JP2001518162A - 内燃機関の過給を調整するための方法 - Google Patents

内燃機関の過給を調整するための方法

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JP2001518162A JP54103698A JP54103698A JP2001518162A JP 2001518162 A JP2001518162 A JP 2001518162A JP 54103698 A JP54103698 A JP 54103698A JP 54103698 A JP54103698 A JP 54103698A JP 2001518162 A JP2001518162 A JP 2001518162A
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Abstract

(57)【要約】 過給圧の非常にロバストな調整を実現するために、積分調整器(INT)によって実施される、過給圧の調整偏差(lde)の積分を前以て決めることができる限界値(ldimx)に制限する。限界値(ldimx)は基本値(ldimxr)とこれに重畳されている補正値(ldimxak)とから合成されて成る。この補正値(ldimxa,ldimxaa)を、回転数(nmot)に依存して適応的に決定し、ここで複数の回転数領域が前以て決められている。前記適応化された補正値(ldimxa,ldimxaa)をステップ状に増大または低減することができる。このことは、主に、過給圧に対する操作量の積分成分(lditv)がその時点の限界値(ldimx)より小さいかまたは大きいときことに依存している。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関の過給を調整するための方法 従来技術 本発明は、内燃機関の過給を調整するために方法であって、目標過給圧と実際 過給圧との間の調整偏差から、操作量を発生し、該操作量は積分調整器から供給 される少なくとも1つの成分を有しており、かつ積分成分に対して限界値を前以 て決め、該限界値を内燃機関の複数の作動特性量に依存している基本値と該基本 値に重畳されている補正値とから求める形式の方法に関する。 この形式の方法は、ドイツ連邦共和国特許第19502250号明細書から公 知である。過給機に対する調整量は、比例成分、微分成分および積分成分から合 成されて成っている。積分成分は内燃機関の定常作動においてもダイナミック作 動においても制限される。ダイナミック作動における積分成分の限界値は、作動 特性量に依存して特性曲線から取り出される基本値と、基本値に重畳される補正 値とから成っている。補正値は、充填空気温度、周囲圧力および内燃機関の回転 数に依存して適応化される。補正値の適応化の種類に関する詳細は、上記の刊行 物からは読み取ることができない。 本発明の課題は、極端に変化する障害量が発生する、例えば全負荷の場合また は回転数ダイナミック特性が非常に種々異なっている場合に著しく種々異なる過 給圧目標値が発生するとき殊に、内燃機関の過給の非常にロバスト(強靱)な調 整を可能にする、冒頭に述べた形式の方法を提供することである。 発明の利点 請求項1の特徴部分に記載のように、この課題は、補正値を回転数に依存して 適応的に決定し、ここで複数の回転数領域が前以て決められているようにするこ とによって解決される。適応される補正値は、調整偏差がしきい値より小さくか つ積分成分がその時点の限界値より小さいとき、ステップ状に低減される。調整 偏差が零より大きくかつ積分成分がその時点の限界値に等しいかまたはそれより 大きいとき、適応される限界値のステップ状の増大が行われる。 このようにして形成される、積分成分の限界値に対する補正値によって、過給 圧調整における著しい過渡的な振動変化を回避することができ、にも拘わらず調 整器の迅速なビルドアップ特性を実現することができる。しばしばダイナミック な作動において運転される非常に出力の大きい車両においてはとりわけ、本発明 の方法では、調整量の積分成分に対する限界値の申し分ない適応能力のために、 過給圧調整の優れた調整特 性が得られるようになる。