JP2001517238A - 特定の液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類を含む組成物 - Google Patents

特定の液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類を含む組成物

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Abstract

(57)【要約】 ヒトの髪または皮膚に局所塗布するのに適した組成物が開示されている。この組成物には、約−30〜約30℃の融点を有する液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル以外の、約30℃より上で約250℃までの融点を有する固体油との配合物が含まれている。この液体ポリオール脂肪酸ポリエステルには、ポリオール部分と一つ以上の脂肪酸部分があり、ポリオール部分には4個以上のフリーヒドロキシル基があり、これらのフリーヒドロキシル基の60%以上は約8〜約22個の炭素原子を有する一つ以上の脂肪酸部分でエステル化されている。この組成物には、好適にはさらに、液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と固体油の配合物用の局所用キャリアが含まれている。この組成物には、皮膚を効果的に軟化し、美容効果を与える特性がある。

Description

【発明の詳細な説明】 特定の液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類を含む組成物 技術分野 この発明はヒトの髪または皮膚に局所塗布するのに適した組成物に関する。こ の組成物には、約−30〜約30℃の融点を有する液体ポリオール脂肪酸ポリエ ステル類と約30℃より上の融点を有する固体油類とからなる特定の配合物が含 まれている。 発明の背景 皮膚軟化剤を含む局所組成物が、ヒトの髪または皮膚の処置に永年にわたり使 用されてきた。たとえば、ペトロラタムなどの吸蔵性炭化水素が、ヒトの皮膚か ら水分が大気中へ失われるのを防ぐ皮膚上の保護膜となる局所用皮膚軟化剤とし て使われてきた。ペトロラタムは、コンディショナやグルーミング(髪の手入れ をする)助剤などのヘアケア製品においても使われている。 しかし、吸蔵性皮膚軟化剤を含む最も有効で、幅広く使われた組成物は、脂っ こさや粘りなどの美感上負の要素がある。その上、皮膚上で保護膜として使われ る吸蔵性の皮膚軟化剤には、毛穴を塞ぎ酸素の流れを止めるものもある。空気や 水分の流通や循環をこのように封鎖し、皮膚表面で妨害するので、このようなべ とべとした、吸蔵性の皮膚軟化剤の使用は制限されることになる。さらに、1994 年3月2日に発行された欧州特許第458,600号B1は、少なくとも4個のフリー ヒドロキシル基を有するポリオール脂肪酸ポリエステルを含む吸蔵性スキンケア 組成物を開示している。これらのポリオール脂肪酸ポリエステルは、少なくとも 60%か8〜22個の炭素原子を有する一つ以上の脂肪酸でエステル化されてお り、皮膚に局所塗布すると皮膚上に吸蔵性の膜を形成することができる。1992年 11月3日に発行されたMacaulayらの米国特許第5,160,738号は、さらに、2種類 以上のポリオール脂肪酸ポリエステルのブレンドを含む吸蔵性組成物を開示して いる。このポリオール脂肪酸ポリエステルは、 外観と物理特性がペトロラタムに似ている。しかし、これらの組成物も、べとべ としそして毛穴を塞いで酸素の流れを妨げる欠点がある。 吸蔵性皮膚軟化剤を含む組成物は、べたつき、粘り、または脂っこさなしに処 方できることが今では判明している。これらの組成物には、約−30〜約30℃ の融点を有する液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と約30℃より上の融点を 有する固体油類とからなる特定の配合物が含まれている。この種の組成物は、効 能と美的効果の両方を与える種々の製品に適用できる。 したがって、この発明の目的は、有効な皮膚軟化性と受け入れ可能な美的特性 の両方があり、固体油と併用する吸蔵性皮膚軟化剤を含む組成物を提供すること である。この発明のもう一つの目的は、べたつき、粘り、および脂っこさがなく 、かつ、ヒトの髪または皮膚の処置に有効なポリオール脂肪酸ポリエステルを含 む局所用組成物を提供することである。 発明の概要 この発明はヒトの皮膚または髪に局所塗布するのに適した組成物に関する。こ の組成物には、約−30〜約30℃の融点を有する液体ポリオール脂肪酸ポリエ ステル類と、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル以外の、約30℃より上で約2 50℃までの融点を有する固体油類とからなる特定の配合物が含まれている。こ の液体ポリオール脂肪酸ポリエステルには、ポリオール部分と一つ以上の脂肪酸 部分があり、ポリオール部分には4個以上のフリーヒドロキシル基があり、これ らのフリーヒドロキシル基の60%以上は約8〜約22個の炭素原子を有する一 つ以上の脂肪酸部分でエステル化されている。この組成物には、好適にはさらに 、液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と固体油類の配合物用の局所用キャリア が含まれている。 とくに明記しないかぎり、この明細書で使用しているパーセンテージと比はす べて、重量によるものであり、そして測定はすべて25℃で行った。この明細書 の発明には、必須成分、並びにこの明細書で述べた随意成分が含まれている。発明の詳細な説明 この明細書で用いている「局所用組成物」という用語は、ヒトの髪または皮膚 に局所塗布するのに適した組成物を意味している。この用語は、身体ケア組成物 、ビューティケア組成物および化粧品組成物という多種多様な組成物を網羅して 使用されている。局所用組成物の無数にある例には、ローション、クリーム、ハ ンドローション、ボディローション、スキン-コンディショニング-ローションと クリーム、皮膚保護組成物、日焼け止め組成物、コールドクリーム、にきび止め 組成物、皮膚再生製品、非泡立ちクレンジング-ローション、モイスチャーライ ザ、顔面モイスチャーライザ、メーキャップ、ファンデーション、口紅、唇保護 剤、スキン-クレンザ、ハンド-クレンザ、顔面クレンザ、ボディ-クレンザ、シ ャワ製品、シャンプなどがある。 この明細書で使用している「局所用キャリア」という用語は、当業者には周知 の用語であり、ヒトに投与するのに適した一つ以上の混和性固体または液体希釈 剤またはビヒクルを意味する。この明細書で用いている。「混和性」という用語 は、局所用キャリアの成分が、通常の使用状況の下で化粧品組成物の効能や美感 を下げる相互作用を起こさずに、この発明の成分と混ざり合うか、相互に混ざり 合うことができることを意味する。局所用キャリアは、薬事的に使用できるキャ リアであらねばならない。この明細書で使用している「薬事的に使用できる」と いう用語は、十分高純度であり、毒性、非混和性、不安定性、アレルギ反応、な どなしにヒトの皮膚または髪に接触して使用するのに適していることを意味する 。 液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と固体油類の融点は、通常の方法を用い て測定することができる。