JP2001521082A - 水上に浮遊する汚物の分離方法及び装置 - Google Patents

水上に浮遊する汚物の分離方法及び装置

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JP2001521082A JP2000518157A JP2000518157A JP2001521082A JP 2001521082 A JP2001521082 A JP 2001521082A JP 2000518157 A JP2000518157 A JP 2000518157A JP 2000518157 A JP2000518157 A JP 2000518157A JP 2001521082 A JP2001521082 A JP 2001521082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある一定の水域に浮遊する油またはその他の汚物を回収する。 【解決手段】汚物を搬送する水の表面部分を堰を越えて収集容器内に流入させ、その後収集容器内を下方に進行させる。下方に流れる汚物を含む水の少なくとも大部分を収集容器の横方向外側に分離領域内(B)へと偏向し、この分離領域内で汚物が水から分離し、分離領域内の水面に集める。分離領域(B)を分離領域(B)を収集容器(11)と一体に形成してもよく、環状の堰(12、K)が設けられた収集室(A)の周囲に設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ある一定の範囲の液体表面を清浄することに関する。詳述すると本
発明は、海洋などの開放された水域または限定された水域に浮遊する油などの汚
染物質を回収する方法及び装置に関する。
【0002】 本発明は、特に水上に浮遊する油を回収するのに適しており、従ってこの目的
に本発明を適用した場合を想定して本発明を説明する。しかしながら、本発明は
油または他の液状の汚物の回収に限定されるものではなく、ここで言う「汚物」
とは、高または低粘度の液状物質に加えて、固形の有機堆積物または微細な物質
をも含む。
【0003】 WO97/07292には水面を清浄するための水中に浸った収集容器内にあ
る一定の水域の表面の水が流入するようにすくい取る(skim)方法及び装置が開
示されている。この収集容器の周りの水面に浮遊する汚物、特に油は、収集容器
内に形成された水溜め内に流入し、その浮力によって水から分離させられ、分離
領域にある水面上に層を形成する。この水溜め表面に形成された層は、間欠また
は連続的にこの分離領域から取り除かれ、適当な方法で排出される。
【0004】 汚物を浮遊させている周囲の水の表面は、垂直方向に自動的に位置決め可能な
好ましくは環状の堰の頂部を越えて流れる。このため水は収集容器内に水を溜め
るために容器の下方から回収され、これにより収集容器の周囲の水面より収集容
器内の水面の方が低くなる。 装置の作動時には、水をすくい取るためにいくらかの浮力を有する堰は、周囲
の水面に対して浮遊した状態になり、収集容器内への水の流れが、収集容器外へ
の水の流れに合うように自動的に調節される。
【0005】 分離領域は、水溜めの水面の通常丸型の領域とその領域の下方の水とを含む。
水面の最上部において、分離領域は堰から内方に水平方向に間隔をおいて位置し
、好ましくは最初に下方に汚物が偏向されずに分離領域に入るの防ぐための環状
の邪魔板によって堰から隔てられている。 この公知の方法及び装置の特徴は、水によって収集容器内に搬送される汚物の
分離がスキミングの後の工程で行われるということである。言い換えると、収集
容器内に入りこむ液体は、実質的に汚物のみを含むということを想定していない
というこである。その代わり多量の水が収集容器内に集められ、その後の分離工
程が、効率よく水と汚物の混合物から汚物を確実に分離することによって、濃縮
された汚物の層が分離領域に形成される。
【0006】 汚物が水よりも僅かに密度が小さい場合、また石油製品からなる殆どの汚物は
、そうであるが、水と汚物との混合物からの汚物の効果的な分離は、混合物の流
速が非常に遅い場合に限り可能である。 滝のように堰を越えて流れる水と汚物の混合物は、収集容器に含まれる液体内
を比較的まとまった流れとして垂直方向下方に流れる傾向があることが発見され
