JP2001506000A - I型コラーゲン断片のサンドウイッチ測定法 - Google Patents

I型コラーゲン断片のサンドウイッチ測定法

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Abstract

(57)【要約】 コラーゲン分解生成物のサンドウ一イッチ測定法が、特異性が同一である一種の抗体を当該サンドウイッチの両側において使用するかまたはGlu−Lys−Ala−His−Asp−Gly−Gly−Arg(EKAHDGGR)なる配列に含まれるエピトープと反応する第一の抗体および同一であるかまたは異なっていてもよい第二の抗体を使用して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】I型コラーゲン断片のサンドウイッチ測定法 本発明は、体液中のコラーゲン断片の測定法に係る。 コラーゲンとコラーゲン代謝疾患 骨粗しょう症は、ヒトにおける最もありふれた骨疾病である。原発性骨粗しょう 症は、骨折受傷性が増大する疾病であり、骨格骨量の漸進的な減少に起因し、ア メリカ合衆国単独で1500万ないし2000万人が罹患していると推定される 。この疾病の根拠は、骨の再構築、即ち骨組織の形成速度と吸収速度とが年齢依 存的に均衡を失することにある。 アメリカ合衆国においては、毎年ほぼ120万件の骨粗しょう症関連骨折が高齢 者において発生しており、これにはほぼ53万8000件の脊椎圧迫骨折、ほぼ 22万7000件の股関節骨折および相頭数の末梢骨早発性骨折が含まれる。こ のような股関節骨折の12%ないし20%は、重度の傷害と出血を伴うため致命 傷となり、また生存患者の半数は、ナーシングホームのケアーを必要とする。骨 粗しょう症に関連した負傷に起因した全費用は今や、アメリカ合衆国において毎 年少なくとも100億ドルに昇っている(Riggs、New England Journal of Medicine、327:620−627 (19 92))。 骨粗しょう症は、平均して閉経後10年以内において骨量の損失が15%にもな る閉経後婦人に最も多い疾病である。この疾病はまた、男性にも加齢に応じて発 生し、また無月経症の若い女性運動競技者においても発生する。骨粗しょう症が 持つ社会的かつ経済的重要性が増大しているにも拘らず、患者のみならず健常人 の骨吸収速度を信頼度よく測定する方法を利用出来る可能性は極めて低く、限ら れているのである。コラーゲン代謝の異常を伴うまたはこのことに関連した他の 疾病としては、パジェット病、マーファン症候群、骨形成不全症、コラーゲン組 織での新生物増殖、関節リューマチ、骨関節炎や脈管炎が挙げられる。 ヒトコラーゲンには三種類のクラスものが今日までに記載、報告されて いる。クラスIコラーゲンは、I、II、III、VおよびVI型に細分類され 、線維を形成することが知られている。IないしIII型のアミノ酸配列は(こ れまでに解明されている限り)、WO 95/08115の付属書類に示されて いる。 I型コラーゲンは、骨の有機マトリックスの90%以上を占めている。従って、 原則としてI型コラーゲンの分解をモニターすることによって骨吸収速度を推定 することが可能である。同様に、結合織を含む他の疾病の種々の病状も、コラー ゲンの分解を測定することによってモニターすることができる。そのいくつかの 例としては、関節リューマチや骨関節炎に関連したII型コラーゲンおよび脈管 炎症候群におけるIII型コラーゲン分解がある。 ヒトIII型コラーゲンやヒトプロal(II)コラーゲンのアミノ酸配列およ びヒトIII型コラーゲンのプレプロal(III)全鎖及びこれらの相当する cDNAクローンが、いくつかの研究グループによって研究され、その配列が決 定されている;Loilら、Nucleic Acid Research 1 2:9383−9394(1984):Sangiorgiら、Nucleic Acid Research13:2207−2225(1984):Baldw inら、Biochem. J.、262:521−528 (1989);およ びAla−Kokkoら、Biochem. J.、260:509−516(1 989)。 I、IIおよびIII型コラーゲンは,全て生物においては,N−末端およびC −末端ペプチド配列とがコア−コラーゲン分子に結合して成るプロコラーゲン分 子として存在している。プロペプチドは生体内においてはコラーゲン合成の過程 で発生するが、かかるプロペプチドを除去すると、コラーゲン分子中の残存する コア一部の大半は、三重らせん構造を持たない末端テロペプチド配列を有する三 重らせん領域から構成される。これらのテロペプチド配列は、分子の外部におい てコラーゲン線維の分子間架橋部位として重要な機能を有している。このアルフ ァらせん 領域もまた、架橋可能な部位を有している。 分子間架橋は、コラーゲン線維に生物機械的な安定強度を付与するものであり、 かかる架橋の形成は、リジンとヒドロキシリジン残基が相当するアルデヒドに修 飾されることによって開始される。隣接するコラーゲン鎖に位置するこのような 残基の幾つかが、自発的に異なる分子間架橋を形成することになる。コラーゲン テロペプチド上の架橋部位とらせん領域からの架橋部位との正確な位置は既に報 告されている。例えば、Kuehn、K.−Immunochemistry of the extracellular matrix、1:1−29、C RC Press, Inc.、Boca Raton、Florida (1 982)、Eyre、D.R.、Ann. Rev. Biochem.、53:7 17−48 (1984)またはアメリカ合衆国特許第5140103および第 5455179を参照のこと。更には、I、IIおよびIII型コラーゲンにお ける潜在的架橋可能部位のアミノ酸配列が、以下に掲げる表1に示してある。 線維性タンパク質であるコラーゲンおよびエラスチンは、リジンとヒドロキシリ ジン側鎖からのアルデヒド生成に依拠した特異的機構によって架橋されている。 四つの相同架橋位置がI、IIおよびIII型コラーゲンの分子において明らか にされている(総説としてKuehn、K.−Immunochemistry of the extracellular matrix、1:1−29 (1982)を参照)。二つはアルデヒド部位であり、その内の一つは各テロペ プチド中にある。残りの二つの部位は、ヒドロキシリジンであり、これは分子の 各端末からほぼ90個の残基に対称的に位置している。コラーゲン分子がパック して線維を形成した場合、らせん領域に存在する後者の部位は、一列に配列して 隣接する分子中のテロペプチドアルデヒドと反応する。3−ヒドロキシピリジニ ウム残基がヒドロキシリジン由来アルデヒドに起因する成熟架橋であるという強 力な証拠がある。しかしながら、もう一つの経路たるリジン残基からのアルデヒ ド生成に由来する成熟架橋残基は知ら れていない。 以下において議論するEP−039426に示された式で図示される様に、かか る二つの3−ヒドロキシピリジニウム架橋は、ヒドロキシリジジルピリジノリン (また単に”ピリジノリン”としても知られている)およびリジルピリジノリン (また”デオキシピリジノリン”としても知られている)であることが判明して いる。これらの架橋化合物は、当然のことながら蛍光を有する。いくつかのヒド ロキシリジルピリジノリン架橋は、例えばEP−A−0424428において議 論されているように糖化されていることが知られている。 しかしながら、Lastら、Int. J. Biochem. Vol. 2 2、No. 6、pp 559−564、1990において報告されているよう に、その他の架橋もコラーゲン中に存在している。従来技術によるコラーゲン分解測定法 これまでに、種々の生化学的マーカーを測定することによる生体内でのコラーゲ ン分解をモニターする方法が幾つか開発されてきたが、かかる生化学的マーカー の幾つかはコラーゲンの分解生成物であった。 例えば、大半がコラーゲンや骨および他の全ての結合織での主要構造タンパク質 に限定されたアミノ酸であるヒドロキシプロリンが、尿中に排出される。その排 出速度は、下記において議論するようにいくつかの症状、特に骨交代が大幅に増 大する代謝性骨疾病であるパジェット病において増加することが知られている。 このような理由によって、尿中のヒドロキシプロリンが、コラーゲン分解のアミ ノ酸マーカーとして汎く使用されてきた;Singer、F.R.ら、Meta bo1ic Bone Disease,Vol. II (eds. Avi oli、L.V.およびKane、S.M.)、489−575(1978)、A cademic Press、New York。 アメリカ合衆国特許第3600132号においては、コラーゲン代謝の 変動をモニターするために、例えば血清、尿、腰椎液やその他の細胞間液等の体 液中のヒドロキシプロリンを測定するための方法が開示されている。この特許は 、ヒドロキシプロリンがパジェット病、マーファン症候群、骨形成不全症、コラ ーゲン組織での新生物増殖や種々の小人症などの病理症状に関連したコラーゲン の同化または異化が増大したことと相関関係がある旨陳述している。 パジェット病に関連した骨吸収はもまた、骨コラーゲンの分解後に尿中に排出さ れるヒドロキシプロリン含有小型ペプチドを測定することによってもモニターさ れてきた;Russelら、 Metab. Bone Dis. and R el.Res. 4 and 5、2250262(1981)、およびSing er、 F.R.ら、上記。 パジェット病の場合、尿中のヒドロキシプロリンが増大することは、その大半が 骨分解に由来する;しかしながらヒドロキシプロリンは、通常は骨分解の特異的 指標としては使用することは出来ない。尿中のヒドロキシプロリンの多くは、新 しいコラーゲンの合成に由来するものであり(新たに合成されたタンパク質の相 当量は、分解され、組織織に組み込まれることなく排出される)、またいくつか の血液タンパク質やそのたヒドロキシプロリンを含有するタンパク質の交代に由 来するのである。 更には、タンパク質分解に由来した遊離のヒドロキシプロリンのほぼ80%は、 肝臓で代謝され、決して尿中には現れることはない。Kiviriko、K.I .、Int. Rev. Connect. Tissue Res. 5:9 3(1970),およびWeiss、P.H.およびKlein、L.、J. C lin. Invest. 48:1 (1969)。ヒドロキシプロリンは、 骨吸収に特異的ではないとしても、骨中のコラーゲンに特異的であると同様に骨 粗しょう症の優れた一つのマーカーであるが、取り扱いが面倒である。 ヒドロキシプロリンとその糖化誘導体は、何れもコラーゲン性タンパク質に特有 のものであり、コラーゲン分解のマーカーとしてはヒドロキシプロリンよりも正 確であるものと考えられてきた。しかしながら、ヒド ロキシプロリンについて上記した同じ理由によって、ヒドロキシプロリンとその 糖化物は、骨吸収については同程度に非特異的マーカーであろう;Krane、 S.M.およびSimon、L.S.、Develop.Biochem. 2 2:185 (1981)。 他の研究者は、関節疾病におけるコラーゲン分解の指標として尿中での架橋性化 合物である3−ヒドロキシピリジニウムを測定している。その背景事情について は例えば、Wu and Eyre、 Biochemistry、23:18 50 (1984):Blackら、Annals of the Rheuma tic Diseases、Dermatology、16:964 (198 9)を参照のこと。本発明とは異なって、これらの先行研究者らは、体液由来の ペプチドを加水分解し、次いで遊離の3−ヒドロキシピリジニウム残基を探索、 測定しているのである。 I、IIおよびIII型コラーゲンの分解を測定するための方法が、EP−03 94269およびアメリカ合衆国特許第4973666号および5140103 号において開示されている。しかしながら、これらの特許は、架橋物である3− ヒドロキシピリジニウムを含むコラーゲン断片に限定されたものである。更には 、上記した測定法は、当該方法において抗体の製造と抗原のために使用する3− ヒドロキシピリジニウムを尿から精製するには面倒で、複雑な操作を必要とする 。 つい最近になるまでは、アメリカ合衆国特許第4973666号および5140 103号において記載された問題解決法を用いた臨床データは殆ど入手・利用可 能ではなかった。特に、I型コラーゲンの3−ヒドロキシピリジニウム含有テロ ペプチドの尿中濃度(上記した特許において記載された方法で測定された)と現 実の骨損失(骨デンシトメトリによる反復測定結果から測定)との相関関係に関 するデータは、これまでに全く報告されていない。しかしながら、つい最近Mc Clungら(JBMR(1996)11:129)は、かかる特許に基づいた 実用的・商業的NTx測定法が骨損失とは相関しない旨結論ずけている。より具 体的に言えば、NTxは、健常な人においては骨損失とは相関関係がなく、また 治療に応答した骨変化を予見することが出来なかった。Gertzら(JBMR (1994) 9(2): 135−142)は、ベースラインNTx測定値と 骨損失との間には有意の相関関係が全くないことおよび抗骨吸収治療の過程にお いてNTxの変化と骨損失との間には全く有意の相関関係がないことを報告して いる。 Garneroら(JBMR(1996) 11(10): 1531−1537 )は、NTxは、股関節骨折を予見するものではないが、他の生化学的マーカー は股関節骨折のリスクがほぼ100%増大することと関連している旨報告してい る。 3−ヒドロキシピリジニウム含有テロペプチドが尿中に存在することは、骨吸収 プロセスの前の種々の時点でかかる特異的架橋構造が骨組織において適当に形成 されることを必要とする。かかるプロセスに関しては殆ど情報が得られておらず 、架橋構造の正確な形成に依存することを回避することが望ましいことになろう 。 英国特許出願第2205643号は、III型コラーゲンに由来するN−末端テ ロペプチドの体液中濃度を測定することによって体液中でのIII型コラーゲン 分解を定量的に測定することができる旨述べている。この方法は、III型コラ ーゲンを最近コラゲナーゼで分解することによって遊離させたN−末端テロペプ チドに対して生成せしめた抗体を使用するものであるが、かかるテロペプチドは 標識化して、本方法に使用するのである。 Schroeter−Kermaniら、Immunol. Invest. 19: 475−491(1990)は、IおよびII型コラーゲンのBNBr 断片を用いた免疫学的測定システムを記載している。ペプシン−可溶化コラーゲ ンを利用し、当該テロペプチドを組織中に残しておくのである(上記英国特許出 願第2205643号を参照)。従って、かかる断片と断片から生成せしめた抗 体との間に一意関係は全くない。更には、この参考文献は、抽出組織標本に関す る測定結果を記述し ているにすぎない。 ペプシン−可溶化I型コラーゲンに対して生成させたモノクローナル抗体の開発 は、Werkmeisterら、Eur. J. Biochem. 1987 :439−443 (1990)に記載されている。この抗体は、いくつかの組 織区域の免疫組織化学的染色を行うため及び細胞培養液中のコラーゲン含量を測 定するために使用するのである。かかる測定は体液については行われない。 ヨーロッパ特許出願第0505210号は、I型コラーゲンから生成した架橋C −末端テロペプチドで免疫処理することによって抗体試薬を開発することを記載 している。この免疫抗原は、ヒト骨コラーゲンを最近性コラゲナーゼで可溶化す ることによって作成する。かくして調製された抗体は、架橋しているまた架橋し ていないテロペプチドの双方およびピリジノリン以外の架橋化合物と反応する能 力を有する。 コラーゲン分解は、いくつかのプロコラーゲンペプチドを定量測定することによ って測定することができることを示す報告が多数存在する。プロペプチドは、テ ロペプチドやコラーゲンコア−のアルファらせん領域とからはプロコラーゲン分 子中での位置および生体内での解裂のタイミングとによって識別・分別される; アメリカ合衆国特許第4504587号;アメリカ合衆国特許第4312853 号;Pierardら、Analytical Biochemistry 1 41:127−136 (1984);Niemela、 Clin.Chem. 31/8:1301−1304 (1985);およびRohdeら、Euro pean Journal of Clinical Investigati on、9: 451−459 (1979)。 ヨーロッパ特許出願第0298210号および第0339443号の双方が、I II型プロコラーゲンペプチドおよびその断片の免疫学的測定を記載している。 更には、プロコラーゲンの測定に基づいた方法が、ヨーロッパ特許出願第046 5104号において開示されている。 免疫学的試薬を開発するためにIX型コラーゲンから誘導された配列を 有する合成ペプチドを使用することが、PCT特許出願第WO 90/0819 5号に開示されている。同様に、この出願においては、体液中のIX型コラーゲ ン断片を測定するためにかくして産生せしめた抗体を使用する用途が記載されて いる。 アメリカ合衆国特許出願第4778768号は、滑液試料中のプロテオグリカン モノマーまたはその抗原性断片を定量することからなる、関節軟骨の変化を測定 する方法に係る。 Dodge、J. Clin. Invest. 83:647−661 (1 981)は、巻きが解けたアルファ鎖とヒトとウシII型コラーゲンの臭化シア ン誘導ペプチドと特異的に反応するポリクローナル抗体を使用したII型コラー ゲン分解を解析する方法を開示している。コラーゲンの分解生成物は、体液には 検出されていないが、但し組織化学的に細胞培養物の染色することによって、即 ち”インシツ”検知法によった場合である。 WO 94/03813は、試料中のコラーゲンまたはコラーゲン断片を検出す るに際して、コラーゲンの非らせんC−末端またはN−末端領域に相当する合成 線状ペプチドを含む結合パートナーを当該合成線状ペプチドに対する抗体と試料 と共に一緒に培養することおよびこの結合パートナーとに抗体との結合量を測定 することからなる、前記コラーゲンまたはコラーゲン断片を検出するための競争 的免疫測定法を記載している。 WO 95/08115は、体液中のコラーゲン断片を合成ペプチドと反応性を 有する抗体と反応させることによって測定する測定方法に係る。この測定法は、 試料とかかるペプチドとが一種の抗体、可能ならばコラーゲンのコラーゲナーゼ による分解によって得られたコラーゲン断片に対して産生させたポリクローナル 抗体を目指して競争する競争測定法であってもよい。又はその代わりに、かかる 合成ペプチドに対して産生させた抗体、可能ならばモノクローナル抗体を使用す る測定法であってもよい。 WO 91/08478において開示しているように、体液中、特に尿中に認め られるある特定の種類のペプチド断片は、下記する式で表される: 上式において、K−K−Kは、ヒドロキシピリジニウム架橋を表すものと開示さ れているが、現実には、天然に存在する如何なる架橋であってもよく、具体的に は、Lastらの上記にて参照した報告書において議論された如何なるものであ ってもよい。 さらに以下において議論するように、上記したよりもの小型のペプチドを含むよ り大型のペプチド断片も、この文献に開示されている。 体液中でのかかる”ペプチド”断片の割合は、等しいアミノ酸配列を有するペプ チド、例えば式1で表されるペプチドに、式中のアスパラギン酸をイソアスパラ ギン酸に異性化することによって関連ずけられる。本発明者らは本明細書におい ては、当然ながら異性化は、かかる化学種がもはやペプチドとは正当に見なされ ないのであるから、”ペプチド”を引用符で表すこととする。 アスパラギン酸を含むタンパク質の異性化は、以前に生理学的条件下で生起する 自発反応であると報告されている。 例えば、Brennanら、Protein Science 1993、2、 331−338、Galletiら、Biochem. J.1995、306 、313−325、Lowensonら、Blood Cells 1988、 14、103−117およびOliyaら、Pharmaceutical R esearch、 Vol. 11、No. 5、1994、p.751を参照 のこと。 かかる異性化は、健常なタンパク質においてはペプチド結合を介して結合してい るアスパラギン酸のアルファカルボン酸から見てカルボキシ末端の方向にアスパ ラギン酸残基の下流に位置するペプチド鎖を下記に図 示するように非ペプチドアミド中の側鎖カルボン酸に転位させる効果を有する: この非ペプチド結合アスパラギン酸残基は、”イソアスパラギン酸”即ちβ−ア スパラギン酸(βD)と称する。 同様の異性化が、アスパラギン残基を含むタンパク質においても生起し得る(即 ち、上記反応様式において出発タンパク質の−OHの代わりに−NH2と共に生 起する) 上記した発見が行われた結果、かかる異性化が骨組織においても生成し得ること および異性化の程度・度合いが関連する骨組織の年齢のマーカーとなることが期 待されることが明らかとなった。 更には、骨ペプチド断片中にかかる異性化ペプチドが存在することによって、当 該断片が現実に骨分解に由来するものであって、何らかの他の原因、例えば決し て骨に組み込まれることがない、新たに形成されたコラーゲンの分解などに由来 しないことが確認されたことになる。 J.MacekおよびM.Adam、”Determination o f collagen degradation products in h uman urine”、Z. Rheumatol. 46:237−240 (1987)は、分子量が10、000以上のピリジノリンを含有したコラー ゲン架橋結合ペプチドが尿中に存在することを報告しているが、かかるペプチド 鎖のアミノ酸配列に関する情報や当該断片が属するコラーゲンの種類について報 告は全く行っていない。 上記したように、WO91/08478は、I型コラーゲンの断片が多数尿中に おいて発見され得ることを開示している。かかる断片には、ヒドロキシリジルピ リジノリンまたはリジルピリジノリンの何れかであり得るピリジニウム架橋が含 まれる。この架橋に結合しているのが、コラーゲン分子に由来する特定の配列を 有するペプチド鎖であり、この架橋には、ペプチド鎖を有する三つの点がある。 上記式Iで表される断片は(WO91/08487における式IV)、二つの鎖を 有しており、それぞれの鎖はEKAHDGGRなる配列を持つ。他の二つの断片 は、WO91/08748に記載されているが、それぞれこの明細書の式IVで 表される、式Vのものよりもアミノ酸数が7つ長いこと以外は同一配列を有する 第三番目の鎖を有している。I型コラーゲンのこれらの鎖のアミノ酸配列は既に 、上記した他の文献において報告されており、コラーゲン分子の間に三価架橋の 箇所を有する。WO91/08747の式ICおよびVにおいて示されたかかる 三番目の鎖は、架橋箇所でのコラーゲン鎖に相当するものではなく、使用された 単離操作の結果に起因した過ちであるものと信じられている。 信頼のおける式が与えられている唯一の断片は、二つの同一のペプチド鎖を有す る式VI(本明細書における式1と同等)で表される断片である。 DE−A−4225038は、体液中のコラーゲン分解生成物のサンドウイッチ 測定法を開示している。抗体は、アミノ酸の線状配列を含むハプテンで免疫する ことによって産生することができる。提案された一つの配列は、FDFSFLP (SEQ ID No.2)であり、もう一 つは、PPQEKAHDGGR(SEQ ID No.3)である。但し、これ ら二つの配列は、このサンドウイッチ測定法い使用する二種類の骨愛を産生させ るために組合せて使用しないよう示唆されている。実際のところPPQEKAH DGGRなる配列が記載されているものの、この配列に対して産生させた抗体は 、一切具体的に記載されておらず、従ってこれら配列の現実の有用性について一 切記載されていない。唯一記載された具体的なサンドウイッチ測定法は、C−末 端配列であるFDFSFLPに対する抗体を配列GMKGHRGF(SEQ I D No.4)(螺旋領域架橋部位に由来する)に対する抗体と組合せるものであ る。しかしながら、DE−A−4225038は、配列FDFSFLPに基づい た測定法とICTP測定法として知られている商業的測定法とを使用して得られ た二つの結果の間には近似した相関関係が存在する旨主張している。しかし、血 清でのICTP測定法は、得られた結果が治療処置の効果をうまく追跡できない という点で骨吸収を反映していないように思われる(Hassagere al . Calcif.Tissue.Int. (1994) 54:40−33 )。このことは勿論、配列FDFSELPを含む分子の血清中の数は、有用な態 様で骨吸収を反映しないことを意味するのであろう。 ところで本発明者らは今や、体液が現実に配列EKAHDGGRのみならず更な るアミノ酸残基をも含有するより大型のコラーゲン断片を含んでいることを確認 したのである。これらの断片は、架橋に結合した三番目の鎖に存在する可能性が あるが、二つの鎖は配列EKAHDGGRを組み込んでおりおよび/または配列 EKAHDGGRのN−アミノ酸の延長として、これら二つの鎖の一つまたは双 方ともかかる配列を含有している。 本発明者らはさらに、驚くべきことに単一のコラーゲン分解断片に対する二つの 異なる抗体を結合することが可能であり、しかも抗体の双方が配列EKAHDG GRのエピトープまたはその変異体に対して特異的であることを見出したのであ る。 従って本発明は、コラーゲンアミノ酸配列EKAHDGGRまたはその異性化お よび/またはラセミ化変異体に位置する第一のエピトープと反応性を有する第一 の抗体およびコラーゲン断片中に位置する第二のコラーゲンエピトープと反応性 を有する第二の抗体とを使用するサンドウイッチ測定法によって、試料(例えば 一種の体液)中において前記コラーゲン断片集団の量を測定することからなるI 型コラーゲン吸収速度を測定する方法を提供するものである。 好ましくは、この測定法を実施する体液は、尿以外のものである。 好ましくは前記エピトープは、配列AHDGGRまたは前記したその変異体(S EQ ID No. 7)において処理するのである。 選択的には、前記した第二のエピトープは、同一または異なるコラーゲン鎖の前 記第一のエピトープを基準としてN−アミノ末端の方向に位置する。その場合、 少なくともアミノ酸配列FDFSFの一部を含む可能性がある。 この測定法は従って、配列FDFSELPおよび配列EKAHDGGRとに依拠 することができる。 好ましくは、この測定法で検出される断片の分子量は、1550Da以上であり 、粗に好ましくは5000Daである。しかしながら、当該断片の分子量は、1 000Daまたは25000Daを上回っていてもよい。 前記第二のコラーゲンエピトープは、好ましくはアミノ酸配列EKAHDGGR またはその異性化および/またはラセミ化変異体にも位置する。前記エピトープ のそれぞれは従って、好ましくは架橋に結合した各々のアミノ酸鎖の中に存在す る。好ましくは前記した各エピトープは、アミノ酸配列EKA−βD−GGR( SEQ ID No. 5)内に位置する。使用する抗体は、好ましくはそれぞ れの場合、アミノ酸配列EKA−βD−GGRを含むペプチド類縁体に対して産 生せしめたモノクローナル抗体である。 本発明は、コラーゲン分解生成物のサンドウイッチ測定法であって、特 異性が実質的に同等である抗体、例えばコラーゲン、特にI型若しくはII型ま たはIII型コラーゲンのC−またはN−テロペプチド領域内部の同一アミノ酸 配列に対してそれぞれ特異的である抗体ををサンドウイッチの両側で使用する前 記サンドウイッチ測定法をも含む。 抗体の一つまたは双方は、WO96/36645において記載されているmAb 1H11であるかまたはこの抗体に対する特異性が類似している、例えば前記m Ab1H11が免疫学的な反応性を有する代謝物に含まれたエピトープに対して 特異性が類似していてもよい。 また別の局面において、本発明は、試料中におけるコラーゲン分解産物の濃度を 測定する方法において、生体内でのコラーゲン分解に際して直ちに生成するN− 末端テロペプチド断片内のエピトープと免疫学的反応性を有する第一と第二の免 疫学的結合パートナー(これらは相互に同一かまたは異なる)を用いたサンドウ イッチ測定法を実施することからなる前記測定方法を含む。かかるN−末端断片 は、アメリカ合衆国特許第A−5455179号に記載されているものであって もよくまた抗体の一つまたは双方ともmAb1H11であるかまたは特異性が同 一であってもよい。第二の抗体は、mAb1H11エピトープ配列を有するI型 コラーゲン分解生成物中のエピトープ含有アミノ酸配列架橋と反応性を有してい てもよい。従って、当該断片はI型コラーゲン断片であってもよい。好ましくは 、かかる抗体の少なくとも一つは、異性化アスパラギン酸またはアスパラギン残 基を含むエピトープに対して特異的である。抗体の製造 配列EKAHDGGRに反応性を持つ抗体の製造は、モノクローナル抗体を製造 する方法を含めWO95/08115において記載されている。WO/96/3 0765において記載されているように、かかる配列は、アスパラギン酸残基に おいて異性化していて、そのβカルボン酸基を介して次のグリシンと結合してい てもよく、かかる異性化配列に対するモノクローナル抗体の製造も前記文献に教 示されている。PCT/EP9 7/04372において記載されているように、直鎖配列または異性化配列の何 れもアスパラギン酸残基においてラセミ化していて、一つまたは二つの鎖とも直 鎖状にまたはβカルボン酸基を介して結合したD−アスパラギン酸を含むことに なっていてもよい。直鎖またはイソ−D型の配列に対するモノクローナル抗体の 生産は、WO95/08115またはWO95/30765において記載された 方法に類似した方法によって実施すればよい。このようなモノクローナル抗体は いずれも、特異性が同一である前記抗体のいずれかまたはその双方として本発明 において使用することができる。一般的にいって、一つの抗体をある基質、即ち 固体または粒状の支持体に結合させ、残りの抗体を直接的または間接的標識に結 合させる。 本発明に使用する第二の抗体は、細菌性コラゲナーゼで処理したコラーゲン(C TC)で免疫化し、次いで選別した一種のペプチド配列、例えば下記するような 、配列EKAHDGGRの上流(即ち、N−末端方向に)位置するコラーゲン配 列から選別したペプチド配列と反応性を有する抗体を分泌させることによって産 生せしめたモノクローナル抗体であってもよい。この場合好ましくは、当該配列 は免疫原性配列FDFSELを包含するものである。かかる目的のために好まし いペプチドは、この配列FDFSELにその一端またはより好ましくはその両端 においていくつか付加的アミノ酸をプラスしたもの、例えばCSAGFDFSF LPQPPQE(SEQ ID No.6)を含むペプチドである。またはその 代わりに、免疫化を公知の技法に従って当該ペプチドそれ自体を適当なキャリア ーに複合させたもので実施してもよい。 エピトープが二つとも同一のアミノ酸配列、例えばEKAHDGGRまたはその 変異体に含まれている場合は、抗体は二つとも同一であるかまたは同一の態様で 産生させればよい。 モノクローナル抗体の製造方法は、当該技術分野においてすでに公知となってい る。例えば、Campbell、A.M.、Laboratory Techn iques in Biochemistry and Molecular Biology、Vol. 12 (1986)を参照の こと。合成ペプチドまたはその異性化若しくはラセミ化変異体に対する抗体を免 疫化によって製造することも可能である。しかし、かかる化合物の分子量は比較 的小さいためにハプテンをキャリアー分子に複合させることが好ましい。適当な キャリアー分子としては、以下に限定されないが、ウシ血清アルブミン、チログ ロブリン、オボアルブミン、破傷風トキソイドやキーホルリンペットヘモシアニ ンなどが挙げられる。 好ましいキャリアーは、ウシ血清アルブミンである。かかるハプテンをその最も 免疫原性の強い形で免疫化動物の抗体産生細胞に提示するためには、多数の抗体 結合プロトコールを使用することができる。適当な方法としては、以下に限定さ れないが、グルタルアルデヒド、カルボジイミドや過ヨーソ酸が挙げられる。好 ましい結合剤は、グルタルアルデヒドおよびカルボジイミドである。 抗体の製造はまた、自然免疫化を含むコラーゲンまたは注入アジュバントによる 免疫化を含む従来公知の方法によって実施してもよい。アジュバントの例として は、以下に限定されないが、水酸化アルミニウム、フロインドアジュバントおよ び免疫促進複合体(ISCOMs)が挙げられる。ISCOMsは、Morei n.B. et al.、Nature 308:457−460(1984) によって報告されている方法に従って製造することができる。 ハプテン−キャリアー分子に対するモノクローナル抗体またはポリクローナル抗 体のいずれも製造することができる。モノクローナル抗体の製造のためには、マ ウスを免疫化することが好ましい。免疫化した動物の脾臓細胞を採取し、ホモジ ネートとし、次いでポリエチレングリコールの存在下でガン細胞と融合せしめコ ラーゲン由来の異性化ペプチド断片に対して特異的なモノクローナル抗体を産生 する雑種細胞を作成する。適当なガン細胞としては、以下に限定されないが、骨 髄腫、肝ガン、ガン腫および肉腫細胞が挙げられる。モノクローナル抗体製造の ついての詳細な記載説明は、Goding、J.W.、 Monoclonal A ntibodies:Principles and Practices、( 1986)において述べられている。好ましい予備探索プロトコールは、合成ペ プチドまたは異性化若しくはラセミ化ペプチドをキャリアーに複合させるかまた はマイクロタイタープレートの固体表面に塗布したものを使用することからなる 。 ポリクローナル抗体の製造については、ことなる動物種を免疫化すればよい。適 当な動物種としては、以下に限定されないが、ヒヨコ、ウサギやヤギが挙げられ る。ヒヨコとウサギが好ましい。 かくして製造した抗体は、適当な配列を有する合成ペプチドまたはペプチド類縁 体を用いて反応性を試験することによって本発明に従って使用するための適否に ついて検索すればよい。 抗体断片は、当該技術分野において公知である方法によって製造される(E. Ishikawa、Journal of Immunoassay 3:20 9−327 (1983)を参照のこと)。 架橋部位の配列に対して相当する天然のコラーゲン断片を認識する抗体を産生せ しめる能力を実質的に失わせることなく、一つ以上のアミノ酸残基を欠失させる かまたはこ付加させることが可能である。より長いコラーゲン断片および/また はキメラペプチド類縁体を使用して、かくしてかかる抗体を産生させることも可 能である。また、抗体認識にとって重要ではない一つ以上のアミノ酸を置換する ことも可能である。 合成ペプチドペプチド類縁体を調製することは、当該技術分野において公知であ る手法に従って、例えば一般的に”メリフィールド合成”と称される固相ペプチ ド合成技法によって実施すればよい。また古典的な液相技法も使用出来る。 本発明に従ったサンドウイッチ測定法は、これまで公知のサンドウイッチ測定法 の型式の何れによっても実施することができる。かかる方式としては、一種の抗 体を固体の支持体に付与し、もう一つの抗体をラジオ−アイソトープ標識の使用 を含む多くの公知の方法の一つで標識化する方式が含まれる。例えばラジオアイ ソトープ標識化、蛍光標識化または ELISAなどの標準的検知プロトコールを用いた免疫測定法を実施するため用 いられる抗体および表示試薬は、当該測定法対して必要な成分と使用上の注意を 含むキットとして販売供給されているものが好都合である。本発明の一つの実施 態様においては、かかるキットは、該当する抗体で塗布されたマイクロタイター プレート、標準曲線を作成するための標準溶液、分析試験の品質検査を行うため の体液(例えば血清)対照液、セイヨウワサビパーオキシダーゼなどの酵素と複 合化するかまたは標識化処理された、検知するべき断片中の第二のエピトープと 反応性を示す第二の抗体、基質溶液、停止液、洗浄緩衝溶液および標準操作法を 含んでなる。 二つの抗体とも、例えばラテックスエマルジョンで微小粒子に結合せしめられて おり、その結果抗体とターゲットとの結合が起きると凝集反応が生起し、光の透 過または散乱測定など公知の方法によって観察することができる。 しかしながら、これら二つの抗体は、一つの抗体がマイクロタイターまたはマイ クロビーズなどの他の形状固体支持体など捕捉基質と結合する前に試料と混合す ることもできる。このような使用を行うために、一つの抗体を捕捉基質に親和性 を有しているためこれに捕捉される捕捉部位と結合させればよい。もう一つの抗 体は直接または間接標識に結合させておくことが好ましい。 かかる捕捉部位は、例えばビオチンであってもよい。ビオチン化された抗体は、 アビジンまたはストレプタビジンを有する捕捉基質に捕捉される。 かかる方式を使用することは、各抗体の特異性が同一化または重複していて、検 出するべきコラーゲン分解断片のそれぞれにおいて同一化または相互に干渉する エピトープが存在する場合に特に適当である。ターゲット断片をかかる抗体のう ちの一つに添加すると、エピトープの双方が第一の抗体に結合し、その結果第二 の抗体はこれを添加しても結合することはない。このことは、第一の抗体を固体 表面に固定化した場合でも 起こり得る。抗体の双方とも同時にターゲット断片と混合した場合、第一の抗体 、ターゲット断片および第二の抗体とを含むサンドウイッチを生成させることが できる。このサンドウイッチを次に一つの抗体の表面に存在する捕捉部位を介し て捕捉基質に結合せしめられ、かくして捕捉されたサンドウイッチを他の抗体の 標識を介して検出することができる。従って本発明は、また別の局面において下 記することからなるサンドウイッチ測定法を実施する方法を提供する:即ち、 −抗原として少なくとも二つの類似したエピトープを含む一つのターゲット抗原 を前記二つのエピトープと反応性を有し、捕捉部位と結合してある第一の抗体と 混合し、次いで前記二つのエピトープと反応性を有し、標識と結合してある第二 の抗体と混合し、その結果第一の抗体/ターゲット抗原/第二の抗体であるサン ドウイッチを形成せしめ、前記第一の抗体の前記捕捉部位に対して親和性を有す る捕捉基質に前記サンドウイッチを捕捉させること−および ―第二の抗体の標識を検出することによって前記サンドウイッチの捕捉を測定す ること。 免疫測定法は、合成した異性化および/またはラセミ化ペプチド類縁体を使用し て構築するため、適当な生物学的液中における相当するコラーゲン断片配列の割 合・比率を、その個別の数値と全体の数値と合わせて測定することが出来るので ある。即ち、かかる測定法を抗体を含めるよう設計し、その結果いくつかのイソ アスパラギン酸および/またはラセミ化ペプチド類縁体および選択的には天然の ペプチド配列を含む断片を測定するかまたは単一のイソアスパラギン酸および/ またはラセミ化ペプチド類縁体の配列またはこれらの如何なる所望の組合せをも 測定することが出来るようにしてもよい。 本明細書において特定したペプチドを骨吸収の指標として使用する以外に、同一 人から採取した同一のまたは他の適当な生物学的液体中において骨形成のマーカ ーを実質的に同時に測定することによって、骨の代謝平衡を遊離に測定できるの である。”実質的に同時に”なる表現は、同一 日、好ましくは4時間以内を意味する。例えば、このようなマーカーとしては、 オステオカルシン(BGPの骨GLAタンパク質としても知られている)、I型プ ロコラーゲンのプロペプチド、骨アルカリ性ホスファターゼおよび全アルカリ性 ホスファターゼが挙げられる。これらのマーカーを測定する方法は、例えばDe lmas.P.D.ら、J. Bone Min. Res. (1986) 1: 333−337において見出すことができる。 本発明の測定法は、分解が生起した場合コラーゲン由来ペプチドおよび異性化お よび/またはラセミ化ペプチド類縁体を生成する組織の代謝状態を決定するため の一つの指標を提供するものであり、多くの状況において有用である。かかる測 定法は、過剰の骨吸収を示す被験者の異常な病状を判定するために使用してもよ い。このことは、骨粗しょう症の症状または悪性疾患の転移進行の存在を明らか にする可能性もある。過剰の骨吸収によって特徴ずけられる他の病状としては、 パジェット病や上皮小体機能亢進症が挙げられる。 添付する図面は本発明の方法によって得られた結果を示すものである。: 図1は、実施例5において得られた補正曲線を示す; 図2は、実施例6において本発明に従って測定した結果を示す; 図3は、実施例6において得られた比較データを示す。 本発明の実施を下記する実施例によって具体的に説明する。実施例1 本発明は、血清中においては、EKAHDGGRなる配列または上記したごとき その変異体に存在するエピトープを包含しかつその分子量が以前尿中において確 認された断片よりも大きいコラーゲン断片がいくつか存在するため、かかる血清 断片がサンドウイッチ測定法において第二の抗体の対象となる付加的なアミノ酸 残基を含むことが証明される、という知見に部分的に基づくものである。かくし て発見された上記したコラ ーゲン断片は、骨吸収の過程において産生されるものであり、従ってかかる断片 の定量は、骨損失の速度を推定するために利用可能である。かかるテロペプチド 断片の副集団は、これまでに測定されたことはなかった。 このようなコラーゲンのより大きい抗原断片が存在することを、本実施例におい て証明することとする。 非異性化L−アスパラギン酸を含有するアミノ酸配列であるEKAHDGGRに 対して産生させたモノクローナル抗体MabA7と反応性を有する抗原は、前記 抗体を用いて親和性により精製した。かかる抗原の供給源として血清と尿を用い て、別の精製も行った。 親和性により精製した尿抗原200μlを4℃にてスーパーデックスTM(Su perdex)75HRに適用した。溶出は、流速をほぼ0.3 ml/min として行ったが、1ミリリットルフラクションを集め、各フラクションの15μ lを被覆したプレートに移し、CrossLapsTM尿ELISAにて測定した 。 用いたCrossLapsTM測定法は、ポリクローナル抗体血清を利用した競合 測定法であって、EKAHβDGGRなる配列を有するペプチドを、マイクロタ イタープレートのウエルに固定化し、試料のコラーゲン断片に対して産生させた 血清中の抗体に対して競合する測定法である。血清抗原は、同様にして分析した 。 ヒト尿抗原は、17ml当りの充分に限定された(狭い)ピークに溶出されるよ うに思われた。相当する血清抗原(6E−セファロースデ親和性精製された)は 、それより直前に16mlにて溶出されたが、ピークはより幅が広かった(13 −18ml)。 これらの結果から、尿抗原の分子量は均質性が高いことおよび血清は分子量が尿 中のものより大きい抗原の集団を含んでいることが明らかとなった。これらの血 清抗原は、下記する実施例において更に詳細に検討することとする。実施例2 健常な24才の男性ドナーから採取したヒト血清(HS)90mlをうず巻き混 合器で混合し、それぞれが5mlずつの均等量のプール18個に分注した。三つ の分注液をELISA測定を行うまで4℃に保持した。残りの15個の分注液は 、SpectrumTM透析チューブ(DispoDialyzerTM)にて4℃ で四日間PBSに対して強度に透析処理した。 三つの分注液を分子量カットオフ(MWCO)が1000Daのチューブで透析 し、また三つの分注液をMWCOが3500Daのチューブで透析し、さらに三 つの分注液をMWCOが5000Daのチューブで透析し、三つの分注液をMW COが10000Daのチューブで透析しまた三つの分注液をMWCOが250 00Daのチューブで透析した。血清試料を透析の前後で秤量して試料の容量変 化を測定した。最後に、全ての分注液を二種類の血清ELISA(α−CLS、 β−CLS)で測定し、保持液中での抗原回収量を測定した。このα−CSL測 定法は直鎖のペプチドであるEKAHDGGRを含む断片を測定するものであい R、他方β−CSLは異性化型を含む断片に対して特異的である。 CrossLapsTM血清(β−CSL)による抗原性は、MWCOが100 0Daのチューブでの透析後に得られた保持液中では有意に減少しなかった(5 %以下の減少)ので、全てのβ−CSLによる抗原は大半が分子量が1kDa以 上であることおよび如何なる抗原も透析膜への付着で”失われる”ことはなかっ たことが明らかとなった。逆に、β−CSLによる抗原性の60パーセントは、 MWCOが5000Daであるチューブでの透析後に失われ、また70パーセン ト以上がMWCOが10000Daであるチューブでの透析で失われ、またβ− CSLによる抗原性の80パーセントがMWCOが25000Daである場合に 失われたので、その結果CrossLapsTM血清抗原の副集団(20%)は高 分子量部であることが明らかとなった。同様に、ある程度のα−CSL抗原(ほ ぼ10−15%)がMWCOが25000であるチ ューブ内に残留しているので、高分子量のα−CSLの抗原が存在することが明 らかとなった。しかしながら、α−CSL抗原性の70パーセント以上は、MW COが5000ダルトンのチューブでの透析を行った後失われおり、α−CSL 抗原の少なくとも70パーセントが低分子量部(<5kDa)であることが明ら かとなった。 以前の研究結果から、CrossLapsTM測定法で反応性を有する、尿中のコ ラーゲン断片の分子量はほぼ2000Daであることが判っている。実施例3 EKAH−βD−GGR特異的モノクローナル抗体の製造 モノクローナル抗体を産生する二種の細胞系を、下記する方法で別々に得た:即 ち、メスのBalb/C x CF1マウス(8−12週令)をフロイント完全 アジュバントおよびカルボジイミド法でEKAH−βD−GGRをチログロブリ ン(100mg/L)に複合接合させたものとの乳化液の20ulを腹腔内投与 して免疫化した。この複合体とアジュバントとは、当容量で混合した。免疫化は 、二週間ごとにフロイント不完全アジュバントを用いて6回繰り返した。注入の 三日前に、EKAH−βD−GGRをチログロブリンに複合接合させたもの10 0ulを用いて腹腔内注入してマウスに対して追加免疫刺激した。脾臓細胞とA TCC P3−X63−Ag8.653(Keraney、ら、 J.Immu nol. 123:1548−50(1979))骨髄種細胞とを、ヒト内皮細胞 培養上澄液をフィーダー細胞(Astaldiら、 J.Immunol. 2 5:1411−1(198))の代わりに使用した以外は前記した同様に50%ポ リエチレングリコール(PEG 4000 GK)によって融合した。モノクローナル抗体の探索 ハイブリドーマ上澄液を測定緩衝液(300mmol/l TRIS、10g/ lウシ血清アルブミン、5g/lトウエーン20;pH=8. 0)で希釈し、グルタルアルデヒド法でEKAH−βD−GGRをBSAに複合 結合させたものかまたはヒト骨由来の非複合コラーゲナーゼ処理コラーゲン(C TC)で被覆したマイクロタイターウエル(Nunc、Kamstrup、De nmark)内で培養した。抗体の結合を次いで、ペルオキシダーゼ複合ウサギ 抗マウスIgG(DAKO A/S、Glostrup、Denmark)を用 いて検出した。EKAH−βD−GGRとCTCとに結合する抗体を産生するハ イブリドーマをクローンし、次いで増殖させてから、得られたモノクローナル抗 体をプロテイン−Aクロマトグラフィー(Pharmacia、Uppsala 、Sweden)を使用して精製した。二種の相異なる融合体から得た二種のモ ノクローナル抗体を選択し、これらをそれぞれF1103およびF12と命名し た。これら二つのモノクローナル抗体について特異性の検討を行った結果、EK AHDGGRのβ−異性化体に対して同様の反応性を有することが明かとなった 。実施例4 F1103のビオチニル化およびF12の西洋ワサビペルオキシダーゼとの結合 ビオチンアミドカプロン酸エステル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル( BxNHS)(0.59)をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した溶液( 4mg/ml)149μlをプロテイン−Aで精製したモノクローナル抗体F1 103(2.0 ,g/ml、PBSに溶解した)の溶液の5000μl(19 mg)を添加した.次いで、1mol/lのNaCO3/NaHCO3;pH=9 .6の550ulを添加して、pH調節のため最終濃度を0.1 mol/lと する。抗体とBxNHSとの重量比は、16:1である。この混合物をend− over−end回転(12 rpm)で室温にて2時間培養する。0.2 m ol/lのエタノールアミン900μl(1.5 ml/mg BxNHS)を 添加して反応を停止し、室温で1時間培養する。PBS緩衝液 (15ml)を添加し、この調製液を2 x 5リットルのPBS緩衝液に対し て4℃にて2日間透析する(カットオフ値:12,000−14,000)。汚濁 物質を0.22μmの使い捨てシリンジフィルターホルダー(Minisart NML、Sartorius)を用いて滅菌濾過することによって除去する。 西洋ワサビペルオキシダーゼとの結合は、NakaneおよびKawaoiの方 法(1974)、J. Histochem. Cytochem. 22、10 84によって行う。この結合体を−20℃にて保存する。実施例5 サンドウイッチ測定法の方法 検量物質、比較対照物質および未知の試料(血清または血漿)をストレプタビジ ンを塗布したマイクロタイタ−ウエルにピペットで移し、ビオチニル化抗体とペ ルオキシダーゼ結合抗体を混合する。次いで、試料中の分析物、ビオチニル化抗 体とペルオキシダーゼ結合抗体との複合体を精製させ、ビオチン結合体を介して ストレプタビジンに結合させる。室温で一段階培養を行ったあと、ウエルを空に し、洗浄する。発色性基質を添加し、次いで硫酸で発色反応を停止し、450n mで測定する。 全ての溶液は、使用に先立って室温(18−25℃)にて平衡化する。測定を開 始する前に、ビオチニル化抗体とペルオキシダーゼ結合抗体とを測定用緩衝液( 50 mM りん酸塩、150 mM NaCl、%BSA、0.1% Twe en 20;pH = 7.0)で希釈する。検量物質、比較対照物質または未 知の試料の何れかの50μlをストレプタビジンを塗布したマイクロタイターウ エルにピペットで移し、次いで抗体溶液を100μlを加える。この混合物を室 温で120分間培養する。マイクロウエルを20 mM TRIS、80 mM NaCl;pH=7.5で洗浄する。発色性基質溶液(例えば、TNBまたは ATBSR0)の100μlを各マイクロウエルにピペットで移す。この基質溶 液を15分間培養し、0.18mol/lの硫酸100μlで反応 を停止する。450nmでの吸光度を測定する。 ビオチニル化抗体F1103とペルオキシダーゼ結合抗体POD−F12を用い て上記した手順をたどって実施する。この測定法を添付図面の各図においては” 一段階CrossLaps(またはββXL)ELISA”と称する。試料とし て、尿のHMCから分別したフラクションを使用したが、各フラクションは、式 Iで表される架橋断片の異性体であって、ペプチドまたはペプチド類縁体鎖が( 1)二つともDにおいてα結合しているか、(2)一つはαであってもう一つはβ 結合しているかまたは(3)二つともβ結合している異性体型の一つを含んでい る。 この測定法は実質的に、式Iで表される化合物のα、αまたはα、β型に応答す る能力を全く有していないのであるが、β、β型に対しては試料の濃度依存的態 様で応答したのである。 検量物質としてコラゲナーゼ処理コラーゲン溶液(CTC)を使用して作成した 検量線を図1に示し、また式1で表される三種類の異性体を二種の濃度で含有す る試料を試験した結果を下記する表1に示す。表1 試料・式I 希釈率 OD450 μg/ml α、α 1:1 0.140 0.01 1:2 0.108 0.00 αβ 1:1 0.113 0.00 1:2 0.098 0.00 ββ 1:1 2.912 >6.00 1:2 1.102 1.23実施例6 治療前と9カ月間のビホスホネート治療を受けた閉経婦人から採取した尿試料を 実施例5の方法(β−βELISA)に従ってまたアミノ酸配列EKAHDGG Rのβ異性体型を認識するポリクローナル抗体血清を 使用する競合測定法である公知の測定法(CrossLapsTM)によって測定 した。 得られた結果を図2および図3に示す。本発明に従ったELISA法は、骨吸収 低減療法の効果を成功裡に追跡することが明かである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. コラーゲンアミノ酸配列EKAHDGGRまたはその異性化および/ま たはラセミ化変異体に位置する第一のエピトープと反応性を有する第一の抗体お よびコラーゲン断片中に位置する第二のコラーゲンエピトープと反応性を有する 第二の抗体とを使用するサンドウイッチ測定法によって試料(例えば一種の体液 )中におけるコラーゲン断片集団の量を測定することからなるI型コラーゲン吸 収速度を測定する方法。 2. 前記第二のエピトープが、同一または異なるコラーゲン鎖の前記第一の エピトープを基準としてN−アミノ末端の方向に位置する、請求項1において記 載された方法。 3. 該第二のエピトープが、少なくともアミノ酸配列FDFSFの一部を含 むものである、請求項2において請求された方法。 4. 該測定法が、サンドウイッチ放射線免疫測定法であるかまたはサンドウ イッチELISA測定法である、前記請求項のうちの何れか一項において記載さ れた方法。 5. 該測定法において検出される断片の分子量が1500Da(ダルトン) を上回る、 前記請求項のうちの何れか一項において請求された方法。 6. 該測定法において検出される断片の分子量が25000Da(ダルトン )を上回る、 前記請求項のうちの何れか一項において請求された方法。 7. 前記コラーゲンエピトープが、アミノ酸配列EKAHDGGRまたはそ の異性化および/またはラセミ化変異体にも位置する、請求項1において請求さ れた方法。 8. 前記エピトープの各々が、架橋に結合したそれぞれのアミノ酸に存在す る、請求項7において請求された方法。 9. 前記エピトープの各々が、アミノ酸配列EKAH−βD−GGRに位置 する、請求項7において請求された方法。 10. 各抗体が、配列アミノ酸配列EKAH−βD−GGRを含むペプチド 類縁体に対して産生せしめたモノクローナル抗体である、請求項9において請求 された方法。 11. 以下の操作を行うことから成るサンドウイッチ測定法WP実施する方 法: −少なくとも二つの抗原性が類似したエピトープを前記エピトープの双方と反応 性を有し、捕捉部位と結合せしめられた第一の抗体および前記エピトープの双方 と反応性を有し、標識物と結合せしめられた第二の抗体とに混合し、その結果第 一の抗体/ターゲット抗原/第二の抗体なるサンドウイッチを生成させること; −前記第一の抗体の前記捕捉部位に対して親和性を有する捕捉基質に前記サンド ウイッチを捕捉させること;および 第二の抗体の標識を検出することによって前記サンドウイッチの捕捉を検出する こと。 12. 特異性が実質的に同一である抗体をサンドウイッチの両側におい手使用 するコラーゲン分解生成物のためのサンドウイッチ測定法。 13. 料中におけるコラーゲン分解産物の濃度を測定する方法において、生 体内でのコラーゲン分解に際して直ちに生成するN−末端テロペプチド断片内の エピトープと免疫学的反応性を有する第一および第二の免疫学的結合パートナー (これらは相互に同一かまたは異なる)を用いたサンドウイッチ測定法を実施す ることからなる前記測定方法。
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