JP2001522377A - 新規化合物 - Google Patents

新規化合物

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JP2001522377A JP54028799A JP54028799A JP2001522377A JP 2001522377 A JP2001522377 A JP 2001522377A JP 54028799 A JP54028799 A JP 54028799A JP 54028799 A JP54028799 A JP 54028799A JP 2001522377 A JP2001522377 A JP 2001522377A
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Abstract

(57)【要約】 本発明は、抗菌活性(特に抗真菌活性)、β−1,3グルカンシンターゼ阻害活性を有する一般式[I]で表わされる新規ポリペプチド化合物: (式中、R1,R2,R3およびR4は明細書で定義されるとおりである)またはその塩、その製造プロセス、それを含む医薬組成物ならびにヒトまたは動物におけるニューモシスチス・カリニ感染(例えばニューモシスチス・カリニ肺炎)を含む感染性疾患の予防および/または治療方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規化合物 技術分野 本発明は、医薬として有用な新規ポリペプチド化合物およびその塩に関する。 背景技術 米国特許第5,376,634号およびWO96/11210には、抗菌活性 (特に抗真菌活性)を有するポリペプチド化合物およびその医薬上許容され得る 塩が開示されている。 発明の開示 本発明は、新規ポリペプチド化合物およびその塩に関する。 より詳細には、本発明は、抗菌活性(特に抗真菌活性、真菌としてはアスペル ギウス、クリプトコッカス、カンジダ、ムコール、アクチノミセス、ヒストプラ スマ、デルマトファイト、マラセチア、フザリウム等が挙げられる)、β−1, 3グルカンシンターゼ阻害活性を有し、さらにヒトあるいは動物のニューモシス チス・カリニ感染(例えばニューモシスチス・カリニ肺炎)の予防および/また は治療に有用であると期待される新規ポリペプチド化合物およびその塩、その製 造プロセス、それを含有する医薬組成物、ヒトあるいは動物のニューモシスチス ・カリニ感染(例えばニューモシスチス・カリニ肺炎)を含む感染性疾患の予防 および/または治療方法に関する。 本発明の目的ポリペプチド化合物は新規であり、下記一般式[I]で示すことが できる。〔式中、R1は、水素、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい アリールアミノ(低級)アルカノイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有 していてもよい複素環で置換されたアロイル、高級アルキルを有するアリールで 置換されたアロイル、低級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル、低 級アルキルを有するアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル、1個 またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい不飽和縮合複素環基で置換さ れた低級アルカノイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい ピリジルで置換された低級アルカノイル、アミノ保護基、ヘプチルナフトイル、 ヘキシルナフトイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複 素環カルバモイルで置換されたアロイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を 有していてもよいシクロ(低級)アルキルで置換された低級アルカノイル、1個 またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基を有するチエニルで 置換された低級アルカノイル、または1個またはそれ以上の適当な置換基を有し ていてもよい複素環基で置換された低級アルケノイルであり、 R2は水素またはヒドロキシであり、 R3はヒドロキシ、ヒドロキシスルホニルオキシまたは低級アルコキシであり、 R4はヒドロキシまたは低級アルコキシである〕、またはその塩。 本発明の新規ポリペプチド化合物[I]およびその塩は以下の反応スキームに説 明されるような工程によって調製することができる。工程1 工程2 工程3 出発化合物[II]および[IV]、またはその塩は以下の反応スキームに説明されるよ うな工程によって調製することができる。工程A 工程B 工程C 〔式中、R2、R3およびR4は前記と同義であり、 (低級)アルカノイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい 複素環基で置換されたアロイル、高級アルキルを有するアリールで置換されたア ロイル、低級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル、低級アルキルを 有するアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル、1個またはそれ以 上の適当な置換基を有していてもよい不飽和縮合複素環基で置換された低級アル カノイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいピリジルで置 換された低級アルカノイル、アミノ保護基、ヘプチルナフトイル、ヘキシルナフ トイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環カルバモ イルで置換されたアロイル、1個またはそれ以上の適当な置換基を有していても よいシクロ(低級)アルキルで置換された低級アルカノイル、1個またはそれ以 上の適当な置換基を有していてもよい複素環基を有するチエニルで置換された低 級アルカノイル、または1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい 複素環基で置換された低級アルケノイルであり、 新規ポリペプチド化合物[I]の適当な塩は医薬上許容され得る通常無毒の塩で あり、無機塩基との塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、 カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩)、有 機塩基との塩(例えばトリエチルアミン塩、ジイソプロピルエチルアミン塩、ピ リジン塩、ピコリン塩、エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ジシク ロヘキシルアミン塩、N’N’−ジベンジルエチレンジアミン塩等の有機アミン 塩)、無機酸付加塩(例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等)、有 機カルボン酸スルホン酸付加塩(例えばギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、 マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン 酸塩、トルエンスルホン酸塩等)、塩基性あるいは酸性アミノ酸(例えばアルギ ニン、アスパラギン酸、グルタミン酸等)との塩等の、塩基との塩または酸付加 塩が挙げられる。 本明細書の上記および以下の記載において用いられる本発明の範囲に包含され る種々の定義の適当な例ならびに実例を以下に詳細に説明する。 「低級」なる語は、特に断りのない限り、1〜6個の炭素原子を有する基を意 味する。 「高級」なる語は、特に断りのない限り、7〜20個の炭素原子を有する基を 意味する。 「1個またはそれ以上」の適当な例としては1〜6個でもよく、好ましくは1 〜3個でもよい。 「低級アルカノイル」の適当な例としては、直鎖または分岐状のもの、例えば ホルミル、アセチル、2−メチルアセチル、2,2−ジメチルアセチル、プロピ オニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロピオニ ル、ヘキサノイル等が挙げられる。 シ、1個またはそれ以上の高級アルコキシを有するアリール、高級アルキル、低 級アルキル、1個またはそれ以上の低級アルコキシを有するアリール、1個また はそれ以上の高級アルコキシを有してもよい複素環基、1個またはそれ以上のシ クロ(低級)アルキルを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ (高級)アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の複素環基を有する アリール、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルを有するシクロ(低級 )アルキル、1個またはそれ以上の低級アルコキシを有していてもよいアリール で置換されたアリール、1個またはそれ以上の高級アルコキシを有していてもよ いアリールで置換されたアリール、複素環基を有する1個またはそれ以上の低級 アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ 以上の低級アルコキシ(低級)アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以 上の高級アルキルを有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のアリール オキシ(低級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、 1個またはそれ以上の低級アルケニルオキシを有していてもよいアリールで置換 されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルコキシを有 していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の複素環( 低 級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個または それ以上のアリールオキシ(低級)アルコキシを有するアリール、1個またはそ れ以上の複素環基を有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のシクロ( 低級)アルキルオキシを有するアリール、低級アルコキシを有する1個またはそ れ以上の複素環基を有するアリール、シクロ(低級)アルキルオキシを有する1 個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、アリール(低級)アルキルオキ シを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、シクロ(低級)ア ルキルを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、アリールを有 する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリール、低級アルコキシを有する 1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、高級アルコキシ( 低級)アルキルを有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素 環基、低級アルコキシ(低級)アルコキシを有する1個またはそれ以上のアリー ルを有していてもよい複素環基、シクロ(低級)アルキルを有する1個またはそ れ以上のアリールを有していてもよい複素環基、複素環基を有する1個またはそ れ以上のアリールを有していてもよい複素環基、アリールを有する複素環(低級 )アルキルで置換された1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素 環基、アリールを有する1個またはそれ以上の複素環基を有していてもよい複素 環基、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルオキシを有していてもよい アリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級) アルキルを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以 上の低級アルコキシ(低級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換され たアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級) アルキルを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以 上の低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルコキシを有していてもよい アリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の複素環基を有していても よいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アル キルオキシを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)ア ル キルチオを有するアリール、複素環基を有する1個またはそれ以上の低級アルコ キシを有するアリール、1個またはそれ以上の低級アルキルを有していてもよい シクロ(低級)アルキル、1個またはそれ以上のアリールを有していてもよいシ クロ(低級)アルキル、アリール等が挙げられる。 「低級アルコキシ」の適当な例としては、直鎖状または分岐状のもの、例えば メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、 tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、tert−ペンチルオキシ、neo−ペ ンチルオキシ、ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ等が挙げられ、好ましくは メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ およびイソヘキシルオキシでもよい。 「高級アルコキシ」の適当な例としては、直鎖状または分岐状のもの、例えば ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、3,5−ジメチルオクチルオキシ、3,7− ジメチルオクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ド デシルオキシ、トリデシルオキシ、テトラデシルオキシ、ヘキサデシルオキシ、 ヘプタデシルオキシ、オクタデシルオキシ、ノナデシルオキシ、イコシルオキシ 等が挙げられ、好ましくは(C7-C14)アルコキシでもよく、より好ましくはヘプチ ルオキシおよびオクチルオキシでもよい。 「低級アルキル」の適当な例としては、直鎖状または分岐状の1〜6個の炭素 原子を有するもの、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、 イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、tert−ペンチ ル、neo−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル等が挙げられ、好ましくはメチ ル、ペンチル、ヘキシルおよびイソヘキシルでもよい。 「高級アルキル」の適当な例としては、直鎖状または分岐状の7〜20個の炭 素原子を有するもの、例えばヘプチル、オクチル、3,5−ジメチルオクチル、 3,7−ジメチルオクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシ ル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル 、ノナデシル、イコシル等が挙げられ、好ましくは(C7-C14)アルキルでもよく、 より好ましくはヘプチル、オクチル、ノニルおよびデシルでもよい。 「アリール」および「アル」部の適当な例としては、低級アルキルを有してい てもよいフェニル(例えばフェニル、メシチル、キシリル、トリル等)、ナフチ ル、アントリル、インダニル等が挙げられ、好ましくはフェニルおよびナフチル でもよく、この「アリール」および「アル」部はハロゲンまたは低級アルコキシ を有していてもよい。 「アロイル」の適当な例としては、ベンゾイル、トルオイル、ナフトイル、ア ントリルカルボニル等が挙げられ、好ましくは、ベンゾイルおよびナフトイルで もよく、この「アロイル」は低級アルキルを有していてもよい。 「複素環基」および「複素環」部の適当な例としては、 1〜4個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員(より好ましくは5〜6員)複 素単環基、例えばピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル 、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル( 例えば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2 H−1,2,3−トリアゾリル等)、テトラゾリル(例えば1H−テトラゾリル 、2H−テトラゾリル等)等; 1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員(より好ましくは5〜6員)複素 単環基、例えばピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル等 ; 1〜4個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環基、例えばインドリル、イソ インドリル、インドリニル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、 イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル等; 1または2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員 (より好ましくは5〜6員)複素単環基、例えばオキサゾリル、イソオキサゾリ ル、オキサジアゾリル(例えば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オ キサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル等)等; 1または2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する飽和3〜8員( より好ましくは5〜6員)複素単環基、例えばモルホリニル、シドノニル、モ ルホリノ等; 1または2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素 環基、例えばベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル等; 1または2個の硫黄原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員 (より好ましくは5〜6員)複素単環基、例えばチアゾリル、イソチアゾリル、 チアジアゾリル(例えば1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾ リル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル等)、ジヒド ロチアジニル等; 1または2個の硫黄原子および1〜3個の窒素原子を含有する飽和3〜8員( より好ましくは5〜6員)複素単環基、例えばチアゾリジニル、チオモルホリニ ル、チオモルホリノ等; 1または2個の硫黄原子を含有する不飽和3〜8員(より好ましくは5〜6員) 複素単環基、例えばチエニル、ジヒドロジチイニル、ジヒドロジチオニル等; 1または2個の硫黄原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素 環基、例えばベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、イミダゾチアジアゾリ ル等; 酸素原子を含有する不飽和3〜8員(より好ましくは5〜6員)複素単環基、 例えばフリル等; 酸素原子を含有する飽和3〜8員(より好ましくは5〜6員)複素単環基、例 えばテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等; 酸素原子および1または2個の硫黄原子を含有する不飽和3〜8員(より好ま しくは5〜6員)複素単環基、例えばジヒドロオキサチイニル等; 1または2個の硫黄原子を含有する不飽和縮合複素環基、例えばベンゾチエニ ル、ベンゾジチイニル等; 酸素原子および1または2個の硫黄原子を含有する不飽和縮合複素環基、例え ばベンゾオキサチイニル等; 等が挙げられ、この「複素環基」および「複素環」部は低級アルキルまたはシク ロ(低級)アルキルを有していてもよい。 「低級アルケニルオキシ」の適当な例としては、ビニルオキシ、1−(または 2−)プロペニルオキシ、1−(または2−または3−)ブテニルオキシ、1− (または2−または3−または4−)ペンテニルオキシ、1−(または2−また は3−または4−または5−)ヘキセニルオキシ等が挙げられ、好ましくは(C2-C6 )アルケニルオキシでもよく、最も好ましくは2−プロペニルオキシでもよい。 「シクロ(低級)アルキル」の適当な例としては、シクロプロピル、シクロブ チル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられ、好ましくはシクロ(C4-C6 )アルキルでもよく、最も好ましくはシクロヘキシルでもよい。この「シクロ( 低級)アルキル」は低級アルキルを有していてもよい。 適当な「アミノ保護基」としては、後述のアシル基、1〜3個の適当な置換基 を有していてもよいアル(低級)アルキル(例えばベンジル、フェネチル、1− フェニルエチル、ベンズヒドリル、トリチル等)、[5−(低級)アルキル−2 −オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル](低級)アルキル[例えば(5−メ チル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチル等]等の通常の保 護基;等が挙げられる。 適当な「アシル基」および「アシル」としては、カルボン酸、炭酸、カルバミ ン酸、スルホン酸等から誘導される、脂肪族アシル、芳香族アシル、アリール脂 肪族アシルおよび複素環脂肪族アシルが挙げられる。 当該「アシル基」の適当な例としては、以下のものが例示される。 脂肪族アシル、例えば、低級または高級アルカノイル(例えばホルミル、アセ チル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、2 ,2−ジメチルプロパノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノ ナノイル、デカノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テト ラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、ヘプタデカノイル、オク タデカノイル、ノナデカノイル、イコサノイル等)、低級または高級アルコキシ カルボニル(例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカ ル ボニル、t−ペンチルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニル等)、低級 または高級アルキルスルホニル(例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル等) 、低級または高級アルコキシスルホニル(例えばメトキシスルホニル、エトキシ スルホニル等)等; 芳香族アシル、例えば、アロイル(例えば、ベンゾイル、トルオイル、ナフト イル等)、アル(低級)アルカノイル(例えば、フェニルアセチル、フェニルプ ロパノイル、フェニルブタノイル、フェニルイソブタノイル、フェニルペンタノ イル、フェニルヘキサノイル等のフェニル(C1-C6)アルカノイル、ナフチルアセ チル、ナフチルプロパノイル、ナフチルブタノイル等のナフチル(C1-C6)アルカ ノイル等)、アル(低級)アルケノイル(例えば、フェニルプロペノイル、フェ ニルブテノイル、フェニルメタクリロイル、フェニルペンテノイル、フェニルヘ キセノイル等のフェニル(C3-C6)アルケノイル、ナフチルプロペノイル,ナフチ ルブテノイル等のナフチル(C3-C6)アルケノイル等)、アル(低級)アルコキシ カルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボニル等のフェニル(C1-C6)アルコキ シカルボニル、フルオレニルメチルオキシカルボニル等のフルオレニル(C1-C6) アルコキシカルボニル等)、アリールオキシカルボニル(例えばフェノキシカル ボニル、ナフチルオキシカルボニル等)、アリールオキシ(低級)アルカノイル (例えばフェノキシアセチル、フェノキシプロピオニル等)、アリールカルバモ イル(例えばフェニルカルバモイル等)、アリールチオカルバモイル(例えばフ ェニルチオカルバモイル等)、アリールグリオキシロイル(例えばフェニルグリ オキシロイル、ナフチルグリオキシロイル等)、1〜4個の低級アルキルを有し ていてもよいアリールスルホニル(例えばフェニルスルホニル、p−トリルスル ホニル等)等; 複素環アシル、例えば、複素環カルボニル、複素環(低級)アルカノイル(例 えば複素環アセチル、複素環プロパノイル、複素環ブタノイル、複素環ペンタノ イル、複素環ヘキサノイル等)、複素環(低級)アルケノイル(例えば複素環プ ロペノイル、複素環ブテノイル、複素環ペンテノイル、複素環ヘキセノイル等) 、 複素環グリオキシロイル等。