JP2005524640A - 新規化合物 - Google Patents

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JP2005524640A
JP2005524640A JP2003567933A JP2003567933A JP2005524640A JP 2005524640 A JP2005524640 A JP 2005524640A JP 2003567933 A JP2003567933 A JP 2003567933A JP 2003567933 A JP2003567933 A JP 2003567933A JP 2005524640 A JP2005524640 A JP 2005524640A
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裕章 水野
博 松田
彩子 戸田
高広 松矢
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藤沢薬品工業株式会社
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Abstract

本発明は、抗菌力(特に抗真菌力)およびβ−1,3−グルカンシンターゼに対する阻害活性を有し、下記の一般式(I)
【化1】
Figure 2005524640

(式中、R、R、R、RおよびRは明細書に記載の通りである。)
で表される新規リポペプチド化合物またはその塩、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成物、ならびにヒトまたは動物におけるニューモシスチスカリニ感染症(たとえばニューモシスチスカリニ肺炎)などの感染症の予防および/または治療方法に関する。

Description

本発明は、医薬として有用な新規リポペプチド化合物およびその塩に関する。
米国特許No.5,376,634、5,569,646、WO96/11210およびWO99/40108において、抗菌力(特に抗真菌力)を有するリポペプチド化合物および医薬として許容されるその塩が開示されている。
本発明は新規リポペプチド化合物およびその塩に関する。
より詳しくは、本発明は、抗菌力[特に抗真菌力であって、真菌としては、アスペルギルスクリプトコックスカンジダムコールアクチノマイセスヒストプラスマ皮膚糸状菌マラセジアフザリウムなどを挙げることができる。]、およびβ−1,3−グルカンシンターゼに対する阻害活性を有し、ヒトまたは動物におけるニューモシスチスカリニ感染症(たとえばニューモシスチスカリニ肺炎)の予防および/または治療に有用であると予想される新規リポペプチド化合物およびその塩、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成物、ならびにヒトまたは動物におけるニューモシスチスカリニ感染症(たとえばニューモシスチスカリニ肺炎)などの感染症の予防および/または治療方法に関する。
本発明の目的リポペプチド化合物は新規であり、下記の一般式(I)
Figure 2005524640

[式中、
は水素またはアシル基、
はカルバモイル基;保護されたアミノ(低級)アルキル基;アミノ(低級)アルキル基;保護されたグアニジノ(低級)アルキル基;グアニジノ(低級)アルキル基;または1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
は水素またはヒドロキシ基、
は保護されたアミノ(低級)アルキル基;アミノ(低級)アルキル基;複素環カルボニル(低級)アルキル基;低級アルキルカルバモイル(低級)アルキル基;保護されたカルボキシ(低級)アルキル基;カルボキシ(低級)アルキル基;保護されたグアニジノ(低級)アルキル基;グアニジノ(低級)アルキル基;ジ低級アルキルアミノ(低級)アルキル基;ヒドロキシおよび低級アルコキシよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で任意に置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基;アミノ(低級)アルカノイルアミノ(低級)アルキル基またはヒドロキシ(低級)アルキル基、
は保護されたヒドロキシ基またはヒドロキシ基、
をそれぞれ意味する。]
で表される化合物またはその塩。
新規リポペプチド化合物(I)またはその塩は、下記の反応式で示す諸方法によって製造することができる。
製造法1
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法2
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法3
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法4
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法5
Figure 2005524640
Figure 2005524640
出発化合物(I)またはその塩は、下記の反応式で示す諸方法によって製造することができる。
製造法A
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法B
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法C
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造法D
Figure 2005524640
Figure 2005524640

(上記各式中、R、R、R、R、およびRはそれぞれ前記定義の通りであり、
はアシル基、
は保護されたアミノ(低級)アルキル基または保護されたグアニジノ(低級)アルキル基、
はアミノ(低級)アルキル基またはグアニジノ(低級)アルキル基、
はアミノ(低級)アルキル基、
は1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
は保護されたアミノ(低級)アルキル基または保護されたグアニジノ(低級)アルキル基、
はアミノ(低級)アルキル基またはグアニジノ(低級)アルキル基、
はアミノ(低級)アルキル基、
は1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
は保護されたヒドロキシ基、
はヒドロキシ基、
はヒドロキシ保護基、
Xはハロゲン、
をそれぞれ意味する。)
新規リポペプチド化合物(I)の好適な塩は、医薬として許容される慣用の無毒の塩であって、塩基との塩または酸付加塩、たとえば無機塩基との塩、たとえばアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(たとえばカルシウム塩、マグネシウム塩など)、アンモニウム塩;有機塩基との塩、たとえば有機アミン塩(たとえばトリエチルアミン塩、ジイソプロピルエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、4−ジメチルアミノピリジン塩など);無機酸付加塩(たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩など);有機カルボキシスルホン酸付加塩(たとえば蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩など);塩基性または酸性アミノ酸(たとえばアルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸など)との塩を挙げることができる。
本明細書の以上および以下の記述において、本発明の範囲に包含される種々の定義の好適な例および実例を次に詳細に説明する。
「低級」とは、特記ない限り、炭素原子1ないし6個を有する基を意味する。
「1個またはそれ以上」の好適な例としては、1ないし6の数を挙げることができ、好ましくは、1ないし3の数を挙げることができ、最も好ましくは、1または2を挙げることができる。
「ハロゲン」の好適な例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などを挙げることができる。
「低級アルコキシ基」の好適な例としては、直鎖または分枝状のもの、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第三級ブトキシ、ペンチルオキシ、第三級ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシなどを挙げることができる。
「高級アルコキシ基」の好適な例としては、直鎖または分枝状のもの、たとえばヘプチルオキシ、オクチルオキシ、3,5−ジメチルオクチルオキシ、3,7−ジメチルオクチルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ドデシルオキシ、トリデシルオキシ、テトラデシルオキシ、ヘキサデシルオキシ、ヘプタデシルオキシ、オクタデシルオキシ、ノナデシルオキシ、イコシルオキシなどを挙げることができる。
「低級アルキル基」の好適な例としては、炭素原子1ないし6個を有する直鎖または分枝状のもの、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペンチル、第三級ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシルなどを挙げることができる。
「高級アルキル基」の好適な例としては、直鎖または分枝状のもの、たとえばヘプチル、オクチル、3,5−ジメチルオクチル、3,7−ジメチルオクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イコシルなどを挙げることができる。
「低級アルケニル基」の好適な例としては、炭素原子1ないし6個を有する直鎖または分枝状のもの、たとえばメチレン、ビニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、第二級ブテニル、第三級ブテニル、ペンテニル、第三級ペンテニル、ネオ−ペンテニル、ヘキセニル、イソヘキシルなどを挙げることができる。
「アリール基」および「アル」部分の好適な例としては、低級アルキルを有していてもよいフェニル(たとえばフェニル、メシチル、キシリル、トリルなど)、ナフチル、アントリル、インダニル、フルオレニルなどを挙げることができ、この「アリール基」および「アル」部分は1個またはそれ以上のハロゲンを有していてもよい。
「アロイル基」の好適な例としては、ベンゾイル、トルオイル、ナフトイル、アントリルカルボニルなどを挙げることができる。
「複素環基」の好適な例としては、
窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル(たとえば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリルなど)、テトラゾリル(たとえば1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリルなど)など;
窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、たとえばピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、アゼチジニルなど;
窒素原子1ないし4個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばインドリル、イソインドリル、インドリニル、インドリジニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラヒドロキノリルなど;
酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばオキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(たとえば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)など;
酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、たとえばモルホリニル、シドノニル、モルホリノなど;
酸素原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリルなど;
硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばチアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル(たとえば1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリルなど)、ジヒドロチアジニルなど;
硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基、たとえばチアゾリジニル、チオモルホリニル、チオモルホリンノなど;
硫黄原子1または2個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばチエニル、ジヒドロジチイニル、ジヒドロジチオニルなど;
硫黄原子1または2個および窒素原子1ないし3個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、イミダゾチアジアゾリルなど;
酸素原子1個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばフリルなど;
酸素原子1または2個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和素単環基、たとえばテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジオキサシクロペンタン、ジオキサシクロヘキサンなど;
酸素原子1個および硫黄原子1または2個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえばジヒドロオキサチイニルなど;
硫黄原子1または2個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチエニル、ベンゾジチイニルなど;
酸素原子1個および硫黄原子1または2個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサチイニルなど;などを挙げることができ、この「複素環基」は、低級アルキル、オキソ、シクロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、アミノを有していてもよいカルボキシ(低級)アルカノイルおよび複素環カルボニルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい。
「シクロ(低級)アルキル基」の好適な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを挙げることができ、この「シクロ(低級)アルキル基」は1個またはそれ以上の低級アルキルを有していてもよい。
「シクロ(低級)アルキルオキシ基」の好適な例としては、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシなどを挙げることができる。
「シクロ(低級)アルケニルオキシ基」の好適な例としては、シクロプロペニルオキシ、シクロブテニルオキシ、シクロペンテニルオキシ、シクロヘキセニルオキシなどを挙げることができる。
「フェニル(低級)アルキル基」の好適な例としては、ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、フェニルブチルなどを挙げることができる。
「シクロ(低級)アルキル(低級)アルキルオキシ基」の好適な例としては、シクロプロピルメトキシ、シクロブチルエトキシ、シクロペンチルプロポキシ、シクロヘキシルメトキシなどを挙げることができる。
「シクロ(高級)アルキル基」の好適な例としては、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシルなどを挙げることができる。
「アシル基」の好適な例としては、カルボン酸、炭酸、カルバミン酸、スルホン酸などから誘導された脂肪族アシル、芳香族アシル、アリール脂肪族アシルおよび複素環脂肪族アシルを挙げることができる。
前記「アシル基」の好適な例としては、下記のものを挙げることができる。
カルボキシ;カルバモイル;モノまたはジ(低級)アルキルカルバモイル(たとえばメチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジエチルカルバモイルなど);
脂肪族アシル、たとえば低級または高級アルカノイル(たとえばホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロパノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、ヘプタデカノイル、オクタデカノイル、ノナデカノイル、イコサノイルなど);
低級または高級アルコキシカルボニル(たとえばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、第三級ブトキシカルボニル、第三級ペンチルオキシカルボニル、ヘプチルオキシカルボニルなど);低級アルケニルオキシカルボニル(たとえばビニルオキシカルボニル、プロペニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、ブテジエニルオキシカルボニル、ペンテニルオキシカルボニル、ヘキセニルオキシカルボニルなど);
低級または高級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニル、エチルスルホニルなど);
低級または高級アルコキシスルホニル(たとえばメトキシスルホニル、エトキシスルホニルなど);など;
芳香族アシル、たとえば
アロイル(たとえばベンゾイル、トルオイル、ナフトイルなど);
アル(低級)アルカノイル[たとえばフェニル(C−C)アルカノイル(たとえばフェニルアセチル、フェニルプロパノイル、フェニルブタノイル、フェニルイソブタノイル、フェニルペンタノイル、フェニルヘキサノイルなど)、ナフチル(C−C)アルカノイル(たとえばナフチルアセチル、ナフチルプロパノイル、ナフチルブタノイルなど)など];
アル(低級)アルケノイル[たとえばフェニル(C−C)アルケノイル(たとえばフェニルプロペノイル、フェニルブテノイル、フェニルメタクリロイル、フェニルペンタノイル、フェニルヘキセノイルなど)、ナフチル(C−C)アルケノイル(たとえばナフチルプロペノイル、ナフチルブテノイルなど)など];
アル(低級)アルコキシカルボニル[たとえばフェニル(C−C)アルコキシカルボニル(たとえばベンジルオキシカルボニルなど)、フルオレニル(C−C)アルコキシカルボニル(たとえばフルオレニルメチルオキシカルボニルなど)など];
アリールオキシカルボニル(たとえばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニルなど);
アリールオキシ(低級)アルカノイル(たとえばフェノキシアセチル、フェノキシプロピオニルなど);
アリールカルバモイル(たとえばフェニルカルバモイルなど);
アリールチオカルバモイル(たとえばフェニルチオカルバモイルなど);
アリールグリオキシロイル(たとえばフェニルグリオキシロイル、ナフチルグリオキシロイルなど);
低級アルキルを1ないし4個有していてもよいアリールスルホニル(たとえばフェニルスルホニル、p−トリルスルホニルなど);
1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたアロイル(たとえばベンゾイル);など;
複素環アシル、たとえば
複素環カルボニル;
複素環(低級)アルカノイル(たとえば複素環アセチル、複素環プロパノイル、複素環ブタノイル、複素環ペンタノイル、複素環ヘキサノイルなど);
複素環(低級)アルケノイル(たとえば複素環プロペノイル、複素環ブテノイル、複素環ペンテノイル、複素環ヘキセノイルなど);
複素環グリオキシロイル;など;
ここで、「複素環カルボニル」、「複素環(低級)アルカノイル」、「複素環(低級)アルケノイル」および「複素環グリオキシロイル」における好適な「複素環」部分としては、前記の「複素環」部分を挙げることができる。
の「アシル基」の好適な例としては、前記の「アシル基」を挙げることができ、好ましいものとしては、低級アルコキシカルボニル、高級アルカノイル、アル(低級)アルコキシカルボニル、1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたベンゾイル、1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたナフトイルおよび1個またはそれ以上の適当な置換基で置換された複素環カルボニルを挙げることができる。
「1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたベンゾイル」および「1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたナフトイル」における「適当な置換基」の好適な例としては、
低級アルコキシ、クロロフェニル、低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキルオキシ、シクロ(低級)アルキル、フェニル(低級)アルキルオキシ、フェニル、低級アルコキシ(低級)アルコキシ、低級アルコキシ(高級)アルコキシ、シクロ(低級)アルケニルオキシ、フェニルで置換された低級アルコキシ(低級)アルキルおよびシクロ(低級)アルキル(低級)アルキルオキシよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルコキシ(低級)アルコキシ、シクロ(低級)アルキルオキシ、低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルキル、低級アルコキシ(低級)アルキルおよび低級アルコキシよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルコキシで置換された高級アルコキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキル、複素環基で置換されたフェニル(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル、シクロ(高級)アルキル、低級アルコキシ(高級)アルキル、複素環基および低級アルキリデンで置換されたシクロ(低級)アルキルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルコキシ(高級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
低級アルコキシで置換されたフェニルで置換されたチアゾリル、
シクロ(低級)アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルおよびフェニルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で任意に置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニル、
フェニルで置換された複素環オキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
低級アルコキシで置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
低級アルコキシ(高級)アルコキシ、1個またはそれ以上の低級アルコキシで任意に置換されたテトラヒドロキノリル、シクロ(低級)アルキルオキシで置換されたピペリジルおよびモルホリノで置換されたフェニルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたフェニル、
低級アルコキシ(高級)アルコキシ、
高級アルコキシ、
低級アルコキシおよびフェニルで置換された複素環基、低級アルコキシ(低級)アルコキシ、トリルで置換された複素環基および低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニル、
シクロ(低級)アルキルおよび低級アルキルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニル、
低級アルキルで置換された複素環基および低級アルコキシよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニル、
低級アルコキシで置換されたフェニルで置換されたピラゾリルを挙げることができ、
「1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたベンゾイル」および「1個またはそれ以上の適当な置換基で置換されたナフトイル」における適当な置換基の好ましい例としては、
メトキシ、クロロフェニル、メトキシブトキシメチル、シクロヘキシルオキシ、シクロヘキシル、ベンジルオキシ、フェニル、シクロペンチル、メトキシペンチルオキシ、メトキシヘプチルオキシ、シクロヘキセニルオキシ、メトキシブトキシ、フェニルで置換されたメトキシメチル、シクロヘキシルメトキシおよびメトキシペンチルオキシメチルよりなる群から選択された1個または2個の置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、メトキシブトキシ、シクロヘキシルオキシ、メトキシエトキシメチル、エトキシメチル、エトキシプロポキシ、ブトキシ、エトキシおよびメトキシプロポキシよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシで置換されたヘプチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メチルで任意に置換されたシクロヘキシル、モルホリノで置換されたベンジル、シクロペンチルメチル、シクロペンチル、シクロヘプチル、シクロヘキシルメチル、メトキシヘプチル、ピリジル、ピリミジニルおよびメチリデンで置換されたシクロヘキシルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メチルで置換されたシクロヘキシルおよびエチルで置換されたシクロヘキシルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシヘキシルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシヘプチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシオクチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシペンチルオキシで置換されたピペリジルおよびペンチルオキシよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
ペンチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアゾリル、
メトキシ、シクロヘキシル、シクロペンチル、エチルおよびフェニルよりなる群から選択された1個または2個の置換基で任意に置換されたシクロヘキシルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニル、
フェニルで置換されたピペリジルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
メトキシヘプチルオキシ、メトキシオクチルオキシ、2個のメトキシで任意に置換されたテトラヒドロキノリル、シクロヘキシルオキシで置換されたピペリジルおよびモルホリノで置換されたフェニルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニル、
メトキシヘプチルオキシ、
オクチルオキシ、
メトキシおよびフェニルで置換されたピペリジル、メトキシヘキシルオキシ、トリルで置換されたピペリジルおよびメトキシペンチルオキシで置換されたフェニルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニル、
シクロヘキシルおよびペンチルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニル、
2個のメチルで置換されたモルホリノおよびヘキシルオキシよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニル、
ヘキシルオキシで置換されたフェニルで置換されたピラゾリルを挙げることができる。
「1個またはそれ以上の適当な置換基で置換された複素環カルボニル」における「適当な置換基」の好適な例としては、高級アルコキシ、および低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換された複素環基を挙げることができ、好ましいものとしては、デシルオキシ、およびメトキシエトキシまたはエトキシエトキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルを挙げることができる。
における「アシル基」のより好適な例としては、第三級ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、
メトキシ、クロロフェニル、メトキシブトキシメチル、シクロヘキシルオキシ、シクロヘキシル、ベンジルオキシ、フェニル、シクロペンチル、メトキシペンチルオキシ、メトキシヘプチルオキシ、シクロヘキセニルオキシ、メトキシブトキシ、フェニルで置換されたメトキシメチル、シクロヘキシルメトキシおよびメトキシペンチルオキシメチルよりなる群から選択された1個または2個の置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、メトキシブトキシ、シクロヘキシルオキシ、メトキシエトキシメチル、エトキシメチル、エトキシプロポキシ、ブトキシ、エトキシおよびメトキシプロポキシよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシで置換されたヘプチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メチルで任意に置換されたシクロヘキシル、モルホリノで置換されたベンジル、シクロペンチルメチル、シクロペンチル、シクロヘプチル、シクロヘキシルメチル、メトキシヘプチル、ピリジル、ピリミジニルおよびメチリデンで置換されたシクロヘキシルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メチルで置換されたシクロヘキシルおよびエチルで置換されたシクロヘキシルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシヘキシルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシヘプチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシオクチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシペンチルオキシで置換されたピペリジルおよびペンチルオキシよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
ペンチルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシ、シクロヘキシル、シクロペンチル、エチルおよびフェニルよりなる群から選択された1個または2個の置換基で任意に置換されたシクロヘキシルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたベンゾイル、
フェニルで置換されたピペリジルオキシで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシヘプチルオキシ、メトキシオクチルオキシ、2個のメトキシで任意に置換されたテトラヒドロキノリル、シクロヘキシルオキシで置換されたピペリジルおよびモルホリノで置換されたフェニルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたベンゾイル、
メトキシヘプチルオキシで置換されたナフトイル、
オクチルオキシで置換されたベンゾイル、
メトキシとフェニルで置換されたピペリジル、メトキシヘキシルオキシ、トリルで置換されたピペリジルおよびメトキシペンチルオキシで置換されたフェニルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニルで置換されたベンゾイル、
シクロヘキシルおよびペンチルよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたベンゾイル、
2個のメチルで置換されたモルホリノおよびヘキシルオキシよりなる群から選択された1個の適当な置換基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたベンゾイル、
ヘキシルオキシで置換されたフェニルで置換されたピラゾリルで置換されたベンゾイル、
メトキシエトキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたピリジルカルボニルまたは
エトキシエトキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルで置換されたピリジルカルボニルを挙げることができる。
「保護されたアミノ(低級)アルキル」における「保護」部分の好適な例としては、前記の「アシル基」を挙げることができ、好ましいものとしては、下記の「アミノ保護基」を、最も好ましいものとしては、アセチル、2−アセチルオキシプロピオニル、メチルスルホニル、2,5−ジアミノペンタノイル、ベンジルオキシカルボニル、フルオレニルメトキシカルボニル、アリルオキシカルボニルおよび第三級ブトキシカルボニルを挙げることができる。
「アミノ保護基」の好適な例としては、前記の「アシル基」、アル(低級)アルコキシカルボニルおよび低級アルコキシカルボニルなどの慣用の保護基を挙げることができ、好ましいものとしては、フェニル(C−C)アルコキシカルボニル、フルオレニル(C−C)アルコキシカルボニルおよび(C−C)アルコキシカルボニルを挙げることができ、最も好ましいものとしては、ベンジルオキシカルボニル、フルオレニルメトキシカルボニルおよび第三級ブトキシカルボニルを挙げることができる。
「保護されたアミノ(低級)アルキル」および「アミノ(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「保護されたアミノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、アセチルアミノ(低級)アルキル、2−アセチルオキシプロピオニルアミノ(低級)アルキル、メチルスルホニルアミノ(低級)アルキル、2,5−ジアミノペンタノイルアミノ(低級)アルキル、ベンジルオキシカルボニルアミノ(低級)アルキル、フルオレニルメトキシカルボニルアミノ(低級)アルキル、アリルオキシカルボニルアミノ(低級)アルキルおよび第三級ブトキシカルボニルアミノ(低級)アルキルを挙げることができ、好ましいものとしては、フェニル(C−C)アルコキシカルボニルアミノ(C−C)アルキル、フルオレニル(C−C)アルコキシカルボニルアミノ(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシカルボニルアミノ(C−C)アルキルを挙げることができ、最も好ましいものとしては、ベンジルオキシカルボニルアミノプロピル、ベンジルオキシカルボニルアミノエチル、ベンジルオキシカルボニルアミノメチル、フルオレニルメトキシカルボニルアミノプロピル、フルオレニルメトキシカルボニルアミノエチル、フルオレニルメトキシカルボニルアミノメチル、第三級ブトキシカルボニルアミノプロピル、第三級ブトキシカルボニルアミノエチルおよび第三級ブトキシカルボニルアミノメチルを挙げることができる。
「アミノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、アミノメチル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノイソプロピル、アミノブチル、アミノペンチルおよびアミノヘキシルを挙げることができる。
「複素環カルボニル(低級)アルキル」における「複素環」部分の好適な例としては、前記の「複素環基」を挙げることができ、好ましいものとしては、窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の飽和複素単環基を挙げることができ、最も好ましいものとしては、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニルおよびアゼチジニルを挙げることができる。
「複素環カルボニル(低級)アルキル」における「低級アルキル」部分の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「複素環カルボニル(低級)アルキル基」の好適な例としては、ピロリジニルカルボニル(C−C)アルキル、ピペリジルカルボニル(C−C)アルキルおよびピペラジニルカルボニル(C−C)アルキルを挙げることができ、好ましいものとしては、ピロリジニルカルボニルメチル、ピペリジルカルボニルメチル、ピペラジニルカルボニルメチル、ピペリジルカルボニルエチル、ピペラジニルカルボニルエチル、ピペリジルカルボニルプロピルおよびピペラジニルカルボニルブチルを挙げることができる。
「複素環カルボニル」における「複素環」部分の好適な例としては、前記の「複素環基」を挙げることができ、好ましいものとしては、
窒素原子1ないし4個を有する不飽和縮合複素環基(たとえばインドリル、イソインドリル、インドリニル、インドリジニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラヒドロキノリルなど)または
窒素原子1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基(たとえばピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル(たとえば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリルなど)、テトラゾリル(たとえば1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリルなど)など)を挙げることができ、最も好ましいものとしては、インドリルおよびピリジルを挙げることができる。
「低級アルキルカルバモイル(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「低級アルキルカルバモイル(低級)アルキル基」の好適な例としては、(C−C)アルキルカルバモイル(C−C)アルキルを挙げることができ、最も好ましいものとしては、メチルカルバモイルメチル、エチルカルバモイルエチル、エチルカルバモイルプロピルおよびメチルカルバモイルエチルを挙げることができる。
「カルボキシ(低級)アルキル基」の好適な例としては、カルボキシメチル、1−カルボキシエチル、2−カルボキシエチル、2−カルボキシプロピル、3−カルボキシブチル、2−カルボキシ−1,1−ジメチルエチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキシヘキシルなどを挙げることができ、好ましいものとしては、カルボキシ(C−C)アルキルを挙げることができ、より好ましいものとしては、カルボキシメチルまたは2−カルボキシエチルを挙げることができる。
「保護されたカルボキシ(低級)アルキル」における好適な「保護されたカルボキシ」部分は、エステル化されたカルボキシ基などであり、前記エステル化されたカルボキシ基のエステル部分の具体例としては、適当な置換基を有していてもよい低級アルキルエステル[たとえばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、第三級ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、1−シクロプロピルエチルエステルなど]などであり、たとえば低級アルカノイルオキシ(低級)アルキルエステル[たとえばアセトキシメチルエステル、プロピオニルオキシメチルエステル、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロイルオキシメチルエステル、1−アセトキシエチルエステル、1−プロピオニルオキシエチルエステル、ピバロイルオキシメチルエステル、2−プロピオニルオキシエチルエステル、ヘキサノイルオキシメチルエステルなど]、低級アルカンスルホニル(低級)アルキルエステル[たとえば2−メシルエチルエステルなど]またはモノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アルキルエステル[たとえば2−ヨードエチルエステル、2,2,2−トリクロロエチルエステルなど];低級アルケニルエステル[たとえばビニルエステル、アリルエステルなど];低級アルキニルエステル[たとえばエチニルエステル、プロピニルエステルなど];適当な置換基を有していてもよいアル(低級)アルキルエステル[たとえばベンジルエステル、4−メトキシベンジルエステル、4−ニトロベンジルエステル、フェネチルエステル、トリチルエステル、ベンズヒドリルエステル、ビス(メトキシフェニル)メチルエステル、3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−ヒドロキシ−3,5−ジ第三級ブチルベンジルエステルなど];適当な置換基を有していてもよいアリールエステル[たとえばフェニルエステル、4−クロロフェニルエステル、トリルエステル、4−第三級ブチルフェニルエステル、キシロイエステル、メシチルエステル、クメニルエステルなど]などを挙げることができ、好ましいものとしては、(C−C)アルキルエステルを、最も好ましいものとしては、第三級ブチルエステルを挙げることができる。
「保護されたカルボキシ(低級)アルキル」における好適な「低級アルキル」部分としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができる。
「保護されたカルボキシ(低級)アルキル基」の好適な例としては、低級アルコキシカルボニル(低級)アルキルを挙げることができ、好ましいものとしては、(C−C)アルコキシカルボニル(C−C)アルキルを、より好ましいものとしては、第三級ブトキシカルボニルメチルを挙げることができる。
「保護されたヒドロキシ」における「ヒドロキシ保護基」の好適な例としては、上記のアシル(たとえば低級アルカノイルなど)、1個またはそれ以上の適当な置換基(たとえばベンジル、4−メトキシベンジル、トリチルなど)を有していてもよいフェニル(低級)アルキル、三置換シリル[たとえばトリ(低級)アルキルシリル(たとえばトリメチルシリル、第三級ブチルジメチルシリルなど)など]、テトラヒドロピラニルなどを挙げることができる。
「保護されたヒドロキシ基」の好適な例としては、ベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキシ、トリチルオキシ、トリメチルシリルオキシ、第三級ブチルジメチルシリルオキシおよびテトラヒドロピラニルオキシを挙げることができる。