た。さらにその流れの運動量は、ゆっくりと失われるということが判明しており
、よって水が排出される収集容器の底部に容易に到達することができる。
【0007】 従って分離領域で汚物の分離が効果的に行えるように混合物の流れる速度を劇
的に減少させることが重要になる。上述の公知の装置では、混合物の流速は、分
離領域の幅を広げ且つ下方に流れる混合物を少なくとも部分的に分離領域内に偏
向させ、広い領域を横断してそこへ分配することによって減少させられている。 しかしながら、この公知の方法及び装置では、分離領域を広げるということは
環状のすくい取り用の堰をも広げることになる。このことは堰を越える流体の量
が増加し且つ分離領域内の速度の減少が従って制限されるということを意味する
【0008】 以下に詳述する特徴を有する本発明の方法及び装置によってこのような速度の
減少の制限を避けることが可能になった。
【0009】 以下の説明によって明らかになるが、本発明の方法及び装置では、分離領域は
収集容器の水溜め部の下方の領域から水平方向にオフセットしている。このこと
は分離領域が収集容器の水溜め部の下方の領域内に位置する上記先行技術とは対
照的である。
【0010】 本発明の好ましい態様の一つにおいて、分離領域は環状で且つ水溜め部を包囲
するように構成されている。分離領域は実質的に制限無しに水平方向に拡張可能
であり、これにより流速を所望の速度に減少させることができるような分離領域
の水平断面を選択することができる。分離領域は、堰及び水溜め部を拡張せずに
拡張することができる。水と汚物の混合物の下方への流れは、半径方向外方の全
ての方向に偏向可能であって水平断面領域に亘って広げることが可能であり、こ
の水平断面領域の大きさは中心から限界部(outer perimeter)の距離の2乗の関 数である。
【0011】 本発明の第2の態様において、分離領域は分離容器内に設けられ、この分離容
器は収集容器から水平方向に間隙を置いて配され、導管を介して収集容器に接続
され、この導管を通って収集容器から運ばれる水と汚物の混合物が、分離容器内
へと搬送され、この分離容器内の水面上に汚物が堆積される。収集容器と分離容
器は両方とも汚物を含む一定の水域に位置させてもよい。
【0012】 汚物を搬送する水の流れは、好ましくは垂直方向に延び上方に開口した流出導
管を介して分離容器内に導入され、同様にこの流出導管から出て上方に向けられ
た流れは、好ましくは流出導管を囲み且つ下方端部が分離領域と連通している環
状の領域を介して下方へ迂回させられる。
【0013】 この第2の態様においても同様に分離領域の水平方向の寸法は、分離領域に入
る流れの流速を減少させるのに充分な断面積を有するように容易に選択すること
ができる。
【0014】 本発明を添付の図面を参照し、本発明の方法並びに装置を具体的な例示した態
様によって以下に詳述する。
【0015】 図1〜8及び図10〜15に示す本発明の装置の態様は汚物を含む水体に浮遊
して汚物を回収するためのものであり、汚物とは水より密度の小さいものであり
、ここでは油を想定しているが、種々の固形分を含むものであってもよい。基本
的構造及び操作はWO97/07292に例示及び詳述されている公知の回収装
置とほぼ同じであるので、ここでの説明は省略する。
【0016】 上述の公知の装置と同様に図1および2に示す回収装置は、水体に浸される環
状断面を有する符号11で示した収集容器からなる。この収集容器は中央収集室
Aとこの収集室の下方部分を囲んだ環状の分離室Bを形成している。収集及び分 離室A,Bは互いに収集容器11の底部壁14の近くの領域Cで連通している。
【0017】 収集室Aの環状の流入開口部は、環状の筒状に延びた上方の壁によって形成さ
れている堰の環状の頂部によって形成されている。収集室Aは、横方向に上部壁
12の一部及び同様に環状で筒状に延び且つ壁12と同心の下方壁の一部によっ
て制限されている。同様に環状の筒状に延びた外方壁15(壁12,13の直径
より2乃至2.5倍大きい直径を有する)が分離室Bの外形を形成している。
【0018】 下方壁部13と外方壁部の間にこれら壁部に強固に固定された水平方向に延び
た環状の壁16が設けられており、分離室Bの頂部壁を形成している。下方壁部
13は、壁16を越えて延び、収集容器11の底部壁上に達しており、これによ
り収集及び分離室A,B間で自由に液体が流れるように大きな空間が形成される
。 上部壁12は、望遠鏡のように延伸自在に下方壁部に収容されている。従って
上部壁は下方壁部13と水平壁部16のそれぞれに設けられた内方に向いた環状
のフランジ13Aと16Aによって形成された可動領域内で下方壁部に対して上
下に移動可能である。上方壁部12の外方に向いた環状の12Aが、下方壁部1
3の内側へと延び、フランジ16Aと共に上部壁12と下方壁部13との間で水
圧式ダッシュポット室を形成している。フランジ16Aと上方壁部12との間に
流路Fが設けられ、この流路を介してダッシュポットEと装置の周囲の水との間
で制限された流れが生じる。
【0019】 上部壁部12は水に対してある程度の浮力を有し、即ちその重量は水に浮くよ
うに容積と釣り合っている。壁部12が一定の水域に沈められ且つ重力及び静水
力以外の力が加わっていない場合、堰の頂部を形成するその上端部は従って水面
より高くなる。 上方壁部12と下方壁部13は共に内壁を形成し、その内壁の高さは頂部Kの
下方壁部13と水平壁部16に対する昇降を自在にするために可変となる。
【0020】 収集容器の底部壁14上に僅かに間隙をおいて配されているのは、環状のプレ
ート17であり、その周縁部17Aは外方壁15から僅かに内側に間隙を有して
おり、この外方壁と共に環状の流路18を形成し、この流路を介して水が収集室
Aから底部壁に開口部へとまたこの開口部を介して装置の外部へと排出される。
勿論、これとは逆の方向にも流れる。 収集室Aと装置の周囲の水との移動を行うために符号19で示したバッテリー
駆動の可逆ポンプが設けられており、このポンプは底部壁開口部14Aに配され
たプロペラ状のインペラー19Aからなる。ポンプ19は、電動ポンプモーター
19Cと、電気制御ユニット19Dと、バッテリー19Eを収容するハウジング
19Bを含む。ポンプはプレート17をも支持するストラウト20(図中1つし
か示していない)によって底部壁14に取り外し自在に取りつけられている。
【0021】 ポンプと協働するノズル21が設けられており、このノズルは底部壁開口部1
4Aを囲んでおりその出口はこの開口部から斜めに下方に向けられている。ポン プ19が収集容器の内部から装置の周りの水域に水をくみ上げるために作動して
いる時、このノズルが収集容器に水平に作用する推進力を与えるために斜め下方
に水の流れを形成する。 ポンプの力に対してノズルの寸法並びに形状を適正化した際、装置全体を回転
させようとするポンププロペラーの力と推進力の組み合わせによって一定水域の
蛇行または循環する路に沿って装置を移動させてもよい。ノズル21からの水流
が下方に向けられているので、装置の周りの水面による水の流れが妨げられなく
なる。
【0022】 下方壁部13の半径方向の外方の水平壁16に周方向に均一な間隙を置いて配
された環状の開口部25Aが設けられている。これら開口部の真上に環状の筒状
の壁22Aを有する3つの浮力ユニット22が設けられている。これら壁部の内
部下方には吸収体23が、上方にはスチレンプラスチック製の浮力体24が設け
られている。 3つの浮力ユニットの上方に位置しているのは、3つの腕部を有する頂部プレ
ート25であり、これら腕部25Aは壁部22Aの上方端部と気密状態で係合し
ている。タイロッド26が各浮力ユニット22を介して軸方向中央に延び、水平
壁16と頂部プレート25間で支持用に十字型の部材27を用いて浮力ユニット
の壁22Aを締め付けている。
【0023】 各浮力ユニット22上の頂部プレート25には浮力ユニット内の空気を上方に
放出し、空気が反対方向から浮力ユニットに入りこむのを防ぐ一方向バルブが設
けられている。 毛管現象を利用して油を吸収する吸収体30を収容する環状のカラー(collar
)29が頂部プレートの中央下側に取り付けられている。また頂部プレートの中
央に位置するロッド31が、支持用の十字型部材32を用いて頂部プレートの下
側に環状のカラーを圧締めしている。
【0024】 浮力ユニットと協働する一方向バルブは必ずしも必要ではない。例えば、超吸
収性材を上記吸収体の代わりに使用した場合、一方向バルブを省略してもよい。 回収装置が海洋などの開放された一定の水域またはプールあるいは帆桁によっ
て限界を定められている領域に載置された場合、収集容器11はすぐに水で満た
され、装置全体が水に対して上昇し、水面が頂部プレート25の僅か下方に位置
