JP2001505931A - 硬質発泡pvcに有用な発泡剤および安定剤 - Google Patents

硬質発泡pvcに有用な発泡剤および安定剤

Info

Publication number
JP2001505931A
JP2001505931A JP53013897A JP53013897A JP2001505931A JP 2001505931 A JP2001505931 A JP 2001505931A JP 53013897 A JP53013897 A JP 53013897A JP 53013897 A JP53013897 A JP 53013897A JP 2001505931 A JP2001505931 A JP 2001505931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activator system
carbon atoms
group
sulfides
dialkyltin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP53013897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3811505B2 (ja
Inventor
マーチン,カーチス,アール
Original Assignee
ダブリュアイティシーオー コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダブリュアイティシーオー コーポレーション filed Critical ダブリュアイティシーオー コーポレーション
Publication of JP2001505931A publication Critical patent/JP2001505931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3811505B2 publication Critical patent/JP3811505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/56Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond
    • C08K5/57Organo-tin compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/56Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond
    • C08K5/57Organo-tin compounds
    • C08K5/58Organo-tin compounds containing sulfur

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 発泡PVC製品を形成するために使用される発泡剤の改善された活性化、並びに熱安定化は、式:(R11-2Sn(−S−Ra−OC(=O)R22-3(式中、R1はC1-4アルキル、Raはアルキル、R2はC6-24アルキルまたはアルケニルである)のエステルと;1以上の硫化モノ(C1-4アルキル)およびジ(C1-4アルキル)スズと;酸素を含有する酸と酸化ジオルガノスズの錯体と;任意にHS−RC−OC(=O)R3(式中、RCはアルキル;R3はC6-24アルキルまたはアルケニルである)のエステルとの組み合わせによって提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 硬質発泡PVCに有用な発泡剤および安定剤 発明の分野 本発明は、発泡ポリ塩化ビニル樹脂の調製および安定化に関する。特に、 本発明は、発泡ポリ塩化ビニル樹脂の調製において使用される発泡剤用活性剤と しての発泡ポリ塩化ビニル樹脂用安定剤の使用に関する。本発明の重要な特徴は 、硬質発泡ポリ塩化ビニル製品の調製における発泡剤用熱安定剤および活性剤と しての有機スズ化合物の使用である。 発明の背景 有機スズ安定剤がポリ塩化ビニル樹脂の熱安定化に有効であることは確立 されている。Carrollによる米国特許第2,597,920号およびJohnsonによ る米国特許第2,763,632号は、塩化ビニル樹脂の熱および光安定剤とし ての酸化ジオルガノスズのエステルおよび酸化ジオルガノスズの反応生成物を開 示している。これらの反応生成物はスズの含有量が高いにもかかわらず、安定効 果がむしろ低い。 高温でポリ塩化ビニル樹脂を抑制するために有効なオルガノスズ安定剤に はオルガノスズメルカプト酸エステルがある。これらの化合物の使用を開示する 特許は、Leistnerらによる米国特許第2,641,588号および米国特許第2 ,641,596号、Weinbergによる米国特許第2,648,650号、および 、Mackらによる米国特許第2,809,956号である。 ビス−アルキルチオグリコール酸ジアルキルスズは、単独で、および、他 の成分と組み合わせて、種々の商業的な適用に広く許容されてきている。1成分 としてビス−アルキルチオグリコール酸ジアルキルスズを含有する組み合わせを 報告するものには、チオグリコール酸オルガノスズと、金属塩、エポキシ化合物 、ホスファート、およびフェノールなどの化合物との組み合わせを開示するMack らによる米国特許第2,914,506号、および、酸素を含有する酸のエステ ルと酸化ジオルガノスズの反応生成物であるジオルガノスズ−エステル錯体およ びジオルガノスズメルカプトカルボン酸エステルの組み合わせを開示するBrecke rらによる米国特許第3,640,953号がある。Breckerらの組み合わせは特 に、ポリ塩化ビニルの熱安定化に非常に有効であることが見い出されている。 ポリ塩化ビニル樹脂の1つの重要な効用は、硬質発泡製品の調製にある。 硬質発泡製品は通常、公知の方法、たとえば押出し加工によって、適当な発泡剤 と塑性材料とを配合し、発泡剤の分解温度以上の加工温度を選択することによっ て製造される。しかしながら、しばしば、分解温度が加工温度よりも非常に高す ぎて、発泡剤が単独では使用不可能となる場合がある。このため、発泡剤の分解 を促進する、および/または分解温度を低くする活性剤がしばしば使用されてい る。 有効な活性剤の研究においては、配合する樹脂の成分数を減少するために 、有効な熱安定剤でもある化合物を使用することが特に所望されてきた。酸化オ ルガノスズ、オルガノスズ=アルコラート、およびこれらの混合物が、活性剤と して有用であるとして文献に記載されている。Mullerによる米国特許第4,69 8,368号は、オルガノスズ=メルカプチドの混合物が、発泡プラスチックの 製造に有効な活性剤であり、良好な光および熱安定性を付与するとして開示して いる。これらの混合物は任意に、オルガノスズ=カルボキシラートを含有する。 また、該特許には、オルガノスズ=メルカプチドおよびオルガノスズ=カルボキ シラートの混合物が、光および熱安定剤としておよび活性剤として有用であると して開示されている。 Breckerらによる米国特許第4,255,320号は、式:(R11-2Sn( −S−R−OC(=O)R22-3の化合物と硫化モノアルキルスズおよび/または硫化 ジアルキルスズとのある混合物が、PVC安定剤として有用であることを開示して いるが、発泡活性剤として有用であることは開示していない。 Hoptonらによる米国特許第3,706,679号は、チオグリコール酸オ ルガノスズ、特にビス(イソオクチルメルカプト酢酸)ジ−n−ブチルスズおよ び14から18の炭素原子を有する飽和脂肪酸のバリウム塩、たとえばステアリ ン酸またはパルミチン酸バリウムの混合物を開示している。 Croceらによる米国特許第4,977,193号は、式:(CH32Sn(S− Z−(COOR)m2(式中、Zは、有機基であり、Rは、1から30の炭素原子およ び1から約4の水酸基を有するアルコールから誘導された有機基であり、mは1 −4である)の少なくとも1つのオルガノスズ=メルカプト酸エステル化合物と 、ある種の酸素を含有する酸のエステルとの酸化ジオルガノスズ錯体との混合物 を開示する。 発泡PVC樹脂、特に硬質発泡PVC樹脂の製造において活性剤としての改善さ れた性能を示し、熱安定剤として有効でもある生成物が必要とされている。 