JP2004108368A - 内燃機関の過給圧調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の作動特性量の目標値と該作動特性量の実際値との間の調整偏差から操作量を生成し、該操作量は積分調整器から供給される少なくとも1つの成分を有しておりかつ該積分成分に対して少なくとも1つの限界値を前以て定め、該限界値は内燃機関の複数の作動特性量から求められる、内燃機関の過給調整方法を過給圧目標値が低い場合にも適正な積分成分制限が行われて過給圧に過振動が生じないようにする。
【解決手段】限界値を求めるために使用される作動特性量の第1の作動特性量を第2の作動特性量に依存して適合的に決定することによって該限界値を適合する。
【選択図】図4
【解決手段】限界値を求めるために使用される作動特性量の第1の作動特性量を第2の作動特性量に依存して適合的に決定することによって該限界値を適合する。
【選択図】図4
Description
本発明は、内燃機関の作動特性量の目標値と該作動特性量の実際値との調整偏差から、積分調整器から供給される少なくとも1つの成分を有している操作量を発生しかつ該積分成分に対して、内燃機関の複数の作動特性量から求められる限界値を前以て決める、内燃機関の過給調整方法に関する。
この形式の方法は、DE19712861A1から公知である。そこには、目標過給圧と実際過給圧との間の調整偏差から、積分調整器から供給される少なくとも1つの成分を有している操作量を発生しかつ該積分成分に対して、内燃機関の複数の作動特性量に依存している基本値と該基本値に重畳された補正値とから求められる限界値を前以て決める、内燃機関の過給調整方法が提案される。更に補正値が回転数に依存して適応的に決定され、その際複数の回転数領域が前以て決められている。適応された補正値は、調整偏差がしきい値より小さくかつ積分成分が実時点の限界値より小さいとき、ステップ状に低減される。調整偏差が零より大きくかつ積分成分が実時点の限界値に等しいかまたはそれより大きいとき、適応された補正値はステップ状に拡大される。
チャージャに対する操作量は比例成分、微分成分および積分成分から合成されて成る。積分成分は内燃機関のスタチックな作動においてもダイナミックな作動においても制限される。ダイナミックな作動における積分成分の限界値は、作動特性量に依存して特性曲線から取り出される基本値とこの基本値に重畳されている補正値とから成っている。補正値は、過給気温度、周囲圧力および内燃機関の回転数に依存して適合化される。
DE19812843A1号から、目標過給圧と実際過給圧との調整偏差から、排気ガスターボチャージャのタービンを介して供給される排気ガス流に作用する調整操作部材に対する操作量が発生される、内燃機関の過給圧調整方法が公知である。操作量または該操作量を形成する別の1つまたは複数の量が特性マップにおいて、変換後、操作量と調整量(過給圧)との間に少なくとも近似的に線形の関係が成り立つような値に変換される。
過給圧調整区間の生じる特性は直線といわゆる基本過給圧の形のオフセットとによってにおいて記述することができる。この基本過給圧は例えばガソリン機関において通例である排気ガス逃がし弁(ウェスト・ゲート)アクチュエータの所望しない(負の)特性である。これは過給圧からの過圧の供給のためである。基本過給圧は任意の内燃機関、すなわち例えばオットーおよびディーゼル機関に対して、過給圧調整の最も下側の操作限界(0%のキーイング比)でありかつ機関制御部内でモデル化される。
これまで、オフセット値の形の、限界値に対する適合値はキーイング比レベルにおいて形成される。この適合オフセットは機関回転数を介してアドレス指定可能に格納されるセルに記憶される。
積分成分の制限はとりわけ、調整器に規定されて生じる、過給圧における過振動を回避するという課題を持っている。このために、絶対過給圧マイナス基本過給圧に等しい相対目標過給圧と回転数とに依存して、適用される所要操作量が求められる。このキーイング比は、上述した適合補正の他に過給気温度およびウォームアップ介入操作によっても補正される。
このストラテジーにおいて問題なのは、過給圧目標値が基本過給圧の下方にある場合コンスタントに、上に述べた適合オフセットが出力され、このために著しく正の適合値では積分成分の制限は極めて高いところにくることになり、過給圧中に相応の過振動が伴う。
DE19712861A1
DE19812843A1
従って本発明の課題は、過給圧目標値が低い場合にも適正な積分成分制限が行われて過給圧に過振動が生じないようにする過給圧調整方法を提供することである。
この課題は、冒頭に述べた形式の方法から出発して本発明によれば、請求項1の特徴部分に記載のように、限界値を求めるために使用される作動特性量の第1の作動特性量を第2の作動特性量に依存して適合的に決定することによって該限界値を適合するという構成によって解決される。このようにして、限界値の適合は、操作量、例えばキーイング比のレベルから第1の作動特性量、例えば限界値を求めるために使用される調整量のレベルへ移行される。従って限界値の適合オフセットは生じないですむ。従って上に述べた過振動は回避される。