このような方法は、当該分野では周知の方法であり、 温度計や熱量計を使う方法がある。融点を測定するとくに好適な方法は、この明 細書の参考文献の一つである、1994年4月26日に発行されたLettonらの米国特許 第5,306,514号に記載されている。この方法には、通常、示差走査熱量計(DS C)を用いた融点測定が含まれている。この場合、融点の測定に5℃/分の走査 温度が使われる。融点は、ベースライン、すなわち、比熱線 と吸熱ピークの端末に接する線との交点における温度である。 液体ポリオール脂肪酸ポリエステル この発明の組成物には、組成物の重量で、約0.1〜約99.9%、好適には約 0.5〜約75%、より好適には約1〜約50%、よりいっそう好適には約2〜 約25%の濃度範囲で、液体ポリオール脂肪酸ポリエステルが含まれている。こ れらの液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類は、融点が約30℃より下で、脂肪 族または芳香族ポリオールから導かれる。このポリオールには4個以上のフリー ヒドロキシル基があり、これらのフリーヒドロキシル基の60%以上は約8〜約 22個の炭素原子を有する一つ以上の脂肪酸でエステル化されている。脂肪酸類 はカルボン酸類とも記載することができる。これは、脂肪酸とカルボン酸という 用語を当業者は相互互換的に使うことが多いからである。 この発明で用いた液体ポリオールポリエステル類には、一つ以上の脂肪酸基で エステル化された、特定のポリオール類、とくに砂糖類または糖アルコール類が 含まれている。したがって、ポリオール出発物質は4個以上のエステル化可能な ヒドロキシル基を持たねばならない。好適なポリオール類の例には、単糖類と二 糖類を含む糖類、および糖アルコール類がある。4個のヒドロキシル基を含む単 糖類の例には、キシロースとアラビノース、およびキシロースから導かれた5個 のヒドロキシル基を持つ糖アルコール、すなわち、キシリトールがある。単糖類 である、エリスロースはヒドロキシル基が3個しかないので、この発明を実施す る際には適切でないが、エリスロースから導かれた糖アルコール、すなわち、エ リスリトールには4個のヒドロキシル基が含まれており、したがって、使用する ことができる。5個のヒドロキシルを含む適切な単糖類は、ガラクトース、フラ クトースおよびソルボースである。スクロース並びにグルコースやソルボースの 加水分解生成物から導かれた6個のヒドロキシル基を含む単糖類、たとえば、ソ ルビトールも適切である。使用できる二糖類の例には、マルトース、ラクトース およびスクロースがあり、これらにはすべて8個のヒドロキシル基が含まれてい る。 この発明の液体ポリオールポリエステル類で使用されたポリオール類には、 約4〜約12個、好適には約4〜約11個、そしてより好適には約4〜約8個の ヒドロキシル基がある。この発明で使用するポリエステル類を調製するのに好適 なポリオール類は、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、グルコース およびスクロースからなる群から選択する。スクロースがとくに好適である。 4個以上のヒドロキシル基を有する好適なポリオール出発物質は、ヒドロキシ ル基の60%以上を、約8〜約22個、好適には約8〜約18個の炭素原子を有 する脂肪酸でエステル化しなければならない。この種の脂肪酸の例には、カプリ ル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、パルミチン 酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノレイン酸、リノレイ ン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、アラキドニン酸、ベヘン酸、およびエ ルシン酸がある。これらの脂肪酸は、天然脂肪酸または合成脂肪酸から導くこと ができる。これらの脂肪酸は、位置異性体や幾何異性体を含めて、飽和脂肪酸で も不飽和脂肪酸でもよい。しかし、この明細書で用いる種類の液体ポリエステル 類を得るためには、ポリエステル分子に組み込まれた脂肪酸の半分以上は不飽和 でなければならない。オレイン酸とリノレイン酸およびそれらの混合物がとくに 好適である。 この発明で有用な液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類は、一つ以上の脂肪酸 エステル基を含まねばならない。ポリオールのエステル基がすべて脂肪酸でエス テル化される必要はないが、ヒドロキシル基の60%以上は脂肪酸エステル基で エステル化されていることが好ましい。最も好適なのは、ポリオールのほとんど すべてのヒドロキシル基が脂肪酸でエステル化されていることで、すなわち、ポ リオール部分がほぼ完全にエステル化されていることである。ポリオール分子を エステル化する脂肪酸は同じものでも混合物でもよいが、上で指摘したように、 液体を得るためには、かなりの量の不飽和酸エステル基が存在しなければならな い。 上のポイントを例示すると、スクロース-ジ脂肪酸エステルは、この明細書で 使用するのに適しているはずであるが、このエステルには2個以上の非エス テル化ヒドロキシル基があるので好ましくない。同様に、スクロース-テトラ脂 肪酸エステルは適しているはずであるが、2個以上の非エステル化ヒドロキシル 基があるので好ましくない。ヒドロキシル基がすべて脂肪酸でエステル化されて いる非常に好適な化合物には、スクロース-オクタ置換脂肪酸エステル類がある 。 この発明で使用するのに適した一つ以上の脂肪酸エステル基を含む具体的な液 体ポリオール脂肪酸ポリエステル類の無数にある例には、グルコースオレエート 、大豆油脂肪酸(不飽和)類のグルコースエステル、混合大豆油脂肪酸類のマン ノースエステル、オレイン酸のガラクトースエステル、リノレイン酸のアラビノ ースエステル、キシロース-リノレート、ソルビトール-オレエート、スクロース -オレエート、グルコース-ジオレエート、大豆油脂肪酸(不飽和)類のグルコー ス-ジエステル類、混合大豆油脂肪酸類のマンノース-ジエステル類、オレイン酸 のガラクトース-ジエステル類、リノレイン酸のアラビノース-ジエステル類、キ シロース-ジリノレート、ソルビトール-ジオレエート、スクロース-ジオレエー ト、グルコース-トリオレエート、大豆油脂肪酸(不飽和)類のグルコース-トリ エステル類、混合大豆油脂肪酸類のマンノース-トリエステル類、オレイン酸の ガラクトース-トリエステル類、リノレイン酸のアラビノース-トリエステル類、 キシロース-トリリノレート、ソルビトール-トリオレエート、スクロース-トリ オレエート、大豆油脂肪酸(不飽和)類のグルコース-テトラエステル類、混合 大豆油脂肪酸類のマンノース-テトラエステル類、ガラクトース-ペンタオレエー ト、不飽和大豆油脂肪酸のソルビトール-ヘキサエステル類、キシリトール-ペン タオレエート、スクロース-テトラオレエート、スクロース-ペンタオレエート、 スクロース-ヘキサオレエート、スクロース-ヘプタオレエート、スクロース-オ クタオレエートおよびそれらの混合物がある。スクロース-ペンタオレエート、 スクロース-ヘキサオレエート、スクロース-ヘプタオレエート、スクロース-オ クタオレエートおよびそれらの混合物からなる群から選択した液体ポリオールエ ステル類が好適である。スクロース-ヘキサオレエート、スクロース-ヘプタオレ エート、スクロース-オクタオレエ ートおよびそれらの混合物がより好適である。 