JP2001507120A - 温度センサ及び検出装置 - Google Patents

温度センサ及び検出装置

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マイオ マルコ ディ
ロジャー レイチェル
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ユーロピアン アトミック エネルギー コミュニティ(ユーラトム)
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Abstract

(57)【要約】 検出装置、ボロメータ、ボロメータセンサであって、温度センサを一体的に組み込んだものが示されている。温度センサは、インダクタ及びキャパシタを接続した共振回路を含んでいる。ここで、少なくともキャパシタ及びインダクタの1つは温度依存性のリアクタンスを有し、共振回路の共振周波数は、インダクタ及びキャパシタの少なくとも1つの温度に依存する。核融合研究に好適なボロメータが示されており、共振回路は強誘電性キャパシタを含む。共振周波数は、位相ロックループを用いて追従される。

Description

【発明の詳細な説明】 温度センサ及び検出装置 本発明は温度センサに関し、特にボロメータにおける放射検出要素として使用 される温度センサに関する(ただしこれに限定するものではない)。 電気的に測定可能な温度依存の特性を有する温度センサがよく知られており、 これは抵抗、ダイオードなどの半導体デバイス、熱電対を含んでいる。これら従 来例の各々では、センサの温度は、典型的には、当該センサの両端の電圧又は当 該センサを通る電流の大きさを測定することにより求められる。これらセンサの 欠点は、当該センサ、又は当該センサと電気的測定装置とを結ぶケーブルによっ て生じたり、拾われたりするノイズにあり、これが温度測定値にノイズをもたら す。 温度センサとしてキャパシタを用いることも知られており、この方式では温度 変化が、キャパシタの電極同士を隔てている誘電体材料の寸法変化(dimensiona l change)を引き起こし、キャパシタンス・ブリッジを用いて測定されるキャパ シタンスに変化をもたらす。しかしながら、このキャパシタンスの測定、ひいて はセンサの温度測定値は、当該センサを電気的測定装置に接続するケーブルの固 有のインダクタンス及びキャパシタンスの妨害により、十分な精度が得られない 。更に、例えばセンサが苛酷な環境に置かれるような応用では、この問題を克服 するため、測定装置をセンサの近傍には置くことができないこともあり得る。 温度センサを組み込んだボロメータは、放射測定のための装置としてよく知ら れている。そして、これら装置では、温度センサは入射線束(入射する放射のフ ラックス)に依存する温度値となるように構成されている。 様々なタイプのボロメータが、様々な環境における様々なタイプの放射を測定 するのに用いられている。例えば、核融合実験では、ボロメータがプラズマから の放射と中性粒子放出の量的な測定に用いられる。 このような応用において、ボロメータは、高いSN比と、時間及び放射束の両 方についての良好な分解能と、を持つことが好適であり、高温・高真空への適合 性を持った温度センサを含む。この温度センサをボロメータの他の部分に 対して接続するケーブルはできるだけ少なくなるようにされている。また、ボロ メータは、核融合特有のノイズ源に対して反応してはならず、温度センサは、小 型で、中性子やガンマ線に対して耐性があり、強磁場の存在にも影響されないよ うなものである必要がある。 核融合研究において最もよく用いられるボロメータは、ホイートストン・ブリ ッジの一部を形成する感温性の薄い金属抵抗を基礎に構成されている。他の抵抗 ボロメータの構成では、良好な温度効果に着目して、温度センサとして半導体を 用いている。更に別の方式はピロ電気(焦電気:pyroelectric)ボロメータであ り、この方式ではピロ電気性結晶の自発分極が温度感知要素として用いられる。 上記構成は、多くの短所を持っている。それらすべてに共通の問題は、感知要 素によって生成された絶対電圧又は絶対電流を測定しようとしていることであり 、これは電気的なノイズの多い環境からかなりのノイズを拾うことにつながる。 将来の核融合装置は更に大きくなることが予想され、その結果これらの信号は例 えば100mを超えるような現在より大きな距離を隔てて伝送されることになり 、ノイズを拾いやすくなると考えられる。 別の短所は中性子環境から生じる。上記現状構成は、将来の応用においては十 分に放射線に強いとは言い難い。抵抗ボロメータはキャリア・フォイルを用いて おり、このキャリア・フォイルは雲母とカプトン(kapton)を含んでおり、これ ら両方とも急速な劣化をもたらす水素を含んでいる。半導体のシステムは、強い 中性子束に曝されると特性が変わる。そして、ピロ電気ボロメータに必要な電子 部品は、検出器のヘッド近傍で用いることができない。 赤外線検出の分野では、抵抗を温度センサとして用いたボロメータが知られて いる。この構成では、抵抗は電子アクティブ発振回路の一部を構成している。こ の回路の共振周波数は、抵抗の抵抗値に依存する。一方、その抵抗値は、抵抗自 体の温度の関数である。しかし、このようなボロメータは、核融合研究で用いる には適さない。なぜなら、抵抗センサを用いた場合、ノイズの多い環境でかなり のノイズを拾うことになり、発振回路に必要な電子部品は中性子束の強い場所に は配置できないからである。 従って、本発明の実施形態の目的は、ノイズの多い環境での使用に適した温度 センサを提供し、核融合研究における放射測定のためのボロメータに使用するの に適した温度センサを提供することである。 本発明の更なる実施形態の目的は、ノイズの多い環境における温度測定に適し た検出装置を提供することである。 本発明の更なる実施形態の目的は、ノイズの多い環境における放射の測定のた めのボロメータを提供することである。 本発明の更なる実施形態の目的は、核融合研究における放射の測定のためのボ ロメータを提供することである。 