JP2001508093A - プラスチックのためのポリマー改良剤としての(メチル)メタクリレート−無水マレイン酸−コポリマー及び該コポリマーを用いて製造された配合物及び複合材料 - Google Patents

プラスチックのためのポリマー改良剤としての(メチル)メタクリレート−無水マレイン酸−コポリマー及び該コポリマーを用いて製造された配合物及び複合材料

Info

Publication number
JP2001508093A
JP2001508093A JP52723198A JP52723198A JP2001508093A JP 2001508093 A JP2001508093 A JP 2001508093A JP 52723198 A JP52723198 A JP 52723198A JP 52723198 A JP52723198 A JP 52723198A JP 2001508093 A JP2001508093 A JP 2001508093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
copolymer
methacrylate
mixture
copolymers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52723198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001508093A5 (ja
Inventor
ヴィッカー ミヒャエル
ヌムリッヒ ウヴェ
マイ ミヒャエル
ヤクシュ ヘルマン
リュッペル モナ
Original Assignee
レーム ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7815190&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001508093(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by レーム ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング filed Critical レーム ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
Publication of JP2001508093A publication Critical patent/JP2001508093A/ja
Publication of JP2001508093A5 publication Critical patent/JP2001508093A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/10Homopolymers or copolymers of methacrylic acid esters
    • C08L33/12Homopolymers or copolymers of methyl methacrylate

Abstract

(57)【要約】 メチルメタクリレート70〜99.9重量%、無水マレイン酸0.1〜5重量%及びビニル官能基を除いて別の官能基を有していない、他のビニル系共重合性モノマー0〜25重量%から成るコポリマー(CP)と、ポリメタクリレート相溶性プラスチック(VK)及び少なくとも1個の末端の求核性基を有するポリマー(PN)との混合物又はポリマー複合材料。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスチックのためのポリマー改良剤としての(メチル)メタクリレート−無水 マレイン酸−コポリマー及び該コポリマーを用いて製造された配合物及び複合材 料 種々のプラスチックは、例えばポリメチルメタクリレートとアクリロニトリル −ブタジエン−スチロール−コポリマー(ABS)、ポリメチルメタクリレート とPVC又はポリスチロール(PS)とポリ[(2,6−ジメチル)−1,4− フェニレンオキシド]のような若干の例外を除いて、相互に不相溶性でかつエネ ルギー的理由から相互に混合できない[T.K.Kwei,H.L.Frisc h,Macromolecules,11,1267(1978)]。 分子レベルでの種々のプラスチックの均質混合物はむしろ例外である。相互に 不相溶性のポリマーから混合物又は合金又は複合材料又は配合物を製造すること は技術的に困難であり、一般には相分離のために個々の成分と比較してより不良 な使用特性を有する材料を生じる(配合物の成分分離、複合材料の離層)。しか し種々のプラスチックの良好な材料特性を相互に組み合わせられることは技術的 にはしばしば望ましいと思われる。すなわち例えばポリアミド(PA)は優れた 化学的安定性、加工時の流動性及び熱形状安定性によって優れている;これとは 異なり該ポリアミドには寸法精度に関する欠点がある。 米国特許第4,946,918号明細書(日本油脂Co.)には、合成樹脂、 例えば種々のポリアミド型、ポリカーボネート/ABS型及びポリカーボネート /ポリ−(ブチレンテレフタレート)型の混合物の相溶性媒介剤が記載されてい る。これらの相溶性媒介剤は無水マレイン酸、マレイン酸又はマレイン酸塩とポ リオキシアルキレンとのコポリマーである。 ヨーロッパ特許出願公開第113105号明細書には熱形状安定性の成形材料 の製造方法が記載されているが、この場合にはメチルメタクリレート、ビニル芳 香族化合物及び無水マレイン酸から成るコポリマー(I)及びメチルメタクリレ ート及び場合により他のコモノマーから成るコポリマー(II)から成る混合物 が製造される。 ドイツ国特許出願公開第4440219号明細書には、アルキルメタクリレー ト、ビニル芳香族化合物及び無水マレイン酸から成るコポリマーを製造する方法 が記載されている。