JP2001520932A - ランタニドとアクチニドのような化学種を抽出するための無機−有機ハイブリッドゲル並びにその調製法 - Google Patents

ランタニドとアクチニドのような化学種を抽出するための無機−有機ハイブリッドゲル並びにその調製法

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コミツサリア タ レネルジー アトミーク
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J45/00Ion-exchange in which a complex or a chelate is formed; Use of material as complex or chelate forming ion-exchangers; Treatment of material for improving the complex or chelate forming ion-exchange properties

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Abstract

(57)【要約】 ランタニドおよびアクチニドのような化学種を抽出するための無機−有機ハイブリッドゲルおよびその調製法に関する。これらのゲルは、以下の式を有する無機成分のネットワーク: 【化30】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水溶液から化学種を抽出するための無機−有機ハイブリッドゲルに
関する。
【0002】 これは、特に、アクチニド、ランタニドおよび遷移金属のような金属カチオン
、あるいはニトラートおよびスルファートのようなアニオンからなる化学種の抽
出に適用される。
【0003】 かくして、これは、種々の分野で用いることができ、特に、原子力の分野にお
いて、例えば照射済燃料の処理からの抽出物のような流出液からアクチニドを抽
出するため、あるいは、放射活性流出液から汚染を除くため、並びに、環境の分
野において、例えば重金属または他の有害な化学種を含む水の浄化のために用い
ることができる。
【0004】
【従来の技術】
水溶液から化学種を抽出する方法は、イオン交換を介した抽出のための有機ま
たは無機樹脂のような種々の固体相、および、例えば、グラフティングまたは含
浸により抽出される化学種に特別な親和性を有する化合物が付着した無機または
有機支持体を用いる、多数の固体−液体処理を含む。
【0005】 米国特許第4203952号(1)は、抽出される金属に対して親和性を有す
るチオールまたはアミン型反応基を含むケイ素化合物がグラフティングにより付
着された表面ヒドロキシル基を含む無機固体相と、溶液とを接触させることによ
って、溶液からプラチナ以外の遷移金属および重金属を除去する方法について記
載している。
【0006】 基質の表面のヒドロキシル基と反応することによって結合する化合物は、以下
の式:
【化10】 [Yは基質のヒドロキシル基と反応することができるハロゲン原子またはアルコ
キシ基であり、Xはチオール、アミノまたは硝化複素環基を示す]。 を有する。
【0007】 この刊行物に記載された技術は、シリカまたはシリカゲルとすることができる
基質の表面における抽出体のグラフティングに関するが、基質の内部構造におけ
る抽出体の結合はない。
【0008】 Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Articles, vol.141, N
o.1, 1990, p.107-115(2)は、水溶液からユーロピウムとアクチニドを抽出する ための固体シリカベース支持体におけるオクチル(フェニル)-N,N'-ジイソブ
チルカルバモイルメチルホスフィンオキシド(CMPO)の使用を記載する。C
MPOを有する支持体は、SiO2粒子からなる支持体から調製される。CMP O抽出体は、溶媒蒸発技術を用いた支持体の含浸によって固定される。
【0009】 この場合、抽出体は共有結合により基質に付着されているのではなく、また、
基質の構造内の化学的結合によって組み込まれているのでもない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
本発明は、抽出体がその製造中にゲルの構造に組み込まれるような、無機−有
機ハイブリッドゲルに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に従って、水溶液から少なくとも一つの化学種を抽出するための無機−
有機ハイブリッドゲルは、以下の式を有する無機ユニットのネットワークを含む
【化11】 [MはSi、Ti、ZrまたはAlであり、当該ネットワークには抽出される化
学種と錯体を形成する有機分子が組み込まれ、各有機分子は前記ネットワークの
一または複数のM原子と共有結合する]。
【0012】 このゲルにおいて、有機分子は、抽出される化学種に関して錯体を形成する特
性を備えた少なくとも一つの活性基を含む。
【0013】 これらの分子は、抽出される化学種に依存して選択される。
【0014】 抽出される化学種が、アクチニドおよび/またはランタニドのような金属カチ
オンである場合には、この活性基は、アミノ、エーテル、ヒドロキシ、アミド、
ピリジノおよびビピリジノ基、あるいは、電子供与体となりうる原子(O、N、
Sタイプ)を含む別のあらゆる有機基から選択することができる。
【0015】 本発明のゲルにおいて、無機ユニットは、シリカゲル、酸化チタンゲル、酸化
ジルコニウムゲルまたはアルミナゲルとすることができる。
【0016】 本発明の好ましい実施態様によれば、ハイブリッドゲルはシリカベースであり
、ネットワークの無機ユニットは、
【化12】 である。
【0017】 本発明の第一の実施態様によれば、有機−無機ハイブリッドゲルにおいて、ネ
ットワークの全てのM原子が、錯体を形成する有機分子に結合する。
【0018】 この種のゲルは、抽出される化学種に対して親和性を有する錯体形成分子を非
常に高密度で含むことから、特に価値が高い。
【0019】 本発明のゲルの第二の実施態様によれば、ネットワークのM原子の一部のみが
錯体形成有機分子に共有的に結合している。この場合、ネットワークの少なくと
も9%のM原子が錯体形成分子に結合している。
【0020】 錯体形成分子は、例えば、以下の式に基づくものとすることができる。
【化13】
【0021】 また本発明は、有機基で機能化されたケイ素アルコキシドおよび場合によって
はケイ素アルコキシドから上記有機−無機ハイブリッドゲルを調製する方法にも
関係する。この方法において、ゾル−ゲル技術が用いられ、水の存在下で、以下
の式を備えた少なくとも一つの機能性金属アルコキシド: LM(OR1)l (I)または(R1O)l MLM(OR1)l (II) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示す −Lは少なくとも一つの有機錯体基を備えた有機基を示す −R1は有機基、好ましくはアルキル基を示す;かつ −MがSi、TiまたはZrである場合、l=3であるか、あるいは −MがAlである場合、l=2である]。 が重縮合によって重合される。
【0022】 本発明の方法の適用の変形によれば、上記式(I)または(II)に相当する機 能性金属アルコキシドは、以下の式の金属アルコキシド: M(OR2)m (III) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示し、R2は有機基、好ましくはアルキル 基であり、MがSi、TiまたはZrを示す場合にm=4であり、MがAlを示
す場合にm=3である] を用いて重合される。R1およびR2に用いられるアルキル基は、好ましくは、
1ないし12の炭素原子を有する。特に、メチルおよびエチル基を用いることが
できる。
【0023】 本発明に従って、有機基Lに存在する有機錯体形成基は、特にアミノ、エーテ
ル、ヒドロキシ、アミド、ピリジノおよびビピリジノ基とすることができる。
【0024】 かかる基Lは、例えば以下の式の一つに基づくものとすることができる:
【化14】
【0025】 本発明の方法に用いられる機能性金属アルコキシドは、例えば、以下の式に相
当するものを含む:
【化15】
【化16】 [Rは、有機基、例えば、好ましくはメチルおよびエチル基のような、1ないし
12の炭素原子を有するアルキル基である]。
【0026】 ハイブリッドゲルが、機能性ケイ素アルコキシドから単独で得られる場合には
、ゲルネットワークは以下の有機−無機ユニット:
【化17】 から形成される。
【0027】 ハイブリッドゲルが、機能性金属アルコキシドおよび金属アルコキシドから得
