JP2001508450A - 抗cd40l化合物の治療学的投与の方法 - Google Patents

抗cd40l化合物の治療学的投与の方法

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Abstract

(57)【要約】 免疫関連性の異常は、3週間以上の間隔で、抗CD40Lを投与することによって、効果的に処置され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 抗CD40L化合物の治療学的投与の方法発明の分野 本発明は、抗CD40L化合物を患者に治療学的に投与するためのレジメに関する 。発明の背景 抗体の作製において必要な反応の1つは、活性化T細胞におけるCD40リガンド (CD40L)とB細胞におけるCD40との相互作用、B細胞増殖およびその後の抗体 の生成のために必要とされる工程である。(「gp39」は、いくつかの報告におい て、CD40Lについて同義的に使用される。)以下にさらに記載するように、多く の抗CD40L化合物が生成されおり、そしていくつかは、抗体関連性の疾患の過程 を変化するにおける効力について、動物において試験されている。 免疫異常を伴う動物に対する抗CD40L化合物の効果についての、報告されてい る実験において、使用されるプロトコルは、2週間以下の間隔で、動物に投与さ れる化合物の用量を用いており、処置の間隔は典型的に、1〜7日である(例え ば、Mohanら、J.Immunol.154:1470-1480、1995;Earlyら、J.Immunol.157: 3159-3164、1996;St?berら、J.Exp.Med.183:693-698、1996;Chenら、J.Im munol.155:2883-2840、1995;Gerritseら、Proc.Natl.Acad.Sci.93:2499-2 504、1996;Greenら、T.Virol.70:2569-2575、1996;Durieら、Science 261:1 328-1330、1993;Durieら、J.Clin.Invest.94:1333-1338、1994;Larsenら、 Transplantation 61:4-9、1996;およびGriggsら、J.Exp.Med.183:801-810、 1996)。抗CD40L化合物の頻度の少ない投与が、病理学的な抗体の産生を阻害す るにおいて、または免疫関連性の疾患の過程を改善するにおいて効果があること を示唆する、利用可能な情報は何もなかった。発明の要旨 本発明者らは、3週間以上の間隔で、抗CD40L化合物を投与することが、抗体 関連性の病因を伴う異常の処置に有効であることを実証した。本発明は、抗体関 連性の疾患を伴う患者を処置する方法を提供し、この方法は、治療学的に有効な 量の抗CD40L化合物を、第1の日に、および第2の日に再度、患者に投与する工 程を包含し、第1の日と第2の日との間は少なくとも約3週間である。類似の量 の抗CD40L化合物が、その後、患者に与えられ得、連続する用量の間は、少なく とも約3週間である。1つの実施態様において、用量の間の間隔は、少なくとも 約4週間である。 本発明の別の局面において、抗体関連性の疾患を伴う患者を処置するための方 歩が教示され、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、第1の治療期間につい て、約3週間未満の間隔で、患者に投与する工程、次いで治療学的に有効な量の 抗CD40L化合物を、第2の治療期間について、少なくとも約3週間または少なく とも約4週間の間隔で、患者に投与する工程を包含する。 上記の投与レジメについてのさらなる適用は、慢性の免疫系異常(例えば、朝 癬、アレルギー性の状態、関節炎、または多発性硬化症)を伴う患者の処置につ いてである。 別の実施態様において、本発明の方法は、慢性の自己免疫疾患(例えば、全身 性エリテマトーデス、重症筋無力症、自己免疫性溶血性貧血、突発性血小板減少 性紫斑病、または抗リン脂質症候群)を処置するために有用である。 本発明のさらに別の局面は、患者における移植組織の拒絶を阻害する方法を提 供し;この方法は、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、第1の日に、およ び第2の日に再度、患者に投与する工程を包含し、第1の日と第2の日との間は 少なくとも約3週間である。化合物は、その後、種々の間隔で与えられ得るが、 1つの実施態様において、化合物は、少なくとも約3週間または少なくとも約4 週間の間隔で、第2の用量の後に与えられる。移植組織は、移植に適切である任 意の器官または組織であり得る。本発明について特に意図されるのは、皮膚、腎 臓、肝臓、心臓、骨髄、または眼組織である。移植片は、同種移植片または異種 移植片であり得る。 本発明の方法はまた、遺伝子治療後の免疫応答を抑制するにおいて有用であり 得る。 患者における移植組織の拒絶を阻害するための、代替の投薬レジメにおいて、 抗CD40L化合物が、第1の治療期間について、約3週間未満の間隔で、患者に投 与され、次いで第2の治療期間について、少なくとも約3週間の間隔で、患者に 投与される。 抗CD40L化合物は、CD40Lを発現する細胞(例えば、T細胞)の表面におけるCD 40Lに結合する任意の化合物であり得る。1つの実施態様において、化合物は、 抗CD40L抗体、好ましくはモノクローナル抗体である。モノクローナル抗体は、5 c8(ATCCアクセス番号HB10916)である。 抗CD40L化合物は、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物および薬学的に受容可 能なキャリアを含む治療学的組成物において処方され得る。治療学的組成物はま た、第2の治療学的に有効な化合物を含み得る。