する。そして吸収体23がバルブ28を介して吸収体中の空気を押しやる水でほ
ぼ完全に満たされる。 収集容器11の内部から水を下方に装置を囲む一定の水域に排出するポンプの
作動中、水溜めが収集室Aに発生し、維持される。収集室Aと収集容器11間の
水面のレベルの違いにより頂部Kを有する上方壁部12が水面に対して低くなり
、頂部Kを越えて水が溢流するようになる。従って収集室Aに維持された水溜め
は連続的に水と油で満たされることになる。
【0025】 上方壁部12は、流入する水の量に対して汲み出される水の量に依存して装置
の周囲の水面に対する位置を自発的に調設または決めることができる。言い換え
れば上方壁部12は、流入と流出のバランスを取るために上下に移動する。 ポンプ19の作用により堰(上方壁部12)の頂部Kを越えて流入する水と油 は、頂部Kに沿って滝のように流れる。従って水と油の混合物は、下方壁部13
の水平端部を越えて円筒状のカーテンのように連続して収集室A内を下方に流れ
ていく。 このカーテン状に流れる水と油の混合物は、ゆっくりとその運動量を減少させ
、符号Cで示す領域内に流れ、このC領域を介して収集室へと内方及び上方に幾
分偏向されるが、多くは外方壁部15の方へと半径方向外方へと偏向させられる
。この流れのパターンは、図1では矢印で示している(図7も参照)。
【0026】 下方壁部13の下方縁部の周囲の半径方向外方に偏向された水と油の混合物の
流れは、下方壁部の真下のC領域の部分を介して流れる際に非常に大きな断面を
有して流れる。従ってこの流れの速度は、C領域のこの部分を通過するために横
方向に偏向されるとすぐに著しく減少し、上方に向かう際にはさらに減少するこ
とになる。この流れの速度は、従って油が分離室B内に上昇し、その分離室の領
域の水の表面に集められるのに充分に減少し、清浄化された水は外方壁15に隣
接する隙間18を介して取り出される。
【0027】 分離室Bから油は水平壁16の開口部16Aを介して通過し、吸収体23に吸
収される。 ある程度の時間が経過した後、電気制御ユニット19Dによって決められたよ
うにポンプ19が収集容器11に水を汲み入れるために逆に作動する。収集室A
の水面レベルが上昇し、これにより上方壁部12が頂部プレート25と係合し、
密閉する。壁部12の内側の水面上の油は、吸収体30の方へ押し上げられ、同
時に分離室Bの水面上の油は吸収体23の方へ押し上げられる。 上述した工程が、何回か繰り返され、最終的には回収装置が回収される。必要
であれば、吸収体23,30の油を採取及びまたは再利用のために取り除いても
よい。 上述したように頂部Kから上方壁部12の内側に沿って下方に流れれる水と油
の混合物の流れの一部は、底部の領域Cで内方及び上方に偏向される。このよう
に偏向された流れも、油を含んでおり、この油は収集室Aの表面に集められそこ
で層を形成するかあるいはすぐに頂部Kをから下方に流れる水―油の流れに再循
環され同伴される。
【0028】 水面に浮遊する油は、しばしば光沢のある非常に薄く且つ軽い油膜を形成する
。このような薄い層の油は容器内に吸着され難いので公知の装置ではこのような
油膜を回収するのは困難であった。しかしながら、本発明の装置はこのような油
膜を非常に効率よく回収できる。 収集容器の回りの水に浮遊する油膜を効率良く収集するために収集容器への入
り口での滝状に流れる水と油の混合物が少なくとも2,3センチの高さを有する
ことが必要になる。そうしないと水と油の間に殆ど摩擦が生じないので、堰を越
えて流れる水の流速が、極めて薄い油膜を堰を越えて収集室内へと引き込むには
不充分になってしまう。
【0029】 油膜は非常に薄いので、収集容器の中の水溜めに入る油膜(sheen)も水の中 を下方へと引き込まれにくい。実際には油膜は水面上に留まる。しかしながら、
堰の内側の水溜め内への全方向からの水の流入によりそれに含まれる油膜は押し
上げられ、序々に厚さを増して層を形成し、しばらく経過した後、油が堰の傍を
下方に流れる水と同伴し下方に搬送される。
【0030】 図3及び4に示す第2の態様を図1及び2の態様と異なる点についてのみ詳述
するが、この第2の態様では上方壁部12には中央に位置する別個の浮力体12
Cが設けられている。さらに油が浮力ユニットから頂部プレート25上に設けら
れ且つホースまたは他の好適な補助部材を取付けることのできる管状のコネクタ