られる場合には、ゲルの形成は以下の式に相当する。 n M(OR2m+LM(OR1)l→[LMOy、nMOm] または n M(OR2m+(R1O)l MLM(OR1)l→[LM2z、nMOm] [M、R1、R2、lおよびmは上記の通りであり、nは1ないし1000の全て
の数であり、yおよびzは1ないし4の数である]。
【0028】 得られた材料は、抽出特性を備えた有機分子Lが、ゲルの固相の形成中に共有
結合により組み込まれる、金属酸化物Mのハイブリッドゲルである。
【0029】 この製造様式は、有機ユニットが材料に組み込まれると同時に、無機物支持体
、すなわちゲルが形成される、古典的なグラフティング方法とは異なる。この固
体の化学量論および分子構造は、正確に調節することができる。有機基Lと無機
物骨格を適切に選択することにより、アクチニドのような抽出される化学種に関
する選択性、および材料の三次元分子構造のような、得られたゲルの一部の特性
が変更可能である。
【0030】 以下の式は、本発明に係るハイブリッドシリカゲルの例である:
【化18】
【化19】
【0031】 本発明のゲルに関する上記式およびその調製は、全体的に縮合された三次元ネ
ットワークに対応する。得られたゲルは、縮合されないOHまたはOR基が存在
するために、一般に70ないし90%の縮合度を有する。LSiO1.5は、この 場合、LSiOx(OH)y(OR)z [1・x・1.5および0・y+z・0 .5]になる。
【0032】 本発明の実施態様の変形によれば、適切なアルコキシドに基づく別の化学構造
が、ゲルの構造に組み込まれる。例えば、式(R3O)l M-X-M(OR3)l (IV)に基づく構造[Mとlは上記の通り、R3は有機基、好ましくは例えば1 ないし12の炭素原子を備えたアルキル基、並びにXは抽出される化学種に関し
て錯体を形成しない有機基を示す]は、別の結果を得るためにゲルの空間的な配
置特性を変化させることができる。
【0033】 この種の有機基は、以下の式に相当するような芳香族または脂肪族基を含む:
【化20】
【0034】 本発明に係るハイブリッドゲルの調製方法を適用する場合、一般に、金属アル
コキシドは、エタノールのような適切な溶媒に溶解され、次いで水およびフッ化
アンモニウムのような求核性の触媒が加えられる。塩基性または酸性触媒も用い
ることができる。
【0035】 溶媒の量は、一般的に、ケイ素1ミリモルあたり0.5ないし1mlのエタノ
ールに相当する量とされ、添加される水の量は、用いられた金属アルコキシドに
存在するアルコキシ基OR1、あるいはOR2およびOR3当たり少なくとも0. 5当量の水に相当するものでなければならない。もし金属Mがケイ素であれば、
触媒の量はケイ素に対して一般に0.1%とされる。
【0036】 反応は、室温において、攪拌しながら行われ、次いでゲル化するまで反応溶媒
を放置し、例えば一週間熟成させる。
【0037】 この方法から得られたゲルの性能を改善するために、その製造中にゲルにこの
化学種を含めるために、ゲルは抽出される化学種の存在下で形成することができ
、次いでこの化学種を除去するためにゲルを洗浄することができる。ゲルの分子
構造または質感(多孔性、比表面積)に対するインプリント(imprint)効果(テ ンプレート効果)により、この方法は、抽出される化学種に対する選択性を改善
する。この化学種は、特に金属イオンとすることができる。
【0038】 また、本発明は、ハイブリッドシリカゲルの調製に用いられる機能性ケイ素ア
ルコキシドも含み、これらのアルコキシドは以下の式に基づく:
【化21】
【0039】 本発明の方法を用いて得られたゲルは、顆粒状または薄層状とすることができ
る。
【0040】 これらは、水溶液をゲルと接触させ、次いで、抽出されるイオンを結合したゲ
ルを分離することにより水溶液中に存在するイオンを抽出する方法において用い
ることができる。例えば、抽出されるイオンはアクチニドおよび/またはランタ
ニドイオンとすることができる。顆粒状のゲルが用いられる場合には、抽出方法
は抽出クロマトグラフィーに対応し、顆粒ゲルで満たされたカラムにおいて行わ
れる。
【0041】 ゲルが薄層状であれば、抽出は、抽出されるイオンを含む水溶液を膜の一方に
循環させ、膜の他方に水性再抽出溶液を循環させることにより、膜分離技術によ
って行われる。
【0042】 本発明の別の特徴および利点は、添付した図面を参照しながら、本発明の実施
例を含む以下の記載を読み進めることにより、より詳しく理解される。
【0043】
【実施例】
以下の実施例は、本発明に従ったハイブリッドゲルの合成、及び水溶液からの
アメリシウム、プルトニウム及びネオジムの抽出のための使用を説明する。 添付された表1および2は、本発明に従ったハイブリッドゲルの調製の実施例
6から25で使用される機能性アルコキシシランを説明する。 実施例1から5は、機能性アルコキシシラン(表1の化合物3から7)の合成
を説明する。 機能性アルコキシシランの合成のために、全ての操作は、真空多岐管を使用し
た窒素環境においてなされる。該反応は、機械的または磁力的攪拌を伴うSchlen
kチューブ、三首フラスコ、または密封チューブ中で実施される。溶媒は水を含 まず、蒸留される。試薬は、販売されているものである(Aldrich, AcrosおよびG
elest)。 赤外線スペクトルIRを、Fourier変換PERKIN-ELMER 1000分光計で記録し、1 H及び13C NMRを、BRUKER AC 200で記録し、29Siを、BRUKER AC 250で記 録した。質量スペクトルMSを、JEOL JMS-DX 300装置で得た。
【0044】 実施例1:4-[2-(トリエトキシシリル)エチル]ピリジン(化合物3)の調製 合成スキームは、以下の通りである。
【化22】 方法 機械的攪拌及び滴下漏斗を備えた500mlの三首フラスコを使用する。それ
は、250mlのエーテル、3.42g(0.074モル)のエタノール及び7
.5gのトリエチルアミン(0.074モル)を含む。混合物全体を0℃に冷却
する。5.72g(0.024モル)の4-[2-(トリエトキシシリル)エチル]ピリ
ジン(Gelest, トルエン中に25%)を、滴下して加える。次いで温度を室温に戻
し、攪拌を12時間継続する。 次いで反応媒体を濾過し、回転蒸発器で蒸発させる。生成物を、蒸留によって
単離する(1.9g、Y=27%)。
【0045】 化合物3の物性 蒸留の後、微量の不純物を、13C NMR(2.63及び14.18ppm) 及び1H NMR(2.70ppmで複数)で視覚化する。それにも関わらず、要
素分析は、理論的計算に従っている。 Eb0.025=72℃;無色の液体 NMR 1H(CDCl3・ppm):0.94(CH2Si、2H、m);1.1
7(CH3、9H、t);2.70(CH2、2H、m);3.76(OCH2、 6H、q);7.1(CH、2H、d);8.45(CH、2H、d); NMR 13C(CDCl3・ppm):11.31(CH2Si);18.25( CH3);28.35(CH2);58.46(OCH2);123.29(CH );153.3(C);149.63(CH); NMR 29Si(CDCl3・ppm):−46.68; IR(CCl4、cm-1):・C-Hアリール=3069、・C=Cアリール=160 0、・Si-O=1081;・Si-C=1390; MS (EI+) (m/e、相対強度):268(60M+);163(77、S
i(OEt)3 +);106(90、M−Si(OEt)3 +); 要素分析:C13233NSi計算値:C=57.96%、H=8.60%、N =5.20%;測定値:C=58.07%、H=8.60%、N=6.50%
【0046】 実施例2:2-[2-(トリエトキシシリル)エチル]ピリジン(4)の調製 合成スキームは、上述と同様である。不純物は、1H及び13C NMRで検出さ
れなかった。 方法 機械的攪拌及び滴下漏斗を装備した1lの三首フラスコを使用する。それは、
450mlのエーテル及び40mlのトリエチルアミン(0.27モル)の懸濁
液中に、13.94gの2-[2-(トリエトキシシリル)エチル]ピリジン(0.05
8モル、Gelest)を含む。混合物全体を、0℃に冷却する。40mlのエーテル 中に希釈した12.32gのエタノール(0.27モル)を滴下して加える。全
てを加えたら、温度を室温に戻し、攪拌を12時間継続する。生成物を蒸留によ
って単離する(7.46g、Y=48%)。
【0047】 化合物4の物性 Eb0.15=90℃;無色の液体 NMR 1H(CDCl3・ppm):1.01(CH2Si、2H、m);1.1
2(CH3、9H、t);2.82(CH2、2H、m);3.73(OCH2、 6H、t);6.96(CH、1H、t);7.07(CH、1H、d);7.
