JP2001521186A - エレクトログラフィックシステムのための画像平面位置合わせシステム - Google Patents

エレクトログラフィックシステムのための画像平面位置合わせシステム

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JP2001521186A
JP2001521186A JP2000517313A JP2000517313A JP2001521186A JP 2001521186 A JP2001521186 A JP 2001521186A JP 2000517313 A JP2000517313 A JP 2000517313A JP 2000517313 A JP2000517313 A JP 2000517313A JP 2001521186 A JP2001521186 A JP 2001521186A
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トルーマン・エフ・ケリー
ウィリアム・ディ・エドワーズ
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Abstract

(57)【要約】 エレクトログラフィックシステムにおいて、画像バンディングを最小限に抑え、かつ、1つの画像の複数の画像平面を受容体ドラム上に位置合わせするための方法および装置である。エレクトログラフィックシステムにおいて1つの画像の複数の画像平面を位置合わせするためのシステムは、2つかまたはそれ以上の重なり合う画像平面を記録することのできる受容体ドラムと、重なり合う画像平面を受容体ドラム上に形成するための露光装置と、重なり合う画像平面のそれぞれに対応する現像剤を受容体ドラムに渡す少なくとも1つの現像剤ステーションとを含む。受容体ドラムの回転位置を測定するために、測定装置が提供される。少なくとも1つの駆動ベルトによって受容体ドラムに結合されたモータを制御するために、駆動機構が提供される。閉ループ位置決めシステムが、測定装置および駆動機構に結合される。閉ループ位置決めシステムは、受容体ドラムの角速度を調整することができ、2つかまたはそれ以上の画像平面を位置合わせする。システムは、好ましくは、約100μmかまたはそれ以下、より好ましくは、約50μmかまたはそれ以下、もっとも好ましくは、約20μmかまたはそれ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる。システムは、約±0.5走査線かまたはそれ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、一般には、エレクトログラフィックシステムのための画像平面位置
合わせシステムに関し、より詳細には、画像バンディングを最小限に抑え、複数
の画像平面を位置合わせして、エレクトログラフィックシステムの受容体ドラム
上に1つの画像を形成するための方法および装置に関する。
【0002】 発明の背景 エレクトログラフィックプロセスは、フィルムまたは紙などの記録材料上に高
品質画像を形成するのを可能にする。電子写真技術を用いたエレクトログラフィ
ック装置には、良く知られたレーザプリンタ、複写機、プルーファーなどが含ま
れる。
【0003】 従来の電子写真システムにおいては、受光体は、ドラムまたはベルトのような
機械的なキャリヤによって支持される。まず最初に、受光体は、前の操作で受光
体に残されたあらゆる残留電荷を「除去」する除電ランプに露光することによっ
て除電される。そして、コロナ帯電器または充電ロールのような適切な帯電器に
受光体を曝すことによって、受光体は、全体的に均一に正かまたは負に電荷を帯
電させられる。そして、例えばレーザを受光体表面に画像として放射することに
よって、受光体上の電荷分布を変化させ、受光体上に放射された画像に対応する
潜像を形成する。トナーが、受光体の表面の電荷分布に一致したパターンとして
受光体に引きつけられる。そして、典型的には、トナーが、受光体から紙または
フィルムのような印刷記録媒体に直接にかまたは中間媒体を介して転写される。
【0004】 モノクロプリンタは、典型的には黒の1つのトナーカラーだけで出力されるハ
ードコピーを生成する。プリンタが異なる色を印刷するのに使用される場合、従
来の黒トナーカートリッジが取り外され、例えば赤のような別の色のトナーを含
んだトナーカートリッジと交換される。とはいえ、プリンタは、やはり、1つの
色しか印刷しない。
【0005】 一方、カラープリンタは、典型的には、シアン、マゼンタ、黄、さらに、オプ
ションとして黒からなる三原色を使用する。電子写真技術を多色を使用するのに
適したものにするために、長い年月にわたって、様々な技術が開発されてきた。
【0006】 「カラー電子写真のための方法および装置およびそれに使用される感光体」と
題する米国特許第3,832,170号(Nagamatsuらによる)は、基
本的には、支持体、光導電層、および、カラーフィルタ効果を提供するために適
切な色に着色された絶縁層からなる感光体を開示している。1つの転写可能な材
料上に複数の色を再現するためには、別々のカラーフィルタ効果を有する複数の
そのような感光体が提供される。したがって、Nagamatsuらによって開
示された方法は、原色平面ごとに別々の感光体を必要とする。この方法は、高価
で嵩張るだけでなく、複数の感光体から最終的な画像を転写しなければならない
ために、カラー平面を位置合わせするという大きな問題が何度も発生する。
【0007】 「カラー画像形成方法」と題する米国特許第4,578,331号(Iked
aらによる)は、電子写真カラー画像形成プロセスを開示しており、この方法に
おいては、記録されるべきカラー原稿をカラー分解して得られた三原色の中の1
つの画像情報をそれぞれが表現する3つの光ビームが、電子写真感光体に照射さ
れて静電潜像を形成し、それらの潜像が、それぞれ3つの異なるカラーのトナー
によって現像され、転写印刷によって印刷され、カラー画像を記録する。1つの
カラーの画像情報をそれそれが表現する3つの走査線の複数の組を連続的に書き
込むことによって、あるいは、同じ組の個々のカラーの画像情報を3つの異なる
領域に別々に書き込むことによって、3つのカラーからなる画像情報が、3つの
走査線として感光体の表面に同時に書き込まれ、それによって、個々のカラーの
画像情報を表現する走査線が、個々のカラーの反復する一連の3つの縞を形成す
る。走査線で形成された静電潜像は、それぞれのカラーを有するトナーによって
現像され、個々のカラーを有するトナー画像を形成し、それらが、転写印刷によ
って転写印刷用紙に印刷される。Ikedaらによって開示された方法は、乾燥
した不透明なトナーを別々の領域または走査線に印刷するので、このシステムは
、得られる分解能が制限される。この分解能の損失は、まさに、ページ内にカラ
ー平面を配列することに起因するものである。
【0008】 「単一ビームフルカラー電子写真」と題する米国特許第4,728,983号
(Zwadloらによる)は、電子写真技術によって高品質カラー印刷を行う方
法を開示している。1つの光導電性ドラムが、光導電性ドラムが1回転する間に
、除電し、帯電し、レーザ走査によって露光し、および、トナー現像するための
手段とともに使用される。ドラムを次々に回転させて、カラー分解画像に対応す
る個々のカラー画像が、ドラム上に位置を合わせて組み立てられる。この組み立
てられたカラー画像が、ドラムの最終的な回転において、記録紙に転写される。
原色平面ごとに別々のパスすなわち回転が必要とされるので、最終的な4つのカ
ラー画像印刷を得るには少なくとも4つのパス(回転)が必要である。原色平面
ごとの個々のパスは、マルチカラー電子写真印刷プロセスが実現することのでき
る速度を大きく制限する。
【0009】 「現像液を用いて2つのカラー画像を形成するための電子写真プロセス」と題
する米国特許第4,877,698号(Watsonらによる)は、画像形成装
置における画像形成部材を帯電させることによって2つの色の画像を形成するプ
ロセスおよび装置を開示しており、高い電位、中間の電位、および、低い電位を
有する領域からなる潜像を部材上に形成し、中間電位の領域は約100ボルト以
下の電位を有する電極を提供し、画像形成部材と電極との間に電界および現像領
域を発生させるのを可能にし、一方の色を有する第1のトナー粒子と他方の色を
有する第2のトナー粒子とを含む現像液調合物を現像領域に案内することによっ
て潜像を現像し、これらの粒子は、液体媒体中に分散させられ、第2のトナー粒
子は、高い電位に引きつけられ、第1のトナー粒子は、低い電位に引きつけられ
る。Watsonらによって開示されたプロセスおよび装置は、確かに、1つの
パスすなわち1つの現像ステップで2つの色の画像を実現するが、最大でも2色
に制限される。したがって、このシステムは、標準的な4色の画像には適してい
ない。
【0010】 発明の概要 本発明は、エレクトログラフィックシステムにおいて、画像バンディングを最
小限に抑え、かつ、複数の画像平面を位置合わせして1つの画像を受容体ドラム
上に形成するための方法および装置に関する。
【0011】 1つの実施の形態では、エレクトログラフィックシステムにおいて複数の画像
平面を位置合わせして1つの画像を形成するためのシステムは、2つかまたはそ
れ以上の重なり合う画像平面を記録することのできる受容体ドラムと、受容体ド
ラム上に重なり合う画像平面を形成するための露光装置と、重なり合う画像平面
のそれぞれに対応する現像剤を受容体ドラムに渡すための少なくとも1つの現像
剤ステーションとを含む。受容体ドラムの回転位置を測定するために、測定装置
が提供される。少なくとも1つの駆動ベルトによって受容体ドラムに結合された
モータを制御するために、駆動機構が提供される。閉ループ位置決めシステムが
、測定装置および駆動機構に結合される。この閉ループ位置決めシステムは、受
容体ドラムの角速度を調整して、2つかまたはそれ以上の画像平面の画像平面位
置合わせを達成することができる。システムは、好ましくは、約100μmかま
