JP2001505177A - ゲル化に対して安定なポリハロホスファゼン溶液 - Google Patents

ゲル化に対して安定なポリハロホスファゼン溶液

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Abstract

(57)【要約】 ポリハロホスファゼン溶質などのポリホスファゼン溶質、およびジクライムなどの安定化溶媒を含む一つの溶液。このような溶液は延長された期間にわたりポリホスファゼンが安定したままに留まることを可能にし、そのためこのようなポリハロホスファゼンを更なる修飾あるいは使用に採用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ゲル化に対して安定なポリハロホスファゼン溶液 この発明はポリホスファゼンに関し、とりわけ溶液内でのポリハロホスファゼ ンあるいはポリオルガノハロホスファゼンに関する。より詳細には、この発明は 溶液がゲル化に対し、ポリハロホスファゼンあるいはポリオルガノハロホスファ ゼンを安定させる溶媒を含む溶液内でのポリハロホスファゼンあるいはポリオル ガノハロホスファゼンに関する。 ポリハロホスファゼン、例えばポリ(ジクロロホスファゼン)、すなわちPD CPなどは多くの有用なポリオルガノホスファゼンの合成のための出発原料とし て使用される。一般に、PDCPなどのポリハロホスファゼンは、触媒の使用あ りもしくはなしで溶融重合あるいは溶液重合により、環式オリゴマー、例えばヘ キサクロロシクロトリホスファゼン、あるいは(NPCl23などの重合で合成 される。ポリマーは次いで溶媒に融解され、下記の反応概要に従ってハロゲン基 を望ましい有機基で置換することにより誘導される: ここでRはアルコキシル、アリルオキシ(カルボキシル化アリルオキシを含む )、アリルアミノ、あるいはアルキルアミノであり、Yはアルカリ金属あるいは 水素である。一般に、 溶媒は試薬と混合できる。使用される溶媒は、ベンゼン、トルエン、ジオキサン 、およびテトラヒドロフラン、すなわちTHFを含む(シングラー、他、ジャー ナル・オブ・ポリマー・サイエンス 、ポリマーケミストリー、12版、442ペ ージ(1974年);オルコック、他、マクロモレキュールス、22巻、1号、 78ページ、(1989年);オルコック、他、ホスホニトリル系化合物V1、無機化学 、6巻、1714ページ(1966年))。 しかし、PDCPなどのポリハロホスファゼンは加水分解を起こし不安定であ り、混度からの保護を必要とする。水分はポリマーの架橋を生じ、それにより不 溶解ゲルを生じ、それはポリハロホスファゼンのそれ以後の使用を役に立たなく する。PDCPの架橋は、PDCPがベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、モ ノグライム(1,2−ジメトキシエタン)、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ ン、およびアセトンなどの溶媒に溶解された時に報告された。(オルコック、他 、マクロモレキュールス、8巻、1号、36−42ページ(1975年1−2月 号);合衆国特許番号第4,623,525号、ハーゲンローザー、他、(19 86年11月18日)。加えて、アセトンおよびジメチルホルムアミドなどの極 性溶剤では、ポリジクロロホスファゼンは急速に加水分解し、ポリマーの溶液は 混濁する。2−3時間から数日の間に、白色沈殿物が明らかとなる(ハーゲナウ アー、他「高性能GPCを用いるポリホスファゼンの重合研究」ポリマーの液体 クロマトグラフィーおよび関連材料III 、ケージス、編、ニューヨーク、マー セル・ デッカー.99−114ページ(1981年))。 架橋は、無水溶媒では数日で起こり得る。乾燥ベンゼン内でのPDCP溶液は ゆっくりと粘度を増加し、25℃で6日後には溶液のゲル化が最高点に達した。 システムから水分を除去する試みは架橋工程を容易に感知できる程遅くなかった 。(オルコック、他、ホスホニトリル系化合物V1、無機化学、第6巻、171 4ページ(1966年))。 架橋を阻害する物質を加えることで貯蔵の間でのポリハロホスファゼンの架橋 を防げるいろいろな試みがなされた。例えば、溶媒が有機溶媒であるPDCP溶 液に加えられた塩化第二錫はゲル化を防げ、あるいは遅らせることができる。こ の物質は、ポリ(ジクロロホスファゼン)反復単位当りSnCl4、0.6モル パーセントの量をPDCPに加えた時に有効である。