46(CH2、1H、t);8.41(CH2、1H、d); NMR 13C(CDCl3・ppm):10.44(CH2Si);18.19( CH3);31.38(CH2);58.28(OCH2);120.75(CH );122.00(CH);136.16(CH);149.03(CH);1
63.6(C); NMR 29Si(CDCl3・ppm):−45.85; IR(CCl4、cm-1):・Si-O=1080、・Si-C=1389、・C-Hアリー =3068、・C=Cアリール=1592、1474及び1434; MS (EI+) (m/e、相対強度):269(19、M+);163(19、
Si(OEt)3 +);106(100、M−Si(OEt)3 +); 要素分析:C13233NSi計算値:C=57.96%、H=8.60%、N =5.20%;測定値:C=57.80%、H=8.83%、N=5.20%
【0048】 実施例3:N,N'ジ(トリエトキシシリルプロピル)-1,3プロパンジアミド(5)の
調製 合成スキームは、以下の通りである:
【化23】 生成物の精製は、なされていない:それは保護された場合でさえ、蒸留または
シリカカラムの通過の間に分解する。それにも関わらず、不純物はNMRによっ
てほとんど検出されなかった;理論的計算に関する分析の間に観察された差異は
、分析の前または間の部分的加水分解のためであろう。
【0049】 方法 機械的攪拌、滴下漏斗及び温度計を装備した500mlの三首フラスコを使用
する。200mlのトルエン、34.48gのアミノプロピルトリエトキシシラ
ン(0.156モル)及び16gのトリエチルアミン(0.158モル)を加え
る。反応媒体の温度を、−15℃に低下する。二塩化マロニルを、温度が−5℃
を越えないように滴下して加える。全てを加えてから、温度を室温に戻し、攪拌
を12時間継続する。反応媒体を濾過し、トルエンを回転蒸発器で蒸発させる。
微量物を、真空多岐管で除去する。28gの物質を得る(Y=70%)。
【0050】 化合物5の物性 非常に粘性のオレンジ色の液体 NMR 1H(CDCl3・ppm):0.61(CH2Si、4H、t);1.2
1(CH3、18H、t);1.62(CH2、4H、m);3.13(2位での
CH2、2H、s);3.21(NCH2、4H、q);3.78(OCH2、1 2H、q);7.26(NH); NMR 13C(CDCl3・ppm):7.43(CH2Si);18.19(O CH2CH3);22.69(CH2CH2CH2);42.01(CH2NH);4
2.61(2位のCH2);58.47(OCH2);167.49(C(O))
; NMR 29Si(CDCl3・ppm):−46.57; IR(CCl4、cm-1):・Si-O=1081、・Si-C=1390、・C(O)=1 665; MS (EI+) (m/e、相対強度):510(0.88、M+);163(1
00、Si(OEt)3 +);465(8.36、M−EtO+); 要素分析:C214582Si2計算値:C=49.48%、H=8.90%、 N=5.50%;測定値:C=47.87%、H=8.91%、N=5.53%
【0051】 実施例4:N-トリエトキシシリルプロピル-1,3プロパンジアミド(6)の調製 合成スキームは、以下の通りである:
【化24】
【0052】 工程1:マロナマート6a(malonamate 6a)の合成 方法 機械的攪拌及び滴下漏斗を装備した1lの三首フラスコを使用する。500m
lのアセトン及び60g(0.78モル)の酢酸アンモニウムを、フラスコに加
える。53.2g(0.35モル)のクロロエチルマロニルを、滴下して加える
。それを完全に加えた後、攪拌を2時間継続する。反応媒体を濾過し、溶媒を回
転蒸発器で除去する。生成物を蒸留によって単離する(10g、Y=22%)。
【0053】 化合物6aの物性 黄色の液体、Eb1=110℃ NMR 1H(CDCl3・ppm):1.21(CH3、3H、t);3.24(
CH2、2H、s);4.12(OCH2、2H、q);6.5(NH);7.6
(NH) NMR 13C(CDCl3・ppm):13.96(CH3);41.30(CH2 );61.51(OCH2);163.13(C(O));168.99(C( O)); IR(CCl4、cm-1):・C(O)エステル=1731、・C(O)アミド=168 4; MS (EI+) (m/e、相対強度):130(30、M+);28(100、
CO+);58(62、+CH2C(O)NH2)、115(7、M−NH2 +
【0054】 工程2:N-トリエトキシシリルプロピル-1,3プロパンジアミド6の合成 方法 磁力的攪拌を装備した密封可能チューブに、1.32g(0.01モル)のマ
ロナマート6a及び2.5g(0.01モル)のアミノプロピルトリエトキシシ
ランを加える。減圧後、該チューブを密封する。次いでそれを、100から15
0℃で12時間加熱する。形成されたエタノールを、真空多岐管を使用して蒸発
によって除去する。
【0055】 化合物6の物性 非常に粘性のオレンジ色の液体 NMR 1H(CDCl3・ppm):0.59(CH2Si、2H、t);1.1
7(CH3、9H、t);1.55(CH2CH2CH2、2H、m);3.14(
2位でCH2、2H、s);3.18(NHCH2、2H、m);3.77(OC
2、6H、q); NMR 13C(DMSO d6・ppm):6.82(CH2Si);17.80(
CH3);22.09(CH2CH2CH2);41.38(CH2NH);42. 81(2位でCH2);57.84(OCH2);167.28(C(O));1
69.91C(O); NMR 29Si(CDCl3・ppm):−45.74; IR(CCl4、cm-1):・Si-O=1080、・Si-C=1390、・C(O)=1 669; MS (EI+) (m/e、相対強度):307(0.4、M+);163(10
0、Si(OEt)3 +);261(20、M−EtO+); 要素分析:C122652Si計算値:C=47.04%、H=8.55%、N
=9.14%;測定値:C=47.00%、H=8.78%、N=9.29%
【0056】 実施例5:N,N,N',N'-テトラエチル-2プロピルトリエトキシシリル-1,3プロパン
ジアミド(7)の調製 合成スキームは、以下の通りである:
【化25】 全ての中間生成物を、蒸留(7a)またはシリカカラムの通過(7b)のそれ
ぞれによって精製した。最終生成物7は、蒸留によって精製される(触媒の除去
)。
【0057】 工程1:N,N,N',N'-テトラエチル-1,3プロパンジアミド(7a)の合成 方法 53g(0.72モル)のジエチルアミン及び200mlのトルエンを、機械
的攪拌及び滴下漏斗を装備した500mlの三首フラスコ内に加える。温度を−
15℃に低下し、50g(0.35モル)の二塩化マロニルを滴下して加える。
反応媒体を2時間攪拌する。次いでそれを濾過し、トルエンを回転蒸発器、次い
で真空多岐管で除去する。ジアミド7aを蒸留によって単離する。19.6gの
生成物を得る(Y=26%)。 化合物7aの物性 粘性の黄色の液体、Eb0.015=110℃; NMR 1H(CDCl3・ppm):1.14(CH3、12H、m);3.43
(CH2、2H、s);3.38(NCH2、8H、m); NMR 13C(CDCl3・ppm):12.70及び13.98(NCH2CH3 );40.06及び42.43(NCH2);40.44(CH2);166.1
9(C(O)); IR(CCl4、cm-1):・C(O)=1636; MS (EI+) (m/e、相対強度):214(10、M+);215(20、
M+I+);72(100、Net2 +);142(20、M−NEt2 +
【0058】 工程2:N,N,N',N'-テトラエチル-2-プロペン-1-イル-1,3プロパンジアミド(7
b)の合成 方法 250mlのテトラヒドロフランTHF及び11.26g(0.0526モル
)のジアミド7aを、2個の滴下漏斗、温度計及び磁力的攪拌を有する500m
lの三首フラスコに加える。媒体を−80℃に冷却する。33mlのブチルリチ
ウム(1.6M、0.053モル)及び27mlのTHFで希釈した6.5g(
0.0537モル)の臭化アリルを、同時に加える。添加の間、温度は−50℃
を超えないようにすべきである。添加が終了したら、媒体を室温に戻すことがで
きる。攪拌を3時間継続する。 THFを、回転蒸発器によって除去する。残余の液体をジクロロメタン中に再
溶解し、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで回転蒸発器及び真空多
岐管で再び蒸発する。精製は、溶離液として酢酸エチル(Rf=0.55)を用 いてシリカのカラムでなされ、8gの化合物7bを得る(Y=60%)。 化合物7bの物性 NMR 1H(CDCl3・ppm):1.13(CH3、12H、t);2.64
