JP2001519590A - カーボン整流子 - Google Patents

カーボン整流子

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ユージン ジーグラー ウィリアム
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Abstract

(57)【要約】 上向きの突起を有する予め打ち抜き加工された金属支持層の上に成形され、放射状スロットを切る前に絶縁ハブがカーボンオーバーモールドされた支持層の上に成形されるカーボンセグメント整流子アセンブリが提供される。本発明によるカーボンセグメント整流子アセンブリを作る方法は、導体部分の環状アレイを形成すること、次に導電性樹脂結合カーボン組成を環状導体部分アレイの上に成形することによりカーボンオーバーモールドを形成することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は一般に、電気モータのためのカーボンセグメント整流子及びその組立
方法に関する。
【0002】 (従来の技術) 永久磁石直流モータは、水中の燃料ポンプに使用されることがある。これらの
モータは一般に、フェース型整流子、又はシリンダ型若しくは「円筒」型整流子
の何れかを利用する。フェース型整流子は、電機子回転の軸に垂直な平面に配置
された平面状で円形の表面を有する。円筒型整流子は、電機子回転の軸のまわり
に同軸状に配置されたシリンダの外部表面上に配置されたアーチ形で円筒型の整
流表面を有する。それらの整流子表面形状にかかわらず、水中の燃料ポンプで使
用される電気モータは小型かつコンパクト、長寿命、腐食環境で作動することが
でき、製作及び動作が経済的で、基本的に保守不要でなければならない。
【0003】 水中の燃料ポンプモータは、メチルアルコール及びエチルアルコールのような
、酸素化合物を含む液体燃料媒体中で作動しなければならないこともある。アル
コールは燃料の導電率を増加させ、従って、燃料にさらされた銅のモータ部材を
劣化させる電気化学的反応の効率を上げる。この理由により、カーボン及びカー
ボン組成物が、モータのためにセグメント化された整流子表面を有するカーボン
セグメントを形成するために使用されることもある。これは、カーボン整流子が
銅の整流子のように腐食又は「劣化」しないからである。カーボンセグメントを
有する整流子はまた、一般に、カーボンセグメントと電気的に接触する金属接点
部を含み、電機子コイル線に各々が電気的に接触する物理的な接続のための端子
を提供する。
【0004】 成形用カーボン化合物を最初に成形して熱処理すること、又は熱処理されたカ
ーボン若しくはカーボン/グラファイト素材を機械加工することによりカーボン
整流子を形成することが知られている。その様な装置がドイツ特許公報第315
0505.8号に開示されている。次に、整流子−絶縁ハブが金属支持層を支持
するために形成される。カーボンが金属支持層に接着される前又は後の何れかに
、ハブは金属支持層に直接成形できる。カーボン製品及び支持層を多数の電気的
に絶縁されたセグメントに分割するために、スロットがカーボン製品及び金属支
持層を貫通して機械加工される。内径、外径、及び整流子の整流表面も機械加工
される必要がある。
【0005】 完成した整流子が電機子に組み付けられた後、クラムシェルモールドが最後の
オーバーモールディング工程で新しく組み立てられた整流子−電機子の上に配置
される。クラムシェルモールドの開放端は、整流子表面を露出したままにする方
法で整流子のまわりを封止するように作られる。次に、絶縁体材料がクラムシェ
ルモールド内部に注入される。いったん絶縁体材料が硬化されたら、クラムシェ
ルモールドは除去される。この最後のオーバーモールディング工程が、銅の電機
子巻線及び他の腐食傾向のある部品を酸素化された燃料のような周囲の流体によ
る化学反応から保護する。オーバーモールディングはまた、応力破壊の可能性を
減少させ、補正された動的な平衡レベルを維持するために電線を固定する。オー
バーモールディングはまた、ポンプ内の風損を減少させる。
【0006】 その様な整流子の製造では、カットは金属支持層の内部で又は貫通して機械加
工されるので、金属片が作り出される。これらの金属片はセグメント間のスロッ
ト内に引っかかり、絶縁破壊を引き起こす。金属支持層内部への機械加工はまた
、支持層のカット部分を酸素化された燃料の腐食効果にさらすことがあり得る。
【0007】 整流子のカーボン及び金属支持層部分は電気的に絶縁されたセグメントを形成
するために貫通機械加工されるので、整流子を補強し、カーボンセグメント及び
導体部分を機械的に結びつけるためにある種の支持構造が提供されなければなら
ない。その様な支持構造は整流子のための実質的な追加軸スペースを必要とする