本発明の更なる実施形態の目的は、ノイズの多い環境での使用に適し、特に核 融合研究での使用に適したボロメータセンサを提供することである。 本発明の第1の側面では、 共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含んだ温度センサであ って、前記キャパシタ及びインダクタの少なくとも1つが温度依存性のリアクタ ンスを有し、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び前記キ ャパシタの少なくとも1つの温度に依存する温度センサと、 前記共振回路の共振周波数を測定する手段と、 を備えた検出装置が提供される。ここで、前記測定手段は、前記共振回路に応 答してその回路の共振周波数の信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手 段で生成された信号の周波数を表示する表示手段と、を備え、前記測定手段は前 記共振回路との組み合わせにおいて、前記共振周波数に追従して動作する位相ロ ックループ(PLL)を有する。 本発明の第2の側面では、 共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含んだ温度センサであ って、前記キャパシタ及びインダクタの少なくとも1つが温度依存性のリアクタ ンスを有し、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び前記キ ャパシタの少なくとも1つの温度に依存する温度センサと、 前記共振回路の共振周波数を測定する手段と、 を備えた検出装置が提供される。ここで、前記測定手段は、前記共振周波数 を含む周波数範囲の中のある周波数の信号を生成し、その信号の周波数を前記範 囲にわたって走査するよう動作する信号生成手段を備える。 本発明の第3の側面では、 その各々が共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含み、前記 キャパシタ及びインダクタの少なくとも1つが温度依存性のリアクタンスを有し 、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び前記キャパシタの 少なくとも1つの温度に依存するように構成された複数の温度センサであって、 各々がそれぞれ異なる共振周波数範囲を有する複数の温度センサと、 それら各センサの共振回路の共振周波数を測定する手段と、 共通伝送ラインと、 を備え、前記センサ群は、前記共通伝送ラインにより前記測定手段に接続され ている検出装置を提供する。 本発明のこれら3つの側面の利点は、共振回路の共振周波数がノイズに反応し ないので、温度センサをノイズの多い環境で使用できるという点である。 本発明のこれら側面の第2の利点は、前記回路の共振周波数はキャパシタとイ ンダクタのリアクタンスにより求められ、このリアクタンスは当該センサの局所 的状態によって求められるので、前記回路の共振周波数は付属のケーブル群の特 性の影響を受けず、長いケーブルによって共振回路に接続された測定手段を用い ても正確に測定することができるという点である。 好適には、キャパシタは、誘電率が温度依存性を持つ誘電体を有することがで き、この誘電体は強誘電性材料から形成することができる。 また、キャパシタは、基板上に集積回路デバイスとして形成される、薄膜強誘 電体キャパシタであってもよい。 また好適には、キャパシタは、温度応答を良くするため、基板の中の薄くした (できる限り薄くした)領域に配置することもできる。 インダクタは導電性ループを備えてもよく、このループは例えば平面状薄膜と して形成してもよい。 好適には、前記検出装置はボロメータに組み込まれ、キャパシタはセンサに入 射する放射の線束に依存する温度値を持つように調整される。好適には、ボ ロメータは核融合研究に利用できる。 本発明の第4の側面では、 その各々が共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含み、前記 キャパシタ及びインダクタの少なくとも1つが温度依存性のリアクタンスを有し 、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び前記キャパシタの 少なくとも1つの温度に依存するように構成された2個の温度センサと、 前記センサ群の中の1つのセンサの温度依存性のインダクタ又はキャパシタを 、少なくとも1つの種類の放射の入射の少なくとも一部(proportion)からシー ルドするためのシールドと、 を有するボロメータセンサを提供する。 2つの温度センサは、名目上同一でよく、共通基板上に形成された強誘電性キ ャパシタを含むことができる。2つの共振回路の共振周波数同士の差は、センサ に入射した所定タイプの放射の強度の正確な表示に用いることができる。 本発明の第5の側面では、共振回路として接続されたインダクタ及びキャパシ タを含む温度センサが提供され、このセンサにおいて、前記キャパシタは集積回 路技術によって基板上に形成された強誘電性キャパシタであり、これにより前記 共振回路の共振周波数は前記キャパシタの温度に依存するようになる。 ここより、本発明の実施形態について、次の図面に基づいて説明する。 図1は、第1の実施形態による温度センサの模式図である。 図2は、図1のセンサを組み込んだ温度モニタ装置のブロック図である。 図3は、図2の装置の送信ラインが接続されるセンサにどのように取り付けら れるかを示す回路図である。 図4は、共振測定手段を組み合わせた温度センサの更なる実施形態の模式図で ある。 図5は、マルチセンサシステムのブロック図である。 図6は、ボロメータセンサの模式図である。 図7は、マルチボロメータシステムのブロック図である。 図8は、本発明の実施形態における使用に好適なキャパシタの模式図である。 図9は、本発明の実施形態における使用に好適な他のキャパシタの模式図であ る。 図1には、温度センサ1が示されている。これは、ボロメータにおける放射検 出器としての使用に好適である。よい温度及び電気的応答を得るために、このセ ンサは、低い熱容量(マス:mass)及び目標とする動作周波数において高い 電気的な性質のファクタ(すなわち、非常に低いオーミック抵抗、Q=(1/R )√(L/C))を有するようにデザインされている。 センサ1は、薄膜強誘電体(フェロエレクトリック)キャパシタ2及び単巻き RFコイルの形態のインダクタ3を含む。インダクタ3は、少ない浮遊容量を有 し、キャパシタの電極21,22に接続され、これによってパラレル(並列)L C共振回路を形成している。キャパシタ基板10上に集積回路技術によって形成 されている。キャパシタ2は、エッチングによって基板10に形成された領域( ウインドウ)11として画定されるウインドウ11上に位置される。基板が電気 的に絶縁材であるかまたはキャパシタは半導体基板から絶縁層(図示ぜず)によ って絶縁されている。 ウインドウ11、キャパシタ2のトップ及びボトム電極21、22、及び強誘 電体23の厚さは、それぞれ5μm、1.5μm、2.5μm、1μmのオーダ ーである。また、トップ及びボトム電極21,22は、等しい厚さでもよい。 部材の厚さは、所望の熱応答を得るために適宜選択されることが明らかである 。熱応答を改善するためには、ウインドウの厚さは更に減少することができ、キ ャパシタ2の下の基板は、完全にエッチングによって除去されてもよい。 この実施形態の基板10は、シリコンウエハであるが、他の基板材料を採用す ることもできる。強誘電体23の誘電率εは、温度によって急速に変化する。す なわち、温度変化によって、誘電率が変化する。これは、キユーリー温度の近く では変化が大きい。強誘電体キャパシタのキャパシタンスも変化する。 C(T)〜ε(T) キャパシタンスの温度による変化率は、誘電率εの変化率に等しく、 (1/C)dC/dT=(1/ε)dε/dT であり、ケルビン温度の1度に対し、1%以上の変化率が報告されている。LC 共振回路の共振振動数(共振周波数)f0は、C及びTに依存し、その測定は、 温度測定に利用することができる。 f0〜1/√(C(T)) 周波数の温度による変化率は、 (1/f0)df0/dT=−(1/2)(1/C)dC/dT =−(1/2)(1/ε)dε/dT で表され、εのためのもの(>5.10e-3-1)より2のファクタ(1/2) だけ小さい。 センサ1がボロメータの放射検出器として使用される場合、キャパシタ2への 放射入力は、キャパシタの2つの電極21,22により吸収される。キャパシタ は、これにより加熱される。センサ1は、キャパシタ2に入射する放射のフラッ クス(線束)にキャパシタ2の温度が依存するように、配置される。入射放射フ ラックスの測定は、このように共振回路の共振周波数の測定によって行われる。 温度センサ1は、キャパシタに組み込まれている強誘電体物質23のキューリ ー温度を超えた温度において動作する。このような温度では、電気分極率χeの 温度による変化は、下記の形のキューリー・ワイスの法則に従い、 χe=A/(T−θ) であり、ここで、Aは定数、Tは絶対温度、θはワイス定数であり、物質のキュ ーリー温度とほぼ等しい。 ここで、 ε=εrε0 また、εr=1+χe’ であり、従ってキューリー・ワイスの法則は、共振周波数の変化の測定からキャ パシタ2の温度変化を決定するのに使用できる。 また、センサ1は、キューリー温度以下の温度で動作させることができる。こ のような温度は、更にセンサ1の更なるキャリブレーション(較正)が必要 である。 好適には、強誘電体物質は、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)や、ジルコン酸 チタン酸鉛ランタン(PLZT)である。 この第1の実施形態の効果は次の通りである。 (1)強誘電体キャパシタのキャパシタンス(容量)は、強い温度依存性を持ち 、温度変化についての高い分解能を可能とする。 (2)共振回路は、ハイクオリティファクタ(高品質の特性)を有している。 (3)キャパシタは、低い熱容量を有し、センサに良好な熱応答を提供する。 (4)センサ1の共振周波数は、自己インダクタンスの異なる他のコイルにコイ ル3を取り替えることで変更できる。このように、異なるコイルを採用すること で、オフセット共振周波数を有する複数のセンサを提供することができる。この ような異なる複数のセンサは温度測定またはボロメータシステムにおいて一緒に 利用することができ、共通の1または複数のケーブルを用いて共振周波数測定手 段に接続することができ、共通のケーブルから送られてくる異なる周波数の信号 を用いる測定手段は、個々の共振回路の共振を検出することができる。 (5)センサ1の構成部材は、非常に高い温度において使用することができる。 強誘電体23のキューリー温度は、例えば300〜400℃、またはそれ以上( 他の実施形態においてキューリー温度は当然もっと低くてもよい)にできる。セ ンサを製造するプロセスは、より高温においても機械的、化学的、電気的に安定 であることができる。 (6)センサの共振周波数は、電気的ノイズに対して反応すべきでなく、またセ ンサと離れた測定モニタ機器とを結ぶケーブルにおけるロスによって影響を受け るべきでない。 (7)強誘電体23は、放射耐久性がある(radiation-hard)。これによって、 センサは、核反応器(ニュークリアーリアクター)のようなかなりのニュートロ ンフラックス(中性子束)にであう状況において利用できる。 (8)センサの共振周波数は、高磁界の存在に対し反応しない。またセンサは、 フージョン(核融合)の研究に使用されるボロメータの放射検出器として使用 できる。 次に、図2を参照すると、温度モニタ装置5は、図1に記載された温度センサ 1を含んでいる。また、温度モニタ装置5は、更にセンサの共振回路の共振周波 数を測定する手段4を含んでいる。 この装置は、ボロメータとして作成される。この場合、キャパシタの温度は、 センサ1への放射(放射線)の入射線束に依存する。共振周波数測定手段4は、 温度センサ1の共振周波数の変化に追従して動作する位相ロックループ(PLL )を含んでいる。 