JP2001515402A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2001515402A JP53995898A JP53995898A JP2001515402A JP 2001515402 A JP2001515402 A JP 2001515402A JP 53995898 A JP53995898 A JP 53995898A JP 53995898 A JP53995898 A JP 53995898A JP 2001515402 A JP2001515402 A JP 2001515402A
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Abstract

(57)【要約】 柔軟な半透過性複合膜を含む容器及びその使用を開示する。この膜は、低い分子量カットオフを示すものであって、膜構造体に強度を与えるのに十分に厚く比較的高い分子量カットオフを示す柔軟な支持層と、その支持層の少なくとも1つの表面上に比較的低い分子量カットオフを示し実際的なフラックスを可能にするのに十分に薄い第2の層を含む。前記容器は、再水和した溶質の溶液、再水和した血液若しくは血液代用物、栄養液、医学的用途のための溶液又は純水の製造に使用できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】 容器 発明の属する分野 本発明は、再水和した溶質の溶液、再水和した血液製剤、栄養液、医学的用途 のための溶液又は純水の製造に有用な新規な容器であって、低い分子量カットオ フを示す半透膜材料を含む容器、浸透作用により駆動される濾過方法におけるそ の使用及びその製造方法に関する。 発明の背景 その意図されている用途を考慮して、再水和した溶質の溶液、再水和した血液 製剤、栄養液、医学的用途のための溶液又は純水の製造に有用な容器の壁体(又 はその部分)は概して半透膜からなる。半透膜は、強く、比較的不活性であり、 種々の分子量の化合物を分離することができるものである必要がある。半透膜構 造体は、溶質の90%がその膜を透過し得ない分子量により定義されるその分子 量カットオフ(molecular weight cut-off;MWCO)により特徴付けられる。所定 の分子量カットオフを示す膜の透過度はその厚さに比例するため、分子量カット オフが低いほど膜の厚さをより薄くして実際的なフラックス速度を保つ必要があ る。しかしながら、この膜の厚さが薄くなればなるほどその強度が低下する。一 方、分子量カットオフが高いほどますます透析現象が浸透を妨げる。さらに、分 子量カットオフが低いほど、半透膜はより選択的になる。従って、フラックス速 度を最大限に保ちつつできる限り低い分子量カットオフで操作することが都合良 い。 現状の技術 ヨーロッパ特許第360612号明細書には、両方が一緒になって経口用再水 和治療の基剤を形成する低分子量の糖と電解質塩との正確に制御された混合物を セルロース、再生セルロース、ベンゾイル化セルロール、ビスコースセルロース 及びコラーゲンから作られたものであってもよい半透膜から構成される漏れ止め 容器内に保持する方法が開示されている。微生物又はコレラ菌(V.Cholerae) 及びシゲラ(Shigella)種の腸毒素といった汚染物を含む水中に容器及びその内 容物を入れた場合に浸透プロセスが起こって汚染物を含まない水が容器内に引き 込まれるが容器への微生物の通過が妨げられて容器の内側に無菌の経口再水和溶 液が生じるように、この膜は微生物又はコレラ菌及びシゲラ種の腸毒素分子の大 きさを下回る分子量カットオフを示す。この開示の中で、容器の無菌内容物の濃 度は、糖と電解質の外部の水への浸透と透析を平衡させることにより制御される 。従って、溶液の最終濃度は、容器内の溶質の量及び外部の水の容量により決定 される。この系の欠点には、費用のかかる溶質の損失、糖(栄養素)の供給に帰 因する外部の水の中での細菌の成長、外部の水の容量を正確に調節する必要があ ること及び装置の低い効率(すなわち、溶質の透析のために所定の期間で得られ る水の量が少ない)がある。 発明の目的 本発明の目的はこれらの欠点のない容器を提供することである。本発明の目的 は、膜が低い分子量カットオフ(溶質の透析をなくすか又は最低限に抑えること を可能にする)を示すとともに高い選択性を示す柔軟な膜構造体を含む容器を提 供することである。 膜の分子量カットオフを低下させると装置の運転速度がかなり減 少し、膜の厚さを薄くして速度の減少を補償すると実際的でない弱い構造体が得 られる。