この場合には重合は例えば50〜60℃の範囲の低温で重合 室で行うことができる。次ぎにブロックポリマーを取出し、粉砕しかつ脱ガスす る押出しにかけ、次いで造粒する。 アクリロニトリル−ブタジエン−スチロール−コポ リマー(ABS)は例えば低温でも極めて良好な耐衝撃性又はノッチ付き衝撃強 さ、良好な強度及び寸法精度を有するが、耐薬品性は不良で、流動性及び熱形状 安定性は不十分である。 文献に記載された実験[M.Stop,H.−J.Radusch;Kuns tstoffe 85,4(1995)]からは、2種の材料ABS及びPAが 相互に不相溶性で、アクリロニトリル−ブタジエン−スチロール−コポリマー( ABS)に少量のポリアミドしか加えなくともABSの明らかな脆化をもたらす ことが知られている。プラスチック部分のこの脆化はなかんずくリサイクルも妨 害する。 したがって本発明の課題は、相互に不相溶性のプラスチックから特定のポリマ ー配合物又はポリマー複合材料を製造して少なくとも個々の成分のプラスの材料 特性を得ることができる方法を提案することである。 これは、詳細にいえば、ポリメタクリレート相溶性プラスチック(VK)、例 えばポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリロニトリル−ブタジエン− スチロール−コポリマー(ABS)又はポリフッ化ビニリデン(PVDF)と、 少なくとも1個の末端の求核性基(例えばアミノ基、ヒドロキシ基)を有するポ リマー(PN)との配合物である。ポリマー(PN)の例としてはこの場合ポリ アミド(PA)及びポリエステルを挙げることができる。 好ましいポリアミド(PA)は、例えばω−アミノカルボン酸の重縮合又は相 応のラクタムの重合によって製造されるPA3、PA4、PA5、PA6、PA 7、PA8、PA9、PA10、PA11、PA12である。ポリエステルとし ては特にポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレートを挙げる ことができる。 ポリアミド、特にPA6、PA6.6、PA6.10、PA10、PA11、 PA12が好ましく、“二重数字(doppelzahligen)”のポリア ミド(PA6.6、PA6.10)はα−ω−ジアミノ化合物とα,ω−ジカル ボン酸化合物との反応によって製造される(これに関する参照文献、例えば:E lias,H.G.(1981)Makromolekuele:Strukt ur,Eigenschaften,Synthesen,Stoffe,Te chnologien;4.voellig ueberab.u.wesen tl.erw.Auf.,Huethig und Wepf−Verlag; Kapitel 28.2“Polyamide”,796頁以下) 前記課題は意外にも、モノマー成分であるメチルメタクリレート(MMA)、 無水マレイン酸(MSA)及び場合により、別の官能基を有していないラジカル 重合性の他のコモノマーから成るポリマー改良剤(C P)を使用することによって解決されることが判明した。 この他のコモノマーは、ラジカル重合で出現する官能性基、例えば酸基又はヒ ドロキシ基を有していない限り、本発明の実施性にとって重要ではない。適当な コモノマーは、例えばメタクリル酸のエステル(例えばエチルメタクリレート、 ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー ト)、アクリル酸のエステル(例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート 、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート) 又はスチロール及びスチロール誘導体、例えばα−メチルスチロール又はp−メ チルスチロールである。反応による結合によって、少なくとも1個の末端求核性 基を有するポリマー(PN)が改良されることになり、ひいては前記のポリマー 混合物又はポリマー複合材料の特性面が明らかに改良される。改良は例えばコポ リマー(CP)とポリマー(PN)の粒体混合物の溶融の際に起こりうる。 したがって以下で使用される概念“混合物及びポリマー複合体”は、改良すべ きポリマー(PN)及び/又はポリメタクリレート相溶性プラスチック(VK) との本発明のコポリマーの物理学的及び場合により化学的なまとまりを表す。 また無水マレイン酸の代わりに、原理的に、他の共 重合性酸又は共重合性無水物、例えばマレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸 、フマル酸又は無水グルタル酸も使用することができる。しかし、特に無水マレ イン酸が好ましい。 本発明は、 メチルメタクリレート 70〜99.9重量% 無水マレイン酸 0.1〜5重量%及び ビニル官能基を除いて他の官能基を有していない、 他のビニル系共重合性モ ノマー0〜25重量%から成るコポリマー(CP)と、ポリメタクリレート相溶 性プラスチック(VK)及び少なくとも1個の末端求核性基を有するポリマー( PN)との混合物又はポリマー複合体に関する。 MMAとMSAとから成るコポリマーは文献から公知である。すなわちドイツ 国特許出願公開第2,724,360号明細書(BAYER AG社)には残留 モノマーの少ない成形材料が記載されており、その実施例にはシクロメタクリレ ート−MMA−MSA−ターポリマーも存在している。この場合重合は反応器内 部温度140℃で反応率40%まで行われ、次ぎにポリマーシロップは特別なガ ス抜き装置で凝縮され、次ぎの工程でスクリュー押出し機で残留モノマー量<0 .1%になるまでガス抜きされる。 特開昭60−141708号公報(C.A.104:6583e)では、MM A67〜99重量%とMS A1〜33重量%とから成るコポリマーの特許の保護が請求されている。