JP2001506129A - プレバイオテックスおよびプロバイオテックス - Google Patents

プレバイオテックスおよびプロバイオテックス

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JP2001506129A JP52712098A JP52712098A JP2001506129A JP 2001506129 A JP2001506129 A JP 2001506129A JP 52712098 A JP52712098 A JP 52712098A JP 52712098 A JP52712098 A JP 52712098A JP 2001506129 A JP2001506129 A JP 2001506129A
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    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Abstract

(57)【要約】 ベーターグルカン、それから誘導された化合物またはそれらの混合物を、単独で、あるいは他のプレバイオテックおよび/または1または2以上のプロバイオテック微生物と組み合わせて、動物に供給して、摂取されたとき、ベーターグルカンは実質的に利用されないで胃腸管を通過して、微生物の定住集団および/または、供給された場合、導入されたプロバイオテック微生物によりベーターグルカンが利用される胃腸管内の部位にベーターグルカンが到達し、これにより、乳酸産生微生物の定住集団および、供給された場合、プロバイオテック微生物、の数および/または活性を増加させる、ことからなる、動物の胃腸管内の乳酸産生微生物、好ましくはラクトバシラス(lactobacillus)、の定住集団を増強する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 プレバイオテックスおよびプロバイオテックス 技術分野 本発明は、一般に、プレバイオテックス(prebiotics)およびプロ バイオテックス(probiotics)の調製物を使用して、宿主のヒトおよ び動物の胃腸管における微生物集団に関係する腸の健康および症状を改善し、こ れにより宿主の健康および幸福を改善することに関する。 背景技術 プロバイオテックスの概念は1900年代の始めにおいて使用されたが、この 用語は1965年に単に作り変えられ、引き続いて展開され、そして多数の定義 が提案されてきている。初期に、それは抗生物質の他の物質、すなわち、反対の 物質による1つの微生物の増殖の刺激を言及するために使用された。今日、プロ バイオテックは「ヒトまたは動物に適用され、常在の微生物相の性質を改良する ことによって宿主に有益に影響を与える、生きている微生物の」調製物であるこ とが一般に合意されている。乳酸細菌、特にラクトバシラス(lactobac illus)はプロバイオテックとして頻繁に使用されている。また、ビフィド バクテリアはプロバイオテックとして広範に使用されている。さらに、胃腸由来 の微生物およびこのような微生物に関係する株もプロバイオテックとして使用す ることができる。 胃腸(常在)微生物相は、宿主の健康および幸福に有意に寄与する。それは個 体において1014細菌までに到達することができる複雑な、多様な集団であり、 宿主に対して有益な作用および有害な作用を及ぼす。胃腸の微生物相の有益な作 用および有害な作用のあるものは表1に要約されている。これらのパラメーター はプロバイオテックの投与により影響を受けることがあることが観察される。 健康な被検体の腸の微生物相は、宿主を病原体の侵襲から保護するが、若い、 中年過ぎの、および弱体化した患者において、この保護バリアは有効さに劣る。 個体は、小さいストレスに関係する事象から極端な症例、例えば、免疫無防備状 態の患者および治療を受けている患者までに、種々の程度に弱体化されることが ある。 プレバイオテックという用語は、望ましい微生物のための炭水化物源を提供す るために優先的に使用されることができる炭水化物調製物を意味するために造り 出された。 表1 宿主に対するヒト腸の微生物相の影響 グルカンは細胞壁の多糖類であり、主要糖がグルコースであり、主として1, 3結合およびまた1,6結合をもつベータ結合を有する。