ことがあり、それは電機子−整流子アセンブリの全体的な軸方向の長さを増加さ
せることができ、並びに/又は電機子内で巻かれた電線のサイズ及び量を減少さ
せることができる。
【0008】 ある種の導電性樹脂結合カーボン組成に対して、硬化したときに絶縁表皮層は
特徴的に組成の外部表面上に生じる。この表皮層は、カーボン組成及び金属導電
部間の電気的接点に対する障害を形成する。従って、その様な組成を使用するカ
ーボン整流子は、絶縁表皮層を貫通する電気的経路を提供しなければならない。
【0009】 これらの問題を解決する1つのアプローチが、米国特許第5,386,167
号に開示されている。前記米国特許は、導電性樹脂結合カーボン組成で構成され
たカーボンディスクを開示している。金属支持層内部への機械加工に関連する問
題を回避するために、前記カーボンディスクは8個のパイ型銅セグメント上にオ
ーバーモールドされ、次に、8個の電気的に絶縁されたカーボンセグメントを形
成するためにセグメント間を放射状に切断される。プラスチック支持層はカーボ
ンオーバーモールディングのために銅セグメントを正しい位置に保持し、カーボ
ンセグメント間の機械的な連動を提供する。しかし、プラスチック支持層は整流
子の軸方向の厚さを増加させる。加えて、前記米国特許は、カーボン組成表皮層
を貫通する電気的経路を提供する構造、又は他の方法で電気抵抗を減少させる構
造を提供していない。
【0010】 (発明が解決しようとする課題) 必要なのは、より丈夫で、カーボンセグメント内部で増加したカーボンから銅
接点を通り、形成される絶縁表皮層を通るより低い電気抵抗を提供するカーボン
セグメント整流子である。更に必要なのは、少ない機械加工時間しか必要とせず
、長寿命を提供する様な整流子を製造する方法である。
【0011】 (課題を解決するための手段) 本発明によると、カーボンディスクは、上向きの突起を有する予め打ち抜き加
工された金属支持層の上に成形され、放射状スロットを切る前に絶縁ハブがカー
ボンオーバーモールドされた支持層の上に成形されるカーボンセグメント整流子
アセンブリが提供される。整流子アセンブリは、回転軸のまわりに配置され円周
方向に一定の間隔をあけられた少なくとも2つの導体部の環状アレイ、及び導電
性カーボン組成から形成された円周方向に一定の間隔をあけられた少なくとも2
つのカーボンセグメントの環状アレイを含む。各カーボンセグメントは、整流子
のセグメント化された整流表面を定める環状アレイを有する導体部分の対応する
1つの少なくとも1つの表面の上に成形される。オーバーモールドされた絶縁ハ
ブは、カーボンセグメントのまわりと間に配置される。絶縁ハブは、カーボンセ
グメントと機械的に連動する。各導体部分は、カーボンセグメントの対応する1
つに少なくとも部分的に埋め込まれた少なくとも1つの導体突起を有する。
【0012】 本発明の1側面によると、上記カーボンセグメント整流子アセンブリを作るた
めに1つの方法が提供される。前記方法は、導体部分の環状アレイを形成するこ
と、次に導電性樹脂結合カーボン組成を環状導体部分アレイの上に成形すること
によりカーボンオーバーモールドを形成することを含む。カーボン成形の間に、
内部溝が、整流表面と向かい合うカーボンオーバーモールドの内部表面に形成さ
れる。次に、オーバーモールドされたカーボン及び少なくとも部分的に内部溝を
占有し機械的にカーボンセグメントと連動する絶縁体材料を有する導体部分アレ
イをオーバーモールディングすることにより、絶縁ハブが形成される。最後に、
オーバーモールドされたカーボンの整流表面から内部溝まで内向きにスロットを
機械加工することが、電気的に絶縁されたカーボンセグメントの環状アレイを形
成する。
【0013】 従来技術の整流子とは異なり、本発明の充填された内部溝は、カーボンセグメ
ントを電気的に絶縁するために貫通して機械加工されるカーボンセグメントの薄
い部分だけを残す。このことは、少なくとも3つの利点を提供する。より丈夫な
及び/又は軸方向に短い整流子を生じさせる浅いスロット、スロットを切断する のに必要なより少ない機械加工時間、及び工具使用時間の減少による工具寿命の
延長である。
【0014】 加えて、本発明の導体突起は、導体部分及びそれらの対応するカーボンセグメ
ントの間の表面領域接点を増加させることにより電気抵抗を減少させる。突起は
また、カーボンセグメント内部で増加したカーボンから銅接点まで貫通するより
低い電気抵抗を提供し、特定のカーボン組成で作られたカーボンセグメント上に
生じる絶縁表皮層を貫通する電気的経路を提供する。
【0015】 (発明の実施の形態) 電気モータのための平面フェース型カーボンセグメント整流子アセンブリが、
図1〜図3、及び図9の12で示される。整流子アセンブリ12は、図1〜図1
1の14で示される、円周方向に一定の間隔をあけられた8個の導電部分の環状
