JP2001520624A - 光学的に富化されたゲル化剤を含んだゲル化組成物 - Google Patents
光学的に富化されたゲル化剤を含んだゲル化組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は下記構造(1)を有する光学的に富化されたゲル化剤を含んでなる低水性ゲル化組成物に関し、式中においてA及びBは独立して、ゲル化剤がR,R又はS,S形で約90%以上であって、約6〜約30の炭素原子を有する不斉ジキラルジヒドロキシ脂肪酸であるようなアルキル基を表す。
Description
【発明の詳細な説明】
光学的に富化されたゲル化剤を含んだゲル化組成物 発明の分野
本発明は低水性ゲル化組成物に関する。
発明の背景
異なる硬度とレオロジー性の有機化粧品は、所定の組成でワキシー及び/又は
ペースト油対液体有機油の比率を変えることにより得られる。一般的に、これら
の化粧品は良い皮膚感を与えるが、処方できる液体油の量について制限される。
これらの製品は皮膚上に目に見える残留物も残すことがある。
ゲルは、化粧品組成物でより多くの量の液体を留めて、その一方で等硬度のワ
キシー化粧品と比較して皮膚上で目に見える残留物を有意に減少又は消失させる
能力を有している。しかしながら、典型的ゲル組成物の1つの重大な欠点は、ゲ
ル網状構造から液体物質が逃げる又は漏出する傾向である。液体物質のこの漏出
は、形成されるいずれのゲルでも、乏しいゲル形成性と低いゲル安定性を生じう
る。漏出は、製造中に典型的に出会う温度及び保持時間で加工処理困難性も生じ
るかもしれない。
本発明の目的は、優れたゲル形成性の低水性ゲル化組成物を提供することであ
る。
発明の要旨
本発明は、隣接キラル中心を有した光学的に富化された不斉ジキラルジヒドロ
キシ脂防酸ゲル化剤を含んだゲル化組成物に関する。
発明の具体的な説明
本明細書で用いられる“アルキル”という用語は、直鎖、分岐鎖又は環状;置
換又は非置換;飽和、一不飽和(即ち、炭素鎖中1つの二重又は三重結合)又は
多不飽和(即ち、炭素鎖中2以上の二重結合、炭素鎖中2以上の三重結合、炭素
鎖中1以上の二重及び1以上の三重結合)である含炭素鎖を意味する。他で指摘
されないかぎり、好ましいアルキルは下記のとおりである。好ましいアルキルは
直鎖又は分岐鎖、更に好ましくは直鎖である。好ましいアルキルは非置換あるい
は一、二又は三置換、更に好ましくは一置換又は非置換、最も好ましくは非置換
である。好ましいアルキルはC6‐C30)更に好ましくはC10‐C28、更に一層
好ましくはC14‐C24、最も好ましくはC22である。
本明細書で用いられる“置換”とは、アルキル基に関して、一又は多置換しう
るこのような基を意味する。好ましい置換基はハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、
ニトロ、カルボキシ、チオ、アリール、アルキル、アルコキシ及びアリールオキ
シからなる群より選択される。更に好ましい置換基にはアルキル、アルコキシ及
びアリールがある。
本明細書で用いられる“アリール”という用語は、非置換又は置換された芳香
族環を意味する。好ましいアリールはフェニル又はナフチル、特にフェニルであ
る。好ましいアリールは一、二又は三置換されているかあるいは非置換であり、
更に好ましいアリールは一置換又は非置換である。好ましいアリール置換基には
アルキル、ハロ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、ニトロ及びトリフ
ルオロメチルがある。
本明細書で用いられる“アルコキシ”という用語はO‐アルキルを意味する。
本明細書で用いられる“アリールオキシ”という用語はO‐アリールを意味する
。
ゲル化剤
本組成物は光学的に富化されたゲル化剤を含んでいる。本ゲル化剤は下記構造
を有する不斉な直鎖、分岐鎖又は環状、置換又は非置換ジキラルジヒドロキシ脂
肪酸である:
上記式中A及びB各々は約1〜約13の炭素原子、好ましくは約3〜約12の炭
素原子、更に好ましくは約5〜約10の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状
、飽和又は不飽和、置換又は非置換アルキルを表し、このため構造(I)は約6
〜約30の炭素原子、更に好ましくは約10〜約24、更に一層好ましくは約1
4〜約22、最も好ましくは約18の炭素原子を有するジヒドロキシ脂肪酸を表
す。本ゲル化剤中で2つのキラル中心は、ヒドロキシル部分で置換された炭素原
子にある。
