JP2001505783A - 分泌ヒトタンパク質 - Google Patents

分泌ヒトタンパク質

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カイロン コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 分泌タンパク質が、タンパク質を翻訳後に改変するためにミクロソームの能力を利用する方法を使用して同定され得る。19個のヒト分泌タンパク質およびそれらのタンパク質をコードする全長のcDNA配列が、本方法を使用して同定された。タンパク質およびcDNA配列は、とりわけ、膜または細胞外環境で他のタンパク質を標的化させるために使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 分泌ヒトタンパク質 本出願は、本明細書中で参考として援用されている、1996年12月11日に出願さ れた、同時係属中の仮出願番号第60/032,757号の利益を請求する。発明の技術分野 本発明は、タンパク質の分野に関する。より詳細には、本発明は、ヒトの分泌 タンパク質に関する。発明の背景 分泌タンパク質には、例えば、成長因子、サイトカイン、およびそれらのレセ プター、細胞外マトリックスタンパク質、およびプロテアーゼのような重要なタ ンパク質が挙げられる。これらのタンパク質をコードするヌクレオチド配列は、 このようなタンパク質が関係している疾患状態を検出するため、およびこのよう な疾患の治療薬を開発するために使用され得る。従って、分泌タンパク質および それをコードするヌクレオチド配列を同定する方法が、当該分野で必要とされて いる。発明の要旨 本発明の目的は、単離され、そして精製されたヒトタンパク質を提供すること である。 本発明のなお別の目的は、融合タンパク質を提供することである。 本発明のなお別の目的は、抗体の調製物を提供することである。 本発明のなお別の目的は、単離され、そして精製されたサブゲノムポリヌクレ オチドを提供することである。 本発明のなお別の目的は、単離された遺伝子を提供することである。 本発明のさらなる目的は、ヒトタンパク質の全てまたは一部を発現するための DNA構築物を提供することである。 本発明のなお別の目的は、DNA構築物を含む宿主細胞を提供することである。 本発明の別の目的は、相同組換え細胞を提供することである。 本発明のなお別の目的は、ヒトタンパク質を産生する方法を提供することであ る。 本発明の別の目的は、粗ミクロソームによって改変される分泌ポリペプチドを 同定する方法を提供することである。 本発明のこれらおよび他の目的は、以下に記載される1つ以上の実施態様によ って提供される。 本発明の1つの実施態様は、単離され、そして精製されたヒトタンパク質を提 供することである。単離され、そして精製されたヒトタンパク質は、配列番号20 、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、お よび38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有する 。 本発明の別の実施態様は、配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29 、30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる 群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有す る、単離され、そして精製されたヒトタンパク質を提供する。 本発明のなお別の実施態様は、配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28 、29、30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列から なる群より選択されるアミノ酸配列の少なくとも6個の連続するアミノ酸を含む ポリペプチドを提供する。 本発明のなお別の実施態様は、融合タンパク質を提供する。融合タンパク質は 、ペプチド結合によって互いに融合された第1のタンパク質セグメントおよび第 2のタンパク質セグメントを含む。第1のタンパク質セグメントは、配列番号20 、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、お よび38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択される少なくとも6個の連続 するアミノ酸からなる。 本発明のなお別の実施態様は、抗体の調製物を提供する。抗体は、配列番号20 、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、お よ び38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するヒ トタンパク質に特異的に結合する。 本発明のなお別の実施態様は、単離され、そして精製されたサブゲノムポリヌ クレオチドを提供する。単離され、そして精製されたサブゲノムポリペプチドは 、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16 、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択されるヌク レオチド配列を有する。 本発明のなお別の実施態様は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9 、10、11、12、13、14、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列 からなる群より選択される少なくとも10個の連続するヌクレオチドからなる、単 離され、そして精製されたサブゲノムポリヌクレオチドを提供する。 本発明のなお別の実施態様は、単離された遺伝子を提供する。単離された遺伝 子は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15 、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択される cDNA配列に対応する。 本発明の別の実施態様は、ヒトタンパク質の全てまたは一部を発現するための DNA構築物を提供する。DNA構築物は、プロモーターおよびポリヌクレオチドセグ メントを含む。ポリヌクレオチドセグメントは、配列番号20、21、22、23、24、 25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるア ミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を有するヒトタンパク質の少 なくとも6個の連続するアミノ酸をコードする。ポリヌクレオチドセグメントは 、プロモーターより下流に配置される。ポリヌクレオチドセグメントの転写は、 プロモーターで開始される。 本発明のなお別の実施態様は、DNA構築物を含む宿主細胞を提供する。DNA構築 物は、プロモーターおよびポリヌクレオチドセグメントを含む。ポリヌクレオチ ドセグメントは、配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、 32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択 されるアミノ酸配列を有するヒトタンパク質の少なくとも6個の連続するアミノ 酸をコードする。ポリヌクレオチドセグメントは、プロモーターの下流に配置さ れる。ポリヌクレオチドセグメントの転写はプロモーターで開始される。 本発明のなお別の実施態様は、その中に取り込まれた新規の転写開始単位を有 する相同組換え細胞を提供する。転写開始単位は、5'から3'の順に、外因性の調 節配列、外因性のエキソン、およびスプライスドナー部位を含む。転写開始単位 は、遺伝子のコード配列の上流に配置される。遺伝子は、配列番号1、2、3、 4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、および19に示 されるヌクレオチド配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む。