(オルコック、他、196 6年)。ハーゲンローザー、他に発給された合衆国特許第4,623,525号 は、有機溶媒でのPDCPの安定化が第三アミンと共に塩素置換シリコン、ゲル マニウム、あるいはチタンの複合体を用いても達成できることを開示する。塩素 置換化合物の例は、SiCl4,GeCl4,SnCl4,およびTiCl4である 。使用されるアミンはトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ ン、ジメチルエチルアミン、ピリジン、およびN,N,N’,N’−テトラメチ ルエチレンジアミンを含む。この特許で開示されたように、塩素置換化合物の少 くとも1個のモルおよび第三アミンの少くとも1個のモルがPDCP溶液内で水 分の各モルに付加される。 フランス特許出願番号第2,697,008号は、溶液のPDCP架橋を予防 する塩化チオニルの付加を開示する。開示された方法では、0.1乃至10%の SOCl2が有機溶媒内のPDCPの溶液に付加され、ここで有機溶媒はベンゼ ン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、およびトリクロロベンベンゼンで ある。 前記の方法は、有機溶媒内でのポリハロホスファゼンの安定化をもたらすが、 このような方法も不利な点を持つ。前に記載のハロゲン含有安定化化合物はPD CPを有用なポリオルガノホスファゼンに転換する工程で試薬として普通に用い られる求核試薬と反応し、これにより競争する副反応、最終製品の汚染、および PCDPの望ましくない化学的修飾を起こす(マーク、他、無機ポリマー、プレ ンティス・ホール、69ページ(1992年);マーチ、先端有機化学、反応、 メカニズム、および構造 、第3版、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ、287 、373、981ページ(1985年))。 合衆国特許第4,080,432号は、ポリジクロロホスファゼンと炭化水素 溶媒の混合物への酸素含有有機化合物の付加を開示する。酸素含有有機化合物は 安定化希釈剤として作用し、生成混合物の重量で10%までの量を加えられる。 望ましい酸素含有有機化合物はペンタノールなどのアルコールである。合衆国特 許第4,080,432号で開示された工程で使用される他の酸素含有化合物は 、ケトン、アルデヒド、エステル、エーテル、ポリエーテル、およびそれらの混 合物を含む。これらの特異的な例はジグライムおよびテトラヒドロフランで ある。 この発明の一つの見地に従って、一つの溶質および少くとも1個の溶媒を含む 溶液が提供される。この溶質はポリホスファゼンである。少くとも1個の溶媒が 第1の溶媒を溶媒全量の量で少くとも25%の量を含む。第1の溶媒は下記の構 造式を持つ。 R1−(O−R2−)nO−R3 1およびR3のそれぞれは1個乃至6個の炭素原子を持つ脂肪族あるいは芳香 族炭化水素であり、またR1およびR3のそれぞれは同一あるいは異なっていても よい。R2は1個乃至4個の炭素原子を持つ脂肪族炭化水素である。nは2乃至 10であり、望ましくは2乃至4である。 望ましくは、ポリホスファゼンはポリハロホスファゼンあるいはポリオルガノ ハロホスファゼンである。溶質として使用されるポリハロホスファゼンは、必ず しもそれに限定されないが、ポリジクロロホスファゼンおよびポリジブロモホス ファゼンである。一つの実施例において、ポリハロホスファゼンはポリジクロロ ホスファゼンである。溶質として使用されるポリオルガノハロホスファゼンは、 必ずしもそれに限定されないが、ポリ(フェノキシクロロ)ホスファゼンである 。 酸素含有化合物が炭化水素溶媒およびポリハロホスファゼンとの混合物に含ま れてはいたけれども、もしもそのような化合物が10%以上の量で含まれていた ならば、ポリハロホスファゼンの架橋が起ったであろうと考えられた。 驚いたことに、前に記載の構造式を持つ溶媒の量で少くとも 25%を含む少くとも1個の溶媒でポリホスファゼン(ポリハロホスファゼンあ るいはポリオルガノハロホスファゼンなど)の溶液が形成され、それによりポリ ホスファゼンが架橋されずゲル化に対して安定したままで残ることを出願人は発 見した。 も一つの実施例において、R1およびR3のそれぞれは1個乃至4個の炭素原子 を持つアルキル基であり、各R1およびR3は同一あるいは異なっていてもよい。 望ましくは、R1およびR3のそれぞれはメチルである。 望ましい実施例において、R2はエチレン(すなわちC24)である。 も一つの望ましい実施例において、nは2である。 もっとも望ましい実施例において、第1の溶媒はビス−2−メトキシエチルエ ーテルあるいはジエチレングリコールジメチルエーテルとしても知られるジグラ イムであり、これは下記の構造式を持つ。 CH3−O−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH3 も一つの実施例において、溶液は少くとも第2の溶媒を含む。第2溶媒の例は 、必ずしもそれに限定されないが、テトラヒドロフラン、トルエン、ベンゼン、 クロロベンゼンなどのハロベンゼン、モノグライム、ジオキサンおよびこれらの 混合物を含む。 望ましくは、第1の溶媒は溶媒の全量の量で少くとも50%の量で存在し、ま たより望ましくは、溶媒の全量の量で少なくとも75%の量で存在する。 も一つの実施例において、ポリホスファゼンは前記溶液内で 約0.1%(wt./vol.)から約30%(wt./vol.)の濃度で存 在し、また望ましくは約1%(wt./vol.)から約10%(wt./vo l.)の濃度で存在する。より望ましくは、ポリホスファゼンは約8%(wt. /vol.)の量で存在する。 一般に、溶液はポリホスファゼン、例えばPDCPなどのようなポリハロホス ファゼンなどのポリホスファゼンを、第1溶媒および前に記載の1個もしくはそ れ以上の第2の溶媒との混合物に溶解して調製される。生成溶液は架橋に対しポ リハロホスファゼンを安定化させる。安定化溶媒である第1溶媒は何らかの修飾 反応と両立でき、従ってポリマー精製の追加の段階は更なる修飾の前には必要と されない。かくして、ポリホスファゼンは安定したままであり更な修飾あるいは 使用に適したものとなる。 この発明は、ここで下記の実施例に関連して説明されるであろう。しかし、こ の発明の範囲はそれによって限定されることを意図するものではない。 実施例1 ポリ[ジ(クロロ)ホスファゼン](PDCP)は(NPCl23の溶融重合 により合成され(オルコック、他、マクロモレキュールス、8巻、1号、36− 42ページ(1974年))、無水条件の下で無水テトラヒドロフラン(THF )に溶解された。THF内でのPDCPの濃度は重量測定で2.1%(wt./ vol.)となるように決定された。溶液はきつく密封されたびんで貯蔵され、 1週間窒素の下で放置された。組 成物のゲル化は7日後に観察された。 実施例2 PDCPは実施例1で説明された通り合成され、次いで無水条件の下で無水ジ グライムに溶解された。濃度は重力測定で1.70%(wt./vol.)、0 .90%(wt./vol.)、0.85%(wt./vol.)、0.45% (wt./vol.)、0.40%(wt./vol.)、および0.15%( wt./vol.)になることが発見された。THF内でのPDCPの溶液は更 に調製された。重量測定で決定されたこれら溶液の濃度は1.70%(wt./ vol.)、0.90%(wt./vol.)、0.85%(wt./vol. )、0.45%(wt./vol.)、0.40%(wt./vol.)、およ び0.15%(wt./vol.)であった。すべてのサンプルは窒素の下で密 封保存され、サンプルが架橋されたかどうかを観察するために毎日チェックされ た。以下の表1で示されるように、35日後には、ジグライム溶液はいずれも架 橋されず、一方THFのサンプルはすべて架橋した。 0.5%以上の濃度で架橋THFサンプルに対して、架橋サンプルは不溶ゲル を形成した。低い濃度では、相分離が観察された。 実施例3 PDCPは実施例1で説明された通り合成され、次いで無水条件の下で無水ジ グライムに溶解された。ジグライム内での(NPCl2nの濃度は重力測定で8 %(wt./vol.)になるように決定された。溶液はきつく密封されたびん で貯蔵され、5ケ月間無水窒素グローブ・ボックス内に放置された。この貯蔵期 間に、架橋は観察されなかった。 実施例4 PDCPは実施例1で説明された通り合成され、次いで無水 条件の下で無水ジグライムおよび無水THFの混合物に溶解された。すべてのサ ンプルの濃度は重量測定で1.58%(wt./vol.)になるように決定さ れた。6個のサンプルは以下の表IIで示される溶媒割合で調製された。表IIで示 されるように、ジグライムの付加はPDCPの架橋を著しく遅らせあるいは排除 することができる。 実施例5 2ケ月間貯蔵されたジグライム内でのPDCP(8% wt./vol.)溶 液200mlが無水条件の下で三つ首フラスコに入れられた。パラベンプロピル ナトリウム217gとパラベンプロピル196gがジグライム870mlに溶解 され、この溶液はPDCP溶液に付加された。混合物は2日間無水条件の下で還 流され、その後16Nの水酸化カリウム溶液225mlが付加された。ポリ[ジ (カルボキシルアトフェノキシ)ホスファゼン]、すなわちPCPPが瀘過によ り分離さ れた。この構造はP31−NMRおよびH1−NMRで立証された。分子量は多角 レーザー光線拡散により1.1kg/モルと決定された。この組成物および合成 ポリマーのMwは、オルコック、他、マクロモレキュールス、第22巻、1号、 118ページ(1989年)に記載されているような得られたポリマーのそれと 同一であった。 しかし、この発明の範囲は前に記載の特異的な実施例に限定されるべきでない ことは理解されるべきである。この発明は、特に説明されたもの以外にも実施す ることができ、しかもこれに伴う請求の範囲内にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 サージャント,ジョナサン,アール. アメリカ合衆国,90403 カリフォルニア, サンタ モニカ,フォース ストリート 854,アパートメント イー (72)発明者 スール,セイミア,エス. アメリカ合衆国,01752 マサチューセッ ツ,マールバロ,#2 ロイヤル クレス ト ドライブ 31 (72)発明者 レゴルバン、マーク. アメリカ合衆国,02132 マサチューセッ ツ,ウエスト ラクスバリ,ウエストーバ ー 39

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一つの溶液であって、(i)一つの溶質、前記溶質はポリホスファゼンであ り、また(ii)少くとも1個の溶媒、ここで前記少くとも1個の溶媒は第1の 溶媒を溶媒全量の量で少くとも25%の量を含むこれら溶質および溶媒よりなり 、前記第1溶媒は下記の構成式: R1−(O−R2n−O−R3 を持ち、ここでR1およびR3のそれぞれは1個乃至6個の炭素原子を持つ脂肪 族あるいは芳香族炭化水素であり、またR1およびR3のそれぞれは同一もしくは 異なっており、R2は1個乃至4個の炭素原子を持つ脂肪族炭化水素であり、ま たnが2乃至10である溶液。 2.請求の範囲第1項記載の溶液であって、ここで前記ポリホスファゼンがポリ ハロホスファゲンであることを特徴とする溶液。 3.請求の範囲第2項記載の溶液であって、ここで前記ポリハロホスファゼンが ポリ(ジクロロホスファゼン)であることを特徴とする溶液。 4.請求の範囲第1項記載の溶液であって、ここでR1およびR3のそれぞれがメ チルであることを特徴とする溶液。 5.請求の範囲第1項記載の溶液であって、ここでnが2乃至4であることを特 徴とする溶液。 6.請求の範囲第5項記載の溶液であって、ここでR2がエチルであることを特 徴とする溶液。 7.請求の範囲第6項記載の溶液であって、ここで前記第1溶 媒がジグライムであることを特徴とする溶液。 8.請求の範囲第1項記載の溶液であって、ここで前記少くとも1個の溶媒が、 更にテトラヒドロフラン、トルエン、ベンゼン、クロロベンゼン、モノグライム 、およびジオキサン、ならびにそれらの混合物よりなるグループから選択される 少くとも1個の第2溶媒を含むことを特徴とする溶液。 9.請求の範囲第8項記載の溶液であって、ここで前記第1溶媒が溶媒の全量の 量で少くとも50%の量で存在することを特徴とする溶液。 10.請求の範囲第9項記載の溶液であって、ここで前記第1溶媒が溶媒の全量 の量で少くとも75%の量で存在することを特徴とする溶液。 11.請求の範囲第1項記載の溶液であって、ここで前記ポリホスファゼンが約 0.1%(wt./vol.)乃至約30%(wt./vol.)の濃度で前記 溶液に存在することを特徴とする溶液。 12.請求の範囲第11項記載の溶液であって、ここで前記ポリホスファゼンが 約1%(wt./vol.)乃至約10%(wt./vol.)の濃度で存在す ることを特徴とする溶液。 13.請求の範囲第12項記載の溶液であって、ここで前記ポリホスファゼンが 前記溶液内で約8%(wt./vol.)の量で存在することを特徴とする溶液 。
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