好ましいゲル化剤には9,10‐ジヒドロキシステアリン酸、13,14‐ジ
ヒドロキシステアリン酸、13,14‐ジヒドロキシドコサン酸及び11,12
‐ジヒドロキシステアリン酸がある。最も好ましいゲル化剤は13,14‐ジヒ
ドロキンドコサン酸である。
本明細書で用いられる“光学的に富化された(optically enriched)”という用
語は、ゲル化剤が約90%以上、好ましくは約95%以上、更に好ましくは98
%以上、最も好ましくは約100%の所定立体異性体を含有していることを意味
する(即ち、分子内で、双方のキラル中心がRであるか、又は双方のキラル中心
がSである)。このため、ゲル化剤は約10%以下、好ましくは約5%以下、更
に好ましくは約2%以下、最も好ましくは0%のラセミ体(同一分子内でR,S
又はS,R立体化学性)を含有している。ゲル化剤の光学的に富化されたサンプ
ルが本発明で用いられたときに、優れたゲル化が生じることが、意外にもわかっ
た。いかなる特定の作用メカニズムにも制限されず、光学的に富化されたゲル化
剤は整列されて束になる細繊維を形成する上で熱力学的に好ましく、それにより
もっと規則正しいマクロ構造に寄与して、そこに液体ベースが捕捉されると考え
られる。他方、ラセミ混合物は大きな結晶を形成する上で熱力学的に好ましい。
光学的に富化されたゲル化剤の混合物も本発明で有効である。
本組成物は、好ましくは約0.1〜約25%、更に好ましくは約1〜約15%
、更に一層好ましくは約3〜約12%、最も好ましくは約4〜約10%のゲル化
剤を含んでいる。
液体ベース物質
本組成物は液体ベース物質も含んでいる。液体ベースマトリックスは、ゲル化
剤を液体ベース物質と混合することにより形成される。本明細書で用いられる“
液体”という用語は環境条件下で液体である物質に関し、“液体ベース物質”と
いう用語には組成物内にあるすべての液体を含む。
本発明の液体ベース物質は、好ましくは本組成物の約10〜約95%、更に好
ましくは約45〜約80%のレベルで用いられる。液体ベース物質には、好まし
くは揮発性の非極性油と、不揮発性で比較的極性の共溶媒も含む。
“非極性”という用語は、典型的には溶液が約6.5以下の溶解パラメーター
を有することを意味する。本明細書で用いられる“揮発性”という用語は、25
℃1気圧で約2mmHg以上の蒸気圧を示す物質、及び/又は1気圧で約300℃以
下の沸点を有する物質に関する。非極性揮発性油は高度に望ましい美的性質をゲ
ルに付与する傾向があり、好ましくは組成物の約10〜約70%、更に好ましく
は約25〜約60%、更に好ましくは約40〜約60%のレベルで用いられる。
特に有用な非極性揮発性油にはシリコーン油、炭化水素及びそれらの混合物が
ある。このような非極性揮発性油は、例えばCosmetics,Science and Technology
,Vol.1,27-104,Balsam & Sagarin編集,1972で開示されており、参考のため本明
細書に組み込まれる。本発明で有用な非極性揮発性油は、飽和又は不飽和、直鎖
又は分岐鎖、脂環式又は芳香族である。好ましい非極性揮発性炭化
水素には、イソデカン(例えば、Presperse Inc.から市販されるPermethyl-
非極性揮発性シリコーン油は、それらが高度に望ましい審美性をゲルに付与す
ることから、高度に好ましい。非極性揮発性液体シリコーン油は、1988年1
1月1日付で発行されたLuebbeらの米国特許第4,781,917号明細書と、
Toddら,"Volatile Silicone Fluids for Cosmetics",Cosmetics and Toiletrie
s,91:27-32(1976)で開示されており、双方とも参考のため本明細書に組み込まれ
る。特に好ましい揮発性シリコーン油には、下記式に相当する環状揮発性シリコ
ーン:(上記式中nは約3〜約7である);及び下記式に相当する直鎖揮発性シリコー
ン:
(CH3)3Si‐O‐〔Si(CH3)O2〕m‐Si(CH3)3
(上記式中mは約1〜約7である)がある。直鎖揮発性シリコーンは通常25℃
で約5センチストークス以下の粘度を有し、一方環状シリコーンは25℃で約1
0センチストークス以下の粘度を有する。揮発性シリコーン油の高度に好ま
本明細書で用いられる“比較的極性”という語句は、溶解パラメーターに関し
て他の物質より極性であることを意味し、即ち溶解パラメーターが高くなるほど
液体はより極性になる。不揮発性共溶媒は前記非極性揮発性油と比較して“比較
的極性”である。したがって、不揮発性共溶媒は少くとも1種の非極性揮発性油