(CH2、2H、t);3.35(NCH2、8H、m);3.63(CH、1H
、d);5.06(CH=CH2、2H、m);5.86(CH=CH2、1H、
m); NMR 13C(CDCl3・ppm):12.63及び14.00(CH3);3 3.86(CH2CH=CH2);40.22及び41.42(NCH2);49 .57(CH);116.28(CH=CH2);136.10(CH=CH2
;168.15(C(O)); IR(CCl4、cm-1):・C(O)=1633; MS (EI+) (m/e、相対強度):255(15、M+);72(100、
Net2 +);182(10、M−NEt2 +); 要素分析:C142622計算値:C=66.11%、H=10.30%、N=
11.01%;測定値:C=65.80%、H=10.14%、N=10.88
【0059】 工程3:N,N,N',N'-テトラエチル-2プロピルトリエトキシシリル-1,3プロパンジ
アミド(7)の合成 方法 5.84g(0.023モル)の化合物7b、4.71g(0.0287モル
)のトリエトキシシラン、及び92mgの10.7%Pt溶液(ジアミドに対し
て0.2%)を、磁気棒を備えた密封可能チューブに配置する。該チューブを減
圧し、密封する。それを120℃で5時間及び70℃で一晩加熱する。生成物を
、蒸留によって単離する。
【0060】 化合物7の物性 粘性の黄色の液体;Eb0.01=140℃ NMR 1H(CDCl3・ppm):0.64(CH2Si、2H、t);1.0
6(CH3、21H、m);1.40(CH2CH2CH2、2H、m);1.84
(CH2CH2、2H、q);3.37(NCH2、8H、q);3.45(CH 、2H、t);3.72(OCH2、6H、q); NMR 13C(CDCl3・ppm):10.31(CH2Si);12.61及 び13.99(NCH2CH3);18.20(OCH2CH3);21.71(C
2CH2CH2);32.73(CHCH2);40.25及び41.4(NCH 2 );50.22(CH);58.23(OCH2);168.59(C(O))
; NMR 29Si(CDCl3・ppm):−45.25; IR(CCl4、cm-1):・Si-O=1081、・C(O)=1630; MS (EI+) (m/e、相対強度):419(40、M+);163(40、
Si(OEt)3 +);72(73、NEt2 +);346(25、M−NEt2 +
; 要素分析:C204252Si計算値:C=57.38%、H=10.11%、
N=6.69%;測定値:C=57.46%、H=9.98%、N=6.77%
【0061】 以下の実施例6から25は、本発明に従ったハイブリッドシリカゲルの合成を
説明する。それらは、場合によりテトラエトキシシランSi(OEt)4を使用 して、表1および2の機能性アルコキシシランの加水分解及び触媒的重縮合(N
4F)によって合成される。 反応スキームは、以下の通りである: RSi(OEt)3+nSi(OEt)4−−−→RSiO1.5・nSiO2 EtOH H2O NH4F 0.1% −n=0から5。
【0062】 これらの実施例の全てにおいて、溶媒としてエタノール、加水分解のために水
、及び触媒としてNH4Fが、以下の量で使用される: −エタノール:ケイ素のミリモル当たり1ml; −水:エトキシ基当たり0.5当量; −NH4F:ケイ素に対して0.1%モル濃度。 ゲルについての参照番号、及びそれらの調製のために使用されるアルコキシシ
ランが、添付された表3および4に示される。 該反応は、磁力的攪拌を装備したシュレンク(schlenk)中で室温で実施される 。水及び触媒は、最後に加える。媒体をゲル化するまで放置し、次いでそれを一
週間放置しておく。次いで該ゲルを、以下の処理にかける。 12時間ゲルの真空加熱(70℃)によって、エタノールを除去する。得られ
た固体を粉砕し、次いでエーテルで洗浄する。該エーテルを真空蒸発によって除
去し、該材料をもう一度粉砕する。 該ゲルの物性の測定のため、赤外線スペクトルを、PERKIN-ELMER 1000分光計 で記録し、CP-MAS固体13C及び29SiのNMRを、BRUKER FTAM 300で記録した ;BET及びBJH計算に対する窒素吸収−放出曲線を、Micromeritics 2375装置で得
た。
【0063】 実施例6:ハイブリッドシリカゲル8aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: メタノール中に8.3gの表1および2の50%アルコキシシラン1(15.7
ミリモル); 10.5mlのメタノール; 407mgのH2O(22.6ミリモル); 16μlのNH4F 1M(16マイクロモル)。 3週間後、不透明な白色ゲルが得られる。該ゲルを、上述のように処理する。
2.11gのものが得られる。 ゲル8aの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1025、・O-H=3359、・C=O=1
664、・N-H=1560及び1602、・C-H=2939; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):10.51(CH2Si)、23
.93(CH2CH2CH2及び残余のOCH2CH3);42.60(CH2NH)
;50.00(エトキシで交換されたメトキシのOCH3);60.47(残余 のOCH2);160.92(C(O)); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−58.95(T2)、−66
.54(T3)、T3>T2; B.E.T.:S・1m2/g; 要素分析:完全な縮合についてC4922.5Si %C=31.36、%H= 5.92、%N=18.29;%O=26.11、%Si=18.33;測定値
:C4.1110.921.63.39Si、%C=29.84、%H=6.66、%N=
13.64;%O=32.86、%Si=17
【0064】 実施例7:ハイブリッドシリカゲル8bの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: メタノール中に9.68gの50%アルコキシシラン1(18.3ミリモル);
7.66gのSi(OEt)4(36.8ミリモル); 55mlのメタノール; 1.81gのH2O(0.101モル); 55μlのNH4F 1M(55マイクロモル)。 不透明な白色ゲルが、12時間以内で得られる。処理の後、5.4gが回収さ
れる。 ゲル8bの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1070、・O-H=3372、・C=O=1
666、・N-H=1557及び1602、・C-H=2949; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):9.94(CH2Si)、24.
40(CH2CH2CH2);18.85(残余のOCH2CH3);44.13( CH2NH);51.96(エトキシで交換されたメトキシのOCH3);61.
62(残余のOCH2);162.3(C(O)); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−51.2(T1)、−58.
5(T2)、−66.2(T3)、−92.3(Q2)、−102.1(Q3)、−
109.8(Q4)、T3>T2>T14>Q3>>Q2; B.E.T.:S・6m2/g; 要素分析:完全な縮合についてC1.3330.672.17Si、%C=17.57 、%H=3.32、%N=10.25;%O=38.05、%Si=30.82
;測定値:C1.294.030.552.90Si、%C=15.26、%H=3.99
、%N=7.61;%O=45.54、%Si=27.60
【0065】 実施例8:ハイブリッドシリカゲル8cの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: メタノール中に5.75gの50%アルコキシシラン1(10.87ミリモル)
; 11.24gのSi(OEt)4(54.04ミリモル); 62mlのメタノール; 2.47gのH2O(0.137モル); 66μlのNH4F 1M(55マイクロモル)。 不透明な白色ゲルが、12時間以内で得られる。処理の後、5.4gが回収さ
れる。 ゲル8cの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1075、・O-H=3402、・C=O=1
660、・N-H=1557及び1602、・C-H=2949; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−57.2(T2)、−66.
