JP2001510076A - 洗浄剤組成物を用いて基板を消毒する方法 - Google Patents

洗浄剤組成物を用いて基板を消毒する方法

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Abstract

(57)【要約】 微生物を含む基板と洗浄剤組成物を、基板上の微生物の数を大幅に低減させるのに十分な時間の間接触させることによる基板を消毒する方法。金属,被覆金属,プラスチック,ゴム,食器類,調理台,織物,木材表面,および他の基板を、軽質洗浄剤組成物、好適には、界面活性剤などの抗菌剤を含む液状,クリーム状,ペースト状,またはゲル状の各洗浄剤組成物を塗布して消毒することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本出願は、1997年7月21日に出願した米国仮特許出願第60/053,322号、および
1997年10月31日に出願した同時係属の米国特許出願第08/961,622号について米国
特許法119条e項により優先権を請求している。
【0002】 技術分野 本発明は、洗浄剤組成物、好適には液体またはゲル洗浄剤の分野における発明
である。具体的には、本発明は、好適には非4級型の界面活性剤を含む軽質洗浄
剤組成物、好適には液状,クリーム状,ペースト状,またはゲル状の各洗浄剤組
成物を塗布することによって、汚れを除去し、かつ、プラスチック,食器類,調
理台,織物,木材表面,および他の基板を消毒(微生物の数を大幅に減らす)す
る方法に関する。この方法は、処置表面上で消毒、殺菌、または抗菌の各作用に
より清浄度を高める。
【0003】 発明の背景 家庭または施設において、卓上食器類(すなわち、ガラス器,陶磁器,銀器,
プラスチックなど)または台所用品(調理用具,まな板,調理台など)の洗浄に
使用する洗浄剤は、古くから知られている。70年代における皿洗いは、1973年
にニューヨークの Marcel Dekker から発行された、W.G. Cutler と R.C. Davis
編の the Surfactant Science Series の第5巻パートIIIにおいて Mizuno が総括している。卓上食器類を洗浄し、食器類を衛生上汚れや残滓のない状態に
する個々の要件は、非常に多くの組成物でなされているので、今では、これに関
連した技術内容は他の洗浄製品の技術とは全く異なっていると認識されている。 さらに、消費者は家庭用品の衛生状態に大きな関心を持ち続けている。家庭用
品、とくに食器類,食品調理区域,および子供や病人に用いた機器について病原
菌に関連した問題が実際にあることが認識されている。
【0004】 消費者は、台所の種々の表面や食器類を含む種々の基板において十分な抗菌作
用を得ることについて問題があることをいつも経験している。処方者は表面の汚
れを除去し、かつ、微生物の数を減らす洗浄剤を処方する難しさを経験している
。通常、両方の仕事を達成するために、消費者は洗浄水に塩素漂白剤を加えるか
、または洗浄済みの表面を抗菌作用を追加するために漂白剤含有溶液で拭いてい
る。
【0005】 塩素系漂白剤は、汚れを落とす作用や抗菌作用については有効であるが、種々
の洗剤成分との親和性がなく、その上、基板からの汚れの除去も十分ではない。
さらに、漂白剤は表面、とくに消費者の手に刺激があり、不快な臭いもある。 上で挙げた問題の結果として、種々の成分と親和性があり、汚れの除去と消毒
の両方を行える洗浄剤の開発にはかなりの研究が必要であった。 その上、汚れと病原菌の除去または殺菌に有効な消費者製品を開発する場合に
考慮する必要がある重要な点は、多数の成分を追加するとコストが上がることで
ある。したがって、二つの任務を果たせる安価な成分を見つけることは、洗剤製
品のメーカーにとってかなりの関心事である。
【0006】 発明の概要 本発明によると、特定の界面活性剤を追加の水なしに(または最小限の追加水
とともに)基板に塗布し、ある期間接触を続けると、安定で、かつ、汚れを非常
によく落し、消毒できることが見いだされた。 したがって、本発明は、汚れの負荷がかかる状態でも、汚れを効果的に落とし
、かつ、非常に優れた抗菌作用を与える安価な洗浄剤に関する永年の要請に応え
るものである。これが、ひいては、家族の病気の日が少なく、病気の伝染の機会
が少なく、そして医療機関に出かける回数も少なくなるような健康的な家庭に導
くことができる。
【0007】 本発明は、微生物を含む基板を消毒する方法であり、次のステップを含む: a)有効量の抗菌剤を含む洗浄剤組成物を基板と接触させ;次いで b)基板上の微生物の数を大幅に減らすのに十分な時間の間、洗浄剤組成物と基
板との接触を続ける。 本発明の一つの好適な実施態様では、ステップb)は洗浄剤組成物の抗菌作用を
活性化するために普通のマイクロ波オーブンの中で行うことができる。
【0008】 処置する基板の種類を制限する意図はないが、この方法により処置できる基板
の例には、織物,セラミック,磁器製品,プラスチック,ふきん,まな板,外科/
医療機器,ほ乳びん,食器類,歯磨き/義歯,木材,食品調理表面,スポンジ, ガラス,ゴム,金属,被覆金属(たとえば、テフロン被覆平鍋)およびそれらを
組み合わせたものがある。
【0009】 塗布方法はかなり大きく変えられる。たとえば、製品を基板に直接塗布したり
、基板にスプレイしたり、または器具(スポンジ,ローラ,紙タオル,ふきん,
など)を用いて処置表面に塗り広げることができる。 この明細書の方法は、生存可能な微生物を全滅させたり、数を減らすために用
いることができる。生存可能な微生物には、細菌(グラム陽性菌またはグラム陰
性菌),ウイルス(包膜のあるものとないもの),病原体,真菌/胞子,および 台所の種々の表面で普通に見られる他の代表的な家庭病原菌などの種々の微生物
がある。 とくに明記しないかぎり、この明細書のパーセンテージと比率はすべて重量に
よるものであり、そして引用文献はすべてこの明細書の参考文献の一部である。
【0010】 発明の詳細な記載 定義−本発明の洗浄剤組成物には、「有効量」または「汚れ除去と消毒の量」
の、好適には界面活性剤である個別に規定された抗菌剤が含まれている。「有効
量」または「消毒量」の抗菌剤は、基板、すなわち、汚れた食器類を消費者が洗
浄した時に、汚れの除去と消毒が測定できるほど改善できる程度の量である。一
般には、この量はかなり幅広く変動する。 この明細書で用いている、「殺菌」、「抗菌」、「病原菌の全滅」および「消
毒」という用語は、家庭の台所や住宅で普通に見られた微生物を全滅させること
を意味している。種々の微生物の例には、病原菌,細菌,ウイルス,病原体,真
菌/胞子がある。この明細書で用いた洗浄剤組成物は、基板上の微生物の数が大 幅に低減するまで十分な時間基板と接触するのが好ましい。「大幅な低減」とは
、基板上の微生物の約50%以上、好適には約90%以上、そして最も好適には
約99.9%以上が死滅するか不活性になることを意味する。
【0011】 この明細書で使用するのに有用な抗菌剤である界面活性剤の例には、アニオン
性、カチオン性、非イオン性、および両性の各界面活性剤がある。好適な例は、
アルキルエトキシ-サルフェート類を含むアルキルアルコキシ-サルフェート類、
線状アルキルベンゼン-スルホネート類、アミンオキサイド類、ポリヒドロキシ 脂肪酸アミド類、エトキシル化アルコール類、ジアミン類、アミド類、アルキル
-ポリグルコシド類、ベタイン類、およびそれらの混合物である。抗菌剤がカチ オン性界面活性剤である場合は、カチオン性界面活性剤は4級アンモニウム界面
活性剤ではないことが好ましい。 本発明の洗浄剤組成物には、全組成物の重量で、約1〜約80%、好適には約
10〜約70%、より好適には約20〜約60%、そして最も好適には約30〜
約50%の界面活性剤が含まれている。
【0012】 ステップb)の「十分な時間」は、典型的には約10秒以上、好適には約15
秒〜約2分、より好適には約30秒〜約1分である。もちろん、時間がより長い
ほど有効である。
【0013】 驚いたことに、洗浄剤組成物と接触させながら、基板を普通のマイクロ波オー
ブンの中に入れて、オーブンを十分な時間作動させると、洗浄剤組成物の抗菌作
用を高められることが判明した。何かの理論に縛られることを欲するわけではな
いが、オーブン内でマイクロ波放射線により洗浄剤組成物に与えられたエネルギ
ーが洗浄剤組成物の抗菌作用を活性化し、かつ、高めると考えられる。本発明で
使用するのに適したマイクロ波オーブンは、Litton,Amana,Sharp,General El
ectric,などによりつくられており、先進国の家庭では大いに普及している。マ
イクロ波オーブンは、百貨店、電気器具店および K-Martや Wal-Martなどの大型
雑貨店で購入することができる。 マイクロ波オーブンを「作動させる」ことは、十分な時間を選択し、マイクロ
波オーブンのスイッチを入れて特定の時間動かし、すべての点で、メーカーが決
めた使用方法と安全上の注意事項に従うことを意味する。マイクロ波オーブンの
作動時間によっては、基板は温められているので、オーブンから基板を取り出す
時に注意する必要がある。基板を冷却する時間をとるのが望ましい。
【0014】 消毒作用を最大にするために、最小限の水、よりいっそう好適には水を追加せ
ずに、洗浄剤組成物を直接基板に塗布するのが好ましい。その上、水を追加する
か、または洗浄剤をすすぐ前に、十分な時間の間基板を洗浄剤組成物に接触させ
る必要がある。しかし、滞留している水がのこっていなければ、この明細書の洗
浄剤組成物を塗布する前に、処置する表面を予めすすぐか湿らせてもよい。言い
換えると、表面は湿っていてもよいが水に漬けてはならない。この明細書で述べ
たパーセント・レベルの界面活性剤を含有する洗浄剤組成物は、使用中ある程度
希釈してよいほど成分濃度が十分高いと考えられている。もちろん、これは製品
の活性成分の濃度に左右される。洗浄剤組成物は、好適には約10%未満、より
好適には約30%未満、そして最も好適には約50%未満の水で希釈する。
【0015】 比較・対照するために、家庭の普通の台所で、水と皿を満たしたシンクに、平
均的な量の液体洗浄剤製品(4〜7g、約10〜45%の界面活性剤を含有)を
入れ、洗浄水中の全製品濃度を1%未満のレベル、すなわち、水で99%希釈し
た。洗浄をシンクに置いたゴム製の桶又は大きなボウルで行うならば、全製品濃
度は約5%に過ぎず、すなわち、95%希釈したことになる。水に浸漬したスポ
ンジでさえも、スポンジの表面に塗布された洗浄剤は、洗浄剤製品濃度は約10
%に過ぎず、すなわち、90%希釈したことになる。
【0016】 製品/インストラクション 本発明には、洗浄剤組成物の使用に関するインストラクションも含まれている
。このインストラクションはこの明細書の洗浄剤組成物を含むパッケージまたは
洗浄剤組成物の販売または使用に関連した広告の形態を用いている。このインス
トラクションは製品を製造または供給する企業が普通に用いるやり方に含まれて
いる。例えば、組成物を入れた容器に付けられたラベル上のインストラクション
がある。すなわち、購入した時に容器または容器に付随して付けられたシート、
または広告、デモンストレーションにおけるインストラクション、および/また は洗浄剤組成物の購入または使用に関連した他の書面または口頭によるインスト
ラクションである。
【0017】 具体的には、このインストラクションは、洗浄剤を十分な量の水の添加の前又