アレイを含む。各導電部分14は薄く、平坦で、ほぼ三角形の銅片である。図1
〜図9に示されるように、導体部分14は整流子回転軸16のまわりに配置され
る。各導体部分14は、他の導体部分14全てと同じ扇形の形状を有する。換言
すれば、図4に示されるように、各導体部分14は放射状に切断された円形パイ
の形状を有する。
【0016】 図1、図2、図8、及び図9に示されるように、整流子アセンブリ12はまた
、円周方向に一定の間隔をあけられた8個のカーボンセグメント18の環状アレ
イを含む。各カーボンセグメント18は、他のカーボンセグメント全てと同じ扇
形の形状を有する。図6の20で示されるように、セグメント18は最初、単一
の環状カーボンディスクとして形成される。8個の同じセグメント18に切断さ
れる前、カーボンディスク20は導電樹脂結合成形用カーボン組成から作られる
。カーボンディスク20又は「オーバーモールド」は導電部分14のアレイ上に
オーバーモールドされるので、ディスク20が切断されるとき、各カーボンセグ
メント18は導体部分14の対応する1つの上面に形成されたままである。カー
ボンセグメント18の環状アレイは、整流子のセグメント化された整流表面とし
て機能するセグメント化された円形上面22を有する。
【0017】 図1〜図3の24で示されるオーバーモールドされた絶縁ハブは、カーボンセ
グメント18及び導体部分14のまわり、下、及び間に円周方向に配置される。
硬化したとき、絶縁ハブ24は機械的にカーボンセグメント18と連動する。絶
縁ハブ24は一般に、整流子回転軸16に沿って同軸上に配置された円筒型電機
子シャフトアパーチャ26と同じ円筒型形状を有する。図9に示すように、円筒
型電機子シャフトアパーチャ26は電機子シャフト28を収容するように形成さ
れる。
【0018】 各導体部分14は、図4及び図5の30で示される2個の上向きの一体型導体
突起を有する。導体突起30は、導体部分14の上面32の向かい合う斜め方向
のエッジから伸びる。カーボン組成が導体部分14のアレイ上にオーバーモール
ドされるとき、上向きの突起30はオーバーモールドされた素材20の中に埋め
込まれる。カーボンディスク20がセグメント18に切断された後、各導体部分
14の各上向きの突起30はオーバーモールドされたカーボンセグメント18の
対応する1つの中に埋め込まれたままである。その形状及びカーボンセグメント
18内部の位置のために、埋め込まれた突起30は、以下で更に詳細に議論され
るように、各導体部分14及びその対応するカーボンセグメント18間の表面領
域接点を増加させることにより電気抵抗を減少させる。
【0019】 図2及び図4の34で示される導体部分14アレイの中の各導体部分14は、
円形の導電部分アパーチャを含む。導電部分アパーチャ34は、内部頂点36及
び各導体部分14の外部半円周マージン38の間のほぼ中間に配置される。図4
、及び図6〜図8で示されるように、各導体部分14の内部頂点36には矩形の
頂点タブ40がある。図1〜図3に示されるように、タング42が全体的に、各
導体部分14の外部半円周マージン38から半径方向外側に伸びている。
【0020】 図4及び図5で示されるように、導体突起30は、導体部分14から全体的に
上向きに伸びる曲げ部分である。各導体部分14は、その様な2個の曲げ突起3
0を含む。各曲げ突起30は伸長し、形状が矩形であり、各導電部分14から低
い伸長マージンに沿って曲られる(即ち、軸方向外側に曲げられる)。
【0021】 各導体部分14は、絶縁ハブ24及びオーバーモールドされたカーボンセグメ
ント18の1つの間に埋め込まれる。各導体部分14のタング42は、絶縁ハブ
24から半径方向外側に突出する。
【0022】 図1及び図8に示されるように、各カーボンセグメント18は一般に、半径方
向に切断した円形パイの切片の形状を有し、即ち、各導体部分14とほぼ同じ形
状を有する。しかし、各カーボンセグメント18は各導体部分14よりも長く、
幅が広く、より薄い。各カーボンセグメント18は、内部頂点壁44及び外部半
円周周辺壁46を有する。各カーボンセグメント18の内部頂点壁44及び外部
円周壁46は、各々が内部シェルフ移動止48及び外部シェルフ移動止50を定
める階段状の断面を有する。
【0023】 カーボンセグメント18は、黒鉛粉の射出成形され硬化された組成、及び全組
成重量の50〜80%を占める黒鉛粉を有するキャリア材料から作られる。キャ
リア材料は、好ましくはポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂である。この
組成は本発明を実施するのに適しているが、電機子が使用されるアプリケーショ
ンによっては、従来技術で既知の他のカーボン組成も本発明での使用に適する。
【0024】 他の実施例では、カーボンセグメント表面導電率を改善することにより、金属