従属請求項に記載の構成によって請求項1に記載の方法の発展形態および改良形態が可能である。
第1の作動特性量を内燃機関の少なくとも1つの第3の作動特性量に依存している基本値と該基本値に重畳された補正値とから求め、ここで補正値は第2の作動特性量に依存して適合的に決定されるようにすれば特別有利である。このようにして、限界値の適合は特別簡単かつ僅かな手間で実現されかつ補正値の適合に制限される。
調整偏差がしきい値より小さくかつ積分成分が実時点の限界値より小さいとき、適合された補正値をステップ状に低減しかつ調整偏差が零より大きくかつ積分成分が実時点の限界値に等しいかまたはそれより大きいとき、適合された補正値をステップ状に拡大するようにすれば一層の利点が得られる。積分成分の限界値に対するこのようにして形成された補正値によって、過給圧調整時の著しい過振動を回避することができ、にも拘わらず調整器の迅速な過渡振動特性を実現することができる。ダイナミック作動で走行されることが多い非常に出力の大きい車両では特に、本発明の方法は操作量の積分成分に対する限界値の非常に申し分ない適合能力のために過給圧調整の優れた調整特性を可能にする。本発明の方法によって、調整回路における許容偏差は信頼性を以てうまくあしらわれる。
更に、限界値の基本値を第2の作動特性量と実時点の周囲条件を特徴付けている量とに依存して特性マップから導出するようにすれば有利である。
過給領域におけるキーイング比偏差は実質的に基本過給圧の変化にその原因を求めることができることが経験で分かっている。このような変化は機関回転数に応じて著しく異なって現れる可能性があるので、ここで回転数に依存した適合が有意味であるように思われる。
次に本発明を図示の実施例につき図面を用いて詳細に説明する。
図1には、吸気管12と排気通路13とを備えた内燃機関10が示されている。吸気管12には、絞り弁14と、該絞り弁1の開放角度αを検出するためのセンサ15とが設けられている。更に吸気管12には絞り弁14の下流側に、実際過給圧pvdkを検出するための圧力センサ16が配置されている。内燃機関10には、機関回転数nmotを検出するための回転数センサ17が取り付けられている。内燃機関10はターボチャージャを備えており、その際排気タービン18は排気通路13に配置されておりかつ圧縮機19は吸気管12に配置されている。圧縮機19は軸11(破線で示されている)を介して排気タービン18によって駆動される。排気タービン18は周知のように、バイパス弁21が配置されているバイパス導管20によってバイパスされている。バイパス弁21は、周知のように、エレクトロニューマチックなタンク弁と接続されているばね負荷されている圧力ボックスを介して制御される。エレクトロニューマチックなタンク弁を有するばね負荷されている圧力ボックスは図1ではブロック22によって象徴的に示されている。
後で一層詳しく説明する、入力信号として絞り弁開放角度α、測定された実際過給圧pvdkおよび機関回転数nmotが供給される調整器23は、バイパス弁21に対する操作量ldtvを発生する。より正確に言えば、操作量ldtvはパルス幅変調された信号としてエレクトロニューマチックなタンク弁を制御する。弁はばね負荷されている圧力ボックスに対する圧力を生成し、圧力ボックスがバイパス弁に作用する。タービン18を介する排気流は、タービンの幾何学形状(タービンジオメトリー)を変化させることでも制御することができる。
次に図2ないし図6に基づいて、調整器23に対する例を説明する。その際それはPID調整器である、しかし別のいずれかの形式の調整器を使用することもできる。
図2の機能ダイヤグラムからわかるように、特性マップKFLDPSから機関回転数nmotと絞り弁位置αとに依存して目標過給圧plsolが読み出される。更に、絞り弁の前の圧力センサによって実際過給圧pvdkが測定される。結合点V1において目標過給圧plsolと実際過給圧pvdkとの間の差が決定される。この差は調整偏差Ideと称される。過給圧調整を活性化するための条件B ldrが存在していればスイッチS1が結合点V1の出力側に接続され、その結果スイッチS1の出力側に調整偏差ldeとして目標過給圧plsolと実際過給圧pvdkとの間の上記の差が現れる。過給圧調整がアクティブでなければ、即ち条件B ldrが生じていなければ、スイッチS1は0.0に加えられている。従って調整偏差ldeはこの場合零である。
