JP2001507168A - アバランシフォトダイオード装置 - Google Patents

アバランシフォトダイオード装置

Info

Publication number
JP2001507168A
JP2001507168A JP50024498A JP50024498A JP2001507168A JP 2001507168 A JP2001507168 A JP 2001507168A JP 50024498 A JP50024498 A JP 50024498A JP 50024498 A JP50024498 A JP 50024498A JP 2001507168 A JP2001507168 A JP 2001507168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
avalanche
photodetector circuit
output
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP50024498A
Other languages
English (en)
Inventor
プライス,アリステアー・ジヨン
Original Assignee
アルカテル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル filed Critical アルカテル
Priority claimed from PCT/EP1997/003233 external-priority patent/WO1997047048A1/en
Publication of JP2001507168A publication Critical patent/JP2001507168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 電気信号に変換すべき入力光信号を受信する信号入力を有するアバランシフォトダイオードを備える光検出回路。光検出回路はさらに、アパランシダイオードにバイアス電圧を印加する、アバランシフォトダイオードに結合されたバイアス回路を含む。バイアス回路は、(1)入力光信号を受信したときにアバランシダイオードを安定なアバランシゲイン状態に維持するためにバイアス電圧に直流成分を与える直流バイアス回路、および(2)アバランシフォトダイオードの動作特性を高める形でバイアス電圧を変調するためにバイアス電圧に高周波変調成分を与える変調回路を含む。特に、バイアス電圧への変調成分は、所与の平均ゲインに対するアバランシフォトダイオードの信号出力のノイズを低減し、また所与の平均ゲインに対するアバランシフォトダイオードの信号出力の帯域幅を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】 アバランシフォトダイオード装置 本発明はアバランシフォトダイオードに関し、より詳細には変調パワー信号に よりバイアスされるアバランシフォトダイオードに向けられる。 発明の背景 光信号は、一般的に、オプティカルファイバといった何らかの伝送媒体を介し て伝達された後に、光検出器を用いて電気信号に変換される。光検出器の一つの タイプはアバランシフォトダイオードである。一般的には、光信号は、電子回路 のアバランシフォトダイオードに与えられ、アバランシフォトダイオードの端子 にはDCバイアス電圧が印加されている。アバランシフォトダイオードによって 発生された、入射光信号に従う信号電流は増幅器に渡される。電気フィルタが、 増幅器に先だって、および/または増幅器に引き続いて、ノイズを低減するため に使用される場合もある。そのようなアバランシフォトダイオードの使用は、結 局は、感度性能を、アバランシフォトダイオー ドおよびアバランシフォトダイオードとともに使用される信号増幅器の特性に依 存して制限することにつながる。 アバランシフォトダイオードに加えられるDCバイアス電圧は、動作の種々の 様相に影響する。例えば、DCバイアス電圧が上がれば、一般的にはゲインとノ イズの両方が増加する。加えて、DCバイアス電圧が上がれば、帯域幅は一般に 減少し、これはハイビットレート光伝送システムといった、広い帯域幅が必要な 応用において、装置の有用性を制限する。 光信号の検出に先だって、光ゲインを与えるために、光前置増幅器が使用され ている。これは、ノイズレシオよりも優れた電気信号とより良い感度性能につな がる。しかしながら、そのような光前置増幅器は、効果で電力を消費し、場合に よっては、信頼性に欠けるものである。更には、光前置増幅器を用いるときには 、しばしば光帯域通過フィルタが必要となる。この光帯域通過フィルタは、光信 号に対して高い感度を達成するために、入力信号を追跡しなければならないかも しれない。 上記したような、光帯域通過フィルタは受信光信号中に光増幅器によって発生 されたノイズを除去し、または少なくとも低減する装置である。そのような光帯 域通過フィルタは、必要な 信号に伴う望ましくない外来周波数を最小にするのに望ましいものである。しか しながら、光帯域通過フィルタそれ自体が高価でかさばるものである。 従って、本発明の目的は、先行技術の制限および欠点を克服するアバランシフ ォトダイオードを提供することである。 本発明の他の目的は、装置のゲイン、ノイズ、帯域幅および感度の特性を高め るためのバイアス技術に関係するそのようなアバランシフォトダイオードを提供 することである。 本発明の他の目的は、すばやい変調信号によって、バイアスされたそのような アバランシフォトダイオードを提供することである。 本発明の他の目的は、上述した先行技術の妨げには向けられているが、その他 の従来のアバランシフォトダイオード増幅回路においては、使用可能なそのよう なアバランシフォトダイオードを提供することである。 本発明の他の目的および効果は、図面と共に以下の記載を参照することにより 、当業者に明らかになるだろう。 発明の概要 本発明の好適な実施の態様は、電気信号に変換される入力光 信号を受ける信号入力を有するアバランシフォトダイオードから成る光検出器回 路を含む。光検出器回路は、更にアバランシフォトダイオードにバイアス電圧を 加えるための、アバランシファトダイオードに結合されたバイアス回路を含んで おり、バイアス電圧は、前記入力光信号を受信しているときに前記アバランシフ ォトダイオードを安定なアバランシゲイン状態に維持するための直流成分と、ア バランシフォトダイオードの出力特性を高めるための高周波変調成分とからなる 。