JP2001518078A - クラウンエーテル誘導化ペリレン - Google Patents

クラウンエーテル誘導化ペリレン

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JP2001518078A JP53811298A JP53811298A JP2001518078A JP 2001518078 A JP2001518078 A JP 2001518078A JP 53811298 A JP53811298 A JP 53811298A JP 53811298 A JP53811298 A JP 53811298A JP 2001518078 A JP2001518078 A JP 2001518078A
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Abstract

(57)【要約】 式(I):(式中、R1は、(a)、(b)、非置換の、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニル、又は置換された、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニルであり、式中、mは、0〜4の整数であり、nは、1〜9の整数であり、そして基R3〜R10は、水素、又は非置換若しくは置換された炭素環式芳香基、非置換若しくは置換された複素環式芳香基、ハロゲン、非置換若しくは置換されたC1〜C18アルキル、−OR11、−CN、−NR1213、−COR14、−NR15COR14、−NR11COOR14、−NR11CONR1213、−NHSO214、−SO214、−SOR14、−SO2OR14、−CONR1213、−SO2NR1213、−N=NR16、−OCOR14及び−OCONHR14よりなる群から選択された基で、2つの近接する基は、一緒になって、炭素環又は複素環を形成することが可能であり、ここで、R14は、C1〜C18アルキル、C6〜C10アリール、又は非置換若しくはハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されているベンジル、又は5−〜7−員複素環式基であり、R12及びR13は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C18アルキル、C3−〜C24シクロアルキル、C6〜C10アリール又は5−〜7−員ヘテロアリールであるか、あるいは、R12及び/又はR13は、R3〜R10の少なくとも1つの基と一緒になって、5−若しくは6−員複素環を形成し、R11は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C6〜C10アリール、又は5−若しくは7−員ヘテロアリールであり、R15は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C1〜C4アルキルアリールC6〜C10アリール、若しくは5−若しくは7−員複素環であり、R16は、結合成分の基、又はC6〜C10アリールであり、そしてR2は、R1又はR3〜R10で記載の基の内の1つである)で示されるペリレン、並びに一般式(II)で示されるペリレン、それらの調製方法、並びにそれらの使用方法。

Description

【発明の詳細な説明】 クラウンエーテル誘導化ペリレン 本発明は、式(I): (式中、 R1は、 非置換の、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニル、又は置換さ れた、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニルであり、ここで、 mは、0〜4の整数であり、nは、1〜9の整数であり、そして 基R3〜R10は、水素、又は非置換若しくは置換された炭素環式芳香基、非置 換若しくは置換された複素環式芳香基、ハロゲン、非置換若しくは置換されたC1 〜C18アルキル、−OR11、−CN、−NR1213、−COR14、−NR15C OR14、−NR11COOR14、−NR11CONR1213、−NHSO214、− SO214、−SOR14、−SO2OR14、−CONR1213、−SO2NR121 3 、−N=NR16、−OCOR14及び−OCONHR14よりなる群から選択され る基であり、2つの近接する基は、一緒になって、炭素環又は複素環を形成する ことが可能であり、ここで、 R14は、C1〜C18アルキル、C6〜C10アリール、あるいは非置換又はハロゲ ン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されているベンジ ル、又は5−〜7−員複素環式基であり、 R12及びR13は、それぞれ他と独立して、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24 シクロアルキル、C6〜C10アリール又は5−〜7−員ヘテロアリール(ここ で、アルキル、シクロアルキル、アリール又はヘテロアリールは、非置換又はシ アノ若しくはヒドロキシにより置換されている)であるか、あるいは、 R12及び/又はR13は、R3〜R10の少なくとも1つの基と一緒になって、5 −若しくは6−員複素環を形成し、R11は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24 シクロアルキル、C6〜C10アリール、又は5−若しくは7−員ヘテロアリー ルであり、 R15は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C1〜C4アル キルアリール(ここで、アルキル、シクロアルキル又はアルキルアリールは、い ずれも非置換又はシアノ、ヒドロキシ、若しくはC1〜C4アルコキシカルボニル 、C6〜C10アリール、若しくは5−若しくは7−員複素環(いずれも非置換、 又はハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されて いる)により置換されている)であり、 R16は、結合成分の基であるか、あるいは非置換又はハロゲン、C1〜C4アル キル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されているC6〜C10アリールであ り、そして R2は、R1又はR3〜R10で述べた基の一つである)で示されるペリレンに関 する。 本発明は、 で示されるペリレンII、本発明による化合物の調製方法、及びそれらの使用方法 にも関している。 クラウンエーテル、すなわち単位−CH2−CH2−O−又は同様の構造単位を 含む環状化合物は、その金属イオン錯体特性で知られている。特に、他の錯化剤 とは対照的に、クラウンエーテルを使用したアルカリ金属及びアルカリ土類金属 カチオンの錯体は、通常非常に好結果である。しかしながら、従来、蛍光特性を 用いた、アルカリ金属及びアルカリ土類金属カチオンを検出する、簡便な感受性 のよい方法は存在しなかった。 多くの有機発色団は、そのπシステムにより疎水性特性を有している。水性相 における使用のために、例えばスルホン酸基又は親水性を有効に増加させる電荷 のような構造要素が、使用されている。疎水性着色剤は、しかしながら、水に分 散させることもでき、そして特にこれらのコロイドが、比較的長期間貯蔵される 場合、対応するコロイド溶液の調製には、特別な技術を必要とする。凝集及び沈 降は、これに関連する問題で、これは、例えば保護コロイドを使用することによ り対応することができる。しかし全体のシステムに更なる基質を導入することは 、不利である(とりわけ、経費、希釈効果)。 本発明に基づく問題は、それ故、クラウンエーテルを基にした、アルカリ金属 及びアルカリ土類金属カチオンの検出試薬となる、新規な化合物を手に入れるこ とである。更に、新規な化合物は、自己分散着色剤として使用される熱力学的に 安定したコロイドを形成することである。 これにより、初めに定義したペリレンIが見出された。 また、ペリレンII、本発明による化合物の調製方法、及びそれらの使用、とり わけ、金属イオンのための蛍光錯化剤及び自己分散有機着色剤としての用途が見 出された。 本発明によれば、R1は、 非置換の、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロニリル、又は置換さ れた、例えば−OH−置換の、キノリル、アントロリニル又はフェナントロニリ ルであり、ここで、mは、0〜4の整数、特に0、1、2、3又は4、好ましく は0又は1の整数であり、nは、1〜9の整数、例えば、1、2、3、4、5、 6、7、8、9、好ましくは3、4又は5である。 特に好ましい基R1は、 (式中、nは3、4又は5である)、及び である。 本発明によれば、基R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、水素、 あるいは、非置換ヌは置換された炭素環式芳香基、非置換又は置換された複素環 式芳香基、ハロゲン、非置換又は置換されたC1〜C18アルキル、−OR11、− CN、−NR1213、−COR14、−NR15COR14、−NR11COOR14、− NR11CONR1213、−NHSO214、−SO214、−SOR14、−SO2 OR14、−CONR1213、−SO2NR1213、−N=NR16、−OCOR14 及び−OCONHR14よりなる群から選択される基であり、2つの近接する基は 、一緒になって、炭素環又は複素環を形成することが可能であり、ここで、R14 は、C1〜C18アルキル、C6〜C10アリール、又は非置換若しくはハロゲン、C1 〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されているベンジル、又 は5−〜7−員複素環式基であり、R12及びR13は、それぞれ他と独立して、水 素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C6〜C10アリール又は5 −〜7−員ヘテロアリールであり、これらは、非置換又はシアノ、若しくはヒド ロキシにより置換されているか、あるいは、R12及び/又はR13は、R3〜R10 の1つの基と一緒になって、5−若しくは6−員複 素環を形成し、R11は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、 C6〜C10アリール、又は5−若しくは7−員ヘテロアリールであり、 R15は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C1〜C4アルキ ルアリール(ここで、これらは、非置換又はシアノ、ヒドロキシ、若しくはC1 〜C4アルコキシカルボニル、C6〜C10アリール、若しくは5−〜7−員複素環 (これらは、非置換又はハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキ シにより置換されている)により置換されている)であり、そして R16は、結合成分の基であるか、あるいは非置換又はハロゲン、C1〜C4アルキ ル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されているC6〜C10アリールである 。 非置換又は置換されている炭素環式芳香基として、好ましくは、モノ−〜テト ラー環、特にモノ−及びジ−環式の、1つの環当り5〜7個の炭素原子を有する 基、例えばフェニル、ジフェニル及びナフチルが選択されてもよい。 非置換又は置換されている複素環式芳香基としては、好ましくは5〜7個の環 原子を有する、好ましくは、モノ−〜トリ−環式基から選択されてもよい。この 基は、少なくとも1つの複素環からなってよいか、又は複素環は、少なくとも1 つの縮合ベンゼン環を含んでいてもよい。