たはそれ以下、より好ましくは、約50μmかまたはそれ以下、もっとも好まし
くは、約20μmかまたはそれ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成することが
できる。1つの実施の形態においては、システムは、約±0.5走査線かまたは
それ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる。
【0012】 システムは、受容体ドラムが回転するたびに1つの画像平面を形成することが
できる。重なり合う画像平面は、好ましくは、少なくとも3つの画像平面から構
成されてもよく、より好ましくは、少なくとも4つの画像平面から構成されても
よく、それらのそれぞれは、受容体ドラムの個々の回転において形成される。
【0013】 1つの実施の形態においては、エレクトログラフィックシステムは、電子写真
システムからなり、受容体ドラムは、受光体ドラムからなる。別の実施の形態に
おいては、エレクトログラフィックシステムは、静電システムからなり、受容体
ドラムは、静電ドラムからなる。現像剤は、湿式現像剤かまたは乾式現像剤のい
ずれであってもよい。露光装置は、典型的には、ラスター走査レーザシステムで
ある。
【0014】 システムは、現像剤ステーションを受容体ドラムに着脱するための機構を含む
。現像剤ステーションは、受容体ドラム上の現像剤を十分に乾燥した塗膜に実質
的に変えるための乾燥機構を含んでもよい。測定装置は、典型的には、光学エン
コーダである。
【0015】 閉ループ位置決めシステムは、露光装置からの受容体ドラム上の走査線の配置
を測定装置からの位置パルスと相関させる較正テーブルを含む。1つの実施の形
態においては、較正テーブルは、第1の重なり合う画像平面を形成するときに生
成される。閉ループ位置決めシステムは、測定装置によって測定された受容体ド
ラムの実際の位置と、較正テーブルからの受容体ドラムの予測位置とを比較し、
画像平面を位置合わせするための速度補正値を計算することができる。システム
は、2つかまたはそれ以上の画像平面を受容体ドラムから記録媒体に転写する転
写機構を含む。
【0016】 また、本発明は、エレクトログラフィックシステムにおいて、1つの画像の複
数の画像平面を位置合わせするための方法に関する。この方法は、受容体ドラム
の回転位置を測定しながら受容体ドラムを回転させることを含む。露光装置が、
回転する受容体ドラムに照射され、第1の画像平面が形成される。第1の現像剤
ステーションが、受容体ドラムに係合させられ、第1の画像平面に対応する第1
の現像剤が、受光体ドラムに渡される。第1の現像剤が、受容体ドラム上で、十
分に乾燥した塗膜に変えられる。露光装置が、再度、回転する受容体ドラムに照
射され、第2の重なり合う画像平面が形成される。受光体ドラムの角速度が調整
され、第2の画像平面が第1の画像平面に位置合わせされる。第2の現像剤ステ
ーションが、受容体ドラムに係合させられ、第2の画像平面に対応する第2の現
像剤が、受容体ドラムに渡される。第2の現像剤が、受光体ドラム上で、十分に
乾燥した塗膜に変えられる。
【0017】 この方法は、閉ループ位置決めシステムを、受容体ドラム上の測定装置と受容
体ドラムを回転させる駆動機構とに結合する段階を含む。閉ループ位置決めシス
テムは、好ましくは、約100μmかまたはそれ以下、より好ましくは、約50
μmかまたはそれ以下、もっとも好ましくは、約20μmかまたはそれ以下の画
像平面位置合わせ誤差を達成する。閉ループ位置決めシステムは、約±0.5走
査線かまたはそれ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成する。
【0018】 露光装置は、典型的には、受容体ドラムが回転するたびに1つの画像平面を形
成する。例えば、第1の画像平面は、受容体ドラムの第1の回転において形成さ
れ、第2の画像平面は、受容体ドラムの第2の回転において形成される。また、
この方法は、第1および第2の画像平面からの乾燥した現像剤を受容体ドラムか
ら媒体に転写する段階を含む。
【0019】 この方法は、オプションとして、回転する受容体ドラムへと露光装置を向けて
、第3の重なり合う画像平面を形成する段階を含んでもよい。受容体ドラムの角
速度が調整され、第3の画像平面が、第1および第2の画像平面に位置合わせさ
れる。第3の現像剤ステーションが、受容体ドラムに係合させられ、第3の画像
平面に対応する現像剤が、受容体ドラムに渡される。受容体ドラム上の現像剤が
、十分に乾燥した塗膜に変えられる。
【0020】 本発明のさらなる実施の形態においては、露光装置が、回転する受容体ドラム
に照射され、第4の重なり合う画像平面が形成される。受容体ドラムの角速度が
調整され、第4の画像平面が、第1、第2、および、第3の画像平面に位置合わ
せされる。第4の現像剤ステーションが、受容体ドラムに係合させられ、第4の
画像平面に対応する現像剤が受容体ドラムに渡される。受容体ドラム上の現像剤
が、十分に乾燥した塗膜に変えられる。
【0021】 この方法は、較正サイクルにおいて受容体ドラムを回転させる段階と、受容体
ドラム上の走査線の配置を測定装置からの位置パルスと相関させる段階と、相関
位置データを較正テーブルに記憶する段階とを含む。受容体ドラムの実際の位置
が、較正テーブルにある相関位置データと比較されてもよい。画像平面を位置合
わせするために、速度補正値が計算されてもよい。受容体ドラムの速度が変更さ
れて、画像平面が位置合わせされる。1つの実施の形態においては、較正テーブ
ルは、第1の重なり合う画像平面を形成するときに生成される。
【0022】 現像剤とは、液体インク、乾燥粉末インク、および、トナーを意味する。 エレクトログラフィックとは、湿式現像剤かまたは乾式現像剤を用いた電子写
真システムおよび静電画像形成システムを意味する。 画像平面位置合わせとは、約100μmかまたはそれ以下の誤差で、個々のあ
るいは別々の画像平面を整列させることを意味する。 受容体とは、電子写真材料および/または静電画像形成材料などの様々なエレ
クトログラフィック画像形成材料を意味する。 十分に乾燥した塗膜とは、約75%かまたはそれ以上の固体を備えたインクを
意味する。
【0023】 発明の実施の形態 本発明は、画像位置合わせシステムを備えたエレクトログラフィックシステム
に関する。画像データは、受容体に送出される。現像剤が、画像データに対応し
て受容体に付着させられる。そして、この現像剤が、用紙などの媒体に転写され
る。説明される具体例は、マルチカラー画像を形成するための湿式電子写真シス
テムであるが、本発明は、どのようなエレクトログラフィックシステムにも適用
できることに注意されたい。
【0024】 湿式電子写真技術は、用紙またはその他の適切な記録媒体に画像を生成または
再生する技術である。湿式電子写真技術は、うまく制御して画像の形態で固体材
料を表面に塗布して所望の印刷物を形成するための現像剤を使用し、この現像剤
は、黒であってもよく、あるいは、異なる複数の色を有してもよい。典型的には
、電子写真技術で使用される現像剤は、潜像形成装置の波長で放射される光に対
して十分に透明かまたは半透明であり、それによって、複数の画像平面をお互い
に重ね合わせて複数の画像平面から構成されるマルチカラー画像を形成すること
ができ、それぞれの画像平面は、ある特定の色の現像剤で構成される。
【0025】 典型的には、カラー画像は、4つの画像平面から構成される。最初の3つの平
面は、それぞれ、減法混色の印刷原色である黄、シアン、および、マゼンタの3
つの現像剤で構成される。第4の画像平面は黒の現像剤を使用し、これは、潜像
形成装置の波長で放射される光に対して透明でなくてもよい。電子写真技術のた
めの様々な方法および装置は、1997年4月3日に公開された「受光体の駆動
を複数の露光位置に合わせる単一パス電子写真システム」と題するPCT出願第
WO97/12287号(米国特許出願番号第08/536,418号)および
米国特許第5,355,153号(Yasuda)に開示されている。
【0026】 説明される具体例では、図1を参照することによって、湿式電子写真技術に含
まれるプロセスを説明することができる。光導電性の受容体10が、ドラム12
のような機械的キャリヤの表面または表面近傍に配置される。ドラム12は、図
1の時計回り方向に回転し、受容体10またはドラム12上に形成された画像に
処理を施す様々な固定された構成要素を通過して、所定の受容体10の位置へ移
動する。説明される具体例においては、ドラム12は、典型的には、直径が約1
60mmであるが、例えば直径が75cmのドラムのような、別の大きさのドラ
ムであってもよい。
【0027】 もちろん、受容体10の表面上の所定の位置と、受容体10に作用しあるいは
受容体10に処理を施す様々な構成要素との間の相対運動を提供するその他の機
械的な装置が使用されてもよい。例えば、受容体10が固定されて、種々の構成
要素が受容体10を通過してもよい。あるいは、受容体10と種々の構成要素と
の間のなんらかの連携動作を容易にすることもできる。受容体10とその他の構
成要素との間に相対運動が存在することが重要なだけである。ここでの説明にお
いて、受容体10がある位置にある、あるいは、受容体10がある位置を通過す
るという表現を使用する場合、それは、受容体10に作用する構成要素に対して
ある特定の位置を有し、あるいは、受容体10に作用する構成要素に対してある
特定の位置を通過する受容体10上のある特定の箇所または位置を意味すること
に理解および注意されたい。
【0028】 図1において、ドラム12が回転すると、受容体10は、除電ランプ14を通
過する。受容体10が、除電ランプ14の下を通過するとき、除電ランプ14か
らの放射光16が、受容体10の表面に作用し、受容体10の表面に残ったどの
ような残留電荷をも「除去」する。したがって、受容体10の表面の表面電荷分
布は、受容体10が除電ランプ14を出るときには、きわめて均一であり、受光
体によってはほぼゼロである。