3(T3)、−93.4(Q2)、−102.8(Q3)、−109.8(Q4)、
3>T2、Q3>Q4>>Q2; B.E.T.:S・454m2/g;V孔全体=0.3768cm3/g、Sマイ クロポーラス =16m2/g、・孔の平均=33Å; 要素分析:完全な縮合についてC0.81.80.42.5Si、%C=11.29、
%H=2.13、%N=6.58;%O=47.0、%Si=33.00;測定
値:C0.956.770.292.13Si、%C=13.47、%H=8.09、%N
=4.83;%O=40.31、%Si=33.30
【0066】 実施例9:ハイブリッドシリカゲル9aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: エタノール中に8.35gの60%アルコキシシラン2(11.36ミリモル)
; 23mlのエタノール; 613mgのH2O(34ミリモル); 23μlの1M NH4F(23マイクロモル)。 不透明な白色ゲルが、12時間以内で得られる。処理の後、2.77gが回収
される。 ゲル9aの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1070、・O-H=3401、・C=O=1
654、・N-H=1570、・C-H=2949; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):10.01(CH2Si)、24
.39(CH2CH2CH2);17.62(残余のOCH2CH3);42.57 (CH2NH);58.07(OCH2CH3);159.68(C(O)); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−61.9(T2)、−66.
91(T3)、T3>T2; 要素分析:完全な縮合についてC71424Si2、%C=34.13、%H=
5.73、%N=11.37;%O=25.98、%Si=22.80;測定値
:C8.2219.851.735.66Si2、%C=34.08、%H=6.91、%N
=8.35;%O=31.26、%Si=19.40
【0067】 実施例10:ハイブリッドシリカゲル9bの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: エタノール中に7.00gの60%アルコキシシラン2(9.52ミリモル);
9.9gのSi(OEt)4(47.60ミリモル); 63mlのエタノール; 2.23gのH2O(0.124ミリモル); 67μlの1M NH4F(60マイクロモル)。 不透明な白色ゲルが、12時間以内で得られる。処理の後、5.55gが回収
される。 ゲル9bの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1075、・O-H=3429、・C=O=1
654、・N-H=1570、・C-H=2982; 要素分析:完全な縮合についてC1.63.60.85Si2、%C=11.29、 %H=2.13、%N=6.58;%O=47.00、%Si=33;測定値:
1.8913.540.584.25Si2、%C=13.47、%H=8.09、%N=
4.83;%O=40.31、%Si=33.30
【0068】 実施例11:ハイブリッドシリカゲル10aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 1.24gのアルコキシシラン3(4.61ミリモル); 3.85gのSi(OEt)4(18.51ミリモル); 23mlのエタノール; 0.78gのH2O(43.33ミリモル); 23μlの1M NH4F(74マイクロモル)。 不透明な白色ゲルが、24から36時間後に得られる。処理の後、2.06g
が回収される。 ゲル10aの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1068、・O-H=3420、・C-Cアリ ール =1613; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):17.2(CH3)、28.8(
CH2−Ph);57.3(OCH2);123.6(CHアリール);148.
7(CHアリール);155.55(Cアリール); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−66.8(T3)、−102
.1(Q3)、−110.3(Q4); B.E.T.:S=406m2/g
【0069】 実施例12:ハイブリッドシリカゲル11aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 3.98gのアルコキシシラン4(14.90ミリモル); 12.26gのSi(OEt)4(59.50ミリモル); 74mlのエタノール; 2.55gのH2O(0.142モル); 74μlの1M NH4F(74マイクロモル)。 不透明な白色ゲルが、24から36時間後に得られる。処理の後、5.27g
が回収される。 ゲル11aの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1072、・O-H=3401、・C-C=2
982、・C=Cアリール=1602,1573,1482,1442; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):14.4(CH2Si)、17.
4(CH3);30.8(CH2CH2Si);59.0(OCH2);121.7
(2CHアリール);136.5(CHアリール);147.7(CHアリール );163.4(Cアリール); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−61.9(T2)、−66.
8(T3);−102.0(Q3)、−110.1(Q4); B.E.T.:S=355m2/g
【0070】 実施例13:ハイブリッドシリカゲル12aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 3.4gのアルコキシシラン5(6.67ミリモル); 16mlのエタノール; 432mgのH2O(20ミリモル); 16μlの1M NH4F(16マイクロモル)。 黄色のゲルが、12時間後に得られる。該ゲルを、上述のように処理する。2
.50gが回収される。 ゲル12aの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1044、・O-H=3447、・C=O=1
654、・N-H=1541、・C-H=2936; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):10.53(CH2Si)、18
.49(残余のOCH2CH3)、23.16(CH2CH2CH2);43.33 (CH2NH);58.70(残余のOCH2CH3);170.40(C(O) ); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−53.49(T1)、−61
.08(T2)、−67.39(T3)、T3>T2>>T1; B.E.T.:S・0.1m2/g 要素分析:完全な縮合についてC91625Si2、%C=37.48、%H=
5.59、%N=9.71;%O=27.74、%Si=19.48;測定値:
9.4419.351.886.65Si2、%C=35.24、%H=6.06、%N=
8.18;%O=33.07、%Si=17.45
【0071】 実施例14:ハイブリッドシリカゲル12bの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 3.29gのアルコキシシラン5(6.65ミリモル); 1.38gのSi(OEt)4(6.64ミリモル); 20mlのエタノール; 581mgのH2O(32.3ミリモル); 20μlの1M NH4F(20マイクロモル)。 一週間後、ゲル化は未だ生じない。200μlの1M NH4Fを加える。する
と数分内にゲル化が生じる。処理の後、2.27gが回収される。 ゲル12bの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1049、・O-H=3423、・C=O=1
667、・N-H=1552、・C-H=2941; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):10.16(CH2Si)、17
.07(残余のOCH2CH3)、22.66(CH2CH2CH2);42.14 (CH2NH);58.28(残余のOCH2CH3);168.25(C(O) ); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−53.60(T1)、−60
.00(T2)、−67.39(T3)、−101.8(Q3)、−109(Q4
、T3>T2>>T1・Q3>Q4; B.E.T.:S・106m2/g;V孔全体=0.0995cm3/g、非微孔
性、・孔の平均=38Å; 要素分析:完全な縮合についてC610.661.334.66Si2、%C=31.0 2、%H=4.63、%N=8.043;%O=32.14、%Si=24.1
8;測定値:C6.9814.181.236.04Si2、%C=31.26、%H=5.
33、%N=6.42;%O=36.04、%Si=20.95
【0072】 実施例15:ハイブリッドシリカゲル12cの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 2.46gのアルコキシシラン5(4.82ミリモル); 2.00gのSi(OEt)4(9.65ミリモル); 20mlのエタノール; 602mgのH2O(33.3ミリモル); 20μlの1M NH4F(20マイクロモル)。 一週間後、ゲル化は未だ生じない。200μlの1M NH4Fを加える。する
と数分内でゲル化が生じる。処理の後、2.03gが回収される。 ゲル12cの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1046、・O-H=3309、・C=O=1
560、・N-H=1560、・C-H=2941; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):10.01(CH2Si)、16
.97(残余のOCH2CH3)、22.35(CH2CH2CH2);42.96 (CH2NH);57.42(残余のOCH2CH3);168.38(C(O) ); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−53.20(T1)、−58
.0(T2)、−65.1(T3)、−100.5(Q2)、−104.4(Q3
、−110.1(Q4)、T3>T2>T1、T2・Q2・Q4>Q3
【0073】 実施例16:ハイブリッドシリカゲル12dの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 2.06gのアルコキシシラン5(4.04ミリモル); 2.52gのSi(OEt)4(12.1ミリモル); 24mlのエタノール; 640mgのH2O(35.56ミリモル); 24μlの1M NH4F(24マイクロモル)。 一週間後、ゲル化は未だ生じない。200μlの1M NH4Fを加える。する
と数分内にゲル化が生じる。 ゲル12dの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1059、・O-H=3423、・C=O=1
669、・N-H=1558、・C-H=2941; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):9.76(CH2Si)、16.