よりも極性である(即ち、より高い溶解パラメーターを有する)。本発明の比較
的極性の共溶媒は、低加工処理温度に付されたときに、ゲル化剤を溶解させて、
非極性揮発性油に可溶性であることにより、低加工処理温度の利用を助ける。低
加工処理温度を可能とすることに加えて、共溶媒はより多量の非極性揮発性油を
含有するさせることができる。これは、前記のように非極性揮発性油が有意の化
粧効果を与えることから有利である。
比較的極性の不揮発性共溶媒の量は、それが化粧品に悪影響を与えがちである
ことから、最少にしておくことが好ましい。比較的極性の不揮発性共溶媒は、好
ましくは組成物の約2〜約60%、更に好ましくは約5〜約25%、最も好まし
くは約7〜約20%のレベルで含有される。
本発明で共溶媒として有用な比較的極性の不揮発性液体は、例えばCosmetics,
Science and Technology,Vol.1,27-104,Balsam & Sagarin編集,1972;1980
年5月13日付でSheltonに発行された米国特許第4,202,879号;19
89年3月28日付でLuebbeらに発行された米国特許第4,816,261号明
細書で開示されており、すべて参考のため本明細書に組み込まれる。本発明で有
用な比較的極性の不揮発性共溶媒には、好ましくはシリコーン油;炭化水素油;
脂肪アルコール;脂肪酸;一及び二塩基性カルボン酸と一価及び多価アルコール
とのエステル;ポリオキシエチレン;ポリオキシプロピレン;脂肪アルコー
ルのポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンエーテルの混合物;それらの
混合物がある。本発明で有用な比較的極性の不揮発性共溶媒は飽和でも又は不飽
和でもよく、脂肪族特徴を有し、直鎖又は分岐鎖であるか、あるいは脂肪族環又
は芳香族環を含んでいる。
更に好ましくは、比較的極性の不揮発性液体共溶媒には、約12〜26の炭素
原子を有する脂肪アルコール;約12〜26の炭素原子を有する脂肪酸;約14
〜30の炭素原子を有する一塩基性カルボン酸及びアルコールのエステル;約1
0〜30の炭素原子を有する二塩基性カルボン酸及びアルコールのエステル;約
5〜26の炭素原子を有する多価アルコール及びカルボン酸のエステル;約12
〜26の炭素原子と約50以下のエトキシル化及びプロポキシル化度を有する脂
肪アルコールのエトキシル化及びプロポキシル化エーテルの混合物;それらの混
合物がある。
更に好ましい比較的極性の不揮発性液体共溶媒には、約50以下のプロポキシ
ル化度を有するC14‐C18脂肪アルコールのプロポキシル化エーテル、C2‐C8
アルコール及びC12‐C26カルボン酸のエステル(例えば、ミリスチン酸エチル
、パルミチン酸イソプロピル)、C12‐C26アルコール及び安息香酸のエステル
(例えば、Finetex供給のFinsolv TN)、C2‐C8アルコールとアジピン酸、
セバシン酸及びフタル酸のジエステル(例えば、セバシン酸ジイソプロピル、ア
ジピン酸ジイソプロピル、フタル酸ジ‐n‐ブチル)、C6‐C26カルボン酸の
多価アルコールエステル(例えば、プロピレングリコールジカプレート/ジカプ
リレート、プロピレングリコールイソステアレート);それらの混合物がある。
更に一層好ましい比較的極性の不揮発性液体共溶媒には、約12〜26の炭素
原子を有する分岐鎖脂肪族脂肪アルコール、例えばイソセチルアルコール、オク
チルデカノール、オクチルドデカノール及びウンデシルペンタデカノールがある
。
オクチルドデカノールが最も好ましい。このような好ましい脂肪族脂肪アルコー
ルは、液体ベース物質の平均溶解度を調整するために、本明細書で記載された揮
発性液体シリコーン油と組み合わせると特に有用である。
上記液体に加えて、液体ベース物質は化粧品を改善させる傾向を有する不揮発
性非極性皮膚軟化剤を場合により含有していてもよい。典型的な不揮発性非極性
皮膚軟化剤は、例えばCosmetics,Science and Technology,Vol.1,27-104,Balsam
& Sagarin編集,1972;1980年5月13日付でSheltonに発行された米国特許
第4,202,879号;1989年3月28日付でLuebbeらに発行された米国
特許第4,816,261号明細書で開示されており、すべて参考のため本明細
書に組み込まれる。本発明で有用な非揮発性シリコーン油は、本質的に不揮発性
のポリシロキサン、パラフィン系炭化水素油及びそれらの混合物である。本発明