例として、ピリジル、ピリミジル、ピ ラジニル、トリアジニル、フラニル、ピロリル、チオフェニル、キノリル、イソ キノリル、クマリニル、ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾキサゾリ ル、ジベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ジベンゾチオフェニル、インドリ ル、カルバゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル 、チアゾリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ピリダジニル、シンノリニル 、キナゾリル、キノキサリル、フタラジニル、フタラジンジオニル、フタルイミ ジル、クロモニル、ナフトラクタミル、ベンゾピリドニル、オルト−スルホベン ズイミジル、マレイミジル、ナフタリジニル、ベンズイミダゾロニル、ベンゾキ サゾロニル、ベンゾチアゾロニル、ベンゾチアゾリニル、キナゾロニル、ピリミ ジル、キノキサロニル、フタラゾニル、ジオキサピリニジニル、ピリドニル、イ ソキノロニル、イソチアゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイソチアゾリル 、インダゾロニル、アクリジニル、アクリドニル、キナゾリンジオニル、ベン ゾキサジンジオニル、ベンゾキサジノニル及びフタルイミジルに言及してよい。 好ましい実施態様では、炭素環式及び/又は複素環式芳香基は、慣用の置換基 、特に、化合物を水中で不溶性にする置換基により、モノ−又はポリ−置換され ている。例として以下のものに言及されてよい: ・ハロゲン、例えば、フッ素、塩素、臭素及びヨード、好ましくは塩素; ・シアノ、−CN; ・非置換又は置換されたC1〜C18アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プ ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル 、tert−アミル、n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、n−ヘ プチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシ ル、n−オクタデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6−ウンデ シル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3−ウンデ シル、好ましくは、C1〜C12アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピ ル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、 n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウ ンデシル、n−ドデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6−ウン デシル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3−ウン デシル、特にC1〜C8アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミ ル、n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、n−ヘプチル、n− オクチル、3−ペンチル、4−ヘプチル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、より特 別には、C1〜C4アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル; 言及のアルキル基は、通常親水性を増さない、以下の基により置換されることが 可能であり、例えば フッソ、シアノ、−OCOR14、−OR12、−OCOOR14、−CON(R12) (R13)、又は−OCONHR14 ここで、R14は、C1〜C18アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピ ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−アミル、 n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、n−ヘプチル、n−オク チル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−オクタデ シル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6−ウンデシル、7−トリデ シル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3−ウンデシルであり、好ま しくは、C1〜C12アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ ロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、n−ヘキシ ル、h−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、 n−ドデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6−ウンデシル、7 −トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3−ウンデシル;C6 〜C10アリール(これは、非置換、又はハロゲン、例えば、塩素若しくはフッ素 、C1〜C4アルキル、又は−O−C1〜C4アルキルで置換されている)、例えば 、フェニル、o−、m−若しくはp−クロロフェニル、o−、m−若しくはp− メチルフェニル、2,5−ジ−tert−ブチルフェニル、1−若しくは2−ナフチ ル、好ましくは、フェニル、1−,2−ナフチル;あるいはベンジル(これは、 非置換、あるいはハロゲン、例えば塩素及びフッ素、好ましくはフッ素、C1〜 C4アルキル、又は−O−C1〜C4アルキルにより置換されている);あるいは5 −〜7−員複素環式基、例えば、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、トリアジ ニル、フラニル、ピロリル、チオフェニル、キノリル、イソキノリル、クマリニ ルであり、そして R12及びR13は、水素、C1〜C18アルキル(これは、非置換、又はシアノ、若 しくはヒドロキシにより置換されている)、好ましくはC1〜C12アルキル、特に C1〜C8アルキル、より特別には、C1〜C4アルキル、C3〜C24シクロアルキ ル、好ましくはC5−、C6−、C12−、C15−、C16−、C20−及びC24−シク ロアルキル、アリール又はヘテロアリール、好ましくは、上記記載の炭素環式及 び複素環式芳香基、特に、フェニル(これは、非置換、又はハロゲン、C1〜C4 アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されている)であるか、あるい はR12及び/又はR13は、R3〜R10の基の少なくとも1つと一緒になって、5 −又は6−員ヘテロ環を形成し、例えば、ピリジン、ピロール、フラン又はピラ ン環であり;好ましい基−OR12は、ヒドロキシ、−O−メチ ル、−O−エチル、−O−イソプロピル、−O−イソブチル、−O−フェニル、 −O−2,5−ジ−tert−ブチルフェニルであり;好ましい基−CON(R12) (R13)は、−CONH2、−CONMe2、−CONEt2、−CON(iPr)2、 −CON(iBU)2、−CONPh2、−CON(2,5−ジ−tert−ブチルフェ ニル)2である。 更に好ましい実施態様では、アルキル基上の置換基として、モノ−又はジ−ア ルキル化アミノ、アリール基、例えば、ナフチル、又はフェニル(これは、非置 換、又はハロゲン、アルキル若しくは−O−アルキルにより置換されている)、 複素環式芳香基、例えば、2−チエニル、2−ベンゾキサゾリル、2−ベンゾチ アゾリル、2−ベンズイミダゾリル、6−ベンズイミダゾロニル、2−,3−若 しくは4−ピリジニル、2−、4若しくは6−キノリル、又は1−、3−、4− 、6−若しくは8−イソキノリル基が使用されている。 言及の置換基自身がアルキルを含有する場合、そのアルキルは、分岐又は直鎖 でよく、好ましくは1〜18個の、特に1〜12個の、より好ましくは1〜8個 の、そして非常に特別には1〜4個の炭素原子を含んでもよい。非置換のアルキ ルの例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec− ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラ メチルブチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウ ンデシル、n−ドデシル、n−オクタデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5 −ノニル、6−ウンデシル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3 −ノニル、3−ウンデシルである。置換されたアルキルの例は、ヒドロキシメチ ル、2−ヒドロキシエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、シアノ メチル、メトキシカルボニルメチル、アセトキシメチル及びベンジルである。 ・−OR11、ここで、R11は、水素、R14のために既に定義し、好ましい変数も そこで記載のものを含むC1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、好まし くはC5−、C6−、C12−、C15−C16−、C20−及びC24−シクロアルキル、 C6〜C10アリール、例えば、ナフチル及びフェニル、好ましくは非置換のフェ ニル、及びハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換 されているフェニル、又は5−〜7−員ヘテロアリールである。R11の 好ましい基の例として:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ チル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、n−ヘキシル、1,1,3 ,3−テトラメチルブチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デ シル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−オクタデシル、3−ペンチル、4− ヘプチル、5−ノニル、6−ウンデシル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3− ヘプチル、3−ノニル、3−ウンデシル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエ チル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、シアノメチル、メトキシカル ボニルメチル、ア七トキシメチル、ベンジル、フェニル、o−、m−若しくはp −クロロフェニル、o−、m−若しくはp−メチルフェニル、1−若しくは2− ナフチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロドデシル、シクロペンタデ シル、シクロヘキサデシル、シクロエイコサニル、シクロテトラコサニル、チエ ニル及ひピラニルメチル;好ましくは、基−OR11は、ヒドロキシ、メトキシ、 −O−エチル、−O−イソプロピル、−O−イソブチル、−O−フェニル及び− O−2,5−ジ−tert−ブチルフェニルに言及してもよく; ・−NR1213、好ましい基の例として:アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミ ノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、イソプロピルアミノ、2−ヒドロキシエチ ルアミノ、2−ヒドロキシプロピルアミノ、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ ル)アミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロドデシルア ミノ、シクロペンタデシルアミノ、シクロヘキサデシルアミノ、シクロエイコサ ニルアミノ、シクロテトラコサニルアミノ、フェニルアミノ、N−メチルフェニ ルアミノ、ベンジルアミノ、ジベンジルアミノ、ピペリジル及びモルホリルに言 及してもよく; ・−COR14、好ましい基R14の例として:メチル、エチル、n−プロピル、イ ソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、n−ヘ キシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、n−ヘプチル、n−オクチル、 n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−オクタデシル、 3−ペンチル(1−エチル−n−プロピルに相当)、4−ヘプチル(1−n−プロ ピル−1−n−ブチルに相当)、5−ノニル(又は1−n−ブチル−n−ペンチル )、6−ウンデシル(又は1−n−ペンチル−n−ヘキシル)、7−トリデシ ル(1−ヘキシルヘプチルに相当)、3−ヘキシル(又は1−エチル−n−ブチル) 、3−ヘプチル(又は1−エチル−n−ペンチル)、3−ノニル(又は1−エチル −n−ヘプチル)、3−ウンデシル(1−エチル−n−ノニル)、ヒドロキシメチ ル、2−ヒドロキシエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、シアノ メチル、メトキシカルボニルメチル、アセトキシメチル、ベンジル、フェニル、 o−、m−若しくはp−クロロフェニル、o−、m−若しくはp−メチルフェニ ル、1−若しくは2−ナフチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロドデ シル、シクロペンタデシル、シクロヘキサデシル、シクロエイコサニル、シクロ テトラコサニル、チエニル、ピラニルメチル及びフルフリル; ・−NR15COR14、ここで、R15は、水素、C1〜C18アルキル(これは、非置 換又はシアノ、ヒドロキシ若しくはC1〜C4アルコキシカルボニルにより置換さ れている)、C3〜C24シクロアルキル、C1〜C4アルキルアリール、C6〜C10 アリール(これは、非置換又はハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4ア ルコキシにより置換されている)、又は5−〜7−員複素環であり、個々の基、 例えば、アルキル、アルコキシ、アリール等は、これらの基のために上記に記載 の意味を有し、好ましい意味もそこで与えている。基の例として:アセチルアミ ノ、プロピオニルアミノ、ブチルリアミノ、ベンゾイルアミノ、p−クロロベン ゾイルアミノ、p−メチルベンゾイルアミノ、N−メチルアセトアミノ、N−メ チルベンゾイルアミノ、N−スクシンイミド、N−フタルイミド及びN−(4− アミノ)フタルイミドに言及してもよく; ・NR11COOR14、基の例として:−NHCOOCH3、−NHCOOC25 及び−NHCOOC65に言及してもよく; ・−NR11CONR1213、基の例として:ウレイド、N−メチルウレイド、N −フェニルウレイド及びN−(2’,4’−ジメチル)フェニルウレイドに言及 してもよく; ・−NHSO214、基の例として:メチルスルホニルアミノ、フェニルスルホ ニルアミノ、p−トリルスルホニルアミノ及び2−ナフチルスルホニルアミノに 言及してもよく; ・−SO214、基の例として:メチルスルホニル、エチルスルホニル、フェニ ルスルホニル及び2−ナフチルスルホニルに言及してもよく; ・−SOR14、フェニルスルホキシジル及びメチルスルホキシジルは、基の例と して言及してもよく; ・−SO2OR14、基R14の例として:メチル、エチル、フェニル、o−、m− 若しくはp−クロロフェニル、o−、m−若しくはp−メチルフェニル、1−又 は2−ナフチルに言及してもよく; ・−CONR1213、基の例として:カルバモイル、N−メチルカルバモイル、 N−エチルカルバモイル、N−フェニルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバ モイル、N−メチル−N−フェニルカルバモイル、N−1−ナフチルカルバモイ ル及びN−ピペリジルカルバモイルに言及してもよく; ・−SO2NR1213、基の例として:スルファモイル、N−メチルスルファモ イル、N−エチルスルファモイル、N−フェニルスルファモイル、N−メチル− N−フェニルスルファモイル及びN−モルホリルスルファモイルに言及してもよ く; ・−N=NR16、ここでR16は、結合成分の基、またはフェニル(これは、非置 換又はハロゲン、アルキル若しくは−O−アルキルにより置換されており、ハロ ゲン及びアルキルとは、上記定義のとおりである。R16の定義におけるアルキル は、上記記載の数の炭素原子を有することができ、好ましい形も同様である。R16 の例として:アセトアセタリド、ピラゾリル、ピリドニル、o−、p−ヒドロ キシフェニル、o−ヒドロキシナフチル、p−アミノフェニル及びp−N,N− ジメチルアミノフェニル基に言及してもよく; ・−OCOR14、好ましい基R14の例として:メチル、エチル、フェニル、o− 、m−若しくはp−クロロフェニルに言及してもよく; ・−OCONHR14、好ましい基R14の例として、メチル、エチル、フェニル、 o−、m−若しくはp−クロロフェニルに言及してもよい。 ハロゲンとして、フッ素、塩素、臭素又はヨード、好ましくはフッ素又は塩素 を、使用してよい。 非置換又は置換されているC1〜C18アルキルとして、メチル、エチル、n− プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ ル、tert−アミル、n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、n− ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデ シル、n−オクタデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6−ウン デシル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3−ウン デシル、好ましくは、C1〜C12アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロ ピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル 、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n− ウンデシル、n−ドデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6−ウ ンデシル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3−ウ ンデシル、特にC1〜C8アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、 イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert− アミル、n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、n−ヘプチル、 n−オクチル、3−ペンチル、4−ヘプチル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、よ り特別には、C1〜C4アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルを使用しても よい; 上記のアルキル基は、以下の基により置換されていてもよく、これにより一般 的には親水性は増さない。例えば、フッ素、ヒドロキシ、シアノ、−OCOR14 、−OR12、−OCOOR14、−CON(R12)(R13)又は−OCONHR14で ある。 更に好ましい実施態様においては、アルキルモノ−若しくはジ−アルキル化ア ミノの置換基として、アリール基、例えば、ナフチル、又は特にフェニル(これ は、非置換又はハロゲン、アルキル若しくは−O−アルキルにより置換されてい る)、又は複素環式芳香基、例えば、2−チエニル、2−ベンゾキサゾリル、2 −ベンゾチアゾリル、2−ベンゾイミダゾリル、6−ベンゾイミダゾロニル、2 −、3−若しくは4−ピリジニル、2−、4−若しくは6−キノリル、又は1− 、3−、4−、6−若しくは8−イソキノリル基が使用される。 上記の置換基自身がアルキルを含む場合、そのアルキルは、分岐又は直鎖でよ く、好ましくは1〜18個、特に1〜12個、より特別には1〜8個の、非常に 特別には1〜4個の炭素原子を含んでいてよい。非置換のアルキルの例は、メチ ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert− ブチル、tert−アミル、n−ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、 n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n− ドデシル、n−オクタデシル、3−ペンチル、4−ヘプチル、5−ノニル、6− ウンデシル、7−トリデシル、3−ヘキシル、3−ヘプチル、3−ノニル、3− ウンデシルである。置換されているアルキルの例は、ヒドロキシメチル、2−ヒ ドロキシエチル、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、シアノメチル、メ トキシカルボニルメチル、アセトキシメチル及びベンジルである。 基−OR11は、すでに上記に定義している。 −NR1213のために、特に以下の基が使用されてよい:アミノ、メチルアミ ノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、イソプロピルアミノ、2 −ヒドロキシエヂルアミノ、2−ヒドロキシプロピルアミノ、N,N−ビス(2 −ヒドロキシユ、チル)アミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ 、シクロドデシルアミノ、シクロペンタデシルアミノ、シクロヘキサデシルアミ ノ、シクロエイコサニルアミノ、シクロテトラコサニルアミノ、フェニルアミノ 、N−メチルフェニルアミノ、ベンジルアミノ、ジベンジルアミノ、ピペリジル 又はモルホリルであり、特に好ましいのは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、 ジ−n−プロピルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノ、ジ −n−ヘキシルアミノ、ジ−n−ヘプチルアミノ、ジ−n−オクチルアミノ、ジ −n−ドデシルアミノである。 R12及び/又はR13は、すなわち単独、又は、適切な場合には、各場合におい て、基R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10からの少なくとも1つの他 の基と一緒になって、1つ又はそれ以上の5−若しくは6−員、飽和若しくは不 飽和環、例えば、ピリジン、ピロール、ピペリジン、キノリン又はベンゾキノリ ジン誘導体を形成してよい。 基−COR14、−NR15COR14、−NR11COOR14、−NR11CONR12 13、−NHSO214、−SO214、−SOR14、−SO2OR14、−CON R1213、−SO2NR1213、−N=NR16、−OCOR14及び−OCONH R14は、既に上記に定義している。 本発明により、基R2は、R1又はR3〜R10に記載の基のうちの1つであり、 好ましくはR1に定義の基であり、特にR1又はR14で定義したC1〜C18アルキ ル基、特に第二級アルキル基、例えば1−(C1〜C9アルキル)−C2〜C10ア ルキルである。 