図面の簡単な説明 図1は、実施例IIにおけるコントロールのおよび処置した(SWR×NZB)F1マウ スからの血液および尿のいくつかの測定された特徴における、経時的な変化のチ ャートである。マウスが4月齢になった場合に1回、7月齢で再度、9月齢で再 度、次いで1ヵ月間隔で、抗CD40L mAb MR1を、500μg/動物腹腔で、投与した。 AR〜BNと記されるチャートの上部5列のそれぞれは、単一のコントロール動物か らのデータを含み、そしてCL〜CRと記される下部6列のそれぞれは、単一の処置 動物からのデータを含む。1996年2月に、動物が4月齢になった場合に、この研 究を開始した。垂直の二重線は、4群のデータを分け、各データ群は、データの 上部に列挙された日にちに回収された尿サンプルおよび血液サンプルについての 測定を提供する。タンパク尿(PU)レベルは、僅少からレベル4まで示される。 レベル1は、30mg/dlアルブミンの、レベル2は、100mg/dlの、レベル3は、300 mg/dlの、およびレベル4は、2000mg/dlを超える尿アルビミンと相関する。抗MR 1抗体(「抗MRI」と名称される欄に提供される)、抗ssDNA抗体、および抗dsDNA 抗体のレベルは、μg/ml血液で与えられる。適切である場合、値は、平均(S.D. )の形態で、いくつかのサンプルの平均値および標準偏差として与えられる。ダ ッシュは、典型的に動物が死亡したので、サンプルが回収されなかったことを 示す。NDは、「行わず」をいう。 図2は、経時的な実施例IIの動物のタンパク尿測定のチャートである。第1欄 は、図1におけるように動物の番号を提供する。欄は、サンプル回収の日にちが 上部に記される。NCは、「回収せず」を意味する。 図3は、実施例Vのコントロールのおよび未処置のマウスにおける、経時的な 血液および尿の特徴のチャートであり、マウスは、4.5月齢で処置を開始された 。MR1は、マウスが4.5月齢になった場合に、500μg/動物腹腔で1回、次いで500 μg腹腔を毎月の注射として、処置動物に投与された。AR〜BLRと記されたチャー トの上部7列のそれぞれは、単一のコントロール動物からのデータを含み、そし てCR〜CLRと記された下部7列のそれぞれは、単一の処置動物からのデータを含 む。この研究は、1996年5月に、動物が4.5月齢になった場合に開始した。図の 他の記載は、図1の記載と同じである。 図4は、経時的な実施例Vの動物のタンパク尿測定のチャートである。動物の 番号は、実施例3について記載されたようである。この図の他の記載は、実施例 2の記載と同じである。 図5は、実施例VIIのコントロールのおよび未処置のマウスにおける経時的な 血液および尿の特徴のチャートであり、マウスは、5.5月齢で処置を開始された 。MR1は、毎週1回、6週間の間、500μg/動物腹腔で、次いで500μg腹腔で毎月 の注射として、処置動物に投与された。AN〜BLと記されたチャートの上部3列の それぞれは、単一のコントロール動物からのデータを含み(図6に示されるよう に、いくつかのコントロール動物は、図5についてのデータが回収される前に死 亡した)、そしてCR〜DNと記された下部7列のそれぞれは、単一の処置動物から のデータを含む。この研究は、1996年6月に動物が5.5月齢になった場合に開始 した。この図の他の記載は、図1の記載と同じである。 図6は、経時的な実施例VIIの動物のタンパク尿測定のチャートである。AR〜B Nと記されたチャートの上部7列のそれぞれは、単一のコントロール動物からの データを含み、そしてCR〜DNと記された下部7列のそれぞれは、単一の処置動物 からのデータを含む。この図の他の記載は、図2の記載と同じである。 図7は、実施例Xのコントロールのおよび未処置のマウスにおける血液および 尿の特徴のチャートであり、マウスは、5.5月齢で処置を開始された。MR1は、毎 週1回、4週間の間、500μg/動物腹腔で、次いで200μg腹腔の毎月の注射とし て処置動物に投与された。AR〜BLRと記されたチャートの上部8列のそれぞれは 、単一のコントロール動物からのデータを含み、そしてCR〜DLRと記された下部 8列のそれぞれは、単一の処置動物からのデータを含む。この研究は、1996年10 月に動物が5.5月齢になった場合に開始した。この図の他の記載は、図1の記載 と同じである。 図8は、経時的な実施例Xの動物のタンパク尿測定のチャートである。第1欄 は、実施例7におけるように動物の番号を提供する。この図の他の記載は、図2 の記載と同じである。 図9は、経時的な実施例VIのコントロールのおよび未処置のマウスにおける血 液および尿の特徴のチャートであり、マウスは、7月齢で処置を開始された。MR 1は、毎週1回、6週間の間、500μg/動物腹腔で、次いで500μg腹腔の毎月の注 射として、4匹の処置動物に投与された。DN〜ENと記された下部4列のそれぞれ は、単一の処置動物からのデータを含む。図10に示されるように、このチャート の第1回目のデータ回収時に、全てのコントロール動物は死亡していた。この研 究は、1996年6月に動物が7月齢になった場合に開始した。この図の他の記載は 、図1の記載と同じである。 図10は、経時的な実施例VIの動物のタンパク尿測定のチャートである。AR〜CN と記されたチャートの上部4列のそれぞれは、単一のコントロール動物からのデ ータを含み、そしてDN〜ENと記された下部4列のそれぞれは、単一の処置動物か らのデータを含む。この図の他の記載は、図2の記載と同じである。発明の詳細な説明 本発明の方法は、2週間を超える間隔にて、抗CD40L化合物で患者を処置する ことによって、抗体関連性の疾患を伴う患者を、処置、予防、逆転、または安定 化することを包含する。化合物は、T細胞におけるCD40LとB細胞におけるCD40 との相互作用をブロックし、このことは、種々の自己免疫疾患および慢性の免疫 異常の病理学的影響の多くを担う、病理学的な抗体の産生を阻害すると考えられ る。 