グルカンは本来黒色真 菌類から単離されたが、その後、酵母細胞壁の中に大量に見出された。グル カンは腸内の常在ビフィズス菌を増殖させことが示され、そして腸をコンディシ ョニングするための製剤として有用であることが提案された。グルカンは、腹腔 内に添加されたとき、免疫刺激因子(例えば、Brattgjerd et a l.、1994)として機能することが報告された。 プロバイオテック細菌は抗菌作用を発揮することが記載され、これは他の微生 物または微生物のグループに対するプロバイオテック調製物の作用を言及する。 いくつかのプロバイオテック細菌は腸の病原体に対する抵抗の増強、下痢および 便秘の予防のために直接適用可能である(Fernandes et al.、 1987;Katelaris、1996;Sanders、1994に概観さ れている)。相互作用の型は、競合コロニー化ならびに付着および増殖阻害を包 含する。 競合コロニー化は、プロバイオテック株が栄養分またはコロニー化部位につい て病原体と首尾よく競合することができる事実を意味する。多数の胃腸の病原体 は、感染の第1ステップとして、腸粘膜に取付くので、この付着を阻害すること ができるならば、宿主にとって有益であろう。ラクトバシラス(lactoba cillus)は腸粘膜への腸毒素原性大腸菌(Escherichia co li)の付着を阻害する成分を産生するという報告(Blomberg eta l.、1993)が存在するが、これが消化管内で起こるという証拠はまだ存在 しない。さらに、プロバイオテックの増殖の間に産生された種々の化合物は病原 体の増殖を阻害することが示された(Fernandes et al.、19 87;Klaenhammer、1988;MishraおよびLambert 、1996に概観されている)。これらは有機酸、例えば、乳酸および酢酸、レ ウテリン(reuterin)およびバクテリオシン(bacteriocin s)を包含する(Tagg et al.、1976)。有機酸はpHを低下さ せ、これにより病原体の増殖に直接的に影響を与えることができる。さらに、 これらの微生物が生産した乳酸および酢酸は微生物に対して毒性であることがあ る。非常に広い範囲の細胞の増殖を阻害するレウテリン(Lindgrenおよ びDobrogosz、1990)は、グリセロールの存在において増殖すると き、ラクトバシラス・レウテリ(Lactobacillus reuteri )により生産される。多数のバクテリオシンはラクトバシラス(lactoba cillus)、例えば、アシドフィリン(Acidophilin)、アシド リン(Acidolinn)、ラクトシジン(Lactocidin)、バクテ リオシン(Bacterocin)、ブルガリカン(Bulgarican)、 ラクトリン(Lactolin)、ラクトバシリン(Lactobacilli n)およびラクトブレビン(Lactobrevin)により生産されることが 報告された(Fernandes et al.、1987;Klaenham mer、1988に概観されている)。バクテリオシンは非常に広い範囲の活性 を有するか、あるいは非常に制限された範囲の密接に関係する微生物の増殖を特 異的に阻害することができる。例えば、ラクトバシラス(Lactobacil lus)種は、クロストリジウム・ラモスム(Clostridium ram osum)に対する特定の拮抗作用を示した(McCrmickおよびsava ge、1983)。 本発明者らは、驚くべきことには、病原体の付着に影響を及ぼし、胃腸管内の 微生物集団を変更し、プロバイオテック組成物の有効性を改良するために、ベー ターグルカンを使用できることを発見した。ベーターグルカンのある範囲の粗製 および純粋な調製物は有効であることが示された。 発明の開示 第1の面において、本発明は、動物の胃腸管内の乳酸産生微生物の定住集団を 増強する方法に関し、この方法は、ベーターグルカン、それから誘導された化合 物またはそれらの混合物を、単独で、あるいは他のプレバイオテックスおよび/ または1または2以上のプロバイオテック微生物と組み合わせて、動物に供給し て、摂取されたとき、ベーターグルカンは実質的に利用されないで胃腸管を通過 して、微生物の定住集団および/または、供給された場合、導入されたプロバイ オテック微生物によりベーターグルカンが利用される胃腸管内の部位にベーター グルカンは到達し、これにより、乳酸産生微生物の定住集団および、供給された 場合、プロバイオテック微生物、の数および/または活性を増加させることから なる。 