特に好ましいペリレンIは、式中、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及び R10が水素であり、R2が第二級アルキル基、例えば1−(C1〜C9アルキル) −C2〜C10アルキルであり、特に基R2がつばめの尾のような構造を有する、例 えば1−メチル−エチル、1−エチル−n−プロピル、1−n−プロピル−n− ブチル、1−n−ブチル−n−ペンチル、1−n−ヘキシル−1−ヘプチル、1 −n−ヘプチル−1−n−オクチル、1−n−オクチル−1−n−ノニル、1− n−ノニル−1−デシル、又は芳香基、特にフェニル基、より特別にはC1〜C6 アルキル置換されたフェニル、例えば、2,6−ジ−tert−ブチルフェニル及び 2,5−ジ−tert−ブチルフェニルであるそれらである。 他の好ましいペリレンIは、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10が 水素であり、そしてR2及びR1(式中、nは、好ましくは3、4又は5である)で示される同一の意味を有する それらである。 他の好ましいペリレンIは、式中、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9及び R10が水素であり、そしてR2及びR1(式中、nは、好ましくは3、4又は5である)で示される意味を有するそれら である。 以下の化合物は、特に好ましいペリレンIの例として言及されてよい:N−( 1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(5−(8−ベンジルオキシキノリン)−イ ル)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1− ノニル−デシル)−N’−(5−(8−ベンジルオキシキノリン)−イル)−ペ リレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキシル −ヘプチル)−N’−(5−(8−ベンジルオキシキノリン)−イル)−ペリレ ン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキシル−ヘ プチル)−N’−(5−(1,10−フェナントロリン)−イル)−ペリレン− 3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキシル−ヘプチ ル)−N’−(4’−ベンゾ−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9, 10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’− (4’−ベンゾ−18−クラウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス− (ジカルボキシイミド)、N,N’−ビス(4’−ベンゾ−15−クラウン−5) −ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキ シル−ヘプチル)−N’−(2−メチレン−12−クラウン−4)−ペリレン− 3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキシル−ヘプチ ル)−N’−(2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9, 10−ビス(ジカルボキシイミド)、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−( 2−メチレン−18−クラウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジ カルボキシイミド)、ビス−N,N’−(2−メチレン−12−クラウン−4) −ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)、ビス−N,N’− (2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス( ジカルボキシイミド)、ビス−N,N’−(2−メチレン−18−クラウン−6 )−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)、及びN−(1− ノニル−デシル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボキル酸3,4− 無水物−9,10−イミドとともに、4’,5’−ジアミノベンゾ−15−クラ ウン−5の縮合生成物。 本発明によるペリレンIは、好ましくは、対応するペリレン−無水物を、適切 な第一級アミンとともに、それ自体既知の方法により反応させることで得られる 。 このために、一方で、非置換又は置換されているペリレン3,4:9,10− テトラカルボン酸−二無水物を、適切な第一級アミン、例えば、アミノ基により 置換されているクラウンエーテル、 又は、適切にアミノが置換されているキノリル、アントロリニル若しくはフェナ ントロリニル基、例えば、 で示される基とともに、反応させることが可能であり、キノリル、アントロリニ ル若しくはフェナントロリニル基が順次置換されることも可能である。 しかしながら、置換又は非置換のペリレン−3,4:9,10テトラカルボン 酸−一無水物−イミドを出発物質として使用することも可能であり、好ましくは 、イミド窒素原子がR2(R2は、特に、つばめの尾のような構造を有する第二級 アルキル基)により置換されており、ペリレンペリレン−無水物−イミドを上記 記載の第一級アミンと反応させることが可能である。 したがって、本発明は、ペリレン−二無水物又はペリレン−無水物−イミドを 、第一級アミンととも,に、上昇した温度で反応させる、ペリレンIの調製方法 にも関しており、この方法では、第一級アミンとして、アミノ基により置換され ている、一般式(III)又は(IV)で示されるクラウンエーテルが用いられており、あるいは例えば、 (これらのそれぞれは、アミノ基により置換されている)で示される式(V)の フェナントロリニル基、式(VI)のアントロリニル基、又は式(VII)のキノリ ル基であるフェナントロリニル基が用いられており、所望であれば、式(V)〜 (VII)の基が更なる置換基を含むことも可能である。 ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン酸−二無水物及びペリレン−3 ,4:9,10−テトラカルボン酸−一無水物−イミドは既知であり、既知の方 法により調製することができる。例えば、ペリレン−無水物−イミドは、 (a)ペリレン−二無水物を、第一級アミン、好ましくはR2−NH2と反応させ るか、又は (b)第一の工程において、ペリレン−二無水物を第一級アミン、例えばR2− NH2と反応させ、ペリレンビスイミドを形成させ、次いで、第二工程において 、加水分解、好ましくはアルカリ加水分解に付し、相当するペリレン−無水物− イミドを形成させることにより得られる。いくつかのペリレン−無水物−イミド 及びそれらの調製は、例えば、Chem.Ber.124(1991)529に記載されている。 アミノ基により置換されているクラウンエーテル、又は各々アミノ基により置 換されている、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニル基は、同 様に既知であり、既知の方法、例えば、従来の合成(実験セクション参照)によ り対応する窒素化合物から入手可能であるため、更なる詳細は不要である。 この反応は、80〜200℃、特に120℃〜180℃の範囲の反応温度で、 好ましくは実施される。以前の観察では、反応の成功は、圧力範囲の選択には依 存しないことが示されている。簡便のため、この反応は、通常、大気圧力下で実 施されたが、最高10kPaまでの低圧又は最高10MPaまでの圧力が選択されてよ い。選択された反応温度に依存して、反応時間は、好ましくは30分から6時間 の範囲で選択される。 更に好ましい実施態様は、この反応は、塩基性有機溶媒の存在下に、好ましく は窒素含有複素環、例えばイミダゾール、キノリン、ピリジン、ピコリン又はN −メチルピロリドン、特にイミダゾール又はキノリンの存在下に実施される。こ の反応は、グリコール中、例えばエチレングリコール又はジエチレングリコール 中で実施されてもよい。溶媒の量は、通常、溶媒0.1〜1mol/kg、好ましくは 溶媒0.1〜0.8mol/kgの範囲で、選択される。 特に好ましい実施態様は、反応が100〜170℃の温度範囲で溶解したイミ ダゾール中で実施される。更に好ましい実施態様では、この反応は、保護ガス雰 囲気下で実施される。好ましい保護ガスは、例えば、窒素、及び希ガス、例えば ヘリウム又はアルゴンである。 第一級アミンは、一般的に、モル比で1:1〜5:1、好ましくはやや過剰に 1.05:1〜1.4〜1(アミン:使用されたペリレン中の無水物基)であり 、すなわち、ペリレン−二無水物から出発しており、一般的には、ペリレン−無 水物−イミドとの比較において、2倍の第一級アミンの量が使用される。 更に、重金属塩、例えば、亜鉛、鉛、カルシウム、銅、マグネシウム、鉄、コ バルト、ニッケル、スズ、銀又はマグネシウム塩で、例えば塩化物、硫酸塩、硝 酸塩又は酢酸塩の存在下に、特に水溶性亜鉛塩、例えば酢酸亜鉛及び塩化亜鉛の 存在下に、反応を実施するのが有利である。ペリレン−無水物−イミドの重金属 塩に対するモル比は、通常、10:1〜1:10、好ましくは4:1〜1:4の 範囲で選択される。 本発明によるペリレンIは、従来の方法、例えばクロマトグラフィー、特にカ ラムクロマトグラフィー又は抽出再結晶により、精製及び単離することが可能で ある。 本発明によるペリレンIIは、好ましくは上記記載のペリレンと同様に得ること ができ、対応するペリレン−無水物−イミドを、式(VIII): (式中、nは、好ましくは3、4又は5である)で示される4’,5’−ジアミ ノベンゾ−クラウンエーテルと反応させることにより得られる。 対応するクラウンエーテルは、既知であり、既知の方法、例えば、対応する4 ’−アミノ−5’−ニトロベンゾ−クラウンエーテル(例えば、4’−アミノ− 5’−ニトロベンゾ−15−クラウン−5は市販されている)から、それ自体既 知の方法により入手可能である。 ペリレンIの調製とは対照的に、やや高めの反応温度、例えば、130〜22 0℃の範囲、好ましくは140〜200℃の範囲を選択するのは有利である。 本発明の更に好ましい実施態様は、本発明によるペリレンI及びII、好ましく は、式中、R1は、 で示され、R2は、1−(C1〜C9アルキル)−C2〜C10アルキル基であり、R3 、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、水素であり、重金属イオン、マ ンガンを除き、特に、鉄、クロム、ニッケル、コバルト及び銅、特にFe3+及び Cr3+のための検出試薬として使用することに関する。以前の調査では、上記記 載の、マンガンを除き、重金属イオンの錯化は、蛍光のクエンチ(これは、例え ば、Stern-Vollmerプロットで認められる)につながることが示されている。対 応する検量線を用いて、記載のイオンを定量的に検出することが可能であるが、 マンガンは通常検出を妨げない。 本発明の更に好ましい実施態様は、本発明によるペリレンI(式中、R1又は R1及びR2は、 で示されるベンゾクラウンエーテルであるか、又はベンゾクラウンエーテルを含 む(後者の場合、m>0))を、アルカリ金属及びアルカリ土類金属イオンのため の検出試薬として使用することに関するものである。本発明による対応するベン ゾ−クラウンエーテルペリレンの蛍光は、重金属イオンによりクエンチされるこ とが判明している。アルカリ金属又はアルカリ土類金属イオンの添加は、クエン チを逆にするため、大量の対応する錯体蛍光が得られる。それ自体既知の方法に より、検量線を作成することで、アルカリ金属及びアルカリ土類金属イオンを定 量的に検出することが可能になる。 そのため、更なる実施態様は、重金属、例えば、鉄、クロム、ニッケル、コバ ルト、銅、チタン、ジルコニウム、ハフニウム及びマンガン、並びにアルカリ金 属、例えば、ナトリウム及びカリウム、並びにアルカリ土類金属、例えば、カル シウム、マグネシウム、ストロンチウム及びバリウムを伴うペリレンI及びIIの 錯体にも関する。 対応する錯体は、それ自体既知の方法により得られ、例えば、本発明による、 ペリレンI及びIIを、対応する重金属、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩、 特に、それらの硝酸塩、塩化物、硫酸塩、炭化水素又は硫化水素の形で、好まし くは液相、特にアルコール性媒体、より特別には、メタノール、エタノール又は イソプロパノール中で加えることにより得ることができる。 したがって、更なる実施態様は、対応する金属塩、好ましくは重金属、アルカ リ金属又はアルカリ土類金属塩を、所望であれば、液相中で、ペリレンI又はII に接触させる、本発明による、ペリレンI及びIIの金属イオン錯体の調製方法に 関する。 本発明の更なる実施態様は、本発明によるペリレンI及びII、並びにそれらの金 属イオン錯体の、通常、各場合において、それ自体既知の方法による、着色剤 として、特に顔料及び染料としての使用に関するものであり、好ましくは (a)ポリマーの練り込み着色のために、ポリマーとして、塩化ポリビニル、酢 酸セルロース、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイミド、ポ リベンズイミダゾール、メラミン樹脂、シリコン、ポリエステル、ポリエーテル 、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、 ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、ポリクロロブタジエ ン又はポリイソプレン、及び上記モノマーの共重合体の使用が可能である; (b)建て染め染料又は媒染染料として、例えば、天然材料、特に、紙、木材、 わら、皮革、獣皮、又は天然繊維材料、例えば、綿、ウール、絹、黄麻、サイザ ル、麻、亜麻若しくは動物の毛(例えば馬毛)、及びそれらの加工製品、例えばビ スコース繊維、ニトロセルロース若しくはキュプラ(レーヨン)、媒染のための好 ましい塩はアルミニウム塩、クロム塩及び鉄塩である; (c)塗料、ラッカー、特に自動車のラッカーの調製のために、被覆組成物、紙 着色剤、印刷インク、インク、特にインクジェットプリンターにおける使用のた め、好ましくは、蛍光インクとしての均質溶液、並びに塗装及び筆記目的のため 、並びに電子写真術、例えば乾式コピーシステム(ゼロックス方式)及びレーザ ープリンタのためである; (d)セキュリティーマーキング用のために、例えば小切手、小切手カード(ク レジットカード)、紙幣、クーポン、文書、身分証明書等の、特に誤ることのな い着色印象が求められるもののために; (e)着色剤、例えば顔料及び染料、特別な着色剤の色合いが求められるべきも の、特に、発光の色合いが好まれる場合の添加剤として; (f)蛍光手段によりそれらの目的物の機械的認識目的のために目的物を標識す るために、好ましくは分類、例えばプラスチックのリサイクルのために、ここで は英数字印刷物又はバーコードが好んで使用されている。 (g)光の周波数の変換のため、例えば短波光から長波可視光へ変換するために 、又は非線形光学素子におけるレーザー光線の周波数を2倍若しくは3倍するた めに; (h)多様な映像、情報及び標識目的、例えば受動表示素子、交通灯のような道 路標識及び交通信号のための、受動表示素子を製造するために; (i)超伝導有機材料(例えばヨードでドープした後、π−π−相互作用を介し て、中間電荷非局在化が通常得られる)ための出発材料として; (j)固体蛍光標識のために; (k)装飾及び芸術目的のために; (l)例えば、生化学、医学、技術及び自然科学における、トレーサーの目的の ため、この場合、本発明の着色剤は、水素結合又は疎水性相互作用(吸着)のよ うな第二の原子価を介して基質に結合することができる; 特にシンチレータにおける蛍光染料として; (n)光学的な集光システム、蛍光太陽収集器(参照H.Langhals,Nachr.Chem .Tech.Lab.1980,28,716)、蛍光活性表示(参照W.Greubel and G.Baur,El ektronik 1977,26,6)、プラスティックの製造においての光−誘導重合のため の冷光源として、材料試験のために、例えば半導体回路の製造において、集積半 導体要素の微小構造の研究のために、光伝導体において、写真方法において、表 示、照明又は画像変換システム(ここで、励磁は、電子、イオン若しくは紫外線 照射行なわれる)、例えば、蛍光表示、ブラウン管又は蛍光管において、あるい は集積半導体回路の部品(それは、そのように又は他の半導体との組合わせで染 料を含む)として、例えばエピタキシーの形態で、化学ルミネセンスシステムに おいて、例えば他のルミネセント光ロッド(light rods)、ルミネセンス免疫検定 又は他のルミネセンス検出方法において、強調インキとして、特に、筆記及び絵 画又は他のグラフィック製品を視覚的に強調するために、サイン、及び特に視覚 的な色彩の印象を獲得すべきその他の目的物を特定するために、染料レーザ、好 ましくはレーザ光線を生成するための蛍光染料として、並びにQ−スイッチとし て; (o)レオロジー改善剤として; (p)カラーフィルタとして、並びに (q)情報記憶材料としての光学メモリ、上昇した温度、一般的には220〜 260℃の範囲で、好ましくは240〜250℃の範囲で、一般的には色の変化 、例えば緑−黒から赤への変化により認識可能な、変更で変化が起きるような方 法での染料として; 使用するのに適している。 本発明は、本発明によるペリレンI、II、又はそれらの金属イオン錯体を含む 高分子量有機材料の練り込み着色にも関している。着色は、それ自体既知の方法 で、従来技術により実施されるため、更なる詳細は不要である。実施例 実施例1 :5−アミノ−8−ベンジルオキシ−キノリン Chem.Ber.116(1983)2394と類似に、DMSO50ml中に、アルゴン雰囲気 下に、粉末85%水酸化カリウム11.2g(170.0mmol)を導入した。氷 で冷却しながら、そこへ、少量ずつ、5−アミノ−8−ヒドロキシキノリンジヒ ドロクロリド11.7g(50.0mmol)を加え、この混合物の色は、黒色へ変 化した。20分間撹拌した後、臭化ベンジル7.5ml(62.5mmol)を滴下に より15分にわたり加えた。この混合物を、氷/水100ml中に注ぎ、黄褐色の 着色沈殿物が生成させ、D4フリット上で吸引ろ別し、リグロインにより洗浄し た。粗生成物をフィルタ円筒ろ紙に移し、温抽出器中でリグロインにより3時間 抽出した。抽出円筒ろ紙中に残った、海松色(オリーブグリーン)固形物を、少 量のメタノールから再結晶した。このメタノール相は、次いで、リグロイン層で 覆った。粗生成物の収率4.35g(35%)-抽出及び再結晶後の収率:1. 0g(8%)。m.p.188〜189℃。-RF(シリカゲル/トルエン)=0. 10。-IR(KBr): 実施例2:N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(5−(8−ベンジルオキ シキノリン)−イル)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイ ミド) N−(1−ヘキしル−ヘプチル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカル ボン酸3,4−無水物−9,10−イミド(Chem.Ber.124(1991)529-535( 記載の化合物2cの調製)に記載の方法により調製)1.72g(3.00mmol) 、5−アミノ−8−ベンジルオキシキノリン1.00g(4.00mmol)、酢酸亜 鉛−二水和物0.26g(1.2Ommol)及びイミダゾール8gを、160℃で 4時間撹拌した。この反応を、エタノール100mlを加えて終了し、この懸濁液 を2N塩酸300ml中に移し、3時間撹拌した。得られた沈殿物を吸引ろ別し、水 /メタノールにより洗浄し、次いで120℃で乾燥した。粗生成物2.45g( 100%)。 粗生成物は、溶離剤としてクロロホルムを使用して、酸化アルミニウム(50 ・4cmカラム)上のクロマトグラフィーにより精製した。染料は、カラムの上部 3分の1に吸着したまま残存し、その後、溶離剤混合物のクロロホルム/1−ブ タノール(40+1)を用いて、脱着した。この染料画分を蒸発により濃縮乾固 し、少量のクロロホルムに取り、D5フリットを通してろ過した。生成物を再度 単離し、120℃に事前乾燥し、油ポンプ減圧下に、80℃で、溶媒残留物を除 去した。収率1.21g(50%)、m.p.299〜300℃。−RF(シリカ ゲル/CHCl3+エタノール(10+1))=0.88。−RF(シリカゲル/C HCl3+1−ブタノール(40+1))=0.28。-RF(酸化アルミニウム/ CHCl3)=0.30。−IR(KBr): 実施例3:N−(1−ノニル−デシル)−N’−(5−(8−ベンジルオキシキ ノリン)−イル)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミ ド) N−(1−ノニル−デシル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン 酸3,4−無水物−9,10−イミド(Chem.Ber.124(1991)529-535(記載 の化合物2eの調製)に記載の方法により調製)1.58g(2.40mmol)、5 −アミノ−8−ベンジルオキシキノリン0.90g(3.60mmol)、酢酸鉛−二 水和物0.18g(0.80mmol)及びイミダゾール8g。反応時間2.5時問 。精製:酸化アルミニウム/クロロホルム(50・4cmカラム)のクロマトグラ フィー、及びシリカゲル/クロロホルム/1−ブタノール(40+1)のクロマ トグラフィーを2回。収率:1.00g(47%)、m.p.275〜277℃。 -RF(シリカゲル/CHCl3/エタノール(10+1))=0.84。IR(K Br): 実施例4:N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(5−(8−ヒドロキシキ ノリン)−イル)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド ) 氷酢酸25ml中で、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(5−(8−ベ ンジルオキシキノリン)−イル)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカル ボキシイミド)(実施例2より)0.40g(0.50mmol)を加熱して、沸騰さ せた。次いで、そこへ、臭化水素(水中48%)5mlを加え、それによって色が 暗赤色へ変化するのが観察された。この反応は、薄膜クロマトグラフィー(シリ カゲル/クロロホルム/氷酢酸(10+1))により監視した。15分後、出発物 質はもはや検出されなかった。30分後、この反応は、蒸留水200ml中へ、こ の混合物を注ぐことにより終了させ、この混合物を、徐々に加熱しなが ら、更に30分間撹拌した。得られた沈殿物をろ別し、水/メタノールにより洗 浄し、110℃で16時間乾燥した。粗生成物を、蒸留トルエンから2回の抽出 再結晶により精製した。収率:最初の再結晶後、0.07g(64%)。収率:2 回目の再結晶後、0.03g(27%)。m.p.>300℃。-RF(シリカゲル /CHCl3/エタノール(10+1))=0.37。-RF(シリカゲル/CHC l3/氷酢酸(10+1))=0.63。-IR(KBr): 実施例5:5−アミノ−1,10−フェナントロリン ヒドラジン−水和物(100%)0.6ml(12mmol)と無水エタノール15 ml中で、5−ニトロ−1,10−フェナントロリン1.0g(4.4mmol)を4 0℃に加熱した。この還元は、Pd/Cひとさじを加えることで開始させ、これ により、窒素の相当な発生が即座に観察された。この反応は、通常の触媒を添加 することにより、更に3時間続けた。この混合物を、次いで、過剰なヒドラジン −水和物を濃縮するため、加熱し還流した。冷却後、この触媒をろ別し、この溶 媒を真空除去し、粗生成物を水流ポンプ下に、1時間乾燥した。5−アミノ−1 ,10−フェナントロリンは、更に精製することなく以下の反応で使用した。実施例6 :N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(5−(1,10−フェナ ントロリン)−イル)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイ ミド) N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカル ボン酸3,4−無水物−9,10−イミド1.72g(3.00mmol)及び未精 製の5−アミノ−1,10−フェナントロリン0.87g(4.40mmol)を、 酢酸亜鉛−二水和物0.10g(0.45mmol)を加えて、イミダゾール10g 中で、150℃で3時間反応させた。2N塩酸300ml中のエタノール約50ml に、この反応生成物を導入し、室温で2時間撹拌した。得られた沈殿物をろ別し 、水/メタノールにより洗浄し、120℃で16時間乾燥した。粗生成物を、酸 化アルミニウム/クロロホルム/エタノール(10+1)上でまず、2つの粗画 分A及びBに分けた。画分Aは、廃棄した。主画分Bを、まず、シリカゲル/ク ロロホルム/氷酢酸(10+1)のカラムに付した。このように、不純物をいく らか溶離することは可能であるが、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−( 5−(1,10−フェナントロリン)イル)−ペリレン−3,4:9,10−ビ ス(ジカルボキシイミド)は、カラム材料に吸着したままであった。N−(1− ヘキシル−ヘプチル)−N’−(5−(1,10−フェナントロリン)イル)− ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)の脱着は、クロロホ ルム/トリエチルアミン(10+1)の溶離混合物で実施した。収率:0.65 g、m.p.>350℃。-RF(シリカゲル/CHCl3/トリエチルアミン(1 0+1))=0.58。-IR(KBr): 実施例7:N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(4’−ベンゾ−15−ク ラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド) N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカル ボン酸3,4−無水物−9,10−イミド0.70g(1.22mmol)及び4’ −アミノベンゾ−15−クラウン−5、0.43g(1.52mmol)を、保護ガ ス下に、イミダゾール10g中の酢酸亜鉛−二水和物0.08g(0.36mmol )とともに、140℃で4時間加熱した。凝固させる前に、2N塩酸300ml中 のエタノール総量100mlに、混合物を導入し、室温で2時間 撹拌した。得られた沈殿物をD4フリット上で吸引ろ別し、水で洗浄し、乾燥し た。このろ液を、クロロホルム総量800mlで抽出し、この溶媒を除去し、2つ の粗生成物を合わせた。このようにして得た着色剤を、クロロホルム/エタノー ル(20+1)(50・4cmカラム)中の酸化アルミニウム上のカラムクロマトグ ラフィーに付し、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(4’−ベンゾ−1 5−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド )を最初は赤色で、非−蛍光バンドとして得た。得られた染料画分をD4フリッ ト経由でろ過し、この溶媒を次いで除去し;この画分はメタノール/水で洗浄し 、次いで油ポンプ減圧(80℃/0.13mbar)下に、24時間乾燥した。収率 :0.51g(50%)、m.p.288〜290℃。-RF(シリカゲル/CHC l3+エタノール(10+1))=0.25。IR(KBr): 実施例8:4’−アミノベンゾ−18−クラウン−6 無水エタノール10ml中に、4’−ニトロベンゾ−18−クラウン−6、0. 52g(1.45mmol)及びヒドラジン−水和物0.18g(3.60mmol)を 溶解し、40℃に加熱した。次いで、触媒Pd/C(10%Pd)を、更に窒素 の発生が観察されなくなるまで、少量ずつ加えた。次いで、この反応混合物を沸 点で還流下に、1時間加熱し、室温に冷却し、この溶液を保護ガス下にろ別した 。この方法により、室温で揮発するすべての成分を、油ポンプ減圧下に、除去し た。この粗生成物は、更に精製することなく、以下の反応に使用した。実施例9 :N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(4’−ベンゾ−18−ク ラウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド) 実施例8の無色油(4’−アミノベンゾ−18−クラウン−6)に、N− (1−ヘキシル−ヘプチル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン酸 3,4−無水物−9,10−イミド0.83g(1.45mmol)、酢酸亜鉛−二水 和物0.10g(0.46mmol)及びイミダゾール3gを付加した。この混合物 を140℃で3時間撹拌し、次いで、エタノール25mlで希釈し、2N塩酸20 0ml中に導入した。室温で1時間撹拌した後、得られた沈殿物を吸引ろ別し、水 /メタノールで中性になるまで洗浄し、乾燥キャビネット中で110℃で乾燥し た。酸化アルミニウム上(60・4cmカラム)/クロロホルム/エタノール(1 0+1)のクロマトグラフィーにより処理した時に、2つの主画分を単離した。 1番目の画分は廃棄した。2番目の主画分は、シリカゲル/クロロホルム/氷酢 酸(10+1)上でクロマトグラフィーに付し、生成物N−(1−ヘキシル−ヘ プチル)−N’−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(4’−ベンゾ−18− クラウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)が 、カラムの上部3分の1のところに吸着した。この染料画分は、深紅、非−蛍光 バンドとして、クロロホルム/トリエチルアミン(10+1)を用いて溶離し、 ロータリーエバポレータを用いて濃縮し、水により洗浄し、110℃で乾燥し、 元素分析のために従来の方法で調製した。収率:0.25g(20%)、m.p. 247〜249℃。−RF(シリカゲル/CHCl3/トリエチルアミン(10+ 1))=0.82。-IR(KBr): 実施例10:N,N’−ビス(4’−ベンゾ−15−クラウン−5)−ペリレン −3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド) ペリレン−3,4:9,10−テトラカルボン酸−二無水物0.39g(1. 27mmol)、4−アミノベンゾ−15−クラウン−5、0.76g (2.67mmol)、酢酸亜鉛−二水和物0.08g及びイミダゾール7gを、14 0℃で3時間撹拌した。この反応混合物を、エタノール50ml中に、まだ温かい うちに懸濁し、次いで2N塩酸300ml中に移した。1時間後、得られた沈殿物 を吸引ろ別し、乾燥した。粗生成物0.5gを、各回10%炭酸カリウム溶液2 00mlとともに、全3回沸騰させ、D4フリットを用い、不溶生成物を単離した 。このろ液は廃棄した。この沈殿物を、温水で数回洗浄し、次いで、100℃で 乾燥した。粉末状の生成物N,N’−ビス(4’−ベンゾ−15−クラウン−5 )−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)を抽出円筒ろ紙 に移し、塩化メチレン、アセトン及びエタノールで、各回1〜2日で連続して抽 出した。この不溶生成物N,N’−ビス(4’−ベンゾ−15−クラウン−5) −ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)は、抽出円筒ろ紙 中に存在した。収率:この方法で処理した粗生成物0.5gを基にして、0.1 1g(22%)。-IR(KBr): 実施例11:N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(2−メチレン−12− クラウン−4)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド) N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−ペリレン−3,4:9,10−テトラカル ボン酸3,4−無水物−9,10−イミド0.57g(1.00mmol)及び2− アミノメチル−12−クラウン−4の0.25g(1.22mmol)を、イミダゾ ール4g中で、140℃で1時間を維持した。冷却する前に、この反応混合物を 2N塩酸200ml中に、エタノール50mlとともに導入した。2時間撹拌した後 、得られた沈殿物をD4フリット上で吸引ろ別し、メタノール/水で洗浄し、1 10℃で1晩乾燥した。この粗生成物を、酸化アルミニウム(30・4cmカ ラム)/クロロホルム/エタノール(10+1)上のカラムクロマトグラフィー に付した。この生成物を溶離剤混合物クロロホルム/エタノール(10+1)で 溶離した。収率:0.53g(70%)。染料N−(1−ヘキシル−ヘプチル)− N’−(2−メチレン−12−クラウン−4)−ペリレン−3,4:9,10− ビス(ジカルボキシイミド)は、シリカゲル/クロロホルム/エタノール(20 +1)上のクロマトグラフィーにより、高度に精製した。この染料画分は、D4 フリット経由でろ過し、メタノールを加え、そしてこの混合物を蒸発により濃縮 し、油ポンプ減圧下で、90℃で24時間乾燥した。収率:0.36g(47%) 、m.p.251〜252℃。-RF(シリカゲル/CHCl3/エタノール(10 +1))=0.56。-IR(KBr): 実施例12:N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(2−メチレン−15− クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(ジカルボキシイミド) アルゴン下で、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−ペリレン−3,4:9,1 0−テトラカルボン酸3,4−無水物−9,10−イミド0.50g(0.87 mmol)を、イミダゾール4g中で2−アミノメチル−15−クラウン−5の0. 25g(1.00mmol)とともに、140℃で1時間反応させた。冷却前に、こ の反応生成物を、エタノール50ml中に懸濁し、2N塩酸200mlを加え、その 後、この混合物を室温で2時間撹拌した。得られた沈殿物をD4フリット上で吸 引ろ別し、洗浄(メタノール/水)し、100℃で8時間乾燥した。精製のため 、この粗生成物は酸化アルミニウム(30・4cmカラム)上で、そしてシリカゲ ル上で2回、各回とも溶離剤としてクロロホルム/エタノール(10+1)を用 いて、クロマトグラフィーに付した。こうして得た染料画分は、 D4フリット経由でろ過し、この溶媒を除去し、油ポンプ減圧下に、100℃で 24時間乾燥した。収率:粗生成物0.57g(81%)。収率0.51g(72 %)、m.p.190〜192℃。−RF(シリカゲル/CHCl3/エタノール( 10+1))=0.27。-IR(KBr): 実施例13:N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(2−メチレン−18− クラウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス−(カルボキシイミド) イミダゾール5g中で、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−ペリレン−3,4 :9,10−テトラカルボン酸3,4−無水物−9,10−イミド0.29g( 0.50mmol)及び2−アミノメチル−18−クラウン−6の0.15g(0. 