化合物 本発明の方法に有用な治療学的化合物は、B細胞におけるCD40と、活性化T細 胞の表面において発現されるCD40Lとの相互作用をブロックする任意の化合物を 含む。具体的に意図される抗CD40L化合物としては、ポリクローナル抗体、およ びモノクローナル抗体(mAb)、ならびに抗体誘導体(例えば、キメラ分子、ヒ ト化分子、減少されたエフェクター機能を有する分子、二重特異的分子、および 抗体の結合体)が挙げられる。好ましい実施態様において、抗体は、米国特許第 5,474,771号(この明細書は、本明細書中に参考として援用される)に記載され るような、5c8である。5c8抗原に対する他の公知の抗体としては、抗体ImxM90、 ImxM91、およびImxM92(Immunexから得られる)、ならびにAncellから市販され ている抗CD40L mAb(クローン24〜31、カタログ番号353-020、Bayport、MN)、 およびGenzymeから市販されている抗CD40L mAb(Chambridge、MA、カタログ番号 82-3703-01)が挙げられる。また市販されているのは、PharMingenからの抗CD40 L mAbである(San Diego、カタログ番号33580D)。多数のさらなる抗CD40L抗体 が生成され、そして特徴付けられている(例えば、Bristol-Myers Squibbを参照 のこと、この明細書は、本明細書中に参考として援用される)。 本発明はまた、他のタイプの抗CD40L分子(例えば、完全なFabフラグメント、 F(ab')2化合物、VH領域、Fv領域、1本鎖抗体(例えば、WO 96/23071を参照のこ と)、ポリペプチド、ポリペプチドの融合構築物、CD40の融合物(例えば、Holl enbaughら、J.Immunol.Meth.188:1-7、1995(これは本明細書中に参考として 援用される)におけるようなCD40Ig)、小分子化合物(例えば、小半ペプチド化 合物または非ペプチド化合物)を含み、全て、CD40-CD40L相互作用をブロックし 得る。小分子を設計し、スクリーニングし、そして至適化するための手順は、19 96年6月21日に出願された特許出願のPCT/US96/10664(この明細書は、本明細書 中に参考として援用される)に提供される。 抗体の種々の形態はまた、標準的なDNA技術(WinterおよびMilstein、Nature 349:293-99、1991)を使用して生成され得る。例えば、「キメラ」抗体が構築 され得、ここでは動物抗体からの抗原結合ドメインが、ヒト定常ドメインに連結 される(抗体は、非ヒト哺乳動物から最初に由来し、ここでは重鎖のヒンジ領域 および定常領域および/または軽鎖の定常領域の全てまたは部分を、ヒト免疫グ ロブリン軽鎖または重鎖からの対応の領域で置換えるために、組換えDNA技術が 使用されている)。(例えば、Cabillyら、米国特許第4,816,567号;Morrisonら 、Proc.Natl.Acad.Sci.81:6851-55、1984)。キメラ抗体は、ヒトの臨床学 的処置において使用される場合、動物の抗体によって誘発される免疫原性応答を 減少する。 さらに、組換え「ヒト化」抗体が合成され得る。ヒト化抗体は、非ヒト哺乳動 物から最初に由来し、ここでは抗原結合について必要とされないアミノ酸のいく つかまたは全てを、ヒト免疫グロブリン軽鎖および重鎖の対応する領域からのア ミノ酸配列と置換するために、組換えDNA技術が使用されている(キメラは、ほ とんどヒトIgG配列を含み、この中に特異的な抗原結合を担う領域が挿入されて いる)(例えば、PCT特許出願WO94/04679を参照のこと)。動物は、所望の抗原 で免疫され、対応の抗体が単離され、そして特異的な抗原結合を担う可変領域配 列の部分が回収される。次いで、動物由来の抗原結合領域は、抗原結合領域が除 去されているヒト抗体遺伝子の適切な部分中にクローン化される。ヒト化抗体は 、ヒト抗体中の異種(種間)配列の使用を最小にし、そして処置される被験体に おける免疫応答をほとんど誘発しないようである。 また、本発明の方法および組成物において有用なものは、霊長類抗体または霊 長類化抗体である。 抗体フラグメントおよび1価の抗体はまた、本発明の方法および組成物におい て使用され得る。1価の抗体は、第2の重鎖のFc(または幹)領域に結合される 重鎖/軽鎖ダイマーを含む。「Fab領域」は、重鎖のY枝部分を含む配列に、お よびその全体において軽鎖に、ほぼ等価、または類似であり、そして集合的に( 全体で)抗体活性を示すことが示されている、鎖のそれらの部分をいう。Fabタ ンパク質は、1つの重鎖および1つの軽鎖(一般にFab'として知られる)の集合 体、ならびに抗体Yの2つの分岐セグメントに対応するテトラマー(一般に、F( ab)2として知られる)を含み、任意の上述のものは、集合体が、特定の抗原ま たは抗原ファミリーと選択的に応答し得るかぎり、共有結合的に、または非共有 結合的に集合される。 さらに、標準的な組換えDNA技術が、抗原結合部位の近傍におけるアミノ酸残 基を変化することによって、組換え抗体とそれらの抗原との結合親和性を変化す るために使用され得る。ヒト化抗体の抗原結合親和性は、分子モデリングに基づ く変異誘発によって増加され得る(Queenら、Proc.Natl.Acad.Sci.86:1002 9-33、1989;PCT特許出願WO 94/04679)。標的される組織のタイプまたは想像さ れる特定の処置スケジュールに依存して、CD40Lについての抗体の親和性を増加 または減少することが望ましくあり得る。このことは、ファージディスプレイ技 術を利用して行われ得る(例えば、Winterら、Ann.Rev.Immunol.12:433-455 、1994;およびSchierら、J.Mol.Biol.255:28-43、1996、これらは本明細書 中に参考として援用される)。