で有用なポリシロキサンには、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサ
ン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー及び
それらの混合物がある。これらの例には、25℃で約5〜約100,000セン
チストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサンがある。
本組成物で有用な好ましい不揮発性シリコーン皮膚軟化剤の中には、25℃で
約2〜約400センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサンがある
。Corp.販売)がある。ポリアルキルアリールシロキサンには、25℃で約15〜
約65センチストークスの粘度を有するポリメチルフェニルシロキサンがある。
手できる。有用なポリエーテルシロキサンコポリマーには、例えば25℃で約1
200〜1500センチストークスの粘度を有するポリオキシアルキレンエ
界面活性剤(General Electric Company販売)として入手できる。ポリシロキサ
ンエチレングリコールエーテルコポリマーが本組成物で使用上好ましいコポリマ
ーである。
本発明で有用な不揮発性パラフィン系炭化水素油には、鉱油とある分岐鎖炭化
水素がある。これら流体の例は1991年5月28日付でTannerらに発行された
米国特許第5,019,375号明細書で開示されており、参考のため本明細書
に組み込まれる。好ましい鉱油は下記性質を有している:40℃で約5〜約70
センチストークスの粘度;25℃で約0.82〜0.89g/cm3の密度;約13
8〜約216℃の引火点;及び炭素原子約14〜約40の炭素鎖長。
好ましい分岐鎖炭化水素油は下記性質を有している:20℃で約0.79〜0
.89g/cm3の密度;約250℃以上の沸点;及び約110〜約200℃の引火
点。
特に好ましい分岐鎖炭化水素には、平均約24の炭素原子を有するPermethyl
Corporationから購入できる)、炭素原子30及び炭素原子40の混合物を含む
液体ベース物質には、約5〜約9の溶解パラメーターを有した皮膚軟化剤を含
んでいる。全体として、液体ベース物質の平均溶解パラメーターが約6〜約9で
あることが好ましい。このため、混合物の平均溶解パラメーターが約6〜約9で
あるように各々が約5〜約9の範囲内で溶解パラメーターを有した皮膚軟化剤の
混合物も、本発明で液体ベース物質として用いてよい。溶解パラメーターは発汗
抑制スティック処方業界で周知であり、それらを調べる手段はC.D.Vaughan,"Sol
ubility Effects in Product,Package,Penetration and Preservation",103,
Cosmetics and Toiletries,47-69,October,1988;C.D.Vaughan,"Using Solubili
ty Parameters in Cosmetics Formulation",36,J.Soc.Cosmetic Chemists,319-3
33,Sept/Oct,1985で開示されており、双方とも参考のため本明細書に組み込まれ
る。
液体ベース物質は少くとも2種の溶媒を含んでいる。1つの溶媒はシリコーン
油であることが好ましい。第二溶媒は9以下の溶解パラメーターを有する有機溶
媒であることが好ましい。
液体ベース物質は、加熱したときにゲル化剤を溶解させて、実質上均一にミッ
クスできるタイプであって、そのために十分なレベルで用いられることが重要で
ある。液体ベース物質は、2種の混合物が製造中に相分離せずに均一なままであ
って、しかも最終製品が1年以上にもわたる通常の貯蔵期間中環境条件下で相分
離せずに均一なままであるように、ゲル化剤と適合しなければならない。更に、
液体ベース物質は、処方の他の成分をさほど妨げることなく、皮膚軟化性、低粘
着性及び/又は最少の目視残留性のような美的効果を示すように典型的には選択
される。具体的な液体ベース物質はヒト皮膚への適用上安全であるべきである。
本明細書で用いられる“ゲル”という用語は、ゲル化剤が溶融されて環境温度
まで冷却された後の、非易流動性固体物を意味する。
本明細書で用いられる“低水性ゲル組成物”という用語は、50%以下の水、
好ましくは30%以下、更に好ましくは20%以下の水、更に一層好ましくは10
%以下の水、しかも好ましくは5%以下の水を含んだゲル組成物を意味する。最
も好ましいゲル組成物は実質上無水である。本明細書で用いられる“実質上無水