51mmol)を、140℃の油浴で、撹拌しながら1時間反応させた。冷却前に、 この混合物をエタノール50ml中に懸濁し、2N塩酸100mlを添加し、この混 合物を室温で一晩撹拌した。得られた沈殿物をD4フリット上で吸引ろ別し、洗 浄(水/メタノール)し、110℃で16時間乾燥した。染料粗生成物を、酸化 アルミニウム(30・4cmカラム)上で、溶離剤としてクロロホルム/エタノー ル(10+1)を使用して、カラムクロマトグラフィーにより精製した。シリカ ゲル上に吸着している、生成物N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(2− メチレン−18−クラウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカル ボキシイミド)は、クロロホルム/トリエチルアミン(20+1)により溶離し た。主画分を、D4フリット経由でろ過し、メタノールを加え、この混合物を、 蒸発により濃縮し、この残渣を、油ポンプ減圧下に、90℃で24時間、乾燥し た。収率:0.24g(56%)、m.p.161〜163℃。-RF(シリカゲル /CHCl3/トリエチルアミン(10+1))=0.87。-RF(シリカゲル/ CHCl3/トリエチルアミン(20+1))= 0.51。IR(KBr): 実施例14:染料N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(2−メチレン−1 5−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド )への多様な重金属イオンの添加 染料N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’−(2−メチレン−15−クラウ ン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)(M=8 05.0gmol-1)の量を計量した:クロロホルム100ml中で1.315mg。染 料溶液3ml(4.9・10-5mmol)を、各個の容器に入れた。重金属塩の量を増 加させながら加え、この混合物を一定容にした。封印した容器を、光を避けなが ら3〜7日間貯蔵し、その結果、この金属は、クラウンエーテルにより完全に結 合させることができた。 消光剤を加えることによる蛍光のクエンチは、一般的にStemVollmerequation に記載されており、吸収の分布機能及び蛍光スペクトラムが変化しない場合、量 子収率(Qf 0/Qf)の比を、蛍光強度F0/F(F0=消光剤なしの蛍光強度、 F=消光剤使用時の蛍光強度)比に変更することが可能であり、これは実験によ り容易に達成される。線状化のため、F0/Fは、消光剤濃度[Q]に対してプ ロットすることができる。 (a)硝酸鉄(III)九水和物 硝酸鉄(III)九水和物(M=404.0gmol-1)の量を計量:エタノール2 5ml中で0.596mg。したがって、すなわち溶液1mlには、5.9・10-5mm olのFe3+塩を含む。表1 :硝酸鉄(III)九水和物による、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N’ −(2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10− ビス(ジカルボキジイミド(4.9・10-8mol/リットル))の蛍光消光。 (b)硝酸クロム(III)九水和物 硝酸クロム(III)九水和物(M=400.1gmol-1)の量を計量:エタノー ル25ml中で0.752mg。したがって、溶液1mlには、7.51・10-8mol のCr3+塩を含む。表2 :硝酸クロム(III)九水和物による、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)−N ’−(2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビ ス(ジカルボキジイミド(4.9・10-8mol/リットル))の蛍光消光。(c)塩化マンガン(II)四水和物 塩化マンガン(II)四水和物(M=197.9gmol-1)の量を計量:エタノー ル25ml中で1.566mg。したがって、溶液1mlには、3.17・10-7mol のMn2+塩を含む。表3 :塩化マンガン(II)四水和物による、N−(1−ヘキシル−ヘプチル)− N’−(2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10− ビス(ジカルボキジイミド)(4.9・10-8mol/リットル)の蛍光消光。 実施例15:ビス−N,N’−(2−メチレン−12−クラウン−4)−ペリレ ン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド) イミダゾール4g中で、ペリレンテトラカルボン酸−二無水物0.20g(0 .50mmol)及び2−アミノメチル−12−クラウン−4の0.22g(1.0 7mmol)の混合物を、140℃で反応させた。1.5時間後、エタノール50ml を注意深く加え、2N塩酸200mlを加え、この混合物を室温で2時間撹拌した 。得られた沈殿物をD4フリット上で単離した。このろ液をクロロホルム総量2 00mlで、繰り返し抽出し、この溶媒を蒸発して除去した後、この固体相を合わ せた。収率:粗生成物0.32g(82%) 濃縮後、上記で得たビス−N,N’−(2−メチレン−12−クラウン−4) −ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)を、(エタ ノール又はトリエチルアミンとともに)クロロホルム中、密閉した容器の中で1 〜3日間放置した。不純物のいくらかは、クロロホルム/エタノール(10+1 )を用いてシルカゲルクロマトグラフィーにより分離除去することができた。生 成物ビス−N,N’−(2−メチレン−12−クラウン−4)−ペリレン−3, 4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)のいくらかは、シリカゲル上に吸着 されて残り、その上非常に広範囲で、非構造的なバンドで拡散していたので、後 者は、溶離混合物クロロホルム/トリエチルアミン(10+1)に集中し、染料 画分を分離した。この溶液を、蒸発により濃縮し、この固形物質を、クロロホル ム中に取り、D4フリット経由でろ過し、リグロインを加えた。この溶媒混合物 を蒸留して除去した後、黒色の生成物であるビス−N,N’−(2−メチレン− 12−クラウン−4)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミ ド)をジエチルエーテル及びペンタンで洗浄した。元素分析のため、ビス−N, N’−(2−メチレン−12−クラウン−4)−ペリレン−3,4:9,10− ビス(ジカルボキシイミド)0.1gを蒸留したトルエンから抽出して再結晶す ることにより、更に精製した。収率:緑がかった黒色の微結晶状の粉末0.16 g(41%)、m.p.>360℃。 240〜250℃の温度で、黒の変種は赤の変種に変化した。 RF(シリカゲル/CHCl3/エタノール(10+1))=0.02。-IR(K Br): 実施例16:ビス−N,N’−(2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレ ン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド) イミダゾール5g中で、ペリレンテトラカルボン酸−二無水物0.35g(0 .90mmol)及び2−アミノーメチル−15−クラウン−5の0.45g(1. 80mmol)を、油浴中で、140℃で2時間反応させた。この反応混合物をクロ ロホルム200ml中に取り、イミダゾールを除去するために、濃塩酸 100mlで1回、各回2N塩酸100mlで2回、抽出した。ビス−N,N’−( 2−メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジ カルボキシイミド)は、コロイド溶液になり、そして合わせた塩酸相を、クロロ ホルム総量300mlで、再度抽出した。赤色固体(これは、両相で適度に溶解す る)を、有機相と一緒に処理した。合わせたクロロホルム抽出物を、約20mlの 容量まで濃縮し、乾燥し、酸化アルミニウム(50・4cmカラム、クロロホルム /エタノール(20+1))クロマトグラフィーにより精製した。このようにして 得た染料画分は、その後、クロロホルム/トリエチルアミン(10+1)を溶離 剤として用い、シリカゲルクロマトグラフィーに付した。ビス−N,N’−(2 −メチレン−15−クラウン−5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカ ルボキシイミド)を、蒸発により、濃縮乾燥し、少量のクロロホルムに取り、D 4フリット経由でろ過し、リグロインを加えた。ロータリーエバポレータを用い て溶媒を除去し、赤色生成物ビス−N,N’−(2−メチレン−15−クラウン −5)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)が沈殿し、 ジエチルエーテル及びペンタンで洗浄した後、油ポンプ減圧下に、100℃で2 4時間乾燥した。収率:0.20g(26%)。m.p.>350℃。-RF(シリ カゲル/CHCl3/トリエチルアミン(10+1))=0.42。-IR(KBr ): 実施例17:ビス−N,N’−(2−メチレン−18−クラウン−6)−ペリレ ン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド) ペリレンテトラカルボン酸−二無水物0.27g(0.69mmol)及び2−ア ミノメチル−18−クラウン−6、0.44g(1.5Ommol)を140℃の油 浴中で撹拌した。この反応は、1.5時間後に、2N塩酸200mlを注意深く滴 下で加えることにより、終了した。この混合物を室温で更に1時間撹拌し、次い で、クロロホルム総量600mlで抽出し(水性相が脱色するまで)、この有機相を 酸化アルミニウム(10・4cmカラム)/クロロホルム/エタノール(10+1 )上でろ過した。収率:粗生成物0.53g(82%)。この粗生成物を、シリカ ゲル/クロロホルム/トリエチルアミン(10+1)上で2回クロマトグラフィ ーに付し、中間画分は均一であることを証明している。薄膜クロマトグラフィー により純品である相は、蒸発により完全に濃縮され、次いで、少量のクロロホル ム中に取り、D4フリット経由でろ過し、リグロインを加えた。溶媒混合物を蒸 留して除去したとき、ビス−N,N’−(2−メチレン−18−クラウン−6) −ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)が沈殿して現われ 、ジエチルエーテル及びペンタンにより洗浄した後、真空(0.013mbar)で 、100℃で24時間乾燥した。ビス−N,N’−(2−メチレン−18−クラ ウン−6)−ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド)0.1 gを、シリカゲル/クロロホルム/トリエチルアミン(10+1)(分析的に純 品)上で、再度クロマトグラフィーに付した。収率:0.36g(55%)、m.p .290〜291℃。-RF(シリカゲル/CHCl3/トリエチルアミン(10+ 1))=0.30。IR(KBr): 実施例18:4’,5’−ジアミノベンゾ−15−クラウン−5 無水エタノール20ml中で、4’−アミノ−5’−ニトロベンゾ−15−ク ラウン−5、0.30g(0.91mmol)を、アルゴン下に、懸濁し、ヒドラジ ン−水和物0.14g(2.80mmol)を加えた。懸濁液を40℃に加熱し、触 媒Pd/C(10%Pd)ひとさじを、少量づつ加え、これにより窒素の発生が 即座に観察された。更に気体が発生しなくなるまで、更に触媒を少量ずつ加えた (約2時間);この混合物を、次いで、更に1時間、還流下に加熱し、冷却後、触 媒をろ去した。