従って、本発明の目的は、比較的低い分子量カットオフを示す薄層のた めの支持体として比較的大きな平均細孔径及び比較的多い平均細孔数を有する厚 く強いフィルムを膜として含む容器を提供することである。この容器によって、 フラックスを最大限に保ちながら複合膜構造体の選択性を調整することが可能と なる。 本発明のさらなる目的は、細孔が非常に大きな第1の層を有する膜であって、 前記第1の層がその表面上にコーティングされる薄いポリマー層のための支持体 として使用できるものである膜を含む容器によって、外側の水の容量を正確に測 定する必要なしに必要な許容度の範囲内の濃度の溶液を短時間で得られるように 実質的に透析を抑制することである。透析の抑制によって、外部の水の細菌数の 増加もかなり抑えられる。 本発明のさらなる目的は、密閉容器内に、再水和した溶質の溶液、再水和した 血液製剤、栄養液、医学的用途のための溶液又は純水を生成させることを可能に する装置であって、特にヨーロッパ特許第360612号明細書に記載されているよう な浸透により駆動される限外濾過法に関係する装置を提供することである。しか しながら、本発明にかかる容器は流動している水(水流、川等)又は滞留してい る水(湖、池等)の中に効率的に配置できるものであることに注意されたい。 本発明は、低い分子量カットオフを示す柔軟な半透過性複合膜構造体とその中 に含められた少なくとも1種の水溶性固体を含む再水和した溶質の溶液、再水和 した血液若しくは血液代用物、栄養液、医学的用途のための溶液又は純水を製造 するための容器に関する。前記膜構造体は、この膜構造体に強度を与えるのに十 分に厚い比較 的高い分子量カットオフを示す柔軟な支持層と、この支持層の少なくとも1つの 表面上に比較的低い分子量カットオフを示すとともに実用的なフラックスを可能 にするのに十分に薄い第2の層とを含む。 容器とは、密閉構造体、例えばバッグ又はパウチの形態にある密閉構造体を意 味するものと了解されたい。 柔軟な膜とは、水との接触前又は後にさらに成形でき、また柔軟である構造物 を意味するものと了解されたい。 膜構造体に強度を与えるのに十分に厚いとは、乾燥した場合又は水で膨潤した 場合の損傷を防ぐのに十分に膜が強いことを意味するものであると了解されたい 。 実用的なフラックスを可能にするのに十分に薄いとは、フラックスが少なくと も0.1リットル/h・m2・barであるべきことを意味するものと了解され たい。 2つの層の選択される分子量カットオフは広い範囲内で変動しうる。支持層の MWCOは、高フラックスを可能にするように、さらには外側の水から微生物が 膜を透過することを妨げるように選ばれる。例えば、支持層として、比較的大き な細孔、例えば直径2〜20nmの細孔を有するフィルムを選択することができ る。一方、第2の層のMWCOは、低分子量溶質の透析を妨げるように選ばれる 。従って、支持層の細孔の大きさは、第2の層の細孔の大きさの数倍にもなる場 合がある。好ましくは、支持層の分子量カットオフは1,000〜50,000 及び/又は第2の層の分子量カットオフは300〜2,000である。 実際には、入り込む水のフラックスは薄い第2の層により減少することに注意 されたい。単純な再生セルロースフィルムのフラックスは1.7〜3リットル/ h・m2・barであり、本発明の複合 フィルムに関しては0.1リットル/h・m2・bar程度の小さなフラックス が可能である。しかしながら、驚くべきことに、本発明の複合フィルムに関し、 透析(すなわち、出てくるフラックス)がかなり抑えられるとともに得られるフ ラックスがポジティブでかなり増加する。複合膜構造体の構成要素の相対厚さは 、必要なフラックス速度及び強度により決定される。 好ましくは、複合膜の全厚さは20〜50μmであり、支持層の厚さは19〜 48μmであり、第2の層の厚さは0.1〜2.0μmである。 支持層は、セルロース、再生セルロース(CELLOPHANE(登録商標)、銅アンモ ニアセルロース)、ベンゾイル化セルロース及びコラーゲン等の種々の材料から 選ぶことができる。 支持層に対して好ましい材料は再生セルロースである。支持層は、再生セルロ ースが使用される場合にはザンテート、銅アンモニア、カルバメート又は有機溶 剤(例えば、NMMO)法のような1つ又は幾つかの周知の製造方法により製造 できる。 第2の層は、セルロース誘導体(例えば、エーテル、エステル、ニトロセルロ ース等)、合成有機ポリマー(例えば、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニ ルコポリマー、ポリウレタン、脂肪族ポリアミド、例えばナイロン6、ナイロン 6,6、ナイロン4,6、ポリスルホン及びポリエーテルスルホネート等)、変 性又は未変性の天然に産出するポリマー(例えば、スターチ、タンパク質等)か ら成ることができる。無機添加物(例えば、ヒュームドシリカ)を添加した又は 添加していないこれらの混合物を使用することもできる。 しかしながら、防水性であるが透湿性の保護コーティングでテキスタイルを被 覆するために慣用的に使用されているポリウレタンを 使用して最も魅力的な結果が得られた。 フィルターの水性基材に防水性膜を使用できることは非常に驚くべきことであ る。 第2の膜の好ましい材料として本発明に従って使用できる親水性ポリウレタン は、 (a)ポリイソシアネート; (b)少なくとも2個のイソシアネート反応性基を含むポリオール;及び (c)場合に応じて活性水素含有連鎖延長剤; の反応生成物である。 適切なポリイソシアネートは、脂肪族、脂環式又は芳香族のポリイソシアネー トである。適切な脂肪族ジイソシアネートの例として、1,4−ジイソシアナト ブタン、1,6−ジイソシアナトヘキサン、1,6−ジイソシアナト−2,2, 4−トリメチルヘキサン及び1,12−ジイソシアナトドデカンが挙げられ、こ れらは単独で又は混合物で使用される。特に適切な脂環式ジイソシアネートとし ては、1,3−及び1,4−ジイソシアナトシクロヘキサン、2,4−ジイソシ アナト−1−メチルシクロヘキサン、1,3−ジイソシアナト−2−メチルシク ロヘキサン、1−イソシアナト−2−(イソシアナトメチル)シクロペンタン、 1,1’−メチレンビス[4−イソシアナトシクロヘキサン]、1,1’−(1 −メチルエチリデン)ビス[4−イソシアナトシクロヘキサン]、5−イソシア ナト−1−イソシアナトメチル−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン(イソ ホロンジイソシアネート)、1,3−及び1,4−ビス(イソシアナトメチル) シクロヘキサン、1,1’−メチレンビス[4−イソシアナト−3−メチルシク ロヘキサン]、1−イソシアナト−4(又は3)−イソシアナトメチル−1−メ チルシクロヘ キサンが挙げられ、これらは単独で又は混合物で使用される。特に適切な芳香族 ジイソシアネートとしては、1,4−ジイソシアナトベンゼン、1,1’−メチ レンビス[4−イソシアナトベンゼン]、2,4−ジイソシアナト−1−メチル ベンゼン、1,3−ジイソシアナト−2−メチルベンゼン、1,5−ジイソシア ナトナフタレン、1,1’−(1−メチルエチリデン)ビス[4−イソシアナト ベンゼン]、1,3−及び1,4−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル )ベンゼンが挙げられ、これらは単独で又は混合物で使用される。3個以上のイ ソシアネート基を含む芳香族ポリイソシアネート、例えば1,1’,1”−メチ リジントリス[4−イソシアナトベンゼン]や、アニリン/ホルムアルデヒド縮 合物のホスゲン化により得られるポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート を使用することもできる。少なくとも2個のイソシアネート反応性基を含むポリ オールは、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネー トポリオール、ポリアセタールポリオール、ポリエステルアミドポリオール又は ポリチオエーテルポリオールであることができる。ポリエステルポリオール、ポ リエーテルポリオール及びポリカーボネートポリオールが好ましい。 使用することができる適切なポリエステルポリオールには、多価、好ましくは 2価アルコール(これに3価アルコールが加えられていても良い)とポリカルボ ン酸、好ましくはジカルボン酸又はそれらの対応するカルボン酸無水物とのヒド ロキシル末端反応生成物が包含される。ε−カプロラクトンのようなラクトンの 開環重合により得られるポリエステルポリオールも包含される。 これらのポリエステルポリオールの形成に使用できるポリカルボン酸は、脂肪 族、脂環式、芳香族及び/又は複素環式であってもよく、置換されていてもよく (例えばハロゲン原子により)、飽和又 は不飽和のものであってよい。脂肪族ジカルボン酸の例として、コハク酸、グル タル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸及びドデカンジカ ルボン酸が挙げられる。脂環式ジカルボン酸の例として、ヘキサヒドロフタル酸 が挙げられる。芳香族ジカルボン酸の例として、イソフタル酸、テレフタル酸、 オルトフタル酸、テトラクロロフタル酸及び1,5−ナフタレンジカルボン酸が 挙げられる。使用することができる不飽和脂肪族ジカルボン酸の中で、フマル酸 、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸及びテトラヒドロフタル 酸が挙げられる。トリ−及びテトラカルボン酸の例としては、トリメリット酸、 トリメシン酸及びピロメリット酸が挙げられる。ポリエステルポリオールの調製 に使用することができる多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピ レングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4 −ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネ オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ エチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジブチレングリコール、2− メチル−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ ンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールA又は水素 化ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物又はプロピレンオキシド付加物が 挙げられる。トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン及び ペンタエリトリトールのようなトリオール又はテトラオールを使用することもで きる。これらの多価アルコールは、概して、上記ポリカルボン酸との重縮合によ りポリエステルポリオールを調製するために使用されるが、特定の態様でそのま まで反応混合物に加えられてもよい。 適切なポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコー ル、ポリプロピレングリコール及びポリテトラエチレングリコールが挙げられる 。 使用することができる適切なポリカーボネートポリオールとしては、1,3− プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエ チレングリコール、トリエチレングリコール又はテトラエチレングリコールのよ うなジオールと、ホスゲン、ジフェニルカーボネートのようなジアリールカーボ ネート又はエチレンカーボネート及び/又はプロピレンカーボネートのような環 状カーボネートとの反応生成物が挙げられる。 使用することができる適切なポリアセタールポリオールとしては、ジエチレン グリコールのようなグリコールとホルムアルデヒドとを反応させることにより調 製されるものが挙げられる。適切なポリアセタールは、環状アセタールを重合さ せることによっても調製できる。 場合に応じて使用してよい活性水素含有連鎖延長剤は、適切には、80個以下 、好ましくは12個以下の炭素原子を有する脂肪族、脂環式、芳香族又は複素環 式の第1級又は第2級ポリアミンである。後者の場合には、残留遊離イソシアネ ート基を持たない完全に反応したポリウレタンポリマーが得られる。 ポリウレタンプレポリマーの連鎖延長がポリアミンを使用して行われる場合に は、残留遊離イソシアネート基を持たない完全に反応したポリウレタンウレアポ リマーが得られるように、ポリアミンの全量はポリウレタンプレポリマー中に存 在するイソシアネート基の量の基づいて計算されるべきである。この場合に使用 されるポリアミンは2〜4、好ましくは2〜3の平均官能価を有する。 ポリウレタンウレアポリマーの非線形性の程度は、連鎖延長に使用されるポリ アミンの官能価によって制御される。望ましい官能価 は、アミン官能価がそれぞれ異なるポリアミンを混合することにより得られる。 例えば、2.5の官能価は、ジアミンとトリアミンの等モル混合物を使用するこ とにより得ることができる。本発明において有用なそのような連鎖延長剤の例と しては、ヒドラジン、エチレンジアミン、ピペラジン、ジエチレントリアミン、 トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキ サアミン、N,N,N−トリス(2−アミノエチル)アミン、N−(2−ピペラ ジノエチル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)ピペラジ ン、N,N,N’−トリス(2−アミノエチル)エチレンジアミン、N−[N− (2−アミノエチル)−2−アミノエチル]−N’−(2−アミノエチル)ピペ ラジン、N−(2−アミノエチル)−N’−(2−ピペラジノエチル)エチレン ジアミン、N,N−ビス(2−アミノエチル)−N−(2−ピペラジノエチル) アミン、N,N−ビス(2−ピペラジノエチル)アミン、グアニジン、メラミン 、N−(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン、3,3’−ジアミノ ベンジジン、2,4,6−トリアミノピリミジン、ジプロピレントリアミン、テ トラプロピレンペンタアミン、トリプロピレンテトラアミン、N,N−ビス(6 −アミノヘキシル)アミン、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジ アミン、2,4−ビス(4’−アミノベンジル)アニリン、1,4−ブタンジア ミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカ ンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、1,12−ドデカンジアミン 、イソホロンジアミン(又は1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリ メチルシクロヘキサン)、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン[又はビス (アミノシクロヘキサン−4−イル)メタン]及びビス(4−アミノ−3−メチ ルシクロヘキシル)メタン[又はビス( アミノ−2−メチルシクロヘキサン−4−イル)メタン]、ポリエチレンイミン 、ポリオキシエチレンアミン及び/又はポリオキシプロピレンアミン(例えば、 TEXACO製のJeffamine類)が挙げられる。 ポリアミンの全量は、ポリウレタンプレポリマー中に存在するイソシアネート 基の量に基づいて計算されるべきである。連鎖延長剤中の活性水素に対するプレ ポリマー中のイソシアネート基の比は、当量を基準にして約1.0〜0.7〜約 1.0:1.1、好ましくは約1.0:0.9〜約1.0:1.02の範囲内で ある。 好ましくは、ポリイソシアネートはジイソシアネートであり、より好ましくは ポリイソシアネートは、1,1’−メチレンビス−[4−イソシアナトベンゼン ]及び1,1’−メチレンビス[4−イソシアナトシクロヘキサン]から選ばれ る。 好ましくはポリオールは、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ リテトラメチレングリコール等から選ばれるポリエチレングリコールで、場合に 応じて他のポリエーテルポリオールとの混合物の状態にあってもよい。より好ま しくはポリエチレングリコールは非常に小さい分子量(300〜900)を有す る。通常、ポリウレタンは、ポリウレタンについての周知の特性(長い柔軟なセ グメント及び剛いセグメント、融点、強度)が得られように、2000を超える 分子量を有するポリエチレングリコールを含むために、これはかなり慣例的では ない。通気性は、ポリエチレングリコールの分子量が減少するに従って低下する ことも周知である。しかしながら、この態様において、ポリエチレングリコール の低い分子量は、フラックスの改善に帰因すると推測される。 好ましくは、連鎖延長剤はイソホロンジアミン(又は1−アミノ−3−アミノ エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン)の み又はそのヒドラジンとの混合物である。 第2の層は、溶液からのコーティング、ラミネーション、押出コーティング又 は現場(in-situ)重合により支持膜の片面又は両面に適用できる。 本発明にかかる複合膜は、浸透作用により駆動される限外濾過に主に向けられ たものであるが、本発明にかかる膜の他の用途には、逆浸透用途、減圧又は加圧 濾過、生物学的分離(例えば、体液からのウイルスの分離)、気体分離、溶出物 の処理、水濾過、薬剤放出制御システム等がある。 本発明の膜は、フラックスを許容可能な程度に保ったまま、透析が浸透を妨げ るのを防ぐほど十分に低いレベルにMWCOを低下させることを可能にするため 、浸透作用により駆動される限外濾過に特に適する。MWCOが低下するに従っ てより広い範囲に及ぶ溶質が濾過膜を透過するのを妨げることができる。この特 定のプロセスの典型的な用途に自己再水和性密閉式浸透バッグ(self rehydrati ng closed osmotic bag)がある。このバッグは、外壁として本発明にかかる複 合半透膜構造体を含む容器とこの容器内に保持された再水和させようとする溶質 からなる。本発明のもう1つの態様において、新規な膜は外壁のほんの一部であ る。適切な容器特性はヨーロッパ特許第360612号明細書に詳細に記載され ている。 容器は、溶質を固体又は濃い溶液として保持する。密閉バッグを水に接触させ た場合に、水は拡散して膜を通り抜け、溶質を溶液状態にする(非常にまれな現 象である)。バッグ内にいったん非常に濃い溶液が得られたら、浸透が起こり、 そして文字通りに外部の水がバッグ内に送り込まれる。従って、浸透が起こるに は少なくとも1種の水溶性の溶質がバッグ内に存在していなければならない。溶 質が第2の膜の低いMWCOよりも高い分子量を有する水溶性化合 物を含む場合には、再水和した粉乳又はフルーツジュースのような栄養物質、再 水和した血液製剤、薬剤若しくは経口用再水和組成物(oral regydration compo siton)のような溶質溶液を調製することができ、溶質が第2の膜の低いMWC Oよりも低い分子量を有する水溶性化合物のみを含む場合には、例えば医学的目 的に使用できる実質的に純粋な水を調製することができる。 特に有利な態様において、溶質は第2の層のMWCOよりも高い分子量を有す る水溶性化合物と第2の層のMWCOよりも低い分子量を有する水溶性化合物の 混合物を含む。この場合に、第2の層のMWCOよりも低い分子量を有する化合 物は主に浸透現象を即座に開始させることに寄与し、一方、最終的な溶液は第2 の層のMWCOよりも高い分子量を有する化合物から本質的になる。 本発明を例示する目的で以下の実施例を示す。 実施例 1.第2の層の材料 1.1 商用材料 1.1.1 ニトロセルロースグレードA 500(BAYER AG) 1.1.2 ニトロセルロースDML 30/50(ICI) 1.2 特別に調製した材料 1.2.1 ジメチルホルムアミド420gとメチルエチルケトン65gの混合物中 に分子量が約2000のポリエチレングリコール(PEG 2000(INSPEC))85. 50g、分子量が約2000のポリ(テトラメチレングリコール)(TERATHANE 2000(DUPONT))72.80g、エチレングリコール21.24g及び1,1’ −メチレンビス(4−イソシアナトベンゼン)105.46gを含む溶液を、機 械的攪拌機、温度計、エアーコンデンサー、窒素送込口及び滴下漏 斗を備えた2リットル4つ口丸底フラスコに導入した。混合物を攪拌しながら9 0℃に加熱し、0.15gの2−エチルヘキサン酸錫(DABCO T9(AIR PRODUCTS ))を触媒として導入した。反応混合物を90℃に2時間保ち、次に冷却した。 次に120gのメチルエチルケトンを反応容器に導入した。 1.2.2 トルエン342.00g中に分子量約600のポリエチレングリコール (PEG 600(HOECHST))133.02g及び1,1’−メチレンビス(4−イソ シアナトシクロヘキサン79.00g)を含む溶液を、機械的攪拌機、温度計、 エアーコンデンサー、窒素送込口及び滴下漏斗を備えた2リットル4つ口丸底フ ラスコに導人した。混合物を攪拌しながら90℃に加熱し、25mgのジブチル 錫ラウレート(DABCO T12(AIR PRODUCTS))を触媒として導入した。反応混合 物を90℃に6時間保ち、次に冷却した。 350.00gのイソプロピルアルコール中にイソホロンジアミン13.68 gを含む溶液を、機械的撹拌機、温度計、エアーコンデンサー、窒素送込口及び 滴下漏斗を備えた2リットル4つ口丸底フラスコに導入した。最初のフラスコの 内容物を室温に冷却し、次にアルコール/アミン混合物(2番目のフラスコ)に 徐々に加えた。約3時間後に連鎖延長は完了した。44.2gのヒュームドシリ カ(TS100 DEGUSA)及び50gのトルエンを混合物に加えた。 1.2.3 トルエン342.00g中に分子量約400のポリエチレングリコール (PEG 400(HOECHST))114.40g、分子量約1000のポリ(テトラメチ レングリコール)(TERATHANE 1000(DUPONT))20.60g及び1,1’−メ チレンビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)106.80gを含む溶液を、 機械的攪拌機、温度計、エアーコンデンサー、窒素送込口及び滴下漏斗を備えた 2リットル4つ口丸底フラスコに導入した。 残りのプロセスは、イソプロピルアルコールの代わりにエチルアルコールを使 用し、イソホロンジアミンの代わりに11.35gのイソホロンジアミンと7. 12gのヒドラジン(15%(w))水溶液を使用し、トルエンの代わりにエチ ルアセテートを使用したことを除いて例1.2.2と同じである。 2.膜の製造 1で示した種々の材料で分子量カットオフがそれぞれ異なる再生セルロースフ ィルム(厚さ約35μm)をコーティングすることにより膜を製造した。コーテ ィング(約1μm(乾燥))は、10g/m2(未乾燥重量)での直接グラビア コーティングにより適用した。 次の膜を製造した。 RCF:再生セルロースフィルム (1):比較のためのもの 3.浸透バッグの作製 例2で作り上げた膜からバッグを作製した。次の溶質組成物を調製した。 A. スクロース38g クエン酸ナトリウム二水和物2.9g A2.スクロース76g クエン酸ナトリウム二水和物5.8g B. スクロース35g クエン酸ナトリウム二水和物2.9g C. スクロース27g クエン酸ナトリウム二水和物1.7g D. スクロース29g クエン酸ナトリウム二水和物2.9g 組成物A,A2,B又はCを含む寸法210×110mmの長方形の密閉バッ グを作製した。 3.1 例2.1で作製した膜、組成物Aを入れた(1); 3.2 例2.1で作製した膜、組成物A2を入れた(1); 3.3 例2.2で作製した膜、組成物Aを入れた(1); 3.4 例2.2で作製した膜、組成物A2を入れた(1); 3.5 例2.7で作製した膜(バッグの内側にコーティング)、組成物Bを入れた ; 3.6 例2.9で作製した膜(バッグの内側にコーティング)、組成物Dを入れた ; 3.7 例2.11で作製した膜(バッグの内側にコーティング)、組成物Cを入れた ; 3.8 例2.12で作製した膜(バッグの内側にコーティング)、組成物Cを入れた ; (1)で示したものは比較のためのものである。 4.精製溶液の製造 例3で作製したバッグを、大腸菌(NCI.B86野性型、約5.6×106cfu/ml) を含む水中に浸漬した。 次の表に結果を示す。 表IIから第2の膜が存在しない場合にはMWCOが増加するほどより良好なフ ラックス(平衡期間後、最大のMWCを有するバッグは10%を超える水を含ん でいた)が得られたことを確認した。両方の場合とも、溶質の損失は非常に重大 であった(約70%)。 第2の膜を使用した場合には、フラックスは2倍よりも大きくなり、その結果 、より短い期間でバッグ内に集まった容量はより大きかったことを確認した。こ の場合に溶質の損失がかなり減少したことも確認した。 最後に、バッグ3.5とバッグ3.8の比較から、大きな細孔を有する第1支持層で あって、親水性ポリウレタンの第2の層でコーティングされたものから膜を作製 した場合に最良の結果が得られたことをはっきりと確認した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月5日(1999.2.5) 【補正内容】 請求の範囲 1.柔軟な半透膜とその柔軟な半透膜内に保持された少なくとも1種の水溶性 固体を含む、再水和した溶質の溶液、再水和した血液若しくは血液代用物、栄養 液、医学的用途のための溶液又は純水を製造するための容器であって、前記柔軟 な半透膜が低い分子量カットオフを示す複合膜構造体であって、この複合膜構造 体に強度を与えるのに十分に厚い1,000〜50,000の分子量カットオフ を示す柔軟な支持層と、この支持層の少なくとも1つの表面上に300〜2,0 00の分子量カットオフを示すとともに少なくとも0.1リットル/h・m2・ barのフラックスを可能にするのに十分に薄い第2の層とを含む複合膜構造体 であることを特徴とする容器。 2.前記容器の壁体が前記柔軟な半透膜から本質的になることを特徴とする請 求項1記載の容器。 3.壁体の一部のみが前記柔軟な半透膜からなることを特徴とする請求項1記 載の容器。 4.膜の支持層が、セルロース、再生セルロース、ベンゾイル化セルロース及 びコラーゲンからなる群から選ばれる半透過性材料であることを特徴とする請求 項1〜3のいずれか1項に記載の容器。 5.膜の第2の層がセルロース誘導体、合成有機ポリマー、天然に産出するポ リマー、変性された天然に産出するポリマー、及びこれらの混合物からなる群か ら選ばれる材料のフィルムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項 に記載の容器。 