粒子をカーボン粉及びキャリア材料の混合物に埋め込んで、各導体部分及び対応
するカーボンセグメント間の電気抵抗を減少させることができる。その様な実施
例中の混合物の全金属含有量は、25%以下である。金属粒子は、片状粉末を含
むように1つ又は複数の異なる形態を有する。金属粒子は、好ましくは銀又は銅
で作られる。
【0025】 図1、図2、図3、図7、及び図8の52で示される半径方向の隙間が、カー
ボンセグメント18を分離する。各隙間52は、内部溝部分54及び外部スロッ
ト部分56を有する。内部溝部分54は、カーボンオーバーモールディングの間
に形成される。外部スロット部分56は、整流表面22の機械加工により形成さ
れる。
【0026】 絶縁ハブ24は、円周方向側壁の上部及び下部エッジに隣接して配置された平
坦な上面及び下面を有する。円周方向ハブ側壁は、ハブ24の上面及び下面に垂
直に配置される。図2に示されるように、電機子シャフトアパーチャ26は、大
きな上部及び下部外径から小さな内径へ内向きに先細る上部切頭円錐部分58及
び下部切頭円錐部分60を含む。電機子シャフトアパーチャ26の内側部分62
は一定の直径、即ち、軸方向に沿う小さな内径を有する。
【0027】 代替のカーボンセグメント整流子アセンブリ構造が、図2aの12aで示され
る。図2aの添え字「a」を有する参照番号は、図2の実施例にも現れた素子の
代替形状を示す。この記載部分は図2を参照して参照番号を使用するので、図2
aで添え字「a」を有する番号により指定される素子にこの記載部分を同様に適
用する。図2aで示されるように、各カーボンセグメント18aは導体部分14a
の1つを含む。この配置は、各カーボンセグメント18a及び対応する導体部分 14a間の強度及び電気的接点領域の両方を最大化する。
【0028】 隙間52の内部溝部分54は、ハブ24の絶縁材料で充填される。ハブ絶縁材
料はまたカーボンセグメント18のアレイの円周のまわりに配置され、各カーボ
ンセグメント18の外部シェルフ移動止50を含む。電機子シャフトアパーチャ
26を形成するハブ絶縁材料はまた、各カーボンセグメント18の内部シェルフ
移動止48を含む。
【0029】 図3に示すように、絶縁ハブ24は、絶縁ハブ24の円周方向側壁のまわりで
完全に伸長する円周方向のランド64を含む。ランド64は、突出した導体部分
タング42から隙間52の充填されていない外部スロット56まで伸長する軸方
向幅を有する。図9に示されるように、円周方向のランド64は、クラムシェル
型モールド67の対応する表面65と結合する円周方向の封止表面を提供する。
クラムシェル型モールド67は、以下で更に詳細に説明される最終的な絶縁オー
バーモールディング工程で使用される。
【0030】 ハブ絶縁材料は、商品名「Rogers 660」で米国コネチカット州マンチェスター
のRogers社から入手可能なガラス充填フェノール樹脂から成る。「Rogers 660」
の代わりに使用するのに適した他の材料は、高品質なエンジニアリング熱可塑性
樹脂、即ち、温度変化にさらされたときに高度の安定性を示す熱可塑性樹脂を含
む。
【0031】 他の実施例では、導体部分14及びカーボンセグメント18の環状アレイは、
8個より多いか少ない部分をそれぞれ有する。また、カーボン組成のキャリア材
料は、80%までのカーボングラファイトを混ぜられたフェノール樹脂、熱硬化
性樹脂、又は液晶ポリマ(LCP)の様なPPS以外の熱可塑性樹脂を含んでも
よい。PPS及びフェノール型樹脂の両方は、燃料及びアルコールへの長期露出
に耐える。他の実施例はまた、図に示されるフェース型整流子ではないシリンダ
型又は「円筒」型の整流子アセンブリ12を利用してもよい。
【0032】 他の実施例では、導体部分突起30は、銅表面に接触するまでカーボンを増加
させるための1つ又は複数の可能な形態を有する。例えば、図4及び図5の14
で示される導体部分の単一の曲げ部分から成るよりも、図10で示すように、む
しろ突起は分離した素子から成ってもよく、導体部分14’から伸長する曲げフ
ィンガ66の下の位置に加締められる。図10にまた示すように、分離素子30
’は複数の細長い金属ストランドの形状をとってもよい。図10では、金属スト
ランドのブラシ状ワイヤ束が示されており、金属フィンガ66を導体部分14’
から曲げることにより導体部分14’に加締められ、ワイヤ上でフィンガ66を
曲げる。
【0033】 図11に示すように、他の実施例は、絶縁された電線、即ち、「絶縁変位」型
終端を収容するための1組のスロットを各々が含む終端68と一緒に形成された
タング42”を含むことができる。絶縁された電線がこれらのスロットへ横方向
に押し込まれたとき、スロットの側面を定める金属エッジが電線の絶縁を貫通し
てバラバラにし、電線を露出させて電気的に接触させる。
【0034】 絶縁変位型タング終端68を使用する実施例では、電機子巻線工程の間又は後
の何れかに、電機子巻線69から伸びる電線は各端子42”に押し込まれる。こ
のことは、ワイヤをタング終端68に溶接又は heat-stake する必要性を排除す
る。
【0035】 実際には、上記のカーボン整流子は、導体部分14の環状アレイを最初に形成
することにより構成される。図4及び図5に示すように、これは単一の銅ブラン
ク70から環状アレイを打ち抜くことによりなされる。打ち抜き工程は、薄く、
半径方向に伸長する金属ストリップ72により、各導体部分14が銅ブランク7
0の打ち抜かれていない外部周辺部74に繋がったままにする。打ち抜きの後に
、整流子組立工程における次のステップのために、薄い銅ストリップ72は外部
周辺部74が導体部分14を正しい位置に保持する支持リングとして機能するこ
とを可能にする。
【0036】 図6及び図8に示すように、カーボン組成を環状導電部分14のアレイの上面
32上に成形することにより、カーボンオーバーモールド20が次に形成される
。導電部分14を完全に覆い、導電部分14と機械的に連動するように、カーボ
ン組成はこのような方法でオーバーモールドされる。
【0037】 カーボンオーバーモールディング工程では、カーボン組成が各導体部分アパー
チャ34内部及び各導体部分の各周辺エッジ全体に流れ込む。しかし、図4,図
6,及び図8に示すように、各導体部分14の頂点タブ40はカーボンオーバー
モールド20によって露出されたままである。頂点タブ40は、電機子アパーチ
ャ26の内部へ半径方向内側に伸びる。
【0038】 カーボン組成はまた、上向きの一体型導体突起30を囲む。このことは、カー
ボン組成が硬化したときに、突起30がカーボンオーバーモールド20の外部表
面上に特徴的に生じる絶縁表皮層の厚さを貫通して伸びることを可能にする。絶
縁表皮を貫通して伸びることにより、カーボン及び銅の間の表面領域接点の合計
を増加させることによって、突起30は接点の電気抵抗を減少させる役割を果た
す。カーボンオーバーモールディング工程ではまた、隙間52の半径方向溝部分
54は、整流表面22と向かい合い導体部分14の間にあるカーボンオーバーモ
ールド20の内側又は底面76に成形される。或いは、溝54は機械加工のよう
な他の既知の方法でも形成できる。
【0039】 図1〜図3に示すように、カーボンオーバーモールド20及びハブ絶縁材料を
有する導体部分14のアレイを覆う第2のオーバーモールディング操作により、
ハブ24が形成される。このハブオーバーモールディング工程の間、ハブ絶縁材
料がカーボンオーバーモールド20及び導体部分14を取り囲む。ハブ絶縁材料
はまた、カーボンオーバーモールディング工程中にカーボンオーバーモールド2
0の底面76に形成される半径方向の溝54、即ち、隙間52の内部溝部分54
を完全に充填する。ハブオーバーモールディング工程が完了した後、カーボンオ
ーバーモールド20の整流表面22部分だけが露出したままになる。
【0040】 絶縁ハブ24がオーバーモールドされたので、図2に示すように、カーボンセ
グメント18アレイの周囲に形成される絶縁体材料もまた、各カーボンセグメン
ト18の外部シェルフ移動止50に影響を及ぼさない。電機子シャフトアパーチ
ャ26のまわりに形成される外部シェルフ移動止50は、各カーボンセグメント
18の内部シェルフ移動止48に影響を及ぼさない。ハブ絶縁材料が各カーボン
セグメント18の内部シェルフ移動止48及び外部シェルフ移動止50の上で硬
化した後、及び絶縁体がカーボンセグメント18及び導体部分14の下で硬化し
た後、硬化したハブ絶縁材料は、カーボンセグメント18を互いに機械的に保持
する役割を果たす。加えて、硬化したハブ絶縁材料は、各導体部分14に対して
カーボンセグメント18を副次的に保持する。
【0041】 ハブ24がカーボンオーバーモールド20及び導体部分アレイの上にオーバー
モールドされた後、打ち抜かれていない銅ブランク70の外部周辺部74の部分
がオーバーモールドされた絶縁ハブ24のまわりから切り落とされる。いったん
周辺部74が切り取られたら、各ストリップ72は、ハブ24の外部円周表面か
ら半径方向外向きに突出したままの各接続ストリップ72の短いタング42を形
成するために曲げられる。従って、タング42は、各導体部分14を電機子巻線
から伸びる電機子線に接続して使用するために配置され、形成される。
【0042】 図1〜図3に示すように、カーボンオーバーモールド20の露出した整流表面
22から下にある半径方向の溝54まで内向きの浅い半径方向のスロット56を
機械加工することにより、電気的に絶縁されたカーボンセグメント18の環状ア
レイが次に形成される。スロット56は、ノコギリ状の歯を使用する(これに限
定はされないが)接触又は非接触機械加工技術により形成できる。
【0043】 半径方向のスロット56は半径方向の溝54と一直線に並んで直接覆うので、
