JP2001518386A - 超音波音場の発生のための装置 - Google Patents
超音波音場の発生のための装置Info
- Publication number
- JP2001518386A JP2001518386A JP2000514259A JP2000514259A JP2001518386A JP 2001518386 A JP2001518386 A JP 2001518386A JP 2000514259 A JP2000514259 A JP 2000514259A JP 2000514259 A JP2000514259 A JP 2000514259A JP 2001518386 A JP2001518386 A JP 2001518386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- array
- array elements
- driving
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 claims abstract description 23
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 3
- 230000005669 field effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 description 3
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 2
- 206010020843 Hyperthermia Diseases 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000002405 diagnostic procedure Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 210000003754 fetus Anatomy 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000036031 hyperthermia Effects 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 210000001835 viscera Anatomy 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K15/00—Acoustics not otherwise provided for
- G10K15/04—Sound-producing devices
- G10K15/06—Sound-producing devices using electric discharge
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
強い超音波音場を発生するため熱−流体的な原理を利用することは既に提案された。そのために、電解質を有する空間を閉じており、また電力パルス発生器により駆動される少なくとも2つの電極が存在している。本発明によれば、電気的パルスにより加熱すべき電解質空間(2)が、与えるべき電力が半導体スイッチング要素(6)により制御可能な範囲になるよう制限される。
Description
【0001】 本発明は、超音波発生が熱−流体的な原理の応用のもとに液体の中で行われる
超音波音場の発生のための装置であって、電解質を有する空間を閉じており、ま
た電力パルス発生器により駆動される少なくとも2つの電極と、音波発生体表面
とを有する装置に関する。
超音波音場の発生のための装置であって、電解質を有する空間を閉じており、ま
た電力パルス発生器により駆動される少なくとも2つの電極と、音波発生体表面
とを有する装置に関する。
【0002】 超音波は多くの技術分野で、またさらに医学で応用されている。後者の応用の
例は、体内器官および妊婦における胎児の超音波検査のような医学における撮像
診断方法である。一般的な技術における応用の例は、高度に負荷される部分の亀
裂破断個所探索またはソナー法である。
例は、体内器官および妊婦における胎児の超音波検査のような医学における撮像
診断方法である。一般的な技術における応用の例は、高度に負荷される部分の亀
裂破断個所探索またはソナー法である。
【0003】 上記の応用を越えて、特に集中的に焦点合わせをされた超音波音場が最近医学
的処置および外科の高体温法に応用されている。その際の前提条件は、それぞれ
高い空間的分解能または良好な焦点合わせの可能性である。そのためには数ワッ
トないし数100ワットの時間的に平均された音波出力において、1MHzより
も高い周波数範囲の高周波が発生されなければならない。その際に超音波音場の
音波前面の質が分解能または焦点の大きさに大きな役割を果たす。
的処置および外科の高体温法に応用されている。その際の前提条件は、それぞれ
高い空間的分解能または良好な焦点合わせの可能性である。そのためには数ワッ
トないし数100ワットの時間的に平均された音波出力において、1MHzより
も高い周波数範囲の高周波が発生されなければならない。その際に超音波音場の
音波前面の質が分解能または焦点の大きさに大きな役割を果たす。
【0004】 実際に導入されるシステムは主に、平らな音波前面を発生するために良く適し
ている圧電超音波変換器を利用する。その際に焦点合わせが音響的なレンズによ
り、もしくは特別な形状の音波発生器により行われる。例えば、目的物に合わせ
て焦点の位置および焦点の大きさを電気的なパラメータの変更により制御できる
ように、個々の要素が互いに独立して駆動される位相制御されるデバイス(フェ