”という用語は、処方物中の水分が処方物で用いられる原料に伴う水和度からく
るだけであることを意味する。任意成分
本発明のゲル組成物は、追加活性剤として作用するか又は組成物の物理的特徴
を変える任意成分、あるいは上記組成物を作り上げる成分も含有してよい。この
ような成分は当業界で周知である。これら任意成分の非制限グループには着色剤
、香料、増粘剤、分配剤、乳化剤、静菌剤、静真菌剤及びそれらの混合物がある
。本発明で有用な任意成分は下記参考文献で記載されている:1977年9月2
0日付でElsnauに発行された米国特許第4,049,792号;1984年3月
27日付でBeckmeyerらに発行されたカナダ特許第1,164,347号;19
84年8月29日付で公開された欧州特許出願第117,070号明細書;Geri
a,"Formulation of Stick Antiperspirants and Deodorants",Cosmetics and To
iletries,99:55-60(1984);すべて参考のため本明細書に組み込まれる。
乳化剤は本発明で特に有用である。本発明で用いられる乳化剤のレベルは、典
型的には組成物の約10%以下、好ましくは約5%以下である。これらの乳化剤
には油中水型エマルジョンを形成する上で有用なノニオン系界面活性剤がある。
これら乳化剤の例には、脂肪アルコールのポリオキシエチレンエーテル及びポリ
オキシエチレン‐ポリシロキサンコポリマーがある。このような乳化剤は、Rale
ighらのEPO出願第373,424号と、1991年7月2日付で出願されたC
edenoらの米国出願第530,671号明細書で開示されており、参考のため本
明細書に組み込まれる。
増粘剤も本発明で有用である。典型的には、増粘剤は組成物の約5%以下であ
る。本組成物で有用な増粘剤の例は、1991年1月15日付で発行されたTann
erらの米国特許第4,985,238号明細書で開示されており、参考のため本
明細書に組み込まれる。これらの増粘剤にはワックス様物質、例えば蜜ロウ、微結晶ワックス、ポリエチレンワックス及びそれらの混合物がある。クレー及び
シリカのような粒状増粘剤も有用である。
粒状及びフィラー物質も本組成物中に含有させてよい。これらの物質は、典型
的には組成物の約0.5〜約5%、好ましくは3%以下のレベルで用いられる。
このような物質は1991年5月28日付で発行されたTannerらの米国特許第5
,019,375号明細書で開示されており、参考のため本明細書に組み込まれ
る。適切なフィラー物質にはコロイド性シリカ(例えば、Cabot Corp.販売のCa
b-O-
/アルミナ増粘剤、シリケート粉末、例えばタルク、ケイ酸アルミニウム及びケ
イ酸マグネシウム、改質コーンデンプン、ステアリン酸金属とそれらの混合物が
ある。化粧品スティックで安定剤としてこのようなフィラーの使用は、1987
年11月21日付で発行されたDavyらの米国特許第4,126,679号明細書
で開示されており、参考のため本明細書に組み込まれる。他の粒状物質の例には
、セルロースエーテルポリマー、改質デンプン、ポリアミド及びポリペプチドの
ような粒状親水性ポリマーがある。
洗浄除去剤(wash-off agent)は、諸成分、特にゲル化剤及び非極性不揮発性油
が洗い落とされる容易性を改善するために利用される。洗浄除去剤は非液体であ
ることが好ましい。洗浄除去剤は、典型的には組成物の約0.1〜約10%の量
でゲル中に存在する。
典型的な洗浄除去剤は、式R1(OCH2CH2)nOHを有するポリオキシエチ
レンエーテル;式R1CO(OCH2CH2)nOHを有するポリオキシエチレンエ
ステル;式
(R1COO)CH2CH(OH)CH2(OCH2CH2)nOHを有するか又は式
HOCH2CH(OOCR1)CH2(OCH2CH2)nOHを有するポリオキシエ
チレングリセリルエステル;
式R1COOCH2CH(OOCR2)CH2(OCH2CH2)nOHを有す
るポリオキシエチレングリセリルジエステルからなる群より選択される非液体、
好ましくはポリオキシエチレンエーテルであり、上記式中R1及びR2は独立して
約4〜約22の炭素原子を有する置換又は非置換のアルキル、アルケニル又は芳
香族炭化水素、好ましくはアルキル基であり、nは約2〜約80である。
このような洗浄除去剤の好ましい例には、セテス‐2〜セテス‐30、ステア
レス‐2〜ステアレス‐30、セテアレス‐2〜セテアレス‐30、PEG‐2
ステアレート〜PEG‐30ステアレート、PEG‐12イソステアレート、P