このPLLは、電圧制御発振器(VCO)15、パワースプリッター(電力分 配器)16、90°位相シフタ(移相器)17、位相差測定手段(PD)18乃 び積分手段19を含んでいる。 電圧制御発振器(VCO)15は、周波数(振動数)fの信号を発生する。 ここで、fは、VCO15へ供給される入力電圧に比例する。 この信号は、パワースプリッタ16により、2つに分岐される。分岐された1 つ目の信号は、位相差測定手段(PD)18にセンサ1のLC共振回路を介し供 給される。分岐された2つ目の信号は、PD18に90°位相シフタ17を介し 供給される。 センサ1は、パワースプリッタ16に第1伝送ラインセクション46によって 接続され、第2伝送ラインセクション47によってPD18に接続される。第1 伝送ラインセクション46へのフィードは、そのラインのインピーダンス特性に 合致したソースインピーダンス(電源インピーダンス)、典型的には50Ωを有 している。同様に、第2伝送ラインセクション47は、PD18における終端に 合致するインピーダンスを有している。 伝送ラインセクション46のインピーダンスマッチングは、センサ1において も満たされる。特に、単一のセンサだけがラインに接続される場合、ラインセク ション46,47を一緒にして直接、これらラインセクションをアクロスして( わたって:横切って)接続されるセンサの共振回路に接続される。そして、PL Lが共振回路の共振周波数にラインの周波数を保持するように動作している限り 、パラレル共振回路は、非常に高いインピーダンスを持ち、センサ 接続において伝送ラインヘ大きな負荷をかけない。 好適には、伝送ラインセクション46,47は、センサに図3に示されるよう に接続される。抵抗32(典型的には50Ω)は、伝送ラインセクション46の 終端マッチングを提供する。相対的に高い抵抗値を持つ抵抗33(典型的には1 00Ω+)は、抵抗32をアクロスして(わたって:横切って)発生されるRF 電圧をセンサ1の共振回路へフィードする(供給する)。更に、抵抗34(典型 的には100Ω+)は、共振回路をアクロスして(わたって:横切って)発生し た電圧を第2ラインセクション47にフィードする。このようにして、もし、パ ラレル共振回路のインピーダンスが、オフ共振(共振はずれ)時において非常に 低い値になったとしても、伝送ラインセクション46のインピーダンスマッチン グされた終端が、センサにおいて維持される。 抵抗34は、共振回路を第2ラインセクション47からデカップル(切り離す )ために働く。ここで、ラインセクション47のインピーダンスは上述と同じく 50Ωである。 2つの分岐を経てPD18に到達した信号は、PD18によって比較される。 PD18は、積分手段19に伝送される対応出力電圧を生成する。この出力電圧 は、2つの信号の位相差が90°の時に0に積分される。 積分手段19は、PD18の出力電圧を積分及び増幅し、VCO15に供給す る。これによって、積分された出力電圧に比例する入力電圧をVCO15に供給 する。そこで、PD18からの積分出力電圧が、VCO15のコントロールに利 用される。 もし、fが共振周波数f0に等しくなかった場合、共振回路は、PD18に第 1の分岐を介し到着する信号に位相シフトを導入する。PD18は、VCO15 の入力電圧を変化させる出力電圧を生成し、fをf0に近づかせる。 積分手段19は、ループに十分なゲインをもたらす。これによって、VCO1 5の出力周波数fは、共振振動するf0に追従する。この場合、PD18におけ る位相差は、低い値に保たれる。 このようにして、PLLは、ロックし、LC共振回路の共振周波数にトラック し追従する。 実際において、例えば遅延ラインによる位相補償を、位相シフタ17に組み込 まれる分岐に含ませることができる。また、分岐は、直接共振回路に接続するこ ともできる。これによって、伝送ライン46,47のそれぞれの長さによっても たらせる位相シフトを補償できる。 周波数表示手段40は、VCO15に接続されこれに応答する。周波数表示手 段40は、現在発生している信号の周波数を表示する。PLLの動作により、こ の周波数は、センサ1の現在の共振周波数と等しい。この周波数表示手段40か らの読み出し結果は、センサ1へ入射する放射(radiation:放射線)30のフ ラックス(線束)を検出するのに利用することができる。読み出し結果は、較正 データと比較される。 また、センサへのフラックスを示す信号は、VCO15への入力制御電圧から 得ることもできる。 本実施形態の利点は次の通りである。 (1)共振周波数は、追従され、その値の連続的な読み出しが得られる。 (2)共振周波数の測定は、ノイズに反応しない。また、ボロメータは、ノイズ の多い環境、例えば核融合の研究における環境において、放射を計測するのに利 用することができる。 (3)共振周波数測定手段とセンサを接続するケーブルは、長くても共振周波数 の正確な測定を妨げない。 図4を参照すると、この実施形態において、温度センサ1は、共振周波数測定 手段4に単一の伝送ライン50によって接続されている。この伝送ライン50は 、センサ近くで、伝送ライン50の特性インピーダンスと等しい抵抗を有する終 端抵抗51によって終端されている。 共振周波数における信号に対し、センサは、反応する部材を有しない非常に高 いインピーダンスにみえる。そして、伝送ライン50をアクロスして(わたって :横切って)接続されているようにみえる影響する負荷は、単に終端抵抗51の 抵抗である。このようにして、伝送ラインは、無限ライン(無端ライン:infini te line)のように見え、共振周波数における反射信号は生成されない。共振か ら離れると、測定手段4において、センサからの反射信号が検出さ れる。例えば、VCOのソースインピーダンスをアクロスする(わたる)位相変 化として検出される。このときに、位相ロックループが、VCOを共振周波数に ロックし、位相変化を最小限に維持するために用いられる。この実施形態の利点 は、センサ1を接続するケーブルの数を最小限にできることである。 図5には、4つの温度センサ1,4つの共振周波数測定手段4、2つのチョッ パ45,及び第1及び第2の伝送ライン46,47を有するマルチセンサシステ ムの模式図が示されている。 温度センサ1は、4つの異なるインダクタ3及び共振周波数f1,f2,f3 ,f4は、オフセットして(ずれて)いる。異なる並列共振回路のキャパシタン スが併設接続されているように見えるのを防ぐため、複数の共振回路は、伝送ラ インセクション46に対応する直列接続した複数の入力抵抗によって接続され、 またラインセクション47に対応する直列接続された複数の出力抵抗によって接 続される。 各周波数測定手段4は、PLL及びチョッパ45を含み、チョッパ45は、複 数のPLLを順番に伝送ライン46,47に接続する。4つのVCO15によっ て発生された信号のパルス48は、第1伝送ライン46によりセンサ1のLC共 振回路に供給される。信号パルスは、伝送ライン47を介し複数のPLLに返る 。 複数のPLLは、入力信号がない間「コースト(coast:惰性でそのまま動作 する)」するように構成されており、各PLLは、それぞれの対応するセンサの 共振周波数に追従しロックすることが可能になっている。 また、それぞれの共振回路の周波数帯域のみを通過させるフィルタ手段(図示 ぜず)をセンサから各PD18に至る返りの経路に設けることもできる。これに よって、すべての周波数がセンサに同時に供給されてよくなり、時分割のチョッ ピングが不要になる。 他の複数の温度センサ1を有する実施形態においては、各温度センサ1は、測 定手段にそれぞれ別のケーブルを用いて接続される。 図6は、核融合の研究のためのボロメータにおいて利用されるボロメータセン サ6の実施形態である。図1に示されているのと同様の温度センサ1が2つ 組み込まれている。2つの温度センサ1は、名目的に(定格として:nominal) 同一の電気的、温度的性質を有している。各温度センサ1は、薄膜強誘電体キャ パシタ及びキャパシタ電極21,22に接続された単巻きRFコイルを有してい る。この2つのキャパシタは、同一の基板10の隣接するウインドウ11を覆っ て位置している。シールド24は、センサ6が測定しようとするタイプの放射( 放射線)を吸収することができ、中性子(ニュートロン)や硬X線は吸収しない 材質でできており、キャパシタのうちの1つを覆うように位置される。シールド 24は、センサ6が測定しようとするタイプの入射放射線の少なくとも一部(フ ラクション)からキャパシタをシールドする。なお、中性子及び硬X線はキャパ シタを照射されている。シールドされている温度センサ1は、このようにしてリ ファレンスセンサ(基準センサ)になる。すなわち、中性子及び硬X線による温 度上昇についての補正が可能になり、すべての核融合ボロメータシステムにおい て、本質的なものである。シールドは、センサハウジングの一部として形成する ことができる。ハウジングは、シールドされていないキャパシタにそろえられた (合致するように配置された)ウインドウを有することができる。 ボロメータセンサ6は、2つのキャパシタ2の温度の差がボロメータセンサ6 が測定しようとするタイプの入射放射線のフラックスに比例するように構成する ことができる。 ボロメータセンサ6は、2つの温度センサ1の共振周波数を測定する共振周波 数測定手段と組み合わせることができ、1つのボロメータに組み込むことができ る。 他の実施形態においては、異なるタイプの放射を吸収するシールドを採用でき ることが明らかである。シールドの材料の選択は、ボロメータセンサ使用される アプリケーションに応じて行われる。 図7において、ボロメータシステムは、3つのボロメータセンサ6を有してい る。このボロメータセンサ6は、1つの共振周波数測定手段4に伝送ライン46 ,47によって接続されている。測定手段4は、温度センサ1の共振回路の共振 周波数の信号を発生することができる信号発生手段53、及び2つのス ペクトルアナライザ(分析器)54を有している。 3つのボロメータセンサ6で使用されるコイル3は、異なるインダクタンスを 有しており、共振周波数は、例えばf1,f2,f3というように互いにオフセ ットしている。それぞれのボロメータセンサ6において、基準及び測定温度セン サの共振周波数(例えば、f1,f2およびf3)は、ボロメータセンサ6に入射する 放射フラックス(線束)に依存した(応じた)量だけ異なる。 第1伝送ライン46を介してボロメータセンサ6に伝送される信号の周波数は 、時間に応じて変化する(傾斜している)。スペクトルアナライザ54は、共振 回路における周波数の関数としての電圧強度(周波数成分)を示す。 温度差、すなわち放射線束は、共振周波数から計算される。共振周波数は、電 圧の極大に対応する周波数である。 他の実施形態において、多数のボロメータセンサ6を組み込むことができるこ とは明らかである。 図8は、本発明の実施形態及び他のアプリケーションにおいて好適なキャパシ タを示している。このキャパシタは、薄膜技術を利用して作られており、強誘電 体層23をシリコンウエハ10をカバーする薄膜(薄いメンブレン)上の2つの 電極21,22の間に組み込んでいる。 この例の薄膜は、例えば窒化シリコン(Si34)の薄い層である。このメン ブレン(薄膜)100は、電極を損傷することなく酸によって強誘電体層23の 下のシリコンウエハを完全にエッチング除去することを可能とする。他の例にお いて、メンブレンの材質の選択は、基板材料及びウインドウのエッチング技術に よって決定される。 メンブレンの材料は、非常に強く、またメンブレンの厚さは1μm以下、例え ば500nmである。ウインドウ領域11のシリコンをエッチングで完全に除去 し、非常に薄いメンブレンを採用することによって、キャパシタのセンサ部分の 熱容量を減少することができ、応答性を改善することができる。 電極21,22は、強誘電体層23からその先へメンブレン100の表面に沿 ってのびる。コンタクト領域21a,22aを画定するために厚くされている。 このコンタクト領域21a、22aは、強誘電体層23と直接接触される 部分から厚みが減少された部分21b、22bによって隔離されている。図にお いては、厚みが減少された領域は、強誘電体と直接接触するキャパシタ21c、 22cのプレートとしての厚さと同じ厚さに示されている。しかし、他の構成と しては、この部分をプレートより薄くすることができる。 この構成は、キャパシタへの電気的接続のための構成を容易にする。そして、 比較的高い熱抵抗を電気的接続及びキャパシタプレートの間に提供する。これは 、センサ部分(測定部分)(すなわち、プレート21c、22c及び強誘電体層 23)を他の関連する測定経路から熱的に隔離するのに役立つ。 キャパシタへの低抵抗の接続は、(ワイヤーを厚みの増加された領域21a、 22aに接続することによって)プレート21c、22cへの直接の接続を行わ なくても得られる。 この特徴は、すべてのアプリケーションにおいて利点がある。これは、コンタ クト抵抗がキャパシタと直列接続した抵抗と等しくなるからである。コンタクト 抵抗(接触抵抗)を減少することによって、キャパシタの動作は、理想的なキャ パシタの動作により近づく。 図8のキャパシタは、共振回路の温度感応性部材として本発明の実施形態に組 み込まれる。この電極構成は、より低い抵抗でのコンタクトを可能として、また 共振回路のQファクタを改善する。コンタクト抵抗を減少することにより、Qフ ァクタは上昇し、よりシャープな共振が得られ、これによって温度センサの分解 能が改善される。 より厚いコンタクト領域21a、22aを、キャパシタのプレートに直接接続 するのではなく強誘電体物質23からはなして設けることは、第2の利点を生む 。図8からわかるように、キャパシタの「温度測定部分」(すなわち、プレート 21c、22c及び強誘電体層23)は、キャパシタの残りの部分と薄いリンク によって接続される。このリンクは、電極の厚さが減少された領域21b、22 b及びメンブレンを含む。これらの薄いリンクは、キャパシタの測定部分をコン タクト領域及び関連する回路から隔離するのに役立つ。リンクは、強誘電体層か ら熱が伝導して逃げるのを防ぐ。これによって、温度センサ部材としてのキャパ シタの応答速度及び正確性が改善される。例えば、キャパシタ がボロメータに温度測定部材(共振回路においてまたは他の構成において)とし て組み込まれた場合、熱伝導防止リンクは、より正確な入射放射線の測定を可能 にする。なぜなら測定インターバル毎のすべての温度上昇は、インターバル(そ のインターバルの期間)にキャパシタプレート上に入射したトータルの放射エネ ルギーをより正確に示す。 また、この電極構成によれば、接続ワイヤに沿ってキャパシタに伝導するすべ ての熱は、最初に厚いコンタクト領域21a、22aに至る。そして、強誘電体 物質23ではなく、シリコンウエハに向けて主に流れる。これによって、コンタ クト領域21a、22a及びシリコン基板10をヒートシンクとして働かせるこ とができる。 これは、キャパシタが、ボロメータにおける温度センサ部材として利用される ときに特に有利である。これは、キャパシタが共振回路に組み込まれていても、 また他の回路、例えばキャパシタンスを測定するためのブリッジ回路に組み込ま れていてもである。接続ワイヤから強誘電体物質への熱伝導を防止することによ って、上記構成は、キャパシタを入力放射強度における非常に小さい変化を分析 することに利用することを可能にする。 「ヒートシンク」の熱特性は、基板10及びコンタクト領域21a、22aの 厚さを適当に選択することにより、設定することができる。 キャパシタ全体の熱特性は、各構成部材をそれぞれ適切な厚さとすることによ ってセットされることが明らかである。 強誘電体領域23の下は、シリコンウエハがほとんど完全にエッチング除去さ れている。これによって、温度測定領域の熱量を非常に小さくすることができる 。これによって非常に高速の応答を得ることができる。有限要素解析により、こ のキャパシタを組み込んだいくつかのボロメータにおける時定数τが10msよ り小さいことが示されている。これは、従来の典型的な値である0.2sに比べ 小さい。このキャパシタは、理論的には、リーズナブルな(妥当な)周波数(re asonable frequency)(25Hz)において、非常に低いパワーレベル(例えば 、40μW/cm2、これはある核融合研究アプリケーションにおけるノイズレ ベルである)まで分解検出することができる。 強誘電体物質の下のシリコンをエッチング除去することは、強誘電体の温度を 上昇させる接続リードからキャパシタへの熱伝導を防止する。更に、強誘電体層 及びキャパシタプレートからに熱伝導して逃げるのを上述のように防止する。 電極及び基板のこの構成により、強誘電体物質を他の関係する回路から熱的に 隔離することができる。 キャパシタプレートの間の強誘電体材料23を利用することの利点は、強誘電 体セラミックの誘電率は、強い温度依存性を示すことである。また、強誘電体セ ラミックは、広い範囲の化学物質を利用することができる。組成を変更すること により、物質の電気的特性(すなわち、誘電率及びキューリー温度)は、技術的 な適応(アプリケーション)の要求に応じて調整することができる。これらは、 薄膜技術によって製造することができ、これは機械的化学的に強く(耐性があり )高温にも耐える。 核融合研究において特に興味があるのは、強誘電体セラミックの放射特性であ る。強誘電体セラミックは、本質的に放射線に強く(radiation hard)、放射線 により壊れた場合にはこれをアニールによって回復することができる。 図8のキャパシタは、特に高レベルの放射線が照射されるような環境における 温度センサとしての使用に好適である。 電極21,22は、プラチナ(Pt)、金(Au)、強誘電体23は、ジルコ ン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)(8/65/35)を使用できる。強誘電 体は、その化学組成を変更することができる。 他の強誘電体物質も利用できる。例えば、例えばジルコン酸鉛(PZ)(50 /50)、PZT及びBST/60%Srを使用することができる。PLZT、 PZ及びBSTは、PZTより核融合アプリケーションにおいて適している。こ れは、PZTが高いキューリー温度を有するためである。 要約すると、図8のキャパシタは、非常に低い熱容量(高速の応答を可能にす る)を有し、熱時定数(熱遅延)を減少することができ、測定部分のアクティブ な(動的な)温度を隔離することができ、良好な電気的接続が形成でき、よい生 産性を持って製造できる。 図9は、本発明の実施形態における使用に好適な他のキャパシタの断面模式図 を示す。この例では、対称に形成され、分離されたボトム電極22と、非接触の 中心に設けられた1つのトップ電極21を有している。ボトム電極の2つの部分 は、互いに直接には電気的に接続されていない。キャパシタが回路に接続される とき、左と右のコンタクト領域22aL、22aRは別々のコンタクトが形成さ れ、キャパシタは、2つの直列接続されたキャパシタと等価になる。この構成は 、図8のキャパシタにおけるすべての利点を得る。例えば、アクティブ熱センサ 部の熱的分離、電気的コンタクトの容易化、低抵抗コンタクトなどの利点が得ら れる。更に、この構成により製作の容易化を図ることができる。特に、図9のト ップ電極21は、単純な層である。すなわち、図8のキャパシタのトップ電極2 1は段差があるが図9のトップ電極21には段差はない。この単純化された構成 は、製造において電極の厚さを容易に厚くできることを意味している。これによ って、ボロメータへの適用(アプリケーション)に有利である。すなわち、厚い 電極は、より高いエネルギーのフォトン(光子)をストップし(受け止め)吸収 することができる。図8の構成のキャパシタにおいて、トップ電極の厚さを増加 させることができる。しかし、ステップ(段差)領域において、高温のストレス (応力)が生起され、問題を生じやすい。図9の構成によれば、このような問題 は避けられる。図9のキャパシタによれば、接触しないトップ電極は、ボトム電 極(及び他の関連する回路)から強誘電体層によって熱的に隔離されるという利 点がある。 上述の実施形態においては、共振回路は、パラレル(並列)LC共振回路であ った。しかし、他の実施形態においては、インダクタ及びキャパシタは、直列共 振回路として接続することも可能である。特に、共振点から離れると高インピー ダンスを示す。多数のシリーズ(直列)共振構成は、構成のそれぞれの共振周波 数が互いに十分離れていれば、1つの直列構成が他の共振の干渉を生起すること なく単一の伝送ラインに接続することを可能にする。 単巻きコイルを使用する実施例を記載したが、複数巻きのコイルを利用するこ とも当然可能である。他の形式のインダクタ装置を利用することもできる。 温度依存リアクタンスを有するキャパシタを用いる代わりに、温度依存リア クタンスを有するインダクタを用いることができる。例えば、強磁性体のコアを 有するコイルを有することができる。これをボロメータセンサに使用するとき、 インダクタの1つをキャパシタの1つに代えてシールドする。強磁性体は、しか しながら核融合の研究において一般的には適さない。 強誘電体キャパシタを組み込んだ実施形態を述べた。しかし、他のキャパシタ のタイプとしては、温度依存リアクタンスを有するキャパシタが利用できる。こ のキャパシタは、誘電体であって、温度によってそのディメンション(dimensio n:寸法)が変化するものを含む。これによって、キャパシタの電極間の距離が 変化する。 核融合研究についての適用においては、共振回路がノイズを減少させるため、 プラズマを加熱するために利用するRF加熱装置において採用されている周波数 から十分離れた定格(nominal)共振周波数を有するものが好適である。1つの アプリケーションにおいて、典型的な加熱装置の周波数は、20MHzの領域で ある。この場合の好適な共振周波数領域は、10MHzの領域である。他のアプ リケーションにおいては、他の共振周波数が好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイチェル ロジャー フランス エフ 13100 オー アン プ ロヴァンス シュマン デュ ブールガー ル ヴァロン デ スルス 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含んだ温度センサで あって、前記キャパシタ及び前記インダクタの少なくとも1つが温度依存性のリ アクタンスを有し、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び 前記キャパシタの少なくとも1つの温度に依存する温度センサと、 前記共振回路の共振周波数を測定する手段と、 を備え、 前記測定手段は、前記共振回路に応答してその回路の共振周波数の信号を生成 する信号生成手段と、この信号生成手段で生成された信号の周波数を表示する表 示手段と、を備え、前記測定手段は、前記共振回路との組み合わせにおいて、前 記共振周波数に追従して動作する位相ロックループ(PLL)を有することを特 徴とする検出装置。 2.共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含んだ温度センサで あって、前記キャパシタ及び前記インダクタの少なくとも1つが温度依存性のリ アクタンスを有し、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び 前記キャパシタの少なくとも1つの温度に依存する温度センサと、 前記共振回路の共振周波数を測定する手段と、 を備え、 前記測定手段は、前記共振周波数を含む周波数範囲の中にある周波数の信号を 生成し、その信号の周波数を前記範囲にわたって走査するよう動作する信号生成 手段を備える検出装置。 3.請求の範囲1又は2に記載の検出装置であって、前記センサを前記測定手段 に接続する伝送ラインと、前記伝送ラインに架けわたされたインピーダンス整合 用の終端抵抗と、を含むことを特徴とする検出装置。 4.請求の範囲3に記載の検出装置であって、前記センサは前記終端抵抗から 遠隔の点で前記伝送ラインに接続されることを特徴とする検出装置。 5.請求の範囲4に記載の検出装置であって、前記伝送ラインは、前記測定手段 から前記センサへと延びる第1ライン部分と、前記センサから戻って前記測定手 段で終端される第2ライン部分と、を含むことを特徴とする検出装置。 6.請求の範囲5に記載の検出装置であって、前記センサに抵抗を設け、前記第 1ライン部分をインピーダンス整合がとれた状態で終端したことを特徴とする検 出装置。 7.その各々が、共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含み、 前記キャパシタ及び前記インダクタの少なくとも1つが温度依存性のリアクタン スを有し、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び前記キャ パシタの少なくとも1つの温度に依存するように構成された複数の温度センサで あって、各々がそれぞれ異なる共振周波数範囲を有する複数の温度センサと、 それら各センサの共振回路の共振周波数を測定する手段と、 共通伝送ラインと、 を備え、前記センサ群は、前記共通伝送ラインにより前記測定手段に接続され ている検出装置 8.請求の範囲1〜7のいずれかに記載の検出装置であって、前記温度センサの 前記キャパシタは、温度依存性のリアクタンスを有することを特徴とする検出装 置。 9.請求の範囲8に記載の検出装置であって、前記キャパシタは、温度依存性の 誘電率を有する誘電体を含むことを特徴とする検出装置。 10.請求の範囲9に記載の検出装置であって、前記キャパシタが強誘電体キ ャパシタであることを特徴とする検出装置。 11.請求の範囲10に記載の検出装置であって、前記キャパシタは基板上に集 積回路技術を用いて形成されることを特徴とする検出装置。 12.請求の範囲11に記載の検出装置であって、前記基板は、厚みを薄くした 領域を有し、前記キャパシタはその領域に配置されることを特徴とする検出装置 。 13.上記各請求の範囲のいずれかに記載の検出装置であって、前記温度センサ の前記インダクタは導電性ループであることを特徴とする検出装置。 14.請求の範囲1〜13のいずれかに記載の検出装置を含んだボロメータであ って、前記温度センサにおける前記温度依存性のインダクタ又はキャパシタが、 当該センサに入射する所定種類の放射の線束に依存した温度を持つように設定さ れることを特徴とするボロメータ。 15.請求の範囲14に記載のボロメータであって、2つの前記温度センサと、 これら2つのセンサの内の1つの中の温度依存の部分を所定種類の放射の入射の 少なくとも一部からシールドするシールドと、を含むボロメータ。 16.請求の範囲15に記載のボロメータのうち請求の範囲11に従属するもの であって、前記2つのセンサのキャパシタが共通の基板上に形成され、前記シー ルドは前記シールドされるセンサの前記キャパシタをシールドするよう構成され ることを特徴とするボロメータ。 17.請求の範囲15又は16のいずれかに記載のボロメータであって、前記測 定手段は各温度センサの共振回路の共振周波数を測定するように構成されること を特徴とするボロメータ。 18.請求の範囲8〜13のいずれかに記載の検出装置のうち請求の範囲7に従 属するものを有するボロメータであって、前記複数の温度センサにおける前記温 度依存性のインダクタ又はキャパシタは、入射する所定種類の放射の線束に依存 する温度を持つように構成されたことを特徴とするボロメータ。 19.その各々が共振回路として接続されたキャパシタ及びインダクタを含み、 前記キャパシタ及び前記インダクタの少なくとも1つが温度依存性のリアクタン スを有し、これにより前記共振回路の共振周波数が前記インダクタ及び前記キャ パシタの少なくとも1つの温度に依存するように構成された2個の温度センサと 、 前記センサ群の中の1つのセンサの温度依存性のインダクタ又はキャパシタを 、少なくとも1つの種類の放射の入射の少なくとも一部からシールドするための シールドと、 を有するボロメータセンサ。 20.請求の範囲19に記載のボロメータセンサであって、前記各キャパシタは 偏度依存性のリアクタンスを有することを特徴とするボロメータセンサ。 21.請求の範囲20に記載のボロメータセンサであって、前記各キャパシタは 温度依存性の誘電率を有する誘電体を含むことを特徴とするボロメータセンサ。 22.請求の範囲21に記載のボロメータセンサであって、前記各キャパシタは 強誘電体キャパシタであることを特徴とするボロメータセンサ。 23.請求の範囲22に記載のボロメータセンサであって、各キャパシタは基板 上に集積回路技術を用いて形成されることを特徴とするボロメータセンサ。 24.請求の範囲23に記載のボロメータセンサであって、前記2つのキャパシ タは共通の半導体基板上に形成され、前記シールドは、前記シールドされるセン サのキャパシタをシールドするように構成されることを特徴とするボロメータセ ンサ。 25.請求の範囲23又は24に記載のボロメータセンサであって、各キャパシ タは基板の中の厚みを薄くした領域に配置されることを特徴とするボロメータセ ンサ。 26.請求の範囲19〜25のいずれかに記載のボロメータセンサであって、前 記インダクタが導電性ループであることを特徴とするボロメータセンサ。 27.共振回路として接続されたインダクタ及びキャパシタを有する温度センサ であって、前記キャパシタは集積回路技術によって基板上に形成された強誘電性 キャパシタであり、これにより前記共振回路の共振周波数が前記キャパシタの温 度に依存するよう構成された温度センサ。 28.請求の範囲27に記載の温度センサであって、前記基板は、厚みを薄くし た領域を有し、この領域に前記キャパシタが形成されることを特徴とする温度セ ンサ。 29.請求の範囲27又は28に記載の温度センサであって、前記インダクタが 導電性ループであることを特徴とする温度センサ。
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