第2の面において、本発明は、動物の胃腸管内の全体の微生物集団中の望まし くない微生物集団を抑制する方法に関し、この方法は、ベーターグルカン、それ から誘導された化合物またはそれらの混合物を、単独で、あるいは他のプレバイ オテックおよび/または1または2以上のプロバイオテック微生物と組み合わせ て、動物に供給して、摂取されたとき、ベーターグルカンは実質的に利用されな いで胃腸管を通過して、微生物の定住集団および/または、供給された場合、導 入されたプロバイオテック微生物によりベーターグルカンが利用される胃腸管内 の部位にベーターグルカンは到達し、これにより、乳酸産生微生物の定住集団お よび、供給された場合、プロバイオテック微生物、の数および/または活性を増 加させ、そして望ましくない微生物集団の増殖および/または活性を抑制するこ とからなる。 好ましい形態において、望ましくない微生物集団は腸の病原体である。理解さ れるように、グラム陰性菌、例えば、サルモネラ(Salmonella)、大 腸菌(Escherichia coli)、カンピロバクテル(Campyl obacter)、ヘリコバクター(Helicobactor)、ビブリオ( Vibrio)およびシュードモナス(Pseudomonas);グラム陽性 菌、例えば、クロストリジウム(Clostridium);ウイルス、例えば 、ノーウォーク様ウイルス、ノーウォーク様ウイルス類およびロタウイルス; および原生動物、例えば、クリトスポリジウム(Crytosporidium )、エンタメバ(Entamoeba)、ギアルジア(Giardia)、およ びジエンタメバ(Dientamoeba)を包含する多数の病原体が存在する 。本発明は、動物の胃腸管内のこれらの病原体の多数の抑制に適当であろう。 適当なベーターグルカンは、(a)植物、例えば、穀物、例えば、カラスムギ およびオオムギ、(b)真菌類、(c)酵母、および(d)細菌に由来するベー ターグルカンを包含する。さらに、ベーターグルカンに富んだ微生物細胞壁の調 製物または全細胞は、また、本発明に有用なベーターグルカン調製物に適当な源 である。グルカン中のモノマー残基は1−3および1−4、または1−3および 1−6結合を有することができ(すなわち、モノマー単位は1,3、1,4また は1,6結合を通して接合されている)そして各型の百分率は変化することがで きる。好ましくは、酵母、特にサッカロマイセス(Saccharomyces )、好ましくはサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces c erevisiae)に由来するベーターグルカンを本発明に使用する。しかし ながら、他のベーターグルカンも適当であることが理解されるであろう。他のプ レバイオテックスおよび/またはプロバイオテックス微生物と組合わせるとき、 約10%までの濃度を使用することができる。1%は特に適当であることが見出 された。 定住乳酸産生微生物は、好ましくはラクトバシラス(lactoba cillus)、より好ましくはラクトバシラス・フェルメンツム(Lacto bacillus fermentum)である。 好ましい形態において、本発明は、1または2以上のオリゴ糖、多糖または他 のプレバイオテックをさらに含む。約0.001g〜10g/kg体重/日のオ リゴ糖、多糖または他のプレバイオテックの濃度は好ましい。 好ましくはプロバイオテック微生物は、乳酸産生微生物、ビフィドバクテリウ ム(bifidobacterium)、酵母、またはそれらの混合物から成る 群より選択される。好ましくは、乳酸産生微生物はラクトバシラス(lacto bacillus)、より好ましくはラクトバシラス・フェルメンツム(Lac tobacillus fermentum)である。好ましくは、酵母はサッ カロマイセス(Saccharomyces)種である。 プロバイオテック微生物の典型的な濃度は103〜1013細胞/日である。 本発明の以前において、オリゴ糖は動物におけるビフィズス菌の数を増加する ことが示されたが、ラクトバシラス(lactobacillus)の数は同様 な方法で変化できないと考えられた。Gibson et al.1995は、 オロゴフルクトースおよびイヌリンは、ヒトに供給したとき、ラクトバシラス( lactobacillus)の数に影響を及ぼさないで、ビフィズス菌の増殖 を選択的に剌激することを発見した。これらの結果およびこの分野における他の 者の観察から、本発明者らがin vivoで発見したように、ベーターグルカ ンが乳酸産生微生物、特にラクトバシラス(lactobacillus)の増 殖および/または活性を積極的に影響を及ぼすであろうことは期待されなかった であろう。 この明細書を通じて、特記しない限り、用語「からなる」または変形、例えば 、「からなり」は、記載する要素または整数あるいは要素または整数のグループ を包含することを意味するが、任意の他の要素または整数あるいは要素または整 数のグループを排除することを意味しないことを理解すべきである。 本発明をいっそう理解できるように、下記の実施例および図面を参照して、好 ましい形態を説明する。 図面の簡単な説明 第1図は、ベーターグルカンの食事または対照の食事を供給した動物の胃腸管 内のラクトバシラス(lactobacillus)の結果を示す。 第2図は、ベーターグルカンの食事または対照の食事を供給した動物の糞便ベ ーターグルカン分解微生物を示す。酵母細胞嚢を含有する寒天プレート上のベー ターグルカン分解活性の分析。 発明の実施の形態 実施例1 これはin vitroでベーターグルカンの存在において大腸菌型、ビフィ ズス菌およびラクトバシラスを数えることによって研究した。この実施例におい て使用したベーターグルカンは酵母細胞嚢から調製した。さらに詳しくは、ヒト 糞便ホモジネート(10g/100mlの希釈剤)のアリコート(1ml)を希 釈したWCブロス(0.05Mのリン酸塩緩衝液で50:50に希釈した)に添 加し、これにベーターグルカンおよびラクトバシラスまたはビフィドバクテリウ ムの株を添加した。組合わせの各々について、平行の管を調製し、1つの組はビ フィドバクテリウム(Bifidobacterium)種またはラクトバシラ ス(Lactobacillus)種を接種した。次いで、すべての混合物を2 4時間までインキュベートし、そして細菌数を数えた。コロニー形成単位として 数えたとき、大腸菌型、合計のラクトバシラス、合計のビフィドバクテリウム、 または合計の嫌気性菌の数として、結果を表す(表1)。理解されるように、大 腸菌型の数は未変化であるか、あるいは減少するが、ビフィズス菌またはラクト バシラスの数を10倍まで増加し、そして属内の選択したグループを増強するこ とができる。 表2 ラクトバシラスおよびビフィドバクテリウムに対する1%の ベーターグルカンの効果 NA−分析せず 実施例2 この実施例は、ベーターグルカンを使用する食事補充物質がラクトバシラス( Lactobacillus)の胃腸内集団を刺激することを証明する。この研 究において、動物(8匹/グループ)に、ベーターグルカンの食事に頼る対照食 事を与えた(表3)。この実施例において使用したベーターグルカンは酵母細胞 嚢から調製した。6週の給餌後、動物を安楽死させ、そして管腔内容物を胃、回 腸、盲腸および結腸から収集した。収集した材料を均質化し、ウィルケンス−チ ャルグレン(Wilkens−Charlgren)ブロス(Oxoid)中 で希釈した。希釈物をロゴサ・ギアー(Rogosa gear)(Oxoid )上に広げ、48時間嫌気的にインキュベートした。ベーターグルカンに富んだ 食事は、ラクトバシラス(Lactobacillus)の有意にP<0.00 05)に増加させ、特に胃の領域において100倍の増加が検出された(第1図 )。引き続く腸管内のラクトバシラスの数の増加は約1.5log単位に相当し た。 表3 ベーターグルカンおよびスクロースの食事の組成 実施例3 微生物の増殖に対する効果の研究に加えて、付着に対する効果を研究した。望 ましい細菌、例えば、ラクトバシラス、ならびに望ましくない病原体、大腸菌( E.coli)およびサルモネラ(Salmonella)種を、標準的実験室 用ブロス中で、あるいはベーターグルカンを補充したこのブロス中で増殖させた 。この実施例において使用したベーターグルカンは酵母細胞嚢から調製した。細 菌懸濁液を胃腸管の種々の領域からの粘膜片とインキュベートした。これらの粘 膜片を直接使用するか、あるいはベーターグルカンで前処理した後使用した。結 果を表4に示す。病原体の付着は悪影響を受けたが、ラクトバシラスの付着はベ ーターグルカンの存在により増加した。 表4 付着に対するベーターグルカンの効果 実施例4 この実施例は下記の事実を証明する。すなわち、ベーターグルカンを補充した 食事はクロストリジウム・ディフィシレ(Clostridium diffi cile)およびサルモネラ・ティフィリウム(S.typhimurium) による胃腸の感染に対する耐性を増加し、そしてグルカン処置したマウスにサル モネラ(Salmonella)種の細胞懸濁液をまた投与したとき、この効果 は増強される。この実施例において使用したベーターグルカンは、酵母の酸およ びアルカリ洗浄した細胞嚢から調製した。サルモネラ(Salmonella) 種単独はクロストリジウム・ディフィシレ(C.difficile)の数をあ る程度減少させ、そしてサルモネラ・ティフィリウム(S.typhimuri um)を顕著に減少させた。動物のグループ(4グループ、8匹の動物/グルー プ)に、ベーターグルカンの食事またはクロストリジウム・ディフィシレ(C. difficile)を与えた(表3)。4週間の給餌後、4グループにセフォ キシチン(0.032g/l)およびD−シクロセリン(1.0g/l)を含有 する飲料水を供給し、引き続いてクロストリジウム・ディフィシレ(C.dif ficile)(10-8CFU)でチャレンジした。他の4グループに、ストレ プトマイシン(5g/l)およびネオマイシン(5g/l)を含有する飲料水を 供給した。これらの動物を引き続いてサルモネラ・ティフィリウム(S.typ himurium)(10-7CFU)でチャレンジした。病原体のチャレンジ後 、動物に口胃的にサルモネラ(Salmonella)種(FII542900 サルモネラ・ティフィリウム(S.typhimurium))(YPGブロス 中の108CFU)、または新鮮なYPGブロスを投与した。糞便のサルモネラ ・ティフィリウム(S.typhimurium)またはクロストリジウム・デ ィフィシレ(C.difficile)の分析により、感染の発生を毎日モニタ ーした。糞便材料を均質化し、ウィルキンス−チャルグレン(Wilkins− Charlgren)ブロス(Oxoid)中で希釈した。希釈物を、それぞれ 、糞便のサルモネラ・ティフィリウム(S.typhimurium)および/ またはクロストリジウム・ディフィシレ(C.difficile)の分析のた めに、YSA(Oxoid)またはクロストリジウム・ディフィシレ(C.di fficile)選択的寒天(Oxoid)上に広げた。 ベーターグルカンに富んだ食事を供給した分析は、クロストリジウム・ディフ ィシレ(C.difficile)によるコロニー化に対して有意にいっそう保 護された(表5)。クロストリジウム・ディフィシレ(C.difficile )の糞便レベルは、ベーターグルカンを供給した動物において、チャレンジ後第 1日に、クロストリジウム・ディフィシレ(C.difficile)を供給し た動物において検出されたレベルよりも約2log単位だけ低かった(P<0. 05)。サルモネラ・ティフィリウム(S.typhimurium)の非有意 の減少がベーターグルカン処置マウスにおいて認められたが、サルモネラ(Sa lmonella)種単独を投与したとき1og3の減少が認められた(P<0 .05)。ベーターグルカンの食事とサルモネラ(Salmonella)種の 経口投与との組合わせは、クロストリジウム・ディフィシレ(C.diffic ile)およびサルモネラ(Salmonella)種を投与した双方のマウス と比較したとき、有意な減少を生じた(P<0.05)(表5)。この減少は、 それぞれ、クロストリジウム・ディフィシレ(C.difficile)および サルモネラ・ティフィリウム(S.typhimurium)について、3およ び>4単位に相当した。これは、ベーターグルカンとサルモネラ(Salmon ella)種との組合わせで処置した動物における、体重の喪失および重度の感 染の他の徴候の顕著な改善に対応した。有益な相乗的効果はベーターグルカン単 独により達成しかつベーターグルカンとサルモネラ(Salmonella)種 との組合わせにより増強することができると、結論することができる。 表5 C.difficileまたはS.typhimuriumでチャレンジしたベ ーターグルカン供給マウスに対するサルモネラSalmonella種の経口投 与による病原体の減少 * ベーターグルカンを含有しない食事と有意に異なる(P<0.05)。 ** ベーターグルカンを含有しない食事およびサルモネラ(Salmonel la)種単独と有意に異なる。 実施例5 この実施例は下記の事実を証明する: (i)ベーターグルカン分解微生物は胃腸管内に存在する; (ii)ベーターグルカンの食事への補充は、ベーターグルカン分解微生物(乳 酸産生微生物を包含する)の胃腸内の集団を刺激する。 この研究において、分析(8匹/グループ)にベーターグルカンの食事または 対照食事(表3)を与えた。4週の給餌後、糞便材料を収集し、均質化し、ウィ ルキンス−チャルグレン(Wilkins−Charlgren)ブロス(Ox oid)中で希釈した。希釈した材料をベーターグルカン寒天(表6)上に広げ 、嫌気的に57時間インキュベートした。ベーターグルカン分解微生物により形 成されたコロニーの回りに、透明なゾーンが発生した。 対照食事を与えた動物に関して、ベーターグルカン分解集団の密度はベーター グルカンの食事を与えた動物において100倍までより大きかった(第2図)。 表6 ベーターグルカン寒天の組成 実施例6 この実施例は、ある範囲のベーターグルカンが観察された効果を誘発すること を証明する。多数のサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)から調製されたベーターグルカン、および細菌由来の ベーターグルカンを使用した。粗製の形態およびより精製された形態の双方を試 験した。粗製の形態は、水で2〜3回洗浄し、噴霧乾燥した全細胞嚢であった。 より精製された形態は水で洗浄した調製物から調製し、引き続いてこれをアルカ リ洗浄し、次いで酸洗浄し、次いで水で洗浄した後、噴霧乾燥した。これらの種 々ののベーターグルカンの形態を実験室用媒質中で希釈した糞便ホモジネートと インキュベートし、グルカン寒天(表6)上のラクトバシラスの純粋な培養物を 使用して試験したとき、すべての形態はラクトバシラスにより分解され(表7) 、選択的に利用された。 表7 混合糞便スラリーによるベーターグルカン調製物の発酵 べーターグルカン1 − 水で洗浄したサルモネラ(Salmonella)A 株の細胞嚢。 ベーターグルカン2 − アルカリ−および酸−洗浄したサルモネラ(Salm onella)B株の細胞嚢(調製物1)。 ベーターグルカン3 − アルカリ−および酸−洗浄したサルモネラ(Salm onella)B株の細胞嚢(調製物2)。 べーターグルカン4 − 水で洗浄したサルモネラ(Salmonella)B 株の細胞嚢。 ベーターグルカン5 − 細菌由来の細胞嚢。 NA−分析せず。 実施例7 この実施例は下記の事実を証明する。すなわち、マウス消化管の上部領域にお いて酵母嚢のベーターグルカンの分解は低く、そして動物の盲腸および結腸(こ こでは微生物の集団が最大である)において分解は起こる。3匹のSPF Ba lb/cマウスの2グループに40%w/wの酵母細胞嚢のベーターグルカンを 含有する食事を60時間与えた。マウスを殺した後、胃、十二指腸、回腸、空腸 、盲腸および大便を採取した。胃腸内容物を腸の区画から絞り出し、そして大便 試料を個々に50mMのリン酸塩緩衝液で均質化し、そしてホモジネートの1滴 を顕微鏡のスライド上に置いた。マウスの腸管の試料からのベーターグルカンの 分解を位相差顕微鏡により検査した。ベーターグルカンの顆粒は胃および腸内で 20%より少なく分解されたが、盲腸および糞便ホモジネートにおいて70%よ り大きい分解が認められた(表8)。 表8 マウス腸管内のベーターグルカンの分解 NO−観察されず;わずかの酵母細胞嚢がその領域において観察された。多分、 移行が急速であったためである。 産業上の利用可能性 本発明は、微生物がヒトおよび動物の双方における疾患の原因となる因子とし て同定または提案され、そして胃腸管の有益な微生物相の数および/または活性 を変更することによって、有利に影響を受ける、すべての症状に適用することが できる。 感染性下痢はプロバイオテックの投与により改善されることが示されたので、 本発明はプロバイオテックそれ自体の作用を増強するために、そして単独で経口 投与されるとき、微生物誘発下痢を減少するために、使用することができる。さ らに、本発明は、プロバイオテック単独により影響を受けないことが示された非 感染性下痢に効果的に使用することができる。本発明は、食事に関係する下痢の 問題の影響を減少するとき有効である。 感染性下痢は、原因となる因子が微生物(細菌、ウイルスおよび原生動物を包 含する)であることが示された、急性および慢性の双方の、下痢のすべての症例 を意味する。感染性下痢は、多数の方法で発現することができる:例えば、(a )乳児下痢および老人下痢、(b)抗生物質関連下痢、(c)旅行者下痢、(d )ストレス誘導下痢。 予防および治療の双方の使用を本明細書において記載した。予防的使用は、個 体が、例えば、潜在的問題に暴露されることがあるときの予防に関係づけること ができる:(i)腸が浄化され、次いで望ましくない微生物集団により再コロニ ー化されることがあるときにおける、研究的胃腸検査、(ii)個体をより低い 感染量の病原体により病気にかかりやすくさせることがある、変更した病原体の 負荷または食事の変化を包含する種々の因子のための腸の生態系の変更に暴露さ れた旅行者。治療的使用は、腸の微生物相の望ましくない均衡に関係する確立さ れた症状の治療、または確立された病原体の感染の治療に関する。 要約すると、グルカン調製物は、単独で、あるいはプロバイオテックおよび/ またはプレバイオテック、例えば、オリゴ糖と一緒に、下記の状況において使用 される治療的または予防的使用のための食物または他の調製物の中に含めること ができる: i. 一般的腸微生物相の安定剤として。 ii. 胃腸の微生物相に直接または間接的に関係する臨床的症状、例えば、過 敏性腸症候群(IBS)および炎症性腸疾患(IBD)、クローン病、下痢およ び便秘、結腸癌、睡眠疾患、慢性関節リウマチ、慢性疲労症候群、活動過剰、お よび潰瘍性大腸炎において。 iii.腸の健康の改善。 iv. 有益な活性が増強し、例えば、抗菌剤またはブチレートのレベルが増加 し、かつ有害な活性が減少する、例えば、トキシンの産生が減少するように、微 生物の代謝に直接的に影響を及ぼす。 v. 直接または間接的に胃腸の微生物の複雑な混合物において望ましい微生 物の数に直接的に影響を及ぼす。 vi. 直接または間接的に胃腸の微生物の複雑な混合物において望ましくない 微生物の数に直接的に影響を及ぼす。 本発明者らは、ベーターグルカンおよびオリゴ糖は、腸内の有益な微生物によ り選択的に使用され、これにより引き続いて望ましくない微生物の数を抑制する ことができる炭水化物であることを発見した。 当業者が理解するように、本発明の精神および範囲から逸脱しないで特定の態 様に示した本発明に対して種々の変化および変更が可能である。したがって、本 発明の態様は、すべての面において、例示でありかつ非限定的であると考慮すべ きである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (71)出願人 アーノッツ、ビスキッツ、リミテッド オーストラリア連邦ニューサウスウェイル ズ州、ホームブッシュ、ジョージ、ストリ ート、11 (71)出願人 バーンズ、フィルプ、エンド、カンパニ ー、リミテッド オーストラリア連邦ニューサウスウェイル ズ州、シドニー、ブリッジ、ストリート、 7 (71)出願人 バーンズ、フィルプ、リサーチ、エンド、 ディベロップメント、プロプライエタリ、 リミテッド オーストラリア連邦ニューサウスウェイル ズ州、ノース、ライド、エッピング、ロー ド、67 (71)出願人 グッドマン、フィールダー、イングレディ エンツ、リミテッド オーストラリア連邦ニューサウスウェイル ズ州、グレイズビル、ビクトリア、ロー ド、230、レベル、4 (71)出願人 ギスト−ブロウケイズ、オーストラリア、 プロプライエタリ、リミテッド オーストラリア連邦ニューサウスウェイル ズ州、ムアバンク、ムアバンク、アベニ ュ、9 (72)発明者 パトリシア、リン、コンウェイ オーストラリア連邦ニューサウスウェール ズ州、ラ、ペローズ、グーラワール、アベ ニュ、22 (72)発明者 ロス、クリッテンデン オーストラリア連邦ビクトリア州、チェル トナン、アクセルトン、ストリート、2 /8 (72)発明者 アンダース、ヘンリクソン オーストラリア連邦ニューサウスウェール ズ州、コーギー、キャリントン、ロード、 5/128 (72)発明者 レイチェル、ジェーン、ルーカス オーストラリア連邦ニューサウスウェール ズ州、ダルウィッチ、ヒル、ウィンザー、 ロード、6 (72)発明者 シン、ワン オーストラリア連邦ニューサウスウェール ズ州、ランドウィック、ボタニー、ストリ ート、8エイ/31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ベーターグルカン、それから誘導された化合物またはそれらの混合物を 、単独あるいは他のプレバイオテックおよび/または1または2以上のプロバイ オテック微生物と組み合わせて、動物に供給して、摂取されたとき、ベーターグ ルカンは実質的に利用されないで胃腸管を通過して、微生物の定住集団および/ または、供給された場合、導入されたプロバイオテック微生物によりベーターグ ルカンが利用される胃腸管内の部位にベーターグルカンが到達し、これにより、 乳酸産生微生物の定住集団および、供給された場合、プロバイオテック微生物、 の数および/または活性を増加させる、ことからなることを特徴とする、動物の 胃腸管内の乳酸産生微生物の定住集団を増強する方法。 2. ベーターグルカン、それから誘導された化合物またはそれらの混合物を 、単独あるいは他のプレバイオテックおよび/または1または2以上のプロバイ オテック微生物と組み合わせて、動物に供給して、摂取されたとき、ベーターグ ルカンは実質的に利用されないで胃腸管を通過して、微生物の定住集団および/ または、供給された場合、導入されたプロバイオテック微生物によりベーターグ ルカンが利用される胃腸管内の部位にベーターグルカンが到達し、これにより、 乳酸産生微生物の定住集団および、供給された場合、プロバイオテック微生物、 の数および/または活性を増加させ、そして望ましくない微生物集団を抑制する 、ことからなることを特徴とする、動物の胃腸管内の全体の微生物集団中の望ま しくない微生物集団の増殖および/または活性を抑制する方法。 3. 望ましくない微生物集団が腸の病原体である、請求項2に記載の方法。 4. ベーターグルカンが植物、真菌類、酵母、または細菌に由来する調製物 である、請求項1、2または3に記載の方法。 5. ベーターグルカンがベーターグルカンに富んだ酵母細胞壁の調製物また は全酵母細胞に由来する、請求項4に記載の方法。 6. 酵母がサッカロマイセス(Saccharomyces)である、請求 項5に記載の方法。 7. サッカロマイセス(Saccharomyces)がサッカロミセス・ セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請 求項6に記載の方法。 8. 他のプレバイオテックスおよび/またはプロバイオテック微生物と組合 わせるとき、ベーターグルカンを10%(w/w)までの濃度で使用する、請求 項1〜7のいずれか一項に記載の方法。 9. ベーターグルカンを1%(w/w)の濃度で使用する、請求項8に記載 の方法。 10. 定住乳酸産生微生物がラクトバシラス(lactobacillus )である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。 11. ラクトバシルス(lactobacillus)がラクトバシラス・ フェルメンツム(Lactobacillus fermentum)である、 請求項10に記載の方法。 12. プロバイオテック微生物が、乳酸産生微生物、ビフィドバクテリウム (bifidobacterium)、酵母、またはそれらの混合物から成る群 より選択される、請求項12に記載の方法。 13. 乳酸産生微生物がラクトバシラス(lactobacillus)で ある、請求項12に記載の方法。 14. ラクトバシラス(lactobacillus)がラクトバシラス・ フェルメンツム(Lactobacillus fermentum)である、 請求項13に記載の方法。 15. 酵母がサッカロマイセス(Saccharomyces)種である、 請求項12に記載の方法。 16. プロバイオテック微生物を103〜1013細胞/日の濃度で投与する 、請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
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