91(残余のOCH2CH3)、21.86(CH2CH2CH2);42.44( CH2NH);57.34(残余のOCH2CH3);168.35(C(O)) ; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−65.8(T3)、−100
.5(Q2)、−109(Q4)、T3>Q2・Q4; B.E.T.:S・467m2/g;V孔全体=0.4716cm3/g、非微孔
性、・孔の平均=40Å;
【0074】 実施例17:ハイブリッドシリカゲル12eの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 2.3gのアルコキシシラン5(4.51ミリモル); 3.75gのSi(OEt)4(18.04ミリモル); 27mlのエタノール; 890mgのH2O(49.4ミリモル); 20μlの1M NH4F(20マイクロモル)。 一週間後、ゲル化は未だ生じない。200μlの1M NH4Fを加える。する
と数分内にゲル化が生じる。処理の後、2.87gが回収される。 ゲル12eの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1062、・O-H=3401、・C=O=1
668、・N-H=1558、・C-H=2941; B.E.T.:S・436m2/g;V孔全体=0.4396cm3/g、S微孔 =8m2/g、・孔の平均=40Å;
【0075】 実施例18:ハイブリッドシリカゲル12fの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 4.1gのアルコキシシラン5(9.6ミリモル); 9.98gのSi(OEt)4(48ミリモル); 67mlのエタノール; 2.25gのH2O(0.125モル); 67μlの1M NH4F(67マイクロモル)。 11日後、ゲル化は未だ生じない。270μlの1M NH4Fを加える。14
日後、700μlの1M NH4Fを再び加える。数時間内に、ゲル化が生じる。
処理の後、5.2gが回収される。 ゲル12fの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1049、・O-H=3306、・C=O=1
664、・N-H=1549; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−67.3(T3)、−102
.3(Q3)、−112.7(Q4)、T3・Q3・Q4; B.E.T.:S・282m2/g;V孔全体=0.7988cm3/g、非微孔
性、・孔の平均=113Å; 要素分析:完全な縮合についてC2.574.570.574.29Si2、%C=18. 36、%H=2.74、%N=4.76;%O=40.76、%Si=33.3
9;測定値:C2.546.260.545.37Si2、%C=16.36、%H=3. 38、%N=4.08;%O=46.08、%Si=30.1
【0076】 実施例19:ハイブリッドシリカゲル13aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 740mgのアルコキシシラン6(2.4ミリモル); 2.01gのSi(OEt)4(9.67ミリモル); 12mlのエタノール; 440mgのH2O(24.4ミリモル); 24μlの1M NH4F(24マイクロモル)。 14時間以内に、半透明の明るい黄色のゲルが得られる。該ゲルを、上述のよ
うに処理する。 ゲル13aの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1076、・O-H=3426、・C=O=1
676、・N-H=1560、・C-H=2983; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):9.31(CH2Si)、17.
67(残余のOCH2CH3)、22.75(CH2CH2CH2);42.45( CH2NH);59.54(残余のOCH2CH3);168.48(C(O)) ; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−58.7(T2)、−66.
1(T3)、−102.9(Q3)、−111.3(Q4); B.E.T.:S・197m2/g;V孔全体=0.2184cm3/g、非微孔
性、・孔の平均=44Å;
【0077】 実施例20:ハイブリッドシリカゲル14aの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 2.01gのアルコキシシラン7(4.78ミリモル); 1.98gのSi(OEt)4(9.52ミリモル); 14mlのエタノール; 464mgのH2O(25.78ミリモル); 13μlの1M NH4F(13マイクロモル)。 24時間以内に、半透明の明るい黄色のゲルが得られる。該ゲルを、上述のよ
うに処理する。1.34gが回収される。 ゲル14aの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1078、・O-H=3401、・C=O=1
641、・C-H=2939および2979; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):13.58(NCH2CH3)、 18.16(残余のOCH2CH3)、41.95(NCH2CH3);58.80
(残余のOCH2CH3);168.09(C(O)); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−60.9(T2)、−65.
5(T3)、−102.7(Q3)、−110.3(Q4)、・Q3・Q4>T3・T 2 ; B.E.T.:S・2m2/g; 要素分析:完全な縮合についてC4.6790.672.5Si、%C=39.33、
%H=6.36、%N=6.55;%O=28.06、%Si=19.7;測定
値:C3.186.930.412.71Si、%C=31.19、%H=5.71、%N
=4.7;%O=35.45、%Si=22.95
【0078】 実施例21:ハイブリッドシリカゲル14bの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 1.73gのアルコキシシラン7(4.14ミリモル); 2.55gのSi(OEt)4(12.3ミリモル); 16mlのエタノール; 553mgのH2O(30.7ミリモル); 16μlの1M NH4F(16マイクロモル)。 24時間以内に、半透明の明るい黄色のゲルが得られる。該ゲルを、上述のよ
うに処理する。1.69gが回収される。 ゲル14bの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1078、・O-H=3401、・C=O=1
644、・C-H=2939および2980; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):13.60(NCH2CH3)、 17.87(残余のOCH2CH3)、41.58(NCH2CH3);59.14
(残余のOCH2CH3);168.89(C(O)); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−58.6(T2)、−65.
7(T3)、−103.4(Q3)、−109.9(Q4)、・Q3・Q4>T3・T 2 ; 要素分析:完全な縮合についてC3.56.750.52.38Si、%C=34.48
、%H=5.58、%N=5.74;%O=31.17、%Si=23.04;
測定値:C3.246.370.352.61Si、%C=32.42、%H=5.35、
%N=4.08;%O=34.75、%Si=23.40
【0079】 実施例22:ハイブリッドシリカゲル14cの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 2.0gのアルコキシシラン7(4.79ミリモル); 4.03gのSi(OEt)4(19.4ミリモル); 23mlのエタノール; 795mgのH2O(44.17ミリモル); 23μlの1M NH4F(23マイクロモル)。 24時間以内に、半透明の明るい黄色のゲルが得られる。該ゲルを、上述のよ
うに処理する。2.24gが回収される。 ゲル14cの物性 黄色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1077、・O-H=3430、・C=O=1
646、・C-H=2939および2982; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−58.9(T2)、−64.