【0029】 ドラム12が回転しつづけ、受容体10が、つぎに、帯電器18の下を通過す
ると、正または負の電荷が、受容体10の表面に均一に帯電する。好ましい実施
の形態においては、帯電器18は、正のDCコロナ帯電器である。典型的には、
受容体10の表面は、受光体の容量に依存して約600ボルトにまで均一に帯電
される。帯電は、ドラム12が回転しつづけるときに、レーザ走査装置20が受
容体10の表面に画像露光するための準備を受容体10にさせる。
【0030】 レーザ走査装置20からの放射光が受容体10の表面に作用するところはどこ
でも、受容体10の表面電荷が相当に減少するが、受容体10の表面の放射光を
受けていない領域は、ほとんど放電することはない。受容体10の表面の放射光
を受けた領域は、受けた放射光の量に相当する量だけ放電する。これは、受容体
10の表面がレーザ走査装置20の下から出るときには、レーザ走査装置20が
与えた所望の画像情報に対応する表面電荷分布を受容体10の表面が有するとい
う結果をもたらす。
【0031】 ドラム12が回転しつづけると、受容体10の表面は、現像剤ステーション2
2a〜22dの中の1つと係合し、現像剤ステーション22a〜22dのそれぞ
れは、三原色(すなわち、黄、マゼンタ、シアン)およびオプションとしての黒
に対応している。さらに、本発明による方法および装置は、同一の色を有する複
数の画像平面を位置合わせするのに使用されてもよい。個々の現像剤ステーショ
ン22a〜22dの動作は、図2を参照することによって、より容易に理解する
ことができる。
【0032】 現像剤ステーション22aを受容体10の近傍に配置することによって、第1
のカラー平面が現像される。その他の3つの現像剤ステーション22b〜22d
は、好ましくは、第1のカラー平面を現像中には、受光体と係合することはない
。現像剤24aが、電界の存在下において、画像の形態で帯電した受容体10の
表面に塗られ、これは、ローラとして示される電極26aを受容体10の近傍に
配置し、その電極26aにバイアス電圧を印加することによってなされる。現像
剤24aは、正に帯電した「固体」からなるが、印刷される画像のその部分に対
応した適切な色を有する不透明なトナー粒子でなくてもよい。液体現像剤中の「
固体」材料は、設定された電界からの力を受けて、表面電位が電極26aのバイ
アス電圧よりも小さい領域28a内の受容体10の表面に向かって移動して付着
する。液体現像剤中の「固体」材料は、受容体10の表面電位が電極26aのバ
イアス電圧よりも大きい領域30内の電極に向かって移動して付着する。受容体
10の表面かまたは電極26aにしっかりと付着しなかった余分な現像剤は除去
される。説明される具体例における余分な現像剤を除去する方法は、米国特許第
5,754,928号に記載される「クラウンスクイーズローラ」を使用してい
る。
【0033】 ロール、真空ボックス、あるいは、硬化ステーションを含んでもよい乾燥機構
32aによって、現像剤が乾燥される。実質的には、乾燥機構32aは、現像剤
24aを十分に乾燥した塗膜に変える。そして、余分な現像剤24aは、その後
の処理で使用するために、現像剤ステーション22aに戻される。受容体10の
表面に塗布された現像剤24aの「固体」部分28a(塗膜)は、レーザ走査装
置20によって受容体10の表面にあらかじめ配置された上述の画像の形態を有
する電荷分布に一致し、したがって、印刷されるべき所望の画像の画像状表現で
ある。
【0034】 乾燥機構34によって、現像剤ステーション22aからの塗膜28aが、さら
に乾燥される。乾燥機構34は、受動的なものであってもよく、能動的な送風機
、ヒータ、真空装置、コロナ帯電器を用いてもよく、あるいは、ローラのような
その他の能動的な装置であってもよい。好ましい実施の形態においては、乾燥機
構34は、乾燥ロールまたは画像コンディショニングローラである。そのような
装置は、ここに援用される米国特許第5,420,675号に記述されている。
【0035】 この段階では、受容体10は、それの表面に、第1のカラー平面に基づいて塗
布された「固体」の現像剤28aの画像状分布を含む。さらに、受容体10の表
面電荷分布は、レーザ走査装置20による受容体10の画像状放電によって支配
される塗布現像剤粒子と現像剤24aからの透明な対イオンとの両方で再帯電さ
れている。したがって、この段階においては、受容体10の表面電荷はきわめて
均一でもある。受光体の元々の表面電荷のすべてを得ることはできないにしても
、受光体の以前の表面電荷の大部分が復元されている。このような溶液再帯電に
よって、受容体10は、この時点では、再生せれるべき画像の第2のカラー平面
のための処理がなされる準備が完了している。
【0036】 必ずしも必要ではないが、典型的には、最初の3つの画像平面に現像剤を塗布
した後(例えば、現像剤ステーション22a〜22c)、帯電器18によって、
「トッピング電荷」が受容体10に加えられる。現像剤24a〜24cによって
現像された後、受容体10は再帯電するにしても、典型的には、それは、以前の
帯電電位にまで完全には再帯電しない。したがって、ドラム12が回転しつづけ
ると、均一な正または負の電荷が、帯電器18によって、受容体10の表面に帯
電され、受容体10の表面を好ましい帯電レベルにまで戻す。
【0037】 つぎに、受容体10は、レーザ走査装置20からの第2のカラー平面に対応す
る放射光によって画像投影される。このプロセスは、ドラム12上の受容体10
の別個の回転において発生することに注意されたい。受容体10の表面に残った
電荷は、第2のカラー平面に対応した放射光に曝される。これが、画像の第2の
カラー平面に対応した受容体10の表面電荷の画像状分布を発生させる。
【0038】 そして、現像剤24bを含んだ現像剤ステーション22bを受容体10に係合
させることによって、画像の第2のカラー平面が現像される。現像剤24bは、
第2のカラー平面に一致した「固体」の着色顔料を含むが、現像剤24bは、ほ
ぼ透明の対イオンも含み、「固体」の着色顔料は、現像剤24bのほぼ透明の対
イオンとは異なる化学組成を有してもよいが、たとえそうであっても、対イオン
は、ほぼ透明であり、かつ、「固体」の着色顔料とは逆極性に帯電している。電
極26bは、バイアス電圧を提供し、現像剤24bの「固体」着色顔料が、第2
のカラー平面に対応して、「固体」着色顔料28bからなるパターンを受容体1
0の表面に形成するのを可能にする。現像剤は、乾燥機構32bによって乾燥さ
れる。現像剤24bからの塗布固体は、乾燥機構34において乾燥される。また
、透明な対イオンは、実質的に、受容体10を再帯電させ、受容体10の表面電
荷分布を十分に均一にし、それによって、受容体10の表面にさらなるカラー平
面を配置することができる。典型的には、帯電器18によってトッピング電荷が
加えられる。
【0039】 画像の第3のカラー平面は、まず最初に受容体10をコロナ帯電することによ
って再生される。レーザ走査装置20と、現像剤24cを含み電極26cを用い
る現像剤ステーション22cとを用いた同様の方法で、第3の画像平面が受容体
10の表面に配置される。電極26cは、バイアス電圧を提供し、現像剤24c
の「固体」着色顔料が、第3のカラー平面に対応して、「固体」着色顔料28c
からなるパターンを受容体10の表面に形成するのを可能にする。現像剤は、乾
燥機構32cによって乾燥される。現像剤24cからの塗布固体は、乾燥機構3
4において乾燥される。繰り返すと、第3のカラー平面が現像された後に、受容
体10に存在する表面電荷は、レーザ走査装置20に露光される前に存在した表
面電荷よりもいくぶん少ないにしても、十分に「再帯電」され、きわめて均一で
あり、除電またはコロナ帯電しなくても、第4のカラー平面を塗ることが可能で
ある。典型的には、第4のカラー平面がドラム12に書き込まれる前に、帯電器
18によってトッピング電荷が加えられる。
【0040】 同様に、第4のカラー平面の現像剤24dの「固体」着色顔料が、レーザ走査
装置20と、現像剤24dを含み電極26dを用いる現像剤ステーション22d
とを用いて受容体10の表面に配置される。もしあれば、現像剤24dからの余
分な液体が、ローラ32dを用いて「スクイーズ」される。
【0041】 そして、印刷されるべき所望の画像を表現する塗膜部分28a〜28dは、印
刷されるべき記録媒体36に直接に転写されるか、あるいは、好ましくは、図1
に示されるように、転写ローラ38および40を介して間接的に転写される。転
写は、塗膜28a〜28dと転写ローラ38および40との粘着力の差によって
実現することができる。画像転写のための好ましい機構は、「普通紙のような記
録媒体に画像を形成するための改善された画像転写特性を有する方法および装置
」と題する米国特許第5,650,253号に開示されている。典型的には、画
像を媒体36に融着させるのに、熱および圧力が利用される。結果として得られ
る「印刷物」は、ラスター走査装置22によって書かれた画像情報のフルカラー
ハードコピー発現であり、その色は、現像剤24a〜24dによって表現される
【0042】 受容体10、ドラム12、除電ランプ14、帯電器18、レーザ走査装置20
、現像剤ステーション22a〜22d、現像剤24a〜24d、電極26a〜2
6d、スクイーズ32a〜32d、乾燥機構34、および、転写ロール38およ
び40が、ほんの概略的に図1および図2に示され、それについてほんの簡単に
説明したが、これらの構成要素は、一般には、電子写真技術において良く知られ
たものであり、さらに、これらの要素の正確な材料および構成は、この分野にお
いて良く知られた設計上の選択に関するものであることを理解および認識された
い。
【0043】 図1および図2に示される基本的な電子写真プロセスおよび電子写真装置は、
上述したプロセスを1つの色ごとに何度も反復することによって使用することが
でき、それぞれの反復は、個々の原色平面(例えば、黄、マゼンタ、シアン、お
よび、黒)を画像の形態で露光してもよく、それぞれの現像剤24は、画像の形
態で露光されたカラー平面に対応する個々の印刷原色である。個々のカラー平面