半径方向のスロット56はカーボンオーバーモールド20を貫通して完全に切断
され、半径方向の溝54を占める絶縁体材料にわずかに入る。このことは、カー
ボンオーバーモールド20が完全に切断されて貫通し、カーボンセグメント18
が互いに完全に分離して電気的に絶縁されることを保証する。従って、絶縁体を
充填された半径方向の溝54及び半径方向のスロット56が整流子内部で接触し
、上記のようにカーボンセグメント18の間に隙間52を形成する。
【0044】 各隙間52の絶縁体を充填された半径方向の溝部分54は、各隙間52の深さ
の約半分を構成する。従って、各隙間52の深さの残りの半分を切断することは
、比較的浅いスロット56しか必要としない。
【0045】 最後に、図9に示すように、完成した整流子アセンブリ12は電機子アセンブ
リ80に組み込まれる。次に、図9の81で示すように、クラムシェルモールド
67が新しく組み立てられた整流子−電機子アセンブリの上に配置される。クラ
ムシェルモールド67を整流子−電機子アセンブリ81の上に配置する一方、ク
ラムシェルモールド67の封止表面65が円周方向のランド64のまわりを封止
するように作られる。次に、絶縁体材料がクラムシェルモールド67の内部に注
入される。いったん絶縁体材料が硬化すると、クラムシェルモールド67は除去
される。この最終オーバーモールディングステップは、銅の電機子巻線69及び
他の腐食性素子をガソリンのような周囲の燃料による化学反応から保護すること
を意図している。
【0046】 本発明によって達成される整流子製造工程は銅の機械加工を含まず、従って、
カーボンセグメント18の間に詰まる銅の削り屑及びチップを発生しない。加え
て、露出してガソリンのような周囲の燃料と化学反応する銅が残らない。
【0047】 本発明によって組み立てられた整流子アセンブリ12は、そのカーボンセグメ
ント18を電気的に絶縁するために浅いスロット56だけをその整流表面22内
に必要とするので、完成した整流子アセンブリ12は更に丈夫になり、破損に更
に耐えることができる。更に丈夫な整流子アセンブリの代わりに、整流子アセン
ブリ12のハブ24が軸方向に更に短くなるように設計され、整流子−電機子ア
センブリが軸方向に更に短くなるように設計されるか、又はより多くの電機子巻
線69保持するかの何れかを可能にする。換言すれば、整流子−電機子アセンブ
リ全体を短くするか、又はより多くの電機子巻線69を含むことの何れかにより
、設計者はより短いハブ長さを利用することができる。
【0048】 浅いスロット56の他の利点は、タング42及びスロット56の間の円周方向
のランド64を考慮に入れることである。クラムシェルモールドのために適切な
封止表面を提供することにより、円周方向のランド64は、スロット56内部へ
の及び貫通するオーバーモールディング材料の流出を阻止するためにスロット5
6をマスキングする事を含む更に複雑な操作の必要性を除去する。
【0049】 以上、本発明の好ましい実施例について図示し記載したが、特許請求の範囲に
よって定められる本発明の範囲から逸脱することなしに種々の変形および変更が
なし得ることは、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって組み立てられたカーボンフェース型整流子アセンブリの平面図
である。
【図2】 図1の整流子アセンブリを線2−2に沿って切った断面図である。
【図2a】 図2に示された整流子アセンブリ構造に対する代替構造の断面図である。
【図3】 図1の整流子アセンブリの側面図である。
【図4】 本発明に従って正方形の銅ブランクから打ち抜き加工された銅の導体部分のア
レイの平面図である。
【図5】 図4の打ち抜き加工された銅ブランクの側面図である。
【図6】 本発明に従って図5の打ち抜き加工された銅ブランクの上にオーバーモールド
されたカーボン組成リングの平面図である。
【図7】 図6のオーバーモールドされた打ち抜き加工されたブランクを線7−7に沿っ
て切った断面図である。
【図8】 図6のオーバーモールドされた打ち抜き加工されたブランクの底面図である。
【図9】 本発明により組み立てられた整流子アセンブリに組み込まれた電機子のまわり
に配置されたクラムシェルモールドの部分的な破断図である。
【図10】 本発明により組み立てられた代替導電部分の斜視図である。
【図11】 本発明により組み立てられた代替導電部分タングの平面図である。
【符号の説明】
12 整流子アセンブリ 14 環状導電部分 16 整流子回転軸 18 カーボンセグメント 20 カーボンオーバーモールド 22 整流表面 24 絶縁ハブ 26 電機子シャフトアパーチャ 28 電機子シャフト 30 導体突起 32 上面 34 導電部分アパーチャ 36 内部頂点 38 外部半円周マージン 40 頂点タブ 42 タング 44 内部頂点壁 48 内部シェルフ移動止 50 外部シェルフ移動止 52 隙間 54 溝部分 54 溝 56 スロット 58 上部切頭円錐部分 62 内側部分 64 ランド 65 封止表面 65 表面 66 フィンガ 67 クラムシェルモールド 68 タング終端 69 電機子巻線 70 銅ブランク 72 金属ストリップ 74 周辺部 76 底面 80 電機子アセンブリ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気モータのためのカーボンセグメント整流子アセンブリで
    あって、 回転軸のまわりに配置され、円周方向に間隔をあけられた少なくとも2つの導
    体部分の環状アレイと、 導電性カーボン組成で形成され、円周方向に間隔をあけられた少なくとも2つ
    のカーボンセグメントの環状アレイであって、各カーボンセグメントは前記導体
    部分の対応するものの少なくとも1つの表面上にオーバーモールドされ、前記環
    状アレイは前記整流子のセグメント化された整流子表面を定める前記環状アレイ
    と、 前記カーボンセグメントのまわり及び間に配置されたオーバーモールドされた
    絶縁体ハブであって、前記絶縁体ハブが前記カーボンセグメントと機械的に連動
    し、外部表面を含む前記絶縁体ハブを含み、 各導体部分が、各導体部分及びその対応するカーボンセグメントの間の表面領
    域接点を増加させることにより電気抵抗を減少させるために、オーバーモールド
    されたカーボンセグメントの対応する1つに少なくとも部分的に埋め込まれた少
    なくとも1つの導体突起を有することを特徴とする前記整流子アセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記導体突起が、複数の細長い金属ストランドから成ること
    を特徴とする、請求項1に記載の整流子アセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記導体部分が銅で作られていることを特徴とする、請求項
    1に記載の整流子アセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記整流子アセンブリが平面フェース型整流子アセンブリで
    あることを特徴とする、請求項1に記載の整流子アセンブリ。
  5. 【請求項5】 各導体部分が外向きに伸びるタング部分を含み、各導体部分
    が前記絶縁体ハブ及び前記オーバーモールドされたカーボンセグメントの間に埋
    め込まれ、各導体部分の前記タング部分が前記絶縁体ハブ外部表面から外向きに
    突出することを特徴とする、請求項4に記載の整流子アセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記カーボン部分を分割する半径方向の隙間を更に含み、各
    隙間がハブ絶縁体材料で充填された内部溝及び充填されていない外部スロット部
    分を有し、前記絶縁体ハブが前記タング及び前記隙間の充填されていない外部ス
    ロットの間に配置された円周方向のランドを含むことを特徴とする、請求項5に
    記載の整流子アセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記カーボンセグメントが、カーボン粉及びキャリア材料の
    組成から成ることを特徴とする、請求項1に記載の整流子アセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記カーボンセグメントが、前記カーボン粉及びキャリア材
    料の組成に埋め込まれた金属粒子を含むことを特徴とする、請求項7に記載の整
    流子アセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記キャリア材料が、フェノール樹脂、熱硬化性樹脂、及び
    熱可塑性樹脂から成るグループから選択されることを特徴とする、請求項7に記
    載の整流子アセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記カーボン組成の質量の50〜80%がグラファイトで
    構成されることを特徴とする、請求項7に記載の整流子アセンブリ。
  11. 【請求項11】 電気モータのためのカーボンセグメント整流子アセンブリ
    であって、 回転軸のまわりに配置され、円周方向に間隔をあけられた少なくとも2つの導
    体部分の環状アレイと、 導電性カーボン組成で形成され、円周方向に間隔をあけられた少なくとも2つ
    のカーボンセグメントの環状アレイであって、各カーボンセグメントは前記導体
    部分の対応するものの少なくとも1つの表面上にオーバーモールドされ、前記環
    状アレイは前記整流子のセグメント化された整流子表面を定める前記環状アレイ