「保護されたグアニジノ(低級)アルキル」における「保護」部分の好適な例としては、前記の「アシル基」を挙げることができ、好ましいものとしては、「下記のグアニジノ保護基」を、最も好ましいものとしては、アセチル、2−アセチルオキシプロピオニル、メチルスルホニル、2,5−ジアミノペンタノイル、ベンジルオキシカルボニル、フルオレニルメトキシカルボニル、アリルオキシカルボニルおよび第三級ブトキシカルボニルを挙げることができる。
「グアニジノ保護基」の好適な例としては、前記の「アシル基」、アル(低級)アルコキシカルボニルおよび低級アルコキシカルボニルなどの慣用の保護基を挙げることができ、好ましいものとしては、フェニル(C−C)アルコキシカルボニル、フルオレニル(C−C)アルコキシカルボニルおよび(C−C)アルコキシカルボニルを、最も好ましいものとしては、ベンジルオキシカルボニル、フルオレニルメトキシカルボニルおよび第三級ブトキシカルボニルを挙げることができる。
「保護されたグアニジノ(低級)アルキル」および「グアニジノ(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「保護されたグアニジノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、アセチルグアニジノ(低級)アルキル、2−アセチルオキシプロピオニルグアニジノ(低級)アルキル、メチルスルホニルグアニジノ(低級)アルキル、2,5−ジアミノペンタノイルグアニジノ(低級)アルキル、ベンジルオキシカルボニルグアニジノ(低級)アルキル、フルオレニルメトキシカルボニルグアニジノ(低級)アルキル、アリルオキシカルボニルグアニジノ(低級)アルキルおよび第三級ブトキシカルボニルグアニジノ(低級)アルキルを挙げることができ、好ましいものとしては、フェニル(C−C)アルコキシカルボニルグアニジノ(C−C)アルキル、フルオレニル(C−C)アルコキシカルボニルグアニジノ(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシカルボニルグアニジノ(C−C)アルキルを、最も好ましいものとしては、ベンジルオキシカルボニルグアニジノプロピル、ベンジルオキシカルボニルグアニジノエチル、ベンジルオキシカルボニルグアニジノメチル、フルオレニルメトキシカルボニルグアニジノプロピル、フルオレニルメトキシカルボニルグアニジノエチル、フルオレニルメトキシカルボニルグアニジノメチル、第三級ブトキシカルボニルグアニジノプロピル、第三級ブトキシカルボニルグアニジノエチルおよび第三級ブトキシカルボニルグアニジノメチルを挙げることができる。
「グアニジノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、グアニジノメチル、グアニジノエチル、グアニジノプロピル、グアニジノイソプロピル、グアニジノブチル、グアニジノペンチルおよびグアニジノヘキシルを挙げることができる。
「低級アルキルアミノ(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「低級アルキルアミノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、メチルアミノメチル、エチルアミノメチル、エチルアミノエチル、プロピルアミノメチル、プロピルアミノエチル、イソプロピルアミノメチル、イソプロピルアミノエチル、ブチルアミノメチルおよびヘキシルアミノメチルを挙げることができる。
「ジ低級アルキルアミノ(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「ジ低級アルキルアミノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、ジメチルアミノメチル、ジエチルアミノメチル、ジエチルアミノエチル、ジプロピルアミノメチル、ジプロピルアミノエチル、ジイソプロピルアミノメチル、ジイソプロピルアミノエチル、ジブチルアミノメチルおよびジヘキシルアミノメチルを挙げることができる。
「アミノ(低級)アルカノイルアミノ(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「アミノ(低級)アルカノイルアミノ(低級)アルキル」における「低級アルカノイル基」の好適な例としては、前記の「低級アルカノイル」を挙げることができ、好ましいものとしては、ホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロパノイルおよびヘキサノイルを挙げることができる。
「アミノ(低級)アルカノイルアミノ(低級)アルキル基」の好適な例としては、アミノアセチルアミノメチル、アミノアセチルアミノエチル、アミノプロパノイルアミノメチル、アミノプロパノイルアミノエチル、アミノプロパノイルアミノプロピルおよびアミノブタノイルアミノエチルを挙げることができる。
「ヒドロキシ(低級)アルキル」における「低級アルキル基」の好適な例としては、前記の「低級アルキル」を挙げることができ、好ましいものとしては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルを挙げることができる。
「ヒドロキシ(低級)アルキル基」の好適な例としては、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチルおよびヒドロキシヘキシルを挙げることができる。
特に、本発明のリポペプチド化合物(I)の好ましい例としては、
化合物(I)において、
がアシル基、
がアミノ(低級)アルキル基または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
が水素、
がアミノ(低級)アルキル基または1個または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
がヒドロキシ基、
である化合物を挙げることができ、
リポペプチド化合物(I)のより好ましい例として、
化合物(I)において、
が、
1) 低級アルコキシ、シクロ(低級)アルキル、低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルキル、低級アルコキシ(低級)アルコキシ、フェニルで置換された低級アルコキシ(低級)アルキルおよびシクロ(低級)アルキル(低級)アルキルオキシよりなる群から選択された1個または2個の置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
2) 低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル
3) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル、シクロ(高級)アルキル、低級アルコキシ(高級)アルキルおよび低級アルキリデンで置換されたシクロ(低級)アルキルよりなる群から選択された置換基で置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
4) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリル、
5) 低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
6) シクロ(低級)アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルおよびフェニルよりなる群から選択された1個または2個の置換基で任意に置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニル、
7) 低級アルコキシで置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
8) シクロ(低級)アルキルオキシで置換されたピペリジルおよびモルホリノで置換されたフェニルよりなる群から選択された置換基で置換されたフェニル、
8) 低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたピペラジニル、
9) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルおよび、
10) 低級アルキルと低級アルコキシで置換された複素環基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニルまたは低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換された複素環基で置換された複素環カルボニル、
よりなる群から選択された置換基で置換されたベンゾイル基、
がアミノ(低級)アルキル基または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
が水素、
がアミノ(低級)アルキル基または1個または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
がヒドロキシ基、
である化合物を挙げることができ、
リポペプチド化合物(I)の最も好ましい例として、
化合物(I)において、
が、
1) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルおよびシクロ(低級)アルキルよりなる群から選択された置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルおよび、
2) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリル、
よりなる群から選択された置換基で置換されたベンゾイル基、
がアミノ(低級)アルキル基または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
が水素、
がアミノ(低級)アルキル基または1個または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
がヒドロキシ基、
である化合物を挙げることができる。
本発明のリポペプチド化合物(I)の製造法を次に詳細に説明する。
製造法1
化合物(Ia)またはその塩は、化合物(II)またはヒドロキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、化合物(VII)またはその反応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することができる。
この反応は、通常、溶媒、たとえば水、アルコール(たとえばメタノール、エタノールなど)、ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、トルエン、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロホルム、ジオキサン、ジエチルエーテルまたは反応に悪影響を及ぼさない他の溶媒、またはそれらの混合物中で行われる。
反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
反応は、通常、ルイス酸などの酸の存在下で実施される。
好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]および無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、臭化水素、ハロゲン化亜鉛(たとえば塩化亜鉛、臭化亜鉛など)など]などを挙げることができる。
反応は、無機または有機の塩基の存在下で実施することもでき、塩基の例としては、アルカリ金属(たとえばナトリウム、カリウムなど)、アルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ金属炭酸水素塩(たとえば炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、トリ(低級)アルキルアミン(たとえばトリエチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなど)、アルカリ金属水素化物(たとえば水素化ナトリウムなど)、アルカリ金属(低級)アルコキシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなど)、ピリジン、ルチジン、ピコリン、ジメチルアミノピリジン、N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミン、N,N−ジ(低級)アルキルアニリンなどを挙げることができる
塩基、酸および/または出発化合物が液体である場合、それらも溶媒として使用できる。
製造法2
目的化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)またはその塩をアミノ保護基の脱離反応に付すことによって製造することができる。
この反応は加水分解、還元などの慣用の方法にしたがって実施される。
加水分解は、塩基またはルイス酸などの酸の存在下で実施するのが好ましい。好適な塩基としては、無機塩基および有機塩基、たとえばアルカリ金属[たとえばナトリウム、カリウムなど]、アルカリ土類金属[たとえばマグネシウム、カルシウムなど]、その水酸化物または炭酸塩または重炭酸塩、トリアルキルアミン[たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミンなど]、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンなどを挙げることができる。
好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]および無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、臭化水素など]を挙げることができる。トリハロ酢酸[たとえばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]などのルイス酸を用いる脱離は、カチオン捕捉剤[たとえばアニソール、フェノールなど]の存在下で実施するのが好ましい。
反応は、通常、溶媒、たとえば水、アルコール[たとえばメタノール、エタノールなど]、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、それらの混合物または反応に悪影響を及ぼさない他の溶媒中で行われる。液体の塩基または酸も溶媒として使用できる。反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
脱離反応に適用可能な還元反応としては、化学還元および触媒還元を挙げることができる。
化学還元に用いられる好適な還元剤としては、金属[たとえば錫、亜鉛、鉄など]または金属化合物[たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど]と有機酸または無機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸など]との組合せを挙げることができる。
触媒還元に使用される好適な触媒としては、慣用の触媒、たとえば白金触媒[たとえば白金板、白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線など]、パラジウム触媒[たとえばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウムなど]、ニッケル触媒[たとえば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど]、コバルト触媒[たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど]、鉄触媒[たとえば還元鉄、ラネー鉄など]、銅触媒[たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など]などを挙げることができる。
還元は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、メタノール、エタノール、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミドまたはそれらの混合物中で行われる。さらに、化学還元に用いられる上記の酸が液体である場合、それらもまた溶媒として使用できる。また、触媒還元に用いられる好適な溶媒としては、上記の溶媒、他の慣用の溶媒、たとえばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなど、またはそれらの混合物を挙げることができる。
この還元の反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
製造法3
目的化合物(Id)またはその塩は、化合物(Ic)またはその塩をアミノ保護基の脱離反応に付すことによって製造することができる。
この反応は加水分解、還元などの慣用の方法にしたがって実施される。
加水分解は、塩基またはルイス酸などの酸の存在下で実施するのが好ましい。好適な塩基としては、無機塩基および有機塩基、たとえばアルカリ金属[たとえばナトリウム、カリウムなど]、アルカリ土類金属[たとえばマグネシウム、カルシウムなど]、その水酸化物または炭酸塩または重炭酸塩、トリアルキルアミン[たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなど]、ピリジン、ジ(低級)アルキルアミノピリジン(たとえば4−ジメチルアミノピリジンなど)、N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミン、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンなどを挙げることができる。
好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]および無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、臭化水素など]を挙げることができる。トリハロ酢酸[たとえばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]などのルイス酸を用いる脱離は、カチオン捕捉剤[たとえばアニソール、フェノールなど]の存在下で実施するのが好ましい。
反応は、通常、溶媒、たとえば水、アルコール[たとえばメタノール、エタノールなど]、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、それらの混合物または反応に悪影響を及ぼさない他の溶媒中で行われる。液体の塩基または酸も溶媒として使用できる。反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
脱離反応に適用可能な還元反応としては、化学還元および触媒還元を挙げることができる。
化学還元に用いられる好適な還元剤としては、金属[たとえば錫、亜鉛、鉄など]または金属化合物[たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど]と有機酸または無機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸など]との組合せを挙げることができる。
触媒還元に使用される好適な触媒としては、慣用の触媒、たとえば白金触媒[たとえば白金板、白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線など]、パラジウム触媒[たとえばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウムなど]、ニッケル触媒[たとえば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど]、コバルト触媒[たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど]、鉄触媒[たとえば還元鉄、ラネー鉄など]、銅触媒[たとえば還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など]などを挙げることができる。
還元は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、メタノール、エタノール、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミドまたはそれらの混合物中で行われる。さらに、化学還元に用いられる上記の酸が液体である場合、それらもまた溶媒として使用できる。また、触媒還元に用いられる好適な溶媒としては、上記の溶媒、他の慣用の溶媒、たとえばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなど、またはそれらの混合物を挙げることができる。
この還元の反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
製造法4
目的化合物(If)またはその塩は、化合物(Ie)またはアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、式
−OH (VIII)
(式中、R はアシル基を意味する。)
で表される化合物(VIII)またはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することができる。
化合物(VIII)のカルボキシ基における好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性アミド、活性エステルなどを挙げることができる。反応性誘導体の好適な例としては、酸塩化物;酸アジ化物;置換された燐酸[たとえばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸など]、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、スルホン酸[たとえばメタンスルホン酸など]、脂肪族カルボン酸[たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロロ酢酸など]、芳香族カルボン酸[たとえば安息香酸など]などの酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾール、テトラゾールまたは1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールとの活性アミド;または活性エステル[たとえばシアノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルイミノメチル[(CH=CH−]エステル、ビニルエステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステルなど]、またはN−ヒドロキシ化合物[たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールなど]とのエステルなどを挙げることができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物(VIII)の種類に応じて任意に選択できる。
化合物(VIII)およびその反応性誘導体の好適な塩としては、リポペプチド化合物(I)で例示したのと同じものを挙げることができる。
反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば水、アルコール[たとえばメタノール、エタノールなど]、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンまたは反応に悪影響を及ぼさない他の有機溶媒中で行われる。これらの慣用の溶媒を水と混合して用いてもよい。
この反応において、化合物(VIII)が遊離酸またはその塩の形態で使用される場合、反応は慣用の縮合剤の存在下で行われることが好ましく、縮合剤の例としては、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’−ジエチルカルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N−カルボニルビス−(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アルコキシ−2−クロロエチレン;亜燐酸トリアルキル;ポリ燐酸エチル、ポリ燐酸イソプロピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩化チオニル;塩化オキサリル;ハロ蟻酸低級アルキル[たとえばクロロ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソプロピルなど];亜燐酸トリフェニル;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、クロロ蟻酸トリクロロメチル、オキシ塩化燐、塩化メタンスルホニルなどと反応させて調製されるいわゆるビルスマイヤー試薬などを挙げることができる。
この反応は、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、トリ(低級)アルキルアミン(たとえばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなど)、ピリジン、ジ(低級)アルキルアミノピリジン(たとえば4−ジメチルアミノピリジンなど)、N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミンなどの有機または無機の塩基の存在下でも実施可能である。
反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
製造法5
目的化合物(Ih)またはその塩は、化合物(Ig)またはアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、式
=O (IX)
(式中、Rは1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキル基である。)
で表される化合物(IX)またはその反応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することができる。
化合物(IX)の好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性エステルなどを挙げることができる。好適な例としては、酸塩化物;酸アジ化物;置換された燐酸(たとえばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸など)、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、アルカンスルホン酸(たとえばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸など)、硫酸、アルキルカルボン酸、脂肪族カルボン酸(たとえばピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロロ酢酸など)、芳香族カルボン酸(たとえば安息香酸など)などの酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾールまたはテトラゾールとの活性アミド;活性エステル(たとえばシアノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ビニルエステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステルなど);N−ヒドロキシ化合物(たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾールなど)とのエステルなどを挙げることができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物(IX)の種類に応じて任意に選択できる。
反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンまたは反応に悪影響を及ぼさない他の有機溶媒、またはそれらの混合物中で行われる。
この反応において、化合物(IX)が遊離酸またはその塩の形態で使用される場合、反応は慣用の縮合剤の存在下で行われることが好ましく、縮合剤の例としては、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N−カルボニル−ビス(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アルコキシ−1−クロロエチレン;亜燐酸トリアルキル;ポリ燐酸イソプロピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩化チオニル;塩化オキサリル;亜燐酸トリフェニル;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、オキシ塩化燐などと反応させて調製されるいわゆるビルスマイヤー試薬などを挙げることができる。
この反応は、アルカリ金属重炭酸塩、トリ(低級)アルキルアミン(たとえばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなど)、ピリジン、ジ(低級)アルキルアミノピリジン(たとえば4−ジメチルアミノピリジンなど)、N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミンなどの有機または無機の塩基の存在下でも実施できる。
反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加熱下で行われる。
製造法A
目的化合物(IV)またはその塩は、化合物(III)またはヒドロキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を化合物(X)またはその反応性誘導体またはその塩と反応させることにより製造することができる。
この反応は製造法1と同様の方法にしたがって実施されるので、使用される試薬および反応条件(たとえば溶媒、反応温度など)については、製造法1の説明を参照すればよい。
製造法B
目的化合物(V)またはその塩は、化合物(IV)またはカルバモイル基におけるその反応性誘導体またはその塩を脱水反応に付すことにより製造することができる。
この反応は、製造例27に示される方法またはそれと同様の方法にしたがって実施することができる。
製造法C
化合物(VI)またはその塩は、化合物(V)またはスルホン酸基におけるその反応性誘導体またはその塩をスルホン酸基の加水分解反応に付すことにより製造することができる。
加水分解は、塩基またはルイス酸などの酸の存在下で実施するのが好ましい。
好適な塩基としては、無機塩基および有機塩基、たとえばアルカリ金属[たとえばナトリウム、カリウムなど]、アルカリ土類金属[たとえばマグネシウム、カルシウムなど]、その水酸化物または炭酸塩または炭酸水素塩、トリアルキルアミン[たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミンなど]、ピコリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エンなどを挙げることができる。
好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]および無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、臭化水素など]を挙げることができる。
トリハロ酢酸[たとえばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸など]などのルイス酸を用いる脱離は、カチオン捕捉剤[たとえばアニソール、フェノールなど]の存在下で実施するのが好ましい。
反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば水、アルコール[たとえばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど]、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロホルム、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたは反応に悪影響を及ぼさない他の有機溶媒、またはそれらの混合物中で行われる。
反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
製造法D
化合物(II)またはその塩は、化合物(VI)またはその塩を還元し、式
−OH (XI)
(式中、Rはアシル基を意味する。)
で表される化合物(XI)またはその反応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造することができる。
化合物(XI)の好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性エステルなどを挙げることができる。好適な例としては、酸塩化物;酸アジ化物;置換された燐酸(たとえばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸など)、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、アルカンスルホン酸(たとえばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸など)、硫酸、アルキルカルボン酸、脂肪族カルボン酸(たとえばピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロロ酢酸など)、芳香族カルボン酸(たとえば安息香酸など)などの酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、トリアゾールまたはテトラゾールとの活性アミド;活性エステル(たとえばシアノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ビニルエステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステルなど);N−ヒドロキシ化合物(たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾールなど)とのエステルなどを挙げることができる。これらの反応性誘導体は、使用する化合物(X)の種類に応じて任意に選択できる。
反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンまたは反応に悪影響を及ぼさない他の有機溶媒、またはそれらの混合物中で行われる。
この反応において、化合物(X)が遊離酸またはその塩の形態で使用される場合、反応は慣用の縮合剤の存在下で行われることが好ましく、縮合剤の例としては、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;N,N−カルボニル−ビス(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アルコキシ−1−クロロエチレン;亜燐酸トリアルキル;ポリ燐酸イソプロピル;オキシ塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩化チオニル;塩化オキサリル;亜燐酸トリフェニル;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、オキシ塩化燐などと反応させて調製されるいわゆるビルスマイヤー試薬などを挙げることができる。
この反応は、アルカリ金属重炭酸塩、トリ(低級)アルキルアミン(たとえばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなど)、ピリジン、ジ(低級)アルキルアミノピリジン(たとえば4−ジメチルアミノピリジンなど)、N−(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベンジルアミンなどの有機または無機の塩基の存在下でも実施できる。
反応温度は特に限定されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
上記の製造法1ないしおよび製造法Aないしにしたがって得られた化合物は、粉末化、再結晶、カラムクロマトグラフィー、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)、再沈殿、脱塩樹脂カラムクロマトグラフィーなどの慣用の方法によって分離・精製できる。
上記の製造法1ないしおよび製造法Aないしにしたがって得られた化合物は、その溶媒和物(たとえば水和物、エタノレートなど)として得られることもあり、その溶媒和物(たとえば水和物、エタノレートなど)は本発明の範囲に含まれる。
リポペプチド化合物(I)の各々は、不斉炭素原子および二重結合に基づく光学異性体および幾何異性体などの立体異性体を1個またはそれ以上含むことがあるが、これらのすべての異性体およびそれらの混合物もまた本発明の範囲に含まれる。
リポペプチド化合物(I)またはその塩には、溶媒和化合物[たとえば水和物、エタノレートなど]も含まれる。
リポペプチド化合物(I)またはその塩には、その結晶および非結晶形態の両方が含まれる。
本発明のリポペプチド化合物(I)にはプロドラッグ形態が含まれると理解される。
本書に引用された特許出願書および公報は引用によって組み込まれる。
本発明のリポペプチド化合物(I)の有用性を示すために、代表的化合物の生物学的データを以下に示す。
本発明のリポペプチド化合物(I)の生物学的特性
試験(抗菌力)
後で開示する実施例234658および63の目的化合物の管内抗菌力を、下記のようにマウス血清中のMICによって求めた。
試験方法
20mMのHEPES緩衝液(ph7.3)で緩衝したICRマウス血清を試験媒体として用いる微量希釈法によって、マウス血清中のMICを求めた。細胞数10個/mlの接種懸濁液を血球計数法で調製し、希釈して、細胞数約1.0x10個/mlの接種サイズを得た。マイクロプレートを5%CO雰囲気下37℃で24時間インキュベートした。MICを、目に見える成長が観察されない最低濃度と定義した。
試験結果
Figure 2005524640
試験結果から、本発明のリポペプチド化合物(I)が抗菌力(特に抗真菌力)を有することが認められる。
より詳しくは、本発明のリポペプチド化合物(I)が抗真菌力、特に下記の真菌に対する抗菌力を有する。
アクレモニウム;
アブシディア(たとえばアブシジア・コリムビフェラなど);
アスペルギルス(たとえばアスペルギルス・クラバタス、アスペルギルス・フラーブス、アスペルギルス・フミガーツス、アスペルギルス・ニデュランス、アスペルギルス・ニガー、アスペルギルス・テレウス、アスペルギルス・ベジルコロルなど);
ブラストミセス(たとえばブラストミセス・デルマチチジスなど);
カンジダ(たとえばカンジダ・アルビカンス、カンジダ・グラブラタ、カンジダ・ギリエルモンディ、カンジダ・ケフィール、カンジダ・クルセイ、カンジダ・パラシローシス、カンジダ・ステラトイデア、カンジダ・トロピカリス、カンジダ・ユチリスなど);
クラドスポリウム(たとえばクラドスポリウム・トリコイデスなど);
コクシジオイデス(たとえばコクシジオイデス・イミチスなど);
クリプトコッカス(たとえばクリプトコッカス・ネオフォルマンなど);
クンニングアメラ(たとえばクンニングアメラ・エレガンスなど);
皮膚糸状菌;
エキソフィアラ(たとえばエキソフィアラ・デルマチチジス、エキソフィアラ・スピニフェラなど);
エピデルモフィトン(たとえばエピデルモフィトン・フロッコーズムなど);
フォンセセア(たとえばフォンセセア・ペドロソイなど);
フザリウム(たとえばフザリウム・ソラニなど);
ゲオトリクム(たとえばゲオトリクム・カンジドゥムなど);
ヒストプラスマ(たとえばヒストプラスマ・カプスラーツム変異カプスラーツムなど);
マラセジア(たとえばマラセジア・フルフールなど);
ミクロスポルム(たとえばミクロスポルム・カニス、ミクロスポルム・ジプセウムなど);
ムコール;
パラコクシジオイデス(たとえばパラコクシジオイデス・ブラジリエンシスなど);
ペニシリウム(たとえばペニシリウム・マーネフェイなど);
フィアロフォラ;
ニューモシスチス(たとえばニューモシスチス・カリニなど);
プソイドアレシェリア(たとえばプソイドアレシェリア・ボイジーなど);
リゾプス(たとえばリゾプス・ミクロスポルス変異リゾポジホリミス、リゾプス・オリーゼなど);
サッカロミセス(たとえばサッカロミセス・セレビジエなど);
スコプラリオプシス;
スポロトリクス(たとえばスポロトリクス・シェンキーなど);
トリコフィトン(たとえばトリコフィトン・メンタグロフィテス、トリコフィトン・ルブルムなど);
トリコスポロン(たとえばトリコスポロン・アサヒイ、トリコスポロン・クタネウムなど)
上記の真菌は、皮膚、目、毛髪、爪、口腔粘膜、胃腸管、気管支、肺、心内膜、脳、髄膜、泌尿器、腟部、口腔、眼球、全身、腎臓、気管支、心臓、外耳孔、骨、鼻腔、副鼻腔、脾臓、肝臓、皮下組織、リンパ管、胃腸、関節、筋肉、腱、肺内間質性形質細胞、血液などに種々の感染症を引き起こすことがよく知られている。
したがって、本発明のリポペプチド化合物(I)は、種々の感染症、たとえば皮膚糸状菌症(たとえば白癬症など)、でん風、カンジダ症、クリプトコックス症、ゲオトリクム症、砂毛症、アスペルギルス症、ペニシリウム症、フザリウム症、接合菌症、スポロトリクス症、クロモミセス症、コクシジオイデス症、ヒストプラスマ症、ブラストミセス症、パラコクシジオイデス症、プソイドアレシェリアシス、足菌腫、真菌性角膜炎、耳真菌症、ニューモシスティス症、真菌血症などの予防および治療に有用である。
フルコナゾ−ル、ボリコナゾ−ル、イトラコナゾ−ル、ケトコナゾ−ル、ミコナゾ−ル、ER30346およびSCH56592などのアゾ−ル;アンホテリシンBなどのポリエン、ニスタチン、リポサマルおよびその脂質、たとえばAbelcet、AmBisomeおよびAmphocil;フルシトシンなどのプリンまたはピリミジンヌクレオチド阻害剤;またはニッコマイシンなどのポリキシン、特に、ニッコマイシンZまたはニッコマイシンX;他のキチン阻害剤;ソルダリンおよびその類似物などの伸長因子阻害剤;プレダマイシンなどのマンナン阻害剤、XMP.97またはXMP.127などの殺菌/透過誘発(BPI)タンパク質生成物;またはCAN−296などの複合糖質抗真菌剤;またはタクロリムスなどの免疫抑制剤とリポペプチド化合物(I)またはその塩との併用は上記の感染症に対して有効である。
本発明の医薬組成物は、リポペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩を有効成分として、経腸;経肺(鼻または口腔吸入);経眼;外用(局所塗布);経口投与;非経口投与(皮下、静脈内および筋肉内を含む);吸入(計量式用量吸入器からのエーロゾルを含む);噴霧;または乾燥粉末吸入に適した有機または無機の担体または賦形剤と共に含有する医薬製剤の形態、たとえば固体、半固体または液体の形態で用いることができる。
前記有効成分を、たとえば顆粒、錠剤、糖剤、ペレット剤、トローチ、カプセル剤または坐剤などの固形状;クリーム;軟膏;エーロゾル;吸入用粉末;液剤、乳剤または注射用懸濁剤などの液状;摂取;点眼剤;および用途に適した他の形態を有する常用の無毒の医薬として許容される担体と共に調合してもよい。必要ならば、上記製剤に、安定化剤、増粘剤、湿潤剤、乳化剤および着色剤などの補助剤;香料または緩衝剤を配合してもよく、または他の常用のものを添加剤として用いてもよい。
リポペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩は、疾患の経過または症状に所望の抗菌作用をもたらすに十分な量が前記医薬組成物に含有される。
前記組成物のヒトへの適用には、静脈内、筋肉内、経肺、経口、点眼投与または吸入によって適用するのが好ましい。リポペプチド化合物(I)の治療有効用量は、治療を受ける個々の患者の年令および症状により変化し、それらにも依存するが、一般的に、静脈内投与の場合、ヒトの体重1kgにつき1日当たりリポペプチド化合物(I)の0.01〜400mgの範囲の量を、筋肉内投与の場合、ヒトの体重1kgにつき1日当たりリポペプチド化合物(I)の0.1〜20mgの範囲の量を、経口投与の場合、ヒトの体重1kgにつき1日当たりリポペプチド化合物(I)の0.5〜50mgの範囲の量を感染症の治療または予防に用いる。
特にニューモシスチスカリニ感染症の治療または予防の場合には、下記のことに注意すべきである。
吸入投与の場合、本発明の化合物は、製剤可能な粉末として加圧されてエーロゾル噴霧方式で好都合に送出されるので、この粉末組成物を、吸入粉末吸入器を用いて吸入してもよい。吸入用の好ましい送出方式は計量式用量吸入エーロゾル方式であって、このエーロゾルを、フルオロカーボンまたは炭化水素などの好適な噴射剤中の化合物の懸濁液または溶液として製剤してもよい。
肺および気管支を直接治療するのが望ましいので、エーロゾル投与は好ましい投与方法である。特に感染が耳および他の体腔に拡散しているような場合には、吸入も望ましい方法である。
また、点滴静脈内投与を用いて非経口投与を実施してもよい。
静脈内投与の場合、好ましい医薬組成物は、リポペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩を含有する凍結乾燥形態である。
本発明の単位用量として、組成物に含有されるリポペプチド化合物(I)または医薬として許容されるその塩の量は、0.1ないし400mg、より好ましくは、1ないし200mg、さらに好ましくは、5ないし100mg、具体的には5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、70、75、80、85、90、95および100mgである。
本発明は、さらに下記のものを提供する。
包装材料と上記のように識別されて前記包装材料内に含まれる化合物(I)とからなる製品であって、前記化合物(I)は病原性微生物を要因とする感染症の予防または治療に有効であり、前記包装材料は、病原性微生物を要因とする感染症の予防または治療に前記化合物(I)を用いることができるまたは用いるべきであることを表示するラベルまたは文書から構成される。
販売用包装製品は、上記のように識別される化合物(I)を含有する医薬組成物とそれに関連する文書から構成され、その文書には、病原性微生物を要因とする感染症の予防または治療に化合物(I)を用いることができるまたは用いるべきであることが明記されている。
以下の製造例および実施例は、本発明をさらに詳しく説明するために示したものである。
製造例1
6−オキソヘプタン酸(10g)のメタノール(MeOH)(200ml)中の溶液に、NaBH(2.89g)を0℃で加え、懸濁液を室温で3.5時間攪拌した。NaBH(262mg)を上記の溶液に加え、1時間以上攪拌を続けた。HCl水溶液で混合物の反応を停止させ、酢酸エチル(EtOAc)で抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。減圧下で濃縮して、6−ヒドロキシヘプタン酸(9.74g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.20 (3H, d, J=6.2Hz), 1.3-1.8 (6H, m), 2.37 (2H, t, J=7.4Hz), 2.3-2.5 (1H, m), 3.7-3.9 (1H, m)
ESI質量分析 (陰性): 145.4 (M-H)-
製造例2
6−ヒドロキシヘプタン酸(5g)のテトラヒドロフラン(THF)(50ml)中の溶液に、BH(THF中1N、75.2ml)を0℃で滴下し、混合物を0℃で2時間攪拌した。水(5ml)を溶液に加え、全体をEtOAcで抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。減圧下で濃縮して、1,6−ヘプタンジオール(4.5g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 0.94 (1H, t, J=7.3Hz), 1.19 (3H, d, J=6.2Hz), 1.2-1.8 (9H, m), 3.65 (2H, t, J=6.5Hz), 3.7-3.9 (1H, m)
ESI質量分析 (陰性): 131.2 (M-H)-
製造例3
1,6−ヘプタンジオール(2.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(20ml)とジクロロメタン(CHCl)(10ml)中の攪拌溶液に、イミダゾール(3.22g)と第三級ブチル(ジメチル)シリルクロライド(2.85g)を0℃で加え、混合物を室温で一夜攪拌した。NaHCO水溶液(5ml)を加え、全体をEtOAcで抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。通常の処理後に、n−ヘキサン−EtOAc(1:5)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに付して、7−[第三級ブチル(ジメチル)シリルオキシ]−2−ヘプタノール(1.86g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 0.0-0.1 (6H, m), 0.89 (9H, s), 1.19 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-1.6 (9H, m), 3.60 (2H, t, J=3.6Hz), 3.7-3.9 (1H, m)
ESI質量分析 (陽性): 269.4 (M+Na)+
製造例4
7−[第三級ブチル(ジメチル)シリルオキシ]−2−ヘプタノール(2.2g)のDMF(22ml)中の攪拌溶液に、NaH(60%油状懸濁液、428mg)を0℃で加え、懸濁液を室温で3時間攪拌した。MeI(12.7g)を上記の懸濁液に加え、混合物を室温で一夜攪拌した。HO(5ml)を加え、全体をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥した。通常の処理後に、n−ヘキサン−EtOAc(8:1)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに付して、第三級ブチル(6−メトキシヘプチルオキシ)ジメチルシラン(1.37g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 0.05 (9H, s), 0.89 (6H, s), 1.12 (3H, d, J=2.1Hz), 1.2-1.6 (8H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.31 (3H, s), 3.60 (2H, t, J=3.3Hz)
(+) APCI質量分析 (陽性): 283.4 (M+Na)+
製造例5
第三級ブチル(6−メトキシヘプチルオキシ)ジメチルシラン(1.3g)の溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウム(TBAF)(THF中1N、15ml)を0℃で加え、溶液を室温で一夜攪拌した。水(5ml)を溶液に加え、全体をEtOAcで抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。通常の処理後に、n−ヘキサン−EtOAc(3:1)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに付して、6−メトキシ−1−ヘプタノール(581mg)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.12 (3H, d, J=6.1Hz), 1.2-1.7 (9H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.33 (3H, s), 3.6-3.7 (2H, m)
(+) APCI質量分析 (陽性): 169.3 (M+Na)+
製造例6
6−メトキシ−1−ヘプタノール(570mg)の攪拌溶液に、トリエチルアミン(EtN)(1.63ml)と塩化トシル(TsCl)(817mg)を加え、混合物を室温で一夜攪拌した。TsCl(743mg)とEtN(1.63ml)を上記の溶液に加え、攪拌を24時間続けた。NaHCO水溶液(3ml)を加え、全体をEtOAcで抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。通常の処理後に、n−ヘキサン−EtOAc(5:1)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに付して、4−メチルベンゼンスルホン酸6−メトキシヘプチル(487mg)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.09 (3H, d, J=6.1Hz), 1.2-1.8 (8H, m), 2.45 (3H, s), 3.2-3.4 (1H, m), 3.29 (3H, s), 4.02 (2H, t, J=6.5Hz), 7.34 (2H, d, J=8.0Hz), 7.7-7.9 (2H, m)
(+) APCI質量分析 (陽性): 323.3 (M+Na)+
製造例7
4−ヒドロキシ安息香酸エチルのDMF(10ml)中の攪拌溶液に、NaH(60%油状懸濁液、77mg)を加え、懸濁液を室温まで加温しながら1.5時間攪拌した。DMF(5ml)中の4−メチルベンゼンスルホン酸6−メトキシヘプチル(480mg)を懸濁液に加え、混合物を一夜攪拌した。HO(2ml)を加え、全体をEtOAcで抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。減圧濃縮して、残留油状物を得て、これを、n−ヘキサン−EtOAc(10:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付して、4−(6−メトキシヘプチルオキシ)安息香酸エチル(420mg)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.13 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-1.6 (9H, m), 1.7-1.9 (2H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.32 (3H, s), 4.00 (2H, t, J=4.0Hz), 4.34 (2H, q, J=7.1Hz), 6.8-6.9 (2H, m), 7.9-8.1 (2H, m)
(+) APCI質量分析 (陽性): 317.3 (M+Na)+
製造例8
4−(6−メトキシヘプチルオキシ)安息香酸エチル(410mg)のエタノール(EtOH)(10ml)中の攪拌溶液に、ヒドラジン1水和物(2ml)を加え、溶液を還流下に4時間加熱した。ヒドラジン1水和物(2ml)を溶液に加え、これを3時間以上攪拌して、反応を完了させた。溶媒を減圧留去し、残留物をEtOAcで抽出した。抽出物を水と食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。減圧濃縮して、4−(6−メトキシヘプチルオキシ)ベンゾヒドラジド(362mg)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.13 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-1.9 (8H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.9-4.2 (4H, m), 6.8-7.0 (2H, m), 7.3-7.4 (1H, m), 7.6-7.8 (2H, m)
(+) APCI質量分析 (陽性): 303.3 (M+Na)+
製造例9
4−(6−メトキシヘプチルオキシ)安息香酸エチル(350mg)とピリジン(303μl)の攪拌溶液に、4−メトキシカルボニルベンゾイルクロライド(260mg)を0℃で加え、混合物を室温まで加温しながら1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し残留物を攪拌しながら水(100ml)に注ぎ、沈殿物を採取し、減圧乾燥して、4−[2−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(540mg)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.14 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-1.6 (6H, m), 1.7-1.9 (2H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.95 (3H, s), 4.0-4.1 (2H, m), 6.93 (2H, d, J=8.8Hz), 7.82 (2H, d, J=8.8Hz), 7.92 (2H, d, J=8.6Hz), 8.11 (2H, d, J=8.5Hz), 9.2-9.4 (1H, m), 9.5-9.7 (1H, m)
(+) APCI質量分析 (陰性): 441.40 (M-H)-
製造例10
4−[2−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(530mg)の攪拌溶液に、P(319mg)を加え、全体を120℃で3時間加熱した。混合物を水(40ml)に注ぎ、NaOH水溶液で塩基性(pH=11)にした。沈殿物を採取し、減圧乾燥して、4−[5−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(485mg)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.14 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-1.9 (8H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.33 (3H, s), 3.96 (3H, s), 4.0-4.1 (2H, m), 6.9-7.1 (2H, m), 7.9-8.0 (2H, m), 8.0-8.1 (2H, m), 8.1-8.2 (2H, m)
(+) APCI質量分析 (陽性): 441.20 (M+H)+
製造例11
4−[5−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(470mg)のEtOH(10ml)とTHF(15ml)中の溶液に、NaOH(水中10%、0.85ml)を加え、混合物を還流下に2時間加熱した。全体を水(40ml)に注ぎ、HCl水溶液で酸性にした。沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[5−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(420mg)を得た。
NMR (DMSO-d6, δ): 1.06 (3H, d, J=6.1Hz), 1.2-1.6 (6H, m), 1.6-1.9 (2H, m), 3.20 (3H, s), 3.2-3.4 (1H, m), 4.0-4.2 (2H, m), 7.13 (2H, d, J=8.7Hz), 7.97 (2H, d, J=8.6Hz), 8.12 (4H, s), 13.2-13.4 (1H, m)
(+) APCI質量分析 (陰性): 425.20 (M-H)-
製造例12
4−[5−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(410mg)のCHCl(40ml)中の懸濁液に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)(195mg)と1−エチル・3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSCD・HCl)(369mg)を加え、混合物を室温で一夜攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物を水(100ml)に注いだ。沈殿物を採取し、水で洗浄し、減圧乾燥して、1−[4−[5−[4−(6−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(437mg)を得た。
IR (KBr): 1774, 1603, 1441, 1261, 1230, 1176, 1092, 987, 831 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.14 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-2.0 (8H, m), 3.2-3.4 (1H, m), 3.30 (3H, s), 4.05 (2H, t, J=6.4Hz), 6.9-7.1 (2H, m), 7.4-7.7 (3H, m), 7.9-8.0 (2H, m), 8.1-8.2 (1H, m), 8.2-8.3 (2H, m), 8.3-8.5 (2H, m)
(+) APCI質量分析 (陽性): 566.2 (M+Na)+
製造例13
水中40%メチルアミン(5.78g)と炭酸カリウム(22.6g)の、第三級ブチルメチルエーテル(100ml)と水(100ml)の混合物中の溶液に、臭化ブロモアセチル(15g)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を0℃で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと水の混合物に加えた。有機層を炭酸水素ナトリウム溶液と塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を取り出し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去し、濾液を減圧濃縮して、N−メチル−2−ブロモアセトアミド(2.14g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 2.88 (3H, d, J=4.9Hz), 3.89 (2H, s), 6.51 (1H, br s)
質量分析 (m/z): 152.1, 176.1 (M++H)
製造例14
3−ブロモプロピルアミン臭化水素酸塩(5g)のジクロロメタン(50ml)中の懸濁液に、ジクロロメタン(20ml)中のベンジルクロロホルメート(3.9g)を氷冷下で滴下した。混合物にジクロロメタン(30ml)中のトリエチルアミン(7.96ml)を滴下し、混合物を室温で1時間攪拌した。水(100ml)を加え、生じた有機層を分離し、1N塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウムと食塩水で洗浄し、乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物を、n−ヘキサン/酢酸エチル(2:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲル(100g)カラムクロマトグラフィーに付して、3−ブロモプロピルカルバミン酸ベンジル(5.33g)を得た。
IR (KBr): 1689.3, 1538.9, 1261.2 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 2.07 (2H, d, J=6.5Hz), 3.31-3.47 (4H, m), 4.90 (1H, bm), 5.10 (2H, s), 7.30-7.45 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 294.1 (M+Na)+
下記の製造例1527で用いられた出発化合物および得られた目的化合物を以下の表に示す。表において、出発化合物の式を上の欄に、目的化合物の式を下の欄にそれぞれ示す。
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造例15
出発化合物(15)(1g)、N−メチル−2−ブロモアセトアミド(229mg)と炭酸カリウム(416mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の混合物を室温で2日間攪拌した。水を混合物に加えた。溶液を、水中25%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(15)(398mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.1Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-4.5 (30H, m), 4.75-7.9 (2H, m), 5.0-5.15 (2H, m), 6.7-6.8 (1H, m), 7.00 (2H, d, J=8.7Hz), 7.3-7.55 (5H, m)
質量分析 (m/z): 1090.3 (M++Na)
製造例16
出発化合物(16)(3g)、ブロモ酢酸第三級ブチル(0.666ml)と炭酸カリウム(1.25g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)中の混合物を60℃で5時間攪拌した。水とアセトニトリルを混合物に加えた。混合物をODSカラムクロマトグラフィーで精製して、目的化合物(16)(2.48g)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.9Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.36 (9H, s), 1.42 (9H, s), 1.5-3.5 (11H, m), 3.7-5.2 (20H, m), 6.6-6.8 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=8.2Hz), 7.25-7.5 (5H, m)
質量分析 (m/z): 1133.4 (M++Na)
製造例17
出発化合物(17)(5g)のDMF(50ml)中の溶液を3−ブロモプロピルカルバミン酸ベンジル(1.64g)と炭酸カリウム(970mg)で処理し、70℃で10時間攪拌した。反応混合物を水(500ml)とアセトニトリル(200ml)の混合物に溶解した。混合物を濾過し、濾液を、水中30%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(1L)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(17)(2.80g)を得た。
IR (KBr): 3359.4, 1668.1, 1650.8, 1633.4, 1513.8 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.7Hz), 1.06 (3H, d, J=6.0Hz), 1.35 (9H, s), 1.46-2.50 (11H, m), 2.60-3.38 (8H, m), 3.58-4.41 (14H, m), 4.80-4.87 (2H, m), 5.02 (2H, s), 5.06 (2H, s), 6.64-6.93 (3H, m), 7.30-7.48 (10H, m)
ESI質量分析 (陰性)(m/z): 1186.5 (M-H)-
下記の化合物[製造例18ないし19]を製造例17と同様の方法にしたがって得た。
製造例18
IR (KBr): 3352, 1664, 1632, 1531, 1514, 1448, 1325, 1263, 1140, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.05 (3H, d, J=5.8Hz), 1.5-1.7 (1H, m), 1.8-2.1 (2H, m), 2.1-2.6 (5H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.4-4.1 (8H, m), 4.1-4.5 (7H, m), 4.7-5.1 (6H, m), 6.6-6.8 (2H, m), 6.93 (1H, d, J=8.3Hz), 7.2-7.5 (10H, m)
ESI質量分析: 1085.4 (M+Na)+ (陽性), 1061.4 (M+H)+ (陰性)
元素分析: C51H66N8O17・4H2O
計算値: C 53.96, H 6.57, N 9.87
実測値: C 53.99, H 6.57, N 9.84
製造例19
IR (KBr): 3361, 3344, 2935, 1666, 1633, 1512, 1448, 1435, 1261, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.04 (3H, d, J=5.8Hz), 1.33 (3H, t, J=6.9Hz), 1.5-2.6 (8H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.3-4.5 (17H, m), 4.7-5.1 (6H, m), 6.6-7.0 (3H, m), 7.2-7.5 (10H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1099.4 (M+Na)+
元素分析: C52H68N8O17・3H2O
計算値: C 55.21, H 6.59, N 9.91
実測値: C 55.45, H 6.49, N 9.92
製造例20
出発化合物(20)(3.04g)と10%パラジウム炭(50%湿潤)(1.5g)のメタノール(60ml)中の混合物に、水素雰囲気下に室温で5時間攪拌した。不溶固形物を除去後、濾液を真空濃縮し、凍結乾燥して、目的化合物(20)(2.19g)を得た。
IR (KBr): 3350, 1660, 1633, 1518, 1437, 1275, 1084 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.81 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=6.0Hz), 1.8-2.6 (8H, m), 2.6-2.8 (1H, m), 3.0-3.2 (1H, m), 3.74 (3H, s), 3.3-4.5 (15H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.7 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 839.4 (M+H)+, 861.3 (M+Na)+, 1699.5 (2M+Na)+
元素分析: C36H54N8O15・4.5H2O
計算値: C 47.00, H 6.90, N 12.18
実測値: C 47.02, H 6.80, N 12.04
下記の化合物を製造例20と同様の方法にしたがって得た。
製造例21
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=6.1Hz), 1.32 (3H, t, J=6.9Hz), 1.8-2.8 (9H, m), 3.0-4.5 (18H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.7 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 853.3 (M+H)+, 875.3 (M+Na)+
製造例22
出発化合物(22)(186g)と臭化ベンジル(43.1ml)のDMF(1674ml)中の混合溶液に、水酸化リチウム1水和物(11.4g)を攪拌しながら加え、混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物をアセトニトリル(1674ml)と水(19L)の混合物に加えた。混合物を濾過し、濾液を、水中25%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(2L)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(22)(172.26g)を得た。
IR (KBr): 3353.6, 1668.1, 1654.1, 1631.5, 1267.0 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.75Hz), 1.05 (3H, d, J=6.0Hz), 1.34 (9H, s), 1.45-2.50 (9H, m), 2.87-3.25 (6H, m), 3.56-4.49 (12H, m), 4.80-4.87 (2H, m), 5.06 (2H, s), 6.75-7.03 (3H, m), 7.27-7.50 (5H, m)
ESI質量分析 (陰性)(m/z): 1093.3 (M+-Na)
下記の化合物を製造例22と同様の方法にしたがって得た。
製造例23
IR (KBr): 3352, 1664, 1628, 1531, 1512, 1446, 1267, 1084, 1047 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.04 (3H, d, J=5.8Hz), 1.5-1.8 (1H, m), 1.8-2.0 (3H, m), 2.0-2.6 (5H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.4-4.1 (8H, m), 4.1-4.5 (7H, m), 4.7-5.1 (6H, m), 6.7-6.8 (1H, m), 6.88 (1H, d, J=8.4Hz), 7.3-7.5 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1173.3 (M+Na)+
元素分析: C50H63N8O20SNa・4H2O
計算値: C 49.10, H 5.85, N 9.16
実測値: C 48.84, H 6.06, N 9.02
製造例24
出発化合物(24)(26.3g)のメタノール(263ml)中の溶液に、10%HCl(131ml)を氷冷下で攪拌しながら加え、混合物を室温で9時間攪拌した。反応混合物を真空濃縮した。生じた残留物のDMF(263ml)中の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(42ml)とジ第三級ブチル二炭酸塩(6.8g)を氷冷下で攪拌しながら加え、混合物を室温で一夜攪拌した。反応混合物を水(5260ml)に加えた。混合物を濾過し、濾液を、水中30%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(1L)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(24)(20.55g)を得た。
IR (KBr): 3361.3, 2362.4, 1666.2, 1631.5, 1249.6 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.35 (9H, s), 1.46-2.50 (9H, m), 2.60-3.38 (6H, m), 3.58-4.41 (12H, m), 4.80-4.87 (2H, m), 5.06 (2H, s), 6.47-6.87 (3H, m), 7.30-7.48 (5H, m)
ESI質量分析 (陰性)(m/z): 995.5 (M-H)-
下記の化合物を製造例24と同様の方法にしたがって得た。
製造例25
IR (KBr): 3352, 3331, 1666, 1632, 1531, 1514, 1446, 1441, 1270, 1248, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.05 (3H, d, J=5.9Hz), 1.5-1.8 (1H, m), 1.8-2.0 (2H, m), 2.1-2.5 (5H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.4-4.1 (8H, m), 4.1-4.5 (7H, m), 4.7-5.1 (6H, m), 6.4-6.6 (1H, m), 6.66 (1H, d, J=1.8Hz), 6.85 (1H, d, J=8.3Hz), 7.3-7.5 (10H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1071.3 (M+Na)+
元素分析: C50H64N8O17・3H2O
計算値: C 54.44, H 6.40, N 10.16
実測値: C 54.41, H 6.59, N 10.12
製造例26
出発化合物(26)(10g)、ブロモアセトニトリル(1.4ml)と水酸化リチウム1水和物(842mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)中の混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を水(1000ml)とアセトニトリル(130ml)の混合物に注いだ。溶液を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(500ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(26)(9.1g)を得た。
IR (KBr): 3351.7, 2360.4, 1648.8, 1631.5, 1257.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.36 (9H, s), 1.67-5.19 (31H, m), 6.83-7.48 (8H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1058.3 (M+Na)+
製造例27
出発化合物(27)(60g)、ゼオライト(60g)と炭酸水素ナトリウム(4.96g)のジメチルホルムアミド(600ml)中の混合物を室温で攪拌した。混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(10.3ml)を加え、次いで塩化メタンスルホニル(4.57ml)を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。前記処理を4回繰り返した。混合物を濾過し、濾液を炭酸水素ナトリウム(199g)の氷水(8400ml)中の混合物に注いだ。混合物を、水中20%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/6ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(2L)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(27)(24.1g)を得た。
IR (KBr): 3355.5, 2256.3, 1666.6, 1631.5, 1267.0 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.35 (9H, s), 1.46-2.50 (9H, m), 2.81-3.27 (6H, m), 3.59-4.41 (12H, m), 4.80-4.87 (2H, m), 5.06 (2H, s), 6.71-6.96 (3H, m), 7.33-7.50 (5H, m)
ESI質量分析 (陰性)(m/z): 1075.3 (M+-Na)+
製造例28
4’−(4−モルホリニル)−1,1’−ビフェニル−4−オール(1.02g)のジクロロメタン(31ml)とピリジン(1.47ml)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(2.66ml)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、水中50%アセトニトリルに注いだ。沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4’−(4−モルホリニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(3.219g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 3.15-3.3 (4H, m), 3.85-3.95 (4H, m), 6.99 (2H, d, J=8.7Hz), 7.30 (2H, d, J=8.8Hz), 7.49 (2H, d, J=8.7Hz), 7.60 (2H, d, J=8.8Hz)
質量分析 (m/z): 388.2 (M+H)
製造例29
4−(エトキシカルボニル)フェニルホウ素酸(1g)、4’−(4−モルホリニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル・トリフルオロメタンスルホン酸塩(2g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(298mg)と炭酸ナトリウム(1.15g)の、ジオキサン(20ml)と水(2.5ml)の混合溶媒中の混合物を2.5時間還流した。室温まで冷却後、反応混合物を水に注いだ。生じた沈殿物を濾過し、アセトニトリルで洗浄し、減圧乾燥して、4”−(4−モルホリニル)−1,1’:4’,1”−ターフェニル−4−カルボン酸塩(1.043g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.42 (3H, t, J=7.1Hz), 3.15-3.3 (4H, m), 3.8-4.0 (4H, m), 4.41 (2H, q, J=7.1Hz), 7.01 (2H, d, J=8.8Hz), 7.5-7.85 (8H, m), 8.05-8.2 (2H, m)
質量分析 (m/z): 410.2 (M+Na)
製造例30
(4−ピペリジル)メタノン塩酸フェニル(5g)のテトラヒドロフラン(50ml)とトリエチルアミン(6.79ml)中の溶液に、ジ(第三級ブチル)二炭酸塩(5.32g)のテトラヒドロフラン(50ml)中の溶液を滴下し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルの混合物に加えた。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去し、濾液を減圧濃縮して、4−ベンゾイル−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(7.018g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.47 (9H, s), 1.55-1.95 (4H, m), 2.8-3.0 (2H, m), 3.3-3.5 (1H, m), 4.05-4.25 (2H, m), 7.4-7.6 (3H, m), 7.9-8.0 (2H, m)
質量分析 (m/z): 312.3 (M+Na)
製造例31
4−ベンゾイル−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(7g)のメタノール(80ml)中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.1g)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルの混合物に加えた。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去し、濾液を減圧濃縮して、4−[ヒドロキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(6.806g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.05-1.4 (4H, m), 1.44 (9H, s), 1.6-1.8 (1H, m), 1.86 (1H, d, J=3Hz), 1.9-2.05 (1H, m), 2.45-2.75 (2H, m), 3.9-4.25 (2H, m), 4.39 (1H, dd, J=3, 7.4Hz), 7.2-7.4 (5H, m)
質量分析 (m/z): 314.2 (M+Na)
製造例32
4−[ヒドロキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(5.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(58ml)中の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散)(1.19g)を加えた。溶液を60℃で1時間攪拌した。反応混合物にヨードメタン(3.72ml)を加えた。混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルの混合物に加えた。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去し、濾液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10:1のジクロロメタン−メタノールで溶離)で精製して、4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(5.019g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.0-1.35 (3H, m), 1.43 (9H, s), 1.6-1.85 (1H, m), 1.9-2.1 (1H, m), 2.45-2.75 (2H, m), 3.18 (3H, s), 3.79 (1H, d, J=7.7Hz), 3.85-4.2 (2H, m), 7.15-7.4 (5H, m)
質量分析 (m/z): 328.3 (M+Na)
製造例33
4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(5g)とアニソール(12.5ml)のジクロロメタン(25ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(25.2ml)を攪拌しながら0℃で滴下した。混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルの混合物に加え、1.0モル/L塩酸でpH3に調整した。水層を分離し、酢酸エチルを加えた。混合物を1.0モル/L水酸化ナトリウム溶液でpH12に調整した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去し、濾液を減圧濃縮して、4−[メトキシ(フェニル)メチル]ピペリジン(2.632g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.0-1.35 (3H, m), 1.6-1.8 (1H, m), 1.9-2.1 (1H, m), 2.35-2.65 (2H, m), 2.9-3.2 (2H, m), 3.18 (3H, s), 3.78 (1H, d, J=7.7Hz), 7.15-7.4 (5H, m)