例えば、半予防的な処置のために、CD40Lについ て減少された親和性を有する抗体の定常レベルで、患者を処置することは、有利 であり得る。同様に、CD40Lについて増加された親和性を有する抗体は、短期の 処置のために有利であり得る。 被験体 用語「患者」は、抗CD40L化合物が投与され得る任意の哺乳動物患者を意味す るために用いられる。本発明の方法で処置するために特に意図される患者は、ヒ ト、ならびに非ヒト霊長類、ヒツジ、ウマ、ウシ、ヤギ、ブタ、イヌ、ネコ、ウ サギ、モルモット、ハムスター、ラット、およびマウス、ならびにこれらの宿主 に由来するか、またはこれらの宿主から生じる器官、腫瘍、および細胞を包含す る。 本発明の方法が意図される被験体は、抗体産生に関する疾患を有する。 投与の経路 本発明の化合物は、医療的に受容される任意の様式において投与され得る。こ れは、非経口経路(例えば、静脈内、動脈内、脈管内、皮下、筋肉内、腫瘍内、 腹腔内、心室内、硬膜内など)による注射、ならびに経口、鼻腔、目、直腸、ま たは局所の注射を包含する。蓄積注射のような手段による、持続的な放出投与は また、本発明において具体的に包含される。抗CD40L化合物のいくつかの形態は 、経口投与に適切であり得、そして懸濁液または丸剤として処方され得る。 投薬量および処置の頻度 所定の免疫複合体病について、患者に投与される任意の特定の化合物について の投薬の量および頻度は、多くの因子に基づいて、患者の医師によってなされる 判断である。一般的な投薬量は、化合物の異なる投薬量の患者に対する有益な効 果および有害な効果を決定するための大規模な実験を包含する、前臨床的試行お よび臨床的試行によって確立される。このような推奨が作製された後であっても 、医師は、しばしば、多様な考慮(例えば、患者の年齢、医療の状態、体重、性 別、および他の薬剤との同時処置)に基づいて、異なる患者について、これらの 投薬量を変化する。狼瘡腎炎を処置するために使用される各抗CD40L化合物につ いての至適な投薬量を決定することは、薬学および医療の分野の当業者にとって 、日常的な様式である。 種々のレジメが、狼瘡または本発明の他の免疫複合体病を処置するために使用 され得る。一般に、投薬の頻度は、付き添いの医師によって決定され、より大き な投薬頻度の期間を伴って変化する。例えば、毎日のまたは毎週の間隔を含み、 より少ない頻度の投薬の期間(例えば、毎月のまたはそれよりも長い間隔)を伴 って変化する。 抗CD40L化合物についての投薬の考慮を例示するために、投与ストラテジーの 以下の例が、抗CD40L mAbについて与えられる。投薬量は、他のタイプの抗CD40L 化合物について、容易に調節され得る。一般に、約0.05と約50mg/kg患者体重と の間の単回投薬量が意図され、投薬量は最も頻繁には、1〜20mg/kgの範囲であ る。急性の処置について、抗体の有効な用量は、約1mg/kg体重〜約20mg/kg体重 の範囲であり、約1〜5日間の期間、好ましくはボーラス静脈内投与によって、 毎日投与される。同じ投薬量および投薬スケジュールが、負荷−維持レジメの負 荷期において使用され得、維持期は、毎週〜3ヶ月間隔のいずれかの処置期間で 、約0.1kg/kg体重〜約20mg/kg体重の範囲における抗体の静脈内または筋肉内投 与 を含む。慢性の処置はまた、維持レジメによって行われ得、ここでは抗体は、約 0.1mg/kg〜約20mg/kg体重の範囲で、静脈内経路または筋肉内経路によって投与 され、用量間の間隔は、1週間〜3ヶ月間のいずれかである。さらに、慢性の処 置は、断続性のボーラス静脈内レジメによって達成され得、ここでは、処置の間 、約1.0mg/kg体重と約100mg/kg体重との間の抗体が投与され、間隔は毎月〜6ヶ 月間である。断続性のボーラスレジメ以外に、投与はまた、経口経路、肺経路、 鼻腔経路、または皮下経路によってであり得る。 一般に、治療は、低用量の抗体で開始される。例えば、抗体の最初の用量は、 例えば、注射または注入によって患者に投与される。最初の用量は、70kgの患者 について、1日当たり約1.0mgと30mgとの間の抗体を含むべきである。数日間に わたる反復される投与について、投薬量は、連続して毎日、6日間で2回、1週 間に1回、4週間で2回、または1ヵ月に1回、疾患徴候の所望される抑制が観 察されるまで、投与され得る。しかし、他の投薬量レジメもまた有用である。徴 候が所望のレベルに軽減された場合、処置を止め得る。しかし、患者は、疾患徴 候の再発を根拠として、長期間における断続的な処置を必要とし得る。 狼瘡または以下の抗体関連性の疾患を処置するための本発明の代替の実施態様 によれば、抗体の有効性は、連続的に、または従来の抗狼瘡治療剤あるいは抗狼 瘡治療薬(例えば、サリチル酸、コルチコステロイド、または免疫抑制剤)と組 合わせて、投与することによって、増加され得る。あるいは、抗体は、従来の薬 剤と結合され得る。これは、従来の投薬量よりも少ない量(例えば、薬剤が、単 一の治療として投与される場合、従来の投薬量の約50%未満)における、従来の 薬剤の投与を有利に許容する。従って、その薬剤と関連する多くの副作用の発生 が、回避され得る。 狼瘡の処置について、本発明に従う組合せ治療は、B細胞で標的される薬剤( 例えば、抗CD19抗体、抗CD28抗体、または抗CD20抗体(未結合または放射性標識 される)、IL-14アンタゴニスト、LJP394(LaJolla Pharmaceuticalsレセプター ブロッカー)、IR-1116(Takeda小分子)、および抗Igイディオタイプモノクロ ーナル抗体)とともに、抗CD40L抗体を使用することを包含する。