外 因性の調節配列は、遺伝子のコード配列の転写を制御する。 本発明のなお別の実施態様は、ヒトタンパク質を産生する方法を提供する。細 胞の培養物が増殖される。細胞は、DNA構築物を含む。DNA構築物は、プロモータ ーおよびポリヌクレオチドセグメントを含む。ポリヌクレオチドセグメントは、 配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、 36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸配 列を有するヒトタンパク質の少なくとも6個の連続するアミノ酸をコードする。 ポリヌクレオチドセグメントは、プロモーターの下流に配置される。ポリヌクレ オチドセグメントの転写は、プロモーターで開始される。タンパク質は培養物か ら精製される。 本発明のなお別の実施態様は、ヒトタンパク質を産生する方法を提供する。細 胞の培養物を増殖させる。細胞は、新規の転写開始単位を含む。転写開始単位は 、5'から3'の順に、外因性の調節配列、外因性のエキソン、およびスプライスド ナー部位を含む。転写開始単位は、遺伝子のコード配列の上流に配置される。遺 伝子は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、 15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択され るヌクレオチド配列を含む。外因性の調節配列は、遺伝子のコード配列の転写を 制御する。タンパク質は、培養物から精製される。 本発明の別の実施態様は、粗ミクロソームによって改変される分泌ポリペプチ ドを同定する方法を提供する。cDNA分子の集団はインビトロで転写され、これに より、cRNA分子の集団が形成される。cRNA分子の集団の第1の部分は、粗ミクロ ソームの非存在下でインビトロで翻訳され、これによってポリペプチドの第1の 集団が形成される。cRNA分子の集団の第2の部分は、粗ミクロソームの存在下で インビトロで翻訳され、これによってポリペプチドの第2の集団が形成される。 ポリペプチドの第1の集団は、ポリペプチドの第2の集団と比較される。粗ミク ロソームによって改変された第2の集団のポリペプチドメンバーが検出される。 従って、本発明は、分泌タンパク質またはポリペプチド、19の新規のヒト分泌 タンパク質のアミノ酸配列、およびこれらのタンパク質をコードするヌクレオチ ド配列を同定するための方法を当該分野に提供する。本発明は、とりわけ、治療 目的および診断目的のための分泌タンパク質を産生するために使用され得る。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明者らは、分泌タンパク質または分泌ポリペプチドを同定するための方法 を見い出した。分泌タンパク質または分泌ポリペプチドは、膜(例えば、細胞膜 、核膜、または小胞体の膜)を通過して輸送され得る可溶性タンパク質、および 細胞から部分的に分泌され得るタンパク質(例えば、膜結合レセプター)を含む 。 分泌タンパク質は、N末端に配置され、そして少なくともいくつかの疎水性ア ミノ酸(例えば、フェニルアラニン、メチオニン、ロイシン、バリン、またはト リプトファン)を含むシグナル(または分泌リーダー)配列を含み得る。非疎水 性アミノ酸もまた、シグナル配列に含まれ得る。シグナル配列は、von Heijne, J.Mol.Biol.184:99-105(1985)、ならびにKaiserおよびBotstein、Mol.Ce ll.Biol.6:2382-2391(1986)に記載されている。分泌タンパク質はまた、翻 訳後修飾によってグリコシル化され得る。シグナル配列の存在またはグリコシル 化の存在、あるいは両方が、特定のタンパク質が分泌タンパク質であることを示 す。 分泌タンパク質またはポリペプチドを同定するために、本発明の方法は、小胞 体の断片化によって生じる閉じたベシクルである、ミクロソームの特性を活用す る。ミクロソームは、それらが由来する小胞体にリボソームが点在しているかど うかに依存して、粗いかまたは滑らかであり得る。ミクロソーム(特に、粗ミク ロソーム)は、翻訳後改変(例えば、グリコシル化、およびタンパク質またはポ リペプチドからのシグナル配列の切断)を行う能力を有する。 分泌タンパク質を同定するために、相補DNA(cDNA)分子の集団が、相補RNA( cRNA)分子の集団を合成するためにインビトロで転写される。cDNA分子は、特定 の細胞、または組織型、または生物から、例えば、市販の逆転写酵素を使用して 、単離されたmRNA分子の逆転写によって合成され得る。あるいは、cDNA分子を形 成するための逆転写反応は、全RNAについてmRNAの予備精製なしに行われ得る。 任意の生物(例えば、細菌、植物、無脊椎動物、または脊椎動物生物)が、RN Aの供給源として使用され得る。特に好ましいRNAの供給源は、哺乳動物であり、 最も好ましくはヒトである。組織(例えば、肝臓、脳、腎臓、脾臓、膵臓、また は筋肉)が、RNAの供給源として使用され得る。個々の細胞型(初代細胞または 確立された細胞株(例えば、HeLa、CHO、PC12、P19、BHK、COS、またはHepG2) のメンバーのいずれか)が、RNAの適切な供給源である。発生の特定の段階で生 物から単離された組織または初代細胞が、RNA供給源として使用され得る。幹細 胞(例えば、造血幹細胞、神経幹細胞、および胚幹細胞)もまた、RNAの供給源 として使用され得る。 全RNAまたはmRNAが、当該分野で公知の方法を使用して単離され得る。このよ うな方法は、とりわけ、Sambrookら、MOLECULAR CLONING、A LABORATORY MANUAL (第2版、Cold Spring Harbor Press、N.Y.、1989)、およびAusubelら、CURRE NT PROTOCOLS IN MOLECULAR BIOLOGY(Greene PUbliShing Associates and John Wiley & Sons,N.Y.、1994)に記載されている。RNAの単離のための技術は、当 該分野で公知のように、特定の生物または細胞型について合うように調整され得 る。 相補DNAは、必要に応じて、cDNAライブラリーから入手され得る。cDNAライブ ラリーは、任意の目的の生物(詳細には、哺乳動物またはヒト)のゲノムに由来 し得る。組織特異的cDNAライブラリーまたは細胞型特異的cDNAライブラリーもま た、cDNAの供給源として使用され得る。 cRNA分子を形成するためのインビトロでのcDNA分子の転写は、当該分野で公知 の任意の方法を使用して行われ得る。これらの方法は、例えば、プロモーター( 例えば、SP6、T7、またはT3ポリメラーゼプロモーター)を含有するクローニン グベクター中にcDNAを配置すること、および適切なポリメラーゼを使用してcD NAを転写することを包含する。種々の市販のキットが、この目的のために利用可 能である。 cRNA分子の集団の第1の部分は、粗面ミクロソームの非存在下でインビトロで 翻訳され得、翻訳後改変されていないポリペプチドの第1の集団を形成する。cR NA分子の集団の第2の部分は、粗面ミクロソームの存在下でインビトロで翻訳さ れ得る。インビトロでの翻訳反応の条件下で、粗面ミクロソームは、このような 配列を含むこれらのポリペプチドからシグナル配列を切断し得る。同じ条件下で 、粗面ミクロソームはまた、グリコシル化部位を含むこれらのポリペプチドをグ リコシル化し得る。 インビトロでの翻訳の方法は、当該分野で公知の方法(例えば、網状赤血球溶 解システム(特に、ウサギ網状赤血球の溶解)における翻訳)である。網状赤血 球溶解システムは、研究室で組み立てられ得るか、またはキットの形態で市販に よって購入し得る。 ミクロソームは、均質化による組織または細胞の破壊によって調製され得る。 所望される場合は、粗面ミクロソームおよび滑面ミクロソームが、周知の技術( 例えば、スクロース密度勾配沈降分離)を使用して分離され得る。ミクロソーム はまた、例えば、Promega Corp.、Madison,WIから入手可能なイヌ膵臓ミクロソ ームのように、市販されている。 次いで、ポリペプチドの第1の集団は、ポリペプチドの第2の集団と比較され 得る。この比較は、例えば、当該分野で公知の、一次元または二次元ポリアクリ ルアミドゲル電気泳動によって行われ得る。