質量分析 (m/z): 206.4 (M+H)
製造例34
4−[メトキシ(フェニル)メチル]ピペリジン(1.34g)と1−ブロモ−4−フルオロベンゼン(1.92ml)のジメチルスルホキシド(13.4ml)中の溶液に、炭酸カリウム(3.61g)を加えた。溶液を150℃で7時間攪拌した。反応混合物を水と酢酸エチルの混合物に加えた。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去し、濾液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10:1のヘキサン−酢酸エチルで溶離)で精製して、4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]安息香酸エチル(1.124g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.2-1.55 (6H, m), 1.6-1.9 (1H, m), 2.0-2.2 (1H, m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.19 (3H, s), 3.7-4.0 (3H, m), 4.31 (2H, q, J=7.1Hz), 6.82 (2H, d, J=9.0Hz), 7.2-7.4 (5H, m), 7.89 (2H, d, J=9.0Hz)
質量分析 (m/z): 354.2 (M+H)
製造例35 4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]安息香酸エチル(1.12g)のエタノール(22ml)とテトラヒドロフラン(9ml)中の溶液に、ヒドラジン1水和物(13.83ml)を加え、混合物を16.5時間還流した。冷却後、溶媒を減圧除去した。水を加え、沈殿物を濾取し、水で洗浄し、減圧乾燥して、4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]ベンゾイルヒドラジン(1.022g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.2-1.9 (4H, m), 2.05-2.2 (1H, m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.19 (3H, s), 3.75-3.95 (5H, m), 6.85 (2H, d, J=9.0Hz), 7.15 (1H, s), 7.15-7.4 (5H, m), 7.61 (2H, d, J=9.0Hz)
質量分析 (m/z): 240.3 (M+H)
製造例36
4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]ベンゾイルヒドラジン(1.02g)のテトラヒドロフラン(30ml)とピリジン(0.729ml)中の溶液に、4−メトキシカルボニルベンゾイルクロライド(627mg)を0℃で加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、水に注いだ。沈殿物を濾取し、水で洗浄し、減圧乾燥して、4−[2−[4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(1.45g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.2-1.9 (4H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.20 (3H, s), 3.7-3.95 (3H, m), 3.95 (3H, s), 6.86 (2H, d, J=8.9Hz), 7.2-7.45 (5H, m), 7.74 (2H, d, J=8.9Hz), 7.92 (2H, d, J=8.4Hz), 8.13 (2H, d, J=8.4Hz), 9.07 (1H, d, J=6.3Hz), 9.44 (1H, d, J=6.3Hz)
質量分析 (m/z): 524.2 (M+Na)
製造例37
4−[2−[4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(1.35g)と五硫化二燐(897mg)のジメトキシエタン(39ml)中の懸濁液を100℃で2時間攪拌した。反応混合物に水を加えた。沈殿物を濾取し、水とアセトニトリルで洗浄し、減圧乾燥して、4−[5−[4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(1.035g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.2-1.9 (4H, m), 2.1-2.3 (1H, m), 2.7-3.0 (2H, m), 3.20 (3H, s), 3.7-4.0 (3H, m), 3.96 (3H, s), 7.0-7.15 (2H, m), 7.2-7.45 (5H, m), 7.91 (2H, d), 8.05 (2H, d), 8.15 (2H, d)
質量分析 (m/z): 500.1 (M+H)
製造例38
4−フルオロ安息香酸エチル(3g)、2−(1−ピペラジニル)ピリミジン二塩酸塩(4.23g)と炭酸カリウム(3.21g)のジメチルスルホキシド(15ml)中の混合物を150℃で3時間攪拌した。反応混合物を水(150ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]安息香酸エチル(3.44g)を得た。
IR (KBr): 1697.1, 1589.1, 1373.1, 1240.0 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.37 (3H, t, J=7.1Hz), 3.40-3.45 (4H, m), 3.96-4.02 (4H, m), 4.35 (2H, q, J=7.1Hz), 6.52-6.56 (1H, m), 6.88-6.94 (2H, m), 7.93-7.98 (2H, m), 8.33-8.36 (2H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 335.2 (M+Na)+
製造例39
4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル)安息香酸エチル(3.3g)とヒドラジン1水和物(10.2ml)のエチルアルコール(20ml)中の溶液を還流下に10時間攪拌した。反応混合物を水(40ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]ベンゾヒドラジド(1.89g)を得た。
IR (KBr): 3284.2, 1619.9, 1583.3, 1513.8, 1492.6, 1361.5 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 3.36-3.45 (4H, m), 3.96-4.07 (6H, m), 6.52-6.56 (1H, m), 6.88-6.97 (3H, m), 7.65-7.72 (2H, m), 8.33-8.36 (2H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 321.2 (M+Na)+
製造例40
4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]ベンゾヒドラジド(1.65g)とピリジン(1.34ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(28ml)中の溶液に、4−(クロロカルボニル)安息香酸メチル(1.1g)を氷冷下で加え、混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物を水(140ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[2−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(1.86g)を得た。
IR (KBr): 3268.8, 1722.1, 1641.1, 1587.1, 1234.2 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 3.35-3.90 (11H, m), 6.65-6.70 (1H, m), 7.04-7.08 (2H, m), 7.83-7.87 (2H, m), 8.01-8.12 (4H, m), 8.39-8.42 (2H, m), 10.30 (1H, bs), 10.59 (1H, bs)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 461.3 (M+H)+, 483.3 (M+Na)+
製造例41
4−[2−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(1.53g)と五硫化燐(0.96g)のピリジン(23ml)中の混合物を還流下に16時間攪拌した。反応混合物を水(138ml)に注いだ。混合物を1N水酸化ナトリウム溶液でpH9に調整した。生じた沈殿物を濾取し、アセトニトリル(50ml)で洗浄した。沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[5−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(1.29g)を得た。
IR (KBr): 1724.0, 1606.4, 1585.2, 1490.7, 1438.6, 1280.5 cm-1
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 459.0 (M+H)+
製造例42
4−[5−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(1.2g)と水酸化ナトリウム(0.209g)の、水(4ml)、エチルアルコール(18ml)とテトラヒドロフラン(18ml)の混合物中の混合物を還流下に7時間攪拌した。反応混合物を水(40ml)に注いだ。混合物を1N塩酸でpH1ないし2に調整した。生じた沈殿物を濾取し、テトラヒドロフランで洗浄し、減圧乾燥して、4−[5−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(1.14g)を得た。
IR (KBr): 1695.1, 1606.4, 1585.2, 1417.4, 1234.2 cm-1
ESI質量分析 (陰性)(m/z): 443.2 (M-H)-
製造例43
4−[5−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(1.0g)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート(1.02g)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.8ml)のN−メチルピロリジドン(10ml)中の混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を水(80ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、テトラヒドロフランで洗浄し、減圧乾燥して、1−[4−[5−[4−[4−(2−ピリミジニル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(1.23g)を得た。
IR (KBr): 1780.0, 1606.4, 1585.2, 1234.2 cm-1
製造例44
4−フルオロ安息香酸エチル(5.1g)、1−(2−ピリジル)ピペラジン(4.95g)と炭酸カリウム(5.03g)のジメチルスルホキシド(26ml)中の混合物を150℃で4時間攪拌した。反応混合物を水(260ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]安息香酸エチル(5.22g)を得た。
IR (KBr): 1693.2, 1606.4, 1479.1, 1288.2, 1234.2 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.37 (3H, t, J=7.1Hz), 3.40-3.50 (4H, m), 3.70-3.75 (4H, m), 4.34 (2H, q, J=7.1Hz), 6.64-6.71 (2H, m), 6.88-6.92 (2H, m), 7.47-7.52 (1H, m), 7.93-7.98 (2H, m), 8.20-8.23 (1H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 312.3 (M+H)+, 334.3 (M+Na)+
製造例45
4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]安息香酸エチル(5.1g)とヒドラジン1水和物(15.9ml)のエチルアルコール(31ml)中の溶液を還流下に14時間攪拌した。反応混合物を水(47ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]ベンゾヒドラジド(3.82g)を得た。
IR (KBr): 1654.6, 1606.4, 1481.1, 1436.7, 1234.2 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 3.41-3.46 (4H, m), 3.96-3.74 (4H, m), 4.08 (2H, bs), 6.64-6.71 (2H, m), 6.91-6.95 (2H, m), 7.34 (1H, s), 7.48-7.56 (1H, m), 7.67-7.71 (2H, m), 8.20-8.23 (1H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 298.3 (M+H)+, 320.2 (M+Na)+
製造例46
4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]ベンゾヒドラジド(3.29g)とピリジン(2.69ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(55ml)中の溶液に、4−(クロロカルボニル)安息香酸メチル(2.2g)を氷冷下で加え、混合物を室温で6時間攪拌した。反応混合物を水(275ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[2−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(4.6g)を得た。
IR (KBr): 1722.1, 1683.1, 1598.7, 1436.7, 1234.2 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 3.33-3.90 (11H, m), 6.65-6.71 (1H, m), 6.88-6.92 (1H, m), 7.04-7.09 (2H, m), 7.53-7.61 (1H, m), 7.83-7.87 (2H, m), 8.01-8.16 (5H, m), 10.30 (1H, bs), 10.59 (1H, bs)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 460.2 (M+H)+, 482.1 (M+Na)+
製造例47
4−[2−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(4.6g)と五硫化燐(2.68g)のピリジン(69ml)中の混合物を還流下に17時間攪拌した。反応混合物を水(138ml)に注いだ。混合物を1N水酸化ナトリウム溶液でpH9に調整した。生じた沈殿物を濾取し、アセトニトリル(100ml)で洗浄した。沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、4−[5−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(3.84g)を得た。
IR (KBr): 1726.0, 1600.6, 1438.6, 1282.4, 1234.2 cm-1
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 458.1 (M+H)+
製造例48
4−[5−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(3.7g)と水酸化ナトリウム(0.647g)の、水(12.3ml)、エチルアルコール(56ml)とテトラヒドロフラン(56ml)の混合物中の混合物を還流下に7時間攪拌した。反応混合物を水(100ml)に注いだ。混合物を1N塩酸でpH1ないし2に調整した。生じた沈殿物を濾取し、テトラヒドロフランで洗浄し、減圧乾燥して、4−[5−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(3.69g)を得た。
IR (KBr): 1706.7, 1602.6, 1415.5, 1230.4 cm-1
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 442.1 (M-H)-, 443.2 (M)-
製造例49
4−[5−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(3.5g)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート(3.59g)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.75ml)のN−メチルピロリドン(35ml)中の混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を水(280ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、テトラヒドロフランで洗浄し、減圧乾燥して、1−[4−[5−[4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(4.15g)を得た。
IR (KBr): 1780.0, 1664.3, 1602.6, 1438.6, 1234.2 cm-1
製造例50
4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジンカルボン酸第三級ブチル(3.53g)の酢酸エチル(18ml)中の溶液に、酢酸エチル中4N塩化水素(31ml)を氷冷下で滴下した。混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去して、4−シクロペンチル−4−メトキシピペリジン塩酸塩(2.82g)を得た。
IR (KBr): 2944.8, 2723.0, 1456.0 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.32-2.23 (13H, m), 3.05-3.30 (8H, m), 9.42 (1H, bm)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 184.4 (M+H)+ (遊離化合物)
製造例51
4−フルオロ安息香酸エチル(2.14g)、4−シクロペンチル−4−メトキシピペリジン塩酸塩(2.8g)と炭酸カリウム(5.28g)のジメチルスルホキシド(25ml)中の混合物を140℃で15時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物を、n−ヘキサン/酢酸エチル(5:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)安息香酸エチル(3.27g)を得た。
IR (KBr): 2954.4, 1699.0, 1604.5, 1076.1 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.33-2.24 (16H, m), 3.06-3.66 (7H, m), 4.32 (2H, q, J=7.1Hz), 6.83-6.90 (2H, m), 7.87-7.94 (2H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 332.40 (M+H)+
製造例52
4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)安息香酸エチル(3.15g)とヒドラジン1水和物(18.4ml)のエタノール(31.5ml)中の混合物を9時間還流した。反応混合物から溶媒を減圧留去した。残留物を水で洗浄し、圧力下に乾燥して、4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)ベンゾヒドラジド(2.85g)を得た。
IR (KBr): 3295.7, 2948.6, 1635.3, 1606.4, 1068.4 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.33-2.28 (13H, m), 3.03-3.62 (7H, m), 4.05 (2H, bs), 6.86-6.93 (2H, m), 7.24 (1H, bs), 7.60-7.67 (2H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 318.40 (M+H)+
製造例53
4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)ベンゾヒドラジド(2.8g)とピリジン(2.63ml)のテトラヒドロフラン(84ml)中の溶液に、4−(クロロカルボニル)安息香酸メチル(1.84g)を氷冷下で加えた。混合物を室温で1.5時間攪拌した。反応混合物を水(420ml)に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、圧力下に乾燥して、4−[2−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸メチル(4.19g)を得た。
IR (KBr): 3241.8, 2952.5, 1722.1, 1606.4, 1278.6, 1076.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 1.28-1.79 (13H, m), 2.94-3.05 (2H, m), 3.14 (3H, s), 3.57-3.69 (2H, m), 3.90 (3H, s), 6.97-7.01 (2H, m), 7.77-7.82 (2H, m), 8.00-8.12 (4H, m), 10.22 (1H, s), 10.56 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 480.47 (M+H)+
製造例54
4−[2−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)ベンゾイル]ヒドラジノカルボニル]安息香酸塩(4.12g)と五硫化燐(2.29g)のピリジン(82ml)中の混合物を120℃で2時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、ジクロロメタン/メタノール(5:1)で抽出した。抽出物を1N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウムと食塩水で順次洗浄し、乾燥した。溶媒を除去後、4−[5−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(0.8g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 1.33-2.27 (13H, m), 3.14-3.65 (7H, m), 4.31 (3H, s), 6.91-7.11 (2H, m), 7.72-7.94 (2H, m), 7.98-8.19 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 478.2 (M+H)+
製造例55
4−[5−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸メチル(0.76g)と10%水酸化ナトリウム/水(1.6ml)の、エタノール(7.6ml)とテトラヒドロフラン(7.6ml)の混合物中の混合物を15時間還流した。冷却後、反応混合物を1N塩酸で酸性にした。生じた沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、4−[5−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(0.62g)を得た。
IR (KBr): 2950.6, 1687.4, 1602.6, 1078.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 1.25-2.21 (13H, m), 3.11-3.63 (7H, m), 6.86-7.00 (2H, m), 7.75-8.23 (6H, m)
製造例56
4−[5−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸(0.6g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.21g)と1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.298g)のジクロロメタン(12ml)中の混合物を室温で9時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥した。溶媒を除去して、1−[4−[5−[4−(4−シクロペンチル−4−メトキシ−1−ピペリジル)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(0.695g)を得た。
IR (KBr): 2948.6, 1781.9, 1602.6, 1230.4, 1081.9 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.37-2.26 (13H, m), 2.77-3.74 (7H, m), 6.91-7.00 (2H, m), 7.46-8.42 (10H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 581.07 (M+H)+
製造例57
塩化チオニル(10.9ml)をメタノール(70ml)に0ないし10℃で40分間かけて滴下した。混合物に2,5−ピリジンジカルボン酸(5g)を加えた。混合物を室温で17時間30分攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去し、残留物を水に溶解し、炭酸カリウムでpH11に調整した。沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、2,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル(4.54g)を得た。
IR (KBr): 1726.0, 1716.3, 1132.0 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 4.00 (3H, s), 4.05 (3H, s), 8.22 (1H, d, J=16.0Hz), 8.46 (1H, dd, J=4.0 and 6.2Hz), 9.31 (1H, d, J=3.8Hz)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 218.2 (M+Na)+
製造例58
2,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル(19.5g)のメタノール(585ml)中の混合物に、水酸化カリウム(7.29g)を加え、室温で14時間30分攪拌した。沈殿物を濾取した。固形物を水(300ml)に溶解し、1N塩酸で酸性にした。沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、5−(メトキシカルボニル)−2−ピリジンカルボン酸(12.78g)を得た。
IR (KBr): 3448.1, 1727.9, 1699.0, 1286.3, 1276.6 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 3.93 (3H, s), 8.16-8.18 (1H, m), 8.43-8.47 (1H, m), 9.165-9.172 (1H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 180.2 (M-H)-
製造例59
5−(メトキシカルボニル)−2−ピリジンカルボン酸(1.5g)、4’−(2−メトキシエトキシ)(1,1’−ビフェニル)−4−カルボヒドラジド(2.25g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.12g)、1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.59g)とジイソプロピルアミン(1.44ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(24ml)中の混合物を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物を水(115ml)に注ぎ、沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、6−[2−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]カルボニルヒドラジノ]カルボニルニコチン酸メチル(2.99g)を得た。
IR (KBr): 1722.1, 1699.0, 1652.7, 1128.2 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 3.48 (3H, s), 3.79 (2H, t, J=4.6Hz), 4.00 (3H, s), 4.18 (2H, t, J=4.6Hz), 7.03 (2H, d, J=8.8Hz), 7.55 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4Hz), 7.94 (2H, d, J=8.4Hz), 8.24 (1H, d, J=8.2Hz), 8.47 (1H, dd, J=2.0 and 8.0Hz), 9.20 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 472.2 (M+Na)+
製造例60
6−[2−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]カルボニルヒドラジノ]カルボニルニコチン酸メチル(2.91g)、トリエチルアミン(1.08ml)と五硫化燐(1.73g)の1,2−ジメトキシエタン(58ml)中の混合物を2.5時間還流した。反応混合物を水(170ml)に注ぎ、沈殿物を濾取し、水で洗浄した。固形物をアセトニトリル(58ml)で15分間還流し、沈殿物を濾取し、乾燥して、6−[5−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(2.52g)を得た。
IR (KBr): 1724.0, 1286.3, 1130.1, 1114.7 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 3.28 (3H, s), 3.60-3.80 (2H, m), 3.95 (3H, s), 4.16-4.17 (2H, m), 7.08-7.10 (2H, m), 7.73-7.75 (2H, m), 7.86-7.88 (2H, m), 8.1-8.16 (2H, m), 8.46-8.56 (2H, m), 9.22 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 470.2 (M+Na)+
製造例61
6−[5−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(2.4g)と10%水酸化ナトリウム(6.5g)の、エタノール(24ml)とテトラヒドロフラン(36ml)の混合物中の混合物を10時間還流した。反応混合物に水(120ml)を加え、1N塩酸で酸性にした。沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、6−[5−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(2.22g)を得た。
IR (KBr): 1685.5, 1596.8, 1249.6, 1132.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 3.33 (3H, s), 3.69 (2H, t, J=4.4Hz), 4.17 (2H, t, J=4.4Hz), 7.09 (2H, d, J=8.4Hz), 7.73 (2H, d, J=8.4Hz), 7.87 (2H, d, J=8.2Hz), 8.14 (2H, d, J=8.0Hz), 8.44 (1H, d, J=7.6Hz), 8.50-8.52 (1H, m), 9.19 (1H, s), 13.75 (1H, bs)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 432.1 (M-Na)-
製造例62
6−[5−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(2.12g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(991mg)とN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.88g)のジクロロメタン(42ml)中の混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去した。残留物を水で洗浄し、乾燥して、1−[6−[5−[4’−(2−メトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−3−ピリジルカルボニルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(2.51g)を得た。
IR (KBr): 1787.7, 1594.8, 1251.6, 1234.2, 1126.2 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 3.32 (3H, s), 3.68-3.70 (2H, m), 4.16-4.18 (2H, m), 7.08-7.10 (2H, m), 7.39-7.43 (1H, m), 7.52-7.56 (1H, m), 7.70-7.75 (3H, m), 7.86-7.88 (2H, m), 7.97-7.99 (1H, m), 8.13-8.15 (2H, m), 8.43-8.45 (1H, m), 8.50-8.52 (1H, m), 9.189-9.194 (1H, m)
製造例63
5−(メトキシカルボニル)−2−ピリジンカルボン酸(1.5g)、4’−(2−エトキシエトキシ)(1,1’−ビフェニル)−4−カルボヒドラジド(2.36g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.12g)、1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(1.59g)とジイソプロピルアミン(1.44ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(24ml)中の混合物を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物を水(120ml)に注ぎ、沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、6−[2−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]カルボニルヒドラジノ]カルボニルニコチン酸メチル(3.09g)を得た。
IR (KBr): 1724.0, 1596.8, 1286.3, 1116.6 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 1.26 (3H, t, J=7.0Hz), 3.63 (2H, q, J=7.0Hz), 3.83 (2H, t, J=4.8Hz), 4.00 (3H, s), 4.18 (2H, t, J=4.6Hz), 7.02 (2H, d, J=8.8Hz), 7.55 (2H, d, J=8.6Hz), 7.63 (2H, d, J=8.2Hz), 7.94 (2H, d, J=8.2Hz), 8.23 (1H, d, J=8.2Hz), 8.45-8.48 (1H, m), 9.19 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 486.3 (M+Na)+
製造例64
6−[2−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]カルボニルヒドラジノ]カルボニルニコチン酸メチル(3.67g)、トリエチルアミン(1.32ml)と五硫化燐(2.11g)の1,2−ジメトキシエタン(73ml)中の混合物を2.5時間還流した。反応混合物を水(220ml)に注ぎ、沈殿物を濾取し、水で洗浄した。固形物をアセトニトリル(73ml)で15分間還流し、沈殿物を濾取し、乾燥して、6−[5−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(3.14g)を得た。
IR (KBr): 1685.5, 1249.6, 1133.9 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 1.15 (3H, t, J=7.0Hz), 3.52 (2H, q, J=7.0Hz), 3.73 (2H, t, J=4.6Hz), 3.95 (3H, s), 4.16 (2H, t, J=4.6Hz), 7.09 (2H, d, J=8.6Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.87 (2H, d, J=8.4Hz), 8.15 (2H, d, J=8.2Hz), 8.47 (1H, d, J=8.2Hz), 8.53-8.56 (1H, m), 9.22 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 484.2 (M+Na)+
製造例65
6−[5−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(3g)と10%水酸化ナトリウム(7.8g)の、エタノール(30ml)とテトラヒドロフラン(45ml)の混合物中の混合物を10時間還流した。反応混合物に水(150ml)を加え、1N塩酸で酸性にした。沈殿物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、6−[5−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(2.80g)を得た。
NMR (DMSO-d6, δ): 1.15 (3H, t, J=7.0Hz), 3.52 (2H, q, J=7.0Hz), 3.73 (2H, t, J=4.6Hz), 4.15 (2H, t, J=4.6Hz), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.72 (2H, d, J=8.8Hz), 7.85 (2H, d, J=8.4Hz), 8.07-8.14 (2H, m), 8.42-8.51 (2H, m), 9.18 (1H, s), 13.73 (1H, bs)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 446.2 (M-H)-
製造例66
6−[5−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ニコチン酸メチル(2.71g)、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−オール(1.23g)とN−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.32g)のジクロロメタン(54ml)中の混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去した。残留物を水で洗浄し、乾燥して、1−[6−[5−[4’−(2−エトキシエトキシ)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−3−ピリジルカルボニルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(3.29g)を得た。
IR (KBr): 1803.1, 1787.7, 1594.8, 1253.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 1.15 (3H, t, J=7.0Hz), 3.52 (2H, q, J=7.0Hz), 3.72-3.74 (2H, m), 4.15-4.17 (2H, m), 7.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.38-7.42 (1H, m), 7.51-7.55 (1H, m), 7.70-7.75 (2H, m), 7.86-7.88 (2H, m), 7.96-7.98 (1H, m), 8.13-8.15 (2H, m), 8.42-8.52 (2H, m), 9.18-9.19 (1H, m)
製造例67