の色を付ける順序、および、様々な現像剤ステーション22a〜22dを使用す
る順序は変えてもよい。画像平面間の位置合わせが良好であると仮定すれば、4
つのそのようなカラー平面(例えば、黄、マゼンタ、シアン、または、黒)は、
すべてのカラー平面を形成してしまうまではいずれのカラー平面も転写しないで
、受容体10の表面に重ね合わせることができる。その後に、それらの4つのカ
ラー平面のすべてを同時に適切な媒体36に転写することによって、高品質のカ
ラー印刷を得ることができる。米国特許第4,728,983号(Zwadlo
らによる)を参照されたい。
【0044】 帯電電位、受光体の容量、および、現像剤を適切に選択すれば、このプロセス
は、不定の数のカラー平面を有するマルチカラー画像を形成するために不定の回
数だけ反復されることが可能である。一般的な4つのカラー画像の場合のプロセ
スおよび装置を上述したが、このプロセスおよび装置は、2つかまたはそれ以上
のカラー平面を有するマルチカラー画像に適している。
【0045】 受容体10は、電気伝導性のある基板に配置された有機光導電層、その光導電
層に配置された中間層、および、その中間層を覆う剥離層であってもよい。受容
体10の好ましい具体例が、米国特許第5,652,078号の例6に説明され
ている。
【0046】 帯電器18は、好ましくは、スコロトロン型コロナ帯電器である。帯電器18
は、+4,000〜+8,000ボルトの適切な正の高電圧源に接続されたコロ
ナワイヤ(図示しない)を有する。帯電器18のグリッドワイヤ(図示しない)
は、受容体10の表面から約1mm〜約3mmだけ離して配置され、+500〜
+1,000ボルト、受光体の容量によっては、それよりも大きい受容体10の
見掛け上表面電位を得るための調整可能な正の電圧供給源(図示しない)に接続
される。これは好ましい電圧範囲であるが、その他の電圧が使用されてもよい。
例えば、より厚い受光体は、典型的には、より高い電圧を必要とする。要求され
る電圧は、主として、受容体10の容量と、図1および図2の装置にトナーとし
て使用される現像剤の電荷質量比とに依存する。もちろん、受容体10を正に帯
電するには、正の電圧に結合しなければならない。あるいは、負の電圧を使用し
て負に帯電する受容体10も使用することができる。負に帯電する受容体10の
場合もその原理は同じである。
【0047】 レーザ走査装置20は、大きな強度の電磁放射線を放射する適切な光源を含む
。放射線は、単一ビームまたはビームアレイであってもよい。そのようなアレイ
の個々のビームは、個々に変調されてもよい。例えば、放射線は、一般的には受
容体10の移動方向に垂直に、かつ、帯電器18に対して固定された位置から、
ライン走査として受容体10に作用する。
【0048】 放射線は、好ましくは、受容体10の運動との正確な同期を維持しながら受容
体10を走査および露光する。この画像投影は、放射線が作用したところはどこ
でも、受容体10の表面電荷を相当に減少させる。受容体10の表面の放射線が
作用しない領域は、それほどは放電しない。したがって、受容体10が放射線に
曝された状態から抜け出るとき、それの表面電荷分布は、所望の画像情報に対応
したものとなる。
【0049】 レーザ走査装置20によって放射されるべき放射線の波長は、典型的には、黄
、マゼンタ、そして、シアンの順序で配置された画像の最初の3つのカラー平面
を透過するときに小さい吸収率を有するように選択される。第4の画像平面は、
典型的には、黒である。黒は、あらゆる波長の放射線に対して大きな吸収力を有
し、それは、受容体10を放電させるのに役立つ。さらに、レーザ走査装置20
の放射線の選択された波長は、好ましくは、受容体10の最大感度波長に対応す
べきである。好ましいレーザ走査装置20は、発光波長が700ナノメータより
も長い赤外線ダイオードレーザである。また、着色剤の組み合わせによっては、
独特に選択された可視領域の波長を使用することもできる。好ましい波長は、約
780ナノメータである。
【0050】 レーザ走査装置20からの放射線(単一ビームまたはビームアレイ)は、コン
ピュータメモリー、通信回線、などの適切なソースから入力される個々のカラー
平面情報ごとの画像信号に基づいて、従来のやり方で変調される。また、レーザ
走査装置からの放射線を受容体10に到達させるための処理メカニズムも良く知
られているものである。
【0051】 放射線は、回転多面鏡(図示しない)のような適切な走査エレメントに入射し
、そして、受容体10上の特定のラスター走査線の位置に放射線を結像させるた
めの適切な走査レンズ(図示しない)を通過する。もちろん、多面鏡の代わりに
、あるいは、多面鏡に加えて、振動ミラー、変調光ファイバアレイ、光導波アレ
イ、または、適切な画像配送システムのようなその他の走査手段が使用されても
よいことがわかる。ディジタルハーフトーン画像形成の場合、分解能が600ド
ット/インチ(236ドット/cm)と仮定して、望ましくは、1/2の最大強
度レベルにおいて直径が42μm以下の円に放射線を結像できなければならない
。用途によっては、より低い分解能でも許容できる。走査レンズは、望ましくは
、このビーム直径を少なくとも30.5cmの幅にわたって維持できなければな
らない。
【0052】 図示される具体例においては、多面鏡は、典型的には、ブラシレスDCモータ
およびコントローラを含んでもよい電子機器を制御することによって、従来のや
り方で一定速度で回転させられる。受容体10は、モータおよびコントローラに
よって、放射線が受容体10に作用するラスター走査線を通過するようにして走
査速度方向に直角に動かされる。以下で説明するように、ドラムの回転速度は、
約100μm以下で個々のカラー平面を位置合わせするように変化させられる。
多面鏡が提供する走査速度と受容体10の移動速度との比は、一定に維持され、
かつ、レーザ変調情報の要求アドレス指定能力が得られるように、そして、最終
的な画像の正しいアスペクト比を得るためのラスター走査線のオーバーラップが
得られるように選択される。高品質画像を形成するために、多面鏡の回転速度お
よび受容体10の移動速度は、少なくとも600走査/インチ(236走査/c
m)、より好ましくは、1200走査/インチ(472走査/cm)で画像が受
容体10に形成されるように設定することが望ましい。受容体10は、典型的に
は、約3インチ/秒(7.6cm/秒)で移動する。
【0053】 現像剤ステーション22a〜22dにおいては、従来の現像剤浸漬現像技術が
使用されてもよい。この分野では、2つのモードの現像が知られている。すなわ
ち、受容体10の露光された領域に現像剤24a〜24dを配置するモード、お
よび、それとは別の方法として、露光されていない領域に現像剤24a〜24d
を配置するモードの2つである。前者の画像形成モードは、均一な濃度および低
い背景濃度を維持しながら、ハーフトーンドットの形成を改善することができる
。放電現像システムを用いて本発明が説明され、それによれば、正に帯電した現
像剤24a〜24dは、放射線によって放電した領域の受容体10の表面に付着
するが、逆が真である画像形成システムが、本発明によって意図されてもよいこ
とを認識および理解されたい。現像は、受容体10の近傍に一定の間隔を置いて
配置された現像電極26a〜26dによって生成される均一な電界を用いてなさ
れる。
【0054】 現像剤電極26a〜26dによって塗布がなされた後、スクイーズローラ32
a〜32dが、受容体10の表面の現像された画像領域を転がり、余分な現像剤
24a〜24dを取り除き、画像のそれぞれの現像されたカラー平面をあとに残
す。あるいは、受容体10の表面に残った余剰な現像剤は、塗膜をうまく形成す
るために、この分野で良く知られた真空技術によって除去してもよい。受容体1
0の表面に配置された現像剤は、それに続く1つかまたは複数の現像プロセスに
おいてその現像剤が洗い流されるのを防止するために、現像剤電極26a〜26
dおよびスクイーズローラ32a〜32d、または、それらの代わりとしての乾
燥技術によって比較的に強固なものにするべきである(塗膜を形成)。好ましく
は、受容体の表面に配置された現像剤は、画像に含まれる固体の体積含有率が7
0パーセントよりも大きくなるように十分に乾燥されるべきである。好ましいス
クイーズローラ32a〜32dが、米国特許第5,754,928号に記載され
ている。
【0055】 「画像形成基板から現像剤を取り除くための装置および方法」と題する米国特
許第5,596,398号に記載されるように、電極26a〜26dは、現像剤
クリーニングローラによって清潔に保たれる。さらなるどのような余分な現像剤
も米国特許第5,713,068号に記載される付加的なローラによって除去さ
れる。全体的な現像剤装置が、「湿式電子写真画像形成システムのための現像装
置」と題する米国特許第5,576,815号に詳細に記載される。現像剤ステ
ーション22a〜22dは、米国特許第5,300,990号(Thompso
nらによる)に記載されるものに類似している。好ましい現像剤ステーション2
2a〜22dは、現像剤ロール26a〜26dの表面と受容体10の表面との適
切な間隔が50〜75μm(0.05mm〜0.075mm)ではなく150μ
m(0.15mm)であることがThompson特許に記載されるものとは異
なる。さらに、ワイパーローラは使用されず、スクイーズローラ32a〜32d
はウレタンで製造されたものである。
【0056】 画像のそれぞれのカラー平面ごとの現像プロセスが完了すれば、適切な現像剤
電極26a〜26dが、受容体10の表面から引っ込められ、現像剤24a〜2
4dと受容体10の表面との接触が絶たれる。受容体10の画像形成領域が、ス
クイーズローラ32a〜32dを通過した後、ドクターブレード(図示しない)
が、それぞれのスクイーズローラの下部に接触する。それと同時に、スクイーズ
ローラ32a〜32dは、受容体10の表面の移動方向とは反対に約10インチ
/秒(25.4cm/秒)の速度で回転しはじめる。スクイーズローラ32a〜
32dのニップ内の液体現像剤24a〜24dが、受容体10の表面から取り去