あるいは、組 合せは、T細胞/B細胞標的化剤(例えば、CTLA4Ig、IL-2アンタゴニスト、I L-4アンタゴニスト、IL-6アンタゴニスト、レセプターアンタゴニスト、抗B7モ ノクローナル抗体、TNF、LFA1/ICAMアンタゴニスト、VLA4/VCAMアンタゴニスト 、brequinarおよびIL-2トキシン結合体(例えば、DAB)、プレドニゾン、シクロ ホスファミド、ならびに他の免疫抑制剤)を包含する。組合せはまた、T細胞標 的化剤(例えば、CD4アンタゴニスト、CD2アンタゴニスト、およびIL-12)を包 含し得る。 非狼瘡免疫複合体病を伴う患者を処置するための組合せ治療は、抗CD40L化合 物、および問題の特定の免疫複合体病について典型的に投与される薬剤の投与を 包含し得る。 一旦、患者の状態の改善が生じると、必要であれば、抗CD40L抗体の維持用量 が、単独でまたは従来の抗狼瘡剤と組合わせて投与される。続いて、投与の投薬 量もしくは頻度、またはその両方は、徴候の関数として、改善された状態が保持 されるレベルに、減少され得る。徴候が、所望のレベルに軽減されている場合、 処置を止め得る。他の例において、患者の医師によって決定されるように、必要 に応じた処置が、例えば、4週間以上の間隔で、投与され得る。しかし、患者は 、疾患徴候の任意の再発を根拠として、長期における断続性の処置を必要とし得 る。 処方物 本発明の方法において使用される抗CD40L化合物は、薬学的に有効な量で投与 され、この量は、抗体関連性の疾患、免疫関連性の異常を伴う患者、または拒絶 の抑制が所望される、移植片または導入遺伝子の伴う患者に対して、医療的に有 益な効果を生じる量である。医療的に有益な効果は、腎機能または健康において 悪化を防止すること、または改善を生じることを包含する。例えば、SLEの患者 において、病理学的な抗体によってしばしば障害される期間は腎臓である。本発 明の方法で処置された、これらの患者において、腎機能または健康は、血液およ び尿中の関連の物質の濃度、他の尿特徴、または血液から尿への種々の物質のク リアランスの速度を測定する1つ以上の実験室的な試験を用いて、モニターされ 得る。これらの試験によって測定されるパラメーターは、個々にまたは組合わせ てのいずれかで、腎機能または障害を評価するために医師によって使用され得る 。 このようなパラメーターの例としては、尿素、クレアチニン、またはタンパク質 の血中濃度:タンパク質の、または種々の血球(例えば、赤血球または白血球) の、尿濃度;尿比重;尿の量;インスリン、クレアチニン、尿素、またはp-アミ ノ馬尿酸のクリアランス速度;および高血圧または浮腫の存在が、挙げられる。 医療的に有益な効果はまた、自己抗体(例えば、狼瘡患者の血清中の抗dsDNA抗 体)の減少を包含する。 本発明の抗CD40L化合物は、薬学的に受容可能なキャリアを含み得る薬学的に 受容可能な組成物において患者に投与される。このようなキャリアは、抗CD40L 化合物または他の活性成分の有効な活性と一致する濃度で、患者に対して比較的 非毒性および無毒であり、これによって、キャリアに起因する任意の副作用は、 組成物の活性成分の有益な効果を損なわない。組成物は、他の適合性の物質を含 み得;本明細書中で使用されるように、適合性は、薬剤の治療学的効力を実質的 に減少する相互作用が存在しないような様式において、薬学的組成物の成分が、 抗CD40L化合物と、および互いに、混合され得ることを意味する。鼻腔噴霧処方 物は、活性化合物と、保存剤および等張剤との精製された水溶液を含む。このよ うな処方物は、鼻粘膜と適合性のpHおよび等張状態に、好ましくは調節される。 経口投与に適切な本発明の処方物は、カプセル、カシェ剤、錠剤、丸剤、または トローチ剤のような別々の単位として存在し得、それぞれ、効力を増す抗CD40L 化合物の予め決定された量を、粉末または顆粒として;リポソームとして;また は水性の液体もしくは非水性の液体(例えば、シロップ、エリキシル、乳濁液、 または1回分の液体)として、含む。非ヒト被験体における狼瘡腎炎を処置するための、広い間隔で投与される抗CD40 L化合物の使用 本発明者らは、狼瘡腎炎の動物モデルにおいて、抗CD40L化合物を投与する効 力を実証することを選択した。全身性エリテマトーデス(SLE)は、生命を脅か す自己免疫疾患であり、種々の組織に対する、およびしばしばDNAに対する自己 抗体の産生によって特徴付けられる。SLEは、米国において約140,000人、および 西ヨーロッパにおいて約105,000人、特に、出産年代の女性を罹患する。ほとん どの患者において、狼瘡関連性の免疫グロブリンおよび免疫複合体は、腎糸球体 に沈着され、腎機能の低下を引き起こす。広い間隔の用量の抗CD40L化合物が、 抗体産生を連続的に抑制するにおいて効果的である場合、このような投薬レジメ は、腎炎に対して有益な効果を行使する。このことは、腎炎のより遅延された進 行、腎炎の低減された重篤度、増強された生存によって、またはさらにいくつか の動物における腎機能の改善によって、処置された動物において証明され得る。 本発明者らは、以下に記載するように、いくつかの研究において、雌性(SWR ×NZB)F1マウスにおける腎炎の過程に対する、ハムスター抗muCD40L mAb MR1の 効果を試験した。コントロール動物を、SyrianハムスターポリクローナルIgで、 またはHa4/8(KLHに対して指向されるアメリカンハムスターmAb)のいずれかで 注射した。タンパク尿レベルを、僅小からレベル4まで示す。レベル1は、30mg /dlアルブミンの、レベル2は、100mg/dlの、レベル3は、300mg/dlの、および レベル4は、2000mg/dlを超える尿アルブミンと相関する。2のレベルは、中程 度の腎炎を示し、2.5以上は、重篤な腎炎を示すと考慮した。 未処置の場合、またはコントロール動物に投与された、非特異的ハムスター免 疫グロブリンで処置した場合、マウスは、通常、12月齢までに死亡した。