本発明の方法によって調整回路における許容偏差が確 実に意のままに制御される。 本発明の方法の有利な実施例および好適な実施例は、従属請求項に記載されて いる。 実施例の説明 次に図示の実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。その際: 第1図は、過給圧調整器の機能ダイヤグラムであり、 第2図は、調整器パラメータを求めるための機能ダイヤグラムであり、 第3図は、過給圧操作量の積分成分に対する限界値を求めるための機能ダイヤグ ラムであり、 第4図は、限界値に対する補正値の回転数に依存した適応のための機能ダイヤグ ラムである。 第1図の機能ダイヤグラムからわかるように、特性マップKFLDPSから機 関回転数nmotと絞り弁位置αとに依存して目標過給圧plsolが読み出さ れる。更に、絞り弁の前の圧力センサによって実際過給圧pvdkが測定される 。結合点V1において目標過給圧plsolと実際過給圧pvdkとの間の差が 決定される。この差は調整偏差ldeと表される。過給圧調整を活性化するため の条件B_ldrが存在し ていれば、スイッチS1が結合点V1の出力側に接続され、その結果スイッチS 1の出力側に調整偏差ldeとして目標過給圧plsolと実際過給圧pvdk との間の上記の差が現れる。過給圧調整がアクティブでなければ、即ち条件B_ ldrが生じていなければ、スイッチS1は0.0に加えられている。従って調 整偏差ldeはこの場合、零である。 しきい値決定器SE1は、調整偏差ldeがしきい値UMDYLDRを上回る とき、SRフリップフロップFFのS入力側に論理1を加える。SRフリップフ ロップFFのR入力側はコンパレータK1の出力側に接続されている。このコン パレータK1は、調整偏差が0.0より小さいかまたは0.0に等しいとき、論 理1を送出する。上述の条件下で、調整偏差ldeが値UMDYLDRを上回る とき、即ち定常作動からダイナミック作動への移行が行われるとき、RSフリッ プフロップFFの出力側Qに論理1が現れる。SRフリップフロップFFのR入 力側に論理1が加えられる、即ち調整偏差ldeが0より小さい場合(実際過給 圧は目標過給圧より大きい)、フリップフロップFFはリセットされかつその出 力側Qに論理0が現れる。フリップフロップFFのQ出力側における出力信号B _lddyは、ダイナミック作動(論理1)が生じているかまたは定常作動(論 理0)が生じているかを指示する。 機能ブロックR1において、作動条件B_lddyおよび機関回転数nmot に依存して比例調整パラメータldrkp、微分調整パラメータldrkdおよ び積分調整パラメータldrkiが求められる。機能ブロックR1における調整 パラメータldrkp、ldrkdおよびldrkiの決定を後で第2図に基づ いて更に説明する。 乗算器V2における比例調整パラメータldrkpの、調整偏差ldeとの積 形成によって、ターボチャージャの操作量ldtvに対する比例成分ldptv が生じる。 操作量ldtvに対する微分成分ldrdtvは、微分調整パラメータldr kdと、その時点の調整偏差ldeと、1時間クロック(約50ms)前に求め られた調整偏差lde(i−1)との間のずれとの間の、乗算器V3における積 形成から結果的に得られる。その時点の調整偏差ldeとその前に求められた調 整偏差lde(i−1)との間の差は、結合点V4において形成される。遅延素 子VZ1は、1時間クロック時間分だけ遅延された調整偏差lde(i−1)を 送出する。 操作量ldtvに対する積分成分lditvは、積分器INTによって形成さ れる。積分器は、積分調整パラメータldrkiと遅延された調整偏差lde( i−1)とから積を計算しかつこの積を先行する時間 クロックにおいて求められた積分成分lditv(i−1)に重畳する。 結合点V5において更に、比例成分ldptv、微分成分ldrdtvおよび 積分成分lditvが加算され、そこからターボチャージャのバイパス弁に対す る操作量ldtvが結果的に得られる。 積分成分lditvは、過給圧の調整時の過振動を回避するために上方に向か って制限される。