JP2017071800A - 洗浄及び消毒用液体組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄及び消毒用液体組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、洗浄及び消毒用液体組成物に関し、一実施形態においては、アルキル又は置換アルキル分枝状アルキル鎖アミンオキシドを含有してなる洗浄及び消毒用食器手洗い用液体組成物に関する。本発明は、そのような液体洗剤組成物を用いて、食器類、及び/若しくは食器洗浄用具、並びに/又は皮膚を消毒する方法に更に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄及び消毒用液体組成物に関し、一実施形態においては、アルキル又は置換アルキル分枝状アルキル鎖アミンオキシドを含有してなる洗浄及び消毒用、食器手洗い用液体組成物に関する。
硬質面の洗浄及び消毒は、居住環境及び商業的環境の両方において重要である。現代世界が迅速なペースで進展するに伴い、衛生の重要性が増すなかで、洗浄が素早くしかも消毒作用がある抗菌製品に対するニーズが生じてきた。人間的及び環境的に受容される安全な組成物を生成しながら、バクテリアを効率的に減らし、消費者に受け入れられる審美的プロファイルを維持することが、大きな懸案事項となっている。周知のように、このことが、商業上受容される組成物の配合に使用可能な化学物質の量及び種類に対して暗黙的に制約をかけている。
そのため、人間的及び環境的に容認され得る安全な組成物を生成しながら消費者に受け入れられる審美的プロファイルも維持すべく、抗菌系の効果を格段に向上させた洗浄及び消毒用製品に対するニーズが絶えない。
洗浄及び消毒用液体組成物をアルキル又は置換アルキル分枝状アルキルアミンオキシドに配合した場合の方が、本組成物中に直鎖状アルキルアミンオキシド界面活性剤を配合した場合と比較して、抗菌殺菌効果が有意に向上するという驚くべき発見が為された。理論に束縛されるものではないが、アミンオキシドの主アルキル鎖上にアルキル又は置換アルキル分枝が存在するときは、アミンオキシドが界面活性剤ミセルにパックされづらくなる。よって、界面活性剤ミセルを界面活性剤モノマーとしてバクテリア細胞膜に遊走させる用途での可用性が向上し、結果的に、抗菌効果が増進すると考えられる。
米国特許第6,020,303号 米国特許第6,060,443号 米国特許第6,008,181号 国際公開第99/05243号 国際公開第99/05242号 国際公開第99/05244号 国際公開第99/05082号 国際公開第99/05084号 国際公開第99/05241号 国際公開第99/07656号 国際公開第00/23549号 国際公開際00/23548号 米国特許第6,426,229号 米国特許第3,812,044号 米国特許出願公開第2011/0152158号 米国特許第6,855,680号 米国特許出願公開第61/512,150号
本発明は、洗浄及び消毒用液体組成物に改良を施したものであり、一実施形態においては、食器洗い用の抗菌液体洗剤組成物を提供する。
一実施形態において、洗浄及び消毒用液体組成物は、アルキル又は置換アルキル非対称分枝状アルキルアミンオキシドを含む。別の実施形態において、本発明は、改良が為された洗浄及び消毒用の液体洗剤組成物を用いて食器類及び食器洗浄隣接物(adjacencies)などの硬質面及び軟質面、並びに洗濯物を洗浄し消毒する方法に更に関する。
本発明は、洗浄及び消毒用液体組成物に関し、一実施形態において、アルキル又は置換アルキル分枝状アルキル鎖アミンオキシドを含む洗浄及び消毒用液体組成物、食器手洗い用組成物に関する。
本明細書において使用するとき、「グリース」は、少なくとも一部(即ち、グリースの少なくとも0.5重量%)に、飽和及び不飽和の油脂、好ましくは牛肉及び/又は鶏肉のような動物性原料に由来する油脂を含む物質を意味する。
本明細書で使用するとき、「起泡特性」は、本発明の組成物の液体洗剤組成物の使用によりもたらされる、洗浄プロセスの全体を通した泡立ちの量(多さ又は少なさ)及び泡立ちの一貫性(持続的な起泡性)を意味する。本明細書で使用するとき、「泡立ち性が高い」は、泡立ち性が高く(即ち消費者に許容されると考えられる泡立ちレベル)、かつ泡立ちを維持する(即ち食器洗浄操作にわたって高レベルで泡立ちが維持される)、食器手洗い用の液体洗剤組成物を指す。このことは、消費者が、泡立ちの高さを洗剤組成物の性能の目安として用いることから、食器用液体洗剤組成物に関して特に重要である。更に、食器洗浄液体洗剤組成物の消費者は、洗浄液がまだ活性洗剤成分を含有していることの目安としても、泡立ち特性を使用する。消費者は、通常、泡立ちがなくなったときに洗浄液を新しくする。したがって、泡立ちの少ない食器用液体洗剤組成物の製剤は、泡立ちの程度が少ないために、消費者によって、必要以上に頻繁に取り替えられる傾向がある。
本明細書で使用するとき、「食器」とは、セラミック、陶器、金属、ガラス、プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)、及び木で作製された、皿、グラス、深鍋、鍋、焼き皿、及び銀食器などの、表面を意味する。
本明細書で使用するとき、「食器洗い用洗浄装置又は用具」とは、食器洗浄プロセスにおいて食器類から汚れを物理的に除去するために消費者によって適用される物理的手段を意味する。食器洗い用洗浄装置又は用具としては、布、スポンジ及びブラシが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用するとき、「液体洗剤組成物」とは、手洗い用食器洗剤液体組成物、洗濯用重質液体洗剤組成物、及び硬質面用液体洗剤組成物を意味する。
本明細書で使用するとき、「食器手洗い用の液体洗剤組成物」とは、手作業による(即ち、手による)食器洗浄で使用される組成物を指す。そのような組成物は、一般的に、泡立ち、つまり発泡性が事実上高い。
本明細書で使用するとき、「洗浄」とは、洗浄、及び/又は消毒のために表面に適用することを意味する。
液体組成物
本明細書における洗浄及び消毒用液体組成物は、典型的には、30重量%〜95重量%、好ましくは40重量%〜90重量%、より好ましくは50重量%〜85重量%の液体キャリアを含有する液体組成物を含み、この液体キャリアの中に他の必須及び任意の組成物成分が溶解、分散、又は懸濁される。液体キャリアの1つの好ましい構成成分は水である。
本明細書における洗浄及び消毒用液体組成物は、任意の好適なpHを有し得る。好ましくは組成物のpHは、3〜14、より好ましくは4〜13、より好ましくは6〜12、最も好ましくは8〜10に調節される。組成物のpHは、当該技術分野において既知のpH修正成分を使用して調整することができる。
本発明の洗浄及び消毒用液体組成物は、液体、半流動体、クリーム、ローション、又はゲル組成物であり得、幾つかの実施形態では、食器類に直接又は間接的に塗布される食器手洗い用の液体洗剤組成物として使用されるように意図される。これらの組成物には、20℃にて約100cps〜10000cps、あるいは約300cps〜約8000cps、約500cps〜約5000cps、約700cps〜約3000cps、900〜2000cps、1000〜1500cpsの高剪断粘度を有する単相のニュートン性又は非ニュートン性生成物が包含される。あるいは、消毒用の製品は、視覚的に区別される少なくとも1つの相、あるいは2、3、4、5以上の相を含み、好ましくは20℃にて約100cps〜10000cps、あるいは約300cps〜約8000cps、500cps〜5000cps、約700cps〜約3000cps、約900cps〜約2000cps、1000〜1500cpsの高剪断粘度を有し、20℃にて約10,000cps〜約250,000cps、あるいは約40,000cps〜約150,000cps、約50,000cps〜約80,000cps、及び約60,000cps〜約70,000cpsの低剪断粘度を有する多相生成物を暗示し得る。
好ましい一実施形態において、レオロジーは、内部構造化剤を用いることにより達成され得る。一実施形態において、内部構造化剤は、水性界面活性剤の中間相を用いて、又は連続した水性媒体中に中間相を分散させることによって作製される。好適な界面活性剤中間相としては、分散した層状、球状、及び拡張ラメラ相を挙げることができる。更に別の実施形態において、内部構造化された液体は、界面活性剤と相互作用して構造化された系を形成又は増強(例えば、系の降伏点を高くする)ことができる界面活性剤でない活性物質と、界面活性剤とを混合することによって得ることができる。この界面活性剤でない活性物質は、典型的には、界面活性剤脱可溶化剤であり、典型的には電解質である。別の好ましい実施形態において、レオロジーは、微小繊維状セルロース、結晶性ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪族エステル又は油脂蝋、例えば、硬化ヒマシ油誘導体、アミドゲル化剤及びクレイ、非結晶性構造化ポリマー(天然由来又は合成により誘導されたポリマー系の構造化剤を含む)、並びにこれらの混合物を含むがこれらに限定されない結晶性構造化剤などの外部構造化剤を使用して達成され得る。更に別の好ましい実施形態においては、外部構造化剤及び内部構造化剤を組み合わせて使用することによってレオロジーを達成できる。物質の物理的分離の問題を防ぐために物質の化学的及び/若しくは物理的安定性が維持されるように、又は使用時に所望の活性が得られるように、非相溶性物質又は反応物質を複数の液相に分散させることを意図している場合は、多相生成物が所望され得る。更にまた、本発明の組成物は、等方相若しくは非ラメラ相、ラメラ相、又はこれらの混合物を包含し得る。
また、本組成物は、約20℃にて約0.003Pa〜約5.0Pa、あるいは約0.01Pa〜約3.0Pa、約0.1Pa〜約2.0Pa、及び約0.5Pa〜約1.0Paの降伏応力値を有し得、それにより、材料の懸濁を可能にしている。
本発明の必須材料としては、分枝状アルキルアミンオキシドが挙げられる。
アミンオキシド:
アミンオキシドは、起泡形成及び油脂洗浄の効果を得る目的で洗剤配合物に広く使われている。典型的に使用されるアミンオキシドは、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、及びこれらの誘導体である。
アルキル又は置換アルキル分枝状アルキルアミンオキシドを用いることは、本発明において不可欠な要素である。好ましい一実施形態において、アミンオキシドは、対称又は非対称分枝状アルキル部分を有し得る。別の好ましい実施形態において、アミンオキシドは非対称分枝状アルキル部分を有し得る。
典型的なアミンオキシドとしては、1つのR1 C8~18アルキル部分と、典型的に、
水素、C1~3アルキル基、及びC1~3ヒドロキシアルキル基からなる群から選択される2
つのR2及びR3部分と、を含有する水溶性アミンオキシドが挙げられる。好ましくは、アミンオキシドは式R1−N(R2)(R3)Oにより特徴付けることができ、式中、R1は分枝状C8~18アルキル又は分枝状C8~18アミドアルキル、例えば、ココアルキルア
ミドプロピル、並びにR2及びR3は典型的に、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル(2-hydroxethyl)、2−ヒドロキシプロピル及び3−ヒドロキシプロピルからなる群から選択される。分枝状アミンオキシド界面活性剤としては、特に、分枝状C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド及び分枝状C8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドを挙げることができる。好ましいアミンオキシドとしては、分枝状C10、分枝状C10〜C12、及び分枝状C12〜C14アルキルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
本明細書において「対称分枝(symmetrically-branched)」とは、アミンオキシドが、n1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分を有し、このアルキル部分上の1つのアルキル分枝がn2個の炭素原子を有することを意味する。アルキル分枝は、アルキル部分の窒素からのα炭素又はβ炭素上に位置する。アミンオキシドのこの種類の分枝は、内在アミンオキシドとしても当該技術分野において知られている。n1とn2の合計は、10〜24個の炭素原子、好ましくは12〜20個、より好ましくは10〜16個である。1つのアルキル部分の炭素原子の数(n1)は、1つのアルキル部分と1つのアルキル分枝とが対称となるように、1つのアルキル分枝(n2)と炭素原子の数がおよそ同じであるべきである。本明細書において「対称」とは、|n1−n2|が5個以下の、好ましくは4個の、最も好ましくは0〜4個の炭素原子で、本明細書で使用される対称分枝状アミンオキシドの少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%〜100重量%のものを意味する。|n1−n2|が5を超える場合、アミンオキシドは非対称分枝状である。アミンオキシドは、C1~3アルキル、C1~3ヒドロキシアルキル基、又は平均で約1〜約3
個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基から独立して選択される2つの部分を更に含む。好ましくは、2つの部分は、C1~3アルキルから選択され、より好ましくは、両方にC1アルキルが選択される。
本出願においては直鎖状アミンオキシドの方が好ましくないとされることから、直鎖状アミンオキシドは好ましい一実施形態には含まれない。これらの物質もまた少しは固有の抗菌効果を呈するが、分枝状の類縁体とは対照的に、抗菌効果に劣ることが判明している。理論に束縛されるものではないが、これらの直鎖状アミンオキシドは、界面活性剤ミセルの中にあまりにもきつくパックされ得るが故に、モノマーとしてバクテリア細胞膜に遊走させる用途での可用性が低くなると考えられる。
本発明の一実施形態において、非対称分枝状アミンオキシドは、対称分枝状アミンオキシドよりも好ましい。理論に束縛されるものではないが、対称分枝状アミンオキシドの方が、非対称分枝状アミンオキシドと比較して立体的障害性(sterical hindrance)が高いことから、バクテリア細胞膜において達成される界面活性剤のパッキング密度が緩くなり得るが故に、非対称分枝状アミンオキシドと比較して抗菌効果の低下につながると考えられる。
皿手洗い用洗剤組成物を含む洗剤組成物に配合される他の典型的及び任意の材料については、後ほど更に詳細に説明する。
界面活性剤
本発明の洗浄及び消毒用液体組成物は、食器類若しくは他の硬質面、皮膚、又は布地への塗布に適した界面活性剤を含み得る水性洗浄相を含んでいてもよい。本明細書に用いるのに好適な界面活性剤には、硬質面若しくは使用者の皮膚への塗布に適し、それ以外にも組成物の水性洗浄相における他の必須成分と適合性のある、任意の既知の又はさもなければ有効な洗浄性界面活性剤が挙げられる。これらの洗浄性界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双極性、若しくは両性界面活性剤、又はこれらの組み合わせを挙げることができる。
液体洗浄組成物の水性洗浄相は、界面活性剤を、液体洗剤組成物の約1重量%〜約50重量%、より好ましくは約5重量%〜約45重量%、更により好ましくは約8重量%〜40重量%、更により好ましくは約12重量%〜35重量%の範囲の濃度で含む。上で更に詳細に述べたように、本発明の一実施形態では、界面活性剤の濃度は、組成物全量の約1重量%〜約40重量%、好ましくは約6重量%〜約32重量%、より好ましくは約8重量%〜約25重量%のアニオン性界面活性剤と、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.2重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%の両性及び/又は双極性、及び/又は非イオン性界面活性剤、及び/又はカチオン性界面活性剤、より好ましくは両性又は双極性界面活性剤、更により好ましくはアミンオキシド界面活性剤又はベタイン界面活性剤、更に好ましくはアミンオキシド界面活性剤、最も好ましくはアルキル又は置換アルキル分枝状アミンオキシドの組み合わせの範囲に及ぶ。
任意の界面活性剤の非限定例が下記で考察される。
アニオン性界面活性剤
本発明の一実施形態では、本発明の洗浄相は、アニオン性界面活性剤を、典型的には液体洗剤組成物の1重量%〜40重量%、好ましくは6重量%〜32重量%、より好ましくは8重量%〜25重量%の濃度で含む。好ましい実施形態では、組成物は、組成物全量の15重量%以下、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下のスルホネート界面活性剤を有する。
本発明の組成物及び方法で用いられるのに好適なアニオン性界面活性剤は、サルフェート、スルホネート、スルホサクシネート、及び/又はスルホアセテート、好ましくはアルキルサルフェート及び/又はアルキルエトキシサルフェート、より好ましくは、全体としてのエトキシル化度が5未満、好ましくは3未満、より好ましくは2未満である、アルキルサルフェート及び/又はアルキルエトキシサルフェートの組み合わせである。
サルフェート界面活性剤−
好適なサルフェート界面活性剤としては、C10〜C14アルキル若しくはヒドロキシアルキル、サルフェート、及び/又はエーテルサルフェートの水溶性塩又は酸を挙げることができる。好適な対イオンとしては、水素、アルカリ金属カチオン、又はアンモニウム若しくは置換アンモニウムが挙げられるが、好ましくはナトリウムである。
ヒドロカルビル鎖は、直鎖状又は分枝状であり得る。ヒドロカルビル鎖が分枝状である場合、C1~4のアルキル分枝単位を含むことが好ましい。ヒドロカルビル基上に様々な分枝レベルを有するアニオン性界面活性剤の混合物を適用してもよい。そのようなサルフェート界面活性剤の混合物の平均分枝率は、好ましくはヒドロカルビル鎖全量の20%超、より好ましくは30%超、より好ましくは35%〜80%、最も好ましくは40%〜60%である。
サルフェート界面活性剤は、C8〜C20第一級分枝鎖及びランダムアルキルサルフェート(AS);C10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート;C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AExS)(式中、好ましくは、xは1〜30である);好ましくは1〜5個のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート、米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号に記載の中鎖分枝状アルキルサルフェート、米国特許第6,008,181号及び同第6,020,303号に記載の中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェートから選択され得る。
アルキルスルホサクシネート−スルホアセテート:
他の好適なアニオン性界面活性剤はアルキルであり、好ましくはジアルキル、スルホサクシネート及び/又はスルホアセテートである。ジアルキルスルホサクシネートは、C6~15直鎖又は分枝状ジアルキルスルホサクシネートであり得る。アルキル部分は、非対称
(即ち、異なるアルキル部分)であってもよく、あるいは好ましくは対称(即ち、同じアルキル部分)であってもよい。
スルホネート界面活性剤:
本発明の組成物は好ましくは、液体洗剤組成物の15重量%以下、好ましくは10重量%以下、更により好ましくは5重量%以下のスルホネート界面活性剤を含み得る。スルホネート界面活性剤としては、C10〜C14アルキル若しくはヒドロキシアルキルスルホネートの水溶性塩又は酸、C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、PCT国際公開特許WO 99/05243、同WO 99/05242、同WO 99/05244、同WO 99/05082、同WO 99/05084、同WO 99/05241、同WO 99 /07656、同WO 00/23549、及び同WO 00/23548に記載の修飾アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、メチルエステルスルホネート(MES)、及びα−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。これらのスルホネート系界面活性剤としてはまた、モノスルホネート及び/又はジスルホネートであってよいパラフィンスルホネートが挙げられ、これらは10〜20個の炭素原子を有するパラフィンのスルホン化により得られる。スルホネート界面活性剤としてはまた、アルキルグリセリルスルホネート界面活性剤が挙げられる。スルホン化ヒドロトロープ、例えば、クメンスルフォネート、トルエンスルフォネート及びキシレンスルフォネートは、本出願におけるスルホン化界面活性剤とは見なされない。
更なる界面活性剤
本組成物は、非イオン性、カチオン性、両性、双極性イオン、半極性非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される界面活性剤を更に含み得る。上で更に詳細に述べたように、更に好ましい実施形態において、本発明の組成物は、両性及び/又は双極性界面活性剤、より好ましくはアミンオキシド又はベタイン界面活性剤、更により好ましくは、アミンオキシド、最も好ましくはアルキル又は置換アルキル分枝状アミンオキシドを更に含み得る。
したがって、本発明の組成物に最も好ましい界面活性剤系は、(i)組成物全量の1重量%〜40重量%、好ましくは6重量%〜32重量%、より好ましくは8重量%〜25重量%のアニオン性界面活性剤を、(2)液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜15重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の両性及び/又は双極性、及び/又は非イオン性界面活性剤、より好ましくは両性界面活性剤、更により好ましくはアミンオキシド界面活性剤と組み合わせて、含み得る。このような界面活性剤系は、手に非常に優しくかつ穏やかでありながらも、食器手洗い用液体組成物に必要とされる優れた洗浄性を提供することが判明している。その上、アミンオキシドはまた消毒用製品の抗菌効果にも強力に関与する。
界面活性剤の総濃度は通常、液体洗浄組成物の約1重量%〜約50重量%、より好ましくは約5重量%〜約40重量%、更により好ましくは約8重量%〜40重量%、更により好ましくは約12重量%〜35重量%である。
両性及び双極性界面活性剤
両性及び双極性界面活性剤は、液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜15重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の濃度で含まれ得る。好適な両性及び双極性界面活性剤は、アミンオキシド及びベタインである。
他の好適な両性界面活性剤としては、既に前述したアミンオキシド界面活性剤以外にも、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミダゾリニウムベタイン、スルホベタイン(INCIスルタイン)及びホスホベタインなどのベタイン類が挙げられ、これらは式Iを満たすことが好ましい。
1−[CO−X(CH2nx−N+(R2)(R3)−(CH2m−[CH(OH)−CH2y−Y−(I)
式中、R1は飽和又は不飽和C6~22アルキル残基であり、好ましくはC8~18アルキル残基、特に飽和C10~16アルキル残基であり、例えば飽和C12~14アルキル残基であり、
XはNH、C1〜4アルキル残基R4を有するNR4、O、又はSであり、
nは1〜10の数であり、好ましくは2〜5、特に3であり、
xは0又は1であり、好ましくは1であり、
2、R3は独立して、ヒドロキシエチル、好ましくはメチルなどのヒドロキシ置換される可能性のあるC1〜4アルキル残基であり、
mは1〜4の数であり、特に1、2又は3であり、
yは0又は1であり、
YはCOO、SO3、OPO(OR5)O又はP(O)(OR5)Oであり、R5は水素原子Hであるか又はC1~4アルキル残基である。
好ましいベタインは式(Ia)のアルキルベタイン、式(Ib)のアルキルアミドベタイン、式(Ic)のスルホベタイン及び式(Id)のアミドスルホベタインであり;
1−N+(CH32−CH2COO- (Ia)
1−CO−NH(CH23−N+(CH32−CH2COO- (Ib)
1−N+(CH32−CH2CH(OH)CH2SO3− (Ic)
1−CO−NH−(CH23−N+(CH32−CH2CH(OH)CH2SO3−(Id)、式中、R11は式(I)中のものと同様のものを意味する。特に好ましいベタインは、カルボベタイン[式中、Y-=COO-]であり、特に式(Ia)及び式(Ib)のカルボベタイン、より好ましくは、式(Ib)のアルキルアミドベタインである。
好適なベタイン及びスルホベタインの例は以下のものである[INCIに従って表記している]:アーモンドアミドプロピルベタイン、アプリコットアミドプロピルベタイン、アボカドアミドプロピルベタイン、ババスアミドプロピルベタイン、ベヘナミドプロピルベタイン、ベヘニルベタイン、ベタイン、キャノーラアミドプロピルベタイン、カプリル/カプラミドプロピルベタイン、カルニチン、セチルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココベタイン、ココヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココスルタイン、デシルベタイン、ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート、ジヒドロキシエチル大豆グリシネート、ジヒドロキシエチルステアリルグリシネート、ジヒドロキシエチルタローグリシネート、PG−ベタインのプロピルジメチコーン、エルカミドプロピルヒドロキシスルタイン、水素添加タローベタイン、イソステアラミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、ミルクアミドプロピルベタイン、ミンクアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレイルベタイン、オリーブアミドプロピルベタイン、ヤシアミドプロピルベタイン、パルミチン酸アミドプロピルベタイン、パルミトイルカルニチン、ヤシ仁アミドプロピルベタイン、ポリテトラフルオロエチレンアセトキシプロピルベタイン、リシノール酸アミドプロピルベタイン、セサミドプロピルベタイン、ソイアミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、ステアリルベタイン、タローアミドプロピルベタイン、タローアミドプロピルヒドロキシスルタイン、タローベタイン、タロージヒドロキシエチルベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタイン、及び小麦胚芽アミドプロピルベタイン。
好ましいベタインは、ココアミドプロピルベタインである。
非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤は、存在する場合、消毒用の液体洗剤組成物の0.1重量%〜40重量%、好ましくは0.2重量%〜20重量%、最も好ましくは0.5重量%〜10重量%を構成し得る。好適な非イオン性界面活性剤としては、脂肪族アルコールと1〜25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖又は分枝状の、第一級又は第二級のいずれかのアルキル鎖とすることができ、一般的には、8〜22個の炭素原子を含有する。特に好ましいものは、10〜18個の炭素原子、好ましくは10〜15個の炭素原子を有するアルキル基を有するアルコールと、アルコール1モルあたり2〜18モル、好ましくは2〜15モル、より好ましくは5〜12モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。
式R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x(式(III))を有するアルキルポリグリコシドも好適であり、ここで、式(III)のR2は、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物からなる群から選択され、アルキル基は、10〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原子を含有し、式(III)のnは、2又は3、好ましくは2であり、式(III)のtは、0〜10、好ましくは0であり、式(III)のxは、1.3〜10、好ましくは1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。同様に好適なのは、アルキルグリセロールエステル及びソルビタンエステルである。
式(IV)を有する脂肪酸アミド界面活性剤もまた好適である。
Figure 2017071800
式中、式(IV)のR6は、7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子を含有するアルキル基であり、式(IV)の各R7は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、及び−(C24O)xHからなる群から選択され、ここで式(IV)のxは、1から3まで変化する。好ましいアミドは、C8〜C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジエタノールアミド、及びイソプロパノールアミドである。
カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤は、界面活性作用を増強する目的で組成物中に存在する場合、有効量にて、より好ましくは消毒用液体洗剤組成物の0.25重量%〜20重量%で存在し得る。好適なカチオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム界面活性剤である。好適な第四級アンモニウム界面活性剤は、モノC6〜C16、好ましくはC6〜C10 N−アルキル又はアルケニルアンモニウム界面活性剤からなる群から選択され、残りのN位はメチル基、ヒドロキシエチル(hydroxyehthyl)基、又はヒドロキシプロピル基で置換される。他の好ましいカチオン性界面活性剤としては、アルキルベンザルコニウムハライド及びその誘導体、例えば、Lonza社より商標名BARQUAT及びBARDACで入手可能なものが挙げられる。別の好ましいカチオン性界面活性剤は、第四級クロリンエステルのような、第四級アンモニウムアルコールのC6〜C18アルキル又はアルケニルエステルである。より好ましくは、カチオン性界面活性剤は次式(V)を有する。
Figure 2017071800
式中、式(V)のR1は、C8~C18ヒドロカルビル及びこれらの混合物、好ましくはC8~14アルキル、より好ましくはC8、C10又はC12のアルキルであり、式(V)のXは、
アニオン、好ましくは塩化物又は臭化物である。
金属イオン封鎖剤:
液体洗浄組成物は、好ましくは、カルボン酸系ビルダー、キーラント又はこれらの混合物からなる群から選択されるがこれらに限定されない金属イオン封鎖剤を含み得る。金属イオン封鎖剤、又はその塩は、存在する場合、好ましくは、組成物全量の0.1重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.15重量%〜2.5重量%、より好ましくは0.2%重量%〜重量1%、最も好ましくは0.25重量%〜0.5重量%の濃度で存在し得る。
カルボン酸系ビルダー:
本発明の更に別の実施形態において、本明細書における液体洗浄組成物は任意選択的に、直鎖若しくは環状カルボン酸、ポリカルボン酸、又はこれらの塩を更に含み得る。他に、アニオン性界面活性剤が存在する場合、特に組成物全量の15重量%〜35重量%の範囲で多量に存在する場合、使用者の手及び食器にぬるりとした感触を与える組成物になる。カルボン酸はまた、これを補正することでも知られている。
好適な(ポリ)カルボン酸は、非環式、脂環式、複素環式及び芳香族カルボン酸であり、これらの場合において少なくとも2つのカルボキシル基が含まれ、これらはそれぞれ、互いに離れた場所に分離され、好ましくは炭素原子2つ分を超えない程度に互いに離れている。2つのカルボキシル基を含むポリカルボキシレートは、例えばマロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、及びフマル酸の水溶性の塩を含む。本明細書で有用なカルボン酸としては、C1~6の直鎖状の酸、又は少なくとも3個の炭素を含有する環状の酸が挙げられる。カルボン酸又はその塩の直鎖若しくは環状炭素含有鎖は、ヒドロキシル基、エステル基、エーテル基、1〜6個の、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有する脂肪族基、及びこれらの混合物からなる群から選択される置換基で置換することができる。
好ましいカルボン酸は、サリチル酸、マレイン酸、アセチルサリチル酸、3−メチルサリチル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、ジヒドロキシフマル酸、1,2,4ベンゼントリカルボン酸、ペンタン酸及びその塩、クエン酸及びその塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるものである。カルボン酸が塩の形態で存在する場合、その塩のカチオンは、好ましくは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、又はトリエタノールアミン、及びこれらの混合物から選択される。
他のカルボン酸系ビルダーとしては、ポリカルボン酸及びこれらの部分又は完全中和塩、モノマーポリカルボン酸及びヒドロキシカルボン酸、並びにこれらの塩のホモポリマー及びコポリマーが挙げられる。別の好適なポリカルボン酸は、アクリル酸のホモポリマーである。上記化合物の好ましい塩は、アンモニウム及び/又はアルカリ金属塩、即ち、リチウム、ナトリウム及びカリウム塩であり、特に好ましい塩はナトリウム塩である。また、スルホネート末端封鎖ポリカルボキシレート類も好適である。
関心の対象となる可能性のある他のカルボキシレート系キーラントとしては、乳酸、酢酸、ギ酸、コハク酸安息香酸、サリチル酸及びデヒドロ酢酸が挙げられる。これらはいずれも、水溶性塩の形態であることが好ましい。
キーラント:
本発明の一実施形態において、本発明の液体洗浄組成物は、キーラントを含み得る。
洗剤分野において通常理解されるように、キレート化は、本明細書において、二座配位子又は多座配位子の結合又は錯化を意味する。多くの場合に有機化合物であるこれら配位子は、キーラント、キレート化剤、キレート剤と呼ばれる。キレート剤は、単一金属イオンと多重結合を形成する。キレート剤は、特定の金属イオンと可溶性錯体分子を形成する化学物質であり、これらイオンが他の構成成分又はイオンと正常に反応できないように、これらイオンを不活性化する。配位子は、基質とキレート錯体を形成する。この用語は、金属イオンがキーラントの2つ以上の原子と結合する錯体のためにある。キーラントはまた、結晶成長抑制特性、即ち、小さなカルシウム及び炭酸マグネシウム粒子と相互作用して、それらが硬いスケール沈積に凝集するのを防止する特性を実証し得る。粒子は互いに反発し合い、水中に懸濁したままとなるか、又は沈殿し得る緩い凝集塊を形成する。これら緩い凝集塊は容易に洗い流されて、堆積物を形成しない。
好適なキレート剤は、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能置換された芳香族キレート剤、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。
本明細書において用いるのが好ましいキーラントは、アミノ酸系キーラントであり、好ましくはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)若しくはメチル−グリシン−二酢酸(MGDA)及び誘導体、並びに/又はホスホネート系キーラント、好ましくはジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸(DTPMP)又はヒドロキシエチルジホスホン酸(HEDP)である。
アミノカルボキシレートとしては、エチレンジアミンテトラアセテート類、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロ−トリ−アセテート類、エチレンジアミンテトラプロプリオネート類、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート類、ジエチレントリアミンペンタアセテート類、及びエタノールジグリシン類、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。加えて、MGDA(メチル−グリシン−二酢酸)並びにその塩及び誘導体、並びに、GLDA(グルタミン酸−N,N−二酢酸)並びにその塩及び誘導体が挙げられる。本発明によれば、GLDA(その塩及び誘導体)が特に好ましく、その四ナトリウム塩が特に好ましい。
他の好適なキレート剤としては、アミノ酸系化合物又はサクシネート系化合物が挙げられる。用語「コハク酸塩系化合物」及び「コハク酸系化合物」は、本明細書において互換的に使用される。これらには、オキソジサクシネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、及び米国特許第4,663,071号に記載されるような、タータラート一コハク酸とタータラート二コハク酸の混合物が包含される。
他の好適なキレート剤は、米国特許第6,426,229号に記載されている。特に好適なキレート剤としては、例えば、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−一プロピオン酸(ASMP)、イミノ二コハク酸(IDS)、イミノ二酢酸(IDA)、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、アラニン−N,N−二酢酸(ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)、及びスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)、並びにこれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩が挙げられる。同様に適しているのは、エチレンジアミンジコハク酸(「EDDS」)、特に米国特許第4,704,233号に記載のような[S,S]−異性体である。更に、ヒドロキシエチレンイミノ二酢酸、イミノジコハク酸ヒドロキシ、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸もまた好適である。
アミノホスホネートもまた、キレート剤として使用するのに好適であり、DEQUESTのようなエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)が挙げられる。好ましい、これらのアミノホスホネート類は、約6個を超える炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基を含有しない。
米国特許第3,812,044号に記載されるような、多官能置換された芳香族キレート化剤もまた、本明細書での組成物に有用である。好ましいこの種の酸型の化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
有機溶媒:
本発明の液体洗浄組成物は、1種以上の有機溶媒を極めて好適な任意成分として含み得る。
好適な溶媒は、C4~14、好ましくはC6〜C12、更により好ましくはC8〜C10エーテル及びジエーテル、グリコール、アルコキシル化グリコール、C6〜C16グリコールエーテル、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化直鎖状C1〜C5アルコール、直鎖状C1〜C5アルコール、アミン、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素、並びにハロ炭化水素、アルカノールアミン、テルペン、並びにこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なグリコールは、式HO−CR12−OH(式中、R1及びR2は独立して、H又はC2〜C10飽和又は不飽和脂肪族炭化水素鎖及び/又は環状鎖である)表されるものである。本明細書で用いるのに好適なグリコールは、ドデカングリコール及び/又はプロパンジオール、並びにこれらの誘導体、例えば、ブロノポール(2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール)である。
本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化グリコールは、式R−(A)n−R1−OH(式中、Rは、H、OH、1〜20個、好ましくは2〜15個、及びより好ましくは2〜10個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和アルキルであり、R1は、H又は、1〜20個、好ましくは2〜15、及びより好ましくは2〜10個の炭素原子の直鎖の飽和又は不飽和アルキルであり、Aは、アルコキシ基好ましくはエトキシ基、メトキシ基、及び/又はプロポキシ基であり、nは1〜5、好ましくは1〜2である)で表されるものである。本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化グリコールは、メトキシオクタデカノール及び/又はエトキシエトキシエタノールである。
本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R−(A)n−OH(式中、Rは、炭素原子が1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは2〜10個のアルキル置換又はアルキル非置換アリール基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくはブトキシ基、プロポキシ基及び/又はエトキシ基であり、nは1〜5、好ましくは1〜2の整数である))で表されるものである。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンゾキシエタノール及び/又はベンゾキシプロパノールである。
本明細書で用いるのに好適な芳香族アルコールは、式R−OH(式中、Rは1〜20個、好ましくは1〜15個、より好ましくは1〜10個の炭素原子のアルキル置換又は非アルキル置換アリール基である)で表されるものである。例えば、本明細書で用いるのに好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。
本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化脂肪族アルコールは、式R−(A)n−OH(式中、Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、及びより好ましくは3〜12個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和アルキル基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくはブトキシ基、プロポキシ基及び/又はエトキシ基であり、nは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である)で表されるものである。好適なアルコキシル化脂肪族直鎖又は分枝鎖アルコールは、ブトキシプロポキシプロパノール(n−BPP)、ブトキシエタノール、ブトキシプロパノール(n−BP)、エトキシエタノール、1−メチルプロポキシエタノール、2−メチルブトキシエタノール、ヘキシルグリコールエーテル(ヘキシルセロソルブ)、及びヘキシルジグリコールエーテル(ヘキシルカルビトール)、又はこれらの混合物である。ブトキシプロポキシプロパノールは、Dow chemical社より商標名n−BPP(登録商標)で市販されている。ブトキシプロパノールはDow chemical社より市販されている。
本明細書で用いるのに好適な脂肪族アルコールは、式R−OH(式中、Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、及びより好ましくは5〜12個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖の飽和又は不飽和アルキル基である)で表されるものである。但し、上記脂肪族分枝状アルコールは、上述した2−アルキルアルカノールではない。好適な脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、又はこれらの混合物である。
本明細書で用いるのに好適なアルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で用いるのに好適なテルペンとしては、単環テルペン、双環テルペン及び/又は非環状テルペンが挙げられる。好適なテルペンは、D−リモネン;ピネン;松根油;テルピネン;メントール、テルピネオール、ゲラニオール、チモールなどのテルペン誘導体;及びシトロネラ又はシトロネロールタイプの成分である。
他の好適な溶媒としては、ブチルジグリコールエーテル(BDGE)、ヘキサンジオール、ブチルトリグリコールエーテル、ter−アミル(teramilic)アルコールなどが挙げられる。BDGEは、Union Carbide社又はBASF社より商標名Butyl CARBITOL(登録商標)で入手可能である。あるいは、ジアミンを使用すること可能である。ジアミンの具体例は、本明細書のその他の任意成分の項に更に記載されている。
好ましくは、上記溶媒は、ブトキシプロポキシプロパノール、ブチルジグリコールエーテル、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール、メタノール、イソプロパノール、ヘキサンジオール、及びこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、上記溶媒は、ブトキシプロポキシプロパノール、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール、メタノール、イソプロパノール、及びこれらの混合物からなる群から選択される。更により好ましくは、上記溶媒は、ベンジルアルコール、エタノール、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
存在する場合、液体洗浄組成物は、液体洗浄組成物の約0.01重量%〜約25重量%、あるいは約0.5重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜10重量%、あるいは3重量%〜6重量%の上記有機溶媒を含み得る。これらの有機溶媒は、水と共に使用されてもよく、又はこれらは水なしで使用されてもよい。
あるいはヒドロトロープはまた、単独で又は上述の有機溶媒のいずれかと組み合わせて適用することにより、有効量にて、例えば、液体洗浄組成物の約0.01重量%〜約25重量%、あるいは約0.5重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜10重量%、あるいは3重量%〜6重量%にて溶媒作用を呈し得る。
本明細書における使用に適したヒドロトロープとしては、米国特許第3,915,903号に開示されるような、アニオン型のヒドロトロープ、特にキシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸カリウム、及びキシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、及びトルエンスルホン酸アンモニウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム、及びクメンスルホン酸アンモニウム、並びにこれらの混合物が挙げられる。
抗菌性活性物質:
本発明の別の実施形態において、液体洗浄組成物はまた、抗菌効果を更に増進する1種以上の抗菌剤も含み得る。抗菌剤は、化学的又は生物学的手段によってあらゆる有害生物を抑止し、無害にし、又はあらゆる有害生物に対して防除効果をもたらすことができる化学物質又は微生物である。どの抗菌剤を使用すべきかの選択肢は、特定の状況に依存する。幾つかの抗菌剤は広スペクトル(多くの異なる種類の微生物を殺菌する)を有する。その一方で、他の殺菌剤の方が、殺菌対象となる病原生物の範囲は狭い反面、他の特性に関しては(非腐食性、非毒性、又は廉価であり得る)好ましい。西欧内においては、洗剤用途に使用され得る抗菌活性物質は、「殺生物性製品指令98/8/EC(BPD)」、より詳細には「メイングループ1:消毒薬及び一般殺生物性製品、製品の型式2:プライベートエリア及び公衆衛生エリアの消毒薬及び他の殺生物性製品」の範囲内で分類される。
北米内においては、使用され得る抗菌製品及び活性物質は、FDA及びEPAによって規制される。抗菌活性物質は、潜在的に、抗菌効果増進技術、特にキーラントと組み合わせて用いることが可能であり、AB輸送剤(carrying agent)との併用によって付着効果を向上させることも、又は表面持続性付着(surface substantive deposition)ポリマーなどの付着技術と組み合わせて用いることによって消毒効果を長時間にわたって持続させることも可能になる。
固有の抗バクテリア活性を示すために用いられる説明例を有する典型的な化学的クラスとしては、限定されるものではないが、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、オルトフタルアルデヒド)、二酸化硫黄、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、バニリン酸エステル、塩素系及び酸素系酸化剤(次亜塩素酸ナトリウム及び次亜塩素酸カルシウム又は次亜臭素酸ナトリウム及び次亜臭素酸カルシウム、クロラミン及びクロラミン−T、二酸化塩素、過酸化水素、ヨウ素、オゾン、過酢酸、過ギ酸、過マンガン酸カリウム、ペルオキシ一硫酸カリウム)、フェノール類(フェノール、O−フェニルフェノール、クロロキシレノール、ヘキサクロロフェン、チモール、アミルメタクレゾール、2,4−ジクロロベンジルアルコール、ポリクレスレン(policresulen)、フェンチクロル、4−アリルカテコール、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類、例えば、ベンジルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベン(methtlparaben)、及びプロピルパラベン、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、カパイシン(capaicin)、カルバクロール、クレオソール、オイゲノール、グアイアコール)、ハロゲン化(ヒドロキシ)ジフェニルエーテル類(ジクロサン、トリクロサン、ヘキサクロロフェン及びブロモクロロフェン、4−ヘキシルレゾルシノール、8−ヒドロキシキノリン及びそれらの塩)、第四級アンモニウム化合物類(塩化ベンザルコニウム誘導体、塩化ベンゼトニウム誘導体、塩化セトリモニウム/臭化セトリモニウム、セチルピリジニウム、セトリミド、塩化ベンゾキソニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム)、アクリジン誘導体(乳酸エタクリジン、9−アミノアクリジン、ユーフラビン)、ポリマー系ビグアニドを含むビグアニド類、及びアミジン類(ポリアミノプロピルビグアニド、ジブロムプロパミジン、クロルヘキシジン、アレキシジン、プロパミジン、ヘキサミジン、ポリヘキサニド)、ニトロフラン誘導体(ニトロフラゾン)、キノリン誘導体(デカリニウム、クロルキナルドール、オキシキノリン、クリオキノール)、ヨウ素化物、精油(ベイ、桂皮、クローブ、タイム、ユ−カリ油、ペパーミント、レモン、ティーツリー、モクレン抽出物、メントール、ゲラニオール)、カチオン類、アニリド(サリチルアニリド(saclicylanilide)、ジフェニル尿素)、サリチル酸エステル類、例えばサリチル酸メンチル、サルチル酸メチル及びサリチル酸フェニル、ピロカテコール、フタル酸及びその塩、ヘキセチジン、オクテニジン、サンギナリン、臭化ドミフェン、塩化アルキルピリジニウム、例えば塩化セチルピリジニウム、塩化テトラデシルピリジニウム及びN−テトラデシル−4−エチルピリジニウム塩化物、ヨウ素、スルホンアミド、ピペリジノ誘導体、例えばデルモピノール及びオクタピノール、並びにこれらの混合物、種々の保存剤(1,3−ジオキサンの誘導体、イミダゾールの誘導体、イソチアゾロン、キサミンの誘導体、トリアジン、オキサゾロ−オキサゾール、ヒドロキシメチルグリシネートナトリウム、メチレンビスチオシアネート、キャプタン)が挙げられる。
液体洗浄組成物はまた、漂白剤、又は消毒系のような漂白剤系、好ましくはペルオキシド漂白剤を、キーラント、ラジカルスカベンジャ及び特定の界面活性剤系、例えば、ドデシルジメチルアミンオキシド及び誘導体と組み合わせて含んでいてもよく、これにより、最終製品のpHを典型的には最大pH 9まで上昇させ得る。更に多くの詳細は、米国特許出願公開第2011/0152158号に記載されている。また、組成物中の過酸素漂白剤成分を活性化剤(過酸前駆体)と共に配合することもできる。考えられる活性化因子としては、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ベンゾイルカプロラクタム誘導体及びバレロラクタム誘導体、アルカノイルオキシベンゼンスルホネート、例えば、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、加水分解性エステル、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。例の更なる非限定的なリストとしては、限定はされないが、例えば四級置換漂白活性化剤が挙げられ、この漂白活性化剤は米国特許第6,855,680号に記載されている。あるいは、有機過酸、例えば、ジベンゾイルペルオキシドなどのジアシルペルオキシドもまた考慮され得る。あるいは、本組成物はまた、漂白剤触媒、例えば、金属含有漂白剤触媒、好ましくはマンガン及びコバルト含有漂白剤触媒、大多環式硬質配位子の遷移金属錯体、又は他の漂白剤触媒、例えば、有機漂白剤触媒(アリールイミニウム双性イオンを含む双性イオン性漂白剤触媒など)、並びにカチオン性漂白剤触媒も含み得る。あるいは、本組成物はまた、予形成過酸、例えば、フタルイミドペルオキシカプロン酸(phtalimidio peroxycaproic acid)(PAP)、過カルボン酸、過炭酸、過イミド酸、ペルオキシ一硫酸、又は漂白酵素を含み得る。
米国特許出願公開第61/512,150号には、漂白剤に関して更に詳しい説明が記載されている。
好ましい抗菌系は、ハロゲン化ベンジルアルコール誘導体、例えば、クロロキシレノール(PCMX)、ハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル、好ましくはジクロサン、第四級アンモニウム塩、好ましくはアルキルベンザルコニウム及びアルキルベンゼトニウム塩化物、並びにこれらの誘導体、精油、漂白剤系、好ましくはペルオキシド漂白剤、並びにこれらの混合物である。最も好ましい抗菌系は、ベンザルコニウム塩化物、ジクロサン及びPCMXである。
その他の構成成分:
本明細書における液体洗浄組成物は、限定はされないが、内部又は外部構造化系、カチオン性コンディショニングポリマー、湿潤剤、皮膚軟化剤、酵素及び肌再生活性物質を含むスキンケア活性物質、洗浄又は汚れ再付着防止ポリマー、表面改質ポリマー及び汚れ凝集ポリマーを含むポリマー、ビーズ、洗浄及び/又は剥離性粒子を含む懸濁粒子、気泡、香料マイクロカプセル及び真珠光沢剤、香料及び悪臭抑制化合物、着色剤、有機及び無機乳白剤、有機及び無機カチオン類、例えば、Ca/Mgイオン及びジアミン類などのアルカリ土類金属、起泡安定剤/起泡増進剤、固化防止剤、粘度降下剤(例えば、NaClなどの塩、並びに他の一価、二価及び三価の塩)、二価Znイオンなどの金属イオンを含む付着助剤、防腐剤、並びにpH降下及び/又は緩衝手段(例えば、カルボン酸、例えばクエン酸、HCl、NaOH、KOH、アミン及びアルカノールアミン、ホスホン酸及びスルホン酸、炭素塩、例えば炭酸ナトリウム、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、イミダゾールなど)のような他の幾つかの成分を更に含み得る。
これらの任意成分については、米国特許出願公開第61/512,150号に更なる詳細が記載されている。
パッケージ:
本発明の液体洗浄組成物は、使用のため消毒用液体洗剤組成物を供給する任意の好適なパッケージでパッケージされ得る。パッケージは、好ましくは、消費者がパッケージを透かして製品を見ることができるようにガラス又はプラスチックで作製された透明又は半透明のパッケージである。
硬質面の洗浄/処理プロセス
本発明の別の実施形態は、本発明の組成物を用いて食器類などの硬質面を洗浄するプロセスに関する。上記プロセスは、この組成物を典型的には希釈又は未希釈形態にて食器類などの硬質面に塗布する工程と、上記組成物をすすぐ工程、あるいは表面をすすがず上記組成物を表面に残したまま乾燥させる工程と、を含む。
「その未希釈形態(in its neat form)」とは、本明細書において、上記液体組成物を塗布される前(直前)に使用者が0gL(0gpg)の水硬度にて全く希釈することなしに、処理対象面、及び/又は布巾、スポンジ若しくは皿用ブラシなどの洗浄装置若しくは用具に直接適用することを意味する。本明細書において「希釈形態」とは、上記液体組成物を、適切な溶媒、典型的には水で使用者が希釈することを意味する。本明細書では「すすぐ」とは、本明細書の液体組成物を上記食器に塗布する工程の後、本発明に従うプロセスで洗浄される食器と、大量の適切な溶媒、典型的には水とを接触させることを意味する。「大量」とは、通常、約5〜約20リットルを意味する。
本発明の一実施形態では、本明細書に記載の組成物は、その希釈形態で適用することができる。汚れた食器類を、水で希釈された本発明の液体洗剤組成物の有効量、典型的には(処理される食器類25個あたり)約0.5mL〜約20mL、好ましくは約3mL〜約10mLと接触させる。使用される液体洗剤組成物の実際の量は、使用者の判断に基づくものであり、典型的には、組成物中の活性成分の濃度を含む、組成物の具体的な製品配合、洗浄される汚れた食器の数、食器上の汚れの程度などのような要因に応じて決定される。一般に、約0.01mL〜約150mL、好ましくは約3mL〜約40mLの本発明の液体洗剤組成物が、約1000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの範囲の容積容量を有する流しの中の、約2000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの水と組み合わされる。そうして得られた希釈組成物を収容する流しの中に汚れた食器類を浸漬させ、食器類の汚れた表面を、布、スポンジ、又は類似の物品と接触させることにより、それらの表面を洗浄する。布、スポンジ、又は同様の物品は、食器類表面と接触する前に洗剤組成物と水との混合物に浸漬されてもよく、典型的には、約1〜約10秒間の範囲の時間にわたって食器類表面と接触するが、実際の時間は、各用途及び使用者によって異なる。布、スポンジ、又は類似の物品を食器表面に接触させることは、好ましくは、それと同時に食器表面を擦ることを伴う。
本発明の別の方法は、食器洗浄用液体洗剤なしで水浴中に汚れた食器類を浸漬するか、又は流水下に保持することを含む。スポンジのような、食器洗浄用液体洗剤を吸収する道具は、別の分量の非希釈の食器洗浄用液体組成物中に、典型的には約1〜約5秒間の範囲の時間にわたって、直接入れられる。次に吸収道具、ひいては非希釈の食器洗浄用液体組成物を、汚れた食器類のそれぞれの表面に個々に接触させて、上記汚れを除去する。吸収道具は、典型的には、約1〜約10秒間の範囲の時間にわたってそれぞれの食器類表面と接触するが、実際の適用時間は、食器類の汚れの程度などの要因に左右されることになる。吸収道具を食器類表面に接触させることは、好ましくは、それと同時に擦ることを伴う。
あるいは、道具は、食器表面と接触するのに先立って、手洗い用食器洗浄組成物と水との混合物中に浸漬されてもよく、この濃縮溶液は、洗浄道具を収容できる小さい容器内で、使用者の習慣と洗浄作業に応じて、それぞれ約95:5〜約5:95、好ましくは約80:20〜約20:80、より好ましくは約70:30〜約30:70の範囲の手洗い食器洗浄用液体:水の重量比で手洗い用食器洗浄組成物を水で希釈することにより作製される。
組成物を使用する地域に依存して、本発明の方法において使用される水は、約0〜0.5g/L(約0〜30gpg)の硬度を有し得る(「gpg」は、当業者には周知である水硬度の尺度であり、「ガロンあたりのグレイン数」を表す)。
洗浄装置又は用具を処理するプロセス
一実施形態において、洗浄及び消毒用液体組成物は、洗浄装置又は用具の消毒に使用できる。より詳細には、洗浄及び消毒液は、「その無希釈の形態にて」布巾、スポンジ若しくは皿用ブラシなどの湿潤又は乾燥した洗浄装置又は用具に直接塗布してもよく、(例えば、消毒液を塗布する前に、洗浄装置又は用具内に既に存在していたよりも多くの湿気による)如何なる実質的な希釈も経ることなしに、約30秒、好ましくは約5分、最大約24時間にわたって、又は次回の食器洗浄プロセスが開始されるまで放置されてもよい。
皮膚又は硬質面を処理するプロセス
更に別の実施形態においては、液体洗浄組成物を使用者の皮膚、又は食器類、俎板及び台所表面などの硬質面に塗布できる。より詳細には、液体洗浄組成物は「その無希釈形態又はその希釈形態にて」直接又は用具を介して湿潤若しくは乾燥した皮膚、又は食器類若しくは調理部表面などの硬質面に塗布され、約30秒、好ましくは約5分、最大約24時間にわたって放置して作用させた後、所望によりすすぎ工程を実施する。
分枝状アルキルアミンオキシドを含めて洗浄及び消毒用液体組成物を配合した場合の方が、直鎖状アルキルアミンオキシドを用いて配合した場合と比べて抗菌効果に改善が見られたことを、以下の実施例に示す。
下記の振盪フラスコプロトコールに従って抗菌効果を試験した。
材料:
●微生物菌株:黄色ブドウ球菌(SA)CIP 4.83、大腸菌(EC)CIP 53.126、緑膿菌(PA)CIP 82.113
●培養基:TSA培地−中和培地(Dey Engley Broth)−緩衝ペプトン水(BPW−F)−振盪フラスコ瓶−生理学的水
●インキュベータ
振盪フラスコプロトコール:ASTM E2149振盪フラスコ法
●種菌計数:
○菌株ごとに接種物を14.2L(0.5マクファーランド(McF))で調製する。1mLの接種物を9mLの生理学的水で希釈する。結果として得られた1mLの希釈物を選択し、9mLの生理学的水で再び希釈する。結果的に10-5倍希釈物が得られるように、5倍希釈工程を実行する。
○100マイクロリットルの10-5倍希釈物を回収して2つのペトリ皿に接種する。
20mLのTSA培地を加える。
○1時間(T1h)後に同じ操作を実行する。
○32+/−0.5℃で24時間インキュベートする。
●陰性対照:
○SA、EC又はPA接種物5mLを振盪フラスコに入れる。純粋なBPW−F溶液45mLを加える。
○中和培地での2倍希釈:1mLの純粋溶液を回収し、9mLの中和培地(=10-1及び10-2倍希釈物)を加える。
○5分間待ってから100マイクロリットルの純粋溶液及び10-2倍希釈物を2つのペトリ皿に入れ、20mLのTSA培地(T0)を加える。
○1時間(T1h)後に同じ操作を実行する。
○32+/−0.5℃で24時間インキュベートする。
●試料の試験:
○溶液を指定の濃度で調製する(活性物質100%の最終容積50mLの実際の濃度については、データの表を参照のこと)。例えば、50%(V/V)の場合、25mLの生成物を20mLのBPW−F及び5mLの接種物(SA、EC又はPA)を用いて14.2L(0.5McF)にて希釈する。
○中和培地の2倍希釈:1mLの純粋溶液を回収し、9mLの中和培地(=10-1及び10-2倍希釈物)を加える。
○5分間待ってから100マイクロリットルの純粋溶液及び10-2倍希釈物を2つのペトリ皿に入れ、20mLのTSA培地(T0)を加える。
○1時間(T1h)後に同じ操作を実行する。
○32+/−0.5℃で24時間インキュベートする。
●対数減少値の計算:
○対数減少値をlog(T0/T1h)として計算する。
表1:対称分枝状C12~14アルキルジメチルアミンオキシド(Isalchem製の中分枝状AO)及び非対称分枝状C12~14アルキルジメチルアミンオキシド(シェルタイプ1の分枝状AO)の方が、直鎖状C12~14アルキルジメチルアミンオキシド(AO)と比較して抗菌効果が改善された。
Figure 2017071800
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、本明細書にその全体が参照によって組み入れられる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (8)

  1. 1個の炭素原子を有する第1のアルキル部分とn2個の炭素原子を有する第2のアルキル部分とを有するアルキル又は置換アルキル非対称分枝状アルキルアミンオキシドと;
    組成物全量の4〜40重量%の、アルキルサルフェート、アルキルエトキシサルフェート、およびそれらの混合物からなる群から選択されるアニオン界面活性剤と;
    ハロゲン化ベンジルアルコール誘導体、ハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル、第四級アンモニウム塩、アルキルベンゼトニウム塩化物、ペルオキシド漂白剤系、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の殺生物剤と;
    炭酸Zn、硫酸Zn、クエン酸Zn、およびそれらの混合物からなる群から選択される二価の金属塩と;を含み、
    |n1−n2|が5個を超え、n1とn2との合計は12〜20であり、前記分枝状アルキルアミンオキシドは分枝状C12−C14アルキルジメチルアミンオキシドである、洗浄及び消毒用液体組成物。
  2. 前記分枝状アルキルアミンオキシドを前記組成物の0.01重量%〜20重量%で含む、請求項1に記載の洗浄及び消毒用液体組成物。
  3. 1〜25モルのエチレンオキシドを有するC8〜C22脂肪族アルコール、アルキルポリグリコシド、脂肪酸アミド界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、非イオン性界面活性剤を、前記液体組成物の0.1重量%〜20重量%で更に含む、請求項1または2に記載の洗浄及び消毒用液体組成物。
  4. 前記液体組成物の0.01重量%〜25重量%で存在する有機溶媒を更に含み、前記有機溶媒が、C4~14エーテル及びジエーテル、グリコール、アルコキシル化グリコール、C6〜C16グリコールエーテル、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化直鎖状C1〜C5アルコール、直鎖状C1〜C5アルコール、アミン、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素、並びにハロ炭化水素、アルカノールアミン、テルペン、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄及び消毒用液体組成物。
  5. 前記有機溶媒が、エタノール、ベンジルアルコール、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項4に記載の洗浄及び消毒用液体組成物。
  6. 前記液体組成物の0.01重量%〜25重量%のヒドロトロープを更に含み、前記ヒドロトロープが、クメンスルホネート、キシレンスルホネート、トルエンスルホネートの有機塩類、クメンスルホネート、キシレンスルホネート、トルエンスルホネートの無機塩類、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄及び消毒用液体組成物。
  7. 前記組成物全量の0.01重量%〜10重量%の金属イオン封鎖剤を更に含み、前記金属イオン封鎖剤が、カルボン酸系ビルダー、アミノカルボキシレートキーラント、アミノホスホネートキーラント、多官能性置換芳香族キレート剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄及び消毒用液体組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄及び消毒用液体組成物を用いて食器類及び/又は食器洗浄用具及び/又は皮膚を洗浄し消毒する方法であって、前記組成物を直接又は間接的に食器類及び/又は食器洗浄用具及び/又は皮膚に塗布する工程を含む、方法。
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