この場 合重合は160℃で反応率62%まで行われる。次ぎにシロップは200℃にま で加熱され、次いで230℃で押出機でガス抜きされる。 前記の二つの方法には、技術的に費用がかかり、経済的に魅力がなく、さらに 多量の未反応モノマーを生成物から種々のガス抜き装置により除去しなければな らないという欠点もある。こうして得られた生成物を不相溶性のポリマー混合物 又はポリマー複合材料のポリマー改良剤として使用することは記載されていない 。 本発明のコポリマー(CP)は、 メチルメタクリレート 70〜99.9重量%、 無水マレイン酸 0.1〜5重量%及び 別の官能性基を有していない他のメタクリル酸エステル、アクリル酸エステル 又はスチロール誘導体0〜25重量% から成る。 該コポリマーは、ラジカル連鎖開始剤及び分子量調整剤を加えて、温度<80 ℃で反応率>95%、好ましくは>98%でモノマーを塊状重合することによっ て製造される。 重合はそれ自体公知の方法でラジカル形成重合開始剤によって開始されるが、 しかしまたより僅かな重合 速度で全く熱的に実施することもできる。一般に重合の開始前に重合開始剤を1 回加えれば十分であるが、この際重合開始剤は、重合条件で重合の終了まで十分 なラジカル形成が起こるように選択されている。 重合開始剤の例としては次ぎのものが挙げられる:アゾ化合物、例えば2,2 −アゾビス−(イソブチロニトリル)又は2,2−アゾビス(2,4−ジメチル バレロニトリル)、レドックス系、例えば第三アミンとペルオキシドとの組合せ 物又は好ましくはペルオキシド(これについては次ぎの文献参照:例えばH.R auch−Puntigam、Th.Voelker、“Acryl−und Methacrylverbindungen”、Springer、Heid elberg、1967又はKirk−Othmer,Encyclopedi a of Chemical Technology,Vol.1、386頁以 下、J.Wiley、New York、1978)。適当なペルオキシド−重 合開始剤の例は、ジラウロイルペルオキシド、t−ブチルペルオクトエート、t −ブチルペルイソノナノエート、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、 ジベンゾイルペルオキド又は2,2−ビス−(t−ブチルペルオキシ)−ブタン である。また好ましくは重合を異なる半減期を有する種々の重合開始剤の混合物 、例えばジラウロイルペルオキシドと2,2−ビス−(t−ブチルペルオキシ) −ブタンとの混合物を用いて行い、重合の経過でならびに種々の重合温度でラジ カル流(Radikalstrom)を一定に保つこともできる。重合開始剤の 使用量は一般にモノマー混合物を基準として0.01〜2重量%である。 コポリマー(CP)の分子量の調節は、分子量調整剤、特にそのために公知の メルカプタン、例えばn−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、2 −メルカプトエタノール又は2−エチルヘキシルチオグリコレートの存在でモノ マー混合物を重合することによって行われるが、この場合分子量調整剤は一般に モノマー混合物に対して0.05〜5重量%の量で、好ましくは0.1〜2重量 %の量で、特に好ましくは0.2〜1重量%の量で使用される(参照:例えばH .Rauch−Puntigam、Th.Voelker、“Acryl−un d Methacrylverbindungen”、Springer、He idelberg、1967;Houben−Weyl、Methoden d er organischen Chemie、Bd.XIV/1、66頁、G eorg Thieme、Heidelberg、1961又はKirk−Ot hmer、Encyclopedia of Chemical Techno logy、Vol.1、296頁以下、J.Wiley、New York、1 978)。分子量調整剤と しては好ましくはn−ドデシルメルカプタンが使用される。 このように調節された、コポリマー(CP)の平均分子量Mwは、一般に、較 正標準としてのポリメタクリレートを基準として、ISO 1628−6により クロロホルム中で測定された換算粘度ηspez/c10〜150mlg-1、好まし くは15〜100mlg-1に相当する104〜5×105ダルトン、好ましくは3 ×104〜2.5×105ダルトンである(平均分子量Mwの測定に関しては、例 えばH.F.Mark et al.、Encyclopedia of Ch emical Science and Technology、Vol.10 、1〜19頁、J.Wiley、New York、1978を参照のこと)。 さらにモノマー混合物は重合開始剤及び分子量調整剤以外に、他の添加物、例 えば紫外線吸収剤、酸化防止剤、染料又は顔料ならびに離型助剤も、使用される モノマーに対して10重量%までの割合で含有していてもよい。モノマー混合物 からのコポリマー(CP)製造は、好ましくは塊状重合により、特に好ましくは 適当な慣用構造の重合室で行われる。一般に重合室は重合の間、重合開始剤の分 解から均等なラジカル流を保持するために、水浴で20〜80℃の温度で熱処理 されている。 少なくとも95%、好ましくは少なくとも98%の モノマー反応率になる重合の終了後に、コポリマー(CP)はブロックとして重 合室から取出される。 100〜140℃の範囲の温度での熱処理後に該ポリマーを、機械的に粉砕し 、押出機で(一部分は真空をかけて)ガス抜きし、次いで造粒する。ガス抜き工 程は残留モノマー量が1重量%未満、特に0.5重量%未満になるように実施さ れる。 