発明の要旨 本発明の特徴は、(a)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズ (各アルキル置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐ア ルキル基である)からなる群から選択された1以上の化合物と混合した、式(A ) (R1aSn(−S−Ra−OC(=O)R24-a (A) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり; Raは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり; aは、1から2であり; R2は、各々独立に、0から4の炭素−炭素二重結合および6から24の炭素 原子を含有する直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上の化合物;および (b)ヒドロカルビルカルボン酸、イオウ含有のヒドロカルビルカルボン酸 、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボン酸、リン酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、 亜硝酸、ホウ酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂肪族 または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと相当する酸 化ジオルガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用い たジオルガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合 し、 1から30の炭素原子を有する炭化水素基である)を含有する、活性剤システム (activator system)である。 本発明の他の特徴は、上記成分(a)および(b)、および成分(c)、す なわち式:HS−RC−OC(=O)R3(式中、RCは、2から20の炭素原子を含有す る2価のアルキル基であり;R3は、0から4の炭素−炭素二重結合および6から 24の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上のエステルを含有する活性剤システムである。 本発明のさらなる特徴は、(a’)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジア ルキルスズ(各アルキル置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖ま たは分岐アルキル基である)からなる群から選択された1以上の化合物と混合し た、式(A*): (R1aSn(−S−Z−(COORmm4-a (A*) (式中、R1およびaは、上記定義と同様であり;Zは、1から30の炭素原子を 含有する有機基であり;各Rmは、独立に、1から4の水酸基と1から30の炭素 原子を含有するアルコールから誘導された有機基であり;mは、1から4である ) の1以上の化合物を含有し、さらに、上記成分(b)に相当する成分と上記成 分(c)に相当する成分とを含有する活性剤システムである。 本発明のさらなる特徴は、(a1)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアル キルスズからなる群から選択された1以上の化合物(各アルキル置換基は独立に 1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキル基である)と混合した 、式(A*) (R1aSn(−S−Z−(COORmm4-a (A*) (式中、R1は、上記定義と同様であり;Zは、1から30の炭素原子を含有す る有機基であり;各Rmは、独立に、1から4の水酸基と1から30の炭素原子 を含有するアルコールから誘導された有機基であり;mは、1から4である) の1以上の化合物を含有し、さらに、上記成分(b)に相当する成分と上記成 分(c)に相当する成分とを含有し、モノアルキルスズ化合物のジアルキルスズ 化合物に対するモル比は、少なくとも0.5:1である、活性剤システムである 。 式R’−SHの1以上のアルキルメルカプタンが、式:HS−RC−OC(=O)R3 の化合物に追加して、または、その代わりに存在してもよい。アルキル基R’は 、6から24の炭素原子を含有可能な直鎖または分岐のアルキル基である。 本発明の他の特徴は、本発明の1(以上)の活性剤システムを含有する硬 質発泡PVC組成物を含有する。 さらに、本発明の他の特徴は、PVCを含有する発泡性組成物、1以上の発 泡剤、および本発明の1以上の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡 PVCに変換する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法を含有 する。 発明の詳細な説明 発泡ポリ塩化ビニルから硬質製品を良好に製造するには、押出しまたは形 成されるべき組成物の製剤中の多くのファクターのバランスが必要である。全製 剤には、本発明の活性剤システムを含有するポリ塩化ビニル樹脂と発泡剤(”発 泡剤”とは、発泡化合物として有用である1以上の化学化合物を意味する)と、 他の任意な通常の成分、たとえば加工剤、衝撃緩和剤、および内部および外部潤 滑剤などが含有される。 窒素を放出する化学発泡化合物は、発泡組成物を製造するのに使用された 塩化ビニル樹脂中において微泡構造を形成するのに使用可能である。好ましい化 学発泡剤は、アミド、特にアザミド、特に好ましくはアゾジカルボンアミドであ る。他の有用な発泡剤の例としては以下のものが挙げられる。 N,N’−ジニトロソ−N,N’−ジメチル=テレフタルイミド、 N−アミノフタルイミド、 4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジン)、 N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、 アゾイソブチリック=ジニトリル、 ジアゾアミノベンゼン、 ジニトロペンタメチレン=テトラミン、 ベンゼンスルホヒドラジン、 テレフタリル=ビス(N−ニトロソメチルアミド)、 トルエン−2,4−ビス(スルホニル=ヒドラジド)、 p−tert−ブチルベンズアジド、 p−カルボメトキシ=ベンズアジド、 ジアリルペンタアザジエン、 3 メチル−1,5−ジフェニルペンタアザジエン。 発泡剤は、所望の発泡度を得るのに十分な量で使用され、一般的には、発 泡される樹脂、100部に対して、約0.1から約3.5重量部の量で使用可能 である。 活性剤システムは、発泡剤がガス状の窒素を放出する正しい環境を提供す るために、ビニル樹脂が溶融する温度を制御するように機能する。本発明の活性 剤システムは上記製剤中に示すような発泡剤と組み合わせて使用しない限りは、 構造全体に正確な発泡が起こらず、形状も不均等で、表面が包囲されない、また は表面が発泡孔のために不均一で荒くなってしまう。これらの問題点は特に、発 泡されるビニル樹脂が可塑化されない場合に、多く存在する。 本発明の特徴は、式(A)の化合物を含有する。 (R1aSn(−S−Ra−OC(=O)R24-a (A) 式中、R1は、各々独立に、1から12、好ましくは1から4の炭素原子を 含有する直鎖または分岐アルキル基である。好ましい例としては、メチルおよび ブチルが挙げられる。Ra基は、2から20、好ましくは2から6の炭素原子を含 有する。好ましいRa基は、−CH2CH2−である。 R2基は、好ましくは、中鎖または長鎖の脂肪酸、R2C(=O)OHから誘導さ れるか、またはこのような酸の2以上の混合物である。このような混合物の好 ましい例としては、トールオイル脂肪酸であり、一般的に16から22の炭素原 子の長さの脂肪酸を含有する混合物として知られているものである。他のR2基の 例としては、酸の残基、たとえば、ヘプタン酸、ヘプテン酸、オクタン(カプリ ル)酸、オクテン酸、ノナン酸、ノネン酸、デカン酸、テトラデカン(ミリスチ ン)酸、ドデカン(ラウリン)酸、ヘキサデカン(パルミチン)酸、オクタデカ ン(ステアリン)酸、並びに、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ガドレイ ン酸、アラキドン酸、ベヘン酸等の残基が挙げられる。 式(A)の化合物を含有する組成物は好ましくは、下付きaの異なった値で 表わされるモノアルキルおよびジアルキル誘導体の混合物を含有する。しかしな がら、式(A)の1つの化合物のみを含有する組成物も使用可能である。 式(A)の化合物は、硫化モノアルキルスズおよび/または硫化ジアルキ ルスズの1以上の化合物と混合する。これらの硫化物において、各アルキル基は 独立に1から12、好ましくは1から4の炭素原子を含有する。好ましいアルキ ル基はメチルおよびブチルである。 硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズは、誘導体の種々の混合 物として、種々の比率で存在可能であり、または、単独で存在可能であるが、全 てのモノアルキルスズ化合物(すなわち、式(A)のモノアルキル化合物および 硫化モノアルキルスズ)の、全てのジアルキルスズ化合物(すなわち、式(A) のジアルキル化合物および硫化ジアルキルスズ)に対するモル比は、少なくとも 0.2:1、より好ましくは少なくとも1:1、さらに好ましくは2:1から4 :1である。最も好ましい実施態様においては、該比は約3:1である。 式(A)の全ての化合物の、硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキル スズの合計に対する比率は、約10:1から0.1:1の範囲、好ましくは1: 1から2:1の範囲であるべきである。 該混合物は、トリハロゲン化モノアルキルスズおよび/またはジハロゲン ジアルキルスズを、アルカリ溶液、たとえば、水酸化アンモニウム、水酸化カリ ウム、または水酸化ナトリウムのアルカリ溶液に添加し;該溶液を、全てのモノ アルキルスズおよびジアルキルスズと反応するのに十分な量よりも少ない量のメ ルカプトエステル、HS−Ra−OC(=O)R2と反応させ;次いで、残りのモノア ルキルスズおよびジアルキルスズを相当する硫化物に変換する量で、硫化物溶液 、たとえば水中の硫化ナトリウムを添加することによって、調製可能である。使 用された各反応剤の量は、それぞれに対して所望の最終比率に生成物を提供する ように選択される。 本発明の活性剤には、酸素を含有する酸のエステルを用いて形成された酸 化ジオルガノスズの錯体が存在する。好ましくは、酸化ジオルガノスズは、酸化 ジアルキルスズ(各アルキル基は1から8の炭素原子を含有する)である。好ま しい酸化物は、酸化ジブチルスズである。 酸素を含有する酸の多くのエステルが活性剤として有用である。フタラー ト、たとえばジイソオクチル=フタラート(DIOP)、並びにジメチル=フタラー ト、ジエチル=フタラート、プロピル=フタラート、ジブチル=フタラート、ジ ブチル=フタラート、ジアミル=フタラート、ジオクチル=フタラート、ブチル =グリコール=フタラート、ジフェニル=フタラート、メトキシエチル=フタラ ート、およびブトキシエチル=フタラートが好ましい。他の酸素を含有するエス テルとしては、エチル=オルソシリカート、トリエチル=アルセナート、n−プ ロピル=ナイトラート、n−オクチル=ナイトラート、o−クレシル−p−トルエ ン=スルホナート、シクロヘキシル=p−トルエン=スルホンアミド、ジ−n−プ ロピル=スルファート、ジ−n−ドデシル=スルファート、トリメチル=ホスフ ァート、トリエチル=ホスファート、トリ−n−プロピル=ホスファート、トリ ブチル=ホスファート、トリイソブチル=ホスファート、トリアミル=ホスファ ート、トリ−o−クレシル=ホスファート、トリ−p−クレシル=ホスファート、 トリ−m−クレシル=ホスファート、トリフェニル=ホスファート、トリキシリ ル=ホスファート、ブチル=ジ−(β−メトキシエチル)=ホスファート、ブチ ル=ジ−(β−エトキシエチル)=ホスファート、ソルビチル=ヘキサホスファ ート、アミル=ボラート、メチル=アセタート、エチル=アセタート、n−プロ ピル=アセタート、イソプロピル=アセタート、ブチル=アセタート、m−クレ シル=アセタート、フェニル=アセタート、エチレングリコール=ジアセタート 、ジグリセロール=テトラアセタート、グリセロール=モノラクタート=アセタ ート、メチル=プロピオナート、n−ブチル=プロピオナート、sec−ブチ ル=プロピオナート、エチレングリコール=ジプロピオナート、トリエチレング リコール=ジプロピオナート、エチル=ブチラート、n−プロピル=ブチラート 、ブチル=ブチラート、ペンチル=ブチラート、2−プロペニル=ブチラート、 ヘキシル=ブチラート、エチレングリコール=ジブチラート、エチル=ラウラー ト、フェニル=ラウラート、エチル=ステアラート、ブチル=ステアラート、エ チル=パルミタート、2−ナフチル=ラクタート、エチル=ベンゾアート、β− ナフチル=ベンゾアート、ベンジル=ベンゾアート、メチル=o−ベンゾイル= ベンゾアート、エチル=o−ベンゾイル=ベンゾアート、アミル=ベンゾアート 、ソルビチル=ヘキサベンゾアート、ジエチル=オキサラート、ジブチル=オキ サラート、ジエチル=オキサラート、ジアミル=オキサラート、ジメチル=マレ アート、ジエチル=マレアート、ジプロピル=マレアート、ジプロペニル=マレ アート、ジエチル=アジパート、ジブチル=アジパート、エトキシエチル=アジ パート、ジエチル=セバカート、ジブチル=セバカート、ジエチル=スクシナー ト、ジブチル=スクシナート、トリエチル=シトラート、トリブチル=シトラー ト、ジブチル=タータラート、ジブチル=タータラート、ジアミル=タータラー ト、メチル=フタリル=エチル=グリコラート、エチル=フタリル=エチル=グ リコラート、ブチル=フタリル=ブチル=グリコラート、メチル=サリチラート 、フェニル=サリチラート、ジオクチル=チオジプロピオナート、およびジチオ ビス(イソオクチル=プロピオナート)が挙げられるが、これらに限定されるも のではない。 錯体は好ましくは、酸化物とエステル成分を組み合わせ、該混合物を液化 または溶解化するために加熱し、該成分を反応させることによって形成され、安 定で均一な生成物から形成される。好ましくは、酸化物の酸に対するモル比は、 1.1:1から1:1.1、好ましくは1:1の範囲である。 式(A)の成分の量の錯体の量に対するモル比は、一般的には2:1から 0.5:1、好ましくは1.5:1から0.8:1の範囲である。 メルカプトエステル成分は好ましくは、式(A)の化合物、硫化モノアル キルスズおよび/または硫化ジアルキルスズ、および酸化ジオルガノスズ−酸素 含有酸の錯体の混合物とともに活性剤組成物中に存在する。該メルカプトエステ ル成分は、式:HS−RC−OC(=O)R3の1以上のエステルを含有する。RCは、2 から20の炭素原子、好ましくは2から6の炭素原子を含有する2価のアルキル 基である。好ましいRCは、−CH2CH2−である。R3基は、0から4の炭素−炭素二 重結合および6から24の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキルまたはア ルケニル基である。ここで定義するR2の場合のように、R3は好ましくは中鎖また は長鎖の脂肪酸の、またはこのような酸の混合物の残基である。このような基は 、R2の場合に例示したアルカン酸およびアルケン酸の残基である。 式:HS−RC−OC(=O)R3の1以上のエステルおよび/または式:R’−SH の1以上のアルキルメルカプタンが活性剤組成物中に存在する場合には、これら の全量は一般的には、式(A)の化合物の量に対して、0.01:1から0.2 :1のモル比に相当するべきである。好ましくは該モル比は、0.1:1までの 範囲である。 本発明の他の特徴においては、活性剤組成物は、酸化ジオルガノスズおよ び酸素含有のエステルの1以上の前記錯体、式:HS−RC−OC(=O)R3の1以上 の前記エステル、および1以上の硫化モノアルキルスズ、硫化ジアルキルスズ、 またはこれら双方の式(A*):(R1aSn(−S−Z−(C(=O)ORmm4-aの エステルとの混合物を含有する。 式中、R1は、上記の定義と同様であり、mは1から4である。−Z−部は好 ましくは1から30の炭素原子を含有するアルキルであり、より好ましくはエチ ルである2価の有機基である。Rm基は、1から4の水酸基と1から30の炭素原 子を含有するアルコールから誘導される有機基である。好ましい−S−Z−(C( =O)ORmmは、オクチル=チオグリコーラートなどのチオグリコラートである 。式(A*)の好ましい化合物は、ビス(イソオクチルチオグリコール酸)ジメ チルスズである。 本発明の他の実施態様は、上記の硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアル キルスズが混合された、1以上の式(A*)のエステルを含有し、さらに、酸化 ジオルガノスズおよび酸素を含有するエステルの1以上の前記錯体を含有する。 (硫化物と式(A*)のエステルに基づく)全てのモノアルキルスズ化合物の全 てのジアルキルスズ化合物に対するモル比は、少なくとも0.2:1、より好ま しくは少なくとも1:1、最も好ましくは2:1から4:1である。式(A*) のエステルが使用される場合には、エステルの他の活性剤成分に対する相対量、 および他の成分の各々の量は、式(A)のエステルが使用される場合の実施態様 と同様である。 本発明の組成物は好ましくはハロゲン化ビニル樹脂、好ましくはポリ塩化 ビニル樹脂と組み合わせて使用される。ここで使用する”ポリ塩化ビニル”とは 、少なくとも部分的に繰り返し基:(−CHCl−CX2−)pを形成し、Cl含有量が4 0%を越えるポリマーであればどのようなポリマーでもよい。該式中、各X基は 水素または塩素のいずれかであり、pは各ポリマー鎖中の単位数である。ポリ塩 化ビニルホモポリマーでは、各X基は水素である。したがって、”PVC”および” ポリ塩化ビニル”とは、ポリ塩化ビニルホモポリマーのみならず、アフタークロ ロ化したポリ塩化ビニル、並びに、中比率の他の共重合可能なモノマーとの主比 率の塩化ビニルのコポリマー、たとえば、塩化ビニルと酢酸ビニルとのコポリマ ー、塩化ビニルとマレイン酸またはフマル酸またはエステルとのコポリマー、お よび塩化ビニルとスチレンとのコポリマーも含有する。安定剤組成物は、主比率 のポリ塩化ビニルと少比率の他の合成樹脂、たとえば塩化ポリエチレンまたはア クリロニトリル、ブチレン、およびスチレンのコポリマーとの混合物を用いても 有効である。 本発明の組成物は、少量でも発泡剤を活性化し、熱安定性、すなわち、過 剰な熱にさらされたための熱媒介劣化、並びに熱にさらされたことによって開始 または促進した劣化に対する良好な耐性を付与するのに有効な量で使用される。 有効な性能は、一般的には、(樹脂の100重量部に対して)約0.1から約5 重量部の組成物を添加することによって得られる。組成物の好ましい量は一般的 には、約1から4重量部の範囲である。該組成物は、当業者に公知の通常の配合 方法に従って、配合製剤に製剤可能である。 本発明による組成物は、通常の製剤の非可塑化または可塑化ポリ塩化ビニ ル樹脂組成物とともに使用可能である。当業者に公知の通常の可塑剤は、たとえ ばジオクチル=フタラート、オクチル=ジフェニルホスファート、およびエポキ 化ダイズ油などが使用される。特に有用な可塑剤は、20から150の炭素原 子を有するエポキシ化エステルである。可塑剤を使用する場合には、一般的には 、5から40重量部で使用する。 これらの成分を含有するポリ塩化ビニル樹脂組成物はまた、通常の添加剤 、たとえば、酸化防止剤、潤滑剤、難燃剤、充填剤、ピグメントなどを、各成分 の所望の機能を満足するのに有効な相対量で含有可能である。これらの成分は、 所望ならば、本発明の組成物がポリ塩化ビニルに配合される工程前、工程中、工 程後に添加可能である。 通常の加工補助剤が、発泡可能な組成物溶融物をなめらかに均一にし、通 常の押出し機を通過しやすくするのに必要な量で使用可能である。 製剤中の成分が上記のような方法で混合された後、乾燥した配合組成物は 次いで、所望のダイが装備されて所望の温度に加熱された通常の押出し機で加工 される。押出し機は、所望の速度となるようにモーター負荷をかけたスクリュー 回転数で操作される。温度および滞留時間は、商業的に許容される製品を形成す るように選択される。ここに示したような活性剤システムが製剤中に使用されな い限りは、発熱性化学発泡剤の過度な分解がおこる危険性があり、形状の内部微 孔構造に依存する表面のなめらかさ、必要な形状の大きさ、および不満足な細胞 構造を制御できなくなる結果となる。 本発明の発泡性組成物に存在する化学バランスによって、窒素ガスが発泡 剤により正確な時間に放出され、押出し機の加工圧下に溶融プラスチック中に溶 解されるようになる溶融混合物を製造するために、ビニル樹脂が正確に媒溶され る(fluxing)ことになる。塑性溶融物がダイを通過して環境下に押出される時 、押出し機内の圧力は、溶解したガス状窒素を溶液から発生させて表面層内以外 の押出されたもの全体に均一に微孔ガス気泡を形成するように調整される。表面 層は、ダイの比較的冷たい金属表面を通過する層流のために形成される。層流は 、溶融プラスチックの包囲層のシリーズであり、ほとんどの内部層は外部層より も幾分早く移動する。ダイのより冷たい金属表面と接触する溶融熱可塑性混合物 は、それに次ぐ層よりもより粘性となり、従って、スミアリング作用によって、 ガス状窒素が内部層に入り、これによって、比較的なめらかで一体化した表面が 形成される。上記のような良好な性能は、発泡性組成物の製剤、特に、化学発泡 剤、 特に発泡樹脂と組み合わせたここに記載する活性剤システムの組み合わせに依存 する。 なめらかで一体化した表面の形成は、特に、使用された化学発泡剤の量に 依存する。ある多孔率が、発泡剤をより多くの量必要とする量以上で所望される 場合には、大きい多孔率が得られても、その表面は破壊されてなめらかではなく なるであろう。本発明によれば、押出された形状の最大発泡性または最小密度の 気泡が、必要な表面のなめらかさと一体化を破壊することなく得られる。これは 、本発明において、押出しの好ましい熱条件下、発泡剤からのガスの最大量を抽 出するように機能する活性剤システムを使用するためであって、これによって、 発泡剤の量を増加させることによってのみ可能な発泡が行われるものである。し たがって、本発明の活性剤システムによれば、化学発泡剤から放出されたガスの 量に関して細かい調整が可能であり、形状として必要ななめらかで一体化した表 面の所望の特性が保護される。本発明の活性剤システムは、ガス状窒素が化学発 泡剤から放出される温度と速度を制御するように機能し、該温度と速度は、樹脂 組成物が、形状において必要とされる微孔特性に気泡サイズを限定すると共に、 発泡可能な温度で塑性溶融物となるように、調整される。 本発明の発泡ポリ塩化ビニル樹脂の有用性は広く、発泡ポリ塩化ビニル樹 脂が有用であるところであればいずれにおいても有用である。発泡操作において 本発明の活性システムを用いることによって、発泡樹脂は高温で発泡させる限り 、着色することがないため、目に見える箇所において特に有用である。したがっ て、たとえば、本発明の発泡ポリ塩化ビニル樹脂は、パイプの内層または3層系 の中間層として、非発泡樹脂と共押出しすることによって使用可能である。他の 目に見える箇所への使用としては、窓およびドアフレームなどの建築材が挙げら れる。樹脂の変色を制限し、良好な組織表面を形成することによって、本発明は 、内部適用用に制限されない発泡樹脂を製造するものである。 以下の実施例によって本発明をさらに例解するが、本発明はこれら実施例 に限定されるわけではない。実施例1 200gの水に、3:1のモル比の塩化モノメチルスズ:塩化ジメチルス ズ薬剤を130.2g(1.4977モルのCl)溶解した。該溶液を60−70 ℃に加熱し、次いで、NaOHの20重量%水溶液、187.2g(0.9361モ ルのNaOH)を添加し、さらに、2−メルカプトエチル=トールラート(9.3% SH)、332.2g(0.9361モル)を添加した。得られた混合物を30分 間撹拌し、36.5g(0.2808モル)のNa2Sと200gの水を添加した。得 られた混合物を撹拌し、2時間放置すると、液体が2層に分離した。上層を回収 し、110℃までの温度で20mmHgで回収した。回収された生成物に5.0gの ろ過助剤(”Supercel”)を添加し、生成物をろ過すると、390gのモノ/ジ メチルスズ=メルカプトエチル=トールラート−硫化モノ/ジメチルスズ(モノ :ジ=3:1)を含有する生成物(1−A)が得られた。 これとは別に、2250ポンドのジイソオクチル=フタラートを反応容器 に入れ、145−150℃に加熱した。これに、2250ポンドの酸化ジブチル スズを約1時間かけて添加した。得られた混合物を約30分間撹拌すると、透明 な液体が得られ、これを120−125℃に冷却した。ろ過助剤(30ポンド) を添加し、ろ過して再循環して、生成物(1−B)を得た。 生成物(1−A)と(1−B)を同重量組み合わせて撹拌し、均一な液状生 成物(1−C)を形成した。該生成物は、前記米国特許第4,977,193号 に記載されたジメチルスズ=イソオクチル=トリグリコラート:ジブチルスズ= オキシド/ジイソオクチル=フタラート錯体の1:1混合物の同量と比較すると 、PVC中のアゾジカルボンアミドの劣化に対して、有効な活性剤であることが判 明した。 比較例 上記成分(a)、モノメチルスズ系化合物のジメチルスズ系化合物に対す るモル比が3:1であるモノ/ジメチルスズ=メルカプトエチル=トールラート /スルフィドによる組成物を調製し、以下の表に示す様に活性剤に製剤した。該 活性剤を、米国特許第4,977,193号により調製した参照活性剤に対して 、発泡剤、アゾジカルボンアミド(”AZO”)の活性剤の効果と比較した。組成 物は、以下の成分(組成物に対する重量%)を含有した。 A=本発明の活性剤 X=参照活性剤 ジメチルスズ=2−エチル ヘキシルチオグリコラート 0 50 3:1モノ/ジメチルスズ =メルカプトエチル= トールラート/スルフィド 40 0 酸化ジブチルスズ/ジイソ オクチル=フタラート、 1:1(モル)錯体 50 50 メルカプトエチル= トールラート 10 0 各活性剤を以下の組成を有するPVC製剤に配合した。 成分 重量部 PVC(K値=67) 100.0 ステアリン酸カルシウム 1.0 パラフィンワックス 0.5 TiO2 1.0 CaCO3 5.0 AZO 0.4 アクリラート加工助剤(”Paraloid K−400”および ”Paraloid K−175”、”Rohm & Haas”社) 1.5 活性剤 1.5 同一の条件下、サンプルを調製して押出した後、本発明の活性剤を用いて 調製したサンプルが0.53g/ccの密度を有するのに対し、参照活性剤を用い て調製したサンプルは0.58g/ccの密度を有した。 密度が8.6%改善されたことは、AZO発泡剤の活性が非常に改善された ことを意味し、優れたPVC製品であることを意味する。該改善性は、得られた密 度の比較では明らかには予想されなかったが、本発明ではPVCサンプル中にスズ 化合物を非常に少ないモルのみ使用して該改善性が得られたことは、より予想さ れなかったことである。スズの量を低くすれば活性が低くなると予想されるが、 実際には密度の減少から証明されるように、活性はより高くなった。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】平成9年5月23日(1997.5.23) 【補正内容】 補正された請求の範囲 1. (a)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズ(各アルキル 置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキル基であ る)からなる群から選択された1以上の化合物と混合した、式(A) (R1aSn(−S−Ra−OC(=O)R24-a (A) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり; Raは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり; aは、1から2であり; R2は、各々独立に、0から4の炭素−炭素二重結合および6から24の炭素 原子を含有する直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上の化合物;および (b)ヒドロカルビルカルボン酸、イオウ含有のヒドロカルビルカルボン酸 、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボン酸、リン酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、 亜硝酸、ホウ酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂肪族 または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと酸化ジオル ガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用いたジオル ガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合し、1か ら約30の炭素原子を有する炭化水素基である)を含有する、活性剤システム。 2.式: HS−RC−OC(=O)R3 (式中、RCは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり;R3 は、0から4の炭素一炭素二重結合および6から24の炭素原子を含有する直鎖 または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上のエステルをさらに含有する、請求項1に記載の活性剤システム。 3. (a’)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズ(各アルキ ル置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキル基で ある)からなる群から選択された1以上の化合物と混合した、式(A*) (R1aSn(−S−Z−(COORmm4-a (A*) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり;aは、1から2であり;Zは、1から30の炭素原子を含有す る有機基であり;各Rmは、独立に、1から4の水酸基と1から30の炭素原子を 含有するアルコールから誘導された有機基であり;mは、1から4である) の1以上の化合物; (b)ヒドロカルビルカルボン酸、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボ ン酸、リン酸、硫酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂 肪族または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと酸化ジ オルガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用いたジ オルガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合し、 1から約30の炭素原子を有する炭化水素基である);および 式:HS−RC−OC(=O)R3 (式中、RCは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり; R3は、0から4の炭素−炭素二重結合および6から24の炭素原子を含有す る直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上のエステルを含有する、活性剤システム。 4. (a1)1以上の硫化モノアルキルスズおよび1以上の硫化ジアルキル スズ(各アルキル置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または分 岐アルキル基である)と混合した、式(A*) (R1aSn(−S−Z−(COORmm4-a (A*) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり;aは、1から2であり;Zは、1から30の炭素原子を含有す る有機基であり;各Rmは、独立に、1から4の水酸基と1から30の炭素原子を 含有するアルコールから誘導された有機基であり;mは、1から4である) の1以上の化合物;および (b)ヒドロカルビルカルボン酸、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボ ン酸、リン酸、硫酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂 肪族または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと酸化ジ オルガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用いたジ オルガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合し、 1から約30の炭素原子を有する炭化水素基である) を含有し、全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズおよび式( A*)の全ての化合物に基づく、モノアルキルスズ化合物のジアルキルスズ化合物 に対するモル比は、少なくとも0.2:1である、活性剤システム。 5. aが1である式(A)の1以上の化合物、aが2である式(A)の1以上 の化合物、1以上の硫化モノアルキルスズ、および1以上の硫化ジアルキルスズ の混合物を含有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の活性剤システム 。 6. R1が1から4の炭素原子を含有し、硫化モノアルキルスズおよび硫化 ジアルキルスズからなる群のアルキル置換基が1から4の炭素原子を含有する、 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の活性剤システム。 7. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル基 および全てのR1がメチルである、請求項6に記載の活性剤システム。 8. Raが2から6の炭素原子を含有する、請求項1または2に記載の活性 剤システム。 9. RCが2から6の炭素原子を含有する、請求項3または4に記載の活性 剤システム。 10. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジアルキルスズであり、前記エステ ルがジアルキル=フタラートである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の 活性剤システム。 11. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジブチルスズであり、前記エステル がジイソオクチル=フタラートである、請求項10に記載の活性剤システム。 12. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルであり;RaおよびRCが−CH2CH2−であり;前記酸化ジ オルガノスズが酸化ジブチルスズであり;前記エステルがジイソオクチル=フタ ラートである、請求項5に記載の活性剤システム。 13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の活性剤システムを含有 する硬質発泡PVC組成物。 14. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成 物を硬質発泡PVCに変換する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製 造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズ(各アルキル 置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキル基であ る)からなる群から選択された1以上の化合物と混合した、式(A) (R1aSn(−S−Ra−OC(=O)R24-a (A) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり; Raは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり; aは、1から2であり; R2は、各々独立に、0から4の炭素−炭素二重結合および6から24の炭素 原子を含有する直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上の化合物;および (b)ヒドロカルビルカルボン酸、イオウ含有のヒドロカルビルカルボン酸 、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボン酸、リン酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、 亜硝酸、ホウ酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂肪族 または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと酸化ジオル ガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用いたジオル ガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合し、1か ら約30の炭素原子を有する炭化水素基である)を含有する、活性剤システム。 2. aが1である式(A)の1以上の化合物、aが2である式(A)の1以上 の化合物、1以上の硫化モノアルキルスズ、および1以上の硫化ジアルキルスズ の混合物を含有する、請求項1に記載の活性剤システム。 3. R1が1から4の炭素原子を含有し、硫化モノアルキルスズおよび硫化 ジアルキルスズからなる群のアルキル置換基が1から4の炭素原子を含有する、 請求項1に記載の活性剤システム。 4. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル基 および全てのR1がメチルである、請求項3に記載の活性剤システム。 5. Raが2から6の炭素原子を含有する、請求項1に記載の活性剤システ ム。 6. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジアルキルスズであり、前記エステル がジアルキル=フタラートである、請求項1に記載の活性剤システム。 7. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジブチルスズであり、前記エステルが ジイソオクチル=フタラートである、請求項6に記載の活性剤システム。 8. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル基 および全てのR1がメチルであり;Raが−CH2CH2−であり;前記酸化ジオルガノス ズが酸化ジブチルスズであり;前記エステルがジイソオクチル=フタラートであ る、請求項2に記載の活性剤システム。 9. 式: HS−RC−OC(=O)R3 (式中、RCは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり; R3は、0から4の炭素−炭素二重結合および6から24の炭素原子を含有す る直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上のエステルをさらに含有する、請求項1に記載の活性剤システム。 10. aが1である式(A)の1以上の化合物、aが2である式(A)の1以 上の化合物、1以上の硫化モノアルキルスズ、および1以上の硫化ジアルキルス ズの混合物を含有する、請求項9に記載の活性剤システム。 11. R1が1から4の炭素原子を含有し、硫化モノアルキルスズおよび硫 化ジアルキルスズからなる群のアルキル置換基が1から4の炭素原子を含有する 、請求項9に記載の活性剤システム。 12. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルである、請求項11に記載の活性剤システム。 13. Raが2から6の炭素原子を含有する、請求項9に記載の活性剤シス テム。 14. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジアルキルスズであり、前記エステ ルがジアルキル=フタラートである、請求項9に記載の活性剤システム。 15. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジブチルスズであり、前記エステル がジイソオクチル=フタラートである、請求項14に記載の活性剤システム。 16. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルであり;Raが−CH2CH2−であり;RCが−CH2CH2−であ り;前記酸化ジオルガノスズが酸化ジブチルスズであり;前記エステルがジイソ オクチル=フタラートである、請求項10に記載の活性剤システム。 17. (a’)硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズ(各アルm キル置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキル基 である)からなる群から選択された1以上の化合物と混合した、式(A*) (R1aSn(−S−Z−(COORmm4-a (A*) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり; aは、1から2であり; Zは、1から30の炭素原子を含有する有機基であり; 各Rmは、独立に、1から4の水酸基と1から30の炭素原子を含有するアル コールから誘導された有機基であり; mは、1から4である) の1以上の化合物; (b)ヒドロカルビルカルボン酸、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボ ン酸、リン酸、硫酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂 肪族または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと酸化ジ オルガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用いたジ オルガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合し、 1から約30の炭素原子を有する炭化水素基である);および 式:HS−RC−OC(=O)R3 (式中、RCは、2から20の炭素原子を含有する2価のアルキル基であり; R3は、0から4の炭素−炭素二重結合および6から24の炭素原子を含有す る直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル基である) の1以上のエステルを含有する、活性剤システム。 18. aが1である式(A)の1以上の化合物、aが2である式(A)の1以 上の化合物、1以上の硫化モノアルキルスズ、および1以上の硫化ジアルキルス ズの混合物を含有する、請求項17に記載の活性剤システム。 19. R1が1から4の炭素原子を含有し、硫化モノアルキルスズおよび硫 化ジアルキルスズからなる群のアルキル置換基が1から4の炭素原子を含有する 、請求項17に記載の活性剤システム。 20. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルである、請求項19に記載の活性剤システム。 21. RCが2から6の炭素原子を含有する、請求項17に記載の活性剤シ ステム。 22. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジアルキルスズであり、前記エステ ルがジアルキル=フタラートである、請求項17に記載の活性剤システム。 23. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジブチルスズであり、前記エステル がジイソオクチル=フタラートである、請求項22に記載の活性剤システム。 24. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルであり;RCが−CH2CH2−であり;前記酸化ジオル ガノスズが酸化ジブチルスズであり;前記エステルがジイソオクチル=フタラー トである、請求項18に記載の活性剤システム。 25. (a1)1以上の硫化モノアルキルスズおよび1以上の硫化ジアルキ ルスズ(各アルキル置換基は独立に1から12の炭素原子を含有する直鎖または 分岐アルキル基である)と混合した、式(A*) (R1aSn(−S−Z−(COORm)m)4-a (A*) (式中、R1は、各々独立に、1から12の炭素原子を含有する直鎖または分岐 アルキル基であり;aは、1から2であり;Zは、1から30の炭素原子を含有す る有機基であり;各Rmは、独立に、1から4の水酸基と1から30の炭素原子を 含有するアルコールから誘導された有機基であり;mは、1から4である) の1以上の化合物;および (b)ヒドロカルビルカルボン酸、ヒドロキシ含有のヒドロカルビルカルボ ン酸、リン酸、硫酸、ヒ酸、およびケイ酸からなる群から選択された酸および脂 肪族または芳香族アルコールまたはフェノールから誘導されたエステルと酸化ジ オルガノスズとの反応から誘導された、酸素を含有する酸のエステルを用いたジ オルガノスズ錯体(2つのオルガノ基は、各々炭素原子を介してスズに結合し、 1から約30の炭素原子を有する炭化水素基である) を含有し、全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズおよび式( A*)の全ての化合物に基づく、モノアルキルスズ化合物のジアルキルスズ化合物 に対するモル比は、少なくとも0.2:1である、活性剤システム。 26. aが1である式(A)の1以上の化合物、aが2である式(A)の1以 上の化合物、1以上の硫化モノアルキルスズ、および1以上の硫化ジアルキルス ズの混合物を含有する、請求項25に記載の活性剤システム。 27. R1が1から4の炭素原子を含有し、硫化モノアルキルスズおよび硫 化ジアルキルスズからなる群のアルキル置換基が1から4の炭素原子を含有する 、請求項25に記載の活性剤システム。 28. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルである、請求項27に記載の活性剤システム。 29. RCが2から6の炭素原子を含有する、請求項25に記載の活性剤シ ステム。 30. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジアルキルスズであり、前記エステ ルがジアルキル=フタラートである、請求項25に記載の活性剤システム。 31. 前記酸化ジオルガノスズが酸化ジブチルスズであり、前記エステル がジイソオクチル=フタラートである、請求項30に記載の活性剤システム。 32. 全ての硫化モノアルキルスズおよび硫化ジアルキルスズのアルキル 基および全てのR1がメチルであり;RCが−CH2CH2−であり;前記酸化ジオルガノ スズが酸化ジブチルスズであり;前記エステルがジイソオクチル=フタラートで ある、請求項26に記載の活性剤システム。 33. 請求項1に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物。 34. 請求項8に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物。 35. 請求項9に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物。 36. 請求項16に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物 。 37. 請求項17に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物 。 38. 請求項24に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物 。 39. 請求項25に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物 。 40. 請求項32に記載の活性剤システムを含有する硬質発泡PVC組成物 。 41. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項1に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換す る条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 42. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項8に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換す る条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 43. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項9に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換す る条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 44. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項16に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換 する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 45. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項17に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換 する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 46. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項24に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換 する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 47. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項25に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換 する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。 48. PVCを含有する発泡性組成物、前記発泡性組成物用発泡剤、および 請求項32に記載の活性剤システムを、前記発泡性組成物を硬質発泡PVCに変換 する条件下におくことを含有する硬質発泡PVC組成物の製造方法。
JP53013897A 1996-01-05 1997-01-06 硬質発泡pvcに有用な発泡剤および安定剤 Expired - Fee Related JP3811505B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/583,458 US5686025A (en) 1996-01-05 1996-01-05 Stabilizer and blowing agent useful for rigid foamed PVC
US08/583,458 1996-01-05
PCT/US1997/000132 WO1997025373A1 (en) 1996-01-05 1997-01-06 Stabilizer and blowing agent useful for rigid foamed pvc

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001505931A true JP2001505931A (ja) 2001-05-08
JP3811505B2 JP3811505B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=24333177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53013897A Expired - Fee Related JP3811505B2 (ja) 1996-01-05 1997-01-06 硬質発泡pvcに有用な発泡剤および安定剤

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5686025A (ja)
EP (1) EP0832157B1 (ja)
JP (1) JP3811505B2 (ja)
CA (1) CA2213664C (ja)
DE (1) DE69713978T2 (ja)
WO (1) WO1997025373A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5786399A (en) * 1996-12-26 1998-07-28 Morton International, Inc. PVC foam compositions
MY128492A (en) * 1998-03-19 2007-02-28 Otsuka Chemical Co Ltd Blowing agent powder and process for producing the same
US6500873B2 (en) * 2000-09-07 2002-12-31 Occidental Chemical Corporation Polyvinyl chloride resins and method of preparation and use in the production of whitened polyvinyl chloride foam
WO2002042369A1 (en) 2000-11-27 2002-05-30 Akzo Nobel N.V. Mercaptide-free organotin heat stabilizer
US20070004838A1 (en) * 2005-07-01 2007-01-04 Dimanshteyn Felix A Ultra-low petroleum plastics
US8029704B2 (en) * 2005-08-25 2011-10-04 American Thermal Holding Company Flexible protective coating
US7652087B2 (en) * 2006-02-21 2010-01-26 American Thermal Holdings Company Protective coating
FR2912412B1 (fr) * 2007-02-12 2012-09-28 Arkema France Composition thermoplastique comprenant une matrice thermoplastique et un copolymere particulier.
MX2007009016A (es) 2007-07-26 2009-02-19 Pyn S A De C V Cubierta decorativa y protectora antideslizante de usos multiples, su composicion y proceso de produccion de la misma.
CN102159630B (zh) * 2008-09-18 2014-02-26 阿科玛股份有限公司 聚氯乙烯泡沫促进剂
CN102516289B (zh) * 2011-11-22 2015-07-15 湖北南星化工总厂 一种含硫桥的逆酯硫醇甲基锡的制备方法
ES2528379T3 (es) 2012-01-05 2015-02-09 Omya International Ag Cargas para productos de polímeros rígidos espumados
CN102796282B (zh) * 2012-08-21 2014-06-04 衢州建华东旭助剂有限公司 脂肪酸巯基乙醇酯甲基锡型热稳定剂及其制备方法
EP3750950A1 (en) 2019-06-12 2020-12-16 Omya International AG Chemical foaming of pvc with surface-reacted calcium carbonate (mcc) and/or hydromagnesite

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2648650A (en) * 1951-06-21 1953-08-11 Metal & Thermit Corp Organo tin compounds and compositions containing same
US2597920A (en) * 1951-06-29 1952-05-27 Goodrich Co B F Organo-tin compounds and composition including same and method of making same
US2641596A (en) * 1952-02-07 1953-06-09 Argus Chemical Lab Inc Organic derivatives of tetravalent tin
US2641588A (en) * 1952-02-07 1953-06-09 Argus Chemical Lab Inc Halogen containing resin stabilized with an organo tin compound
US2763632A (en) * 1952-04-25 1956-09-18 Metal & Thermit Corp Organotin oxide-ester reaction products and vinyl chloride resins stabilized therewith
US2914506A (en) * 1953-01-02 1959-11-24 Carlisle Chemical Works Halogen-containing resins stabilized with organo-tin mercapto compounds
US2809956A (en) * 1953-10-05 1957-10-15 Carlisle Chemical Works Polymeric organo-tin mercapto compounds, method of making same, and halogen-containing resins stabilized therewith
US4183846A (en) * 1968-03-04 1980-01-15 M&T Chemicals Inc. Organotin stabilizer composition
US3640953A (en) * 1969-01-23 1972-02-08 Argus Chem Stabilization of polyvinyl chloride resins
US3706679A (en) * 1970-08-06 1972-12-19 Goodyear Tire & Rubber Vinyl resin blowable into a rigid smooth skin microcellular profile
DE2559201B2 (de) * 1975-12-30 1978-06-15 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Organozinnverbindungen und ihre Verwendung als Stabilisatoren
JPS54143456A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Adeka Argus Chem Co Ltd Halogen-containing resin composition
US4255320A (en) * 1978-06-08 1981-03-10 Argus Chemical Corporation Mixtures of alkyltin sulfides and alkyltin 2-acyloxyethlymecaptides as stabilizer compositons for polyvinyl chloride resin compositions
DE3067234D1 (en) * 1979-02-22 1984-05-03 Ciba Geigy Ag Mixtures consisting of an organo-tin alcoholate and an organo-tin mercaptide; their use as stabilizers for chlorinated polymers
US4576984A (en) * 1982-02-04 1986-03-18 Morton Thiokol, Inc. Stabilizer compositions for PVC resins
US4711920A (en) * 1986-07-23 1987-12-08 Morton Thiokol, Inc. Stabilizers for halogen-containing polymers comprising the product of a diorganotin oxide, an ethylenically unsaturated dicarboxylic acid ester and a mercaptan
US4977193A (en) * 1990-05-04 1990-12-11 Witco Corporation Stabilization and foaming of polyvinylchloride resins

Also Published As

Publication number Publication date
EP0832157A1 (en) 1998-04-01
WO1997025373A1 (en) 1997-07-17
DE69713978T2 (de) 2003-03-27
CA2213664C (en) 2005-08-16
US5686025A (en) 1997-11-11
CA2213664A1 (en) 1997-07-17
JP3811505B2 (ja) 2006-08-23
EP0832157B1 (en) 2002-07-17
US5821274A (en) 1998-10-13
EP0832157A4 (en) 2000-01-26
DE69713978D1 (de) 2002-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3811505B2 (ja) 硬質発泡pvcに有用な発泡剤および安定剤
EP0492803B1 (en) Stabilized halogen containing polymer compositions
US4221687A (en) Anti-yellowing composition
JP3276966B2 (ja) 塩化ビニル樹脂の安定化並びに発泡の方法
TW498096B (en) Stabilizer composition comprising a blocked mercaptan and polymer composition comprising said stabilizer composition
EP0406349B1 (en) Improved stabilizers for halogen-containing polymers
US3953385A (en) Novel products and process
KR100249404B1 (ko) 폴리비닐 클로라이드 포옴 조성물
US5753719A (en) PVC foam compositions
US5340862A (en) Stabilizers for halogen containing polymers
CA1049700A (en) Cellular vinyl chloride polymers
JPS5850667B2 (ja) ポリ塩化ビニル樹脂用安定剤組成物
US5055495A (en) Stabilization and foaming of polyvinylchloride resins
US3986989A (en) Cellular vinyl halide resin compositions and a process for their production
JPS5835622B2 (ja) ポリ塩化ビニル樹脂用安定剤組成物
JPS63179939A (ja) 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物
MXPA98001723A (en) Compositions of pvc foam improves
JPH01215834A (ja) 塩素含有樹脂の発泡体組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031212

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050518

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050824

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051107

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20051227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees