JP2001516778A - 架橋結合可能なポリ尿素ポリマー類 - Google Patents

架橋結合可能なポリ尿素ポリマー類

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、可変要素が請求項で与えられた意味を有する式(1)の新規な架橋結合可能なプレポリマー及び架橋結合によりこのプレポリマーから得られるホモ−又はコーポリマー、並びにこれらホモ−又はコ−ポリマーから得られる特にコンタクトレンズのような成形品に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な架橋結合可能ポリ尿素、その生成プロセス及び成形品、特に
眼科用成形品、例えばコンタクトレンズの製造におけるその使用に関する。
【0002】 本発明は、式(1):
【0003】
【化30】
【0004】 〔式中、 Qは、少なくとも1個の架橋結合可能基を含む有機基であり、そして CPは、セグメントA、B及びTからなる二価コポリマーフラグメントであり
、ここにおいて: Aは、式(2a):
【0005】
【化31】
【0006】 (式中、 A1は、ポリアルキレングリコールの二価基であるか、又は2〜24個の炭素 原子を有する直鎖又は分岐アルキレン基であり、R及びR′は、それぞれ他と独
立に、水素又は非置換若しくは置換したC1−C6アルキルであるか、あるいはコ
ポリマーフラグメントを末端化しているのがアミノ基の場合には、直接の、環形
成結合であってもよい)の二価基であり; Tは、式(2):
【0007】
【化32】
【0008】 (式中、 Xは、二価の、脂肪族、環式脂肪族、脂肪族−環式脂肪族、芳香族、芳香脂肪
族又は脂肪族−ヘテロ環式基である)の二価基であり;そして Bは、式(2b):
【0009】
【化33】
【0010】 (式中、 R1及びR1′は、他と独立して、上記のRと同義であり、 B1は、二価の脂肪族、環状脂肪族、脂肪族−環状脂肪族、芳香族又は芳香脂 肪族炭化水素基(これは、少なくとも1個の式(3):
【0011】
【化34】
【0012】 (式中、 R2は、水素であるか、上記の基Qであるか、又は式(4):
【0013】
【化35】
【0014】 (式中、 Qは、上記と同義であり、そしてCP′は、独立して、上述のセグメントA、
B及びTの少なくとも二つからなる二価コポリマーフラグメントである)の基で
ある)のアミンにより中断されている)の基である)であるが、但し コポリマーフラグメントCP及びCP′において、セグメントA又はBは、い
ずれの場合にもセグメントTに続き; コポリマーフラグメントCP及びCP′において、セグメントTは、いずれの
場合にもセグメントA又はBに続き; 式(1)と(4)における基Qは、いずれの場合にもセグメントA又はBに結
合し;かつ 式(3)におけるN原子は、R2が式(4)の基である場合には、セグメント Tに結合する)である〕のプレポリマーに関する。
【0015】 Qは、例えば、オレフィン性不飽和化の共重合可能な基(これは、アミンの窒
素−NR−、−NR′−、−NR1−又は−NR1′−に、適切な方法、例えば直
接に、機能性基によるか、又は架橋員による方法により結合しているか、又は−
NR−、−NR′−、−NR1−又は−NR1′−と一緒に環リングを形成してい
る;後の場合は、R、R′、R1又はR1′は、直接の、リング形成結合である)
である。
【0016】 基Qは、例えば後に述べる基R3又は式(5):
【0017】
【化36】
【0018】 (式中、 Q1は、式(5a)、(5b)、(5c)、(5d)又は(5e):
【0019】
【化37】
【0020】 (式中、 Zは、直鎖又は分岐C1−C12アルキレンであり、 R3は、更に置換されていてもよい、2〜24個の炭素原子を有するオレフィ ン性不飽和の共重合可能な基であり、 Wは、C2−C12のアルキレン基、フェニレン基又はC7−C12アラルキレン基
であり、 R4及びR4′は、それぞれ他と独立に、水素、C1−C4アルキル又はハロゲン
であり、 R5は、二価の、脂肪族、環式脂肪族、脂肪族−環式脂肪族、芳香族、芳香脂 肪族又は脂肪族−ヘテロ環式炭化水素基であり、 R6は、水素又はC1−C4アルキルであり、 alk及びalk′は、それぞれ他と独立に、直鎖又は分岐C1−C12アルキ レン基であり、 m及びnは、それぞれ他と独立に、数0又は1であり、 Z″は、C1−C6アルキレンであり、そして P1は、独立して、Q1が前述の式(5a)、(5b)、(5c)又は(5e)
の基である前述の式(5)の基であり、そして、 nは、独立して前記と同義である)の基である)の基に相当する。
【0021】 Zは、好ましくは直鎖又は分岐C2−C8アルキレン、更に好ましくは直鎖C2 −C6アルキレン、また最も好ましくは直鎖C2−C4アルキレンである。本発明 の好ましい実施態様においては、Zは、1,3−プロピレンであるか、又は特に
1,2−エチレンである。
【0022】 オレフィン性C2−C24基R3への好ましい置喚基としては、例えば、C1−C4 アルコキシ、ハロゲン、フェニル又はカルボキシである。
【0023】 R3は、例えば、式(6):
【0024】
【化38】
【0025】 (式中、 pは、数0又は1であり、 R7は、水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり、 R8及びR9は、それぞれ他と独立に、水素、C1−C4アルキル、フェニル、カ
ルボキシ又はハロゲンであり、そして Z′は、直鎖又は分岐C1−C12アルキレンであるか、あるいは非置換又はC1 −C4アルキル−若しくはC1−C4アルコキシ−置換の、フェニレン又はC7−C 12 アラルキレンである)の基である。
【0026】 Z′がフェニレン基のときは、それは、例えば、非置換又はメチル−若しくは
メトキシ−置換の、1,2−、1,3−若しくは1,4−フェニレンである。好
ましくは、フェニレン基としてのZ′は、1,3−又は1,4−フェニレンであ
る。
【0027】 Z′がアラルキレン基のときは、それは、例えば、非置換又はメチル−若しく
はメトキシ−置換ベンゼンであり、ここにおいて、前記メチレン基はそれぞれの
場合にアミンの窒素に結合している。好ましくは、アラルキレン基としてのZ′
は、前記1,3−又は1,4−フェニレンメチレン基であり、ここにおいて前記
メチレン基は、いずれの場合もアミンの窒素−NH−に結合している。
【0028】 Z′は、好ましくは非置換又はメチル−若しくはメトキシ−置換の、フェニレ
ン又はフェニレン−メチレン又はC1−C12アルキレンであり、更に好ましくは 1,3−若しくは1,4−フェニレン又はC1−C6アルキレンであり、特にC1 −C2アルキレン、好ましくはメチレンである。
【0029】 pは、数1であるか、又は、好ましくは数0である。
【0030】 R7は、好ましくは水素、メチル又は塩素であり、また最も好ましくは水素又 はメチルである。
【0031】 R8及びR9は、それぞれ他と独立に、好ましくは水素、カルボキシ、塩素、メ
チル又はフェニルである。本発明の好ましい実施態様においては、R8は、水素 、塩素、メチル又はフェニルであり、R9は、水素又はカルボキシである。最も 好ましくは、R8及びR9は、それぞれ水素である。
【0032】 適切な基R3は、例えばビニル、2−プロペニル、アリル、2−ブテニル、o −、m−又はp−ビニル−フェニル、スチリル、2−カルボキシビニル、2−ク
ロロ−2−カルボキシビニル、1,2−ジクロロ−2−カルボキシビニル、1,
2−ジメチル−2−カルボキシビニル及び2−メチル−2−カルボキシビニルで
ある。
【0033】 特に好ましい基R3は、pが0であり、R7が水素又はメチルであり、R8が水 素、メチル、塩素又はフェニルであり、そしてR9が水素又はカルボキシである 式(6)に対応する。
【0034】 他の特に好ましい基R3は、pが1であり、Z′が1,3−又は1,4−フェ ニレン又はC1−C6アルキレン、特にC1−C2アルキレン、R7が水素又はメチ ルであり、またR8とR9がそれぞれ水素である前記式(6)に対応する。
【0035】 Z″は、好ましくはC1−C4アルキレン、特にメチレン又は1,1−ジメチル
メチレンである。
【0036】 適切な基Qの一つの基は、nが0であり、そしてQ1が、mが0であり、そし てR3に対する前に与えられた意味と好適性が適合する前記式(5a)の基であ る前記式(5)に対応するものである。
【0037】 適切な基Qの第二の基は、nが1であり、そしてQ1が、前記式(5a)(こ こで、mは0であり、そしてR3及びZに対する前に与えられた意味と好適性が 適合する)の基である前記式(5)に対応するものである。
【0038】 適切な基Qの更なる他の基は、nが1であり、そしてQ1が、前記式(5a) (ここで、mは、1であり、そしてR3及びZに対する前に与えられた意味と好 適性が適合する)の基である前記式(5)に対応するものである。
【0039】 適切な基Qの更なる他の基は、nが0であり、そしてQ1が、R3とZ″に対す
る前に与えられた意味と選択が適合する前記式(5a)の基である前記式(5)
に対応するものである。
【0040】 式(5b)及び(5c)においては、可変要素Wは、好ましくはC2−C6アル
キレン基又は1,3−又は1,4−フェニレン基であり、また最も好ましくはC 2 −C3アルキレン基である。R4及びR4′は、それぞれ他と独立に、好ましくは
水素、メチル又は塩素である。最も好ましくは、R4及びR4′は、それぞれ他と
独立に、水素又はメチルである。
【0041】 式(5d)において、R5は、例えば、直鎖若しくは分岐C3−C18アルキレン
あるいは非置換又はC1−C4アルキル−若しくはC1−C4アルコキシ−置換の、
6−C10アリーレン、C7−C18アラルキレン、C6−C10アリーレン−C1−C 2 アルキレン−C6−C10アリーレン、C3−C8シクロアルキレン、C3−C8シク
ロアルキレン−C1−C6アルキレン、C3−C8シクロアルキレン−C1−C2アル
キレン−C3−C8シクロアルキレン、C1−C6アルキレン−C3−C8シクロアル
キレン−C1−C6アルキレン又は少なくとも1個のヒダントイン基を含む脂肪族
−複素環式基である。