未処置 の動物においてタンパク尿の発生は、変化したが、大部分は、3月齢までに軽度 から中程度のタンパク尿を有し;タンパク尿は、加齢とともに増加する傾向があ る。約5月齢までに、全てのコントロールマウスは、典型的に、検出可能な抗ds DNA抗体を有し、そして大部分は、検出可能な抗ssDNA抗体を有し;このことは正 常なマウス(例えば、(SWR×NZB)F1マウスの雌性SWR親)における、これらの 抗体の検出可能なレベルの完全な欠損と対照的である。実験II:4ヶ月目で開始した処置 (図1および2) MR1処置は、マウスが4月齢になった場合に開始した。MR1を、マウスが4月齢 になった場合に500μg/動物腹腔で1回、7月齢で1回、9月齢で1回、次いで 1ヵ月に1回の注射で、処置動物に投与した。処置の4ヶ月後、5匹のコントロ ールマウスのうちの4匹が死亡したが、6匹の処置動物のうちの4匹は、まだ生 存していた。以前に生存している処置マウスのこれらの4匹のうちの3匹は、そ れぞれ、12、13、および13.5ヵ月目で死亡した。未だ生存している1匹は、現在 15月齢であり、この交雑のマウスについて並外れた長命である。非常に興味深い ことに、生存する動物は(マウスII:図2におけるDN)は、8〜13月齢で中程度 の腎炎(2+タンパク尿)を有し、これは、最後の2ヶ月について、タンパク尿 をわずか僅少レベルに減少した。これは、この系統のマウスにおける腎炎の機能 的な逆転の最初の実証である。実験V:4.5月齢で開始した処置 (図3および4) MR1処置を、マウスが4.5月齢になった場合に開始した。MR1を、マウスが4.5月 齢になった場合に500μg/動物腹腔で1回、次いで500μg腹腔の毎月の注射とし て、処置動物に投与した。4.5ヶ月後、7匹のコントロールマウスのうちの6匹 が死亡したが、7匹の処置動物のうちの6匹は生存した。処置の8ヶ月後、全て のコントロールは死亡したが、7匹の処置マウスのうちの3匹のみが死亡した。 図4に示されるように、7匹のMR1処置マウスのうちの4匹が、維持される低下 されたタンパク尿レベルによって示されるように、逆転されたそれらの腎炎を有 した。これらの4匹の動物は、12.5月齢で未だ生存している。実験VII:5.5月齢で開始された処置 (図5および6) MR1処置を、マウスが5.5月齢になった場合に開始した。500μg/動物腹腔でのM R1を、6週間の間、毎週1回、次いで毎月の注射として、処置動物に投与した。 処置の5ヶ月後、10.5月齢で、7匹のコントロール動物のうちの6匹が死亡し; 7匹の処置動物のうちの全てが、12月齢で未だ生存している。以下の値は、処置 の3.5ヶ月後、8.5ヶ月でなお生存した動物において測定された。 抗-SS-DNA 抗-DS DNA PU コントロール 2.4 0 4 8.8 6.3 4 6.3 10.1 4 平均(標準偏差) 5.8(2.6) 5.4(4.1) 4(0) MR1 2.7 0 1 2.0 0 1.5 2.0 1.5 3 0 0 2 2.7 0 1 0 0 2 3.5 0 1.5 平均(標準偏差) 1.8(1.2) 0.2(0.5) 1.7()実験X:5.5ヶ月で開始したほとんど集中的でない処置 (図7および8) MR1処置を、マウスが5.5月齢になった場合に開始した。MR1は、毎週1回、500 μg/動物腹腔で4週間、次いで200μ腹腔の毎月の注射で、処置動物に投与した 。研究における16匹のマウス(コントロール群および処置群において8匹ずつ) のうち、現在8.5月齢で、1匹のマウス(7.5月齢のコントロール動物)のみが死 亡した。図8に示されるように、8匹のコントロールマウスのうちの7匹が、タ ンパク尿を有し、これは高レベルに着実に増加され、7匹の生存するコントロー ルマウスについて+3.4の平均である。8匹のMR1処置マウスのうちの1匹を除く 全てが、低いタンパク尿を維持し、現在、8匹の処置マウスについて+2の平均 である。図7に示されるように、処置動物では6匹、しかしコントロールでは1 匹だけが、検出可能な抗dsDNA抗体を有しなかった。実験VI:7月齢で開始した処置 (図9および10) マウスが、7月齢になった場合に、MR1処置を開始した。MR1を、毎週1回、50 0μg/動物腹腔で6週間、次いで500μg腹腔の毎月の注射で、4匹の処置動物に 投与した。10月齢までに、全ての4匹のコントロール動物が死亡した。処置マウ スのうちの2匹が、11月齢で、そして13ヶ月で3匹目が死亡したが、4匹の処置 マウスのうちの1匹は、処置の7ヶ月後、14月齢で、現在、生存している。生存 している処置動物(番号V1:ER)は、現在、レベル1のタンパク尿、ならびに検 出可能な抗dsDNA抗体および抗ssDNA抗体を有する。 これらの実験は、少なくとも3週間を超える間隔での期間にて投与される抗CD 40L mAbでの(SWR×NZB)F1マウスの処置は、コントロール動物に比較して、顕 著におよび一貫して生存を延長し、そしてタンパク尿レベルによって示されるよ うに腎炎の発症を遅延することを示す。いくつかの動物において、処置は、タン パク尿レベルの減少によって示されるように、腎炎を逆転する。32匹の処置動物 のうちの、11匹が、抗CD40L mAb治療で減少された尿タンパク質レベルを有し; コントロール動物は全く、類似の減少を有しなかった。血清の血液尿素窒素(BU N)を測定した24匹の処置動物のうちの、3匹は、処置後にBUNレベルの減少を有 したが、これはコントロールマウスにおいて全く観察されなかった。さらに、MR 1処置は、しばしば、このタイプの未処置の動物において、通常産生される、抗D SDNA自己抗体および抗SSDNA自己抗体の減少された血清濃度を生じた。 これらの実験の疾患のを低減する結果、または疾患を防止する結果は、抗CD40 L化合物が、3週間以上の間隔で投与される場合、抗体関連性の状態を処置する ために首尾良く使用され得ることを実証する。