積分成分lditvに対する限界値ldimxは、後で第3図 に基づいて説明する回路ブロックR2において、調整偏差lde、積分成分ld itv、目標過給圧plsol、機関回転数nmotおよびシリンダの目標充填 と最大充填との間の比に依存して求められる。 第2図に図示の機能ブロックR1は、機関回転数nmotに依存している3つ の特性曲線マップLDRQ1DY,LDRQ1STおよびLDRQ2DYを含ん でいる。ダイナミック作動に対する条件B_lddyが加わると、スイッチS2 によって、ダイナミック作動に対する特性曲線LDRQ1DYからの積分調整パ ラメータldrkiが出力側に通し接続される。スイッチS3からは、特性曲線 LDRQ2DYから微分調整パラメータldrkdが出力側に通し接続される。 比例調整パラメータldrkpは、スイッチS4から結合点V6に通される固定 値LDRQODと、微分調整パラメータldrkdとの間の、結合点V6におけ る差形成によって生じる。ダイナミック作動に対する条件B_lddyが存在せ ず、機関が定常作動にあれば、積分調整パラメータldrkiは特性曲線LDR Q1STから取り出される。このことに相応してそのときスイッチS2は特性曲 線LDRQ1STに接続されている。微分調整パラメータldrkdはスイッチ SR3を介して0.0に接続され、かつ比例調整パラメータldrkpはスイッ チS4によって固定値LDRQOSにセットされる。固定値LDRQOD,LD RQOSおよび特性曲線LDR1DY,LDRQ1STおよびLDRQ2DYは 、機関検査台における実験によって、過給調整がダイナミック作動においても定 常作動においても最適化されているように、適応化される。 第3図には、機能ブロックR2が示されている。これは、機関回転数nmot 、目標過給圧plsol、調整偏差lde、シリンダの目標充填の、最大充填に 対する比vrlsolおよび操作量の積分成分lditvから、積分成分ldi tvに対する限界値ldimxを導出する。 この限界値ldimxは、基本値ldimxrと結合点V8においてこれに重 畳される補正値ldimxakとから合成されて成る。付加的に、限界値ldi mxに結合点9において更に、前以て固定的に決められている値LDDIMXを 付加加算することができる 。この値LDDIMXは限界値ldimxの小さな分数部分(約0〜5%)に相 応し、それは、この小さな値を下回ることがないようにするものである。その時 点の積分成分が安全間隔を表している値LDDIMXなしの限界値より大きけれ ば、補償調整すべき過給圧偏差がLDDIMXより大きい値を形成しない限り、 限界値を高めないでも過給圧を自然に調整することができる。 制限段BG1は限界値ldimxを前以て決められた値TVLDMXに制限す る。この値は例えば、過給圧調整に対する操作量のキーイング比の95%に相応 する。 限界値ldimxに対するその時点の補正値ldimxakは、加算器SUの 出力側に現れる。この加算器SUにおいてその入力側1に加わる補正値が所定の 条件下でステップ状に低減されるかまたはステップ状に増大される。 加算器SUにおいて補正値のステップ状の低減が行われるように、次の条件が 満たされるべきである: 過給調整はアクティブでなければならない、即ち条件B_ldrが設定されてい なければならず、かつその時点の限界値ldimxは制限段BG1の上側の端部 または下側の端部にあることは許されない。2つの情報は、ANDゲートAN1 の入力側に加わり、ANDゲートは、上述の2つの条件が満たされているとき、 別のANDゲートAN2に論理1を送出する。別の条件は、調整偏差ldeの絶 対値がしきい値LDEIAより小さければならないという点にある。このために 、調整偏差ldeは絶対値形成器BBおよび引き続いてしきい値決定器SE2に 供給され、しきい値決定器はその出力側に、ANDゲートAN2に対して、調整 偏差ldeの絶対値がしきい値LDELAの下方にあるとき、論理1を送出する 。このしきい値LDEIAはほぼ0である。 更に、しきい値決定器SE3において、シリンダの目標充填の、最大充填に対 する比vrlsolがしきい値LDRVLの上方にあるかどうかが検査される。 そうであれば、機関の全負荷作動が生じておりかつしきい値決定器SE3は論理 1をANDゲートAN2の入力側に送出する。 