この発明の好適な液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類の融点は、約−30〜 約30℃N好適には約−30〜約27.5℃、そしてより好適には約−30〜約 25℃である。融点は普通の方法を用いて測定する。 この明細書で使用するのに適したポリオール脂肪酸ポリエステル類は、当業者 には周知の種々の方法でつくることができる。これらの方法には、種々の触媒を 用いたメチル、エチルまたはグリセロールの各脂肪酸エステル類によるポリオー ルのトランスエステル化、脂肪酸クロライドを用いたポリオールのアシル化、脂 肪酸無水物を用いたポリオールのアシル化、および脂肪酸自体によるポリオール のアシル化がある。この明細書の参考文献の一部である、米国特許第2,831,854 号、1977年1月25日に発行されたJandacekの米国特許第4,005,196号、および197 7年1月25日に発行されたJandacekの米国特許第4,005,196号を参照のこと。 固体油 この発明の組成物には、この明細書で述べた液体ポリオール脂肪酸ポリエステ ルと併用する固体油が含まれている。固体油は、単独または混合物として使用す ることができ、そして組成物の重量で、約0.1〜約99.9%、好適には約0. 5〜約75%、より好適には約1〜約50%、よりいっそう好適には約2〜約2 5%の濃度で含まれている。 この明細書で用いている「固体油」という用語は、融点が約30℃より上、好 適には約30℃より上で約250℃まで、より好適には約37〜約100℃、よ りいっそう好適には約37〜約80℃の物質を指している。適切な固体油類の例 には、ペトロラタム、分岐の多い炭化水素類、脂肪族アルコール類、脂肪酸エス テル類、植物油、水素化植物油、ポリプロピレン-グリコール類、アルファ-ヒド ロキシ脂肪酸類、約10〜約40個の炭素原子を有する脂肪酸類、二および/ま たは三塩基カルボン酸、n-アシルアミノ酸誘導体、およびそれらの混合物があ るが、これらに限定されるわけではない。この発明の化粧品組成物で有用な固体 油類は、さらに、この明細書の参考文献の一つである、1990年 4月24日に発行されたDecknerらの米国特許第4,919,934号に記載されている。 この明細書で使用するのに適した分岐の多い炭化水素類には、約17〜約40 個の炭素原子を有する炭化水素化合物がある。これらの炭化水素化合物の無数に ある例には、スクアレン、コレステロール、ラノリン、ドコサン(すなわち、C2 2炭化水素)、およびイソパラフィン類がある。 この明細書で使用するのに適した脂肪族アルコール類には、この明細書で乳化 剤として有用なエトキシル化脂肪族アルコール類と脂肪族アルコールエステル類 を除く、1価アルコール類、エトキシル化脂肪族アルコール類、および脂肪族ア ルコールエステル類がある。商業的に利用できる脂肪族アルコール類の具体的な 例には、Petroliteから供給されるUnilin 550、Unilin 700、Unilin 425、Unili n 400、Unilin 350およびUnilin 325があるが、これらに限定されるわけではな い。適切なエトキシル化脂肪族アルコール類には、Petroliteから供給されるUni thox 325、Unithox 400、Unithox 450、Unithox 480、Unithox520、Unithox550 、Unithox720およびUnithox 750があるが、これらに限定されるわけではない。 脂肪族アルコール類の適切なエステル類の無数にある例には、トリ-イソステア リル-サイトレート、エチレングリコール-ジ-12-ヒドロキシステアレート、トリ ステアリルサイトレート、ステアリル-オクタノエート、ステアリル-ヘプタノエ ート、トリラウリルサイトレートがある。 この明細書で使用するのに適した脂肪酸エステル類には、エステルワックス類 、モノグリセリド類、ジグリセリド類、トリグリセリド類およびそれらの混合物 がある。適切なエステルワックス類の無数にある例には、ステアリル-ステアレ ート、ステアリル-ベヘネート、パルミチル-ステアレート、ステアリル-オクチ ルドデカノール、セチルエステル類、セテアリル(aryl)-ベヘネート、ベヘニ ル-ベヘネート、エチレングリコール-ジステアレート、エチレングリコール-ジ パルミテート、および蜜蝋がある。商業的なエステルワックス類の例には、Kost er KeunenからのKesterワックス、CrodaからのCrodamol SS、ローヌ、プーラン からのDemalcare SPSがある。 約20〜約25℃の周辺温度で固体か半固体である、植物油と水素化植物油も 、この明細書で有用である。植物油と水素化植物油の例には、バター脂肪、チキ ン脂肪、がちょう脂肪、馬の脂肪、ラード(脂肪組織)油、うさぎ脂肪、いわし 油、タロウ(ビーフ)、タロウ(マトン)、中国植物タロウ、ババス油、ココア バター、ココナッツ油、椰子油、椰子仁油、水素化ベニバナ油、水素化ひまし油 、水素化ココナッツ油、水素化綿実油、水素化にしん油、水素化椰子仁油、水素 化椰子油、水素化ピーナッツ油、水素化大豆油、水素化菜種油、水素化亜麻仁油 、水素化米糠油、水素化ごま油、水素化ひまわり油、それらの誘導体およびそれ らの混合物がある。 この明細書で使用するのに適したポリプロピレン-グリコール類には、ポリプ ロピレン-グリコール類のC4-C16アルキルエーテル類、およびポリプロピレン- グリコール類のC1-C16カルボン酸エステル類がある。これらの物質の無数にあ る例には、PPG-14ブチルエーテル、PPG-15ステアリルエーテル、PPG-9、PPG-12 、PPG-15、PPG-17、PPG-20、PPG-26、PPG-30、PPG-34、およびそれらの混合物が ある。 約10〜約40個の炭素原子を有する適切なアルファ-ヒドロキシ脂肪酸およ び脂肪酸の例には、12-ヒドロキシステアリン酸、12-ヒドロキシラウリン酸、16 -ヒドロキシヘキサデカノン酸、ベヘン酸、ユールシン酸、ステアリン酸、カプ リル酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、およびそれらの混合物がある。適切な 脂肪酸の例は、さらに、1995年7月4日に発行されたHofrichterらの米国特許第 5,429,816号、および1996年9月3日に発行されたMotleyの米国特許第5,552,136 号に記載されている。なお、これらの特許はこの明細書の参考文献の一部である 。 この明細書で使用するのに適した二および/または三塩基カルボン酸のアルキ ルアミド類には、ジ置換または分岐モノアミド類、モノ置換または分岐ジアミド 類、トリアミド類、およびそれらの混合物がある。二および/または三塩基カル ボン酸のアルキルアミド類の具体的なには、1,2,3−プロパン-トリブチルア ミド、2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパン-トリブチルアミド、1-プロ ペン-1,2,3-トリオクチルアミド、N,N',N"-トリ(メチルデシルアミド)ア ミン、2-ドデシル-N,N'-ジブチルサクシンアミドなどの、クエン酸、トリカ ルバリル酸、アコニチン酸、ニトリロ酢酸およびイタコン酸のアルキルアミド類 およびそれらの混合物があるが、これらに限定されるわけではない。適切なアミ ド類には、他に、1995年7月4日に発行されたHofrichterらの米国特許第5,429, 816号に記載されたn-アシルアミノ酸誘導体がある。 