このことは、驚くべきおよび予期 されない知見であり、以前の意図される投薬レジメよりも有意な利点を付与する 。特に、慢性の疾患について処置される患者について、減少された頻度の処置は 、費用、不便さ、および不快さ(特に、注射可能なまたは静脈内処置について) を減少する。さらに、処置の任意の副作用は、より少ないおよびより広い間隔の 投薬で、減少されることが予測される。 上述の本発明は、理解の明瞭の目的のために、説明および例示の手段として、 いくらか詳細に記載されたが、添付の請求の範囲によってのみ制限されるので、 一定の変化および改変が、本発明の範囲内で行われ得ることは、当業者に明らか である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月8日(1999.1.8) 【補正内容】 明細書 抗CD40L化合物の治療学的投与の方法発明の分野 本発明は、抗CD40L化合物を患者に治療学的に投与するためのレジメに関する 。発明の背景 抗体の作製において必要な反応の1つは、活性化T細胞におけるCD40リガンド (CD40L)とB細胞におけるCD40との相互作用、B細胞増殖およびその後の抗体 の生成のために必要とされる工程である。CD40Lはまた、文献において「gp39」 およびT細胞-B細胞活性化分子(T-BAM)と呼ばれている。本明細書中で、CD40 L、gp39、およびT-BAMは、1つのおよび同じ分子であることが理解される。以 下 にさらに記載するように、多くの抗CD40L化合物が生成されおり、そしていくつ かは、抗体関連性の疾患の過程を変化するにおける効力について、動物において 試験されている。例えば、PCT公開公報WO93/09812(1993年5月27日)は、5c8と 称される、マウスモノクローナル抗体を開示し、これは、活性化T細胞の表面に おけるT-BAMに特異的に結合し、それによってB細胞のT細胞活性化を阻害する 疫異常を伴う動物に対する抗CD40L化合物の効果についての、報告されてい る実験において、使用されるプロトコルは、2週間以下の間隔で、動物に投与さ れる化合物の用量を用いており、処置の間隔は典型的に、1〜7日である(例え ば、Mohanら、J.Immunol.154:1470-1480、1995;Earlyら、J.Immunol.157: 3159-3164、1996;St?berら、J.Exp.Med.183:693-698、1996;Chenら、J.Im munol.155:2883-2840、1995;Gerritseら、Proc.Natl.Acad.Sci.93:2499-2 504、1996;Greenら、T.Virol.70:2569-2575、1996;Durieら、Science 261:1 328-1330、1993;Durieら、J.Clin.Invest.94:1333-1338、1994;Larsenら、 Transplantation 61:4-9、1996;およびGriggsら、J.Exp.Med.183:801-810、 1996)。抗CD40L化合物の頻度の少ない投与が、病理学的な抗体の産生を阻害す るにおいて、または免疫関連性の疾患の過程を改善するにおいて効果があること を示唆する、利用可能な情報は何もなかった。発明の要旨 本発明者らは、3週間以上の間隔で、抗CD40L化合物を投与することが、抗体 る。 化合物 本発明の方法に有用な治療学的化合物は、B細胞におけるCD40と、活性化T細 胞の表面において発現されるCD40Lとの相互作用をブロックする任意の化合物を 含む。具体的に意図される抗CD40L化合物としては、ポリクローナル抗体、およ びモノクローナル抗体(mAb)、ならびに抗体誘導体(例えば、キメラ分子、ヒ ト化分子、減少されたエフェクター機能を有する分子、二重特異的分子、および 抗体の結合体)が挙げられる。好ましい実施態様において、抗体は、米国特許第 5,474,771号(この明細書は、本明細書中に参考として援用される)に記載され るような、5c8である。5c8抗原に対する他の公知の抗体としては、抗体ImxM90、 ImxM91、およびImxM92(Immunexから得られる)、ならびにAncellから市販され ている抗CD40LmAb(クローン24〜31、カタログ番号353-020、Bayport、MN)、お よびGenzymeから市販されている抗CD40L mAb(Chambridge、MA、カタログ番号82 -3703-01)が挙げられる。また市販されているのは、PharMingenからの抗CD40L mAbである(San Diego、カタログ番号33580D)。多数のさらなる抗CD40L抗体が 生成され、そして特徴付けられている(例えば、Bristol-Myers Squibbを参照の こと、この明細書は、本明細書中に参考として援用される)。 本発明はまた、他のタイプの抗CD40L分子(例えば、完全なFabフラグメント、 F(ab')2化合物、VH領域、Fv領域、1本鎖抗体(例えば、WO 96/23071を参照のこ と)、ポリペプチド、ポリペプチドの融合構築物、CD40の融合物(例えば、Holl enbaughら、J.Immunol.Meth.188:1-7、1995(これは本明細書中に参考として 援用される)におけるようなCD40Ig)、小分子化合物(例えば、小半ペプチド化 合物または非ペプチド化合物)を含み、全て、CD40-CD40L相互作用をブロックし 得る。小分子を設計し、スクリーニングし、そして至適化するための手順は、19 96年6月21日に出願された特許出願のPCT/US96/10664(W0 97/00895として、199 7年1月9日に公開された)( この明細書は、本明細書中に参考として援用され る)に提供される。 抗体の種々の形態はまた、標準的なDNA技術(WinterおよびMilstein、Nature 349:293-99、1991)を使用して生成され得る。例えば、「キメラ」抗体が構築