炭酸セシウム(2.53g)、酢酸パラジウム(II)(62.3mg)と2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(259mg)のトルエン(20ml)中の混合物に、4’−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)(1,1’−ビフェニル)−4−カルボン酸メチル(2.00g)と1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(813mg)を窒素流中で順次加えた。混合物を室温で30分間、110℃でさらに17時間攪拌した。室温まで冷却後、水とアセトニトリルを反応混合物に加えた。生じた沈殿物を濾取し、水中50%アセトニトリルとジイソプロピルエーテルで洗浄した。クロロホルムを生じた沈殿物に加えた。混合物を濾過膜で濾過し、濾液を減圧濃縮して、4’−[3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル]−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸メチル(1.702g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 3.02 (2H, t, J=5.8Hz), 3.64 (2H, t, J=5.8Hz), 4.49 (2H, s), 7.04 (2H, d, J=8.9Hz), 7.22 (4H, s), 7.55-7.7 (4H, m), 8.06 (2H, d, J=8.4Hz)
質量分析 (m/z): 344.3 (M+H)
下記の化合物[製造例68および69]を製造例67と同様の方法にしたがって得た。
製造例68
4’−(4−モルホリニル)−1,1’−ビフェニル−4−オール
NMR (CDCl3, δ): 3.3-3.45 (4H, m), 3.8-3.95 (4H, m), 6.88 (2H, d, J=8.6Hz), 6.97 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (2H, d, J=8.6Hz), 7.47 (2H, d, J=8.8Hz)
質量分析 (m/z): 254.2 (M+H)
製造例69
4’−(6,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸メチル
NMR (CDCl3, δ): 2.92 (2H, t, J=5.8Hz), 3.62 (2H, t, J=5.8Hz), 3.87 (3H, s), 3.89 (3H, s), 3.93 (3H, s), 4.41 (2H, s), 6.66 (1H, s), 6.68 (1H, s), 7.04 (2H, d, J=8.9Hz), 7.5-7.7 (4H, m), 8.06 (2H, d, J=8.5Hz)
質量分析 (m/z): 426.4 (M+Na)
製造例70
4’−(3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸メチル(1.7g)と10%水酸化ナトリウム溶液(7.9ml)の、メタノール(17ml)とテトラヒドロフラン(34ml)の混合溶媒中の混合物を4時間還流した。室温まで冷却後、反応混合物を冷水に注ぎ、混合物を1.0モル/L塩酸でpH7.2に調整した。生じた沈殿物を濾過し、水とアセトニトリルで洗浄し、乾燥して、4’−(3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸(1.53g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 2.93 (2H, t, J=5.8Hz), 3.62 (2H, t, J=5.8Hz), 4.48 (2H, s), 7.10 (2H, d, J=8.9Hz), 7.6-8.8 (4H, m), 7.96 (2H, d, J=8.4Hz)
質量分析 (m/z): 328.3 (M-H)
下記の化合物[製造例71ないし73]を製造例70と同様の方法にしたがって得た。
製造例71
4’−(6,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸
NMR (CDCl3, δ): 2.83 (2H, d, J=5.7Hz), 3.59 (2H, d, J=5.7Hz), 3.73 (3H, s), 3.74 (3H, s), 4.39 (2H, s), 6.75 (1H, s), 6.85 (1H, s), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.4Hz), 7.96 (2H, d, J=9.4Hz)
質量分析 (m/z): 388.3 (M-H)
製造例72
4−[5−[4−[4−[メトキシ(フェニル)メチル]−1−ピペリジル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]安息香酸
NMR (CDCl3, δ): 1.1-2.2 (5H, m), 2.55-2.95 (2H, m), 3.10 (3H, s), 3.7-4.05 (3H, m), 7.03 (2H, d, J=8.9Hz), 7.2-7.45 (5H, m), 7.82 (2H, d, J=8.9Hz), 8.10 (4H, s)
質量分析 (m/z): 484.3 (M-H)
製造例73
4”−(4−モルホリニル)−1,1’:4’,1”−ターフェニル−4−カルボン酸
質量分析 (m/z): 358.3 (M-H)
製造例74
4’−(3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)−1,1’−ビフェニル−4−カルボン酸(1.52g)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート(3.29g)とジイソプロピルエチルアミン(1.19ml)のN−メチルピペリドン(15ml)中の混合物を室温で4時間攪拌した。水を混合物に加え、生じた沈殿物を濾取し、水とアセトニトリルで洗浄し、乾燥して、2−[4’−(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシカルボニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(1.878g)を得た。
NMR (CDCl3, δ): 2.9-3.1 (2H, m), 3.6-3.75 (2H, m), 4.53 (2H, s), 7.0-8.4 (16H, m)
質量分析 (m/z): 447.07 (M+H)
下記の化合物[製造例75ないし77]を製造例74と同様の方法にしたがって得た。
製造例75
2−[4’−(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシカルボニル)−1,1’−ビフェニル−4−イル]−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
NMR (CDCl3, δ): 2.94 (2H, t, J=5.7Hz), 3.66 (2H, t, J=5.7Hz), 3.88 (3H, s), 3.90 (3H, s), 4.46 (2H, s), 6.68 (1H, s), 6.70 (1H, s), 7.07 (2H, d, J=8.9Hz), 7.4-7.9 (7H, m), 8.12 (1H, d, J=8.1Hz), 8.25 (2H, d, J=9.5Hz)
質量分析 (m/z): 507.13 (M+H)
製造例76
1−[4−[5−[4−[メトキシ(フェニル)メチル−1−ピペリジル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール
NMR (CDCl3, δ): 1.1-1.9 (4H, m), 2.1-2.25 (1H, m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.20 (3H, s), 3.7-4.0 (3H, m), 6.94 (2H, d, J=9.0Hz), 7.2-7.65 (8H, m), 7.8-8.45 (7H, m)
製造例77
1−[[4”−(4−モルホリニル)−1,1’:4’,1”−ターフェニル−4−イル]カルボニルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール
NMR (CDCl3, δ): 3.15-3.35 (4H, m), 3.8-4.0 (4H, m), 7.02 (2H, d, J=8.5Hz), 7.35-7.95 (11H, m), 8.13 (1H, d, J=8.5Hz), 8.37 (2H, d, J=8.1Hz)
質量分析 (m/z): 477.20 (M+H)
下記の製造例例7896で用いられた出発化合物および得られた目的化合物を以下の表に示す。表において、出発化合物の式を上の欄に、目的化合物の式を下の欄にそれぞれ示す。
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
Figure 2005524640
製造例78
出発化合物(78)(2g)と塩化コバルト(II)六水和物(1.91g)の、メタノール(60ml)と水(12ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.52g)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で2時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸でpH8に調整し、メタノールを減圧留去し、凍結乾燥した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(60ml)中の混合物にクロロ炭酸ベンジル(0.43ml)を室温で加え、混合物を24時間攪拌した。水を加えた。溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(78)(927mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.94 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.3Hz), 1.32 (9H, s), 1.4-4.5 (27H, m), 4.6-4.85 (2H, m), 5.00 (2H, s), 5.06 (2H, s), 6.4-6.7 (2H, m), 6.84 (1H, d, J=8.3Hz), 7.2-7.5 (10H, m)
質量分析 (m/z): 1157.5 (M+Na)
製造例79
出発化合物(79)(920mg)、ジブロモエタン(2.1ml)と水酸化リチウム(510mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(9.2ml)中の混合物を室温で21時間攪拌した。水を混合物に加えた。溶液を、水中45%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(79)(792.5mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.94 (3H, d, J=6.6Hz), 1.0-1.05 (3H, m), 1.33 (9H, s), 1.4-4.5 (32H, m), 4.7-4.85 (2H, m), 5.00 (2H, s), 5.09 (2H, s), 6.65-6.85 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=8.3Hz), 7.2-7.5 (10H, m)
質量分析 (m/z): 1265.4, 1267.4 (M++Na)
製造例80
出発化合物(80)(1g)と酢酸ナトリウム(149mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の混合物を80℃で17時間攪拌した。水中10%アセトニトリルを混合物に加えた。溶液を、水中35%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(80)(668mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.07 (3H, d, J=5.7Hz), 1.36 (9H, s), 1.6-2.0 (3H, m), 2.01 (3H, s), 2.2-2.9 (6H, m), 3.2-3.3 (1H, m), 3.6-4.5 (19H, m), 4.8-4.9 (2H, m), 5.07 (2H, s), 6.71 (1H, d, J=8.2Hz), 6.79 (1H, s), 6.95 (1H, s), 7.3-7.5 (5H, m)
質量分析 (m/z): 1105.3 (M+Na)
製造例81
出発化合物(81)(9.9g)とヒドラジン1水和物(2.1ml)のエタノール(200ml)中の混合物を70℃で4.5時間攪拌した。反応混合物を水(1.8L)に注いだ。溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B)(400ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(81)(8.22g)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.94 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-2.9 (11H, m), 3.1-4.5 (18H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 5.06 (2H, s), 6.6-7.0 (3H, m), 7.2-7.5 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1062.4 (M+Na)+
製造例82
出発化合物(82)(2.0g)、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.49g)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.34g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200ml)中の混合物を室温で25時間攪拌した。反応混合物をアセトニトリル(100ml)と水(900ml)の混合物に注いだ。溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B)(200ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(82)(2.13g)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-2.9 (9H, m), 3.1-4.5 (22H, m), 4.8-4.9 (2H, m), 5.03 (2H, s), 6.5-6.8 (3H, m), 7.2-7.5 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1163.3 (M+Na)+
製造例83
出発化合物(83)(3.0g)、2−アミノエタノール(0.82ml)とトリエチルアミン(1.9ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)中の混合物を室温で99時間攪拌した。反応混合物をアセトニトリル(200ml)と水(800ml)の混合物に注いだ。溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B)(400ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(83)(2.32g)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-3.0 (23H, m), 3.1-4.5 (20H, m), 4.8-4.9 (2H, m), 5.06 (2H, s), 6.6-7.0 (3H, m), 7.2-7.5 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1106.3 (M+Na)+
下記の化合物を製造例83と同様の方法にしたがって得た。
製造例84
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-2.9 (13H, m), 3.1-4.5 (20H, m), 3.21 (3H, s), 4.8-4.9 (2H, m), 5.06 (2H, s), 6.6-7.0 (3H, m), 7.3-7.5 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1098.4 (M+H)+, 1120.3 (M+Na)+
製造例85
出発化合物(85)(16.9g)とアジ化ナトリウム(2.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド(170ml)中の混合物を60℃で3時間攪拌した。反応混合物をアセトニトリル(1L)と水(2.8L)の混合物に注いだ。溶液を、水中60%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B)(1L)カラムクロマトグラフィーに付した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(85)(15.9g)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.93 (3H, d, J=6.7Hz), 1.06 (3H, d, J=5.7Hz), 1.33 (9H, s), 1.5-2.9 (11H, m), 3.1-4.5 (18H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 5.05 (2H, s), 6.6-7.0 (3H, m), 7.2-7.5 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1088.4 (M+Na)+
下記の化合物を製造例85と同様の方法にしたがって得た。
製造例86
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-2.9 (9H, m), 3.1-4.5 (20H, m), 4.8-5.0 (4H, m), 6.6-7.0 (3H, m), 7.2-7.4 (5H, m), 7.8-8.0 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1192.3 (M+Na)+
製造例87
出発化合物(87)(0.2g)、ホルムアルデヒド(水中35%溶液)(58μl)と酢酸(36μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)とメタノール(6ml)中の混合物に、水素化シアノホウ素ナトリウム(27mg)を加えた。室温で24時間攪拌後、反応混合物を水(100ml)に注いだ。溶液を、水中15%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B)(100ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去した。残留物を凍結乾燥て、目的化合物(87)(0.12g)を得た。
ESI質量分析 (陽性): 1000.5 (M+Na)+
下記の化合物を製造例87と同様の方法にしたがって得た。
製造例88
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-3.0 (12H, m), 3.2-4.5 (22H, m), 4.8-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1046.3 (M+Na)+
下記の化合物[製造例89ないし92]を製造例20と同様の方法にしたがって得た。
製造例89
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.35 (9H, s), 1.5-2.9 (11H, m), 3.1-4.5 (11H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 972.4 (M+Na)+
製造例90
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.35 (9H, s), 1.5-4.5 (33H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1016.3 (M+Na)+
製造例91
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-2.9 (11H, m), 3.1-4.5 (18H, m), 4.8-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 950.3 (M+H)+, 972.3 (M+Na)+
製造例92
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.35 (9H, s), 1.5-2.9 (9H, m), 3.1-4.5 (22H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1007.3 (M+H)+ 1029.4 (M+Na)+
製造例93
出発化合物(93)(760mg)と塩化コバルト(II)六水和物(668mg)の、メタノール(22.8ml)と水(4.6ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(531mg)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で1.5時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸でpH8.3に調整し、メタノールを減圧留去し、凍結乾燥した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.367ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(15.2ml)中の混合物に、9−フルオレニルメチルクロロホルメート(272mg)を室温で加え、混合物を2時間攪拌した。水を混合物に加え、生じた沈殿物を濾取した。沈殿物を水中10%アセトニトリルに溶解した。溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(93)(290mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.89 (3H, d, J=6.7Hz), 1.05-1.15 (3H, m), 1.34 (9H, s), 1.4-3.3 (13H, m), 3.4-4.5 (21H, m), 4.7-4.85 (2H, m), 6.55-6.75 (3H, m), 7.3-7.5 (4H, m), 7.67 (2H, d, J=7.4Hz), 7.89 (2H, d, J=7.6Hz)
質量分析 (m/z): 1199.4 (M+Na)
製造例94
出発化合物(94)(290mg)とトリエチルシラン(0.315ml)のジクロロメタン(6ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.719ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物をpH6.86緩衝液(40ml)と炭酸水素ナトリウム溶液(10ml)の混合物に加えた。溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(94)(159mg)を得た。
質量分析 (m/z): 1099.3 (M+Na)
製造例95
出発化合物(95)(80mg)、1−[4−[2−(4−ペンチルオキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(39.6mg)とジイソプロピルエチルアミン(38.8μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8ml)中の混合物を室温で攪拌した。溶液を同温で15時間攪拌した。次いでピペリジン(73.5μl)を反応混合物に加え、混合物を2.5時間攪拌した。酢酸エチルを反応混合物に加えた。生じた沈殿物を濾取し、真空乾燥した。沈殿物を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(95)(25.5mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.05 (6H, m), 1.09 (3H, d, J=5.3Hz), 1.25-4.55 (39H, m), 4.7-4.85 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.9Hz), 7.81 (2H, d, J=8.5Hz), 7.92 (2H, d, J=8.9Hz), 7.97 (2H, d, J=8.5Hz), 8.37 (1H, s)
質量分析 (m/z): 1226.4 (M+Na)
元素分析: C58H78CIN9O17S・5H2O
計算値: C 52.34, H 6.66, N 9.47
実測値: C 52.15, H 6.57, N 9.23
下記の化合物を製造例26と同様の方法にしたがって得た。
製造例96
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.36 (9H, s), 1.5-2.9 (9H, m), 3.1-4.5 (20H, m), 4.8-4.9 (2H, m), 5.09 (2H, s), 6.6-7.1 (3H, m), 7.2-7.5 (5H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1125.4, 1127.3 (M+Na)+
下記の実施例1170で用いられた出発化合物および得られた目的化合物を以下の表に示す。表において、出発化合物の式を上の欄に、目的化合物の式を下の欄にそれぞれ示す。
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実施例1
出発化合物(1)(900mg)と塩化コバルト(II)六水和物(771mg)の、メタノール(27ml)と水(5.4ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(306mg)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で2.5時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液に10%パラジウム炭(450mg)を加え、大気圧の水素ガスに2時間さらした。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸でpH8.3に調整し、メタノールを減圧留去し、凍結乾燥した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.423ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(9ml)中の溶液に、9−フルオレニルメチルクロロホルメート(314mg)を室温で加え、混合物を2.5時間攪拌した。水を加え、生じた沈殿物を採取し、乾燥して、目的化合物(1)(794mg)を粗製沈殿物として得て、これを精製することなく次の工程で直接用いた。
実施例2
出発化合物(2)(390mg)と塩化コバルト(II)六水和物(347mg)の、メタノール(11.7ml)と水(2.3ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で2.5時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液に10%パラジウム炭(195mg)を加え、大気圧の水素ガスに2時間さらした。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸でpH8.3に調整し、メタノールを減圧留去し、凍結乾燥した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.191ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(7.8ml)中の溶液に、9−フルオレニルメチルクロロホルメート(142mg)を室温で加え、混合物を6時間攪拌した。水を加え、生じた沈殿物を採取し、乾燥した。生じた沈殿物を水中30%アセトニトリルに溶解し、溶液を、水中40%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(2)(162.4mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-2.5 (23H, m), 2.6-3.4 (9H, m), 3.5-4.9 (19H, m), 6.28 (1H, s), 6.55-6.8 (3H, m), 7.2-7.5 (4H, m), 7.67 (1H, d, J=7.1Hz), 7.8-7.95 (3H, m)
質量分析 (m/z): 1226.4 (M++Na)
実施例3
出発化合物(3)とアニソール(0.677ml)のジクロロメタン(1.5ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.75ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去して、目的化合物(3)(196mg)を粗製沈殿物として得て、これを精製することなく次の工程で直接用いた。
実施例4
出発化合物(4)(100mg)のDMF中の溶液を1−[4−[5−[4−(7−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(49.1mg)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0429ml)で処理し、室温で一夜攪拌した。混合物に水中30%アセトニトリルを加えた。溶液を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(4)(20mg)を得た。
質量分析 (m/z): 1534.5 (M++Na)
下記の化合物を実施例4と同様の方法にしたがって得た。
実施例5
質量分析 (m/z): 1475.3 (M++Na)
実施例6
出発化合物(6)(2.48g)と塩化コバルト(II)六水和物(2.12g)の、メタノール(74ml)と水(15ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.69g)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で2.5時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液に10%パラジウム炭(1.24g)を加え、大気圧の水素ガスに2時間さらした。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸でpH8.3に調整した。メタノールを減圧留去し、凍結乾燥した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.17ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)中の溶液に、9−フルオレニルメチルクロロホルメート(865mg)を室温で加え、混合物を4時間攪拌した。水を加え、生じた沈殿物を採取し、乾燥した。残留物とアニソール(0.892ml)のジクロロメタン(20ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(10ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去した。ジイソプロピルエーテルを加え、生じた沈殿物を採取し、水に溶解した。溶液を、水中30%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(6)(1.053g)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-4.55 (37H, m),4.6-4.85 (2H, m), 6.28 (1H, s), 6.5-6.8 (3H, m), 7.2-7.55 (4H, m), 7.68 (1H, d, J=7.2Hz), 7.8-8.0 (3H, m)
質量分析 (m/z): 1089.4 (M+-H)
下記の化合物[実施例7ないし]を製造例17と同様の方法にしたがって得た。
実施例7
IR (KBr): 3354, 1666, 1633, 1512, 1448, 1254, 1142, 1084, 1068 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (5.9Hz), 1.42 (9H, s), 1.5-2.6 (8H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.4-4.5 (15H, m), 4.63 (2H, s), 4.8-5.1 (6H, m), 6.6-6.8 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=8.3Hz), 7.2-7.5 (10H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1185.4 (M+Na)+
元素分析: C56H74N8O19・2.5H2O
計算値: C 55.67, H 6.59, N 9.27
実測値: C 55.78, H 6.41, N 9.23
実施例8
IR (KBr): 3354, 1668, 1633, 1529, 1512, 1448, 1435, 1261, 1167, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.04 (3H, d, J=5.6Hz), 1.37 (9H, s), 1.5-2.6 (10H, m), 2.8-3.3 (4H, m), 3.4-4.5 (17H, m), 4.7-5.1 (6H, m), 6.6-7.0 (3H, m), 7.2-7.5 (10H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1228.3 (M+Na)+
元素分析: C58H79N9O19・2H2O
計算値: C 56.07, H 6.73, N 10.15
実測値: C 56.36, H 6.90, N 10.20
下記の化合物[実施例9ないし10]を製造例20と同様の方法にしたがって得た。
実施例9
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=6.1Hz), 1.43 (9H, s), 1.8-2.8 (9H, m), 3.1-4.6 (18H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 961.3 (M+Na)+
実施例10
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=6.0Hz), 1.7-2.6 (10H, m), 2.6-2.8 (1H, m), 3.0-4.5 (20H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1004.3 (M+Na)+
実施例11
出発化合物(11)(0.6g)と1−[4−[2−(4−ペンチルオキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(0.34g)のN,N−ジメチルホルムアミド(12ml)中の混合物を室温で68時間攪拌した。反応混合物に水を加え、生じた沈殿物を濾取した。沈殿物を、ジクロロメタンとメタノールの混合物(8:1ないし5:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去して、目的化合物(11)(0.67g)を得た。
IR (KBr): 3350, 2935, 1637, 1520, 1439, 1255, 1153 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.0 (6H, m), 1.07 (3H, d, J=5.9Hz), 1.3-1.5 (4H, m), 1.44 (9H, s), 1.6-2.6 (10H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.4-4.7 (19H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.9Hz), 7.7-8.0 (6H, m), 8.36 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1310.3 (M+Na)+
元素分析: C62H81N9O19S・2H2O
計算値: C 56.22, H 6.47, N 9.52
実測値: C 56.42, H 6.54, N 9.53
下記の化合物[実施例12ないし14]を実施例11と同様の方法にしたがって得た。
実施例12
IR (KBr): 3346, 3325, 2933, 1672, 1664, 1641, 1630, 1606, 1522, 1443, 1417, 1275, 1240, 1198, 1165, 1090 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.0 (6H, m), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.3-2.7 (28H, m), 1.38 (9H, s), 2.8-4.5 (21H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.7 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=9.2Hz), 7.87 (2H, d, J=8.6Hz), 8.0-8.1 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1448.4 (M+Na)+
実施例13
IR (KBr): 3442, 3346, 2935, 1682, 1664, 1641, 1624, 1605, 1529, 1516, 1466, 1433, 1273, 1228, 1196, 1090 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.3-2.6 (20H, m), 1.38 (9H, s), 2.8-4.5 (30H, m), 3.21 (3H, s), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.7 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.76 (2H, d, J=8.6Hz), 7.9-8.0 (4H, m), 8.78 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1506.4 (M+Na)+
実施例14
IR (KBr): 3354, 3344, 2935, 1664, 1637, 1518, 1439, 1254, 1174 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.0 (6H, m), 1.08 (3H, d, J=6.1Hz), 1.3-1.5 (13H, m), 1.6-2.6 (12H, m), 2.8-4.5 (23H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.7-8.0 (6H, m), 8.38 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1353.3 (M+Na)+
元素分析: C64H86N10O19S・4H2O
計算値: C 54.77, H 6.75, N 9.98
実測値: C 54.67, H 6.71, N 9.77
実施例15
出発化合物(15)(7.8g)と塩化コバルト(II)六水和物(9g)の、メタノール(230ml)と水(46ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(7.12g)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で1時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸(105ml)でpH7.5に調整した。混合物に10%パラジウム炭(0.78g)を加え、大気圧の水素ガスに1.5時間さらした。反応混合物をセライトで濾過し、メタノールを減圧留去した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(6.56ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(78ml)中の溶液に、9−フルオレニルメチルクロロホルメート(3.9g)を室温で加え、混合物を2時間攪拌した。酢酸エチル(780ml)を加え、生じた沈殿物を採取し、粉末をアセトニトリル(300ml)と水(450ml)の混合物に溶解した。溶液を、水中60%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(500ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(15)(2.2g)を得た。
IR (KBr): 3351.7, 1664.3, 1635.3, 1257.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.88-1.12 (6H, m), 1.34 (9H, s), 1.55-4.81 (39H, m), 6.28-7.90 (19H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1420.4 (M+Na)+
実施例16
出発化合物(16)(3.37g)と塩化コバルト(II)六水和物(2.7g)の、メタノール(100ml)と水(20ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(2.15g)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で1.5時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液に10%パラジウム炭(0.337g)を加え、大気圧の水素ガスに3時間さらした。反応混合物をセライトで濾過し、メタノールを減圧留去した。残留物を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(60ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(16)(1.58g)を得た。
IR (KBr): 3359.4, 1668.1, 1650.8, 1631.5, 1521.6 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.95 (3H, d, J=6.5Hz), 1.06-1.09 (3H, m), 1.35 (9H, s), 1.46-4.80 (35H, m), 6.55-6.90 (3H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 990.4 (M+Na)+, 968.5 (M+H)+
実施例17
出発化合物(17)(1.55g)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.39ml)のDMF(15.5ml)中の溶液を9−フルオレニルメチルクロロホルメート(994mg)に加え、室温で2.5時間攪拌した。反応混合物を真空濃縮した。生じた残留物を、ジクロロメタン/メタノール(5:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲル(45g)クロマトグラフィーに付して、目的化合物(17)(1.25g)を得た。
IR (KBr): 3367.1, 1699.0, 1668.1, 1633.4, 1515.8,
1255.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.89 (3H, d, J=6.5Hz), 1.07-1.10 (3H, m), 1.20-1.34 (11H, m), 1.46-4.80 (39H, m), 6.55-6.90 (3H, m), 7.28-7.89 (16H, m)
ESI質量分析 (陰性)(m/z): 1410.6 (M+H)+
実施例18
出発化合物(18)(1.25g)のジクロロメタン(19ml)中の溶液を、ジクロロメタン(2ml)中のトリフルオロ酢酸(2.02g)に氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で一夜攪拌した。反応混合物を真空濃縮して、目的化合物(18)(1.81g)を粗製シロップとして得て、これを精製することなく次の工程で直接用いた。
た。
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1335.3 (M+Na)+, 1312.5 (M+H)+
実施例19
出発化合物(19)(3.7g)とトリエチルシラン(3.35ml)のジクロロメタン(56ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(6.05ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で1.5時間攪拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリウム(8g)の水(300ml)中の溶液に加えた。生じた沈殿物を採取し、沈殿物を水中50%アセトニトリル混合物に溶解し、溶液を、水中15%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(60ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(19)(0.99g)を得た。
IR (KBr): 3365.2, 1668.1, 1650.8, 1633.4, 1265.1 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.89 (3H, d, J=6.6Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.35 (9H, s), 1.46-5.50 (47H, m), 6.54-6.70 (3H, m), 7.21-7.90 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1334.4 (M+Na)+, 1312.4 (M+H)+
下記の化合物を実施例19と同様の方法にしたがって得た。
実施例20
IR (KBr): 3344.0, 1664.3, 1635.3, 1263.1 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.88-1.10 (6H, m), 1.40-4.80 (39H, m), 6.28-7.90 (19H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1320.4 (M+Na)+, 1298.4 (M+H)+
実施例21
出発化合物(21)(0.4g)のDMF(4ml)中の溶液を、1−[4−[5−[4−[4−(4−メチルシクロヘキシル)−1−ピペラジニル]フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(326mg)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.18ml)で処理し、室温で一夜攪拌した。反応混合物にピペリジン(0.28ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(40ml)を加えた。生じた沈殿物を採取し、沈殿物を水中15%アセトニトリル(30ml)と1N塩酸(1.4ml)の混合物に溶解し、溶液を、水中15%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(60ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(21)(59.3mg)を得た。
IR (KBr): 3361.3, 1645.0, 1631.5, 1523.5, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=7.0Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.46-4.80 (58H, m), 6.59-6.74 (3H, m), 7.17-8.94 (8H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1334.3 (M+Na)+, 1312.5 (M+H)+
元素分析: C64H92Cl3N13O15S・9H2O
計算値: C 47.67, H 6.44, N 10.36
実測値: C 47.53, H 6.97, N 10.94
下記の化合物[実施例22ないし54]を実施例21と同様の方法にしたがって得た。
実施例22
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, t, J=6.7Hz), 1.08 (3H, t, J=6.7Hz), 1.26-4.80 (44H, m), 6.64-8.13 (15H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1363.2 (M+Na)+
元素分析: C64H84Cl4N12O16S・13H2O
計算値: C 45.61, H 6.58, N 9.97
実測値: C 45.75, H 6.24, N 10.12
実施例23
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, t, J=6.8Hz), 1.08 (3H, t, J=5.9Hz), 1.25-4.80 (55H, m), 6.64-8.13 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1340.4 (M+Na)+ (遊離化合物)
元素分析: C63H90Cl2N12O17S・12H2O
計算値: C 47.10, H 7.15, N 10.46
実測値: C 46.90, H 6.88, N 10.20
実施例24
IR (KBr): 3356, 1635, 1529, 1520, 1443, 1275, 1250 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.5-2.7 (13H, m), 2.8-4.6 (22H, m), 3.33 (3H, s), 4.7-4.8 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.88 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1291.4 (M+Na)+
元素分析: C61H79Cl2N11O17S・8H2O
計算値: C 49.32, H 6.45, N 10.37
実測値: C 49.19, H 6.08, N 10.28
実施例25
IR (KBr): 3361, 1635, 1529, 1518, 1443, 1275, 1252 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.0-1.2 (6H, m), 1.5-2.7 (13H, m), 2.8-4.6 (24H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.10 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.88 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1304.3 (M+Na)+
元素分析: C62H81Cl2N11O17S・9.5H2O
計算値: C 48.78, H 6.60, N 10.09
実測値: C 48.66, H 6.12, N 10.12
実施例26
IR (KBr): 2931, 1659, 1628, 1606, 1529, 1518, 1444, 1257 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.9Hz), 1.06 (3H, d, J=6.1Hz), 1.2-2.8 (20H, m), 2.8-4.9 (32H, m), 6.5-6.7 (1H, m), 6.8-6.9 (2H, m), 7.1-7.2 (2H, m), 7.9-8.2 (6H, m)
ESI質量分析: 1299.5 (M+Na)+ (陽性), (遊離化合物 (M)= 1276.46)
実施例27
IR (KBr): 1659, 1628, 1606, 1529, 1518, 1444, 1257 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.3-2.7 (23H, m), 2.8-4.6 (22H, m), 3.22 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.9Hz), 7.98 (2H, d, J=8.7Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1284.4 (M+Na)+
元素分析: C60H85Cl2N11O17S・7H2O
計算値: C 49.31, H 6.83, N 10.54
実測値: C 49.45, H 6.68, N 10.48
実施例28
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.33-4.80 (55H, m), 6.59-6.74 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.9Hz), 7.96-8.15 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1298.4 (M+Na)+, 1276.5 (M+H)+, 1256.3 (M--H) (陰性)
元素分析: C61H87Cl2N11O17S・7H2O
計算値: C 49.66, H 6.90, N 10.44
実測値: C 49.45, H 6.59, N 10.19
実施例29
IR (KBr): 3354, 1674, 1635, 1518, 1444, 1201, 1180, 1136 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, ,d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.2-2.6 (27H, m), 2.8-4.5 (22H, m), 3.21 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.9Hz), 7.9-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1312.4 (M+Na)+
元素分析: C66H89F6N11O21S・7H2O
計算値: C 48.20, H 6.31, N 9.37
実測値: C 47.91, H 5.99, N 9.20
実施例30
IR (KBr): 3373, 1674, 1635, 1518, 1439, 1201, 1136 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.2 (9H, m), 1.5-2.7 (28H, m), 2.8-4.9 (25H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.1-8.9 (7H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1335.4 (M+Na)+
元素分析: C71H92F12N14O23S・7H2O
計算値: C 44.98, H 5.64, N 10.34
実測値: C 45.06, H 5.47, N 10.36
実施例31
IR (KBr): 3352, 1674, 1635, 1529, 1518, 1444, 1201, 1136 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-2.7 (29H, m), 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 2.8-4.6 (24H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=9.0Hz), 7.85 (2H, d, J=8.8Hz), 7.9-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1335.4 (M+Na)+
元素分析: C70H91F9N12O22S・7H2O
計算値: C 47.19, H 5.94, N 9.43
実測値: C 47.10, H 5.64, N 9.33
実施例32
IR (KBr): 3361.3, 1645.0, 1631.5, 1521.6 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.33-4.80 (63H, m), 6.59-6.74 (3H, m), 7.09-8.80 (9H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1392.5 (M+Na)+, 1370.6 (M+H)+
元素分析: C66H93Cl2N13O17S・11H2O
計算値: C 48.29, H 7.06, N 11.09
実測値: C 48.39, H 6.61, N 11.00
実施例33
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.07 (3H, d, J=5.9Hz), 1.35-4.98 (69H, m), 6.59-8.52 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1348.5 (M+Na)+
実施例34
IR (KBr): 1674, 1635, 1529, 1444, 1201, 1136 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.2-2.7 (36H, m), 2.8-4.6 (23H, m), 3.10 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.6Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 7.93 (2H d, J=8.4Hz)
ESI質量分析 (陽性): 1312.6 (M+H)+
元素分析: C75H101F12N11O24・7H2O
計算値: C 47.54, H 6.12, N 8.13
実測値: C 47.75, H 6.10, N 8.20
実施例35
IR (KBr): 1659, 1635, 1605, 1529, 1518, 1444, 1417 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-2.7 (30H, m), 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 2.8-4.6 (22H, m), 3.10 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=9.1Hz), 7.84 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1349.3 (M+Na)+
元素分析: C65H93Cl3N12O16S・7H2O
計算値: C 49.95, H 6.90, N 10.75
実測値: C 50.17, H 6.75, N 10.62
実施例36
IR (KBr): 3350, 2935, 1635, 1606, 1514, 1443, 1398, 1257, 1234 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-2.8 (19H, m), 2.8-4.9 (41H, m), 6.6-6.7 (1H, m), 6.72 (2H, d, J=8.1Hz), 6.97 (2H, d, J=8.9Hz), 7.20 (2H, d, J=8.9Hz), 7.3-7.5 (2H, m), 7.9-8.0 (2H, m), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析: 1416.4 (M+Na)+ (陽性), (遊離化合物 (M)=1394.59)
元素分析: C68H91N13O17S・3HCl・9H2O
計算値: C 49.02, H 6.78, N 10.93
実測値: C 49.02, H 6.51, N 10.92
実施例37
IR (KBr): 3352, 1674, 1635, 1529, 1518, 1444, 1201, 1134 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.5-2.7 (19H, m), 2.8-4.5 (23H, m), 4.57 (2H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.11 (2H, d, J=9.0Hz), 7.2-7.4 (5H, m), 7.85 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1343.3 (M+Na)+
元素分析: C71H87F9N12O22S・7H2O
計算値: C 47.65, H 5.69, N 9.39
実測値: C 47.77, H 5.46, N 9.36
実施例38
IR (KBr): 3356, 1674, 1635, 1529, 1518, 1444, 1201, 1136 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hzl), 1.6-2.7 (19H, m), 2.7-4.5 (23H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.0-8.2 (13H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1313.4 (M+Na)+
実施例39
IR (KBr): 1635, 1605, 1520, 1443, 1417, 1196, 1068 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.5-2.7 (19H, m), 2.8-4.5 (22H, m), 2.94 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.15 (2H, d, J=8.9Hz), 7.46 (4H, s), 7.87 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1377.3 (M+Na)+
元素分析: C65H86Cl4N12O16S・4H2O
計算値: C 50.78, H 6.16, N 10.93
実測値: C 50.54, H 6.24, N 10.82
実施例40
IR (KBr): 1674, 1635, 1529, 1518, 1444, 1201, 1134 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.2-2.7 (24H, m), 2.7-4.5 (28H, m), 3.21 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=9.0Hz), 7.85 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1353.4 (M+Na)+
元素分析: C70H93F9N12O23S・6H2O
計算値: C 47.19, H 5.94, N 9.43
実測値: C 47.19, H 5.89, N 9.45
実施例41
IR (KBr): 3349.7, 2950.6, 1658.5, 1633.4, 1440.6, 1070.3 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, t, J=6.7Hz), 1.08 (3H, t, J=5.7Hz), 1.51-4.80 (58H, m), 6.59-8.52 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1335.6 (M+Na)+ (遊離化合物)
元素分析: C64H91Cl3N12O16S・11H2O
計算値: C 47.42, H 7.03, N 10.37
実測値: C 47.16, H 6.94, N 10.17
実施例42
IR (KBr): 3354, 3327, 2935, 1635, 1527, 1443, 1273, 1246, 1176, 1084 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.2-2.7 (19H, m), 2.8-4.9 (27H, m), 6.62 (1H, d, J=7.8Hz), 6.7-6.8 (2H, m), 7.08 (2H, d, J=8.7Hz), 7.72 (2H, d, J=8.8Hz), 7.87 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析: 1329.4 (M+Na)+ (陽性) (遊離化合物 (M)= 1306.49)
元素分析: C65H83N11O16S・2HCl・7H2O
計算値: C 51.86, H 6.63, N 10.23
実測値: C 52.07, H 6.50, N 10.24
実施例43
IR (KBr): 3334, 2935, 1635, 1529, 1518, 1441, 1277, 1082 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=6.0Hz), 1.5-2.7 (9H, m), 2.8-4.9 (35H, m), 6.5-6.7 (1H, m), 6.7-6.8 (2H, m), 7.49 (2H, d, J=8.5Hz), 7.78 (2H, d, J=8.2Hz), 7.93 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.3 (6H, m)
ESI質量分析: 1318.5 (M+Na)+ (陽性) (遊離化合物 (M)= 1296.45)
元素分析: C63H81N11O17S・2HCl・7H2O
計算値: C 50.60, H 6.54, N 10.30
実測値: C 50.66, H 6.29, N 10.35
実施例44
IR (KBr): 3367, 3348, 2974, 2935, 1635, 1529, 1518, 1441, 1277, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.6Hz), 1.19 (3H, t, J=7.0Hz), 1.6-2.8 (9H, m), 2.8-4.9 (30H, m), 6.6-6.7 (1H, m), 6.7-6.8 (2H, m), 7.55 (2H, d, J=6.6Hz), 7.78 (2H, d, J=8.1Hz), 7.93 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.3 (6H, m)
ESI質量分析: 1288.4 (M+Na)+ (陽性)(遊離化合物 (M)= 1266.42)
元素分析: C62H79N11O16S・2HCl・7H2O
計算値: C 50.81, H 6.53, N 10.51
実測値: C 51.01, H 6.38, N 10.51
実施例45
IR (KBr): 3458, 3371, 3311, 3277, 3250, 2927, 1635, 1529, 1443 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.6Hz), 1.0-1.2 (6H, m), 1.5-2.8 (11H, m), 2.8-4.9 (32H, m), 6.5-6.7 (1H, m), 6.7-6.8 (2H, m), 7.08 (2H, d, J=9.1Hz), 7.74 (2H, d, J=8.7Hz), 7.87 (2H, d, J=8.2Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析: 1333.4 (M+Na)+ (陽性)(遊離化合物 (M)= 1310.47)
元素分析: C64H83N11O17S・2HCl・6H2O
計算値: C 51.54, H 6.56, N 10.33
実測値: C 51.39, H 6.39, N 10.28
実施例46
IR (KBr): 3496, 3456, 3325, 2976, 2933, 1635, 1527, 1443, 1252 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.0-1.2 (6H, m), 1.5-2.7 (9H, m), 2.8-4.9 (32H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.10 (2H, d, J=8.9Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.88 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析: 1318.4 (M+Na)+ (陽性)(遊離化合物 (M)= 1296.45)
元素分析: C63H81N11O17S・2HCl・6H2O
計算値: C 51.21, H 6.48, N 10.43
実測値: C 51.18, H 6.32, N 10.44
実施例47
IR (KBr): 3456, 3340, 2931, 1635, 1529, 1443, 1250 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-1.1 (6H, m), 1.5-2.6 (9H, m), 2.8-4.9 (33H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.0-7.2 (2H, m), 7.7-7.8 (2H, m), 7.8-7.9 (2H, m), 8.0-8.2 (6H,m)
ESI質量分析: 1304.3 (M+Na)+ (陽性)(遊離化合物 (M)= 1282.42)
元素分析: C62H79N11O17S・2HCl・7H2O
計算値: C 50.27, H 6.46, N 10.40
実測値: C 50.51, H 6.19, N 10.46
実施例48
IR (KBr): 3475, 3456, 3277, 2935, 1635, 1529, 1441, 1273, 1250 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 0.8-1.2 (9H, m), 1.3-2.8 (13H, m), 2.8-4.9 (28H, m), 6.6-6.7 (1H, m), 6.7-6.8 (2H, m), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.87 (2H, d, J=8.7Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析: 1302.3 (M+Na)+ (陽性)(遊離化合物 (M)= 1280.45)
元素分析: C63H81N11O16S・2HCl・7H2O
計算値: C 51.14, H 6.61, N 10.41
実測値: C 55.11, H 6.38, N 10.39
実施例49
IR (KBr): 3421, 3379, 3350, 3250, 1635, 1529, 1443, 1273, 1248 cm-1
NMR (CDCl3, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.37 (3H, t, J=6.8Hz), 1.5-2.7 (9H, m), 2.7-4.9 (28H, m), 6.6-6.7 (1H, m), 6.7-6.8 (2H, m), 7.07 (2H, d, J=8.7Hz), 7.74 (2H, d, J=8.7Hz), 7.88 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析: 1275.4 (M+Na)+ (陽性)(遊離化合物 (M)= 1252.39)
元素分析: C61H77N11O16S・2HCl・6H2O
計算値: C 51.11, H 6.40, N 10.75
実測値: C 51.07, H 6.28, N 10.72
実施例50
IR (KBr): 1664, 1635, 1606, 1444 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-2.7 (28H, m), 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 2.8-4.6 (22H, m), 3.10 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.6Hz), 7.8-8.3 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1335.5 (M+Na)+
元素分析: C64H91Cl3N12O16S・7H2O
計算値: C 49.62, H 6.83, N 10.85
実測値: C 49.44, H 6.65, N 10.78
実施例51
IR (KBr): 3373, 3331, 1635, 1529, 1520, 1443, 1275, 1250 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=6.0Hz), 1.5-2.7 (15H, m), 2.8-4.6 (22H, m), 3.27 (3H, s), 4.7-4.8 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (2H, d, J=8.8Hz), 7.87 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1304.4 (M+Na)+
元素分析: C62H81Cl2N11O17S・8H2O
計算値: C 49.66, H 6.52, N 10.28
実測値: C 49.39, H 6.48, N 10.1
実施例52
IR (KBr): 3344, 1632, 1518, 1441, 1275 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-2.7 (27H, m), 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.7Hz), 2.8-4.5 (23H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.12 (2H, d, J=8.8Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 7.96 (2H, d, J=8.3Hz)
ESI質量分析 (陽性): 1222.5 (M+Na)+
元素分析: C60H89Cl4N11O15S・17H2O
計算値: C 43.61, H 7.50, N 9.32
実測値: C 43.72, H 7.21, N 9.32
実施例53
IR (KBr): 3352, 1635, 1529, 1518, 1444cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.2-2.7 (27H, m), 2.8-4.6 (27H, m), 3.20 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.4-6.8 (3H, m), 7.10 (2H, d, J=8.9Hz), 7.86 (2H, d, J=8.6Hz), 7.9-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1367.3 (M+Na)+
元素分析: C65H95Cl3N12O17S・9H2O
計算値: C 48.28, H 7.04, N 10.39
実測値: C 48.12, H 6.83, N 10.68
実施例54
IR (KBr): 3347.8, 2946.7, 1685.5, 1627.6, 1444.4, 1070.3 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, t, J=6.8Hz), 1.08 (3H, t, J=5.9Hz), 1.32-4.80 (56H, m), 6.64-8.55 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1321.4 (M+Na)+ (遊離化合物)
元素分析: C63H89Cl3N12O16S・14H2O
計算値: C 45.55, H 7.10, N 10.12
実測値: C 45.77, H 6.71, N 10.27
実施例55
出発化合物(55)(0.1g)のDMF(1ml)中の溶液を、1−[4−[5−[4−(7−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(54.4mg)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(19.9mg)で処理し、室温で一夜攪拌した。反応混合物にピペリジン(65.6mg)を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(10ml)を加えた。生じた沈殿物を採取し、沈殿物を水中15%アセトニトリル(30ml)とトリフルオロ酢酸(18mg)の混合物に溶解し、溶液を、水中40%アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸)を溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(60ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(55)(70.0mg)を得た。
IR (KBr): 3409.5, 1673.9, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.9Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.35-4.83 (50H, m), 6.64-8.99 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1284.4 (M+Na)+, 1262.3 (M+H)+ (遊離化合物)
元素分析: C64H85F6N11O21S・8H2O
計算値: C 47.03, H 6.23, N 9.43
実測値: C 46.93, H 5.96, N 9.26
下記の化合物[実施例56ないし71]を実施例55と同様の方法にしたがって得た。
実施例56
IR (KBr): 3400, 1672.0, 1635.3, 1199.5, 1182.2 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.39-4.81 (48H, m), 6.68-8.51 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1270.2 (M+Na)+ (遊離化合物)
実施例57
IR (KBr): 3400, 1672.0, 1664.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.30-4.81 (52H, m), 6.64-8.49 (11H, m)
元素分析: C65H87F6N11O21S・5.5H2O
計算値: C 48.69, H 6.16, N 9.61
実測値: C 48.68, H 5.96, N 9.34
実施例58
IR (KBr): 3455.8, 1672.0, 1664.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.84 (3H, d, J=7.7Hz), 0.96 (3H, d, J=6.9Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.39-4.80 (51H, m), 6.64-8.81 (10H, m)
元素分析: C70H90F12N14O23S・5H2O
計算値: C 45.55, H 5.46, N 10.62
実測値: C 45.42, H 5.56, N 10.42
実施例59
IR (KBr): 3409.5, 1673.9, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=7.0Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.58-4.79 (54H, m), 6.64-8.96 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1321.3 (M+Na)+ (遊離化合物)
元素分析: C71H91F12N13O23S・4CF3CO2H・6H2O
計算値: C 45.78, H 5.57, N 9.78
実測値: C 45.76, H 5.62, N 9.78
実施例60
IR (KBr): 3378.7, 1673.9, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.10 (3H, d, J=5.5Hz), 1.10-4.80 (53H, m), 6.64-8.52 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1321.4 (M+Na)+, 1298.3 (M)+ (遊離化合物)
元素分析: C69H89F9N12O22S・3CF3CO2H・10H2O
計算値: C 45.49, H 6.03, N 9.23
実測値: C 45.39, H 5.45, N 8.93
実施例61
IR (KBr): 3400, 1673.9, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.33-4.81 (55H, m), 6.64-8.79 (12H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1378.3 (M+Na)+, 1356.4 (M+H)+ (遊離化合物)
元素分析: C71H92F9N13O23S・8.5H2O
計算値: C 46.05, H 5.93, N 9.83
実測値: C 46.01, H 5.70, N 9.73
実施例62
IR (KBr): 3357.5, 1673.9, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.10-4.81 (64H, m), 6.63-8.44 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1334.6 (M+Na)+ (遊離化合物)
元素分析: C75H101F12N11O24・9H2O
計算値: C 46.66, H 6.21, N 7.98
実測値: C 46.62, H 5.82, N 7.63
実施例63
IR (KBr): 3380, 1627.0, 1664.3, 1201.4cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.30-5.34 (62H, m), 6.62-8.45 (11H, m)
元素分析: C74H99F12N11O24S・5H2O
計算値: C 48.18, H 5.96, N 8.35
実測値: C 48.37, H 6.01, N 8.29
実施例64
IR (KBr): 3457.7, 1672.0, 1664.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.10 (3H, d, J=5.6Hz), 1.57-5.04 (48H, m), 6.62-8.46 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1330.6 (M+Na)+ (遊離化合物)
元素分析: C70H85F9N12O22S・8.5H2O
計算値: C 46.64, H 5.70, N 9.32
実測値: C 46.67, H 5.24, N 8.91
実施例65
IR (KBr): 3351.7, 1673.9, 1664.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.3Hz), 1.24-4.81 (42H, m), 6.63-8.47 (16H, m)
実施例66
IR (KBr): 3400, 1672.0, 1664.3, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=7.0Hz), 1.09 (3H, d, J=5.1Hz), 1.24-4.80 (44H, m), 6.64-8.54 (15H, m)
元素分析: C70H84ClF9N12O22S・8H2O
計算値: C 45.99, H 5.51, N 9.19
実測値: C 46.02, H 5.14, N 8.99
実施例67
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.24-4.81 (55H, m), 6.64-8.12 (11H, m)
実施例68
IR (KBr): 3400, 1664.3, 1635.3, 1201.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.22-4.80 (55H, m), 6.64-8.52 (11H, m)
元素分析: C69H91F9N12O23S・6H2O
計算値: C 46.88, H 5.87, N 9.51
実測値: C 46.97, H 5.76, N 9.26
実施例69
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.98 (3H, d, J=6.7Hz), 1.10 (3H, d, J=5.9Hz), 1.2-2.5 (19H, m), 2.85-3.4 (10H, m), 3.5-4.55 (17H, m), 4.7-4.85 (2H, m), 6.6-6.75 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.8Hz), 7.98 (2H, d, J=8.8Hz), 8.05 (2H, d, J=8.7Hz), 8.12 (2H, d, J=8.7Hz)
質量分析 (m/z): 1275.4 (M+-H)
実施例70
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-4.55 (46H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.75 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.7Hz), 7.80 (2H, d, J=8.2Hz), 7.85-8.05 (4H, m), 8.38 (1H, s)
質量分析 (m/z)): 1216.3 (M+-H)
元素分析: C58H75N9O18S・6H2O
計算値: C 52.52, H 6.61, N 9.50
実測値: C 52.44, H 6.35, N 9.28
実施例71
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.90 (3H, d, J=6.7Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz), 1.12 (3H, d, J=5.7Hz), 1.3-4.6 (47H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.55-6.85 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.86 (2H, d, J=8.9Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
質量分析 (m/z): 1311.3 (M+-H)
元素分析: C63H84N12O17S・6H2O
計算値: C 53.23, H 6.81, N 11.82
実測値: C 53.04, H 6.56, N 11.40
実施例72
出発化合物(52)を水に溶解し、1N塩酸を溶離溶媒として用いるイオン交換樹脂(AMBERLYST(商標:オルガノ製))カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を合わせ、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(52)(6.0mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.5Hz), 1.09 (3H, d, J=5.8Hz), 1.35-4.80 (50H, m), 6.63-8.14 (11H, m)
実施例73
出発化合物(73)(100mg)とアニソール(0.436ml)のジクロロメタン(1ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.419ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物から溶媒を減圧留去した。残留物のDMF中の溶液を、1−[4−[5−[4−(7−メトキシヘプチルオキシ)フェニル]−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(48mg)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0419ml)で処理し、室温で1時間攪拌した。反応混合物にピペリジン(0.0079ml)を加え、室温で2時間攪拌した。混合物に水中30%アセトニトリルを加えた。溶液を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(73)(16mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.10 (3H, d, J=5.6Hz), 1.2-4.9 (49H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.6Hz), 7.85-8.2 (6H, m)
質量分析 (m/z): 1344.5 (M++H)
実施例74
出発化合物(74)(20mg)のDMF(1ml)中の溶液に、ピペリジン(0.0131ml)を加え、室温で2.5時間攪拌した。混合物に水を加えた。溶液を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(74)(6mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.12 (3H, d, J=6.2Hz), 1.2-2.5 (22H, m), 2.6-3.4 (20H, m), 3.5-3.9 (18H, m), 6.55-6.8 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.9Hz), 7.85-8.15 (6H, m)
質量分析 (m/z): 1312.4 (M+Na)+
下記の化合物を実施例74と同様の方法にしたがって得た。
実施例75
質量分析 (m/z): 1253.3 (M++Na)
実施例76
出発化合物(76)(0.2g)と1−[4−[2−(4−ペンチルオキシフェニル)−1,3−チアゾール−5−イル]ベンゾイルオキシ]−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール(0.13g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)中の混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、生じた沈殿物を濾取した。沈殿物を、クロロホルムとメタノールの混合物(5:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去して、目的化合物(76)(0.16g)を得た。
IR (KBr): 3350, 1659, 1635, 1520, 1439, 1255cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.0 (6H, m), 1.08 (3H, d, J=6.0Hz), 1.3-1.5 (4H, m), 1.6-2.7 (10H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.4-4.5 (17H, m), 3.75 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.9Hz), 7.81 (2H, d, J=8.4Hz), 7.9-8.0 (4H, m), 8.36 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1210.3 (M+Na)+
元素分析: C57H73N9O17S・4.5H2O
計算値: C 53.93, H 6.51, N 9.93
実測値: C 54.00, H 6.37, N 9.91
下記の化合物を実施例76と同様の方法にしたがって得た。
実施例77
IR (KBr): 3350, 2935, 1637, 1518, 1439, 1255cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.0 (6H, m), 1.09 (3H, d, J=6.0Hz), 1.2-1.5 (7H, m), 1.8-2.6 (10H, m), 2.8-4.5 (21H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.9Hz), 7.7-8.0 (6H, m), 8.38 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1224.3 (M+Na)+
元素分析: C58H75N9O17S・3H2O
計算値: C 55.45, H 6.50, N 10.03
実測値: C 55.75, H 6.38, N 10.04
実施例78
出発化合物(78)(0.25g)とアニソール(0.2ml)のジクロロメタン(3ml)の混合物中の溶液に、トリフルオロ酢酸(3ml)を氷冷下で加え、混合物を同温で2時間攪拌した。反応混合物に、ジイソプロピルエーテルを加えた。生じた沈殿物を濾取し、真空乾燥して、目的化合物(78)(0.24g)を得た。
IR (KBr): 3356, 3342, 2937, 1670, 1637, 1520, 1439, 1255, 1201, 1180, 1134 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.2 (9H, m), 1.2-1.6 (4H, m), 1.6-2.6 (12H, m), 2.8-4.5 (23H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.7Hz), 7.7-8.0 (6H, m), 8.37 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1253.2 (M+Na)+
元素分析: C61H79F3N10O19S・4.5H2O
計算値: C 51.36, H 6.22, N 9.82
実測値: C 51.34, H 6.19, N 9.57
下記の化合物[実施例79ないし81]を実施例78と同様の方法にしたがって得た。
実施例79
IR (KBr): 3350, 2935, 1635, 1520, 1439, 1254, 1068 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.0 (6H, m), 1.07 (3H, d, J=5.4Hz), 1.2-1.5 (4H, m), 1.6-2.6 (10H, m), 2.8-4.6 (21H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.7-8.0 (6H, m), 8.36 (1H, s)
ESI質量分析 (陰性): 1230.3 (M-H)-
元素分析: C58H73N9O19S・6H2O
計算値: C 51.97, H 6.39, N 9.40
実測値: C 51.84, H 6.29, N 9.32
実施例80
IR (KBr): 3346, 1649, 1632, 1603, 1539, 1514, 1441, 1254, 1211 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.2 (9H, m), 1.4-2.7 (28H, m), 2.8-4.6 (21H, m), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.1-7.3 (2H, m), 7.8-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1348.2 (M+Na)+
元素分析: C68H89F6N13O20S・14H2O
計算値: C 45.20, H 6.53, N 10.08
実測値: C 45.02, H 6.40, N 10.23
実施例81
IR (KBr): 3350, 2937, 1649, 1633, 1520, 1439, 1273, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.2-2.7 (20H, m), 2.8-4.5 (30H, m), 3.21 (3H, s), 4.7-5.0 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.12 (2H, d, J=9.0Hz), 7.77 (2H, d, J=8.7Hz), 7.9-8.1 (4H, m), 8.79 (1H, s)
ESI質量分析 (陽性): 1406.3 (M+Na)+
元素分析: C68H90F3N13O20S・12H2O
計算値: C 47.63, H 6.70, N 10.62
実測値: C 47.54, H 6.51, N 10.70
下記の化合物[実施例82ないし148]を実施例21と同様の方法にしたがって得た。
実施例82
IR (KBr): 2935, 1635, 1529, 1518, 1444, 1277, 1080 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-1.2 (6H, m), 1.2-2.7 (19H, m), 2.7-4.9 (32H, m), 5.6-5.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.0-7.2 (2H, m), 7.85 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1333.5 (M+Na)+ (遊離化合物 [M]=1311.50)
元素分析: C64H86N12O16S・2HCl・11H2O
計算値: C 48.57, H 7.01, N 10.62
実測値: C 48.20, H 6.60, N 10.62
実施例83
IR (KBr): 3350, 2974, 2935, 1633, 1606, 1518, 1443, 1419, 1261 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.6Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.6-2.8 (9H, m), 2.8-4.9 (44H, m), 6.5-6.7 (1H, m), 6.72 (2H, d, J=7.9Hz), 7.03 (2H, d, J=8.7Hz), 7.16 (2H, d, J=8.9Hz), 7.45 (2H, d, J=8.6Hz), 7.92 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1413.6 (M+Na)+ (遊離化合物 [M]=1391.59)
元素分析: C68H91N14O16S・3HCl・14H2O
計算値: C 46.59, H 6.96, N 11.19
実測値: C 46.20, H 6.44, N 11.05
実施例84
IR (KBr): 3358, 2937, 1635, 1518, 1443, 1321, 1277, 1084 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.4-2.8 (17H, m), 2.8-4.9 (38H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.0-7.2 (2H, m), 7.8-7.9 (2H, m), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1339.5 (M+Na)+ (遊離化合物 [M]=1317.51)
実施例85
IR (KBr): 2944, 1635, 1608, 1527, 1520, 1443, 1419, 1273 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.1-2.7 (18H, m), 2.7-4.9 (36H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.19 (2H, d, J=9.1Hz), 7.93 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1321.4 (M+Na)+ (遊離化合物 [M]=1298.51)
元素分析: C63H87N13O15S・3HCl・9H2O
計算値: C 48.19, H 6.93, N 11.60
実測値: C 48.13, H 6.64, N 11.47
実施例86
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.05 (6H, m), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.25-2.7 (14H, m), 2.75-4.5 (25H, m), 4.65-4.85 (2H, m), 6.6-6.85 (3H, m), 7.15 (2H, d, J=8.8Hz), 7.8-8.1 (6H, m), 8.86 (1H, s)
質量分析 (m/z): 1265.4 (M+Na)
元素分析: C59H80Cl2N12O16S・6H2O
計算値: C 49.75, H 6.51, N 11.80
実測値: C 49.65, H 6.58, N 11.72
実施例87
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=6.0Hz), 1.2-1.7 (18H, m), 1.75-4.55 (30H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.05 (2H, d, J=8.8Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 7.96 (2H, d, J=8.4Hz)
質量分析 (m/z): 1200.4 (M+Na)
元素分析: C58H85Cl2N9O17・7H2O
計算値: C 50.58, H 7.24, N 9.15
実測値: C 50.63, H 7.30, N 9.13
実施例88
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=6.0Hz), 1.2-2.7 (20H, m), 2.75-4.55 (30H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.05 (2H, d, J=8.8Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 7.96 (2H, d, J=8.4Hz)
質量分析 (m/z): 1214.5 (M+Na)
元素分析: C59H87Cl2N9O17・7H2O
計算値: C 50.93, H 7.32, N 9.06
実測値: C 51.20, H 7.40, N 9.11
実施例89
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=6.0Hz), 1.2-3.05 (24H, m), 3.15-4.55 (26H, m), 4.7-4.85 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.15-7.45 (2H, m), 7.8-8.0 (3H, m), 8.44 (1H, s)
質量分析 (m/z): 1188.4 (M+Na)
元素分析: C57H85Cl2N9O17・7H2O
計算値: C 50.14, H 7.31, N 9.23
実測値: C 50.33, H 7.43, N 9.27
実施例90
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.07 (3H, d, J=5.7Hz), 1.6-2.7 (8H, m), 2.8-3.35 (9H, m), 3.45-4.6 (20H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.85 (3H, m), 7.05-7.35 (6H, m), 7.66 (2H, d, J=8.7Hz), 7.72 (2H, d, J=8.4Hz), 7.94 (2H, d, J=8.4Hz)
質量分析 (m/z): 1187.3 (M+Na)
実施例91
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=6.0Hz), 1.6-2.7 (8H, m), 2.75-3.35 (9H, m), 3.4-4.6 (26H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (4H, m), 6.86 (1H, s), 7.17 (2H, d, J=8.9Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 7.94 (2H, d, J=8.5Hz)
質量分析 (m/z): 1247.4 (M+Na)
実施例92
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.86 (3H, t, J=6.3Hz), 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.10 (3H, d, J=5.8Hz), 1.2-1.55 (14H, m), 1.6-2.7 (10H, m), 2.75-3.35 (7H, m), 3.4-4.55 (21H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 6.9-7.15 (3H, m), 7.42 (1H, d, J=9.2Hz)
質量分析 (m/z): 1189.4 (M+Na)
実施例93
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.3Hz), 1.1-1.35 (6H, m), 1.4-2.7 (16H, m), 2.75-4.55 (29H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.7-6.8 (3H, m), 7.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 7.95 (2H, d, J=8.4Hz)
質量分析 (m/z): 1237.4 (M+Na)
実施例94
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.15-1.4 (4H, m), 1.45-3.4 (21H, m), 3.5-4.55 (19H, m), 4.65-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.06 (2H, d, J=8.9Hz), 7.2-7.4 (5H, m), 7.84 (2H, d, J=8.6Hz), 7.95-8.2 (4H, m)
質量分析 (m/z): 1343.5 (M+Na)
実施例95
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.6-2.75 (8H, m), 2.8-3.4 (11H, m), 3.5-4.6 (20H, m), 4.7-4.95 (2H, m), 6.6-6.85 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.9Hz), 7.6-7.9 (8H, m), 8.00 (2H, d, J=8.3Hz)
質量分析 (m/z): 1217.4 (M+Na)
実施例96
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.2-4.5 (53H, m), 4.65-4.85 (2H, m), 6.55-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.76 (2H, d, J=8.8Hz), 7.85-8.0 (4H, m), 8.80 (1H, s)
質量分析 (m/z)): 1378.4 (M+Na)
元素分析: C65H91Cl2N13O17S・6H2O
計算値: C 50.78, H 6.75, N 11.84
実測値: C 50.99, H 6.79, N 11.62
実施例97
IR (KBr): 3350, 1666.2, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1515.8, 1450.2 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.04-1.07 (6H, m), 1.38-5.61 (56H, m), 6.63-8.94 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1262.2 (M+H)+, 1284.4 (M+Na)+
実施例98
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1513.8, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (3H, d, J=5.8Hz), 1.72-4.79 (65H, m), 6.64-8.60 (23H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1329.4 (M+Na)+
実施例99
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1521.6, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.59-4.78 (59H, m), 6.64-8.89 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1292.5 (M+Na)+
実施例100
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1521.6, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.3Hz), 1.27-4.78 (63H, m), 6.67-8.93 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1320.5 (M+Na)+
実施例101
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1521.6, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.20-5.59 (63H, m), 6.67-8.92 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1320.6 (M+Na)+
実施例102
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.24-5.59 (67H, m), 6.63-8.92 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1352.5 (M+Na)+
実施例103
IR (KBr): 3305.4, 1637.3, 1604.5, 1519.6, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.24-4.76 (47H, m), 6.67-8.93 (25H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1302.2 (M+Na)+
実施例104
IR (KBr): 3396.0, 1631.5, 1604.5, 1519.6, 1444.4 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.23-4.76 (47H, m), 6.63-8.93 (24H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1302.3 (M+Na)+
実施例105
IR (KBr): 3350, 1650.8, 1540.8, 1508.1, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.89 (3H, t, J=6.6Hz), 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.33-5.58 (52H, m), 6.63-9.53 (20H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1222.3 (M+Na)+
実施例106
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1540.8, 1513.8, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.7Hz), 1.26-4.79 (71H, m), 6.63-8.77 (14H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1228.4 (M+Na)+
実施例107
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1515.8, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.87 (3H, t, J=7.0Hz), 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.6Hz), 1.15-4.78 (62H, m), 6.67-8.76 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1250.5 (M+Na)+
実施例108
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1515.8, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.6Hz), 1.15 (3H, s), 1.18 (3H, s), 1.24-4.78 (56H, m), 6.63-8.76 (22H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1329.6 (M+Na)+
実施例109
IR (KBr): 3350.0, 1648.8, 1538.9, 1513.8, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.93-1.30 (9H, m), 1.40-4.77 (60H, m), 6.67-9.36 (22H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1316.5 (M+Na)+
実施例110
IR (KBr): 3350.0, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1515.8, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.7Hz), 1.24-4.79 (62H, m), 6.67-8.76 (23H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1328.5 (M+Na)+
実施例111
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1540.8, 1513.8, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (3H, d, J=5.6Hz), 1.33-4.77 (65H, m), 6.63-8.53 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1270.4 (M+Na)+
実施例112
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1540.8, 1513.8, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (3H, d, J=5.8Hz), 1.49-4.91 (66H, m), 6.67-8.51 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1277.4 (M+Na)+
実施例113
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1540.8, 1513.8, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (3H, d, J=5.5Hz), 1.25-4.90 (62H, m), 6.67-8.52 (22H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1313.5 (M+Na)+
実施例114
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1540.8, 1513.8, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.86 (3H, t, J=7.0Hz), 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 1.04 (3H, d, J=5.9Hz), 1.16-4.75 (68H, m), 6.66-8.53 (14H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1216.4 (M+Na)+
実施例115
IR (KBr): 3359.4, 1631.5, 1610.3, 1506.1, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (3H, d, J=5.7Hz), 1.45-4.79 (63H, m), 6.64-8.52 (22H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1332.4 (M+Na)+
実施例116
IR (KBr): 3345.9, 1633.4, 1606.4, 1517.7, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.92-0.98 (6H, m), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.23-5.60 (60H, m), 6.63-8.93 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1320.4 (M+Na)+
元素分析: C63H90Cl3N13O15S・5H2O
計算値: C 50.51, H 6.73, N 12.16
実測値: C 50.24, H 7.09, N 11.95
実施例117
IR (KBr): 3340.1, 1633.4, 1517.7, 1496.5, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.4Hz), 1.30-4.78 (71H, m), 6.67-8.75 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1320.6 (M+Na)+
実施例118
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1538.9, 1515.8, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.24-4.88 (51H, m), 6.63-8.93 (23H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1293.4 (M+H)+, 1315.3 (M+Na)+
実施例119
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1521.6, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.14-4.76 (6H, m), 6.63-8.92 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1313.3 (M+H)+, 1335.4 (M+Na)+
実施例120
IR (KBr): 3350, 1668.1, 1650.8, 1540.8, 1515.8, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.31-4.77 (66H, m), 6.63-8.92 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1331.3 (M+H)+, 1353.4 (M+Na)+
実施例121
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1540.8, 1521.6, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.18-4.78 (61H, m), 6.67-8.92 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1306.4 (M+Na)+
実施例122
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1538.9, 1521.6, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.4Hz), 1.52-4.72 (61H, m), 6.67-8.93 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1296.3 (M+H)+
実施例123
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1540.8, 1521.6, 1454.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.6Hz), 1.28-4.78 (61H, m), 6.67-8.92 (18H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1284.3 (M+H)+, 1306.3 (M+Na)+
実施例124
IR (KBr): 3350, 1648.8, 1631.5, 1538.9, 1513.8, 1452.1 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.86 (3H, t, J=7.2Hz), 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.32-4.78 (62H, m), 6.67-8.89 (17H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1313.4 (M+H)+, 1335.4 (M+Na)+
実施例125
IR (KBr): 3350, 1650.8, 1540.8, 1456.0 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.86 (3H, t, J=6.9Hz), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.21-4.61 (62H, m), 6.67-8.89 (17H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1313.5 (M+H)+, 1336.4 (M+Na)+
実施例126
IR (KBr): 3348, 3331, 1633, 1529, 1518, 1443, 1277, 1082 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.5-2.7 (13H, m), 2.8-4.6 (24H, m), 3.34 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.48 (2H, d, J=8.3Hz), 7.78 (2H, d, J=8.2Hz), 7.93 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1305.4 (M+Na)+
元素分析: C62H81Cl2N11O17S・10H2O
計算値: C 48.50, H 6.63, N 10.03
実測値: C 48.28, H 6.21, N 10.13
実施例127
IR (KBr): 3446, 3413, 3377, 3352, 1635, 1443, 1277, 1082 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.4-2.7 (23H, m), 2.8-4.5 (24H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 5.6-5.8 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.9Hz), 7.85 (2H, d, J=8.7Hz), 8.0-8.1 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1319.5 (M+Na)+
元素分析: C63H86Cl2N12O16S・12H2O
計算値: C 47.69, H 6.99, N 10.59
実測値: C 47.75, H 6.45, N 10.66
実施例128
IR (KBr): 3412, 3379, 3354, 3332, 1635, 1527, 1522, 1443, 1275, 1250, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.0-1.2 (6H, m), 1.5-2.7 (15H, m), 2.8-4.6 (24H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.08 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.7Hz), 7.87 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1318.2 (M+Na)+
元素分析: C63H83Cl2N11O17S・8H2O
計算値: C 50.00, H 6.59, N 10.18
実測値: C 50.06, H 6.32, N 10.13
実施例129
IR (KBr): 3356, 1635, 1529, 1518, 1443, 1277, 1086 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.19 (3H, d, J=7.0Hz), 1.5-2.7 (13H, m), 2.8-4.6 (22H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.48 (2H, d, J=8.3Hz), 7.78 (2H, d, J=8.1Hz), 7.93 (2H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1274.3 (M+Na)+