ーズド‐アレイ)として開発された多次元のアレイも知られている。
ている圧電超音波変換器を利用する。その際に焦点合わせが音響的なレンズによ
り、もしくは特別な形状の音波発生器により行われる。例えば、目的物に合わせ
て焦点の位置および焦点の大きさを電気的なパラメータの変更により制御できる
ように、個々の要素が互いに独立して駆動される位相制御されるデバイス(フェ
ーズド‐アレイ)として開発された多次元のアレイも知られている。
【0005】 公知のデバイスは構成が比較的複雑であり、音波変換器の寿命および到達可能
な振幅の点で不十分である。
な振幅の点で不十分である。
【0006】 先願であるドイツ特許出願第 19 702 593号明細書により、液体中に強い圧力 パルスを発生するための熱−流体的な原理を、超音波音場を発生するために利用
することが提案されている。その際には2つの電極の間に位置する電解質層が短
い継続時間のパルス電力により加熱され、そして加熱に伴なう電解質の体積膨張
により隣接する媒体の中に強い圧力波が放射される。この方法による個々の圧力
パルスの発生により、数MPaもの振幅を有する任意またはほぼ任意の形状の音
波前面を発生することが可能である。しかしながらそのためには約100MWの
範囲内のピーク電力を有する電気的パルスが必要である。
することが提案されている。その際には2つの電極の間に位置する電解質層が短
い継続時間のパルス電力により加熱され、そして加熱に伴なう電解質の体積膨張
により隣接する媒体の中に強い圧力波が放射される。この方法による個々の圧力
パルスの発生により、数MPaもの振幅を有する任意またはほぼ任意の形状の音
波前面を発生することが可能である。しかしながらそのためには約100MWの
範囲内のピーク電力を有する電気的パルスが必要である。
【0007】 そのことから出発して本発明の課題は、先願の特許出願明細書に記載されてい
る方法に基づいて超音波音場を発生するための実際的な装置を提供することであ
る。
る方法に基づいて超音波音場を発生するための実際的な装置を提供することであ
る。
【0008】 この課題は、本発明によれば、冒頭にあげられている種類の装置において、電
気的パルスにより加熱すべき電解質空間が、与えるべき電力が半導体スイッチン
グ要素により制御される範囲に制限されていることにより解決される。その際に
好ましくは、音波発生体表面は規定されたアレイ要素を有する2次元のアレイと
して、もしくは1.5次元(1.5D)の配置のアレイ要素として構成されてい
てよい。
気的パルスにより加熱すべき電解質空間が、与えるべき電力が半導体スイッチン
グ要素により制御される範囲に制限されていることにより解決される。その際に
好ましくは、音波発生体表面は規定されたアレイ要素を有する2次元のアレイと
して、もしくは1.5次元(1.5D)の配置のアレイ要素として構成されてい
てよい。
【0009】 本発明において重要なことは、音波発生体表面が、個々の要素が相応に小さい
寸法を有するようにパターニングされていることである。このような要素は“A
ctels”(actuater‐elements)とも呼ばれる。高いパル
ス反復率の応用により、高い平均パワーを有する超音波音場が発生される。音波
前面を、個々のActelsの目的に合わせた駆動によりほぼ任意の形状にする
と特に有利である。電解質の中でその際に変換される平均の損失熱は、長い応用
時間にわたって安定な状態が持続するように、冷却装置により導出される。
寸法を有するようにパターニングされていることである。このような要素は“A
ctels”(actuater‐elements)とも呼ばれる。高いパル
ス反復率の応用により、高い平均パワーを有する超音波音場が発生される。音波
前面を、個々のActelsの目的に合わせた駆動によりほぼ任意の形状にする
と特に有利である。電解質の中でその際に変換される平均の損失熱は、長い応用
時間にわたって安定な状態が持続するように、冷却装置により導出される。
【0010】 本発明の他の詳細および利点は、特許請求の範囲と結び付けて図面を参照して
以下に実施例を説明する中で明らかになる。
以下に実施例を説明する中で明らかになる。
【0011】 図面中で等しいまたは等しく作用する部分には、相応する参照符号を付されて
いる。図面は一部共通に説明される。
いる。図面は一部共通に説明される。
【0012】 図1には、強固な、すなわち音波を反射する電極を規定する保持体電極1が示
されている。それから間隔をおいて薄い音波透過性のダイアフラム状の電極3が
配置されており、この電極は制御電極を形成する。電極1と3との間に電解質2
が入れられており、その際に電極1と2との間の間隔、従ってまた電解質2の空
間は間隔保持体11により定められている。この間隔保持体はウェブとして均等
に電解質空間の側面または周囲を境界付ける。
されている。それから間隔をおいて薄い音波透過性のダイアフラム状の電極3が
配置されており、この電極は制御電極を形成する。電極1と3との間に電解質2
が入れられており、その際に電極1と2との間の間隔、従ってまた電解質2の空
間は間隔保持体11により定められている。この間隔保持体はウェブとして均等
に電解質空間の側面または周囲を境界付ける。
【0013】 第2の電極3の上に、いまの例では保持箔12が取付けられており、それから
発生された超音波が超音波伝搬媒体4の中に到達する。電力パルス発生器が参照
符号4を付して、またスイッチング要素が参照符号6を付して示されている。
発生された超音波が超音波伝搬媒体4の中に到達する。電力パルス発生器が参照
符号4を付して、またスイッチング要素が参照符号6を付して示されている。
【0014】 図1によりいわゆる“Actel”(actuater‐element)が
定められている。電圧源5の電流パルスによる電解質層3の加熱に伴ない電解質