ーを介して排出されるように3つの浮力ユニット22の内少なくとも1つ、好ま
しくは全てが構成されている。この態様では図1及び2に示した態様の中央吸収
体30に対応する吸収体はここでは設けられていない。水または油ではなく空気
が一方向バルブを介して排出されるようにボール状のバルブ胴体を有する一方向
バルブ33をさらにバルブ28の下に設けられている。
【0031】 図5乃至8に示す態様は上方壁部並びにその浮力体12Cに関して図3及び4
の態様と同じである。しかしながら、浮力ユニット22は油を集めるために使用
されているのではなく、浮力体あるいはバラストが水であるある種のバラスト部
材と組み合わせられたポンツーンとしてのみ用いられている。 この場合、浮力ユニット22は吸収体を収容してなく浮力体24のみを収容し
ている。浮力体24の下には空間22Cが設けられており、この空間は垂直に延
びた管22Dを介して底壁14と環状のプレート17との間の通路と連通してお
り、これにより純粋な水が空間22C内に上昇し、この空間を満たす。管22D
と一方向バルブ28以外の所で空間22Cが密閉されており、これによりこの空
間に上昇してきた水が容易に管22Dを介して下方に逃げられなくなる。
【0032】 この場合油は水平壁16上の別個のコネクター34を介して取り除かれる。弾
性材からなる幅広のホースS(図7及び8参照)がコネクター34に取付けられ
ている。このホースはそれ自体が水に浮き、別個の貯蔵コンテナーに接続される
容器として機能する。任意ではあるが、水平方向に延びる筒状の浮力体35を収
集容器に取付けてホースSの一部を水面及びコネクター34の上方端部より上方
に位置させてもよく、これによりそのホースの部分が常にホースの他の部分より
僅かに高くなる。 充分な量の油が分離室Bに集められた時、ポンプ19が水を収集容器11内に
汲み入れるように逆転し、油がコネクターを介してホースSの上昇部分を通過す
る。ホースの上昇した部分が、油が収集室A内に戻るの防ぐことになる。
【0033】 図7及び8は実際に油を回収する工程を略式に例示している。特に図7は収集
室A内への水の取り込みが進み、ある程度の量の油が分離室Bに既に集められてい
る段階を示し、図8はポンプが逆に作動して油がコネクターとホースSを介して 排出されている段階を示している。
【0034】 図1乃至8に示した装置は水に浮いた状態で作動するものであるが、図9に示
す装置は適当な支持体上に固定された状態で使用される態様を示している。例え
ば、この装置はこのような装置が常に必要とされる港湾内等に油または他の汚物
を迅速に回収することができるように位置させてもよい。 この態様では収集容器41がコンクリートまたは他の好適な材料から製せられ
ている。浮力体42Cを有する上方壁部42は図3、4の態様のものと類似して いる。収集容器の分離室Bに溜まった油を排出するためにライザー型の管43が 設けられており、このライザー型管を好適な汲み上げ手段(図示せず)によって
搬送される油を受ける容器に接続してもよい。
【0035】 この態様ではポンプ44が、収集容器の下方に位置している上述の態様とは異
なり、収集容器の内側に位置している。このポンプ44は環状のプレート45上
に固定されずに位置し、昇降ケーブルまたは他の好適な昇降部材に取り付けられ
、これにより必要であれば、収集容器41から上昇させたり元の位置に容易に戻
すことができる。
【0036】 図10乃至15に示す態様もまた清浄される水体面に浮遊させることを意図し
たものである。この態様では、しかしながら、収集容器61と分離領域Bを構成 する容器62には、間隙が設けられており、水中導管63によって相互に接続さ
れており、この導管を介して収集容器に入った水と汚物の混合物が分離容器62
とその中の分離領域に搬送される。
【0037】 上述の態様と同様に収集容器61は環状の上方壁部64とこれと同心に位置す
る環状の下方壁部を含む。上方壁64はベロー(bellows)であり、その下方端 部は上方壁部65の上端に取り付けられ、上方端部はベローによって形成された
堰の頂部Kを構成している。
【0038】 ベローはポリウレタンから形成され、例えばその上方端部には低密度の材質か
らなる環状の浮力体64Aが設けられている。従って、上方壁部64は、垂直方 向への弾力性に加えて、特定の浮力を有し、これにより収集容器61によって設
けられた取り入れ口内への水の流入と収集容器の底部と剛性または弾性の導管6
3を介しての流出のバランスが取れるように、作動中に上方壁部64が装置の周
囲の水面に対して、溢流の位置、即ち水が堰を越えて流れ込む位置に位置する。
【0039】 分離容器62は、その頂部及び底部が開口しており、収集容器61の内部が作
動する装置の周囲の一定の水域と常に連通した状態になり、分離容器内の液面が
分離容器62内に収集された汚物の層を取り除くために容易に処理することがで
きる。 浮遊体66は分離容器62の上端部に取り付けられており、この上端部の周り
を囲むように延びており、装置の作動時に分離容器の上方端部が装置の周りの水
面より上に位置することになる。浮力体66の上側に設けられている1対のキャ
ビネット67は制御装置及び下記の要領で分離容器のポンプ68に空気を供給す
るために用いられる送風器を収容している。
【0040】 垂直方向に延びた管69が、分離容器62の中央に位置し、図示していない取
り付け手段によって固定されている。この管の下方端部はT-字型コネクター70
の2つの分岐を介して導管63と連通している。このT-字型コネクターの第3の
分岐部は下方に向けられ、はねあげ戸のようなチェックバルブ71が設けられて
おり、このバルブはその浮力及びまたは差圧の影響下にあるときは通常閉じてい
るが、導管63を介してT-字コネクターに入る岩などの重い物体の重量によって
開口される。
【0041】 管69の上端部69Aが、装置の通常の作動時に分離容器内の液面より下に位 置するように分離容器内に位置せしめられる。 管69と同心にそれを囲むように外方管72が配されており、管69の周囲に
環状の領域73を形成している。外方管72の上方端部72Aは、通常の作動時 に分離容器62内の水面より高い位置に位置せしめられる。下方端部72Bは、 収集容器の下方部分に位置しているが、正確な位置は特に限定されない。 上述のポンプ68の一部を形成するエアーノズルリング74が、内方管69の
上端部から好適な距離をおいて、例えば30乃至40cm下方に取り付けられてい
る。導管75が、いくつかあるキャビネット67の内の1つのブロアー(図示せ
ず)にノズルリング74を接続し、管69の内側の水にノズルリングの一連の開
口部を介して空気を供給している。これにより上昇する空気泡が収集容器61か
ら管69内を上昇する液体流を形成する。
【0042】 ノズルリング74への空気の供給量は、内方管69内の上昇してその上昇端部
69Aから出る液体の流れが外方管72の上方端部72Aに到達しないように調節
される。これにより液体は内方及び外方管69,72間の環状の領域73を介し
て下方に流れるように偏向される。 環状の領域73の断面積は、環状領域内73の流速が実質的に内方管69内の
流速より実質的に遅くなるように且つ環状領域の下方端部へ液体を搬送するのに
充分な大きさになるように決められる。 環状領域73から液体、即ち水と油の混合物が出る際に、内方管69に固定さ
れた偏向板76によって偏向され、混合物は外方管72の周囲の分離領域B内へ と水平方向に向けられる。分離領域Bは環状の領域73よりもかなり大きい水平 断面積を有し、環状領域に流れる液体はそこを出る際に運動量が小さくなるので
、汚物が分離室B内の水から直ぐに分離され、汚物を含まない水が下方に排出さ れる間に水面に集められる。
【0043】 上記の説明から取り込み装置61から分離容器62へ流れる液体は、内方管6
9内を上昇し、環状の領域73を介して下方へと偏向され、横方向外側にへと大
きな断面空間の分離容器へと導入されることが明らかである。このようにして流
れる液体の速度は、連続的に且つ充分に分離容器及び分離領域内へ入る地点から
の経路に沿って減少する。
【0044】 図10乃至15に示す本発明の態様の分離容器もまた図10に示した収集容器
61に代表される種類の自己制御可能な浸水型取り込み装置以外の取り込み装置
と伴に使用することもできる。しかしながら、分離容器内への液体の流入を分離
される混合物を処理する分離システムの収容力に合わせることができるので、分
離容器はこのような自己制御可能な取り込み装置と伴に使用するのが好ましい。
【0045】 上述したポンプ68はその構造の簡単さ及び液体の流れの邪魔にならないとい
う点で好ましいが、取り込みまたは収集容器61から分離容器62へ液体をあら
ゆる好適な場所に据え付けられた他の種類のポンプで流れさせてもよい。例えば
、ポンプを図1乃至9に示すように収集容器の底部に位置させてもよい。別の可
能性としては分離容器62に開口部を有する底部壁を設け、この開口部内にポン
プを配し、分離容器の底部の領域の水をくみ出し、これによって収集容器と分離
容器の液面の違いを維持することも可能である。さらにポンプを取り込み手段と
分離容器を接続する導管に据え付けてもよい。
【0046】 上記から明らかなように収集容器または他の取り込み装置61及び分離容器6
2は、同じ水体に配して作動させる必要はない。例えば、分離容器62を分離さ
れる汚物を含む水を取り込み装置が集める水体と好適な導管を介して連通する別
個のタンク内に位置させて、タンク内の液面を水体の液面と同じになるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の縦断面図。
【図2】 本発明の装置の平面図。
【図3】 本発明の第2の態様を示す図1に対応する図である。
【図4】 本発明の第2の態様を示す図2に対応する図である。
【図5】 本発明の第3の態様を示す図1に対応する図である。
【図6】 本発明の第3の態様を示す図2に対応する図である。
【図7】 図5に対応する装置の作動時を示す図である。
【図8】 異なる作動状態にある図7の装置を示す図である。
【図9】 基体に取付けられる本発明の第4の態様の装置の縦断面図。
【図10】 分離容器が収集容器から間隙を置いて配された本発明の第5の態様の装置の斜
視図。
【図11】 図10に示す装置の平面図。
【図12】 図11のXII−XII線に沿った断面図。
【図13】 図12に示す装置の細部を示す拡大断面図。
【図14】 図12に示す装置の細部を示す拡大断面図。
【図15】 図12に示す装置の細部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
11 収集容器 12 上部壁 13 下部壁 14 底部壁 15 外方壁 16 環状壁 19 可逆ポンプ 20 ストラウト 22 浮力ユニット 23 吸収体 30 吸収体 31 ロッド 61 収集容器 62 分離容器 63 導管 64 ベロー 66 浮遊体 67 キャビネット 72 外方管 73 環状領域 74 ノズルリング 76 偏向板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU ,CA,CN,CZ,EE,HU,ID,IL,JP, KP,KR,LV,MX,NO,NZ,PL,RU,S G,TR,UA,US,VN

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の水域に容器(11,61)を浮遊させる工程と、この容器
    内に水溜めを形成する工程と、汚物を含む水を前記水域の表面領域から堰(K) を越えて前記水溜め内に流入させる工程と、前記水溜めを維持し容器(11,6
    1)に流入する水と汚物を容器内を下方に進行させるために前記容器から水を取
    り除く工程と、分離領域(B)内に水の表面に浮遊する汚物を収集するために分 離領域(B)に水と汚物の下方への流れを連続的に導く工程とからなる水に浮遊 する汚物を回収する方法において、前記下方へ向けられた水と汚物の流れの向き
    を前記水溜めの下方に位置する領域(A)からこの領域(A)から水平方向に延び
    る分離領域(B)へと変えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記下方へ向けられた水と汚物の流れの向きが、前記水溜めの下
    の領域(A)からこの領域(A)を囲む環状の分離領域(B)へと変えられること を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 水と汚物の下方への流れが、前記水溜めの下の領域(A)からこ の領域(A)を囲む環状の分離領域(B)へと変えられることを特徴とする請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 水と汚物の下方への流れが、容器(61)から間隙を置いて位置
    する分離容器(62)内に設けられた分離領域(B)へと導管(63)を介して 偏向されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 水と汚物の偏向された流れが、垂直に延び上部が開口した出力導
    管(69)を介して分離領域(B)に導入されることを特徴とする請求項1また は4記載の方法。
  6. 【請求項6】 導管(69)から出る上方に偏向された水と汚物の流れが、前記
    導管を囲み且つその下方端部で分離領域(B)と連通する環状の領域(73)を 介して下方に偏向されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 分離容器(62)が前記水体中に位置し且つ底部に有する開口部
    を介して前記水体と連通していることを特徴とする請求項4乃至6いずれか1項
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 エアリフトポンプ(68)を用いて容器(11)から水を排出す
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 一定の水域に浸水可能であって水及びその水面に浮遊する汚物を
    取り込むための収集室(A)を形成する収集手段(12,61)と、この収集手 段内に水溜めを形成し、収集手段に流れ込む水とこの水に同伴する汚物を収集室
    (A)流れるようにするために前記収集手段から水を排出するためのポンプ装置 (19,68)と、前記収集室(A)と連通する分離室(B)と、水と汚物の下方
    への流れを分離室(B)に案内する手段(18,19;69,72)とからなる 水と汚物を分離する装置において、分離室(B)が収集(A)から水平方向に延び
    ていることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】分離室(B)が収集室(A)を囲んでいることを特徴とする請求項
    9記載の装置。
  11. 【請求項11】収集室(A)を形成する垂直方向に延びる環状の内壁(12,1 3)と、この内壁と伴に分離室(B)を形成し且つ収集室(A)と分離室(B)の 下方に位置し、これら室を連通させる室(C)を形成するする垂直方向に延びる 環状の外壁(15)と、この外壁の下方の部分に隣接して位置し且つポンプ装置
    (19)と連通する環状の流出通路(18)とをさらに含むことを特徴とする請
    求項9または10記載の装置。
  12. 【請求項12】分離室(B)が収集手段(61)から離れて位置し且つ分離室(B
    )と連通する流出開口部(69A)を有する垂直方向に延びた流出導管(69) を介して収集室(A)と接続していることを特徴とする請求項9記載の装置。
  13. 【請求項13】流出導管(69)の上方から溢出する水と汚物の流れを流出導管
    (69)を囲み分離室(B)内に開口する下方端部を有する垂直方向に延びる環 状の通路(73)内へと下方に偏向するための流れ偏向手段(72)をさらに含
    むことを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】流出導管(69)の開口部(69A)が分離室(B)内の液面より
    低くなるように配されていることを特徴とする請求項12または13記載の装置
  15. 【請求項15】ポンプ装置(68)がエアリフトポンプであることを特徴とする
    請求項9乃至14のいずれか1つに記載の装置。
  16. 【請求項16】水及びその水面に浮遊する汚物の流れを取り込むための収集手段
    (61)と、分離領域(B)を形成する分離容器(62)と、前記水と汚物の流 れを前記分離領域に導く搬送手段(63,68)とからなる水と汚物の分離装置
    において、搬送手段(63,68)が前記分離領域に連通し作動時におけるこの
    分離領域内の液面より低い位置に位置する開口部(69A)を有する上方に向い た流出導管(69)を含むことを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】流出導管(69)の上方から溢出する水と汚物の流れを流出導管
    (69)を囲み分離室(B)内に開口する下方端部を有する垂直方向に延びる環 状の通路(73)内へと下方に偏向するための流れ偏向手段(72)をさらに含
    むことを特徴とする請求項16記載の装置。
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