局所用キャリア この発明の組成物には、重量で、約0.1〜約99.9%、好適には約50〜約 99%、そしてより好適には約60〜約95%の、この発明の液体ポリオール脂 肪酸ポリエステルと固体油の配合物および他の随意の成分用の局所用キャリアが 含まれている。 この発明の液体ポリオール脂肪酸ポリエステルと固体油の配合物は、クリーム 、ローション、ミルク、ジェル、ハンドローション、ボディローション、コール ドクリーム、非泡立ちクレンジング-ローション、顔面モイスチャーライザ、日 焼け止め剤、にきび止め剤、局所鎮痛剤、マスカラ、口紅、スキン-クレンザ、 ハンド-クレンザ、顔面クレンザ、ボディ-クレンザ、シャワ製品、シャンプ、な どを含めて多種多様な製品を処方することができる。この種の製品の処方に必要 なキャリアと追加成分は、製品の種類により変わり、当業者は日常業務として選 択することができる。 局所用キャリアには多種多様なものがある。たとえば、水中油型、油中水型、 水中油中水型、およびシリコーン中水中油型エマルジョンを含むエマルジョン- キャリアは、この明細書で有用である。これらのエマルジョンは、広範囲の粘度 、たとえば、約100〜約200,000cpsをカバーできる。適切な局所用 キャリアには、他に、油類、アルコール類、シリコーン類などの無水液体溶媒( たとえば、鉱油、エタノール、イソプロパノール、ジメチコン、シクロメチコン 、など)、水性単一相溶媒(たとえば、ヒドロ-アルコール溶媒系)、およびこ れらの無水および水性単一相溶媒の増粘タイプ(たとえば、適切なゴム類、樹脂 類、ワックス類、ポリマ類、塩類、などを添加して溶媒の粘度 を上げて固体または半固体を形成している)がある。この発明で有用な局所用キ ャリア系の例は、この明細書の参考文献の一部である下記文献や特許に記載され ている。すなわち、Cosmetics and Toiletries,vol.105,pp.122-139(Decem ber 1990)に掲載された「日光関連製品の処方」、Cosmetics and Toiletries, vol.102,pp.117-136(March 1987)に掲載された「日光関連製品の処方」、1 990年10月2日に発行されたFigueroaらの米国特許第4,960,764号、1981年3月3 日に発行されたFukudaらの米国特許第4,254,105号、1990年12月11日に発行され たOrrらの米国特許第4,976,953号、1991年12月17日に発行されたTurnerらの米国 特許第5,073,372号、1996年12月17日に発行されたHaらの米国特許第5,585,104号 、1997年3月4日に発行されたMooreらの米国特許第5,607,678号、1997年3月4 日に発行されたMcAteeらの米国特許第5,607,980号、および1997年4月8日に発 行されたKaletaらの米国特許第5,618,522号である。 局所用キャリアは、液晶や結晶性ゲル-ネットワークなどの複雑な構造を有す る水中油型エマルジョン系を含むこともできる。液晶の特性、液晶の形成、液晶 の特性と利点については、Cosmetics and Toiletries,vol.101,pp.113-115 (1986)に掲載された、G.Dahmsの「異方性ラメラ相を有するO/Wエマルジョ ンの特性」、ICI Surfactants’Publication RP94-93Eに掲載されたP.Lollの「 化粧品エマルジョンにおける液晶」、およびJ.Soc.Cosmet.Chem.,vol.41, 1-22(January/Feburuary 1990)に掲載されたG.E.Ecclestonの「多相水中油型 エマルジョン」に記載されている。なお、これらの文献はすべてこの明細書の参 考文献の一部である。 追加成分 この明細書の組成物において多種多様な追加成分を使用することができる。以 下に例を挙げる:薬事活性物質 この発明の組成物には、安全で有効な量の薬事活性物質を加えることができる 。この明細書で用いている「安全で有効な量の」というフレーズは、妥当な 医学的判断の範囲内で処置すべき状態を有意にまたはポジティブに変えるのに十 分高いが、重篤な副作用(妥当な効果/リスク比において)を回避するのに十分 低い活性物質の量を意味する。薬事活性物質の安全で有効な量は、個々の活性物 質、組成物が活性物質を皮膚に浸透させる能力、組成物の投与量、処置を受けて いる特殊な状態、処置を受けている患者の年齢と身体状態、状態の重篤さ、処置 期間、併用している療法の特性、などの要因により変わる。 この発明の組成物において使用できる薬事活性物質は、組成物の重量で、好適 には約0.1〜約20%、より好適には約0.1〜約10%、そして最も好適には 約0.1〜約5%含まれている。薬事活性物質の混合物も使用できる。 以下に薬事活性物質の無数にある例を挙げる: この発明の組成物において有用な薬事活性物質にはにきび止め薬がある。この 明細書で使用するにきび止め剤には、サリチル酸、硫黄、乳酸、グリコール酸、 ピルビン酸、レゾルシンおよびN-アセチルシステインなどの角質溶解剤;レチ ン酸およびその誘導体(たとえば、シス体とトランス体)などのレチノイド類; 過酸化ベンゾイル、オクトピロックス、エリスロマイシン、亜鉛、テトラサイク リン、トリクロサン、アゼライン酸とその誘導体、フェノキシ-エタノールとフ ェノキシ-プロパノール、エチルアセテート、クリンダマイシンおよびメクロサ イクリンなどの抗生物質と抗菌剤;フラビノイド類などのセボスタット;アルフ ァおよびベータ-ヒドロキシ酸;およびスシムノール-サルフェートとその誘導体 、デオキシコレートおよびコレートなどの胆汁酸塩類がある。好適なにきび止め 活性物質は、サリチル酸、硫黄、レゾルシン、乳酸、亜鉛、エリスロマイシン、 過酸化ベンゾイル、およびそれらの混合物からなる群から選択したものである。 より好適なのはサリチル酸である。 この発明の組成物において有用な薬事活性物質には、非ステロイド系抗炎症剤 (NSAIDS)がある。NSAIDSの例には、次のような部類のものがある :すなわち、プロピオン酸誘導体、酢酸誘導体、フェナミン酸誘導体、ビフェニ ルカルボン酸誘導体、およびオキシカム類である。これらのNSAIDSはすべ て、この明細書の参考文献の一つである1991年1月15日に発行され たSunshineらの米国特許第4,985,459号に記載されている。アスピリン、アセタ ミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、ベノキサプロフェン、フルールバ イプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、ケトプロフェン、インドプ ロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェ ン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スルプロフェン、アルミノプロフェ ン、チアプロフェン酸、フルプロフェンおよびブクロキシン酸を含むプロピオン 系NSAIDSが最も好適であるが、これらに限定されるわけではない。ヒドロ コルチゾンなどを含むステロイド系抗炎症剤も有用である。 この発明の組成物において有用な薬事活性物質には、かゆみ止め薬がある。こ の明細書で使用するのに好適なかゆみ止め薬には、薬事的に使用できるメトジリ ジンとトリメプラジンの塩類がある。 