モノマーの共重合挙動は、より低い重合温度及びより高い反応率によって明ら かに影響され、その結果本発明のメタクリレート−MSA−コポリマー(CP) は、より高い温度で製造された特開昭60−141708号公報又はドイツ国特 許出願公開第2724360号明細書のコポリマーとは構造に関して著しく異な っている。 反応率及び重合温度は個々のモノマーの生長するポリマー連鎖への付加確率を 定め、ひいてはまた特に、重合温度がコモノマーの一つの最高温度に近づくか( 例えば特開昭60−141708号公報の際のMMAの場合)又はそれどころか これを超過する場合にはポリマー中の配列長さ分布も定める。 この挙動は文献により公知であり、例えばWittmerによってMMAとα −メチルスチロールとのコポリマーの例について説明されている[P.witt mer、Makromol.Chem;103、188、(1967)]。これ を本発明に記載された場合 に適用すると、MMAの重合温度と最高温度との差が小さければ小さいほど、重 合時により長いMMA−配列が形成される確率もそれだけ小さくなりかつ不反応 コモノマー、この場合にはMSAが、生長するポリマー連鎖に付加される確率が それだけ大きくなると推定することができる。 本発明のメタクリレート−MSA−コポリマー(CP)は、本発明によれば少 なくとも1個の末端求核性基を有するポリマー(PN)のポリマー改良剤として 使用される。さらに本発明のメタクリレート−MSA−コポリマー(CP)は、 本発明によれば、PMMA−相溶性プラスチック(VK)及び少なくとも1個の 末端求核性基を有するポリマー(PN)から成る不相溶性ポリマー混合物又はポ リマー複合材料のポリマー改良剤としても使用される。 改良は一般に溶融状態で行うが、この際すべての配合成分を一緒に溶融するか 又は先ずメタクリレート−MSA−コポリマー(CP)とポリマーブレンドの成 分の1つとからプレブレンドを製造し、次ぎに他の成分を加えて行ってもよい。 この他の成分の添加は例えばプレ配合物の配合後に“インライン(in−lin e)”で、例えば配合押出機への固体側方供給口により行うことができる。更に 、製造されたプレ配合物を別個の配合工程により他の成分と混合してもよい。 また本発明のメタクリレート−MSA−コポリマー (CP)は、本発明によれば前記の相互に不相溶性の熱可塑性樹脂の間の付着媒 介剤として使用して、例えば多層複合材料の場合の離層の危険を避けることもで きる。この場合には改良は、例えば成分の多層押出しによって連続的に行うこと ができ、本発明のメタクリレート−MSA−コポリマー(CP)は上記の相互に 不相溶性の熱可塑性樹脂の間の中間層を形成する。 この場合同様にまた、本発明のメタクリレート−MSA−コポリマー(CP) とPMMA−相溶性熱可塑性樹脂(VK)又は少なくとも1個の末端求核性基を 有するポリマー(PN)及び第三の成分から成る、プレ配合物の同時押出しも可 能である。 さらにプラスチック複合材料の場合には、後処理の際に再造粒によって機械的 特性の改良が達成されることにより、ポリマー改良剤(CP)によって複合材料 を再循環できることが保証される。 前記の使用におけるメタクリレート−MSA−コポリマーの効果はおそらくポ リマー連鎖の特殊な構造によるものと考えられる。MSAは、共重合パラメータ ーによって特徴付けられて、ポリマー連鎖中に組込まれるのが極めて不十分であ るにすぎない。すなわち好ましくは低い重合温度の場合に、PMMA相溶性ポリ マー(VK)との混合性の関与しうるポリマー連鎖内により長いMMA配列が生 じる。 文献から、通常相溶性のないポリマーの混合物は、 2つの配合成分と強力に相互作用しうるグラフトコポリマー又はブロックコポリ マーによって安定化できることは公知である[P.Guegan et al. 、Makromolecules 27(1994)4993〜4997]。こ のような相溶性媒介物質は水/油−界面でセッケン分子に類似する挙動を示すの で、こうした理由から“ポリマー乳化剤”又は“ポリマー分散剤”と呼ばれてい る。ポリマーブレンドの配合成分のモノマー単位に二ブロック(Diblock )ー又はグラフトコポリマーを加えて多相ポリマー配合物にする場合、前記コポ リマーは、これらが、2つのポリマー相中での部分的溶解性により、界面エネル ギーが減少し、かつ付着力を決定的に増大させる相界面中に配置されることによ って、ポリマー同士の間で相溶性媒介剤として作用する。 このような相溶性媒介の前提は、コポリマー中の2つのポリマー成分の十分に 長い配列及び2つの混合成分の一方とのコポリマーの相溶性が全くないことであ り、これによって相溶性媒介性コポリマーもまた実際に相界面で増量される。 この序列ポリマーの製造のために別個の工程が必要な場合には、その方法は複 雑になりかつ高いコストを伴う。しかしここに記載した本発明の場合には、ポリ マー混合工程(配合)が相溶性媒介性配列ポリマーの製造を伴うので、配列ポリ マーを別個に製造すること を省略することができる。この工程は反応押出しの特別な場合であり、“反応配 合”と呼称される[M.K.Akkapedi、B.Van Buskirk and J.H.Glans、“Reactive Alloying of Polymers through Addition and Conden sation Reaction”、International Confe rence on Advances in High Performanc e Polymer Alloys(1991)]。 配合条件下では、以下に記載された実施例から分かるように、メタクリレート −MSA−コポリマー(CP)中の無水物基へのポリマー(PN)の求核性末端 基の反応結合が溶融物中で行われるので、その結果メタクリレート−MSA−コ ポリマーは相溶性媒介剤として作用することができる。多層押出しの場合にはグ ラフトコポリマーが相界面に形成され、それによって有効な複合材料の付着が生 じる。 以下にポリマーの間の反応性相互作用の特性決定の方法を記載する。 