JP2001508032A - 殺虫剤 - Google Patents

殺虫剤

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Abstract

(57)【要約】 Xenorhabdus種(例えばX.nematophilus)からの細胞又は上清等の材料を単独で使用するか又はBacillus thuringiensisもしくはこれに由来する殺虫性材料と併用して害虫に施用することを特徴とする害虫(例えば昆虫)の駆除方法。X.nematophilus又はその突然変異体の培養物から獲得可能であり、Pieris brassicae、Pieris rapae及びPlutella xylostellaに対して経口殺虫活性をもち、55℃まで実質的に熱安定性であり、タンパク性であり、経口殺虫剤としてB.thuringiensis細胞と相乗作用し、トリプシン及びプロテイナーゼKによるタンパク分解に実質的に耐性であることを特徴とする単離殺虫剤(及び該殺虫剤を含む組成物)も開示される。殺虫活性をコードするDNAも開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 殺虫剤 本発明は細菌、特にXenorhabdus種に由来する殺虫活性をもつ材料 、薬剤及び組成物に関する。本発明は更に、このような化合物及び組成物を利用 する生物及び方法にも関する。 例えば作物防御又は昆虫媒介病の防除用として殺虫活性をもつ材料、薬剤、組 成物及び生物は常に必要とされている。既存殺虫剤に対する耐性の問題を解決す るためには新規材料が必要である。このような材料は製造費用が安く、安定して おり、(単独使用又は併用時に)毒性が高く、害虫標的が経口摂取した場合に有 効であることが理想的である。従って、これらの性質の全てに優れた材料、薬剤 、組成物又は生物を提供するような発明がなされるならば、技術的前進となろう 。 Xenorhabdus種は自然界で線虫宿主と共生していることが多く、こ の共生を利用して害虫活性を防除できることが知られている。例えば、Xeno rhabdus種のうちには宿主の血液嚢に注入すると単独で昆虫宿主を死滅さ せるもの があることが知られている。 更に、Photorhabdus luminescensから1種の細胞外 殺昆虫毒素が単離されている(この種は最近Xenorhabdus属から外さ れたが、この属内の種に密接に関連している)。この毒素は摂取した場合には有 効でないが、ある種の昆虫幼虫に注入すると極めて毒性である(Parasit es and Pathogens of Insects Vol.2,Be ckage,N.E.ら編,Academic Press 1993参照)。 P.luminescens及びX.nematophilusに由来し、静 脈内又は局所施用した場合に抗生物性をもつ所定の低分子量複素環化合物も知ら れている(Rhodes,S.H.ら,PCT WO84/01775参照)。 しかしながら、これらの従来技術材料のうちで上記理想的殺虫特性をもつもの は皆無であり、特に、経口施用した場合に毒性活性が得られない。 本発明はXenorhabdus種に由来する殺虫剤及び組成物、このような 化合物及び組成物を産生する生物、並びにこれらの薬剤、組成物及び生物を利用 する方法を提供し、従来技 術の問題の一部を解消するものである。 本発明の1側面によると、Xenorhabdus種からの細胞又は該種に由 来するかもしくは該種から獲得可能な殺虫性材料を害虫に経口施用することを特 徴とする昆虫害虫の駆除又は防除方法か開示される。 WO95/00647として公開されたCSIROのPCT出願は、Xeno rhabdus nematophilusに由来する毒性と思われるタンパク 質を開示しているが、このタンパク質の毒性の詳細は示されておらず、経口殺昆 虫剤としての使用が開示されていないことは明白である。 そこで、本発明は昆虫に経口施用するのに適しており、Xenorhabdu s種から獲得可能な殺虫性材料、その殺虫性フラグメント、又はこれらのいずれ かの殺虫性変異体もしくは誘導体を含む殺昆虫組成物を提供する。 組成物は実際にXenorhabdus種の細胞を含むものでもよいし、ある いはXenorhabdus種の細胞培養物から抽出した上清を含むものでもよ い。但し、組成物は追って例示するようなXenorhabdusから単離可能 な毒素を含むものが好ましい。毒性活性は図2の塩基配列によりコード される材料に関連付けられている。従って、組成物は図2の塩基配列の全部又は 一部によりコードされる殺虫性材料を含むものが適切である。殺虫性フラグメン ト及びこのような毒素の変異体又は誘導体を使用してもよい。 図2の配列は40kbのオーダーの長さである。この配列は、各々単独又は一 緒に調節可能であるか又は殺昆虫性となり得る2種以上のタンパク質をコードす る場合もあると考えられる。どの部分が殺昆虫活性に必要又は十分であるかは慣 例通りに決定できる。 本明細書で使用する「変異体」なる用語は、活性は類似するが、アミノ酸配列 が改変された毒素を意味する。アミノ酸のうちには活性の種類をさほど変えずに 別のアミノ酸で置換できるものがある。置換は、あるアミノ酸を広義の類似性質 のアミノ酸に置換する「保存置換」でもよいし、非保存置換でもよい。但し、一 般に変異体は天然毒素と少なくとも60%、適切には少なくとも70%、より好 ましくは少なくとも90%相同である。 「誘導体」なる用語は、例えば化学的又は生化学的方法により改変された毒素 を意味する。 これらの毒素は新規であり、これらの毒素と該毒素をコードする核酸は本発明 の別の側面を構成する。 好ましいXenorhabdus種は細菌X.nematophilusであ る。