「複素環カルボニル」、「複素環(低級)アルカノ イル」、「複素環(低級)アルケノイル」および「複素環グリオキシロイル」な る語における適当な「複素環」部としては、上述の「複素環」部を言及すること ができ、好ましくはアル(低級)アルコキシカルボニルでもよく、より好ましく はフェニル(C1-C4)アルコキシカルボニルおよびフルオレニル(C1-C4)アルコキシ カルボニルでもよく、最も好ましくはベンジルオキシカルボニルおよびフルオレ ニルメチルオキシカルボニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいアリールアミノ(低 級)アルカノイル」なる語における「アリールアミノ」部の適当な例としては、 フェニルアミノ、メシチルアミノ、トリルアミノ、ナフチルアミノ、アントリル アミノ等でもよく、好ましくはナフチルアミノでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいアリールアミノ(低 級)アルカノイル」なる語における「低級アルカノイル」部の適当な例としては 、上述の「低級アルカノイル」を言及することができ、好ましくはホルミルでも よい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいアリールアミノ(低 級)アルカノイル」なる語における「適当な置換基」部の適当な例としては、上 述の「適当な置換基」を言及することができ、好ましくは高級アルコキシでもよ く、最も好ましくはヘプチルオキシでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいアリールアミノ(低 級)アルカノイル」の適当な例としては、高級アルコキシを有するナフチルアミ ノカルボニルでもよく、好ましくはヘプチルオキシを有するナフチルアミノカル ボニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され たアロイル」なる語における「アロイル」部の適当な例としては、上述の「アロ イル」を言及することができ、好ましくはベンゾイルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され たアロイル」なる語における「複素環基」部の適当な例としては、上述の「複素 環基」を言及することができ、好ましくは1〜4個の窒素原子を含有する飽和3 〜8員複素単環基、1または2個の硫黄原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有 する不飽和3〜8員複素単環基、1または2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒 素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基、および1または2個の硫黄原子な らびに1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環基でもよく、より好まし くは、ピペラジニル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、イミダゾチアジアゾ リルおよびイソオキサゾリルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され たアロイル」なる語における「適当な置換基」部の適当な例としては、上述の「 適当な置換基」を言及することができ、好ましくは1個またはそれ以上の高級ア ルコキシを有しているアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシを有して いるアリール、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルを有しているアリ ール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルコキシを有しているア リール、1個またはそれ以上の複素環基を有しているアリール、1個またはそれ 以上のシクロ(低級)アルキルを有していてもよいシクロ(低級)アルキル、1 個またはそれ以上の低級アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたア リール、1個またはそれ以上の高級アルコキシを有していてもよいアリールで置 換されたアリール、複素環基を有する1個またはそれ以上の低級アルコキシを有 していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アル コキシ(低級)アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の高級アルキ ルを有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のアリールオキシ(低級) アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ 以上の低級アルケニルオキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール 、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルコキシを有していてもよい アリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の複素環(低級)アルコキ シを有するアリールで置換されたアリール(該複素環基は1個またはそれ以上の 低 級アルキルを有していてもよい)、1個またはそれ以上のアリールオキシ(低級 )アルコキシを有するアリール、1個またはそれ以上の複素環基を有していても よい複素環基、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルオキシを有するア リール、低級アルコキシを有する1個またはそれ以上の複素環基を有するアリー ル、シクロ(低級)アルキルオキシを有する1個またはそれ以上の複素環基を有 するアリール、アリール(低級)アルキルオキシを有する1個またはそれ以上の 複素環基を有するアリール、シクロ(低級)アルキルを有する1個またはそれ以 上の複素環基を有するアリール、アリールを有する1個またはそれ以上の複素環 基を有するアリール、低級アルコキシを有する1個またはそれ以上のアリールを 有していてもよい複素環基、高級アルコキシ(低級)アルキルを有する1個また はそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、低級アルコキシ(低級)ア ルコキシを有する1個またはそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、 シクロ(低級)アルキルを有する1個またはそれ以上のアリールを有していても よい複素環基、複素環基を有する1個またはそれ以上のアリールを有していても よい複素環基、アリールを有する複素環(低級)アルキルで置換された1個また はそれ以上のアリールを有していてもよい複素環基、アリールを有する1個また はそれ以上の複素環基を有していてもよい複素環基、1個またはそれ以上のシク ロ(低級)アルキルオキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1 個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルキルを有していてもよいアリー ルで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコ キシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1個またはそれ以上の 低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルキルを有していてもよいアリー ルで置換されたアリール、1個またはそれ以上の低級アルコキシ(低級)アルコ キシ(低級)アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたアリール、1 個またはそれ以上の複素環基を有していてもよいアリールで置換されたアリール 、1個またはそれ以上のシクロ(低級)アルキルオキシを有するアリール、1個 またはそれ以上の低級アルコキシ(高級)アルキルチオを有するアリール、複素 環基 を有する1個またはそれ以上の低級アルコキシを有するアリール、1個またはそ れ以上の低級アルキルを有していてもよいシクロ(低級)アルキル、1個または それ以上のアリールを有していてもよいシクロ(低級)アルキル、アリールでも よく、好ましくは、(C7-C14)アルコキシを有するフェニル、(C4-C6)アルコキッ を有するフェニル、シクロ(C4-C6)アルキルを有するフェニル、(C1-C4)アルコキ シ(C7-C14)アルコキシを有するフェニル、1〜4個の窒素原子を含有する飽和3 〜8員複素単環基を有するフェニル、シクロ(C4-C6)アルキルを有するシクロ(C4 -C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C7 -C14)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、1〜4個の窒素原子 を含有する飽和3〜8員複素単環基を有する(C1-C4)アルコキシを有するフェニ ルで置換されたフェニル、(C1-C4)アルコキシ(C4-C6)アルコキシを有するフェニ ル、(C7-C14)アルキルを有する1〜4個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員複 素単環基、フェニルオキシ(C1-C4)アルコキシを有するフェニルで置換されたフ ェニル、(C3-C6)アルケニルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、(C1 -C4)アルコキシ(C7-C14)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、1 〜4個の(C1-C4)アルキルを有する1または2個の酸素原子ならびに1〜3個の 窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を有する(C1-C4)アルコキシを有す るフェニルで置換されたフェニル、フェニルオキシ(C1-C4)アルコキシを有する フェニル、(C1-C4)アルコキシ(C7-C14)アルコキシを有するフェニル、1〜4個 の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を有する1〜4個の窒素原子を含 有する不飽和3〜8員複素単環基、シクロ(C4-C6)アルキルオキシを有するフェ ニル、(C1-C4)アルコキシを有する1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員 複素単環基を有するフェニル、シクロ(C4-C6)アルキルオキシを有する1〜4個 の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を有するフェニル、フェニル(C1- C4)アルキルオキシを有する1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単 環基を有するフェニル、シクロ(C4-C6)アルキルを有する1〜4個の窒素原子を 含有する飽和3〜8員複素単環基を有するフェニル、 ジ(C1-C4)アルキルを有するシクロ(C4-C6)アルキルで置換された1〜4個の窒素 原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を有するフェニル、(C1-C4)アルキルを 有するシクロ(C4-C6)アルキルで置換された1〜4個の窒素原子を含有する飽和 3〜8員複素単環基を有するフェニル、ハロゲンを有するフェニルと(C1-C4)ア ルコキシとで置換された1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基 を有するフェニル、フェニルで置換された1〜4個の窒素原子を含有する飽和3 〜8員複素単環基を有するフェニル、(C1-C6)アルコキシを有するフェニルで置 換された1または2個の硫黄原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有する不飽和 3〜8員複素単環基を有するフェニル、(C1-C6)アルコキシを有するフェニルを 有する1〜4個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基、(C7-C14)アル コキシ(C1-C6)アルキルを有するフェニルを有する1〜4個の窒素原子を含有す る不飽和3〜8員複素単環基、(C4-C6)アルキルを有するフェニルを有する1〜 4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基、1〜4個の窒素原子を含有 する飽和3〜8員複素単環基を有するフェニルを有する1〜4個の窒素原子を含 有する不飽和3〜8員複素単環基、フェニルを有する1〜4個の窒素原子を含有 する飽和3〜8員複素単環基を有する(C1-C6)アルキルで置換されたフェニルを 有する1〜4個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基、フェニルを有 する1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を有する1〜4個の 窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基、シクロ(C4-C6)アルキルオキシ を有するフェニルで置換されたフェニル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキルを 有するフェニルで置換されたフェニル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルコキシを 有するフェニルで置換されたフェニル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルコキシ(C1 -C6)アルキルを有するフェニルで置換されたフェニル、(C1-C6)アルコキシ(C1- C6)アルコキシ(C1-C6)アルコキシを有するフェニルで置換されたフェニル、シク ロ(C4-C6)アルキルを有する1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単 環基を有するフェニルで置換されたフェニル、ジ(C1-C4)アルキルを有するシク ロ(C4-C6) アルキルで置換された1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を 有するフェニルで置換されたフェニル、シクロ(C4-C6)アルキルオキシを有する フェニル、(C1-C6)アルコキシ(C7-C14)アルキルチオを有するフェニル、1〜4 個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基を有する(C1-C6)アルコキシを 有するフェニル、1または2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有す る飽和3〜8員複素単環基を有する(C1-C6)アルコキシを有するフェニル、ジ(C1 -C4)アルキルを有する1または2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒素原子を含 有する飽和3〜8員複素単環基を有する(C1-C6)アルコキシを有するフェニル、 1または2個の硫黄原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複 素単環基を有する(C1-C6)アルコキシを有するフェニル、(C1-C6)アルキルを有す るシクロ(C4-C6)アルキル、フェニルを有するシクロ(C4-C6)アルキル、インダニ ル、1または2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する飽和3〜8員 複素単環基で置換されたフェニル、(C1-C6)アルキルを有する1〜4個の窒素原 子を含有する飽和3〜8員複素単環基で置換されたフェニル、ジ(C1-C4)アルキ ルを有する1または2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有する飽和 3〜8員複素単環基で置換されたフェニル、および1または2個の硫黄原子なら びに1〜3個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基で置換されたフェニ ルでもよく、最も好ましくは、オクチルオキシを有するフェニル、ヘキシルオキ シを有するフェニル、シクロヘキシルを有するフェニル、ピペリジルを有するフ ェニル、シクロヘキシルを有するシクロヘキシル、メトキシオクチルオキシを有 するフェニル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニル、ブトキシを有するフ ェニル、ペンチルオキシを有するフェニル、メトキシを有するフェニルで置換さ れたフェニル、プロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ブトキ シを有するフェニルで置換されたフェニル、ペンチルオキシを有するフェニルで 置換されたフェニル、ヘキシルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、 ヘプチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、ピペリジルを有するプ ロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メト キシヘキシルオキシを有するフェニル、デシルオキシを有するイソオキサゾリル 、フェニルオキシプロピルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、プロ ペニルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、フェニルオキシブトキシ を有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシオクチルオキシを有するフェ ニルで置換されたフェニル、ジメチルを有するプロポキシを有するフェニルで置 換されたフェニル、フェニルオキシプロポキシを有するフェニル、フェニルオキ シブトキシを有するフェニル、フェニルオキシペンチルオキシを有するフェニル 、メトキシペンチルオキシを有するフェニル、メトキシヘプチルオキシを有する フェニル、ピペリジルを有するピリジル、シクロヘキシルオキシを有するフェニ ル、プロポキシを有するピペリジルを有するフェニル、シクロヘキシルを有する ピペリジルを有するフェニル、フェニルメトキシを有するピペリジルを有するフ ェニル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニル、ジメチルを有 するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニル、メチルを有す るシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニル、メトキシおよび クロロフェニルで置換されたピペリジルを有するフェニル、フェニルで置換され たピペリジルを有するフェニル、フェニルで置換されたピペラジニルを有するフ ェニル、ペンチルオキシフェニルで置換されたチアジアゾリルを有するフェニル 、ヘキシルオキシフェニルを有するピラゾリル、ヘプチルオキシメチルフェニル を有するピラゾリル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するピペラジニル、 ピペリジルを有するフェニルを有するピラゾリル、ピロリジニルを有するフェニ ルを有するピラゾリル、フェニルを有するピペラジニルメチルで置換されたフェ ニルを有するピラゾリル、フェニルを有するピペリジルを有するピリジル、シク ロヘキシルオキシを有するフェニルで置換されたフェニル、エトキシメチルを有 するフェニルで置換されたフェニル、エトキシプロポキシを有するフェニルで置 換されたフェニル、エトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、 メトキシプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシエトキシ を有するフェニルで置換されたフェニル、メトキシペンチルオキシを有するフェ ニル で置換されたフェニル、メトキシエトキシメチルを有するフェニルで置換された フェニル、メトキシエトキシエトキシを有するフェニルで置換されたフェニル、 シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニルで置換されたフェニル、 ジメチルを有するモルホリニルを有するフェニルで置換されたフェニル、シクロ ヘキシルオキシを有するフェニル、メトキシヘプチルチオを有するフェニル、ピ ペリジノブトキシを有するフェニル、ピペリジノペンチルオキシを有するフェニ ル、ピペリジノヘキシルオキシを有するフェニル、モルホリノペンチルオキシを 有するフェニル、ジメチルを有するモルホリノペンチルオキシを有するフェニル 、ジメチルを有するモルホリノヘキシルオキシを有するフェニル、チオモルホリ ノペンチルオキシを有するフェニル、ペンチルを有するシクロヘキシル、フェニ ルを有するシクロヘキシル、インダニル、ピペリジルを有するフェニル、モルホ リニルを有するフェニル、チオモルホリノを有するフェニル、メトキシブトキシ を有するフェニルで置換されたフェニル、エチルを有するピペラジニルで置換さ れたフェニル、およびジメチルを有するモルホリニルで置換されたフェニルでも よい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され たアロイル」の適当な例としては、オクチルオキシを有するフェニルを有するピ ペラジニルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有する ピペラジニルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有す るチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを 有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェ ニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシオクチルオキシを 有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジルを 有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシ ルを有するシクロヘキシルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メト キシオクチルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾ イル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニルを有するピペラジニルで置換さ れたベンゾイル、ブチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリ ルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾ チアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシを有するフェニルで置換され たフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、プロピルオキシ を有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換された ベンゾイル、ブチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキ サジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルで置換 されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオ キシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換さ れたベンゾイル、ヘプチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有す るオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピペリジルを有するプロピルオキ シを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換され たベンゾイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリ ルで置換されたベンゾイル、デシルを有するピラゾリルを有するオキサジアゾリ ルで置換されたベンゾイル、デシルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリル で置換されたベンゾイル、フェニルオキシプロピルオキシを有するフェニルで置 換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、プロペニ ルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置 換されたベンゾイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有するチアジ アゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシブチルオキシを有するフェニ ルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、メ トキシオクチルオキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジ アゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルモルホリニルを有するプロピルオキ シを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾリルで置換され たベンゾイル、フェニルオキシブチルオキシを有するフェニルを有するチアジア ゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシペンチルオキシを有するフェニ ルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルオキシプロピルオ キシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキ シペンチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾ イル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換 されたベンゾイル、ピペリジルを有するピリジルを有するチアジアゾリルで置換 されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジア ゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有す るイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキシを有するフ ェニルを有するイソオキサゾリルで置換されたベンゾイル、プロポキシを有する ピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、 シクロヘキシルオキシを有するピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾ リルで置換されたベンゾイル、フェニルメトキシを有するピペリジルを有するフ ェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有す るピペラジニルを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換された ベンゾイル、ジメチルを有するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有す るフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを 有するピペラジニルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベン ゾイル、メチルを有するシクロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェ ニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシおよびクロロフ ェニルで置換されたピペリジルを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換 されたベンゾイル、フェニルで置換されたピペリジルを有するフェニルを有する チアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルで置換されたピペラジニルを 有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ペンチルオキ シフェニルで置換されたチアジアゾリルを有するフェニルを有するチアジアゾリ ルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシフェニルを有するピラゾリルを有す るチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘプチルオキシメチルフェニルを有 するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシ ルを有するフェニルを有するピペラジニルを有するピペリジルで置換されたベン ゾイル、ピペリジルを有するフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリ ルで置換されたベンゾイル、ピロリジニルを有するフェニルを有するピラゾリル を有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、フェニルを有するピペラジニ ルメチルで置換されたフェニルを有するピラゾリルを有するチアジアゾリルで置 換されたベンゾイル、フェニルを有するピペリジルを有するピリジルを有するチ アジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニル で置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキ シメチルを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換 されたベンゾイル、エトキシプロポキシを有するフェニルで置換されたフェニル を有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキシエトキシを有するフ ェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、 メトキシプロボキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾ リルで置換されたベンゾイル、メトキシエトキシを有するフェニルで置換された フェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシペンチルオ キシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するピペラジニルで置換された ベンゾイル、メトキシエトキシメチルを有するフェニルで置換されたフェニルを 有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシエトキシエトキシを有 するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾ イル、シクロヘキシルを有するピペラジニルを有するフェニルで置換されたフェ ニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルを有するモルホ リニルを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換さ れたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有するオキサジアゾ リルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニルを有する チアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルオキシを有するフェニ ルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシヘプチルチオを有す るフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、ピペリジノブトキシ を有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ピ ペリジノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置 換されたベンゾイル、ピペリジノヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミ ダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、モルホリノペンチルオキシを有す るフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチル を有するモルホリノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジア ゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルを有するモルホリノヘキシルオキシを 有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、チオ モルホリノペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで 置換されたベンゾイル、ペンチルを有するシクロヘキシルを有するピペラジニル で置換されたベンゾイル、フェニルを有するシクロヘキシルを有するピペラジニ ルで置換されたベンゾイル、インダニルを有するピペラジニルで置換されたベン ゾイル、エチルを有するピペラジニルを有するフェニルを有するイミダゾチアジ アゾリルで置換されたベンゾイル、ブトキシを有するフェニルを有するイミダゾ チアジアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシペンチルオキシを有するフェ ニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシル を有するフェニルを有するピペラジニルで置換されたベンゾイル、メトキシヘキ シルオキシを有するフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたジメチルベン ゾイル、ブトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するオキサジアゾ リルで置換されたナフトイル、メトキシヘキシルオキシを有するフェニルを有す るチアジアゾリルで置換されたナフトイル、ペンチルオキシを有するフェニルを 有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを 有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、ヘプチルオキシを有するフェニルを 有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、プロポキシを有するフェニルで置換 されたフェニルを有するチアゾリルで置換されたベンゾイル、メトキシヘキシル オキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイ ル、メトキシヘプチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリル で置換されたベンゾイル、メトキシオクチルオキシを有するフェニルを有するイ ミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、モルホリノを有するフェニルを 有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、ジメチルモルホリノを 有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、チオ モルホリノを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置換されたベン ゾイル、ペンチルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジアゾリルで置 換されたベンゾイル、ヘキシルオキシを有するフェニルを有するイミダゾチアジ アゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有するチ アジアゾリルで置換されたベンゾイル、シクロヘキシルを有するフェニルを有す るオキサジアゾリルで置換されたベンゾイル、プロポキシを有するフェニルで置 換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、エトキシを 有するフェニルで置換されたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベン ゾイル、メトキシブトキシを有するフェニルで置換されたフェニルを有するチア ジアゾリルで置換されたベンゾイル、およびブトキシを有するフェニルで置換さ れたフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイルでもよい。 「高級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」なる語における「ア ロイル」部の適当な例としては、上述の「アロイル」を言及することができ、好 ましくはベンゾイルでもよい。 「高級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」なる語における「ア リール」部の適当な例としては、上述の「アリール」を言及することができ、好 ましくはフェニルでもよい。 「高級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」なる語における「高 級アルキル」部の適当な例としては、上述の「高級アルキル」を言及することが でき、好ましくは(C7-C14)アルキルでもよく、より好ましくはヘプチルでもよい 。 「高級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」の適当な例としては 、(C7-C14)アルキルを有するフェニルで置換されたベンゾイルでもよく、好まし くはヘプチルを有するフェニルで置換されたベンゾイルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」なる語における「ア ロイル」部の適当な例としては、上述の「アロイル」を言及することができ、好 ましくはベンゾイルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」なる語における「ア リール」部の適当な例としては、上述の「アリール」を言及することができ、好 ましくはフェニルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」なる語における「低 級アルキル」部の適当な例としては、上述の「低級アルキル」を言及することが でき、好ましくは(C4-C6)アルキルでもよく、より好ましくはヘキシルでもよい 。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアロイル」の適当な例としては (C4-C6)アルキルを有するフェニルで置換されたベンゾイルでもよく、好ましく はヘキシルを有するフェニルで置換されたベンゾイルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル 」なる語における「アリール」部の適当な例としては、上述の「アリール」を言 及することができ、好ましくはフェニルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル 」なる語における「(C2-C6)アルカノイル」部の適当な例としては、アセチル、 プロピオニル、ブチリル等でもよく、好ましくは(C2-C4)アルカノイルでもよく 、より好ましくはプロピオニルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル 」なる語における「低級アルキル」の適当な例としては、上述の「低級アルキル 」を言及することができ、好ましくは(C4-C6)アルキルでもよく、より好ましく はペンチルでもよい。 「低級アルキルを有するアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル 」の適当な例としては、ペンチルを有するフェニルで置換されたフェニルプロピ オニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい不飽和縮合複素環で 置換された低級アルカノイル」なる語における「低級アルカノイル」部の適当な 例としては、上述の「低級アルカノイル」を言及することでき、好ましくは(C1- C3)アルカノイルでもよく、より好ましくはホルミルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい不飽和縮合複素環基 で置換された低級アルカノイル」なる語における「不飽和縮合複素環基」部の適 当な例としては、上述の「複素環基」を言及することができ、好ましくは、1ま たは2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環基 でもよく、より好ましくはベンゾオキサゾリルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい不飽和縮合複素環基 で置換された低級アルカノイル」なる語における「適当な置換基」部の適当な例 としては、1個またはそれ以上の高級アルコキシを有していてもよい複素環基、 および1個またはそれ以上の低級アルコキシを有していてもよいアリールでもよ く、好ましくは(C7-C14)アルコキシを有する1〜4個の窒素原子を含有する不飽 和3〜8員複素単環基、および(C4-C6)アルコキシを有するフェニルでもよく、 より好ましくはオクチルオキシを有するピリジルならびにヘキシルオキシを有す るフェニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい不飽和縮合複素環基 で置換された低級アルカノイル」の適当な例としては、(C7-C14)アルコキシを有 するピリジルを有するベンゾオキサゾリルカルボニル、(C4-C6)アルコキシを有 するフェニルを有するベンゾオキサゾリルカルボニルでもよく、好ましくはオク チルオキシを有するピリジルを有するベンゾオキサゾリルカルボニルおよびヘキ シルオキシを有するフェニルを有するベンゾキオサゾリルカルボニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいピリジルで置換され た低級アルカノイル」なる語における「低級アルカノイル」部の適当な例として は、上述の「低級アルカノイル」を言及することでき、好ましくは(C1-C3)アル カノイルでもよく、より好ましくはホルミルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいピリジルで置換され た低級アルカノイル」なる語における「適当な置換基」部の適当な例としては、 上述の「適当な置換基」を言及することができ、好ましくは高級アルコキシでも よく、より好ましくは(C7-C14)アルコキシでもよく、最も好ましくはヘプチルオ キシおよびオクチルオキシでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいピリジルで置換され た低級アルカノイル」の適当な例としては、(C7-C14)アルコキシを有するピリジ ルカルボニルでもよく、好ましくはオクチルオキシを有するピリジルカルボニル およびヘプチルオキシを有するピリジルカルボニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環カルバモイル で置換されたアロイル」なる語における「アロイル」部の適当な例としては、上 述の「アロイル」を言及することでき、好ましくはベンゾイルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環カルバモイル で置換されたアロイル」なる語における「複素環」部の適当な例としては、上述 の「複素環」部を言及することができ、好ましくは1個または2個の硫黄原子な らびに1〜3個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基でもよく、より 好ましくはチアジアゾリルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環カルバモイル で置換されたアロイル」なる語における「適当な置換基」部の適当な例としては 、上述の「適当な置換基」を言及することができ、好ましくは(C1-C6)アルコキ シを有するフェニルでもよく、より好ましくはペンチルオキシを有するフェニル でもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環カルバモイル で置換されたアロイル」の適当な例としては、ペンチルオキシを有するフェニル を有するチアジアゾリルカルバモイルで置換されたベンゾイルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいシクロ(低級)アル キルで置換された低級アルカノイル」なる語における「低級アルカノイル」部の 適当な例としては、上述の「低級アルカノイル」を言及することができ、好まし くはホルミルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいシクロ(低級)アル キルで置換された低級アルカノイル」なる語における「シクロ(低級)アルキル 」部の適当な例としては、上述の「シクロ(低級)アルキル」を言及することが でき、好ましくはシクロヘキシルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよいシクロ(低級)アル キルで置換された低級アルカノイル」なる語における「適当な置換基」部の適当 な例としては、上述の「適当な置換基」を言及することができ、好ましくは低級 アルコキシ(低級)アルコキシを有する1個またはそれ以上のアリールを有して いてもよい複素環基でもよく、より好ましくはメトキシヘキシルオキシを有する フェニルを有するチアジアゾリルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基を有するチ エニルで置換された低級アルカノイル」なる語における「低級アルカノイル」部 の適当な例としては、上述の「低級アルカノイル」を言及することができ、好ま しくはホルミルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基を有するチ エニルで置換された低級アルカノイル」なる語における「複素環基」部の適当な 例としては、上述の「複素環基」を言及することができ、好ましくは1個または 2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環 基でもよく、より好ましくはオキサジアゾリルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基を有するチ エニルで置換された低級アルカノイル」なる語における「適当な置換基」部の適 当な例としては、上述の「適当な置換基」を言及することができ、好ましくは1 個またはそれ以上の低級アルコキシを有していてもよいアリールで置換されたア リールでもよく、より好ましくはペンチルオキシを有するフェニルで置換された フェニルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され た低級アルケノイル」なる語における「低級アルケノイル」部の適当な例として は、アクリロイル、ブテノイル、ペンテノイル、ヘキセノイル、2,4−ヘキセ ンジエノイル等でもよく、好ましくは2,4−ヘキセンジエノイルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され た低級アルケノイル」なる語における「複素環基」部の適当な例としては、上述 の「複素環基」部を言及することができ、好ましくは1個または2個の硫黄原子 ならびに1〜3個の窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基でもよく、よ り好ましくはチアジアゾリルでもよい。 「1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい複素環基で置換され た低級アルケノイル」なる語における「適当な置換基」部の適当な例としては、 上述の「適当な置換基」を言及することができ、好ましくは低級アルコキシ(低 級)アルコキシを有するアリールでもよく、より好ましくはメトキシヘキシルオ キシを有するフェニルでもよい。 本発明の、目的ポリペプチド化合物[I]ならびに出発化合物[II]またはそれら の塩を製造する工程を以下に詳細に説明する。工程1 目的ポリペプチド化合物[Ia]またはその塩は、化合物[Ib]またはそのアミ ノ基における反応性誘導体またはその塩を化合物[III]またはそのカルボキシ 基における反応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することが できる。 適当な化合物[III]のカルボキシ基における反応性誘導体としては、酸ハロ ゲン化物、酸無水物、活性化されたアミド、活性化されたエステル等が挙げられ る。反応性誘導体の適当な例としては、酸塩化物;酸アジ化物;置換されたリン 酸(例えば、ジアルキルリン酸、フェニルリン酸、ジフェニルリン酸、ジベンジ ルリン酸、ハロゲン化リン酸等)、ジアルキル亜リン酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫 酸、スルホン酸(例えばメタンスルホン酸等)、脂肪族カルボン酸(例えば酢酸 、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2 − エチル酪酸、トリクロロ酢酸等)または芳香族カルボン酸(例えば安息香酸等) 等の酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾール 、ジメチルピラゾール、トリアゾール、テトラゾールまたは1−ヒドロキシ−1 H−ベンゾトリアゾールとの活性化されたアミド;または活性化されたエステル( 例えばシアノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルイミノメチル ロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニル エステル、ペンタクロロペンチルエステル、メシルフェニルエステル、フェニル アゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエステ ル、p−クレシルチオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエス テル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステル等) あるいはN−ヒドロキシ化合物(例えば、N,N−ジメチルヒドロキシルアミン 、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、 N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール等) とのエステル等でもよい。これらの反応性誘導体は用いられる化合物[III]の 種類に従って任意に選択することができる。 化合物[III]およびその反応性誘導体の適当な塩としては、目的ポリペプチ ド化合物[I]について例示されたものを言及することができる。 反応は、通常、慣用の溶媒、例えば水、アルコール(例えばメタノール、エタ ノール等)、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチ レン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホル ムアミド、ピリジンまたは反応に悪影響を及ぼさない他の任意の有機溶媒中で実 施する。これらの慣用の溶媒はまた水との混合物として使用してもよい。 この反応において、化合物[III]を遊離酸の状態であるいはその塩の状態で 使用する場合には、該反応は好ましくは慣用の縮合剤、例えば、N,N’−ジシ クロヘキシルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカ ルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシ ル)カルボジイミド;N,N’−ジエチルカルボジイミド;N,N’−ジイソプ ロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カ ルボジイミド;N,N−カルボニルビス−(2−メチルイミダゾール);ペンタ メチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シクロヘ キシルイミン、エトキシアセチレン;1−アルコキシ−2−クロロエチレン;亜 リン酸トリアルキル;ポリリン酸エチル;ポリリン酸イソプロピル;オキシ塩化 リン(塩化ホスホリル);三塩化リン;塩化チオニル;塩化オキサリル;ハロギ 酸低級アルキル(例えば、クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソプロピル等);ト リフェニルホスフィン;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリウム 塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分子内塩 ;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾト リアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドの塩化チオニル、ホスゲン、クロロ ギ酸トリクロロメチル、オキシ塩化リン、塩化メタンスルホニル等との反応によ って調製されるいわゆるヴィルスマイヤー試薬;等の存在下に実施することが好 ましい。 該反応はまた、無機または有機塩基、例えばアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金 属重炭酸塩、トリ(低級)アルキルアミン、ピリジン、ジ(低級)アルキルアミ ノピリジン(例えば4−ジメチルアミノピリジン等)、N−(低級)アルキルモ ルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミン等の存在下に実施しても よい。 反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却下〜加温下で実施される。工程2 目的化合物[Ia]またはその塩は、化合物[II]またはその塩を還元することによ って製造することができる。 化合物[Ia]および[II]の適当な塩としては、化合物[I]で例示されたものと同 じでよい。 反応は慣用の方法、すなわち化学還元または触媒還元で実施することができる 。 化学還元で用いられる適当な還元剤は、金属(例えばスズ、亜鉛、鉄等)若し くは金属化合物(例えば塩化クロム、酢酸クロム等)と有機酸若しくは無機酸( 例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸 、塩酸、臭化水素酸)との組み合わせ、水素化物イオン移動試薬、例えば水素化 アルミニウム化合物(例えば水素化リチウムアルミニウム、ヒドリドトリ(t− ブトキシ)アルミン酸リチウム等)、水素化ホウ素化合物(例えば水素化ホウ素 ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム等)等である。 触媒還元で用いられる適当な触媒は慣用の触媒、例えば白金触媒(例えば白金 板、白金海綿、白金黒、コロイド状白金、酸化白金、白金ワイヤ等)、パラジウ ム触媒(例えばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、炭上パラジウ ム、コロイド状パラジウム、硫酸バリウム上パラジウム、炭酸バリウム上パラジ ウム等)、ニッケル触媒(例えば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケル 等)コバルト触媒(例えば還元コバルト、ラネーコバルト等)、鉄触媒(例えば 還元鉄、ラネー鉄等)、銅触媒(例えば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅等)等で ある。 本工程の反応は、通常、水、アルコール(例えばメタノール、エタノール、プ ロパノール等)、酢酸、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、 塩化メチレン等またはそれらの混合物等の溶媒中で実施される。 該反応は、好ましくは、冷却下〜加温下といった幾らか温和な条件下で実施さ れる。 反応の間にR2の「ヒドロキシ」が「水素」に還元されたものも本発明の範囲 に包含される。工程3 目的化合物[Ib]またはその塩は、出発化合物[IV]またはその塩を還元反応に付 すことによって製造することができる。 この反応は実質的に工程2と同じ方法で実施することができ、従って本反応の 反応形態や反応条件(例えば溶媒、反応温度等)は、工程2で説明したものが言 及される。工程A 目的化合物[II]またはその塩は、出発化合物[IIV]またはそのアミノ基におけ る反応性誘導体またはその塩を化合物[III]またはそのカルボキシ基における反 応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することができる。 この反応は実質的に工程1と同じ方法で実施することができ、従って本反応の 反応形態や反応条件(例えば溶媒、反応温度等)は、工程1で説明したものが言 及される。工程B 化合物[IVb]またはその塩は、化合物[IVa]またはそのスルホン酸基における反 応性誘導体またはその塩をスルホン酸基の加水分解反応に付すことによって製造 することができる。 該加水分解は、好ましくは塩基またはルイス酸を含む酸の存在下で実施する。 適当な塩基としては、例えば、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム等 )、アルカリ土類金属(例えばマグネシウム、カルシウム等)、その水酸化物ま たは炭酸塩または炭酸水素塩、トリアルキルアミン(例えばトリメチルアミン、 トリエチルアミン等)、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−ノ ン−5−エン等の無機塩基および有機塩基が挙げられる。 適当な酸としては、有機酸(例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢 酸、トリフルオロ酢酸等)および無機酸(例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化 水素、臭化水素等)が挙げられる。 ルイス酸、例えばトリハロ酢酸(例えばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等 )等を用いた脱離は、好ましくはカチオン捕獲剤(例えばアニソール、フェノー ル等)の存在下で実施する。 反応は、通常、慣用の溶媒、例えば水、アルコール(例えばメタノール、エタ ノール、イソプロピルアルコール等)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トル エン、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルム アミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたは反応に悪影響を及ぼさないその他 の任意の有機溶媒、またはその混合物の中で実施する。 反応温度は特に限定されず、反応は通常冷却下〜加温下で実施される。 出発化合物[IVa]は公知の化合物であり、EP 0462531 A2に記載 の発酵ならびに合成工程によって製造することができる。工程C 化合物[IVc]またはその塩は、化合物[IVb]またはそのヒドロキシ基における反 応性誘導体またはその塩をジアゾ化合物(例えばジアゾメタン、フェニルジアゾ メタン、ジフェニルジアゾメタン、トリメチルシリルジアゾメタン、β−ジアゾ プロピオン酸等)またはその塩とともにヒドロキシ基のアルキル化反応に付すこ とによって製造することができる。 この反応は、通常、水、アルコール(例えばメタノール、エタノール等)、ベ ンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、トルエン、塩化 メチレン、二塩化エチレン、クロロホルム、ジオキサン、ジエチルエーテル、ア セトニトリルまたは反応に悪影響を及ぼさないその他の任意の溶媒、またはその 混合物のような溶媒中で実施する。 反応温度は特に限定されず、反応は通常冷却下〜加熱下で実施される。 本反応は、通常、ルイス酸を含む酸の存在下に実施してもよい。 適当な酸としては、有機酸(例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢 酸、トリフルオロ酢酸等)および無機酸[例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化 水素、臭化水素、ハロゲン化亜鉛(例えば塩化亜鉛、臭化亜鉛等)等]等が挙げ られる。 反応は、無機塩基または有機塩基、例えば、アルカリ金属(例えばナトリウム 、カリウム等)、アルカリ金属水酸化物(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ ウム等)、アルカリ金属炭酸水素塩(例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ ウム等)、アルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、ト リ (低級)アルキルアミン(例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソ プロピルエチルアミン等)、アルカリ金属水素化物(例えば水素化ナトリウム等) 、アルカリ金属(低級)アルコキシド(例えばナトリウムメトキシド、ナトリウ ムエトキシド等)、ピリジン、ルチジン、ピコリン、ジメチルアミノピリジン、 N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミン 、N,N−ジ(低級)アルキルアニリン等の存在下で実施してもよい。 塩基、酸および/または出発化合物が液体の場合には、それらを溶媒として使 用することもできる。 上記工程1および工程Aによって得られる化合物は、慣用の方法、例 えば粉砕、再結晶、カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー( HPLC)、再沈澱、脱塩樹脂カラムクロマトグラフィー等によって、単離、精 製することができる。 上記工程1および工程Aによって得られる化合物は、その水和物とし て得ることができ、その水和物も本発明の範囲に包含される。 各目的化合物(I)は、1個またはそれ以上の、不斉炭素原子および二重結合に よる光学異性体および幾何異性体等の立体異性体を含んでいてもよく、全てのそ のような異性体およびそれらの混合物が本発明の範囲内に含められることに留意 すべきである。 目的化合物(I)またはその塩には溶媒和化合物(例えば包接化合物(例えば水 和物等))が包含される。 目的化合物(I)またはその塩に結晶形態のものも非結晶形態のものも両方が包 含される。 本発明の化合物は、プロドラッグの形態をとってもよいことは理解されるべき である。 ここに引用される特許明細書および刊行物は、引用されることによって本明細 書に包含される。 この出願は、オーストラリアで出願されたNo.PP1728/98およびN o.PP3138/98を基礎としており、そこに記載された内容は本明細書に 全て包含されるものとする。 本発明のポリペプチド化合物[I]の生物学的特性 本発明のポリペプチド化合物[I]の有用性を示すために、代表的な化合物につ いての生物学的データを以下に示す。試験 (抗菌活性): 後述の実施例12の目的化合物のインビトロでの抗菌活性を、以下に記載する 微量希釈法(microdilution method)によって測定した。試験方法: 抗真菌剤感受性アッセイをNational Committee for Clinical Laboratory sta ndards(NCCLS)の推奨するM27−Aガイドラインに沿った微量希釈法に よって測定し、化合物のMICを測定した。L−グルタミン含重炭酸ナトリウム 不含の、165mMモルホリンプロパンスルホン酸緩衝液(pH7.0)で緩衝化したRPM I1640培地を試験培地として用いた。106CFU/mlの接種原懸濁液を血球計算 の手法により調製し、およそ0.5X103〜2.5X103CFU/mlの接種量になるように希釈 した。マイクロプレートを35℃でインキュベートし、増殖対照に良好な増殖が 見られるときに値を読み取った。増殖が認められない最少の濃度をMICと定義 した。試験結果: この結果より本発明の目的ポリペプチド化合物[I]が抗菌活性(特に抗真菌活 性)を有していることがわかる。 本発明の医薬組成物は、直腸投与、経肺投与(鼻吸入あるいは口腔吸入)、眼 投与、外用(局所)投与、経口投与、非経口投与(皮下、静脈内、筋肉内を含む )、吸入剤(1回あたりの服用量が計量された吸入器からのエアロゾルを含む) 、ネ ブライザーまたは乾燥散剤吸入器に適した、有機または無機の担体または賦形剤 との混合物の形で、目的ポリペプチド化合物[I]またはその医薬上許容され得る 塩を活性成分として含有する医薬製剤の形態、例えば固形、半固形または液状の 形態で使用できる。 活性成分は、例えば通常無毒の医薬上許容され得る担体と混合し、顆粒剤、錠 剤、糖衣錠、丸剤、トローチ剤、カプセル剤または坐剤;クリーム剤;軟膏剤; エアロゾル剤;吸入用の散剤などの固形状に製してもよく、注射用の溶液剤、乳 剤または懸濁剤;経口摂取(inqestion);点眼剤;および他の使用に適した任 意の形態のような液体状に製してもよい。また、必要であれば、これらの製剤中 に安定化剤、増粘剤、湿潤剤、乳化剤および着色剤等の補助物質;香料または緩 衝剤;およびその他通常用いられる任意の他の添加剤が含まれてもよい。 目的ポリペプチド化合物[I]またはその医薬上許容され得る塩は、疾患の過程 や状態に応じて所望の抗菌効果をもたらすのに十分な量で医薬組成物中に含めら れる。 ヒトに該組成物を投与するには、好ましくは静脈内、筋肉内、経肺、経口投与 または吸入によって適用される。目的ポリペプチド化合物[I]の治療的に有効な 量の投与量は治療をうける個々の患者の年齢や状態によって、また応じて変化す るが、静脈内投与の場合はヒト体重kgあたり1日投与量0.01-20mgの目的ポリ ペプチド化合物[I]が、筋肉内投与の場合はヒト体重kgあたり1日投与量0.1-2 0mgの目的ポリペプチド化合物[I]が、経口投与の場合はヒト体重kgあたり1日 投与量0.5-50mgの目的ポリペプチド化合物[I]が感染性疾患の治療あるいは予防 に通常投与される。 特に、ニューモシスチス・カリニ感染の予防治療の場合は、以下のことに留意 する。 吸入によって投与するためには、本発明の化合物は、圧縮されて、粉末として 製剤化されていてもよいエアロゾル噴霧剤の形態で放出されるのが都合がよく、 またこの粉末組成物は粉末吸入装置を用いて吸入することもできる。吸入のため の好ましい放出システムとしては、一定量投与量吸入エアロゾルであって、これ は炭化フッ素あるいは炭化水素といった適当なプロペラント中で化合物の懸濁液 あるいは溶液として製剤化されていてもよい。 肺や気管支を直接治療することが望ましいので、エアロゾル投与は好ましい投 与方法である。吸入もまた望ましい方法であり、特に感染が耳やその他体腔に広 がっているような場合に望ましい方法である。 一方、非経口投与は点滴静脈内投与によって行なわれてもよい。 以下の製造例および実施例は、本発明をより詳細に説明するためのものである 。製造例1 4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル(100g)と1,6−ジブロモヘキサン(4 81g)のN,N−ジメチルホルムアミド(500ml)溶液を炭酸カリウム(109g)で処理 し、2時間60℃で加熱した。冷却後、該混合物を酢酸エチル(3L)で希釈し、水 (7x1L)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過し、溶媒留去して 粗油状物質を得た。ヘキサン(〜100ml)を添加し生じた沈澱を濾過により除去し 、廃棄した。濾液をシリカゲルカラム(2kg)に付し、ヘキサン、続いて9:1ヘ キサン-酢酸エチル、8:1ヘキサン-酢酸エチルを用いて溶出し、4−(6−ブ ロモ−n−ヘキシルオキシ)安息香酸メチル(186g)を白色固体として得た。 製造例1と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例2 4−(7−ブロモ−n−ヘプチルオキシ)安息香酸メチル 製造例3 4−(6−ブロモ−n−ヘキシルオキシ)安息香酸メチル(186g)のメタノール (1L)溶液を28%ナトリウムメトキシドのメタノール(340ml)溶液で処理し、該 溶液を2時間還流した。冷却後、溶液を攪拌しながら1M-塩酸でpHを2に調 整し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで 乾燥、濾過し、溶媒留去して粗油状物質を得た。この油状物質をシリカゲルカラ ム(2kq,9:1ヘキサン-酢酸エチル溶出)で精製して4−(6−メトキシ−n− ヘキシルオキシ)安息香酸メチル(127g)を油状物質として得た。 製造例3と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例4 4−(7−メトキシ−n−ヘプチルオキシ)安息香酸メチル 製造例5 4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)安息香酸メチル(17.05g)の1:1 テトラヒドロフラン-メタノール(300ml)溶液をヒドラジン1水和物(66ml)で処理 し、15時間還流し、次いで室温まで冷却した。該反応混合物を水に注ぎ、生じ た沈澱を濾過により回収、水で十分に洗浄し、次いで高真空下50℃で乾燥 し、4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)ベンゾヒドラジド(15.63g)を 白色固体として得た。 製造例5と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例6 4−(7−メトキシ−n−ヘプチルオキシ)ベンゾヒドラジド 製造例7 4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)ベンゾヒドラジド(106.82g)とピ リジン(162ml)のテトラヒドロフラン(1L)中の混合物を、塩化4−メトキシカル ボニルベンゾイル(83.75g)を用い、0°−5℃で30分間かけてすこしずつ処理 した。0°−5℃でさらに1時間、室温で2時間の後、tlc(薄層クロマログ ラフィー)が反応の終了を示した。該反応混合物を水(7L)に注いだ。生じた沈澱 を濾過により回収し、水で十分に洗浄し、高真空下50℃で乾燥してN−[4− (6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)ベンゾイル]−N’−(4−メトキシカ ルボニルベンゾイル)ヒドラジン(171.9g)を白色固体として得た。 製造例7と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例8 N−[4−(7−メトキシ−n−ヘプチルオキシ)ベンゾイル]−N’−(4 −メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例9 N−[4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)ベンゾイル]−N’−(4 −メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン(193.4g)と五硫化リン(113.34g) のテトラヒドロフラン(2.5L)中の混合物を1時間加熱して還流し、次いで室温ま で冷却し、水(7L)に注ぎ込んだ。生じた沈澱を濾過により回収し水で十分に洗浄 し部分的に乾燥した。該固体を1:1 CH3CN−H2O(200ml)に添加し、攪拌 した後濾過した。この工程をさらに2回繰り返し、生じた黄色粉末をアセトニト リル(500mlx5)で十分に洗浄し、高真空下50℃で乾燥して4−[5−[4−( 6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール −2−イル]安息香酸メチル(179.6g)を黄色粉末として得た。 製造例9と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例10 4−[5−[4−(7−メトキシ−n−ヘプチルオキシ)フェニル]−1,3 ,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例11 4−[5−[4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3 ,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(179.6g)、水酸化ナトリウム (25.3g)、水(250ml)、メタノール(1L)およびテトラヒドロフラン(750ml)の混合 物を還流下に1時間加熱し、次いで室温まで冷却し、水(7L)に注ぎ込んだ。攪拌 しながら混合物のpHを6N-塩酸で2.0に調整し、沈澱を濾過により回収し 、水、次いでアセトニトリルで十分に洗浄し、高真空下50℃で乾燥して4−[ 5−[4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3,4−チ アジアゾール−2−イル]安息香酸(167g)を黄色粉末として得た。 製造例11と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例12 4−[5−[4−(7−メトキシ−n−ヘプチルオキシ)フェニル]−1,3 ,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例13 4−[5−[4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3 ,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(50g)、1−ヒドロキシベンゾトリ アゾール(18g)および1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カル ボジイミド塩酸塩(34.86g)の塩化メチレン(1L)中の混合物を16時間室温で攪拌 し、次いで減圧下溶媒留去し、高真空下で1時間乾燥した。水(1L)を該残渣に添 加し生じた沈澱を濾過により回収し、水(1Lx5)、アセトニトリル(1Lx5)、イソ プロピルエーテル(250mlx2)で洗浄し、次いで高真空下乾燥して4−[5−[4 −(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾ ール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル(56.92g)を黄 色粉末として得た。 製造例13と同様の方法により以下の化合物[製造例14および15]を得た。製造例14 4−[5−[4−(7−メトキシ−n−ヘプチルオキシ)フェニル]−1,3 ,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエス テル 製造例15 4−[5−(4−ペンチルオキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]安 息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル製造例16 N,N−ジメチルホルムアミド(300ml)中の3−ヒドロキシ安息香酸メチルエ ステル(25g)および炭酸カリウム(25g)に1−ブロモペンタン(25ml)を添加し、該 混合物を7時間80℃で攪拌した。反応混合物を、水と酢酸エチルの混合物に添 加した。有機層を取り硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し 濾液を減圧下溶媒留去して3−アミルオキシ安息香酸メチルエステル(35g)を得 た。 製造例17 3−アミルオキシ安息香酸メチルエステル(35g)のメタノール(200ml)溶液に1 N-水酸化ナトリウム水溶液(200ml)を添加し、該混合物を室温で2日間攪拌した 。ヒドロキシクロライド(20ml)を反応混合物に添加した。沈澱を濾過し、水、ア セトニトリルおよびジイソプロピルエーテルで洗浄し3−アミルオキシ安息香酸 (30mg)を得た。 製造例18 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(24g)および3−アミルオキシ安息香酸(29 .5g)のジクロロメタン(500ml)溶液に1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノ プロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSCD・HCl)(41g)を添加し、該混合物を5時間 室温で攪拌した。該反応混合物を水に添加した。有機層を取り、硫酸マグネシウ ムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し、濾液を減圧下で溶媒留去し3−アミ ルオキシ安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル(42g)を得た。 製造例19 4−n−ブチルオキシ安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル(15g) のN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)溶液にチオセミカルバジド(5.27g)を添 加し、該混合物を室温で12時間攪拌した。反応混合物をジイソプロピルエーテ ルで粉末化した。沈澱を濾過により回収し1−(4−n−ブチルオキシベンゾイ ル)チオセミカルバジド(11.51g)を得た。 製造例19と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例20 1−(3−アミルオキシベンゾイル)チオセミカルバジド 製造例21 1−(4−n−ブチルオキシベンゾイル)チオセミカルバジド(20g)のトルエ ン(213.3ml)スラリー溶液に40℃で30分間かけて、メタンスルホン酸(6.92ml )を滴下した。該混合物を還流下12時間攪拌した。10℃まで冷却した後、ス ルホン酸塩を濾過し、乾燥した。該塩を水中に入れ、1N水酸化ナトリウムで該 溶液のpHを9に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分別し、食塩水で洗 浄、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒留去して2−アミノ−5−(4−n− ブチルオキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール(4.314g)を得た。 製造例21と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例22 2−アミノ−5−(3−アミルオキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾー ル 製造例23 2−アミノ−5−(4−n−ブチルオキシフェニル)−1,3,4−チアジア ゾール(1.5g)のエタノール(30ml)懸濁液に4−ブロモアセチル安息香酸エチル(1 .86g)を添加し、該混合物を還流下1.5時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチ ルで粉末化した。沈澱を濾過し乾燥した。該粉末のキシレン(15ml)懸濁液にトリ フルオロ酢酸(3ml)を添加し、該混合物を還流下3時間攪拌した。反応混合物を ジイソプロピルエーテルで粉末化した。沈澱を濾過し、乾燥して4−[2−(4 −ブチルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾー ル−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ酢酸塩(2.15g)を得た。 製造例23と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例24 4−[2−(3−アミルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3, 4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ酢酸塩 製造例25 4−[2−(4−ブチルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3, 4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ酢酸塩(2 .05g)の、メタノール(41ml)とテトラヒドロフラン(20.5ml)との混合物 溶液に2N NaOH水溶液(19.1ml)を添加し17時間還流した。反応混合物を 1N HClでpH1〜2になるように調整した。生じた沈澱を濾過により回収 し、4−[2−(4−ブチルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3 ,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸(1.544g)を得た。製造例25 と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例26 4−[2−(3−アミルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3, 4]−チアジアゾール−6−イル]安息香酸 以下の製造例2730で使用する出発化合物および得られる目的化合物(2 7)〜(30)を下表に示す。出発化合物の式は上欄に、目的化合物(27)〜 (30)の式は下欄にそれぞれ示す。 製造例27 出発化合物(1g)のテトラヒドロフラン(10ml)−標準緩衝溶液(pH6.86、ナカラ イテスク社製)(10ml)溶液に、攪拌しながら塩化ベンジルオキシカルボニル(0.15 ml)を氷浴中で滴下した。該溶液を2時間攪拌した。反応混合物を希塩化水素で 酸性とし、減圧下で溶媒留去した。残渣を水に溶解し、水で溶出するイオン交換 樹脂(DOWEX-50WX4(商品名:ダウケミカル製))上のカラムクロマトグラフィーに 付した。目的化合物を含有する画分をあわせ、5%アセトニトリル水溶液で溶出 するODS(YMC-gel ODS-AM-S-50(商品名:山村科学社製))上のカラムクロマトグラ フィーに付した。目的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下で溶媒留去し、ア セトニトリルを除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(27)(0.78g)を得 た。 製造例28 出発化合物(54.4g)とエチルジイソプロピルアミン(35ml)のN,N−ジメチル ホルムアミド(230ml)溶液にクロロギ酸9−フルオレニルメチル(15.8g)を室温で 添加した。該溶液を室温で5時間攪拌した。酢酸エチル(1.5L)を反応混合物に添 加し、該混合物を30分間攪拌した。粉末を濾過により回収して粗物質(94.3g) を得た。粗物質をDOWEXならびにODSによるカラムクロマトグラフィーにて精製し 、目的化合物(28)(52.6g)を得た。 製造例29 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(216mg)および4−[2−(4−ブチルオ キシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イ ル]安息香酸(420mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液に、1−エチ ル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(245mg)を添加 し、該混合物を2時間室温で攪拌した。次いで該反応混合物に出発化合物(1g)と ジイソプロピルエチルアミン(0.279ml)を添加し、該混合物を室温で5時間攪拌 した。反応混合物を酢酸エチルを用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し、 減圧下で乾燥した。粉末を水に加え、DOWEX-50WX4上のイオン交換カラムクロマ トグラフィーに付し水で溶出した。目的化合物を含有する画分をあわせ、ODS(YM C-ゲルODS-AM S-50)上のカラムクロマトグラフィーに付し、25〜30%アセト ニトリル水溶液で溶出した。目的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下溶媒留 去してアセトニトリルを除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(29)(891mg )を得た。 製造例29と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例30 製造例31 4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸(25.6g)の10%塩酸−メタノー ル溶液を室温で3日間攪拌した。次いで溶媒を真空中で溶媒留去し、残渣をトル エン−酢酸エチル(20:1)で摩砕して4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸 メチル(26.5g)を得た。 製造例32 4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸(4.98g)、ヨウ化メチル(5ml) および炭酸ナトリウム(7.19g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液を1 7時間室温で攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと水で分配し、水層を酢酸エチ ルで抽出した。あわせた有機層を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥 後、該溶液を真空中で溶媒留去した。残渣をn−ヘキサンで摩砕し、4−(4’ −メトキシフェニル)安息香酸メチル(5.45g)を得た。 製造例33 4−[5−[4’−[4”−[3−(ピペリジン−1−イル)プロピルオキシ ]フェニル]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 メチル(1.13g)、1N水酸化ナトリウム水溶液(3.5ml)、メタノール(5ml)および テトラヒドロフラン(5ml)の混合物を17時間還流した。該混合物を室温まで冷 却し真空中で溶媒留去した。残渣に1N塩酸水溶液を添加した。濾過により粉末 を得て、4−[5−[4’−[4”−[3−(ピペリジン−1−イル)プロピル オキシ]フェニル]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安 息香酸 塩酸塩(1.01g)を得た。 製造例34 ピラゾール−4−カルボン酸メチル(10g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10 0ml)溶液を炭酸カリウム(10.95g)および1−ブロモデカン(19.31g)で処理し、該 混合物を16時間室温で攪拌した。酢酸エチルを添加し、該溶液を水で洗浄(6X) 、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去した残渣をシリカゲルクロマトグラフ ィー(5:1ヘキサン−酢酸エチル溶出)によって精製し、1−デシルピラゾール− 4−カルボン酸メチル(19.4g)を白色固体として得た。 製造例35 4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸メチル(2g)のN,N−ジメチルホ ルムアミド(20ml)溶液を炭酸カリウム(1.21g)および3−フェノキシプロピルブ ロミド(2.07g)で処理し、室温で15時間、85℃で4時間攪拌した。冷却後、 反応を水でクエンチし、沈澱を回収、水で十分に洗浄、乾燥して4−[4’−( 3−フェノキシプロピルオキシ)フェニル]安息香酸メチル(2.6g)を得た。 製造例36 4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸メチル(5g)のN,N−ジメチルホ ルムアミド(50ml)溶液を炭酸カリウム(6.06g)および臭化アリル(2.46ml)で処理 し、60℃で3時間加熱した。冷却後、反応混合物を氷水(〜200ml)中に注ぎ込 み、生じた沈澱を濾過により回収し、水、次いでイソプロピルエーテ ルで洗浄し、乾燥して4−[4’−(アリルオキシ)フェニル]安息香酸メチル (5.55g)を固体として得た。 製造例37 4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸(4g)と1N水酸化ナトリウム(41m l)とのジメチルスルホキシド(40ml)溶液を30分間85℃で加熱し、臭化4−フ ェノキシブチル(6.42g)で処理し、加熱を8時間続けた。冷却後、反応物を水に 注ぎ込み、pHを2に調整した。生じた沈澱を回収し、水で洗浄、乾燥して4− [4’−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]安息香酸(6.7g)を得た。 製造例38 4−[4’−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]安息香酸(5g)、1− ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.24g)と1−エチル−3−(3’−ジメチルア ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.97g)とのN,N−ジメチルホルムアミ ド(70ml)中の混合物を18時間室温で攪拌し、次いでtert−ブチルカルバゼ ート(2.19g)で処理した。該混合物をさらに室温で4時間攪拌した。水を添加し 、沈澱を回収、水で洗浄、乾燥してN−(tert−ブトキシカルボ ニル)−N’−[4−[4’−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]ベン ゾイル]ヒドラジン(6g)を白色固体として得た。 製造例39 N−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−[4−[4’−(4−フェノ キシブチルオキシ)フェニル]ベンゾイル]ヒドラジン(6g)のトリフルオロ酢酸 (40ml)溶液を室温で2時間攪拌した。次いで減圧下で溶媒留去し、水に溶解した 後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液でpHを8に調整した。沈澱を回収し、水で洗 浄、乾燥して4−[4’−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]ベンゾイ ルヒドラジン(5g)を得た。 製造例40 4−メトキシカルボニルベンゾイルヒドラジン(432mg)のテトラヒドロフラン( 15ml)−ピリジン(5ml)溶液を4−[4’−(8−メトキシ−n−オクチルオキシ )フェニル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル(1.054g)で処理し 、該混合物を室温で72時間攪拌した。次いで反応混合物に水(〜100ml)を添加 し、沈澱を回収、水で洗浄、乾燥してN−[4−[4’−(8−メト キシ−n−オクチルオキシ)フェニル]ベンゾイル]−N’−(4−メトキシカ ルボニルベンゾイル)ヒドラジン(1.10g)を得た。 製造例41 N−(4−メトキシベンゾイル)−N’−(4−メトキシカルボニルベンゾイ ル)ヒドラジン(10g)および五硫化二リン(6.77g)のテトラヒドロフラン(100ml) 懸濁液を3時間還流した。反応混合物を冷却し、水(300ml)に注ぎ込み30分間 攪拌した。ジクロロメタン(1500ml)およびメタノール(300ml)で抽出し、有機層 を水と食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒留去した。残渣 をアセトニトリルで摩砕し、該固体を濾過により回収し減圧下で乾燥して4−[ 5−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息 香酸メチル(8.15g)を得た。 製造例42 三臭化ホウ素溶液(2.0M(ジクロロメタン中)、103ml)に4−[5−(4−メ トキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(6 .75g)とジクロロメタン(100ml)を−78℃で滴下した。反応混合物を室温まで加 温するにまかせ、一晩攪拌した。反応混合物を氷水(1000ml)中に注ぎ込んだ。沈 澱を濾過により回収し、水で洗浄、減圧下60℃で乾燥して、4−[5−(4− ヒドロキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチ ルと4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2 −イル]安息香酸の混合物(6.56g)を得た。当該混合物は次の反応で未精製のま ま使用した。製造例43 4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2− イル]安息香酸メチルと4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4− チアジアゾール−2−イル]安息香酸(600mg)との混合物、炭酸カリウム(531mg) およびN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)の懸濁液に、4−フェノキシブチル ブロミド(880mg)を添加し、該混合物を100℃(浴温)で2時間攪拌した。冷却 後、該混合物を0.1N塩酸(100ml)に添加し、生じた沈澱を回収し水で洗浄し た。この物質にテトラヒドロフラン(20ml)、エタノール(20ml)および10%水酸 化ナトリウム水溶液(1.39ml)を添加した。該混合物を2時間還流した。冷却後、 反応混合物を水(100ml)で希釈し、1N塩酸でpHを1.8に調整し、ジクロロ メタン(1000ml)、テトラヒドロフラン(200ml)およびメタノール(200ml)の混液で 抽出した。有機層を食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下 で除去し、残渣をアセトニトリルを用いて摩砕した。固体を濾過により回収し乾 燥して4−[5−[4−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]−1,3, 4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(685mg)を得た。 製造例44 4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2− イル]安息香酸メチルと4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4− チアジアゾール−2−イル]安息香酸(2.0g)との混合物、炭酸カリウム(14.6g) およびN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の懸濁液に1,5−ジブロモペンタ ン(10ml)を添加し、該混合物を100℃(浴温)で1.5時間攪拌した。生じた混 合物を0.1N塩酸で中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を食塩水で洗 浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をn−ヘキサ ンを用いて摩砕した。該固体を濾過により回収し乾燥した。この化合物にフェノ ール(1.43g)、炭酸カリウム(2.10g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(30ml) を添加し、該混合物を100℃(浴温)で20時間攪拌した。冷却後、反応混合物 を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ込んだ。生じた沈澱を濾過により回収し 、水で洗浄した。この化合物にテトラヒドロフラン(20ml)、エタノール(20ml)お よび10%水酸化ナトリウム水溶液(2.6ml)を添加した。混合物を1.5時間還 流した。反応混合物を水で希釈し、1N塩酸(10ml)で酸性とした。生じた沈澱を 濾過により回収し、水で洗浄、減圧下乾燥して4−[5−[4−(5−フェノキ シ−n−ペンチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル ]安息香酸(2.47g)を得、未精製のまま次の反応に使用した。 製造例45 4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2− イル]安息香酸メチルと4−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,4− チアジアゾール−2−イル]安息香酸(3.12g)との混合物、炭酸カリウム(22.07g )およびN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の懸濁液に1,5−ジブロモペン タン(15ml)を添加し、該混合物を100℃(浴温)で5時間攪拌した。得られた混 合物を0.1N塩酸で中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機 層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下除去し、残渣 をn−ヘキサンを用いて摩砕した。該固体を濾過により回収し、乾燥して粗粉末 (3.71g)を得た。該粗粉末(2.11g)にメタノール(10ml)とナトリウムメトキシド( 28%、メタノール中)(10ml)を添加し2時間還流した。反応混合物にナトリウ ムメトキシド(28%、メタノール中)(5ml)を添加し、1.5時間還流した。冷 却後、反応混合物を水とテトラヒドロフランに添加し、一晩攪拌して4N塩酸で pHを2に調整した。生じた沈澱を濾過により回収し、アセトニトリルで洗浄、 減圧下で乾燥して4−[5−[4−(5−メトキシ−n−ペンチルオキシ)フェ ニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(1.34g)を得た。 製造例46 ピペリジン(2.98g)と6−クロロニコチン酸メチル(5.00g)のN,N−ジメチル ホルムアミド(75ml)溶液に炭酸カリウム(12.08g)を添加し、100℃で3時間攪 拌した。次いで室温まで冷却後、反応混合物に水(100ml)を添加し、室温で15 分間攪拌した。生じた沈澱を濾過し、水で洗浄、乾燥して6−(1−ピペリジル) ニコチン酸メチル(5.55g)を白色固体として得た。 製造例47 6−(1−ビペリジル)ニコチン酸メチル(5.00g)のエタノール(25ml)とテト ラヒドロフラン(10ml)との混合溶媒中の溶液にヒドラジン1水和物(11.0ml)を添 加した。該溶液を6時間還流し、その間追加のヒドラジン1水和物(11.0ml)を該 混合物に添加した。室温まで冷却後、反応混合物を水(100ml)に加え、次いで室 温で20分間攪拌した。生じた沈澱を濾過し、水で洗浄、乾燥して6−(1−ピ ペリジル)ニコチノイルヒドラジン(3.44g)を白色固体として得た。 製造例48 N−[6−(1−ピペリジル)ニコチノイル]−N’−(4−メトキシカルボ ニルベンゾイル)ヒドラジン(2.00g)のピリジン(40ml)溶液に五硫化リン(1.74g) を添加し、該混合物を4時間還流した。室温まで冷却後、反応混合物を氷水(150 ml)に注ぎ込み1N水酸化ナトリウム水溶液でpH11に調整し、室温で30分 間攪拌した。生じた沈澱を濾過し、水で洗浄、乾燥して4−[5−[6−(1− ピペリジル)ピリジン−3−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル] 安息香酸メチル(1.59g)を黄色固体として得た。 製造例49 4−[5−[2−(1−ピペリジル)ピリジン−5−イル]−1,3,4−チ アジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(1.50g)のテトラヒドロフラン(75ml) とエタノール(15ml)の混合溶媒中の懸濁液に、還流しながら、10%水酸化ナト リウム水溶液(3.15ml)を滴下した。混合物を1.5時間還流し、室温にまで冷却 した。反応混合物に水(100ml)を添加し、1N塩酸(15ml)でpHを1に調整した 。混合物を室温で30分間攪拌し、生じた沈澱を濾過し、水で洗浄、乾燥して4 −[5−[6−(1−ピペリジル)ピリジン−3−イル]−1,3,4−チアジ アゾール−2−イル]安息香酸塩酸塩(1.36g)を黄色固体として得た。 製造例50 4−[5−[6−(1−ピペリジル)ピリジン−3−イル]−1,3,4−チ アジアゾール−2−イル]安息香酸塩酸塩(1.20g)の塩化メチレン(60ml)懸濁液 にトリエチルアミン(0.57ml)と1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ ルカルボジイミド塩酸塩(1.43g)を添加した。混合物を室温で6時間攪拌した。 反応混合物に水を添加し、有機層を分離し、炭酸水素ナトリウム水溶液および飽 和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、真空中 で濃縮した。残渣にジイソプロピルエーテルを添加し、沈澱を濾過、同じ溶媒で 洗浄、乾燥して4−[5−[6−(1−ピペリジル)ピリジン−3−イル]−1 ,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イル エステル(1.18g)を黄色固体として得た。 製造例51 4−(4’−ヒドロキシフェニル)安息香酸メチル(2.02g)、臭化n−ブチル( 3ml)および炭酸ナトリウム(3.6g)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を80℃ で17時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルと水で分配した 。水層を酢酸エチルで抽出した。あわせた有機層を水と食塩水で洗浄した。硫酸 マグネシウムで乾燥後、該溶液を真空中で溶媒留去した。残渣をn−ヘキサンで 摩砕して4−(4’−ブチルオキシフェニル)安息香酸メチル(2.45g)を得た。 製造例51と同様の方法により以下の化合物[製造例5254]を得た。製造例52 4−(4’−n−ペンチルオキシフェニル)安息香酸メチル 製造例53 4−(4’−n−ヘキシルオキシフェニル)安息香酸メチル 製造例54 4−(4’−n−ヘプチルオキシフェニル)安息香酸メチル 製造例55 4−[4’−(3−ブロモプロポキシ)フェニル]安息香酸メチル(1.5g)、炭 酸カリウム(1.2g)およびcis−2,6−ジメチルモルホリン(990.6mg) のN,N−ジメチルホルムアミド溶液を室温で15時間攪拌し、次いで酢酸エチ ルで希釈、水で洗浄(5×)、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒留去し、その後シ リカゲルクロマトグラフィー(20:1ジクロロメタン−エタノール溶出)によって精 製して4−[4’−[3−(2,6−ジメチルモルホリノ)プロポキシ]フェニ ル]安息香酸メチル(755mg)を得た。 製造例55と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例56 4−[4’−[3−(ピペリジン−1−イル)プロピルオキシ]フェニル]安 息香酸メチル 製造例57 N−[4−(4’−アリルオキシフェニル)ベンゾイル]−N’−(4−メト キシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン(1.5g)およびオキシ塩化リン(15ml)の混 合物を加熱して6時間還流した。次いで室温まで冷却し、氷水に注いで、〜2時 間攪拌した後濾過した。生じた固体を水で十分に洗浄し真空下50℃で乾燥して 4−[5−[4’−[4”−アリルオキシフェニル]フェニル]−1,3, 4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチルを固体として得た。 製造例57と同様の方法により以下の化合物[製造例5868]を得た。製造例58 4−[5−[4’−(4”−メトキシフェニル)フェニル]−1,3,4−オ キサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例59 4−[5−[4’−(4”−ブチルオキシフェニル)フェニル]−1,3,4 −オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例60 4−[5−[4’−(4”−n−ペンチルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例61 4−[5−[4’−(4”−n−ヘキシルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例62 4−[5−[4’−(4”−n−ヘプチルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例63 4−[5−[4’−[4”−[3−(ピペリジン−1−イル)プロピルオキシ ] フェニル]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メ チル 製造例64 4−[5−(1−n−デシルピラゾール−4−イル)−1,3,4−オキサジ アゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例65 4−[5−[4’−[4”−(3−フェノキシプロピルオキシ)フェニル]フ ェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例66 4−[5−[4’−[4”−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]フェ ニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例67 4−[5−[4’−[4"−(8−メトキシ−n−オクチルオキシ)フェニル ]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例68 4−[5−[4’−[4"−[3−(2,6−ジメチルモルホリノ)プロピル オキシ]フェニル]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安 息香酸メチル 製造例9と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例69 4−[5−(1−n−デシルピラゾール−4−イル)−1,3,4−チアジア ゾール−2−イル]安息香酸メチル 製造例1と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例70 4−[4’−(3−ブロモプロピルオキシ)フェニル]安息香酸メチル 製造例19と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例71 1−(4−シクロヘキシルオキシベンゾイル)−3−チオセミカルバジド 製造例21と同様に方法により以下の化合物を得た。製造例72 2−アミノ−5−(4−シクロヘキシルオキシフェニル)−1,3,4−チア ジアゾール 製造例23と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例73 4−[2−(4−シクロヘキシルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][ 1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステル トリフルオ ロ酢酸塩 製造例25と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例74 4−[2−(4−シクロヘキシルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][ 1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸 製造例5と同様の方法により以下の化合物[製造例7584]を得た。製造例75 4−(4’−メトキシフェニル)ベンゾイルヒドラジン 製造例76 4−(4’−ブチルオキシフェニル)ベンゾイルヒドラジン 製造例77 4−(4’−n−ペンチルオキシフェニル)ベンゾイルヒドラジン 製造例78 4−(4’−n−ヘキシルオキシフェニル)ベンゾイルヒドラジン 製造例79 4−(4’−n−ヘプチルオキシフェニル)ベンゾイルヒドラジン 製造例80 4−[4’−[3−(ピペラジン−1−イル)プロピルオキシ]フェニル]ベ ンゾイルヒドラジン 製造例81 1−n−デシル−4−ピラゾリルカルボニルヒドラジン 製造例82 4−[4’−(3−フェノキシプロピルオキシ)フェニル]ベンゾイルヒドラ ジン 製造例83 4−[4’−アリルオキシフェニル]ベンゾイルヒドラジン 製造例84 4−[4’−[3−(2,6−ジメチルモルホリノ)プロピルオキシ]フェニ ル]ベンゾイルヒドラジン 製造例7と同様の方法により以下の化合物[製造例8596]を得た。製造例85 1−[4−(4’−メトキシフェニル)ベンゾイル]−2−(4−メトキシカ ルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例86 1−[4−(4’−ブチルオキシフェニル)ベンゾイル]−2−(4−メトキ シカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例87 1−[4−(4’−ペンチルオキシフェニル)ベンゾイル]−2−(4−メト キシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例88 1−[4−(4’−n−ヘキシルオキシフェニル)ベンゾイル]−2−(4− メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例89 1−[4−(4’−n−ヘプチルオキシフェニル)ベンゾイル]−2−(4− メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例90 1−[4−[4’−[3−(ピペリジン−1−イル)プロピルオキシ]フェニ ル]ベンゾイル]−2−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例91 N−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)−N’−(1−n−デシル−4− ピラゾリルカルボニル)ヒドラジン 製造例92 N−[4−[4’−(3−フェノキシプロピルオキシ)フェニル]ベンゾイル ]−N’−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例93 N−[4−(4’−アリルオキシフェニル)ベンゾイル]−N’−(4−メト キシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例94 N−[4−[4’−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]ベンゾイル] −N’−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例95 N−[4−[4’−[3−(2,6−ジメチルモルホリノ)プロピルオキシ] フェニル]ベンゾイル]−N’−(4−メトキシカルボニルベンゾイル)ヒドラジ ン 製造例96 N−[6−(1−ピペリジル)ニコチノイル]−N’−(4−メトキシカルボ ニルベンゾイル)ヒドラジン 製造例11と同様の方法により以下の化合物[製造例97108]を得た。製造例97 4−[5−[4’−[4”−(8−メトキシ−n−オクチルオキシ)フェニル ]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例98 4−[5−[4’−(4”−メトキシフェニル)フェニル]−1,3,4−オ キサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例99 4−[5−[4’−(4”−ブチルオキシフェニル)フェニル]−1,3,4 −オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例100 4−[5−[4’−(4”−ペンチルオキシフェニル)フェニル]−1,3, 4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例101 4−[5−[4’−(4”−ヘキシルオキシフェニル)フェニル]−1,3, 4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例102 4−[5−[4’−(4”−n−ヘプチルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例103 4−[5−(1−n−デシルピラゾール−4−イル)−1,3,4−オキサジ アゾール−2−イル]安息香酸 製造例104 4−[5−[1−n−デシルピラゾール−4−イル]−1,3,4−チアジア ゾール−2−イル]安息香酸 製造例105 4−[5−[4’−[4”−(3−フェノキシプロピルオキシ)フェニル]フ ェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例106 4−[5−[4’−[4”−アリルオキシフェニル]フェニル]−1,3,4 −オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例107 4−[5−[4’−[4”−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]フェ ニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸 製造例108 4−[5−[4’−[4”−[3−(2,6−ジメチルモルホリノ)プロピル オキシ]フェニル]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安 息香酸 製造例13と同様の方法により以下の化合物[製造例109123]を得た。製造例109 4−[5−[4’−(4”−メトキシフェニル)フェニル]−1,3,4−オ キサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル 製造例110 4−[5−[4’−(4”−ブチルオキシフェニル)フェニル]−1,3,4 −オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステ ル 製造例111 4−[5−[4’−(4”−n−ペンチルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イル エステル 製造例112 4−[5−[4’−(4”−n−ヘキシルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イル エステル 製造例113 4−[5−[4’−(4”−n−ヘプチルオキシフェニル)フェニル]−1, 3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イル エステル 製造例114 4−[5−(1−n−デシルピラゾール−4−イル)−1,3,4−オキサジ アゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル 製造例115 4−[5−(1−n−デシルピラゾール−4−イル)−1,3,4−チアジア ゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル 製造例116 4−[5−[4’−[4”−(3−フェノキシプロピルオキシ)フェニル]フ ェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾ ール−1−イルエステル 製造例117 4−[5−[4’−[4”−アリルオキシフェニル]フェニル]−1,3,4 −オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステ ル 製造例118 4−[5−[4’−[4”−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]フェ ニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾー ル−1−イルエステル 製造例119 4−[5−[4’−[4”−(8−メトキシ−n−オクチルオキシ)フェニル ]フェニル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリ アゾール−1−イルエステル 製造例120 4−[5−[4’−(4−フェノキシブチルオキシ)フェニル]−1,3,4 −チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル 製造例121 4−[5−[4’−(5−フェノキシ−n−ペンチルオキシ)フェニル]−1 ,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イル エステル 製造例122 4−[5−[4’−(5−メトキシ−n−ペンチルオキシ)フェニル]−1, 3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエ ステル 製造例123 4−シクロヘキシルオキシ安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル 製造例124 4−メトキシ安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル(80g)のN,N −ジメチルホルムアミド(700ml)溶液にチオセミカルバジド(28g)を添加し、混合 物を室温で23時間攪拌した。反応混合物をジイソプロピルエーテルを用いて粉 末化した。沈澱を濾過により回収し、1−(4−メトキシベンゾイル)−3−チ オセミカルバジド(57g)を得た。製造例125 1−(4−メトキシベンゾイル)−3−チオセミカルバジド(57g)のトルエン( 300ml)中のスラリーにメタンスルホン酸(25ml)を40℃で30分間かけて滴下し た。混合物を還流下、24時間攪拌した。10℃まで冷却した後、スルホン酸塩 を濾過し、乾燥した。該塩を水中に入れ、1N水酸化ナトリウムで該溶液のpH を9に調整した。酢酸エチルで抽出し、有機層を分離し、食塩水で洗浄、硫酸マ グネシウムで乾燥、減圧下で溶媒留去して2−アミノ−5−(4−メトキシフェ ニル)−1,3,4−チアジアゾール(31.1g)を得た。 製造例126 4−ブロモベンゼンチオール(6g)、1,7−ジブロモヘプタン(16.37g)および 炭酸カリウム(8.77g)のジメチルホルムアミド(30ml)中の混合物を室温で5.5 時間攪拌した。反応混合物を水を用いて粉末化し、酢酸エチルで抽出した。有機 層を分離し、食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下で溶媒留去して1 −ブロモ−4−(7−ブロモヘプチルチオ)ベンゼン(7.62g)を得た。 製造例127 1−ブロモ−4−(7−ブロモヘプチルチオ)ベンゼン(5g)のメタノール(25m l)溶液に28%ナトリウムメチラート(メタノール(7.9g)中)を添加し、該混合 物を還流下で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒留去した。残渣を希HC l水溶液でpH2に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で 洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し減圧下で溶媒留去した。残渣を、n−ヘキサン /酢酸エチル(50:1)で溶出するシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによっ て精製し、1−ブロモ−4−(7−メトキシヘプチルチオ)ベンゼン(3.59g)を得 た。 製造例128 4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン(5.0g)のジクロロメ タン(50ml)溶液にジ-tert-ブチルジカルボネート(5.7g)を添加した。室 温で5時間攪拌した後、溶媒を真空中で留去し、残渣を酢酸エチルと水の混合物 中に注いだ。有機層を食塩水で連続的に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。 溶媒を真空中で留去し、残渣を、ヘキサンと酢酸エチル(3:1)の混合物で溶出す るシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を 含有する溶出画分を回収し、真空中で溶媒留去し、1−tert−ブトキシカルボニ ル−4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン(7.58g)を得た。 製造例129 1−tert−ブトキシカルボニル−4−(4−クロロフェニル)−4−ヒド ロキシピペリジン(1.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液に水素化ナ トリウム(0.14g)を氷冷下で添加した。次いで、反応混合物を室温で30分間、 60℃で2時間攪拌した。該反応混合物にヨードメタン(4.0ml)を60℃で添加 した。60℃で6時間攪拌した後、反応混合物を酢酸エチルと水の混合物中に注 ぎ込んだ。有機層を食塩水で連続的に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶 媒を真空中で留去し、残渣を、ヘキサンと酢酸エチル(10:1)の混合物で溶出する シリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製した。所望の生成物を含 有する溶出画分を回収し、真空中で溶媒留去し、1−tert−ブトキシカルボ ニル−4−(4−クロロフェニル)−4−メトキシピペリジン(0.75g)を得た。 製造例130 2−インダノール(4g)およびトリエチルアミン(5.8ml)のジクロロメタン(40ml )溶液に、氷浴中、攪拌しながら塩化メタンスルホニル(2.8ml)を滴下し、次いで 1.5時間攪拌した。反応混合物を水とジクロロメタンとの混合物に添加し、有 機層を取り、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し、該濾液 を減圧下で濃縮してメタンスルホン酸インダン−2−イル エステル(6.29g)を 得た。 製造例131 4−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)安息香酸メチル エステルトリフルオロ酢酸塩(8g)の水溶液に1N水酸化ナトリウムを添加し、該 混合物のpHを8に調整した。沈澱を濾過により回収し、4−(5−アミノ−1 ,3,4−チアジアゾール−2−イル)安息香酸(5.05g)を得た。製造例132 1−(4−ニトロフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエス テル(19.44g)、Fe粉末、NH4Cl、メタノールおよびH2Oの混合物を80℃で30分 間、100℃で3時間加熱した。反応混合物を溶媒留去により濃縮し、ジクロロ メタン中に添加し、濾過した。濾液を水で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥、溶 媒留去により濃縮して1−(4−アミノフェニル)−1H−ピラゾール−4−カ ルボン酸メチルエステル(9.84g)を得た。 製造例133 1−(4−ホルミルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエ ステル(1.00g)、メタノール(10ml)およびテトラヒドロフラン(25ml)の混合物を 水素化ホウ素ナトリウムを用い0℃で処理した。15分後、該混合物を酢酸エチ ルで希釈し、水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過し、溶媒留 去により濃縮して1−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−1H−ピラゾール− 4−カルボン酸メチルエステル(1.04g)を得た。 製造例134 1−(4−ホルミルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエ ステル(5.0g)のジクロロメタン(100ml)溶液を3−クロロ過安息香酸と室温で5 分間処理した。該溶液を50℃で4時間加熱し、その間、追加の3−クロロ過安 息香酸(1.87g)を添加した。濃縮後、メタノール(150ml)と炭酸カリウム(9.00g) を残渣に加え、該混合物を14時間室温で攪拌した。反応混合物を水に注ぎ込み 、1N HClでpHを8に調整し、生じた沈澱を濾過により回収して1−(4− ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエステル(0.51 g)を得た。 製造例135 4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)安息香酸エチルエステル(5.4g) 、酸化銀(5.31g)および3−ブロモシクロヘキセン(3.24ml)のテトラヒドロフラ ン(52ml)溶液を室温で1日攪拌した。反応混合物を濾別し、濾液を減圧下に溶媒 留去して濃縮した。残渣に酢酸エチルを添加し、生じた沈澱を濾過により回収し 、乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(3:2ヘキサン-酢酸エチ ル溶出)により精製し、4−[4−(2−シクロヘキセニルオキシ)ピペリジン −1−イル]安息香酸エチルエステル(3.84g)を得た。 製造例136 4−[4−(2−シクロヘキセニルオキシ)ピペリジン−1−イル]安息香酸 エチルエステル(3.82g)のメタノール(80ml)溶液に常圧で5時間10%パラジウ ム炭素(1.0g)と水素ガスを添加した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で溶媒 留去することにより濃縮し、4−(4−シクロヘキシルオキシピペリジン−1− イル)安息香酸エチルエステル(2.38g)を得た。 製造例137 4−[2−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チア ジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ酢酸塩(1.0g)のジ クロロメタン(10ml)懸濁液に三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1.0M溶液)(8.0m l)を0℃で添加し、室温で1週間攪拌した。該反応混合物を冷水を用いて粉末化 した。沈澱を濾過により回収、乾燥して4−[2−(4−ヒドロキシフェニル)イ ミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸(893mg) を得た。 製造例138 5−(4−ペンチルオキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イ ル−アミン(20g)のピリジン(200ml)溶液に4−メトキシカルボニルベンゾイルク ロリド(15g)を添加し、該混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を水を用 いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し、乾燥してN−[5−(4−ペンチル オキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]テレフタル酸メチ ルエステル(30.3g)を得た。 製造例139 N−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジノン(3.3g)と1−(4−シ クロヘキシルフェニル)ピペラジン(4.0g)とのジクロロメタン(20ml)溶液にチタ ニウム(IV)イソプロポキシド(8ml)を添加し、該混合物を室温で2時間攪拌し た。次いで、反応混合物にエタノール(20ml)と水素化シアノホウ素ナトリウム(1 g)を数回に分けて添加し、反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を水 を用いて粉末化した。沈澱を濾別し、濾液をジクロロメタンで抽出した。有機層 を取り、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し、濾液を減圧 下溶媒留去して、ヘキサン/酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィー(シリカ ゲル60(商品名:メルク社製))を行ない、1−tert−ブトキシカルボニル− 4−[4−(4−シクロヘキシルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピペリジン (1.35g)を得た。 製造例140 4−[4−[4−(4−シクロヘキシルフェニル)ピペラジン−1−イル]ピ ペリジン−1−イル]ベンゾニトリル(1.95g)の酢酸(10ml)溶液に濃塩化水素(20 ml)を添加し、該混合物を120℃で10時間攪拌した。反応混合物を水に加え 、生じた沈澱を濾過により回収し、4−[4−[4−(4−シクロヘキシルフェ ニル)ピペラジン−1−イル]ピペリジン−1−イル]安息香酸(959mg)を得た 。 製造例141 1−(4−ホルミルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエ ステル(5.0g)、1−フェニルピペラジン(4.21g)、酢酸(3.7ml)、水素化シアノホ ウ素ナトリウム(1.55g)、メタノール(110ml)、テトラヒドロフラン(75ml)および ジクロロメタン(20ml)の混合物を0℃で15分間、室温で14時間攪拌した。反 応混合物を飽和NaHCO3水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグ ネシウムで乾燥、濾過して溶媒留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー (1:1ヘキサン−酢酸エチル溶出)で精製し、ジイソプロピルエーテルとアセ トンから再結晶して1−[4−(4−フェニルピペラジン−1−イル−メチル) フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエステル(3.90g)を得た 。 製造例142 4−(4−ヒドロキシフェニル)安息香酸メチル(3.00g)とN−フェニルトリ フルオロメタンスルホニド(4.84g)のテトラヒドロフラン(60ml)氷冷溶液にトリ エチルアミン(1.98ml)を添加し、この温度で1時間、室温でさらに18時間攪拌 した。水(200ml)を反応混合物に添加し、該混合物を塩化メチレンで抽出した。 有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過、減圧留去して粗油状物質を得た。この 油状物質を順次以下の溶媒:(1)2.5%酢酸エチル(n−ヘキサン中)、(2 )5%酢酸エチル(n−ヘキサン中)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラ フィー上で精製した。目的化合物を含有する画分を濃縮し、4−(4−トリフル オロメタンスルホニルオキシフェニル)安息香酸メチル(5.30g)を白色固体とし て得た。 製造例143 4−ピペラジン−1−イル−安息香酸エチルエステル二塩酸塩(1g)および重炭 酸カリウム(1.57g)のアセトニトリル(10ml)懸濁液にメタンスルホン酸インダン −2−イルエステル(0.69g)を添加し、該混合物を還流下8時間攪拌した。反応 混合物を水を用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し減圧下で乾燥した。粉 末をシリカゲル上で、メタノール/ジクロロメタン(50:1)を溶離液として 用いるカラムクロマトグラフィーによって精製し、4−(4−インダン−2−イ ル−ピペラジン−1−イル)安息香酸エチルエステル(0.38g)を得た。 製造例144 2−アミノ−4’−ブロモアセトフェノン塩酸塩(5.0g)、4−ヘプチルオキシ 安息香酸(4.72g)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.7g)のジクロロメ タン(50ml)溶液に、1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボ ジイミド(WSCD)(3.65ml)を添加し、室温で3時間攪拌した。反応混合物をジ クロロメタン(200ml)で希釈し、水、1N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシ ウムを濾別し、濾液を減圧下に溶媒留去した。該固体を酢酸エチル中でスラリー にして、濾過により回収し、2−(4−ヘプチルオキシベンゾイルアミノ)−4 ’−ブロモアセトフェノン(6.73g)を得た。 製造例145 2−(4−ヘプチルオキシフェニル)−5−(4−ブロモフェニル)チアゾー ル(2.06g)の乾燥テトラヒドロフラン(60ml)溶液を−60℃にまで冷却し、n− ブチルリチウム(1.56M(n−ヘキサン中)、4.05ml)溶液をゆっくりと添加し、反 応温度を−60℃に保った。1時間攪拌した後、ドライアイス(4g)を添加した。 30分かけて反応混合物が室温にまで昇温するにまかせた。反応混合物に水(20m l)および0.5N塩酸(80ml)を添加し、次いでジクロロメタン(700ml)で抽出し た。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウム を濾別し、濾液を減圧下に溶媒留去した。固体をアセトニトリル中でスラリーに し、濾過により回収して4−[5−(4−ヘプチルオキシフェニル)チアゾール −2−イル]安息香酸(1.68g)を得た。 製造例19と同様の方法により、以下の化合物を得た。製造例146 N−[4−[5−(4−ペンチルオキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾ ール−2−イル]ベンゾイル]−N’−(4−メトキシカルボニルベンゾイル) ヒドラジン 製造例147 1−tert−ブトキシカルボニル−4−(4−クロロフェニル)−4−メト キシピペリジン(0.72g)の酢酸エチル(10ml)溶液に4N HClの酢酸エチル(5.5ml) 溶液を添加した。6.7時間攪拌した後、反応混合物を酢酸エチルと水の混合物 中に注ぎ、続いてpH12に溶液のアルカリ化を行なった。有機層を水と食塩水 で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空中で留去し4−(4− クロロフェニル)−4−メトキシピペリジン(0.39g)を得た。 製造例147と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例148 1−[4−(5−メトキシペンチルオキシ)ビフェニル−4−イル]ピペラジ ン二塩酸塩 製造例149 4−ヒドロキシアセトフェノン(10g)およびピリジニウムヒドロブロミドペル ブロミド(23.5g)の酢酸(80ml)溶液に臭化水素(30%、酢酸溶液中)(40ml)を 添加し、室温で一晩攪拌した。該反応混合物を氷水に加え、酢酸エチルで抽出し た。有機層をとり、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し、 濾液を減圧下に溶媒留去し2−ブロモ−1−(4−ヒドロキシフェニル)エタノ ン(1.72g)を得た。 製造例149と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例150 2−ブロモ−1−(4−ペンチルオキシフェニル)エタノン 製造例151 1−(4−アミノフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルエス テル(3.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)溶液を炭酸カリウム(5.72g) 、ヨウ化ナトリウム(4.14g)および1,5−ジブロモペンタンで処理し、該混合 物を室温で20時間、80℃で6時間攪拌した。その間、追加のN,N−ジメチ ルホルムアミド(20ml)、1.5−ジブロモペンタン(1.14g)および炭酸カリウム( 0.95g)を添加した。反応混合物を室温にまで冷却し、水に注ぎ込んだ。沈澱を濾 過により回収し、減圧下で乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジ クロロメタン溶出)で精製し、1−(4−ピペリジルフェニル)−1H−ピラゾ ール−4−カルボン酸メチルエステル(1.34g)を得た。 製造例151と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例152 1−(4−ピロリジニルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチ ルエステル 製造例153 シクロヘキサン−1−4−ジカルボン酸モノメチルエステル(1.57g)の塩化チ オニル(3.14ml)懸濁液に、N,N−ジメチルホルムアミド(2滴)を添加し、該混 合物を還流しながら1時間攪拌した。反応混合物を減圧下で溶媒留去することに よって濃縮し、4−クロロカルボニルシクロヘキサンカルボン酸メチルエステル (1.78g)を得た。 製造例154 塩化チオニル(8.47ml)を10℃でメタノール(54ml)に滴下した。該溶液にトラ ンス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸(4g)を添加し、室温で24時間 攪拌した。反応混合物を減圧下に溶媒留去し、シクロヘキサン−1,4−ジカル ボン酸ジメチルエステル(4.68g)を得た。 製造例154と同様の方法により、以下の化合物[製造例155157]を得た 。製造例155 2,5−ジメチル−テレフタル酸ジメチルエステル 製造例156 2,4−ヘキセン二酸ジメチルエステル 製造例157 ナフタレン−1,4−ジカルボン酸ジメチルエステル 製造例153と同様の方法により、以下の化合物[製造例158162]を得た 。製造例158 5−クロロカルボニルチオフェン−2−カルボン酸メチルエステル 製造例159 4−クロロカルボニル−2,5−ジメチル安息香酸メチルエステル 製造例160 5−クロロカルボニル−2,4−ペンテン酸メチルエステル 製造例161 4−クロロカルボニルナフタレン−1−カルボン酸メチルエステル 製造例162 6−クロロカルボニルナフタレン−2−カルボン酸メチルエステル 製造例163 4−ピペリジン−1−イル−ベンゾニトリル(3g)およびチオセミカルバジド(1 .8g)のトルエン(30ml)溶液に、トリフルオロ酢酸(20ml)を添加し60℃で6時間 攪拌した。反応混合物を水中に置き、該溶液を1N水酸化ナトリウムでpH9に 調整した。沈澱を濾過により回収し、5−(4−ピペリジン−1−イル−フ ェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル−アミン(3.58g)を得た。 製造例163と同様の方法により以下の化合物[製造例164169]を得た。製造例164 5−(4−モルホリニルフェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2−イ ル−アミン 製造例165 5−[4−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)フェニル]−[ 1,3,4]チアジアゾール−2−イル−アミン 製造例166 5−(4−チオモルホリノフェニル)−[1,3,4]チアジアゾール−2− イ ル−アミン 製造例167 5−[4−(4−エチルピペラジニルフェニル)]−[1,3,4]チアジアゾ ール−2−イル−アミン 製造例168 5−[4−(4−シクロヘキシルピペラジニルフェニル)]−[1,3,4]チ アジアゾール−2−イル−アミン 製造例169 4−(5−アミノ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル)安息香酸メチ ルエステルトリフルオロ酢酸塩 製造例170 4−メトキシカルボニルフェニルボロン酸(2.01g)および1−ブロモ−4−エ トキシメチルベンゼン(2.00g)の、エチレングリコールジメチルエーテル(20ml) と2M炭酸ナトリウム水溶液(6ml)との混合溶媒中の混合物にテトラキス(トリ フェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.54g)を添加した。該混合物を80℃ で5時間加熱した。室温まで冷却した後、水(150ml)を該反応混合物に加え、生 じた沈澱を濾過により回収、水で十分に洗浄し、乾燥して粗固体を得た。この固 体を、順次以下の溶媒:(1)n−ヘキサン:酢酸エチル=50:1、(2)n− ヘキサン:酢酸エチル=10:1で溶出する、シリカゲル(60g)上のカラムクロ マトグラフィーによって精製した。目的化合物を含有する画分を濃縮し、乾燥し て4−(4’−エトキシメチルフェニル)安息香酸メチルを白色固体(1.85g)と して得た。 製造例170と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例171 4−[4’−(2−メトキシエトキシメチル)フェニル]安息香酸メチル 製造例172 臭化4−ブロモベンジル(3.00g)および2−メトキシエタノール(1.04ml)のテ トラヒドロフラン(30ml)氷冷溶液に水素化ナトリウム(60%)(0.58g)を窒素 気流中で添加した。該混合物をこの温度で15分間、室温でさらに4時間攪拌し た。氷冷しながら該混合物に水(1ml)を加えた。反応混合物を酢酸エチルで希釈 し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウ ムで乾燥し、濾過、溶媒留去して1−ブロモ−4−(2−メトキシエトキシメチ ル)ベンゼン(3.10g)を淡黄色油状物質として得た。 製造例172と同様の方法により、以下の化合物[製造例173175]を得た 。製造例173 4−(4−プロポキシピペリジン−1−イル)安息香酸エチル 製造例174 4−(4−ベンジルオキシピペリジン−1−イル)安息香酸エチル 製造例175 1−(4−ヘプチルオキシメチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−カルボ ン酸メチルエステル 製造例176 4−(4−ヒドロキシフェニル)安息香酸メチル(3.00g)およびシクロヘキサ ノール(1.58g)のテトラヒドロフラン(60ml)溶液にアゾジカルボン酸ジエチル(2. 48ml)を0〜10℃、窒素雰囲気下に滴下し、室温で4時間攪拌した。濃縮後、 残渣に酢酸エチル(50ml)およびn−ヘキサン(10ml)を添加し、生じた沈澱を濾過 により除去し、棄てた。濾液にシリカゲル(12g)を加え、該混合物を溶媒留去し た。残渣を、5%酢酸エチル(n−ヘキサン中)の混合溶媒で溶出するシリカゲ ル(80g)上のカラムクロマトグラフィーによって精製し、4−(4−シクロヘキ シルオキシフェニル)安息香酸メチル(1.79g)を白色固体として得た。 製造例176と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例177 4−シクロヘキシルオキシ安息香酸メチルエステル 製造例178 4−(ピペラジン−1−イル)安息香酸エチル(2.00g)および4−メチルシク ロヘキサノン(1.05ml)のメタノール(40ml)と酢酸(1.47ml)との混合溶媒中の氷冷 溶液に水素化シアノホウ素ナトリウム(0.59g)を窒素気流中で添加した。該混合 物をこの温度で1時間、室温で17時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナ トリウム水溶液でクエンチし、生じた沈澱を濾過により回収し、水で十分に洗浄 、乾燥してシス生成物とトランス生成物の混合物を得た。この混合物を、塩化メ チレン−メタノール(0%〜2%勾配溶液)の混合溶媒で溶出するシリカゲル上 のカラムクロマトグラフィーにより分離して、4−[4−(シス−4−メチルシ クロヘキシル)ピペラジン−1−イル]安息香酸エチル(0.80g)を淡緑色固体と して、また4−[4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)ピペラジン−1 −イル]安息香酸エチル(0.64g)を淡緑色固体として得た。トランス−生成物を X線結晶解析によって確認した。 4−[4−(シス−4−メチルシクロヘキシル)ピペラジン−1−イル]安息 香酸エチル 4−[4−(トランス−4−メチルシクロヘキシル)ピペラジン−1−イル] 安息香酸エチル 製造例178と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例179 4−[4−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)ピペラジン−1−イル]安息 香酸エチル 製造例180 炭酸セシウム(1.90g)、酢酸パラジウム(II)(46.7mg)および2,2’−ビス( ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(194mg)のトルエン(3.3ml)中の 混合物に、シス−2,6−ジメチルモルホリン(0.58g)のトルエン(5ml)溶液、4 −(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシフェニル)安息香酸メチル(1.50g )を、順次窒素気流中で加えた。該混合物を室温で30分間攪拌し、さらに6時 間還流した。室温にまで冷却した後、水を該反応混合物に添加し、該混合物を塩 化メチレンで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄、硫酸マグネ シウムで乾燥、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をアセトニトリルを用いて粉末 化し、濾過により回収して、4−[4−(シス−2,6−ジメチルモルホリノフ ェニル)]安息香酸メチル(525mg)を淡黄色固体として得た。 製造例180と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例181 4−[4−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル]安息香酸 メチル 製造例182 2−アミノ−5−(4−メトキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール(7 .2g)のエタノール(50ml)懸濁液に4−ブロモアセチル安息香酸エチル(11.3g)を 添加し、還流しながら2.5時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルを用いて粉 末化した。沈澱を濾過により回収し乾燥した。この粉末のキシレン(50ml)懸濁液 にトリフルオロ酢酸(5ml)を添加し、還流しながら3.5時間攪拌した。反応混 合物をジイソプロピルエーテルを用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し乾 燥して4−[2−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3, 4]チア ジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ酢酸塩(13.7g)を 得た。 製造例182と同様の方法により以下の化合物[製造例183190]を得た。製造例183 4−[2−(4−ピペリジン−1−イル−フェニル)イミダゾ[2,1−b] [1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ 酢酸塩 製造例184 4−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)イミダゾ[2,1−b] [1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフルオロ 酢酸塩 製造例185 4−[2−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル−フェニル)イ ミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチル エステルトリフルオロ酢酸塩 製造例186 4−[2−(4−チオモルホリン−4−イル−フェニル)イミダゾ[2,1−b ][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステルトリフル オロ 酢酸塩 製造例187 4−[2−[4−(4−エチルピペラジン−1−イル)フェニル]イミダゾ[ 2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステル トリフルオロ酢酸塩 製造例188 4−[2−[4−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル]イ ミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチル エステルトリフルオロ酢酸塩 製造例189 4−[6−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4] チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチルエステルトリフルオロ酢酸塩 製造例190 4−[6−(4−ペンチルオキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3 ,4]チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチルエステルトリフルオロ酢酸塩 製造例191 4−[4−(4−ブロモブトキシ)フェニル]安息香酸メチル(1.40g)のメタ ノール(14ml)溶液を28%ナトリウムメトキシド(メタノール中)(14ml)で処理 し、該溶液を5時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を冷1N塩酸(1 10ml)に注ぎ、生じた沈澱を濾過により回収、水で十分に洗浄、乾燥して白色固 体を得た。この固体のメタノール(20ml)中の混合物に濃硫酸(0.5ml)を加え、4 時間還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を冷水に注ぎ込み、生じた沈澱 を濾過により回収、水で十分に洗浄し、乾燥して4−[4−(4−メトキシブト キシ)フェニル]安息香酸メチル(1.16g)を白色固体として得た。 製造例191と同様の方法により以下の化合物[製造例192194]を得た。製造例192 4−[4’−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]安息香酸メチル 製造例193 1−ブロモ−4−エトキシメチルベンゼン 製造例194 4−[4−(3−エトキシプロポキシ)フェニル]安息香酸メチル 製造例195 4−[2−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4] チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステル(500mg)および炭酸カリウ ム(2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(25ml)懸濁液に1,4−ジブロモブタン (1ml)を添加し、該混合物を室温で22時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル を用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し、乾燥した。この粉末のN,N− ジメチルホルムアミド(25ml)懸濁液にピペリジン(2ml)を添加し、室温で21時 間攪拌した。反応混合物を水を用いて粉末化した。生じた沈澱を濾過により回収 し、 水、アセトニトリルおよびジイソプロピルエーテルで洗浄し、乾燥して4−[2 −[4−(4−ピペリジン−1−イル−ブチルオキシ)フェニル]イミダゾ[2 ,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステル(4 79mg)を得た。 製造例195と同様の方法により以下の化合物[製造例196201]を得た。製造例196 4−[2−[4−(5−ピペリジン−1−イル−ペンチルオキシ)フェニル] イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチ ルエステル 製造例197 4−[2−[4−(6−ピペリジン−1−イル−ヘキシルオキシ)フェニル] イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチ ルエステル 製造例198 4−[2−[4−(5−モルホリン−4−イル−ペンチルオキシ)フェニル] イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチ ルエステル 製造例199 4−[2−[4−[5−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル−) ペンチルオキシ]フェニル]イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾー ル−6−イル]安息香酸エチルエステル 製造例200 4−[2−[4−[6−(シス−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル)ヘ キシルオキシ]フェニル]イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール −6−イル]安息香酸エチルエステル 製造例201 4−[2−[4−(5−チオモルホリン−4−イル−ペンチルオキシ)フェニ ル]イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸 エチルエステル 製造例202 4−[2−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4] チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステル(1g)および炭酸カリウム(4g )のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)懸濁液に1,5−ジブロモペンタン(2m l)を添加し、該混合物を室温で6時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルを用い て粉末化した。沈澱を濾過により回収し、水とメタノールで洗浄した。この粉末 のメタノール(10ml)懸濁液にナトリウムメチラート(28%、メタノール中)(2 0 ml)を添加し、該混合物を80℃で19時間攪拌した。反応混合物を水を用いて 粉末化した。沈澱を濾過により回収し、水、メタノールおよびジイソプロピルエ ーテルで洗浄し、乾燥して4−[2−[4−(5−メトキシペンチルオキシ)フ ェニル]イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息 香酸メチルエステル(479mg)を得た。 製造例202と同様の方法により以下の化合物[製造例203205]を得た。製造例203 4−[2−[4−(6−メトキシヘキシルオキシ)フェニル]イミダゾ[2, 1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸メチルエステル 製造例204 4−[2−[4−(7−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]イミダゾ[2, 1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸メチルエステル 製造例205 4−[2−[4−(8−メトキシオクチルオキシ)フェニル]イミダゾ[2, 1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸メチルエステル 製造例206 ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.64g)、4−ブロモ −4’−(5−メトキシペンチルオキシ)ビフェニル(1g)、トリス(ジベンジリ デンアセトン)(クロロホルム)二パラジウム(0)(59mg)、(s)−(−)−2 ,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.12g)および ナトリウムtert−ブトキシド(0.55g)のトルエン(10ml)中の混合物を90℃ で54時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルとの混合物に加えた。有機層 をとり、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し、濾液を減圧 下に溶媒留去して4−[4’−(5−メトキシペンチルオキシ)ビフェニル−4 −イル]ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.19g)を得た 。 製造例206と同様の方法により、以下の化合物を得た。製造例207 4−[4−[4−(7−メトキシヘプチルチオ)フェニル]ピペラジン−1− イル]安息香酸 製造例208 1−tert−ブトキシカルボニル−4−[4−(4−シクロヘキシルフェニ ル)ピペラジン−1−イル]ピペリジン(3.3g)およびトリフルオロ酢酸(10ml)を 混合し、該混合物を室温で1時間攪拌した。該溶液を水中に置き、1N水酸化ナ トリウムでpHを8に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水 で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒留去して1−(4−シクロヘ キシルフェニル)−4−ピペリジルピペラジン(3.83g)を得た。製造例209 4−[2−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4] チアジアゾール−6−イル]安息香酸(4.0g)のエタノール(50ml)懸濁液に硫酸(1 .0ml)を添加し、80℃で9時間攪拌した。反応混合物を水を用いて粉末化した 。沈澱を濾過により回収し、水、アセトニトリルおよびジイソプロピルエーテル で洗浄し、乾燥して4−[2−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾ[2,1− b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸エチルエステル(2.09g) を得た。 製造例209と同様の方法により以下の化合物を得た。製造例210 4−シクロヘキシル安息香酸メチルエステル 次の製造例211457で得られた目的化合物(211)〜(457)を以下 の表に示す。 製造例18と同様の方法により以下の化合物[製造例211253]を得た。製造例211 製造例212 製造例213 製造例214 製造例215 製造例216 製造例217 製造例218 製造例219 製造例220 製造例221 製造例222 製造例223 製造例224 製造例225 製造例226 製造例227 製造例228 製造例229 製造例230 製造例231 製造例232 製造例233 製造例234 製造例235 製造例236 製造例237 製造例238 製造例239 製造例240 製造例241 製造例242 製造例243 製造例244 製造例245 製造例246 製造例247 製造例248 製造例249 製造例250 製造例251 製造例252 製造例253 製造例46と同様の方法により以下の化合物[製造例254270]を得た。製造例254 製造例255 製造例256 製造例257 製造例258 製造例259 製造例260 製造例261 製造例262 製造例263 製造例264 製造例265 製造例266 製造例267 製造例268 製造例269 製造例270 製造例16と同様の方法により以下の化合物[製造例271279]を得た。製造例271 製造例272 製造例273 製造例274 製造例275 製造例276 製造例277 製造例278 製造例279 製造例47と同様の方法により以下の化合物[製造例280309]を得た。製造例280 製造例281 製造例282 製造例283 製造例284 製造例285 製造例286 製造例287 製造例288 製造例289 製造例290 製造例291 製造例292 製造例293 製造例294 製造例295 製造例296 製造例297 製造例298 製造例299 製造例300 製造例301 製造例302 製造例303 製造例304 製造例305 製造例306 製造例307 製造例308 製造例309 製造例7と同様の方法により以下の化合物[製造例310345]を得た。製造例310 製造例311 製造例312 製造例313 製造例314 製造例315 製造例316 製造例317 製造例318 製造例319 製造例320 製造例321 製造例322 製造例323 製造例324 製造例325 製造例326 製造例327 製造例328 製造例329 製造例330 製造例331 製造例332 製造例333 製造例334 製造例335 製造例336 製造例337 製造例338 製造例339 製造例340 製造例341 製造例342 製造例343 製造例344 製造例345 製造例41と同様の方法により以下の化合物[製造例346355]を得た。製造例346 製造例347 製造例348 製造例349 製造例350 製造例351 製造例352 製造例353 製造例354 製造例355 製造例48と同様の方法により以下の化合物[製造例356382]を得た。製造例356 製造例357 製造例358 製造例359 製造例360 製造例361 製造例362 製造例363 製造例364 製造例365 製造例366 製造例367 製造例368 製造例369 製造例370 製造例371 製造例372 製造例373 製造例374 製造例375 製造例376 製造例377 製造例378 製造例379 製造例380 製造例381 製造例382 製造例33と同様の方法により以下の化合物[製造例383388]を得た。製造例383 製造例384 製造例385 製造例386 製造例387 製造例388 製造例57と同様の方法により以下の化合物[製造例389393]を得た。製造例389 製造例390 製造例391 製造例392 製造例393 製造例49と同様の方法により以下の化合物[製造例394457]を得た。製造例394 製造例395 製造例396 製造例397 製造例398 製造例399 製造例400 製造例401 製造例402 製造例403 製造例404 製造例405 製造例406 製造例407 製造例408 製造例409 製造例410 製造例411 製造例412 製造例413 製造例414 製造例415 製造例416 製造例417 製造例418 製造例419 製造例420 製造例421 製造例422 製造例423 製造例424 製造例425 製造例426 製造例427 製造例428 製造例429 製造例430 製造例431 製造例432 製造例433 製造例434 製造例435 製造例436 製造例437 製造例438 製造例439 製造例440 製造例441 製造例442 製造例443 製造例444 製造例445 製造例446 製造例447 製造例448 製造例449 製造例450 製造例451 製造例452 製造例453 製造例454 製造例455 製造例456 製造例457 製造例458 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(244mg)および4−[5−(4−ペンチル オキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]安息香酸(528mg)のジクロロメ タン(10ml)溶液に1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジ イミド塩酸塩(WSCD・HCl)(430mg)を添加し、室温で4.5時間攪拌 した。反応混合物を水に加えた。有機層をとり、硫酸マグネシウムで乾燥した。 硫酸マグネシウムを濾別し、濾液を減圧下に溶媒留去して4−[5−(4−ペン チルオキシフェニル)イソオキサゾール−3−イル]安息香酸ベンゾトリアゾー ル−1−イルエステル(640mg)を得た。 以下の製造例459461で使用する出発化合物(459)〜(461)お よび得られる目的化合物(459)〜(461)を下記の表に示す。出発化合物 の式を上欄に、目的化合物の式を下欄にそれぞれ示す。 製造例459 出発化合物(459)(5.0g)およびトリエチルシラン(6.67ml)のジクロロメタ ン(125ml)懸濁液にトリフルオロ酢酸(32.2ml)を氷冷下攪拌しながら滴下した。 該混合物を室温で2時間攪拌した。1N水酸化ナトリウムでpHを8.5−10 に調整しながら、反応混合物を徐々にpH6.86の標準緩衝溶液(1.2L)に氷冷 下攪拌しながら注ぎ込んだ。混合物を真空中で溶媒留去して有機溶媒を除去し、 水(2L)、10%水性メタノール(2L)、20%水性メタノール(2L)、30%水性メ タノール(2L)、50%水性メタノール(2L)、60%水性メタノール(2L)および9 0%水性メタノール(2L)で順番に溶出する、非イオン性吸着樹脂、Diaion SP-20 5(商品名:三菱化成より入手)(400ml)上のクロマトグラフィーを行なった。所望 の化合物を含有する画分を回収し、真空中で溶媒留去した。生じた残渣を凍結乾 燥して目的化合物(459)(3.13g)を得た。 製造例460 出発化合物(460)(100g)の、テトラヒドロフラン(1L)とpH6.86標準 緩衝溶液(1L)との混合物中の溶液に塩化ベンジルオキシカルボニル(16.8ml)を飽 和炭酸水素ナトリウム水溶液でpHを7.0〜8.0に調整しながら5〜10℃ で滴下した。該溶液を同じ条件で3時間攪拌し、1N塩化水素でpH6.0に調 整した。混合物を真空中で溶媒留去して有機溶媒を除去した。残渣をイオン交換 樹脂DOWEX 50WX4 Na+タイプ(Dow Chemical製)(1L)に通し、水(3L)で洗浄した 。溶出液を逆相シリカゲル(ODS SP-120、ダイソー社製)(2.5 L)上で水(12L)、10%水性メタノール(12L)および20%水性メタノール(12L) を順次用いてクロマトグラフィーを行なった。目的化合物を含有する画分を回収 し、真空中で溶媒留去して濃縮し、凍結乾燥して目的化合物(460)(76g、収 率65%)を得た。 製造例461 出発化合物(461)(30g)および水素化シアノホウ素ナトリウム(3.45g)のジ クロロメタン(300ml)溶液にトリフルオロ酢酸(150ml)を氷冷下攪拌しながら滴下 した。該混合物を同じ条件で3時間攪拌した。1N水酸化ナトリウムでpHを8 .5〜10に調整しながら、反応混合物をpH6.86標準緩衝溶液(1.2L)に氷 −塩化ナトリウム浴上で攪拌しながらゆっくりと注ぎ込んだ。水層を分離し、冷 蔵庫で一晩冷却した。該水溶液を真空中で溶媒留去し、有機溶媒を除去し、水(5 L)および5%水性メタノール(6L)で順次溶出する、逆相シリカゲル(ODS SP-120 、ダイソー社製)(700ml)上のクロマトグラフィーを行なった。目的化合物を含有 する画分を回収し、真空中で溶媒留去によって濃縮し、凍結乾燥して目的化合物 (461)(17.3g)を得た。 以下の実施例169で使用される出発化合物(1)〜(169)および得 られる目的化合物(1)〜(169)を下記の表に示す。出発化合物の式を上欄 に、目的化合物の式を下欄にそれぞれ示す。 実施例1 出発化合物(1)(0.6g)および水素化シアノホウ素ナトリウム(0.076g)のジク ロロメタン(6ml)懸濁液にトリフルオロ酢酸(3ml)を4℃で徐々に添加した。該混 合物を4℃で1時間攪拌した。該反応混合物を減圧下溶媒留去した。残渣を水に 加え、1N水酸化ナトリウム水溶液でpHを8.5に調整した。該溶液を、30 %アセトニトリル水溶液で溶出するODS(YMC-gel ODS-AM S-50)上のカラムクロマ トグラフィーに付した。目的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下溶媒留去し てアセトニトリルを除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(1)(0.417g)を 得た。 実施例1と同様の方法により以下の化合物(実施例2および)を得た。実施例2 実施例3 実施例4 出発化合物(4)(46.1g)およびNaBH3CN(7.7g)のジクロロメタン(600ml )懸濁液にトリフルオロ酢酸(240ml)を5℃以下で15分間滴下した。反応混合物 を同じ温度で3時間攪拌した。反応混合物の下層(トリフルオロ酢酸層)を大容 量の氷冷NaHCO3水溶液(pH=8.5)に注いだ。上層(ジクロロメタン層)もま た、大容量の氷冷NaHCO3水溶液に注いだ。水層を一緒にあわせODS上のカラ ムクロマトグラフィーによって精製し目的化合物(4)を得た。 実施例5 出発化合物(5)(38.7g)のジメチルホルムアミド(250ml)溶液にピペリジン(1 7ml)を室温で添加した。該溶液を同じ温度で2.5時間攪拌した。酢酸エチル(2 .5L)を該反応混合物に加え、30分間攪拌した。粉末を濾過により回収し、目的 化合物(5)(34.6g)を得た。実施例6 出発化合物(6)(0.3g)およびトリエチルシラン(0.44ml)の塩化メチレン(7ml )溶液に10℃でトリフルオロ酢酸(2ml)を滴下した。該混合物を室温で4時間攪 拌した。該反応混合物を1N−水酸化ナトリウム(31ml)中に10℃で添加した。 水層を、水で溶出するODS(YMC-gel ODS-AM S-50(商品名:山村科学社製))上のカ ラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下 で溶媒留去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(6)(0.13g)を得た。 実施例7 出発化合物(7)(110mg)の水(5ml)溶液に常圧で7時間10%パラジウム炭素 (11mg)ならびに水素ガスを添加した。反応混合物をセライトをとおして濾過し、 凍結乾燥して目的化合物(7)(70mg)を得た。 実施例8 出発化合物(8)(350mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)溶液に4−[ 4−(4−シクロヘキシルフェニル)ピペラジン−1−イル]安息香酸ベンゾト リアゾール−1−イルエステル(230mg)を添加し、該混合物を室温で2時間攪拌 した。反応混合物を酢酸エチルを用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し減 圧下で乾燥させた。粉末を水に溶解し、水で溶出するイオン交換樹脂(DOWEX-50W X4(商品名:ダウケミカル製))上のカラムクロマトグラフィーに付し、目的化合 物を含有する画分を合わせ、30%アセトニトリル(水中)で溶出するODS(YMC- gel・ODS-AM・S-50(商品名:山村科学社製))上のカラムクロマトグラフィーに付し た。目的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下で溶媒留去してアセトニトリル を除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(8)(160mg)を得た。 実施例8と同様の方法により以下の化合物(実施例911)を得た。実施例9 実施例10 実施例11 実施例12 出発化合物(12)(60.0g)およびジエチルイソプロピルアミン(16.6ml)のジ ェチルホルムアミド(340ml)溶液に4−[5−[4−(6−メトキシ−n−ヘキ シルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベ ンゾトリアゾール−1−イルエステル(37.4g)を室温で添加した。該溶液を同じ 温度で17時間攪拌した。酢酸エチル(3.4L)を該反応混合物に添加し、30分間 攪拌した。該粉末を濾過により回収し、酢酸エチル(3.5L)で洗浄して粗N−アシ ル化出発化合物(12)(93.0g)を得た。この物質をさらに精製することなく使 用した。粗N−アシル化出発化合物(12)(93.0g)とNaBH3CN(9.0g)のジ クロロメタン(900ml)懸濁液にトリフルオロ酢酸(450ml)を0℃で30分間かけ て添加した。該溶液を同じ温度で2時間攪拌した。反応混合物を氷冷したNaO H水溶液(8<pH<11、温度<7℃)中にゆっくりと注いだ。分けた有機層 を水で2回抽出した。あわせた水溶液を、水で洗浄し、60%CH3CN水溶液 で溶出するSP20(7L)上のカラムクロマトグラフィーに付した。溶出液を濃縮しC H3CNを除去し、17%CH3CN/水で溶出する逆相(ODS)フラッシュクロ マトグラフィーを行ない、続いて適当な画分を凍結乾燥 して目的化合物(12)を28.3gを得た。 実施例13 出発化合物(13)(400mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)溶液を4− [5−[4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3,4− チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル(3 43mg)で処理し、次いで室温で15時間攪拌した。酢酸エチルを該反応混合物に 添加し、生じた沈澱を濾過により回収、酢酸エチルで十分に洗浄し乾燥させた。 該粉末を飽和炭酸水素ナトリウム溶液に溶解し、濾過した後、19−21%アセ トニトリル水溶液で溶出するODSカラムクロマトグラフィー(YMC−gel ODS-AM S- 50)によって精製した。生成物を含有する画分をプールし、溶媒留去してアセト ニトリルを除去、凍結乾燥して目的化合物(13)(306.4mg)を無定形白色粉末 として得た。 実施例13と同様の方法によって以下の化合物を得た。実施例14 実施例15 出発化合物(15)(508mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)溶液を4 −[5−[4−(6−メトキシ−n−ヘキシルオキシ)フェニル]−1,3,4 −チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール−1−イルエステル (428mg)で処理し、該混合物を室温で18時間攪拌した。酢酸エチルを該反応混 合物に添加し、生じた沈澱を濾過により回収、酢酸エチルで十分に洗浄し乾燥さ せた。該粉末を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(100ml)に溶解し、水(100ml)で処理 し、次いで16−17%アセトニトリル水溶液で溶出するODSカラムクロマトグ ラフィー(YMC-gel ODS-AM S-50)で精製した。目的化合物を含有する画分をあわ せ、溶媒留去しアセトニトリルを除去、凍結乾燥して目的化合物(15)(400mg )を無定形白色粉末として得た。 実施例16 出発化合物(16)(200mg)と4−[5−(4−ピペリジン−1−イル−フェ ニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾール −1−イルエステルのN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)溶液にジメチルアミ ノピリジン(0.034g)を添加し、該混合物を室温で6.5時間攪拌した。反応混合 物を酢酸エチルを用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し、減圧下で乾燥さ せた。該固体を水に溶解し、水で溶出する、イオン交換樹脂(DOWEX-50WX4(商品 名:ダウケミカル製))上のカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含 有する画分をあわせ、50%メチルアルコール水溶液で溶出する、ODS(YMC-gel ODS-AM S-50(商品名:山村科学社製))上のカラムクロマトグラフィーに付した。 目的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下で溶媒留去してメタノールを除去し た。残渣を凍結乾燥して目的化合物(16)(190mg)を得た。 実施例17 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(64mg)と4−[2−(4−ブチルオキシフ ェニル)イミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安 息香酸(125mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)溶液に1−エチル−3−( 3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(73mg)を添加し、該混合 物を室温で4時間攪拌した。次いで、該反応混合物に出発化合物(17)(200mg )を加え、室温で4時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルを用いて粉末化した 。沈澱を濾過により回収し、減圧して乾燥させた。該粉末を飽和重炭酸ナトリウ ム水溶液に加え、ODS(YMC-gel ODS-AM S-50)上のカラムクロマトグ ラフィーに付し、30%アセトニトリル(水中)で溶出した。目的化合物を含有 する画分をあわせ、減圧下で溶媒留去してアセトニトリルを除去した。残渣を凍 結乾燥して目的化合物(17)(123mg)を得た。 実施例18 出発化合物(18)(1.70g)とトリエチルシラン(1.58g)のジクロロメタン(15m l)懸濁液にトリフルオロ酢酸(15ml)を滴下し、該混合物を窒素雰囲気下で30分 間攪拌した。該反応混合物を減圧下溶媒留去した。残渣をpH6.86のリン酸 緩衝液に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液でpH9.5に調整した。該溶液 をODS(YMC-gel ODS-AM S-50)上のカラムクロマトグラフィーに付し、30%アセ トニトリル水溶液(v/v)で溶出した。目的化合物を含有する画分をあわせ、 減圧下で溶媒留去してアセトニトリルを除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合 物(18)(136mg)を得た。 実施例18と同様の方法により以下の化合物[実施例19および20]を得た。実施例19 実施例20 実施例1と同様の方法により、以下の化合物[実施例2129]を得た。実施例21 実施例22 実施例23 実施例24 実施例25 実施例26 実施例27 実施例28 実施例29 実施例8と同様の方法により以下の化合物[実施例3054]を得た。実施例30 実施例31 実施例32 実施例33 実施例34 実施例35 実施例36 実施例37 実施例38 実施例39 実施例40 実施例41 実施例42 実施例43 実施例44 実施例45 実施例46 実施例47 実施例48 実施例49 実施例50 実施例51 実施例52 実施例53 実施例54 実施例17と同様の方法により以下の化合物[実施例55および56]を得た。実施例55 実施例56 実施例18と同様の方法により以下の化合物[実施例5760]を得た。実施例57 実施例58 実施例59 実施例60 実施例13と同様の方法により以下の化合物[実施例6172]を得た。実施例61 実施例62 実施例63 実施例64 実施例65 実施例66 実施例67 実施例68 実施例69 実施例70 実施例71 実施例72 実施例17と同様の方法により以下の化合物[実施例73および74]を得た。実施例73 実施例74 実施例13と同様の方法により以下の化合物[実施例7585]を得た。実施例75 実施例76 実施例77 実施例78 実施例79 実施例80 実施例81 実施例82 実施例83 実施例84 実施例85 実施例86 出発化合物(86)(0.15g)および4−[4−[4−(5−メトキシペンチル オキシ)ビフェニル−4−イル]ピペラジン−1−イル]安息香酸ベンゾトリア ゾール−1−イルエステル(0.12g)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)溶液に ジアミノピリジン(0.024g)を添加し、室温で15時間攪拌した。反応混合物を酢 酸エチルを用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し、減圧下で乾燥した。固 体を希NaHCO3水溶液に溶解し、60%メタノール水溶液で溶出するODS(YMC -gel ODS-AM S-50(商品名:山村科学社製))上のカラムクロマトグラフィーに付 した。目的化合物を含有する画分を合わせ、減圧下で溶媒留去してメタノールを 除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(86)(0.16g)を得た。 実施例86と同様の方法により以下の化合物[実施例87105]を得た。実施例87 実施例88 実施例89 実施例90 実施例91 実施例92 実施例93 実施例94 実施例95 実施例96 実施例97 実施例98 実施例99 実施例100 実施例101 実施例102 実施例103 実施例104 実施例105 実施例106 出発化合物(106)(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)溶液を4 −[5−[4−[4−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]フェニル]フ ェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾトリアゾー ル−1−イルェステル(144mg)およびジイソプロピルエチルアミン(58μl)で処理 し、該混合物を室温で19時間攪拌した。該反応混合物に酢酸エチルを添加し、 生じた沈澱を濾過により回収し酢酸エチルとジイソプロピルエーテルで十 分に洗浄し、乾燥した。該粉末を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に溶解、濾過し 、17−18%アセトニトリル水溶液で溶出するODSカラムクロマトグラフィー(YMC- gel ODS-AM S-50)を行なって精製した。生成物を含有する画分をプールし、溶媒 留去してアセトニトリルを除去、凍結乾燥して目的化合物(106)(225mg)を 無定形淡黄色粉末として得た。 実施例106と同様の方法により以下の化合物[実施例107132]を得た 。実施例107 実施例108 実施例109 実施例110 実施例111 実施例112 実施例113 実施例114 実施例115 実施例116 実施例117 実施例118 実施例119 実施例120 実施例121 実施例122 実施例123 実施例124 実施例125 実施例126 実施例127 実施例128 実施例129 実施例130 実施例131 実施例132 実施例133 4−[2−[4−(4−ピペリジン−1−イル−ブチルオキシ)フェニル]イ ミダゾ[2,1−b][1,3,4]チアジアゾール−6−イル]安息香酸(147mg)、 1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC D・HCl)(74mg)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(66mg)のN,N−ジメチ ルホルムアミド(4ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.5ml)を添加した。室 温で24時間攪拌した後、出発化合物(133)(200mg)を該溶液に加え、該混 合物を室温で8時間攪拌した。 反応混合物を酢酸エチルを用いて粉末化し、沈澱を濾過により回収、減圧下で 乾燥した。該粉末を水に溶解し、水で溶出するイオン交換樹脂(DOWEX-50WX4(商 品名:ダウケミカル製))上のカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を 含有する画分をあわせ、20%アセトニトリル水溶液で溶出するODS(YMC-gel・OD S-AM・S-50(商品名:山村科学社製))上のカラムクロマトグラフィーに付した。目 的化合物を含有する画分をあわせ、減圧下で溶媒留去しアセトニトリルを除去し た。残渣を凍結乾燥して目的化合物(133)(30mg)を得た。 実施例133と同様の方法により以下の化合物[実施例134159]を得た 。実施例134 実施例135 実施例136 実施例137 実施例138 実施例139 実施例140 実施例141 実施例142 実施例143 実施例144 実施例145 実施例146 実施例147 実施例148 実施例149 実施例150 実施例151 実施例152 施例153 実施例154 実施例155 実施例156 実施例157 実施例158 実施例159 実施例160 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(26mg)および4−[5−[4−(4−プロ ポキシピペリジン−1−イル)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2− イル]安息香酸塩酸塩(60mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.4ml)溶液に1 −エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(48μl)を添 加し、該混合物を室温で19時間攪拌した。次いで、該反応混合物に出発化合物 (160)(120mg)とN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(34μl)とを添加し 、該混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルを用いて粉末化 した。生じた沈澱を濾過により回収し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧 下で乾燥した。該固体を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に添加し、ODS(YMC-gel ODS-AM S-50)上のカラムクロマトグラフィーに付し20%アセトニトリル(水中 )で溶出した。目的化合物を含有する画分を合わせ減圧下で溶媒留去してアセト ニトリルを除去した。残渣を凍結乾燥して目的化合物(160)(48mg)を黄色粉 末として得た。 実施例160と同様の方法により以下の化合物[実施例161および162]を 得た。実施例161 実施例162 実施例163 出発化合物(163)(2.0g)のトリフルオロ酢酸(48ml)溶液に1N塩酸(8ml) を室温で攪拌しながら添加した。該混合物を同じ温度で一晩攪拌した。該反応混 合物を、減圧下で溶媒留去してトリフルオロ酢酸を除去した。残渣に標準溶液(p H6.86)(100ml)とアセトニトリル(50ml)を添加し、1N水酸化ナトリウムを用い て該溶液のpHを3に調整した。該溶液について、20%アセトニトリル水溶液 (2L)、30%アセトニトリル水溶液(3L)および40%アセトニトリル水溶液(4L) で順に溶出する逆相シリカゲル、YMC-gel ODS-AM 120-S50(商品名、YMC製)(60 0ml)上のクロマトグラフィーを行った。所望の化合物を含有する画分を回収し、 真空中で溶媒留去し有機溶媒を除去した。生じた残渣を凍結乾燥し、白色粉末を 得た。該白色粉末を酢酸エチル(30ml)で洗浄し、室温で3時間、真空中で乾燥し て目的化合物(163)(1.02g)を得た。 実施例164 テトラヒドロフラン(120ml)とN,N−ジメチルアミド(30ml)の混合物中の出 発化合物(164)(6.0g)溶液に、塩化トリメチルシリル(22.8ml)と トリエチルアミン(37.6m1)を氷冷下攪拌しながら添加し、該混合物を室温で一晩 放置した。該反応混合物にテトラヒドロフラン(50ml)を添加し、生じた沈澱を濾 別した。濾液を2〜5℃で一晩放置し、真空中で溶媒留去した。該残渣をヘキサ ン(50ml)と酢酸エチル(50ml)(1:1,v/v)の混合物中に溶解し、該溶液を真空中で 溶媒留去して残渣を得た。該残渣についてヘキサンと酢酸エチルの混合物(3:2, v/v)およびヘキサンと酢酸エチルの混合物(1:1,v/v)の順に溶出するシリカゲル (600ml)上のクロマトグラフィーを行なった。所望の化合物を含有する画分を集 め、真空中で溶媒留去した。生じた残渣(5.68g)をアセトニトリル(30ml)とメタ ノール(30ml)の混合物中に溶解した。該溶液にジイソプロピルエチルアミン(1.6 8ml)およびトリメチルシリルジアゾメタン(4.82ml)を室温で攪拌しながら順に加 え、該混合物を同じ温度で一晩放置した。該反応混合物に酢酸エチル(150ml)お よび飽和炭酸水素水溶液(100ml)を添加した。有機層を分離し、飽和塩化ナトリ ウム水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、真空中で溶媒留去して残渣を得た 。該残渣をテトラヒドロフラン(30ml)と酢酸(3.68ml)の混合物中に溶解した。該 溶液に1Mフッ化テトラブチルアンモニウム水溶液を、氷冷下、攪拌しながら添 加し、該混合物を同じ温度で4時間攪拌した。該反応混合物を真空中溶媒留去し 、20%アセトニトリル水に溶解した。該溶液について20%アセトニトリル水 (3.5L)、30%アセトニトリル水(3.5L)および40%アセトニトリル水(3.5L)で順 に溶出する逆相シリカゲルYMC-gel ODS-AM 120-S50(商品名,YMC製)(700ml)上の クロマトグラフィーを行った。所望の化合物を含有する画分を集め、真空中で溶 媒留去して有機溶媒を除去した。生じた残渣を凍結乾燥し、白色粉末を得た。該 白色粉末を、38%アセトニトリル(pH6.86標準緩衝溶液中)で溶出する液体 クロマトグラフィーで精製し、2つの化合物を得た。 一つめの化合物について、20%アセトニトリル水(3.5L)および50%アセト ニトリル水(3.5L)で順に溶出する逆相シリカゲルYMC-gel ODS-AM 120-S50(商品 名、YMC製)(700ml)上のクロマトグラフィーを行なった。所望の化 合物を含有する画分を集め、真空中で溶媒留去し有機溶媒を除去した。生じた残 渣を凍結乾燥し、目的化合物(164−I)(1.37g)を得た。 もう一方の目的化合物(164−II)について、20%アセトニトリル水(3. 5L)および50%アセトニトリル水(3.5L)で順に溶出する逆相シリカゲルYMC-gel ODS-AM 120−S50(商品名、YMC製)(700ml)上のクロマトグラフィーを行なった。 所望の化合物を含有する画分を集め、真空中で溶媒留去し有機溶媒を除去した。 生じた残渣を凍結乾燥して目的化合物(164−II)(275mg)を得た。 目的化合物(164−I) 目的化合物(164−II) 実施例6のtert−ブチルシランの代わりにtert−ブチルジメチルシラン を用いて同様の方法により以下の化合物を得た。実施例165 WO97/32975の実施例2−3と同様の方法によって以下の化合物を得た 。実施例166 実施例167 出発化合物(167)(0.1g)および4−[5−[4−(7−メトキシヘプチル オキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸ベンゾ トリアゾール−1−イルエステル(66.1mg)のジメチルホルムアミド(1ml)溶液に ジイソプロピルエチルアミン(0.029ml)を添加し、該混合物を室温で5時間攪拌 した。反応混合物を酢酸エチルを用いて粉末化した。沈澱を濾過により回収し、 減圧下乾燥して目的化合物(167)(159mg)を得た。 実施例167と同様の方法により以下の化合物を得た。実施例168 WO97/32975の実施例2−3と同様の方法により以下の化合物を得た。実施例169
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 白石 宜之 大阪府池田市緑丘2―2―10 池田寮A 201 (72)発明者 松矢 高広 大阪府池田市緑丘2―2―10 池田寮A 110 (72)発明者 松田 博 京都府京都市西京区下津林楠町51―202 (72)発明者 水野 裕章 大阪府大阪市平野区瓜破東5―3―34 (72)発明者 バレット、デイビット 奈良県奈良市西笹鉾町42―3―222 (72)発明者 松田 啓二 大阪府高槻市古曽部町3―14―18 (72)発明者 川端 浩二 兵庫県川西市丸山台2―5―30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式[I]のポリペプチド化合物: (式中、 R1は、 水素、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよいアリールア ミノ(低級)アルカノイル、1またはそれ以上の適当な置換基を有 してもよい複素環基で置換されたアロイル、高級アルキルを有する アリールで置換されたアロイル、低級アルキルを有するアリールで 置換されたアロイル、低級アルキルを有するアリールで置換された アリール(C2-C6)アルカノイル、1またはそれ以上の適当な置換基 を有してもよい不飽和縮合複素環基で置換された低級アルカノイル 、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよいピリジルで置換 された低級アルカノイル、アミノ保護基、ヘプチルナフトイル、ヘ キシルナフトイル、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよ い複素環カルバモイルで置換されたアロイル、1またはそれ以上の 適当な置換基を有してもよいシクロ(低級)アルキルで置換された 低級アルカノイル、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよ い 複素環基を有するチエニルで置換された低級アルカノイル、または 1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよい複素環基で置換さ れた低級アルケノイルであり; R2は、 水素またはヒドロキシであり; R3は、 ヒドロキシ、ヒドロキシスルホニルオキシまたは低級アルコキシで あり; R4は、 ヒドロキシまたは低級アルコキシである) またはその塩。 2.R1が、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよい複素環基で置換さ れたアロイルである、請求の範囲1の化合物。 3.R1が、ジ(低級)アルキルを有するよいシクロ(低級)アルキルを有して もよい1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜8員複素単環基、低級アルコキシ (低級)アルコキシ、低級アルコキシ(高級)アルコキシ、およびジ(低級)ア ルキルを有し1または2個の酸素原子ならびに1〜3個の窒素原子を含有する飽 和3〜8員複素単環基で置換されたフェニルからなる群より選択される適当な置 換基を有するフェニルを有し、且つ1または2個の硫黄原子ならびに1〜3個の 窒素原子を含有する不飽和3〜8員複素単環基で置換されたベンゾイル;または 低級アルコキシを有するフェニルを有し、且つ1または2個の硫黄原子ならびに 1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環基で置換されたベンゾイルであ る請求の範囲2の化合物。 4.R1が、ピペリジルを有しているフェニルを有するチアジアゾリルで置換さ れたベンゾイル、低級アルコキシ(低級)アルコキシを有しているフェニルを有 するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、低級アルコキシ(高級)アルコキ シを有しているフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、シク ロヘキシルで置換されたピペラジニルを有するフェニルを有しているチアジアゾ リルで置換されたベンゾイル、ジ(低級)アルキルを有しているモルホリノを有 するフェニルで置換されたフェニルを有しているチアジアゾリルで置換されたベ ンゾイル、または低級アルコキシを有するフェニルを有しているイミダゾチアジ アゾリルで置換されたベンゾイルである、請求の範囲3の化合物。 5.R1が、ピペリジルを有しているフェニルを有するチアジアゾリルで置換さ れたベンゾイル、または低級アルコキシ(高級)アルコキシを有し ているフェニルを有するチアジアゾリルで置換されたベンゾイルで あり; R3が、ヒドロキシスルホニルオキシであり; R4が、ヒドロキシである 請求の範囲4の化合物。 6.以下を含む、請求の範囲1のポリペプチド化合物[I]またはその塩の製造方 法。 i)式[Ib]化合物: (式中、R2、R3およびR4は請求の範囲1に定義した通りである) またはそのアミノ基における反応性誘導体もしくはそれらの塩を、 式[III]化合物: ノ(低級)アルカノイル、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよい複素 環基で置換されたアロイル、高級アルキルを有しているアリールで置換されたア ロイル、低級アルキルを有しているアリールで置換されたアロイル、低級アルキ ルを有しているアリールで置換されたアリール(C2-C6)アルカノイル、1または それ以上の適当な置換基を有してもよい不飽和縮合複素環基で置換された低級ア ルカノイル、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよいピリジルで置換さ れた低級アルカノイル、アミノ保護基、ヘプチルナフトイル、ヘキシルナフトイ ル、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよい複素環カルバモイルで置換 されたアロイル、1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよいシクロ(低級 )アルキルで置換された低級アルカノイル、1またはそれ以上の適当な置換基を 有してもよい複素環基を有しているチエニルで置換された低級アルカノイル、ま たは1またはそれ以上の適当な置換基を有してもよい複素環基で置換された低級 アルケノイルである) またはそのカルボキシ基における反応性誘導体、もしくはそれらの塩と反応させ 、式[Ia]化合物: 義した通りである) またはその塩を得るか、または ii)式[II]化合物: て式[Ia]化合物: 定義された通りである)またはその塩を得るか、または、 iii)式[IV]化合物:(式中、R3およびR4は請求の範囲1に定義された通りである)またはその塩を 還元して式[Ib]化合物: (式中、R2、R3およびR4は請求の範囲1に定義された通りである)またはそ の塩を得る。 7.医薬上許容され得る担体または賦形剤との混合物の形態で、有効成分として 、請求の範囲1の化合物またはその医薬上許容され得る塩を含有する医薬組成物 。 8.請求の範囲1の化合物またはその医薬上許容され得る塩の医薬としての使用 。 9.医薬として使用するための、請求の範囲1の化合物またはその医薬上許容さ れ得る塩。 10.請求の範囲1の化合物またはその医薬上許容され得る塩をヒトまたは動物 に投与することを含む、病原性微生物によって引き起こされる感染性疾患を予防 および/または治療する方法。
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