JP2001519075A - コンピュータのメモリドライブのための保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 水平に挿入可能で、ねじ結合部を用いて固定可能な少なくとも１つのメモリドライブ支持体を収容するためにケージ状のシャシ（１）の一方の側壁（２）には内側に向けられた壁張出し部（５）が設けられていて、この壁張出し部（５）が、挿入方向に対して平行に延びる支持縁部（１０）と、外側から螺入可能なねじ（９）のための切欠き（６）とを有しているのに対して、他方の側壁（３）には複数のばね部材（７）が設けられているので、ねじ（９）を用いて壁張出し部（５）に螺合されるメモリドライブ支持体（８）は挿入方向に対して平行に遊びなしで、しかも回動不能に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピュータのメモリドライブのための保持装置 本発明は、請求項１の上位概念部に記載されている形式のコンピュータのメモ リドライブのための保持装置に関するものである。 メモリドライブをコンピュータケーシング内に固定するために種々異なったケ ージ状のシャシが使用され、これらのシャシは一般的に互いに上下に配置された 複数の組み付けスペースを有している。これらの各組み付けスペースにはそれぞ れ１つのメモリドライブ支持体が挿入可能であり、このメモリドライブ支持体は 、その両側壁に設けられたねじ山付き孔に係合する多数のねじを用いてシャシに ねじ固定可能である。メモリドライブ支持体の両側壁をケーシングにねじ固定す ることによって、確かに一方ではメモリドライブ支持体が遊びなしに、しかも十 分正確にシャシ内に調整されて配置されているが、しかしながら他方では、特に 、一方のシャシ側面が、一般的に極めて密に構成されていることに制限されて、 しばしば極めて良好なアクセスが不可能であるという理由からも、複数のねじを 用いるために組み付けおよび組み外しの際に著しく多大な組み付け費用が必要と なってしまう。 したがって本発明の課題は、メモリドライブ支持体 をコンピュータケーシングの内側に配置されたケージ状のシャシに固定するため に、可能な限り簡単で、組み付けしやすい解決手段を見いだすことである。 この課題は請求項１の特徴部に記載されている形式の本発明による保持装置に よって解決される。本発明の有利な構成は請求項２以下に示されている。本発明 による保持装置の利点は、メモリドライブ支持体をその一方の側で唯一のねじを 用いて遊びなしに、しかも挿入方向に関して正確に調整されて固定することがで きることにある。 本発明の実施例を図面に基づき以下で詳しく説明する。 図１は、メモリドライブ支持体を収容するためのケージ状のシャシの斜視図で あり、 図２は、メモリドライブ支持体が図１のシャシ内に固定された状態の概略断面 図である。 図１は、互いに上下に配置される少なくとも２つのメモリドライブ支持体８を 収容するためのケージ状のシャシ１の斜視図である。シャシ１の、互いに向かい 合って位置する側壁２，３にはストライプ状の複数のガイド舌片４が打ち抜かれ ており、内側に向かって直角に曲げられている。これらのガイド舌片４は、シャ シ１の両側壁２，３の間に挿入可能なメモリドライブ支持体８のための支持台と して働く。メモリドライブ支持体８を全長にわたってより確実に支持するために 、各側壁２，３の組み付けスペース毎にそれぞれ２つのガイド舌片４が設けられ ている。両側壁２，３の一方、たとえば右側の側壁２にはガイド舌片４に対して 側方にずらされて、それぞれ内側に向けられた壁張出し部５が設けられており、 この壁張出し部５は図示の実施例では内側に向かって斜めに傾斜された十分に平 らな面として構成されている。この壁張出し部５は、メモリドライブ支持体８の 側面に設けられたねじ山付き孔の領域に配置されている。したがって、壁張出し 部５はそれぞれ外側から螺入可能なねじ９のための切欠き６を有している。この 壁張出し部の機能を、図２の説明に関連して後でさらに詳しく説明する。他方の 側壁３の内側には１つのまたは複数のばね部材７が設けられており、このばね部 材７は、有利には側壁３の薄板材料から打ち抜き・および打ち出し成形で形成さ れている。したがって、各組み付けスペースに挿入されるメモリドライブ支持体 ８は、一方ではばね部材７によって、また他方では壁張出し部５によって遊びな しに保持される。 保持装置の機能を図２に示した概略断面図に基づいて以下で詳しく説明する。 図２には、図１に示したシャシ１の両側壁２，３の、メモリドライブ支持体８の ための組み付けスペースの領域における区分が示されている。この場合に、両側 壁２，３間に挿入可能なメモリドライブ支持体８は、内側に向かって曲げられた 両側壁２，３のガイド舌片４に載置している。両側壁２，３とメモリドライブ支 持体８との固定は、壁張出し部５の領域に係合する唯一のねじ９によって行われ 、このねじ９はメモリドライブ支持体８の側面のねじ山付き孔に螺入可能である 。この場合にメモリドライブ支持体８が壁張出し部５に引き寄せられ、次いでね じ込み方向に対して平行に延びる壁張出し部５の支持縁部１０に合わせられる。 側壁３に設けられたばね部材７は、一方ではメモリドライブ支持体８をばね部材 ７と壁張出し部５との間で遊びなしに保持し、また他方ではねじ９を締めつける 場合に、メモリドライブ支持体８が水平位置から不都合な回転を生ぜしめるの防 止している。壁張出し部５は、打ち出し成形において側壁２の材料から成形され る。壁張出し部５は図示のように、内側に向かって斜めに傾斜されたほぼ平らな 面から成っており、この平らな面の上側の制限部は支持縁部１０として働く。し かしながら壁張出し部を、部分的に湾曲された支持面として形成することもでき る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. コンピュータのメモリドライブのための保持装置であって、直角なケージ状 のシャシから成っており、このシャシが、互いに向かい合って位置する両側壁で 内側に向けられたガイド舌片を有しており、このガイド舌片が、水平方向に挿入 可能で、ねじ結合部を用いて固定可能な少なくとも１つのメモリドライブ支持体 を収容するために設けられている形式のものにおいて、 各組み付けスペースのために、シャシ（１）の一方の側壁（２）には内側に 向けられた少なくとも１つの壁張出し部（５）が設けられており、この壁張出し 部（５）が挿入方向に対して平行に延びる支持縁部（１０）を有しており、前記 壁張出し部（５）が、この壁張出し部（５）に支持される、メモリドライブ支持 体（８）の側面のねじ山付き孔の領域に外側から螺入可能なねじ（９）のための 切欠き（６）を有しており、シャシ（１）の、前記一方の側壁（２）とは反対側 の他方の側壁（３）には複数のばね部材（７）が設けられていて、これによって 、ねじ（９）を用いて壁張出し部（５）に螺合されるメモリドライブ支持体（８ ）が挿入方向に対して平行に遊びなしで、しかも回動不能に固定されていること を特徴とする、コンピュータのメモリドライブの ための保持装置。 2. 壁張出し部（５）が、内側に向かって斜めに傾斜された十分に平らな面とし て構成されており、この面の上側の制限部が支持縁部（１０）として働く、請求 項１記載の保持装置。 3. 壁張出し部が直角な面として構成されている、請求項２記載の保持装置。 4. 壁張出し部が打ち出し成形によって形成されている、請求項１から３までの いずれか１項記載の保持装置。