    と、 前記カーボンセグメントのまわり及び間に配置されたオーバーモールドされた
    絶縁体ハブであって、前記絶縁体ハブが前記カーボンセグメントと機械的に連動
    し、外部表面を含む前記絶縁体ハブと、 カーボンセグメント表面導電率を改善することにより、各導体部分及びその対
    応するカーボンセグメントの間の電気抵抗を減少させる、前記カーボン組成に埋
    め込まれた金属粒子から成ることを特徴とする、前記整流子アセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記カーボン組成が、カーボン粉及びキャリア材料から成
    ることを特徴とする、請求項11に記載の整流子アセンブリ。
  13. 【請求項13】 各導体部分が、前記オーバーモールドされたカーボンセグ
    メントの対応する1つに少なくとも部分的に埋め込まれた少なくとも1つの導体
    突起を有することを特徴とする、請求項11に記載の整流子アセンブリ。
  14. 【請求項14】 回転軸のまわりに配置され、円周方向に間隔をあけられた
    少なくとも2つの導体部分の環状アレイと、導電性カーボン組成で形成され、円
    周方向に間隔をあけられた少なくとも2つのカーボンセグメントの環状アレイで
    あって、各カーボンセグメントは前記導体部分の対応するものの少なくとも1つ
    の表面上にオーバーモールドされ、前記環状アレイは前記整流子のセグメント化
    された整流子表面を定める前記環状アレイと、前記カーボンセグメントのまわり
    及び間に配置されたオーバーモールドされた絶縁体ハブであって、前記絶縁体ハ
    ブが前記カーボンセグメントと機械的に連動する前記絶縁体ハブから成るカーボ
    ン整流子アセンブリを作るための方法であって、 導体部分の環状アレイを提供し、 カーボンオーバーモールドを提供するために、導電性樹脂結合カーボン組成を
    前記環状導体部分アレイ上にオーバーモールドし、 前記整流子表面と向かい合う前記カーボンモールドの内部表面に内部溝を形成
    し、 少なくとも部分的に前記内部溝を占有し、前記カーボンセグメントと機械的に
    連動する絶縁体ハブを提供するために、前記カーボンオーバーモールド及び導体
    部分アレイ上に絶縁体材料をオーバーモールドし、 電気的に絶縁されたカーボンセグメントの環状アレイを形成するために、前記
    カーボンオーバーモールドの前記整流子表面から前記内部溝まで内向きにスロッ
    トを機械加工する諸ステップから成ることを特徴とする前記方法。
  15. 【請求項15】 導体部分の環状アレイを提供する前記ステップが、前記導
    体部分の環状アレイを単一の銅ブランクから打ち抜くステップを含むことを特徴
    とする、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 導体部分の環状アレイを打ち抜く前記ステップが、薄い金
    属ストリップによって各導体部分を前記銅ブランクの打ち抜かれていない外部周
    辺部に接続したままにしておくステップを含むことを特徴とする、請求項15に
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 円周方向のランドを、前記薄い金属ストリップ及びスロッ
    トの間に前記ハブの外部円周方向表面上に配置されたままにしておくくらいに浅
    く前記スロットを機械加工するステップを更に含むことを特徴とする、請求項1
    6に記載の方法。
  18. 【請求項18】 打ち抜かれていない銅ブランク外部周辺部の少なくとも一
    部をまわりの前記絶縁体ハブから切り取り、次に前記カーボンオーバーモールド
    及び導体部分アレイをオーバーモールドする追加のステップを更に含むことを特
    徴とする、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記整流子表面と向かい合う前記カーボンモールドの内部
    表面内に内部溝を形成するステップが、カーボンオーバーモールドを形成するス
    テップに含まれることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 クラムシェルモールドを前記整流子アセンブリ上に配置し
    て接続された電機子を配置し、 円周方向のランドのまわりの前記クラムシェルモールドの一端を封止し、 絶縁体材料をクラムシェルモールド内部に注入し、 注入された前記絶縁体材料が硬化することを可能にし、 クラムシェルモールド除去する諸ステップを更に含むことを特徴とする、請求
    項17に記載の方法。
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