最後の条件として、更に、積分成分lditvが限界値ldimxより小さい ことが満たされるべきである。コンパレータK2は、これに応じて、操作量にお おける積分成分lditvを結合点V9の前の限界値ldimxと比較する。コ ンパレータK2の出力側に、積分成分lditvが限界値ldimxrより大き いとき、論理1が現れる。コンパレータK2の出力側に、積分成分lditvが 限界値ldimxrより大きいとき、論理1が現れる。インバータNOTを介し て、コンパレータK2の出力信号がANDゲートAN 2の1つの入力側に達する。従って、ANDゲートAN2のこの入力側に、積分 成分lditvが限界値ldimxより小さいとき、論理1が加わる。 上述のすべての条件が満たされているとき、ANDゲートAN2の出力側に論 理1が現れる。加算器SUにおける補正値の負の方向のステップ状の追従に対す るこの条件B_ldimxnは、遅延素子VZ2において固定のチャタリング防 止時間TLDIANだけ遅延されてスイッチS5およびORゲートOR1に導か れる。限界値の負の方向のステップ状の追従に対するこの条件B_ldimxn が生じていれば、スイッチS5は加算器SUの入力側4を固定値メモリSP1に 接続する。このメモリには、限界値の負の方向の追従に対するステップ幅LDD IANがファイルされている。条件B_ldimxnが満たされていなければ( ANDゲートAN2の出力側における論理0に相応する)、スイッチS5はメモ リSP2に切り替わる。このメモリには、限界値の正の方向の追従に対するステ ップ幅LDDIAPがファイルされている。 限界値のステップ状の正の追従に対して次の3つの条件が満たされるべきであ る: ◎ 負のステップ状の追従の場合に上述したように、ANDゲートAN1の出力 側に、論理1が現れる。 ◎ 更に、調整偏差ldeは0より大きくなければならず、その際既に0の非常 に小さな偏差で十分である 。しきい値決定器SE4はその出力側に、この条件が満たされているとき、論理 1を発生する。 ◎ 更に、操作量のその時の積分成分lditvがその時点の限界値ldima xより大きくなければならない。既に先に説明したように、この条件はコンパレ ータK2によって検査される。 このコンパレータK2の出力側並びにしきい値決定器SE4の出力側もAND ゲートAN1の出力側もANDゲートAN3に接続されている。上述の3つの条 件が満たされているとき、ANDゲートAN3の出力側には論理1が現れる。 ANDゲートAN3の出力信号、補正値のステップ状の正の追従に対する条件 B_ldimxpは遅延素子VZ3を介して導かれる。遅延素子の遅延時間は、 機関回転数nmotに依存している特性曲線TLDIAPNから取り出されるチ ャタリング防止時間に等しい。限界値の負のステップ状の追従に対する条件B_ ldimxnおよび正のステップ状の追従に対する条件B_ldimxpは両方 とも、ORゲートOR1の入力側に加わる。加算器SUの入力側2に加わるその 出力信号は加算器SUに、その入力側1に加わる限界値の正のステップ状の追従 が行われるべきであるかまたは負のステップ状の追従が行われるべきであるかを 信号報知する。 加算器SUの出力側に現れる補正値ldimxak は、機能ブロックASの入力側5にも供給され、そこで補正値の適合が行われる 。この適合は、一方において機関の全負荷作動が生じておりかつ他方において補 正値の正または負のステップ状の追従に対する条件が満たされているときにだけ 行われる。全負荷作動に関する情報は、上述したしきい値決定器SE3の出力側 において取り出すことができる。補正値の正のステップ状の追従が行われるか、 負のステップ状の追従が行われるかについての情報は、ORゲートOR1の出力 信号から取り出すことができる。しきい値決定器SE3の出力信号もORゲート OR1の出力信号もANDゲートAN4の入力側に供給される。上述の2つの条 件が満たされていれば、ANDゲートAN4の出力信号B_ldimxaは論理 1である。補正値の適合に対する条件B_ldimxaは機能ブロックASの入 力側6に加わる。条件B_1dimxa=1であるときはいつも、加算器SUの その時の値は機能ブロックASの相応のメモリセルに転送される。そこには複数 の適合特性曲線をシミュレートする値が記憶されている。 機能ブロックASにおける補正値の適合に対する基準値stldeaは機能ブ ロックR3から供給される。機能ブロックR3は更に、基準値交代に関する情報 B_stldwを送出する。 補正値ldimxakの形成のために加算器SUの 入力側1に、適合された補正値が機能ブロックASから供給されるかまたは適合 された補正値ldimxaaが供給される。後者では、負の方向において発生す る急激な変化が最大値に制限されている。スイッチS6を介して、適合された補 正値ldmixaと制限された補正値ldimxaaとの選択が行われる。スイ ッチS6は、制限されていない適合された補正値ldimxaに過給圧調整の開 始時に、即ち過給圧調整に対する条件B_ldrの上昇側縁の出現後直ちに切り 替わる。信号B_ldrの上昇側縁はフリップフロップAFが検出する。その他 の場合は、スイッチS6は他方の位置にありかつ加算器SUの入力側1に制限さ れた適合された補正値ldimxaaを供給する。 加算器SUの入力側3には、ORゲートOR2の出力側から、過給圧活性化信 号B_ldrの上昇側縁が存在するかまたは信号B_stldwが機能ブロック R3における基準値交代を指示しているかどうかの情報が供給される。 制限された適合された補正値ldimxaaは次のように形成される。機能ブ ロックASの出力側に現れる適合された補正値ldimxaから、結合点V10 において、加算器SUから出力されたその時点の補正値ldimxakが減算さ れる。差信号ldimxadは制限段BG2に供給される。制限段BG2は差信 号ldimxadの負の急激な変化を前以て決められ た限界値LDMXNNに制限する。制限段BG2の出力側における制限された差 信号ldimxabは、結合点V11においてその時点の補正値ldimxak に再び加算されるので、そこから最終的に、制限された適合化された補正値ld imxaaが生じる。 入力側7における適応化のために機能ブロックASに供給される基準値sdl deaがどのように形成されるかは、第4図から読み取ることができる。例えば 、ヒステリスを発生する4つの回路H1,H2,H3およびH4が設けられてい る。すべての回路H1なしH4に加わるヒステリス定数LDHIAがヒステリス 幅を前以て決める。4つの回路H1ないしH4のヒステリスは回転数nmotに 関して、それぞれのヒステリスが4つの回転数領域の1つをカバーするように分 配されている。個々のヒステリスのこの回転数に依存している位置は、個々のヒ ステリス回路H1ないしH4に対する定数STLDIA1,STLDIA2,S TLDIA3およびSTLDIA4によって前以て決められる。4つの回転数領 域のどれにその時点の回転数nmotがあるのかに応じて、ヒステリス回路H1 またはH2またはH3またはH4の出力側に信号が現れる。出力信号のそれぞれ はスイッチS7,S8,S9およびS10を制御する。スイッチS7,S8,S 9およびS10の入力側に、5つの基準値1.0,2.0,3.0,4.0およ び5.0が加わる。スイッ チ位置に応じて、即ちその時点の回転数領域に依存して、5つの基準値の1つが 出力信号stldiaとして通し接続されかつ適応回路ASの入力側7に達する 。基準値stldeaの大きさに応じて、適応特性曲線の急峻度が高められるか または低減される。即ち、適合された補正値ldimxaは適応によって大きく なるかまたは小さくなる。 ヒステリス回路H1…H4には、右側の切換点STLDIA1…4および左側 の切換点STLDIA1…4−LDHIAがある。回転数の上昇時、即ちnmo t≧STLDIA1…4のとき、当該のヒステリス回路H1…4は「1」に切り 換えられる。その後、nmot≦STLDIA1…4−LDHIAのとき、「0 」への戻し切換が続く。 基準値交代B_stldwに関する情報はコンパレータK3を用いて得られる 。コンパレータはその時点の基準値値stldiaとその前に求められた基準値 値stldia(i−1)とを比較する。遅延素子VZ4は先行する基準値値s tldia(i−1)をコンパレータK3に対して用意する。