2が膨張し、またその際に金属化されている保持箔12を伝搬媒体4の中へ加速
する。それによりこの媒体4の中に強い音波が発生する。別の隣接するActe
lsにより全体として重畳された音波前面が生ずる。
定められている。電圧源5の電流パルスによる電解質層3の加熱に伴ない電解質
2が膨張し、またその際に金属化されている保持箔12を伝搬媒体4の中へ加速
する。それによりこの媒体4の中に強い音波が発生する。別の隣接するActe
lsにより全体として重畳された音波前面が生ずる。
【0015】 図1中に示されているActelは、先願であるドイツ特許出願第 197 02 59
3号明細書に詳細に記載されている熱−電原理を利用する。そこには特にAct elsのエネルギー費用と発生する圧力振幅との間の物理的な関係が詳細に導き
出されている。
3号明細書に詳細に記載されている熱−電原理を利用する。そこには特にAct elsのエネルギー費用と発生する圧力振幅との間の物理的な関係が詳細に導き
出されている。
【0016】 図2中には、図1による個々のActelsから成る2次元(2D)のアレイ
が示されている。通しの保持体電極21には、ここでは制御電極として個々の金
属の範囲23を有する保持体箔22を設けられており、その際電極21と23と
の間に、図2による図示からは詳細には認められない電解質が図1に相応して配
置可能である。
が示されている。通しの保持体電極21には、ここでは制御電極として個々の金
属の範囲23を有する保持体箔22を設けられており、その際電極21と23と
の間に、図2による図示からは詳細には認められない電解質が図1に相応して配
置可能である。
【0017】 離散的な制御電極により、M列およびN行から成る2次元アレイを形成する個
々のActels20、20′、20″…が規定されている。側辺長さ1×1m
mの個々のActels20の典型的な寸法および100μmの電極21と23
との間の間隔の場合、電解質の伝導性が0.5Ωmであるとき、約50Ωの抵抗
が得られる。各ActelにΔE=1mJのエネルギーをチャージした場合、こ
うして0.4μsのパルス継続時間に対する5kWのピーク電力が必要とされる
。その際に電流は電圧が500Vであるとき約10Aである。
々のActels20、20′、20″…が規定されている。側辺長さ1×1m
mの個々のActels20の典型的な寸法および100μmの電極21と23
との間の間隔の場合、電解質の伝導性が0.5Ωmであるとき、約50Ωの抵抗
が得られる。各ActelにΔE=1mJのエネルギーをチャージした場合、こ
うして0.4μsのパルス継続時間に対する5kWのピーク電力が必要とされる
。その際に電流は電圧が500Vであるとき約10Aである。
【0018】 後者の必要条件は現在通常のトランジスタまたはサイリスタのような半導体デ
バイスにより満足される。例として図1中ではスイッチング要素が電界効果トラ
ンジスタとして構成されている。他の半導体スイッチの使用も可能である。それ
によって発生される圧力振幅は、電解質としてエチレングリコールを使用する際
には典型的に約105Paである。
バイスにより満足される。例として図1中ではスイッチング要素が電界効果トラ
ンジスタとして構成されている。他の半導体スイッチの使用も可能である。それ
によって発生される圧力振幅は、電解質としてエチレングリコールを使用する際
には典型的に約105Paである。
【0019】 図2による配置により、10kHzのパルス反復率の際にActelあたり1
0Wの平均電力を達成することが可能である。アレイ配置の際には個々のAct
el20、20′、20″…の駆動が同時に、しかし互いに独立して行われなけ
ればならない。公知の平面画像スクリーンの際と同様に、ドライバートランジス
タまたはダイオードマトリックスを有する駆動電極の一部分が保持体電極21の
上に直接に集積して形成される。
0Wの平均電力を達成することが可能である。アレイ配置の際には個々のAct
el20、20′、20″…の駆動が同時に、しかし互いに独立して行われなけ
ればならない。公知の平面画像スクリーンの際と同様に、ドライバートランジス
タまたはダイオードマトリックスを有する駆動電極の一部分が保持体電極21の
上に直接に集積して形成される。
【0020】 図3ないし6にはそれぞれ、いわゆる1.5次元(1.5D)のアレイが示さ
れている。その際図3によるアレイは円筒状の音波前面を発生する役割をし、そ
のために電解質2を有する強固な電極31の上にストリップ状の制御電極33、
33′、33″…が共通の保持体箔32の上に被覆されている。この図面には保
持体電極31と金属化された制御電極33を有する保持体箔32との間の間隔を
定めるための間隔保持体は示されていない。電解質2はここでは通しに配置され
ており、その際に制御電極33によりそれぞれ密に境界付けられた電解質空間が
音波発生のために能動化される。わずかな漏話は支障を生じない。
れている。その際図3によるアレイは円筒状の音波前面を発生する役割をし、そ
のために電解質2を有する強固な電極31の上にストリップ状の制御電極33、
33′、33″…が共通の保持体箔32の上に被覆されている。この図面には保
持体電極31と金属化された制御電極33を有する保持体箔32との間の間隔を
定めるための間隔保持体は示されていない。電解質2はここでは通しに配置され
ており、その際に制御電極33によりそれぞれ密に境界付けられた電解質空間が
音波発生のために能動化される。わずかな漏話は支障を生じない。
【0021】 球状の音波前面を発生するための相応の配置が図5に示されている。この場合
には保持体電極51は円形に構成されており、その際、特に保持体箔52の上の
金属化された制御電極53、53′、53″…はリング状に形成されている。境
界要素は図3におけるのと同じく、ここでも図示されていない。電解質層に対し
ては相応のことが当てはまる。
には保持体電極51は円形に構成されており、その際、特に保持体箔52の上の
金属化された制御電極53、53′、53″…はリング状に形成されている。境
界要素は図3におけるのと同じく、ここでも図示されていない。電解質層に対し
ては相応のことが当てはまる。
【0022】 図4および図6による断面図は、この場合図3および図5による実施例に対し
て同一である。両方の場合に制御電極の駆動も等しく、そのためそれぞれ共通の
電圧源5に、個々のスイッチング要素6、6′、6″…が対応付けられている。
て同一である。両方の場合に制御電極の駆動も等しく、そのためそれぞれ共通の
電圧源5に、個々のスイッチング要素6、6′、6″…が対応付けられている。
【0023】 スイッチング要素6、6′、6″…を介して、図3または図5による制御電極
33または53が、それぞれ分離してかつ同時にアドレス指定可能である。個々
の制御電極の遅延した駆動も可能であり、その際に一定の時間差により、例えば
“Phased Array”の機能が達成される。
33または53が、それぞれ分離してかつ同時にアドレス指定可能である。個々
の制御電極の遅延した駆動も可能であり、その際に一定の時間差により、例えば
“Phased Array”の機能が達成される。
【0024】 特に50mmのActel長さ、1mmの幅および0.1mmの電極間隔を有
する図3の装置において、1.2MHzの励起周波数の際に、105Paの圧力 振幅に対しActelあたり約50mJが必要であることが個々に示された。そ
のために必要な約500Aのピーク電流は、パルス継続時間が短いので、最近の
大電力半導体素子により負担可能である。
する図3の装置において、1.2MHzの励起周波数の際に、105Paの圧力 振幅に対しActelあたり約50mJが必要であることが個々に示された。そ
のために必要な約500Aのピーク電流は、パルス継続時間が短いので、最近の
大電力半導体素子により負担可能である。
【0025】 後者は、特に図5による装置に対しても当てはまる。図3/4または図5/6
による両方の装置の際には、図2に比較して明らかにActelsの数、従って
また能動化のためのスイッチング要素の数が少数ですむ。
による両方の装置の際には、図2に比較して明らかにActelsの数、従って
また能動化のためのスイッチング要素の数が少数ですむ。
【0026】 図2、図3/4および図5/6に示す装置の場合、それぞれストリップ状に金
属化された合成樹脂箔が使用されるので、多くの場合にコスト的に望ましい構成
が可能である。湾曲した表面も形成可能である。
属化された合成樹脂箔が使用されるので、多くの場合にコスト的に望ましい構成
が可能である。湾曲した表面も形成可能である。
【図1】 個々のActelsの動作方法を示す断面図。
【図2】 N×Mの要素から成る2次元のアレイの平面的な配置を示す斜視図。
【図3】 円筒状の音波前面を発生する1.5次元アレイの平面図。
【図4】 図3に示す装置の線・‐・に沿う断面図。
【図5】 球状の音波前面を発生する1.5次元のアレイの平面図。
【図6】 図5に示す装置の線・‐・に沿う断面図。
1、3 電極 2 電解質空間 6 トランジスタ 11 境界要素 20 位相制御されるアレイ 20、20′、20″… アレイ要素 21、31、51 保持体電極 21/23、31/33、51/53 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G047 AC13 GB02 GB18 GB19 GF06 GF18 4C301 AA01 BB12 BB22 DD24 DD25 GB03 GB09 GB13 HH01 5D107 AA09 BB07 CC20 FF08 FF20
Claims (10)
- 【請求項1】 超音波発生が熱−流体的な原理の応用のもとに液体の中で行
われる超音波音場の発生のための装置であって、電解質を有する空間を閉じてお
り、かつ電力パルス発生器により駆動される少なくとも2つの電極と、音波発生
体表面とを有する装置において、 電気的パルスにより加熱すべき電解質空間(2)が、与えるべき電力が半導体
スイッチング要素(6)により制御される範囲に制限されていることを特徴とす
る超音波音場の発生のための装置。 - 【請求項2】 スイッチング要素がトランジスタ(6)またはサイリスタ、
例えば電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 音波発生体表面が規定されたアレイ要素(20、20′、2
0″…)を有する2次元(2D)のアレイとしてパターニングされており、それ
らが個々に駆動可能であることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 音波発生体表面(22)が位相制御されるアレイ(20)と
してパターニングされており、その際に個々のアレイ要素(20、20′、20
″…)が相応の寸法を有することを特徴とする請求項3記載の装置。 - 【請求項5】 円筒状または球状の音波前面を発生するため1.5次元(1
.5D)の配置のアレイ要素が設けられており、それらが個々に駆動可能である
ことを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項6】 アレイ要素(20、20′、20″…)が湾曲した表面の上
に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5の1つに記載の装置。 - 【請求項7】 個々のアレイ要素(20、20′、20″…)の駆動を同時
に、しかし互いに独立して行う駆動電子回路が存在していることを特徴とする請
求項1ないし6の1つに記載の装置。 - 【請求項8】 個々のアレイ要素(20、20′、20″…)の駆動を予め