はすすぎの前に、基板と接触させておくことと関連して、この界面活性剤を含む
洗浄剤組成物の使用に関する記載を含む。これらのインストラクションには、さ
らに、接触時間の長さ、浸漬やこするのが適切であれば基板に塗布する処置組成
物の好適な量、処置前または後に何かを塗布するならば水の好適な量、洗浄剤の
塗布に付随する他の好適な処置に関する情報が含まれる。
【0018】 したがって、本発明には、有効量の抗菌剤を含む洗浄剤組成物を含む製品と洗
浄剤組成物を使用する場合のインストラクションが含まれている。このインスト
ラクションには、下記ステップが含まれている: a)洗浄剤組成物と微生物が付いている基板とを接触させ;次いで b)基板上の微生物の数を大幅に減らすのに十分な時間の間、洗浄剤組成物と基
板との接触を続ける。
【0019】 他の成分 洗浄成分またはこの組成物に随意に含まれる添加剤には、洗浄性能や洗浄する
基板の処置を補助し、かつ、高めるか、または美感を改善し、化学的または物理
的安定性を維持し、または組成物の製造を容易にするために工夫された1種以上
の物質を加えることができる。本発明の組成物に、従来技術で確立された濃度で
、すなわち、一般には、組成物の0〜約20%、好適には約0.1〜約10%に て加えられるその他の添加剤には、加工助剤,ポリマー増粘剤,染料,充填剤,
酵素,アルカリ源,ハイドロトロープ,安定剤,香料,溶媒,キャリア,重炭酸
ソーダ,カーボネート,ヒドロ安息香酸,ジカルボン酸,漂白剤,2価イオン,
分散ポリマー,キレート化剤,シトレートなどのビルダーおよび緩衝剤がある。
組成物のpHは、約3〜約11.5が好ましく、好適には約6〜約11である。 2価イオンは存在する場合には、好適には無機カチオン,有機カチオンおよびそ
れらの混合物から選択し、そして最も好適にはMg2+,Ca2+ およびそれらの 混合物から選択する。
【0020】 この明細書用いた界面活性剤の作用を妨害しなければ、抗菌作用を追加するた
めに他の非界面活性の抗菌剤を加えることができる。抗菌剤の例には、トリクロ
サン,トリクロカルボン,過酸化水素,他の酸素漂白剤,パラクロロ-メタキシ レノール,沃素/ヨードフォア,特定のアルコール類,クロルヘキシジン,フェ ノール類,りん脂質類,チモール,オイゲニオール,ゲラニオール,レモングラ
ス油,およびリモネンがある。特定の4級界面活性剤も抗菌作用を示し、二次的
な殺菌剤として加えることができる。
【0021】 アニオン性界面活性剤 本発明で有用なアニオン性界面活性剤は、好適には、分岐アルキルエトキシ- サルフェート類、C8-C18 線状アルキルベンゼン-スルホネート類、アルファオ
レフィン-スルホネート類、パラフィンスルホネート類、メチルエステル-スルホ
ネート類、1級分岐鎖およびランダムC8-C20 アルキルサルフェート類(AS )、CH3(CH2)x(CHOSO3 -+)CH3 および CH3(CH2)y(CHOSO3 -+)CH2CH3 [式中、xと(y+1)は約7以
上、好適には約9以上の整数であり、そしてMは水溶性カチオン、とくにナトリ
ウムである]の化学式のC8-C18 2級(2,3)アルキルサルフェート類,オレイル
サルフェートなどの不飽和サルフェート類、C8-C18 アルキルアルコキシ-サル
フェート類("AExS",とくにEO 0.5-7 エトキシサルフェート類)、C8-C 18 アルキルアルコキシ-カルボキシレート類(とくにEO 0.5-5 エトキシカル ボキシレート類)、C8-C18 グリセロールエーテル類、C8-C18 アルキルポリ
グリコシド類およびそれらの対応する硫酸化ポリグリコシド類、アルキルスルホ
ネート類、サルコシネート類、タウリネート類、C8-C18 アルファスルホン酸 化脂肪酸エステル類およびそれらの混合物からなる群から選択する。
【0022】 利用できる1種のアニオン性界面活性剤には、アルキルエステル-スルホネー ト類がある。これらは再利用できる非石油資源からつくられるので望ましい界面
活性剤である。アルキルエステル-スルホネート界面活性剤成分の調製は、技術 文献に記載された周知の方法により行うことができる。たとえば、C8-C20 カ ルボン酸の線状エステル類は、"The Journal of the American Oil Chemists So
ciety",52(1975),pp. 323-329 に記載されているようにガス状SO3 を用いて
スルホン化することができる。適切な出発物質には、牛脂、パーム、およびココ
ナッツの各油から導かれた天然の脂肪物質がある。
【0023】 好適なアルキルエステル-スルホネート界面活性剤には、下記化学式のアルキ ルエステル-スルホネート界面活性剤が含まれている:
【0024】
【化1】
【0025】 式中、R3はC8-C20 ヒドロカルビル、好適にはアルキルまたはそれらの組合せ
、R4はC1-C6 ヒドロカルビル、好適にはアルキルまたはそれらの組合せ、そ してMは可溶性塩形成カチオンである。適切な塩類には、ナトリウム,カリウム
,リチウム塩類などの金属塩類、およびメチル-,ジメチル-,トリメチル-など の置換または非置換のアンモニウム塩類、およびたとえば、テトラメチル-アン モニウムおよびジメチルピペルジニウムなどの4級アンモニウムカチオン類、お
よびアルカノールアミン類、たとえば、モノエタノールアミン,ジエタノールア
ミン,およびトリエタノールアミンから導かれたカチオン類がある。好適には、
3はC10-C16 アルキル、R4はメチル,エチルまたはイソプロピルである。と
くに好適なのは、R3がC14-C16 アルキルであるメチルエステル-スルホネート
類である。
【0026】 アルキル-サルフェート界面活性剤は、この明細書で使用する別種の界面活性 剤である。アルキルサルフェート類の例には、化学式 ROSO3M の水溶性塩 類または酸類があり、式中、RはC10-C24 ヒドロカルビルが好ましく、好適に
はC10-C20 アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキルであり、
より好適にはC12-C18 アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、そしてMは
Hまたはカチオン、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類(IA族またはII
A族)金属カチオン(ナトリウム,カリウム,リチウム,マグネシウム,カルシ
ウム)、メチル-,ジメチル-,トリメチル-などの置換または非置換のアンモニ ウム-カチオン,およびたとえば、テトラメチル-アンモニウムおよびジメチルピ
ペルジニウムなどの4級アンモニウムカチオン類、およびアルカノールアミン類
、たとえば、エタノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノールアミン,
およびそれらの混合物などから導かれたカチオン類がある。通常、洗浄温度が比
較的低い場合(たとえば、約50℃未満)はC12-16 アルキル鎖が好適であり、
洗浄温度が比較的高い場合(たとえば、約50℃より上)はC16-18 アルキル鎖
が好適である。
【0027】 有用なアニオン性界面活性剤の別の部類は、アルキルアルコキシル化サルフェ
ート界面活性剤である。これらの界面活性剤には、通常、化学式 RO(A)mSO 3 M の水溶性塩類または酸類があり、式中、RはC10-C24 アルキル成分、好適
にはC12-C20 アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好適にはC12-C18
ルキルまたはヒドロキシアルキルを有する非置換のC10-C24 アルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基であり、Aはエトキシまたはプロポキシユニットであり、m
はゼロより大きく、通常約0.5と約6の間にあり、より好適には約0.5と約3
の間にある。そしてMはHまたはカチオンで、このカチオンは、たとえば、金属
カチオン(たとえば、ナトリウム,カリウム,リチウム,マグネシウム,カルシ
ウム,など),アンモニウムまたは置換アンモニウム・カチオンである。この明
細書では、アルキルエトキシル化サルフェート類、並びにアルキルプロポキシル
化サルフェート類が考えられる。代表的な界面活性剤は、C12-C18 アルキル- ポリエトキシレート(1.0)サルフェート,C12-C18 アルキル-ポリエトキシレ
ート(2.25)サルフェート,C12-C18 アルキル-ポリエトキシレート(3.0) サルフェート,およびC12-C18 アルキル-ポリエトキシレート(4.0)サルフェ
ートで、Mはナトリウムとカリウムから選択するのがよい。この明細書で使用す
る界面活性剤は、天然または合成アルコール原料からつくることができる。鎖長
は、分岐を含む平均炭化水素分布を表している。
【0028】 洗浄および消毒に有用な他のアニオン性界面活性剤を、この明細書の組成物に
加えることができる。これらの界面活性剤には、石鹸の塩類(たとえば、ナトリ
ウム,カリウム,アンモニウム,およびモノ-,ジ- およびトリエタノールアミ ン塩類などの置換アンモニウム塩類を含む)、C9-C20 線状アルキルベンゼン-
スルホネート類,C8-C22 1級または2級アルカンスルホネート類、C8-C24
オレフィン-スルホネート類、たとえば、英国特許明細書第 1,082,179 号に記載
された、アルカリ土類金属サイトレート類の熱分解生成物のスルホン化により得
られたスルホン化ポリカルボン酸類、アルキルグリセロール-スルホネート類、 脂肪族アシルグリセロール-スルホネート類、脂肪族オレイルグリセロール-スル
ホネート類、アルキルフェノール-エチレンオキサイド-エーテルサルフェート類
、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、アシルイソチオネート
類などのイソチオネート類、N-アシルタウレート類、メチルタウリドの脂肪酸 アミド類、アルキル-サクシナメート類とスルホサクシネート類、スルホサクシ ネート類のモノエステル類(とくに飽和および不飽和のC12-C18 モノエステル
類)、スルホサクシネート類のジエステル類(とくに飽和および不飽和のC6-C 14 ジエステル類)、N-アシルサルコシネート類、アルキルポリグリコシドのサ
ルフェート類などのアルキル-ポリサッカリド類のサルフェート類(非イオン性 非硫酸化化合物は下に記載されている)、分岐1級アルキルサルフェート類;お
よび下記化学式のものなどアルキルポリエトキシ-カルボキシレート類:RO(O
CH2CH2)kCH2-COO-+ [式中、RはC8-C22 アルキルであり、kは 0〜10の整数であり、そしてMは可溶性塩形成カチオンである]、そしてイセ
チオン酸でエステル化され、かつ、水酸化ナトリウムで中和された脂肪酸が含ま
れる。ロジン,水素化ロジンなどの樹脂酸類と水素化樹脂酸類、およびトール油
に存在するか、トール油から導かれた樹脂酸類と水素化樹脂酸類も適切である。
さらに、"Surface Active Agents and Detergents"(Schwartz,Perry および B
erch によるVol IとII)に例が記載されている。この種の界面活性剤は、197
5年12月30日に発行された Laughlin らの米国特許第 3,929,678 号のカラム23
の58行からカラム29の23行までに種々のものが開示されている。
【0029】 非イオン性洗浄界面活性剤 適切な非イオン性洗浄界面活性剤は、この明細書の参考文献の一つである、19
75年12月30日に発行された Laughlin らの米国特許第 3,929,678 号のカラム1 3の14行からカラム16の6行までに開示されている。有用な非イオン性界面
活性剤の無数にある種類の例には、いわゆる狭いピークのアルキル-エトキシレ ート類を含む約1〜22個のEOを有するC8-C18 アルキル-エトキシレート類
("AE")、およびC6-C12 アルキルフェノール-アルコキシレート類(とくに
エトキシレート類とエトキシ/プロポキシの混合物),アルキルジアルキル-アミ
ンオキサイド,アルカノイル-グルコースアミド,およびそれらの混合物がある 。
【0030】 この明細書で使用する非イオン性界面活性剤には、他に、アルキルフェノール
類のポリエチレン,ポリプロピレン,およびポリブチレンの各オキサイド縮合物
がある。一般には、ポリエチレン-オキサイド縮合物が好適である。これらの化 合物には、直鎖または分岐鎖配置で約6〜約12個の炭素原子を含むアルキル基
を有するアルキルフェノール類と酸化エチレンの縮合生成物がある。好適な実施
態様では、酸化エチレンは1モルのアルキルフェノールについて約5〜約25モ
ルに等しい量で存在する。商業的に利用できるこの種の非イオン性界面活性剤に
は、GAF Corp. から販売されている IgepalCO-630(商品名)、および Rohm & Haa
s Co. から販売されている Triton(商品名)X-45,X-115,X-100,および X-102 がある。これらの化合物は、通常、アルキルフェノール-アルコキシレート類( たとえば、アルキルフェノール-エトキシレート類)と呼ばれている。
【0031】 約1〜約25モルの酸化エチレンと脂肪族アルコールの縮合生成物。脂肪族ア
ルコールのアルキル鎖は、線状でも分岐でも、1級でも2級でもよく、そして一
般には、約8〜約22個の炭素原子を含んでいる。とくに好適なのは、1モルの
アルコールに付き約2〜約18モルの酸化エチレンと約10〜約20個の炭素原
子を含むアルキル基を有するアルコール類との縮合生成物である。この種の商業
的に利用できる非イオン性界面活性剤の例には、Union Carbide Corp. から販売
されている Tergitol(商品名) 15-S-9(9モルの酸化エチレンとC11-C15 線状
2級アルコールとの縮合生成物),Tergitol(商品名)24-L-6 NMW(6モルの酸化
エチレンとC12-C14 1級アルコールとの分子量分布の狭い縮合生成物)、Shel
l Chemical Co. から販売されている Neodol(商品名)45-9(9モルの酸化エチレ
ンとC14-C15 線状アルコールとの縮合生成物),Neodol 23-6.5(6.5モルの
酸化エチレンとC12-C13 線状アルコールとの縮合生成物),Neodol(商品名)45
-7(7モルの酸化エチレンとC14-C15 線状アルコールとの縮合生成物),Neod
ol(商品名)45-4(4モルの酸化エチレンとC14-C15 線状アルコールとの縮合生
成物)、および Procter & Gamble Co. から販売されている Kyro(商品名)EOB(
9モルの酸化エチレンとC13-C15 アルコールとの縮合生成物)がある。商業的
に利用できる非イオン性界面活性剤の例には、他に、Shell Chemical Co. から 販売されている Dobanol 91-8(商品名)およびHoechst から販売されている Gena
pol UD-080(商品名)がある。この部類の非イオン性界面活性剤は、一般に「アル
キル-エトキシレート類」と呼ばれている。
【0032】 プロピレングリコールと酸化プロピレンの縮合により形成された疎水性ベース
と酸化エチレンの縮合生成物。これらの化合物の疎水性部分の分子量は、約1500
〜約1800 であり、そして水に不溶性である。この疎水性部分にポリオキシエチ レン部分を付加すると、分子全体の水溶性が向上し、ポリオキシエチレン含有量
が縮合生成物の全重量の約50%になるまで製品の液体性が保持され、これは約
40モルまでの酸化エチレンとの縮合に相当する。この種の化合物の例には、BA
SF から販売されている商業的に利用できる Pluronic(商品名)界面活性剤がある
【0033】 酸化プロピレンとエチレンジアミンの反応により得られた生成物と酸化エチレ
ンの縮合生成物。これらの生成物の疎水性部分は、エチレンジアミンと過剰の酸
化プロピレンの反応生成物からなり、そしてその分子量は一般に約2500〜約3000
である。この疎水性部分を、縮合生成物に約40〜約80重量%のポリオキシ エチレンが含まれそして分子量が約5,000〜約11,000 になるまで酸化エチレンと
縮合させる。この種の非イオン性界面活性剤の例には、BASF から販売されてい る商業的に利用できる Tetronic(商品名)化合物がある。
【0034】 半極性非イオン性界面活性剤は特殊な部類の非イオン性界面活性剤であり、こ
れらの界面活性剤には、約10〜約18個の炭素原子からなる一つのアルキル部
分と約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基とヒドロキシアルキル基からなる
群から選択した2つの部分を有する水溶性アミンオキサイド類;約10〜約18
個の炭素原子からなる一つのアルキル部分と約1〜約3個の炭素原子を含むアル
キル基とヒドロキシアルキル基からなる群から選択した2つの部分を有する水溶
性ホスフィン-オキサイド類;および約10〜約18個の炭素原子からなる一つ のアルキル部分と約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基とヒドロキシアルキ
ル基からなる群から選択した2つの部分を有する水溶性スルホキサイド類がある
【0035】 半極性非イオン性洗浄界面活性剤には、下記化学式を有するアミンオキサイド
界面活性剤があり:
【0036】
【化2】
【0037】 式中、R3は約8〜約22個の炭素原子を含むアルキル、ヒドロキシアルキル、 またはアルキルフェニルの各基またはそれらの混合物であり、R4は約2〜約3 個の炭素原子を含むアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基またはそれらの
混合物であり、xは0〜約3であり、そしてR5は各々約1〜約3個の炭素原子 を含むアルキル基とヒドロキシアルキル基または約1〜約3個の酸化エチレン基
を含むポリエチレン-オキサイド基である。R5基は、たとえば、酸素または窒素
原子を介して相互に結合して環状構造を形成することができる。
【0038】 これらのアミンオキサイド界面活性剤には、とくに、C10-C18 アルキルジメ
チル-アミンオキサイド類およびC8-C12 アルコキシエチル-ジヒドロキシエチ ル-アミンオキサイド類がある。
【0039】 1986年1月21日に発行された Llenado の米国特許第 4,565,647 号で開示され
たアルキルポリサッカリド類には、約6〜約30個、好適には約10〜約16個
の炭素原子を含む疎水性基、およびポリサッカリド類、たとえば、約1.3〜約 10個、好適には約1.3〜約3個、より好適には約1.3〜約2.7個のサッカ ライド・ユニットを含む親水性基であるポリグリコシドを有する。5か6個の炭
素原子を含む還元糖、たとえば、グルコース,ガラクトースを使うことができ、
そしてガラクトシル部分がグルコシル部分で置換されうる。(随意に疎水性基が
2-,3-,4-,などの位置に結合し、グルコシドやガラクトシドとは反対のグ ルコースやガラクトースが得られる。)サッカライド間の結合は、たとえば、追
加サッカライド・ユニットの一つの位置と前記サッカライド・ユニットの2-, 3-,4-,および/または6- の位置の間にありうる。
【0040】 あまり望ましくないが、随意に、疎水性部分およびポリサッカリドを結合する
ポリアルキレン-オキサイド鎖がありうる。好適なアルキレン-オキサイドは酸化
エチレンである。代表的な疎水性基には、約8〜約18個、好適には約10〜約
16個の炭素原子を含むアルキル基がある。このアルキル基は、飽和か不飽和で
も、分岐があってもなくてもよい。好適には、アルキル基は、線状の飽和アルキ
ル基である。アルキル基には、約3個までのヒドロキシ基を含むことができ、一
方、ポリアルキレン-オキサイド鎖には、約10個まで、好適には5個未満のア ルキレンオキサイド部分を含むことができる。適切なアルキル-ポリサッカリド 類には、オクチル,ノニル,デシル,ウンデシルドデシル,トリデシル,テトラ
デシル,ペンタデシル,ヘキサデシル,ヘプタデシル,およびオクタデシルの各
ポリサッカリドがある。適切なアルキル-ポリサッカリド類には、他に、ジ-,ト
リ-,テトラ-,ペンタ-,およびヘキサグルコシド類、ガラクトシド類、ラクト シド類、グルコース類、フルクトシド類、フラクトース類および/またはガラク トース類がある。適切な混合物には、ココナッツ-アルキル-ジ-,トリ-,テトラ
-,およびペンタグルコシド類、およびタロウ-アルキルテトラ-,ペンタ-,およ
びヘキサグルコシド類がある。
【0041】 好適なアルキルポリグルコシド類の化学式は下記の通りであり: R2O(Cn2nO)t(glycosyl)x 式中、R2はアルキル,アルキルフェニル,ヒドロキシアルキル,ヒドロキシア ルキルフェニル,およびそれらの混合物からなる群から選択し、ここでアルキル
基には、約10〜約18個、好適には約12〜約14個の炭素原子があり;nは
2か3,好適には2であり;tは0〜約10,好適には0であり;そしてxは約
1.3〜約10、好適には約1.3〜約3、最も好適には約1.3〜約2.7である
。グリコシルは好適にはグルコースから導かれる。これらの化合物を形成するた
めには、アルコールまたはアルキルポリエトキシ-アルコールをまず形成し、次 いでグルコースまたはグルコース源と反応させ、グルコシドを形成する(1-位 置に結合)。さらに、追加のグリコシル・ユニットをそれらの1-位置と前記グ リコシル・ユニット2-,3-,4- および/または6-位置、好適には主として2
-位置の間に結合することができる。
【0042】 下記化学式を有する脂肪酸アミド界面活性剤:
【0043】
【化3】
【0044】 式中、R6は約7〜約21個(好適には約9〜約17個)の炭素原子を含むアル キル基であり、そして各R7は水素,C1-C4 アルキル,C1-C4 ヒドロキシア ルキル,および -(C24O)xH(xは約1〜約3の範囲にある)からなる群か ら選択する 好適なアミド類は、C8-C20 アンモニア-アミド類,モノエタノールアミド類
,ジエタノールアミド類,およびイソプロパノール-アミド類である。
【0045】 カチオン性/両性 非4級化カチオン性洗浄界面活性剤も本発明の洗浄組成物に加えることができ
る。この明細書で有用なカチオン性界面活性剤は、1980年10月14日に発行された Cambre の米国特許第 4,228,044 号に記載されている。
【0046】 両性界面活性剤をこの明細書の洗浄組成物に加えることができる。これらの界
面活性剤は、2級または3級アミン類の脂肪族誘導体として、または脂肪族基が
直鎖または分岐している複素環2級および3級アミン類の脂肪族誘導体として幅
広く定義することができる。脂肪族置換基の一つには、約8個以上、好適には約
8〜約18個の炭素原子が含まれており、少なくとも一つの置換基には、アニオ
ン性の水溶性基、たとえば、カルボキシ,スルホネート,サルフェートが含まれ
ている。両性界面活性剤の例については、1975年12月30日に発行された Laughli
n らの米国特許第 3,929,678 号のカラム19の18〜35行を参照のこと。好 適な両性界面活性剤には、いわゆるピークの狭いアルキル-エトキシレート類を 含むC12-C18 アルキル-エトキシレート類("AE")およびC6-C12 アルキル
フェノール-アルコキシレート類(とくにエトキシレート類とエトキシ/プロポキ
シの混合物)、C12-C18 ベタイン類およびスルホベタイン類("サルテイン類"
)、C10-C18 アミンオキサイド類およびそれらの混合物がある。
【0047】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤 この明細書の洗浄剤組成物には、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤も含
まれている。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤成分には、下記化学式の化
合物が含まれている:
【0048】
【化4】
【0049】 式中、R1はH,C1〜C4 ヒドロカルビル,2-ヒドロキシエチル,2-ヒドロキ
シプロピル、またはこれらの混合物、好適にはC1〜C4 アルキル、より好適に はC1 かC2 アルキル、最も好適にはC1 アルキル(すなわち、メチル)であり
;そしてR2はC5-C31 ヒドロカルビル、好適には直鎖C7〜C19 アルキルまた
はアルケニル、より好適には直鎖C9〜C17 アルキルまたはアルケニル、最も好
適には直鎖C11〜C15 アルキルまたはアルケニルまたはこれらの混合物であり ;そしてZは鎖に3個以上のヒドロキシルが直接結合した線状ヒドロカルビル鎖
を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそれらのアルコキシル化誘導体
(好適には、エトキシル化またはプロポキシル化)である。Z は、好適には還 元アミノ化反応で還元糖から導かれ、より好適にはZはグリシティルである。適
切な還元糖には、グルコース,フラクトース,マルトース,ラクトース,ガラク
トース,マンノースおよびキシロースがある。
【0050】 原料としては、デキストロース濃度の高いコーンシロップ、フラクトース濃度の
高いコーンシロップ、およびマルトース濃度の高いコーンシロップが利用でき、
他に上に挙げた個々の糖も利用できる。これらのコーンシロップからはZの糖成
分の混合物が得られる。以上の説明は、当然のことではあるが、決して他の適当
な原料を排除することを意図したものではない。Zは、 -CH2(CHOH)n-C H2OH、 -CH(CH2OH)-(CHOH)n-1-CH2OH、 -CH2-(CHOH) 2 (CHOR')(CHOH)-CH2OH 、 およびこれらのアルコキシル化誘導体 からなる群から選択するのが好ましい。ここで、nは3〜5の整数であり、R'
はHもしくは環状または脂肪族単糖類およびそれらのアルコキシ誘導体である。
最も好ましいのは、nが4のグリシティル類、すなわち、-CH2(CHOH)4-C
2OH である。
【0051】 R' の例には、N-メチル,N-エチル,N-プロピル,N-イソプロピル,N- ブチル,N-2-ヒドロキシエチル,またはN-2-ヒドロキシプロピルがある。 R2-CO-N< の例には、コカミド,ステアラミド,オレアミド,ラウラミド
,ミリスタミド,カプリカミド,パルミタミド,タロウアミド等がある。 Zは、1-デオキシグリシティル,2-デオキシフラクティチル,1-デオキシ マルテイチル,1-デオキシラクテイチル,1-デオキシグラクテイチル,1-デ オキシマニチル,1-デオキシマルトトリオティチル,などである。
【0052】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類の製造方法は、当該分野では周知である。一般
には、これらのアミド類は、還元アミノ化反応において還元糖とアルキルアミン
を反応させ、相当するN-アルキル-ポリヒドロキシアミンを形成し、次いでこの
アミンを縮合/アミド化ステップにおいて脂肪族エステルまたはトリグリセリド と反応させてN-アルキル,N-ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを形成する。ポリヒ
ドロキシ脂肪酸アミド類を含む組成物の製造方法は、1959年2月18日に発行され
た Thomas Hedley & Co. Ltd. による英国特許明細書第 809,060 号、1960年12 月20日に発行された E.R. Wilson の米国特許第 2,965,576 号、1955年3月8日
に発行された A.M. Schwartz の米国特許第 2,703,798 号、および1934年12月25
日に発行された Piggot の米国特許第 1,985,424 号に記載されている。なお、 これらの特許はすべてこの明細書の参考文献の一部である。
【0053】 ジアミン類 好適なジアミン類はpK1 とpK2 が、約8〜約11.5、好適には約8.4〜
約11、よりいっそう好適には約8.6〜約10.75の範囲にあるものである。
性能と供給面を考慮した好適な物質は、1,3-プロパンジアミン(pK1=10.
5、pK2=8.8)、1,6-ヘキサンジアミン(pK1=11、pK2=10)、
1,3-ペンタンジアミン(Dytek EP)(pK1=10.5、pK2=8.9)、および
2-メチル-1,5-ペンタンジアミン(Dytek A)(pK1=11.2、pK2=10. 0)である。好適な物質には、他に、C4-C8 の範囲のアルキレン・スペーサを
有する1級/1級ジアミン類がある。
【0054】 pK1 とpK2 の定義 この明細書で用いている「pKa1」と「pKa2」は、当業者には「pKa」と して集合的に知られている種類の量である。この明細書では、pKa は化学に通
じた人たちに普通に知られている方法と同じ方法で使われる。この明細書で言及
した数値は、1975年にニューヨークとロンドンの Plenum Press から発行された
Smith と Marrel の "Critical Stability Constants:Volume 2, Amines" な どの文献から得ることができる。pKa に関する情報は、さらに、ジアミン類の
供給者である Du Pont から提供された情報などの関連企業の資料から得ること ができる。
【0055】 この明細書の実用的な定義として、ジアミン類のpKa は0.1〜0.5Mのイ
オン強度について、25℃の水溶液において規定される。pKa は温度とイオン
強度により変わる平衡定数であり、したがって、文献で報告された値は測定方法
や条件によっては一致しないこともある。あいまいさを排除するために、本発明
のpKa に用いた当該条件および/または引用文献は、この明細書で規定した通 りかまたは "Critical Stability Constants:Volume 2, Amines" におけるもの
である。代表的な測定方法の一つは、水酸化ナトリウムによる酸の電位差滴定お
よび 1990年にニューヨークの McGraw Hill から発行された Shugar と Dean に
よる "The Chemist's Ready Reference Handbook" で引用され、記載されている
適切な方法によるpKa の測定である。
【0056】 pK1 とpK2 を約8.0より下まで下げる置換基や構造の部分的変更は望ま しくなく、性能の低下をもたらすことが判明している。これには、エトキシル化
ジアミン類,ヒドロキシエチル置換ジアミン類,スペーサ基の窒素からベータ(
および程度は低いがガンマ)位置に酸素を有するジアミン類に導く置換基がある
(たとえば、Jeffamine EDR 148)。さらに、エチレンジアミンを基本骨格とす る物質は不適切である。 この明細書で有用なジアミン類は、下記化学式により規定することができ:
【0057】
【化5】
【0058】 式中、R1-4 はそれぞれ、H,メチル,−CH3CH2,および酸化エチレンから
選択し;Cx とCy(x+yは約3〜約6である)はそれぞれメチレン基または 分岐アルキル基から選択し;そしてAは随意に存在し、かつ、ジアミンのpKa
が所望の範囲になるように調節するために選んだ電子供与部分または電子抜き取
り部分から選択する。Aが存在するならば、xとyの両方が1以上であらねばな
らない。
【0059】 好適なジアミン類の例には:
【0060】
【化6】
【0061】
【化7】
【0062】
【化8】
【0063】
【化9】
【0064】
【化10】
【0065】
【化11】
【0066】
【化12】
【0067】 およびそれらの混合物がある。
【0068】 第二の界面活性剤 第二の洗浄界面活性剤は、本発明の第一の界面活性剤に対して不利な影響を及
ぼさない限りは4級アンモニウム界面活性剤から選択することができる。一般に
は、この明細書の洗浄剤組成物に抗菌作用を追加するために第二の4級型界面活
性剤を加えることができる。
【0069】 4級型界面活性剤には、アルキルジメチルアンモニウム-ハロゲナイド類およ び下記化学式を有するものなどのアンモニウム界面活性剤があり: [R2(OR3)y][R4(OR3)y]25+- 式中、R2はアルキル鎖に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルまたはア ルキルベンジル基であり;各R3は -CH2CH2-,-CH2CH(CH3)-,-CH2 CH(CH2OH)-,-CH2CH2CH2-,およびそれらの混合物からなる群から 選択し;各R4はC1〜C4 アルキル,C1〜C4 ヒドロキシアルキル,ベンジル ,2つのR4基を結合して形成された環状構造、-CH2CHOHCHOHCOR6 CHOHCH2OH[R6は分子量約1000未満のヘキソースまたはヘキソース
ポリマー、またはyが0でない場合は水素である]からなる群から選択し;R5 はR4と同じかまたはR2+R5の炭素原子の総数が約18程度のアルキル鎖であ り;各yは0〜約10であり、y値の和は0〜約15であり;そしてXは親和性
のアニオンである。
【0070】 ビルダー 鉱物硬度の調節を補助するために、この明細書の組成物に洗浄ビルダーを随意
に加えることができる。無機並びに有機ビルダーを使用することができる。ビル
ダーの濃度は、組成物の最終用途と製品の物理的形態により広範囲に変えること
ができる。液体処方物には、重量で、約1〜約50%、より典型的には約2〜約
30%の洗浄ビルダーが含まれている。 カーボネート・ビルダーの例は、1973年11月15日に発行されたドイツ特許出願
第 2,321,001 号で開示されているアルカリ土類およびアルカリ金属カーボネー トである。
【0071】 本発明の目的に適した有機洗浄ビルダーには、多種多様なポリカルボキシレー
ト化合物があるが、これらに限定されるわけではない。この明細書で用いている
「ポリカルボキシレート」という用語は、複数のカルボキシレート基、好適には
3個以上のカルボキシレートを有する化合物を指している。ポリカルボキシレー
ト・ビルダーは、一般には、酸の形で組成物に加えることができるが、中性塩の
形で加えることもできる。塩の形で利用する場合は、ナトリウム,カリウム,お
よびリチウム,などのアルカリ金属、またはアルカノール-アンモニウム塩類が 好適である。
【0072】 ポリカルボキシレート・ビルダーの中には、種々の部類の有用な物質がある。
その一つの重要なポリカルボキシレート・ビルダーは、1964年4月7日に発行さ
れた Berg の米国特許第 3,128,287 号、および 1972年1月18日に発行された L
amberri らの米国特許第 3,635,830 号で開示されている。1987年5月5日に発 行された Bush らの米国特許第 4,663,071 号の "TMS/TDS" ビルダーも参照のこ
と。適切なエーテル・ポリカルボキシレートには、米国特許第 3,923,679,3,83
5,163,4,158,635,4,120,874 および 4,102,903 号に記載されている環状化合 物、とくに脂環式化合物もある。
【0073】 シトレート・ビルダー、たとえば、クエン酸とその塩類(とくに、ナトリウム
塩)は、これらが再利用可能な資源から得られ、かつ、生分解性であることから
、液体洗浄剤処方物では重要なポリカルボキシレート・ビルダーである。オキシ
-ジサクシネート類も、この種の組成物や配合物においてとくに有用である。 1986年1月28日に発行された Bush の米国特許第 4,566,984 号で開示された 3,3-ジカルボキシ-4-オキサ-1,6-ヘキサンジオエート類およびそれらの関 連化合物も、本発明の組成物に適している。ラウリル-サクシネート類はこの部 類の好適なビルダーであり、1986年11月5日に発行された欧州特許出願 8620069
0.5/0,200,263 に記載されている。
【0074】 その他の適切なポリカルボキシレート類は、1979年3月13日に発行された Cru
tchfield らの米国特許第 4,144,226 号、および、1967年3月7日に発行された Diehl の米国特許第 3,308,067 号で開示されている。Diehl の米国特許第 3,7
23,322 号も参照のこと。
【0075】 脂肪酸類、たとえば、C12-C18 モノカルボン酸類も、追加のビルダー活性を
与えるために、単独または前述のビルダー、とくにシトレートおよび/またはサ クシネート・ビルダーと併用してこれらの組成物に添加することができる。
【0076】 無機またはリン含有洗浄剤ビルダーには、ポリホスフェート類(例には、トリ
ポリホスフェート類,ピロホスフェート類,およびガラスポリマー状メタホスフ
ェート類),ホスホネート類,フィチン酸,シリケート類,カーボネート類(バ
イカーボネート類とセスキカーボネート類を含む),サルフェート類,およびア
ルミノシリケート類があるがこれらに限定されるわけではない。
【0077】 エタン-1-ヒドロキシ-1,1-ジホスホネートおよび他の周知のホスホネート 類(たとえば、米国特許第 3,159,581,3,213,030,3,422,021,3,400,148 およ
び 3,422,137 号を参照のこと)などのホスフェート・ビルダーも使用できる。
【0078】 シリケート・ビルダーの例は、1987年5月12日に発行された H.P.Rieck の米 国特許第 4,664,839 号に記載された層状珪酸ナトリウムなどのアルカリ金属シ リケート類である。NaSKS-6 は、Hoechst から販売されている結晶性層状シリケ
ートの商標である(普通は、"SKS-6" と省略される)。NaSKS-6 は、ドイツ特許
(DE-A-3,417,649 とDE-A-3,742,043)に記載された方法でつくることが できる。Hoechst からの種々の層状シリケート類には、他に、アルファ,ベータ
およびガンマ形としての NaSKS-5,NaSKS-7 および NaSKS-11 がある。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、商業的に利用できる。アルミノ
シリケートイオン交換物質の製造方法は、1976年10月12日に発行された Krummel らの米国特許第 3,985,669 号で開示されている。
【0079】 酵素 適切な酵素には、プロテアーゼ,アミラーゼ,リパーゼ,セルラーゼ,パーオ
キシダーゼ,および植物,動物,細菌,真菌および酵母菌などの適切な起原に由
来するこれらの混合物がある。好適な選択を行うためには、pH活性および/ま たは最適安定性,熱安定性,および活性漂白剤,洗浄剤,ビルダーなどに対する
安定性を考慮する必要がある。この点から、細菌アミラーゼやプロテアーゼ、お
よび真菌セルラーゼなどの細菌酵素または真菌酵素が好適である。
【0080】 酵素は、普通、「洗浄有効量」を与えるのに十分な濃度で洗浄剤組成物または
洗浄添加剤組成物に加えられる。「洗浄有効量」という用語は、食器類などの基
板に対して、洗浄,汚れ除去,白色化,脱臭をそれぞれ行ったり、新鮮にする効
果を改良できる量を意味している。市販されている製剤では、実際には、この明
細書の組成物には、重量で、0.001〜5%、好適には0.01〜1%の実用酵
素製剤が含まれている。プロテアーゼ酵素は、通常、組成物グラム当たり0.0 05〜0.1アンソン・ユニット(AU)の活性が得られるのに十分な濃度でこ の種の実用製剤に存在している。
【0081】 プロテアーゼ酵素および類似の酵素の調製は、Novo のGB 1,243,784 に記載
されている。その他の適切なプロテアーゼには、Novo の ALCALASE(商品名)と S
AVINASE(商品名)およびオランダの International Bio-Synthetics, Inc. の MA
XATASE(商品名)、並びに 1985年1月9日のEP 130,756 Aで開示されたプロテ
アーゼA、1987年4月28日のEP 303,761 Aおよび 1985年1月9日のEP 130
,756 Aで開示されたプロテアーゼBがある。Novo のWO 9318140 Aに記載さ れている Bacillus sp NCIMB 40338 からの高pHプロテアーゼも参照のこと。 プロテアーゼ,1種以上の他の酵素,および可逆的プロテアーゼ・インヒビタを
含む酵素洗浄剤は、Novo のWO 9203529 Aに記載されている。好適なプロテア
ーゼは、他に、Procter & Gamble のWO 9510591 Aに記載されているものがあ
る。必要ならば、Procter & Gamble のWO 9507791 に記載されている吸着され
にくく、加水分解されやすいプロテアーゼを利用することができる。この明細書
で適切な、洗浄剤用組み換えトリプシンに似たプロテアーゼが、Novo のWO 94
25583 に記載されている。
【0082】 この明細書、とくに自動食器洗浄機に適したアミラーゼには、たとえば、Novo のGB 1,296,839 に記載されているα-アミラーゼがあるが、これらに限定さ れるわけではない。International Bio-Synthetics, Inc. の RAPIDASE(商品名)
、Novo の TERMAMYL(商品名)と FUNGAMYL(商品名)がとくに有用である。安定性 、たとえば、酸化安定性が改良された酵素のエンジニアリングは周知である。た
とえば、J. Biological Chem. Vol 260, No. 11, June 1985, pp. 6518-6521 を
参照のこと。好適なアミラーゼには、1994年2月3日の Novo のWO 9402597 に記載されているアミラーゼがある。アミラーゼには、他に、WO 9510603 A に記載されており、そして譲り受け人である Novo から DURAMYL(商品名)として
利用できる、親が追加の部分変更している変異型がある。 その他の酸化安定性のよいとくに好適なアミラーゼには、Genencor Internati
onal のWO 9418314 および Novo のWO 9402597 に記載されているものがあ る。
【0083】 この明細書で使用できるセルラーゼには、1984年3月6日の Barbesgoard ら の米国特許第 4,435,307 号で開示されているものがある。適切なセルラーゼは 、GB-A-2 075 028,およびGB-A-2 095 275 およびDE-OS-2 247 832 でも開示されている。CAREZYME(商品名)(Novo)がとくに有用である。Novo の WO 9117243 も参照のこと。
【0084】 洗浄剤用に適したリパーゼ酵素には、GB1,372,034 で開示されている Pseud
omonas stuzeri ATCC 19,154 などのシュードモナス族の微生物により産生され たものがある。1978年2月24日に公開された特開昭 53-20487 のリパーゼも参照
のこと。適切な実用リパーゼには、他に、日本の東洋醸造(株)からの Amano-C
ES,lipases ex Chromobacter viscosum,たとえば、Chromobacter viscosum va
r, lipolyticum NRRLB 3673;米国の U.S. Biochemical Corp. およびオランダ の Disoynth Co. からの Chromobacter viscosum lipases、および Novo から商
業的に利用できる、Humicola lanuginosa から導かれた lipases ex Pseudomona
s gladioli,すなわち、LIPOLASE 酵素がある。この明細書で使用するのに好適 なリパーゼであるEP 341,947 も参照のこと。パーオキシダーゼ酵素に対して 安定化されたリパーゼおよびアミラーゼ変異型は、Novo のWO 9414951 Aに記
載されている。WO 9205249 およびRD 94359044 も参照のこと。
【0085】 この明細書で使用するのに適したクチナーゼは、Genencor のWO 8809367 A
に記載されている。
【0086】 パーオキシダーゼ酵素は、「溶液漂白」または洗浄中に染料または顔料が洗浄
溶液中で基板から他の基板に移動するのを防ぐために、酸素源、たとえば、パー
カーボネート,パーボレート,過酸化水素,などと併用して使用することができ
る。周知のパーオキシダーゼには、ホースラディシュ・パーオキシダーゼ,リグ
ニナーゼおよびクロロ- またはブロモ-パーオキシダーゼなどのハロパーオキシ ダーゼがある。パーオキシダーゼ含有洗浄剤組成物は、1989年10月19日の Novo
のWO 89099813 Aおよび Novo のWO 8909813 Aに記載されている。
【0087】 ある範囲の酵素物質および合成洗浄剤組成物へのそれらの酵素の組み込む手段
が、Genencor International のWO 9307263 AおよびWO 9307260 A、Novo
のWO 8908694 A、1971年1月5日の McCarty らの米国特許第 3,553,139 号 でも開示されている。酵素は、さらに、1978年7月18日の Place らの米国特許 第 4,101,457 号、および1985年3月26日の Hughes の米国特許第 4,507,219 号
で開示されている。液体洗浄剤処方物に有用な酵素物質、およびこの種の処方物
へのこれらの酵素の組み込みが、1981年4月14日の Hora らの米国特許第 4,261
,868 号で開示されている。洗浄剤中で使用する酵素は、種々の方法で安定化さ せることができる。酵素安定化方法は、1971年8月17日の Gedge らの米国特許 第 3,600,319 号、EP 199,405 および1986年10月29日の Venegas のEP 200,
586 で開示および例示されている。酵素安定化システムも、たとえば、米国特許
第 3,519,570 号に記載されている。プロテアーゼ,キシラナーゼおよびセルラ ーゼを与える有用な Bacillus, sp. AC13 が、Novo のWO 9401532 Aに記載さ
れている。
【0088】 酵素安定化システム 酵素含有のものに限定するわけではないが、酵素含有液体組成物には、この明
細書では、重量で、約0.001〜約10%、好適には約0.005〜約8%、最
も好適には約0.01〜約6%の酵素安定化システムが含まれている。この種の 安定化システムは、たとえば、カルシウム・イオン,ホウ酸,プロピレングリコ
ール,短鎖カルボン酸,ボロン酸,およびこれらの混合物を含んでおり、そして
洗浄剤組成物の種類や物理的形態に左右される種々の安定化の問題に対処できる
ように工夫されている。ボレート安定剤の総括については Severson の米国特許
第 4,537,706 号を参照のこと。
【0089】 適切な塩素スカベンジャー・アニオンは広く知られておりそして容易に利用で
きる。たとえば、サルファイト,バイサルファイト,チオサルファイト,チオサ
ルフェート,アイオダイド,などとともにアンモニウム・カチオンを含む塩類が
ある。カーバメート,アスコルベートなどの抗酸化剤、エチレンジアミンテトラ
酢酸(EDTA)などの有機アミン類またはこれらのアルカリ金属塩類、モノエ
タノールアミン(MEA)、およびこれらの混合物も同様に使用できる。バイサ
ルフェート,ナイトレート,クロライドなどの他の慣用のスカベンジャー、過ホ
ウ酸ナトリウム4水和物,過ホウ酸ナトリウム1水和物および過ホウ酸ナトリウ
ムなどの過酸化水素源、並びにホスフェート,濃縮ホスフェート,アセテート,
ベンゾエート,シトレート,ホルメート,ラクテート,マレエート,タータレー
ト,サリシレート,およびそれらの混合物も、必要により、使用することができ
る。
【0090】漂白剤 この明細書で使用できる適切な漂白剤を以下に列挙する。 ジアシル過酸化物漂白剤 本発明の組成物は下記一般式のジアシル過酸化物を含むことができ、 RC(O)OO(O)CR1 式中、RとR1 は、同じか別のヒドロカルビル類、好適には一つは炭素原子数が
10個より多いヒドロカルビル鎖であり、より好適には一つ以上の芳香族核があ
る。
【0091】 適切なジアシル過酸化物類の例には、ジベンゾイル・パーオキサイド,ジアニ
ソイル・パーオキサイド,ベンゾイルグルアリール・パーオキサイド,ベンゾイ
ルサクシニル・パーオキサイド,ジ-(2-メチルベンゾイル)・パーオキサイド,
ジフタロイル・パーオキサイド,ジナフトイル・パーオキサイド,置換ジナフト
イル・パーオキサイド,およびそれらの混合物からなる群から選択したもの、よ
り好適にはジベンゾイル・パーオキサイド,ジクミル・パーオキサイド,ジフタ
ロイル・パーオキサイドおよびこれらの混合物がある。
【0092】 過酸化水素源 本発明の組成物は、酸素漂白剤源、好適には過酸化水素源(特定の漂白活性物
質を含む場合と含まない場合がある)を含むことができる。過酸化水素源は、通
常、過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウムなどの普通の過酸化水素放出剤
である。過酸化水素源には、種々の形態の過ホウ酸ナトリウムや過炭酸ナトリウ
ムおよび部分的に変更した形態のものがある。過酸化水素源の「有効量」は、汚
れた基板を消費者が洗浄した時に、過酸化水素源を含まない組成物に比べて汚れ
た基板から汚れの除去(とくに茶やトマトの汚れ)が測定できるほど改良できる
量である。
【0093】 この明細書で用いる好適な過酸化水素源は、過酸化水素自身を含む好都合な過
酸化水素源でよい。たとえば、過ホウ酸ナトリウム(水和物がよいが、好適には
モノマーたはテトラ水和物)などのパーボレート、炭酸ナトリウム-パーオキシ ヒドラートまたは同等の過炭酸塩類、ピロリン酸ナトリウム-パーオキシヒドラ ート、尿素パーオキシヒドラート、または過炭酸ナトリウムをこの明細書で使用
することができる。過ホウ酸ナトリウム1水和物および過炭酸ナトリウムがとく
に好適である。好都合な過酸化水素源の混合物も使用できる。 別種の過酸化水素源は酵素である。例には、リポキシダーゼ,グルコース-オ キシダーゼ,パーオキシダーゼ,アルコール-オキシダーゼ,およびそれらの混 合物がある。
【0094】 漂白活性化剤 従来から漂白活性化剤は多数知られている。たとえば、上の背景で引用された
活性化剤、並びに1990年4月10日に発行された Mao らの米国特許第 4,915,854
号、および米国特許第 4,412,934 号を参照のこと。ノナノイルオキシ-ベンゼン
スルホネート(NOBS)またはアシルラクタム活性化剤が使用でき、そしてそれ
らの混合物もTEADとともに使用することができる。その他の代表的な在来漂
白活性化剤については米国特許第 4,634,551 号を参照のこと。次の化学式のア ミド誘導漂白活性化剤も知られている: R1N(R5)C(O)R2C(O)L または R1C(O)N(R5)R2C(O)L
【0095】 [式中、R1は約6〜約12個の炭素原子を含むアルキル基であり、R2は1〜約
6個の炭素原子を含むアルキレンであり、R5はHまたはアルキル,アリ−ル, または約1〜約10個の炭素原子を含むアルカリルであり、そしてLは適切な残
りの基である]。上の化学式の漂白活性化剤の例には、さらに、米国特許第 4,6
34,551 号に記載されている、(6-オクタナミドカプロイル)オキシベンゼンスル
ホネート,(6-ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート,(6-デカナ ミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート,およびそれらの混合物がある。 別種の漂白活性化剤には、1990年10月30日に発行された Hodge らの米国特許第
4,966,723 号で開示されたベンヅオキサジン型活性化剤がある。別種の漂白活性
化剤には、さらに、オクタノイル-カプロラクタム,3,5,5-トリメチルヘキサ
ノイル-カプロラクタム,ノナノイル-カプロラクタム,デカノイル-カプロラク タム,ウンデカノイル-カプロラクタム,オクタノイル-バレロラクタム,デカノ
イル-バレロラクタム,ウンデカノイル-バレロラクタム,ノナノイル-バレロラ クタム,3,5,5-トリメチルヘキサノイル-バレロラクタム,t-ブチルベンゾ イル-カプロラクタム,t-ブチルベンゾイル-バレロラクタムおよびそれらの混 合物がある。これらの組成物には、随意にフェニルベンゾエートなどのアリール
ベンゾエート、およびアセチルトリエチル-シトレートを加えることができる。
【0096】 4級置換漂白活性化剤 これらの組成物には、4級型置換漂白活性化剤(QSBA)も加えることがで
きる。この明細書のQSBAは、次の化学式を持っており、 E-{Z}n-C(O)-L
【0097】 式中、グループEは「ヘッド」と呼ばれ、グループZは「スペーサ」(nは0
か1、すなわち、このグループは存在している方が好ましいが、ある場合とない
場合がある)と呼ばれ、そしてLは「離脱基」と呼ばれる。これらの化合物には
、一般には、E,ZまたはLに含まれる、1個以上の4級型置換窒素部分が含ま
れている。より好適には、単一の4級型窒素が存在し、それはグループEまたは
グループZに配置されている。一般には、Lは離脱する基であり、対応する炭素
酸(HL)のpKa は、QSBAの親水性に左右されるが、一般には、約5〜約
30、より好適には約10〜約20の範囲にある。離脱基のpKa は、さらに、
米国特許第 4,283,301 号で規定されている。QSBAに存在しうる、離脱基と 4級部分の溶解傾向については、さらに、この明細書の参考文献の一つである、
1985年9月3日の米国特許第 4,539,130 号で説明されている。
【0098】 1975年2月5日に発行された英国特許第 1,382,594 号は、この明細書で使用 するのに適していることが判明しているある種のQSBAを開示している。1989
年4月4日に発行された米国特許第 4,818,426 号は、この明細書で使用するの に適した別種のQSBAを開示している。たとえば、1992年3月3日に発行され
た米国特許第 5,093,022 号および 1990年2月27日に発行された米国特許第 4,9
04,406 号を参照のこと。さらに、QSBAは、1993年7月28日に発行されたE P 552,812 A1および 1993年5月5日に発行されたEP 540,090 A2に記載 されている。
【0099】 塩素系漂白剤 塩素系漂白剤は、この明細書で使用するのに適していることが、当該分野で知
られている。この明細書で使用するのに好適な塩素系漂白剤には、次亜塩素酸ナ
トリウム,次亜塩素酸リチウム,次亜塩素酸カルシウム,塩素化リン酸3ナトリ
ウム,およびこれらの混合物がある。なお、塩素系漂白剤についてさらに詳しい
ことは、Surfactant Science Series, Vol. 5, Part II,pp. 520-26 を参照 のこと。
【0100】 漂白触媒 必要であれば、この明細書の洗浄剤組成物には、さらに、漂白または澱粉質の
汚れの除去を改善するために、触媒または促進剤を添加することができる。適切
な漂白触媒であれば何でも使用できる。組成物には、重量で、約0.0001〜 約0.1%の漂白触媒を加えられる。 代表的な漂白触媒は、1989年3月7日に発行された Diakun らの米国特許第 4
,810,410 号で開示されている。これらの触媒の活性化学種は、[Co(NH3)5( OOH)]2+ であると考えられており、かつ、J. Chem. Soc. Faraday Trans., 1
994, Vol. 90, 1105-1114 に記載されている。他の触媒には、米国特許第 5,246
,621 号,米国特許第 5,244,594 号,米国特許第 5,194,416 号,米国特許第 5,
114,606 号,およびEP 549,271 A1,549,272 A1,544,440 A2,および
544,490 A1で開示されたマンガン・ベースの触媒がある。金属を基材とする漂
白触媒には、他に、米国特許第 4,430,243 号と米国特許第 5,114,611 号で開示
されたものがある。漂白力を高めるために、種々の錯体リガンドを有するマンガ
ンの使用は、次の米国特許、すなわち、4,728,455,5,284,944,5,246,612,5,
256,779,5,280,117,5,274,147,5,153,161 および 5,227,084 でも報告されて
いる。
【0101】 遷移金属は、金属の種類、金属の酸化状態とリガンドのデンティシティ(dent
icity)から選択した適切なドナーリガンドと予め錯体化するか、またはその場 で錯体化することができる。この明細書に含めることができる他の錯体には、19
94年3月17日に出願された米国特許出願番号第 08/210,186 号に記載されている
ものがある。
【0102】 香料 本発明の組成物および製造工程で有用な香料および香料成分には、多種多様な
天然および合成化学成分が含まれている。化学成分には、アルデヒド類,ケトン
類,エステル類,などがあるが、これらに限定されるわけではない。種々の天然
エキスや精油も含まれているが、これらには、オレンジ油,レモン油,ばらエキ
ス,ラベンダ,ムスク,パチョリ,パルサム精油,ビャクダン,松油,セダー油
などの成分の複雑な混合物が含まれている。この明細書の洗浄剤組成物には、重
量で、約0.01〜約4%の仕上がり香料が含まれており、そして仕上がり香料 組成物には約0.0001〜約90%の個々の香料成分が含まれている。
【0103】 材料ケア剤 本発明の組成物には、防食剤および/または変色防止助剤として、シリケート 類などの1種以上の材料ケア剤が随意に含まれている。材料ケア剤には、ビスマ
ス塩類,マンガンの塩類などの遷移金属塩類,特定のパラフィン類,トリアゾー
ル類,ピラゾール類,チオール類,メルカプタン類,アルミニウム脂肪酸塩類,
およびこれらの混合物があり、そして材料ケア剤は低濃度、たとえば、組成物の
約0.01〜約5%加えるのが好ましい。好適なパラフィン油は、主として、環 状炭化水素と非環状炭化水素の比が約32〜68で、約20〜約50個の炭素原
子を含む分岐脂肪族炭化水素であり、ドイツ・ザルツベルゲンの Wintershall から WINOG 70(商品名)として販売されている。Bi(NO33を添加すること ができる。他の防食剤の例には、ベンゾトリアゾール、チオナフトールとチオア
ンスラノールを含むチオール類、および微粉砕したアルミニウム脂肪酸塩類があ
る。この種の物質はすべて、ガラス器具にスポットや膜ができないように、また
は組成物の漂白作用を弱めないように慎重に使用する必要がある。このような理
由で、漂白剤と強く反応し、たとえば、普通の脂肪族カルボン酸をカルシウムと
ともに沈殿させる変色防止助剤であるメルカプタンを加えずに処方するのが好ま
しい。
【0104】 キレート化剤 この明細書の洗浄剤組成物には、1種以上の鉄および/またはマンガンキレー ト化剤も随意に加えることができる。この種のキレート化剤は、アミノカルボキ
シレート類,アミノホスホネート類,多官能基的に置換された芳香族キレート化
剤およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。これらのキレー
ト化剤については後で規定する。理論的に制限する意図はないが、これらの物質
の効果は、一部は、これらが可溶性キレートを形成して洗浄溶液から鉄やマンガ
ンを除去する例外的能力によるものと考えられている。
【0105】 随意キレート化剤として有用なアミノカルボキシレート類には、エチレンジア
ミン-テトラアセテート類,N-ヒドロキシ-エチレンジアミン-トリアセテート類
,ニトリロトリアセテート類,エチレンジアミン-テトラプロピオネート類,ト リエチレンテトラアミン-ヘキサアセテート類,ジエチレントリアミン-ペンタア
セテート類,およびエタノールジグリシン類、これらのアルカリ金属,アンモニ
ウム,および置換アンモニウム塩類およびこれらの混合物がある。
【0106】 多官能基置換芳香族キレート化剤も、この明細書の組成物で有用である。1974
年5月21日に発行された Connor らの米国特許第 3,812,044 号を参照のこと。 酸の形態にある好適なこの種の化合物は、1,2-ジヒドロキシ-3,5-ジスルホ ベンゼンなどのジヒドロキシ-ジスルホベンゼン類である。この明細書で使用す るのに好適な生分解性キレート化剤は、エチレンジアミン-ジサクシネート("E
DDS")、とくに 1987年11月3日の Hartman と Perkins の米国特許第 4,704
,233 号に記載されている[S,S]異性体である。 利用する場合は、これらのキレート化剤は、一般には、この明細書の洗浄剤組
成物の重量で、約0.1〜約10%、そしてより好適には約0.1〜約3.0%含 まれている。
【0107】 ポリマー性分散剤 ポリマー性分散剤は、とくにゼオライトおよび/または層状シリケート・ビル ダーの存在下で、この明細書の組成物において約0.1〜約7重量%の濃度で効 果的に使用することができる。適切なポリマー性分散剤には、ポリマー性ポリカ
ルボキシレート類やポリエチレングリコールがあるが、当該分野で周知の他のポ
リマー性分散剤も使用できる。理論により限定する意図はないが、ポリマー性分
散剤は他のビルダー(低分子量ポリカルボキシレートを含めて)と併用すると、
結晶成長の抑制、微粒子汚れを放出するペプティゼーションおよび再付着の防止
により洗浄剤ビルダーの全体的性能を高めると考えられている。
【0108】 ポリマー性ポリカルボキシレート物質は、適切な不飽和モノマーを、好適には
酸の形態において重合または共重合することによりつくることができる。重合し
て適切なポリマー性ポリカルボキシレート類を形成できる不飽和モノマー酸類に
は、アクリル酸,マレイン酸(または無水マレイン酸),フマル酸,イタコン酸
,アコニチン酸,メサコニン酸,シトラコン酸およびメチレンマロン酸がある。
この明細書のポリマー性ポリカルボキシレート類またはモノマー・セグメントに
、ビニルメチル-エーテル,スチレン,エチレン,などのようにカルボキシレー トを含まない基が存在することは、この種のセグメントが約40重量%以上を占
めていなければ適切である。
【0109】 とくに適切なポリマー性ポリカルボキシレート類は、アクリル酸から導くこと
ができる。この明細書で有用なこの種のアクリル酸ベースのポリマーは、重合し
たアクリル酸の水溶性塩類である。酸の形態をしたこの種のポリマーの平均分子
量は、好適には約2,000〜10,000、より好適には約4,000〜7,000、そして最も好 適には約4,000〜5,000 の範囲にある。この種のアクリル酸ポリマーの水溶性塩 類には、たとえば、アルカリ金属,アンモニウムおよび置換アンモニウム塩類が
ある。この種の可溶性ポリマーは周知の物質である。洗浄剤組成物でこの種のポ
リアクリレート類を使用することは、たとえば、1967年3月7日に発行された D
iehl の米国特許第 3,308,067 号に記載されている。
【0110】 アクリル酸とマレイン酸をベースとするコポリマーも、分散/再付着防止剤の 好適な成分として使用できる。この種の物質には、アクリル酸とマレイン酸のコ
ポリマーの水溶性塩類がある。酸の形態をしたこの種のコポリマーの平均分子量
は、好適には約2,000〜100,000、より好適には約5,000〜75,000、最も好適には 約7,000〜約65,000 の範囲にある。この種のポリマーにおけるアクリレート・セ
グメントとマレエート・セグメントの比は、一般には約30:1〜約1:1、よ
り好適には約10:1〜約2:1の範囲にある。この種のアクリル酸とマレイン
酸のコポリマーの水溶性塩類には、たとえば、アルカリ金属,アンモニウムおよ
び置換アンモニウム塩類がある。この種の可溶性アクリレート/マレエート・コ ポリマーは周知の物質であり、1982年12月15日に発行された欧州特許出願第 669
15 号、並びにヒドロキシプロピル-アクリレートを含むこの種のポリマーについ
て記載している 1986年9月6日に発行されたEP 193,360 に記載されている。
有用な分散剤には、なお他に、マレイン酸/アクリル酸/ビニルアルコールのター
ポリマーがある。この種の物質は、たとえば、アクリル酸/マレイン酸/ビニルア
ルコールの45/45/10の比率のターポリマーを含めて、EP 193,360 で開 示されている。
【0111】 その他の添加できるポリマー物質には、ポリプロピレン-グリコール(PPG ),プロピレングリコール(PG),およびポリエチレン-グリコール(PEG )がある。PEGは分散剤としての性能があり、粘土汚れ除去-再付着防止剤と しても作用する。これらの用途の場合、分子量は、通常、約500〜約100,000、好
適には約1,000〜約50,000、より好適には約1,500〜約10,000 の範囲にある。 ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、とくにゼオライト・ビ
ルダーと併用して用いることができる。ポリアスパルテートなどの分散剤の(平
均)分子量は、約10,000 が好ましい。
【0112】 ポリアクリレート類からつくられたものなどのアルコキシル化ポリカルボキシ
レート類は、この明細書で有用であり、さらにグリース除去性能が得られる。こ
の種の物質は、WO 91/08281 およびPCT 90/01815 の4頁以降に記載されて
いる。化学的には、これらの物質には、アクリレート・ユニット7〜8個毎に1
個のエトキシ側鎖を有するポリアクリレート類が含まれている。側鎖の化学式は
、-(CH2CH2O)m(CH2)nCH3 であり、式中、mは2〜3そしてnは6〜1
2である。これらの側鎖は、ポリアクリレートの骨格にエステル結合して、櫛型
ポリマー構造をつくる。分子量は変動するが、通常、約2,000〜約50,000 の範囲
にある。この明細書の組成物は、約0.05〜約10重量%のこの種のアルコキ シル化ポリカルボキシレート類を含むことができる。
【0113】 この明細書で用いるポリマー性分散剤には、他に、ポリエトキシル化ポリアミ
ン・ポリマー(PPP)がある。この明細書で有用な好適なポリエトキシル化ポ
リアミン類は、一般にはポリアルキレンアミン類(PAA),ポリアルキレンイ
ミン類(PAI),好適にはポリエチレンアミン類(PEA),ポリエチレンイ
ミン類(PEI)である。普通のポリアルキレンアミン(PAA)はテトラブチ
レンペンタミンである。PEAはアンモニアと2塩化エチレンとの反応と、分別
蒸留により得られる。得られた普通のPEAは、トリエチレンテトラミン(TE
TA)とテトラエチレンペンタミン(TEPA)である。ペンタミン類より上、
すなわち、ヘキサミン類,ヘプタミン類,オクタミン類およびおそらくはノナミ
ン類では、包括的に導かれた混合物は蒸留では分離できないようであり、環状ア
ミン類やとくにピペラジンなどの他の物質が含まれる。窒素原子が入っている側
鎖を有する環状アミン類も存在しうる。PEAの調製方法が記載されている、19
57年5月14日に発行された Dickinson の米国特許第 2,792,372 号を参照のこと
【0114】 ポリアミン類は、たとえば、二酸化炭素,亜硫酸水素ナトリウム,硫酸,過酸
化水素,塩化水素酸,酢酸,などの触媒の存在下でエチレンイミンを重合してつ
くることができる。これらのポリアミン骨格をつくる具体的な方法は、1939年12
月5日に発行された Ulrich らの米国特許第 2,182,306 号、1962年5月8日に 発行された Mayle らの米国特許第 3,033,746 号、1940年7月16日に発行された Esselmann らの米国特許第 2,208,095 号、1957年9月17日に発行された Crowt
her の米国特許第 2,806,839 号、および1951年5月21日に発行された Wilson の米国特許第 2,553,696 号で開示されている。なお、これらの特許はこの明細 書の参考文献の一部である。
【0115】 さらに、特定のアルコキシル化(とくにエトキシル化)4級型ポリアミン分散
剤は、分散剤としてこの明細書で有用である。本発明で使用できるアルコキシル
化4級型ポリアミン分散剤は、下記化学式のものであり:
【0116】
【化13】
【0117】 式中、Rは線状または分岐C2-C12 アルキレン,C3-C12 ヒドロキシアルキレ
ン,C4-C12 ジヒドロキシアルキレン,C8-C12 ジアルキルアリーレン,[(C
2CH2O)qCH2CH2]- およびCH2CH(OH)CH20-(CH2CH2O)qC H2CH(OH)CH2]- であり、ここで、qは約1〜約100である。存在すれ ば、各R1 はそれぞれC1〜C4 アルキル,C7-C12 アルキルアリール,または
Aから選択する。R1 は一部の窒素にはないが、3個以上の窒素は4級化されね
ばならない。Aの化学式は下記の通りであり:
【0118】
【化14】
【0119】 式中、R3 はHまたはC1-C3 アルキルから選択し;nは約5〜約100であり
;BはH,C1-C4 アルキル,アセチル,またはベンゾイルから選択し;mは約
0〜約4であり;そしてXは水溶性アニオンである。
【0120】 好適な実施態様では、RはC4-C8 アルキレンから選択し、R1 はC1-C2
ルキルまたはC2-C3 ヒドロキシアルキルから選択し、そしてAは下記化学式で
表され:
【0121】
【化15】
【0122】 式中、R3 はHまたはメチルから選択し、nは約10〜約50であり、そしてm
は1である。
【0123】 別の好適な実施態様では、Rは線状または分岐C6 であり、R1 はメチル、R 3 はHであり、nは約20〜約50であり、そしてmは1である。 これらの分散剤の濃度は、重量で、約0.1〜約10%、通常は約0.4〜約5
%の範囲で使用できる。これらの分散剤は、米国特許第 4,664,848 号に記載さ れている方法または当業者に周知の方法で合成することができる。
【0124】 ハイドロトロープ この明細書の組成物で使用するのに適したハイドロトロープには、C1-C3
ルキルアリール-スルホネート類,C6-C12 アルカノール類,C1-C6 カルボキ
シリック-サルフェート類とスルホネート類,尿素,ヒドロカルボキシレート類 ,C1-C4 カルボキシレート類,有機二酸類,およびこれらの混合物がある。 適切なC1-C3 アルキルアリール-スルホネート類には、キシレンスルホネー ト類,トルエンスルホネート類,クメンスルホネート類,およびナフタレンスル
ホネート類のナトリウム,カリウム,カルシウム,およびアンモニウムの各塩類
がある。
【0125】 2価イオン類 この明細書の組成物には、グリース除去を助長し、貯蔵安定性を改良するため
に、随意にではあるが、マグネシウムおよび/またはカルシウム・イオンを添加 するのが好ましい。これらのイオンは、約0.1〜約4重量%の活性濃度でこの 明細書の組成物に存在させることができる。
【0126】 増粘剤 この明細書で使用する増粘剤は、粘土,Polygel(商品名)などのポリカルボキ シレート類,ゴム類,カルボキシメチル-セルローズ,ポリアクリレート類,ポ リビニルピロリドン,ポリアミド樹脂,二酸化チタン,フュームドシリカ,およ
びこれらの混合物から選択することができる。 この明細書で好適な1種の粘土には、二重層構造がある。粘土には、ベントナ
イトなどの天然のものと、例えばLaponite(商品名)のような人工のものがある。
Laponite(商品名)は、Southern Clay Products, Inc. から供給されている。Wil
ey-Interscience から 1971年に発行された、Grimshaw の The Chemistry and P
hysics of Clays, 第4版,138-155頁を参照のこと。 本発明で使用するのに好適な増粘剤には、他に、ヒドロキシプロピル-メチル セルローズがある。
【0127】 重合して、適切なポリマー性ポリカルボキシレート類を形成できる不飽和モノ
マー酸には、アクリル酸,マレイン酸,無水マレイン酸,フマル酸,イタコン酸
,アコニチン酸,メサコン酸、シトラコン酸,およびメチレンマロン酸がある。
とくに適切なポリマー性ポリカルボキシレート類は、アクリル酸から導くことが
できる。たとえば、1967年3月7日に発行された Diehl の米国特許第 3,308,06
7 号を参照のこと。
【0128】 液体洗浄剤組成物には、キャリアとして水や他の溶媒が含まれている。低分子
量の1級および2級アルコールが適切で、例には、メタノール,エタノール,プ
ロパノール,およびイソプロパノールがある。界面活性剤を溶解するには、1価
アルコールが好適であるが、2〜約6個の炭素原子および2〜約6個のヒドロキ
シ基を含むポリオール類(たとえば、1,3-プロパンジオール,エチレングリコ
ール,グリセリン,および1,2-プロパンジオール)も使用できる。これらの組
成物には、5〜90%、典型的には10〜50%のこの種のキャリアが含まれて
いる。
【0129】 非水性液体洗浄剤 非水性キャリアを含む液体洗浄剤組成物は、US 4,753,570,4,767,558,4,7
72,413,4,889,652,4,892,673,GB-A-2,158,838,GB-A-2,195,125,GB
-A-2,195,649,US 4,988,462,US 5,266,233,EP-A-225,654(87年6月1
6日),EP-A-510,762(92年10月28日),EP-A-540,089(93年5月5日),EP
-A-540,090(93年5月5日),US 4,615,820,EP-A-565,017(93年10月13日
),EP-A-030,096(81年6月10日)で開示された方法によりつくることがで きる。なお、これらの特許はこの明細書の参考文献の一部である。この種の組成
物は、その中で安定して浮遊する種々の微粒子洗浄成分(たとえば、この明細書
ですでに述べた漂白剤)を含むことができる。したがって、この種の非水性組成
物には、「液相」が含まれており、さらに随意にではあるが「固相」も含まれて
いる方が好ましい。これについては、この明細書の後および引用文献でより詳細
に説明する。
【0130】 上で述べた消毒は別にして、本発明の組成物は、手で食器を洗う場合に使用す
る水性洗浄溶液の形成に使用することができる。一般には、有効量のこの種の組
成物を水に加えて、この種の水性洗浄溶液または浸漬溶液を形成する。次いで、
そのようにして形成された水性溶液を食器,卓上食器,および調理器具と接触さ
せる。 有効量のこの明細書の洗浄剤組成物を水に加えて水性洗浄溶液を形成すると、
水性溶液中で約500〜約20,000 ppmの組成物を形成するのに十分な量を含有さ
せることができる。より好適には、水性洗浄液におけるこの明細書の洗浄剤組成
物の濃度を約500〜約5,000 ppmにする。
【0131】 以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を制限し
たり変えることを意味するものではない。この明細書で用いた、部,パーセンテ
ージおよび比はすべて、とくに明記しないかぎり、重量基準として表示されてい
る。
【0132】 以下の実施例では、すべての濃度は組成物の重量%として表示している。実施例1
【0133】
【表1】
【0134】
【表2】
【0135】 DTPAはエチレンジアミンテトラアセテートである。 ハイドロトロープは、硫酸カルシウム,キシレンスルホン酸ナトリウムおよびト
ルエンスルホン酸ナトリウムから選択することができる。 増粘剤には、Tetronic(商品名)とAccusol(商品名)がある。 これらの処方物は、表面に塗布しそして15秒以上経過してからすすぐと、か
なり大きな殺菌効果(大腸菌と黄色ぶどう球菌)が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/028,444 (32)優先日 平成10年2月24日(1998.2.24) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ケイン,デンヴァー ジェイムズ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 サイオト、ドライブ 3336 (72)発明者 ハットン,ハワード デイヴィッド アメリカ合衆国オハイオ州、ラヴランド、 ジェシカ、ストリート 5745 Fターム(参考) 4C058 AA06 AA10 AA12 BB06 BB07 BB09 CC02 JJ06 KK04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)有効量の抗菌剤を含む洗浄剤組成物を基板と接触させ;
    次いで b)前記基板上の微生物の数を大幅に減らすのに十分な時間の間、前記洗浄
    剤組成物と前記基板を継続して接触させる、 ステップを含むことを特徴とする微生物を含む基板を消毒する方法。
  2. 【請求項2】 前記抗菌剤が、アニオン性,非イオン性,カチオン性,両性
    の各界面活性剤,およびそれらの混合物からなる群から選択した界面活性剤であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄剤組成物が、約1〜約80重量%の前記界面活性剤
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記基板が、金属,被覆金属,セラミック,磁器,プラスチ
    ック,ゴム,スポンジ,織物,木材,ガラス,およびそれらを組合せたものから
    なる群から選択した材料でつくられていることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記洗浄剤組成物に、さらに、加工助剤,ポリマー増粘剤,
    染料,充填剤,酵素,アルカリ源,ハイドロトロープ,安定剤,香料,溶媒,キ
    ャリア,ベーキングソーダ,カーボネート,ヒドロ安息香酸,ジカルボン酸,漂
    白剤,2価イオン,分散ポリマー,キレート化剤,ビルダーおよび緩衝剤,およ
    びそれらの混合物からなる群から選択した1種以上の洗浄添加剤が含まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 有効量の抗菌剤を含む洗浄剤組成物;および 該洗浄剤組成物を用いる場合のインストラクションを備え; 該インストラクションに、 a)前記洗浄剤組成物を微生物を含む基板と接触させ;次いで b)前記基板上の微生物の数を大幅に減らすのに十分な時間の間、前記洗浄
    剤組成物と前記基板を継続して接触させる、 ステップを含むことによって特徴づけられる抗菌製品。
  7. 【請求項7】 前記洗浄剤組成物を水で50%程度希釈して塗布することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記基板が、食器類,ふきん,まな板,スポンジ,歯磨き/
    義歯,食品調理表面,外科/医療機器,ほ乳びん,およびそれらを組合せたもの
    からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 a)有効量の抗菌剤を含む洗浄剤組成物を基板と接触させ; b)前記洗浄剤組成物と前記基板を接触させながら、前記基板をマイクロ波
    オーブンに入れ;次いで c)前記基板上の前記微生物の数を大幅に減らすのに十分な時間の間、前記
    マイクロ波オーブンを作動させる、 ステップを含むことを特徴とする微生物を含む基板を消毒する方法。
  10. 【請求項10】 ステップb)に、さらに、前記基板を随意にマイクロ波オ
    ーブンに入れ、次いで前記マイクロ波オーブンを十分な時間の間作動させるとい
    うインストラクションが含まれることを特徴とする請求項6に記載の製品。
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