6.膜の第2の層が、溶液コーティング、ラミネーション、押出コーティング 及び現場重合から選ばれる方法により前記支持層の少なくとも1つの表面上に適 用されることを特徴とする請求項1〜5 のいずれか1項に記載の容器。 7.膜の第2の層が親水性ポリウレタンフィルムであることを特徴とする請求 項5又は6に記載の容器。 8.膜の第2の層が前記支持層の両面に適用されることを特徴とする請求項1 〜7のいずれか1項に記載の容器。 9.再水和した溶質の溶液、再水和した血液若しくは血液代用物、栄養液、医 学的用途のための溶液又は純水を製造するための請求項1〜8のいずれか1項に 記載の容器の使用。 10.前記容器が流動している又は滞留している水の中に十分な時間配置され ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器により再水和した 溶質の溶液、再水和した血液又は血液代用物、栄養液、医学的用途のための溶液 又は純水を製造する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 71/54 B01D 71/74 71/74 C02F 1/44 H C02F 1/44 A61J 1/00 331C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ナッシュ,ダーレン イギリス国,ソマーセット ティーエー6 4ピーユー,ブリッジウォーター,トレ バー ロード 3 (72)発明者 シールビー,レスリー イギリス国,カンブリア シーエー13 9 ビーユー,コッカーマウス,ゲーブル ア ベニュ 11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.柔軟な半透膜とその柔軟な半透膜内に保持された少なくとも1種の水溶性 固体を含む、再水和した溶質の溶液、再水和した血液若しくは血液代用物、栄養 液、医学的用途のための溶液又は純水を製造するための容器であって、前記柔軟 な半透膜が低い分子量カットオフを示す複合膜構造体であって、この複合膜構造 体に強度を与えるのに十分に厚い比較的高い分子量カットオフを示す柔軟な支持 層と、この支持層の少なくとも1つの表面上に比較的低い分子量カットオフを示 すとともに実用的なフラックスを可能にするのに十分に薄い第2の層とを含む複 合膜構造体であることを特徴とする容器。 2.前記容器の壁体が前記柔軟な半透膜から本質的になることを特徴とする請 求項1記載の容器。 3.壁体の一部のみが前記柔軟な半透膜からなることを特徴とする請求項1記 載の容器。 4.膜の支持層が、セルロース、再生セルロース、ベンゾイル化セルロース及 びコラーゲンからなる群から選ばれる半透過性材料であることを特徴とする請求 項1〜3のいずれか1項に記載の容器。 5.膜の第2の層がセルロース誘導体、合成有機ポリマー、天然に産出するポ リマー、変性された天然に産出するポリマー、及びこれらの混合物からなる群か ら選ばれる材料のフィルムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項 に記載の容器。 6.膜の第2の層が、溶液コーティング、ラミネーション、押出コーティング 及び現場重合から選ばれる方法により前記支持層の少なくとも1つの表面上に適 用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器。 7.膜の第2の層が親水性ポリウレタンフィルムであることを特徴とする請求 項5又は6に記載の容器。 8.膜の第2の層が前記支持層の両面に適用されることを特徴とする請求項1 〜7のいずれか1項に記載の容器。 9.再水和した溶質の溶液、再水和した血液若しくは血液代用物、栄養液、医 学的用途のための溶液又は純水を製造するための請求項1〜8のいずれか1項に 記載の容器の使用。 10.前記容器が流動している又は滞留している水の中に十分な時間配置され ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器により再水和した 溶質の溶液、再水和した血液又は血液代用物、栄養液、医学的用途のための溶液 又は純水を製造する方法。 11.請求項10に記載の方法により製造された再水和した溶質の溶液、再水 和した血液若しくは血液代用物、栄養液、医学的用途のための溶液又は純水。
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