EG‐16水素付加ヒマシ油、PEG‐40水素付加ヒマシ油、Unithox
ましくはセテアレス‐20、ステアレス‐21、PEG‐20ステアレート、
発汗抑制剤
本ゲルは発汗抑制及び/又は脱臭組成物に特に有用である。このような組成物
は収斂性発汗抑制活性剤を含有している。本発明で有用な発汗抑制活性剤は当業
界で周知である。例えば、参考のため本明細書に組み込まれる"Antiperspirants
and Deodorants",Cosmetic,Science and Technology Series,K.Laden & C.Felg
er,eds.,Vol.7,pp.42-56(1988)参照。これらの活性剤は、組成物の約0.5〜約
60%、好ましくはゲルスティック組成物の約5〜約35%のレベルで用いられ
る。これらの重量%は無水金属塩ベースで計算されている(錯体形成剤は除く)
。
いかなるアルミニウム収斂性発汗抑制剤塩又はアルミニウム及び/又はジルコ
ニウム収斂性錯体も本発明で使用できる。収斂性発汗抑制剤塩又は収斂性錯体の
成分として有用な塩にはアルミニウムハライド、アルミニウムヒドロキシハライ
ド、ジルコニルオキシハライド、ジルコニルヒドロキシハライド及びこれら物質
の混合物がある。
このタイプのアルミニウム塩には、塩化アルミニウム及び一般式
Al2(OH)xQy・XH2Oを有するアルミニウムヒドロキシハライドがあり、
その場合に
(a)Qは塩素、臭素又はヨウ素である;
(b)xは約2〜約5で、x+y=約6であるが、x及びyは整数である必要
はない;及び
(c)Xは約1〜約6である。
このタイプのアルミニウム塩は、1975年6月3日付でGilmanに発行された
米国特許第3,887,692号と1975年9月9日付でJones及びRubinoに
発行された米国特許第3,904,741号明細書で更に十分に記載されたやり
方で製造でき、双方とも参考のため本明細書に組み込まれる。
本発明で有用であるジルコニウム化合物にはジルコニウムオキシ塩及びジルコ
ニウムヒドロキシ塩の双方があるが、これらはジルコニル塩及びジルコニルヒド
ロキシ塩とも称される。これらの化合物は下記一般実験式で表される:
ZrO(OH)2-nzBZ
上記式中:
(a)zは約0.9〜約2であり、整数である必要はない;
(b)nはBの原子価である;
(c)2-nzは0以上である;
(d)Bはハライド、硝酸、スルファミン酸、硫酸及びそれらの混合物からな
る群より選択される。
ジルコニウム化合物のみがこの明細書で例示されているが、ハフニウムを含め
た他のIVB族金属化合物も本発明で使用できる。
塩基性アルミニウム化合物の場合だと、前記式はかなり簡単になり、様々な量
で配位結合及び/又は結合水を有する化合物とそのポリマー、混合物及び錯体を
表して含む。前記式からわかるように、ジルコニウムヒドロキシ塩とは、様々な
量のヒドロキシ基を有して、分子当たりその基が約1.1〜0よりほんのわずか
に大きな数である、ある範囲の化合物について実際には表す。
上記発汗抑制剤塩を利用した数タイプの発汗抑制錯体が当業界で知られている
。例えば、1974年2月12日付でLueddersらに発行された米国特許第3,7
92,068号明細書ではアルミニウム、ジルコニウム及びグリシンのようなア
ミノ酸の錯体について開示している。Lueddersらの特許で開示されたような錯体
と他の類似錯体は、一般的にZAGとして知られている。ZAG錯体はアルミニ
ウム、ジルコニウム及び塩素の存在に関して化学的に分析できる。本発明で有用
なZAG錯体は、アルミニウム対ジルコニウムのモル比(以下“Al:Zr”比
)及び全金属対塩素のモル比(以下“金属:Cl”比)双方の特定により同定さ
れる。本発明で有用なZAG錯体は約1.67〜約12.5のAl:Zr比及び
約0.73〜約1.93の金属:Cl比を有する。
好ましいZAG錯体は:
(A)水に
(1)1部のAl2(OH)6-mQm(Qは塩素、臭素及びヨウ素からなる群よ
り選択されるアニオンである;mは約0.8〜約2.0の数である);
(2)x部のZrO(OH)2-aQa・nH2O(Qは塩素、臭素又はヨウ素で
ある;aは約1〜約2である;nは約1〜約8である)(xは約0.16〜約
1.2の値を有する);
(3)グリシン、dl‐トリプトファン、dl‐b‐フェニルアラニン、dl
‐バリン、dl‐メチオニン及びb‐アラニンからなる群より選択されるp部
の中性アミノ酸(pは約0.06〜約0.53の値を有する)
を共溶解させる;
(B)得られた混合液を破砕性固体物まで共乾燥する;及び
(C)得られた乾燥無機‐有機発汗抑制錯体を粒子形まで細かくする;
ことにより形成される。
このようなZAGタイプ錯体の製造上好ましいアルミニウム化合物は、実験式
Al2(OH)5Cl・2H2Oのアルミニウムクロルヒドロキシドである。この
ようなZAGタイプ錯体の製造上好ましいジルコニウム化合物は、実験式ZrO
(OH)Cl・3H2Oを有するジルコニルヒドロキシクロリド及び実験式Zr
O(OH)2-aCl2・nH2O(aは約1.5〜約1.87である;nは約1〜
約7である)のジルコニルヒドロキシハライドである。このようなZAGタイプ
錯体の製造上好ましいアミノ酸は式CH2(NH2)COOHのグリシンである。
このようなアミノ酸の塩も発汗抑制錯体で使用できる。参考のため本明細書に組
み込まれる、1977年4月12日付でRubinoに発行された米国特許第4,01
7,599号明細書参照。
様々な他のタイプの発汗抑制錯体も当業界で知られている。例えば、1975
年9月2日付でSiegalに発行された米国特許第3,903,258号明細書では
、ジルコニルクロリドをアルミニウムヒドロキシド及びアルミニウムクロルヒド
ロキシドと反応させることにより製造されたジルコニウムアルミニウム錯体につ
いて開示している。1976年9月7日付でRubinoに発行された米国特許第3,
979,510号明細書では、あるアルミニウム化合物、あるジルコニウム化合
物及びある錯体アルミニウム緩衝剤から形成された発汗抑制錯体について開示し
ている。1976年9月21日付でPaulingに発行された米国特許第3,981
,896号明細書では、アルミニウムポリオール化合物、ジルコニウム化合物及
び有機緩衝剤から製造された発汗抑制錯体について開示している。1976年7
月20日付でMeccaに発行された米国特許第3,970,748号明細書では、
大
体の一般式(Al2(OH)4Cl)(H2CNH2COOH)のアルミニウムクロ
ルヒドロキシグリシネート錯体について開示している。
上記すべてのタイプの発汗抑制活性剤のうち、好ましい化合物には実験式Al2
(OH)5Cl・2H2Oの5/6塩基性アルミニウム塩;約0.5以内のアル
ミニウムクロリド対アルミニウムヒドロキシクロリド重量比を有するAlCl3
・6H2O及びAl2(OH)5Cl・2H2Oの混合物;ジルコニウム塩がZrO
(OH)Cl・3H2Oであり、アルミニウム塩がAl2(OH)5Cl・2H2O
あるいはAlCl3・6H2O及びAl2(OH)5Cl・2H2Oの前記混合物で
あって、錯体中における全金属対クロリドモル比が約1.25以下で、Al:Z
rモル比が約3.3であり、アミノ酸がグリシンであるZAGタイプ錯体;ジル
コニウム塩がZrO(OH)2-aCla・nH2O(aは約1.5〜約1.87で
あり、nは約1〜約7である)、アルミニウム塩がAl2(OH)5Cl・2H2
O、アミノ酸がグリシンであるZAGタイプ錯体がある。
活性剤は溶解又は粒子形で配合することができる。発汗抑制活性剤とゲル化剤
との相互作用量を減少させると、より良いゲルスティック組成物になる。この相
互作用は発汗抑制活性剤の表面積を減少させて、相互作用部位を少なくすること
により減少させることができる。発汗抑制活性剤は活性剤の表面積が比較的少な
い粒子形であることが好ましい。発汗抑制活性剤の表面積は、活性粒子のサイズ
及び密度を増加させることにより減少させることができる。粒状発汗抑制活性剤
は、好ましくは約0.7g/cm3以上の密度と、(Coulter Corporation,Haleah,
ロン以上、更に好ましくは約30ミクロン以上、最も好ましくは約40ミクロン
してWestwood Chemical Company,Middletown,N.Y.から購入できる。適切な発
汗
抑制活性剤は、例えば1979年4月3日付でKozischekに発行された米国特許
第4,147,766号明細書で開示されている。
本発明で利用してよい溶解された発汗抑制活性剤も当業界で周知である。これ
らの物質では、それが製品中に配合される前に、発汗抑制活性剤を溶解させるた
めに一価もしくは多価アルコール又は水を利用する。これら極性溶媒のレベルは
、組成物の25%以下、好ましくは15%以下である。このような活性剤の例は
、例えば1979年1月30日付でRubinoに発行された米国特許第4,137,
306号、1989年6月23日付で出願されたSmith及びWardの米国特許出願
第370,559号及び1988年12月14日付で公開された欧州公開出願第
295070号明細書で開示されており、すべて参考のため本明細書に組み込ま
れる。
製造方法
本組成物は当業者に知られる典型的方法により製造される。例えば、参考のた
め本明細書に組み込まれる、Gels and Sticks Formulary,99 Cosmetics & Toile
tries,77-84,1984参照。下記方法が特に好ましい。
ゲル化剤及び液体ベース物質は、熱源を備えた容器で混合される。混合物は均
一な溶融液が形成されるまで撹拌しながら約80〜約140℃に加熱される。好
ましくは、均一な溶融液は典型的には約65〜約120℃のミキシング温度に冷
却される。一方、混合液は混合液が均一な溶融液を形成するまでミキシング温度
に加熱してもよい。しかしながら、この代替法では過熱及び冷却するよりも長い
時間を典型的に要する。
発汗抑制剤の場合には、芳香剤及び着色剤のような活性及び任意成分が撹拌し
ながら上記容器内の均一な溶融液中に加えられる。混合液は増粘化が生じるまで
冷却され、容器中に注がれる。例
下記例は、本発明の範囲内にある態様について更に記載及び説明している。こ
れらの例は単に説明の目的であって、本発明の制限として解釈されるべきでなく
、多くのバリエーションがその精神又は範囲から逸脱せずに可能である。
下記例における諸成分のレベルは、組成物の全重量により表示されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. a)下記構造を有する光学的に富化されたゲル化剤: (上記式中A及びBは独立して3〜12の炭素原子、好ましくは5〜10の炭素 原子を有する、直鎖、分岐鎖及び環状、好ましくは直鎖及び分岐鎖、最も好まし くは直鎖で、飽和及び不飽和、好ましくは飽和、置換及び非置換、好ましくは非 置換アルキルであって、好ましくはハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、カ ルボキン、チオ、アリール、アルキル、アルコキシ及びアリールオキシ、最も好 ましくはアルキル、アルコキシ及びアリールからなる群より選択される、このた めゲル化剤はR,R又はS,S形で90%以上、好ましくは95%以上、最も好 ましくは98%以上であって、6〜30の炭素原子、好ましくは14〜24、最 も好ましくは22の炭素原子を有する不斉ジキラルジヒドロキシ脂肪酸である) ; b)液体ベース物質、好ましくは下記構造を有する環状揮発性シリコーン: (上記式中nは3〜7である)、及び下記構造に相当する直鎖揮発性シリコーン : (CH3)3Si‐O‐〔Si(CH3)2O〕m‐Si(CH3)3 (上記式中mは1〜7である)及びそれらの混合物からなる群より選択される非 極性揮発性油、最も好ましくはシクロメチコンD‐5を含む液体ベース物質; を含んでなる低水性ゲル組成物。 2. 液体ベース物質が少くとも2種の溶媒を含んでいる、請求項1に記載の 組成物。 3. 組成物が実質上無水であり、R,R又はS,S形で100%である、請 求項2に記載の組成物。 4. ゲル化剤が9,10‐ジヒドロキシステアリン酸、13,14‐ジヒド ロキシステアリン酸、13,14‐ジヒドロキシドコサン酸及び11,12‐ジ ヒドロキシステアリン酸からなる群より選択され、好ましくは13,14‐ジヒ ドロキシドコサン酸である、請求項3に記載の組成物。 5. a)発汗抑制活性剤; b)下記構造を有する光学的に富化されたゲル化剤: (上記式中A及びBは各々直鎖、分岐鎖又は環状、飽和又は不飽和、置換又は非 置換アルキルを表し、このためゲル化剤はR,R又はS,S形で90%以上であ って、6〜30の炭素原子を有する不斉ジキラルジヒドロキシ脂肪酸である); 及び c)液体ベース物質 を含んでなる低水性発汗抑制ゲル組成物。 6. a)A及びBは各々3〜12の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖、好ま しくは直鎖飽和アルキル、好ましくは非置換又は置換のアルキルを表す(置換基 はアルキル、アルコキシ及びアリールからなる群より選択される); b)ゲル化剤は10〜28の炭素原子を有し、R,R又はS,S形で95%以 上、好ましくは98%以上である;及び c)活性剤はアルミニウム、ジルコニウム及びアミノ酸の錯体である; 好ましくは無水である、請求項5に記載の組成物。 7. 液体ベース物質が少くとも2種の溶媒を含んでいる、請求項6に記載の 組成物。 8. ゲル化剤が22の炭素原子を有し、R,R又はS,S形で100%であ る、請求項7に記載の組成物。
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