られ、ドクターブレードによってスクイーズローラ32a〜32dから削り取ら
れ、その液体は、ドクターブレードから液体回収システムへ排出される。ドクタ
ーブレードのための好ましい材料は、3M社の商標であるFluoroelas
tomer FC2174であり、これは、現像剤と化学反応することがなく、
Minnesota Mining and Manufacturing C
ompany,St.Paul,Minnesotaによって製造される。
【0057】 現像剤24a〜24dのそのような「固体」着色顔料の4つの層からなる粘着
性のある塗膜からなる画像は、例えば、乾燥メカニズム34を使用することによ
って、十分に乾燥した塗膜にすることができる。好ましくは、乾燥メカニズム3
4は、いかなる残留液体をも吸収するシリコンコーティングローラである。さら
に、乾燥メカニズム34は、「液体トナーを用いた電子写真技術のための乾燥方
法および乾燥装置」と題する米国特許第5,552,869号に記載される乾燥
ステーションによって、その後の転写のための乾燥または「コンディショニング
」を行う。好ましくはないが、乾燥メカニズム34は、従来の熱風送風機または
その他の従来の手段で構成されてもよい。
【0058】 適切に乾燥させた後、受容体10の表面の現像剤画像は、温度T1に加熱され
たエラストマーから構成された転写ローラ38に圧接される。温度T1は、25
〜130°Cの範囲であればよく、好ましくは、約80°Cである。温度T1に
おいて、転写ローラ38のエラストマーは粘着性がある。転写ローラ38として
はローラが好ましいが、ベルトも適切であると考えられる。受容体10と転写ロ
ーラ38のエラストマー表面とが分離するとき、現像剤画像が、転写ローラ38
のエラストマーに粘着する。受容体10の表面は、現像剤画像を剥離させる。そ
れに続いて、現像剤画像を載せた転写ローラ38のエラストマーは、温度T2で
紙などの記録媒体36に圧接される。温度T2は、70〜115°Cの範囲であ
ればよく、好ましくは、約115°Cである。95ポンド/平方インチ(32k
g/cm2 )の力を加えた状態において、現像剤画像を載せた、好ましくは、硬
い金属のローラである転写ローラ38のエラストマーは、記録媒体36の表面起
伏になじみ、それによって、小さいドットも含めて現像剤画像のあらゆる部分が
、記録媒体36の表面と接触して記録媒体36に移ることができる。
【0059】 温度T1において、転写ローラ38のエラストマーは、受光体の表面からほど
よく乾燥した現像剤画像を剥ぎ取るのに十分な粘着性を有する。さらに、温度T
2においては、転写ローラ38のエラストマーは、塗膜状態の現像剤画像を記録
媒体36へ剥離させるのに十分な剥離性を有する。転写ローラ38のエラストマ
ーは、きめの粗い用紙の凸凹のような記録媒体36の表面にある凸凹になじむこ
とができる。なじみやすさは、約65かまたはそれ以下、好ましくは、50のシ
ョアーA型押し込み硬度計の硬さを有するエラストマーを使用することによって
達成される。好ましくは、エラストマーは、現像剤24a〜24dのための炭化
水素のような分散媒による膨潤および侵食に耐性を有するべきである。転写ロー
ラ38のエラストマーは、現像剤24a〜24dとの粘着性を有し、この粘着性
は、温度T1における現像剤24a〜24dと受容体10の剥離面との粘着性よ
りも大きいが、温度T2における現像剤24a〜24dと最終的な記録媒体36
との粘着性よりも小さい。転写ローラ38のエラストマーの選択は、受容体10
の剥離面、現像剤24a〜24dの組成、および、記録媒体36によって決定さ
れる。ここで説明されるプロセスの場合、例えば、Dow Corning C
orporation,Midland,Michiganから市販されている
Dow Corning 94−003 フッ素シリコン分散液コーティングな
ど、いくつかのフッ素シリコンエラストマーが、これらの要件を満足する。
【0060】 現像剤24a〜24dとして使用するのにとくに適していると考えられる現像
剤の1つの形態は、レーザ走査装置20からの放射線に対して、十分に透明であ
りかつ低い吸収率を有する液体インク材料からなる。これは、レーザ走査装置2
0からの放射線があらかじめ塗布された1つかまたは複数のインクを透過し、受
容体10の表面に作用し、帯電した電荷を減少させるのを可能にする。この種の
インクは、第2、第3、または、第4のカラー平面を形成する場合のように、カ
ラー配置の順序を考慮せずに、前に現像されたインク画像を透過してその後の画
像を形成するのを可能にする。インクは、レーザ走査装置20からの放射線の少
なくとも80%、より好ましくは、90%を透過させることが望ましく、また、
放射線は、配置されたカラー平面によってあまり散乱しないことが望ましい。
【0061】 現像剤24a〜24dとして使用するのにとくに適していると考えられるイン
クの1つの形態は、液体浸漬現像において優れた画像形成特性を呈するゲルオル
ガノゾルである。例えば、ゲルオルガノゾル現像剤は、小さいかさ導電率、小さ
い自由位相導電率、小さい電荷質量比、および、大きい移動度を有し、それらの
すべてが、高い分解能の高い光学濃度を有する背景のない画像を形成するのに適
した特性である。とくに、インクの小さいかさ導電率、小さい自由位相導電率、
および、小さい電荷質量比は、広い範囲の固体濃度において、インクが高い現像
光学濃度を達成するのを可能にし、それによって、従来のインクに比較して、イ
ンクの印刷特性を広い範囲にわたり改善する。
【0062】 これらのカラー現像剤は、現像時に、色のついた塗膜を形成し、この塗膜は、
例えば近赤外線のような入射光を透過させ、その結果として、光導電層を放電さ
せ、また、凝集していない粒子は、入射光の一部を散乱させる。したがって、凝
集していないインク粒子は、その後の露光に対しての光導電体の感度を減少させ
ることになり、その結果として、重ね合わせて印刷される画像に干渉が存在する
ことになる。
【0063】 これらの液体インクは、インクが室温で塗膜を形成するのを可能にする低いT g 値を有する。符号Tg は、結晶性重合体が、粘性のある状態またはゴム状の状
態から硬い状態または比較的に脆い状態に部分的に変化するガラス転移温度に対
応する。一般的な室温(19〜20°C)は、塗膜を十分に形成できるものであ
り、もちろん、とくに発熱体がなくてもより高い温度になりやすい動作中の装置
の周囲温度および内部温度は、インクが塗膜を十分に形成できるものである。
【0064】 転写後の残留画像粘着性は、オルガノゾル中のアクリル酸エチルなどの高粘着
性モノマーの存在による悪影響を受けることがある。したがって、オルガノゾル
は、一般的には、オルガノゾル核が、好ましくは、室温(25°C)よりも低い
が−10°Cよりも高いガラス転移温度(Tg )を有するように配合される。オ
ルガノゾル核の好ましい組成は、約70重量%のアクリル酸エチルと、25重量
%のメタクリル酸メチルとを含み、核の計算されたガラス転移温度は、Tg =−
1°Cとなる。これは、現像剤が室温またはより高い現像条件において迅速に自
己凝固するのを可能にし、さらに、耐ブロッキング性を有する粘着性のない定着
画像を提供する。
【0065】 分散媒は、この分野で良く知られた様々な種類の材料から選択することができ
る。分散媒は、典型的には、親油性があり、様々な条件下で化学的に安定したも
のであり、電気的な絶縁体である。「電気的な絶縁体」とは、分散媒が小さい誘
電率と大きい抵抗率とを有することを意味する。好ましくは、分散媒は、5以下
、より好ましくは、3以下の誘電率を有する。適切な分散媒の例としては、脂肪
族炭化水素系溶剤(n−ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、など)、脂環式炭化水
素系溶剤(シクロペンタン、シクロヘキサン、など)、芳香族炭化水素系溶剤(
ベンゼン、トルエン、キシレン、など)、ハロゲン化炭化水素系溶剤(塩素化ア
ルカン、フッ化アルカン、フロンガス、など)、シリコン油、および、これらの
溶剤の配合物がある。
【0066】 好ましい分散媒は、Isopar G liquid、Isopar H l
iquid、Isopar K liquid、および、Isopar L l
iquid(Exxon Chemical Corporation,Hou
ston,Texasによって製造)という品名で販売されているパラフィン系
溶剤配合物を含む。好ましい分散媒は、同じく、Exxon Corporat
ionから市販されているNorpar−12 liquidである。
【0067】 トナー粒子は、熱可塑性樹脂に埋め込まれた着色剤からなる。着色剤は、染料
であってもよく、あるいは、より好ましくは、顔料であってもよい。樹脂は、1
つかまたはそれ以上のポリマーまたはコポリマーからなってもよく、これらのポ
リマーまたはコポリマーは、分散媒中では、一般的には、不溶性であり、あるい
は、ほんのわずかに可溶性であることを特徴とする。これらのポリマーまたはコ
ポリマーは、樹脂核を備える。さらに、ポリマーまたはコポリマー(安定剤と呼
ばれる)の少なくとも一方が、分散媒で溶媒和された少なくとも500の分子量
を有する鎖状成分を少なくとも1つ含んだ両親媒性物質である場合に、凝集に関
しての分散トナー粒子の優れた安定性が得られる。そのような条件下では、安定
剤は、樹脂核から分散媒に拡散し、「Dispersion Polymeri
zation(分散重合)(Ed.Barrett,Interscience
.,p.9(1975))」に記述されるような立体安定剤として作用する。好
ましくは、安定剤は、樹脂核に化学的に組み込まれ、すなわち、核に共有結合ま
たはグラフトされるが、別の方法として、物理的または化学的に核に吸着されて
もよく、それによって、安定剤は、樹脂核の不可欠な部分として残る。
【0068】 樹脂の組成は、オルガノゾルが、25°C以下(より好ましくは、6°C以下
)の有効なガラス転移温度(Tg )を呈するように選択的に調整され、それによ
って、主要な成分として樹脂を含む現像剤24a〜24dの現像剤調合物は、核