ゲル中で分離されたポリペプチドは 、当該分野で公知の任意の手段(例えば、銅、銀、クマシーブリリアントブルー 、アミドブラック、ファストグリーンFCF、Ponceau Sでの染色、または色素産生 性標識)によって検出され得る。分離されたタンパク質はまた、分離の前にタン パク質中に取り込ませた放射性タグ、化学発光性タグ、蛍光性タグ、または酵素 性タグを使用して可視化され得る。 ゲルは乾燥され得るか、またはタンパク質がメンブレン(例えば、ポリビニリ デンジフルオリドメンブレン)に移され得る。ゲルもしくはメンブレン自体、ま たはゲルもしくはメンブレンの写真のいずれかが、視覚によって比較され得る。 あるいは、ゲルまたはメンブレンがスキャンされ(例えば、濃度計で)、そして コンピューターの補助によって分析され得る。 ポリペプチドの第2の集団のポリペプチドのメンバー(粗面ミクロソームによ って改変された)が、当該分野で利用可能な任意の手段によって検出され得る。 例えば、ポリペプチドバンドの位置の移動が観察され得、これは、第1の集団の 対応するポリペプチドメンバーと比較して、第2の集団のメンバーの分子量の増 大を示す。このような分子量の増大は、第2の集団のポリペプチドのメンバーが 粗面ミクロソームによってグリコシル化されたことを示す。 第1の集団の対応するポリペプチドのメンバーと比較して第2の集団のメンバ ーの分子量における減少を示すポリペプチドバンドの位置の移動もまた、観察さ れ得る。分子量におけるこの減少は、第2の集団のポリペプチドのメンバーが粗 面ミクロソームによって切断されたシグナル配列を含んだことを示す。 粗面ミクロソームによって改変されるポリペプチドは、分泌ポリペプチドとし て同定される。必要に応じて、分泌ポリペプチドをコードするcDNA分子の量が得 られ得る。粗面ミクロソームによって翻訳後改変されるポリペプチドをコードす るcDNAの分子は、標準的な組換えDNA技術を使用して適切なベクター中に配置さ れ得、そして宿主細胞を形質転換するために試用され得る。以下に記載されるよ うな、多くのベクター(例えば、レトロウイルスまたはアデノウイルスベクター )およびバクテリオファージが、この目的のために利用可能である。 分泌ポリペプチドをコードするcDNAを含むベクターが、当該分野で利用可能な 技術を使用して宿主細胞中に導入され得る。これらの技術として以下が挙げられ るが、これらに限定されない:トランスフェリン−ポリカチオン媒介性DNA移入 、裸のまたはカプセル化した核酸でのトランスフェクション、リポソーム媒介性 細胞融合、DNAでコーティングしたラテックスビーズの細胞内輸送、プロトプラ スト融合、ウイルス感染、エレクトロポレーション、およびカルシウムリン酸媒 介性トランスフェクション。 宿主細胞は、cDNA分子を増殖し得る任意の宿主細胞であり得る。種々の宿主細 胞(たとえば、固定化細胞株(例えば、HeLa、CHO、またはHEK))が、この目的 のために利用可能である。 形質転換した宿主細胞が段階希釈され、そして個々のコロニーを形成させるた めに培養され得る。宿主細胞を培養する方法および各宿主細胞型に適切な培地は 、当該分野で周知である。好ましくは、各コロニーは、単一の形質転換された宿 主細胞から生じる。各コロニーに由来するcDNAの別々の調製物は、上記のように 調製され得、そしてcRNAを形成するためにインビトロで転写され得る。cRNAは、 分泌ポリペプチドを形成するために転写され得る。これは、当該分野で公知であ るように精製され得る。コロニーからの分泌されたポリペプチドの調製が1つよ り多い種のポリペプチドを含む場合、上記に記載される工程が、単一の種のポリ ペプチドのみをコードするcDNAを含むコロニーが得られるまで繰り返され得る。 分泌タンパク質をコードする相補DNA分子は、標準的なヌクレオチド配列決定 技術を使用して配列決定され得る。各cDNA分子の配列は、クローンが既知の分泌 タンパク質をコードするかまたは新規の分泌タンパク質をコードするかを決定す るために、データベース中の既知の配列と比較され得る。 本発明者らは、19個の新規のヒト分泌タンパク質を同定するために本発明の方 法を使用した。これらの19個のヒト分泌タンパク質のアミノ酸配列は、配列番号 20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、 および38に開示されている。これらのタンパク質をコードするヌクレオチド配列 は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、 16、17、18、および19にそれぞれ開示されている。 分泌タンパク質のcDNAを含むクローンは、1997年12月11日に、ATCCに寄託され た。この複数の寄託物中の個々の細菌細胞(E.coli)は、本発明の分泌タンパ ク質をコードする1つ以上のポリヌクレオチドを含み、そして本明細書中に提供 されるように、特定のポリヌクレオチドの配列から設計されるオリゴヌクレオチ ドプローブを使用して回収され得る。各ポリヌクレオチドは、EcoRI/NotI消化 (5'部位、EcoRI;3'部位、NotI)を行うことによってベクターから除去され得 る。ATCCに提出された寄託書は、SECP120997と番号付けされている。これらの寄 託物のヌクレオチド配列およびそれらがコードするアミノ酸配列は、本明細書中 で開示されるアミノ酸およびヌクレオチド配列と、寄託物中に含まれるアミノ酸 配列およびヌクレオチド配列との間で、矛盾の事象を統制する。 本発明の精製されそして単離されたサブゲノムポリヌクレオチドは、配列番号 1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、 および19に示されるヌクレオチド配列から選択される、少なくとも10、12、15、 18、20、25、30、35、40、45、または50個の連続するヌクレオチドを含む。単離 され、そして精製されたサブゲノムポリヌクレオチドは、配列番号1、2、3、 4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、および19に示 されるヌクレオチド配列から選択される完全なヌクレオチド配列を含み得る。 サブゲノムポリヌクレオチドは、全長よりも短い染色体を含み、そして好まし くは、イントロンを含まない。コード配列を含むフラグメントを単離するために 、制限酵素およびプローブを使用して標準的な核酸精製技術によって他のヌクレ オチド配列を含まない本発明のポリヌクレオチドが単離され、そして精製され得 る。 本明細書中に開示されるcDNA配列に対応する単離された遺伝子もまた、提供さ れる。公知の方法が、提供されたcDNA配列を使用して対応する遺伝子を単離する ために使用され得る。これらの方法は、ヒトのゲノムライブラリーまたはヒトの ゲノムDNAの他の供給源からの遺伝子同定または増幅での使用のための、配列番 号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18 、および19に示されるヌクレオチド配列からのプローブまたはプライマーの調製 を包含する。 配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16 、17、18、および19に示されるコード配列は、鋳型としてヒトmRNAを用いて逆転 写酵素を使用して生成され得る。PCRによる増幅もまた、鋳型としてゲノムDNAま たはcDNAのいずれかを使用して、ポリヌクレオチドを得るために使用され得る。 本発明のポリヌクレオチド分子はまた、本明細書中に開示されている配列を生じ る合成化学の技術を使用して生成され得る。遺伝子コードの縮重は、合成される べき配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、 35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列をコードする代替のヌクレオチド 配列を可能にする。全てのこのようなヌクレオチド配列が、本発明の範囲内であ る。 本発明のポリヌクレオチド分子は、当該分野で公知のように、ベクターおよび 細胞株中で増殖され得る。ポリヌクレオチド分子は、線状または環状分子であり 得る。これらは、自己複製分子上に、または複製配列を含まない分子上に存在し 得る。増殖のために、本発明のポリヌクレオチドは、上記のような、当該分野で 利用可能な任意の技術を使用して適切な宿主細胞に導入され得る。 本発明のサブゲノムポリヌクレオチドが、ポリヌクレオチドのさらなるコピー を増殖させるため、またはタンパク質、ポリペプチド、もしくは融合タンパク質 を発現させるために使用され得る。本明細書中で開示されるサブゲノムポリヌク レオチドはまた、例えば、組織または染色体の生体マーカーとして、DNAゲルの 分子量マーカーとして、免疫応答(例えば、一本鎖DNAまたは二本鎖DNAに対する 抗体の形成)を誘発するため、およびDNA-リガンド相互作用アッセイにおいてヌ クレオチド配列と相互作用するタンパク質または他の分子を検出するために、使 用され得る。 疾患状態は、本発明のタンパク質をコードする遺伝子の発現における変化と関 連し得る。本明細書中で開示されるポリヌクレオチド配列はまた、疾患状態にお ける任意のこれらの配列の包含を決定するために使用され得る。例えば、疾患細 胞中の遺伝子は配列決定され得、そして本発明の野生型コード配列と比較され得 る。あるいは、ヌクレオチドプローブが構築され得、そして疾患細胞中でのmRNA の正常な形態または変化した(変異)形態を検出するために使用され得る。本発 明のサブゲノムポリヌクレオチドはまた、これらの遺伝子の変化した発現に関連 し得る疾患について、診断試験および治療組成物を設計するために使用され得る 。 本発明は、開示されるタンパク質の全長および変異形態の両方を提供する。タ ンパク質の全長形態は、配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30 、31,32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列を有する。タ ンパク質の全長形態は、シグナル配列を除去するために酵素的にプロセスされ得 て、成熟形態のタンパク質を生じる。シグナル配列は、本明細書中で開示される アミノ酸配列の試験、および既知のシグナル配列のアミノ酸配列との比較によっ て同定され得る(例えば、von Heijne、1985;Kaiser & Botsteion、1986を参照 のこと)。同様に、膜貫通ドメインは、本明細書中で開示されるアミノ酸配列の 試験によって同定され得る。膜貫通ドメインは、代表的には、長い伸長の15〜30 個の疎水性アミノ酸を含む。 予想される機能を備えた他のドメインもまた、同定され得る。例えば、配列番 号23に示されるアミノ酸配列を有するタンパク質は、配列番号23のアミノ酸68〜 122にわたるKunitz型セリンプロテアーゼインヒビタードメインを含む。配列番 号20に示されるアミノ酸配列を有するタンパク質は、zinc-fingerモチーフを含 む。 開示されるサブゲノムポリヌクレオチドの対立遺伝子変異体は、本明細書中に 開示されるアミノ酸配列と同一、相同、または実質的に関連するタンパク質を生 じ、そしてこれらをコードする(下記を参照のこと)。 本発明のサブゲノムポリヌクレオチドの対立遺伝子変異体は、ストリンジェン トな条件下での、本明細書中に開示されているヌクレオチド配列との推定の対立 遺伝子変異体のハイブリダイゼーションによって同定され得る。例えば、以下の 洗浄条件−2×SSC、0.1%SDS、室温で2回、各30分;次いで、2×SSC、0.1%SDS 、50℃、一回、30分;次いで、2×SSC、室温で2回、各10分−を使用することに よって、多くとも約25〜30%の塩基対のミスマッチを含む対立遺伝子変異体が同 定され得る。より好ましくは、対立遺伝子変異体は、15%〜25%の塩基対のミス マッチを含み、さらにより好ましくは、5〜15%の塩基対のミスマッチを含む。 本発明の分泌タンパク質のタンパク質変異体もまた、含まれる。生物学的活性 を決定する領域に関与しないアミノ酸は、生物学的機能に影響を与えることなく 、欠失または改変され得る。好ましくは、本発明のタンパク質変異体は、本明細 書中に開示されるアミノ酸配列に対して少なくとも85%、90%、または95%同一 であるアミノ酸配列を有し、そして類似の生物学的特性を有する(下記を参照の こと)。より好ましくは、分子は、98%同一である。タンパク質配列における目 的の改変は、選択されたアミノ酸残基の変化、置換、置き換え、挿入、または欠 失を含み得る。タンパク質または誘導体は、グリコシル化されるか、またはグリ コシル化されないかのいずれかであり得る。このような改変体を作製する技術は 、当該分野で周知である(例えば、U.S.4,518,584を参照のこと)。あるいは、 本明細書中に開示されるタンパク質の変異体は、合成化学技術を使用して、また は組換えDNA法を使用して構築され得る。 好ましくは、本発明のタンパク質の変異体または誘導体におけるアミノ酸変化 は、保存的アミノ酸変化(すなわち、類似の荷電したアミノ酸または荷電してい ないアミノ酸の置換)である。保存的アミノ酸変化は、それらの側鎖において構 造的に関連しているアミノ酸のファミリーの別のアミノ酸での、1つのアミノ酸 の置換を含む。天然に存在するアミノ酸は一般に、4つのファミリーに分けられ る:酸性アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸)、塩基性アミノ酸(リジン 、アルギニン、ヒスチジン)、非極性アミノ酸(アラニン、バリン、ロイシン、 イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン)、 および荷電していない極性アミノ酸(グリシン、アスパラギン、グルタミン、シ スチン、セリン、スレオニン、チロシン)。フェニルアラニン、トリプトファン 、およびチロシンは、しばしば、芳香族アミノ酸に分類される。特に、置換が、 タンパク質の相互作用に関係する結合部位でアミノ酸を含まない場合に、イソロ イシンまたはバリンでのロイシンの単独の置換、グルタミン酸でのアスパラギン 酸の単独の置換、セリンでのスレオニンの単独の置換、または構造的に関連する アミノ酸でのアミノ酸の類似の置換が、生じる分子の結合特性に重要な影響を有 さないことが、合理的に期待される。天然には存在しないアミノ酸もまた、本発 明のタンパク質変異体を形成するために使用され得る。 アミノ酸の変化が、機能的なタンパク質またはポリペプチドを生じるかどうか は、以下に記載されるように、開示されるタンパク質またはポリペプチドの生物 学的特性をアッセイすることによって容易に決定され得る。本発明のヒトのサブ ゲノムポリヌクレオチドおよびタンパク質の種ホモログがまた、適切なプローブ またはプライマーを作製し、そして他の種(例えば、マウス、サル、酵母、また は細菌)由来のcDNA発現ライブラリーをスクリーニングすることによって同定さ れ得る。 膜に結合するタンパク質(例えば、細胞表面レセプタータンパク質)の場合、 タンパク質の可溶性の形態は、タンパク質の細胞内ドメインおよび膜貫通ドメイ ンの一部または全てをコードするヌクレオチド配列の欠失、および宿主細胞での タンパク質の完全な分泌形態の発現によって、得ることができる。相同性検索の ような、細胞内ドメインおよび膜貫通ドメインを同定するための技術が、本明細 書中に開示されるアミノ酸配列およびヌクレオチド配列を使用して、本発明のタ ンパク質中のこのようなドメインを同定するために使用され得る。 本発明の全長より短いタンパク質からなるポリペプチドもまた、提供される。 本発明のポリペプチドは直鎖状であり得るか、または例えば、以下に記載される ように環化され得る:Saragoviら、1992、Bio/Technology 10、773-778、および McDowellら、1992、J.Amer.Chem.Soc.114、9245-9253。ポリペプチドは、例 えば、免疫原、診断の補助、または治療薬として、そして下記のように、融合タ ンパク質を作製するために使用され得る。 配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35 、36、37、および38に示される全長より短いアミノ酸配列からなるポリペプチド 分子もまた、提供される。このようなポリペプチドは、配列番号20、21、22、23 、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示さ れるアミノ酸配列の、少なくとも6、8、10、12、15、18、または20個の連続す るアミノ酸を含む。本発明のポリペプチド分子はまた、特異的分子(例えば、抗 体)と相互作用するポリペプチドの能力に実質的に影響を与えない、主要でない アミノ酸変化を有し得る。 ポリペプチドの誘導体(例えば、グリコシル化形態、他の分子との凝集結合体 、および無関係な化学的部分との共有結合体)もまた、提供される。誘導体はま た、対立遺伝子変異体、種変異体、およびムテインを含む。共有結合誘導体は、 当該分野で公知の手段によって、アミノ酸鎖中、またはN末端もしくはC末端残 基に見出される基に対する機能性の結合によって調製される。生物学的機能に影 響を与えない領域の短縮または欠失もまた、含まれる。短縮または欠失されたポ リペプチドが、合成的もしくは組換え的に、または本発明の精製されたかもしく は部分精製された分泌タンパク質のタンパク質分解的消化によって、調製され得 る。 開示されるタンパク質の、少なくとも6、8、10、12、15、18'、または20個 の連続するアミノ酸を含む融合タンパク質もまた、構築され得る。ヒトの融合タ ンパク質が、とりわけ、アミノ酸配列に対する抗体を生成するために、および種 々のアッセイ系での使用に、有用である。例えば、融合タンパク質は、本発明の 分泌タンパク質と相互作用し、そしてそれらの機能に影響を与えるタンパク質を 同定するために使用され得る。物理的な方法(例えば、タンパク質のアフィニテ ィ ークロマトグラフィー)またはタンパク質−タンパク質相互作用についてのライ ブラリーに基づくアッセイ(例えば、酵母ツーハイブリッドシステム、もしくは ファージディスプレイシステム)が、この目的のために使用され得る。このよう な方法は、当該分野で周知であり、そして薬物スクリーニングとしても使用され 得る。融合タンパク質はまた、細胞中の特異的な位置に分子を標的化するため、 または分泌されるべきもしくは細胞膜中に固定されるべき分子を生じるために使 用され得る。 本発明の融合タンパク質は、ペプチド結合によって互いに融合された2つのタ ンパク質セグメントを含む。第1のタンパク質セグメントは、配列番号20、21、2 2、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、および38 に示されるアミノ酸配列の、少なくとも6、8、10、12、15、18、または20個の 連続するアミノ酸配列を含む。第1のタンパク質セグメントはまた、全長のタン パク質(シグナル配列を含む)または成熟タンパク質(シグナル配列を欠いてい る)であり得る。第2のタンパク質セグメントは、全長のタンパク質またはタン パク質フラグメントであり得る。第2のタンパク質またはタンパク質フラグメン トは、検出可能なマーカー(例えば、放射活性物質、化学発光物質、ビオチン化 、または蛍光タグ)で標識され得るか、または検出可能な生成物を生成する酵素 であり得る。この目的に適切な酵素(例えば、β-ガラクトシダーゼ)が、当該 分野で周知である。 融合タンパク質を作製するための技術(組換え的または2つのタンパク質セグ メントの共有結合によるかのいずれか)は、当該分野で周知である。本発明のア ミノ酸配列を含む融合タンパク質はまた、例えば、配列番号1、2、3、4、5 、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、および19から選択さ れる連続するヌクレオチドを含み、そして第2のタンパク質セグメントをコード するヌクレオチドを有する適切なリーディングフレーム中に所望のアミノ酸をコ ードするDNA構築物を作製するために、標準的な組換えDNA法を使用して構築され 得る。 本発明のタンパク質またはポリペプチドは、それらが細胞内で通常関係する他 の成分(例えば、炭水化物、脂質、亜細胞小器官、または他のタンパク質)を含 まずに精製され得る。単離されたタンパク質またはポリペプチドは、少なくとも 90%の純度である。好ましくは、調製物は、95%、または99%純粋である。調製 物の純度は、例えば、当該分野で公知のように、タンパク質またはポリペプチド 調製物の電気泳動図を、いくつかのpH値でおよびいくつかのポリアクリルアミド 濃度で試験することによって評価され得る。 標準的な生化学的方法が、タンパク質を発現する組織から本発明のタンパク質 を単離するため、またはDNA構築物が導入されている組換え宿主細胞からタンパ ク質、ポリペプチド、もしくは融合タンパク質を単離するために使用され得る。 タンパク質の精製方法(例えば、サイズ排除クロマトグラフィー、硫酸アンモニ ウム分画、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー 、結晶化、等電点電気泳動、または調製ゲル電気泳動)は、当該分野で周知であ り、そして当該分野で広範に使用されている。 あるいは、本発明のタンパク質、融合タンパク質、またはポリペプチドは、組 換えDNA法によって、または合成化学法によって産生され得る。合成化学法(例 えば、固相ペプチド合成)が、タンパク質、融合タンパク質、またはポリペプチ ドの合成に使用され得る。組換えタンパク質、融合タンパク質、またはポリペプ チドの産生のために、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、 12、13、14、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列から選択さ れるコード配列が、当該分野で公知の発現系を使用して原核生物または真核生物 宿主細胞中で発現され得る。これらの発現系は、細菌、酵母、昆虫、および哺乳 動物細胞を含む(下記を参照のこと)。 次いで、得られる発現タンパク質は、培養培地から、または当該分野で公知の 精製手順を使用して培養された細胞の抽出物から精製され得る。例えば、培養培 地中に十分に分泌されたタンパク質について、細胞を含まない培地は酢酸ナトリ ウムで希釈され、そして陽イオン交換樹脂、続いて疎水性相互作用クロマトグラ フィーと接触させられ得る。この方法を使用すれば、所望のタンパク質、融合タ ンパク質、またはポリペプチドは、代表的には、95%より大きい純度である。さ らなる精製は、例えば、上記に列挙する任意の技術を使用して行われ得る。タン パク質、融合タンパク質、またはポリペプチドはまた、エピトープ(例えば、 「Flag」エピトープ(Kodak)でタグ化され得、そしてそのエピトープに特異的 に結合する抗体を使用して精製され得る。 酵母または細菌中で産生されたタンパク質を改変すること(例えば、適切な部 位のリン酸化またはグリコシル化)は、機能タンパク質を得るために必要とされ 得る。このような共有結合接着体は、公知の化学的または酵素的方法を使用して 行われ得る。 本発明のタンパク質またはポリペプチドはまた、精製を容易にする形態で、培 養細胞中で発現され得る。例えば、分泌タンパク質またはポリペプチドは、例え ば、マルトース結合タンパク質、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ、または チオレドキシンを含む融合タンパク質として発現され得、そして市販のキットを 使用して精製され得る。このような融合タンパク質の発現および精製のためのキ ットは、New England BioLabs、PharmaciaおよびInvitrogenのような会社から入 手可能である。 本明細書中に開示されているコード配列はまた、トランスジェニック動物(例 えば、ウシ、ヤギ、ブタ、またはヒツジ)を構築するために使用され得る。次い で、メスのトランスジェニック動物は、本発明のタンパク質、ポリペプチド、ま たは融合タンパク質をそれらの乳中に産生し得る。このような動物を構築するた めの方法は、当該分野で公知であり、そして広範に使用されている。 本発明の単離されたタンパク質、ポリペプチド、または融合タンパク質は、本 発明のアミノ酸配列を含むエピトープに特異的に結合する抗体の調製物を得るた めに、使用され得る。本発明の抗体は、例えば、培養培地中に分泌される本発明 のタンパク質、ポリペプチド、または融合タンパク質を検出するために、あるい はこれらの分子を発現する組織または細胞を同定するために使用され得る。抗体 は、ポリクローナルもしくはモノクローナルであり得るか、または単鎖抗体であ り得る。ポリクローナル抗体およびモノクローナル抗体を惹起するため、ならび に単鎖抗体を構築するための技術は、当該分野で周知である。 本発明の抗体は、本発明のアミノ酸配列を含むエピトープ(好ましくは、他の タンパク質上には存在しないエピトープ)に特異的に結合する。代表的には、1 つのエピトープをコードするための連続するアミノ酸の最少の数は、6、8、ま たは10である。しかし、特に連続しない残基を含むエピトープを形成するために は、より多いアミノ酸(例えば、少なくとも15、25、または50)がエピトープの 一部であり得る。特異的結合抗体は、タンパク質のウェスタンブロットまたは免 疫細胞化学アッセイにおいて他のタンパク質を検出しない。特異的結合抗体は、 本発明のアミノ酸配列を含まないエピトープで提供されるシグナルよりも少なく とも10倍低いシグナルを提供する。本発明の分泌タンパク質に特異的に結合する 抗体は、成熟タンパク質もしくは全長のタンパク質、ポリペプチドもしくは分解 産物、融合タンパク質、またはタンパク質変異体に結合する抗体を含む。本発明 の好ましい実施態様において、抗体は、溶液から所望のタンパク質、融合タンパ ク質、またはポリペプチドを免疫沈降させ、そしてポリアクリルアミドゲルのウ ェスタンブロットにおいてタンパク質、融合タンパク質、またはポリペプチドと 反応する。 抗体を精製するための技術は、当該分野で利用可能な方法である。好ましい実 施態様において、抗体を、本発明のアミノ酸配列が結合されるカラムに通すこと によって、抗体はアフィニティー精製される。次いで、結合した抗体は、例えば 、高塩濃度を有する緩衝液を使用して溶出される。任意のこのような技術が、本 発明の抗体を精製するために選択され得る。 本発明はまた、宿主細胞中で本発明のタンパク質の全てまたは一部を発現する ための、DNA構築物を提供する。DNA構築物は、選択される特定の宿主細胞中で機 能的であるプロモーターを含む。当業者は、当該分野で公知であり、そして使用 される多数の細胞型特異的プロモーターから適切なプロモーターを容易に選択し 得る。DNA構築物はまた、宿主細胞中で機能的である転写ターミネーターを含み 得る。 発現構築物は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、1 3、14、15、16、17、18、および19、またはその変異体によってコードされるヒ トタンパク質の全てまたは一部をコードするポリヌクレオチドセグメントを含む 。ポリヌクレオチドセグメントは、プロモーターの下流に配置される。ポリヌク レオチドセグメントの転写は、プロモーターで開始される。DNA構築物は、直鎖 状または環状であり得、そして所望される場合は、自律複製のための配列を含み 得 る。 DNA構築物を含む宿主細胞は、任意の適切な原核生物細胞または真核生物細胞 であり得る。細菌中での発現系として、以下に記載される発現系が挙げられる: Changら、Nature(1978)275:615;Goeddelら、Nature(1979)281:544;Goed delら、Nucleic Acids Res.(1980)8:4057;EP 36,776;U.S.4,551,433+d e Boerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1983)80:21-25;およびSiebenlist ら、Cell(1980)20:269. 酵母中での発現系として、以下に記載されている発現系が挙げられる:Hinnen 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(1988)8:3129;Smithら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1985)82:8404;Mi yajimaら、Gene(1987)58:273;ならびにMartinら、DNA(1988)7:99。多数 のバキュロウイルス株および変異体、ならびに対応する宿主由来の寛容性の昆虫 宿主細胞が、以下に記載されている:Luckowら、Bio/Technology(1988)6:47- 55、Millerら、GENERIC ENGINEERING(Setlow,J.K.ら編)第8巻(Plenum Publ ishing、1986)277-279頁;およびMaedaら、Nature(1985)315:592-594。 哺乳動物発現は、以下に記載されているように達成され得る:Dijkemaら、EMB 0 J.(1985)4:761;Gormanら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1982b)79:677 7;Boshartら、Cell(1985)41:521;およびU.S.4,399,216。哺乳動物発現の 他の特徴は、以下に記載されているように促進され得る:HamおよびWallace、Me th.Enz.(1979)58:44;BarnesおよびSato,Anal.Biochem.(1980)102:255;U.S.4 ,767,704;U.S.4,657,866;U.S.4,927,762;U.S.4,560,655;WO 90/103430、 WO 87/00195、およびU.S.RE 30、985。 本発明のDNA構築物は、当該分野で公知の任意の技術を使用して宿主細胞中に 導入され得る。これらの技術として、トランスフェリン−ポリカチオン倍化異性 DNA導入、裸のまたはカプセル化した核酸でのトランスフェクション、リポソー ム媒介性細胞融合、DNAでコートしたラテックスビーズの細胞内輸送、プロトプ ラスト融合、ウイルス感染、エレクトロポレーション、およびリン酸カルシウム 媒介性トランスフェクションが挙げられる。 あるいは、本発明のタンパク質をコードする内因性の遺伝子の発現は、転写ユ ニットを含む相同組換え細胞を形成するための、インフレームで内因性の遺伝子 の転写ユニットを含む相同組換えDNA構築物の導入によって操作され得る。転写 ユニットは、標的化配列、調節配列、エキソン、および対を形成していないスプ ライスドナー部位を含む。新規の転写ユニットが、所望される場合に内因性の遺 伝子をオンまたはオフにするために使用され得る。内因性の遺伝子の発現に影響 を与えるこの方法は、本明細書中で参考として援用されている、U.S.5,641,670 に教示されている。 標的配列は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13 、14、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列から選択される少 なくとも10、12、15、20、または50個の連続するヌクレオチドのセグメントであ る。転写ユニットは、内因性の遺伝子のコード配列の上流に配置される。外因性 の調 節配列は、内因性遺伝子のコード配列の転写を導く。 本発明の選択されたタンパク質は、種々の用途を有する。例えば、選択されたタ ンパク質は、生物学的活性(例えば、サイトカイン、細胞増殖、または細胞分化 の活性、組織の増殖または調節、アクチビンまたはインヒビン活性、化学走査性 または化学運動性活性、止血または血栓溶解活性、レtプター/リガンド活性、 腫瘍阻害、あるいは坑炎症活性)を決定するためのアッセイにおいて使用され得 る。これらの活性についてのアッセイは、当該分野で公知であり、そして例えば 、本明細書中で参照として援用される、U.S.5,654,173に開示されている。 本発明のタンパク質はまた、タンパク質を発現する組織または細胞型を同定す るために、またはタンパク質発現における段階特異的、もしくは疾患特異的変化 を同定するために、生体マーカーとして使用され得る。本発明のタンパク質は、 リガンドまたは結合タンパク質を同定するために、タンパク質相互作用アッセイ において使用され得る。選択されたタンパク質の生物学的活性、または特異的リ ガンドと相互作用するそれらの能力に影響を与える化合物が、スクリーニングア ッセイにおいて本発明のタンパク質を使用して同定され得る。本発明のタンパク 質および抗体はまた、これらのタンパク質の変化した発言に関連し得る疾患のた めの診断試験および治療用組成物を設計するためにも使用され得る。例えば、開 示されるタンパク質のシグナル配列または膜貫通ドメインを含む融合タンパク質 が、ドメインが天然には見出されない細胞の位置に他のタンパク質ドメインを標 的化するため(例えば、細胞膜に結合させる、または細胞外に分泌させる)に使 用され得る。 本発明のさらなる目的、特徴、および利点が、上記の開示を参照して当業者に 容易に行われる。発明の概説 1.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34 、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミ ノ酸配列を有する、単離されそして精製されたヒトタンパク質。 2.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34 、 35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ 酸配列に少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、単離されそして精製 されたヒトタンパク質。 3.上記のアミノ酸が少なくとも90%同一である、項目2に記載の単離されそ して精製されたヒトタンパク質。 4.上記のアミノ酸が少なくとも95%同一である、項目2に記載の単離されそ して精製されたヒトタンパク質。 5.上記のアミノ酸が少なくとも98%同一である、項目2に記載の単離されそ して精製されたヒトタンパク質。 6.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34 、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミ ノ酸配列の少なくとも6個の連続するアミノ酸を含む、単離されそして精製され たヒトポリペプチド。 7.ペプチド結合によって互いに融合された第1のタンパク質セグメントおよ び第2のタンパク質セグメントを含む融合タンパク質。ここで、上記の第1のタ ンパク質セグメントは、配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30 、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群よ り選択される少なくとも6個の連続するアミノ酸からなる。 8.項目1に記載のヒトタンパク質に特異的に結合する、抗体の調製物。 9.抗体がモノクローナルである、項目8に記載の抗体の調製物。 10.抗体がポリクローナルである、項目8に記載の抗体の調製物。 11.抗体が単鎖抗体である、項目8に記載の抗体の調製物。 12.配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15 、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択される ヌクレオチド配列を有する、単離されそして精製されたサブゲノムポリヌクレオ チド。 13.配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15 、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択される ヌクレオチド配列の少なくとも10個の連続するヌクレオチドからなる、単離され そ して精製されたサブゲノムポリヌクレオチド。 14.配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15 、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択される cDNA配列に対応する、単離された遺伝子。 15.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34 、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミ ノ酸配列を有するヒトタンパク質の全てまたは一部を発現するためのDNA構築物 。DNA構築物は、以下: プロモーター;および ヒトタンパク質の少なくとも6個の連続するアミノ酸をコードするポリヌクレ オチドセグメント(ここで、ポリヌクレオチドセグメントは、プロモーターより 下流に配置され、ポリヌクレオチドセグメントの転写は、プロモーターでまたは プロモーターの3'で開始される) を含む。 16.DNA構築物を含む宿主細胞。DNA構築物は、以下: プロモーター;および 配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35 、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ 酸配列を有するヒトタンパク質の少なくとも6個の連続するアミノ酸をコード する、ポリヌクレオチドセグメント(ここで、ポリヌクレオチドセグメントは 、プロモーターより下流に配置され、ポリヌクレオチドセグメントの転写は、 プロモーターでまたはプロモーターの3'で開始される) を含む。 17.その中に取り込まれた新規の転写開始ユニットを有する相同組換え細胞。 ここで、新規の転写開始ユニットは、5'から3'の順に: (a)外因性の調節配列; (b)外因性のエキソン;および (c)スプライスドナー部位 を含む。ここで、該転写開始ユニットは、遺伝子のコード配列の上流に配置され 、 該遺伝子は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、 14、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択 されるヌクレオチド配列を含み、該外因性の調節配列は、遺伝子のコード配列の 転写を制御する。 18.ヒトタンパク質を産生する方法。この方法は、以下の工程: (1)プロモーターおよび(2)配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、 28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列か らなる群より選択されるアミノ酸配列を有するヒトタンパク質の少なくとも6個 の連続するアミノ酸をコードするポリヌクレオチドセグメント(ここで、ポリヌ クレオチドセグメントは、プロモーターより下流に配置され、ポリヌクレオチド セグメントの転写は、プロモーターでまたはプロモーターの3'で開始される)を 含むDNA構築物を含む、細胞の培養物を増殖させる工程;ならびに 培養物からタンパク質を精製する工程 を包含する。 19.ヒトタンパク質を産生する方法。この方法は、以下の工程: その中に取り込まれた新規の転写開始ユニットを有する相同組換え細胞の培養 物を増殖させる工程(ここで、新規の転写開始ユニットは、5'から3'の順に: (a)外因性の調節配列: (b)外因性のエキソン;および (c)スプライスドナー部位 を含む。ここで、上記の転写開始ユニットは、遺伝子のコード配列の上流に配置 され、上記の遺伝子は、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11 、12、13、14、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる 群より選択されるヌクレオチド配列を含み、上記の外因性の調節配列は、遺伝子 のコード配列の転写を制御する);ならびに 培養物からタンパク質を精製する工程、 を包含する。 20.粗ミクロソームによって改変された、分泌されたポリペプチドを同定する 方法。この方法は、以下の工程: cDNA分子の集団をインビトロで転写させ、それによってcRNA分子の集団を形成 させる工程; cRNA分子の集団の第1の部分を粗ミクロソームの非存在下でインビトロで翻訳 させ、それによってポリペプチドの第1の集団を形成させる工程; cRNA分子の集団の第2の部分を粗ミクロソームの存在下でインビトロで翻訳さ せ、それによってポリペプチドの第2の集団を形成させる工程; ポリペプチドの第1の集団と、ポリペプチドも第2の集団とを比較する工程; および 粗ミクロソームによって改変されている第2の集団のポリペプチドのメンバー を検出する工程、 を包含する。 21.cDNA分子の集団がmRNA分子の集団の逆転写によって合成される、項目20に 記載の方法。 22.mRNA分子が哺乳動物から単離される、項目21に記載の方法。 23.mRNA分子がヒトから単離される、項目22に記載の方法。 24.cDNA分子の集団がcDNAライブラリーから得られる、項目20に記載の方法。 25.cDNAライブラリーが哺乳動物ゲノムに由来する、項目24に記載の方法。 26.cDNAライブラリーがヒトゲノムに由来する、項目25に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/19 C12N 1/19 1/21 1/21 5/10 C12P 21/02 C C12P 21/02 C12Q 1/68 A C12Q 1/68 G01N 33/68 G01N 33/68 C12N 5/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ガルシア,パブロ アメリカ合衆国 カリフォルニア 94131, サン フランシスコ,チェネリー ストリ ート 882 (72)発明者 ウィリアムズ,ルイス ティー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94920, ティボーロン,ミラフローズ レーン 3 (72)発明者 カサコタ,スリニバス アメリカ合衆国 カリフォルニア 94608, エミリービル,ホートン ストリート 4560,カイロン コーポレイション内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、 35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ 酸配列を有する、単離されそして精製されたヒトタンパク質。 2.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、 35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ 酸配列に少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、単離されそして精製 されたヒトタンパク質。 3.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、 35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ 酸配列の少なくとも6個の連続するアミノ酸を含む、単離されそして精製された ヒトポリペプチド。 4.ペプチド結合によって互いに融合された第1のタンパク質セグメントおよび 第2のタンパク質セグメントを含む融合タンパク質であって、ここで、該第1の タンパク質セグメントが、配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、 30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群 より選択される少なくとも6個の連続するアミノ酸からなる、融合タンパク質。 5.請求項1に記載のヒトタンパク質に特異的に結合する、抗体の調製物。 6.配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、 16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択されるヌ クレオチド配列を有する、単離されそして精製されたサブゲノムポリヌクレオチ ド。 7.配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14、15、 16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択されるcD NA配列に対応する、単離された遺伝子。 8.配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、 35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ 酸配列を有するヒトタンパク質の全てまたは一部を発現するためのDNA構築物で あって、以下: プロモーター;および ヒトタンパク質の少なくとも6個の連続するアミノ酸をコードするポリヌクレ オチドセグメントであって、ここで、該ポリヌクレオチドセグメントが、プロモ ーターより下流に配置され、該ポリヌクレオチドセグメントの転写が、プロモー ターでまたはプロモーターの3’側で開始されるポリヌクレオチドセグメント、 を含む、DNA構築物。 9.以下: プロモーター;および 配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35 、36、37、および38に示されるアミノ酸配列からなる群より選択されるアミノ酸 配列を有するヒトタンパク質の少なくとも6個の連続するアミノ酸をコードする 、ポリヌクレオチドセグメントであって、ここで、該ポリヌクレオチドセグメン トが、プロモーターより下流に配置され、該ポリヌクレオチドセグメントの転写 が、プロモーターでまたはプロモーターの3'側で開始されるポリヌクレオチドセ グメント、 を含むDNA構築物を含む、宿主細胞。 10.その中に取り込まれた新規の転写開始単位を有する相同組換え細胞であっ て、ここで、該新規の転写開始単位が、5'から3'の順に: (a)外因性の調節配列; (b)外因性のエキソン;および (c)スプライスドナー部位 を含み、ここで、該転写開始単位が、遺伝子のコード配列の上流に配置され、該 遺伝子が、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14 、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択さ れるヌクレオチド配列を含み、かつ該外因性の調節配列が、該遺伝子のコード配 列の転写を制御する、相同組換え細胞。 11.ヒトタンパク質を産生する方法であって、以下の工程: (1)プロモーターおよび(2)配列番号20、21、22、23、24、25、26、27、 28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、および38に示されるアミノ酸配列か らなる群より選択されるアミノ酸配列を有するヒトタンパク質の少なくとも6個 の連続するアミノ酸をコードする配列を含むポリヌクレオチドセグメントであっ て、ここで、該ポリヌクレオチドセグメントが、プロモーターより下流に配置さ れ、該ポリヌクレオチドセグメントの転写が、プロモーターでまたはプロモータ ーの3'で開始されるポリヌクレオチドセグメントを含むDNA構築物を含む、細胞 の培養物を増殖させる工程;ならびに 培養物からタンパク質を精製する工程 を包含する、方法。 12.ヒトタンパク質を産生する方法であって、以下の工程: その中に取り込まれた新規の転写開始単位を有する相同組換え細胞の培養物を 増殖させる工程であって、ここで、該新規の転写開始単位が、5'から3'の順に: (a)外因性の調節配列; (b)外因性のエキソン;および (c)スプライスドナー部位 を含み、ここで、該転写開始単位が、遺伝子のコード配列の上流に配置され、該 遺伝子が、配列番号1、2、3、4、5、6,7、8、9、10、11、12、13、14 、15、16、17、18、および19に示されるヌクレオチド配列からなる群より選択さ れ るヌクレオチド配列を含み、かつ該外因性の調節配列が、該遺伝子のコード配列 の転写を制御する、工程;ならびに 培養物からタンパク質を精製する工程、 を包含する、方法。 13.粗ミクロソームによって改変された、分泌されたポリペプチドを同定する 方法であって、以下の工程: cDNA分子の集団をインビトロで転写させ、それによってcRNA分子の集団を形成 させる工程; 該cRNA分子の集団の第1の部分を粗ミクロソームの非存在下でインビトロで翻 訳させ、それによってポリペプチドの第1の集団を形成させる工程; 該cRNA分子の集団の第2の部分を粗ミクロソームの存在下でインビトロで翻訳 させ、それによってポリペプチドの第2の集団を形成させる工程; ポリペプチドの第1の集団と、ポリペプチドも第2の集団とを比較する工程; および 粗ミクロソームによって改変されている第2の集団のポリペプチドのメンバー を検出する工程、 を包含する、方法。
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