本発明の好適な実施態様においては、高周波は少なくとも1GHzであるが、 好ましくはおよそ、10GHzまたはそれ以上の超高周波である。 光信号が検出されたときに生じる電流ゲインの原因となるアバランシ増倍プロ セスはバイアス電圧に高周波変調成分を加えることによって影響を受ける。特に 、バイアス電圧に対する変調成分は、所与のDCバイアス電圧で、アバランシフ ォトダイオードにおけるアバランシゲインをすばやく増加、減少させる。このこ とは、所与の平均ゲインにとっのアバランシフォトダイオードの信号出力のノイ ズを減少させ、所与の平均ゲインにとってのアバランシフォトダイオードの信号 出力の全体の帯域 幅を増加させる。同様に、所与の帯域幅または所与のノイズについて、回路の平 均ゲインが増加し得る。 図面の簡単な説明 本発明およびその効果のより完全な理解のために、添付の図面と関連させて以 下のの記載に言及する。 図1は光信号を電気信号に変換するためのアバランシフォトダイオード回路の 先行技術の実施態様のブロック図である。 図2は本発明の好適な実施形態のブロック図である。 図3は変調された光信号とDCバイアスの変調信号との間に同期を用いた本発 明の代替実施形態のブロック図である。 図4は図1、2および3の動作を説明するのに用いる一組の波形である。 図5は適用可能なアバランシフォトダイオードに対する変調バイアス信号のタ イプを変えた、本発明の実施形態の相対ノイズ改善を示すグラフからなる。 図6は適用可能なアバランシフォトダイオードに対する変調バイアス信号の振 幅を変えた、本発明の実施形態の相対ノイズ改善を示すグラフからなる。 図7は適用可能なアバランシフォトダイオードに対する変調 バイアス信号の周波数を変えた、本発明の実施形態の相対ノイズ改善を示すグラ フからなる。 図8は種々の変調振幅での相対帯域幅変化を図示するグラフである。 好適な実施形態の詳細な説明 本発明の好適な実施形態およびその効果は図面の図1乃至図8を参照すること によって最も理解される。 図1は光信号を電気信号に変換するためのアバランシフォトダイオード回路の 先行技術の実施態様のブロック図を示す。図1において、ブロック10は、アバ ランシフォトダイオード12と、光信号入力14と、DCバイアスリード16を 含んでいる。ブロック10はリード17上の出力信号をフィルタブロック18に 与える。ろ波された信号は信号増幅器20に出力される。増幅器20は増幅され た信号を更なるフィルタ22に出力し、該フィルタは電気信号出力をリード24 上に出力する。2っのフィルタ18および22は慎重な設計プラクティスが規定 するように、低域通過、高域通過、帯域通過フィルタまたは整合回路であってよ い。フィルタ18および22が図1には示されているが、それらは全ての応用に は必要とされず、従って任 意であることに注意すべきである。例えば、フィルタ18は場合によっては、図 1の回路から省略される。この点をよりよく示すため、フィルタ18および22 は点線によって記載されている。 図1の動作は次の通りである。アバランシフォトダイオード12を含むブロッ ク10に供給される光信号は、所与の電気出力信号をフィルタ18に与える。フ ィルタ18に与えられた信号の振幅は、リード18からアバランシフォトダイオ ード12に加えられるDCバイアスに依存する。このDCバイアスは出力信号の レベルに影響し、従ってゲイン変更デバイスとみなすことができる。図5から図 8を用いて後述するように、DCバイアス電圧がゲインを増加させるために増大 するにつれ帯域幅が減少しノイズが増加する。帯域幅の減少及びノイズの増加は 、ほとんどの場合において望ましくない副次的作用である。もしフィルタ18及 び22があれば、ノイズはある程度除去される。より利得を大きくするために、 増幅器20内、あるいは後続の回路で更に信号を増幅するようにしてもよい。光 信号入力に対する感度を増大させるために、アルカテルネットワークシステム社 の16100A光増幅器のような光前置増幅器を、アバラ ンシフォトダイオード12に入力される光信号を増幅するために使用することが できる。換言すれば、光信号の前置増幅器を使用することが可能である。 図2は、本発明の好ましい実施形態のブロック図である。好ましい実施形態の 記載においては、用語フィルタは、望まれない周波数成分の伝達を可能な限り防 止あるいは妨げつつ回路素子間の所望の信号周波数成分の伝達を最適化するよう に設計された一つまたはそれ以上の周波数依存素子からなる整合回路を含む。 図2のブロック26は、図1のブロック10と同様のものであってよく、アバ ランシフォトダイオード28、光信号入力30、及びDCバイアスリード31を 含む。更に、変調信号フィルタ34を介してリード36によりブロック36に信 号を供給する、変調ジェネレータ33からの信号が示されている。ブロック26 に示す典型的アバランシフォトダイオードは2つの電気リードを有する。DCバ イアスリード31及び変調信号リード36は、回路に適切なものであれば、同じ アバランシフォトダイオード電気リードであってもよく、あるいは別々のアバラ ンシフォトダイオード電気リードであってもよい。この融通性 を表すために図2では、DCバイアスリード31及び変調信号リード36は、ア バランシフォトダイオードの特定の電気リードでなく、ブロック26への入力と して示されている。 変調信号フィルタ34は、変調信号をブロック26に伝達するのに適切なもの であれば高域通過フィルタであっても帯域通過フィルタであってもよい。更に、 変調信号フィルタ34は、リード38に出力されるべきフォトダイオード信号を 阻止しながら、アバランシフォトダイオードへの信号の伝達を最適化するように 設計された整合回路であってもよい。 アバランシフォトダイオード28により検出された光信号は電気信号に変換さ れ、リード38によりブロック26から出力される。ここでも、出力リード38 は、特定の回路に適切なものであれば、アバランシフォトダイオードのいずれか の電気リードであってもよい。リード38からの出力はフィルタ40に渡され、 ろ波された信号は信号増幅器43に供給される。増幅器43の出力は、光信号入 力の30でのパワーを表す電気信号出力としてリード46により出力される前に 、フィルタ44により再度ろ波される。 もしフィルタ40及び44が設けられる場合には、それらは、 光信号から高周波成分を除去するのに適切であれば、低域通過フィルタであって もよく、また、帯域通過あるいは帯域阻止フィルタであってもよい。