JP2000050879A - 新規遺伝子とそれにコードされる蛋白質 - Google Patents

新規遺伝子とそれにコードされる蛋白質

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JP2000050879A
JP2000050879A JP10227734A JP22773498A JP2000050879A JP 2000050879 A JP2000050879 A JP 2000050879A JP 10227734 A JP10227734 A JP 10227734A JP 22773498 A JP22773498 A JP 22773498A JP 2000050879 A JP2000050879 A JP 2000050879A
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protein
gmp30
gene
leu
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Kiyoshi Takayama
喜好 高山
Makoto Yoshimoto
真 吉本
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒト単球由来の、炎症調節活性を有する新規
蛋白質GMP30と、それをコードする遺伝子gmp3
0を提供する。 【解決手段】 ヒト単球由来のcDNAライブラリーか
らのクローニングによって、炎症調節活性を有する新規
蛋白質GMP30をコードする遺伝子gmp30が得ら
れる。該蛋白質は、炎症調節活性を有していることか
ら、抗炎症剤等の開発に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、炎症調節活性を有する
単球由来の新規蛋白質GMP30、該蛋白質をコードす
る遺伝子gmp30に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単球(monocyte)は造血幹細胞由来の単
核食細胞であり、外来の微生物等を単球細胞内に取り込
んで、単球内に多数存在するライソソームの作用により
融解するなど、感染からの生体防御に重要な役割を果た
している。
【0003】また、単球は外来刺激等により炎症反応を
起こしている細胞に向かって、血中から血管基底膜を貫
通して遊走する性質を有し、その過程で最終的には単球
はマクロファージへと分化していくことが知られてい
る。また、炎症反応を起こしている細胞から発現される
インターフェロンにより、単球やマクロファージが活性
化されることも知られている。特に外来刺激による炎症
反応は、T細胞やB細胞等の免疫系細胞の働きによって
制御されていることから、単球またはマクロファージ
は、炎症局所で免疫系細胞(T細胞、B細胞等)との何
らかの相互作用を介して炎症を制御する機能を有すると
想定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、免疫系細胞と
の相互作用を介した炎症制御機能に関して、特に如何な
る分子を介して炎症反応を制御しているかは、未だに未
解明な点が多い。そのため、この炎症反応を制御する分
子を明らかにすることにより、かかる生体分子を直接的
に医薬として使用し、又は間接的に医薬化合物の探索に
供することが可能となると推察される。
【0005】本発明は、この様な分子を同定し、医薬等
または医薬等の開発に利用することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは炎症制御に
関与する因子の同定を目的とし、ヒト単球で高発現して
いる遺伝子の中から、所望の蛋白質を把握するべく鋭意
研究の結果、新規蛋白質GMP30の存在と、それをコ
ードする遺伝子gmp30の単離に成功し、本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、(a)配列番号:1に記
載のアミノ酸配列からなる蛋白質、または(b)配列番
号:1のアミノ酸配列において1もしくは数個のアミノ
酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からな
り、かつ炎症調節機能を有する蛋白質に関するものであ
る。さらに本発明は、(c)配列番号:2に記載のDN
Aからなる遺伝子、または、(d)配列番号:2のDN
Aとストリンジェントな条件でハイブリダイズし、かつ
炎症調節機能を有する蛋白質をコードするDNAからな
る遺伝子に関するものである。
【0008】本発明であるGMP30は、配列番号1に
示すように全266アミノ酸残基からなる分子量30.
3キロダルトン(kd)の蛋白質である。
【0009】また、もう一つの本発明であるgmp30
は、配列番号2に示すように801塩基対(bp)から
なる遺伝子である。
【0010】
【発明の実施の形態】遺伝子gmp30は、ヒト単球由
来のcDNAライブラリーから、該遺伝子を含んだcD
NA断片として単離することができる。本発明者らが使
用したcDNAライブラリーは、健常男性末梢血単球か
ら一般的な方法に従って抽出したmRNAを基に調製し
たものであるが、クローンテック社から市販されている
ヒト末梢血単球のmRNAを元にしても同様にcDNA
を調製することができる。
【0011】ヒト単球で高発現している遺伝子を識別す
る方法として、大久保らの方法(Okubo et al.,Nature
Genet.,2, p173, 1992)による、遺伝子の発現頻度を解
析する方法を用いることができる。具体的には、以下の
手順による。
【0012】ヒト単球由来のmRNAを鋳型とし、適当
な制限酵素で開環させたベクタープラスミドの一端にオ
リゴdTを結合させたものをプライマーとしてcDNA
合成を行った後、制限酵素MboIと制限酵素BamH
Iで切断する。当該ベクターはdamメチラーゼ陽性の
大腸菌を宿主として調製されたため、MboIの認識配
列である「GATC」のA残基がメチル化されている。
従ってMboIは、新たに合成されたcDNA部分のみ
を切断する。当該ベクターは、オリゴdTを結合させた
末端とは反対側の末端近傍にBamHI切断部位を1ヶ
所だけ有しているので、本酵素は当該ベクターを1ヶ所
切断し、さらに新たに合成されたcDNA部分にもしB
amHI認識配列が存在すれば、その部位も切断する。
BamHIとMboIは「GATC」なる配列からな
る、同一の付着端を生ぜしめるため、両酵素で切断した
後、DNAリガーゼを作用させれば、プラスミドを閉環
することができる。このようにして調製したプラスミド
を用いて、大腸菌を形質転換することで3’末端cDN
Aライブラリーを構築した。従って当該ライブラリー
は、各mRNAの3’端のポリA部位から、その5’側
部分のうち最初にGATCなる塩基配列が出現する部位
までの領域を含んでいる。当該3’末端cDNAライブ
ラリーから無作為に適当個数の組換え体を選択し、各組
換え体中のcDNA断片の全塩基配列を決定する。この
ようにして決定された特定配列を有するcDNA断片
が、無作為に選択された組み換え体の中から幾つ確認さ
れるかをもって、臓器特異的遺伝子及び高発現遺伝子を
識別することができる。
【0013】上記の高発現遺伝子を識別する方法では、
無作為に選択する組み換え体の総数は数百から千程度が
適当であるが、必要ならばそれ以上の個数の組み換え体
を処理すればよい。
【0014】本発明者らは上記方法を実施し、1174
個の組み換え体中のcDNA断片の塩基配列を全て決定
し、その中から、同一の配列を有するcDNAとしての
出現頻度が5/1174であったcDNA断片を、ヒト
単球で高発現している遺伝子のDNA断片の候補として
選別した。
【0015】上記cDNA断片は前述したとおり、mR
NAの3’端の一部の領域しか含んでいない。そこで本
発明者らは当該領域(以下3’断片)の塩基配列情報を
元にして、全鎖長cDNAを取得した。
【0016】クローンテック社から市販されているヒト
末梢血単球cDNAライブラリーを鋳型とし、上記3’
断片内の配列を有する適当な長さのオリゴヌクレオチド
とベクター中の配列を有する同程度の長さのオリゴヌク
レオチドをそれぞれ合成し、これらをプライマーとして
PCRを行った。その結果、約1.1kbのDNA断片
を増幅することができた。この際、ヒト単球から抽出し
たmRNAを鋳型とし、クローンテック社またはギブコ
社の5’RACEキットを用いることによっても行うこ
とができる。さらにこれはまた、上記3’断片をプロー
ブとして、上記ヒト末梢血単球cDNAライブラリー
を、コロニーハイブリダイゼーションまたはプラークハ
イブリダイゼーションで、スクリーニングすることによ
っても行うことができる。
【0017】上記方法によって増幅したcDNA断片
は、ベクターpTBlue Vector(Novagen社)に組み込み、
大腸菌にトランスフェクトすることにより、該クローン
から当該cDNAを含む断片を環状プラスミドとして切
り出して全塩基配列を決定した。 この際、組換えDN
Aを独立に2クローン取得して、それぞれのcDNA断
片の塩基配列を決定することにより、配列の確認を行っ
た。この配列中に一つの蛋白質翻訳領域(Open Reading
Flame、ORF)を見いだし、この遺伝子をgmp3
0、該遺伝子にコードされる蛋白質をGMP30と命名
した。
【0018】遺伝子gmp30は、適当な宿主ベクター
系による一般的な遺伝子組み換え技術によって、組み換
え遺伝子とすることができる。適当なベクターとして
は、大腸菌由来のプラスミド(例、pBR322、pU
C118その他)、枯草菌由来のプラスミド(例、pU
B110、pC194その他)、酵母由来のプラスミド
(例、pSH19その他)、さらにバクテリオファージ
やレトロウィルスやワクシニアウィルス等の動物ウィル
ス等が利用できる。組み換えに際しては、適当な合成D
NAアダプターを用いて翻訳開始コドンや翻訳終止コド
ンを付加することも可能である。さらに該遺伝子を発現
させるために、遺伝子の上流に適当な発現プロモーター
を接続する。使用するプロモーターは、宿主に応じて適
宜選択すればよい。例えば、宿主が大腸菌である場合に
は、T7プロモーター、lacプロモーター、trpプ
ロモーター、λPLプロモーターなどが、宿主がバチル
ス属菌である場合にはSPO系プロモーター等が、宿主
が酵母である場合にはPHO5プロモーター、GAPプ
ロモーター、ADHプロモーター等が、宿主が動物細胞
である場合にはSV40由来プロモーター、レトロウィ
ルスプロモーター等が、それぞれ使用できる。
【0019】また該遺伝子を他の蛋白質(例、グルタチ
オンSトランスフェラーゼ、プロテインAその他)との
融合蛋白質として発現させることも可能である。このよ
うにして発現させた融合型GMP30は、適当なプロテ
アーゼ(例、トロンビンその他)を用いて切り出すこと
が可能である。
【0020】遺伝子gmp30の発現の際に利用できる
宿主としては、エシェリヒア属菌であるEscherichia co
liの各種菌株、バチルス属菌であるBacillus subtilis
の各種菌株、酵母としてはSaccharomyces cerevisiae
各種菌株、動物細胞としてはCOS−7細胞、CHO細
胞等が利用できる。上記組み換えベクターを用いて宿主
細胞を形質転換する方法としては、各宿主細胞に対して
一般に用いられる形質転換方法が適用できる。
【0021】尚、本発明においては、配列番号2に示し
た塩基配列の他に、該配列とハイブリダイズしかつ炎症
調節機能を有する蛋白質をコードするDNAも、本発明
の範囲内である。
【0022】すなわち、遺伝子gmp30の全長配列に
おいて、種々の人為的処理、例えば部位特異的変異導
入、変異剤処理によるランダム変異、制限酵素切断によ
るDNA断片の変異・欠失・連結等により、部分的にD
NA配列が変化したものであっても、これらDNA変異
体が遺伝子gmp30とストリンジェントな条件下でハ
イブリダイズし、かつ炎症調節機能を有する蛋白質をコ
ードするDNAであれば、配列番号2に示したDNA配
列との相違に関わらず、本発明の範囲内のものである。
【0023】上記のDNA変異の程度は、遺伝子gmp
30のDNA配列と90%以上の相同性を有するもので
あれば許容範囲内である。また、遺伝子gmp30とハ
イブリダイズする程度としては、通常の条件下(例えば
DIG DNA Labeling kit、ベーリンガー・マンハイム社製
Cat No.1175033)でプローブをラベルした場合に、32
℃のDIG Easy Hyb溶液(ベーリンガー・マンハイム社製
Cat No.1603558)中でハイブリダイズさせ、50℃の
0.5×SSC溶液(0.1%[w/v]SDSを含
む)中でメンブレンを洗浄する条件(1×SSCは0.
15M NaCl、0.015M クエン酸ナトリウム
である)でのサザンハイブリダイゼーションで、遺伝子
gmp30にハイブリダイズする程度であればよい。
【0024】また、上記のごとく遺伝子gmp30と相
同性の高い変異体遺伝子にコードされる蛋白質であっ
て、炎症調節機能を有する蛋白質もまた、本発明の範囲
内のものである。
【0025】すなわち、新規蛋白質GMP30のアミノ
酸配列の1もしくは複数個のアミノ酸が欠失、置換もし
くは付加された変異体であっても、該変異体が炎症調節
機能を有する蛋白質であれば、該変異体は本発明の範囲
内のものである。
【0026】蛋白質の構成要素となるアミノ酸の側鎖
は、疎水性、電荷、大きさなどにおいてそれぞれ異なる
ものであるが、実質的に蛋白質全体の3次元構造(立体
構造とも言う)に影響を与えないという意味で保存性の
高い幾つかの関係が、経験的にまた物理化学的な実測に
より知られている。例えば、アミノ酸残基の置換につい
ては、グリシン(Gly)とプロリン(Pro)、Gl
yとアラニン(Ala)またはバリン(Val)、ロイ
シン(Leu)とイソロイシン(Ile)、グルタミン
酸(Glu)とグルタミン(Gln)、アスパラギン酸
(Asp)とアスパラギン(Asn)、システイン(C
ys)とスレオニン(Thr)、Thrとセリン(Se
r)またはAla、リジン(Lys)とアルギニン(A
rg)、等が挙げられる。
【0027】従って、配列番号1に示した新規蛋白質G
MP30のアミノ酸配列上の置換、挿入、欠失等による
変異蛋白質であっても、その変異がGMP30蛋白質の
3次元構造において保存性が高い変異であって、その変
異蛋白質がGMP30と同様に炎症調節機能を有する蛋
白質であれば、これらは本発明の範囲内にあるものと言
うことができる。変異の程度としては、配列番号1に示
したアミノ酸配列との相同性が、90%以上のものが許
容し得る範囲である。
【0028】
【発明の効果】GMP30が炎症調節機能を有している
ことから、遺伝子gmp30の発現異常やGMP30の
活性発現異常は、炎症の亢進や鎮静に影響を与えるもの
と推測される。そのため、当該遺伝子の発現を調節する
物質やGMP30の機能を調節する物質は、抗炎症剤と
して期待され得るものであり、遺伝子gmp30や蛋白
質GMP30は、この様な生理活性物質の探索に利用す
ることができる。例えば、遺伝子gmp30の転写発現
系中に被験物質を同時に存在させ、遺伝子gmp30の
発現量をPCR等の適当な方法で検出することにより、
被験物質の遺伝子発現に与える影響を調べることができ
る。
【0029】
【実施例】以下実施例を挙げて詳述する。尚、以下特に
断らない限り、実施例で示す各種実験方法、例えば組み
換え体cDNAの抽出やcDNAの塩基配列の決定等
は、いずれも当業者にとって自体公知の各種方法(Mole
cular Cloning、2nd.ed.,ColdSpring Harbor Lab.Press、
1989、その他当業者にとって標準的な方法を紹介した技
術解説書等に記載の方法)により行った。
【0030】<1.遺伝子gmp30のクローニング> 1)遺伝子の部分配列の決定 ヒト男性健常単球由来のmRNAを鋳型として、大久保
らの方法(Okubo et al.Nature Genet.,1992、2、p173)
に従い、3’末端cDNAライブラリーを作成した。当
該ライブラリーから無作為に1174個の組換え体を選
択し、cDNA部分の塩基配列を決定した。配列決定に
はDNAシークエンサー(ABI社製PRISM377)と同社製
反応キットを用いた。1174個の組み換え体中の各D
NA断片の発現頻度を解析した結果、下記の配列(配列
−1)を有する遺伝子の発現頻度が5/1174であっ
た。
【0031】 配列−1 5'GATCACCTGGGTTTCTTTATTTATCGACTGTGTCATGACAAGGAAACTTACAAACTGCAA CGCAAAGAAACTATTAAAGGTATTCAGAAACGTGAAGCCAGCAATTGTTTCGCAATTCGG CATTTTGAAAACAAATTTGCCGTGGAAACTTTAATTTGTTCTTGAACAGTCAAGAAAAAC ATTATTGAGGAAAATTAATATCACAGCATAACCCCACCCTTTACATTTTGTGCAGTGATT ATTTTTTAAAGTCTTCTTTCATGTAAGTAGCAAACAGGGCTTTACTATCTTTTCATCTCA TTAATTCAATTAAAACCATTACCTTAAAATTTTTTTCTTTCGAAGTGTGGTGTCTTTTAT ATTTGAATTAGTAACTGTATGAAGTCATAGATAATAGTACATGTCACCTTAGGTAGTAGG AAGAATTACAATTTCTTTAAATCATTTATCTGGGATTTTTATGTTTTATTAGCATTTTCA AGAAGACGGATTATCTAGAGAATAATCATATATATGCATACGTAAAAAT 3' 2)配列−1 を含むcDNA断片のクローニング 配列−1を含むcDNA断片のクローニングを以下の方
法により行った。まず、配列−1の一部分と逆相補鎖と
なるオリゴヌクレオチド(配列−2)、ならびにラムダ
ファージクローニングベクター(λgt11)のcDN
A挿入部位近傍の配列を有するオリゴヌクレオチド(配
列−3)を、DNA合成機(ABI社製380B)で合成し
た。
【0032】配列−2 5'-GAAAAGATAGTAAAGCCCTGTTTGC-3' 配列−3 5'-GCTGAATATCGACGGTTTCCATATGG-3' λgt11をクローニングベクターとする、Human Mono
cyte c DNA library(クロンテックラボラトリーズ社
製)を鋳型とし、配列−2のオリゴヌクレオチドと配列
−3のオリゴヌクレオチドをプライマーとし、さらにタ
カラLA PCR Kit Ver.2とPCRサーマルサイクラーMP
(いずれも宝酒造製)を用いて、以下のPCR操作を行
った。
【0033】 cDNA library(≧108pfu/ml) 5μl 10×PCRバッファー(25mM Mg++を含む) 5μl 2.5mM dNTP 1μl 10μM 配列−2 2μl 10μM 配列−3 2μl 水 34.5μlLA Taqホ゜リメラーセ゛ 0.5μl 総量 50 μl PCRサイクルは、94℃で2分保持後、98℃で20
秒間反応させ、68℃まで−1℃/2秒の速度で冷却
し、68℃で3分保持し、更に72℃で10分間保持を
30回繰り返して行った。
【0034】上記方法により、配列−1を有するDNA
断片(約1.1kb)を特異的に増幅させた。
【0035】3)塩基配列決定用ベクターへのサブクロ
ーニング 2)で増幅したDNA断片を、アガロースゲル電気泳動
(ゲル濃度1%)で分画した。ゲルをエチジウムブロマ
イドで染色した後、紫外光照射して目的とするバンドを
含むゲルを切り出した。アガロースゲルからのDNA断
片の抽出と精製は、GENECLEAN II Kit(バイオ 101
社製)を用いて行った。
【0036】この抽出精製したDNA断片を、塩基配列
決定用ベクターpT7blue(Novagen社製)にサブクローニ
ングした。Ligation溶液はタカラDNA Ligation Kit Ve
r.2(宝酒造製)を用い、以下の組成で16℃で1.5
時間反応させた。
【0037】 抽出精製したDNA断片 1μl(50ng) pT7blue 1μl(10ng) 水 3μl Ligation溶液 5μl 総量 10μl 上記反応後の溶液を用いて、大腸菌K12株DH5の形
質転換を行った。形質転換体をアンピシリン(Amp)
50μg/ml、5-Bromo-4-Chloro-3-indolyl-β-D-ga
lactoside40μg/ml、Isopropyl-β-D-Thio-Galac
topyranoside100μMを含有するLB寒天培地にプレ
ーティングし、37℃で一晩培養した。
【0038】上記プレートに出現したコロニーを50μ
g/mlのAmpを含むLB液体培地10mlに接種し
て37℃で一晩培養し、遠心分離によって菌体を集めた
後、QIAprep Spin Plasmid Miniprep Kit(キアゲン社
製)で組換えDNAを精製した。
【0039】4)DNA断片の塩基配列の決定 塩基配列決定にはDNAシークエンサー(ABI社製PRISM
377)を用い、ダイターミネーター法を用いた。決定さ
れた塩基配列を元にしてオリゴヌクレオチドを合成し、
プライマーウオーキング法で両鎖の全塩基配列を決定し
た。当該クローンのcDNAの全塩基配列を配列番号3
に示す。当該塩基配列が配列−2及び配列−1のうち配
列−2の上流領域を含んでいたことから、目的とする遺
伝子gmp30がクローニングされたことを確認した。
【0040】当該cDNAは266残基より成る蛋白質
(GMP30)をコードするORFを含んでいる(配列
番号3)。該蛋白質の開始コドンであるメチオニン残基
の上流域に同じreading frameで終止コドンが出現した
ことから、当該cDNA断片がコードする蛋白質のアミ
ノ酸配列は配列番号3に示したものが唯一のものである
ことが確認された。
【0041】<2.動物細胞内での遺伝子gmp30の
発現> 1)動物細胞発現用ベクターの構築 配列番号3の蛋白質の開始コドンより上流の配列を有す
るオリゴヌクレオチド(配列−4)と、終止コドンより
下流の一部分の逆相補鎖の配列を有するオリゴヌクレオ
チド(配列−5)をDNA合成機(ABI社製380B)で合
成した。
【0042】配列−4 5'-TATCTGCAGAATTCAGGATCCCTACC-3' 配列−5 5'-TCAATAATGTTTTTCTTGACTGTTCAAG-3' <1.遺伝子gmp30のクローニング>で単離した配
列番号3を含む組み換えcDNAを鋳型とし、配列−4
と配列−5のオリゴヌクレオチドをプライマーとし、タ
カラLA PCR Kit Ver.2とPCRサーマルサイクラーMP
(いずれも宝酒造製)を用いて、以下のPCR操作を行
った。
【0043】 cDNA 5μl 10×PCRバッファー(25mM Mg++を含む) 5μl 2.5mM dNTP 1μl 10μM 配列−4 2μl 10μM 配列−5 2μl 水 34.5μlLA Taqホ゜リメラーセ゛ 0.5μl 総量 50 μl PCRサイクルは、94℃で2分保持後、98℃で20
秒間反応させ、68℃まで−1℃/2秒の速度で冷却
し、68℃で3分保持し、更に72℃で10分間保持を
30回繰り返して行った。上記方法によりDNA断片
(約1.0kb)を特異的に増幅させた。
【0044】増幅されたDNA断片(1.0kb)を、
ゲル濃度1%のアガロースゲル電気泳動で分画し、ゲル
をエチジウムブロマイドで染色した後、紫外線照射して
目的とするバンドを含むゲルを切り出した。アガロース
ゲルからのDNA断片の抽出と精製は、GENECLEAN II K
it(バイオ 101社製)を用いて行った。
【0045】この抽出精製したDNA断片を、動物細胞
発現用ベクターpTARGET(プロメガ社製)にサブクロー
ニングした。Ligation溶液はタカラDNA Ligation Kit V
er.2(宝酒造製)を用い、以下の組成で16℃で1.5
時間反応させた。
【0046】 抽出精製したDNA断片 1μl(50ng) pTARGET 1μl(10ng) 水 3μl Ligation溶液 5μl 総量 10μl 上記反応後の溶液を用いて、大腸菌K12株DH5の形
質転換を行った。形質転換体をアンピシリン(Amp)
50μg/ml、5-Bromo-4-Chloro-3-indolyl-β-D-ga
lactoside40μg/ml、Isopropyl-β-D-Thio-Galac
topyranoside100μMを含有するLB寒天培地にプレ
ーティングし、37℃で一晩培養した。
【0047】上記プレートに出現したコロニーを50μ
g/mlのAmpを含むLB液体培地10mlに接種し
て37℃で一晩培養し、遠心分離によって菌体を集めた
後、QIAprep Spin Plasmid Miniprep Kit(キアゲン社
製)で組換えDNAを精製し、pTARGET-gmp30を得た。
この組み換えプラスミドは、挿入断片の上流にCMVプ
ロモーターを有しており、当該組み換えプラスミドを適
当な動物細胞に導入すれば、gmp30を発現させるこ
とができる。
【0048】2)CHOk1細胞への組み換えベクター
の導入 CHOk1細胞を宿主とし、直径60mmのプラスチッ
クシャーレをコラーゲンコートしたものに、10%牛胎
児血清(大日本製薬)、50ユニット/mlペニシリ
ン、50μg/mlストレプトマイシンを含むHamF-12
培地(ギブコ社製、以下増殖培地とする)を使用して、
37℃、5%CO2存在下で培養した。
【0049】細胞密度が50%になった時点で、pTARGE
T-gmp30を含むLIPOFECTAMINE試薬(ギブコ社製)を、細
胞上に重層して6時間培養した後、増殖培地に置換して
48時間培養した。トリプシンで細胞を分散した後、細
胞懸濁液を直径60mmのプラスチックシャーレに分注
してさらに24時間培養した。
【0050】培地を除いた後、G418試薬(ギブコ社製、
終濃度500μg/mL)を含有する増殖培地に置換し
た後、増殖培地を3日毎に交換してして2週間培養し
た。細胞のコロニーが肉眼で確認できるようになった時
点で、ステンレスカップを用いてコロニーを3個単離し
た。対照として用いるためにCHOk1細胞にpTARGET
ベクター(プロメガ社製)のみを上記と同様にして導入
し、安定な形質転換体を単離した。
【0051】3)形質転換体中の遺伝子発現の確認 単離した各形質転換体を、6穴のプレートでG418添加培
地(終濃度500μg/mL)で培養し、細胞密度が8
0%コンフルエントになった時点で培地を除去し、PB
Sを添加して洗浄後、Trizol(ギブコ社製)を用いて細
胞からそれぞれ全RNAを精製した。2μgの全RNA
を鋳型に、Superscript逆転写酵素(ギブコ社製)を用
いてcDNAを合成した。さらにこのcDNAを鋳型に
して、実施例2−1)と同じオリゴヌクレオチド(配列
2、3)を用いてPCR反応を実施した。
【0052】 cDNA 5μl 10×PCRバッファー(25mM Mg++を含む) 5μl 2.5mM dNTP 1μl 10μM 配列−2 2μl 10μM 配列−3 2μl 水 34.5μlLA Taqホ゜リメラーセ゛ 0.5μl 総量 50 μl PCRサイクルは、94℃で2分保持後、98℃で20
秒間反応させ、68℃まで−1℃/2秒の速度で冷却
し、68℃で3分保持し、更に72℃で10分間保持を
30回繰り返して行った。
【0053】反応物を1%アガロースゲル電気泳動で分
画し、エチジウムブロマイドで染色した後、紫外線照射
して目的とするバンドが増幅されているか調べた。
【0054】その結果、pTARGET-gmp30を導入したCH
Ok1細胞でのみ、目的のバンドが増幅され、コントロ
ールベクターを導入したCHOk1細胞では、増幅は確
認できなかった。
【0055】<3.インターフェロンγ刺激による遺伝
子gmp30の発現応答>健常男性より単離した単球1
000000個を、10%非動化ウシ胎児血清(大日本
製薬)50ユニット/mLペニシリン、50μg/mL
ストレプトマイシンを含むRMPI1640培地中で、最終濃度
1000ユニット/mLとなるようにインターフェロン
γ(IFN−γ)を添加して、さらに24時間培養し
た。コントロールとしてIFN−γを含まない培地で単
球を調製した。
【0056】培養後、培地を除去し、PBSを添加し洗
浄後、Trizol(ギブコ社製)を用いて細胞からそれぞれ
全RNAを精製した。2μgの全RNAを鋳型に、Supe
rscript逆転写酵素(ギブコ社製)を用いてcDNAを
合成した。さらにこのcDNAを鋳型にして、配列−2
と配列−3を用いてPCR反応を実施した。
【0057】 cDNA 5μl 10×PCRバッファー(25mM Mg++を含む) 5μl 2.5mM dNTP 1μl 10μM 配列−2 2μl 10μM 配列−3 2μl 水 34.5μlLA Taqホ゜リメラーセ゛ 0.5μl 総量 50 μl PCRサイクルは、94℃で2分保持後、98℃で20
秒間反応させ、68℃まで−1℃/2秒の速度で冷却
し、68℃で3分保持し、更に72℃で10分間保持を
30回繰り返して行った。
【0058】反応物を1%アガロースゲル電気泳動で分
画し、エチジウムブロマイドで染色した後、紫外線照射
して目的とするバンドが増幅されているか調べた。
【0059】その結果、IFN−γで刺激した単球にお
いて、遺伝子gmp30が有意に高発現している事が確
認できた。
【0060】
【配列表】 配列の数:1 配列番号(SEQ ID NO):1 配列の長さ:266残基 配列の型 :アミノ酸 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列: Met Val Lys Val Thr Phe Asn Ser Ala Leu Ala Gln Lys Glu Ala 5 10 15 Lys Lys Asp Glu Pro Lys Ser Gly Glu Glu Ala Leu Ile Ile Pro 20 25 30 Pro Asp Ala Val Ala Val Asp Cys Lys Asp Pro Asp Asp Val Val 35 40 45 Pro Val Gly Gln Arg Arg Ala Trp Cys Trp Cys Met Cys Phe Gly 50 55 60 Leu Ala Phe Met Leu Ala Gly Val Ile Leu Gly Gly Ala Tyr Leu 65 70 75 Tyr Lys Tyr Phe Ala Leu Gln Pro Asp Asp Val Tyr Tyr Cys Gly 80 85 90 Ile Lys Tyr Ile Lys Asp Asp Val Ile Leu Asn Glu Pro Ser Ala 95 100 105 Asp Ala Pro Ala Ala Leu Tyr Gln Thr Ile Glu Glu Asn Ile Lys 110 115 120 Ile Phe Glu Glu Glu Glu Val Glu Phe Ile Ser Val Pro Val Pro 125 130 135 Glu Phe Ala Asp Ser Asp Pro Ala Asn Ile Val His Asp Phe Asn 140 145 150 Lys Lys Leu Thr Ala Tyr Leu Asp Leu Asn Leu Asp Lys Cys Tyr 155 160 165 Val Ile Pro Leu Asn Thr Ser Ile Val Met Pro Pro Arg Asn Leu 170 175 180 Leu Glu Leu Leu Ile Asn Ile Lys Ala Gly Thr Tyr Leu Pro Gln 185 190 195 Ser Tyr Leu Ile His Glu His Met Val Ile Thr Asp Arg Ile Glu 200 205 210 Asn Ile Asp His Leu Gly Phe Phe Ile Tyr Arg Leu Cys His Asp 215 220 225 Lys Glu Thr Tyr Lys Leu Gln Arg Arg Glu Thr Ile Lys Gly Ile 230 235 240 Gln Lys Arg Glu Ala Ser Asn Cys Phe Ala Ile Arg His Phe Glu 245 250 255 Asn Lys Phe Ala Val Glu Thr Leu Ile Cys Ser 260 265 配列の数:1 配列番号(SEQ ID NO):2 配列の長さ:801塩基 配列の型 :二本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:核酸 配列 10 20 30 40 50 60 ATGGTGAAGG TGACGTTCAA CTCCGCTCTG GCCCAGAAGG AGGCCAAGAA GGACGAGCCC 60 AAGAGCGGCG AGGAGGCGCT CATCATCCCC CCCGACGCCG TCGCGGTGGA CTGCAAGGAC 120 CCAGATGATG TGGTACCAGT TGGCCAAAGA AGAGCCTGGT GTTGGTGCAT GTGCTTTGGA 180 CTAGCATTTA TGCTTGCAGG TGTTATTCTA GGAGGAGCAT ACTTGTACAA ATATTTTGCA 240 CTTCAACCAG ATGACGTGTA CTACTGTGGA ATAAAGTACA TCAAAGATGA TGTCATCTTA 300 AATGAGCCCT CTGCAGATGC CCCAGCTGCT CTCTACCAGA CAATTGAAGA AAATATTAAA 360 ATCTTTGAAG AAGAAGAAGT TGAATTTATC AGTGTGCCTG TCCCAGAGTT TGCAGATAGT 420 GATCCTGCCA ACATTGTTCA TGACTTTAAC AAGAAACTTA CAGCCTATTT AGATCTTAAC 480 CTGGATAAGT GCTATGTGAT CCCTCTGAAC ACTTCCATTG TTATGCCACC CAGAAACCTA 540 CTGGAGTTAC TTATTAACAT CAAGGCTGGA ACCTATTTGC CTCAGTCCTA TCTGATTCAT 600 GAGCACATGG TTATTACTGA TCGCATTGAA AACATTGATC ACCTGGGTTT CTTTATTTAT 660 CGACTGTGTC ATGACAAGGA AACTTACAAA CTGCAACGCA GAGAAACTAT TAAAGGTATT 720 CAGAAACGTG AAGCCAGCAA TTGTTTCGCA ATTCGGCATT TTGAAAACAA ATTTGCCGTG 780 GAAACTTTAA TTTGTTCTTG A 801 配列の数:1 配列番号(SEQ ID NO):3 配列の長さ:1125塩基 配列の型 :二本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:核酸 配列 10 20 30 40 50 60 GCGGCCGCCA GTGTGATGGA TATCTGCAGA ATTCAGGATC CCTACCGCAG TAGCCGCCTC 60 TGCCGCCGCG GAGCTTCCCG AACCTCTTCA GCCGCCCGGA GCCGCTCCCG GAGCCCGGCC 120 GTAGAGGCTG CAATCGCAGC CGGGAGCCCG CAGCCCGCGC CCCGAGCCCG CCGCCGCCCT 180 TCGAGGGCGC CCCAGGCCGC GCC ATG GTG AAG GTG ACG TTC AAC TCC GCT CTG 233 Met Val Lys Val Thr Phe Asn Ser Ala Leu GCC CAG AAG GAG GCC AAG AAG GAC GAG CCC AAG AGC GGC GAG GAG 278 Ala Gln Lys Glu Ala Lys Lys Asp Glu Pro Lys Ser Gly Glu Glu GCG CTC ATC ATC CCC CCC GAC GCC GTC GCG GTG GAC TGC AAG GAC 323 Ala Leu Ile Ile Pro Pro Asp Ala Val Ala Val Asp Cys Lys Asp CCA GAT GAT GTG GTA CCA GTT GGC CAA AGA AGA GCC TGG TGT TGG 368 Pro Asp Asp Val Val Pro Val Gly Gln Arg Arg Ala Trp Cys Trp TGC ATG TGC TTT GGA CTA GCA TTT ATG CTT GCA GGT GTT ATT CTA 413 Cys Met Cys Phe Gly Leu Ala Phe Met Leu Ala Gly Val Ile Leu GGA GGA GCA TAC TTG TAC AAA TAT TTT GCA CTT CAA CCA GAT GAC 458 Gly Gly Ala Tyr Leu Tyr Lys Tyr Phe Ala Leu Gln Pro Asp Asp GTG TAC TAC TGT GGA ATA AAG TAC ATC AAA GAT GAT GTC ATC TTA 503 Val Tyr Tyr Cys Gly Ile Lys Tyr Ile Lys Asp Asp Val Ile Leu AAT GAG CCC TCT GCA GAT GCC CCA GCT GCT CTC TAC CAG ACA ATT 548 Asn Glu Pro Ser Ala Asp Ala Pro Ala Ala Leu Tyr Gln Thr Ile GAA GAA AAT ATT AAA ATC TTT GAA GAA GAA GAA GTT GAA TTT ATC 593 Glu Glu Asn Ile Lys Ile Phe Glu Glu Glu Glu Val Glu Phe Ile AGT GTG CCT GTC CCA GAG TTT GCA GAT AGT GAT CCT GCC AAC ATT 638 Ser Val Pro Val Pro Glu Phe Ala Asp Ser Asp Pro Ala Asn Ile GTT CAT GAC TTT AAC AAG AAA CTT ACA GCC TAT TTA GAT CTT AAC 683 Val His Asp Phe Asn Lys Lys Leu Thr Ala Tyr Leu Asp Leu Asn CTG GAT AAG TGC TAT GTG ATC CCT CTG AAC ACT TCC ATT GTT ATG 728 Leu Asp Lys Cys Tyr Val Ile Pro Leu Asn Thr Ser Ile Val Met CCA CCC AGA AAC CTA CTG GAG TTA CTT ATT AAC ATC AAG GCT GGA 773 Pro Pro Arg Asn Leu Leu Glu Leu Leu Ile Asn Ile Lys Ala Gly ACC TAT TTG CCT CAG TCC TAT CTG ATT CAT GAG CAC ATG GTT ATT 818 Thr Tyr Leu Pro Gln Ser Tyr Leu Ile His Glu His Met Val Ile ACT GAT CGC ATT GAA AAC ATT GAT CAC CTG GGT TTC TTT ATT TAT 863 Thr Asp Arg Ile Glu Asn Ile Asp His Leu Gly Phe Phe Ile Tyr CGA CTG TGT CAT GAC AAG GAA ACT TAC AAA CTG CAA CGC AGA GAA 908 Arg Leu Cys His Asp Lys Glu Thr Tyr Lys Leu Gln Arg Arg Glu ACT ATT AAA GGT ATT CAG AAA CGT GAA GCC AGC AAT TGT TTC GCA 953 Thr Ile Lys Gly Ile Gln Lys Arg Glu Ala Ser Asn Cys Phe Ala ATT CGG CAT TTT GAA AAC AAA TTT GCC GTG GAA ACT TTA ATT TGT 998 Ile Arg His Phe Glu Asn Lys Phe Ala Val Glu Thr Leu Ile Cys TCT TGA ACAGTC AAGAAAAACA TTATTGAGGA AAATTAATAT CACAGCATAA 1049 Ser CCCCACCCTT TACATTTTCC TGAATTCCAG CACACTGGCG GCCGTTACTA GTGGATCCGA 1109 GCTCGGTACC AAGCTT 1
125
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:91) Fターム(参考) 4B024 AA01 BA80 CA04 DA06 EA04 FA01 GA11 GA18 HA01 4B064 AG01 CA10 CA19 CC24 DA01 4C084 AA07 BA01 BA08 BA22 CA26 CA53 DC50 NA14 ZB112 4H045 AA10 BA10 CA42 EA22 FA74 HA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(a)または(b)の蛋白質; (a)配列番号:1に記載のアミノ酸配列からなる蛋白
    質; (b)配列番号:1のアミノ酸配列において1もしくは
    数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ
    酸配列からなり、かつ炎症調節活性を有する蛋白質。
  2. 【請求項2】 以下の(a)または(b)のDNA (a)配列番号:2に記載の塩基配列からなるDNA (b)配列番号:2のDNAとストリンジェントな条件
    でハイブリダイズし、かつ炎症調節活性を有する蛋白質
    をコードするDNA。
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