しきい値決定器SE1は、調整偏差ldeがしきい値UMDYLDRを上回るとき、SRフリップフロップFFのS入力側に論理1を加える。SRフリップフロップFFのR入力側はコンパレータK1の出力側に接続されている。このコンパレータK1は、調整偏差が0.0より小さいかまたは0.0に等しいとき、論理1を送出する。上述の条件下で、調整偏差ldeが値UMDYLDRを上回るとき、即ち定常作動からダイナミック作動への移行が行われるとき、SRフリップフロップFFの出力側Qに論理1が現れる。SRフリップフロップFFのR入力側に論理1が加えられる、即ち調整偏差ldeが0より小さい場合(実際過給圧は目標過給圧より大きい)、フリップフロップFFはリセットされかつその出力側Qに論理0が現れる。フリップフロップFFのQ出力側における出力信号B lddyは、ダイナミック作動(論理1)が生じているかまたは定常作動(論理0)が生じているかを指示する。
機能ブロックR1において、作動条件B lddyおよび機関回転数nmotに依存して比例調整パラメータldrkp、微分調整パラメータldrkdおよび積分調整パラメータldrkiが求められる。機能ブロックR1における調整パラメータldrkp、ldrkdおよびldrkiの決定を後で図3に基づいて更に説明する。
乗算器V2における比例調整パラメータldrkpの、調整偏差ldeとの積形成によって、ターボチャージャの操作量ldtvに対する比例成分ldptvが生じる。
操作量ldtvに対する微分成分ldrdtvは、微分調整パラメータldrkdと、その時点の調整偏差ldeと1時間クロック(約50ms)前に求められた調整偏差lde(i−1)との間のずれとの、乗算器V3における積形成から結果的に得られる。その時点の調整偏差ldeとその前に求められた調整偏差lde(i−1)との間の差は、結合点V4において形成される。遅延素子VZ1は、1時間クロック時間分だけ遅延された調整偏差lde(i−1)を送出する。
操作量ldtvに対する積分成分lditvは、積分器INTによって形成される。積分器は、積分調整パラメータldrkiと遅延された調整偏差lde(i−1)とから積を計算しかつこの積を先行する時間クロックにおいて求められた積分成分lditv(i−1)に重畳する。
結合点V5において更に、比例成分ldptv、微分成分ldrdtvおよび積分成分lditvが加算され、そこからターボチャージャのバイパス弁に対する操作量Idtvが結果的に得られる。
積分成分lditvは、過給圧の調整時の過振動を回避するために上方に向かって制限される。積分成分lditvに対する限界値ldimxは、後で図4に基づいて説明する回路ブロックR2において、調整偏差lde、積分成分lditv、目標過給圧plsol、機関回転数nmotおよびシリンダの目標充填と最大充填との間の比vrlsolに依存して求められる。
図3に図示の機能ブロックR1は、機関回転数nmotに依存している3つの特性曲線マップLDRQ1DY,LDRQ1STおよびLDRQ2DYを含んでいる。ダイナミック作動に対する条件B lddyが加わると、スイッチS2によって、ダイナミック作動に対する特性曲線LDRQ1DYからの積分調整パラメータldrkiが出力側に通し接続される。スイッチS3からは、特性曲線LDRQ2DYから微分調整パラメータldrkdが出力側に通し接続される。比例調整パラメータldrkpは、スイッチS4から結合点V6に通される固定値LDRQODと、微分調整パラメータldrkdとの間の、結合点V6における差形成によって生じる。
ダイナミック作動に対する条件B lddyが存在せず、機関が定常作動にあれば、積分調整パラメータldrkiは特性曲線LDRQ1STから取り出される。このことに相応してそのときスイッチS2は特性曲線LDRQ1STに接続されている。微分調整パラメータldrkdはスイッチSR3を介して0.0に接続され、かつ比例調整パラメータldrkpはスイッチS4によって固定値LDRQOSにセットされる。固定値LDRQOD,LDRQOSおよび特性曲線LDR1DY,LDRQ1STおよびLDRQ2DYは、機関検査台における実験によって、過給調整がダイナミック作動においても定常作動においても最適化されているように、適応化される。
図4には、機能ブロックR2が示されている。これは、機関回転数nmot、目標過給圧plsol、補正された基本過給圧plgruk、調整偏差lde、シリンダの目標充填の、最大充填に対する比vrlsolおよび操作量の積分成分lditvから、積分成分lditvに対する限界値ldimxを導出する。
相対目標過給圧plsolrは、基本値、すなわち絶対目標過給圧plsolと、これに結合点V20においてマイナス方向に重畳される補正値plgruk、すなわち補正された基本過給圧とから形成されて成る。限界値ldimxの前制御値(Vorsteuerwert)ldimxrは回転数nmotと相対目標過給圧plsolrとに依存して特性マップKFLDIMXから取り出される。付加的に、前制御値ldimxrに結合点9において更に、前以て固定的に決められている値LDDIMXを付加加算することができる。この値LDDIMXは限界値ldimxの小さな分数部分(約0〜5%)に相応し、それは、この小さな値を下回ることがないようにするものである。その時点の積分成分が安全間隔を表している値LDDIMXなしの限界値より大きければ、補償調整すべき過給圧偏差がLDDIMXより大きい値を形成しない限り、限界値を高めないでも過給圧を自然に調整することができる。