更に、フィ ルタ40及び44は信号の出力パワーを最適化する整合回路であってもよい。図 2においては、図1と同様フィルタは光学素子であり点線で表されていることに 留意されたい。 図2のものは図1のものと同様に使用することができるが、その進歩性のため 、改善された特性を有する。リード31によるDCバイアスは、アバランシフォ トダイオード28を安定したアバランシゲイン状態に保つ。しかし、図1とは異 なり、図2では変調ジェネレータ32から得られる変調信号はリード31からの DCバイアスに重畳される。変調信号は、DC信号に重畳された交流信号に相当 するような加算を生成する。図2の増幅回路が、光パルス信号を電気信号に変換 するために使用される場合には、変調信号周波数は、好ましくは変換される光信 号のパルス繰り返し周波数よりもかなり高い。変調信号は、パルス繰り返し周波 数に依存する、少なくとも1GHzの高周波である。光信号のパルス繰り返し周 波数が2.5GBSである場合には、変調周波数は、好ましくは約10GHzの 超高周波 である。 図2に関し、バイアス変調信号を増大させながら同時にバイアス電圧を減少さ せて得られる、所与の平均ゲインについて、ノイズが減少し帯域幅が増大するこ とが研究所において立証された。同様に、所与のノイズまたは所与の帯域幅につ いて平均ゲインは増加する。 オプションのフィルタ40及び44で変調バイアス信号を除去するためには、 フィルタ40及び44の回路は、図1の従来技術のフィルタ18及び22に要求 されるものと比較し、多少複雑になることは当業者には自明であろう。しかし、 ゲイン、帯域幅、光信号感度が増大し、且つ/又はノイズが減少するので、フィ ルタ40及び44の追加回路構成、ならびに変調ジェネレータ32及びオプショ ンの変調信号フィルタ34の回路構成は、経済的に見て十分に引き合うものであ る。試験用に組み立てられた構成したものでは、ゲインの増加は5から20dB であった。以下に説明するように、図4の波形92及び100は、図2の2つの 異なる変調バイアスレベルと、図1と図2の間の出力の変化とを表している。出 力86でのノイズと比較すると、図4の波形92及び100では、ノイズの減少 は明瞭で はないが、研究所での測定及び理論的解析では、従来技術と比較し、ノイズの減 少及び帯域幅の増加が示されている。これは、図5、6、7、及び8に表されて いる。 図2の動作でのノイズの減少は、ゲインが小さい値から大きい値に急速に増加 すると、アバランシプロセスの不規則性に起因するノイズが、このゲインの増加 から遅れるという現象に基づくものである。従って、短時間の間、通常の安定状 態のものに比べ大きなゲインと低いノイズとを得ることができる。この効果を利 用するためには、ゲインの上昇及び下降を繰り返す必要がある。ある範囲内では 、ノイズ指数は変調バイアスの増加周波数の関数として低下する。更に、ゲイン が低下すると、アバランシプロセスは早期に消滅する。入射光インパルスから生 じる電流パルスの継続期間はゲイン変調期間により大幅に制限されるので帯域幅 が大幅に増大する。 図3は変調光信号とアバランシフォトダイオード用の変調バイアス信号との間 の同期を用いる本発明の他の実施形態を示している。図3には、様々のタイプの 光信号を用いることができるが、図3は好ましくは、光信号が、光パルスストリ ームと呼ばれる一定間隔の複数のパルスの形態でデジタルデータを送る 場合に用いられる。光パルスストリームは、ゼロ復帰(RZ)データ、非ゼロ復 帰(NRZ)データ、あるいはソリトンデータの形態でデータを送ることができ る。RZデータでは、論理「1」データパルスは一つのクロック期間の終わりの 前、典型的にはクロック期間の中間でゼロに戻る。論理「0」データは光パルス の不存在により表される。第2のデータ形態では、論理「1」は、その期間の間 ゼロに戻らない。第3のデータ形態のソリトンデータは、特別に整形された狭い パルスからなり、該パルスの形状は、光伝送ファイバ内の色分散及び自己位相変 調の効果を釣り合わせることにより、歪みを防いでいる。 図3を参照すると、図2と同様の方法で、52で光信号入力を、リード54上 でDCバイアスを伴う、ブロック50が示されている。ブロック50は、アバラ ンシフォトダイオード56を含み、リード58で、変調入力を受信する。リード 58の信号は、図2と同様別の変調信号フィルタ62を介してその出力信号を通 す信号ジェネレータ60内で発生される。変調信号フィルタ34と同様、変調信 号をブロック50に通すならば、変調信号フィルタ62は高域通過フィルタ、帯 域通過フィルタ、または、整合回路でもよい。 アバランシフォトダイオードで検出された電気信号は、変調ジェネレータ60 によって導入された成分をとり除くフィルタ64を通る。さらに、フィルタ64 は、出力を別のフィルタ68に通す信号増幅器66に、信号を送る。また、フィ ルタ64とフィルタ68は、変調器60によって導入された変調成分をろ波して 、信号を伝達できるのであれば、低域通過または帯域通過または帯域消去フィル タ、または整合回路であってもよい。フィルタ68の出力は、リード70を介し てクロックおよびデータ再生回路72に送られる。また、場合によっては、同期 をとるため変調ジェネレータ60に戻される。ブロック72の出力は2個のリー ドに与えられる。一つは、リード74上のデータ信号であり、他の一つは、リー ド76上のクロック信号である。任意の同期信号が、リード70と76から変調 発生器60に取られるように示されており、適当な信号は、いずれかの点から得 れれるであろうことを示している。しかし、リード70と76からの両信号が必 要というわけではない。変調器60に戻った信号によって、当業者に知られてい る方法で、信号発生器60とリード52の光パルス信号との同期がはかられ、ア バランシフォトダイオード56で高検出器ゲインの周期と光デー タパルスの発生回数を整合させる。動作において、図3では、光パルストリーム の反復レートが、フィルタ68か、または、クロック再生回路72のどちらかか ら得られ、変調発生器60にフィードバックされ、光パルスストリームのパワー が上昇するのに先立って、バイアスレベルがわずかに上昇する。 図3に示す回路では、アバランシフォトダイオード56で検出された信号から 発生するフィードバック信号を使用して同期がはかられているが、他の方法も可 能である。本発明のひとつの例として、図3は、変調信号が光パルスデータレー トと同期していることを示している。同期は本発明の好ましい実施形態で示すい かなる方法でも達成される。 図4は、図1、2および3の動作をさらに説明するための一組の波形を示して いる。図4には、縦軸が「ゲイン」、横軸が「バイアス電圧」であるグラフが示 されている。一つのカーブは、バイアス電圧を変化させたときの代表的なアバラ ンシフォトダイオードの光−電気変換ゲインを示している。ダッシュ線82は、 アバランシフォトダイオードの逆バイアス降伏電圧と呼ばれる不安定なバイアス 電圧状態を示している。前記逆バイアス降伏電圧82では、アバランシフォトダ イオードを流れる 電流は急激に増加する。そして電圧がさらに少し増加すると、比較的大きな電流 が流れる。さらに、光入力に反応して流れる内部電流は、たとえ光入力がとり除 かれても、続けて流れる。 図1の従来技術およびその図4に対する関係を参照すると、従来技術のアバラ ンシフォトダイオード12のバイアス電圧と対応する出力信号とを図4に示して いる。特に、最初の縦線84は従来技術のアバランシフォトダイオード12の与 えられたDCバイアスを示し、幅広の水平線86は、リード14の与えられたパ ワー入力に対するリード17の電気出力信号の振幅を示している。線86は、ブ ロック10の出力に固有のノイズのために広く描かれている。 図2の本発明およびその図4に対する関係を参照すると、図4は、さらに、ア バランシフォトダイオード28を含む本発明の構成によるバイアス電圧と対応す る出力信号を示している。特に、アバランシフォトダイオード28のバイアスは 、線87のバイアスで示され、線87には、変調信号88が重畳されている。さ らに、信号92が重畳された水平線90はリード30で与えられた入力光信号に 対するフォトダイオード28内の電気信号を示す。注目すべきことは、バイアス 87は従来技術の バイアス84よりも低いDC値ではあるが、バイアス87は、出力信号と同じ出力 有効ゲインを有していることである。ここで、有効出力電気信号は、DCのみの条 件下での従来技術のバイアス84の光入力と同じ方法で計測される。さらに注目 すべきは、信号92が重畳された出力線90はノイズを多少含んでいるが、テス トでは、出力信号92のノイズ量は従来技術の出力86で示される出力のノイズ 量よりも少ないことである。変調信号88が重畳されたバイアス87では、アバ ランシフォトダイオードが特徴であるアバランシ域で作動している。しかし、ア バランシフォトダイオードは、まだ逆バイアス降伏点には達していない。 図2に示された発明およびその図4に対する関係を参照すると、別の実施の形 態が、ダツシュ線94および重畳されたダッシュ線の変調信号96に示されるよ うに、アバランシフォトダイオード28をバイアスすることにより構成され得る 。注目すべきは、変調信号96のピークは、各サイクルにおいて短い時間ではあ るが逆バイアス降伏電圧82を超えている。この低いバイアス94と96に起因 するフォトダイオードの電気出力は、ダッシュ線98およびダッシュ線の変調出 力100によって示 される。変調出力100は波形86または92のいずれよりもノイズ出力が少な い。さらに、入力光信号の振幅が時間の変数として変化し、92および100に おいて、小さな光信号に対する感度が86で得られた感度よりも増加する状況で は、変調出力100はより広いバンド幅を有している。 重畳された変調信号88または96がバイアス84に関連して使用されるとす れば、有効ゲインは86のそれよりも高いであろう。96のような変調によって バイアスを逆バイアス降伏電圧82になるまで増加させると、無限のゲインが得 られると考える人がいるかもしれないが、こようなことは起こらない。何故なら ば、変調信号の正の半サイクルの間では、ゲインがあるレベルに達する時間は十 分にあるが、負の半サイクルでは再びレベルが下がるからである。さらに、高周 波域(2GHzより高い)ではノイズが発生するのにラグがある。電流が増加し た後一定時問ノイズが発生する。さらに、変調信号の負の半サイクルでは、周期 的にゲインが低くなる。上記から明らかなように、ノイズはバイアスが増加して 得られる有効ゲインの場合よりも低くなる。さらに、バンド幅は、バイアスが増 加して得られるゲインレベルよりも幅広くなる。 図5乃至7は、本発明の各種実施形態についての相対ノイズ改善を示す一組の 波形からなる。ここでは、アバランシフォトダイオードに対する変調バイアス信 号の形式、振幅、または周波数が変化している。図5ないし7では、ある特定の アバランシフォトダイオードのシミュレーションモデルが使われているので、他 の特定のアバランシフォトダイオードでは少し結果が変わるかもしれない。しか し、本発明の利点は、いかなるフォトダイオードにも適用できる。個々の図面お よび対応する変更については以下で別に論じる。 第5図に、垂直軸がノイズの増大するレベルを対数スケールで表しているグラ フを示す。ノイズ軸には「過剰ノイズ指数」(F)という業界用語が使用されて いる。水平軸も対数スケールであり、アバランシフォトダイオードのゲインを示 すが、明確に「アバランシ増倍率」(M)と書かれている。太線110は、直流 バイアスのみを使用した(すなわち変調なしの)場合の様々なゲイン率に対する ノイズを示す。この曲線は当業界で知られている。一般に、フォトダイオードは ゲイン3とゲイン約20の間で使用できるようにバイアスされる。ゲイン20を 超えると、ノイズは非常に大きく、帯域幅は非常に狭くなり、 したがってほとんどの回路は満足に動作できず、一般に光信号または電気信号を 増幅する他の手段が使用される。 第5図の他の二つの曲線を参照すると、変調バイアスが箱形データポイント曲 線112で示されており、さらに入力光パルスストリームの変調と同期した変調 バイアス(すなわち第3図の場合と同様)が円形データポイント曲線114で表 されている。箱形データポイント線112は、ノイズは変調を使用した場合の所 与の低いゲインに対して直流(すなわち変調されない)バイアス曲線110の場 合よりもわずかに高いところから始まるが、ノイズレベルは変調された回路に対 してスケール上の約6のゲインで初めて直流バイアスよりも低くなることを示す 。ノイズレベルは、そこから約36の図示のゲインまでほとんど平坦なままであ る。円形データポイント線114は、2以下のゲインから、50以上のゲインを 示すその最大データポイントまで直流バイアス線110よりも小さいノイズを有 する。実際、約55の図示のゲインでは、ノイズは、直流バイアスを使用し、変 調を行わない従来技術の線110で生じうるノイズの1/10以下である。結果 は、特定のアバランシフォトダイオードに対して若干異なることがある。 第6図に、垂直軸および水平軸について第5図と同じグラフを示し、再び標準 の直流バイアス曲線110か示されている。図示のように、全変調または100 %変調は箱形データポイント曲線118で示されており、50%変調はXデータ ポイント曲線116で示されている。第6図は、ゲインがより高くなると、ノイ ズはより小さい変調値に対してよりも最大変調に対して小さくなることを示す。 しかし、ゲインが9以下になると、この特定のアバランシフォトダイオードでは 、最大変調の場合よりも低い変調状況でノイズの量がわずかに少なくなる。 第7図も第5図と同じスケールを使用し、変調周波数の見地から変化するノイ ズレベルを示す。変調信号は光信号に同期していないが、光信号の変調よりも周 波数がかなり高い。Xデータポイント曲線120は5GHzなど高い周波数変調 のノイズを示す。箱形データポイント曲線122は10GHz変調信号など非常 に高い周波数変調のノイズ状態を示す。より高い周波数変調のほうがより低い変 調周波数よりもアバランシフォトダイオードノイズは小さくなることに留意され たい。 第8図に、水平軸は前の第5図から第7図と同様にアバランシ増倍率またはゲ インであるが、垂直軸は相対帯域幅を示す対 数曲線を示す。箱線曲線125は、変調を行わない(言い換えれば、直流バイア ス信号のみ)の従来技術の状況を示し、帯域幅がゲインの増大に対して減少する のが示されている。Xデータポイント曲線127は何らかの変調を行った状況を 示し、三角形データポイント曲線129は変調が127のそれよりも大きい状況 を示す。お気づきのように、代表的な従来技術のゲイン20では、曲線129の 変調の相対帯域幅は帯域幅が2よりも大きいことを示し、曲線125の直流バイ アス状態では、相対帯域幅は0.05である。言い換えれば、帯域幅は、曲線1 29で示される変調を使用した場合、従来技術の直流バイアス125を使用した 場合にそのゲインに対して得られる帯域幅のほぼ四倍広くなる。 本発明の実施形態は、回路全体から高い特性を生じることによって従来技術を 改善する。反復変調電圧波形を(光信号が加えられる)アバランシフォトダイオ ード回路の直流バイアス電圧に加えたとき、回路の光電気特性に変化が生じる。 特に、変調周波数が少なくとも1GHzなど高い周波数か、または10GHzま たはそれ以上の非常に高い周波数である実施形態では有益な効果が生じる。変化 量は変調波形の振幅および周波数に 依存する。変調振幅が大きくなると、平均ゲインは通常増大するが、変調波形の 周波数が非常に大きいと、ゲインの増大は減少し、平均ゲインが低下することも ある。アバランシフォトダイオードのバイアス信号の変調はアバランシフォトダ イオードの特性、したがってアバランシフォトダイオード回路によって出力され る信号の特性を高める。言い換えれば、従来技術の変調されないアバランシフォ トダイオード回路と比較して、所与の入力信号に対する出力信号は少なくともノ イズが少なく、振幅が大きく、帯域幅が広くなる。 従来技術の回路構成を同じ平均変換ゲインで本発明の回路構成と比較した場合 、本発明の構成は従来技術の構成よりも帯域幅が広く、かつノイズが小さいこと が分かっている。 また、アバランシフォトダイオードへの直流バイアスの変調は定常状態または 変化する光信号でその特性を改善するが、ゲインの増大およびノイズの低下は、 リターンツーゼロ(RZ)変調光信号やバイアス信号の同期変調とともに使用さ れるソリトン信号など狭いパルス光信号の状況(すなわち第3図の実施形態)で 一層大きくなることに留意されたい。狭いパルス光信号の場合、変調信号と狭い パルス光信号の同期により所与の期 間中の信号パルスと変調信号のピークの重ね合わせが得られる。重ね合わせを得 るためには変調信号の位相を調整する必要がある。変調信号の位相は、狭い光パ ルスが変調信号のピークと同時に、またはほぼまたはほとんど同時にアバランシ フォトダイオードに到達するように調整される。ゲインは変調信号のピークの近 くで最も大きくなるので、狭い信号パルスは最適なゲインを有することになる。 本発明の一実施形態では、ゲインの改善は、直流バイアスの変調信号が光信号の 変調と同期する20dBの近傍であった。 上記のことから、本発明の実施形態は従来技術の様々な欠点を改善することが 理解できよう。さらに、上記のことは、諸概念がどのように適用されるかという 具体的な例を含めて、本発明の範囲を示す様々な代替実施形態を証明している。 他の例として、好ましい実施形態での変調信号波形は正弦波として記述されてい るが、いくつかの用途では方形波や三角波など、他のどんな形の反復波形でもよ い。したがって、本発明について詳細に説明したが、首記の請求の範囲によって 定義された本発明から逸脱することなく上記の説明で様々な代用、修正または変 更を行うことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月9日(1998.7.9) 【補正内容】 請求の範囲 1.光信号を検出する方法であって、 アバランシフォトダイオード回路(28,50)によって入力光信号を受信す るステップと、 アバランシフォトダイオード回路にバイアス電圧をかけるステップと、 出力電気信号を発生させるステップとを含み、 前記光信号は、第1のパルス反復周期で機能する光パルスストリームを含み、 前記出力電気信号は、光パルスストリームと同じ反復周期で機能する電気パルス ストリームを含み、 バイアス電圧信号は、前記光信号を受信する際に、前記アバランシフォトダイ オード回路を安定したアバランシゲイン状態に維持するための直流成分(31, 54)を含み、 バイアス電圧は、出力特性を高め、アバランシフォトダイオードの信号出力の ゲイン帯域幅積を増加させるために、少なくとも10GHzの高周波変調成分( 36,58)をさらに含む方法。 2.光検出器回路であって、 出力電気信号に変換される入力光信号を受信するための、信号入力(30,5 2)を有するアバランシフォトダイオード(28,50)と、 前記アバランシフォトダイオードにバイアス電圧をかけるために、前記アバラ ンシフォトダイオードに結合されたバイアス回路とを含み、 前記入力光信号は、第1のパルス反復周期で機能する光パルスストリームを含 み、前記出力電気信号は、光パルスストリームと同じ反復周期で機能する電気パ ルスストリームを含み、 バイアス電圧は、前記光信号を受信する際に、前記アバランシフォトダイオー ド回路を安定したアバランシゲイン状態に維持するための直流成分(31,54 )と、出力特性を高め、アバランシフォトダイオードのゲイン帯域幅積を増加さ せるための、少なくとも10GHzの高周波変調成分(36,58)とを含む光 検出回路。 3.前記高周波変調成分を前記電気信号と同期させるための手段(72)をさら に含む請求の範囲第2項の光検出器回路。 4.前記アバランシフォトダイオードが、逆バイアス降伏電圧 を有し、前記バイアス電圧が、周期的に前記逆バイアス降伏電圧を超える高周波 変調成分と前記直流成分とを含む請求の範囲第2項の光検出器回路。 5.前記高周波変調成分(58)が、前記第1のパルス反復周期に等しい第2の 周波数で機能する請求の範囲第2項の光検出器回路。 6.前記高周波成分(36)が、前記第1の周波数よりも実質的に大きな第2の 周波数で機能する請求の範囲第2項の光検出器回路。 7.前記入力光信号が狭いパルスを備えた光パルスストリームを含み、前記高周 波変調成分(58)が、狭いパルスが高周波変調成分のピークに重なるような位 相を有する請求の範囲第5項の光検出器回路。 8.前記入力光信号の強度変調の周波数成分が、周波数の第1の範囲で機能し、 前記高周波変調成分(36)が、周波数の前記第1の範囲よりも実質的に大きな 第2の周波数で機能する請求の範囲第2項の光検出器回路。 9.前記アバランシフォトダイオードの信号出力における変調周波数成分を移動 するために、前記アバランシフォトダイオー ドの出力に接続されたフィルタ回路(40または64)をさらに含む請求の範囲 第2項の光検出器回路。 10.フィルタ回路(40または64)がマッチング回路を含む請求の範囲第9 項の光検出器回路。 11.前記入力信号が第1のパルス幅を備え、前記高周波変調成分(58)が前 記第1のパルス幅に実質的に等しい第2のパルス幅を有する請求の範囲第2項の 光検出器回路。 12.前記高周波変調成分(58)が、前記入力信号の第1のパルス幅が前記高 周波変調成分の第2のパルス幅に重なるような位相を有する有する請求の範囲第 11項の光検出器回路。 13.前記バイアス回路が、 前記バイアス電圧に直流成分を供給するための直流バイアス回路(31または 54)と、 前記バイアス電圧に高周波変調成分を供給するための変調回路(32または6 4)とを含む請求の範囲第2項の光検出器回路。 14.前記バイアス電圧への前記高周波変調成分(36または58)が、アバラ ンシフォトダイオードの出力信号のゲインを少なくとも5デシベル増加させる請 求の範囲第2項の光検出器 回路。 15.前記バイアス電圧への前記高周波変調成分(36または58)が、アバラ ンシフォトダイオードの出力信号の所定の平均ゲインに対するノイズを減少させ る請求の範囲第2項の光検出器回路。 16.前記変調回路が、 変調信号を出力するための出力を有する変調源(32または60)と、 前記変調源とアバランシダイオードとに接続されたフィルタ(34または62 )とを含む請求の範囲第13項の光検出器回路。 17.前記アバランシダイオードからの信号出力を受信するために結合された信 号増幅器(42または66)と、 前記信号増幅器からの信号出力を受信するために結合されたフィルタ(44ま たは68)とをさらに含む請求の範囲第13項の光検出器回路。 18.アバランシフォトダイオードへの出力信号の所定のゲインに対するノイズ が、 一定の機能範囲において、前記バイアス電圧への前記変調成分 (36)の周波数の増加にしたがって減少する請求の範囲第2項の光検出器回路 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電気信号に変換すべき入力光信号を受信するための信号入力(30、52) を有するアバランシフォトダイオード(28、56)と、前記アバランシフォト ダイオードに結合され、前記アバランシフォトダイオードにバイアス電圧をかけ るためのバイアス回路とを備えた光検出器回路であって、 前記バイアス電圧が、前記入力光信号を受信したときに、前記アバランシフォ トダイオードを安定なアバランシゲイン状態に維持するための直流成分(31、 54)と、アバランシフォトダイオードの出力特性を高めるための高周波変調成 分(36、58)とを備える光検出器回路。 2.前記入力光学信号が、第1のパルス反復周期で機能する光パルスストリーム を含み、前記高周波変調成分(58)が、前記第1のパルス反復周期に等しい第 2の周波数で機能する請求の範囲第1項の光検出器回路。 3.前記入力光学信号が、第1のパルス反復周期で機能する光パルスストリーム を含み、前記高周波変調成分(36)が、前 記第1のパルス反復周期より実質的に大きい第2の周波数で動作する請求の範囲 第1項の光検出器回路。 4.前記入力光学信号が、狭いパルスを有する光パルスストリームを含み、狭い パルスが高周波変調成分のピークと重なるような位相を、前記高周波変調成分( 58)が有する請求の範囲第2項の光検出器回路。 5.前記入力光学信号の強度変調の周波数成分が、周波数の第1の範囲で機能し 、前記高周波変調成分(36)が、前記周波数の第1の範囲より実質的に大きい 第2の周波数で機能する請求の範囲第1項の光検出器回路。 6.前記アバランシフォトダイオードが、逆バイアス降伏電圧を有し、前記バイ アス電圧が、前記逆バイアス降伏電圧を周期的に超える前記高周波変調成分と前 記直流成分とを備える請求の範囲第1項の光検出器回路。 7.前記アバランシフォトダイオードの出力に接続され、前記アバランシフォト ダイオード信号出力の変調周波数成分を取り除くためのフィルタ回路(40、6 4)を更に備える請求の範囲第1項の光検出器回路。 8.フィルタ回路(40、64)が、マッチング回路を備える 請求の範囲第7項の光検出器回路。 9.前記入力光信号が、第1のパルス幅を有し、前記高周波変調成分(58)が 、前記第1のパルス幅と実質的に等しい第2のパルス幅を有する請求の範囲第1 項の光検出器回路。 10.前記入力光信号の第1のパルス幅が前記高周波変調成分の第2のパルス幅 と重なるような位相を、前記高周波変調成分(58)が有する請求の範囲第9項 の光検出器回路。 11.前記バイアス回路が、前記バイアス電圧に直流成分を供給するための直流 バイアス回路(31、54)と、前記バイアス電圧に高周波変調成分を供給する ための変調回路(32、60)とを備える請求の範囲第1項の光検出器回路。 12.前記バイアス電圧への前記高周波変調成分(36、58)が、アバランシ フォトダイオードの信号出力のゲインを増加する請求の範囲第1項の光検出器回 路。 13.前記バイアス電圧への前記高周波変調成分(36、58)が、アバランシ フォトダイオードの出力信号のゲインを少なくとも5デシベル増加する請求の範 囲第12項の光検出器回路。 14.前記バイアス電圧への前記高周波変調成分(36、58)が、アバランシ フォトダイオードの出力信号の所定の平均ゲイ ンに対するノイズを減少する請求の範囲第1項の光検出器回路。 15.前記バイアス電圧への前記高周波変調成分(36、58)が、アバランシ フォトダイオードの出力信号の所定のゲインに対する帯域幅を増加する請求の範 囲第1項の光検出器回路。 16.前記変調回路が、変調信号を出力するための出力部を有する変調源(32 、60)と、前記変調源の前記出力部と前記アバランシフォトダイオードとに接 続されたフィルタ(34、62)とを備える請求の範囲第11項の光検出器回路 。 17.前記高周波変調成分を前記電気信号に同期させるための手段(72)を更 に備える請求の範囲第11項の光検出器回路。 18.前記アバランシフォトダイオードからの信号出力を受信するために結合さ れた信号増幅器(42、66)と、前記信号増幅器からの信号出力を受信するた めに結合されたフィルタ(44、68)とを更に備える請求の範囲第1項の光検 出器回路。 19.入力光信号を出力電気信号の変換するための光検出器回路であって、出力 電気信号に変換されるべき入力光信号を受信するための信号入力を有するアバラ ンシフォトダイオード(28、56)と、前記アバランシフォトダイオードに結 合され、 前記アバランシフォトダイオードにバイアス電圧をかけるためのバイアス回路と を備え、該バイアス回路は、前記入力光信号を受信したときに、前記アバランシ フォトダイオードを安定なアバランシゲイン状態に維持するための直流成分を前 記バイアス電圧に供給するための直流バイアス回路(31、54)と、アバラン シフォトダイオードの出力電気信号の出力特性を高めるようにバイアス電圧を変 調するために、前記バイアス電圧に変調成分を供給するための変調回路(32、 60)とを備える光検出器回路。 20.前記入力光信号は、第1のパルス反復周期で機能する光パルスストリーム を含み、前記高周波変調成分(58)が、前記第1のパルス反復周期に等しい第 2の周波数で機能する請求の範囲第19項の光検出器回路。 21.前記入力光学信号が、狭いパルスを含む光パルスストリームを備え、狭い パルスが前記高周波変調成分のピークと重なるような位相を、前記高周波変調成 分(58)が有する請求の範囲第20項の光検出器回路。 22.前記入力光学信号が、第1のパルス反復周期で機能する光パルスストリー ムを備え、前記高周波変調成分(36)が、 前記第1のパルス反復周期より実質的に大きい第2の周波数で機能する請求の範 囲第19項の光検出器回路。 23.前記入力光学信号の強度変調の周波数成分が、周波数の第1の範囲で機能 し、前記高周波変調成分(36)が、前記周波数の第1の範囲より実質的に大き い第2の周波数で機能する請求の範囲第19項の光検出器回路。 24.前記アバランシフォトダイオードが、逆バイアス降伏電圧を有し、前記直 流成分が、前記逆バイアス降伏電圧以下であり、前記高周変調成分が、前記逆バ イアス降伏電圧を周期的に超える請求の範囲第19項の光検出器回路。 25.前記アバランシダイオードの出力に接続され、前記アバランシダイオード の信号出力の変調周波数成分を取り除くためのフィルタ手段(40、64)を更 に備える請求の範囲第19項の光検出器回路。 26.前記バイアス電圧の前記高周変調成分(36、58)が、所定の直流バイ アス電圧に対するアバランシフォトダイオードへの出力信号の平均ゲインを増加 し、アバランシフォトダイオードへの出力信号の所定の平均ゲインに対するノイ ズを減少し、アバランシフォトダイオードの出力信号の所定の平均ゲインに 対する帯域幅を増加する請求の範囲第19項の光検出器回路。 27.アバランシフォトダイオードへの出力信号の所定のゲインに対するノイズ が、一定の動作範囲内の前記バイアス電圧への前記高周変調成分(36)の周波 数の増加に応じて減少する請求の範囲第19項の光検出器回路。 28.光信号を検出する方法であって、アバランシフォトダイオード回路(26 、50)によって光信号を受信するステップと、アバランシフォトダイオード回 路にバイアス電圧をかけるステップと、信号出力を発生させるステップとを含み 、 バイアス電圧が、前記光信号を受信したとき前記アバランシフォトダイオード 回路を安定なアバランシゲイン状態に維持するための直流成分(31、54)を 含み、前記バイアス電圧がアバランシフォトダイオードの信号出力の出力特性を 高めるための高周変調成分(36、58)を更に含む方法。 29.前記入力光学信号の強度変調の周波数成分が、周波数の第1の範囲で機能 し、前記高周波変調成分(36)が、前記周波数の第1の範囲より実質的に大き い第2の周波数で機能する請求の範囲第28項の光検出器回路。 30.バイアス電圧の前記高周波変調成分(36、58)が、 所定の平均ゲインに対する出力信号のノイズを減少し、帯域幅を増加する請求の 範囲第29項の方法。
JP50024498A 1997-06-06 1997-06-06 アバランシフォトダイオード装置 Pending JP2001507168A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP1997/003233 WO1997047048A1 (en) 1996-06-10 1997-06-06 Avalanche photodiode optical receiver

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001507168A true JP2001507168A (ja) 2001-05-29

Family

ID=8166663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50024498A Pending JP2001507168A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 アバランシフォトダイオード装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001507168A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010029638A1 (ja) * 2008-09-12 2010-03-18 三菱電機株式会社 光子検出器