定める時間差をもって行う駆動電子回路が存在していることを特徴とする請求項
1ないし6の1つに記載の装置。 - 【請求項9】 ドライバートランジスタまたはダイオードマトリックスのよ
うな駆動電子回路の一部分が、直接に保持体電極(21、31、51)の上に一
体化されていることを特徴とする請求項7または8記載の装置。 - 【請求項10】 電解質空間が、電極(1,3;21,23;31,33;
51,53)の間の均等な間隔保持体を形成する要素(11)により制限される
ことを特徴とする請求項1ないし9の1つに記載の装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19743336.7 | 1997-09-30 | ||
DE19743336A DE19743336C2 (de) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | Vorrichtung zur Erzeugung von Ultraschallfeldern |
PCT/DE1998/002870 WO1999017276A1 (de) | 1997-09-30 | 1998-09-28 | Vorrichtung zur erzeugung von ultraschallfeldern |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001518386A true JP2001518386A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=7844243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000514259A Withdrawn JP2001518386A (ja) | 1997-09-30 | 1998-09-28 | 超音波音場の発生のための装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6366535B1 (ja) |
EP (1) | EP1019903B1 (ja) |
JP (1) | JP2001518386A (ja) |
DE (2) | DE19743336C2 (ja) |
WO (1) | WO1999017276A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015111603A1 (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 国立大学法人東京大学 | 超音波発生素子 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19743336C2 (de) * | 1997-09-30 | 2002-01-31 | Siemens Ag | Vorrichtung zur Erzeugung von Ultraschallfeldern |
DE10055633C2 (de) * | 2000-11-10 | 2002-10-10 | Siemens Ag | Stoßwellenquelle |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1076413B (de) * | 1954-06-02 | 1960-02-25 | Fruengel Frank Dr Ing | Stoss-Schallquelle |
US3688562A (en) * | 1967-12-08 | 1972-09-05 | Automation Ind Inc | Ultrasonic inspection apparatus |
US4040000A (en) * | 1976-08-23 | 1977-08-02 | Teledyne Exploration Company | Solid state high energy electrical switch for under-sea-water electric discharge seismic generator |
US4137991A (en) * | 1976-11-23 | 1979-02-06 | International Business Machines Corporation | Clamped acoustic elastic wave generator |
CA1268851A (en) * | 1987-02-20 | 1990-05-08 | Reginald Montgomery Clements | Method and apparatus for generating underwater acoustics |
DE3811052C1 (ja) * | 1988-03-31 | 1989-08-24 | Messerschmitt-Boelkow-Blohm Gmbh, 8012 Ottobrunn, De | |
CA2082080A1 (en) * | 1992-04-20 | 1993-10-21 | Gordon Walter Culp | Thermal urger |
DE19702593C2 (de) * | 1997-01-24 | 2000-07-06 | Siemens Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Stoßwellen für technische, vorzugsweise medizintechnische Anwendungen |
DE19743336C2 (de) * | 1997-09-30 | 2002-01-31 | Siemens Ag | Vorrichtung zur Erzeugung von Ultraschallfeldern |
US5903518A (en) * | 1998-02-23 | 1999-05-11 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Multiple plasma channel high output variable electro-acoustic pulse source |
-
1997
- 1997-09-30 DE DE19743336A patent/DE19743336C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-09-28 WO PCT/DE1998/002870 patent/WO1999017276A1/de active IP Right Grant
- 1998-09-28 JP JP2000514259A patent/JP2001518386A/ja not_active Withdrawn
- 1998-09-28 EP EP98954231A patent/EP1019903B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-09-28 DE DE59803879T patent/DE59803879D1/de not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-03-30 US US09/539,240 patent/US6366535B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015111603A1 (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 国立大学法人東京大学 | 超音波発生素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19743336A1 (de) | 1999-04-08 |
DE59803879D1 (de) | 2002-05-23 |
WO1999017276A1 (de) | 1999-04-08 |
EP1019903A1 (de) | 2000-07-19 |
DE19743336C2 (de) | 2002-01-31 |
EP1019903B1 (de) | 2002-04-17 |
US6366535B1 (en) | 2002-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5484466B2 (ja) | 高出力超音波トランスデューサ | |
JP3798302B2 (ja) | 熱誘起圧力波発生装置 | |
CN101155614B (zh) | 用于软组织处理的方法和装置 | |
US5651365A (en) | Phased array transducer design and method for manufacture thereof | |
WO2006034000A1 (en) | Method and system for ultrasound treatment with a multi-directional transducer | |
RU2001106989A (ru) | Устройство и способ подачи лекарственного средства и генного материала в ткань | |
JP2009527269A (ja) | 脂肪組織の処理のための方法及び装置 | |
CN104010740A (zh) | 背衬部件、超声波探头和超声波影像显示设备 | |
JP2001104356A (ja) | 超音波治療装置 | |
JP2001136599A (ja) | 治療用超音波発生源及び超音波治療装置 | |
EP1428201A2 (en) | Acoustic wave device | |
US5317229A (en) | Pressure pulse source operable according to the traveling wave principle | |
US5427106A (en) | Ultrasound transducer device with a one-dimensional or two-dimensional array of transducer elements | |
JP2001518386A (ja) | 超音波音場の発生のための装置 | |
JP2926054B2 (ja) | 電気音響トランスデューサ | |
JPH03112546A (ja) | 結石破砕装置 | |
RU2121812C1 (ru) | Формирователь акустических волн литотриптора | |
KR20180001542A (ko) | 초음파 변환기 및 이를 포함하는 고강도 집속 초음파 생성 장치 | |
KR20220165421A (ko) | 어레이형 초음파 발진 프로브 | |
JP5605567B2 (ja) | アレイ型超音波送波器 | |
JPH06261908A (ja) | 超音波送波器およびこの送波器を備えた結石破砕装置 | |
CN112912138A (zh) | 超声波辐射器具以及超声波装置 | |
JPH0871079A (ja) | 超音波発生装置 | |
JP3494696B2 (ja) | 電磁音響変換器 | |
EP3682822B1 (en) | Combined shockwave and ultrasound source |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |