JP2001514712A - ソックス - Google Patents

ソックス

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JP2001514712A
JP2001514712A JP53932698A JP53932698A JP2001514712A JP 2001514712 A JP2001514712 A JP 2001514712A JP 53932698 A JP53932698 A JP 53932698A JP 53932698 A JP53932698 A JP 53932698A JP 2001514712 A JP2001514712 A JP 2001514712A
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スターリング、イアン
シャーロット ヘイトン、カレン
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ポーヴェア パブリック リミテッド カンパニー
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    • A41B11/005Hosiery made essentially of a multi-ply construction

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Abstract

(57)【要約】 開示されているのは、伸長可能なインナー繊維エンベロープと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子と、伸長可能な第2繊維即ちアウター繊維エンベロープとで構成され、インナーエンベロープがバリヤ構成素子に貼付けられ、バリヤ構成素子がアウターエンベロープに貼付けられ、構成は複合ソックスが周方向に伸長できるような構成である、複台ソックスにおいて、伸長可能なインナー繊維エンベロープ又は伸長可能なアウター繊維エンベロープ又は両者が丸編みソックスであり、複合ソックスが弾性特性を持ち、斯かる弾性特性が、複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも50%伸長できるような弾性特性であり、複合ソックスの足首部直上の脚部から5cm×10cmで、10cm寸法をX方向に合わせて採ったサンプルを張力計で100mm/分で15cm長さに即ち50%まで伸長させた場合、サンプルが(ヒステレシス曲線を生み出す)100mm/分で回復できる場合に、回復段階での25%伸長荷重が伸長段階での25%伸長荷重の少なくとも50%であるような弾性特性であることを特徴とする複合ソックスである。本発明の好適な実施の形態では、ソックスは丸編みインナーソックスと、繊維支持部により補強された、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜からなる袋状バリヤ構成素予と、丸編みアウターソックスとで構成され、離間した接着剤の点によりインナーソックス外面がバリヤ構成素子内面に貼付けられ、離間した接着剤の点によりバリヤ構成素子外面がアウターソックス内面に貼付けられ、離間した接着剤の点により膜が支持繊維に貼付けられ、インナーソックス又はアウターソックス又は両者が少なくとも足首部の複数の丸コースに置配したエラストマーヤーンを有し、ソックス未伸長状態でバリヤ構成素子がひだ付け又はルーシュ付けされるのでバリヤ構成素子は、初期伸長時のインナーソックス及びアウターソックスの周方向伸長を吸収することができ、インナーソックス及びアウターソックスの更なる周方向伸長時に、好ましくは少なくともX方向に少なくとも50%、周方向に伸長できるよう周方向に弾性的であり、バリヤ構成素子が支持繊維によりつま先−ふくらはぎ長手方向での伸長を抑制され、置配したエラストマーヤーンにより、ソックスが着用者の足及び脚に密にフィットすることが確保される。

Description

【発明の詳細な説明】 ソックス 本発明は、少なくとも足、足首及び下肢に密にフィットし、液体水に対する耐 浸透性を有する反面、足から水蒸気が放出できるようにしたソックスに関する。 アメリカ特許5244716はこれらの目的を達成する構造を開示しているが 、斯かる構造には、特に密なフィット、容易な着脱、着脱の繰返しに対する耐久 性、の面で改良が望まれる。 伸縮可能なソックスを調査した結果、次の文献を発見した。WO95/320 93(W.L.Gore)、WO94/08477(Willams)、(上記したアメリカ特許5 244716に対応の)WO89/07523(Porvair)、アメリカ特許543 0896(Bisley)、アメリカ特許4809447(Pacanowsky)、アメリカ特許4 761324(Rautenberg et al)、アメリカ特許4443511(Worden et al からW.L.Goreに譲渡)。 本出願人は次の文献にも気づいている。WO93/21013(W.L.Gore)( 及び対応するヨーロッパ636065(W.L.Gore)、イギリス2074093(W. L.Gore))、アメリカ特許4194041(W.L.Gore)、イギリス2155853( Nitto)、アメリカ特許5402540(Williams)(WO94/08477(Wil liams)に対応)、WO89/4611(W.L.Gore)、アメリカ特許467925 7(Town)、アメリカ特許4430759(Jackrel)、WO92/07480(W.L .Gore)、アメリカ特許4967494(Cabela's)、アメリカ特許431037 3(Freundenberg)、アメリカ特許4935287(3M)、アメリカ特許45504 46(Herman)、アメリカ特許4539256(Shipman)、アメリカ特許4833 026(Kausch)、アメリカ特許4613544(3M)、ヨーロッパ110627 B(W.L.Gore)、アメリカ特許4981747(Kimberley Clark)、アメリカ特許 4636424(Unitika)。 これらの文献のどれにも、丸編みソックスに防水・通気膜を貼付けた伸長可能 なソックスである本発明のソックスの持つ特性の組合わせ、即ち、編上げソック スのX方向に置配した(laid-in)弾性ヤーンという構造特徴や、つま先−ふくら はぎ方向の損傷伸長に抗する膜強化、を備えた複合ソックスは開示されていない 。 本発明の第1の様相によれば、複合ソックスは、最も好ましくは丸編みソック スである伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状 バリヤ構成素子と、最適には丸編みソックスである伸長可能なアウターソックス とで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付けられ、バリヤ構成素 子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等の構成はソックスが周方向に伸長 できるような構成であり、複合ソックスは弾性特性を持ち、斯かる弾性特性は、 複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも50%伸長まで伸長可であるよう な弾性特性であり、ソックスの足首部直上の脚部から5cm×10cmで10c m寸法をX方向に沿うようにして採取したサンプルを張力計で100mm/分の 割りで15cm長さまで、即ち、50%まで伸長させた場合、サンプルを50% 伸長に伸長させる荷重(以下、50%伸長荷重)が5cm幅につき15N以下、 好ましくは10N以下、更に好ましくは7.5N以下、最も好ましくは5cm幅 につき5N以下であるような、弾性特性である。 本発明の第2の様相によれば、複合ソックスは、最も好ましくは丸編みソック スである伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状 バリヤ構成素子と、最も好ましくは丸編みソックスである伸長可能なアウターソ ックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成 素子に貼付けられ、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等 の構成はソックスが周方向に伸長できるような構成であり、複合ソックスは弾性 特性を持ち、斯かる弾性特性は、複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも 50%伸長まで伸長可であるような弾性特性であり、ソックスの足首部直上の脚 部から5cm×10cmで10cm寸法がX方向に沿うようにして採取したサン プルを張力計で100mm/分の割りで15cm長さまで、即ち、50%まで伸 長させた場合、100mm/分の割りで回復するよう引張り荷重を解放したとき に、サンプルが当初の10cm長さの12.5%以内(例えば10%以内)、好ま しくは7.5%以内(例えば6%以内)、最も好ましくは5%以内に回復(以下、 回復%)するような弾性特性である。 本発明の第3の様相によれば、複合ソックスは、最も好ましくは丸編みソック スである伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状 バリヤ構成素子と、最も好ましくは丸編みソックスである伸長可能なアウターソ ックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付けられ、バリヤ 構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等の構成はソックスが周方向 に伸長できるような構成であり、複合ソックスは弾性特性を持ち、斯かる弾性特 性は、複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも50%伸長まで伸長可であ るような弾性特性であり、足首直上のソックス脚部から5cm×10cmで10 cm寸法がX方向に沿うようにして採取したサンプルを張力計で100mm/分 の割りで15cm長さまで、即ち、50%まで伸長させて、(ヒステリシス曲線 を生み出す)100mm/分の割りで回復できた場合、回復段階の25%伸長荷 重が伸長段階の25%伸長荷重の少なくとも50%(例えば50〜99又は50 〜95%)、好ましくは少なくとも60%(例えば65〜95%)であ り、好ましくは伸長段階の25%伸長荷重の75〜95%であるような、弾性特 性である。 本発明は、第1と第2の様相の組合わせ、又は、第1と第3の様相の組合わせ 、又は、第2と第3の様相の組合わせにも範囲が及ぶ。 本発明の好適な第4の様相によれば、複合ソックスは、最も好ましくは丸編み ソックスである伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可 の袋状バリヤ構成素子と、最も好ましくは丸編みソックスである伸長可能なアウ ターソックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付けられ、 バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等の構成はソックスが 周方向に伸長できるような構成であり、複合ソックスは弾性特性を持ち、斯かる 弾性特性は、複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも50%伸長まで伸長 可であるような弾性特性であり、 足首部直上のソックス脚部から5cm×10cmで10cm寸法がX方向に沿 うようにして採取したサンプルを張力計で100mm/分の割りで15cm長さ まで、即ち、50%まで伸長した場合、 (i)サンプルをX方向に50%伸長まで伸ばす荷重(50%伸長荷重)が5 cm幅につき15N以下、好ましくは10N以下、更に好ましくは7.5N以下 、最も好ましくは5cm幅につき5N以下であり(5cm幅につき例えば0.1 〜6、好ましくは0.1〜5(例えば0.2〜3.5又は0.5〜2.5))であり、 (ii)サンプルが100mm/分の割合で回復するよう引張り荷重を解放す るときに、サンプルは当初の10cm長さの12.5%以内(例えば10%以内) 、好ましくは7.5%以内(例えば6%以内)、最も好ましくは5%以内に回復し 、 (iii)サンプルが(ヒステリシス曲線を生み出す)100mm/分の割り で回復できる場合、回復段階の25%伸長荷重が伸長段階での25%伸長荷重の 少なくとも50%(例えば50〜99又は50〜95%)、好ましくは少なくとも 60%(例えば65〜95%)であり、好ましくは伸長段階の25%伸長荷重の 75〜95%であるような、弾性特性である。 複合ソックスに損傷を与えることなく、又、着用者に緊張又は損傷を与えるこ となく、複合ソックスを着用者から容易に脱がせ得るよう、50%伸長荷重は充 分に低くなければならない。回復%は、ソックスが踵で伸びた直後に回復して密 にフィットする必要を限定する。しかし、この回復は迅速に成されねばならない 。出力定格(power rating)は、ソックスが編上げ時寸法へと回復する迅速性を反 映する。 複合ソックスの弾性特性は、インナーソックス又はアウターソックス又は両者 により提供できる。例えば、インナーソックス又はアウターソックス又は両者を 、50%伸長荷重が5cm幅につき7.5N以下、好ましくは0.1〜6Nの範囲 、更に好ましくは0.1〜5(例えば0.2〜3.5N又は0.5〜2.5N)とす ることができる。インナーソックス又はアウターソックス又は両者は、回復%が 12.5%以内(例えば10%以内)、好ましくは7.5%以内(例えば6%以内) 、最も好ましくは5%以内とすることができる。インナーソックス又はアウター ソックス又は両者は、出力定格が少なくとも50%、より好ましくは少なくとも 60%である。 好ましくは、インナーソックス又はアウターソックス又は両者は、50%伸長 荷重が3.5N以下、回復%が7.5%以内、出力定格が少なくとも60%であり 、より好ましくは、50%伸長荷重が2.5N以下、回復%が5%以内、出力定 格が65%〜95%、である。 これらの特性を特に組合わせた場合、ソックスの足への着脱を容易とす ることができ、繰返し着脱する際に密なフィットを確保することもできることを 我々は見出した。 本発明の特に好ましい第5の様相によれば、複合ソックスは、最も好ましくは 丸編みソックスである伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気 浸透可の袋状バリヤ構成素子と、最も好ましくは丸編みソックスである伸長可能 なアウターソックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付け られ、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等の構成はソッ クスが周方向に伸長できるような構成であり、複合ソックスは弾性特性を持ち、 斯かる弾性特性は、複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも50%伸長ま で伸長できるような弾性特性であり、 足首部直上のソックス脚部から5cm×10cmで10cm寸法がX方向に沿 うように採ったサンプルを張力計の上で100mm/分の割りで15cm長さま で、即ち、50%まで伸長させた場合、 (i)サンプルをX方向に50%伸長まで伸ばす荷重(50%伸長荷重)は5 cm幅につき15N以下、好ましくは10N以下、更に好ましくは7.5N以下 であり、最も好ましくは5cm幅につき5N以下(例えば5cm幅につき0.1 〜6、好ましくは0.1〜5(例えば0.2〜3.5又は0.5〜2.5))であり 、 (ii)サンプルが1分につき100mmの割合で回復するよう引張り荷重を 解放するとき、サンプルは当初の10cm長さの12.5%以内(例えば10%以 内)、好ましくは7.5%以内(例えば6%以内)、最も好ましくは5%以内に回復 し、 (iii)サンプルが(ヒステリシス曲線を生み出す)100mm/分の割り で回復できるとき、回復段階の25%伸長での荷重が伸長段階での 25%伸長での荷重の少なくとも50%(例えば50〜99又は50〜95%)、 好ましくは少なくとも60%(例えば65〜95%)であり、好ましくは伸長段 階の25%伸長での荷重の75〜95%であるような、弾性特性である。 本発明のこの様相の特に好ましい形は、50%伸長荷重が7.5N以下、回復 %が7.5%以内、出力定格が少なくとも60%であり、より好ましくは、50 %伸長荷重が5N以下、回復%が5%以内、出力定格が65〜95%である。 本発明の更なる第6の様相によれば、複合ソックスは、丸編みのインナーソッ クスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子と、丸編みのアウ ターソックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付けられ、 バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等の構成はソックスが 周方向に伸長できるような構成であり、インナーソックス又はアウターソックス 又は両者は、X方向コースに、即ちソックス周方向に置配した弾性ヤーンを有す るので、横方向に伸ばされて当初の未伸長形状及び寸法へと、又は、当初の未伸 長形状及び寸法の方へと回復する際のソックスの能力が高められる。 ちなみに、置配したヤーンとは編目の一部を成すのではなく、編目の列間に捕 捉されるヤーンである。 この構造的構成は、上述したソックスの性質の特質を達成する1つの好適な仕 方である。 本発明の更に別の第7の様相によれば、複合ソックスは、丸編みのインナーソ ックスと、液体水浸透不可、水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子と、丸編みのア ウターソックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付けられ 、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼 付け等の構成はソックスが周方向に伸長できるような構成であり、ソックス未伸 長状態でバリヤ構成素子はひだ付け(corrugated)されており、バリヤ構成素子内 面はひだ付きバリヤ構成素子のひだのトラフをインナーソックス内面に固着する 接着剤の点を担持し、バリヤ構成素子外面はひだ付きバリヤ構成素子のひだの頂 点をアウターソックス内面に固着する接着剤の点を担持する。 この構造により、ソックスの容易な装着と密なフィットの達成が助長される。 本発明の更に別の第8の様相によれば、複合ソックスは、最も好ましくは丸編 みソックスである伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透 可の袋状バリヤ構成素予と、最も好ましくは丸編みソックスである伸長可能なア ウターソックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付けられ 、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付け等の構成はソックス が周方向に伸長できるような構成であり、バリヤ構成素子は繊維支持部で補強さ れた、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜からなり、バリヤ構成素子は未伸長状 態でひだ付け又はルーシュ付け(ruched)されているので伸長時の内外ソックスの 周方向伸長を吸収でき、ルーシュ付きバリヤ構成素予は、バリヤ構成素子の周方 向伸長とは干渉しない支持繊維によりつま先−ふくらはぎ長手方向の伸長を抑制 される。 支持繊維はつま先−ふくらはぎ方向、即ちY方向には50%以下しか伸長でき ないが、周方向、即ちX方向には少なくとも50%伸長可能である。 本発明の好適な第9の様相では、複合ソックスは、丸編みのインナーソックス と、繊維支持部で補強された液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素 子と、丸編みのアウターソックスとで構成され、離間した接着剤の点でインナー ソックス外面がバリヤ構成素子内面に貼付けられ、離 間した接着剤の点でバリヤ構成素子外面がアウターソックス内面に貼付けられ、 インナーソックス又はアウターソックス又は両者は、少なくとも足首部の複数の 丸コースに置配したエラストマーヤーンを有し、ソックス未伸長時にバリヤ構成 素子はひだ付け又はルーシュ付けされているので初期伸長時のインナーソックス 及びアウターソックスの周方向伸長を吸収でき、インナーソックス及びアウター ソックスの更なる周方向伸長時に周方向に伸長できるよう周方向に弾性を有し、 バリヤ構成素子は支持繊維によりつま先−ふくらはぎ長手方向の伸長を抑制され 、置配したエラストマーヤーンは着用者の足及び脚にソックスが密にフィットす るようにしたものである。 本発明のこの形では、膜内面が接着剤の点を担持し、それら接着剤の点がひだ 付きバリヤ構成素子のひだのトラフをインナーソックス外面に好ましくは固着さ せ、接着剤の点は膜と支持繊維との間に配され、支持繊維外面は接着剤の点を担 持し、それらがひだ付きバリヤ構成素子のひだの頂点をアウターソックス内面に 好ましくは固着させる。ソックス 上述したように、ソックスは好ましくは丸編みである。例えば150g/m2 のかなり軽い繊維から、例えば300g/m2またはそれ以上(例えば450g /m2)の重いソックスまでの多岐にわたり得る。平織りでもリブ付きでもよい 。従来ソックスに使われている繊維、例えばウールや綿等の天然繊維、又はポリ エステルやポリアミド等の合成繊維、又は天然と合成との混合繊維から造ること ができる。リブ付きの場合、リブは通常長手方向に揃えられる。 好適な実施の形態で示したように、弾性ヤーンは典型的には足首部の、 少なくともコースのいくつかに置配される。例えば、弾性ヤーンは足首部まわり のコース毎に又はひとつ置きのコースに、又は、頻度は少ないが、足首部の上下 の領域に置配することができ、足部及び脚部には置配弾性ヤーンのない域があり 得る。 膜は液体水に対して透過不可、水蒸気に対しては透過可である。そのような材 料は多数公知であり、アメリカ特許5244716に開示されている。微細多孔 のポリテトラフルオロエチレンフィルムもソックスに使われるのが公知であり、 アメリカ特許5529830等の、W.L.Goreの多数の特許に開示されている 。フィルム各側の水蒸気濃度に応じて一面で湿気水蒸気を吸収し他面でそれを脱 離する親水性材料も公知である。親水性ポリウレタンは斯かる材料の一つであり 、それが本発明で有益なことを我々は見出した。親水性膜の例はアメリカ特許4 613544に示されている。支持繊維 望ましくは、支持繊維は、X方向には少なくとも50%伸長可能であり、(X 方向に直角な)Y方向には50%以下しか伸長し得ない。望ましくは、Y方向を 完成品ソックスの長手方向に配することによって膜のソックス長手方向伸長が抑 制されて破断やピンホールから保護されるよう、支持繊維は膜に接合される。膜 が弾性を有し、ひだ付けされていることにより、膜及びバリヤ構成素子が周方向 に伸長できる。支持繊維はひだ付きバリヤ構成素子のひだ消失と干渉しないよう 膜に貼付けられるので、X方向にも伸長可能である必要はない。しかしながら、 支持繊維は好ましくはこの方向にも伸長可能であり、それはひだ消失で得られる 程度を越えたソックスの 周方向伸長とも干渉しないようにするためである。 支持繊維は好ましくは編上げられたものであり、緯糸入り単伸び経糸編上げ繊 維(weft inserted,monostretch warp knitted fabric)であるが、上記した伸長 特性を持つことができる構造ならばどのような構造でも使用できる。接着剤 接着剤は好ましくは熱活性タイプであり、斯かる材料の詳細はアメリカ特許5 2244716に示されている。斯かる有益な種類の材料の1つが、熱可塑性ポ リアミド接着剤である。接着剤の分布 好ましくは、接着剤は0.2〜1mm(例えば0.5〜0.8mm)、好ましくは 0.55〜0.65mm径の点として塗布され、点密度はcm2当たり10〜10 0個、好ましくは15〜75個、更に好ましくは20〜60個である。 接着剤の点という言及には、多数の分離離間した位置で層を接合させる機能を なす任意形状の接着剤付着が含まれると了解される。アセンブリ方法 本発明のソックスは好ましくは以下のように造られる。インナーソックス及び アウターソックスを所望サイズ(好ましくは各々同一サイズ)に丸編みし、イン ナーソックスを特大袋状の第1の成形具に引き当ててインナーソックスを足部( C)、足首部(B)及び脚部(A)で編上時サイズの少なくとも150%まで周 方向に伸長させ、前記第1の成形具上のインナーソックスに被せることができる よう、同一形状であるが第1の成形具より もわずかに大きいサイズの袋状バリヤ構成素子を提供し、活性化可能な接着剤の 点をインナーソックスに塗布し又は予め塗布しておき、インナーソックスにバリ ヤ構成素子を被せて接着剤を活性化してインナーソックスを離間した諸位置でバ リヤ構成素子に貼付け、アセンブリを第1の成形具から取外し、例えば湿潤させ 乾燥させる等でアセンブリを処理してインナーソックスが編上時サイズに回復す るよう助長し、袋状の第1の成形具よりも(A)、(B)及び(C)の値が小さく ソックス形状をしている特大の第2の成形具にアセンブリを引き当て、第2の成 形具はA、B及びCでのインナーソックスの伸長が第1の成形具での伸長よりも 少ないようになっており、活性化可能な接着剤の点をバリヤ構成素子又はアウタ ーソックスに塗布し又は予め塗布しておき、第2の成形具に当てたバリヤ構成素 子にアウターソックスを引き当てて接着剤を活性化させることより離間した諸位 置でバリヤ構成素子をアウターソックスに貼付け、仕上げたソックスを第2成形 具から取外し、例えば湿潤させ乾燥させる等でアセンブリを処理してソックスが 編上時サイズに回復するのを助長する。 接着剤の点を膜に塗布するのは、プロセス上の別の段階、例えば、袋状バリヤ 構成素子のアセンブリ前や第1の形成具上への配置後でもよいと了解される。 袋状成形具は、好ましくは、平らでずんぐりした「L」形状であるのでソック ス形状に由来するものの踵部分を持たず、脚部、踵部及び足部がはるかに幅広で あり、つま先部のみがソックスと同サイズである。 第1の成形具及び第2の成形具により生じるソックス伸長は、好ましくは、ア ウターソックスのA(AO)対インナーソックスのA(AI)の率増加の比が0 .2:1〜0.9:1の範囲であり、アウターソックスのB(BO)対インナーソ ックスのB(BI)の率増加の比が0.2:1〜0.9: 1であり、アウターソックスのC(CO)対インナーソックスのC(CI)の率 増加の比が0.2:1〜0.9:1である。 本発明の、第6〜第9の様相のいずれか等の個々の様相は、あらゆる所望の組 合わせで使用できると了解される。例えば第6と第7、又は第6と第8又は第6 と第9;又は、第7と第8又は第7と第9;又は、第8と第9;又は、第6、第 7と第8又は第6、第7と第9又は第6、第8と第9;又は、第7、第8と第9 。特に有益な構造は、4つの様相全ての組合わせで達成される。更には、これら 第6〜第9の様相各々又はそれらの組合わせを、上述した第1、第2及び第3の 様相のうちの1つ、2つ又は3つと合わせて用いることができる。 本発明は、アウターソックスを省いた簡略型構造にも範囲が及ぶ。その構造は 1面(内面)にソックスを有し、それにバリヤ構成素子の膜面が貼付けられ、支 持繊維外面が簡略型ソックスの他面(外面)を提供する。従って、膜は2繊維の 間に位置することにより摩耗から保護される。この複合ソックスはそれ自体で使 用してもよいが、ハイキングの際や湿潤又は寒冷状態で従来のように2対のソッ クスを使用者が着用する場合、従来の別個のアウターソックスと組合わせたイン ナーソックスとして使用することも非常に容易である。 この簡略型複合ソックスはどちらにも使用できるが、使用者の肌に接するイン ナーソックスで用いるのが恐らく最良である。 斯かる複合ソックスは、アウターソックスが省かれているのでバリヤ構成素子 外面に接着剤の点を塗布する必要がないことを除き、下記例で記述の如くして製 造することができる。 例えば、本発明の第1の広範な様相によれば、複合ソックスは、例えばソック ス、好ましくは丸編みソックス等の、伸長可能な第1、即ち、イン ナー繊維エンベロープ(envelope)(一貫性のため、そして、言及しやすくするた め、以下、インナー繊維又はインナーソックスと称する)と、液体水浸透不可で 水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子と、好ましくは伸長可能であり好ましくは編 上げ繊維である第2繊維即ちアウター繊維とで構成され、第1繊維はバリヤ構成 素子の1面に貼付けられ、第2繊維即ちアウター繊維はバリヤ構成素予の外面、 好ましくは外面全体、に配されてそれに貼付けられ、貼付け等の構成は複合ソッ クスが周方向に伸長できるような構成であり、複合ソックスは弾性特性を持ち、 斯かる弾性特性は、複合ソックスが少なくともX方向に少なくとも50%伸長ま で伸長可能であるような弾性特性であり、 複合ソックスの足首部直上の脚部から5cm×10cmで10cm寸法がX方 向に沿うようにして採られたサンプルが張力計で100mm/分の割りで15c m長さまで、即ち、50%まで伸長した場合、 (i)サンプルをX方向に50%伸長に伸長させる荷重が5cm幅につき15 N以下であり、 (ii)サンプルが100mm/分の割りで回復するよう引張り荷重を解放す る場合、サンプルが当初の10cm長さの12.5%以内に回復し、 (iii)サンプルが(ヒステレシス曲線を生み出す)100mm/分の割り で回復できる場合、回復段階の25%伸長荷重が伸長段階の25%伸長荷重の少 なくとも50%であるような、弾性特性である、。 バリヤ構成素子は好ましくは膜であり、第1繊維は好ましくは編上げたソック ス、例えば丸編みソックスであり、第2繊維は好ましくは編上げた繊維であって 、好ましくは膜に積層される。 本発明の第2の広範な様相によれば、本発明は、丸編みインナーソックスと、 液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子と、編上げた 第2繊維即ちアウター繊維とで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に 貼付けられ、第2即ちアウター繊維がバリヤ構成素子の面に、好ましくはバリヤ 構成素子の外面全体にわたって配されてそれに貼付けられ、貼付けはソックスが 周方向に伸長できる、好ましくは少なくともX方向に少なくとも50%伸長でき るような貼付けであり、インナーソックスはX方向コースに、即ち複合ソックス 周方向に置配した弾性ヤーンを有するので、横方向に伸長されて当初の未伸長形 状及び寸法へと、又は、当初の未伸長形状及び寸法の方へと回復する際の複合ソ ックスの能力が高められる、複合ソックスにも範囲が及ぶ。 本発明の第3の広範な様相によれば、本発明は、伸長可能なインナー繊維エン ベロープ(例えばソックス、最も好ましくは丸編みソックス)と、液体水浸透不 可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子とで構成され、インナーソックスがバリ ヤ構成素子に貼付けられ、貼付け等の構成はソックスが周方向に伸長できる、好 ましくは少なくともX方向に少なくとも50%伸長できるような構成であり、バ リヤ構成素子は、繊維支持部に補強されて第2の即ちアウター繊維を構成する液 体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜で構成され、バリヤ構成素子は未伸長状態でひ だ付け又はルーシュ付けされているので伸長時のインナーソックスの周方向伸長 を吸収でき、ルーシュ付きバリヤ構成素子がバリヤ構成素子の周方向伸長と干渉 しない支持繊維によりつま先−ふくらはぎ長手方向の伸長を抑制される、複合ソ ックスにも及ぶ。 好ましくは、支持繊維は、つま先−ふくらはぎ方向、即ち、Y方向には50% 以下しか伸長できないが、周方向、即ちX方向には少なくとも50%伸長可能と することができる。 本発明の第4の広範な様相によれば、本発明は、丸編みインナーソック スと、繊維支持部により補強された液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜で構成さ れて第2の即ちアウター繊維を構成する袋状バリヤ構成素子とで構成され、離間 した接着剤の点によりインナーソックス外面がバリヤ構成素予内面に貼付けられ 、離間した接着剤の点により膜が支持繊維に貼付けられ、インナーソックスは少 なくとも足首部に複数の丸コースに置配したエラストマーヤーンを有し、バリヤ 構成素子はソックス未伸長状態でひだ付け又はルーシュ付けされているので、初 期伸長時のインナーソックスの周方向伸長を吸収でき、インナーソックスの更な る周方向伸長時に好ましくは少なくともX方向に少なくとも50%伸長で周方向 に伸長可能でもあるよう周方向に弾性的であり、バリヤ構成素子は支持繊維によ りつま先−ふくらはぎ長手方向での伸長を抑制され、置配したエラストマーヤー ンにより着用者の足及び脚にソックスが密にフィットすることが確保される、複 合ソックスにも及ぶ。 本発明の第5の広範な様相によれば、本発明は、インナーソックスを所望サイ ズに丸編みし、インナーソックスを特大袋状成形具(一貫性のため、及び言及を 容易とするため、以下、第1の成形具と呼ぶ)上に引き当てることによりインナ ーソックスを足部位置(C)、足首部位置(B)及び脚部位置(A)で周方向に、 編上げサイズの少なくとも150%に伸長させ、液体水浸透不可で水蒸気浸透可 の袋状バリヤ構成素子を提供し、バリヤ構成素子は、前記第1の成形具上のイン ナーソックスに被せることができるよう第1の成形具と同一形状でわずかに大き なサイズとし、活性化可能な接着剤の点をインナーソックス又はバリヤ構成素子 に塗布し又は予め塗布しておき、バリヤ構成素子をインナーソックスに被せて接 着剤を活性化させて離間した諸位置でインナーソックスをバリヤ構成素子に貼付 け、アセンブリを第1の成形具から取外し、例えば湿潤し乾燥する等でアセンブ リ を処理してインナーソックスが編上げ時寸法に回復するのを助長することからな る、複合ソックス製造方法にも及ぶ。 本発明は、インナーソックス及びアウターソックスを所望サイズに、好ましく は各々同一サイズに丸編みし、インナーソックスを特大の袋状の第1の成形具に 引き当てることによりインナーソックスが周方向に足部位置(C)、足首部位置( B)及び脚部位置(A)で編上げ時サイズの少なくとも150%に周方向に伸長 するようにし、液体水浸透不可で水蒸気浸透可である袋状バリヤ構成素子を提供 し、バリヤ構成素子は、インナーソックスを前記第1の成形具に被せることがで きるよう第1の成形具と同形であるがわずかに大きいサイズであり、活性化可能 な接着剤の点をインナーソックス又はバリヤ構成素子に塗布し又は予め塗布して おき、バリヤ構成素子をインナーソックスに被せて接着剤を活性化して離間した 諸位置でインナーソックスをバリヤ構成素子に貼付け、アセンブリを第1の成形 具から取外し、例えば湿潤し乾燥する等してアセンブリを処理してインナーソッ クスが編上げ時寸法へと回復するのを助長し、袋状の第1の成形具よりも(A)、 (B)及び(C)の値が小さくソックス型の形状を有する特大の第2の成形具に アセンブリを引き当て、第2の成形具はA、B及びCでのインナーソックスの伸 長が第1の成形具で起きる伸長よりも小さくなるようにしてあり、活性化可能な 接着剤の点をバリヤ構成素子若しくはアウターソックスに塗布し又は予め塗布し ておき、アウターソックスを第2の成形具上のバリヤ構成素子に引き当て、接着 剤を活性化させてバリヤ構成素子を離間した諸位置でアウターソックスに貼付け 、完成したソックスを第2の成形具から取外し、例えば湿潤し乾燥する等してア センブリを処理することによりソックスが編上げ時寸法へと回復するのを助長す る、複合ソックス製造方法にも及ぶ。 本発明は種々の仕方で実施することができる。以下、いくつかの実施の形態を 添付図面及び特定の例に関し例示として記述する。詳細な記述 図1はX方向に沿った、即ち、Y方向で見た概略断面図であり、未伸長状態で の本発明の複合材料を示している。 図2A、2B及び2Cは、本発明の複合ソックスの構成素子、即ち、インナー ソックス、バリヤ構成素子及びアウターソックスの平面図であり、それぞれ、同 一縮尺(約50%)としてあり、全て平均的イギリス男性サイズ7〜9のソック スに適したサイズである。 図2D及び2Eは図2A及び2Cのソックスの、踵部構造の詳細を示す。 図3A及び3Bは図2A〜2Cと同一縮尺の平面図であり、本発明の複合ソッ クスの製造に用いる2つの成形具を示す。 図3Aは成形具の図であり、成形具の上にインナーソックスが引き伸ばされて 当てられ、バリヤ構成素子が未伸長状態で配され、両者が接着剤の点で接合され る。 図3Bは成形具の図であり、成形具の上にインナーソックスとバリヤ構成素子 の層が伸長され、その上にアウターソックスが伸長され、バリヤ構成素子外面が アウターソックス内面に接着剤の点により接着される。 図4〜11は全て例1の材料に関する。 図4A〜4Dはインナーソックスのヒステレシス曲線であり、図5A〜5Dは インナーソックスの伸長−破断曲線である。 図6A及び6Bはバリヤ構成素子に用いる膜のヒステレシス曲線である。 図6C及び6Dは膜の伸長−破断曲線である。 図7Aはバリヤ構成素子に用いる支持繊維のX方向ヒステレシス曲線で ある(Y方向曲線(図7B)はない)。 図7C及び7Dは繊維支持部の伸長−破断曲線である。 図8Aはバリヤ構成素子のX方向ヒステレシス曲線である(Y方向曲線(図8 B)はない)。 図8C及び8Dはバリヤ構成素子の伸長−破断曲線である。 図9A及び9Bはアウターソックスのヒステレシス曲線である。 図10A及び10Bはアウターソックスの伸長−破断曲線である。 図11A〜11Dはソックス全体のヒステレシス曲線である; 図11E〜11Hはソックス全体の伸長−破断曲線である。 図12はインナーソックス(曲線M1)、膜(曲線M2)、バリヤ構成素子(曲線 M3)及びアウターソックス(曲線M4)の係数グラフである。 ここでの全ての静水学的水圧値は、BS3424、第26部、1990、方法 29A、水浸透及び表面湿潤に対する抵抗の測定、に従ったシルリー(Shirley) 静水学的水圧テスターで計測した。 ここに示すヒステレシス曲線は次のようにして生じる。 使用する各サンプルは幅5cm、長さ10cmである。サンプルをテストメト リック(Testometric)TM張力計の顎部にクランプし、10cmの方向に100m m/分の割りで50%まで、即ち15cm長さになるまで伸長させてから、10 0mm/分の割りで緩める。サイクルの伸長部及び回復部の両方に関し、荷重( ニュートン)を伸長(mm)との関連でグラフに描く。 サンプルを伸長させる方が回復させるよりも力がいるので、上側の曲線が伸長 を、下側の曲線が回復を表わす。 伸長−破断試験はテストメトリックTM張力計で行ない、5cm幅×10cm長 さのサンプルを10cm方向に100mm/分の割りで伸長させた。 この試験において、サンプルを50%伸長させてから回復させる替わりに、破断 するまで伸長させた。これで、張力強さ(破断点での荷重)と破断時伸長の値が 得られる。 ソックス又はストッキングを特徴づけることができる3つの横方向寸法を以下 A、B及びCとして言及する。これらは、ソックスを平らに未伸長に配して前後 のラインで折った状態で計測する。平らに未伸長で配して前後のラインで折った 状態で示した図2Aに示すインナーソックスに関し説明する。最長の横方向寸法 をBと名づけるが、これは踵部75の点40から足首部42の前部41までの最 短距離である。これが最長の横方向寸法で、足への装着時にはソックス脚部をそ こまで伸ばさねばならない。 2番目の寸法Cは、踵部/足首部ライン40−41の中点MHから足部46に 沿ってつま先部43へ至る中間の横方向寸法である。踵部−足首部ラインの中点 MHからつま先部43へのラインの中点MCにおける、直交ライン45の長さと してCを定義する。長さBは、相等しいとして定義した長さlb1とlb2の和で ある。長さCは、相等しくても相等しくなくてもよい長さlc1とlc2の和であ る。MHからMCへの距離がlfである。 Cを足部から下って採ったように、Aは踵部−足首前部ラインBの中点MHか ら脚部を同じ距離lf上がって採ったソックス脚部47の横方向寸法である。 Aを採った中心のラインは、MHからソックス開口48即ち頂部の中点MOへ のラインである。AはラインMH−MOの直交ラインである。MHから開口又は 頂部までの距離が距離lfより短い場合には、Aは開口の最近傍としてAがソッ クスの側部から側部へと延びるようにする。寸法Aが、足首部直上の脚部でソッ クスが密にフィットすることを限定し、ここで密にフィットすることが、水が脚 を伝わってソックス内部へと流れるのを防 ぐのに重要であり、快適さ及び横皺防止の意味で利点を提供する。 寸法C及び特にBは、足部まわりと踵部−足首前部の領域での密なるフィット を決定する。寸法Bは最大限且つAとの関連で、ソックスを足にはく容易さ又は 実際にソックスが足にはけるかどうかを決定する。従って、伸長性の低い材料、 即ち、初期伸長(初期係数)に対する抵抗の大きい材料で造られた足カバーには、 得られる密着性とカバーの中に足を置ける充分な空間のある形状を提供する必要 性との間に生来的な矛盾がある。 男性のファッションソックスでは、A対B対Cの比は典型的には0.7:1:0. 8である。しかしながら、スポーツソックスは筒状につくられ、比は1:1:1で ある。 従って、より広範には、本発明はA対Bの比、C対Bの比が0.5:1〜1:1 であるソックスに関する。 A対Bの比が1:1より大である構造は足首部での過剰な伸長を必要としがち であり、そのため、ソックス脚部に密なフィットが欠けてしまうか、密なフィッ トが得られたとしてもソックスを足に装着するのが非常に困難となるかであり、 たとえこれができたとしても足首部が過度に緊張しがちであり、不快感が生じて しまう。 第1の成形具と第2の成形具、バリヤ構成素子及びアウターソックスでのライ ンA、B及びCの位置は次のようにして決められる。 ラインA、B及びCを、図2Aに示す如く平らな未伸長状態でのインナーソッ クスに引く。次いで、インナーソックスを第1の成形具(図3A参照)に引き当 て、均一に伸長させる。(上述の如く、第1の成形具は袋状で平らであり、ソッ クス形状に由来するずんぐりした「L」形状をしているが、ソックスのような踵 部はない)。伸長したインナーソックスのラインA、B及びCの位置を第1の成 形具上に記す。これらを図3Aに示す。 次いで、バリヤ構成素子(図2B)を第1の成形具(図3A)に被せ、第1の成 形具に記したA、B及びCを参考にしてバリヤ構成素子にラインA、B及びCを 記す。 インナーソックスは第2の成形具(図3B;第1の成形具よりも幅狭である) にも引き当てて均一に伸長させ、伸長したインナーソックス上のラインA、B及 びCの位置を第2の成形具に記す。これらを図3Bに示す。 踵部の点及び踵部40の点から足首前部への、即ち、踵部75の点40から足 首部42前部の点41へのラインを参照して、ラインA、B及びCを平らな未伸 長状態のアウターソックス上に(インナーソックスと同様にして)位置決めでき る。アウターソックスのA、B及びCを図2Cに示す。図3Aと3Bとの比較で 見て取ることができるように、インナーソックスをアウターソックスよりも長目 に伸長させる。このことについては、表11に関して後で更に詳細に論じる。例1 本発明のソックス又はストッキングは、図1に略示するように、編上げたイン ナーソックス50と、繊維支持部140で補強した、液体水浸透不可で水蒸気浸 透可の膜120から成る袋状バリヤ構成素子100と、編上げたアウターソック ス200とで構成される。 離間した接着剤55の点により、インナーソックス50の外面51をバリヤ構 成素子100の(膜120で提供される)内面121に貼付ける。また、離間し た接着剤145の点によりバリヤ構成素子100の(支持繊維140により提供 される)外面141をアウターソックス200の内面201に貼付ける。 膜120も、離間した接着剤125の点により支持繊維140に貼付け る。 図1では、インナーソックスは、コース65の前に1つの置配ヤーン60を備 えた層50で表わされている。 膜120内面が接着剤55の点を担持し、それら接着剤の点がひだ135のト ラフ130をインナーソックス50外面51に貼付ける。 接着剤125の点も(層として示した)膜120と(これ又層として示した) 支持繊維140との間に配置される。 支持繊維140の外面141も接着剤145の点を担持し、それら接着剤の点 がひだ135の頂部155をアウターソックス200内面201に貼付ける. 図1に示した点55、125及び145の頻度は全く略示的であり、明細な詳 細は以下に述べる。 膜は支持繊維に積層されて複合物を造り出し、ライン124に沿って切断され る(図2B参照)。 バリヤ構成素子は、膜と膜とを対面配置した2枚の複合物で形成し(図2B参 照)、足を挿入できる開口123を残して縁のまわりを点線122に沿って溶接 してソックス形状を形成する。バリヤ構成素子は袋状で、インナーソックスや所 期の完成品ソックスに比べて特大である。超音波高周波溶接が有効である。 インナーソックス50はX方向のコース65に、即ちソックス周方向に置配し た弾性ヤーン60を有しているので、横方向に伸長されたソックスが当初の未伸 長形状及び寸法へと、又は、当初の未伸長形状及び寸法の方へと回復する能力が 高められる。図2Aは平面図である。リブ(図示せず)はコース65に直交する 方向に延びる。 例1の特定の好適な実施の形態において、弾性ヤーンの特性及び生じる 頻度、即ち、コース毎又はコースひとつ置き又はそれ以下の頻度は、ソックスの 足首部直上の脚部から5cm×10cmで10cm寸法がX方向に沿うように採 取されたサンプルが張力計で100mm/分の割りで15cm長さまで伸ばされ る場合に、インナーソックスが5cm幅につき5N以下の荷重(例えば0.1〜 4)、好ましくは5cm幅につき0.2〜3.5又はそれ以上、更に好ましくは0 .5〜2.5Nの荷重で、少なくともX方向に50%伸長できるような、特性及び 頻度である。 サンプルはソックスから切取られるので均質な構造を有する、即ち、サンプル は踵部75すぐ近くの域70内の領域から切取られる。長さが10cmなので、 一端には膜の合わせ目を含む。張カテスト、実際には静水力学的水圧及び水蒸気 透過性テストをするにはソックスから一部を切取らねばならず、従って、ソック スがだめになる、と了解される。従って、示した特性は、全て同一仕様で造られ た複数のソックスから得られる特性である。 又、インナーソックスは、サンプルが100mm/分で回復するようにした引 張り荷重解放時に、サンプルが当初の10cm長さの5%以内(例えば1〜5% )に回復するものである。(ここでのデータ表では、50%伸長後の回復程度を 、当該範囲内で被験サンプルが回復する当初サンプル長さの%として表現する。 ここではこれを回復%と称する)。 又、インナーソックスは、X方向サンプルが100mm/分で50%伸長され て(ヒステレシス曲線を生み出す)100mm/分で回復できる場合に、回復段 階での25%伸長荷重が伸長段階での25%伸長荷重の少なくとも60%(例え ば60%〜80%)であるものである。(ここではこれらの荷重値の比を、出力 定格として言及する)。 インナーソックスのこれらの特性により、バリヤ構成素子が足に引き当 てられた後に伸びたままでいないこと、及び、完成品ソックスが足に装着時に回 復して密なフィットを提供すること、が確保される。 繊維支持部はX方向には少なくとも50%伸長可能であるが、(X方向に直交 する)ソックス長手方向、即ちつま先−ふくらはぎ方向であるY方向では50% 以下しか伸長できない。膜は伸長しすぎると破断を起こしがちであるが、繊維支 持部は膜がY方向に伸長しすぎるのを抑制する。Y方向とは着用時にソックスが 最も伸びる方向であり、膜の破断が最も起きやすい方向である。バリヤ構成素子 はルーシュ付け、ひだ付け又はしわ付けしてあるので、実際に膜材料自体を伸長 させることなくX方向に伸長し得る能力を備えている。しかしながら、これを備 えているので、バリヤ構成素子は自力で当初の形状及びサイズに戻れる力がない 。加えて、繊維支持部と接着剤は、バリヤ構成素子が当初の形状及びサイズに戻 ることに対してある程度の抵抗を生じがちである。 上記したように、インナーソックスの周方向弾性回復特性により、完成品ソッ クスは足へ装着時に当初の形状及びサイズに戻ることができ、密なフィットが確 保される。このバリヤ構成素子をしわ付けするには、インナーソックスを第1の 成形具250(図3A参照)に配する。第1の成形具のサイズは、溶接ライン1 22と開口123(図2B参照)により限定されるのと同じ袋状であるがわずか に小さく、従って、インナーソックス(図2A)が足首部より下の域、即ち(図 2Aの)ラインCに沿った域と、足首部より上の脚部域、即ち(図2Aの)ライ ンAに沿った域の両方で横方向に少なくとも150%伸長しなければならず、同 様に、足首部、即ち(図2Aの)ラインBに沿った域でも少なくともこの量伸び る必要がある、サイズである。 成形具250よりもわずかに大きい(伸長することなく成形具250上 のインナーソックスにちようど被せることができる大きさ)、(熱活性化可能な 接着剤の点を内面に担持する)特大の袋状バリヤ構成素子100(図2B参照)を 成形具250上のインナーソックスに被せる。接着剤の点を活性化させて、平ら で未伸長のバリヤ構成素子を伸長したインナーソッタスに固着する。複合物を成 形具から取外し、湿潤させ乾燥させてインナーソックスの回復を助長する。イン ナーソックスが回復、即ち、X方向に縮み戻りし、バリヤ構成素子のルーシュ付 けが引起こされる。 バリヤ構成素予の初期製造時に、外面(支持繊維)にも熱活性化可能な接着剤 の点を形成する。次いで、ルーシュ付きバリヤ構成素子を担持する回復したイン ナーソックスを、成形具250よりも幅狭ではあるがソックスの所期最終サイズ よりは幅広である第2の成形具260(図3B参照)に取付ける。アウターソック ス(図2C参照)は列に亘って伸長され、踵対踵でインナーソックス及びバリヤ構 成素予に台わされ、接着剤の点が活性化される。次いで、ソックスを成形具26 0から取外し、湿潤させ乾燥させることによりソックスは弾性により最終サイズ へと回復する。 この弾性は主にインナーソックスに由来する。 従って、完成品ソックスではインナーソックスは緩んだ状態にあって本質的に 圧縮も伸長もしていない。但し、接着剤の点の近傍にはいくらか伸長があり、接 着剤の点の間の域ではいくらか圧縮がある。バリヤ構成素子はルーシュ付け又は ひだ付けされており、ひだがほぼソックス長さ方向に沿って延びているので、ソ ックスの半径方向伸長時にバリヤ構成素子は実際に膜の伸長を要することなしに 周方向に伸長できる。緩んだ状態ではアウターソックスも半径方向に本質的に圧 縮も伸長もしていない。但し、ここでも接着剤の点の近傍にはいくぶん伸長があ り、接着剤の点間の域にはいくぶん圧縮がある。斯かる伸長及び圧縮は、アウタ ーソックスに目視的 にしわを寄らせるものではない、即ち、視覚的には見て取れない。斯かる局部圧 縮はアウターソックスよりもインナーソックスの方が大きい。これは、後者の方 が、アセンブリプロセスで受ける伸長の度合が大きいからである。 インナーソックスは好ましくはソックス長さ方向に沿って延びるリブによりリ ブ付けされる。 上述の構成素子の詳細な構成を以下に述べる。インナーソックス50 好適なインナーソックス(図2A参照)は、シリンダ径が10.16cm(4 インチ)の168ニードル丸織機で織った、モック(mock)1×1リブサンドイッ チテリー織り構成の編上げソックスである。 脚部と足部について最初に述べ、次いで、踵部とつま先部について述べる。脚部と足部 繊維組成は25テックス(tex)綿裏張りヤーンで、テリー織りループのためと 面には14テックスのタクテル(Tactel)TM(マイクロファイバーナイロン)が使 われる。置配ヤーンは、0.254mm径のゴム核に2つの13テックス20フ ィラメントテクスチャード(textured)ナイロン66ヤーンをカバーしたものであ る。置配ヤーンは編上げ構造にーつ置きコース(域71)で置配され、踵部(域 70)の上下ではコース毎に2つの7cm幅帯で置配される。域71及び70は ライン72及び73で会う(図2A参照)。(この伸長差により完成品ソックスの フィットが助長される。)所望ならば、ライン72,73を移動させることによ りラインB上方の脚部の帯 を更にソックス上部に、例えば12cm延ばしてラインAを越させることができ る。足部の帯は足部を更に、例えば5cm下って延ばすことができる。 従って、この好適な実施の形態では、弾性ヤーンは域70ではコース毎で、域 71では一つ置きのコースでと、ソックス全体にわたり置配される。 斯かる置配によりソックス全域での密なフィットが確保される。 従って、この実施の形態における、足首部上方の各コース置配域の(ラインl fに沿った)軸線方向長さと、足首部下方の斯かる置配の軸線方向長さとの比は 、1:1〜12:5、即ち、1:1〜2.4:1の範囲であり得る。 ゴム/ナイロン置配ヤーンのゴム成分は40重量%である。域70では、イン ナーソックスは30重量%のゴム/ナイロンヤーンを含み、よって、この域のゴ ム成分は12重量%である。域71では、インナーソックスは20重量%のゴム /ナイロンヤーンを含み、よって、この域のゴム成分は8重量%である。 置配ヤーンは非編上げ糸であり、それを定位置に保持する編上げ糸の地構成と 同じ編上げサイクルで繊維に組込まれる。従って、置配ヤーンは、この場合のよ うに丸編機での編上げ時にX方向を指向される。 置配ゴム/ナイロンヤーンの単一撚糸を上述の如き張力計で試験した。50% 伸長荷重は0.16Nであり、回復は完全であった。即ち回復%が0であり、出 力定格が高かった(90%超)。破断時荷重は5.3Nであり、破断時伸長は55 5%であった。 ソックスは、図2AのラインA及びCに沿って計測した脚部及び足部径が9. 5cmの仕上げ幅に編上げ、踵部75が誇張したポーチ形状を有する図2Aに示 す形状とする。踵部及びつま先部 踵部及びつま先部は25テックスの綿と29テックスのタクテルTMヤーンで編 上げ、2.54cm(1インチ)につき15コースとする。踵部は特殊な「Y」形 状をしており、それによりソックス足部が脚部に対し90°回転する。「Y」の 各枝は長さが2cmである。従って、「Y」形状により格別のコースが編込まれ て、踵部を更に突出したポーチ状にする。 図2Dは、図2A及び2Cの踵部75のコースの概略図である。図2Eは、ニ ードル80の配置と、踵部75形成に用いられる編上げ手順の概略図である。 図2D及び2Eから見て取ることができるように、「Y」形状は6段階で編上げ される。第1段階81は、複数のコースを脚部幅に編む。第2段階82は狭め段 階で、列端のニードル90が編目を保持する。第3段階83は広げ段階である。 第4段階84は、段階83を反映する狭め段階である。第5段階85は段階82 を反映する広げ段階である。第6段階86は、複数のコースを足部幅に編む。 弾性ヤーンは段階81及び86のみに置配され、コース毎に置配される。 段階81及び86に示したコースは誇張されている。編上時構造では、コース はソックスの脚部及び足部に対し夫々略横方向である。 つま先部では、狭めは22/21編目に設定され、かなり尖ったつま先として いる。膜が損傷するのを防ぐのに必要な平らな合わせ目を得るために、つま先の 閉止はリンキング(linking)又はロッソ(Rosso)技術で行う。図4A〜4Dはイン ナーソックスのヒステレシス曲線である。図4A及び4Bは、一つ置きのコース が置配弾性を有する域(域71)での計測で、図4AがX方向、図4BがY方向 であった。図4C及び4Dは各コースが置配弾性を有する域(域70)での計測 で、図4CがX方向、図4DがY 方向であった。50%伸長荷重、%回復及び出力定格を表1に示す。 全表において、示した荷重値は5cm幅での荷重(ニュートン)である。 図5A及び5Bは域71での伸長−破断曲線、図5C及び5Dは域70での伸 長−破断曲線である。破断時荷重及び破断時伸長の値を表2に示す。 バリヤ構成素子100−膜120 好ましい膜120は、英国キングスリンのポルヴェアインターナショナルリミ テツド(Porvair International Ltd)が販売している、厚み40ミクロン、重さ が約50g/m2の防水・通気フィルムである(ポレル(PORELLE)Vという名であ る(以下P5))。膜は親水性ポリウレタンであり、水蒸気を送りつつ水滴は浸透 させない吸着・脱着システムを用いる。この膜は、BS7209、水蒸気浸透可 能な衣服繊維についての英国標準仕様、に従って計測すると水蒸気透過指数が7 0〜90%である。それはBS3424、第26部、1990、方法29A、水 浸透及び表面湿潤に対する抵抗測定決定、に従ったシルリー静水学的水圧テスタ ーでの計測で、0.7kg/cm2(10ポンド/平方インチ)を越える静水学的 水圧に耐えることができる。 図6A及び6Bは夫々X方向及びY方向での膜のヒステレシス曲線である。5 0%伸長時荷重、回復%及び出力定格を表3に示す。 図6C及び6DはX方向及びY方向での膜の伸長−破断曲線であり、破断時荷 重及び破断時伸長を表4に示す。 バリヤ構成素子100−支持繊維140 フィルムは、重量が38g/m3の密編上げポリエステル支持繊維に積層する ことにより強化される。これは100%ポリエステルの緯糸入り単伸び経糸編上 げ繊維であり、1708Eの名でヘンゼルゲー・エム・べー・ハー(Haensel Gmb H)により販売されている。この繊維が存在することで、ソックス着脱時に膜がY 方向に伸び過ぎるのが防がれる。 図7AはX方向での支持繊維のヒステレシス曲線であり、繊維がY方向 に伸長されたときに39%伸長で破断し、従って、50%ヒステレシス曲線は生 じ得なかった(従って、図7Bはない)。支持繊維の50%伸長荷重、回復%及び 出力定格を表5に示す。 図7Aに関し、曲線は実は0.0から始まるが、材料はほぼ0.1Nの荷重が加 えられるまでは伸び始めようとしない。 図7C及び7DはX及びY方向での支持繊維の伸長−破断曲線であり、破断時 荷重及び破断時伸長を表6に示す。 これらの値により、繊維の指向的性質が明示されている。膜へ接合されると、 膜が横方向(X方向)伸長を吸収できるようにし、密なフィットを 達成する助けとなると共に、膜の長手方向伸長は抑制してソックスの足への装着 時に、膜に(ピンホール等の)損傷が生じるのを避けるようになっている。バリヤ構成素子100−全積層 支持繊維140を備えた膜120の積層がバリヤ構成素子100を構成する( 図1参照)。 フィルムと支持繊維の積層は、点状に塗布したポリアミドベースの熱可塑性接 着剤125により保持される。点を創出するのは、径が0.55mmで密度が5 2/cm3のランダム孔パターンを持つスクリーンを介して接着剤を塗布するこ とにより行う。積層の両外面(121,141)にも接着剤の点(55,145 )を塗り、それらを使ってアセンブル時に一時にソックスを合体保持する。膜の しわ付けが起きるよう接着剤は不連続に、即ち点在させる必要がある。外面(1 21,141)の点は、点の径が0.65mmでcm2当たり22個に点が離間し たスクリーンを用いて塗布する。 上記したように接着剤は不連続である。塗布時には、支持繊維140を膜12 0に接合する接着剤の点125はバリヤ構成素子の平らな面域(即ち平らなとき )の約12%を占める。バリヤ構成素子を面51,201に固着させるバリヤ素 子外面の接着剤の点55,145は塗布時にバリヤ構成素子の平らな面域(即ち 平らなときの)約7%を占める。積層時に加熱・加圧すると、接着剤の点は少し 面積が増加し得る。 積層は、0.7kg/cm2(10ボンド/平方インチ)を超える静水力学的水 圧に耐える。 積層物は特大のソックス形状(図2B参照)に切断される。それは、図 2BのラインA及びCに沿って計測すると、脚部径が19cm、足部径が14. 7cmである。特大ソックス形状はつま先から「ウェルト」(welt)への、踵部の ないなだらかな曲線である(図2B参照)。これらバリヤ構成素子形状を対にして 膜側と膜側とを合わせ、縁に沿って溶接して、防水・通気バリヤ構成素子を形成 する。 図8Aは、X方向でのバリヤ構成素子のヒステレシス曲線であり、材料がY方 向での伸長サイクルを行わないのは、50%伸長まで伸長せずに、230Nで破 断したからである。このデータにより、バリヤ構成素子の指向性の性質が証明さ れる。上記したように、これは膜を支持繊維に積層することにより達成され、そ れにより、ソックス着脱時に膜がY方向に伸長し過ぎてソックスが損傷するのが 防がれる。 X方向での50%伸長時荷重、回復%及び出力定格を表7に示す。(図8Bは ない)。 図8C及び8DはX方向及びY方向でのバリヤ構成素子の伸長−破断曲線であ り、破断時荷重及び破断時伸長を表8に示す。 アウターソックス200 アウターソックスはシリンダ径10.16cm(4インチ)の168ニードル 丸編機で造られる、脚部、足部、踵部、つま先部の構成を異ならせた平編みソッ クスである。脚部及び足部 繊維組成は、ナイロン/エラスタン(エラスタン)空気混合ヤーンを被せた25 テックス綿である。この弾性ヤーンは22デテックスのエラスタンコア+78デ テックス(dtex)のナイロン66である。コアは空気混合ナイロンで緩く包まれて いる。被覆を行うので綿がソックス外面上となる。 アウターソックスに用いられるナイロン/エラスタンヤーンのエラスタン成分 は6.5重量%である。アウターソックスは30重量%のナイロン/エラスタン ヤーンを含む。よって、アウターソックスは約2%のエラスタンを含む。ナイロ ン/エラスタンヤーンは英国ライセスター(Leicester)のワイケス(Wykes)から5 005という名で入手可能である。 ナイロン/エラスタンヤーンを、繊維に関し上述の圧力計で試験した。50% 伸長にはわずか0.05Nの荷重しか必要でなく、回復は完全(即ち回復%=0 %)であり、出力定格は高かった(90%超)。 このナイロン/エラスタンヤーンの伸長−破断試験は破断時荷重が3.5N、破 断時伸長が350%であった。 ソックスは、図2Cの点AとCで計測して9.5cmの脚部径及び足部径の仕 上げ幅に編上げた。踵部及びつま先部 踵部とつま先部は25テックスの綿と29テックスのナイロンを用いて、2. 54cm(1インチ)当たり16コースとなるよう編上げる。インナー構成要素 については、踵部が「Y」形状を有する。「Y」の各枝は長さが2cmである。 つま先部では、狭めを22/21に設定する。必要な平らな台わせ目を達成する ため、つま先閉止はリンキング(linking)又はロッソ(Rossso)技術で行う。ウェルト(Welt) アウターソックスはストレートなウェルト205を持つよう編上げられ、ウエ ルトはアウターソックスがバリヤ構成素子に積層された後に折り返される。 図9A及び9BはX方向及びY方向でのアウターソックスのヒステレシス曲線 であり、50%伸長荷重、回復%及び出力定格を表9に示す。 図10A及び10BはX及びY方向でのアウターソックスの伸長−破断曲線で あり、破断時荷重と破断時伸長を表10に示す。 アセンブリプロセス インナーソックス(図2A参照)はテリー織り側を外にして成形具250上に 伸長する。成形具250(図3A参照)は3mm厚のプラスティック又は金属で 造られる。それは溶接したバリヤ構成素子(図2B参照)と同形であるが、ほん のわずかに小さい。インナーソックスはラインA及びC(図2A参照)に沿った 径が当初9.5cmであるので成形具250に合わせるにはCに沿って155% 、Aに沿って200%伸長しなければなら ない。溶接したバリヤ構成素子は支持繊維を外側に向けて、伸長なしにインナー ソックス上に配置する。密にフィットする。 このアセンブリを剥離紙のシート間に挟み、接着剤ライン温度120℃、圧力 1.4kg/cm2(20ポンド/平方インチ)で30秒間、平床プレスで押圧す る。剥離紙の目的は、バリヤ構成素子繊維支持部外面の接着剤の点が、プレスに 貼付くのを防ぐことである。プレスの熱によりバリヤ構成素子内面の接着剤の点 が軟化し、バリヤ構成素子内面をインナーソックスに貼付ける。 この後、制作品をプレスから取外し成形具上で約3cm回転させ、更に30秒 間、同一の温度と圧力で再び押圧する。制作品を回転させることにより、最初の 押圧時に成形具端に沿っていた材料が積層される。 複合品を成形具から取外し、水に浸してから乾燥させる。このことにより、イ ンナーソックスの弾性的な回復が促進されるので、乾燥時にバリヤ構成素子はイ ンナーソックスに貼付けられた諸点の間の空間でひだ付け又はルーシュ付けされ 、リブ付き構造の場合にはこれにリブ間での折重ねが伴う。 複合品は、図3Bに示す如き第2の成形具260上で伸長される。この成形具 は第1の成形具と同じ材料で造られるが、形状が異なり、成形具250(図3A 参照)のような滑らかな曲線ではなく、踵形状210が成形具260に導入され て装着時にソックスが執る位置の方へと足を回転させる。成形具260の寸法は 、図3BのラインC及びAに沿って計測してC(足部)が13cm、A(脚部) が15.5cmである。アウターソックスは綿側を最外側にして複合物に当てら れる。アウターソックスの踵部とインナーソックスの踵部とが揃えられ、材料が 調節されるので、台板のまわりに均一に配置される。 このアセンブリを、平床プレスで30秒間、接着剤ライン温度120℃、圧力 1.4kg/cm2(20ポンド/平方インチ)で押圧する。前と同様に、取外し て複合物を回転させ、再び押圧する。 押圧後、積層したソックスを成形具から取外し、40℃の湯で洗浄し、陽イオ ン繊維コンディショナーで処理して完成品ソックスの手ざわりを良くする。次い で、乾燥する。ソックスは弾性により最終サイズに回復する。 アウターソックスのウェルトを折込んでいるので、その端がインナーソックス 及びバリヤ構成素子の縁をカバーし、それをポリエステル糸を用いてブラインド 縁かがり機(blind hemming machine)で所定位置に縫付ける。防水・通気ソックス 完成品ソックスは、0.7kg/cm2(10ポンド/平方インチ)を超す静水 学的水圧に耐える。 完成品ソックスは、BS3424、第34部、1992、方法37、水蒸気透 過指数の測定、に従って試験したところ50〜60%の水蒸気透過性指数を示し た。 ソックスは図2CのラインA及びCに沿って計測して、9.5cmの脚部幅と 9.5cmの足部幅を有する。 表11は、構成素子と成形具と完成品ソックスの、脚部幅と、足部幅と、踵部 −足首部幅の一覧である。 寸法AI、BI及びCIはインナーソックスの寸法であり、AO、BO及びC Oはアウターソックスの寸法である。 表11から見て取ることができるように、インナーソックスはAで9.5から 18.8に伸長し、即ち、AIでの増加は198%であり、Cでは9.5から14 .5に伸長し、即ち、CIでの増加は153%であり、Bでは12から18.2に 伸長し、即ち、BIでの増加は152%である。これ又表11に関し、アウター ソックスはAでは9.5から15.5に伸長し、即ち、AOでの増加は163%で あり、Cでは9.5から13に伸長し、即ち、COでの増加は137%であり、 Bでは12から16.2に伸長し、即ち、BOでの増加は135%である。 従って、AO/AI、AO(63%)からAI(98%)への率増加の比は0 .64:1であり、比CO/CIは37/53即ち0.7:1であり、比BO/BI は35/52即ち0.67:1である。より広くには、比AO/AI、CO/CI 及びBO/BIは望ましくは各々0.2:1〜0.9:1又は0.3:1〜0.8:1の 範囲である。アウターソックスが伸長し過ぎると、それ自身にルーシュ又はしわ がより、容認できないソックス外観となる。アウターソックスの伸長が少な過ぎ ると、バリヤ構成素子が充分に伸 長してルーシュ付けを正しく使うことができなくなる、即ち、ソックスを踵に引 き当てることが容易でなくなる。 図11A、11B、11C及び11Dは完成品ソックスのヒステレシス曲線で ある。図11A及び11Bは、インナーソックスが1つ置きのコースで弾性を有 するソックス域(即ち域71)についてのX及びY方向での図であり、図11C 及び11Dは、インナーソックスが各コースで弾性を有するソックス域(即ち域 70)についてのX及びY方向での図である。50%伸長時荷重、回復%及び出 力定格の値を表12に示する。 図11E、11F、11G及び11Hは図11A〜11Dに対応し、仲長−破 断曲線である。表13は破断時荷重及び破断時伸長を示す。 インナーソックス及びアウターソックスが編上げられていること及びこの特定 な実施の形態では両者が丸編みソックスであることに注目すべきである。 この特定の実施の形態では、インナーソックスがX方向に置配した弾性ヤーン を有し、アウターソックスがヤーンからの丸編みであって一部が弾性を有するこ とも注目すべきである。 インナーソックスでの弾性ヤーンの量はアウターソックスよりも多い。 弾性ヤーンを各コースに置配しなければならないわけではなく、実際には置配頻 度はソックスの域毎に異なり得ることも注目される。 例2 以下の如くして造られたソックスを摩耗試験にかけたら、編上時寸法を保持し たまま、即ち(脚部)長さ(A)が9.5cm、(足部)長さ(C)が9.5cm のままで、200時間以上の摩耗と10回の付随する洗濯に耐えた。加えて、斯 かる使用後の同じソックスは50%伸長荷重が(同じ仕様の使用前のソックスが 5.4であるのに較べ)わずかに6.1Nで、%回復が(同じ仕様の使用前のソッ クスのそれが4%であるのに較べて)6%、そして出力定格が(同じ仕様の使用 前のソックスの63%に較べて)50%である。インナーソックス 脚部と足部は14テックスのナイロンで編上げ、テリー織りループのためと面 には25テックス綿を用いた。弾性は例1と同様であったが、域70は脚部の上 方に7cm、足部に沿って5cm延びていた。ソックスは、例1のラインA及び Cに沿った計測で脚部及び足部径が9.5cmの仕上げ幅に編上げられた。 踵部及びつま先部は、25テックスの綿と29テックスのナイロンで編上げ、 テリー織り構成を持たせた。例1と同様に、2.54cmにつき15コースに編 上げた。 Y字の踵部、つま先部での狭めは例1と同様である。 バリヤ構成素子は例1と同様である。アウターソックス アウターソックスは、シリンダ径が9.53cm(3.75インチ)の200ニ ードル丸編機で造られた平織りソックスであった。脚部と足部は例1と同様にし て編上げ、例1のラインA及びCに沿って計測した脚部及び 足部の仕上げ幅を9.5cmとした。 踵部及びつま先部は25テックスの綿と29テックスのナイロンで編上げ、充 分なテリー織り構造を持たせた。2.54cmにつき17〜18コースとなるよ う編上げた。Y字の踵部、つま先部の狭めは例1と同等である。アセンブリ アセンブリプロセスは例1に明記したのと同様で、インナーソックスを第1の 成形具に、テリー織りループを成形具に対向させて被せた点のみが異なった。接 着剤を活性化させるため、連続押圧を用いた。 最終積層後、ソックスを第2の成形具から取外し、陽イオン繊維ソフナー(sof tener)で20分間、45℃にて処理した。 加えて、ソックスは防水のままでピンホールがなかった。これらのソックスは 域70の各コースに置配した弾性ヤーンを有していた。支持繊維なしで造られた 同等のソックスは使用開始後すぐにピンホールが生じ、わずか数サイクルの着脱 及び洗濯で防水性を失った。 同様の仕様で造られているが置配弾性なしの同等のソックスは、ソックス着用 時に長い踵で伸ばされた後にソックスを足首部の幅に回復させる弾性特性を持た ない。斯かるソックスは新着時でも密にフィットしないし、着用及び洗濯を繰り 返した後には更にフィットが密でなくなる。斯かるソックスが足首に密にフィッ トするよう充分な小ささに造られた場合、そのようなソックスは履くことができ ず、ソックスを踵のところで伸ばすのに必要な力が大きすぎ、ソックスが損傷す るか又は着用者を傷つけるかの結果となりがちである。例3〜5 本発明の複合ソックスを、例1で用いられたのと異なるインナーソックス及びア ウターソックスで構成した。製造した状態での使用前の複合ソックスの特性を以 下の表14に示す。 ソックスAはモック1×1リブ構成であり、テリー織りなしである。シリンダ 径8.9cm(3.5インチ)の156ニードル丸編機で編上げた。繊維組成は、 1/70Nmのナイロンを被せた1/30Nmのポリエステル(クールマックスTM )(脚部及び足部)及び2/70Nmのナイロンを被せた1/30Nmのポリエ ステル(クールマックスTM)であった(踵部及びつま先部)。ゴム弾性ヤーンは、 ワイケス(Wykes)の100ゴムコアに2つの1/78Nm、20フィラメントテ クスチャードナイロン66ヤーン(20 filament textured nylon 66 yarns)を被 せて各コースに置配したものであった。ソックスは、ラインA及びCに沿って計 測した脚部及び足部径を9cmの仕上げ幅に編上げた。 ソックスBはモック1×1リブサンドイッチテリー織り構成である。シリンダ 径10cm(4インチ)の168ニードル丸編機で編上げた。繊維組成は、テリ ー織りループと面に1/70Nmナイロン(タクテルTM)を用いた1/24Ne の綿裏当てヤーン(脚部及び足部)と、1/24Ne綿及び2/70Nmナイロ ン(タクテルTM)(踵部及びつま先部)であった。ゴム弾性ヤーンはワイケス(Wyk es)の100ゴムコアに2つの1/7 8Nm、20フィラメントテクスチャードナイロン66ヤーンを被せ、各コース に置配したものであった。 ソックスは、ラインA,C沿いの計測で9.5cmの脚径及び足径の仕上げ幅 に編上げた。 ソックスCは平編み構成である。シリンダ径10cm(4インチ)の168ニ ードル丸編み機で編上げた。脚部及び足部と踵部及びつま先部の両方での繊維組 成は、2/70Nmナイロン裏当てヤーン+1/24Ne綿ヤーンであった。こ のソックスはゴム弾性ヤーンを含まない。 ソックスは、ラインA,C沿いの計測で9.5cmの脚径及び足径の仕上げ幅 に編上げた。 本発明のソックス構造は、ソックス自体には(つま先閉止部以外)合わせ目を 持たず、バリヤ構成素子には単一の溶接合わせ目しか持たないようにしたもので あると認識される。このことにより、合わせ目をテーピングしたり縫ったりする 必要がなく、足に装着時のソックスの安楽性が増加する。従来技術で用いられて いる、縫込んだりテーピングした合わせ目があることによる摩耗、膨れや不快感 の虞が避けられる。 合わせ目が縫われていないので、不完全なテーピングによる合わせ目からの漏 れの虞も避けられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ヘイトン、カレン シャーロット イギリス エヌエヌ3 9ディーエックス ノーサンプトン グレイト ビリング パウンド レイン 8 【要約の続き】 クスである。本発明の好適な実施の形態では、ソックス は丸編みインナーソックスと、繊維支持部により補強さ れた、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜からなる袋状 バリヤ構成素予と、丸編みアウターソックスとで構成さ れ、離間した接着剤の点によりインナーソックス外面が バリヤ構成素子内面に貼付けられ、離間した接着剤の点 によりバリヤ構成素子外面がアウターソックス内面に貼 付けられ、離間した接着剤の点により膜が支持繊維に貼 付けられ、インナーソックス又はアウターソックス又は 両者が少なくとも足首部の複数の丸コースに置配したエ ラストマーヤーンを有し、ソックス未伸長状態でバリヤ 構成素子がひだ付け又はルーシュ付けされるのでバリヤ 構成素子は、初期伸長時のインナーソックス及びアウタ ーソックスの周方向伸長を吸収することができ、インナ ーソックス及びアウターソックスの更なる周方向伸長時 に、好ましくは少なくともX方向に少なくとも50%、 周方向に伸長できるよう周方向に弾性的であり、バリヤ 構成素子が支持繊維によりつま先−ふくらはぎ長手方向 での伸長を抑制され、置配したエラストマーヤーンによ り、ソックスが着用者の足及び脚に密にフィットするこ とが確保される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 伸長可能なインナー繊維エンベロープと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可 の袋状バリヤ構成素子と、伸長可能な第2繊維即ちアウター繊維工ンベロープと から構成され、インナーエンベロープがバリヤ構成素子に貼付けられ、バリヤ構 成素子がアウターエンベロープに貼付けられ、構成は複合ソックスが周方向に伸 長できるような構成である複合ソックスにおいて、伸長可能なインナー繊維エン ベロープ又は伸長可能なアウター繊維工ンベロープ又は両者が丸編みソックスで あり、複合ソックスは弾性特性を有して、斯かる弾性特性は、少なくともX方向 に少なくとも50%伸長で伸長できるような弾性特性であり、複合ソックスの足 首部直上の脚部から5cm×10cmで10cm寸法がX方向に合わせて採られ たサンプルを張力計上で100mm/分の割りで15cm長さに即ち50%まで 伸長させ、サンプルが(ヒステレシス曲線を生み出す)100mm/分で回復す ることができる場合に、回復段階での25%伸長荷重が伸長段階での25%伸長 荷重の少なくとも50%であるような弾性特性であることを特徴とする複合ソッ クス。 2.サンプルをX方向に50%伸長へと伸長させる荷重が15N/5cm幅以下 であることを特徴とする、請求項1に記載の複合ソックス。 3. サンプルが100mm/分で回復するようにした引張り荷重の解放時に、 サンプルが当初の10cm長さの12.5%以内に回復することを特徴とする、 請求項1又は請求項2に記載の複合ソックス。 4.伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリ ヤ構成素子と、伸長可能なアウターソックスとで構成され、インナーソックスが バリヤ構成素子に貼付けられ、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ 、構成は複合ソックスが周方向に伸長できるような構 成である複合ソックスにおいて、インナーソックス及びアウターソックスが丸編 みソックスであること、及び、インナーソックス又はアウターソックス又は両者 が弾性特性を持ち、斯かる弾性特性は、複合ソックスが少なくともX方向に少な くとも50%伸長で伸長できるような弾性特性であり、複合ソックスの足首部直 上の脚部から5cm×10cmで10cm寸法をX方向に沿って採ったサンプル を張力計で100mm/分で15cm長さまで即ち50%まで伸長した場合、 (i)サンプルをX方向に50%伸長させる荷重が5cm幅につき15N以下 であり、 (ii)サンプルが100mm/分で回復するようにした引張り荷重解放時に 、サンプルが当初の10cm長さの12.5%以内に回復し、 (iii)サンプルが(ヒステレシス曲線を生み出す)100mm/分で回復 できる時に、回復段階での25%伸長荷重が伸長段階での25%伸長荷重の少な くとも50%であるような弾性特性であること、を特徴とする複合ソックス。 5. 複合ソックスの50%伸長荷重が7.5N以下、回復%が7.5%以内、 出力定格が少なくとも60%であることを特徴とする、請求項4に記載の複合ソ ックス。 6. 複合ソックスの50%伸長荷重が5N以下、回復%が5%以内、出力定格 が60〜80%の範囲であることを特徴とする、請求項5に記載の複合ソックス 。 7. インナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素 子と、編上げた第2繊維即ちアウター繊維とから構成され、インナーソックスが バリヤ構成素子に貼付けられ、第2繊維即ちアウター繊維がバリヤ構成素子の外 面に、好ましくは外面全体に配されてそれに貼付けら れ、貼付けがソックスの周方向伸長を許すような貼付けである複合ソックスにお いて、貼付けはソックスが少なくともX方向に少なくとも50%、周方向に伸長 できるようにした貼付けであること、及び、インナーソックスが丸編みソックス であり、インナーソックスがX方向コースに、即ち、複合ソックスの周方向に置 配した弾性ヤーンを有するので横方向に伸長されて当初の未伸長形状及び寸法へ と、又は、当初の未伸長形状及び寸法の方へと回復する際の複合ソックスの能力 が高められること、を特徴とする複合ソックス。 8. インナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素 子と、アウターソックスとで構成され、インナーソックスがバリヤ構成素子に貼 付けられ、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付けられ、貼付けはソックス が周方向に伸長できるような貼付けである、複合ソックスにおいて、貼付けはソ ックスが、少なくともX方向に少なくとも50%、周方向に伸長できるような貼 付けであること、及び、インナーソックス及びアウターソックスが丸編みソック スであり、インナーソックス又はアウターソックス又は両者がX方向コースに、 即ちソックスの周方向に置配した弾性ヤーンを有するので横方向に伸長されて当 初の未伸長形状及び寸法へと、又は、当初の未伸長形状及び寸法の方へと回復す る時のソックスの能力が高められること、を特徴とする複合ソックス。 9. 弾性ヤーンが少なくとも足首部で複数のX方向コースに置配されることを 特徴とする請求項7又は請求項8に記載の複合ソックス。 10. 弾性ヤーンがソックス全体にわたって置配されることを特徴とする請求 項9に記載の複合ソックス。 11. 弾性ヤーンが各X方向コースに又は一つ置きのX方向コースに、少なく とも足首部に又はソックス全体にわたって置配されることを特徴と する、請求項9又は請求項10に記載の複合ソックス。 12. 伸長可能なインナー繊維ソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の 袋状バリヤ構成素子とで構成され,インナーソックスがバリヤ構成素子に貼付け られ、貼付けは複合ソックスが周方向に伸長できるような貼付けである、複合ソ ックスにおいて、貼付けはソックスが、少なくともX方向に少なくとも50%、 周方向に伸長できるようにした貼付けであり、バリヤ構成素子は繊維支持部で補 強された液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜で構成され、バリヤ構成素子は未伸 長状態でひだ付け又はルーシュ付けされているので伸長時のインナーソックスの 周方向伸長を吸収でき、ルーシュ付きバリヤ構成素子は、バリヤ構成素子の周方 向伸長とは干渉しない支持繊維によりつま先−ふくらはぎ長手方向での伸長を抑 制されることを特徴とする複合ソックス。 13. 伸長可能なインナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状 バリヤ構成素子と、伸長可能なアウターソックスとで構成され、インナーソック スがバリヤ構成素子に貼付けられ、バリヤ構成素子がアウターソックスに貼付け られ、貼付けはソックスが周方向に伸長できるような貼付けである、複合ソック スにおいて、貼付けはソックスが、好ましくは少なくともX方向に少なくとも5 0%、周方向に伸長できるようにした貼付けであること、及び、インナーソック ス又はアウターソックス又は両者が丸編みソックスであり、バリヤ構成素子が繊 維支持部で補強された、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜からなり、バリヤ構 成素子は未伸長状態でひだ付け又はルーシュ付けされているので伸長時のインナ ーソックス及びアウターソックスの周方向伸長を吸収でき、ルーシュ付きバリヤ 構成素子は、バリヤ構成素子の周方向伸長と干渉しない支持繊維によりつま先− ふくらはぎ長手方向での伸長を抑制されること、を特徴とする複合ソック ス。 14. 支持繊維がつま先−ふくらはぎ方向即ちY方向には50%以下しか伸長 可能でないことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の複合ソックス。 15. インナーソックスと、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の膜からなる袋状 バリヤ構成素子とで構成された複合ソックスにおいて、インナーソックスが丸編 みソックスであること、及び、膜が繊維支持部により補強され、離間した接着剤 の点によりインナーソックス外面がバリヤ構成素子内面に貼付けられ、離間した 接着剤の点により膜が支持繊維に貼付けられ、インナーソックスが少なくとも足 首部の複数の丸コースに置配されたエラストマーヤーンを有し、バリヤ構成素子 がソックス未伸長状態時にひだ付け又はルーシュ付けされているので初期伸長時 のインナーソックス周方向伸長を吸収でき、インナーソックスの更なる周方向伸 長時に周方向に、好ましくは少なくともX方向に少なくとも50%伸長で伸長で きるよう主う奉公に弾性的であり、バリヤ構成素子は支持繊維によりつま先−ふ くらはぎ長手方向の伸長を抑制され、置配エラストマーヤーンによりソックスが 着用者の足及び脚に密にフィットすることが確保されること、を特徴とする複合 ソックス。 16. 丸編みインナーソックスと、繊維支持部で補強され液体水浸透不可で水 蒸気浸透可の膜からなる袋状バリヤ構成素子と、丸編みアウターソックスとで構 成され、離間した接着剤の点によりインナーソックス外面がバリヤ構成素子内面 に貼付けられ、離間した接着剤の点によりバリヤ構成素子外面がアウターソック ス内面に貼付けられ、離間した接着剤の点により膜が支持繊維に貼付けられ、イ ンナーソックス又はアウターソックス又は両者が、少なくとも足首部の複数の環 状コースに置配されたエラストマ ーヤーンを有し、バリヤ構成素子はソックス未伸長状態時にひだ付け又はルーシ ュ付けされるので初期伸長時のインナーソックス及びアウターソックスの周方向 伸長を吸収でき、インナーソックス及びアウターソックスの更なる周方向伸長時 に、好ましくは少なくともX方向に少なくとも50%伸長で、周方向に伸長でき るよう周方向に弾性を有し、バリヤ構成素子は支持繊維によりつま先−ふくらは ぎ長手方向の伸長を抑制され、置配エラストマーヤーンによりソックスの着用者 の足及び脚への密なフィットが確保されること、を特徴とする複合ソックス。 17. 所望サイズにインナーソックスを丸編みし、インナーソックスを特大の 袋状成形具(一貫性のため、及び言及を容易とするため、以下第1の成形具と称 する)に引き当てることにより足部位置(C)、足首部位置(B)及び脚部位置(A )でインナーソックスを周方向に編上時サイズの少なくとも150%に伸長させ 、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子を提供し、バリヤ構成素 子は前記第1の成形具上のインナーソックスに被せることができるよう第1の成 形具と同形であってわずかにサイズが大きく、活性化可能な接着剤の点をインナ ーソックス又はバリヤ構成素子に塗布し又は予め塗布しておき、バリヤ構成素子 をインナーソックスに被せ、接着剤を活性化させて離間した諸位置でインナーソ ックスをバリヤ構成素子に貼付け、アセンブリを第1の成形具から外し、湿潤化 及び乾燥化等でアセンブリを処理してインナーソックスが編上時サイズに回復す るのを助長することを特徴とする、複合ソックスの製造方法。 18. インナーソックス及びアウターソックスを所望サイズ、好ましくは各々 同一サイズに丸編みし、インナーソックスを特大袋状の第1の成形具に引き当て ることによりインナーソックスを足部位置(C)、足首部位置(B)及び脚部位置 (A)で編上時サイズの少なくとも150%に周方向 に伸長し、液体水浸透不可で水蒸気浸透可の袋状バリヤ構成素子を提供し、バリ ヤ構成素子は、前記第1の成形具上のインナーソックスに被せることができるよ う第1成形具と同じ形状でわずかに大きなサイズとし、活性化可能な接着剤の点 をインナーソックス又はバリヤ構成素子に塗布し又は予め塗布しておき、バリヤ 構成素子をインナーソックスに被せて接着剤を活性化させてインナーソックスを 離間した諸位置でバリヤ構成素子に貼付け、アセンブリを第1成形具から取外し 、湿潤及び乾燥等でアセンブリを処理してインナーソックスが編上時寸法に回復 するのを助長し、(A)、(B)及び(C)の値が袋状の第1の成形具よりも小さく てソックス形状を有する特大の第2の成形具にアセンブリを引き当て、第2の成 形具はA、B及びCでのインナーソックスの伸長が第1の成形具に起きる伸長よ りも少ないような成形具であり、活性化可能な接着剤の点をバリヤ構成素子に又 はアウターソックスに塗布し又は予め塗布しておき、アウターソックスを第2の 成形具上のバリヤ構成素子に引き当て、接着剤を活性化させて離間した諸位置で バリヤ構成素子をアウターソックスに貼付け、完成品ソックスを第2の成形具か ら取外し、湿潤化及び乾燥等でアセンブリを処理してソックスが編上時寸法に回 復するのを助長することを特徴とする、複合ソックスの製造方法。 19. アウターソックスのA(AO)に対するインナーソックスのA(AI) での率増加の比が0.2:1〜0.9:1の範囲であり、アウターソックスのB(B O)に対するインナーソックスのB(BI)の率増加の比が0.2:1〜0.9:1 の範囲であり、アウターソックスのC(CO)に対するインナーソックスのC( CI)の率増加の比が0.2:1〜0.9:1の範囲である、請求項18に記載の方 法。
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