1)不連続スタンプニーダー(Stempelkneter)におけるポリマー 混合過程の間の回転モーメントの測定 ポリマー混合物の反応性成分同士の間のグラフト共重合(ポリマー複合材料の 形成)は分子量の増大につ ながり、それから粘度の増大とそれに基づく混練機部材の回転モーメントが増大 することになる。相溶性媒介改良剤を含有するポリマー混合物の回転モーメント を、相溶性媒介改良剤の代わりにこれとは別に、しかも同様に構成された不反応 性ポリマーが使用されたポリマー混合物の回転モーメントで除すと、回転モーメ ント増大率(Drehmomenterhoehungsfaktor、“DE F”)が得られる。この回転モーメント増大率はポリマー混合物の成分同士の間 の反応相互作用の強さを表す。 2)射出成形した検体における機械的特性の測定 射出成形した検体における機械的特性、特にノッチ付衝撃強さ及び破断時の伸 びの測定によって、相溶性促進改良剤を含まない組成物から成る検体と比較する と、相結合の品質を特性決定できる。 本発明を次ぎの実施例によって説明することにする。 例1 メチルメタクリレート−MSA−コポリマーM1の製造 メチルメタクリレート7920g及び無水マレイン酸80gから成るモノマー 混合物に、ジラウロイルペルオキシド8g及び重合開始剤としての2,2−ビス −(t−ブチルペルオキシ)−ブタン4g及び分子量調整剤としてのn−ドデシ ルメルカプタン32gを加 える。生じる混合物を重合室に入れ、10分間ガス抜きする。次ぎに水浴中で水 浴温度50℃で1時間、45℃で21時間及び50℃で7時間重合を行う。 該ポリマーを、重合室から取出した後、空気室(Luftschrank)で 120℃で12時間熱処理する。該ポリマーを冷却後に機械的に細分し、一軸ス クリュー押出機で220℃(入口帯域)〜240℃の温度で真空(p=30〜4 0mバール)下でガス抜きし、次ぎに造粒する。 生じる単相のコポリマーは透明で、無色である。これはクロロホルム中でのI SO 1628−6により、平均分子量Mw約120000ダルトン(ポリメチ ルメタクリレート標準を基準とする)に相当する55ml/gの換算粘度ηsp /cを有する。ガス抜き押出し後に該生成物は、MMA0.28%及びMSA0 .012%の残留モノマー含分を有する。 例2 メチルメタクリレート−MSA−コポリマーM2の製造 メチルメタクリレート8077g及び無水マレイン酸123gから成るモノマ ー混合物に、ジラウロイルペルオキシド2.87g及び重合開始剤としての2, 2−ビス−(t−ブチルペルオキシ)−ブタン0.82g及び分子量調整剤とし てのn−ドデシルメルカプタン32.8gを加える。 生じる混合物を重合室に入れ、10分間ガス抜きする。次ぎに水浴中で水浴温 度65℃で6時間、55℃で17時間重合を行う。 該ポリマーを、重合室から取出した後、空気室で120℃で12時間熱処理す る。該ポリマーを冷却後に機械的に細分し、一軸スクリュー押出機で220℃( 入口帯域)〜240℃の温度で真空(p=30〜40mバール)下でガス抜きし 、次ぎに造粒する。 生じる単相のコポリマーは透明で、無色である。これはクロロホルム中でのI SO 1628−6により、平均分子量Mw約120000ダルトン(ポリメチ ルメタクリレート標準を基準とする)に相当する55ml/gの換算粘度ηsp/ cを有する。ガス抜き押出し後に該生成物は、MMA0.19%及びMSA0. 042%の残留モノマー含分を有する。 例3 メチルメタクリレート−MSA−コポリマーM2の製造 メチルメタクリレート7840g及び無水マレイン酸160gから成るモノマ ー混合物に、ジラウロイルペルオキシド8g及び重合開始剤としての2,2−ビ ス−(t−ブチルペルオキシ)−ブタン4g及び分子量調整剤としてのn−ドデ シルメルカプタン32gを加える。 生じる混合物を重合室に入れ、10分間ガス抜きす る。次ぎに水浴中で水浴温度50℃で2.5時間、45℃で35時間重合を行う 。 該ポリマーを、重合室から取出した後、空気室で120℃で12時間熱処理す る。該ポリマーを冷却後に機械的に細分し、一軸スクリュー押出機で220℃( 入口帯域)〜240℃の温度で真空(p=30〜40mバール)下でガス抜きし 、次ぎに造粒する。 生じる単相のコポリマーは透明で、無色である。これはクロロホルム中でのI SO 1628−6により、平均分子量Mw約115000ダルトン(ポリメチ ルメタクリレート標準を基準とする)に相当する54ml/gの換算粘度ηsp/ cを有する。ガス抜き押出し後に該生成物は、MMA0.19%及びMSA0. 042%の残留モノマー含分を有する。 例4(比較例) ポリメチルメタクリレートV4の製造 例1と同様に操作するが、ただしモノマーとしてメチルメタクリレート800 0を使用する(無水マレイン酸は使用しない)。 生じる単相のコポリマーは透明で、無色である。これはクロロホルム中でのI SO 1628−6により、平均分子量Mw約120000ダルトン(ポリメチ ルメタクリレート標準を基準とする)に相当する55ml/gの換算粘度ηsp/ cを有する。ガス抜き押出し後に該生成物は、MMA0.29%の残留モノマ ー含分を有する。 例5 MMA−シクロヘキシルメタクリレート−MSA−コポリマーM5の製造 例1と同様に操作する、ただしモノマー混合物としてはメチルメタクリレート 6478g、シクロヘキシルメタクリレート1640g及び無水マレイン酸82 gを使用する。 生じる単相のコポリマーは透明で、無色である。これはクロロホルム中でのI SO 1628−6により、平均分子量Mw約110000ダルトン(ポリメチ ルメタクリレート標準を基準とする)に相当する52ml/gの換算粘度ηsp/ cを有する。ガス抜き押出し後に該生成物は、MMA0.21%、シクロヘキシ ルメタクリレート0.19%及びMSA0.028%の残留モノマー含分を有す る。 