元素分析: C61H79Cl2N11O16S・8H2O
計算値: C 49.86, H 6.52, N 10.49
実測値: C 49.70, H 6.20, N 10.41
実施例130
IR (KBr): 3361, 1632, 1537, 1512, 1452, 1441, 1255 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-0.9 (3H, m), 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.05 (3H, d, J=6.1Hz), 1.2-1.5 (10H, m), 1.6-1.8 (3H, m), 1.8-2.1 (4H, m), 2.2-2.4 (2H, m), 2.4-2.7 (3H, m), 2.8-3.0 (3H, m), 3.2-3.3 (3H, m), 3.6-3.8 (1H, m), 3.9-4.3 (12H, m), 4.3-4.5 (4H, m), 4.7-4.8 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 6.98 (2H, d, J=9.0Hz), 7.86 (2H, d, J=8.8Hz)
ESI質量分析 (陽性): 1108.4 (M+Na)+
元素分析: C52H81Cl2N9O16・5.5H2O
計算値: C 49.64, H 7.37, N 10.02
実測値: C 49.62, H 7.47, N 10.03
実施例131
ESI質量分析 (陽性): 1296.4 (M+H)+, 1318.5 (M+Na)+
実施例132
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.10 (3H, d, J=6.0Hz), 1.68-4.84 (40H, m), 6.65-9.16 (14H, m)
実施例133
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.68-4.82 (42H, m), 6.60-9.16 (14H, m)
実施例134
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.10 (3H, d, J=5.9Hz), 1.15 (3H, t, J=7.0Hz), 1.60-4.83 (39H, m), 6.65-9.16 (14H, m)
実施例135
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.10 (3H, d, J=5.9Hz), 1.15 (3H, t, J=7.0Hz), 1.60-4.82 (41H, m), 6.60-9.16 (14H, m)
実施例136
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=6.1Hz), 1.2-4.55 (51H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.14 (2H, d, J=8.8Hz), 7.98 (2H, d, J=8.8Hz), 8.06 (2H, d, J=9.0Hz), 8.12 (2H, d, J=9.0Hz)
質量分析 (m/z): 1298.4 (M+Na)+
元素分析: C61H87Cl2N11O17S・7H2O
計算値: C 49.66, H 6.90, N 10.44
実測値: C 49.92, H 6.89, N 10.36
実施例137
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.85-1.05 (6H, m), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.2-1.5 (4H, m), 1.6-4.5 (38H, m), 4.7-4.85 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.81 (2H, d, J=8.5Hz), 7.92 (2H, d, J=8.8Hz), 7.98 (2H, d, J=8.5Hz), 8.37 (1H, s)
質量分析 (m/z): 1239.4 (M+Na)
元素分析: C61H87Cl2N11O17S・7H2O
計算値: C 50.03, H 6.83, N 9.89
実測値: C 50.11, H 6.72, N 9.75
実施例138
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.85-1.05 (6H, m), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 1.30-4.55 (52H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.12 (2H, d, J=8.5Hz), 7.89 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.15 (4H, m)
質量分析 (m/z): 1334.4 (M+Na)
元素分析: C64H92Cl3N13O15S・7H2O
計算値: C 49.66, H 6.90, N 11.76
実測値: C 49.76, H 6.93, N 11.78
実施例139
IR (KBr): 3347.8, 1633.4, 1517.7, 1442.5, 1257.4 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.8Hz), 1.33-4.79 (54H, m), 6.64-8.14 (11H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1328.4 (遊離化合物)(M+Na)+
元素分析: C62H89Cl2N11O18S・5H2O
計算値: C 50.68, H 6.79, N 10.48
実測値: C 50.83, H 6.72, N 10.27
実施例140
IR (KBr): 3376.7, 1633.4, 1442.5, 1249.6 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.3Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.73-4.80 (41H, m), 6.63-8.18 (15H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1334.4 (遊離化合物)(M+Na)+
元素分析: C63H83Cl2N11O18S・4H2O
計算値: C 51.92, H 6.29, N 10.57
実測値: C 51.83, H 6.32, N 10.13
実施例141
IR (KBr): 1633, 1608, 1522, 1443, 1421, 1277, 1254, 1198, 1082 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-1.2 (9H, m), 1.4-2.7 (25H, m), 2.8-4.6 (28H, m), 2.7-2.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.19 (2H, m), 7.94 (2H, m), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1364.3 (M+Na)+
元素分析: C65H94Cl3N13O16S・10H2O
計算値: C 47.83, H 7.04, N 11.16
実測値: C 48.00, H 7.12, N 11.03
実施例142
IR (KBr): 3363, 1632, 1537, 1520, 1443, 1277, 1240, 1072 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.8-2.7 (30H, m), 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 2.8-4.6 (24H, m), 3.14 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.12 (2H, d, J=9.0Hz), 7.86 (2H, d, J=8.7Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1379.4 (M+Na)+
元素分析: C66H94Cl2N12O17S・10H2O
計算値: C 49.22, H 7.13, N 10.44
実測値: C 49.26, H 7.28, N 10.41
実施例143
IR (KBr): 1633, 1537, 1524, 1443, 1275, 1250, 1084, 1063 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 1.09 (3H, d, J=5.9Hz), 1.6-2.7 (14H, m), 2.8-4.5 (26H, m), 3.33 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.10 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.88 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1364.3 (M+Na)+
元素分析: C64H85Cl2N11O19S・6.5H2O
計算値: C 50.16, H 6.45, N 10.05
実測値: C 50.07, H 6.59, N 9.97
実施例144
IR (KBr): 3363, 1645, 1632, 1539, 1522, 1443, 1421, 1277, 1082 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-1.2 (9H, m), 1.5-2.7 (24H, m), 2.8-4.5 (30H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.19 (2H, d, J=8.9Hz), 7.94 (2H, d, J=8.6Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1395.4 (M+Na)+
元素分析: C66H96Cl3N13O17S・8H2O
計算値: C 48.75, H 6.94, N 11.20
実測値: C 48.66, H 7.06, N 11.14
実施例145
IR (KBr): 3350, 1632, 1537, 1522, 1443, 1072 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-2.7 (29H, m), 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.9Hz), 2.8-4.5 (26H, m), 3.10 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.11 (2H, d, J=9.0Hz), 7.85 (2H, d, J=8.8Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1409.5 (M+Na)+
元素分析: C67H96Cl2N12O18S・9H2O
計算値: C 49.59, H 7.08, N 10.36
実測値: C 49.76, H 7.04, N 10.30
実施例146
IR (KBr): 3367.1, 1633.4, 1537.0, 1517.7, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.08 (3H, d, J=5.7Hz), 1.33-5.24 (66H, m), 6.62-8.95 (17H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1320.4 (M+H)+
元素分析: C63H91Cl2N11O18S・4H2O
計算値: C 51.63, H 6.81, N 10.51
実測値: C 51.37, H 7.08, N 10.28
実施例147
IR (KBr): 3344.0, 1633.4, 1523.5, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.09 (3H, d, J=5.5Hz), 1.50-5.27 (56H, m), 6.63-8.96 (21H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1326.4 (M+H)+, 1348.3 (M+Na)+
元素分析: C64H85Cl2N11O18S・4H2O
計算値: C 52.24, H 6.37, N 10.47
実測値: C 52.22, H 6.53, N 10.03
実施例148
ESI質量分析 (陽性): 1312.5 (M+Na)+
実施例149
出発化合物(149)(0.1g)、ジヒドロキシアセトン(27mg)と酢酸(26μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.7ml)とメタノール(1.5ml)中の混合物に、水素化シアノホウ素ナトリウム(19mg)を加えた。室温で144時間攪拌後、反応混合物を酢酸エチルに注いだ。生じた沈殿物を採取し、酢酸エチルで洗浄した。沈殿物を水(100ml)に溶解し、pH1に調整し、溶液を、水中30%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B)(50ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的生成物を含む溶出画分を採取し、溶媒を真空留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(149)(96.5mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.97 (3H, d, J=6.6Hz), 1.10 (3H, d, J=5.7Hz), 1.6-2.7 (13H, m), 2.8-4.5 (32H, m), 3.33 (3H, s), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.10 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.6Hz), 7.88 (2H, d, J=8.3Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1438.4 (M+Na)+
下記の化合物[実施例150ないし157]を実施例149と同様の方法にしたがって得た。
実施例150
IR (KBr): 3350, 1649, 1632, 1539, 1524, 1450, 1441, 1421 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-1.2 (9H, m), 1.5-2.7 (25H, m), 2.8-4.6 (34H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.6-6.8 (3H, m), 7.19 (2H, d, J=8.8Hz), 7.94 (2H, d, J=8.7Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1469.3 (M+Na)+
元素分析: C69H102Cl3N13O19S・10H2O
計算値: C 47.73, H 7.08, N 10.49
実測値: C 47.55, H 7.09, N 10.50
実施例151
IR (KBr): 3344.0, 1631.5, 1517.7, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.87 (3H, t, J=7.0Hz), 0.96 (3H, d, J=6.5Hz), 1.06 (3H, d, J=5.0Hz), 1.21-5.08 (76H, m), 6.63-8.85 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1376.5 (M+H)+
実施例152
IR (KBr): 3342.0, 1627.6, 1546.6, 1517.7, 1444.4 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.86 (3H, t, J=7.0Hz), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 1.07 (3H, d, J=5.1Hz), 1.14-4.63 (76H, m), 6.63-8.90 (15H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1403.4 (M+H)+, 1483.5 (M+Na)+
実施例153
IR (KBr): 3342.0, 1633.4, 1519.6, 1496.5, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.5Hz), 1.76-5.00 (76H, m), 6.63-8.82 (21H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1476.4 (M+Na)+
実施例154
IR (KBr): 3355.5, 1631.5, 1515.8, 1444.4 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.5Hz), 1.05 (3H, d, J=5.4Hz), 1.40-4.76 (80H, m), 6.63-8.85 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1403.4 (M+H)+, 1425.4 (M+Na)+
実施例155
IR (KBr): 3367.1, 1633.4, 1519.6, 1440.6 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.06 (3H, d, J=5.4Hz), 1.30-4.78 (85H, m), 6.63-9.00 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1446.8 (M+H)+
実施例156
IR (KBr): 3328.5, 1633.4, 1517.7, 1444.4 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.2Hz), 1.14-4.80 (78H, m), 6.64-8.90 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1483.6 (M+Na)+
実施例157
IR (KBr): 3336.2, 1631.5, 1533.1, 1517.7, 1440.6 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.7Hz), 1.07 (3H, d, J=5.2Hz), 1.35 (9H, s), 1.22-4.78 (76H, m), 6.63-8.82 (16H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1385.5 (M+Na)+
実施例158
出発化合物(158)(0.84g)と塩化コバルト(II)六水和物(0.73g)の、メタノール(25ml)と水(5ml)の混合物中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.58g)を室温で攪拌しながら加え、混合物を同温で2時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を1N塩酸でpH8に調整し、溶媒を減圧留去した。生じた残留物のメタノール(52ml)と水(15ml)の混合物中の溶液に10%パラジウム炭(0.17g)を加え、大気圧の水素ガスに2時間さらした。反応混合物をセライトで濾過し、メタノールを減圧留去した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.67ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(17ml)中の溶液に、9−フルオレニルメチルクロロホルメート(0.43g)を室温で加え、混合物を16時間攪拌した。水(160ml)を加え、混合物を1N塩酸でpH7に調整した。生じた沈殿物を濾取し、減圧乾燥して、目的化合物(158)(0.95g)を得た。
IR (KBr): 3371.0, 1670.1, 1633.4, 1515.8, 1448.3 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.89 (3H, d, J=6.3Hz), 1.12 (3H, d, J=5.6Hz), 1.34-5.21 (64H, m), 6.28-8.69 (23H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1478.3 (M+Na)+
下記の化合物[実施例159ないし161]を実施例158と同様の方法にしたがって得た。
実施例159
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.98 (3H, d, J=6.3Hz), 1.09 (3H, d, J=5.3Hz), 1.35 (9H, s), 1.4-4.8 (35H, m), 6.2-6.8 (7H, m), 7.3-7.5 (8H, m), 7.8-7.9 (8H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1420.4 (M+Na)+
実施例160
ESI質量分析 (陽性): 1464.4 (M+Na)+
実施例161
ESI質量分析 (陽性): 1126.3 (M+Na)+
実施例162
出発化合物(162)(790mg)、テトラヒドロフラン中2Mメチルアミン(4.8ml)とテトラヒドロフラン(7.9ml)中の混合物を室温で25時間攪拌した。溶液に10%パラジウム炭(450mg)、メタノール(24ml)と水(5ml)を加え、大気圧の水素ガスに5.5時間さらした。反応混合物をセライトで濾過した。濾液からメタノールとテトラヒドロフランを減圧留去し、凍結乾燥した。生じた残留物とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.332ml)のN,N−ジメチルホルムアミド(16ml)中の溶液に9−フルオレニルメチルクロロホルメート(395mg)を室温で加え、混合物を24時間攪拌した。水中30%アセトニトリルを混合物に加えた。溶液を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を採取し、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(162)(616mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.90 (3H, d, J=6.7Hz), 1.10 (3H, d, J=5.1Hz), 1.34 (9H, s), 1.4-4.5 (40H, m), 4.6-4.9 (2H, m), 6.25-7.95 (19H, m)
質量分析 (m/z): 1434.5 (M+Na)
実施例163
出発化合物(163)(570mg)とトリエチルシラン(0.516ml)のジクロロメタン(8.5ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.933ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で6.5時間攪拌した。水を混合物に加えた。溶液を、水中30ないし50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODSカラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(163)(480mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.90 (3H, d, J=6.6Hz), 1.09 (3H, d, J=5.7Hz), 1.15-4.5 (40H, m), 4.65-4.85 (2H, m), 6.25-7.95 (19H, m)
ESI質量分析 (m/z): 1334.4 (M+Na)
実施例164
出発化合物(164)(0.93g)とトリエチルシラン(0.82ml)のジクロロメタン(14ml)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.48ml)を氷冷下で攪拌しながら滴下し、混合物を室温で6時間攪拌した。反応混合物を水に注いだ。生じた沈殿物を濾取し、沈殿物を水中35%アセトニトリルと1N水酸化ナトリウム溶液の混合物に溶解した。溶液を、水中50%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(25ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去した。残留物を凍結乾燥して、目的化合物(164)(0.63g)を得た。
IR (KBr): 3361.3, 1673.9, 1639.2, 1517.7, 1444.4 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.90 (3H, d, J=6.6Hz), 1.11 (3H, d, J=5.8Hz), 1.23-5.21 (54H, m), 6.28-8.68 (25H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1356.5 (M+H)+, 1378.4 (M+Na)+
下記の化合物を実施例164と同様の方法にしたがって得た。
実施例165
IR (KBr): 3394.1, 3332.4, 1675.8, 1633.4, 1515.8, 1446.4, 1270.9 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.90 (3H, d, J=6.5Hz), 1.11 (3H, d, J=5.9Hz), 1.50-4.82 (43H, m), 6.51-7.90 (19H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1364.4 (M+Na)+, 1342.5 (M+H)+
実施例166
出発化合物(166)(0.1g)、N,N’−ビス(第三級ブトキシカルボニル)−N”−トリフリルグアニジン(0.15g)とトリエチルアミン(52μl)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)中の混合物を室温で79時間攪拌した。反応混合物を水(40ml)に注いだ。生じた沈殿物を採取し、水で洗浄した。沈殿物を、ジクロロメタンとメタノールの混合物(5:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。目的生成物を含む溶出画分を集め、溶媒を真空留去して、目的化合物(166)(42.2mg)を得た。
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.14 (3H, d, J=6.0Hz), 1.40 (9H, s), 1.41 (9H, s), 1.42 (9H, s), 1.48 (9H, s), 1.5-2.6 (9H, m), 2.9-5.8 (28H, m), 3.33 (3H, s), 6.5-6.8 (3H, m), 7.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8Hz), 7.87 (2H, d, J=8.5Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1774.6 (M+Na)+
下記の化合物を実施例19と同様の方法にしたがって得た。
実施例167
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-1.2 (6H, m), 1.5-2.8 (9H, m), 3.1-4.9 (28H, m), 3.33 (3H, s), 6.6-6.8 (3H, m), 7.10 (2H, d, J=8.6Hz), 7.74 (2H, d, J=8.5Hz), 7.88 (2H, d, J=8.3Hz), 8.0-8.2 (6H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1374.4 (M+Na)+
下記の化合物を実施例21と同様の方法にしたがって得た。
実施例168
IR (KBr): 3359, 3352, 1633, 1518, 1443, 1275 cm-1
NMR (DMSO-d6+D2O, δ): 0.9-1.2 (9H, m), 1.5-2.7 (21H, m), 2.8-4.5 (30H, m), 4.7-4.9 (2H, m), 6.5-6.8 (3H, m), 7.19 (2H, d, J=9.0Hz), 7.94 (2H, d, J=8.7Hz), 8.0-8.2 (4H, m)
ESI質量分析 (陽性): 1377.6 (M+Na)+
下記の化合物を実施例149と同様の方法にしたがって得た。
実施例169
IR (KBr): 3344.0, 1633.4, 1604.5, 1517.7, 1442.5 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 1.08 (3H, d, J=5.5Hz), 1.19-5.68 (77H, m), 6.64-8.85 (14H, m)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1455.4 (M+Na)+
実施例170
出発化合物(170)(100mg)、N−(第三級ブトキシカルボニル)グリシン(27.7mg)、1−エチル−3−(3’ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(27.8mg)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(24.2mg)のDMF(2ml)中の溶液を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(20ml)を加えた。生じた沈殿物を濾取した。沈殿物をメタノール(3ml)に溶解した。溶液にメタノール中10%塩化水素(1ml)を加え、室温で一夜攪拌した。反応混合物に酢酸エチル(50ml)を加えた。生じた沈殿物を濾取した。沈殿物を水(20ml)に溶解し、溶液を、希塩酸(pH3)中10%アセトニトリルを溶離溶媒として用いるODS(ダイソーゲル、SP−120−40/60−ODS−B(商標:ダイソー株式会社製))(20ml)カラムクロマトグラフィーに付した。目的化合物を含む画分を集め、アセトニトリルを減圧留去し、残留物を凍結乾燥して、目的化合物(170)(52mg)を得た。
IR (KBr): 3311.2, 1633.4, 1602.6, 1513.8, 1440.6 cm-1
NMR (DMSO-d6, δ): 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 1.10 (3H, d, J=5.3Hz), 1.19-4.75 (69H, m), 6.58-8.79 (18H, m), 11.08 (1H, bs)
ESI質量分析 (陽性)(m/z): 1420.4 (M+Na)+


Claims (11)

  1. 下記の一般式(I)
    Figure 2005524640
    [式中、
    は水素またはアシル基、
    はカルバモイル基;保護されたアミノ(低級)アルキル基;アミノ(低級)アルキル基;保護されたグアニジノ(低級)アルキル基;グアニジノ(低級)アルキル基;または1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
    は水素またはヒドロキシ基、
    は保護されたアミノ(低級)アルキル基;アミノ(低級)アルキル基;複素環カルボニル(低級)アルキル基;低級アルキルカルバモイル(低級)アルキル基;保護されたカルボキシ(低級)アルキル基;カルボキシ(低級)アルキル基;保護されたグアニジノ(低級)アルキル基;グアニジノ(低級)アルキル基;ジ低級アルキルアミノ(低級)アルキル基;ヒドロキシおよび低級アルコキシよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基で任意に置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基;アミノ(低級)アルカノイルアミノ(低級)アルキル基またはヒドロキシ(低級)アルキル基、
    は保護されたヒドロキシ基またはヒドロキシ基、
    をそれぞれ意味する。]
    で表される化合物またはその塩。
  2. がアシル基、
    がアミノ(低級)アルキル基または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
    が水素、
    がアミノ(低級)アルキル基または1個または2個のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
    がヒドロキシ基、
    である請求項1に記載の化合物。
  3. が、
    1) 低級アルコキシ、シクロ(低級)アルキル、低級アルコキシ(低級)アルコキシ(低級)アルキル、低級アルコキシ(低級)アルコキシ、フェニルで置換された低級アルコキシ(低級)アルキルおよびシクロ(低級)アルキル(低級)アルキルオキシよりなる群から選択された1個または2個の置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
    2) 低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル
    3) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル、シクロ(高級)アルキル、低級アルコキシ(高級)アルキルおよび低級アルキリデンで置換されたシクロ(低級)アルキルよりなる群から選択された置換基で置換されたピペラジニルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリル、
    4) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリル、
    5) 低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
    6) シクロ(低級)アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルおよびフェニルよりなる群から選択された1個または2個の置換基で任意に置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニル、
    7) 低級アルコキシで置換されたフェニルで置換されたイミダゾチアジアゾリル、
    8) シクロ(低級)アルキルオキシで置換されたピペリジルおよびモルホリノで置換されたフェニルよりなる群から選択された置換基で置換されたフェニル、
    8) 低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換されたフェニルで置換されたフェニルで置換されたピペラジニル、
    9) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルおよび、
    10) 低級アルキルと低級アルコキシで置換された複素環基で置換されたフェニルで置換されたピペラジニルで置換されたフェニルまたは低級アルコキシ(低級)アルコキシで置換された複素環基で置換された複素環カルボニル、
    よりなる群から選択された置換基で置換されたベンゾイル基、
    である請求項2に記載の化合物。
  4. が、
    1) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルおよびシクロ(低級)アルキルよりなる群から選択された置換基で置換されたピペリジルで置換されたフェニルで置換されたチアジアゾリルおよび、
    2) 低級アルキルで置換されたシクロ(低級)アルキルで置換されたピペラジニルで置換されたピリジルで置換されたチアジアゾリル、
    よりなる群から選択された置換基で置換されたベンゾイル基、
    である請求項3に記載の化合物。
  5. 請求項1に記載のリポペプチド(I)またはその塩の製造法であって、
    i) 式
    Figure 2005524640
    (式中、R、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    は保護されたヒドロキシ基を意味する。)
    で表される化合物(II)またはヒドロキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、式
    −X (VII)
    (式中、Rは請求項1に定義の通りであり、
    Xはハロゲンを意味する。)
    で表される化合物(VIII)またはその反応性誘導体またはその塩と反応させて、式
    Figure 2005524640
    (式中、R、R、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    は前記定義の通りである。)
    で表される化合物(Ia)またはその塩を得るかまたは、
    ii) 式
    Figure 2005524640
    (式中、R、R、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    は保護されたヒドロキシ基を意味する。)
    で表される化合物(Ia)またはその塩を、ヒドロキシ保護基の脱離反応に付して、式
    Figure 2005524640
    (式中、R、R、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    はヒドロキシ基を意味する。)
    で表される化合物(Ia)またはその塩を得て、
    iii) 式
    Figure 2005524640
    (式中、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    は保護されたアミノ(低級)アルキル基または保護されたグアニジノ(低級)アルキル基、
    は保護されたアミノ(低級)アルキル基または保護されたグアニジノ(低級)アルキル基、
    はヒドロキシ基、
    をそれぞれ意味する。)
    で表される化合物(Ic)またはその塩を、アミノ保護基の脱離反応に付して、式
    Figure 2005524640
    (式中、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    はアミノ(低級)アルキル基またはグアニジノ(低級)アルキル基、
    はアミノ(低級)アルキル基またはグアニジノ(低級)アルキル基、
    はヒドロキシ基、
    をそれぞれ意味する。)
    で表される化合物(Id)またはその塩を得るかまたは、
    iv) 式
    Figure 2005524640
    (式中、R、R、RおよびRは請求項1に定義の通りである。)
    で表される化合物(Ie)またはアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、式
    −OH (VIII)
    (式中、R はアシル基を意味する。)
    で表される化合物(VIII)またはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩と反応させて、式
    Figure 2005524640
    (式中、R、R、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    は前記定義の通りである。)
    で表される化合物(If)またはその塩を得るかまたは、
    v) 式
    Figure 2005524640
    (式中、R、RおよびRは請求項1に定義の通りであり、
    はアミノ(低級)アルキル基、
    はアミノ(低級)アルキル基、
    をそれぞれ意味する。)
    で表される化合物(Ig)またはアミノ基におけるその反応性誘導体またはその塩を、式
    =O (IX)
    (式中、Rは1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキル基を意味する。)
    で表される化合物(IX)またその反応性誘導体またはその塩と反応させて、式
    Figure 2005524640
    (式中、R、RおよびRは前記定義の通りであり、
    は1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
    は1個またはそれ以上のヒドロキシで置換された低級アルキルアミノ(低級)アルキル基、
    をそれぞれ意味する。)
    で表される化合物(Ih)を得ることを特徴とする前記製造法。
  6. 医薬として許容される担体または賦形剤と共に、請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩を有効成分として含有する医薬組成物。
  7. 請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩の医薬の製造への使用。
  8. 医薬として使用される請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩。
  9. 請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩をヒトまたは動物に投与することからなる、病原性微生物を要因とする感染症の予防および/または治療方法。
  10. 請求項6に記載の医薬組成物およびそれに関連する文書から構成される販売用包装製品であって、その文書には、感染症の予防または治療に前記医薬組成物を用いることができるまたは用いるべきであることが明記されている。
  11. 包装材料と請求項1で識別されて前記包装材料内に含まれる化合物(I)とからなる製品であって、前記化合物(I)が感染症の予防または治療に有効であり、前記包装材料が、感染症の予防または治療に前記化合物(I)を用いることができるまたは用いるべきであることを表示するラベルまたは文書から構成される。
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