく使用される、典型的なプラスチック材のチェーン−トラッ クを備える。フレキシブル部材８０の構造は、図６Ａおよび６Ｂにより詳しく示 されており、中空で概ね箱形の部分８２を備える。部分８２は、８４において互 いに旋回可能に取り付けられ、それによって図１に示すように垂直面において曲 がりやすくなっている。部材８０は、ダクト３０の内壁によって拘束され、ラン プ４６を所望の位置に配置するために、要求に応じてトロリー５０に押すおよび ／または引く力を加えることができる。フレキシブル部材は、ダクトの空洞６０ を通って延び、ランプ４６が所望の位置にあるときに、ダクト３０の遠隔端８８ はクロージャ部材９０によって密閉され、何らかの理由でガラス４０が破壊また は破損した場合に、ダクト３０の端８８から汚染物質が出てこないようにする。 ハウジング２２の端９２は、第２のクロージャ９４によって閉鎖され、密閉され ている。第２のクロージャ９４は、クロージャ９４を密閉できるアクセス扉９６ を有し、破線９８によってのみ示されるランプ４６への電源を収容し、電力ケー ブルは中空の箱形部分８２を通される。 ランプ４６を設置または撤去する作業においては、ダクト３０内にフレキシブ ル部材８０を挿入し、深く押し、端８８をクロージャ９０で閉鎖しさえすればい い。関節式トロリー５０は、ランプ４６を所望の位置へと案内する。このように して、ランプ４６の交換は、先行技術の装置の多くの工数を伴う煩わしい工程で はなく、数分で済む。 図７は、本発明の照明組立体の、概して１００で示される第２の実施例を示す 。本質的に、本実施例は、１０の実施例と類似しているが、この場合、区域１８ 内の物体を照明するために、より下向きの照明方向を可能にする突起１０２が存 在する。前と同じように、壁１４の中の開口１２内に固定された内張り２４に密 着するコンテナハウジング２２がある。本実施例において、ダクト３０は、第１ の側１６に隣接した端に内曲フランジ１０６を備え、ランプホルダー４８に接し て配置手段として機能し、ランプが反射器３８に対して所望の位置に来るように している。この第２の実施例の他の全ての特徴は、実施例１０の特徴と類似して いる。 図８および９は、本発明による照明装置の、概して１２０で示される第３の実 施例を示す。本実施例は、第１の側１２６と第２の側１２８を有する壁１２４内 に固定された外コンテナハウジング１２２を備える。ハウジング１２２は、らせ ん形により合わされた複数のダクト１３０を収容する。前の実施例と同様に、第 １の側１２６から第２の側１２８への直接的な光の通路は存在しない。各ダクト １３０は断面が円形であり、ハロゲン電球の形をした光源１３２を、保持手段を も形成するホルダー組立体１３４内に受け入れる。ホルダー組立体は、電球ホル ダー１４０自体と、ダクト管１３０内で摺動する囲い板と反射器の組立体１４２ とを備える。囲い板１４２の後端１４４は、中を通る電源ケーブル１４８を有す る曲がりやすい管の形をした移動手段１４６に固定されている。電球１３２と保 持組立体１３４は、第１の側においてガラス窓１５２に接する囲い板１４２の前 縁１５０によって第１の側に隣接した位置に配置される。第２の側の端１５６に おいて、前と同じように、図示しない適切な電源と密閉扉が存在し、第１の側を 第２の側から分離している。図８および９には示さないが、組立体はさらに、内 部にハウジング１２２がはめ込まれた、壁の開口１６０の内張りを含んでもよい 。同様に、ハウジング１２２内の空き空間にコンクリートグラウト１６０を詰め て もよい。機械工学の技術における当業者の能力の範囲内の様々な密閉装置を考案 し、取り付けることができ、それによって、第１の側から第２の側へ汚染物質が 漏れる経路が存在する可能性を未然に除去することができる。 図１０、１１Ａ、および１１Ｂは、運び台２００と移動手段２０２の別の形態 を示す。移動手段２０２は部分的にしか示されていないが、ランプ４６が第１の 側に位置している時には、図１のダクト３０の全長を通って延びる。運び台２０ ０は、組み立てられたシートメタルのフレーム２０４を備える。フレームは、ダ クト３０の水平な表面上を走る遊び車２０６を有する。フレーム２０４には、遊 び車２０６の前車軸において、ランプソケット２１０と独立遊び車２１２を含む ランプ保持部材２０８が旋回可能に取り付けられている。従って、ランプ４６は 、ダクトの底からは離されて支持され、概ね正弦曲線状のダクトの形状（破線２ １６によって示される）を、図１１Ａと１１Ｂにそれぞれ示されるように、上方 向２２０にも下方向２２２にもたどることができる。フレーム２０４の後には、 金属またはプラスチック材料の曲がりやすく平らな押し／引き帯状片２０２が取 り付けられ、押し／引き帯状片２０２は十分に曲がりやすく、運び台２００をダ クト３０を通して深く押すことができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年６月７日（１９９９．６．７） 【補正内容】 請求の範囲（補正） １．第１の側（１６；１２６）と第２の側（２０；１２８）を有する壁（１４ ；１２４）の厚みを通って延びる照明組立体（１０；１００；１２０）であって 、前記壁の中の開口（１２）を通って壁の第１の側から第２の側へ延びるコンテ ナハウジング（２２；１２２）と、前記壁の第１の側の区域（１８）を照明する ための少なくとも１つの光源（４６；１３２）と、前記光源を前記壁の第２の側 （２０；１２８）から交換することができるようにするためにコンテナハウジン グ（２２；１２２）内に備えられる手段とを備える照明組立体において、前記手 段は、コンテナハウジング（２２；１２２）内で壁の第１の側から壁の第２の側 への距離の少なくとも一部において延びる少なくとも１本の固定されたダクト（ ３０；１３０）と、前記光源が取り付けられる光源保持手段（５０；１３４；２ ００）と、前記光源と前記保持手段とを前記少なくとも１本のダクトを通して移 動する移動手段（８０；１４６；２０２）と、前記光源のための電源手段とを備 え、前記光源保持手段と前記光源は前記少なくとも１本のダクトを通って前記第 ２の側から前記第１の側へ、そして前記第１の側から前記第２の側へ移動でき、 固定されたダクト（３０；１３０）の形状は非直線形であり、前記移動手段は曲 がりやすく、移動手段（５０；１３４；２００）を引っ込めることによって、使 用中において機能しなくなった光源を壁の第２の側に隣接したダクトから撤去す ることを特徴とする照明組立体。 ２．前記非直線形のダクトは、概ね正弦曲線状とらせん形を含むグループから 選択される形状を有することを特徴とする、請求項１に記載の照明組立体。 ３．光源を所望の位置に配置する第１の側における配置手段をさらに備えるこ とを特徴とする、請求項１または２に記載の照明組立体。 ４．コンテナハウジングの壁の第１の側（１６；１２６）に隣接した端は反射 手段を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 ５．コンテナハウジングのダクトのまわりの容積にはグラウト（３２；１６０ ）が詰められていることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明 組立体。 ６．ダクトは長方形の断面を有することを特徴とする、先行する請求項のいず れかに記載の照明組立体。 ７．ダクトはほぼ円形の断面を有することを特徴とする、先行の請求項１〜５ のいずれかに記載の照明組立体。 ８．組立体（１２０）には複数のダクト（１３０）が存在することを特徴とす る、請求項７に記載の照明組立体。 ９．保持手段（５０；２００）は、光源が取り付けられたトロリーすなわちボ ギー（５２；２０４，２０６，２０８）を有することを特徴とする、先行する請 求項１〜５のいずれかに記載の照明組立体。 １０．トロリーは、それ自身をダクト内の所望の空間的な向きおよび位置に保 持する手段（６２，６６；２０６，２１２）を有することを特徴とする、請求項 ９に記載の照明組立体。 １１．前記手段は、ダクトの内側の水平（６８）および／または垂直な表面（ ６４）上を走る遊び車（６２，６６；２０６，２１２）を有することを特徴とす る、請求項１０に記載の照明組立体。 １２．曲がりやすい移動手段は、直線状に配列し、かつ互いに枢着されたセグ メント（８２）を有するチェーン−トラックコンベヤ（８０）を有することを特 徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 １３．曲がりやすい移動手段は、ダクトの湾曲部に適応できる曲がりやすい管 （１４６）を有することを特徴とする、先行する請求項１〜１１のいずれかに記 載の照明組立体。 １４．移動手段は曲がりやすく平らな帯状片（２０２）を有することを特徴と する、先行する請求項１〜１１のいずれかに記載の照明組立体。 １５．移動手段は、ダクトの第１と第２の側に少なくとも隣接する固定された 位置にある回転可能なプーリホイールを有し、プーリホイールは、その周囲の無 端ケーブルと、その無端ケーブルのループ内の保持手段とを有することを特徴と する、請求項１に記載の照明組立体。 １６．