クロロホルムは、適切な溶媒であることが証明されている。この ろ液は空気中で即座に色が変化して、黄色から黄緑に変わった。次いで、この溶 媒が真空除去し、この残さを1時間乾燥した。粗生成物4’,5’−ジアミノベ ンゾ−15−クラウン−5は、更に作業することなく以下の反応に使用した。実施例19 :N−(1−ノニルーデシル)−ペリレン−3,4:9,10−テト ラカルボン酸3,4−無水物−9,10−イミドと4’,5’−ジアミノベンゾ −15−クラウン−5の縮合 キノリン10ml中で、N−(1−ノニルーデシル)−ペリレン−3,4:9, 10−テトラカルボン酸3,4−無水物−9,10−イミド0.40g(0.6 1mmol)及び未精製の4’,5’−ジアミノベンゾ−15−クラウン−5の0. 27g(0.91mmol)を、180℃で2時間撹拌した。この反応は、エタノー ル50mlを加えることで終了し、この混合物を2N塩酸200ml中に導入し、室 温で一晩撹拌した。得られた沈殿物は、D4フリット上で分離し、水/メタノー ルで徹底的に洗浄し、110℃で1時間乾燥した。収率:0.36g(64%)。 粗生成物は、溶離剤としてクロロホルム/エタノール(10+1)を用いて、シ リカゲルクロマトグラフィーに2回付した。2つの赤色の副生物は、最初の処理 のときに分離し、一方、紫色の染料は、カラムの上部3分の1に吸着したままで あった。溶離混合物(クロロホルム/エタノール(4+1))を変更することによ り、非常に広範なバンドの形でカラムから生成物を得ることができた。溶離は、 フラッシュクロマトグラフィーで加速された。収率:0.23g(41%)。元素 分析のために、溶離剤としてクロロホルムを用いて、酸化アルミニウム上で、染 料0.1gをクロマトグラフィーに付した。この染料溶液は、D4フリット経由 でろ過し;メタノールを加え、次いで溶媒混合物を除去し、暗紫色の粉末を、真 空(0.13mbar)下に、90℃で24時間 乾燥した。収率:0.09g(精製工程に基づいて90%)。収率:0.23g( 41%)、m.p.>350℃。-RF(シリカゲル/CHCl3/エタノール(4+ 1))=0.68。-IR(KBr):
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月27日(1999.2.27) 【補正内容】 2.一般式(II): (式中、R2〜R10及びnは、請求項1と同義である) で示されるペリレン。 3.ペリレン−二無水物又はペリレン−無水物−イミドを、第一級アミンと、上 昇した温度で反応させる、請求項1記載のペリレンIの製造方法であり、この方 法において、第一級アミンとして、一般式(III)若しくは(IV): (式中、n及びmは、請求項1と同義である) で示されるアミノ基により置換されているクラウンエーテル、又は(V)〜(VI I): (これらのそれぞれは、アミノ基により置換されており、式(V)〜(VII)の 基は、所望ならば、,更に置換基を含むことができる)で示される好適には式 (V)のフェナントロリニル基、好適には式(VI)のキノリル基若しくは好適に は式(VII)のキノリル基を用いる方法。 4.ペリレン無水物イミドを、ジアミンと、上昇した温度で反応させる、請求項 1記載のペリレンIIの製造方法であり、この方法において、ジアミンとして、式 (VIII): (式中、nは請求項1と同義である) の4’,5’−ジアミノベンゾ−クラウンエーテルを使用する方法。 5.重金属イオンの検出試薬として、請求項1記載のペリレンI又は請求項2記 載のペリレンIIの使用方法。 6.アルカリ金属及びアルカリ土類金属イオンの検出試薬として、R1又はR1及 びR2が、ベンゾ−クラウンエーテル基 (式中、nは請求項1と同義である) である、請求項1記載のペリレンIの使用方法。 7.請求項1記載のペリレンI又は請求項2記載のペリレンIIの金属イオン錯体 。 8.請求項7記載の金属イオン錯体を製造するための方法であって、金属塩、好 適には重金属塩、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を、所望ならば、液相 において、請求項1記載のペリレンI又は請求項2記載のペリレンIIと接触させ ることを特徴とする方法。 9.ポリマーの練り込み着色のための着色剤として、建て染め染料として、媒染 染料として、ペイント、ラッカー、特に自動車ラッカー、被覆組成物、紙染料、 印刷インキ、インキ(特にインクジェット印刷機での使用、絵画及び筆記目的の ため)の製造において、並びに電子写真において、例えばドライ−コピーシステ ム(ゼロックス方法)及びレーザープリンターのために、安全記録目的のために 、顔料及び染料のような着色剤への添加剤として、蛍光手段によりそれらの目的 物を機械的に認識するために目的物を標識するために、光の周波数変換のために 、種々な表示、情報及び標識目的のための受動的表示要素の製造のために、超伝 導有機材料のための出発材料として、固体蛍光標識のために、装飾及び美術目的 のために、トレーサー目的のために、高感度検出方法での蛍光染料として、光学 的集光システムでの染料又は蛍光染料として、蛍光太陽光集光器において、蛍光 −活性化表示において、プラスチックの製造での光−誘導重合での冷光源におい て、材料試験のために、光伝導体において、写真方法において、表示、照明又は 画像−変換システムにおいて、集積半導体回路の部品(それは、そのように又は 他の半導体と協力しで染料を含む)として、化学ルミネセンスシステムにおいて 、ルミネセンス免疫評価又は他のルミネセンス検出方法において、強調インキと して、染料レーザーにおいて、光貯蔵媒体として、カラーフィルターとして、レ オロジー改善剤としで、Q−スイッチとして、及び非一線形光のための活性基質 として、請求項1記載のペリレンI、請求項2記載のペリレンII又は請求項8記 載のそれらの金属イオン錯体の使用方法。 10.請求1、2又は7記載の、ペリレンI、II又はそれらの金属イオン錯体を 含む、練り込み着色高分子有機材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 31/22 122 G01N 31/22 122 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): (式中、 R1は、 非置換の、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニル、又は置換さ れた、キノリル、アントロリニル若しくはフェナントロリニルであり、ここで、 mは、0〜4の整数であり、nは、1〜9の整数であり、そして 基R3〜R10は、水素、又は非置換若しくは置換された炭素環式芳香基、非置 換若しくは置換された複素環式芳香基、ハロゲン、非置換若しくは置換されたC1 〜C18アルキル、−OR11、−CN、−NR1213、−COR14、−NR15C OR14、−NR11COOR14、−NR11CONR1213、−NHSO214、− SO214、−SOR14、−SO2OR14、−CONR1213、−SO2NR121 3 、−N=NR16、−OCOR14及び−OCONHR14よりなる群から選択され る基であり、2つの近接する基は、一緒になって、炭素環又は複素環を形成する ことが可能であり、ここで、 R14は、C1〜C18アルキル若しくはC6〜C10アリール、又は非置換若しくは ハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されている ベンジル、又は5−〜7−員複素環式基であり、 R12及びR13は、それぞれ互いに他と独立して、水素、C1〜C18アルキル、 C3−〜C24シクロアルキル、C6〜C10アリール又は5−〜7−員ヘテロア リールであり、これらは、非置換であるか、又はシアノ若しくはヒドロキシによ り置換されており、あるいは、R12及び/又はR13は、R3〜R10の少なくとも 1つの基と一緒になって、5−若しくは6−員複素環を形成し、R11は、水素、 C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C6〜C10アリール、又は5− 若しくは7−員ヘテロアリールであり、 R15は、水素、C1〜C18アルキル、C3〜C24シクロアルキル、C1〜C4アル キルアリール(これらは、非置換又はシアノ、ヒドロキシ、若しくはC1〜C4ア ルコキシカルボニル、C6〜C10アリール又は5−若しくは7−員複素環(これ らは、非置換又はハロゲン、C1〜C4アルキル若しくはC1〜C4アルコキシによ り置換されている)により置換されている)であり、 R16は、結合成分の基であるか、あるいは非置換又はハロゲン、C1〜C4アル キル若しくはC1〜C4アルコキシにより置換されているC6〜C10アリールであ り、そして R2は、R1又はR3〜R10で述べたの基の1つである)で示されるペリレン。 2.一般式(II): で示されるペリレン。 3.ペリレン−二無水物又はペリレン−無水物−イミドを、第一級アミンと、上 昇した温度で反応させる、ペリレンIの製造方法であり、この方法において、第 一級アミンとして、一般式(III)若しくは(IV): で示されるアミノ基により置換されているクラウンエーテル、又は(V)〜(VI I): (これらのそれぞれは、アミノ基により置換されており、式(V)〜(VII)の 基は、所望ならば、更に置換基を含むことができる)で示される好適には式(V )のフェナントロリニル基、好適には式(VI)のキノリル基若しくは好適には式 (VII)のキノリル基を用いる方法。 4.ペリレン無水物イミドを、ジアミンと、上昇した温度で反応させる、ペリレ ンIIの製造方法であり、この方法において、ジアミンとして、式(VIII): の4’,5’−ジアミノベンゾ−クラウンエーテルを使用する方法。 5.重金属イオンの検出試薬として、ペリレンI又はIIの使用方法。 6.アルカリ金属及びアルカリ土類金属イオンの検出試薬として、R1又はR2及 びR2が、ベンゾ−ベンゾクラウンエーテルである、ペリレンIの使用方法。 7.ペリレンI又はIIの金属イオン錯体。 8.請求項7記載の金属イオン錯体を製造するための方法であって、金属塩、好 適には重金属塩、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を、所望ならば、液相 において、ペリレンI又はIIと接触させることを特徴とする方法。 9.ポリマーの練り込み着色のための着色剤として、建て染め染料として、媒染 染料として、ペイント、ラッカー、特に自動車ラッカー、被覆組成物、紙染料、 印刷インキ、インキ(特にインクジェット印刷機での使用、絵画及び筆記目的の ため)の製造において、並びに電子写真において、例えばドライ−コピーシステ ム(ゼロックス方法)及びレーザープリンターのために、安全記録目的のために 、顔料及び染料のような着色剤への添加剤として、蛍光手段によりそれらの目的 物を機械的に認識するために目的物を標識するために、光の周波数変換のために 、種々な表示、情報及び標識目的のための受動的表示要素の製造のために、超伝 導有機材料のための出発材料として、固体蛍光標識のために、装飾及び美術目的 のために、トレーサー目的のために、高感度検出方法での蛍光染料として、光学 的集光システムでの染料又は蛍光染料として、蛍光太陽光集光器において、蛍光 −活性化表示において、プラスチックの製造での光−誘導重合での冷光源におい て、材料試験のために、光伝導体において、写真方法において、表示、照明又は 画像−変換システムにおいて、集積半導体回路の部品(それは、そのように又は 他の半導体と協力して染料を含む)として、化学ルミネセンスシステムにおいて 、ルミネセンス免疫評価又は他のルミネセンス検出方法において、強調インキと して、染料レーザーにおいて、光貯蔵媒体として、カラーフィルターとして、レ オロジー改善剤として、Q−スイッチとして、及び非−線形光のための活性基質 として、ペリレンI、II又は請求項8記載のそれらの金属イオン錯体の使用方法 。 10.請求1、2又は7記載の、ペリレンI、II又はそれらの金属イオン錯体 を含む、練り込み着色高分子有機材料。
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