前制御値ldimxrによって、積分成分の可変の最小値および最大値制限の形の途中の前制御(Semivorsteuerung)が実現可能である。最小値および最大値制限の形成は固定的に定められているキーイング比値を用いた加算的補正によって行われる。ここでキーイング比値は前制御値ldimxrとは制限値LDDIMNNによる最小値制限に対してマイナス方向にもしくは制限値LDDIMNXNによる最大値制限に対してプラス方向に相異しているので、この前制御値ldimxrを中心に最小−最大値制限内で積分成分の動作領域が確定される。図4の説明している例では最大値制限は例えば値LDDIMXによって実現することができるので、積分成分に対する上側の限界値として限界値Idimxが生じる。その場合値LDDIMXは最大値制限に対する制限値LDDIMXNに相応している。相応に、積分成分に対する下側の限界値ldimnを、前制御値ldimxrから制限値LDDIMNNを差し引くことによって形成することができる。しかしこのことは分かり易くする理由から図には示されていない。
制限段BG1は限界値ldimxを前以て決められた値TVLDMXに制限する。この値は例えば、過給圧調整に対する操作量のキーイング比の95%に相応する。
基本過給圧plgrukに対するその時点の補正値dplgudiaは、加算器SUの出力側に現れる。この加算器SUにおいてその入力側1に加わる補正値が所定の条件下でステップ状に低減されるかまたはステップ状に増大される。
加算器SUにおいて補正値のステップ状の低減が行われるには、次の条件が満たされるべきである:
過給調整はアクティブでなければならない、即ち条件B ldrが設定されていなければならず、かつその時点の限界値ldimxは制限段BG1の上側の端部または下側の端部にあることは許されない。2つの情報は、ANDゲートAN1の入力側に加わり、ANDゲートは、上述の2つの条件が満たされているとき、別のANDゲートAN2に論理1を送出する。別の条件は、調整偏差ldeの絶対値がしきい値LDEIAより小さくなければならないという点にある。このために、調整偏差ldeは絶対値形成器BBおよび引き続いてしきい値決定器SE2に供給され、しきい値決定器はその出力側に、ANDゲートAN2に対して、調整偏差ldeの絶対値がしきい値LDELAの下方にあるとき、論理1を送出する。このしきい値LDEIAはほぼ0である。
過給調整はアクティブでなければならない、即ち条件B ldrが設定されていなければならず、かつその時点の限界値ldimxは制限段BG1の上側の端部または下側の端部にあることは許されない。2つの情報は、ANDゲートAN1の入力側に加わり、ANDゲートは、上述の2つの条件が満たされているとき、別のANDゲートAN2に論理1を送出する。別の条件は、調整偏差ldeの絶対値がしきい値LDEIAより小さくなければならないという点にある。このために、調整偏差ldeは絶対値形成器BBおよび引き続いてしきい値決定器SE2に供給され、しきい値決定器はその出力側に、ANDゲートAN2に対して、調整偏差ldeの絶対値がしきい値LDELAの下方にあるとき、論理1を送出する。このしきい値LDEIAはほぼ0である。
更に、しきい値決定器SE3において、シリンダの目標充填の、最大充填に対する比vrlsolがしきい値LDRVLの上方にあるかどうかが検査される。そうであれば、機関の全負荷作動が生じておりかつしきい値決定器SE3は論理1をANDゲートAN2の入力側に送出する。
最後の条件として、更に、積分成分lditvが限界値ldimxより小さいことが満たされるべきである。コンパレータK2は、これに応じて、操作量における積分成分lditvと結合点V9の前の限界値ldimxとを比較する。コンパレータK2の出力側に、積分成分lditvが限界値ldimxrより大きいとき、論理1が現れる。コンパレータK2の出力側に、積分成分lditvが前制御値ldimxrより大きいとき、論理1が現れる。インバータNOTを介して、コンパレータK2の出力信号がANDゲートAN2の1つの入力側に達する。従って、ANDゲートAN2のこの入力側に、積分成分lditvが限界値ldimxより小さいとき、論理1が加わる。
上述のすべての条件が満たされているとき、ANDゲートAN2の出力側に論理1が現れる。加算器SUにおける補正値の負の方向のステップ状の追従に対するこの条件B ldimxnは、遅延素子VZ2において固定のチャタリング防止時間TLDIANだけ遅延されてスイッチS5およびORゲートOR1に導かれる。補正値の負の方向のステップ状の追従に対するこの条件B ldimxnが生じていれば、スイッチS5は加算器SUの入力側4を固定値メモリSP1に接続する。このメモリには、補正値の負の方向の追従に対するステップ幅LDDIANがファイルされている。条件B ldimxnが満たされていなければ(ANDゲートAN2の出力側における論理0に相応する)、スイッチS5はメモリSP2に切り替わる。このメモリには、補正値の正の方向の追従に対するステップ幅LDDIAPがファイルされている。