【0042】 アルキレンとしてR5は、好ましくは直鎖又は分岐C3−C14アルキレン基であ
り、更に好ましくは直鎖又は分岐C4−C12アルキレン基であり、また最も好ま しくは直鎖又は分岐C6−C10−アルキレン基である。好ましいアルキレン基の 例としては、1,4−ブチレン、2,2−ジメチル−1,4−ブチレン、1,5
−ペンチレン、2,2−ジメチル−1,5−ペンチレン、1,6−へキシレン、
2,2,3−又は2,2,4−トリメチル−1,5−ペンチレン、2,2−ジチ
ル−1,6−へキシレン、2,2,3−又は2,2,4−又は2,2,5−トリ
メチル−1,6−へキシレン、2,2−ジメチル−1,7−へプチレン、2,2
,3−又は2,2,4−又は2,2,5−又は2,2,6−トリメチル−1,7
−へプチレン、1,8−オクチレン、2,2−ジメチル−1,8−オクチレン及
び2,2,3−又は2,2,4−又は2,2,5−又は2,2,6−又は2,2
,7−トリメチル−1,8−オクチレンがある。
【0043】 R5がアリレンの場合、それは、例えばナフチレン又は特にフェニレンであり 、それらは、それぞれ例えばC1−C4アルキルやC1−C4アルコキシで置換され
てもよい。好ましくは、アリーレンとしてのR5は、少なくとも1個の結合サイ トに対してオルソの位置にC1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシで置換され
ている1,3−又は1,4−フェニレンである。置換されたアリーレンの例は、
1−メチル−2,4−フェニレン、1,5−ジメチル−2,4−フェニレン、1
−メトキシ−2,4−フェニレンと1−メチル−2,7−ナフチレンである。
【0044】 アラルキレンとしてのR5は、好ましくは、ナフチルアルキレンと最も好まし くは、フェニルアルキレンである。アラルキレン中のアルキレン基は好ましくは
1〜12、更に好ましくは1〜6、また最も好ましくは1〜4個の炭素原子を含
む。最も好ましくは、アラルキレン中のアルキレン基は、メチレン及びエチレン
である。いくつかの例としては、1,3−又は1,4−ベンジレン、ナフス−2
−イル−7−メチレン、6−メチル−1,3−又は−1,4−ベンジレン及び6
−メトキシ−1,3−又は−1,4−ベンジレンである。
【0045】 R5がシクロアルキレンである場合、これは、好ましくはC5−C6シクロアル キレンであり、最も好ましくは非置換又はメチルで置換したシクロへキシレンで
ある。いくつかの例としては、1,3−シクロブチブチレン、1,3−シクロペ
ンチレン、1,3−又は1,4−シクロへキシレン、1,3−又は1,4−シク
ロへプチレン、1,3−又は1,4−又は1,5−シクロオクチレン、4−メチ
ル−1,3−シクロペンチレン、4−メチル−1,3−シクロへキシレン、4,
4−ジメチル−1,3−シクロへキシレン、3−メチル−又は3,3−ジメチル
−1,4−シクロへキシレン、3,5−ジメチル−1,3−シクロへキシレン及
び2,4−ジメチル−1,4−シクロへキシレンである。
【0046】 R5がシクロアルキレン−アルキレンである場合、これは、好ましくはシクロ ペンチレン−C1−C4アルキレンと、特にシクロヘキシレン−C1−C4アルキレ
ンであり、それぞれ非置換、又はC1−C4アルキル、特にメチルでモノ−又はポ
リ−置換したものである。更に好ましくは、前記基シクロアルキレン−アルキレ
ンは、シクロへキシレン−エチレンであり、また最も好ましくは、シクロへキシ
レン−メチレンであり、それぞれ非置換又は1〜3個のメチル基でシクロヘキシ
レン基中に置換されたものである。いくつかの例は、シクロペンタ−1−イル−
3−メチレン、3−メチル−シクロペンタ−1−イル−3−メチレン、3,4−
ジメチル−シクロペンタ−1−イル−3−メチレン、3,4,4−トリメチル−
シクロペンタ−1−イル−3−メチレン、シクロへキサ−1−イル−3−又は−
4−メチレン、3−又は4−又は5−メチル−シクロヘキサ−1−イル−3−又
は−4−メチレン、3,4−又は3,5−ジメチル−シクロヘクス−1−イル−
3−又は−4−メチレン及び3,4,5−又は3,4,4−又は3,5,5−ト
リメチル−シクロへクス−1−イル−3−又は−4−メチレンである。
【0047】 R5がアルキレン−シクロアルキレン−アルキレンである場合、これは、好ま しくはC1−C4アルキレン−シクロペンチレン−C1−C4アルキレン、特にC1 −C4アルキレン−シクロヘキシレン−C1−C4アルキレンであり、それぞれ非 置換又はC1−C4アルキル、特にメチルでモノ−又はポリ−置換したものである
。更に好ましくは、前記の基アルキレン−シクロアルキレン−アルキレンは、エ
チレン−シクロへキシレン−エチレンであり、また最も好ましくは、メチレン−
シクロへキシレン−メチレンであり、それぞれ非置換又は1〜3個のメチル基で
シクロヘキシレン基中に置換されたものである。いくつかの例としては、シクロ
ペンタン−1,3−ジメチレン、3−メチル−シクロペンタン−1,3−ジメチ
レン、3,4−ジメチル−シクロペンタン−1,3−ジメチレン、3,4,4−
トリメチル−シクロペンタン−1,3−ジメチレン、シクロへキサン−1,3−
又は−1,4−ジメチレン、3−又は4−又は5−メチル−シクロヘキサン−1
,3−又は−1,4−ジメチレン、3,4−又は3,5−ジメチル−シクロヘキ
サン−1,3−又は−1,4−ジメチレン、3,4,5−又は3,4,4−又は
3,5,5−トリメチル−シクロへキサン−1,3−又は−1,4−ジメチレン
である。
【0048】 C3−C8シクロアルキレン−C1−C2アルキレン−C3−C8シクロアルキレン
又はC6−C10アリレン−C1−C2アルキレン−C6−C10アリレンとしてのR5 は、好ましくはC5−C6シクロアルキレン−メチレン−C5−C6シクロアルキレ
ン又はフェニレン−メチレン−フェニレンであり、それぞれ非置換又はシクロア
ルキル若しくはフェニル環に1個以上のメチル基で置換されていてもよい。
【0049】 R5がヒダントイン基を含む脂肪族−複素環式基である場合は、それは、例え ばば下記式:
【0050】
【化39】
【0051】 (式中、 R14及びR14′は、それぞれ、C1−C6アルキレン、好ましくはC2−C4アル
キレン、特にC2−C3アルキレンであり;R15、R15′、R16及びR16′は、そ
れぞれ他と独立に、水素、C1−C6アルキル又はC5−C7シクロアルキルであり
、好ましくはそれぞれ他と独立に、水素又はC1−C4アルキルであり、また特に
それぞれがメチルであり;R15は、C1−C12アルキレンであり、好ましくはC1 −C6アルキレンであり;そしてR16及びR16′は、それぞれ他と独立に、水素 又はC1−C4アルキルであり、好ましくは水素又はメチルである)のいずれかの
基に相当する。
【0052】 式(5d)における基R5は、対称又は好ましくは非対称の構造を有する。
【0053】 式(5d)の基Q1の好ましい基は、ここにおいてR5は、直鎖又は分岐C6− C10アルキレンであり;それぞれ非置換又は1〜3個のメチル基でシクロヘキシ
ルの部分が置換されたシクロヘキシレン−メチレン又はシクロヘキシレン−メチ
レン−シクロヘキシレンであるか;又はそれぞれ非置換又はメチルでフェニルの
部分が置換された、フェニレン又はフェニレン−メチレン−フェニレンである、
それらを含む。
【0054】 前記の二価基R5は、好ましくはジイソシアネートから、また最も好ましくは 、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、トルイレン−2,4−ジイソシア
ネート(TDI)、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)
、1,6−ジイソシアナト−2,2,4−トリメチル−n−ヘキサン(TMDI
)、メチレンビス(フェニルイソシアネート)、メチレンビス(シクロヘキシル
イ−4−イソシアネート)及びヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)の
群から選択されるジイソシアネートから、誘導される。
【0055】 基alk及びalk′は、それぞれ他と独立に、好ましくはC2−C8アルキレ
ン基であり、更に好ましくはC2−C4アルキレン基であり、また最も好ましくは
1,2−エチレン基である。
【0056】 R6は、好ましくはメチル又は特に水素である。
【0057】 P1は、Q1が前記式(5a)、(5b)又は(5c)の基であり、またその中
に含まれる前記可変要素に対して前に与えられた意味と好適性がいずれの場合に
も適合する前記式(5)の基である。
【0058】 P1は、好ましくは、Q1が前記式(5a)の基である前記式(5)の基であリ
、また最も好ましくは、後に与えられる式(5′)又は(5″′)の基である。
【0059】 Qが基R3である場合、R3に対して前に与えられた意味と好適性がいずれの場
合にも適合する。
【0060】 Qが、−NR−、−NR′−、−NR1−又は−NR1′−と一緒に少なくとも
1個の架橋結合可能な基を含む環を形成する場合、それは、それぞれの場合に、
例えば式(5b′):
【0061】
【化40】
【0062】 (式中、 R4及びR4′は、それぞれ前記に定義したものであり、また好ましくはそれぞ
れメチルである)の基である。
【0063】 特に好ましい基Qは、下記式:
【0064】
【化41】
【0065】 (式中、 R5は、前記と同義であり、好適なものも同義である)のいずれかの基に相当 する。
【0066】 基Qとして特に好ましいのは、上記式(5′)及び(5″′)の基である。
【0067】 R及びR′は、それぞれ他と独立に、例えば、水素あるいは非置換、又は例え
ば、ヒドロキシ−若しくはC1−C4アルコキシ−置換C1−C6アルキルであり、
好ましくは水素又は非置換若しくはヒドロキシ−置換C1−C4アルキルであり、
更に好ましくは水素、C1−C2アルキル又はヒドロキシ−C1−C2アルキルであ
り、最も好ましくは水素である。基R及びR′は、異なっていてもよく、又は好
ましくは、同一であってもよい。
【0068】 基A1がポリアルキレングリコール基である場合、この基は、例えば、式(7 ):
【0069】
【化42】