例6(比較例) MMA−シクロヘキシルメタクリレート−コポリマーV6の製造 メチルメタクリレート6400g及びシクロヘキシルメタクリレート1600 gから成るモノマー混合物に、ジラウロイルペルオキシド2.8g及び重合開始 剤としての2,2−ビス−(t−ブチルペルオキシ)−ブタン0.8g及び分子 量調整剤としてのn−ドデシルメルカプタン32gを加える。 生じる混合物を重合室に入れ、10分間ガス抜きする。次ぎに水浴中で水浴温 度65℃で5時間、55℃で17時間重合を行う。 該ポリマーを、重合室から取出した後、空気室で120℃でさらに12時間熱 処理する。該ポリマーを冷却後に機械的に細分し、一軸スクリュー押出機で22 0℃(入口帯域)〜240℃の温度で真空(p=30〜40mバール)下でガス 抜きし、次ぎに造粒する。 生じる単相のコポリマーは透明で、無色である。これはクロロホルム中でのI SO 1628−6により、平均分子量Mw約105000ダルトン(ポリメチ ルメタクリレート標準を基準とする)に相当する51ml/gの換算粘度ηsp/ cを有する。ガス抜き押出し後に該生成物は、MMA0.31%及びシクロヘキ シルメタクリレート0.24%の残留モノマー含分を有する。 例7〜12 相溶性媒介剤とポリマー混合物の求核性基を末端基とする成分との反応相互作 用の特性を示すために、“ベスタミド(Vestamid)×4887”(ポリ アミド−12、製造者:Huels AG、DIN53727による粘度数:1 80ml/g、アミノ対カルボキシルの末端基比:5対1)45gを、不連続ス タンプニーダー(Fa.“Brabender”、混練室容量:60ml)で2 30℃で混練機部材回転数 30rpmで、例1〜6に記載したポリマーそれぞれ5gと混合した。 回転モーメントを混練工程の間時間の関数として記録した。6分の混合時間後 に一定の回転モーメント水準(平衡回転モーメント“GDM”)が得られた。そ の都度の回転モーメント増大率(“DEF”)を計算するために、例7〜10及 び11〜12の溶融混合物の“GDM”を、不反応性改良剤を基剤とするそれぞ れの溶融混合物の“GDM”によって除した。こうして得られた“DEF”は次 の表に記載してある。例13 例2からの相溶性媒介剤と、同様に求核性基を末端基とする熱可塑性材料のポ リブチレンテレフタレート(“ベストヅール(Vestodur)3000”、 製造者:“Huels AG”、DIN53727による粘度数:165ml/ g、カルボキシ対ヒドロキシの末端基比:3対2)との反応相互作用の特性決定 ために、例7〜12で記載した方法により“DEF”を計算した。この場合は混 合温度は260℃であった。結果として3.5の“DEF”(=VESTODU R3000とM2との混合物の“GDM”を、VESTODUR3000とV4 との混合物の“GDM”よって除した)が得られた。 例No.14〜18 ポリアミド−6(ウルトラミド(Ultramid)、Fa.“BASF”) 及びABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチロール−コポリマー、“ロン ファリン(Ronfalin)FZ336”、Fa.“DSM”)を、φ35− “Storck”−一軸スクリュー押出機で240℃で、例5からの相溶性媒介 剤M5の種々の量と配合した。ABS成分の分量は、一連の試験で一定にした。 得られた組成物から、流動性の特性決定のために“溶融流量”(“MFR”) を240℃及び負荷材料(Auflagemasse)5kgで測定した。 ノッチ付き衝撃強さ(“KSZ”)(“アイゾット”、ISO 180 1A )及び破断時の伸びの特性を示すために、“Battenfeld 350−C D”−スクリュー射出成形機でシリンダー温度245 ℃及び金型温度50℃で寸法80×10×4の検体を製造した。サイクル時間は 44秒であった。得られた結果は次の表に記載してある。 例14〜18の結果により、5〜10重量%の相溶性媒介剤M5を加えること によって該組成物の機械的特性における最適値が得られることは明らかである。 特に、基礎混合物PA/ABSの場合には相溶性媒介剤の5〜10重量%の濃 度範囲が好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08F 220/14 222:06) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ミヒャエル マイ ドイツ連邦共和国 D―64347 グリース ハイム ドラウシュトラーセ 51デー (72)発明者 ヘルマン ヤクシュ ドイツ連邦共和国 D―64372 オーバー ―ラムシュタット ノイガッセ 41 (72)発明者 モナ リュッペル ドイツ連邦共和国 D―64739 ヘヒスト アシャッフェンブルガー シュトラーセ 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. メチルメタクリレート70〜99.9重量% 無水マレイン酸0.1〜5重量%及び ビニル官能基を除いて別の官能基を有していない、他のビニル系共重合性モ ノマー0〜25重量%から成るコポリマー(CP)と、ポリメタクリレート相溶 性プラスチック(VK)及び少なくとも1個の末端の求核性基を有するポリマー (PN)との混合物又はポリマー複合材料。 2. ポリメタクリエート相溶性プラスチック(VK)が、ポリメチルメタクリレ ート(PMMA)、アクリロニトリル/ブタジエン/スチロール−コポリマー( ABS)又はポリフッ化ビニリデン(PVDF)である、請求項1記載の今具物 又はポリマー複合材料。 3. ポリマー(PN)がポリアミドである、請求項1又は2記載の混合物又はポ リマー複合材料。 4. 混合成分を一緒に溶融するか又は先ずコポリマー(CP)とポリマー配合物 の成分の一つとのプレ配合物を製造し、次に他の成分を加えることを特徴とする 、請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の混合物又はポリマー複合材料 の製造方法。 5. メチルメタクリレート70〜99.9重量% 無水マレイン酸0.1〜5重量%及び ビニル官能基を除いて別の官能基を有していない、他のビニル系共重合性モ ノマ−O〜25重量%から成るコポリマー(CP)の、請求項1記載の混合物又 はポリマー複合材料中での使用。 6. 請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の混合物又はポリマー複合 材料から製造された成形体。