のTg よりも高い温度(好ましくは、25°Cかまたはそれ以上)で実行される
印刷プロセスまたは画像形成プロセスにおいて、迅速に塗膜を形成することがで
きる(迅速な自己凝固)。印刷画像あるいは階調画像の迅速な自己凝固を促進す
るために低いTg を有する樹脂を使用することは、Film Formatio
n(塗膜形成),Z.W.Wicks,Federation of Soci
eties for Coatings Technologies,p.8(
1986)によって例示されるようにこの分野で良く知られている。迅速な自己
凝固は、高速印刷における印刷不良(スミアーまたは後縁テーリングのような)
および不完全な転写を防止すると考えられる。普通紙に印刷する場合、核のTg は、−10°Cよりも高いことが望ましく、より好ましくは、−5°C〜+5°
Cの範囲にあり、それによって、最終的な画像は、粘着性がなく、良好な耐ブロ
ッキング性を有する。
【0069】 現像剤24a〜24dに使用するのに適した樹脂材料の例としては、アクリル
酸エステル(メタクリル酸エステル)のポリマーおよびコポリマーがあり、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチルヘキシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸オクタ
デシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ラウリル、エ
チルメタクリル酸ヒドロキシ、メタクリル酸オクタデシル、および、その他のポ
リアクリレートが含まれる。上述の材料とともに、メラミン樹脂およびメラミン
ホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、スチレン樹脂およびスチレン/アクリル樹脂、アクリル酸エステ
ルコポリマーおよびメタクリル酸エステルコポリマー、酢酸セルロースコポリマ
ーおよび酢酸酪産セルロースコポリマー、および、ポリビニルブチラールコポリ
マーなどのその他のポリマーが使用されてもよい。
【0070】 現像剤24a〜24dに使用することのできる着色剤には、ポリマー樹脂に組
み込まれることができ、分散媒と相溶性があり、可視の静電潜像を形成するのに
役立ちかつ有効な、事実上、あらゆる染料、ステイン、または、顔料が含まれる
。適切な着色剤の例としては、フタロシアニンブルー(C.I.Pigment
Blue 15および16)、キナクリドンマゼンタ(C.I.Pigmen
t Red 122、192、202、および、206)、ローダミンYS(C
.I.Pigment Red 81)、ジアリーリド(ベンジジン)イエロー
(C.I.Pigment Yellow 12、13、14、17、55、8
3、および、155)、および、アリールアミド(ハンザ)イエロー(C.I.
Pigment Yellow 1、1、10、73、74、97、105、お
よび、111)があり、また、有機染料、および、微粉カーボンなどの黒い材料
がある。
【0071】 トナー粒子における樹脂と着色剤との最適な重量比は、およそ、1/1〜20
/1であり、もっとも好ましくは、10/1〜3/1である。分散媒における分
散「固体」材料の総量は、典型的には、液体現像剤調合物全体の0.5〜20重
量%であり、もっとも好ましくは、0.5〜3重量%である。
【0072】 トナー粒子の均一な帯電極性を提供するために、現像剤24a〜24dは、可
溶性の電荷制御剤を含み、これは、電荷調整剤と呼ばれることもある。電荷調整
剤は、トナー粒子に組み込まれてもよく、トナー粒子と化学的に反応させてもよ
く、トナー粒子(樹脂または顔料)の表面に化学的または物理的に吸着させても
よく、また、トナー粒子に組み込まれた官能基と、好ましくは、安定剤を備えた
官能基を介して、キレート結合させてもよい。電荷調整剤は、選択された極性(
正かまたは負)を有する電荷をトナー粒子に与えるように作用する。この分野で
知られている様々な電荷調整剤をここでは使用することができる。好ましい正の
電荷調整剤は、金属石鹸である。米国特許第3,411,936号(Rotsm
anらによる)を参照されたい。好ましい電荷調整剤は、ジルコニウムおよびア
ルミニウム、好ましくは、ジルコニウムオクトエートの多価金属石鹸である。と
りわけ好ましい現像剤24a〜24dが、「ゲルオルガノゾルを用いた液体イン
ク」と題する米国特許第3,411,936号に説明されている。
【0073】 図示された具体例の電子写真システムによれば、現像剤24a〜24dは、従
来の「固体」カラートナー粒子を含み、また、透明な対イオンも含む。現像剤2
4a〜24d中の従来の「固体」カラートナー粒子は、受容体10の表面に付着
し、現像剤24a〜24d中の透明な対イオンは、それとは反対の方向に付着す
る。すなわち、透明な対イオンは、放電していない領域30(28a〜28dを
参照)においては、受容体10の表面に付着する。現像剤24a〜24d中の従
来の「固体」カラートナー粒子は、帯電した領域30においては、電極26a〜
26dのそれぞれに付着し、透明な対イオンは、領域28a〜28dにおいて、
電極26a〜26dのそれぞれに付着する。
【0074】 現像する前に、受容体10は、帯電器18によって均一に帯電され、その後、
受容体10が、例えばレーザ走査装置20からの放射線によって画像投影され、
その結果として、受容体10の表面の電荷分布は、所定の画像情報に対応したも
のになる。そして、液体現像剤ステーション22a〜22dによって提供される
うまく制御された電界の存在下で、現像剤24a〜24dが、受容体10の電荷
分布に対して塗られる。これは、受容体10の表面に所定のカラー平面の固体材
料を配置し、それは、所定の画像情報に対応するように塗られる。同じように、
透明な対イオンが、受容体10の表面に配置され、それは、所定の画像情報とは
反転して塗られる。そのような対イオンの存在は、電界から受光体が出るときに
、受光体の表面に電荷分布を発生させ、その電荷分布は、うまく制御され、十分
に均一であり、受光体が電界に入ったときに表面に存在していた画像の形態によ
る分布によってほとんど影響を受けない。所定の色の画像を効果的に「現像」す
るこのプロセスは、次のカラー平面のための帯電手段として動作し、そのために
、つぎのカラー平面を露光および現像するための除電手段および帯電手段(除電
ランプおよびコロナ帯電器によるような)を必要としない。
【0075】 この溶液電荷交換による受容体10の帯電が、図7A、図7B、図7C、図7
D、および、図7Eに示される。図7Aに示されるように、除電した後かつコロ
ナ帯電する前の受容体10の表面は、均一であり、かつ、電位が低く、好ましく
はゼロである。図7Bに示されるように、コロナ帯電した後かつ画像の形態で露
光する前の受容体10の表面は、均一であり、かつ、電位が高く、受光体の容量
によっては、好ましくは約600ボルトである。図7Cに示されるように、画像
投影後の受容体10の表面は不連続に変化し、放射線に露光した領域28a〜2
8dは、きわめて低いレベルまで放電しており、放射線に露光しなかった領域3
0は、依然として高い電位のままであり、繰り返すと、受光体の容量によっては
、好ましくは約600ボルトである。図7Dに示されるように、領域28a〜2
8dにおいて、現像剤24中の固体が、受容体10の表面に付着すると、電荷移
動が、受容体10の表面電位を増加させることを現像中の受容体10の表面は示
している。領域30において、現像剤24a〜24dからの固体が、電極26a
〜26dのそれぞれに付着すると、電荷移動が受容体10の表面電位を減少させ
る。図7Eに示される結果は、現像後の受容体10の表面は、比較的に均一であ
り、電極26a〜26dのバイアス電圧レベルに等しいことを示している。
【0076】 上述した湿式電子写真プロセスは、マルチカラー画像の形成に適しているが、
受容体10は、それぞれのカラー平面を100μm以下で位置合わせするのを怠
ることなく、典型的には4つの色からなるカラー画像のそれぞれの色ごとにシー
ケンス全体を反復しなければならない。ドラム12を回転させるための駆動機構
が、結果として得られる画像の品質に大きく影響することが知られている。画像
は、典型的には、約600本/インチの走査線(それぞれの走査線は約43μm
の幅である)から形成される。約100μm以上の走査線のずれは、肉眼にも見
える。さらに、乾式トナー顔料粒子は、湿式トナー顔料粒子よりも約10倍も大
きい。そのために、本発明による湿式電子写真プロセスを用いた画像平面の位置
合わせは、より高い分解能を必要とする。
【0077】 歯車駆動式の駆動機構は、図3の試験画像に示されるように、密集するかまた
はずれたラスター走査線の縞40を備えた画像を発生させる傾向がある。バンデ
ィングは、画像の端から端にわたるラスター走査線の均一でない配置を意味する
。例えば、600本/インチ(236本/cm)の走査線を有する画像では、公
称の43μmよりも密に密集した2つかまたはそれ以上の走査線は、目に見える
バンディングを発生させることがある。この「バンディング」は、他の要因とと
もに、1つには駆動機構の連動ギヤ間の接触面で起こるチャタリングによるもの
と考えられている。
【0078】 一方、ベルト駆動式の駆動機構は、画像におけるバンディングを減少させる傾
向があるが、複数のドラムが回転しているときにそれぞれのカラー平面の位置合
わせを怠らないのは難しいかもしれない。図4の試験画像におけるカラー試験セ
ル50〜54の位置ずれが、位置55〜59において、容易に見てとれる。この
ような位置ずれは、ベルトの滑り、ベルトプーリの偏心、および、その他の要因
などによるものと考えられている。
【0079】 図5および図6は、電子写真印刷のための本発明による画像平面位置合わせシ
ステム60の好ましい実施の形態を示す。ベルト駆動式の駆動機構62は、ステ
ッパーモータ68をドラム12に結合する。図示される具体例においては、モー
タとドラムの比は、約25:1である。駆動ベルト70は、好ましくは、三枚合
わせv−ベルトの構造を有する。画像平面位置合わせシステム60のこの具体例
で使用される駆動ベルト70は、Goodyearから市販されているPoly
−V Belt型“J”である。この具体例で使用されるステッパーモータおよ
びコントローラは、CompuMotorからモデル番号S83−135−MC
およびSX−6として市販されているものである。この具体例においては、受容
体ドラム10は、典型的には、約7.6cm/秒(3インチ/秒)で移動する。
【0080】 ドラム12に取り付けられたエンコーダディスク64aは、ドラム位置データ
を制御システム66におけるサーボ位置として提供するためのエンコーダ読み取
り装置64内で回転する。この具体例においては、エンコーダは、2つのチャン
ネル(チャンネルAおよびチャンネルB)を有する従来の光学パルスカウンター
であり、それぞれのチャンネルは、1回転するたびに1024のパルスを生成し
、かつ、1回転するたびに1つの基準パルスまたはインデックスパルスを生成す
る。
【0081】 閉ループ位置決めシステム66は、ドラム12の既知の開始位置を提供するた
めのエンコーダインデックスパルスを検出するための検出器80を有する。エン
コーダ64は、好ましくは位相が90°ずれた2つのパルスストリームをチャン
ネルAおよびチャンネルBに生成する。エンコーダ64からのチャンネルAおよ
びチャンネルBからのパルスは、エンコーダクロック周波数二倍器84へ送出さ
れる。2つのエンコーダチャンネル(それぞれ、1024個/回転)は、1回転
するたびに2048個のパルスを生成する1つのチャンネルを構成するように電
気的に接続される。
【0082】 図示される具体例においては、ドラム12は、19.79インチの外周と、3
インチ/秒(7.6cm/秒)の表面速度とを有する。画像分解能は、600本
の走査線/インチ(4,672本の走査線/cm)、すなわち、11,868本
の走査線/ドラムの1回転となる。レーザ走査装置20のラスタ走査ミラーは、
好ましくは、一定の角速度で回転する。それぞれの走査線の始めに走査線開始(
SOL)パルスが生成される。したがって、約5.8本の走査線/エンコーダパ
ルスが存在する。カウンター82は、整数値でしかカウントできないので、位相
ロックループ86において、SOLパルスに100を掛け、それによって、約5
80カウント/エンコーダパルスすなわち100カウント/走査線が得られる。
その結果として得られるシステム66の分解能は、約±0.01本の走査線/エ
ンコーダパルスとなる。エンコーダパルスを受け取るたびにカウンターをリセッ
トしないことによって、誤差の累積は最小限に抑えられる。
【0083】 エンコーダ64からの基準パルス(インデックス)が検出されると、カウンタ
ー82は、SOLパルス×100をカウントしはじめる。印刷サイクル(これは
、典型的には、複数のドラムの回転である)において、カウンター82のデータ
は、エンコーダパルスごとにラッチされ、通信ポート90を介してコンピュータ
74に送られる。約±0.01本の走査線/エンコーダパルスである誤差が累積
するのを防止するために、カウンター82は、典型的には、印刷サイクルにおい
てはリセットされない。コンピュータ74は、データを読み込み、それを較正テ
ーブル(以下で説明する)と比較し、モータ68の速度を変更するのに使用され
る速度変更誤差値とともに、ドラム12の位置を判定する。ドラム12の位置決
めエラーを補正するのに必要な駆動モータ68の速度変更量が、モータサーボ7
2に送られる。
【0084】 閉ループ位置決めシステム66は、原稿エンコーダの変動が較正される。図示
される具体例においては、エンコーダは、かなり変動することのある金属を打ち
抜いた低価格のディスクである。基準検出器80によって基準パルスが検出され
るまでは、エンコーダ64およびドラム12は、基準速度(例えば、約7.62
cm/秒)で回転させられる。基準パルスは、ドラム位置を判定して印刷のため
のページ上端信号を生成するのに使用される。基準位置が検出されると、ソフト
ウェアは、データ収集ルーチンにエントリーし、そこで、データの準備ができる
のを待つ。実際の走査線/エンコーダパルスの相関データが、データアレイとし
て保存される。ドラム12およびエンコーダ64が、画像平面それぞれのための
1つかまたはそれ以上の回転に対応して、回転させられる。ドラム12およびエ
ンコーダ64の1つ以上の回転が指定されている場合、アレイ内の積算された2
048個のテーブル値のそれぞれが、その回転数で除算され、テーブルエントリ
ーごとの平均値が生成される。すべてのデータが処理された後、テーブルは、較
正ファイルに書き込まれ、エンコーダ64およびドラム12は、停止させられる
。較正テーブルは、システム60におけるエンコーダの製造許容差およびその他
の機械的な誤差によって発生するエンコーダ走査線間隔エラーにおける変動を補
正する。
【0085】 システム60が作動させられると、モータサーボ72は、基準信号が検出され
るまでドラム12を回転させる。コンピュータ74は、データ収集および誤差計
算ループを実行する。ループは、データの準備ができているかどうかを検査する
ことから開始する。データがあれば、コンピュータ74は、レジスタ88から実
際の位置データを読み込む。さらに、コンピュータは、較正アレイからエンコー
ダ予測位置データを読み込む。これらの2つのデータの現時点までの合計値から
、コンピュータ74は、ドラム位置エラーが存在するどうかを判定する。ドラム
位置エラーが検出されると、コンピュータ74は、速度相関を計算する。速度相
関は、モータサーボ72に送られる。モータサーボ72は、エンコーダ64によ
って記録されたドラム位置情報による走査線カウントに基づいて、ドラム位置を
維持する。モータサーボ72によって、ドラム速度が、走査線カウント/エンコ
ーダパルスに基づいて調整され、画像平面の位置合わせが達成される。
【0086】 別の具体例においては、モータ72および位置決めシステム66は、第1の画
像平面を印刷するための開ループによってドラム66を駆動する。コンピュータ
74は、ドラム12のその第1の回転に対応する走査線カウント/エンコーダパ
ルスを記録する。その後の画像平面に対応するドラム12のその後のすべての回
転は、ドラム12の第1の回転において記録された走査線/エンコーダパルスに
基づいて制御される。すなわち、ドラム12の第1の回転において記録された走
査線/エンコーダパルスは、一時的な較正テーブルとして機能し、このテーブル
が、その画像のその後の画像平面を形成するときに、モータ68をサーボ制御す
るのに使用される。
【図面の簡単な説明】
本発明の上述した利点、構成、および、動作が、以下の説明および添付の図面
から容易に理解できるであろう。
【図1】 例としてのエレクトログラフィック装置の概略図である。
【図2】 図1に示される装置で使用される現像剤ステーションの1つを拡
大した概略図である。
【図3】 図1のエレクトログラフィック装置を用いて発生したバンディン
グを呈する典型的な画像である。
【図4】 図1のエレクトログラフィック装置を用いて発生した画像平面の
位置ずれを呈する典型的な画像である。
【図5】 画像縞を減少させ、かつ、画像平面を位置合わせするための本発
明によるシステムで使用される例としての駆動機構の概略構成図である。
【図6】 画像縞を減少させ、かつ、画像平面を位置合わせするための本発
明によるシステムで使用される例として閉ループ位置決めシステムの概略構成図
である。
【図7A】 除電した後、かつ、帯電する前の図1および図2に示される有
機感光体の表面電荷を示すグラフである。
【図7B】 帯電した後、かつ、画像投影する前の図1および図2に示され
る有機感光体の表面電荷を示すグラフである。
【図7C】 画像投影した後、かつ、現像する前の図1および図2に示され
る有機感光体の表面電荷を示すグラフである。
【図7D】 現像中の図1および図2に示される有機感光体の表面電荷を示
すグラフである。
【図7E】 現像後の図1および図2に示される有機感光体の表面電荷を示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・アール・ベリー アメリカ合衆国55164−0898ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス64898 Fターム(参考) 2H027 DA22 DA23 DA31 DE07 EC07 EC10 ED01 ED03 ED04 ED08 EE01 EE03 EE04 EE08 FA28 FD01 FD03 FD08 HB13 HB18 2H030 AA01 AD07 AD17 BB02 BB23 BB27 BB56 【要約の続き】 それ以下、もっとも好ましくは、約20μmかまたはそ れ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成することができ る。システムは、約±0.5走査線かまたはそれ以下の 画像平面位置合わせ誤差を達成することができる。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクトログラフィックシステムにおいて1つの画像の複数
    の画像平面を位置合わせするためのシステムであって、 2つかまたはそれ以上の重なり合う画像平面を記録することのできる受容体ド
    ラムと、 受容体ドラム上に重なり合う画像平面を形成するための露光装置と、 重なり合う画像平面のそれぞれに対応する現像剤を受容体ドラムに渡すための
    少なくとも1つの現像剤ステーションと、 受容体ドラムの回転位置を測定するための測定装置と、 少なくとも1つの駆動ベルトによって受容体ドラムに結合されたモータを制御
    するための駆動機構と、 受容体ドラムの角速度を調整して、2つかまたはそれ以上の画像平面の画像平
    面位置合わせを達成することのできる、測定装置および駆動機構に結合された閉
    ループ位置決めシステムと、 を備えたシステム。
  2. 【請求項2】 閉ループ位置決めシステムが、約100μmかまたはそれ以
    下の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる請求項1に記載のシステム
  3. 【請求項3】 閉ループ位置決めシステムが、約50μmかまたはそれ以下
    の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 閉ループ位置決めシステムが、約20μmかまたはそれ以下
    の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 閉ループ位置決めシステムが、約±0.5走査線かまたはそ
    れ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成することができる請求項1に記載のシス
    テム。
  6. 【請求項6】 露光装置が、受容体ドラムが回転するたびに1つの画像平面
    を形成することのできる請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 2つかまたはそれ以上の重なり合う画像平面が、少なくとも
    3つの画像平面からなり、そのそれぞれは、受容体ドラムの別々の回転において
    形成される請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 2つかまたはそれ以上の重なり合う画像平面が、少なくとも
    4つの画像平面からなり、そのそれぞれは、受容体ドラムの別々の回転において
    形成される請求項1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 エレクトログラフィックシステムが、電子写真システムから
    なり、受容体ドラムが、受光体ドラムからなる請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 エレクトログラフィックシステムが、静電システムからな
    り、受容体ドラムが、静電ドラムからなる請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 現像剤が、湿式現像剤からなる請求項1に記載のシステム
  12. 【請求項12】 現像剤が、乾式現像剤からなる請求項1に記載のシステム
  13. 【請求項13】 露光装置が、ラスター走査レーザシステムからなる請求項
    1に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 現像剤ステーションが、受容体ドラムに着脱可能な手段か
    らなる請求項1に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 現像剤ステーションが、受容体ドラム上の現像剤を十分に
    乾燥した塗膜に実質的に変化させるための乾燥手段を備えた請求項1に記載のシ
    ステム。
  16. 【請求項16】 測定装置が、位置決めエンコーダを備えた請求項1に記載
    のシステム。
  17. 【請求項17】 閉ループ位置決めシステムが、露光装置からの受容体ドラ
    ム上の走査線の配置を測定装置からの位置パルスと相関させる較正テーブルを備
    えた請求項1に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 較正テーブルが、第1の重なり合う画像平面を形成すると
    きに生成される請求項17に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 閉ループ位置決めシステムが、測定装置によって測定され
    た受容体ドラムの実際の位置と、較正テーブルからの受容体ドラムの予測位置と
    を比較し、画像平面を位置合わせするための速度補正値を計算することができる
    請求項17に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 受容体ドラム上にほぼ均一に正または負の電荷を帯電する
    ことのできる帯電器を備えた請求項1に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 2つかまたはそれ以上の画像平面を受容体ドラムから記録
    媒体に転写する転写機構を備えた請求項1に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 エレクトログラフィックシステムにおいて1つの画像の複
    数の画像平面を位置合わせするための方法であって、 受容体ドラムの回転位置を測定しながら受容体ドラムを回転させる段階と、 回転する受容体ドラムへと露光装置を向けて、第1の画像平面を形成する段階
    と、 第1の現像剤ステーションを受容体ドラムに係合させて、第1の画像平面に対
    応する第1の現像剤を受容体ドラムに渡す段階と、 受容体ドラム上の第1の現像剤を十分に乾燥した塗膜に変化させる段階と、 回転する受容体ドラムへと露光装置を向けて、第2の重なり合う画像平面を形
    成する段階と、 受容体ドラムの角速度を調整して、第2の画像平面を第1の画像平面に位置合
    わせする段階と、 第2の現像剤ステーションを受容体ドラムに係合させて、第2の画像平面に対
    応する第2の現像剤を受容体ドラムに渡す段階と、 受容体ドラム上の第2の現像剤を十分に乾燥した塗膜に変化させる段階と、 を含む方法。
  23. 【請求項23】 閉ループ位置決めシステムを、受容体ドラム上の測定装置
    と受容体ドラムを回転させる駆動機構とに結合する段階をさらに備えた請求項2
    2に記載の方法。
  24. 【請求項24】 閉ループ位置決めシステムが、約100μmかまたはそれ
    以下の画像平面位置合わせ誤差を達成する請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 閉ループ位置決めシステムが、約50μmかまたはそれ以
    下の画像平面位置合わせ誤差を達成する請求項22に記載の方法。
  26. 【請求項26】 閉ループ位置決めシステムが、約20μmかまたはそれ以
    下の画像平面位置合わせ誤差を達成する請求項22に記載の方法。
  27. 【請求項27】 閉ループ位置決めシステムが、約±0.5走査線かまたは
    それ以下の画像平面位置合わせ誤差を達成する請求項22に記載の方法。
  28. 【請求項28】 露光装置が、受容体ドラムが回転するたびに1つの画像平
    面を形成する請求項22に記載の方法。
  29. 【請求項29】 エレクトログラフィックシステムが、電子写真システムか
    らなり、受容体ドラムが、受光体ドラムからなる請求項22に記載の方法。
  30. 【請求項30】 エレクトログラフィックシステムが、静電システムからな
    り、受容体ドラムが、静電ドラムからなる請求項22に記載の方法。
  31. 【請求項31】 現像剤が、湿式現像剤からなる請求項22に記載の方法。
  32. 【請求項32】 現像剤が、乾式現像剤からなる請求項22に記載の方法。
  33. 【請求項33】 第1の画像平面が、受容体ドラムの第1の回転において形
    成され、第2の画像平面が、受容体ドラムの第2の回転において形成される請求
    項22に記載の方法。
  34. 【請求項34】 第1および第2の画像平面からの乾燥した現像剤を受容体
    ドラムから記録媒体に転写する段階を備えた請求項22に記載の方法。
  35. 【請求項35】 回転する受容体ドラムへと露光装置を向けて、第3の重な
    り合う画像平面を形成する段階と、 受容体ドラムの角速度を調整して、第3の画像平面を第1および第2の画像平
    面に位置合わせする段階と、 第3の現像剤ステーションを受容体ドラムに係合させて、第3の画像平面に対
    応する現像剤を受容体ドラムに渡す段階と、 受容体ドラム上の現像剤を十分に乾燥した塗膜に変化させる段階と、 をさらに含む請求項22に記載の方法。
  36. 【請求項36】 回転する受容体ドラムへと露光装置を向けて、第4の重な
    り合う画像平面を形成する段階と、 受容体ドラムの角速度を調整して、第4の画像平面を第1、第2、および、第
    3の画像平面に位置合わせする段階と、 第4の現像剤ステーションを受容体ドラムに係合させて、第4の画像平面に対
    応する現像剤を受容体ドラムに渡す段階と、 受容体ドラム上の現像剤を十分に乾燥した塗膜に変化させる段階と、 をさらに含む請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 回転する受容体ドラムへと露光装置を向ける上記段階にお
    いては、ラスター走査レーザが受容体ドラムに照射される請求項22に記載の方
    法。
  38. 【請求項38】 受容体ドラム上の現像剤を十分に乾燥した塗膜に変化させ
    る上記段階と、回転する受容体ドラムへと露光装置を向けて第2の重なり合う画
    像平面を形成する上記段階との間に、受容体ドラムを帯電する段階をさらに含む
    請求項22に記載の方法。
  39. 【請求項39】 較正サイクルにおいて受容体ドラムを回転させる段階と、 受容体ドラム上の走査線の配置を測定装置からの位置パルスと相関させる段階
    と、 相関位置データを較正テーブルに記憶する段階と、 を含む請求項22に記載の方法。
  40. 【請求項40】 受容体ドラムの実際の位置を較正テーブルにある相関位置
    データと比較する段階と、 画像平面を位置合わせするための速度補正値を計算する段階と、 受容体ドラムの速度を変更して、画像平面を位置合わせする段階と、 を含む請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 較正テーブルが、第1の重なり合う画像平面を形成すると
    きに生成される請求項39に記載の方法。
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