【0070】 (式中、 (Alk)及び(Alk′)は、それぞれ他と独立に、直鎖又は分岐の、非置
換、又は例えばヒドロキシ置換C1−C12アルキレン基であり;基R10及びR11 のうち一方は水素であり、そして他方はメチルであり;基R12及びR13の一方は
水素であり、そして他方はC2−C4アルキルであり;そしてr、s及びtは、そ
れぞれ他と独立に、(r+s+t)の合計が1〜100である、0〜100まで
の数である)の基に相当する。
【0071】 式(7)において、(Alk)及び(Alk′)は、それぞれ他と独立に、好
ましくは直鎖又は分岐C2−C8アルキレンであり、より好ましくは直鎖又は分岐
2−C6アルキレンであり、最も好ましくは直鎖又は分岐C2−C4アルキレンで
ある。特に好ましい基(Alk)及び(Alk′)の例は、1,2−エチレン、
1,2−プロピレン及び1,3−プロピレンである。基(Alk)及び(Alk
′)は、異なっていてもよく、又は好ましくは、同一であってもよい。
【0072】 r、s及びtは、それぞれ他と独立に、好ましくは、(r+s+t)の合計が
2〜80である、0〜80までの数である。最も好ましくは、r、s及びtは、
それぞれ他と独立に、(r+s+t)の合計が4〜50であリ、そして特に8〜
50である、0〜50までの数である。
【0073】 基R12及びR13について、一方は水素であり、また他方は好ましくはエチルで
ある。
【0074】 ポリアルキレングリコール基A1の好ましい実施態様は: (i)(Alk)及び(Alk′)が、それぞれ他と独立に、直鎖又は分岐C2 −C6アルキレンであり、tが0であり、そしてr及びsが、それぞれ他と独立 に、(r+s)の合計が1〜100である、0〜100までの数であり;好まし
くは、(r+s)の合計が2〜80である、0〜80までの数であり;また最も
好ましくは、(r+s)の合計が4〜50又は特に8〜50である、0〜50ま
での数である、式(7)の基であり; (ii)(Alk)及び(Alk′)が、同一であり、そしてそれぞれが、直鎖又
は分岐C2−C4アルキレンであり、s及びtがそれぞれ0であり、そしてrが、
1〜100までの数であり;好ましくは、2〜80までの数であり、好ましくは
、4〜50までの数であり、また最も好ましくは、8〜50までの数である、式
(7)の基である。
【0075】 Aがアルキレン基の場合、それは、好ましくは非置換又はヒドロキシ置換C2 −C12アルキレン基であり、より好ましくは非置換又はヒドロキシ置換C2−C8 アルキレン基であり、また最も好ましくはC2−C6アルキレン基であり、この基
は、いずれの場合も分岐しており、また好ましくは直鎖である。適切なアルキレ
ンセグメントAの例は、1,2−エチレン、1,2−又は1,3−プロピレン、
2−ヒドロキシ−1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン
及び1,6−ヘキシレンである。
【0076】 本発明によるセグメントAの好ましい実施態様は: (i)R及びR′が、それぞれ水素又はC1−C4アルキルであり、そしてA1が 、式(7a):
【0077】
【化43】
【0078】 (式中、 (Alk)と(Alk′)は、同一であり、そしてそれぞれは、直鎖又は分岐
2−C6アルキレンであり、 R10及びR11の一方は、水素であり、そして他方は、メチルであり、そして r及びsは、それぞれ他と独立に、0〜80までの数であり、そして特に、(
r+s)の合計は、2〜80である、0〜50までの数であり、好ましくは、4
〜50までの数であり、最も好ましくは、8〜50までの数である)の二価ポリ
アルキレングリコール基であり、 (ii)R及びR′が、それぞれ水素であり、そしてA1が、式(7b):
【0079】
【化44】
【0080】 (式中、 (Alk)及び(Alk′)は、同一であり、そしてそれぞれは、直鎖又は分
岐C2−C4アルキレンであり、そして rは、4〜50までの数であり、特に8〜50までの数である)の二価ポリア
ルキレングリコール基である式(2a)の二価基である。 (iii)R及びR′が、それぞれヒドロキシキ置換C1−C4アルキルであり、そ してA1がC2−C6アルキレン基である式(2a)の二価基である。
【0081】 ブロックコポリマーの組成、例えば本文で述べた式(7)と(7a)のポリマ
ーフラグメントはいずれの場合も平均統計組成に常に対応する。このことは、究
極の平均統計組成が個々のパラメーターに対応するとすれば、ブロックコポリマ
ー基が交互ユニットを有するものも、繰り返しの同一ユニットを有するものも、
又は交互ユニットと繰り返しユニットとを混合して有するものも含むことを意味
する。
【0082】 本発明のプレポリマーは、同一のセグメントA、又は別のものとして、2個以
上の構造的に異なるセグメントA、例えば2又は3個、好ましくは2個の異なる
セグメントAを有してもよい。
【0083】 本発明による式(2)のセグメントTに関して、R5に対して前に与えられた 意味と選択が単独にXに対して当てはまる。したがって、本発明の好ましい実施
態様においては、Xは、脂肪族、環式脂肪族、脂肪族−環式脂肪族、芳香族又は
芳香−脂肪族ジイソシアネート、特に、イソホロンジイソシアネート(IPDI
)、トルイレン−2,4−ジイソシアネート(TDI)、メチレンビス(シクロ
ヘキシルイソシアネート)、1,6−ジイソシアナト−2,2,4−トリメチル
−n−ヘキサン(TMDI)、メチレンビス(フェニルイソシアネート)、メチ
レンビス(シクロヘキシルイソシアネート)及びヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HMDI)の群から選択されるジイソシアネートから、誘導される。
【0084】 本発明のプレポリマーは、同一のセグメントT、又は別のものとして、2個以
上の構造的に異なるセグメントTを有してもよい。好ましくは、このプレポリマ
ーは、同型のセグメントTを含む。
【0085】 R1及びR1′は、それぞれ他と独立に、好ましくは、水素あるいは非置換、又
は、例えば、ヒドロキシ−若しくはC1−C4アルコキシ−置換C1−C6アルキル
であり、好ましくは水素又は非置換若しくはヒドロキシ−置換C1−C4アルキル
であり、更に好ましくは水素、C1−C2アルキル又はヒドロキシ−C1−C2アル
キルであり、そして最も好ましくは水素である。基R1及びR1′は、異なっても
よく、また好ましくは、同一でもよい。本発明の好ましい実施態様においては、
R、R′、R1及びR1′は、それぞれ同一の意味を有し、また特に水素である。
【0086】 前記の基B1は、例えば、直鎖又は分岐C3−C24アルキレン又は非置換若しく
はC1−C4アルキル−置換の、C6−C10アリーレン、C7−C18アラルキレン、
6−C10アリーレン−C1−C2アルキレン−C6−C10アリーレン、C3−C8
クロアルキレン、C3−C8シクロアルキレン−C1−C6アルキレン、C3−C8
クロアルキレン−C1−C2アルキレン−C3−C8シクロアルキレン又はC1−C6 アルキレン−C3−C8シクロアルキレン−C1−C6アルキレンであってもよく、
それらは、それぞれ式(3)の−N(R2)−基が少なくとも1個、式(3)の 、好ましくは、1〜3、又は特に1又は2個の同一又は異なる基、更に好ましく
は、式(3)の1又は2個の同一の基、又は最も好ましくは、式(3)の1個の
基で中断されている。
【0087】 好ましくは、基B1は、上記式(3)の1〜3個の基、好ましくは1又は2個 の基、また特に1個の基で中断されている、直鎖又は分岐C4−C24アルキレン 基である。
【0088】 基B1として特に好ましくは、式(3)の1個の基で中断された、3〜14個 の又は特に4〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキレンである。
【0089】 R2が基Q又は式(4)の基である場合、その場合は、その中に含まれるセグ メントA、B及びTに対して、並びに可変要素Qに対しては、前に与えられた意
味、好適性及び条件がいずれの場合にも適合する。
【0090】 好ましい基B1の一つの基は、式(8):
【0091】
【化45】
【0092】 (式中、 alk*、alk**及びalk***は、それぞれ他と独立に、C2−C12アルキ レン基であり、好ましくはC2−C6アルキレン基であり、そして最も好ましくは
2−C4アルキレン基であり; lは、数0又は1、そして特に数0であり、そして R2及びR2′に対しては、単独に前にR2に与えられた意味と選択がいずれの 場合にも適合する)の基に対応する。
【0093】 本発明によるプレポリマーは、同一のセグメントB、又は別のものとして、2
個以上の構造的に異なるセグメントBを有してもよい。好ましくは、このプレポ
リマーは、式(8a):
【0094】
【化46】
【0095】 (式中、 R1、R1′、R2、R2′、alk*、alk**、alk***及びlに対しては前
に与えられた意味と好適性がいずれの場合にも適合する)の1個以上の異なるセ
グメントBを含む。プレポリマーが異なるセグメントBを有する場合、それらは
、好ましくは、R1、R1′、alk*、alk**、alk***及びlに関しては同
一であるが可変要素R2及び/又はR2′に関しては異なる上記式(8a)の2、
3又はそれ以上の異なるセグメントが混合した形態にある。一つの例は、lがそ
れぞれの場合に、0であり、R1、R1′、alk*及びalk**が、それぞれの 場合に、同一で、そして前に与えられた意味の一つを有し、そして異なるセグメ
ント中のR2がそれぞれの場合に、基CP′、基Q及び水素からなる群から選択 される、他とは異なる一つの意味を有する式(8a)の2個以上の異なるセグメ
ントが混合している。
【0096】 別のものとして、例えば、alk*、alk**、R1及び/又はR1′に関して 異なるセグメントBも考慮に入る。
【0097】 ポリマーフラグメントCP及びCP′中のセグメントAの数は、好ましくはセ
グメントBの数より大きい。ポリマーフラグメントCP及びCP′中のセグメン
トA及びBの数は、好ましくは、1対0.01〜0.5、好ましくは1対0.0
5〜0.4、また最も好ましくは1対0.1〜0.25の割合にある。
【0098】 ポリマーフラグメントCPの平均分子量は、例えば、約350〜2,5000
、好ましくは500〜10,000、最も好ましくは1,000〜5,000の
範囲である。
【0099】 本発明の好ましい実施態様においては、ポリマーフラグメントCPは、両末端
がセグメントAで終端されている。存在するいずれのポリマーフラグメントCP
′もセグメントAで終端されることが更に好ましい。
【0100】 式(1)のプレポリマーは、それ自体は既知の方法、例えば、式(10):
【0101】
【化47】
【0102】 の化合物、式(11):
【0103】
【化48】
【0104】 の化合物、及び式(12):
【0105】
【化49】
【0106】 (式中、 A1、R、R′、R1、R1′及びXに対しては前に与えられた意味及び好適性 が、それぞれの場合に適合し、そしてB1′に対しては単独で、B1に対して前に
与えられた意味と好適性が適合するが、ただし式(3)のアミン基におけるR2 が、それぞれの場合に水素であることを除く)の化合物を反応させ、次いで式(
1a):
【0107】
【化50】
【0108】 (式中、 CP*は,単独でCPに対して前に与えられた意味を有するが、ただし、セグ メントBにおけるR2は、水素又は基CP′−NR″Hであることを除き、そし てR″は、単独でRに対して前に与えられた意味を有する)のそのように得るこ
とができるコポリマーを、式(13):
【0109】
【化51】
【0110】 〔式中、 Q1は、前に定義されたものであり、そして Yは、例えば、ハロゲン、例えば臭素又は特に塩素;カルボキシル基−COO
H;適切なカルボキシル基誘導体、例えば−COOR19基、(ここで、R19は、
例えばフェニル又はC1−C4アルキルである)、−CO−Hal(ここで、Ha
lは、ハロゲン、例えば−COBr又は特に−COClである);又は−N=C
=O基であるか、あるいは、 Q1は、Yと一緒になって、例えばヘテロ原子として酸素原子を含む複素環式 化合物を形成する〕で示される化合物と反応させることにより製造することがで
きる。
【0111】 式(10)、(11)及び(12)の化合物は、既知の化合物又はそれ自体は
既知の方法で得ることができる。式(10)の好ましい化合物の例は、N,N′
−ジヒドロキシアルキル−アルキレンジアミン類、例えばN、N′−ジヒドロキ
シエチル−C2−C6アルキレンジアミン類、又は好ましくは様様の平均分子量の
ビス−アミノアルキレン−ポリアルキレングリコール類、例えば約200〜5,
000の平均分子量を有するいわゆるジェフアミン(Jeffamine)類、例えば5 00〜約2,000のビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール又は
1,000〜約3,400のビス(2−アミノエチル)ポリエチレングリコール
。式(11)の適切なジイソシアネ−ト類は、例えばイソホロンジイソシアネー
ト(IPDI)、トルイレン−2,4−ジイソシアネート(TDI)、メチレン
ビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,6−ジイソシアナト−2,2,4
−トリメチル−n−ヘキサン(TMDI)、メチレンビス(フェニルイソシアネ
ート)、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)及びヘキサメチレンジ
イソシアネート(HMDI)である。式(12)の適切な化合物の例は、ポリア
ミン類、例えば対称又は非対称のジアルキレントリアミン類又はトリアルキレン
テトラアミン類、例えばジエチレントリアミン、N−2′−アミノエチル−1,
3−プロピレンジアミン、N,N−ビス(3−アミノプロピル)−アミン、N、
N−ビス(6−アミノへキシル)アミン又はトリエチレンテトラアミンである。
この方法においては、例えば、式(10)、(11)及び(12)のそれぞれの
1個の化合物、又は式(10)、(11)及び/又は(12)の2個以上の異な
る化合物を使用(この後者の場合は式(1a)の数種のコポリマーの生成混合物
が得られる)することができる。ひとつの好都合な変法は、例えば式(10)の
2個以上の異なる化合物を式(11)及び(12)のそれぞれの1個の化合物と
反応させることを含む。
【0112】 式(10)のジアミン、式(12)のポリアミン及び式(11)のジイソシア
ネ−トの反応は、水性又は水性−有機媒質中で効果的に実施される。適切な媒質
は、特に、水と、容易に水に溶ける有機溶媒、例えば、メタノール、エタノール
又はイソプロパノールのような、アルカノール、テトラヒドロフランのような環
式エーテル、又はアセトンのようなケトンの混合物であることがわかった。特に
好ましい反応媒質は、水と、50〜85℃、好ましくは50〜70℃の沸点を有
する容易に水に溶ける溶媒の混合物、特に水/テトラヒドロフラン又は水/アセ
トン混合物である。
【0113】 この方法の第1反応工程における反応温度は、例えば−5〜50℃、好ましく
は0〜30℃、最も好ましくは2〜10℃である。
【0114】 反応時間は、約1〜10時間、好ましくは2〜8時間、最も好ましくは実際的
であることがわかった2〜3時間と、広い限界内で変化しうる。
【0115】 式(10)、(11)及び(12)の化合物の反応における化学量論量は、好
ましくは、式(10)及び(12)の化合物に含まれるアミン基のモル当量の数
が、式(11)の化合物に含まれる前記イソシアナト基のモル当量の数より大で
あるように、選択される。例えば、式(11)の化合物におけるイソシアナト基
に関して、式(10)及び(12)の化合物におけるアミン基の過剰は、0.0
2〜1モル当量、好ましくは0.05〜0.8モル当量、より好ましくは0.1
〜0.6モル当量、また最も好ましくは0.2〜0.4モル当量である。
【0116】 式(10)の前記ジアミンを式(12)の前記ポリアミンに関してモル過剰で
使用することが更に好ましい。式(10)の前記ジアミンの式(12)の前記ポ
リアミンに対するモル比は、1:0.01〜1:0.5、好ましくは1:0.0
5〜1:0.4であり、最も好ましくは1:0.1〜1:0.3である場合、特
に有利であることがわかった。
【0117】 もし、好ましくは、式(12)の化合物がトリアミンである場合、式(10)
、(12)及び(11)の化合物は、例えば、式(10)の化合物が1当量、式
(12)の化合物が0.05〜0.4当量及び式(11)の化合物が0.7〜1
.6当量;好ましくは、式(10)の化合物が1当量、式(12)の化合物が0
.1〜0.3当量及び式(11)の化合物が0.85〜1.35当量;最も好ま
しくは、式(10)の化合物が1当量、式(12)の化合物が約0.2当量及び
式(11)の化合物が1.1〜1.2当量のモル比で使用される。
【0118】 第1反応工程により得られた式(1a)のコポリマーの単離及び精製は、それ
自体既知の方法、例えば抽出、蒸留、ろ過、限外ろ過又はクロマトグラフ法によ
り行うことができる。
【0119】 式(1a)のコポリマーは、新規であり、本発明は、これらのコポリマーにも
関する。これらのコポリマーは、一般に液状であるか、又は大部分が水溶性であ
る容易に溶融する化合物である。式(1a)のコポリマーの平均分子量は広い限
度内で変わりうるが、好ましくは、例えば350〜25,000、好ましくは5
00〜10,000であり、最も好ましくは1,000〜5,000である。
【0120】 第1反応工程により得られる式(1a)のコポリマーを含む反応液を式(13
)の化合物と反応させることが可能で精製しなくとも、又は例えば限外ろ過のよ
うな通常の方法で精製すると、式(1)のプレポリマーを形成する。好都合には
、例えば式(1a)の化合物の1モル当量に対して、いずれの場合にも、式(1
3)の化合物の、例えば0.1〜1.5モル当量、好ましくは0.2〜1モル当
量、また最も好ましくは0.25〜0.6モル当量がこの方法で用いられる。
【0121】 式(13)の化合物は、たいていの場合既知であるか、それ自体既知の方法で
製造可能である。式(13)の好ましい化合物の例としては、塩化アリル又は臭
化アリル、塩化アクリロイル、塩化メタクリロイル、ケイ皮酸クロリド、無水マ
レイン酸、モノ−又はジ−メチル無水マレイン酸、アクリル酸2−イソシアナト
エチル又はメタクリル酸2−イソシアナトエチルである。
【0122】 式(13)の新規な化合物の群は、式(14):
【0123】
【化52】
【0124】 (式中、 R5、R6、P1、alk及びalk′に対しては、前に与えられた意味と好適 性がそれぞれの場合に適合する)の化合物に対応する。
【0125】 式(14)の化合物で好ましいのは、式(14a)又は(14b):
【0126】
【化53】
【0127】 (式中、 R5に対しては前に与えられた意味と好適性がそれぞれの場合に適合する)の 化合物である。
【0128】 式(14)の化合物は、それ自体既知の方法で、例えば、必要ならモノ−遮蔽
されていてもよい、式(15):
【0129】
【化54】
【0130】 (式中、 R5は、前に定義したものである)のジイソシアネートを、式(16):
【0131】
【化55】
【0132】 (式中、 R6、P1、alk及びalk′は、それぞれ前に定義したものである)の化合
物を不活性溶媒中で反応させることにより製造できる。異なった反応性のイソシ
アネート基を有するジイソシアネートをここで使用することが、異性体と二付加
体の形成がそれによって実質的に押さえられるので、特に効果的である。異なる
反応性は、例えば立体障害によってもたらすことができる。更に、異なる反応性
は、ジイソシアネートのイソシアネート基を遮蔽することによっても達成するこ
とができる。
【0133】 遮蔽剤は、ウレタンの化学からよく知られている。それらは、例えば、フェノ
ール類(クレゾール、キシレノール)、ラクタム類(ε−カプロラクタム)、オ
キシム類(アセトキシム、ベンゾフェノンオキシム)、活性−Hメチレン化合物
類(ジエチルマロネート、エチルアセテート)、ピラゾール類又はベンゾトリア
ゾール類である。遮蔽剤については、例えばZ.W.ブイックス、ジュニア(Z. W.
Wicks, Jr.)により、有機塗膜の進歩9(1981)、3〜28頁(Progress i
n Organic Coatings, 9 (1981), pages 3 to 28)中で述べられている。
【0134】 式(15)の化合物と式(16)の化合物の反応のための好ましい不活性溶媒
は、非プロトン性の、好ましくは、極性の溶媒、例えば炭化水素類(石油エーテ
ル、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化
水素類(クロロホルム、塩化メチレン、三塩化エタン、四塩化エタン、クロロベ
ンゼン)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン)、ケトン類(アセトン、ジブチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン)、カルボン酸エステル類及びラクトン類(エチルアセテート、ブチロ
ラクトン、バレロラクトン)、アルキル化カルボン酸アミド類(N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルピロリドン)、ニトリル類(アセトニトリル)、ス
ルホン類及びスルホキシド類(ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホン
)である。極性溶媒が好ましくは使用される。反応体は、効果的には当モル量で
使用される。反応温度は、例えば0〜200℃でよい。触媒が使用される場合は
、温度は効果的には0〜50℃の範囲、好ましくは室温でよい。適切な触媒は、
例えばカルボン酸類のアルカリ金属塩類のような金属塩類、三級アミン類、例え
ば(C1−C6アルキル)3N(トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン)、 N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルピペリジン、
ピリジン及び1,4−ジアザ−ビシクロオクタンである。スズ塩類は、ジブチル
スズジラウレート(dibutyltin dilaurate)及びスズジオクトエート(tin dioc
toate)等のカルボン酸類のアルキルスズ塩類が、特に効果的であることがわか った。製造された化合物の単離と精製は、抽出、結晶化、再結晶化又はクロマト
グラフによる精製法等の既知の方法でが行われる。
【0135】 式(15)の化合物は既知であるか、又はそれ自体既知の方法で製造すること
が可能である。式(16)の化合物は新規であり、また本発明はそれらの化合物
にも関する。それらの化合物は、例えば、下記式の化合物約1モル当量を、式(
17):
【0136】
【化56】
【0137】 (式中、 R6、alk及びalk′は、それぞれ前に定義されたものである)の化合物 約1モル当量を、式(13a):
【0138】
【化57】
【0139】 (式中、 Yは、前に定義されたものであり、そして Q1′は、上記式(5a)、(5b)又は(5c)、好ましくは(5a)の基 である)の化合物約2モル当量と反応させることにより製造することができる。
【0140】 式(1a)のコポリマー及び式(13)の化合物の反応、並びに式(17)の
化合物及び式(13a)の化合物の反応は、下記条件下で実施される。ここで、
式(13)及び(13a)の化合物は、カルボン酸誘導体類であり、また特にカ
ルボン酸ハライド類であり、アミドの形成には一般的な条件下、例えば温度は、
例えば0〜80℃、好ましくは0〜50℃、最も好ましくは0〜25℃、双極性
の非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、DMSO等中、
又は水と記述した溶媒の一つとの混合溶媒中、塩基、例えばアルカリ金属水酸化
物等の存在下、そして、適切ならば、安定剤の存在下で実施される。適切な安定
剤類は、例えば2,6−ジアルキルフェノール類、ハイドロキノン誘導体類、例
えばハイドロキノン又はハイドリキノンモノアルキルエーテル類、又はN−オキ
サイド類、例えば4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン
−1−イルである。反応時間は広い限度内で、変えうるが、例えば、30分〜1
2時間、好ましくは1〜6時間であり、また特に2〜3時間が一般的には実際的
であることがわかった。
【0141】 式(13)及び(13a)の化合物がイソシアネ−ト類である場合は、それら
と式(1a)のコポリマー又は式(17)の化合物との反応は、それぞれ式(1
0)、(11)及び(12)の化合物の反応に対して上で与えられた条件下で実
施可能である。
【0142】 式(13)及び(13a)の化合物がアルキルハライド類である場合は、それ
らと式(1a)のコポリマー又は式(17)の化合物との反応は、それぞれ、例
えば、アミン類のアルキル化に一般的な条件下で実施可能である。
【0143】 式(13)及び(13a)の化合物が複素環式化合物である場合は、それらは
、例えば、環式酸無水物、例えば無水マレイン酸であってもよいが、これは、そ
れ自体既知の方法で、式(1a)の化合物又は式(17)の化合物を用いて、そ
れぞれイミド基を含む対応するコポリマーに変えられうる。
【0144】 本発明のプレポリマーは架橋結合可能であるが、架橋結合されないか、又は、
少なくとも実質的に架橋結合されない。また、それらは、安定で、ホモ重合が起
こらない結果として、自然な架橋結合をしているとでもいうべきである。
【0145】 本発明のプレポリマーは、都合よく液状であるか、又は容易に溶融するか、又
は水溶性であり;それらの平均分子量は広い限度内で変わりうる。平均分子量は
、例えば350〜25,000、好ましくは500〜10,000であり、最も
好ましくは、本発明のプレポリマーにとって効果的であることがわかっている1
,000〜5,000である。
【0146】 式(1)のプレポリマーは、それ自体既知の方法、例えば抽出、沈殿、結晶
化、再結晶化、ろ過、限外ろ過、クロマトグラフィ、逆浸透又は透析により単離
と精製を行うことができるが、限外ろ過が特に好ましい。それらの精製工程を用
いて本発明のプレポリマーは極めて純粋な形状、例えば溶剤の入っていない液状
又は溶融物、又は塩類のような反応生成物や出発原料や他の非重合体性の構成要
素が入っていないか、又は少なくと実質的に入っていない濃縮された水溶液等の
形態で、得ることができる。
【0147】 本発明のプレポリマーの好ましい精製法である、限外ろ過は、それ自体は既知
の方法で実施し得る。限外ろ過は、例えば2〜10回繰り返して行うことができ
る。一方、この限外ろ過は、好ましい程度の純度が得られるまで連続して実施す
ることも可能である。選択される純度の程度は、原則的には、できるだけ高く、
また好ましくはプレポリマー中の望ましくない構成物の含量が例えば0.001
%以下、また更に好ましくは0.0001%(1ppm)以下になるように設定さ れる。プレポリマーは、更に例えば、それらの合成の結果として、生理的見地か
ら受け入れられる構成物、例えば塩化ナトリウムを含む可能性があるが、このよ
うな構成物は都合がいいことには1%以下、好ましくは0.1%以下、最も好ま
しくは0.01%以下の量だけ存在する。
【0148】 本発明による式(1)のプレポリマーは、既に前に述べたように、制御された
また極めて効果的方法で、特に光−架橋により、架橋可能である。
【0149】 本発明は、したがって、更に、付加的ビニルコモノマーの不在又は存在下で、
式(1)のプレポリマーの光−架橋結合により得ることのできるポリマーにも関
する。これらの架橋結合したポリマーは水に不溶性である。
【0150】 光−架橋結合においては、遊離基架橋結合を開始可能な光開始剤を適当に添加
する。これらの例は当業者にはよく知られたもので、明確に述べることができる
適切な光開始剤は、ベンゾインメチルエーテル、1−ヒドロキシ−シクロヘキシ
ルフェニルケトン、ダロキュア(Darocure)1173又はイルガキュア(Irgacu
re)タイプ類である。次いで、この架橋結合は、化学線照射、例えばUV光、又
は電離照射、例えばガンマー線やX−線により行うことができる。
【0151】 この光重合は、例えば、プレポリマーが液体又は容易に溶融するプレポリマー
である場合は、溶媒の添加なしで実施でき、又は適当な溶媒中でも起こる。適当
な溶媒とは、原理的には、本発明によるポリマーを溶解するすべての溶媒であリ
、また付加的に使用可能なビニルコモノマーであり、例えば、水、低級アルカノ
ール類のようなアルコール類、エタノールやメタノール等、ジメチルホルムアミ
ドのようなカルボン酸アミド類やジメチルスルホキシド、また適当な溶媒の混合
物、例えば水とアルコール、例えば水/エタノールや水/メタノール混合物であ
る。
【0152】 光−架橋結合は、好ましくは、無溶媒又は実質的無溶媒の条件下、又は好まし
い精製工程である、限外ろ過の結果として得ることのできる本発明によるプレポ
リマーの水溶液から直接に、場合により、付加的ビニルコモノマーの添加後にも
、達成される。例えば、約15〜90%の水溶液の光−架橋結合が実施できる。
【0153】 本発明の架橋結合したポリマーの生成のプロセスは、例えば、式(1)のプレ
ポリマーを、特に実質的に純粋な形態、ともいうべき、例えば、1回又は繰り返
した限外ろ過の後で、無溶媒下又は実質的無溶媒条件下で、又は溶媒中で、特に
水溶液中で、付加的ビニルコモノマーの不在又は存在下で、光−架橋結合するこ
とを含む。
【0154】 本発明による光架橋結合で付加的に使用可能なビニルこモノマーは親水性であ
っても又は疎水性であってもよく、又は疎水性と親水性のビニルモノマーの混合
であってもよい。適切なビニルモノマーは、コンタクトレンズの製造で通常使用
されるものを特に含む。「親水性ビニルモノマー」という表現は、水溶性である
か、又は少なくとも重量で10%の水を吸収できるポリマーをホモポリマーとし
て通常生成するモノマーを意味すると理解される。類推的に、「疎水性ビニルモ
ノマー」という表現は、非水溶性であるか、又は重量で10%未満の水を吸収す
ることのできるポリマーをホモポリマーとして通常生成するモノマーを意味する
と理解される。
【0155】 一般に、典型的ビニルコモノマーの約0.01〜80ユニットが、式(1)の
プレポリマーユニット当たり反応する。
【0156】 ビニルコモノマーの割合は、もし使用すれば、好ましくは、式(1)のプレポ
リマーユニット当たり0.5〜80ユニットであり、特に式(1)のプレポリマ
ーユニット当たり1〜30ユニットであり、最も好ましくは、式(1)のプレポ
リマーユニット当たり5〜20ユニットである。
【0157】 疎水性ビニルコモノマー、又は疎水性ビニルコモノマーを重量で最少50%含
む親水性ビニルコモノマーと疎水性ビニルコモノマーの混合体を使用することも
好ましい。その方法で、含水量をそれほど減らすことなしに、ポリマーの機械的
特性を改良できる。しかし、原理的には、従来の疎水性ビニルコモノマーと従来
の親水性ビニルコモノマーの両方が式(1)のプレポリマーと共重合するのに適
している。
【0158】 適切な疎水性ビニルコモノマーは、下記のものはすべてを網羅したリストでは
ないが、C1−C18アルキルアクリレート類及びメタクリレート類、C3−C18
ルキルアクリルアミド類及び−メタクリルアミド類、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、ビニル−C1−C18アルカノエート類(alkanoates)、C2−C18 アルケン類、C2−C18ハロアルケン類、スチレン、C1−C6アルキルスチレン 、アルキル部分が1〜6個の炭素原子を有するビニルアルキルエーテル類、C2 −C10ペルフルオロアルキルアクリレート類とメタクリレート類又はそれに対応
して部分的にフッ素化されたアクリレート類とメタクリレート類、C3−C12ペ ルフルオロアルキル−エチル−チオカルボニルアミノエチルアクリレート類とメ
タクリレート類、アクリロキシ−及びメタクリロキシ−アルキルシロキサン類、
N−ビニルカルバゾール、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、メサコン酸等の
1−C12アルキルエステル類を含む。
【0159】 好ましいのは、例えば3〜5個の炭素原子を有するビニル性不飽和カルボン酸
類のC1−C4アルキルエステル類又は5個までの炭素原子を有するカルボン酸の
ビニルエステル類である。
【0160】 適切な疎水性ビニルコモノマーは、メチルアクリレート、エチルアクリレート
、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、シクロヘキシルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、プロピルメタクリレート、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート
、ビニルブチレート、ビニルバレレート、スチレン、クロロプレン、ビニルクロ
ライド、ビニリデンクロライド、アクリロニトリル、1−ブテン、ブタジエン、
メタクリロニトリル、ビニルトルエン、ビニルエチルエーテル、ペルフルオロヘ
キシルエチルチオカルボニルアミノエチルメタクリレート、イソボルニルメタク
リレート、トリフルオロエチルメタクリレート、ヘキサフルオロイソプロピルメ
タクリレート、ヘクサフルオロブチルメタクリレート、トリス−トリメチルシリ
ロキシ−シリルプロピルメタクリレート、3−メタクリロキシプロピルペンタメ
チルジシロキサン及びビス(メタクリロキシプロピル)テトラメチルジシロキサ
ンを含む。
【0161】 適切な親水性ビニルコモノマーは、下記のものはすべてを網羅したリストでは
ないが、ヒドロキシ−置換低級アルキルアクリレート類及びメタクリレート類、
アクリルアミド、メタクリルアミド、低級アルキルアクリルアミド及び−メタク
リルアミド、エトキシ化アクリレート類及びメタクリレート類、ヒドロキシ−置
換低級アルキルアクリルアミド類及びメタクリルアミド類、ヒドロキシ−置換低
級アルキルビニルエーテル類、エチレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホ
ン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−ビ
ニルピロール、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニルピロリドン、2−又は4
−ビニルピリジン、アクリル酸、メタクリル酸、アミノ−(「アミの」という用
語は4級アンモニウムをも含む)、モノ−低級アルキルアミノ−又はジ−低級ア
ルキルアミノ−低級アルキルアクリレート類及びメタクリレート、アリルアルコ
ールなどを含む。好ましくは、例えば、ヒドロキシ−置換C2−C4アルキル(メ
タ)アクリレート類、5−から7−員N−ビニルラクタム類、N,N−ジ−C1 −C4アルキル−(メタ)アクリルアミド類及び全部で3〜5個の炭素原子を有 するビニル性不飽和カルボン酸類である。
【0162】 適切な親水性ビニルコモノマーの例は、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒ
ドロキシエチルアクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルア
クリルアミド、アリルアルコール、ビニルピリジン、ビニルピロリジン、グルセ
ロールメタクリレート、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)−アクリ
ルアミド等を含む。
【0163】 好ましい疎水性ビニルコモノマーは、メチルメタクリレート及びビニルアセテ
ートである。
【0164】 好ましい親水性ビニルコモノマーは、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
N−ビニルピロリドン及びアクリルアミドである。
【0165】 本発明のプレポリマーは、それ自体既知の方法で加工でき、例えば、適当なコ
ンタクトレンズの成形用型中で本発明のプレポリマーの光架橋結合を行うことで
成形品、特にコンタクトレンズを形成することができる。したがって、本発明は
、更に、本発明のプレポリマーから実質的になる成形品に関する。更に、本発明
の成形品は、例えば、コンタクトレンズ以外の、例えば眼内レンズ、目の装飾品
等のバイオメディカル又は特別の眼科成形品、心臓弁、人口動脈等の外科用成形
品、また拡散コントロール用メンブレン類等のフィルムやメンブレン類、情報保
管用ホト−ストラクチャブル(photo-structurable)フィルム類、またエッチレ
ジストやスクリーン印刷レジスト用メンブレン類や成形品等のホトレジスト材料
である。
【0166】 成形品製造用の好ましい方法は、次の工程を含む: a)室温で液状であるか、又は容易に溶融し、また実質的に溶剤を含まない式(
1)のプレポリマーを付加的ビニルコモノマー及び/又は光開始剤の不在又は存
在下で成形用型に導入する工程、 b)60秒を超えない期間の間光架橋結合を行う工程、 c)成形用型から成形品を取り出すために成形用型を開く工程。
【0167】 成形品製造用の他の好ましい方法は、次の工程を含む: a)式(1)の水溶性プレポリマーの実質的な水溶液を付加的ビニルコモノマー
及び/又は光開始剤の不在又は存在下で生成させる工程、 b)得られる溶液を成形用型に導入する工程、 c)60秒を超えない期間の間光架橋結合を行う工程、 d)成形用型から成形品を取り出すために成形用型を開く工程。
【0168】 前記好ましい方法においては、付加的ビニルコモノマーを存在させないでプレ
ポリマーを入れることがいずれの場合にも特に好まれる。光開始剤を存在させて
プレポリマーを型に導入することが更に好まれる。
【0169】 本発明のプレポリマーを成形用型に導入するために、特に、例えば滴下式導入
における、従来の計量のように、それ自体既知の方法を使用することが可能であ
る。好ましいビニルコモノマーは、もし存在すれば、与えられた量の前記のコモ
ノマーである。存在し得るビニルモモノマーは、まず本発明のプレポリマーと効
果的に混合され、それから成形用型に導入される。
【0170】 適切な成形用型は、例えばポリプロピレン製である。再使用可能な成形用型の
好ましい材料は、例えば石英、サファイヤ又は金属である。
【0171】 もし製造すべき成形品がコンタクトレンズである場合は、それらは、それ自体
は既知の方法、例えばUS−A−3408429に記載される、例えば、従来の
スピン−キャスティング成形用型中で、又は例えばUS−A−4347198に
記載される静止成形用型中での全−成形方法(full-mould process)で製造する
ことができる。
【0172】 光−架橋結合は、例えば化学線照射、例えばUV光、又は電離照射、例えばガ
ンマー線やX−線により、成形用型中で行うことができる。
【0173】 既に述べたように、前記光−架橋結合は、遊離基架橋結合を開始可能な光開始
剤の存在下で好都合に行われる。光開始剤は、成形用型に導入する前に、好まし
くは、ポリマーと光開始剤を一緒に混合して、本発明のプレポリマーに好都合に
加えられる。光開始剤の量は、広い限界内で、選択し得るが、ポリマーに対し0
.05g/gまでの量や、特に、ポリマーに対して0.003g/gまでの量が有利で
あることがわかっている。
【0174】 本発明によると、次のことは強調されるべきである。即ち、架橋結合は短時間
で、例えば60分以内、好ましくは20分以内、特に10分以内、より好ましく
は5分以内、更に好ましくは1分以内、また最も好ましくは30秒以内で起こり
得る。
【0175】 成形品を成形用型から取り出すための型の開放(opening)はそれ自体は既知 の方法で行うことができる。
【0176】 本発明により製造される成形品がコンタクトレンズであり、またこのコンタク
トレンズが、本発明の予め精製されたプレポリマーから無溶剤の条件で製造され
た場合は、成形品を取り出した後は、通常、精製工程、例えば抽出を引き続いて
行う必要はない。なぜなら、使用されたプレポリマーは望ましくない低分子量成
分を何ら含まず、結果として、架橋結合した生成物もこのような成分を含まない
か、又は実質的に含まず、引き続いての抽出なしで済ますことが可能であるため
である。このコンタクトレンズは、したがって、水和による従来法で直接にその
ままで使用可能なコンタクトレンズに変えることができる。様様な含水量を有す
るそのまま使用可能なコンタクトレンズを製造できる水和の適切な形態は、当業
者には既知である。コンタクトレンズは、例えば水中、塩水溶液中、特に1,0
00ml(単位:mosm/l)中、約200〜450ミリosmol、好ましくは約250 〜350mosm/l、また特に約300mosm/lのオスモル濃度を有する塩水溶液中、
又は水若しくは塩水溶液と、生理的に許容し得る極性有機溶媒、例えばグリセロ
ールとの混合液中で膨潤させる。水中又は塩水溶液中のプレポリマーの膨潤が好
ましい。
【0177】 水和に使用される塩水溶液は、好都合には、生理的に許容し得る塩類の溶液で
、コンタクトレンズケア−の分野では一般的な緩衝塩類、例えばリン酸塩類、又
はコンタクトレンズケア−の分野では一般的な、特に、アルカリメタルハロゲン
化物類のような等浸透圧化剤、例えば塩化ナトリウムやこれらの混合物の溶液で
ある。特に適切な塩溶液の例は、人工の、好ましくは、pHとオスモル濃度に関し
て天然の涙流体に適合させている、緩衝された涙流体、例えば非緩衝又は好まし
くは緩衝された、例えばリン酸塩緩衝剤で緩衝した、食塩水であり、この液のオ
スモル濃度とpHはヒトの涙流体のオスモル濃度とpHに対応している。
【0178】 前に定義した水和用流体は、好ましくは純粋、つまり、望ましくない構成物質
は入っていないか又は実質的に入っていないのがよい。最も好ましくは、水和用
流体は純水であるか、又は前記した人工涙流体である。
【0179】 本発明により製造される成形品がコンタクトレンズであり、またこのコンタク
トレンズが、本発明の予め精製されたプレポリマーの水溶液から製造された場合
は、架橋結合した生成物もまた厄介な不純物を何ら含んでいない。したがって、
通常は引き続いて抽出をする必要はない。架橋結合は実質的な水溶液中で行われ
るので、引き続き水和を行う必要もない。したがって、好都合な実施態様による
と、この方法によって得られるコンタクトレンズは、これらのレンズが、抽出せ
ずに意図されたものとして使用に適するという事実をもって区別される。「意図
されたものとして使用」という表現は、上記コンタクトレンズがヒトの目に挿入
可能であるということを特に意味すると本文脈中で理解される。
【0180】 本発明により得られるコンタクトレンズは、ある種の特別な、また極めて有利
な特性を有する。これらの特性の中では、例えばヒトの角膜との卓越した適合性
があるといっていいが、これは含水量、酸素透過性及び機械特性の比が調和して
いるためである。本発明のコンタクトレンズは、更に、高い寸法安定性を有する
。例えば、約120℃でのオートクレーブを行った後でも形状変化を見出せない
【0181】 また次の事実についても注目されるべきであろう。即ち、本発明のコンタクト
レンズは、特に式(1)の架橋結合したポリマーを含むものであるが、従来技術
に比して非常に簡単でかつ効率のいい方法で製造可能であるということである。
このことはいくつかの要因による。第一に、出発原料が低コストで入手又は調達
できることである。第二に、プレポリマーは驚くほど安定で、そのためにハイグ
レードな精製に耐え得るという利点があることである。したがって、架橋結合の
おかげで、特に、重合しない構成物質を手間のかかる抽出のような引き続いての
精製を事実上何ら要さないポリマーを使用できるということである。更に、この
架橋結合は無溶剤の条件下又は水溶液中で実施でき、その結果、引き続いての溶
媒交換や水和工程が不用になる。最後に、光重合が短時間で起こり、この見地か
らも、本発明のコンタクトレンズの製造プロセスは極端に経済的になるというこ
とである。
【0182】 前に述べた利点のすべては、無論、コンタクトレンズにのみ適合するのでなく
本発明の他の成形物にも適合する。本発明の成形品製造における多様な利点ある
態様の総和は、本発明の成形品が、例えば、短期間着用され、次に新しいレンズ
で置きかえられるコンタクトレンズのようなマス−製造される商品に特に適して
いるということに帰結する。
【0183】 下記する実施例においては、特に規定しない限り、量は重量基準、温度はセ氏
度である。
【0184】 実施例1 (ポリ尿素の生成):ガラス器具中に、テトラヒドロフラン(THF)(30
0g)、水(160g)、ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール
800(95.7g)、ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール5
00(65.68g)及びジエチレントリアミン(4.13g)を入れた。約3
〜6℃の内部温度で、THF(35g)中のイソホロンジイソシアネート(48
.91g)の溶液を強く攪拌しながら滴下して加え、反応混合物を放置して2〜
6℃で約25分間更に反応させた。内部温度はそのとき約3時間にわたり25〜
30℃に上昇した。反応終了後、THFをロータリーエバポレータにより減圧下
で留去した。次に、水溶液を室温で0.45μmフィルタでろ過し、かつ1kDフ ィルタで限外ろ過して精製した。精製した溶液を濃縮し、残滓を70℃/0.1
mbarで約1時間乾燥した。0.31モル当量(アミンの)/gの帯黄色高粘性の
ポリ尿素を得た。
【0185】 実施例2 (架橋結合可能なポリ尿素の製造):実施例1と同様に、THF(300ml)
と水(160ml)中に、ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール8
00(95.7g)、ビス(2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール50
0(65.68g)及びジエチレントリアミン(4.13g)を入れた。THF
(160ml)中のイソホロンジイソシアネート(48.91g)の溶液を滴下し
て加えた。反応混合物を放置して3〜8℃で約105分間更に反応させ、次に2
N水酸化ナトリウム液(50ml)と4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ チルピペリジン−1−イル(50mg)を加え、更に、アクリロイルクロライド(
7.24g)を約8分間に渡り滴下して加えた。更に100分後、固体の水酸化
ナトリウム(3g)を反応混合物に加え、次に更にアクリロイルクロライド(7
.24g)を滴下して加えた。引き続き、約2〜18℃で約2.5時間攪拌し、
次に蒸留して反応混合物からTHEを除いた。次に、水溶液を室温で0.45μ
mフィルタでろ過し、かつ1kDフィルタで限外ろ過して精製した。得られた透明 、無色の液を60℃/30〜100mbarで固体含量が45.7%(重量)になる
まで濃縮した。分析の目的で、サンプルを凍結乾燥し、分析を行った。乾燥した
ポリマーの二重結合含量は、0.36当量(二重結合の)/gであった。
【0186】 実施例3 (コンタクトレンズの製造):光開始剤(Irgacure(登録商標)2959)(9.
2mg)を実施例2によって得た35%ポリ尿素溶液(13.06g)中で溶解し
、得られた液を0.45μmフィルタでろ過して精製した。次に、この光開始剤 を加えたポリ尿素液をコンタクトレンズの成形用型に入れ、7.6秒間、18mJ
/cm2の線量で照射した。下記の物理的データを有する無色透明のレンズを得た:
含水量68%、引き裂き伸び率>210%、弾性率1.228MPa。
【0187】 実施例4〜11 実施例2及び3に記載の手順に従がい、前記実施例中で使用された成分に代え
て、下記表に記載した化合物を、記載した量で一緒に反応させることによって、
良好な全般的な特性を有する透明なコンタクトレンズを得た。
【0188】
【表1】
【0189】 上記表において、PEG500、PEG800及びPEG1900は、ビス(
2−アミノプロピル)ポリエチレングリコール500、800及び1900を示
し;BHEEDはN,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンを
示し;DETAはジエチレントリアミンを示し;TETAはトリエチレンテトラ
ミンを示し;HMDIはヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネートを示し;M
BCYIは4,4′−メチレン−ビス(シクロヘキシルイソシアネート)を示し
;TMDIは1,6−ジイソシアナト−2,2,4−トリメチル−n−へキサン
を示し;IPDIはイソホロンジイソシアネートを示し;IEMは2−イソシア
ナトエチルメタクリレートを示し;A−CIはアクリロイルクロライドを示し;
CA−CIはケイ皮酸クロライドを示し;MAは無水マレイン酸を示し;かつM
IB−CIは4−マレイミジル−ベンゾイルクロライドを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 275/14 C07C 275/14 C07D 207/444 C07D 207/444 207/448 207/448 C08F 290/06 C08F 290/06 299/06 299/06 C08G 18/50 C08G 18/50 18/81 18/81 G02C 7/04 G02C 7/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 2H006 BB06 4C069 AD08 AD14 BB02 BB08 BB34 BB38 BC12 4H006 AA01 AA02 AB46 AC57 4J027 AG04 AG12 AG23 AG24 AG27 AG33 BA04 BA05 BA06 BA07 BA08 BA13 BA14 BA15 CB10 CD04 4J034 AA08 BA03 CA15 CA16 CC08 DA03 DB04 DG03 DG23 FE02 HA07 HC12 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC71 HC73 JA41 JA42 LA23 RA13

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、 Qは、少なくとも1個の架橋結合可能基を含む有機基であり、そして CPは、セグメントA、B及びTからなる二価コポリマーフラグメントであり
    、ここにおいて: Aは、式(2a): 【化2】 (式中、 A1は、ポリアルキレングリコールの二価基であるか、又は2〜24個の炭素 原子を有する直鎖又は分岐アルキレン基であり、R及びR′は、それぞれ他と独
    立に、水素又は非置換若しくは置換したC1−C6アルキルであるか、あるいはコ
    ポリマーフラグメントを末端化しているのがアミノ基の場合には、直接の、環形
    成結合であってもよい)の二価基であり; Tは、式(2): 【化3】 (式中、 Xは、二価の、脂肪族、環式脂肪族、脂肪族−環式脂肪族、芳香族、芳香脂肪
    族又は脂肪族−ヘテロ環式基である)の二価基であり;そして Bは、式(2b): 【化4】 (式中、 R1及びR1′は、他と独立して、上記のRと同義であり、 B1は、二価の脂肪族、環状脂肪族、脂肪族−環状脂肪族、芳香族又は芳香脂 肪族炭化水素基(これは、少なくとも1個の式(3): 【化5】 (式中、 R2は、水素であるか、上記の基Qであるか、又は式(4): 【化6】 (式中、 Qは、上記と同義であり、そしてCP′は、独立して、上述のセグメントA、
    B及びTの少なくとも二つからなる二価コポリマーフラグメントである)の基で
    ある)のアミンにより中断されている)の基である)であるが、但し コポリマーフラグメントCP及びCP′において、セグメントA又はBは、い
    ずれの場合にもセグメントTに続き; コポリマーフラグメントCP及びCP′において、セグメントTは、いずれの
    場合にもセグメントA又はBに続き; 式(1)と(4)における基Qは、いずれの場合にもセグメントA又はBに結
    合し;かつ 式(3)におけるN原子は、R2が式(4)の基である場合には、セグメント Tに結合する)である〕のプレポリマー。
  2. 【請求項2】 Qが、 (i)更に置換されていてもよい、2〜24個の炭素原子を有するオレフィン性
    不飽和の共重合可能な基R3であるか;又は (ii)式(5): 【化7】 (式中、 Q1は、式(5a)、(5b)、(5c)、(5d)又は(5e): 【化8】 (式中、 Zは、直鎖又は分岐C1−C12アルキレンであり、 R3は、更に置換されていてもよい、2〜24個の炭素原子を有するオレフィ ン性不飽和の共重合可能な基であり、 Wは、C2−C12のアルキレン基、フェニレン基又はC7−C12アラルキレン基
    であり、 R4及びR4′は、それぞれ他と独立に、水素、C1−C4アルキル又はハロゲン
    であり、 R5は、二価の、脂肪族、環式脂肪族、脂肪族−環式脂肪族、芳香族、芳香脂 肪族又は脂肪族−ヘテロ環式炭化水素基であり、 R6は、水素又はC1−C4アルキルであり、 alk及びalk′は、それぞれ他と独立に、直鎖又は分岐C1−C12アルキ レン基であり、 m及びnは、それぞれ他と独立に、数0又は1であり、 Z″は、C1−C6アルキレンであり、そして P1は、独立して、Q1が前述の式(5a)、(5b)、(5c)又は(5e)
    の基である前述の式(5)の基であり、そして、 nは、独立して前記と同義である)の基である)の基であるか;あるいは (iii)Qが、−NR、−NR′、−NR1又は−NR1′と一緒になって、式( 5b′): 【化9】 (式中、 R4及びR4′は、それぞれ他と独立に、前記と同義である)の環式環を形成す
    る、請求項1記載のプレポリマー。
  3. 【請求項3】 Qが、式(5)(ここで、nは数0であり、そしてQ1は式 (5a)(ここで、mは0であり、R3は、式(6): 【化10】 (式中、 pは、数0又は1であり、 R7は、水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり、 R8及びR9は、それぞれ他と独立に、水素、C1−C4アルキル、フェニル、カ
    ルボキシ又はハロゲンであり、そして Z′は、直鎖又は分岐C1−C12アルキレン、あるいは非置換又はC1−C4ア ルキル−若しくはC1−C4アルコキシ−置換の、フェニレン又はC7−C12アラ ルキレンである)の基である)の基である)の基である、請求項2記載のプレポ
    リマー。
  4. 【請求項4】 Qが、式(5)(ここで、nは数1であり、そしてQ1は式 (5a)(ここで、mは1であり、R3は式(6): 【化11】 (式中、 pは、数0であり、 R7は、水素又はC1−C4アルキルであり、 R8は、水素、メチル、塩素又はフェニルであり、 R9は、水素又はカルボキシであり、そして Zは、直鎖又は分岐C1−C12アルキレンである)の基である)の基である) の基である、請求項2記載のプレポリマー。
  5. 【請求項5】 Qが、下記式(5′)〜(5b″): 【化12】 (式中、 R5は、直鎖又は分岐C6−C10アルキレン;それぞれ、非置換又はシクロヘキ
    シルの部分が1〜3個のメチル基で置換された、シクロヘキシレン−メチレン又
    はシクロヘキシレン−メチレン−シクロヘキシレン;又はそれぞれ非置換又はメ
    チルでフェニルの部分が置換された、フェニレン又はフェニレン−メチレン−フ
    ェニレンである)のいずれかの基である、請求項1又は2のいずれか1項記載の
    プレポリマー。
  6. 【請求項6】 Qが、式(5′)又は(5″′)の基である、請求項5記載
    のプレポリマー。
  7. 【請求項7】 Aが、式(2a)(ここで、R及びR′は、それぞれ、水素
    又はC1−C4アルキルであり、そしてA1は、式(7a): 【化13】 (式中、 (Alk)及び(Alk′)は、同一であり、そしてそれぞれは、直鎖又は分
    岐C2−C6アルキレンであり、基R10及びR11の一方は、水素であり、他方は、
    メチルであり、そしてr及びsは、それぞれ他と独立に、0〜80までの数であ
    り、(r+s)の合計は、2〜80である)の二価のポリアルキレングリコール
    基である)の二価基である、請求項1〜6のいずれか1項記載のプレポリマー。
  8. 【請求項8】 Aが、式(2a)(ここで、R及びR′は、それぞれ水素で
    あり、そしてA1は、式(7b): 【化14】 (式中、 (Alk)及び(Alk′)は、同一であり、それぞれは、直鎖又は分岐C2 −C4アルキレンであり、そしてrは、4〜50の数である)の二価ポリアルキ レングリコールである)の二価基である、請求項1〜7のいずれか1項記載のプ
    レポリマー。
  9. 【請求項9】 Aが、式(2a)(ここで、R及びR′は、それぞれヒドロ
    キシ−置換C1−C4アルキルであり、そしてA1は、C2−C6アルキレン基であ る)の二価基である、請求項1〜6のいずれか1項記載のプレポリマー。
  10. 【請求項10】 Tが、請求項1で与えられた式(2)(ここで、Xは、直
    鎖又は分岐C6−C10アルキレン;それぞれ非置換、又は1〜3個のメチル基で シクロヘキシルの部分が置換された、シクロヘキシレン−メチレン若しくはシク
    ロヘキシレン−メチレン−シクロヘキシレン;あるいはそれぞれ非置換、又はメ
    チルでフェニルの部分が置換された、フェニレン若しくはフェニレン−メチレン
    −フェニレンである)の二価基である、請求項1〜9のいずれか1項記載のプレ
    ポリマー。
  11. 【請求項11】 Bが、式(2b)(ここで、R1及びR1′は、他と独立に
    、水素又はC1−C4アルキルであり、そしてB1は、式(8): 【化15】 (式中、 alk*、alk**及びalk***は、それぞれ他と独立に、C2−C12アルキ レン基であり; lは、1又は0の数であり、そして R2及びR2′は、それぞれ他と独立に、請求項1でR2に与えられた意味を有 する)の基である)の基である、請求項1〜10のいずれか1項記載のプレポリ
    マー。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の式(1)〔ここで、Qは、請求項5と同義
    であり、そしてCPは、セグメントA、B及びT(ここで、Aは、式(2a)(
    ここで、R及びR′は、それぞれ他と独立に、水素又はC1−C4アルキルであり
    、そしてA1は、式(7a): 【化16】 (式中、 (Alk)及び(Alk′)は、同一であり、そしてそれぞれは、直鎖又は分
    岐C2−C6アルキレンであり、基R10及びR11の一方は、水素であり、他方は、
    メチルであり、そしてrとsは、それぞれ他と独立に、0〜80までの数であり
    、(r+s)の合計は、2〜80である)の基である)の二価基であり;Tは、
    請求項1で与えられた式(2)(ここで、Xは、直鎖又は分岐C6−C10アルキ レン;それぞれ非置換、又は1〜3個のメチル基でシクロヘキシルの部分が置換
    された、シクロヘキシレン−メチレン若しくはシクロヘキシレン−メチレン−シ
    クロヘキシレン;あるいはそれぞれ非置換、又はメチルでフェニルの部分が置換
    された、フェニレン若しくはフェニレン−メチレン−フェニレンである)の二価
    基であり;そしてBは、式(2b)(ここで、R1及びR1′は、それぞれ他と独
    立に、水素、C1−C2アルキル又はヒドロキシ−C1−C2アルキルであり、そし
    てB1は、式(8): 【化17】 (式中、 alk*、alk**及びalk***は、それぞれ他と独立に、C2−C12アルキ レン基であり; lは、数1又は好ましくは0であり、そして R2及びR2′は、それぞれ他と独立に、水素;Qが上記と同義である基Q、又
    は式(4): 【化18】 (式中、 Qは、上記と同義であり、そして CP′は、独立として上述のセグメントA、B及びTの少なくとも2個からな
    る二価のコポリマーフラグメントである)の基である)の基である)の基である
    )からなる二価コポリマーフラグメントである〕のプレポリマー。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の式(1)〔ここで、Qは、請求項6で定
    義されたものであり、そしてCPは、セグメントA、B及びT(ここにおいて、
    Aは、式(2a)(ここで、R及びR′は、それぞれ水素であり、そしてA1は 、式(7b): 【化19】 (式中、 (Alk)及び(Alk′)は、同一であり、そしてそれぞれは、直鎖又は分
    岐C2−C4アルキレンであり、そしてrは、4〜50までの数である)の基であ
    る)の二価基であり;Tは、請求項1で与えられた式(2)(ここで、Xは、イ
    ソホロンジイソシアネート(IPDI)、トルイレン−2,4−ジイソシアネー
    ト(TDI)、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,6−ジイ
    ソシアナト−2,2,4−トリメチル−n−ヘキサン(TMDI)、メチレンビ
    ス(フェニルイソシアネート)、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート
    )及びヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)の群から選択される、その
    二個のイソシアナト基を除いた、ジイソシアネートの基である)の二価の基であ
    り;そしてBは、式(2b)(ここで、R1及びR1′は、それぞれ水素であり、
    そしてB1は、式(8): 【化20】 (式中、 lは、数0であり; alk*及びalk**は、それぞれ他と独立に、C2−C6アルキレン基であり ;そしてR2及びR2′は、他と独立に水素;Qが前に定義されたものである基Q
    、又は式(4): 【化21】 (式中、 Qは、上記と同義であり、そしてCP′は、独立して上述のセグメントA、B
    及びTの少なくとも2個からなる二価のコポリマーフラグメントである)の基で
    ある)の基である)の基である)からなる二価コポリマーフラグメントである〕
    のプレポリマー。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の式(1)のプレポリマーを製造するための
    方法であって、式(10): 【化22】 の化合物、式(11): 【化23】 の化合物及び式(12): 【化24】 (上記式中、 A1、R、R′、R1、R1′及びXは、それぞれ請求項1と同義であり、そし てB1′は、独立して、B1に対して上記に与えられた意味を有するが、但し、式
    (3)のアミン基におけるR2は、いずれの場合にも水素であることを除く)の 化合物を一緒に反応させること;及び 式(1a): 【化25】 (式中、 CP*は、独立してCPに対して請求項1で与えられた意味を有するが、但し し、セグメントBにおけるR2は、水素又は基−CP′−NR″Hであることを 除き、R″は単独でRに対して請求項1で与えられた意味を有し、そしてCP′
    は、請求項1と同義である)のそのように得られるコポリマーを、式(13) 【化26】 (式中、 Q1は,請求項2と同義であり、そしてYは、ハロゲン、カルボキシル基−C OOH;カルボキシル基誘導体又は−N=C=O基であるか、又はQ1は、Yと 一緒になって、ヘテロ環式化合物を形成する)の化合物と反応させることを特徴
    とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法で得ることができるプレポリマー。
  16. 【請求項16】 式(1a): 【化27】 (式中、 CP*は、独立して、CPに対して請求項1で与えられた意味を有するが、但 しセグメントBにおけるR2は、水素又は基−CP′−NR″Hであることを除 き、R″は、独立して、Rに対して請求項1で与えられた意味を有し、そしてC
    P′は、請求項1と同義である)のコポリマー。
  17. 【請求項17】 式(14): 【化28】 (式中、 R5は、二価の、脂肪族、環式脂肪族、脂肪族−環式脂肪族、芳香族、芳香脂 肪族又は脂肪族−ヘテロ環式炭化水素基であり、 R6は、水素又はC1−C4アルキルであり、 alk及びalk′は、それぞれ他と独立して、直鎖又は分岐C1−C12アル キレン基であり、そしてP1は、Q1が請求項2で与えられた式(5a)、(5b
    )又は(5c)の基である請求項2で与えられた式(5)の基であり、そして nは、請求項2と同義である)の化合物。
  18. 【請求項18】 式(16): 【化29】 (式中、 R6は、水素又はC1−C4アルキルであり、alkとalk′は、それぞれ他 と独立に直鎖又は分岐C1−C12アルキレン基であり、そして P1は、Q1が請求項2で与えられた式(5a)、(5b)又は(5c)の基で
    ある請求項2で与えられた式(5)の基であり、そして nは、請求項2と同義である)の化合物。
  19. 【請求項19】 請求項1〜13のいずれか1項記載のプレポリマーを、更
    なるビニルコモノマーの不在又は存在下に架橋結合することにより得ることがで
    きるポリマー。
  20. 【請求項20】 請求項1〜13のいずれか1項記載のプレポリマーを、更
    なるビニルコモノマーの不存在下で光架橋結合することにより得ることができる
    請求項19記載のポリマー。
  21. 【請求項21】 請求項19記載のポリマーを製造するための方法であって
    、請求項1〜13のいずれか1項記載のプレポリマーを、更なるビニルコモノマ
    ーの不存在又は存在下で光架橋結合することを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 プレポリマーが、実質的に純粋な形態で使用される、請求
    項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 成形品を製造するための方法であって、 a)室温で液状であるか、又は容易に溶融し、かつ実質的に溶剤を含まない式(
    1)のプレポリマーを、付加的ビニルコモノマー及び/又は光開始剤の不在又は
    存在下で成形用型に導入する工程、 b)≦60分の間光架橋結合をさせる工程、 c)成形用型を開き、それにより成形用型から成形品を取り出すことができる工
    程を含むことを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 成形品を製造するための方法であって、 a)式(1)の水−可溶性プレポリマーの実質的に水性溶液を、付加的ビニルコ
    モノマー及び/又は光開始剤の不在又は存在下で、調製する工程、 b)得られた溶液を成形用型に導入する工程、 c)≦60分の間光架橋結合をさせる工程、 d)成形用型を開き、それにより成形用型から成形品を取り出すことができる工
    程を含むことを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 成形品が、コンタクトレンズである請求項23又は24記
    載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項23又は24記載の方法で得ることができる成形品
    、特にコンタクトレンズ。
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