8(T3)、−102.1(Q3)、−109.4(Q4)、・Q3・Q4>T3・T 2 ; B.E.T.:S・2m2/g; 要素分析:完全な縮合についてC2.85.40.42.3Si、%C=30.7、%
H=4.97、%N=5.11;%O=33.59、%Si=25.64;測定
値:C2.265.230.292.72Si、%C=25.17、%H=4.88、%N
=3.71;%O=40.24、%Si=26、Pt=100ppm
【0080】 実施例23:ハイブリッドシリカゲル14dの調製 使用される試薬の量は、以下の通りである: 0.97gのアルコキシシラン7(2.32ミリモル); 2.41gのSi(OEt)4(11.6ミリモル); 8.5mlのエタノール; 500mgのH2O(27.8ミリモル); 9μlの1M NH4F(9マイクロモル)。 24時間以内で、半透明の明るい黄色のゲルが得られる。該ゲルを、上述のよ
うに処理する。 ゲル14dの物性 黄色粉体; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−59(T2)、−64.2(
3)、−102.6(Q3)、−108.9(Q4)、Q3・Q4>>T3・T2; B.E.T.・236m2/g;V孔全体=0.5383cm3/g、非微孔性、
孔の平均=91Å; 要素分析:完全な縮合についてC2.334.50.332.25Si、%C=27.6 6、%H=4.48、%N=4.60;%O=35.54、%Si=27.75
;測定値:C2.184.770.252.41Si、%C=25.92、%H=4.75
、%N=3.4;%O=38.18、%Si=27.66
【0081】 実施例6から23において、NMR 29Si CP−MAS中のTバンドの存在
と同様に、モノマー及び材料のNMR 13Cスペクトルと赤外線スペクトルの間 の類似性は、加水分解及び縮合工程の間でSi−C結合の切断が明らかに生じな
いことを示す。また、NMR 29Si CP−MASにおけるT3及びQ4原子核
が比較的豊富なことは、完全ではないが、未だ高度に縮合したネットワークを示
す。 残念なことに、この方法は、該材料の縮合の度合を定量的に評価すること
を可能にしない。半定量的計算は、エトキシシランの縮合について90%の程度
のオーダーを評価することを可能にする。 操作条件において、尿素及びピリジンアルコキシシラン(実施例6から12)
またはモノシリル化(RSiO1.5・nSiO2を示す)プロパンジアミディクス
(propanediamidics)(実施例13から23)から合成されたハイブリッドシリカ
ゲルは、4または5より大きいnの値に対する中間的多孔性(mesoporous)の材料
である。比表面積は、100m2/gより大きく、孔の直径の分布は、比較的均 質である。該材料に依存して、平均直径は30から110Åまでの範囲である。
ほとんどの「有機」材料は、多孔性とは判断できない(S<10m2/g)。 同じ型の形成は、ビスシリル化アルコキシシランから合成されたシリカで観察
される。しかしながら、n=1から始まる多孔性が得られる(ハイブリッドゲル
12b参照)。
【0082】 実施例24:ゲル15aの調製 実施例6から23と同様の方法が、以下の試薬の量を使用して、NH4F触媒 の不存在下でゲルを調製するために使用される: 1.11gの以下の式を有する機能性アルコキシシラン8(5ミリモル):
【化26】 3.8gのSi(OMe)4(25ミリモル); 25.5mlのエタノール; 103.5mgのH2O(57.5ミリモル); 1分後に、不透明な白色ゲルが得られる。該ゲルを、上述のように処理する。
2.33gのゲル15aが得られる。
【化27】 ゲル15aの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1119、・OH=3420、・CH=29
50; CP−MASでのNMR 13C(・、ppm):9.43(SiCH2)、21.
44(SiCH2CH2)、40.29(NCH2);50.64(残余のSiO CH3); CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−66.4(T3)、−101
.4(Q3)、−108.4(Q4)、・Q4・Q3>T3; B.E.T.:S=269m2/g;V孔全体=0.9741cm3/g、S微孔 =0、・孔の平均=119.5Å
【0083】 実施例25:ゲル16aの調製 実施例6から23と同様の方法が、以下の試薬の量を使用して、NH4F触媒 の不存在下でゲルを調製するために使用される: 1.06gの以下の式を有する機能性アルコキシシラン9(4ミリモル):
【化28】 20.5mlのエタノール; 828mgのH2O(46ミリモル); 1分後に、白色ゲルが得られる。該ゲルを、上述のように処理する。1.88
gのゲル16aが得られる。
【化29】 ゲル16aの物性 白色粉体; IRTF(KBr、cm-1):・Si-O=1045、・OH=3460; CP−MASでのNMR 29Si(・、ppm):−63.6(T3)、−99.
2(Q3)、−108.3(Q4)、・Q3・Q4>>T3; B.E.T.:S=109.8m2/g;V孔全体=0.3897cm3/g、S 微孔性 =0、・孔の平均=159.5Å 以下の実施例26から28は、水溶液からのアクチニド及びランタニドの抽出
のための、ハイブリッドゲル12a、15a及び16aの使用を説明する。
【0084】 実施例26:アメリシウムの抽出 この実施例において、実施例24で調製されたゲル15aが、13mg/lの
アメリシウムを含む硝酸の溶液からアメリシウムを抽出するために使用され、0 から1までの(H+)イオン濃度の範囲における抽出に対する硝酸の影響が研究 される。 この抽出は、15分間、70から110mgの該ゲルと、1mlの水溶液を接
触させることによってなされる。次いで、該溶液を、遠心分離によって該ゲルか
ら分離する。次いで固体−液体分配係数Kdを、以下の式に基づいて測定する。 Kd=ゲルのg当たりの元素の質量(g)/溶液のml当たりの元素の質量(
g) 溶液の測定は、・計測によってなされる。 ゲルに固定された量を測定するために、開始時の溶液中の元素の量と、抽出後
の溶液中の元素の量の間の差異を求める。 得られた結果は、酸性度の関数としてアメリシウムの分配係数Kdの変化を表
す図1に示される。 アメリシウムは、低い酸性度で強力に抽出されると解される。
【0085】 実施例27:プルトニウムの抽出 この実施例において、実施例26と同じ方法が、実施例24で調製されたゲル
15aを使用して、131mg/lのPuを含む硝酸水溶液からプルトニウムを
抽出するために使用される。 得られた結果は、0から6までの(H+)イオン濃度の範囲における酸性度の 関数として、プルトニウムの分配係数の変化を表す図2に示される。 プルトニウムは、・計測によって測定される。 この図において、プルトニウムは高い及び低い酸性度で結合し、約0.5Mの
酸性度でゲルから溶出され得ると解される。
【0086】 実施例28:アメリシウム、ネオジム及びプルトニウムの抽出 この実施例において、実施例26及び27と同様の方法が、実施例25で調製
されたゲル16aを使用して、以下の成分を含む硝酸水溶液からPu、Am及び
Ndを抽出するために使用される: 131mg/lのPu; 13mg/lのAm;及び 125mg/lのNd。 得られた結果は、0から2mol/lまでの硝酸濃度の範囲で酸性度の関数と
して、Pu、Am及びNdの分配係数Kdの変化を表す図3に示される。 Ndの量の測定は、質量分析と組み合わせたプラズマトーチでなされた(IC
P−MS)。 この図は、全ての元素が低い酸性度で抽出され、それらを分離することができ
ることを表す。
【0087】 実施例29:アメリシウムの抽出 この実施例において、実施例26と同様の方法が、13mg/lのAmを含む
硝酸水溶液からアメリシウムを抽出するために使用されるが、実施例13で調製
されたゲル12aが、120分の接触時間で、60から80gの量で使用される
。 得られた結果は、0から6mol/lまでの範囲の硝酸の濃度の関数として、
アメリシウムの分配係数Kdの変化を表す図4に示される。 この図は、抽出が5MのHNO3濃度で好ましく、溶出が1mol/l以下の HNO3濃度を有する硝酸溶液で可能であることを示す。 かくして本発明のゲルは、ゲルの性質及び水溶液の酸性度に依存して、アクチ
ニド及びランタニドの間の抽出及び分離を可能にし、次いで硝酸溶液における溶
出によってそれらの回収を可能にするために、非常に貴重である。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0088】 参考文献 1.米国特許第4203952号 2.Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Articles, vol.14
1, No.1, 1990, p.107-115
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係るハイブリッドゲルを用いた、水溶液からのアメリシウム
の抽出結果を示すグラフである。この図は、アメリシウムを含む水溶液の酸性度
の関数としてアメリシウムの分配係数Kdの変化を示す。
【図2】 図2は、図1のゲルを用いたプルトニウムの抽出で得られた結果を示し、水溶
液の酸性度の関数としてKdの変化を示す。
【図3】 図3は、本発明に係る別のゲルを用いて、アメリシウム、プルトニウムおよび
ネオジムの抽出について得られた結果を示す;これは、水溶液の酸性度の関数と
してKdの変化を示す。
【図4】 図4は、本発明に係る別のゲルを用いて、アメリシウムの抽出について得られ
た結果を示す。これは、硝酸の濃度(モル/l)の関数としてKdの変化を示す
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月21日(2000.4.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中、MはSi、Ti、ZrまたはAlであり、当該ネットワークには抽出さ
れるイオンと錯体を形成する有機分子が組み込まれ、各有機分子は前記ネットワ
ークの一または複数のM原子と共有結合している] を含む有機−無機ハイブリッドゲルと接触させること、かつ、 −イオンを結合したゲルを分離すること による、水溶液中に存在するアクチニドおよび/またはランタニドイオンから選
択されたイオンの抽出方法。
【化2】 [式中、(M)は、ネットワークの無機ユニットのSi、Ti、Zrおよび/ま
たはAlを示す原子Mと該有機分子との共有結合を示す] の一つに基づく、請求項1または2記載の方法。
【化3】 である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
【化4】
【化5】 の一つに係るハイブリッドシリカゲルである、請求項4記載の方法。
【化6】 −R1は有機基、好ましくはアルキル基を示す;かつ −MがSi、TiまたはZrである場合、l=3であるか、あるいは −MがAlである場合、l=2である] が水の存在下で重縮合により重合される、ハイブリッドゲルがゾル‐ゲル法によ り調製される、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法
【化7】
【化8】 [式中、Rは有機基、好ましくはアルキル基である]の一つに基づく 、請求項記載の方法。
【化9】 が重合される、請求項記載の方法。
【化10】 の一つに基づく機能性ケイ素アルコキシド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 ダニエル・メイヤー フランス・F−30150・サン−ジェニ・ド ゥ・コモラ・シュマン・ドゥ・モンフォー コン・28 (72)発明者 オリヴィエ・コノカール フランス・F−84000・アヴィニョン・ブ ールヴァール・マリエトン・20 (72)発明者 ジョエル・モロー フランス・F−34980・サン−クレマン・ ドゥ・リヴィエール・アヴニュ・ドゥ・ル アグ・1030 (72)発明者 ミシェル・ウォン・チ・マン フランス・F−34000・モンペリエ・リ ュ・ドゥ・ラ・ペピニエール・422

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式を有する無機ユニットのネットワーク: 【化1】 [MはSi、Ti、ZrまたはAlであり、当該ネットワークには抽出される化
    学種と錯体を形成する有機分子が組み込まれ、各有機分子は前記ネットワークの
    一または複数のM原子と共有結合し、錯体を形成する有機分子は以下の式: 【化2】 {(M)は、ネットワークの前記無機ユニットのSi、Ti、Zrおよび/また
    はAlを示す原子Mとその分子との共有結合を示す} の一つに基づく] を含む、水溶液から少なくとも一つの化学種を抽出するための有機−無機ハイブ
    リッドゲル。
  2. 【請求項2】 無機ユニットが、 【化3】 である請求項1記載のゲル。
  3. 【請求項3】
  4. 【請求項4】 以下の式の一つに対応する少なくとも一つの機能性金属ア ルコキシド: LM(OR1)l (I)または(R1O)l MLM(OR1)l (II) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示す −Lは以下の式の一つを有する錯体を形成する有機基を示す 【化4】 −R1は有機基、好ましくはアルキル基を示す;かつ −MがSi、TiまたはZrである場合、l=3であるか、あるいは −MがAlである場合、l=2である] が重縮合により重合される、ゾル‐ゲル法による、請求項1ないし3のいずれか
    一項に記載のハイブリッドゲルの調製方法。
  5. 【請求項5】 機能性金属アルコキシドが以下の式: 【化5】 [Rは有機基、好ましくはアルキル基である] の一つに対応する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 機能性金属アルコキシドが以下の式の金属アルコキシド: M(OR2m (III) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示し、R2は有機基、好ましくはアルキル 基であり、MがSi、TiまたはZrを示す場合にm=4であり、MがAlを示
    す場合にm=3である] を用いて重合される、請求項4または5のいずれかに記載された方法。
  7. 【請求項7】 MがSiを示す、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 機能性金属アルコキシドが、以下の式のアルコキシド: (R3O)l M−X−M−(OR3)l (IV) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示し、R3は有機基、好ましくはアルキル 基であり、Xは錯体形成しない有機基を示し、MがSi、TiまたはZrを示す
    場合にl=3であり、MがAlを示す場合にl=2である] を用いて重合される、請求項4ないし7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 重合が、エタノール、水およびフッ化アンモニウムの存在 下で行われる、請求項4ないし8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 以下の式の一つに対応する機能性ケイ素アルコキシドの み: 【化6】 が重合される、請求項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 1ないし5当量のテトラエトキシシランを有する機能性 アルコキシシランが重合される、請求項5記載の方法。
  12. 【請求項12】 重合が、抽出され、次いで洗浄によって除去される化学 種の存在下で行われ、得られたゲルにこの化学種のインプリント効果を与え、か
    つ、係る化学種の抽出に対するゲルの選択性を改良する、請求項4ないし11の
    いずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 以下の式: 【化7】 の一つに従う機能性ケイ素アルコキシド。
  14. 【請求項14】 水溶液を、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のハ イブリッドゲル、または請求項4ないし12のいずれか一項に記載の方法に従っ
    て調製されたハイブリッドゲルと接触させ、イオンを固定したゲルを分離するこ
    とによる、水溶液中に存在するイオンの抽出方法。
  15. 【請求項15】 イオンが、アクチニドおよび/またはランタニドイオン である、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 −水溶液を以下の式の無機ユニットのネットワーク: 【化8】 [MはSi、Ti、ZrまたはAlであり、当該ネットワークには抽出されるイ
    オンと錯体を形成する有機分子が組み込まれ、各有機分子は前記ネットワークの
    一または複数のM原子と共有結合している]を含む有機−無機ハイブリッドゲル
    と接触させ、かつ、 −イオンを結合したゲルを分離することによる、水溶液中に存在するアクチニド
    および/またはランタニドイオンから選択されたイオンの抽出方法。
  17. 【請求項17】 錯体形成有機分子が、アミノ、エーテル、ヒドロキシ、 アミド、ピリジノおよびビピリジノ基から選択された少なくとも一つの活性基、
    あるいはO、NまたはSのタイプの電子供与原子を有するあらゆる有機基を含む
    、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 無機ユニットが、 【化9】 である、請求項16または17記載の方法。
  19. 【請求項19】 −水溶液を、以下の式の一つに対応する少なくとも一つ の機能性金属アルコキシド: LM(OR1)l (I)または(R1O)l MLM(OR1)l (II) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示す −Lは少なくとも一つの有機錯体形成基を備えた有機錯体形成基を示す; −R1は有機基、好ましくはアルキル基を示す;かつ −MがSi、TiまたはZrである場合、l=3であるか、あるいは −MがAlである場合、l=2である] が重縮合により重合されるゾル‐ゲル法により調製されたハイブリッドゲルと接
    触させ、 −イオンを結合したゲルを分離することによる、水溶液中に存在するアクチニド
    および/またはランタニドイオンから選択されたイオンの抽出方法。
  20. 【請求項20】 有機錯体形成基が、アミノ、エーテル、ヒドロキシ、ア ミド、ピリジノおよびビピリジノ基から選択される、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 機能性金属アルコキシドが以下の式の金属アルコキシド : M(OR2m (III) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示し、R2は有機基、好ましくはアルキル 基であり、MがSi、TiまたはZrを示す場合にm=4であり、MがAlを示
    す場合にm=3である] を用いて重合される、請求項19または20のいずれかに記載された方法。
  22. 【請求項22】 機能性金属アルコキシドが、以下の式のアルコキシド: (R3O)l M−X−M−(OR3)l (IV) [MはSi、Ti、ZrまたはAlを示し、R3は有機基、好ましくはアルキル 基であり、Xは錯体形成しない有機基を示し、MがSi、TiまたはZrを示す
    場合にl=3であり、MがAlを示す場合にl=2である] を用いて重合される、請求項19ないし21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 MがSiである、請求項19ないし22のいずれか一項 に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ゲルが粉末形態である、請求項14ないし23のいずれ か一項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ゲルが膜の形態である、請求項14ないし23のいずれ か一項に記載の方法。
JP2000517801A 1997-10-29 1998-10-28 ランタニドとアクチニドのような化学種を抽出するための無機−有機ハイブリッドゲル並びにその調製法 Pending JP2001520932A (ja)

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