コンパレータK3 の入力側に加わる2つの基準値値stldiaおよびstldia(i−1)が 相互に相異していると、コンパレータK3はその出力側に、基準値交代B_st ldwの情報を送出する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー ヘーミング ドイツ連邦共和国 D―74861 ノイデナ ウ ナハティガレンヴェーク 15 (72)発明者 イワン スルジャディ ドイツ連邦共和国 D―71665 ファイヒ ンゲン タネンヴェーク 51 (72)発明者 シュテフェン フランケ ドイツ連邦共和国 D―71701 シュヴィ ーバーディンゲン ダンツィガー シュト ラーセ 2 (72)発明者 ミヒャエル ボイエルレ ドイツ連邦共和国 D―71706 マルクグ レーニンゲン マルクトプラッツ 13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 内燃機関の過給を調整するための方法であって、目標過給圧と実際過給圧 との間の調整偏差から操作量を発生し、該操作量は積分調整器から供給される少 なくとも1つの成分を有しており、かつ積分成分に対して限界値を前以て決め、 該限界値を、内燃機関の複数の作動特性量に依存している基本値と該基本値に重 畳されている補正値とから求める形式の方法において、 前記補正値(ldimxa,ldimxaa)を、回転数(nmot)に依存 して適応的に決定し、ここで複数の回転数領域が前以て決められており、 前記調整偏差(lde)がしきい値(LDEIA)より小さくかつ前記積分成 分(lditv)がその時点の限界値より小さいとき、前記適応化される補正値 (ldimxa,Idimxaa)をステップ状に低減し、 前記調整偏差(lde)が零より大さくかつ前記積分成分(lditv)がそ の時点の限界値(Idimx)に等しいかまたはそれより大きいとき、前記適応 化される補正値(ldimxa,ldimxaa)をステップ状に大きくする ことを特徴とする方法。 2. 前記適応化される補正値(ldimxa,ld imxaa)のステップ状の低減を、機関の全負荷作動が生じているときかつ前 記積分成分(lditv)のその時点の限界値(ldimx)が前記操作量(l dtv)の下側のしきい値にないときにだけ、実施する 請求項1記載の方法。 3. 前記適応化される補正値(ldimxa,ldimxaa)のステップ状 の増大を、前記積分成分(lditv)のその時点の限界値(ldimx)が前 記操作量(ldtv)の上側のしきい値にないときにだけ、実施する 請求項1記載の方法。 4. 前記限界値(ldimx)に、前記操作量(ldtv)の上側のしきい値 の約0〜5%にあたる固定の絶対値(LDDIMX)を加算する 請求項1記載の方法。 5. 前記適応化される補正値(ldimxa,ldimxaa)のステップ状 の増大または低減を、該適応化された補正値(ldimxa,ldimxaa) の増大または低減に対する条件が満足された後、チャタリング防止時間(TLD IAPN,TLDIAN)だけ遅延して行う 請求項1記載の方法。 6. 前記適応化される補正値(ldimxa,ldimxaa)の低減の際の チャタリング防止時間( TLDIAN)は固定的に前以て決められた時間でありかつ前記適応化された補 正値(ldimxa,ldimxaa)の増大の際のチャタリング防止時間(T LDIAPN)は、回転数(nmot)に依存している特性曲線から取り出す 請求項5記載の方法。 7. 或る回転数領域から別の回転数領域への交代の際に発生する、適応化され る補正値(ldimxa)の跳躍的変化(ldimxad)を負の方向において 最小値(LDMXNN)に制限しかつ該制限を、過給圧調整の活性化後(B_l dr)直ちに解消する 請求項1記載の方法。 8. 前記限界値(ldimx)の基本値(ldimwr)を、回転数(nmo t)、目標過給圧(plsol)および周囲圧(pu)に依存して特性マップ( KFLDIMX,KFLDIOPU)から導出する 請求項1記載の方法。
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