JP2001519383A - 高血糖症治療のためのチアゾリジンジオンの使用 - Google Patents

高血糖症治療のためのチアゾリジンジオンの使用

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JP2001519383A JP2000515579A JP2000515579A JP2001519383A JP 2001519383 A JP2001519383 A JP 2001519383A JP 2000515579 A JP2000515579 A JP 2000515579A JP 2000515579 A JP2000515579 A JP 2000515579A JP 2001519383 A JP2001519383 A JP 2001519383A
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スティーブン・アリステア・スミス
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140mg/dlの範囲内にある高血糖症の治療方法であって、有効な非毒性の医薬上許容される量のインスリン感作体をその高血糖症の治療に投与することからなる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、治療方法、とりわけある特定の高血糖症の治療方法に関する。 ヨーロッパ特許出願公開番号0306228は、血糖降下活性および低脂肪血
症活性を有すると開示されている特定のチアゾリジンジオン誘導体に関する。E
P0306228に開示されているある特定のチアゾリジンジオンは、5−[4
−[2−(N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ)エトキシ]ベンジル]チ
アゾリジン−2,4−ジオン(以下これを’化合物(I)’とする)である。W
O94/05659は、マレイン酸塩を含む、化合物(I)の化合物の特定の塩
を開示している。
【0002】 化合物(I)は、’インスリン感作体’として公知の一連の抗−高血糖剤の一
例である。とりわけ化合物(I)は、チアゾリジンジオンインスリン感作体であ
る。 ヨーロッパ特許出願公開番号:0008203、0139421、00321
28、0428312、0489663、0155845、0257781、0
208420、0177353、0319189、0332331、03323
32、0528734、0508740;国際特許出願公開番号92/1850
1、93/02079、93/22445および米国特許第510488号およ
び第5478852号もまた、特定のチアゾリジンジオンインスリン感作体を開
示している。
【0003】 インスリン感作体活性を有するとして公認されている別の一連の化合物は、国
際特許出願公開番号WO93/21166およびWO94/01420に開示さ
れている化合物により代表されるものである。本明細書中において、かかる化合
物を’非環状インスリン感作体’と称する。非環状インスリン感作体の別例とし
て、米国特許第5232945号および国際特許出願公開番号WO92/034
25およびWO91/19702が開示している化合物が挙げられる。
【0004】 その他のインスリン感作体の例は、ヨーロッパ特許出願公開番号053393
3、日本特許出願公開番号05271204および米国特許第5264451号
が開示する化合物である。
【0005】 糖尿病専門委員会および真性糖尿病の分類の報告書(The Report of the Expe
rt Committee of the Diagnosis and Classification of Diabetes Mellitus)(
Diabetes Care、vol20(7)、1997、1183-1197)によると、II型糖尿病は空腹時血
漿中グルコース濃度が≧126mg/dlであることを特徴としている(ここで
、空腹時とは最低8時間はカロリー摂取のないことと定義する)。その報告書は
また、約110mg/dlの正常な血漿中グルコース濃度であると一般に考えら
れる濃度から、明らかなII型糖尿病の特徴を有すると特定された高血糖症に至る
まで、空腹時血清糖濃度が上昇することで特徴付けられる糖尿病の進行が数年間
にわたって、一般にどのように起こるかを記載している。該報告書はまた、正常
なグルコースのホメオスターシスと、グルコース耐性の障害および空腹時グルコ
ース濃度の障害を含む、糖尿病の間の中間にある代謝段階にも言及している。
【0006】 EP0306228によると、化合物Iは高血糖症の治療に有用であり、その
ためグルコース耐性障害の治療にも有用であることが知られている。国際特許出
願公開番号WO95/07694はまた、チアゾリジンジオンを、II型真性糖尿
病の発病を防止または遅延するためにグルコース耐性の障害を治療するのに用い
ることができると開示している。しかしながら、EP036228およびWO9
5/07694は、いずれの特定の段階の血糖症の治療を開示していない。
【0007】 今度、意外にも、化合物(I)が>126mg/dlから140mg/dlま
での高血糖症の範囲における血糖制御において特に有効であり、それによって血
糖値のさらなる上昇を遅延または予防することが明らかにされた。 従って、本発明は、血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140m
g/dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症の治療方法であって、有効
な非毒性の医薬上許容される量のインスリン感作体をその治療を必要とする哺乳
類へ投与することからなる方法を提供する。 さらなる態様において、本発明は、血漿中グルコース濃度が>126mg/d
lから140mg/dlの範囲にあり、特に空腹時高血糖症により特徴付けられ
る症状における血糖制御の改良を施し、それにより高血糖症のさらなる悪化を遅
延または予防する改良方法であって、有効な非毒性の医薬上許容される量のイン
スリン感作体をその改良を必要とする哺乳類に投与してなる方法を提供する。 また、さらなる態様において、本発明は、血漿中グルコース濃度が>126m
g/dlから140mg/dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症の予
防方法であって、有効な非毒性の医薬上許容される量のインスリン感作体をその
予防を必要とする哺乳類へ投与することからなる方法を提供する。 本明細書中で定義する一群の症状は、血漿中グルコース濃度が>140mg/
dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症の予防方法であり、有効な非く
性の医薬上許容される量のインスリン感作体をその予防を必要とする哺乳類に投
与することを含む方法を提供する。
【0008】 本明細書中で定義する別の一群の症状は、空腹時血漿中グルコース濃度が>1
26mg/dlから140mg/dlの範囲にある高血糖症により特徴付けられ
ることに加えて、さらに経口的グルコース耐性試験によって、血漿中グルコース
濃度が140から200mg/dlまでの範囲にある高血糖症で特徴付けられる
【0009】 適当には高血糖症は、II型真性糖尿病症候群に付随している。 適当なインスリン感作体は、チアゾリジンジオンインスリン感作体である。 適当なチアゾリジンジオンインスリン感作体は化合物(I)である。
【0010】 別の適当なチアゾリジンジオンインスリン感作体は、(+)−5−[[4−[
(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H−
1−ベンゾピラン−2−イル)メトキシ]フェニル]メチル]−2,4−チアゾ
リジンジオン(またはトログリタゾン(troglitazone))、5−[4−[(1− メチルシクロヘキシル)メトキシ]ベンジル]チアゾリジンジオン−2,4−ジ
オン(またはシグリタゾン(ciglitazone))、5−[4−[2−(5−エチルピ リジン−2−イル)エトキシ]ベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(また
はピオグリタゾン(pioglitazone))または5−[(2−ベンジル−2,3−ジヒ
ドロベンゾピラン)−5−イルメチル)チアゾリジン]−2,4−ジオン(また
はエングリタゾン(englitazone))を包含する。
【0011】 ある特定の態様において、本発明の方法は、化合物(I)を、特に1日当たり
に投与する場合、2ないし12mg投与してなる。 とりわけ、その方法は、1日に付き2ないし4、4ないし8または8ないし1
2mgの化合物(I)を投与することを含む。 とりわけ、その方法は、化合物(I)を、特に1日当たりに投与する場合、2
ないし4mg投与してなる。 とりわけ、その方法は、化合物(I)を、特に1日当たり投与する場合、4な
いし8mgの、例えば4mgより多く、例えば4.1mgないし8mgにて投与
してなる。 とりわけ、その方法は、化合物(I)を、特に1日当たりに投与する場合、8
mgないし12mg投与してなる。
【0012】 好ましくは、その方法は、化合物(I)を、特に1日当たりに投与する場合、
2mg投与してなる。 好ましくは、その方法は、化合物(I)を、特に1日当たりに投与する場合、
4mg投与してなる。 好ましくは、その方法は、化合物(I)を、特に1日当たりに投与する場合、
8mg投与してなる。。
【0013】 化合物(I)のようなインスリン感作体は、適宜、適当なその医薬上許容され
る塩、エステルおよび溶媒和物のような医薬上許容される誘導体を含む医薬上許
容される形態で投与されるであろう。 化合物(I)のようなインスリン感作体の適当な医薬上許容される塩の形態は
、前記した特許および化合物(I)に関係した特許出願、例えばEP03062
28およびWO94/05659に記載の化合物を包含する。 化合物(I)の好ましい医薬上許容される塩は、マレイン酸塩である。 化合物(I)のようなインスリン感作体の適当な医薬上許容される溶媒和した
形態は、前記した特許および化合物(I)に関係したEP0306228および
WO94/05659のような特許出願に記載の化合物、特に水和物を包含する
【0014】 化合物(I)のようなチアゾリジンジオンインスリン感作体は、幾つかの互変
体形態の一つとして存在し、それらすべては、本明細書中において個々の互変体
形態としてもその混合物としても包含される。化合物(I)のような特定のイン
スリン感作体は、1個またはそれ以上のキラル炭素原子を含み、そのため2個ま
たはそれ以上の立体異性体形態で存在しうる:すべてのかかる形態は、個々の異
性体であっても、ラセミ体を含む異性体の混合物であっても本明細書中に包含さ
れる。
【0015】 本明細書中で用いる「医薬上許容される」なる用語は、ヒトおよび獣医的使用
の両方を含む:例えば、「医薬上許容される」なる用語は、獣医学上許容される
化合物を包含する。 本明細書中で用いる経口的グルコース耐性試験は、Diabete Care vol 20(7)、
1997、1183-1197に言及されている試験方法である。 本明細書で用いる「高い正常値」なる語の高血糖症は、例えば糖尿病専門委員
会および真性糖尿病の分類の報告書(The Report of the Expert Committee of
the Diagnosis and Classification of Diabetes Mellitus)を参照することで 、当該分野で一般に十分理解されたものとして取り扱われるが、通常、血漿中グ
ルコース濃度が>110mg/dlである血糖症を意味する。 血漿中グルコース濃度は、適当には空腹時血漿中グルコース濃度をいう。
【0016】 本発明の方法において、活性薬剤は、医薬組成物の形で投与することが好まし
い。前記したように、かかる組成物は両方または一方だけの薬剤を含みうる。 かかる医薬組成物は、化合物(I)のようなインスリン感作体、特に2ないし
12mgのそのインスリン感作体と、その医薬上許容される担体を混合すること
で調製してもよい。 通常、該組成物は経口投与に用いられる。しかしながら、かかる組成物を他の
投与方法、例えば非経口投与、舌下または経皮的投与に用いてもよい。 該組成物は、錠剤、カプセル、散剤、顆粒剤、ロゼンジ、坐剤、復元可能な散
剤、または経口または滅菌非経口溶液または懸濁液のような液体製剤の形であっ
てもよい。 投与に一貫性を持たせるために、本発明の組成物は単位投与形であることが好
ましい。
【0017】 経口投与用の単位投与形は、錠剤およびカプセルであってもよく、結合剤のよ
うな慣例的な賦形剤、例えばシロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、ト
ラガカントガムまたはポリビニルピロリジン;充填剤、例えばラクトース、ショ
糖、トウモロコシ澱粉、リン酸カルシウム、ソルビトールまたはグリシン;錠化
滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム;崩壊剤、例えば澱粉、ポリビニルピ
ロリドン、澱粉グリコール酸ナトリウムまたは微晶質セルロース;またはラウリ
ル硝酸ナトリウムのような医薬上許容される湿潤剤を含んでいてもよい。
【0018】 組成物は、好ましくは1日の服用量に適する量の単位投与形である。 インスリン感作体の適当な用量は、前記した特許および特許出願に開示した用
量を含む。 単位用量を含む、化合物(I)の適当な用量は、化合物(I)の1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、11または12mgを含む。 治療において、薬剤は1日に1ないし6回投与されてもよいが、最も好ましく
は1日に1または2回である。 化合物(I)以外の化合物を含む治療において、治療に必要とされる用量およ
び処方は、一般的に、前記したように出典明示することで本明細書の一部とした
前記特許公開公報に記載されている:一例として、200−800mgのトログ
リタゾン、例えば200、300または400mgのトログリタゾンの投与が挙
げられる。
【0019】 固形経口用組成物は、混合、充填または錠剤化の慣例的な方法によって調製す
ることができる。繰り返し混合作業を用いて、大量の充填剤を使用した組成物の
隅々まで活性成分を分配することができる。かかる操作は、勿論、当該分野に慣
例の方法である。錠剤を標準の医薬的慣例として公知である方法に従って、特に
腸溶コーティングで覆ってもよい。
【0020】 経口液体製剤は、例えば乳剤、シロップまたはエリキシルの状態であってもよ
く、使用前に水または適当なビヒクルで復元可能な乾燥生成物であってもよい。
かかる液体製剤は、通常の添加剤、例えば沈殿防止剤、例えばソルビトール、シ
ロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、硬化食用油;乳化剤、例
えばレシチン、モノオレイン酸ソルビタンまたはアカシア;非水性ビヒクル(食
用油を含んでいてもよい)、例えば落花生油、分留ココヤシ油、グリセリンのエ
ステルのような油性エステル、プロピレングリコールまたはエチルアルコール;
保存剤、例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチルまたはプロピルあるいはソルビン
酸;および所望により、通常の香味剤または着色剤を含んでいてもよい。
【0021】 非経口投与の場合、化合物および滅菌ビヒクルを用いて流体単位投与形を調製
し、使用する濃度に応じて、ビヒクルに懸濁させることも溶解させることもでき
る。液剤を調製する場合、化合物を注射用の水に溶かし、適当なバイアルまたは
アンプルに充填し、密閉する前に、滅菌濾過することができる。有利には、局所
麻酔薬、保存剤および緩衝液のようなアジュバンドもまたビヒクルに溶解するこ
とができる。安定性を強化するために、組成物をバイアルに充填後凍結させ、真
空下で水を除去してもよい。非経口懸濁液は、薬剤を溶解する代わりにビヒクル
に懸濁させ、濾過による滅菌処理を行わないことを除いては実質的に同様の方法
で調製される。化合物を滅菌ビヒクルに懸濁させる前に酸化エチレンに曝すこと
で滅菌することもできる。有利には、界面活性剤および湿潤剤を組成物に含める
ことで、化合物の均質な分配を容易にする。
【0022】 投与方法によるが、組成物は0.1重量%ないし99重量%、好ましくは10
ないし60重量%の有効成分を含有してもよい。 必要に応じて、組成物は取り扱い説明書と一緒に包装されていてもよい。
【0023】 組成物は、標準的な参考文献、例えばBritish and US Pharmacopoeias, Remin
gton's Pharmaceutical Sciences (Mack Publishing Co.)、Martindale The Ext
ra Pharmacopoeia (ロンドン、The Pharmaceutical Press)およびHarry's Cosme
【0024】 本発明はまた、血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140mg/
dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症の治療用薬剤の製造に用いる化
合物(I)のようなインスリン感作体、特にその2ないし12mgの使用を提供
する。 さらに、本発明は、血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140m
g/dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症により特徴付けられる症状
にて血糖制御を改良し、その結果、高血糖症のさらなる悪化を遅延または予防を
するための薬剤の製造に用いる化合物(I)のようなインスリン感作体、特にそ
の2ないし12mgの使用を提供する。 また、さらなる態様において、本発明は、血漿中グルコース濃度が>140m
g/dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症の予防用薬剤を製造するた
めの、化合物(I)のようなインスリン感作体、特にその2ないし12mgの使
用を提供する。 本発明はまた、血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140mg/
dlの範囲にある高血糖症、特に空腹時高血糖症の治療に用いるための;または
血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140mg/dlの範囲にある
空腹時高血糖症により特徴付けられた症状の血糖制御に改善を施し、その結果、
高血糖症の悪化を遅延または予防をするための;または血漿中グルコース濃度が
>140mg/dlである高血糖症、特に空腹時高血糖症の予防のための;化合
物(I)のようなインスリン感作体、特にその2ないし12mgを含有する医薬
組成物およびそれに用いる医薬上許容される担体からなる医薬組成物を提供する
【0025】 本発明の前記した投薬量の範囲内における組成物または方法には、有害な毒物
学的影響は考えられない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 417/12 C07D 417/12 (C07D 417/12 (C07D 417/12 277:34 277:34 311:58) 311:58) (C07D 417/12 (C07D 417/12 213:16 213:16 277:34) 277:34) 277/34 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ロビン・エドウィン・バッキンガム イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 スティーブン・アリステア・スミス イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ Fターム(参考) 4C033 AB01 AB03 AB20 4C063 AA01 BB08 CC62 CC79 DD12 DD62 EE01 4C084 AA19 AA27 MA52 NA05 ZC352 4C086 AA01 AA02 BC82 GA02 GA08 GA10 MA03 MA04 MA05 MA52 NA05 ZC35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140mg
    /dlの範囲にある高血糖症の治療方法であって、有効な非毒性の医薬上許容さ
    れる量のインスリン感作体をその高血糖症の治療に投与することからなる方法。
  2. 【請求項2】 高血糖症が空腹時高血糖症である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 高血糖症が、>126mg/dlから140mg/dlの範
    囲にある空腹時血漿中グルコース濃度で特徴付けられ、さらには、経口的グルコ
    ース耐性試験によれば、血漿中グルコース濃度が<140mg/dlである高血
    糖症により特徴付けられる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 高血糖症が、>126mg/dlから140mg/dlの範
    囲にある空腹時血漿中グルコース濃度で特徴付けられ、さらには、経口的グルコ
    ース耐性試験によれば、血漿中グルコース濃度が140から<200mg/dl
    の範囲にある高血糖症により特徴付けられる請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 インスリン感作体がチアゾリジンジオンインスリン感作体で
    ある請求項1ないし4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 インスリン感作体が化合物(I)である請求項1ないし5の
    いずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 1日当たり2ないし12mgの化合物(I)を投与する請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 インスリン感作体が、(+)−5−[[4−[(3,4−ジ
    ヒドロ−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H−1−ベンゾピ
    ラン−2−イル)メトキシ]フェニル]メチル]−2,4−チアゾリジンジオン
    (またはトログリタゾン)、5−[4−[(1−メチルシクロヘキシル)メトキ
    シ]ベンジル]チアゾリジンジオン−2,4−ジオン(またはシグリタゾン)、
    5−[4−[2−(5−エチルピリジン−2−イル)エトキシ]ベンジル]チア
    ゾリジン−2,4−ジオン(またはピオグリタゾン)および5−[(2−ベンジ
    ル−2,3−ジヒドロベンゾピラン)−5−イルメチル)チアゾリジン]−2,
    4−ジオン(またはエングリタゾン)からなる群より選択されるか;またはその
    互変体の形態、またはその医薬上許容される塩、またはその医薬上許容される溶
    媒和物から選択される、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 インスリン感作体が経口投与用組成物の形態である請求項1
    ないし8のいずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 組成物が単位投与形である請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140m
    g/dlの範囲にある高血糖症の治療用薬剤の製造におけるインスリン感作体の
    使用。
  12. 【請求項12】 血漿中グルコース濃度が>126mg/dlから140m
    g/dlの範囲にある高血糖症の治療にて用いるための、インスリン感作体およ
    び医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
JP2000515579A 1997-10-13 1998-10-12 高血糖症治療のためのチアゾリジンジオンの使用 Pending JP2001519383A (ja)

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