補正値のステップ状の正方向の追従に対して次の3つの条件が満たされるべきである:
−負のステップ状の追従の場合に上述したように、ANDゲートAN1の出力側に、論理1が現れる。
−更に、調整偏差ldeは0より大きくなければならず、その際既に0からの非常に小さな偏差で十分である。しきい値決定器SE4はその出力側に、この条件が満たされているとき、論理1を発生する。
−更に、操作量のその時の積分成分lditvがその時点の限界値ldimaxより大きくなければならない。既に先に説明したように、この条件はコンパレータK2によって検査される。
−負のステップ状の追従の場合に上述したように、ANDゲートAN1の出力側に、論理1が現れる。
−更に、調整偏差ldeは0より大きくなければならず、その際既に0からの非常に小さな偏差で十分である。しきい値決定器SE4はその出力側に、この条件が満たされているとき、論理1を発生する。
−更に、操作量のその時の積分成分lditvがその時点の限界値ldimaxより大きくなければならない。既に先に説明したように、この条件はコンパレータK2によって検査される。
このコンパレータK2の出力側並びにしきい値決定器SE4の出力側もANDゲートAN1の出力側もANDゲートAN3に接続されている。上述の3つの条件が満たされているとき、ANDゲートAN3の出力側には論理1が現れる。
ANDゲートAN3の出力信号、補正値のステップ状の正方向の追従に対する条件B ldimxpは遅延素子VZ3を介して導かれる。遅延素子の遅延時間は、機関回転数nmotに依存している特性曲線TLDIAPNから取り出されるチャタリング防止時間に等しい。補正値の方向のステップ状の追従に対する条件B ldimxnおよび正方向のステップ状の追従に対する条件B ldimxpは両方とも、ORゲートOR1の入力側に加わる。加算器SUの入力側2に加わるその出力信号は加算器SUに、その入力側1に加わる補正値の正方向のステップ状の追従が行われるべきであるかまたは負方向のステップ状の追従が行われるべきであるかを信号報知する。
加算器SUの出力側に現れる補正値dplgudiaは、機能ブロックASの入力側5にも供給され、そこで補正値の適合が行われる。この適合は、一方において機関の全負荷作動が生じておりかつ他方において補正値の正または負方向のステップ状の追従に対する条件が満たされているときにだけ行われる。全負荷作動に関する情報は、上述したしきい値決定器SE3の出力側において取り出すことができる。補正値の正方向のステップ状の追従が行われるか、負方向のステップ状の追従が行われるかについての情報は、ORゲートOR1の出力信号から取り出すことができる。しきい値決定器SE3の出力信号もORゲートOR1の出力信号もANDゲートAN4の入力側に供給される。上述の2つの条件が満たされていれば、ANDゲートAN4の出力信号B ldimxaは論理1である。補正値の適合に対する条件B ldimxaは機能ブロックASの入力側6に加わる。条件B ldimxa=1であるときはいつも、加算器SUのその時の値は機能ブロックASの相応のメモリセルに転送される。そこには適合特性曲線をシミュレートする沢山の値が記憶されている。
機能ブロックASにおける補正値の適合に対する支援基準値stldiaは機能ブロックR3から供給される。機能ブロックR3は更に、支援基準値交代に関する情報B stldwを送出する。
補正値dplgldiaの形成のために加算器SUの入力側1に、適合された補正値Idimaxaが機能ブロックASから供給されるかまたは適合された補正値ldimxaaが供給される。後者では、負の方向において発生する急激な変化が最小値に制限されている。スイッチS6を介して、適合された補正値ldmixaと制限された適合された補正値ldimxaaとで選択が行われる。スイッチS6は、制限されていない適合された補正値ldimxaに過給圧調整の活性化の開始時に、即ち過給圧調整に対する条件B ldrの上昇側縁の出現後直ちに切り替わる。信号B ldrの上昇側縁はフリップフロップAFが検出する。その他の場合は、スイッチS6は他方の位置にありかつ加算器SUの入力側1に制限された適合された補正値ldimxaaを供給する。
加算器SUの入力側3には、ORゲートOR2の出力側から、過給圧活性化信号B ldrの上昇側縁が存在するかまたは信号B stldwが機能ブロックR3における支援基準値交代を指示しているかどうかの情報が供給される。
制限された適合された補正値ldimxaaは次のように形成される。機能ブロックASの出力側に現れる適合された補正値ldimxaから、結合点V10において、加算器SUから出力されたその時点の補正値dplgudliaが減算される。差信号ldimxadは制限段BG2に供給される。制限段BG2は差信号ldimxadの負方向の急激な変化を前以て決められた限界値LDMXNNに制限する。制限段BG2の出力側における制限された差信号ldimxabは、結合点V11においてその時点の補正値dplguldiaに再び加算されるので、そこから最終的に制限された適合された補正値ldimxaaが生じる。
図7には、調整特性曲線の経過aが示されている。その際、特性曲線は、調整量−過給圧pvdk−の、操作量ldtvに対する依存性を示している。特性曲線aは通例、非線形の経過を有しており、それは主に、エレクトロニューマチックタンク弁と、これによって制御されるばね負荷された圧力ボックスとこれによって操作されるバイパス弁とから成る操作部材によって引き起こされる。その非線形性のために、特性曲線aは、図7に示されているように、相互に大きく離れている動作点A1およびA2において異なった急峻度を有している。例えば調整器が動作点A1に調整設定されているとすれば、操作量が値Δldtvだけ変化すると過給圧は40ミリバールであるΔpvdk1変化することになる。それから動作点がA2に移動すると、操作量の同じ変化Δldtvにより、約220ミリバールである値Δpvdk2分の著しく大きな変化を引き起こすことになる。即ち、A1からA2への動作点移動において過給圧調整では、約180ミリバールの過振動が調整設定されることになる。この種の不都合な効果は、非線形の特性曲線aを線形の特性曲線bに変換することによって回避される。線形の特性曲線bでは、操作量ldtvの、値Δldtvだけの変化で同じ過給圧変化が引き起こされることになる。
調整特性曲線の線形化は次の手段によって実現することができる:
図2に示されているように、結合点V5の出力側に現れる操作量ldtvが特性マップKFLDに供給される。この特性マップKFLDにおいて、それぞれの可能な動作点に対して、調整器によって求められた操作量が、操作量ldtvの変換された値と過給圧pvdkとの間で最終的に、線形の関係が成り立つような値に変換される。調整器の適合の期間に既知の非線形の特性曲線aから導出された変換値が特性マップKFLDに記憶されるので、調整器の通常の作動期間中、操作量のそれぞれ計算された値に、相応する変換された値を対応付けてやることができる。
図2に示されているように、結合点V5の出力側に現れる操作量ldtvが特性マップKFLDに供給される。この特性マップKFLDにおいて、それぞれの可能な動作点に対して、調整器によって求められた操作量が、操作量ldtvの変換された値と過給圧pvdkとの間で最終的に、線形の関係が成り立つような値に変換される。調整器の適合の期間に既知の非線形の特性曲線aから導出された変換値が特性マップKFLDに記憶されるので、調整器の通常の作動期間中、操作量のそれぞれ計算された値に、相応する変換された値を対応付けてやることができる。
操作量の変換のために特性マップKFLDに代わって、操作量ldtvに導く比例成分ldptvを特性マップKFPTにおいて変換するおよび/または微分成分ldrdtvを特性マップKFDTにおいて変換するおよび/または積分成分lditvを特性マップKFITにおいて変換することもできる。すべての特性マップKFPT,KFDT,KFITを唯一の特性マップにまとめることもできる。またこれらの特性マップに対して付加的に、結果生じる操作量ldtvに対する特性マップKFLDを設けるようにしてもよい。別の択一例は、積分成分lditvに対する最大値ldimxを特性マップKFMXにおいて変換することである。列記した特性マップKFLD,KFPT,KFDT,KFIT,KFMXは単独でもまたは他のものと組み合わせて設けられていてもよい。いずれの場合にも、これらは、最終的に操作量ldtvと過給圧pvdkとの間に少なくとも近似的に線形の関係が成り立つように、適合されるべきである。
機能ブロックASにおける補正値の適合に対する支援基準値stldiaは機能ブロックR3から供給される。このブロックについては図6に基づいて後で更に説明する。機能ブロックR3は更に支援基準値交代に関する情報B stldwを送出する。
適合のための機能ブロックASに入力側7にて供給される基準値stldiaがどのように形成されるかは図6から読み取ることができる。例えばヒステリシスを発生する4つの回路H1,H2,H3およびH4が設けられている。すべての回路H1ないしH4に加わるヒステリシス定数LDHIAがヒステリシス幅を予め決める。4つの回路H1ないしH4のヒステリシスは回転数nmotに関して、それぞれのヒステリシスが4つの回転数領域の1つをカバーするように分配されている。個々のヒステリシスのこの回転数に依存している位置は定数STLDIA1,STLDIA2,STLDIA3およびSTLDA4によって個々のヒステリシス回路H1ないしH4に前以て与えられる。4つの回転数領域のいずれにその時点の回転数nmotがあるかに応じて、ヒステリシス回路H1またはH2またはH3またはH4の出力側に信号が現れる。出力信号のそれぞれがスイッチS7,S8,S9およびS10を制御する。これらスイッチS7,S8,S9およびS10の入力側には5つの支援基準値1.0,2.0,3.0,4.0および5.0が加わるようになっている。スイッチの位置に応じて、すなわち実時点の回転数領域nmotに依存して、5つの支援基準値の1つが出力信号stldiaとして通されかつ適合回路ASの入力側7に達する。支援基準値stldiaの大きさ次第で、適合特性曲線の急峻度が拡大されるかまたは低減される;すなわち適合された補正値ldimxaは適合によって大きくなるかまたは小さくなる。
ヒステリシス回路H1〜H4において右側の切換点STLDIA1…4および左側の切換点STLDIA1…4−LDHIAがある。回転数の上昇時、すなわちnmot≧STLDIA1…4であるとき、当該のヒステリシス回路H1〜H4の出力側は「1」に切り換えられる。その後nmot≦STLDIA1…4−LDHIAであるとき、「0」への復帰が続く。
支援基準値交代B stldwに関する情報はコンパレータK3を用いて取り出される。これは実時点の基準値stldiaを1時間クロック前に求められた基準値stldia(i−1)と比較する。遅延素子VZ4は先行する支援基準値stldia(i−1)をコンパレータK3のために用意する。コンパレータK3の入力側に加わる2つの基準値stldiaおよびstldia(i−1)が相互に相異しているならば、コンパレータK3はその出力側に支援基準値交代B stldwの情報を送出する。
回路ブロックR2において求められた補正値dplguldiaは図2に示されているように別の回路ブロックR10に供給される。回路ブロックR10は補正値dplguldia、吸入空気温度tsel、ノーマルゼロに関する適応高度FHBASAPPおよびノーマルゼロに関する内燃機関10の実時点の高度fhoから補正された基本過給圧plgrukを求める。これは次いで回路ブロックR2に供給されかつそこで説明したように、結合点V20において目標過給圧plsolから減算されて、相対目標過給圧plsolrが形成される。
回路ブロックR10の構成および動作の仕方を図5の機能線図に基づいて説明する。その際回転数領域nmotに依存して特性曲線PLGUBに従って基本過給圧plgruが適応高度FHBASAPPにおいて求められる。その際特性曲線PLGUBは適応高度FHBASAPPにおいて例えば機関試験台で適合された。適応高度FHBASAPPは例えば大体ノーマルゼロであってよい。その際基本過給圧plgruは、絞り弁が完全に開放されている場合であって、調整区間の下側の操作限界値を特徴付けている、操作量としての0%のキーイング比を有する最小の表現可能な過給圧を表している。
別の特性曲線DPLGUを用いて機関回転数nmotから、適用高度FHBASAPPに関連付けられた補正基本過給圧kplgruが計算される。これは実時点の高度fhoと適用高度FHBASAPPとの間の実時点の高度差HDと乗算されて基本過給圧plgrukを高度により変化しようというものである。その際特性曲線DPLGUは例えば約2500mの高度差までの補正基本過給圧kplgruを供給することができる。実時点の高度差HDは結合点V40において実時点の高度fhoを適用高度FHBASAPPから減算することによって求められる。それからこの実時点の高度差HDは結合点V30において補正基本過給圧kplgruと乗算される。このようにして、高度補正された基本過給圧plgrukが生じる。その際補正基本過給圧kplgruは負であるので、実時点の高度fhoが適用高度FHBASAPPより大きい場合には、プラス方向に高度補正された基本過給圧plgrukが生じる。実時点の高度fhoが適用高度FHBASAPPより小さい場合には、相応にマイナス方向に高度補正された基本過給圧plgrukが生じる。それから結合点V25において基本過給圧plgrukから高度補正された基本過給圧plgrukおよび補正値dplguldiaが減算される。その際補正値dplguldiaは限界値ldimxの適合のために必要な補正基本過給圧を表している。更に最適には、結合点V25における減算結果を結合点V35において係数KFと乗算して、温度の影響を考慮するようにすることができる。その際補正係数は特性マップK10から機関回転数nmotおよび吸入空気温度tselに依存して求められる。結合点V35の出力側に補正された基本過給圧plgrukが生じる。
今や、限界値ldimxの適合はもはや、キーイング比オフセットとして直接、前制御値idimxrに加算するためではなく、オフセットまたは補正値dplguldiaの形において基本過給圧plgruから減算するようにして行われる。