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.抗体関連性の疾患を伴う患者を処置する方法であって、治療学的に有効な量 の抗CD40L化合物を、第1の日に、および第2の日に再度、患者に投与する工程 を包含し、該第1の日と該第2の日との間は少なくとも約3週間である方法。 2.請求項1に記載の方法であって、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、 第3の日に、患者に投与する工程をさらに包含し、前記第2の日と該第3の日と の間は少なくとも約3週間の間隔である方法。 3.請求項1に記載の方法であって、前記第1の日と前記第2の日との間の間隔 が、少なくとも約4週間、少なくとも約6週間、または少なくとも約8週間であ る方法。 4.抗体関連性の疾患を伴う患者を処置する方法であって、治療学的に有効な量 の抗CD40L化合物を、第1の治療期間について、約3週間未満の間隔で、患者に 投与する工程、次いで治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、第2の治療期間 について、少なくとも約3週間未満の間隔で、患者に投与する工程、を包含する 方法。 5.請求項4に記載の方法であって、前記抗CD40L化合物が、前記第2の治療期 間について、少なくとも約4週間未満の間隔で、患者に投与される方法。 6.慢性の自己免疫疾患を伴う患者を処置する方法であって、治療学的に有効な 量の抗CD40L化合物を、第1の日に、および第2の日に再度、患者に投与する工 程を包含し、該第1の日と該第2の日との間は少なくとも約3週間である方法。 7.請求項6に記載の方法であって、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、 第3の日に、患者に投与する工程をさらに包含し、前記第2の日と該第3の日と の間は少なくとも約3週間である方法。 8.請求項6に記載の方法であって、前記第1の日と前記第2の日との間は、少 なくとも約4週間である方法。 9.慢性の免疫系の異常を伴う患者を処置する方法であって、治療学的に有効な 量の抗CD40L化合物を、第1の治療期間について、約3週間未満の間隔で、患者 に投与する工程、次いで治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、第2の治療期 間について、少なくとも約3週間の間隔で、患者に投与する工程、を包含する方 法。 10.請求項9に記載の方法であって、前記抗CD40L化合物が、前記第2の治療 期間について、少なくとも約4週間の間隔で投与される方法。 11.請求項9に記載の方法であって、前記慢性の免疫異常が、全身性エリテマ トーデス、アレルギー性異常、重症筋無力症、自己免疫性溶血性貧血、突発性血 小板減少性紫斑病、または抗リン脂質症候群である方法。 12.請求項9に記載の方法であって、前記慢性の免疫異常が、朝癬、関節炎、 または多発性硬化症である方法。 13.請求項9に記載の方法であって、前記抗CD40L化合物が、抗CD40L抗体であ る方法。 14.請求項13に記載の方法であって、前記抗体がモノクローナル抗体である 方法。 15.請求項14に記載の方法であって、前記モノクローナル抗体が、5c8であ る方法。 16.請求項9に記載の方法であって、抗CD40L化合物が、治療学的に有効な量 の抗CD40L化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する治療学的組成物 中において、処方される方法。 17.請求項16に記載の方法であって、前記治療学的組成物がさらに、第2の 治療学的に有効な化合物を含有する方法。 18.患者における移植組織の拒絶を阻害するための方法であって、治療学的に 有効な量の抗CD40L化合物を、第1の日に、および第2の日に再度、患者に投与 する工程を包含し、該第1の日と該第2の日との間は少なくとも約3週間である 方法。 19.請求項18に記載の方法であって、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物 を、第3の日に、患者に投与する工程をさらに包含し、前記第2の日と該第3の 日との間は少なくとも約3週間である方法。 20.請求項18に記載の方法であって、前記第1の日と前記第2の日との間の 間隔が、少なくとも約4週間である方法。 21.請求項18に記載の方法であって、前記移植組織が、腎臓、肝臓、または 心臓である方法。 22.請求項18に記載の方法であって、前記移植組織が、同種移植片または異 種移植片である方法。 23.患者における移植組織の拒絶を阻害する方法であって、治療学的に有効な 量の抗CD40L化合物を、第1の治療期間について、約3週間未満の間隔で、患者 に投与する工程、次いで治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、第2の治療期 間について、少なくとも約3週間の間隔で、患者に投与する工程、を包含する方 法。 24.患者における導入遺伝子の遺伝子産物に対する免疫反応を阻害する方法で あって、治療学的に有効な量の抗CD40L化合物を、第1の日に、および第2の日 に再度、患者に投与する工程を包含し、該第1の日と該第2の日との間は少なく とも約3週間である方法。
JP53122098A 1997-01-10 1998-01-09 抗cd40l化合物の治療学的投与の方法 Ceased JP2001508450A (ja)

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