この発明の組成物において有用な薬事活性物質には、麻酔薬がある。この明細 書で使用するのに好適な麻酔薬には、薬事的に使用できるリドカイン、ブピバカ イン、クロロプラカイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、テトラカ イン、ジクロニン、ヘキシルカイン、プロカイン、コカイン、ケタミン、プラモ キシンおよびフェノールの塩類がある。 この発明の組成物において有用な薬事活性物質には、抗微生物薬(抗菌薬、抗 真菌薬、抗原虫薬および抗ウイルス薬)がある。この明細書で使用するのに好適 な抗微生物薬には、薬事的に使用できるb-ラクタム薬の塩類、キノロン薬、シ プロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、 アミカシン、トリクロサン、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキ シジン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、クリンダマイシン 、エタムブトール、メトロニダゾール、ペンタミジン、ゲンタマイシン、カナマ イシン、リネオマイシン、メタサイクリン、メテナミン、ミノサイクリン、ネオ マイシン、メチルマイシン、パロモマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイ シン、ミコナゾールおよびアマンファジンがある。この明細書で使用するのに好 適な抗微生物薬には、テトラサイクリン塩酸塩、エリスロマイシン-エストレー ト、エリスロマイシン-ステアレート(塩)、アミカシ ン-サルフェート、ドキシサイクリン塩酸塩、カプレオマイシン-サルフェート、 クロルヘキシジン-グルコネート、クロルヘキシジン塩酸塩、クロルテトラサイ クリン塩酸塩、オキシテトラサイクリン塩酸塩、クリンダマイシン塩酸塩、エタ ムブトール塩酸塩、メトロニダゾール塩酸塩、ペンタミジン塩酸塩、ゲンタマイ シン-サルフェート、カナマイシン-サルフェート、リネオマイシン塩酸塩、メタ サイクリン塩酸塩、メテナミン-ヒップレート、メテナミン-マンデレート、ミノ サイクリン塩酸塩、ネオマイシン-サルフェート、ネチルマイシン-サルフェート 、パロモマイシン-サルフェート、ストレプトマイシン-サルフェート、トブラマ イシン-サルフェート、ミコナゾール塩酸塩、アマンファジン塩酸塩、アマンフ ァジン-サルフェート、トリクロサン、オクトピロックス、パラクロロメタキシ レノール、ナイスタチン、トルナフテートおよびクロトリマゾールがある。 この明細書では、日焼け止め剤も有用である。多種多様な日焼け止め剤が、19 92年2月11日に発行されたHaffeyらの米国特許第5,087,445号、1991年12月17日 に発行されたTurnerらの米国特許第5,073,372号、1991年12月17日に発行されたT urnerらの米国特許第5,073,371号、およびSegarinらのCosmetics Science and T echnology の第8章189頁以下参照、に記載されている。なお、これらの特許や文 献はこの明細書の参考文献の一部である。この発明の組成物で有用な日焼け止め 剤の中で好適なのは、2-エチルヘキシルp-メトキシシナメート、2-エチルヘ キシルN,N-ジメチル-p-アミノベンゾエート、p-アミノ安息香酸、2−フェ ニルベンツイミダゾール-5-スルホン酸、オクトクリレン、オキシベンゾン、ホ モメンチル-サリシレート、オクチルサリシレート、4,4'-メトキシ-t-ブチル ジベンゾイルメタン、4-イソプロピル-ジベンゾイルメタン、3-ベンジリデン- カンファ、3-(メチルベンジリデン)カンファ、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリ カ、酸化鉄およびそれらの混合物からなる群から選択したものである。 さらに、有用な日焼け止め剤は、他に、1990年6月26日に発行されたSabatell iの米国特許第4,937,370号、および1991年3月12日に発行されたSabat elliらの米国特許第4,999,186号にも開示されている。なお、これら2つの特許 はこの明細書の参考文献の一部である。これらの特許で開示された日焼け止め材 料には、一つの分子に2種類の発色団部分があり、これらが異なる紫外線吸収ス ペクトルを示す。発色団部分の一つは、主としてUVB放射線領域で吸収し、も う一つの部分はUVA放射線領域で強く吸収する。これらの日焼け止め剤は、普 通のものに比べて、効率が高く、幅広く紫外線を吸収し、皮膚への浸透が少なく 、その上効果が長続きする。これらの日焼け止め剤の内、特に好適な例には、2 ,4-ジヒドロキシベンゾフェノンの4-N,N-(2-エチルヘキシル)メチルアミノ 安息香酸エステル、4-ヒドロキシジベンゾイルメタンの4-N,N-(2-エチルヘ キシル)メチルアミノ安息香酸エステル、2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシエト キシ)ベンゾフェノンの4-N,N-(2-エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エ ステル、4-(2-ヒドロキシエトキシ)ジベンゾイルメタンの4-N,N-(2-エチ ルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、およびそれらの混合物から選択し たものがある。 一般には、これらの組成物には、約0.5〜約20%の日焼け止め剤が含まれ ている。正確な量は、選択した日焼け止め剤と所望の日光保護因子(SPF)に よって左右される。SPFは紅斑に対する日焼け止め剤の光保護について通常使 われる尺度である。この明細書の参考文献の一つである連邦官報、43巻166号、3 8206〜38269頁、1978年8月25日、を参照のこと。 この発明の組成物では、ジヒドロキシアセトン、グリセルアルデヒド、インド ールおよびそれらの誘導体などを含む人工日焼け剤も有用である。これらの人工 日焼け剤は、日焼け止め剤と併用することもできる。 有用な活性物質は、他に、ハイドロキノン、アスコルビン酸、コージ酸および メタ重亜硫酸ナトリウムを含む皮膚漂白(または明るく輝かせる)剤もある。湿潤剤とモイスチャーライザ この発明の組成物は、この明細書ですでに述べたもの以外にさらに、1種以上 の湿潤剤またはモイスチャーライザを含むことができる。多種多様な物質を用い ることができ、その各々の物質は、組成物の重量で、約0.1〜約20%、 より好適には約1〜約10%、そして最も好適には約2〜約5%のレベルで存在 させることができる。これらの物質には、グアニジン、グリコール酸およびグリ コレート塩類(たとえば、アンモニウムと4級アルキル-アンモニウム)、乳酸 とラクテート塩類(たとえば、アンモニウムと4級アルキル-アンモニウム)、 種々の形態のアロエベラ(たとえば、アロエベラ、ゲル)、ソルビトール、グリ セロール、ヘキサントリオール、プロピレン-グリコール、ブチレン-グリコール 、ヘキシレン-グリコールなどのポリヒドロキシ-アルコール類、砂糖と澱粉、砂 糖と澱粉誘導体(たとえば、アルコキシる化-グルコース)、ヒアルロン酸、ラ クタミド-モノエタノールアミン、アセタミド-モノエタノールアミン、およびそ れらの混合物がある。