例えば少し正の補正値は計算された基本過給圧plgruを低減するので、上昇する相対目標過給圧plsolrが算出される。この上昇する相対目標過給圧plsolrにより特性マップKFLDIMXにおいて上昇する前制御値idimxrが生じるようになる。引き続く、適合値による前制御値idimxrの直接的な補正は省略されるので、適合の立上がり振動時であっても、基本値ldimxは調整器の積分成分の所要操作量ないしキーイング比lditvに相応している。
図8には、積分成分lditvの経過が相対目標過給圧plsolrに関して示されている。その際本発明の方法によれば、後で実施される上で説明した、図7の調整特性曲線の線形化を考慮して、キーイング比のオフセットのない理想的な経過VERL1が生じる。オフセットがあるとXだけ上方にシフトされた特性曲線VERL2が生じることになる。
従って、相対目標過給圧plsolrが零より小さいかまたは零に等しい場合、すなわち絶対目標過給圧が補正された基本過給圧plgrukより小さいかまたは零に等しい場合、理想的には積分成分lditvに対するキーイング比0%が生じる。このことは例えば、補正された基本過給圧plgrukより小さい周囲圧puに相応している絶対目標過給圧plsolにも当てはまる。
この例において、請求項に記載の作動特性量の目標値は目標過給圧を表し、作動特性量の実際値は実際過給圧を表し、第1の作動特性量も目標過給圧を表し、第2の作動特性量は機関回転数を表し、第3の作動特性量は絞り弁位置を表しかつ実時点の周囲条件を特徴付けている量は吸入空気温度および/または内燃機関の実時点の高度を表している。
本発明の実現のために、説明した量とは別の量を使用することができるのは勿論のことである。
10 内燃機関
12 吸気管
13 排気通路
15,16,17 センサ
18 排気タービン
19 圧縮機
20 バイパス導管
21 バイパス弁
22 圧力ボックス
23 PID調整器
KFLD,KFPT,KFDT,KFIT,KFMX 特性マップ
pvdk 調整量
ldtv 操作量
ldimx 積分限界値
plgruk 高度補正された基本過給圧
12 吸気管
13 排気通路
15,16,17 センサ
18 排気タービン
19 圧縮機
20 バイパス導管
21 バイパス弁
22 圧力ボックス
23 PID調整器
KFLD,KFPT,KFDT,KFIT,KFMX 特性マップ
pvdk 調整量
ldtv 操作量
ldimx 積分限界値
plgruk 高度補正された基本過給圧
Claims (10)
- 内燃機関の過給調整方法であって、
内燃機関の作動特性量の目標値と該作動特性量の実際値との間の調整偏差から操作量を生成し、該操作量は積分調整器から供給される少なくとも1つの成分を有しており、かつ
該積分成分に対して少なくとも1つの限界値を前以て定め、該限界値は内燃機関の複数の作動特性量から求められる
という形式の方法において、
前記限界値を求めるために使用される作動特性量の第1の作動特性量を第2の作動特性量に依存して適合的に決定することによって該限界値を適合する
ことを特徴とする方法。 - 第1の作動特性量を内燃機関の少なくとも1つの第3の作動特性量に依存している基本値と該基本値に重畳された補正値とから求め、ここで補正値は第2の作動特性量に依存して適合的に決定される
請求項1記載の方法。 - 調整偏差がしきい値より小さくかつ積分成分が実時点の限界値より小さいとき、適合された補正値をステップ状に低減しかつ
調整偏差が零より大きくかつ積分成分が実時点の限界値に等しいかまたはそれより大きいとき、適合された補正値をステップ状に拡大する
請求項2記載の方法。 - 適合された補正値をステップ状の低減を、機関の全負荷作動が生じているときかつ積分成分の実時点の限界値が操作量の下側のしきい値にないときにだけ実施する
請求項2または3記載の方法。 - 適合された補正値のステップ状の拡大を、積分成分の実時点の限界値が操作量の上側のしきい値にないときにだけ実施する
請求項2から4までのいずれか1項記載の方法。 - 限界値に、操作量の上側のしきい値のほぼ0〜5%に当たる固定の値を加算する
請求項2から5までのいずれか1項記載の方法。 - 適合された補正値の拡大または低減を、適合された補正値のステップ状の拡大または低減に対する条件が充足された後チャタリング防止期間だけ遅延して行う
請求項2から6までのいずれか1項記載の方法。 - 適合された補正値の低減の際のチャタリング防止期間は固定的に前以て決められている値でありかつ
適合された補正値の拡大の際のチャタリング防止期間は第2の作動特性量に依存している特性曲線から取り出される
請求項7記載の方法。 - 第2の作動特性量の第1の領域から第2の領域への移行の際に発生する、適合された補正値の、負の方向における跳躍的な変化を最大値に制限しかつ
該制限は過給圧調整の活性化後ただちに解除される
請求項2から8までのいずれか1項記載の方法。 - 補正値を第2の作動特性量と実時点の周囲条件を特徴付けている量とに依存して特性マップから導出する
請求項2から9までのいずれか1項記載の方法。
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