JP52723198A 1996-12-18 1997-11-26 プラスチックのためのポリマー改良剤としての(メチル)メタクリレート−無水マレイン酸−コポリマー及び該コポリマーを用いて製造された配合物及び複合材料 Pending JP2001508093A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19652758A DE19652758C2 (de) 1996-12-18 1996-12-18 Mischung oder Polymerverbund anthaltend Methylmethacrylat-Maleinsäureanhydrid-Copolymerisate
DE19652758.9 1996-12-18
PCT/EP1997/006586 WO1998027157A1 (de) 1996-12-18 1997-11-26 (methyl)methacrylat-maleinsäureanhydrid-copolymerisate als polymere modifizierungsmittel für kunststoffe und damit hergestellte mischungen und polymerverbunde

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001508093A true JP2001508093A (ja) 2001-06-19
JP2001508093A5 JP2001508093A5 (ja) 2005-08-11

Family

ID=7815190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52723198A Pending JP2001508093A (ja) 1996-12-18 1997-11-26 プラスチックのためのポリマー改良剤としての(メチル)メタクリレート−無水マレイン酸−コポリマー及び該コポリマーを用いて製造された配合物及び複合材料

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6218467B1 (ja)
EP (1) EP0946644B1 (ja)
JP (1) JP2001508093A (ja)
AT (1) ATE205870T1 (ja)
AU (1) AU5655298A (ja)
CA (1) CA2275621A1 (ja)
DE (2) DE19652758C2 (ja)
DK (1) DK0946644T3 (ja)
ES (1) ES2162344T3 (ja)
WO (1) WO1998027157A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120077543A (ko) * 2010-12-30 2012-07-10 주식회사 효성 위상차 보상 첨가제 및 이를 함유하는 셀룰로오스 아세테이트 필름

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10345045A1 (de) * 2003-09-26 2005-04-14 Röhm GmbH & Co. KG Verfahren zur Oberflächenvergütung von Werkstoffen durch Aufbringen insbesondere transparenter Schichten auf Basis von Polymethacrylaten
EP1678257A1 (en) * 2003-10-10 2006-07-12 Basf Aktiengesellschaft Thermoplastic molding compositions
DE10349142A1 (de) * 2003-10-17 2005-05-12 Roehm Gmbh Polymermischung sowie deren Verwendung für Spritzgußteile
DE10351535A1 (de) * 2003-11-03 2005-06-09 Röhm GmbH & Co. KG Mehrschichtfolie aus (Meth)acrylatcopolymer und Polycarbonat
DE102004029217A1 (de) * 2004-06-16 2006-01-05 Degussa Ag Mehrschichtfolie
DE102004059241A1 (de) * 2004-12-08 2006-06-14 Basf Ag Schlagzäh-modifizierte thermoplastische Formmassen auf Basis vinylaromatischer Copolymere und Polyamid
ES2353828T3 (es) * 2007-02-19 2011-03-07 Basf Se Materiales moldeables con resistencia al impacto con anisotropía reducida.