本発明の範囲で有用なX.nematophilusの特定株はNatio nal Collection of Industrial and Mar ine Bacteria,Aberdeen,Scotland(NCIMB )から入手可能なATTC19061株である。また、1997年7月10日付 けでNCIMBに寄託された2種の新規Xenorhabdus株(受託番号N CTMB40886及びNCIMB40887)も利用できる。これらの株も本 発明の別の側面を構成する。 全株は下表1に示すような共通特性をもつ。*NBTA(0.0025%ブロモチモールブルーと0.004%塩化テトラゾ リウムを含有するOxoid栄養寒天)。 害虫標的は昆虫が好ましく、より好ましくは鱗翅目、特にPieris br assicae、Pieris rapaeもしくはPlutella xyl ostella又は双翅目、特にCulex quinquefaciatus である。 本発明の好ましい態様では、Xenorhabdus種からの細胞又はこれに 由来する薬剤を経口殺虫剤としてBacillus thuringiensisと併用する。 別の態様では、Bacillus thuringiensis自体を使用せ ずに、B.thuringiensisから獲得可能な殺虫性材料(例えばδ内 毒素又は他の単離物)をXenorhabdus種と併用する。 「〜から獲得可能」なる用語は、該当細菌から直接単離された材料のみならず 、その後、他の生物にクローニングされ、産生された材料も意味する。 従って、Xenorhabdus属の細菌(及びこれに由来する材料)がこれ を摂取させた場合に殺虫活性をもち、このような細菌及び材料をB.thuri ngiensis(及びこれに由来する毒素又は材料)と有利に併用できるとい う予想外の発見は、本発明の別の側面の基礎となる。B.thuringien sis単離物単独の殺虫活性は十分に立証されている。しかし、このような単離 物とXenorhabdus種の細菌(又はこれに由来する材料)の相乗殺虫活 性は未だ立証されていない。 本発明の更に別の態様では、Xenorhabdus種からの細胞の代わりに Xenorhabdus種、特にX.nematophilusの培養物から抽 出した培養上清を上 記方法で使用する。 これらの全方法は特に害虫防除に使用することができる。 本発明によると、Xenorhabdus種、好ましくはX.nematop hilusからの細胞とB.thuringiensisを併有する殺虫組成物 も入手可能になる。上記方法と同様に、本発明の組成物ではB.thuring iensisの代わりにB.thuringiensisからの殺虫性毒素(好 ましくはδ内毒素)を使用してもよい。 同様に、Xenorhabdus種からの細胞の代わりにXenorhabd us種、好ましくはX.nematophilusの培養物から抽出した培養上 清を使用してもよい。 このような組成物は特に、例えば作物に噴霧することにより作物防御や、家畜 類防御に使用することができる。更に、本発明の組成物は媒介生物防除にも使用 することができる。 本発明は更に、Xenorhabdus種から単離可能な新規殺虫剤にも関す る。このような殺虫剤の単離方法は当業者に自明である。 特に、このような方法では毒素タンパク質をタンパク質レベル又はDNAレベ ルで分離及び同定する。 本願出願人は殺昆虫活性をコードするXenorhabdus NCIMB4 0887からのDNAの領域をクローニングし、部分的に配列決定し、これを後 記図2(配列番号1)として示す。従って、好ましい態様では、本発明は配列番 号1のDNA又はその変異体もしくはフラグメントによりコードされる毒素も提 供する。 本発明はこのような毒素をコードする組換えDNAも提供する。本発明の組換 えDNAは図2の配列を含むものでもよいし、その変異体又はフラグメントを含 むものでもよい。遺伝暗号の縮重の結果として他のDNA配列が類似タンパク質 をコードする場合もある。本発明はこのような全配列を包含する。 本発明で提供する配列から、毒素遺伝子のDNAを同定した後に抽出するため に使用可能なプローブを作製することができる。その後、当業者に自明のように このDNAをベクター及び宿主細胞にクローニングすることができる。 図2の配列を含むか又はストリンジェント条件下でこの配列とハイブリダイズ するDNAも本発明の別の側面を構成する。 「〜とハイブリダイズする」なる用語は、例えばSambrook,Frit sch及びManiatis著“Molecular Cloning,A Laboratory Manual”,Cold Sp ring Harbor Laboratory Press,Cold Sp ring Harbor,N.Y.に例示されているようなストリンジェントハ イブリダイゼーション条件下で塩基配列が図2の配列の全部又は一部とアニール することを意味する。 任意の特定解析法で使用される配列の長さはその方法の種類、配列の相補度、 配列の種類及び特にプローブ又はプライマーのGC含量と使用する特定ハイブリ ダイゼーション条件に依存する。高ストリンジェンシー条件下では、完全に相補 的な配列しか結合しないが、低ストリンジェンシー条件下では、標的配列に60 %、より適切には80%相同な配列が結合する。本明細書で使用する「ストリン ジェント条件」なる用語は高ストリンジェンシー条件と低ストリンジェンシー条 件の両者を含む。 図2のDNAの適切なフラグメント、即ち殺虫剤をコードするフラグメントは 標準技術を使用して同定することができる。例えばH.S.Siefertら, Proc.Natl.Acad.Sci.USA,(1986)83,735− 739に記載されているように、例えばトランスポゾン突然変異誘発 法を使用することかできる。種々のトランスポゾンを使用してコスミドcHRI MI等のベクターを突然変異させた後、殺昆虫活性の低下をスクリーニングすれ ばよい。こうして毒性活性に関与するタンパク質をコードするDNAの領域を同 定することができる。 例えば、cHRIMI DNAを大腸菌RDP146(pLB101)にエレ クトロポレートしてこの株を大腸菌RDP146(pOX38)、次いで大腸菌 NS2114Smと交配することにより、ミニトランスポゾンmTn(HIS 3)をcHRIM1等の毒性Xenorhabdusクローン(以下、「クロー ン1」と呼ぶ)に導入すればよい。最終株はトランスボゾンmTn(HIS3 )の単独挿入部位をもつcHRIM1DNAを含む。後記実施例8に記載するよ うに、これらのコロニーを培養し、殺昆虫活性を試験すればよい。制限マッピン グやDNAシーケンシングを使用すると、mTn(HIS3)の挿入点、従っ て毒性に関与するDNAの領域を同定することができる。TnやmTn等の 他のトランスポゾンでも同様のアプローチを使用できる。 Maniatis,Fritsch及びSambrook著 “Molecular Cloning,A Laboratory Manu al”,(1982)Cold Spring Harborに要約されているよ うなcHRIM1の部位特異的突然変異誘発を使用してもDNAの特定領域の毒 性活性を試験することができる。 あるいは、サブクローニング法を使用して殺昆虫活性をコードするクローン化 DNAの領域を同定することもできる。この方法では、DNAの特定の小さいフ ラグメントをサブクローニングし、活性を測定する。このためには、コスミドD NAを適切な制限酵素で切断し、pUC19等のプラスミドベクター上の適合可 能な制限部位に連結すればよい。連結混合物を大腸菌に形質転換し、抗生物質耐 性等の選択マーカーを使用してプラスミドベクター上でコードされる形質転換ク ローンを選択する。これらの技術の詳細は例えばManiatisら,前出(3 90〜391頁参照)や、L.G.Davies,M.D.Dibner及びJ .F.Battey著Methods in Molecular Biolo gy,Elsevier(222〜224頁参照)に記載されている。 後記実施例8に記載するように、特定クローン化フラグメン トを含む個々のコロニーを培養し、活性を試験することができる。同一方法を使 用して殺昆虫活性をもつサブクローンを更に切断し、活性をコードするDNAの 領域を更に同定することができる。 本発明は更に、X.nematophilus又はその変異体の培養物から獲 得可能であり、Pieris brassicae、Pieris rapae 及びPlutella xylostellaに対して経口殺虫活性をもち、5 5℃まて実質的に熱安定性であり、タンパク性であり、経口殺虫剤としてB.t huringiensis細胞と相乗作用し、トリプシン及びプロテイナーゼK によるタンパク分解に実質的に耐性であることを特徴とする単離殺虫剤も開示す る。 「55℃まで実質的に熱安定性」とは、懸濁した薬剤を55℃まで10分間加 熱後に試験した場合に薬剤が所定の殺虫活性を維持し、好ましくは未処理活性の 少なくとも50%を維持することを意味する。 「タンパク分解に実質的に耐性」とは、薬剤が30℃で2時間プロテアーゼに 暴露した場合に所定の殺虫活性を維持し、好ましくは未処理活性の少なくとも5 0%を維持することを意味 する。 「相乗作用」とは、成分の併用による活性が成分を個々に使用した場合に予想 されるよりも高いことを意味する。例えば、単独使用時に25%死亡率を与える ために十分な濃度の薬剤と経口殺虫剤としてB.thuringiensis細 胞を併用すると、単独使用時にP.brassicaeの50%死亡率を与える ために必要なB.thuringiensis細胞材料の濃度は少なくとも80 %低減する。 材料の活性は30kDaカットオフフィルターにより保持されるが、100k Daフィルターでは一部しか保持されないことが判明した。 好ましくは、薬剤は25℃でドデシル硫酸ナトリウム(SDS−0.1%、6 0分)及びアセトン(50%、60分)で処理することにより殺虫活性が失われ ることを更に特徴とする。 当然のことながら、上記単離薬剤の特性を利用してXenorhabdus種 細胞及び培養液上清からこの薬剤を精製したり、その濃度を高めることができる 。異種混合物からのタンパク質の精製方法は当該技術分野で周知である(例えば 硫安沈殿、タンパク分解、既知分子量カットオフフィルターに よる限外濾過、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過等)。経口殺虫活性に 基づき、各段階後又は各溶離液試料中の薬剤濃度を簡便に定量することができる 。このような方法は当業者に容易に実施される。 本発明は更に、1種以上の上記薬剤を含む経口殺虫組成物も開示する。このよ うな組成物はXenorhabdus種以外からの他の殺虫性材料も含んでいる ことが好ましい。 これらの他の材料は上記薬剤と相補性をもつように又は相乗作用するように選 択する。 好ましくは、経口殺虫組成物は1種以上の上記殺虫剤とB.thuringi ensis(又はこれに由来する毒素、好ましくは内毒素)を併有する。 前記タンパク質をコードする組換えDNAも本発明の別の側面を構成する。当 業者に自明の通り、DNAはプロモーター、エンハンサー、シグナル配列等の適 切な調節因子の作用下に発現ベクターに組み込むことができる。これらの発現ベ クターも本発明の別の側面を構成する。これらの発現ベクターを使用すると、毒 素を産生するように宿主生物を形質転換させることができる。 本発明によると、上記殺虫剤をコードする塩基配列を含む宿主生物も入手可能 になる。 特性決定したタンパク質の配列を宿主生物にクローニングする方法は当該技術 分野で周知である。