ダクトの第２の側の穴には周囲に密封材を有するクロージャ（９０）が 設けられることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 １７．光源の冷却を可能にする流体冷却材の供給をさらに備えることを特徴と する、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２１Ｙ 101:00 Ｇ２１Ｄ 1/00 Ｍ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１の側と第２の側を有する壁の厚みを通って延び、前記壁の第１の側の 区域を照明するための少なくとも１つの光源と、前記光源を前記壁の第２の側か ら交換することができるようにするために備えられる手段とを備える照明組立体 において、前記手段は、壁の第１の側から壁の第２の側への距離の少なくとも一 部において延びる少なくとも１本のダクトと、前記光源が取り付けられる光源保 持手段と、前記光源と前記保持手段とを前記少なくとも１本のダクトを通して移 動する移動手段と、前記光源への電源手段とを備え、前記光源保持手段と前記光 源は前記少なくとも１本のダクトを通って前記第２の側から前記第１の側へ移動 できることを特徴とする照明組立体。 ２．ダクトは非直線形であることを特徴とする、請求項１に記載の照明組立体 。 ３．光源を所望の位置に配置する第１の側における配置手段をさらに備えるこ とを特徴とする、請求項１または２に記載の照明組立体。 ４．使用中に前記壁の開口内に配置されるコンテナハウジングをさらに備え、 コンテナハウジングの中には前記照明組立体の構成部品が収容されることを特徴 とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 ５．コンテナハウジングの壁の第１の側に隣接した端は反射手段を有すること を特徴とする、請求項４に記載の照明組立体。 ６．コンテナハウジングのダクトのまわりの容積にはグラウトが詰められてい ることを特徴とする、請求項４または５に記載の照明組立体。 ７．第１の側から第２の側へのダクトの形状は概ね正弦曲線状であることを特 徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 ８．ダクトは長方形の断面を有することを特徴とする、請求項７に記載の照明 組立体。 ９．ダクトは概ねらせん形であることを特徴とする、先行する請求項１〜６の いずれかに記載の照明組立体。 １０．ダクトはほぼ円形の断面を有することを特徴とする、請求項９に記載の 照明組立体。 １１．組立体には複数のダクトが存在することを特徴とする、請求項９または １０に記載の照明組立体。 １２．保持手段は、光源が取り付けられたトロリーすなわちボギーを有するこ とを特徴とする、先行する請求項１〜８のいずれかに記載の照明組立体。 １３．トロリーは、トロリーをダクト内の所望の空間的な向きおよび位置に保 持する手段を有することを特徴とする、請求項１２に記載の照明組立体。 １４．前記手段は、ダクトの内側の水平および／または垂直な表面上を走る遊 び車を有することを特徴とする、請求項１３に記載の照明組立体。 １５．移動手段は曲がりやすいことを特徴とする、先行する請求項のいずれか に記載の照明組立体。 １６．曲がりやすい移動手段は、直線状に並び、かつ互いに枢着された複数の セグメントを有するチェーン−トラックコンベヤを有することを特徴とする、請 求項１５に記載の照明組立体。 １７．曲がりやすい移動手段は、ダクトの湾曲部に適応できる曲がりやすい管 を有することを特徴とする、請求項１５に記載の照明組立体。 １８．移動手段は曲がりやすく平らな帯状片を有することを特徴とする、請求 項１５に記載の照明組立体。 １９．移動手段は、ダクトの第１と第２の側に少なくとも隣接する固定された 位置にある回転可能なプーリホイールを有し、プーリホイールは、その周囲の無 端ケーブルと、その無端ケーブルのループ内の保持手段とを有することを特徴と する、請求項１に記載の照明組立体。 ２０．ダクトの第２の側の穴には周囲に密封材を有するクロージャが設けられ ることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 ２１．光源の冷却を可能にする流体冷却材の供給をさらに備えることを特徴と する、先行する請求項のいずれかに記載の照明組立体。 ２２．第１の側と第２の側を有する壁の厚みを通って延びる照明組立体であっ て、ほぼ、添付の記述と、図面の図１〜６、図７、図８および９、または図１０ と１１Ａと１１Ｂとを参照して上に述べた通りであることを特徴とする照明組立 体。