CN101899202B (zh) * 2010-07-30 2011-09-28 福建师范大学 一种聚对苯二甲酸乙二醇酯瓶回收料制备排水管的方法
WO2013104528A1 (de) 2012-01-11 2013-07-18 Styrolution GmbH Witterungsstabile thermoplastische formmassen auf basis von styrolcopolymeren und polyamiden mit verbesserter zähigkeit
KR20190054102A (ko) 2016-09-08 2019-05-21 이네오스 스티롤루션 그룹 게엠베하 선택적 레이저 소결(sls)을 위한 열가소성 중합체 분말
US20220168948A1 (en) 2018-09-21 2022-06-02 Ineos Styrolution Group Gmbh Method for selective laser sintering, using thermoplastic polymer powders

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4558098A (en) * 1982-12-28 1985-12-10 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Methacrylic resin composition
JPS60152553A (ja) * 1984-01-18 1985-08-10 Mitsubishi Rayon Co Ltd 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物
DE3631826A1 (de) * 1986-09-19 1988-03-31 Roehm Gmbh Herstellung eines methylmethacrylat-copolymerisats
DE3743199A1 (de) * 1987-12-19 1989-06-29 Roehm Gmbh Schlagzaeh-modifizierungsmittel fuer kunststoffe
US5162416A (en) * 1989-03-17 1992-11-10 Monsanto Company Impact resistant polyester blends
DE29504693U1 (de) * 1995-03-18 1995-07-13 Roehm Gmbh Gegen Verfärbung bei thermischer Belastung stabilisierte Polymethacrylat-Formmassen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120077543A (ko) * 2010-12-30 2012-07-10 주식회사 효성 위상차 보상 첨가제 및 이를 함유하는 셀룰로오스 아세테이트 필름
KR101715402B1 (ko) 2010-12-30 2017-03-13 주식회사 효성 위상차 보상 첨가제 및 이를 함유하는 셀룰로오스 아세테이트 필름

Also Published As

Publication number Publication date
EP0946644A1 (de) 1999-10-06
US6218467B1 (en) 2001-04-17
CA2275621A1 (en) 1998-06-25
DE19652758C2 (de) 2001-05-17
AU5655298A (en) 1998-07-15
WO1998027157A1 (de) 1998-06-25
DE19652758A1 (de) 1998-06-25
DK0946644T3 (da) 2001-11-19
DE59704694D1 (de) 2001-10-25
EP0946644B1 (de) 2001-09-19
ATE205870T1 (de) 2001-10-15
ES2162344T3 (es) 2001-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1166388A (en) Thermoplastic polyester moulding compositions containing grafted polyacrylates
CA2473791C (en) Method of producing and using materials which are reinforced against impact and which contain block copolymers that are obtained by means of controlled radical polymerization in the presence of nitroxides
US4801646A (en) Low gloss weather and impact resistant resins
JPH0672200B2 (ja) ポリグルタルイミドとポリアミドとの相溶性ブレンド
JP2001508093A (ja) プラスチックのためのポリマー改良剤としての(メチル)メタクリレート−無水マレイン酸−コポリマー及び該コポリマーを用いて製造された配合物及び複合材料
JPWO2004041934A1 (ja) 熱可塑性ポリエステル樹脂組成物およびそれからなる成形体
US6841627B2 (en) Graft copolymers of methylene lactones and process for emulsion polymerization of methylene lactones
CN109983045B (zh) 基于丙烯酸酯软相的透明接枝共聚物
JPH0452297B2 (ja)
JPH08311353A (ja) 非光沢性化された熱可塑性成形材料
JPS61171751A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0320348A (ja) 高度の耐老化性を有する重合体混合物
EP0080720B1 (en) Alloys of styrenic resins and polyamides
JP2000290497A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP5683332B2 (ja) プロピレン系グラフト重合体、成形体、塗料および接着剤
JPH01217062A (ja) シリコーングラフトゴムで改質した耐衝撃性のポリアミド成形配合物
JPS6257452A (ja) ゴムによつて改質したナイロン組成物
JP3630876B2 (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
WO2004039887A1 (ja) 熱可塑性ポリエステル樹脂用増粘剤およびそれを含む熱可塑性ポリエステル樹脂組成物、ならびにそれからなる成形体
JPH0331353A (ja) 軟質シート用重合体混合物
CA2017117A1 (en) Blends of polyamides, polyglutarimides, and impact modifiers
JPS63179957A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS6071661A (ja) 熱可塑性ポリアミド組成物
WO2000053674A1 (fr) Composition de resine de chlorure de vinyle
JPH0415256B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070706

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20070622