JP2001511882A - 分光分析サンプルホルダー - Google Patents

分光分析サンプルホルダー

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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 分光学的に分析するサンプルを保持する装置は、サンプルを限定された領域内に保持する。装置は、その上にサンプルを保持する受け入れ手段を含む。この受け入れ手段がフレーム(任意の機構)に装着される場合、それはフレームの開口部を越えて広がる。受け入れ手段内/上には、受け入れ手段上にのせたあらゆるサンプルが、限定された領域外に移動しないように保持するサンプル封入手段がある。サンプルを限定された領域内に保持することで、サンプルの定量測定が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 分光分析サンプルホルダー 背景情報 本発明は、分光分析で使用されるサンプルホルダー、およびこのサンプルホル ダーの使用方法に関する。 化合物のほとんどは、化合物中の様々な化学結合の振動周波数に一致する周波 数で、入射赤外線放射を吸収する。化合物の構造特性は、それに赤外線光ビーム を通過させ、透過光を入射ビームと比較して、サンプルビームの相対強度を波長 または波数の関数としてプロットし、化合物の分光学的プロフィールを得ること で決定できる。 入射赤外線光ビーム経路中にサンプルを保持するために、サンプルホルダーま たはセルが使用される。サンプルホルダーのために使用される材料は、興味のあ る赤外線スペクトル領域における赤外線放射に対して本質的に透明でなくてはな らず、サンプルまたは使用されるあらゆる溶剤に対し、可溶性または反応性であ ってはならない。サンプルホルダーで一般に使用される材料の例としては、無機 塩類、ガラス、および石英が挙げられる。ホルダー(またはセル)は、精密に機 械仕上げされ磨き上げられた無機塩の結晶(例えばNaCl)からできた一組のプレ ートから構成されることが多い。 中実のサンプルは、粉砕されて無機塩(例えばKBr)と十二分に混ぜ合わされ 、薄いウェハまたはペレットに押し固められて、サンプルホルダー上に装着され ることが多い。代案としては、それらを油(例えばNUJOLTM鉱油)と共に混練し て、結果的に得られる混合物を前述のプレートに適用することもできる。 無希釈のまたは溶剤中の液体サンプルは、通常は「セル」内で分 析される。セルとは、スペーサーと共に密封されて、サンプルをその内部に保持 するチャンバーを提供する一組のプレートである。プレートは一定間隔で開いて おり、定量測定で使用できる容量と路程が既知のサンプルチャンバーを提供する 。このようなセルは、使用前後に完全にきれいにしなくてはならず、危険な溶剤 が用いられることも多い。これによって、大規模な自動化分析試験の構成におい て使用できる能力が制限される。また頻繁な取り扱いは破損または劣化につなが り、結果的に追加的な保守時間と経費が必要になる。 プレートの他に、その他のサンプル調製方法も開発されている。米国特許番号 第5,470,757号の背景のセクションでは、過去数十年間にわたって開発されたい くつかの代案のサンプル調製および保持方法と、それぞれに伴う限界について述 べられている。 サンプルホルダーのほとんどは、経費が高いため使い捨てにはできない。した がってそれぞれの分析後に、それらを典型的には有機溶剤で注意深くきれいにし て、1つのサンプルから次のサンプルへの汚染を防止しなくてはならない。サン プルホルダー経費が高いことは、装着したサンプルの長時間保持の妨げになる。 使用が容易であり、液体サンプルまたは溶剤に対して不感性あるいは非反応性 であり、日常分析のほとんどに有用なスペクトル範囲を有するサンプルセルにつ いては、前述の米国特許番号第5,470,757号で述べられている。ここでは細孔膜 が、液体サンプルの支持物として使用される。その他のアプローチについては、 米国特許番号第5,290,705号および第5,453,252号で述べられている。 濾材の所定部分でサンプルを保持するように改造されたX線蛍光光度分析サン プルホルダーについては、米国特許番号第4,405,560号および第4,562,045号で述 べられている。ここでは、所定部分を本質的に取り囲むスリットを提供すること により、濾材の 部分が残りの媒体から隔離される。残りの濾材から隔離された部分を結合する濾 材の小片には、パラフィンをしみこませて、隔離部分に適用されたサンプルが残 りの濾材に移動するのを防止することができる。封入手段としてパラフィンが使 用され、比較的厚い濾材(厚さおよそ200μm)が必要なことから、このタイプの サンプルホルダーを定量測定で、特に透過および/または吸収を測定する場合、 または(パラフィンの溶解性のために)有機液体含有サンプルを分析する場合に は使用できない。 発明の要約 簡単にまとめると、本発明は、 a) サンプルを受け入れる多孔質手段と、 b) 受け入れ手段内および/または上の受け入れ手段の所定部分内にあるサ ンプル封入手段とを含む分光学的に分析するサンプルを保持する装置(すなわち サンプルホルダー)を提供する。この封入手段は無孔であり、受け入れ手段の所 定の部分を取り囲んで限定する。 またサンプルホルダーは、装置の取り扱いに便利で容易な手段を提供するフレ ームを含んでも良い。フレームが存在する場合、それは上面および下面、並びに それを通ってのびる(すなわち、上面から下面を通る)1つ以上の開口部を含む 。前述の受け入れ手段は、開口部(群)を越えて広がり、フレーム内に保持され る。 別の側面では、本発明は、上述のサンプルホルダーの受け入れ手段に適用した (そして任意に乾燥した、または乾燥させた)サンプルを通して放射を透過する ステップと、サンプルおよび受け入れ手段を透過した放射を分析するステップを 含むサンプルを分光学的に分析する方法を提供する。好ましいタイプの分光分析 は、赤外線 分光分析である。 本発明のサンプルホルダーは、手動および自動透過分光分析で使用でき、使用 が簡単で、簡易なサンプル調製を可能にし、正確で精密なサンプルスペクトルを 提供する。それは十分安価にでき、単回使用後に廃棄または保管できる。またそ れによってサンプル掃除および分析後のサンプルホルダー整備の必要性が排除で きるので、改善された安全性(特に危険なサンプルおよび/または洗浄剤の場合) 、並びにより高い便宜性と時間の節約が提供される。本発明のサンプルホルダー の特定の実施例は、それに適用されるサンプルに対して本質的に不活性であり、 最小の基材吸光度またはアーチファクトを示すため、得られるスペクトルに干渉 しない。 本発明では、サンプルホルダーの受け入れ手段部分は、米国特許番号第5,453, 252号が述べるようなスクリーン、米国特許番号第5,470,757号が述べるような細 孔シート、あるいはそれに適用されるサンプルが保持できるその他のあらゆる本 質的に平らな材料でも良い。しかしすぐ上で述べた2つの参考文献が述べるサン プルホルダーに比べて、本発明のサンプルホルダーは、定量分析に有用であると いう明白な利点を有する。これは、サンプル受け入れ手段の所定の限定部分内ま たは表面に、測定された容量のサンプルを限定する手段が含まれるためである。 本発明のサンプルホルダーは、分光学的に分析するサンプルの取り扱いを容易 にする。ここでの考察の大部分は、赤外線分光分析に向けたものであるが、本発 明のサンプルホルダーは、様々な分光光度計でも使用できる(例えば紫外線-可視 光、近赤外線、遠赤外線、X線蛍光、X線回折、蛍光、およびラマン)。受け入 れおよび封入手段に固有な特定の性質のために、本発明のサンプルホルダーは、 透過および吸収分光分析技術に特に良く適している。 特に断りのない限り、ここでは以下の定義を適用する。 「平均特性幅」とは、孔が断面で実質的に円形ならば孔直径である、孔の最大 断面寸法の平均を意味する。 「定量的」とは、既知量のサンプル中で特定材料の同一性と量の双方について 、再現性がある測定を得る能力を意味する。 「細孔質」とは、平均特性幅が約0.1〜約50μmの孔を有することを意味する。 「透過率(T)」とは、分光光度計の検出器が受ける放射強度と、サンプルに入 射する放射強度との(百分率で表される)比率である。 「吸光度(A)」とは、透過率値の負の対数(すなわち、A=-log10T)である。 「吸光率」とは、特定の周波数で吸収される入射光の量を定める化合物に固有 な属性を意味する。 図の簡単な説明 図を参照して発明をさらに詳しく説明する。これらの理想化され必ずしも一定 比率ではない図は、実例を意図し発明を不当に制限するものではない。 図1は、本発明のサンプルホルダーの1実施例の1面の平面図である。 図2は、2個のサンプルが同時に保持できる本発明のサンプルホルダーの実施 例の1面の平面図である。 図3は、ホルダーが円盤形態である本発明のサンプルホルダーのさらに別の実 施例の1面の平面図である。 図4は、多数のサンプルを同時に保持し、連続して分析できる本発明のサンプ ルホルダーのさらに別の実施例の平面図である。 図5は、サンプルホルダーがフレームで囲まれていない、本発明 のサンプルホルダーの実施例の1面の平面図である。 図6は、本発明のサンプルホルダーのサンプル受け入れ手段の5個の実施例を 大きく拡大した断面図である。 図7は、本発明のサンプルホルダーを使用したエンジンオイルの酸化の赤外線 吸光度測定と、KBrセルを使用したエンジンオイルの酸化の赤外線吸光度測定と を比較したプロットである。 図8は、本発明のサンプルホルダーを使用したエンジンオイルのニトロ化の赤 外線吸光度測定と、KBrセルを使用したエンジンオイルのニトロ化の赤外線吸光 度測定とを比較したプロットである。 図9は、本発明のサンプルホルダーを使用したエンジンオイルの硫酸化の赤外 線吸光度測定と、KBrセルを使用したエンジンオイルの硫酸化の赤外線吸光度測 定とを比較したプロットである。 図10は、本発明のサンプルホルダーを使用したエンジンオイルの煤含有量の赤 外線吸光度測定と、KBrセルを使用したエンジンオイルの煤含有量の赤外線吸光 度測定とを比較したプロットである。 図11は、本発明のサンプルホルダーを使用して赤外線吸光度測定で得られたエ ンジンオイル中のディーゼル燃料濃度と、KBrセルを使用して赤外線吸光度測定 で得られたエンジンオイル中のディーゼル燃料濃度とを比較したプロットである 。 図12は、本発明のサンプルホルダーを使用して赤外線吸光度測定で得られたエ ンジンオイル中のグリコール濃度と、KBrセルを使用して赤外線吸光度測定で得 られたエンジンオイル中のグリコール濃度とを比較したプロットである。 実施例の詳細な説明 図1は、フレーム12とサンプル受け入れ手段14とを含むサンプルホルダー10を 示す。サンプル受け入れ手段14は、フレーム12 の上面から下面にのびる開口部13を覆う。好ましくは実質的に平らで硬質のフレ ーム12は、分光光度計中にサンプルホルダー10を装着する手段として働く。 フレーム12は、紙、厚紙、板紙、艶素材圧延チップボード(polish stock cale ndered chipboard)、プラスチック(例えばポリプロピレン)シート素材、感圧 接着テープ、金属、合金、セラミック、複合材、エラストマー、およびガラスを 含むが、これに限定されるものではない様々な材料から構成できる。好ましい材 料としては、板紙、艶素材圧延チップボード(polished stock calendered chipb oard)、およびプラスチックシート素材が挙げられる。フレーム12は、上面(群 )から下面(群)にのびる少なくとも1つの開口部を有し、受け入れ手段14が2 片の間に固定されて、フレーム12内の開口部13を越えて広がるように結合された 2個の同一形状片から成ることが多い。 2片は、接着剤(例えば、液体、ホットメルト、感圧性)、両面感圧接着テープ 、溶接(例えば、ソニック、スポット、半田、アーク、熱など)、高周波(RF)シ ーリング、クリンプ加工、機械的締結または圧搾、およびそれらの実質的相当物 を含むがこれに限定されるものではない、それらを構成する材料に適したいくつ かの手段のいずれかによって結合できる。 標準的写真用35mmスライド台紙が、サンプルホルダー10のためのフレーム12と して使用できる。典型的にはプラスチックまたは板紙からできているスライド台 紙は、容易に入手でき、受け入れ手段14を収容して平らに保持でき、十分硬質で 、分光機器のサンプルホルダー取付台に簡単に装着される。 いくつかの市販されている写真用スライド台紙の利点は、粘着性、機械的、あ るいは粘着性と機械的取り付けの組み合わせを有するこ とである。 場合によっては、分光分析者が将来参考にするために、サンプルの保管また保 存を望むかもしれない。したがってフレーム12は、サンプルに関する適切な情報 (例えば、サンプルまたはインデックス番号)がその上に記入できるように、好 ましくは書き込みや、あるいは別な方法で標識できる材料から構成される。代案 としては、望むならラベルやその他の追加的な情報記録媒体(例えば、マイクロ フィルム、磁気媒体、バーコードなど)をフレーム12に含めることもできる。 いくつかの実施例では、サンプルホルダー10は、保存中には開口部を覆い、分 光分析中にはビーム経路から退かすことのできる保護カバーまたはフラップ(図 示せず)をさらに含むこともできる。代案としては、赤外線光に対して透明(ま たは興味のある波長(群)で非吸収性)で、分析中にビーム経路から退かす必要 のない保護カバーを使用することもできる。 フレーム12の大きさと形状は、サンプルホルダー10が使用される特定の分光分 析機器(群)のサンプルセル容器にある程度左右される。現在、分光分析者は典 型的には、約2インチ(すなわち約5cm)幅のサンプルホルダーを使用する。 受け入れ手段14は、規則的な格子模様のついたスクリーンとして描かれるが、 不規則な格子模様も使用できる。受け入れ手段14は、サンプルホルダー10中にス クリーンとして描かれるが、その他の形態も使用できる。これらは以下で、本発 明のサンプルホルダーのその他の実施例の考察において詳細に考察する。 規則的な格子模様スクリーン(例えば、窓網戸に使用されるタイプ)が付いて いる開口部は、形状が規則的であり、均一な断面積を有するので、サンプルはス クリーン上に、サンプルの表面張力によ って保持される。有用な格子開口部の断面積は、約0.1〜約1.5mm2の範囲であり 、約1mm2の断面積を有するものが好ましい。不規則な格子模様としては、ラン ダム、漸増変化、無秩序メッシュ(例えば、スチールまたはグラスウール中に存 在するもの)、不織スクリムなどが挙げられる。このような不規則な格子模様に 関する完全な説明は、米国特許番号第5,453,252号にある(特に、どちらもここに 参照として引用したFigure4と随伴するテキストを参照されたい)。これらの各 模様は、本発明のサンプルホルダー中の受け入れ手段として有用なスクリーンの 範囲内である。 受け入れ手段14として使用されるスクリーンの繊維は、ガラスと、石英と、金 属と、合金と、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、フルオロポリマー(例 えば、ポリテトラフルオロエチレン)、ポリアミド、ポリアラミド、ポリプタジ エンなどのポリマー材料のような様々な材料から製造できる。繊維が本質的に柔 軟性のない材料(例えば、ガラスまたは石英)から製造される場合、繊維は好ま しくはポリ(塩化ビニル)などの柔軟なポリマーでコーティングされる。 サンプル封入手段16は、受け入れ手段14に含まれる。この特定の実施例では、 サンプル封入手段16は、受け入れ手段14の上にのせたまたはその中に浸込ませた 無孔材料の環として描かれる。有用な無孔材料の例としては、シアノアクリレー トタイプの液体接着剤、シリコーン接着剤、ホットメルトタイプの粘稠性液体接 着剤、塗料、エポキシ、およびその他の硬化性材料が挙げられる。このような材 料は、受け入れ手段14上に液体形態でのせるとができ、スクリーンまたはメッシ ュに浸透させられる。硬化すると材料は、受け入れ手段14内に無孔バリヤーを形 成する。代案としては、受け入れ手段14のスクリーンまたはメッシュに浸透でき るシリコーンポリマ ーまたはフルオロポリマーなどの不活性の液体を希望する模様(典型的には円)に 適用して、不透過性のバリヤーを形成することもできる。この方法で有用な不活 性の液体は、好ましくは所定位置に留まるのに十分な粘度を有し、受け入れ手段 14に適用されるサンプルと反応せず、サンプルに溶けず、サンプルを溶かさず、 サンプル中で膨張性ではない。 封入手段16は好ましくは、開口部13の端から離れており、受け入れ手段14に適 用されるサンプルは、サンプリングプラットフォーム18中に留まってフレーム12 のどの部分とも接触しない。全サンプルをサンプリングプラットフォーム18内に 保持することで、サンプルホルダー10は、以下に述べるように定量的分光分析測 定に使用できる。 開口部13および封入手段16は、円として描かれているが、開口部13および封入 手段16のどちらも、例えば、四角、長方形、三角形、多角形、および不定形など のいかなる形状でも良い。開口部13は、封入手段16と同一形状でなくても良い。 サンプリングプラットフォーム18は、封入手段16によって外周が限定されたサ ンプル保持領域を構成する。サンプリングプラットフォーム18の大きさは、その 直径が分光光度計のビーム経路を受け入れるのに十分である限りは、変化しても 良い。好ましくはサンプリングプラットフォーム18は、入射赤外線ビームの直径 よりも大きい直径を有する。典型的には赤外線分光光度計は、約5mm〜約15mm幅 の目標領域を使用する。したがってサンプリングプラットフォーム18は、約5mm を超え、分光光度計サンプル領域とサンプルの大きさを基準にして実用的な限界 までの直径を有する。機器の大きさに限界があるために、サンプリングプラット フォーム18の大きさ(面積)は、典型的には各面あたり1〜約6cm2未満の 範囲である。 望むならば、発明に従って、より大きなまたは小さなサンプリングプラットフ ォームを使用しても良い。最近の機器は感受性が増大しているので、非常に小さ なサンプルのスペクトルを測定することが可能である。したがってサンプリング プラットフォーム18は、非常に小さくて良い。Nic-PlanTM赤外線顕微鏡(ウィス コンシン州マジソンのNicolet Instrument Corp.)などの赤外線顕微鏡が市販さ れている。このような機器では、サンプリングプラットフォーム18は、3μm程 度、より典型的には約100μmの直径を有することができる。 図2は、フレーム22と2個のサンプル受け入れ手段24とを含むサンプルホルダ ー20を表す。サンプル受け入れ手段24は、フレーム22の上面から下面までのびる 2個の開口部23を覆う。フレーム22は、図1に関して前述したのと同一材料から 製造でき、同様にして構築できる。 受け入れ手段24は、細孔シートとして描かれているが、その他の形態(前述の スクリーンを含む)もまた使用できる。細孔シートが使用される場合、それはこ のようなサンプルが含有するかもしれないあらゆる溶剤を含め、それに適用され るあらゆるサンプルに対して好ましくは不活性(すなわち非反応性および不溶性 )である。 より厚いシートは、スペクトル吸光度がより高いためにより大きな干渉を生じ る傾向があるので、細孔シートは非常に薄いことが好ましい。典型的には、有用 なポリエチレン細孔シートは、約150μm未満、好ましくは約25〜約150μm、より 好ましくは約125μmの厚さと、約1.0と90g/m2の間の斤量を有する。 典型的には、受け入れ手段24として使用される細孔シートの孔密度は、ASTM D 4197-82で測定された空隙容量が約20%を超え、 好ましくは約50〜約98%の範囲、より好ましくは約75と約90%の間にあるような 密度である。通常、空隙容量がより高ければ、ビーム経路内のサンプル量がより 多くなるので、(それによって分光分析精度が改善され)、シートに固有な吸光度 がサンプルの反応の分析に干渉する可能性が低くなり、シートに適用されたサン プルから溶剤がより容易に揮発する。多くの有用な細孔質のポリマーシートは、 総容積のほんの一部分がポリマー材料によって占められる開放構造である。した がってビーム経路内の物質のより多くの部分は、サンプルそれ自体である。 従来の非細孔膜は、典型的には有用性が低く、ここでの使用では多くの場合効 力がない。このようなシートに適用されたサンプルは、フィルム表面を効果的に 濡らすことができず、その結果、サンプルは分光光度計に装着した際に、ビーズ 状になってフィルムからこぼれ落ちる。しかしこれらの同一サンプルが同一ポリ マーからできた細孔シートに適用されると、サンプルはシートの孔に入り込んで 、サンプルが分光学的に分析できるようになる。サンプルホルダーへの適用後、 サンプルをフーリエ変換赤外線などにより迅速に分析すると、サンプルの溶剤部 分を分光学的に分析することができる。代案としては、サンプルを一時保持して 溶剤部分を揮発させ、引き続く分析のために、サンプルホルダー上に沈着する揮 発性がより低い部分を残すことができる。 その開示をここに参照として引用した米国特許番号第5,470,757号で述べられ るように、サンプル受け入れ手段24として細孔シートを使用すると、例えば水性 サンプルおよび生物学的液体の分析が容易にできる。このようなサンプルは、サ ンプリングプラットフォーム28に直接適用できるが、好ましくは最初に補助溶剤 (例えばメタノール)が適用されて、そこを濡らしてサンプルに対する受容 性をより高くする。次に水および補助溶剤が、前述のように揮発できる。プライ マーおよび接着剤などのような多くの水性サンプル(例えば、界面活性剤を含む もの)では、濡らす手順は必要でないことが多い。これらの手順のいずれによっ ても、ATRセルなどの高価な器材を使用したり、その他の時間のかかるサンプル 調製方法の助けを借りることなしに、水性材料のスペクトルが容易に得られる。 水性サンプルを分光学的に分析する際、受け入れ手段24として、親水性多孔質 フィルム(例えば、セルロース、紙、ナイロン-6、ナイロン-66、ポリ(ビニルア ルコールなど))が有用であることが分かった。サンプルは、前述の濡らす手順 を必要とせず、フィルムに直接適用される。親水性多孔質フィルムは水性サンプ ルの分析に加えて、血液、汗、涙、尿、精液などの生物学的液体の分析に有用で ある。このようなサンプルは、冗長なサンプル調製を必要とせずにサンプリング プラットフォーム28に直接適用でき、明瞭で明白なスペクトルが得られる。ここ では、元々親水性の材料(例えば、セルロース、ナイロン-6、ナイロン-66、また はポリ(ビニルアルコール))、あるいは(例えば、適切な材料のコーティング、ま たは適切な処理の適用により)処理されて親水性にされた材料からできた細孔シ ートが使用できる。 微孔質ポリマーシートは、シートの少なくとも1面を通って開口する複数の相 互接続する顕微鏡的孔を有することができる。孔はシートの片面のみまたは両面 を通って開口できる。それらが片面のみを通って開口する場合、サンプルは好ま しくはその面にのせられる。好ましくは細孔シート全体、特にサンプリングプラ ットフォーム28全体にわたる孔の大きさの分布は実質的に均一であり、シート透 過率の変動を低くする。孔の大きさは、それらの平均特性幅で、 典型的には約0.1〜約50μmの範囲にある。例えばレーザーアブレーションによっ て形成された均一で実質的に円形の孔があるシート、様々な大きさと構成の開口 部がある繊維状構造塊からできたシート、不織材料からできたシート、およびシ ートを通る蛇行状経路(例えば、ランダムまたは固定)を限定する材料の均一な 直径を有するストランドからできたシートが、それぞれ受け入れ手段24として有 用である。 ここでの用法では「細孔シート」には、少なくとも1つの組織状表面を有する ポリマーシートが含まれ、表面は、表面空隙、溝、凹部などを有し、その中の最 低深度は約0.1μmで最小幅は約0.1μmであり、典型的には平均特性寸法(すなわ ちサンプルホルダー開口部に平行な平面中の構造要素の最大寸法の平均)が少な くとも約0.1と約50μmの間であり、ときには実質的により大きい。このようなシ ートは、レーザーアブレーション、鋳造、エンボス、および押し出しを含むがこ れに限定されるものではない様々な表面変成および複製技術によって、中実のポ リマーシートから形成できる。このような表面特性は、サンプルホルダーがサン プル材料、特に粒状材料を保持する能力を向上できる。組織状表面特性は、上述 したような複数の孔を有する細孔シートからも形成できる。 目の荒いメッシュに結合したベースシート(例えば、上述したような細孔シー ト)を含む複合材シートも使用できる。メッシュは、サンプル材料の捕集と保持 を容易にする。ベースシートは、開口部内でサンプル材料を保持する。複合材シ ートは、ここで述べる透過率基準を満たさねばならないが、メッシュは開放性で あるので、メッシュの内部特性がこれらの透過率基準を満たす必要はない。 米国特許番号第4,539,256号では、その多くが発明のサンプルホルダーで使用 できる細孔シート材料と、同材料を製造する方法が開 示されている。W.L.Gore and Associates,Inc.(デラウエア州ウィルミントン )に譲渡された米国特許番号第3,953,566号、第3,962,153号、第4,096,227号、 第4,110,392号、第4,187,390号、および第4,194,041号などの種々の特許では、 ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からの細孔シートなどの多孔質製品の調製 について述べている。これらの特許で述べられたポリマーシート材料の多くも、 本発明に従って使用できる。 発明のいくつかの実施例で有用な細孔質ポリマーシートの多くのタイプが、様 々なポリマー、厚さおよび空隙容量で市販されている。これらの例としては、Ce lgardTM疎水性または親水性細孔質ポリエチレンまたはポリプロピレンフィルム( ノースカロライナ州シャーロットのHoechst Celanese)、GORE-TEXTM細孔質PTFE フィルム(W.L.Gore)、ZitexTM細孔質PTFEフィルム(ニュージャージー州ウェイ ンのNorton Performance Plastics)、およびDuraporeTM細孔質親水性フィルム( マサチューセッツ州ベッドフォードのMillipore Products Division)が挙げら れる。その他の実例としては、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプ ロピレン、およびコポリ(エチレン-プロピレン))、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポ リエステル、ポリカーボネート、セルロースアセテート、硝酸セルロース、ポリ (塩化ビニル)、およびナイロンの細孔シートが挙げられる。シートは本質的に1 つ以上の選択されたポリマーフィルムからなる。シートは特別な薬剤(例えば、 親水性または疎水性コーティング)を含むことができ、あるいは以下に述べるよ うに表面処理されていても良い。 細孔シートを受け入れ手段24として使用する場合、好ましいシート材料は、細 孔質ポリエチレンである。ポリエチレンは、あらゆる薬品に対して不活性であり 、湿気に対する感受性がなく、薄くて も強力な(例えば、破れおよび穴あき抵抗性の)フィルムを提供する。ポリエチ レンは、脂肪族炭素水素(C-H)結合の延伸が、高い吸光度(すなわち、2918お よび2849cm-1)として明白な約3000〜約2800cm-1の領域をのぞいて、約4000〜約 200cm-1の赤外線範囲にわたり使用できる。ポリエチレンは、範囲のその他の部 分(例えば、1465および721cm-1)で限られた数のシグナルを示すが、これらは 典型的には狭く良好に限定された低強度の吸光度であり、簡単に考慮に入れられ る。(結晶化度がかなり高いポリエチレンでは、後者の2つの吸光度が1組のピ ークに分割されることに起因する2つのさらに別の吸光度を有する。)好ましく は、細孔シートの製造に使用される細孔質のポリエチレンは、ここに参照として 引用した米国特許番号第4,534,256号の教示に従って調製される。 特に脂肪族C-H結合の延伸領域が興味の対象である場合、さらに別の有用なポ リマーは、細孔質PTFEである。この材料は、約1500cm-1を超える吸光度を持たな いので、脂肪族C-H延伸領域(約3000〜約2800cm-1)には、妨害吸光度がない。PTF E(並びにクロロトリフルオロエチレンのポリマーおよびコポリマー)からできた シートは、約4000〜約200cm-1の範囲で有用である。 多種多様な細孔質ポリマーシートが有用であるが、その他の多孔質シート材料 も使用できる。これらとしては、例えば、紙、不織ポリマーフィルム、繊維ガラ ス、スパンガラス、ガラス布、無機膜(セラミックを含む)、織布、ニットファブ リック、およびその他の繊維状シート材料が挙げられる。シートは好ましくは、 サンプル中で分析される帯域に対する、多孔質シートの固有な吸光度のスペクト ル干渉を低下させるように選択された材料から製造される。各材料は特有の吸光 度を有するが、吸光度は好ましくは、サンプルの吸光度に干渉しない赤外線スペ クトル領域にある。換言すれば、多孔質 シートは、好ましくは興味のあるスペクトル領域(群)で、比較的低い吸光度を 示す(すなわち、高度に透過性である)。 低吸光度シート材料の好ましさは、溶剤(群)、セル、大気などによるバック グラウンド吸光度を差し引くことができる最近の分光分析機器を使用することで 、幾分低下できる。分散タイプの機器では、赤外線ビームは2つの平行ビームに 分割され、1つはサンプルを貫通し、2つめのまたは参照ビームはブランクセル を通過する。溶媒和サンプルのスペクトルを測定する際、純粋な溶剤のみを含有 するセルが参照ビーム中に置かれ、機器は溶剤のスペクトルを溶解したサンプル のスペクトルから差し引くことができる。フーリエ変換赤外線分光光度計では、 ブランク(または参照)セルのバックグラウンドスペクトルは、後で測定される サンプルスペクトルから差し引くけるように、走査されて電子的に保存される。 従来のサンプルホルダーにおいて不完全なバックグラウンド吸光度の減算過程 は、本発明のサンプルホルダーでも不完全になり得る。これは特にサンプルが、 減算過程によって不注意に覆い隠されたり失われたりするわずかな吸光度を示す 場合、吸光度が常に完全に差し引かれるとは限らず、サンプルの吸光度に干渉す るという事実のためである。したがって細孔シートは、サンプルに対する細孔シ ートの吸光度の干渉を好ましくは最小化するように、より好ましくは排除するよ うに選択される。多くのポリマーフィルムの赤外線スペクトルが広く知られてお り、本発明に従って使用するのに適したシートを選択することは、分光分析分野 の当業者の能力の範囲内である。 特定用途向けのシートの選択は、サンプルの成分と、それについて行う分析に ある程度左右される。細孔シートは、シートの基線透過率または吸光度を測定す ることで、発明に従った特定用途での使 用について評価できる。ポリマーフィルムは典型的には、その上に入射する光の 一部を散乱する。細孔シートが受け入れ手段24として使用される本発明のサンプ ルホルダーでは、細孔シートの平均基線は、約4000〜約400cm-1の範囲であり、 好ましくは透過率が約1%を超え、より好ましくは透過率が約10%を超え、最も 好ましくは透過率が約50%を超える。吸光度単位で表すと、シートは好ましくは 興味のある波長(群)で約2未満、好ましくは約1未満、最も好ましくは約0.3 未満の吸光度を有する。シートの平均基線吸光度は、バックグラウンド(すなわ ち、シートのない空のサンプルホルダー)の吸光度、および約4000cm-1と約400c m-1での対象シートの吸光度を得ることで容易に測定できる。バックグラウンド 吸光度およびシート吸光度の双方に対する開口部は、寸法が等しくなければなら ない。約4000cm-1と約40cm-1でのシートの吸光度からバックグラウンド吸光度を それぞれ差し引き、次に結果的に得られた値を合計して2で割って平均基線吸光 度を得る。 細孔質ポリマーシートには、サンプル捕集および保持特性を改善するための処 理ができる。シート材料、処理、および意図されるサンプル次第で、シートは、 サンプルホルダーの製造前、または製造中、あるいは後からサンプル材料を適用 または捕集する前に処理できる。 さらに別の実施例では、希望のサンプル材料とシートの相互作用を変化させる 材料を適用することで、シート表面の少なくとも一部が処理される(例えば、コ ーティングまたはグラフト重合)。例えば、赤外線分光分析用サンプルホルダー 上の溶液中でタンパク質を濃縮するために、アズラクトン材料が使用できる。例 えば米国特許番号第5,344,701号を参照されたい。 サンプルホルダー20には、サンプル封入手段26も含まれる。こ の特定の実施例では、サンプル封入手段26は、受け入れ手段24中の環状圧縮とし て描かれている。これらの圧縮は、例えば無孔の圧縮領域を形成するように細孔 シートをエンボスして得られる。このエンボスは、手動、水圧、またはその他の 同様の手段で行われるダイ打ち出し加工を通じて得られる。 封入手段26は、サンプリングプラットフォーム28を取り囲んで限定する。封入 手段26で限定された外周内に置かれたあらゆるサンプルは、サンプリングプラッ トフォーム28内に留まる。これによって、このようなサンプルの定量測定が可能 になる。封入手段26は好ましくは開口部23の端から離れており、サンプリングプ ラットフォーム28に適用されるあらゆるサンプルは、フレーム22のどの部分とも 接触しない。 開口部23および封入手段26は、サンプルホルダー20中に円として描かれている が、開口部23および封入手段26のどちらも、前述したようにいかなる形状でも良 い。開口部23は、封入手段26と同一形状でなくても良い。 図2では明白でないが、封入手段26を構成する圧縮は、図に示すのとは反対の 受け入れ手段24の側にあっても良く、サンプリングプラットフォーム28に適用さ れたサンプルの封入を助ける(以下の考察を参照されたい)。 図3は、開口部33とサンプル受け入れ手段34の付いた円形フレーム32を含むサ ンプルホルダー30を示す。サンプルホルダー30は、例えば、複数サンプル分析シ ステム(ウィスコンシン州マジソンのPike Technologies)で使用されるような 円盤(またはコイン)形をしている。サンプル受け入れ手段34は、ここでも細孔 シートとして描かれているが、前述のスクリーンを含めたその他の形態も使用で きる。 受け入れ手段34内/上には、サンプル封入手段36がある。ここでもサンプル封 入手段は、受け入れ手段34を構成する細孔シートの環状圧縮として描かれている 。環状圧縮は前述したのと同一の手順によって、受け入れ手段34内に形成できる 。 封入手段36は、サンプリングプラットフォーム38を取り囲んで限定する。封入 手段36によって限定される外周内に置かれたあらゆるサンプルは、サンプリング プラットフォーム38内に留まる。これによって、このようなサンプルの定量測定 が可能になる。封入手段36は、好ましくは開口部33の端から離れており、サンプ リングプラットフォーム38に適用されたサンプルは、フレーム32のどの部分とも 接触しない。 図4は、円形フレーム42、開口部43、中心孔45、および複数受け入れ手段44を 含むサンプルホルダー40を示す。このタイプの構造物は、Model 0084-1XXまたは Model 0084-2XXサンプルホイール(コネチカット州シェルトンのSpectra-Tech, Inc.)を装備したModel 710フーリエ変換赤外線分光光度計(ウィスコンシン州 マジソンのNicolet Instruments)で使用されるような、一連のサンプルを保持 するのに使用できる。(中心孔45は、サンプルホルダー40がこのような機器の回 転スピンドルに装着できるようにし、各サンプリングプラットフォーム48は、分 光光度計が発する赤外線ビームのラインに回転して入る)。サンプル受け入れ手 段44は、細孔シートとして描かれているが、その他の形態(前述のスクリーンを 含む)も使用できる。 受け入れ手段44内/上には、サンプル封入手段46がある。ここでもサンプル封 入手段46は、受け入れ手段44を構成する細孔シートの環状圧縮として描かれてい る。圧縮は、前述したのと同一過程(群)によって受け入れ手段44中に形成でき る。 封入手段46は、サンプリングプラットフォーム48を取り囲んで限定する。封入 手段46によって限定される外周内に置かれたあらゆるサンプルは、サンプリング プラットフォーム48内に留まる。これによって、このようなサンプルの定量測定 が可能になる。封入手段46は、好ましくは開口部43の端から離れており、サンプ リングプラットフォーム48に適用されたサンプルは、フレーム42のどの部分とも 接触しない。 図5は、受け入れ手段54、封入手段56、およびサンプルプラットフォーム58を 含むサンプルホルダー50を示す。この実施例でもサンプル封入手段56は、受け入 れ手段54を構成する細孔シートの環状圧縮として描かれている。圧縮は前述した のと同一過程によって、受け入れ手段54内に形成できる。 封入手段56は、サンプリングプラットフォーム58を取り囲んで限定する。封入 手段56によって限定される外周内に置かれたあらゆるサンプルは、サンプリング プラットフォーム58内に留まる。これによって、このようなサンプルの定量測定 が可能になる。 任意の接着剤55を受け入れ手段54の1つ以上の側と面に塗布でき、サンプルホ ルダー50を分光光度計(図示せず)の光ビーム(図示せず)内に、取り外し可能 なように装着できる。接着剤55は、再配置可能、気体非放出性などでも良く、当 業者は、様々な望まれる用途のために多くの適切な接着剤(例えば、熱活性化、 特定の粘着特性など)を容易に識別して選択できる。接着剤55は、前出のどの感 圧性接着剤でも良い。 入射ビームの前を連続して通過し、収集スプールに巻き取られる一連のサンプ ルホルダーを含むロールも考えられるため、接着剤55は任意である。このような 構成では、接着剤55は不要である。 図6は、本発明のサンプルホルダーのサンプル保持手段の5個の 実施例を大きく拡大した断面図である。図6a、6b、6c、6dおよび6eにおいて、サ ンプル受け入れ手段60、70、80、90および100は(それぞれ)上述したような細 孔質膜である。 図6aでは、細孔質膜60が圧縮されており、封入手段66は環状圧縮である。封入 手段66は、サンプルプラットフォーム68の外周を限定する。液体サンプルをサン プルプラットフォーム68にのせると、そこにしみ込むが、(封入手段66によって 限定された圧縮領域は多孔性でないため)細孔質膜60の大部分には移動しない。 封入手段66は、細孔質膜60をプラテンにのせて、膜を円形のダイで打ち出して形 成できる。 図6bでは、細孔質膜70が圧縮されており、封入手段76はここでも環状圧縮であ る。封入手段76は、サンプルプラットフォーム78の外周を限定する。液体サンプ ルをサンプルプラットフォーム78にのせると、そこにしみ込むが細孔質膜70の大 部分には移動しない。封入手段76は、細孔質膜70を同一の円形のダイで(上下か ら)打ち出して形成できる。 In図6cでは、細孔質膜80は、その上面に適用された液体の環を有したが、液体 は細孔質膜80にしみ込んで、その後硬化して環状封入手段86を形成した。封入手 段86は、サンプルプラットフォーム88の外周を限定する。液体サンプルをサンプ ルプラットフォーム88にのせると、そこにしみ込むが、(封入手段86の不透過性 の性質のために)細孔質膜80の大部分には移動しない。 図6dでは、中実の無孔環99(断面で示される)が、細孔質膜90上にのっており、 膜90に塗布され、そこにしみ込んで封入手段96(ここでは環状バリヤー)を形成 する接着剤によって、そこに固着される。封入手段96は、サンプルプラットフォ ーム98の外周を限定する。液体サンプルをサンプルプラットフォーム98にのせる と、 そこに一部分のみ浸透し、そこに浸透しなかった部分は、中実の環99によって保 持される。(サンプル粘度や、サンプルプラットフォームの表面エネルギーと( 存在する場合、あらゆる溶剤を含めた)液体サンプルの表面張力との顕著な差や 、分析に使用される放射に対しサンプリングプラットフォームが十分に透明であ る、あるいはX線蛍光光度分析などの反射分析技術が使用されるという条件下で の、受け入れ手段としての比較的高密度な無孔膜の使用などの、様々な理由によ って起こり得る)液体サンプルがサンプルプラットフォーム98に全く浸透しない 場合、中実の環99がサンプルの領域と容積を限定するので、このサンプル保持手 段は分析のための保持が可能である(すなわち、環99は封入手段として働く)。環 99は、引き続くあらゆる赤外線分析に干渉せず膜90に接着する、どのような中実 の無孔材料でも良い。適切な材料としては、金属、木、ガラス、プラスチック、 セラミック、複合材、無孔ポリマーなどが挙げられる。 図6eでは、細孔質膜100が過剰な硬化性液体によって処理され、液体は膜100に 浸透し、硬化して環状封入手段106を形成する。さらに過剰な液体は硬化して、 膜100の平面上に突起部109を形成する。封入手段106は、サンプルプラットフォ ーム108の外周を限定する。サンプルプラットフォーム108にのせられた特定の液 体サンプルは、そこに緩慢にあるいは一部のみが浸透するかもしれず、そこに浸 透しない部分は突起部109によって保持される。液体サンプルがサンプルプラッ トフォーム108に全く浸透しない場合、突起部109はサンプルの領域と容積を限定 するので、この実施例は分析のための保持が可能である。適切な硬化性液体とし ては、ホットメルト接着剤、粘稠性接着剤、熱硬化性液体ポリマーなどが挙げら れる。 本発明のサンプルホルダーの特定の形状に関わらず、サンプルは そのサンプリングプラットフォーム(群)に単純な方法で適用される。無希釈の サンプルを直接サンプルホルダーに適用することもできるが、より一般には、取 り扱いを容易にするために、溶剤に溶解されたサンプルが使用される。有機液体 に溶媒和されたサンプルは、(このようなシートのポリマー基質をほとんどまた は全く膨潤させることなく)スクリーンまたは細孔シートの表面を容易に濡らし 、溶剤はその表面から迅速に揮発する。典型的には、使用されるあらゆる溶剤は 10〜30秒間以内に揮発する。これは、サンプルのホルダーへの適用後、加熱ラン プなどの外的熱源にサンプルを数秒間曝すことで加速される。(例えば、ヨーロ ッパ特許第478,596号を参照されたい。)両面を通って開き、シート全体に広が る孔を有するシートを含むサンプルホルダーは、(このような孔が、シートを通 る蛇行性経路を構成する場合でも)この効果を最適化できる。溶剤の揮発後、サ ンプルホルダーは分光光度計に装着できる。 本発明のサンプルホルダー使用して定量分析を行うためには、各手順または赤 外線走査中で、毎回精密に同一量のサンプルを分析する必要がある。したがって 封入手段によって限定されたサンプリングプラットフォームに、同一量のサンプ ルを適用できるようにするあらゆる方法が使用できる。多くの場合、分析される 正確な量のサンプルは、様々なピペットを使用してサンプリングプラットフォー ムに直接適用される。分析によっては、分析されるサンプルはサンプリングプラ ットフォームを容易に濡らさず、マイクロピペットの使用それ自体も非常に緩慢 である。このような場合、正確な量の粘稠性サンプルをサンプリングプラットフ ォームとほぼ同一直径の(なめらかな上面を持つ)真鍮ボタンに適用でき、その 後、サンプリングプラットフォームを(手でまたは他の適切な手段によって)サ ンプル上に十分な時間しっかりと保持して、サンプルをサンプリ ングプラットフォームにしみ込ませられることが分かった。 本発明のサンプルホルダーの使用によって、サンプルの定量並びに定性分析が 可能になる。あらゆるサンプルのスペクトルは、ベールの法則の関数であるので 、(ピークの高さまたは面積、全吸光度、または全透過率によって測定された) あらゆるピーク強度は、存在するサンプル量の一次関数である。サンプル中の特 定のピークまたは吸光度に対する吸光係数が与えられると、存在するサンプル量 が計算できる。代案としては、例えば、サンプルの量または濃度などの負荷を変 化させて、一連のサンプルが調製できる。前もって選択された吸光度の強度が、 負荷の関数としてプロットでき、次に未知のサンプルの濃度がプロットされたデ ータとの比較によって求められる。これは、混合物中の化学種の濃度が成分の相 対ピーク高さとの比較によって求められる、混合物の分析において特に有用であ る。例えば、食用油中の飽和と不飽和脂肪の相対量は、ATRサンプルホルダーの 助けを借りることなく、AfranおよびNewberyがSPECTROSCOPY,6(1),pp.31-33(199 0)で明らかにしたように、3010と2854cm-1におけるC-H吸光度を比較することで 簡単に求められる。 本発明のサンプルホルダーは、効率的で簡単なサンプルの定量的分析を可能に する。衝突赤外線エネルギーのサンプルによる吸収は、分光器によって間接的に 測定され、典型的には、百分率透過率T T=100×Psample/Pbackground (式中、Psampleは、分光器中の検出器に到達した光強度であり、Pbackgroundは 、サンプルなしで測定された光強度である)として表される。分析のために、透 過率は、吸光度A A=log10(l/T) に変換される。 官能基の吸光度は、官能基濃度に直接関係する可能性があり、ベールの法則で 表された吸光度、吸光率、および濃度の基本的関係に基いて定量測定が可能にな る。例えば、ここに参照として引用したG.W.EwingのInstrumental Methods of C hemical Analysis,5th ed.,pp.32-35(McGraw-Hill,New York,1985)を参照さ れたい。吸光率は、各化合物に固有な属性であるため、特定波長では特定化合物 について一定である。本発明のサンプルホルダーは、本質的に均一な厚さ(典型 的には約125μm)を有するので均一容積である、細孔シートのサンプリングプラ ットフォームを含む。したがって1組の同様なサンプルについては、赤外線吸光 度(すなわち、ピークの高さまたは面積)を特定成分の濃度に直接関連づけて、 検量線が作成できる。 吸光度は濃度に正比例するので、(例えばサンプルとバックグラウンドとの) 吸光度の差は、サンプル濃度がバックグラウンド(すなわち、サンプリングプラ ットフォーム)に比べて高い場合に最も容易に観察できる。したがって発明の方 法の感度は、バックグラウンド吸光度を差し引いた後にサンプル吸光度が観察可 能であるが、検出器の能力を超えない程度に十分大きいサンプルを使用すること に依存する。 実例としては、エンジンの損耗または故障のために汚染されたモーターオイル (例えば、冷却材または排気ガスのモーターオイル中への漏出)を定量分析する ための、フーリエ変換赤外線の使用が挙げられる。フーリエ変換赤外線法では、 新しい/未使用オイルのスペクトルを測定して内部記憶装置に保存し、使用済み /汚染オイルのスペクトルの測定後、スペクトル減算のために取り出せるので、 このような分析に良く適している。新しいオイルと使用済みオイルのスペクトル は、一般にかなり同様であり、新しいオイルのスペク トルを使用済みオイルのスペクトルから差し引くと、オイルの違いのみが見られ るスペクトルが得られる。違いは例えば、ベースオイルの酸化、可能な汚染物質 によって形成された生成物、および/または添加剤の減少を表す。使用済みオイ ルのみのスペクトルでは、小さな違いは見ることが困難かもしれず、定量化はさ らに困難である。新しいオイルの参照スペクトルを減算することで、さもなけれ ば複雑なスペクトル特性の組み合わせの中で、有用な情報が強調されるようにな る。 本発明のサンプルホルダーは、タンデム濾過/赤外線分析にも使用できる。こ こでシートとして使用される細孔膜のいくつかは、濾材として有用なことが知ら れている。例えばPrasadらの“Non-dispersive Solvent Extraction Using Micr oporous Membranes,New Membrane Materials and Processes for Separation, “AIChE Symposium Series No.261,vol.84,pp.42-53(1988)、およびBaker らの“Membrane Separation Systems-A Research and Development Needs Asses sment,”Final Report,vol.2,U.S.Dept.of Energy,Office of Program An alysis(April 1990)を参照されたい。この方法では2つのサンプルホルダーは、 それぞれ水平に配置され、重なり合わせて置かれる。次に不溶性の分画を含有す るサンプルが、上側サンプルホルダーの露出シートに適用される。望むならば、 この開始材料のスペクトルを得ることもできる。次に適切な溶剤の一定量をサン プルに適用し、可溶性の画分(群)を溶かして、上側サンプルホルダーを通して 下側サンプルホルダーに洗いこむ。このようにして不溶性の画分は、上側サンプ ルホルダーによってサンプルから濾過されて、そこで引き続き分光学的に分析さ れ、可溶性の分画は下側サンプルホルダー上に採取されて、そこで溶剤揮発後、 分光学的に分析できる。 またこの方法の変法も、表面からの可溶性材料の分析を可能にする。この方法 によってサンプルホルダーは、中実の対象の表面にのせることができる。次に溶 剤が表面およびサンプルホルダーの双方と接触するように、溶剤を適用する。表 面からの可溶性の材料は、シート表面に抽出される。次に溶剤を揮発させ、サン プルを分光学的に分析する。 発明のサンプルホルダーの利点は、良好な分析結果を提供する一方で、使用後 廃棄できるように十分安価にできることである。したがって再使用のために、サ ンプルホルダーをきれいにして磨く必要性が回避される。さらに分析者は、危険 なサンプルへのさらなる暴露、並びに従来のサンプルホルダーの掃除と整備に使 用される潜在的に有害な溶剤(例えば、クロロホルム、塩化メチレン、およびト ルエン)への暴露をしないですむ。 望むならばサンプルホルダーは、将来の参考のために保存または保管できる。 例えば、材料のスペクトルと既知の標準的サンプルのスペクトルとの比較、およ び場合によっては化学反応または化学工程の過程におけるスペクトルの比較が必 要または望ましいこともある。本発明のサンプルホルダーは、そこに適用された サンプルと共に保存でき、多くのサンプルのスペクトルがほとんどまたは全く劣 化することなく、後日分析できる。シートの細孔質構造のため、サンプルは典型 的にシートの孔に浸透し、シート上にしっかり保持される。したがって表面から サンプルが失われる傾向は、典型的にほとんどない。さらに例えば、細孔質ポリ エチレンなどは化学不活性であるために、サンプルがシートと反応して変質また は劣化する傾向もほとんどない。したがって発明のサンプルホルダーは、材料の 老化および劣化の調査において使用するのに良く適している。 次にサンプルホルダーの基線透過率は、それにサンプルを適用す る前に測定できる。望むならば、そしてサンプルが可溶性材料であるならば、サ ンプルをサンプルホルダーに適用する前に、それを適切な溶剤(例えば、水、ト ルエン、塩化メチレン、メチルエチルケトンな)に溶解しても良い。サンプル材 料の取り扱いを容易にするために、および/または例えば、抽出などによってサ ンプル材料を得るために、溶剤を使用しても良い。細かな粒子および粉末形態の サンプルは、望むならば可溶化することなく、発明のサンプルホルダー上で直接 分析(すなわち定量化)できる。 単純な実施例では、上にサンプルをのせた(例えば、細孔シート材料のロール )供給材料を、装置上のクリップまたはブラケットなどの支持材によって所定位 置に平らに保持して、分光分析装置に送り込める。発明のこの実施例では、シー トは脱着可能なように支持材に固定される。 この発明の目的と利点を、以下の実施例によってさらに詳しく示す。実施例で 述べる特定の材料およびそれらの量、並びにその他の条件と詳細は、この発明の 範囲を不当に制限するものではない。 実施例 実施例1 サンプルホルダーは、厚さ約0.125mmで空隙容量約88%の不織細孔質ポリエチ レン膜(その教示をここに参照として引用した米国特許番号第4,539,256号に従っ て調製した)を、直径およそ19mmの切り抜かれた開口部を有するおよそ5cm×10c mの大きさの2枚の板紙シート素材間に、2枚の板紙シートの開口部が正確に並 び、ウェブが開口部を覆って広がるように固定して調製した。板紙素材の外周を RFシールして、ポリエチレンウェブを所定位置に固定した。サンプルホルダーを 平鋼プレートにのせ、円形の鋼ダイでウェ ブを打ち出して、ウェブの露出部分に12mm内径×14mm外形の環をエンボスし、開 口部の中心にサンプル保持手段を形成した。サンプルプラットフォームの容量は 11.8μLであった。 実施例2 KBrセルを用いた既知の定量フーリエ変換赤外線法と比較するために、(サン プル封入手段の形成にアーバプレスを使用したこと以外は)実施例1で述べたよ うにして、発明のサンプルホルダーを調製した。 “Used Lubricating Oil Analysis,”Nicolet Instrument Corporation(1995) で述べられた方法に従って、Nicolet 710フーリエ変換赤外線分光器を使用して 、未使用および使用済み双方を含む29個のディーゼルエンジンオイルのサンプル を煤、酸化生成物、窒素酸化物、硫酸化生成物、ディーゼル燃料含有量、および グリコール含有量について、100μmの路程を有するModel SL-3KBrセル(ニュー ジャージー州ガーフィールドのInternational Crystal Laboratories)中で分析 した。方法では、使用済みオイルの種々の波数における赤外線吸収を新しいオイ ルについて記録された吸収と比較し、吸収の差をエンジンオイルの分解またはオ イル中の添加剤の変化と相関させる。成分を表1に示す。 次に発明のサンプルホルダーを使用して29個のサンプルの吸収値を得た。分析 するエンジンオイルサンプルの12μLアリコットを直径およそ12mmの(なめらか な上面を持つ)真鍮のボタンの上にはかり取った。細孔質のサンプルプラットフ ォーム(例えば、図2の品目28)を直接オイルサンプル上にのせ、オイルサンプ ルがサンプルプラットフォーム領域に完全に浸透するまで(およそ30秒間、オイ ル粘度に左右される)保持した。 次にサンプルホルダーを、セル分析で使用したのと同一のフーリエ変換赤外線 分光光度計中の従来の装置に入れ、オイルサンプルの赤外線スペクトルを測定し た。表示波数での吸収を記録してセルを使用して得られた値と比較した。データ は全て分光光度計に常駐するOMNICTMIntegra software(Nicolet Instrument,C orp.)を使用して、採取し分析した。 図7-12は、2つの方法によって得られた値の相関を示す。各プロットでは、従 来の赤外線セルを使用して得られた定量データが、発明のサンプルホルダーを使 用して同一サンプルから得られた同一データ要素に対してプロットされる。直線 関係は、2つの方法によって得られたデータの良好な相関を示す。 図7、8、および9は、それぞれエンジンオイル酸化、ニトロ化、および硫酸 化の定量測定の相関を示す。便宜上、分光光度計に常駐のOMNICTMIntegra1.0aソ フトウェアによって、従来の赤外線セルと発明のサンプルホルダー双方の路程を 0.1mmに正規化した。 図10は、各サンプルについて各方法で測定された、煤の相関を示す。煤がオイ ルをより不透明なにするという事実を強調するために、定量化を0.1mmあたりの 透過率として示した。ここでも分光光度計ソフトウェアによって、2つの方法の 路程を0.1mmに正規 化した。 図11および12では、エンジンオイル中のディーゼル燃料とグリコールをそれぞ れ測定し、OMNICTMIntegra1.0aソフトウェアで計算された各サンプル中の百分率 濃度として表した。 傾向直線は全てMicrosoftTMExcelTM5.0ソフトウェアを使用して得られた。 この発明の範囲と精神を逸脱しない、この発明の種々の修正および変更は、当 業者には明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/483 G01N 33/483 C // G01N 23/20 23/20 23/223 23/223 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 アイスタ,ジェームズ イー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a) サンプルを受け入れる多孔質手段と、 b) 前記受け入れ手段の所定部分内にあり、前記受け入れ手段内また は上の少なくとも1つの前記サンプルの封入手段を含み、前記封入手段が 1) 無孔であり、 2) 前記所定部分を取り囲んで限定し、 c) 要すれば、上面と、下面と、前記上面から前記下面を通ってのび る少なくとも1つの開口部とを含むフレームを含み、前記サンプル受け入れ手段 が前記フレーム内に保持されて、前記開口部を超えてのびる 分光学的に分析するサンプルを保持する装置。 2. 前記受け入れ手段が、複数の遮蔽されない開口部を含むスクリーンであ り、前記各開口部の断面積が、前記サンプルが前記スクリーン上に、前記サンプ ルの表面張力によって保持されるようになっている請求項1に記載の装置。 3. 前記受け入れ手段が、細孔シートである請求項1に記載の装置。 4. 前記細孔シートが、ポリマーを含む請求項3に記載の装置。 5. 前記ポリマーが、ポリエチレン、ポリプロピレン、コポリ(エチレン-プ ロピレン)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ(塩化ビニル)、ポリカーボネー ト、ポリ(フッ化ビニリデン)、硝酸セ ルロース、ポリ(クロロトリフルオロエチレン)、ポリエステル、またはナイロン である請求項4に記載の装置。 6. 前記封入手段が、前記細孔シート中のエンボス圧縮である請求項3に記 載の装置。 7. 前記受け入れ手段が、2つ以上の前記所定部分を含む請求項1に記載の 装置。 8. a) 請求項1〜7のいずれかの装置の所定部分に適用して、任意に乾燥 した、または乾燥させたサンプルに赤外線放射を透過するステップと、 b) 前記サンプルおよび前記受け入れ手段を透過した放射を分析する ステップ を含むサンプルを分光学的に分析する方法。 9. 前記サンプルをその上に適用する前に、前記装置の基線透過率を測定す るステップをさらに含む請求項8に記載の方法。 10.前記受け入れ手段の前記所定部分を通して、前記サンプルを含有するスト リームを濾過することで、前記サンプルを前記装置に適用する請求項8に記載の 方法。
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