WO2013076769A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 三菱電機株式会社 光測距装置
JP5326081B2 (ja) * 2006-03-06 2013-10-30 学校法人日本大学 光通信波長帯高速単一光子検出器
WO2014010056A1 (ja) * 2012-07-12 2014-01-16 三菱電機株式会社 光子検出装置および方法
CN110100315A (zh) * 2016-10-19 2019-08-06 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 电荷雪崩光电探测器系统
CN113721321A (zh) * 2021-09-14 2021-11-30 希烽光电科技(南京)有限公司 一种光子计算芯片
CN115801219A (zh) * 2022-10-09 2023-03-14 科大国盾量子技术股份有限公司 用于qkd系统的脉冲光致盲攻击防御方法及系统

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5326081B2 (ja) * 2006-03-06 2013-10-30 学校法人日本大学 光通信波長帯高速単一光子検出器
WO2010029638A1 (ja) * 2008-09-12 2010-03-18 三菱電機株式会社 光子検出器
US8405019B2 (en) 2008-09-12 2013-03-26 Mitsubishi Electric Corporation Photon detector
WO2013076769A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 三菱電機株式会社 光測距装置
WO2014010056A1 (ja) * 2012-07-12 2014-01-16 三菱電機株式会社 光子検出装置および方法
CN110100315A (zh) * 2016-10-19 2019-08-06 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 电荷雪崩光电探测器系统
CN110100315B (zh) * 2016-10-19 2022-12-23 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 电荷雪崩光电探测器系统
CN113721321A (zh) * 2021-09-14 2021-11-30 希烽光电科技(南京)有限公司 一种光子计算芯片
CN113721321B (zh) * 2021-09-14 2024-04-16 希烽光电科技(南京)有限公司 一种光子计算芯片
CN115801219A (zh) * 2022-10-09 2023-03-14 科大国盾量子技术股份有限公司 用于qkd系统的脉冲光致盲攻击防御方法及系统
CN115801219B (zh) * 2022-10-09 2023-10-31 科大国盾量子技术股份有限公司 用于qkd系统的脉冲光致盲攻击防御方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0904605B1 (en) Avalanche photodiode optical receiver
US7098716B2 (en) DC offset cancellation circuit, differential amplification circuit with DC offset cancellation circuit, photo-electric pulse conversion circuit, pulse shaping circuit, and pulse generation circuit
US6850581B2 (en) Timing circuit
GB2061607A (en) Control circuit for the drive current of a laser
JP2001507168A (ja) アバランシフォトダイオード装置
US7532082B2 (en) Synchronization circuit for synchronizing PWM modulators
EP0048057B1 (en) Arrangement for modulating the output signal of a converter, for example an electro-optical converter
US20020121937A1 (en) Phase lock loop circuit and optical repeating apparatus, optical terminal apparatus, and optical communication system having the same
EP2418789B1 (en) Optoelectronic device for differential photoreception, with automatic compensation of phase and amplitude imbalances
CN108880693B (zh) 一种使用单个光电二极管实现相干检测的方法
JP2566734B2 (ja) Ac結合型受信装置及びac結合型光ファイバ用受信装置
JP2798526B2 (ja) 周波数弁別器
JPH11331096A (ja) 光信号受信器及び光信号受信方法
JPH0254695B2 (ja)
JP4144083B2 (ja) クロック抽出回路
JPS62151040A (ja) 光出力安定化方式
CN1225194A (zh) 雪崩光电二极管的光接收机
JPS58142620A (ja) 波形整形回路
JPH0614647B2 (ja) 光受信回路
JP2001320329A (ja) パルス歪み検出装置、方法及びプログラムを記録した記録媒体
JP3426910B2 (ja) 赤外線データ受信器
JPH04364617A (ja) 光受信器
JPS6258717A (ja) 光2値信号の受信回路
JPH05268169A (ja) 光受信装置
JPH07120978B2 (ja) 光pll回路