例えば、タンパク質を精製及び配列決定すればよいが、配列 決定に活性は不要であるので、SDSゲル電気泳動後にゲルのブロッティングを 使用するとタンパク質を精製できる。タンパク質配列を使用し、Xenorha bdus遺伝子ライブラリーから適切なゲノムフラグメントを同定するためにそ れ自体使用可能なヌクレオチドプローブを作製することができる。その後、タン パク質を発現することが可能な宿主生物に適切なベクターを介してこれらのフラ グメントを挿入すればよい。このような一般法は通常使用されており、当業者に 容易に実施できる。このような方法は、図2の配列によりコードされる以外のX enorhabdus毒素の生成にも適用できる。 物性又は毒性を最適化するようにその遺伝子配列(従ってタンパク質構造)を 改変することにより薬剤を操作(例えば突然変異)することが望ましい場合もあ る。 また、他の殺虫性タンパク材料(例えばB.thuringiensis からのδ内毒素)をも発現するように宿主を操作又は選択することが望ましい場 合もある。また、薬剤の活性部分とこれらの他の毒性強化材料から構成される融 合タンパク質を発現する宿主生物を作製することが望ましい場合もある。 宿主は例えば薬剤をコードする遺伝子で形質転換したB.thuringie nsisを使用することにより、多量の精製用殺虫性材料を作製するように選択 してもよい。但し、害虫耐性の改善が望まれる植物を宿主とすることが好ましい 。利用可能な植物ベクターは当業者に周知であり、例えばAgrobacter ium tumefaciensからのTiプラスミドが挙げられる。あるいは 、例えば昆虫バキュロウイルスのように、害虫に直接病原性となるような宿主を 選択してもよい。 本発明の教示及び範囲はこれらの宿主生物と、該生物により発現される薬剤、 突然変異薬剤又は薬剤−融合材料の全てを包含する。 従って、本発明によると、工業的に利用可能な殺虫活性をもち、作物防御又は 昆虫媒介病防御の改善に特に適した方法、組成物、薬剤及び生物が入手可能にな る。 以下、非限定的な実施例と図面を参考に、本発明の方法、組成物及び薬剤を単 に例示として説明する。当業者には、以下の記載から本発明の範囲に該当する他 の態様も予想されよう。図面 図1は実施例3に記載するようなX.nematophilus ATCC1 9061の増殖とP.brassicaeに対する細胞及び上清の活性の経時変 化を示す。 図2はXenorhabdusからのクローン化毒素遺伝子の主要部分の配列 を示す。 図3は2種のXenorhabdus株(上記クローン1及び下記クローン3 )からのクローン化毒素遺伝子の制限地図の比較を示す。実施例 実施例1 −経口殺昆虫剤としてのX.nematophilus細胞の使用細胞増殖 :X.nematophilusの継代培養物(National C ollections of Industrial and Marine Bacteria,Aberdeen,Scotlandから入手可能なATCC 19061株9965) を使用し、1リットル当たりトリプトン10g、酵母エキス5g及びNaCl 5gを含有するルリアブロス50mlを入れた250ml容三角フラスコに接種 した。フラスコを回転震盪器で40時間27℃で培養した。細胞懸濁液の調製 :培養液を5000xgで10分間遠心分離した。上清を捨て 、細胞ペレットを1回洗浄し、pH7.4の等容量のリン酸緩衝塩類溶液(1リ ットル当たりNaCl 8g,Na2HPO4 1.44g及びKH2PO4 0. 24g)に再懸濁した。細胞懸濁液の対昆虫活性 :次のようにバイオアッセイを行った。P.brassicae :(DavidとGardiner(1965)Lon don Nature,207,882−883に記載されているような)人工 寒天飼料に細胞懸濁液の連続希釈液を加え、幼虫に与えた。バイオアッセイは各 用量につき幼虫最低25匹として5用量を使用して実施した。未処理細胞と熱処 理(10分間55℃)細胞を試験した。温度を25℃に維持して2及び4日後に 死亡率を記録した。 LC50細胞数/g飼料 処理 2日 4日 未処理 5.9x105 9.8x104 55℃処理 7.1x105 1.4x105 Aedes aegypti :細胞懸濁液を5種の異なる濃度で脱イオン水に希 釈し、この連続希釈液に幼虫を暴露した。9.5cmプラスチックカップで50 ml細胞懸濁液の希釈液毎に2用量を使用し、各用量につき第2齢幼虫25匹と してバイオアッセイを実施した。未処理細胞と熱処理(10分間55℃又は80 ℃)細胞を試験した。温度を25℃に維持して2日後に死亡率を記録した。 LC50細胞数/ml 処理 2日 未処理 5.1x106 55℃処理 7.4x106 80℃処理 >108 Culex quinquefaciatus :細胞4x107個/mlを含む単 一濃度細胞懸濁液に幼虫を暴露した。9.5cmプラスチックカップで各カップ につき第2齢幼虫25匹として50ml細胞懸濁液2容量を使用してバイオアッ セイを実 施した。未処理細胞と熱処理(10分間55℃又は80℃)細胞を試験した。温 度を25℃に維持して2日後に死亡率を記録した。 %死亡率 処理 2日 未処理 100 55℃処理 100 80℃処理 0 これらの結果から明らかなように、X.nematophilusからの細胞 は多数の昆虫種に対する経口殺昆虫剤として有効である(特にP.brassi caeに対して強力である)。殺昆虫活性は細胞生存率に依存しない(即ち細胞 生存率を>99.99%低下させる55℃までの加熱下でさほど変化しない)が 、大半のタンパク質が変性する温度である80℃まで加熱すると活性は著しく低 下する。実施例2 −経口殺昆虫剤としてのX.nematophilus上清の使用細胞増殖 :実施例1と同様に培養した。上清の調製 :培養液を10分間10000xgで2回遠心分離 した。細胞ペレットを捨てた。上清の対昆虫活性 :次のようにバイオアッセイを行った。 細胞懸濁液の代わりに上清の連続未処理希釈液を使用した以外は実施例1のP .brassicaeと同様に新生P.brassicaeと2日齢Pieri s rapae及びPlutella xylostella幼虫に対する活性 を測定し、4日後のみに死亡率を記録した。 LC50(μl上清/g飼料) 昆虫種 4日 P.brassicae 22 P.rapae 79 P.xylostella 135 更に、X.nematophilus上清を加えた人工飼料をMamestr a brassicae幼虫に与えた処、寸法減少活性(7日間で62%減少) が検出された(結果は示さす)。 これらの結果から明らかなように、X.nematophilus培養液から の上清は多数の昆虫種に対する経口殺昆虫剤として有効であり、特にP.bra ssicaeに対して強力である。 上清を10分間55℃まで加熱すると、活性は部分的に低下したが、80℃に すると活性は完全に失われた。SDS(0.1%w/v、60分)及びアセトン (50%v/v、60分)で処理した場合も活性は完全に失われたが、Trit on X−100(0.1%、60分)、非飼料P40(0.1%、60分)、 NaCl(1M、60分)又は2週間4℃もしくは−20℃の低温保存下では変 化しなかった。これらの全性質はタンパク質に一致する。 X.nematophilus細胞及び上清の一般作用方式即ち高用量で2日 以内の幼虫寸法減少と死滅及び他の性質(例えば耐熱性)も同様であると思われ 、単独薬剤又は単独種の薬剤が細胞及び上清の両者の経口殺昆虫活性に関与して いると考えられる。実施例3 −摂取性殺昆虫活性の出現の経時変化細胞増殖 :X.nematophilusの一晩培養物1mlを使用して三角フ ラスコに接種した。次いで、実施例1と同様に細胞を培養した。600nmの光 学密度を測定することにより増殖を推定した。細胞懸濁液及び上清の調製 :実施例1及び2と同様に調製した。細胞及び上清の対P.brassicae活性 :ブロス50μl/g飼料に等価 の単一用量の懸濁細胞を使用し、2日後に死亡率を測定した以外は、実施例1と 同様に細胞葱濁液バイオアッセイを実施した。上清50μl/g飼料(即ちLC 50の>2倍)に等価の単一用量を使用し、2日後に死亡率を測定した以外は、 実施例2と同様に細胞上清バイオアッセイを実施した。 結果を図1に示す。これらの結果から明らかなように、X.nematoph ilus培養液から抽出した細胞は僅か5時間後にP.brassicaeに対 する経口殺昆虫剤として非常に有効であり、上清は20時間後に非常に有効であ る。初期増殖段階に多少の細胞溶解が観察されたが、この点を過ぎると有意細胞 溶解は全く観察されなかったため、上清活性は(細胞分解後のみに放出されるも のではなく)真の細胞外物質に起因すると思われる。実施例4 −X.nematophilus細胞とB.thuringiensi s粉末調製物の相乗作用細胞増殖及び懸濁 :X.nematophilus細胞を実施例1と同様に増殖 及び懸濁した。B.thuringiensis株HD1(Bacillus Genetic Stock Centre,The Ohio State University,Col umbus,Ohio 43210,USA)をDulmageら(1970) J.Invertebrate Pathology 15,15−20に記載 されているように培養し、回収し、粉末状にした。X.nematophilus細胞及びB.thuringiensis粉末の 対P.brassicae活性 :X.nematophilusとB.thur ingiensisを併用又はB.thuringiensis細胞粉末を単独 で使用してバイオアッセイを実施した。バイオアッセイはX.nematoph ilusの代わりにB.thuringiensis粉末の種々の希釈液を使用 した以外は、実施例1と同様に実施した。併用実験では、更に25%死亡率を与 えるために十分な一定用量のX.nematophilus細胞懸濁液を飼料に 加えた。2日後に死亡率を記録した。 LC50(μgBt粉末/g飼料) バイオアッセイ 2日 B.t.単独 1.7 B.t.+X.nematophilus 0.09 これらの結果は、P.brassicaeに対する経口殺昆虫剤として作用す る場合のX.nematophilus細胞とB.thuringiensis 粉末の相乗作用を明白に立証するものである。実施例5 −X.nematophilus上清とB.thuringiensi s粉末の相乗作用細胞増殖及び上清の調製 :X.nematophilus細胞を実施例2と同様 に増殖させ、上清を調製した。B.thuringiensisを実施例4と同 様に増殖させ、処理した。X.nematophilus上清及びBt細胞粉末の対P.brassica e活性 :X.nematophilus上清とB.thuringiensis を併用又はB.thuringiensis粉末を単独で使用してバイオアッセ イを実施した。X.nematophilusの代わりにB.thuringi ensisの種々の希釈液を使用した以外は実施例2と同様に、新生P.bra ssicaeと2日齢Pierisrapae及びPlutella xylo stella幼虫に対するバイオアッセイを実施した。併用実験では、更に25 %死 亡率を与えるために十分な一定用量のX.nematophilus上清を飼料 に加えた。4日後に死亡率を記録した。 LC50(μgBt粉末/g飼料) 昆虫種 Bt単独 Bt+Xn P.brassicae 1.4 0.12 P.rapae 2.5 0.26 P.xylostella 7.2 0.63 これらの結果は、数種の昆虫種に対する経口殺昆虫剤として作用する場合のX .nematophilus上清とB.thuringiensis粉末の相乗 作用を明白に立証している。X.nematophilus細胞及び上清の両者 がこの相乗作用を示すという事実は、単独薬剤又は単独種の薬剤が試験した活性 に関与していることを強く示唆するものである。実施例5 −X.nematophilus上清からの殺昆虫剤のタンパク分解に よる特性決定細胞増殖及び上清の調製 :X.nematophilus細胞を実施例2と同様 に増殖させ、上清を調製した。上清のタンパク分解 :培養上清(50ml)を4℃で48時間0.5M NaC l(3x1リットル)で透析した。ポリエチ レングリコール8000(Sigma chemicals)で覆い、透析管内 の上清の容量を5倍に減量した。試料を取り出し、0.1mgプロテアーゼ/m l試料の濃度のトリプシン(Sigma T8253=10,000ユニット/ mg)又はプロテイナーゼK(Sigma P0390=10ユニット/mg) で30℃で2時間処理した。プロテアーゼで処理した上清の対P.brassicae活性 :直径4.5cm のプラスチックポットで実施例1に記載した人工寒天飼料に各「処理物」25μ lを塗沫することにより、新生P.brassicae幼虫に対するバイオアッ セイを実施した。各処理物毎に幼虫を10匹ずつ入れたポット4個を使用した。 1及び2日後に死亡率を記録した。水のみ、トリプシン(0.1mg/ml)及 びプロテイナーゼK(0.1mg/ml)を使用した対照も同様に試験した。 %死亡率 処理 1日 2日 未処理上清 60 100 プロテイナーゼK処理上清 45 100 トリプシン処理上清 40 100 全対照(上清なし) 0 0 実施例6 他のXenorhabdusの殺昆虫活性 実施例1及び2の方法を使用して4種のXenorhabdus株を害虫に対 して試験した。得られた結果は以下の通りであった。 I)対Pieris brassicae活性 全4株とも80℃に10分間加熱すると、細胞と上清の殺昆虫活性は>99% 低下することが判明した。 II)対蚊(Aedes aegypti)活性 細胞107個/ml水の割合で細菌添加 更に、全株ともHeliothis virescensの成長を有意に抑制 した。実施例7 Xenorhabdus株からの毒素遺伝子のクローニング Quiagenゲノム精製DNAキットを使用してNCIMB40887及び ATCC19061から全細胞DNAを単離した。細胞をLブロス(1リットル 当たりトリプトン10g、酵母エキス5g及びNaCl 5g)中28℃で震盪 (150rpm)しながら光学密度1.5A600まで増殖させた。培養物を40 00xgで遠心分離して回収し、バッファーB1(50mM Tris/HCl ,0.05% Tween 20,0.5%Triton X−100,pH7 .0)3.5mlに再懸濁し、30分間50℃でインキュベートした。Quia gen 100/Gチップを製造業者の指示通りに使用して細菌溶解液からDN Aを単離した。得られた精製DNAをTEバッファー(10mM Tris,1 mM EDTA,pH8.0)中−20℃で保存した。 制限酵素Sau3aで部分的に消化したNCIMB40887及びATCC1 9061の全DNAを使用して代表的DNAラ イブラリーを構築した。各株からのDNA約20μgを酵素0.25ユニットと 共に37℃でインキュベートした。10、20、30、45及び60分間隔で試 料を取り出し、65℃に15分間加熱した。DNAフラグメントの寸法を可視化 するために、試料を0.5%w/vアガロースゲルで電気泳動した。 30〜50kbフラグメントを最高の割合で含むDNA試料を集め、シュリン プアルカリホスファターゼ(Boehringer)4ユニットで15分間37 ℃で処理した後、65℃で熱処理し、ホスファターゼを不活化した。 寸法選択したDNAフラグメントをコスミドベクターSuperCos!(S tratagene)のBamH1部位に連結し、Gigapack IIパッ ケージングキット(Stratagene)を製造業者の指示に従って使用して 大胴菌株XL Blue 1にパッケージングした。 殺昆虫活性をもつコスミドクローンを選択するために、25μg/mlアンピ シリンを加えたL寒天プレート上で選択した各コロニーを(25μg/mlアン ピシリンを加えた)Lブロス中で28℃で一晩増殖させた。ブロス培養液(50 μl)を 実施例5に記載したように直径4.5cmのポットに入れた昆虫飼料の表面に夫 々塗沫した。各容器に新生P.brassicae幼虫10匹を加えた。24、 72及び96時間後に幼虫を試験し、死亡率と生存幼虫の寸法を記録した。試験 した合計220個のNCIMB40887のクローンのうち、2個は72時間以 内に幼虫成長の抑制と死亡を生じることが判明した。ATCC19061からの クローン370個のうち、1個は72時間以内に幼虫死を生じることが判明した 。実施例8 クローン化毒素遺伝子の対Pieris brassicae活性 25μg/mlアンピシリンを加えたLブロス中、実施例7からの3種の活性 クローンを150rpmの回転震盪器で24時間28℃で増殖させた。実施例1 に記載したように、完全ブロス培養液を昆虫飼料に加えることにより、新生幼虫 に対する毒素クローンの活性を試験した。 *XL1 Blue 大腸菌ブロス 大腸菌毒素クローンを80℃に10分間加熱し、100μl/gの割合で飼料 に加えた処、対幼虫活性は検出されなかった。毒素の熱感受性は顕著である。実施例9 NCIMB40887からのクローン化毒素のシーケンシング Wizard Plus SV DNAシステム(Promega)を製造業 者の指示に従って使用し、NCIMB40887からの上記殺昆虫性クローン1 のコスミドDNAを精製した。一組の制限酵素EcoR1、BamH1、Hin dIII、Sal1及びSac1を使用して図3に示すようなクローン化フラグ メントの部分地図を得た。