乳化剤 この明細書の組成物には、種々の乳化剤を加えることができる。これらの乳化 剤は、この明細書の組成物の種々のキャリア成分を乳化するのに役立つ。適切な 物質には、先行特許や他の文献で開示された多種多様な非イオン性、カチオン性 、アニオン性および双性イオン性の各乳化剤がある。Allured Publishing Corp .から発行されたMcCutcheonのDeterents and Emulsifiers、北米版、(1986) ;1991年4月30日に発行されたCiottiらの米国特許第5,011,681号;1983年12月2 0日に発行されたDixonらの米国特許第4,421,769号;および1973年8月28日に発 行されたDickertらの米国特許第3,755,560号を参照のこと。なお、これら4つの 文献はこの明細書の参考文献の一部である。 適切な種類の乳化剤には、グリセリンのエステル類、プロピレン-グリコール のエステル類、ポリエチレン-グリコールの脂肪酸エステル類、ポリプロピレン- グリコールの脂肪酸エステル類(この明細書で固体油として有用なポリプロピレ ン-グリコールのC1-C6カルボン酸エステル類は除く)、ソルビトールのエステ ル類、ソルビタン無水物のエステル類、カルボン酸コポリマー類、グルコースの エステル類とエーテル類、エトキシル化エーテル類、エトキシル化アルコール類 、アルキル-ホスフェート類、ポリオキシエチレン脂肪族エーテル-ホスフェート 類、脂肪酸アミド類、アシル-ラクチレート類、石鹸および それらの混合物がある。 適切な乳化剤には、ポリエチレン-グリコール20ソルビタン-モノラウレート( polysorbate 20)、ポリエチレン-グリコール5ソヤ-ステロール、steareth-20、 ceteareth-20、PPG-2メチルグルコースエーテル-ジステアレート、ceteth-10、p olysorbate 80、セチル-ホスフェート、セチルリン酸カリウム、ジエタノールア ミン-セチルホスフェート、polysorbate 60、グリセリル-ステアレート、PEG-10 0ステアレート、およびそれらの混合物があるが、これらに限定されるわけでは ない。 乳化剤は単独で使用することも、また、2種以上の混合物として使用すること もでき、そして組成物の重量で、約0.1〜約10%、より好適には約0.15〜 約7%、最も好適には約0.25〜約5%の範囲の濃度で含まれている。カルボン酸コポリマ増粘剤 この明細書の組成物で有用なもう一つの成分はカルボン酸コポリマ増粘剤であ る。これらの架橋ポリマには、アクリル酸、置換アクリル酸類およびこれらのア クリル酸や置換アクリル酸類の塩類やエステル類から導かれた1種以上のモノマ が含まれている。この場合架橋剤は、一つ以上の炭素-炭素二重結合をもち、多 価アルコールから導かれる。この明細書で使用するのに好適なポリマには、一般 的に2種類のポリマがある。第1の種類のポリマは、アクリル酸モノマまたはそ の誘導体の架橋ホモポリマである(たとえば、ここでアクリル酸には2および3 の炭素位置にC1-4アルキル、-CN、-COOH、およびそれらの混合物からな る群から別々に選択した置換基がある)。第2の種類のポリマは、アクリル酸モ ノマまたはその誘導体(先の文章で説明した)、短鎖アルコール(すなわち、C1-4 )-アクリレートエステルモノマまたはその誘導体(たとえば、ここでエステ ルのアクリル酸部分には2および3の炭素位置にC1-4アルキル、-CN、-CO OH、およびそれらの混合物からなる群から別々に選択した置換基がある)、お よびそれらの混合物からなる群から選択した第1のモノマ、および長鎖アルコー ル(すなわち、C8-40)-アクリレートエステルモノマまたはその誘導体(たと えば、ここでエステルのアクリル酸部分には2およ び3の炭素位置にC1-4アルキル、-CN、-COOH、およびそれらの混合物か らなる群から別々に選択した置換基がある)である第2モノマを有する架橋コポ リマーである。これら2種類のポリマの配合物もこの明細書で有用である。 第1の種類の架橋ホモポリマでは、モノマはアクリル酸、メタクリル酸、エタ クリル酸、およびそれらの混合物からなる群から選択するのが好ましく、その中 でもアクリル酸が最も好適である。第2の種類の架橋コポリマでは、アクリル酸 モノマまたはその誘導体はアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、およびそ れらの混合物からなる群から選択するのが好ましく、その中でもアクリル酸、メ タクリル酸、およびそれらの混合物が最も好適である。短鎖アルコール-アクリ レートエステルモノマまたはその誘導体は、C1-4アルコール-アクリレートエス テル類、C1-4アルコール-メタクリレートエステル類、C1-4アルコール-エタク リレートエステル類、およびそれらの混合物からなる群から選択するのが好まし く、その中でもC1-4アルコール-アクリレートエステル類、C1-4アルコール-メ タクリレートエステル類、およびそれらの混合物が最も好適である。長鎖アルコ ール-アクリレートエステルモノマは、C8-40アクリレートエステル類から選択 し、C10-30アクリレートエステル類が好適である。 これら2種類のポリマにおける架橋剤は、分子あたり一つ以上のアルケニルエ ーテル基を有する多価アルコールのポリアルケニル-ポリエーテルである。ここ で、親の多価アルコールには3個以上のの炭素原子と3個以上のヒドロキシル基 が含まれている。好適な架橋剤は、スクロースのアリル(allyl)エーテル類、 ペンタエリスリトールのアリル(allyl)エーテル類、およびそれらの混合物か ら選択したものである。この発明で有用なこれらのポリマは、1992年2月11日に 発行されたHaffeyらの米国特許第5,087,445号、1985年4月5日に発行されたHua ngらの米国特許第4,509,949号、1957年7月2日に発行されたBrownの米国特許第 2,798,053号に詳しく記載されている。なお、これらの特許はこの発明の参考文 献である。CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary、第4版、199 1、pp.12と80、も参照のこと。なおこれも、この発明の参考文献の一つである。 この明細書で有用な商業的に利用できる第1の種類のホモポリマの例には、ス クロースまたはペンタエリスリトールのアリル(allyl)エーテルで架橋された アクリル酸のホモポリマであるcarbomerがある。このcarbomerはB.F. 有用な商業的に利用できる第2の種類のコポリマの例には、アクリル酸、メタク リル酸、またはそれらの短鎖(すなわち、C1-4アルケニル)エステル類の1種 以上のモノマとC10-30アルキルアクリレートのコポリマがあり、ここで架橋剤 はスクロースまたはペンタエリスリトールのアリル(allyl)エーテルである。 これらのコポリマはアクリレート/C10-30アルキルアクリレートのクロス TR-1、およびPemulen TR-2として商業的に利用できる。言い換えると、この明細 書で有用なカルボン酸ポリマ増粘剤の例には、carbomer、アクリレート/C10-30 アルキルアクリレートのクロスポリマ、およびそれらの混合物からなる群から選 択したものがある。 この発明の組成物は、重量で、約0.025〜約1%、好適には約0.05〜約 0.75、そしてより好適には約0.10〜約0.50%のカルボン酸ポリマ増粘 剤を含むことができる。他の追加成分 この発明の組成物には、他の追加成分を広範囲に加えることができる。この明 細書の参考文献の一つである、CTFA Cosmetic Inredient Handbook,第2版(199 2)には、この発明の組成物で使用するのに適した髪や皮膚のケア産業で普通に使 われている多種多様な化粧品および薬事的に使用できる成分が記載されている。 機能性成分の無数にある例が、この文献の537頁に記載されている。これらの機 能性成分の例には、吸収剤、研磨剤、にきび止め剤、固化防止剤、発泡防止剤、 抗菌剤、抗酸化剤、バインダ、生物学的添加物、緩衝剤、充填剤、キレート化剤 、化学添加物、着色剤、化粧用アストリンゼン、化粧用殺生物剤、変性剤、薬用 アストリンゼン、外部鎮痛剤、膜形成剤、香料成分、乳白剤、pH調整剤、可塑 剤、防腐剤、噴射剤、還元剤、追加の皮膚コンディシ ョニング剤、懸濁剤(非界面活性)、紫外線吸収剤、および増粘剤(水性および 非水性)がある。この明細書で役立ち、かつ、当業者によく知られている他の機 能性物質には、可溶化剤、金属イオン封鎖剤、などがある。 CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,で引用されたこれらの追加成分、並び にこの明細書で有用な他の物質の無数にある例には、ビタミン類とその誘導体[ たとえば、ビタミンC、ビタミンA(すなわち、レチン酸)、レチノール、レチ ノイド類、など]、抗酸化剤、ポリエチレングリコール類、膜形成特性を高める ポリマおよび組成物の実体(エイコセンとビニルピロリドンのコポリマ、 抗微生物性の機能を保持する防腐剤、キレート化剤と金属イオン封鎖剤、架橋お よび非架橋の非イオン性およびカチオン性ポリアクリルアミド類[たとえば、C TFA名称polyquaternium 32(および)鉱油を有するSalcare SC92、およびC TFA名称polyquaternium 37(および)鉱油(および)PPG-1 trideceth-6を有 するSalcare SC95、およびSeppi Corp.から入手できる非イオン性Seppi-Gelポ リアクリルアミド類]、および香料、顔料、着色剤、精油、skin senates、アス トリンゼン、皮膚鎮静剤、皮膚治癒剤、などの美容成分[これらの美容成分の無 数にある例には、クローブ油、メントール、しょうのう、ユーカリ油、オイゲノ ール、乳酸メチル、ウイッチヘーゼル留出液、ビサボロール、グリシルリジン酸 ジポタシウム、などがある]がある。 使用方法 この発明の組成物を普通に使用すると、日焼け防止、にきび止め効果、しわ止 めおよび皮膚の老化を防ぐ効果、人工日焼け、鎮痛効果、皮膚コンディショニン グ効果、顔面の保湿、唇の保護、皮膚洗浄効果、グルーミング助剤、などのこの 製品にとって適切な美容および薬事効果が得られる。使用方法は、用いた組成物 の種類に左右されるが、髪または皮膚に有効量の製品を局所塗布することは共通 している。「有効量」は望ましい効果が得られる十分な量を意味する。髪または 皮膚に塗布するこの発明の組成物の典型的な量は、組成物の種類や望ましい効果 に左右されるが、典型的な範囲は約1〜約25グラムで、約2 グラムが代表的である。 実施例 この発明の範囲にある実施態様を、下記実施例で、さらに、説明し、実証する 。これらの実施例は、単に説明のためのものであり、この発明の精神と範囲を逸 脱することなくこの発明の多くの変形態様が可能であるから、この発明の限定と 解釈してはならない。 成分は、化学名またはCTFA名で確認している。実施例1 皮膚軟化性洗浄剤としての局所用組成物を、通常の混合方法を用いて下記成分 を配合して調製する。この組成物は、液体ポリオール脂肪酸ポリエステル(液体 スクロースポリエステル)と固体油の混合物を利用して、べとべとして、粘りが あるか脂ぎった感じを皮膚に残さずに、皮膚軟化効果と美容効果が得られる。 成分 重量% フェーズA EDTAジナトリウム 0.100 グリセリン 4.000 メチルパラベン 0.200 アクリレート類/C10-C30アルキルアクリレート 0.150 クロスポリマ*1 Carbomer954*2 0.250 水 合わせて100フェーズB ステアリン酸 0.110 ステアリル-アルコール 0.875 セチル-アルコール 0.875 プロピルパラベン 0.150 steareth-2 0.250 steareth-21 0.500 液体スクロース-ポリエステル*3 2.780 エチレングリコール-ジステアレート 0.220フェーズC 水酸化ナトリウム*4 0.130フェーズD ジイソプロピル-セバケート 1.500 イソヘキサデカン 5.000フェーズE フェノキシエタノール 0.500 香料 0.150フェーズF グルコースアミド 0.960 *3液体スクロース-ポリエステルは、混合大豆油脂肪酸でエステル化したオクタ- エステルを主とする、ヘキサ-、ヘプタ-、およびオクタ-スクロースエステル類 の混合物である。*4 50%水溶液。 適当な容器を用いて、フェーズA成分を室温で混合して分散体を形成して、攪 拌しながら70〜80℃に加熱する。別の容器で、フェーズB成分を攪拌しなが ら70〜80℃に加熱する。次いで、混合しながらフェーズAにフェーズBを加 えエマルジョンを形成する。次に、フェーズCを加えて組成物を中和する。混合 しながらフェーズD成分を加え、45〜50℃に冷却する。次いで、攪拌しなが らフェーズE成分を加え、40℃に冷却する。混合しながらフェーズFを40℃ に加熱し、エマルジョンに加え、室温まで冷却する。実施例2 シャワ製品としての局所用組成物を、通常の混合方法を用いて下記成分を配合 して調製する。この組成物は、液体ポリオール脂肪酸ポリエステル(液体スクロ ースポリエステル)と固体油の混合物を利用して、べとべとして、粘りがあるか 脂ぎった感じを皮膚に残さずに、皮膚軟化効果と美容効果を与える。 成分 重量% C12/14アルキルエーテル-グリセロール 12.0 スルホン酸ナトリウム laureth-3 硫酸アンモニウム 3.00 ミリスチン酸 1.00 ミリスチック-アルコール 1.00 コカミドプロピル-ベタイン 3.00 液体スクロース-ポリエステル*1 15.3 ペトロラタム 2.00 EDTAテトラナトリウム 0.13 グリセリン 6.24 香料 0.80 Polyquat-10(JR-30M) 0.30 Glydant 0.20 水 合わせて100*1 液体スクロース-ポリエステルは、混合大豆油脂肪酸でエステル化したオクタ- エステルを主とする、ヘキサ-、ヘプタ-、およびオクタ-スクロースエステル類 の混合物である。 適当な容器を用いて、蒸留水にPolyquat-10を加え、完全に水和するまで混合 する。界面活性剤と水溶性成分を加え、得られた混合物を攪拌しながら7 0〜80℃に加熱する。別の容器で、固体スクロース-ポリエステルと液体油を 一つにし、均一になるまで混合して加熱し、次いで70〜80℃に加熱された混 合物に添加する。攪拌を続けながら、この混合物を25〜35℃に冷却する。つ いで、Glydantと香料成分を攪拌しながら添加し、得られた混合物を室温まで冷 却する。実施例3 シャワ製品としての局所用組成物を、通常の混合方法を用いて下記成分を配合 して調製する。この組成物は、液体ポリオール脂肪酸ポリエステル(液体スクロ ースポリエステル)と固体油の混合物を利用して、べとべとして、粘りがあるか 脂ぎった感じを皮膚に残さずに、皮膚軟化効果と美容効果を与える。 成分 重量% ラウリル硫酸アンモニウム 3.15 laureth-3 硫酸アンモニウム 9.45 ラウロアンホ酢酸ナトリウム 5.40 polyquaternium-10 0.30 液体スクロース-ポリエステル*1 15.3 ベヘニル-ベヘネート 2.00 EDTAテトラナトリウム 0.13 グリセリン 3.00 香料 0.80 クエン酸 0.76 ラウリルアルコール 2.00 水 合わせて100*1 液体スクロース-ポリエステルは、混合大豆油脂肪酸でエステル化したオクタ- エステルを主とする、ヘキサ-、ヘプタ-、およびオクタ-スクロースエステル類 の混合物である。 適当な容器を用いて、蒸留水にPolyquaternium-10を加え、完全に水和するま で混合する。界面活性剤と水溶性成分を加え、得られた混合物を攪拌しながら7 0〜80℃に加熱する。別の容器で、固体スクロース-ポリエステルと液体油を 一つにし、均一になるまで混合して加熱し、次いで70〜80℃に加熱された混 合物に添加する。攪拌を続けながら、この混合物を25〜35℃に冷却する。つ いで、Glydantと香料成分を攪拌しながら添加し、得られた混合物を室温まで冷 却する。実施例4 モイスチャーライザとしての局所用組成物を、通常の混合方法を用いて下記成 分を配合して調製する。この組成物は、液体ポリオール脂肪酸ポリエステル(液 体スクロースポリエステル)と固体油の混合物を利用して、べとべとして、粘り があるか脂ぎった感じを皮膚に残さずに、皮膚軟化効果と美容効果を与える。 成分 重量% セチル-アルコール 1.80 ステアリン酸 0.25 ステアリル-アルコール 1.20 PEG 100-ステアレート 0.25 鉱油 2.00 ペトロラタム 1.50 イソプロピル-パルミテート 1.00 セチルレシノレート 1.00 液体スクロース-ポリエステル*1 4.00 ジメチコン 350*2 0.50 プロピルパラベン 0.10 Arlatone(RTM)2121*3 1.00 グリセリン 9.00 尿素 2.00 オクチル-メトキシシナメート 2.00 フェノキシエタノール 0.25 Carbomer 1382*4 0.05 Carbomer 954*5 0.35 EDTAテトラナトリウム 0.10 二酸化チタン 0.15 メチルパラベン 0.20 水酸化ナトリウム 0.22 ジメチコン Q-21403*6 1.00 エチレングリコールージステアレート 1.00 水 合わせて100*1 液体スクロース-ポリエステルは、混合大豆油脂肪酸でエステル化したオクタ- エステルを主とする、ヘキサ-、ヘプタ-、およびオクタ-スクロースエステル類 の混合物である。 *3ソルビタン-ステアレート95重量%とスクロース-ココエート5重量%。 *6ジメチコン85重量%とジメチコナール15重量%の混合物であるDow Cor 液体スクロース-ポリエステル、Arlatone 2121および他の水溶性成分を水の中 で混合し、加熱して第1のプレミックスを調製する。シリコーン類以外の油相成 分を混合、加熱して第2プレミックスを調製し、次いで水性プレミックスにする 。得られた混合物を冷却する。得られた水中油型エマルジョンにシリ コーン類を添加し、この混合物を冷却して少量成分を添加する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 リストロ,ジョセフ アンソニー アメリカ合衆国オハイオ州、ラブランド、 ウォーターフォード、プレース 9680、ナ ンバー 103

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約−30〜約30℃の融点を有する液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と 、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル以外の、約30℃より上で約250℃まで の融点を有する固体油とを含む組成物において、前記液体ポリオール脂肪酸ポリ エステルには、ポリオール部分と一つ以上の脂肪酸部分があり、前記ポリオール 部分には4個以上のフリーヒドロキシル基があり、前記フリーヒドロキシル基の 60%以上は約8〜約22個の炭素原子を有する一つ以上の脂肪酸部分でエステ ル化されている前記組成物。 2.局所用組成物において、 (a)約−30〜約30℃の融点を有する液体ポリオール脂肪酸ポリエステル類と 、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル以外の、約30℃より上で約250℃まで の融点を有する固体油とからなり、前記液体ポリオール脂肪酸ポリエステルには 、ポリオール部分と一つ以上の脂肪酸部分があり、前記ポリオール部分には4個 以上のフリーヒドロキシル基があり、前記フリーヒドロキシル基の60%以上は 約8〜約22個の炭素原子を有する一つ以上の脂肪酸部分でエステル化されてい る、0.1〜99.9重量%の配合物と、 (b)0.1〜99.9重量%の局所用キャリア、とを含む前記局所用組成物。 3.請求の範囲第2項に記載の組成物において、前記局所用キャリアが水中油型 エマルジョンである前記組成物。 4.請求の範囲第2項に記載の組成物において、前記局所用キャリアが無水液体 溶媒である前記組成物。 5.請求の範囲第2項ないし第4項のいずれか1項に記載の組成物において、前 記組成物がハンドローション、ボディローション、スキン-コンディショニ ング-クリーム、皮膚保護剤、日焼け止め剤、コールドクリーム、にきび止め組 成物、皮膚再生製品、非泡立ちクレンジング-ローション、モイスチャーライザ 、顔面モイスチャーライザ、メーキャップ、ファンデーション、口紅、唇保護剤 、ハンド-クレンザ、顔面クレンザ、ボディ-クレンザ、シャワ製品、シャンプ、 およびそれらの混合物の形態をしている前記組成物。 6.請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の組成物において、前 記ポリオール部分を、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、グルコー ス、スクロース、およびそれらの混合物からなる群から選択する前記組成物。 7.請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1に記載の組成物において、前記 ポリオール部分がスクロースである前記組成物。 8.請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の組成物において、前 記固体油をペトロラタム、分岐の多い炭化水素類、脂肪族アルコール類、脂肪酸 エステル類、植物油、水素化植物油、ポリプロピレン-グリコール類、アルファ- ヒドロキシ脂肪酸類、約10〜約40個の炭素原子を有する脂肪酸類、二塩基カ ルボン酸のアルキルアミド類、三塩基カルボン酸のアルキルアミド類、n-アシ ルアミノ酸誘導体、およびそれらの混合物からなる群から選択する前記組成物。 9.ヒトの髪または皮膚を処置する方法において、処置を必要とするヒトに安全 で有効な量の請求の範囲第1項に記載の組成物を塗布する前記方法。 10.ヒトの髪または皮膚を処置する方法において、処置を必要とするヒトに安 全で有効な量の請求の範囲第2項に記載の組成物を塗布する前記方法。
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