酵素EcoR1、BamH1、HindIII、Ec oRV及びPvuIIを使用し、pUC18及びpUC19にクローニングした コスミドのサブクローンからDNAシーケンシングを開始した。精製コスミドD NA上でプライマーウォ ーキングアプローチを使用して配列ギャップを埋めた。ABIPRISM(登録 商標)Dye Terminator Cycle Sequencing R eady Reaction KitとAmmpliTaq DNAポリメラー ゼFSを製造業者の指示に従って使用して連鎖反応を実施した。製造業者の指示 に従ってABI自動シーケンサーで試料を解析した。クローン化毒素フラグメン トのDNA配列の主要部分を図2に示す。実施例10 クローン3からのクローン化毒素の制限地図 上記殺昆虫性クローン3のコスミドDNAを実施例9に記載したように精製し た。制限酵素BamH1、HindIII、Sal1及びSac1を使用してク ローン化フラグメントの制限地図を得、これを図3に示す。クローン1からの地 図(図3)に比較すると、オーバーラップする領域にわたって制限地図は非常に よく似ていることが明白である。これらの2種のクローン間の唯一の検出可能な 相違は、クローン1の11.4kb及び7.2kb HindIIIフラグメン トに対応するクローン3の2個のHindIIIフラグメントの寸法が夫々約2 Kb及び200bp小さいことであった。これらの結果は、2種の 細菌株で毒性をコードするDNA領域の総合関連性を示している。実施例11 サザンブロットハイブリダイゼーション実験 クローン1からのDNAの10.3kb BamH1−Sal1フラグメント をプローブとして使用し、Xenorhabdus株ATCC19061、NC IMB40886及びNCIMB40887の総HindIII消化DNAにハ イブリダイズした。ハイブリダイゼーションは20ng/mlのDIG標識DN Aプローブを使用して65℃で18時間実施した。免疫検出前にフィルターを5 分間室温で2xSSC(0.3M NaCl,30mMクエン酸ナトリウム,p H7.0)/0.1%(w/v)ドデシル硫酸ナトリウムで2回、15分間65 ℃で0.1 x SSC(15mM NaCl,1.5mMクエン酸ナトリウム, pH7.0)+0.1%ドデシル硫酸ナトリウムで2回洗浄した。非放射性DI G DNA標識及び検出キット(Boehringer)を使用して、製造業者 の指示に従ってプローブを標識し、実験を行った。プローブは全3種の株の約8 kbのHindIIIフラグメントと、NCIMB40887 の11.4kbフラグメントと、NCIMB40886及びATCC19061 の約9kbフラグメントにハイブリダイズした。これらの結果は、NCIMB4 0886及びATCC19061株が上記クローン1の毒素遺伝子に高い相同度 をもつDNAを含むことを示しており、3種の株により産生される毒素の類似性 を裏付けている。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月2日(1998.10.2) 【補正内容】 P.luminescens及びX.nematophilusに由来し、静 脈内又は局所施用した場合に抗生物性をもつ所定の低分子量複素環化合物も知ら れている(Rhodes,S.H.ら,PCT WO84/01775参照)。 しかしながら、これらの従来技術材料のうちで上記理想的殺虫特性をもつもの は皆無であり、特に、経口施用した場合に毒性活性が得られない。 本発明はXenorhabdus種に由来する殺虫剤及び組成物、このような 化合物及び組成物を産生する生物、並びにこれらの薬剤、組成物及び生物を利用 する方法を提供し、従来技術の問題の一部を解消するものである。 本発明の1側面によると、Xenorhabdus種からの細胞又は該種に由 来するかもしくは該種から獲得可能な殺虫性材料を害虫に経口施用することを特 徴とする昆虫害虫の駆除又は防除方法が開示される。 WO95/00647として公開されたCSIROのPCT出願は、Xeno rhabdus nematophilusに由来する毒性と思われるタンパク 質を開示しているが、このタンパク質の毒性の詳細は示されておらず、経口殺昆 虫剤とし ての使用が開示されていないことは明白である。 そこで、本発明は、 (i)昆虫に経口施用するのに適しており、 (ii)Xenorhabdus種から獲得可能なタンパク性殺虫性材料、その 殺虫性フラグメント、又はこれらのいずれかの殺虫性変異体もしくは誘導体を含 み、 経口施用した場合に各々毒性活性をもつ殺昆虫組成物を提供する。 組成物は実際にXenorhabdus種の細胞を含むものでもよいし、あるい はXenorhabdus種の細胞培養物から抽出した上清を含むものでもよい 。但し、組成物は追って例示するようなXenorhabdusから単離可能な 毒素を含むものが好ましい。請求の範囲 1.(i)昆虫に経口施用するのに適しており、 (ii)Xenorhabdus種から獲得可能なタンパク性殺虫性材料、その 殺虫性フラグメント、又はこれらのいずれかの殺虫性変異体もしくは誘導体を含 み、 経口施用した場合に各々毒性活性をもつ殺昆虫組成物。 2.前記殺虫性材料が図2の塩基配列によりコードされる材料、その変異体もし くは誘導体、又は前記配列にハイブリダイズする配列を含む請求項1に記載の組 成物。 3.Xenorhabdusの細胞を含む請求項1又は2に記載の組成物。 4.Xenorhabdus種の細胞培養物から抽出した上清を含む請求項1か ら3のいずれか一項に記載の組成物。 5.Xenorhabdus種がXenorhabdus nematophi lusである請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。 6.Xenorhabdus種がATCC19061、NCIMB40886又 はNCIMB40887である請求項1から 4のいずれか一項に記載の組成物。 7.Xenorhabdusから獲得不能な別の殺虫性材料を含む請求項1から 6のいずれか一項に記載の組成物。 8.前記別の殺虫性材料がB.thuringiensisから獲得可能な材料 を含む請求項7に記載の組成物。 28.殺虫性毒性強化材料がB.thuringiensisからのδ内毒素を 含む請求項27に記載の宿主生物。 29.宿主が植物である請求項25から28のいずれか一項に記載の宿主生物。 30.宿主が昆虫病原性ウイルスである請求項25から28のいずれか一項に記 載の宿主生物。 31.請求項27に記載の宿主生物により発現される融合タンパク質。 32.請求項17から20のいずれか一項に記載の1種以上の殺虫剤を含む殺虫 組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN (72)発明者 モーガン,ジエイムス・アラン・ウイン イギリス国、スウオンジー・エス・エイ・ 9・1・テイ・ピー、イストラジンレス、 ゴロフ・ロード、ペン―ワイ―ゴラフ・フ アーム(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.昆虫に経口施用するのに適しており、Xenorhabdus種から獲得可 能な殺虫性材料、その殺虫性フラグメント、又はこれらのいずれかの殺虫性変異 体もしくは誘導体を含む殺昆虫組成物。 2.前記殺虫性材料が図2の塩基配列によりコードされる材料、その変異体もし くは誘導体、又は前記配列にハイブリダイズする配列を含む請求項1に記載の組 成物。 3.Xenorhabdusの細胞を含む請求項1又は2に記載の組成物。 4.Xenorhabdus種の細胞培養物から抽出した上清を含む請求項1か ら3のいずれか一項に記載の組成物。 5.Xenorhabdus種がXenorhabdus nematophi lusである請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。 6.Xenorhabdus種がATCC19061、NCIMB40886又 はNCIMB40887である請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。 7.Xenorhabdusから獲得不能な別の殺虫性材料を含む請求項1から 6のいずれか一項に記載の組成物。 8.前記別の殺虫性材料がB.thuringiensisから獲得可能な材料 を含む請求項7に記載の組成物。 9.B.thuringiensisの細胞を更に含む請求項8に記載の組成物 。 10.B.thuringiensisから獲得可能な殺虫性材料がδ内毒素を 含む請求項8に記載の組成物。 11.農業上許容可能なキャリヤーを更に含む請求項1から10のいずれか一項 に記載の組成物。 12.キャリヤーが昆虫飼料物品を含む請求項10に記載の組成物。 13.請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物を害虫又はその環境に施 用することを特徴とする昆虫害虫の駆除又は防除方法。 14.害虫が鱗翅目又は相翅目昆虫である請求項12に記載の方法。 15.Xenorhabdus株NCIMB40886を含む微生物。 16.Xenorhabdus株NCIMB40887を含む微生物。 17.配列番号1を含むDNA又はその変異体もしくはフラグメントによりコー ドされるタンパク質を含む毒素を含む殺虫剤。 18.X.nematophilus又はその突然変異体の培養物から獲得可能 であり、Pieris brassicae、Pieris rapae及びP lutella xylostellaに対して経口殺虫活性をもち、55℃ま で実質的に熱安定性であり、タンパク性であり、経口殺虫剤としてB.thur ingiensis細胞と相乗作用し、トリプシン及びプロテイナーゼKによる タンパク分解に実質的に耐性であることを特徴とする単離殺虫剤。 19.ドデシル硫酸ナトリウムもしくはアセトンで処理するか又は80℃まで加 熱することにより殺虫活性が実質的に失われることを更に特徴とする請求項18 に記載の単離殺虫剤。 20.細胞外タンパク質であることを更に特徴とする請求項18又は19に記載 の単離殺虫剤。 21.請求項17から20のいずれか一項に記載の殺虫剤をコードする組換えD NA。 22.図2の配列又はその変異体もしくはフラグメントを含む 請求項21に記載の組換えDNA。 23.図2の配列の全部もしくは一部を含むか又はストリンジェント条件下で図 2の配列の全部もしくは一部とハイブリダイズし、殺虫性材料をコードする組換 えDNA。 24.請求項21から23のいずれか一項に記載の組換えDNAを含む発現ベク ター。 25.請求項24に記載の発現ベクターで形質転換された宿主生物。 26.他の殺虫性タンパク性毒性強化材料も発現するように操作又は選択された 請求項25に記載の宿主生物。 27.請求項17から20のいずれか一項に記載の殺虫剤の殺虫活性部分と、他 の殺虫性タンパク性毒性強化材料を併有する融合タンパク質をコードする塩基配 列を含む宿主生物。 28.殺虫性毒性強化材料がB.thuringiensisからのδ内毒素を 含む請求項27に記載の宿主生物。 29.宿主が植物である請求項25から289のいずれか一項に記載の宿主生物 。 30.宿主が昆虫病原性ウイルスである請求項25から28のいずれか一項に記 載の宿主生物。 31.請求項27に記載の宿主生物により発現される融合タンパク質。 32.請求項17から20のいずれか一項に記載の1種以上の殺虫剤を含む殺虫 組成物。
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