JP2001505022A - 移動通信システムにおけるグループコールの維持 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ネットワークインフラストラクチャー及び移動ステーションを備えた移動通信システムにおいてグループコールを維持する方法であって、第１の移動ステーションに優先順位が与えられたグループコールを確立し、そのグループコールに参加する移動ステーションがスピーチ項目において通信し、そしてフレーム構造は、スピーチ項目を送信する第２の移動ステーションがそのスピーチ項目において使用するタイムスロットを含むような方法が提供される。この方法において、第１の移動ステーションのみがネットワークインフラストラクチャーに信号メッセージを送信できるタイムスロット又は時間周期(204，205)が第１の移動ステーションに割り当てられ、第１の移動ステーションのみがネットワークインフラストラクチャーに信号メッセージを送信できるのはどのタイムスロット又は時間周期(204)であるかを指示するデータが第１の移動ステーション及び第３の移動ステーションに送信され、そして第３の移動ステーションは、第１の移動ステーションに割り当てられた上記タイムスロット又は時間周期(204)にそれらの信号メッセージの送信を差し控える。

Description

【発明の詳細な説明】 移動通信システムにおけるグループコールの維持 本発明は、１９９６年１２月２日に出願されたフィンランド特許出願第９６４ ，８１７号をベースとするものである。このフィンランド特許出願の内容を参考 としてここに援用する。発明の分野 本発明は、ネットワークインフラストラクチャーと、無線経路を経てこのネッ トワークインフラストラクチャーと通信する移動ステーションとを備え、そのフ レーム構造がタイムスロットより成る移動通信システムにおいてグループコール を維持する方法であって、第１の移動ステーションに優先順位が与えられたグル ープコールを確立し、そのグループコールに参加する移動ステーションがスピー チ項目において通信し、そしてフレーム構造は、スピーチ項目を送信する第２の 移動ステーションがそのスピーチ項目において使用するタイムスロットを含むよ うな方法に係る。先行技術の説明 本発明の方法は、特に、ＰＭＲ（プライベート移動無線又はプロフェッショナ ル移動無線）ネットワーク又はトランクネットワークに使用するよう意図され、 これらネットワークは、通常、会社用ネットワーク、又は当局により使用される プライベート移動無線ネットワークであり、これらネットワークの全てのチャン ネルは、１つ以上の会社又は当局組織に割り当てられている。これらネットワー クの加入者は、加入者番号に加えて、加入者がどのグループコールグループ又は 加入者グループに属するかを指示するグループ番号が指定されている。従って、 あるグループのメンバーに向けられたコールをそのグループの全ての加入者に切 り換えることができる。 グループコールは、ＰＲＭネットワークにおける重要な機能の１つである。グ ループコールは、多数の参加者を含むとき、特に、事態がいかに進行するかをグ ループ全体が常に知らねばならないときに使用される。グループコールは、全て の参加者が順に話すか又はスピーチ項目を送信し、そして互いに聞くことのでき る会議通話である。グループコールでは、全グループが１つのグループ認識コー ドでコールされる。多数の移動電話システム、特に、会社や当局に使用されるシ ステムは、グループコールを利用することが知られている。無線経路に関しては 、グループコールは、通常、ポイント対マルチポイントコールとしてシンプレッ クス形態で実施され、この場合に、スピーチは、１人の話し手から多数の話し手 へ伝えられ、そしてスピーチ項目が所定の手順に基づいて次の話し手に割り当て られる。又、当然、グループコールをデュープレックスコールとして実施するこ ともできる。 ここでは、コール又はグループコールは、２人以上の当事者間での完全な情報 交換を意味するものとする。コールは、１つ以上のスピーチ項目より成る。半二 重コールにおいては、これらのスピーチ項目が逐次のものである。 本発明は、デジタル又はアナログの無線経路を伴う移動通信システムに適用で きる。アナログ移動通信システムは、例えば、１９８８年１月に初版されそして １９９１年１１月に改定及び再版されたＭＰＴ１３２７「トランク式プライベー ト地上移動無線システムのための信号基準(A Signalling Standard for Trunked Private Land Mobile Radio Systems)」と、１９８８年１月に初版されそして １９９１年９月に改定及び再版されたＭＰＴ１３４３「性能仕様(Performance S pecification)」とに記載されており、これらはどちらもラジオコミュニケーシ ョンズ・エージェンシーにより発行され、英国通商産業省により出版されたもの である。 本発明を適用できるデジタル移動電話又は移動通信システムの例は、ＴＥＴＲ Ａ（トランスヨーロピアン・トランクド・ラジオ）システムである。その実施に ついては、規格ＥＴＳ３００ ３９２−２「無線装置及びシステム(Radio Equip ment and Systems)(ＲＥＳ)」；トランスヨーロピアン・トランクド・ラジオ(Ｔ ＥＴＲＡ)；ボイスプラスデータ(Ｖ＋Ｄ)、パート２：エアインターフェイス(Ａ Ｉ)、１９９６年３月、ＥＴＳＩ、５８３ページに説明されている。このシステ ムでは、スピーチ項目の割り当てが、スイッチング及びマネージメントインフラ ストラクチャー（ＳｗＭＩ）により、これに接続されたベースステーションを通 して制御される。 ＦＤＭＡシステム（周波数分割多重アクセス）では、コール又はデータコール 中に信号メッセージ又はデータを送信する構成をインバンドシグナリングと称す る。このシステムでは、チャンネルの送信容量の一部分が、通常、コール中に、 実際のスピーチ又は回路交換データに取って代わる信号のために使用される。 ＷＯ Ａ１ ９１／０９４８１は、例えば、直接モードチャンネル上にある準 二重状態における第１及び第２の通信ユニット間のトラフィックを説明している 。第１の通信ユニットは、周期的に発生するホールを伴う信号を送信し、この信 号は、スピーチ情報部分と、次のホールの位置を知らせる情報パケットとを含む 。受信側の第２の通信ユニットは、情報パケットで指示されたホールにおいて、 第１の通信ユニットへ割り込み要求信号を送信する。第１の通信ユニットは、そ の割り込み要求信号を受信して処理し、そしてその割り込み要求信号が（所望の ）所定基準に適合することを第１の通信ユニットが決定した場合に、受信側の第 ２の通信ユニットへ確認を送信する。この確認は、第１の通信ユニットが送信を 中断し(所定の時間中)、従って、受信側の第２の通信ユニットが送信を開始でき ることを第２の通信ユニットに通知する。従って、第２の通信ユニットは、送信 を開始することができる。 米国特許Ａ５，０２５，４４２号は、制御タイムスロットを使用し、その間に 、受信側通信ユニットが送信側通信ユニットに割り込み信号を送信することによ り送信側通信ユニットの送信に割り込むことが許され、割り込み信号により送信 側通信ユニットは送信しないよう命令されるような準二重移動電話システムを教 示している。 又、ユーザに割り当てられたトラフィック容量の一部分が信号に永久的に割り 当てられることも知られている。この手順は、アウトバンド（チャンネル特有の ）シグナリングと称する。 ＮＭＴ（ノルデック移動電話）又はＧＳＭ（移動用グローバルシステム）シス テムのような通常の移動電話ネットワークにおいては、全てのコールが、通常、 同じ優先順位を有し、あるユーザに他のユーザより高い優先順位が与えられるこ とはない。 プライベート無線ネットワーク、即ちトランクネットワークでは、状況が異な る。これらＰＭＲネットワークの動作は、ある形式サービス例えば非常サービス 又は他の重要な任務を遂行するユーザが高い優先順位を有し、即ち混雑の場合に 高い優先順位のコールが最初に切り換えられるように構成することができる。 高い優先順位のコールの一例は、非常コール、即ち少なくとも１人の加入者が 即時の救援を必要とするときに確立されるコールである。非常事態の加入者は、 非常コールをアクチベートすることができ、或いは他の加入者ステーション又は オペレーションを制御するディスパッチャーによってアクチベーションを実行す ることもできる。非常コールは、会話グループ即ちグループコールにアドレスす ることができ、従って、会話グループのメンバーは会話を聞くだけでなくそれに 参加することもできる。換言すれば、メンバーは、スピーチ項目を送信する。こ れは、例えば、非常事態においてグループのメンバーに命令が与えられるときに しばしば必要となる。しかしながら、多数のユーザが順番に話をするグループコ ールにおいては、非常事態で通信接続を必要とする加入者に、常に、できるだけ 早くスピーチ項目が割り当てられねばならない。 しかしながら、トランク方法をベースとする移動電話システムでは、移動ステ ーションがシステムからスピーチ項目を要求しなければならず、そしてシステム は、時間又は優先順位の順にスピーチ項目を割り当てる。又、システムは、進行 中のスピーチ項目に割り込むこともできる。 公知技術における問題点は、公知移動通信システムのプロトコル、特に、ＴＥ ＴＲＡ移動電話システムの制御チャンネル容量が、単一ベースステーションの個 々のコールにおいても、スピーチ項目を送信する加入者ステーションが属するベ ースステーションのグループコールにおいても、スピーチ項目中に非常に限定さ れることである。スピーチ項目の間に、ＴＥＴＲＡフレーム構造の第１８番目の フレームしか「低速関連制御チャンネル」即ち１秒に一度のタイムスロットを使 用できない。特に、当局によって使用され、非常グループコールが頻繁に送信さ れるプライベート移動無線ネットワークでは、非常事態にある加入者又は移動ス テーションに、グループコールに参加している加入者により送信されるスピーチ 項目中に充分頻繁にスピーチ項目を要求する機会が与えられ、スピーチ項目要求 が適度に成功となることが重要である。 公知解決策、特に、ＴＥＴＲＡシステムでは、グループコールに参加している 全ての移動ステーションが、スピーチ項目要求信号を送信することにより、ファ ースト・トライ手順のようなランダムアクセス方法を用いてスピーチ項目を要求 できるように、「低速関連信号チャンネル」が使用される。 第２の移動ステーションがスピーチ項目を送信しており、そして非常グループ コールに参加している多数の第３の移動ステーションと、実際に非常事態にある 第１の移動ステーションが、スピーチ項目要求に指定された第１８番目のフレー ムのタイムスロット、又はそのタイムスロットの一部分においてスピーチ項目を 同時に要求したときに問題が生じる。このとき、おそらく、スピーチ項目要求の 送信に成功するのは第３の移動ステーションの１つであり、第１の移動ステーシ ヨン、即ち非常事態にある移動ステーションではない。例えば、第３の移動ステ ーションからの送信要求が、第１の移動ステーションにより送信されたスピーチ 項目要求と衝突する。第１の移動ステーション、即ち非常事態にある移動ステー ションは、このとき、ネットワークインフラストラクチャーにそのスピーチ項目 要求を供給することができず、従って、スピーチ項目は、非常事態にある第１の 移動ステーションに割り当てられない。 この問題を解決する１つの方法は、優先順位の与えられた移動ステーションに 個別のアップリンクチャンネル、タイムスロット又は周波数を割り当て、スピー チ項目要求を直ちに供給できるようにすることである。この解決策の問題点は、 無線リソースを浪費することである。加入者が非常事態にあるか又は優先順位が 与えられたときには、トラフィック密度も通常より高くなり勝ちであることに注 意されたい。更に、優先順位の与えられたユーザへの個別のアップリンクチャン ネルの割り当ては、ネットワークインフラストラクチャーにとって複雑な非標準 的な手順である。 上記問題を解決するの別の方法は、優先順位が与えられた移動ステーションが「 共通の制御チャンネル」にスピーチ項目要求を送信できるようにすることである 。この場合の問題は、優先順位が与えられた移動ステーションが制御チャンネル において送信の順番を待機しなければならず、そしてその際に、優先順位が与え られた移動ステーションがトラフィックチャンネルに存在せず、従って、コール を失うか、又は少なくとも送信側移動ステーションの送信の一部分を受信しない こ とである。 公知解決策における別の問題は、優先順位が与えられたグループコールにおい てスピーチ項目が終了したときに、ランダムアクセス時間が始まり、その間に、 グループコールに参加する移動ステーションがスピーチ項目を要求できることで ある。従って、第３の移動ステーションのスピーチ項目要求が、優先順位の与え られた第１の移動ステーションによりなされたスピーチ項目要求と衝突し、それ 故、第１の移動ステーションには、それが必要とするスピーチ項目が迅速に割り 当てられない状態が起こり得る。これは、当局によって使用されるプライベート 移動無線ネットワークにおいて特に重要であり、このようなネットワークでは、 潜在的に非常事態にある優先順位の与えられた移動ステーションからのスピーチ 項目要求が適度に成功を得るように確保されねばならない。発明の要旨 本発明の目的は、公知技術の上記問題を解消することである。 本発明の目的は、優先順位の与えられた移動ステーション、例えば、優先順位 の与えられたコールに参加していて非常事態にある移動ステーションにより送信 されたスピーチ項目要求が実際にネットワークインフラストラクチャーに到達し 、このインフラストラクチャーが、そのスピーチ項目要求を受信した後にその優 先順位の与えられた移動ステーションにスピーチ項目を正確に割り当てられるよ うに確保することのできる方法を提供することである。 グループコールを維持するこの新規な方法は、第１の移動ステーションのみが 上記ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセージを送信できるような タイムスロット又は時間周期を第１の移動ステーションのみに割り当て、第１の 移動ステーションのみが上記ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセ ージを送信できるのはどのタイムスロット又は時問周期であるかを指示するデー タを第１の移動ステーション及び第３の移動ステーションに送信し、そして第３ の移動ステーションは、第１の移動ステーションに割り当てられた上記タイムス ロット又は時間周期にそれらの信号メッセージの送信を差し控えるという段階を 備えた本発明の方法により達成される。 更に、本発明は、第１、第２及び第３の移動ステーションと、グループコール 及び送信を中継しそしてグループコールを維持するための移動交換機とを備え、 上記グループコールに参加する上記移動ステーションは、スピーチ項目において 通信し、そしてスピーチ項目を送信する第２の移動ステーションがそのスピーチ 項目において使用するタイムスロットを含むフレーム構造を維持するためのベー スステーションを更に備えた移動通信システムにも係る。 本発明の移動通信システムは、第１の移動ステーションのみにタイムスロット 又は時間周期を割り当てて、第１の移動ステーションのみがあるタイムスロット 又は時間周期に上記移動交換機へ信号メッセージを送信できるようにする割り当 て手段と、第１の移動ステーションのみが送信を行えるのはどのタイムスロット 又は時間周期であるかを指示する制御メッセージのデータを第１の移動ステーシ ヨン及び第３の移動ステーションに送信するための送信手段と、第３の移動ステ ーションにあって、第１の移動ステーションに割り当てられた上記タイムスロッ ト又は時間周期に信号メッセージの送信を阻止するための制御手段とを備えたこ とを特徴とする。 又、本発明は、グループコールにおいて通信する移動通信システムの移動ステ ーションであって、グループコールにおいてスピーチ項目を送信する第２の移動 ステーションがそのスピーチ項目において使用するタイムスロットと、スピーチ 項目を送信しない移動ステーションに共通の時間周期とを含むフレーム構造にお いて送信を行って、ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセージを送 信するためのトランシーバと、制御ユニットと、ユーザインターフェイスと、メ モリユニットとを備えた移動ステーションにも係る。 本発明の移動ステーションは、上記移動通信システムにより送信された制御メ ッセージに応答して、第１移動ステーションに割り当てられ且つ上記制御メッセ ージに指示されたタイムスロット又は時間周期において信号メッセージの送信を 阻止するための制御ユニットを備えたことを特徴とする。 又、本発明の移動ステーションは、上記移動通信システムにより送信された制 御メッセージに応答して、移動ステーションのトランシーバが、制御メッセージ で指示された時間周期中に信号メッセージを送信するよう構成されたことを特徴 とする。 本発明は、優先順位が与えられたグループコールの参加者、例えば非常コール をアクチベートした移動ステーションに、ある間隔の信号容量が指定され、従っ て、上記移動ステーションは、スピーチ項目要求を送信する機会をもち、一方、 その移動ステーションは、その存在の指示を連続的にシステムに送信するという 考え方に基づく。これは、フレーム構造のランダムアクセスタイムスロットを、 優先順位が与えられた第１の移動ステーションに割り当て、そして同じコールに 参加している他の第３の移動ステーションが、第１の移動ステーションに割り当 てられたフレーム構造の時間周期中に送信するのを阻止することにより行なわれ る。本発明では、優先順位が与えられた第１の移動ステーション、即ち非常事態 にある移動ステーションと、その優先順位が与えられたグループコールに参加し ている第３の移動ステーションには、第１の移動ステーションのみが上記ネット ワークインフラストラクチャーに信号メッセージを送信することが許されたタイ ムスロット又は時間周期を指示するデータが送られる。 本発明の方法、移動通信システム及び移動ステーションの効果は、例えば非常 事態にある移動ステーション、特に優先順位の与えられた移動ステーションが、 スピーチ項目要求を送信することができ、そしてその移動ステーションがスピー チ項目要求を送信するときに、その要求がネットワークインフラストラクチャー にも到達し、このとき、ネットワークインフラストラクチャーが、優先順位の与 えられた移動ステーション、例えば、非常事態にある移動ステーションに次のス ピーチ項目を割り当てられるように確保することである。図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照して、本発明を詳細に説明する。 図１は、ＴＥＴＲＡ移動電話システムのフレーム構造を示す図である。 図２は、本発明の第１の実施形態により優先順位が与えられたグループコール のタイミング図である。 図３は、本発明の第２の実施形態により優先順位が与えられたグループコール のタイミング図である。 図４は、本発明の移動ステーションのブロック図である。 図５は、優先順位の与えられた移動ステーションに、本発明により頻繁な間隔 で位置データを送信する機会が与えられる状態を示す概略図である。 図６は、本発明の移動通信システムのブロック図である。好ましい実施形態の詳細な説明 図１は、ＴＥＴＲＡ移動電話システムのフレーム構造を示す。ＴＥＴＲＡプロ トコルにおいては、システムチャンネルのアップリンク周波数（移動ステーショ ンからベースステーション）が、ダウンリンク（ベースステーションから移動ス テーション）から２つのタイムスロットだけ遅延される。システムは、主信号チ ャンネルを伴う主高周波と、他の考えられる信号チャンネル及びトラフィックチ ャンネルとを含む。 ＴＥＴＲＡフレーム構造において、１つのハイパーフレームは、６０個のマル チフレームを備え、その各々は、１８個のＴＤＭＡフレームを含む。各ＴＤＭＡ フレームは、４つのタイムスロット、図中の１０１ないし１０４に分割される。 ＴＥＴＲＡ規格によれば、マルチフレームの１８番目のフレームにおけるタイム スロット又はタイムスロットの一部分、即ち時間周期、例えば、半タイムスロッ トは、アップリンク信号チャンネルとして割り当てられ、そして当該フレームの 他のタイムスロット、例えば、１０１、１０３及び１０４は、トラフィックチャ ンネルとして割り当てることができる。図中、マルチフレームは１ないし６０で 示され、フレームは１ないし１８で示され、そしてタイムスロットは１ないし４ で示されている。 図２は、本発明の第１の実施形態により優先順位が与えられたグループコール のタイミング図である。動作の始めに、ユーザはシステムに非常を指示する。こ の指示を与えるユーザは、自分自身が非常事態にいるか、又は例えば、グループ コールに参加するよう要求した移動ステーションが非常事態にあることを検出す る発信者である。システムは、非常コール手順に基づいて動作し、例えば、非常 コールをアクチベートした移動ステーションにスピーチ項目を割り当て、そして コールを非常交換機にルート指定する。本発明の方法は、非常コールがグループ コールへと転じ、グループの他のメンバーも話す機会をもつような状態に係る。 非常事態にいて優先順位が与えられるべき移動ステーション以外の会話グループ のある移動ステーションが、例えば、第２の移動ステーションが、スピーチ項目 ２０１、２０２、２０３を送信するときには、非常事態にいる移動ステーション 、即ち優先順位が与えられる第１の移動ステーションが、必要に応じて、グルー プメンバーのスピーチ項目を先取りすることができねばならない。 図２は、第２の移動ステーションがそのスピーチ項目２０１、２０２、２０３ を送信するあるアップリンク接続即ちチャンネルの次々のタイムスロットを斜線 で示している。図１において、例えば、マルチフレームの最初の１７フレームの タイムスロットは、同じタイムスロットであり、例えば、タイムスロット１０２ である。優先順位が与えられた移動ステーションの先取りは、次のように行なわ れる。システムは、優先順位が与えられた移動ステーションと、第３の移動ステ ーション、即ち第２の移動ステーションのスピーチ項目を聴取する他の移動ステ ーションとに、第１の移動ステーションにタイムスロット又は時間周期２０４、 ２０５が割り当てられてこの移動ステーションがスピーチ項目要求を送信できる ようになったことを通知する。この通知は、少なくとも第１の移動ステーション 及び第３の移動ステーションに信号メッセージを送信することにより行なわれる 。この通知に応答して、第３の移動ステーションは、第１の移動ステーションに 割り当てられたタイムスロット又は時間周期に信号メッセージを送信するのを差 し控える。 本発明によれば、第１の移動ステーションは、当該タイムスロット又は時間周 期２０４、２０５に送信すべきものが何もない場合、即ちスピーチ項目要求も他 の信号メッセージもない場合には、空の送信、例えば、ナルＰＤＵ（プロトコル データユニット）を送信するよう要求される。これは、本発明の第３の目的を達 成することができ、即ち優先順位が与えられた移動ステーション、例えば、非常 事態にある移動ステーションがその存在を連続的に通知するよう強制される。 もし必要であれば、第１の移動ステーションは、それに割り当てられたタイム スロット又は時間周期２０４、２０５に位置データを送信することができる。次 いで、そのデータに基づき、当該移動ステーションの地理的位置を決定すること ができる。この位置データは、例えば、ＧＰＳ（グローバル・ポジショニング・ システム）の位置座標データでもよい。この位置データに基づき、例えば、移動 通信システム又はその発信者に関連した位置決めシステムは、移動ステーション が位置データを送信するたびに、優先順位の与えられた第１の移動ステーション の位置を通知することができる。かくて、第１の移動ステーションの位置の変化 、即ちその移動を監視することができる。 スピーチ項目要求を送信するために第１の移動ステーションに割り当てられる フレーム構造の一部分は、全タイムスロットでもよいし、多数のタイムスロット より成る時間周期でもよいし、又はタイムスロットの一部分でもよい。 本発明の第１の実施形態による方法は、少なくとも次の段階を備えている。 先ず、グループコールが確立され、移動通信システムのフレーム構造は、通常 の通信タイムスロット間に、ネットワークインフラストラクチャーへ信号メッセ ージを送信するための第１移動ステーション及び第３移動ステーションに共通の 時間周期を含む。これは、第２の移動ステーションがスピーチ項目を送信し、そ して優先順位の与えられた第１の移動ステーションが次のスピーチ項目の割り当 てを望む状態に関連している。 その後の割り当て段階において、１つ以上の共通の時間周期が、信号メッセー ジの送信のために第１の移動ステーションのみに割り当てられる。従って、ある フレーム、例えば、フレーム構造の第１８番目のフレームのタイムスロットが、 信号メッセージの送信のために第１の移動ステーションのみによって使用される ように割り当てられる。 ネットワークインフラストラクチャーは、第１の移動ステーション及び第３の 移動ステーションに割り当ての通知を送り、この通知に応答して、第３の移動ス テーションは、当該時間周期中にそれらの送信を行うのを差し控える。 図３は、本発明の第２の実施形態により優先順位が与えられたグループコール のタイミング図である。この実施形態は、上記第１の実施形態の変形であり、特 に説明しない限り、第１の実施形態に関連して上述した全てのものがこの実施形 態にも適用される。第２の実施形態は、第２の移動ステーションがそのスピーチ 項目３０１を使用しそして３０２で終了する状態に関連している。公知技術にお いて、スピーチ項目が終了すると、チャンネルを聴取する移動ステーションには 、通常、ランダムアクセスが割り当てられる。チャンネルを聴取する移動ステー ションは、次いで、スピーチ項目要求信号又は他の信号メッセージを送信するこ と ができる。新たなスピーチ項目を割り当てることが目的である。優先順位の与え られた移動ステーションは、スピーチ項目を開始する必要がある場合に、直ちに それを開始することができねばならないという点で特殊な状態にある。その理由 は、優先順位の与えられた移動ステーションは非常事態にあり、救援を必要とし 、それ故、救援を要求しているからである。又、優先順位の与えられた移動ステ ーションは、非常コールを設定しなければならないことを要求している。 図３は、手前の第２の移動ステーションがそのスピーチ項目を終了したときに グループコールの全ての移動ステーションに対して先取りが直ちに可能となるよ うな状況を示している。この先取り状態は、次のように生じる。移動通信システ ムのネットワークインフラストラクチャーは、ランダムアクセス及び信号メッセ ージの送信のために、ある数の第１タイムスロット又は時間周期３０４を第１の 移動ステーションと、グループコールに参加している少なくとも第３の移動ステ ーションに割り当てる。更に、システムは、通常、スピーチ項目要求の信号メッ セージの送信のために、フレーム構造の第２のタイムスロット３０５を、優先順 位の与えられた第１の移動ステーションのみに割り当てる。優先順位の与えられ た第１の移動ステーションと、グループコールに参加している第３の移動ステー ションは、この割り当てが通知される。スピーチ項目を終了した第２の移動ステ ーションにも通知することができる。割り当ての通知は、第１の移動ステーショ ンのみが信号メッセージを送信できるのはどのタイムスロット又は時間周期であ るかを指示するデータを少なくとも含んでいる。非常事態にある優先順位の与え られた移動ステーションに対し、その優先順位の与えられた移動ステーションの みがスピーチ項目要求を送信できるタイムスロット又は時間周期、例えば、半分 のタイムスロットが任意に割り当てられる。これは、優先順位の与えられたユー ザ、例えば、非常事態にいるユーザが、手前のコールの先取りを望まず、次のス ピーチ項目が割り当てられるのを望むことができるように実施される。 第２の移動ステーションがそのスピーチ項目３０２を終了した後に第１の移動 ステーションに第１の空きタイムスロット又は時問周期が割り当てられた場合に は、先取り状態３０３があまりに早く生じる。というのは、スピーチ項目の終了 に対するユーザの反応は、ユーザがタイムスロットの割り当てを検知した瞬間か ら若干遅れる（例えば、０．５秒）からである。当然、第２の移動ステーション のスピーチ項目が終了したときに直ちに、又は他の空きタイムスロット又は時間 周期において、第１の移動ステーションにタイムスロットを割り当てることがで きる。 信号メッセージを送信するために第１の移動ステーションに割り当てられたタ イムスロット又は時間周期３０５の後に次のスピーチ項目３０６が続く。優先順 位の与えられた第１の移動ステーションがスピーチ項目を要求した場合には、次 のスピーチ項目３０６が割り当てられる。さもなくば、スピーチ項目を要求した 他の移動ステーションに次のスピーチ項目３０６が割り当てられる。次のスピー チ項目の後に、フレーム構造の次のタイムスロット又は時間周期３０７が続き、 ここでは、スピーチ項目を送信しているもの以外の移動ステーションが信号メッ セージをネットワークインフラストラクチャーに送信することができる。ネット ワークインフラストラクチャーにより送信されるデータにもし定義した場合には 、このタイムスロット又は時間周期も、信号メッセージの送信のために第１の移 動ステーションに割り当てたままとすることができる。 図２及び３は、スピーチ項目を割り当てるための多数のランダムアクセスフレ ームの使用を示す。最後のスピーチ項目の後に、スピーチ項目要求を送信するた めに優先順位の与えられた移動ステーションにタイムスロットが指定される。ラ ンダムアクセスフレームは、ＴＤＭＡタイムスロット又はこのようなタイムスロ ットの一部分でもよい。 本発明の第２の実施形態では、少なくとも次の段階が行なわれる。スピーチ項 目を送信している第２の移動ステーションがそのスピーチ項目を終了すると、グ ループコールに参加している第３の移動ステーションに、信号メッセージの送信 のために、所望の長さのフレーム構造の時間周期から所望の数のタイムスロット 又は時間周期が割り当てられる。 これに加えて、所望の長さの上記時間周期から、信号メッセージの送信のため に第１の移動ステーションのみに時間周期が割り当てられる。これらの信号メッ セージは、例えば、スピーチ項目要求信号、状態メッセージ、移動ステーション の位置を知らせるメッセージ、又は空きメッセージである。 その後、グループコールに参加している移動ステーションには、そのグループ コールに参加している移動ステーションにフレーム構造のあるタイムスロット又 は時間周期が割り当てられることについての第１の通知が送られる。この通知は 、グループコールに参加している移動ステーションに、信号メッセージの送信の ためにグループの全ての移動ステーションにあるタイムスロットが使用できるこ とを通知する。 次いで、第１の移動ステーションには、信号メッセージの送信のために第１の 移動ステーションのみにフレーム構造のある第２の時間周期が割り当てられるこ とについての第２の通知が送られる。当然、第１の移動ステーションは２つ以上 ある。 第１の通知に応答して、グループコールに参加している移動ステーションには 、上記タイムスロット又は時間周期の間に信号メッセージを送信することができ る。 更に、第２の通知に応答して、第１の移動ステーションには、それに割り当て られた時間周期中に送信を与えることができる。 本発明の第１及び第２の実施形態では、ネットワークインフラストラクチャー により送られた割り当てデータに応答して、第３の移動ステーションは、フレー ム構造のどの時間周期が第１の移動ステーションに割り当てられるかを指示する データをメモリに記憶する。 図４は、本発明の移動ステーションのブロック図である。図４は、典型的な通 信無線ユニット４００、即ち移動電話、移動ステーション、又は例えば加入者に より使用される加入者ステーションを示している。トランシーバ（ＴＸ／ＲＸ） ４０１の機能は、使用チャンネルに同調することである。トランシーバ４０１は 、高周波、即ちＴＤＭＡフレーム及び更にはタイムスロットに分割された高周波 でベースステーション又は中継ステーションと通信し、少なくともその１つをト ラフイックチャンネルとして１つ以上の移動ステーションに割り当てることがで きる。トランシーバ４０１にはアンテナ４０２が接続され、これは無線経路ＲＰ に接続される。通常、６０ないし１０００ＭＨｚの範囲（ＶＨＦ及びＵＨＦレン ジ）の高周波が使用されるが、他の周波数も使用できる。無線経路ＲＰではアナ ログ変調を使用でき、変調は、通常、位相変調である。他の種類の変調も使用で きる。 信号は、例えば、音声周波数搬送波によって送信できる(ＦＦＳＫ)。無線経路を 経ての送信は、デジタルであってもよい。無線ユニットは、アップリンク及びダ ウンリンク周波数に同調して通信することができる。 ユーザインターフェイス４０５は、電気音響トランスジユーサ、通常は、ヘッ ドホーン４０６及びマイクロホン４０７と、コールを開始及び終了しそしてダイ ヤルするための任意のボタンとを備えている。無線経路ＰＲを経ての送信は、ト ランク式システムでは一方向性であるのが好都合であるから、加入者ステーショ ンは、通常、スピーチ項目の時間中に押圧しなければならないプッシュ・ツー・ トーク（押して話す）ボタンも有している。このプッシュ・ツー・トークボタン は、図４には示されていない。 コントローラ４０３の機能は、無線ユニットの動作を制御することである。コ ントローラ４０３は、ユーザインターフェイス４０５に接続され、そこから、例 えば、コールを開始及び終了するためのインパルスを受け取る。又、コントロー ラ４０３は、ユーザインターフェイス４０５を経てユーザに、移動電話及び／又 は移動電話システムの動作に関連した音響又は視覚信号を与えることができる。 コントローラ４０３は、トランシーバＴＸ／ＲＸ４０１に接続される。トラン シーバにより使用されるチャンネルは、コントローラ４０３により割り当てられ 、即ちトランシーバ４０１は、コントローラ４０３により割り当てられたチャン ネル又は高周波及び適当なタイムスロットに同調する。又、トランシーバ４０１ もコントローラ４０３によりアクチベートされる。コントローラ４０３は、トラ ンシーバ４０１を経て信号メッセージを受信及び送信する。本発明の通信無線ユ ニット即ち移動ステーション４００は、例えば、少なくとも１つのベースステー ションと、移動ステーションと、任意であるが、それら少なくとも１つのベース ステーションと加入者ステーションとの間にトラフィックを送る１つ以上の中継 ステーションとを有する無線ネットワークより成る無線システムにおいて使用す ることができる。通信移動ステーションは、ここでは、メモリ手段４０９と、ト ランシーバ４０１と、移動ステーションの動作を制御するコントローラ４０３と を備えている。 本発明は、グループコールにおいて通信する移動通信システムの移動ステーシ ョンに係り、この移動ステーションは、グループコールスピーチ項目を送信する 第２の移動ステーションによりそのスピーチ項目において使用されるタイムスロ ットと、スピーチ項目を送信しない移動ステーションに共通の時間周期とを含む フレーム構造において送信を行い、ネットワークインフラストラクチャーに信号 メッセージを送信するためのトランシーバを備えている。 以下、上記第３の移動ステーションと同様に動作する移動ステーションを主と して方法段階に関連して説明する。本発明の移動ステーションは、移動通信シス テムにより送られた制御メッセージに応答して、第１の移動ステーションに割り 当てられそして上記制御メッセージで指示されたタイムスロット又は時間周期に おいて信号メッセージの送信を阻止するための制御ユニットＣ１を備えている。 ネットワークインフラストラクチャーにより送られた制御メッセージに応答し て、移動ステーションのメモリユニット４０９は、システムのフレーム構造のあ る時間周期が他の移動ステーションに割り当てられ、即ち上記方法段階では第１ の移動ステーションに割り当てられたことを指示するデータをそのメモリ手段４ ０９に記憶するように構成される。 以下、上記第１の移動ステーションと同様に動作する移動ステーションを主と して方法段階に関連して説明する。 移動通信システムにより送られた制御メッセージに応答して、この優先順位の 与えられた移動ステーションのトランシーバ４０１は、制御メッセージで指示さ れた時間周期中にその信号メッセージを送信するように構成される。 移動通信システムにより送られた送信促進に応答して、この優先順位の与えら れた移動ステーションのトランシーバ４０１は、制御メッセージに含まれた送信 促進で指示されたタイムスロットにおいてその送信を開始するよう構成される。 図５は、本発明により、優先順位の与えられた移動ステーション５０１に頻繁 な間隔で位置データを送信する機会が与えられる状態を示す図である。移動通信 システムでは、移動ステーション５０１がコールを失うことがある。特に、これ は、移動通信システムにおいてチャンネルの割り当てに送信トランク又は準送信 トランク動作が使用される場合に起こり得る。このために、非常事態にある移動 ステーションが実際上常にコールに参加するよう確保することを望む場合には、 移動ステーションが規則的な間隔で存在指示を送信することが必要となる。移動 ステーションがコールに参加していないことが分かった場合には、移動通信シス テム、通常は、システムの交換機が、制御チャンネルを経てコールの通知を開始 することができる。というのは、コールから撤退した移動ステーションは、コー ルを失った後におそらく制御チャンネルに復帰するからである。加えて、存在を 周期的に指示することは、例えば、非常コールを聴取する発信者に、非常事態に いる加入者の移動ステーションとの無線接続が失われたことを通知できるので、 動作上有用である。 位置決め手段（ＡＶＬ−ＧＰＳ）、ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステ ム）が使用できる場合には、本発明を使用することにより非常事態においてその 送信周波数を高くし、移動ステーションの位置の変化を正確に記録することがで きる。移動ステーションに割り当てられた信号の瞬間は、その信号の瞬間を先取 りに使用する必要がないときには、この種の情報を送信するのに使用できる。標 準的な状態と非常状態とにおける位置データの送信に関する相違が図５に示され ている。この図から明らかなように、もし所望であれば、グループコールに参加 しているときより頻繁にシステムに位置データを送信する機会を移動ステーショ ンに与えることができる。これは、移動ステーションが例えば非常事態にあると きに特に重要である。 図６は、本発明の移動通信システムのブロック図である。本発明は、第１及び 第２の移動ステーションＭ１及びＭ２と、第３の移動ステーションＭ３と、ネッ トワークインフラストラクチャーＩＮＦＲＡとを備えた移動通信システムに係り 、ネットワークインフラストラクチャーは、グループコール及び送信を送ると共 にグループコールＧＣを維持するための交換機ＭＸを備え、グループコールに参 加する移動ステーションＭ１、Ｍ２及びＭ３はスピーチ項目において通信する。 ネットワークインフラストラクチャーは、更に、スピーチ項目を送信する第２の 移動ステーションＭ２によりそのスピーチ項目において送信されるタイムスロッ トを含むフレーム構造を維持するためのベースステーションＢＳも備えている。 本発明の移動通信システムは、更に、第１の移動ステーションＭ１のみがあるタ イムスロット又は時間周期に信号メッセージを上記ネットワークインフラストラ ク チャーに送信できるように、第１の移動ステーションＭ１のみにタイムスロット 又は時間周期を割り当てるための割り当て手段Ａを備えている。 本発明の移動通信システムは、更に、第１の移動ステーションＭ１のみが送信 を行えるのはどのタイムスロット又は時間周期であるかを指示する制御メッセー ジのデータを第１の移動ステーションＭ１及び第３の移動ステーションＭ３に送 信するための送信手段Ｔも備えている。本発明の移動通信システムは、更に、第 ３の移動ステーションにあって、第１の移動ステーションＭ１に割り当てられた タイムスロット又は時間周期に信号メッセージの送信を阻止するための制御手段 Ｒも備えている。 移動通信システムのフレーム構造は、第１の移動ステーションＭ１及び第３の 移動ステーションＭ３に共通であって、ベースステーションＢＳに信号メッセー ジを送信するための時間周期を含む。 本発明の移動通信システムでは、割り当て手段Ａは、信号メッセージを送信す るために第１の移動ステーションＭ１のみに共通の時間周期のある時間周期を割 り当てるように構成され、そして送信手段Ｔは、フレーム構造のある時間周期が 第１の移動ステーションＭ１に割り当てられることについての制御メッセージを 第３の移動ステーションＭ３に送信するように構成される。 本発明の移動通信システムは、更に、第１の移動ステーションＭ１により送信 された信号メッセージに応答して、第２の移動ステーションＭ２にそのスピーチ 項目を終了するように指令するための制御手段Ｃと、第１の移動ステーションに より送信された信号メッセージに応答して、第１の移動ステーションに送信促進 信号を送るための送信手段Ｔ２とを備えている。 添付図面及び上記説明は、本発明の考え方を例示するものに過ぎない。本発明 の方法、移動通信システム及び移動ステーションは、請求の範囲内でその細部を 種々変更できる。本発明は、ＴＥＴＲＡ移動通信システムについて主として説明 したが、他の種類の移動通信システムにも適用できる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年３月２６日（１９９９．３．２６） 【補正内容】請求の範囲 １．ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)と、無線経路(RP)を経てこの ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)と通信する移動ステーション(M 1,M2,M3)とを備え、そのフレーム構造(図1)がタイムスロット(101，102，103 ，104)より成る移動通信システム(図6)においてグループコールを維持する方 法であって、第１の移動ステーション(M1)に優先順位が与えられたグループコ ール(GC)を確立し、そのグループコール(GC)に参加する移動ステーション(M1 ，M2，M3)がスピーチ項目において通信し、そしてフレーム構造は、スピーチ 項目を送信する第２の移動ステーション(M2)がそのスピーチ項目において使用 するタイムスロット(201,301)を含むような方法において、 上記グループコールのフレーム構造からタイムスロット又は時間周期(204， 205)を第１の移動ステーション(M1)のみに割り当て、これらタイムスロット又 は時間周期において第１の移動ステーション(M1)のみが上記ネットワークイン フラストラクチャー(INFRA)に信号メッセージを送信でき、 第１の移動ステーション(M1)のみが上記ネットワークインフラストラクチャ ー(INFRA)に信号メッセージを送信できるのはどのタイムスロット又は時間周 期(204，205)であるかを指示するデータを第１の移動ステーション(M1)及び第 ３の移動ステーション(M3)に送信し、そして 第３の移動ステーション(M3)は、第１の移動ステーション(M1)に割り当てら れた上記タイムスロット又は時間周期(204，205)にそれらの信号メッセージの 送信を差し控える、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 ２．上記グループコール(GC)の確立は、第１の移動ステーション(M1)及び第３の 移動ステーション(M3)に共通であって且つネットワークインフラストラクチャ ー(INFRA)への信号メッセージの送信に使用される時間周期(204)を上記フレー ム構造が更に含むように実行され、更に、 上記割り当て段階において、信号メッセージの送信のために第１の移動ステ ーション(M1)のみに１つ以上の上記共通の時問周期(204)を割り当て、 上記送信段階において、上記フレーム構造の上記時間周期(204)が第１の移 動ステーション(M1)に割り当てられることについての割り当てデータを上記ネ ットワークインフラストラクチャー(INFRA)から第１の移動ステーション(M1) 及び第３の移動ステーション(M3)へ送信し、そして 上記割り当てデータに応答して、第３の移動ステーション(M3)は、上記時間 周期中にそれらの送信を行うのを差し控える請求項１に記載の方法。 ３．スピーチ項目を送信している上記第２の移動ステーション(M2)は、そのスピ ーチ項目を終了(302)し、 上記割り当て段階において、第２の移動ステーション(M2)の上記スピーチ項 目が終了(302)した後、信号メッセージの送信のために、所望長さのフレーム 構造の時間周期(310)から、グループコールに参加している上記第３の移動ス テーション(M3)へ所望数のタイムスロット又は時間周期(304)を割り当て、 上記割り当て段階において、信号メッセージの送信のために、所望長さの上 記時間周期(310)から第１の移動ステーション(M1)のみへある時間周期(305)を 割り当て、 上記送信段階において、上記グループコールに参加している移動ステーショ ンに、上記フレーム構造の上記タイムスロット又は時間周期が上記グループコ ールに参加している移動ステーションのみに割り当てられることについての第 １通知を送信し、 上記送信段階において、上記フレーム構造の上記ある時間周期(305)が上記 第１の移動ステーションに割り当てられたことについての第２通知を上記第１ の移動ステーションに送信し、 上記第１通知に応答して、上記グループコール(GC)に参加する移動ステーシ ョンは、上記タイムスロット又は時間周期の間に信号メッセージを送信するこ とができ、そして 上記第２通知に応答して、上記第１の移動ステーション(M1)は、上記時間周 期(305)の間にその送信を行うことができる請求項１に記載の方法。 ４．上記第３の移動ステーション(M3)は、上記割り当てデータに応答して、上記 フレーム構造の上記時間周期(204)が第１の移動ステーションに割り当てられ ることについての情報をメモリ(409)に記憶する段階を更に含む請求項２に 記載の方法。 ５．上記第１通知に応答して、上記グループコール(GC)に参加している移動ステ ーションは、上記フレーム構造のタイムスロット又は時間周期(310)が上記グ ループコールに参加している移動ステーションに割り当てられたことを示すデ ータをメモリ(409)に記憶する請求項３に記載の方法。 ６．上記第２通知に応答して、移動ステーション(M1)は、上記フレーム構造の時 間周期(305)が第１の移動ステーションに割り当てられることを示すデータを そのメモリ(409)に記憶する段階を含む請求項３に記載の方法。 ７．上記時間周期(204，310)は、上記フレーム構造のタイムスロット又はこのよ うなタイムスロットの一部分である請求項１、２、３、４、５又は６に記載の 方法。 ８．上記割り当てデータ又は第２通知を第１の移動ステーション(M1)に送信し、 そして 上記割り当てデータ又は第２通知に応答して、第１の移動ステーション(M1) は、上記時間周期中に上記ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセ ージを送信できる、 という段階を含む請求項１、２、３、４、５、６又は７に記載の方法。 ９．上記信号メッセージは、スピーチ項目要求信号である請求項１、２、３又は ８に記載の方法。 10．第１の移動ステーション(M1)により送られた上記信号メッセージに応答して 、上記ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)は、第２の移動ステーシ ョン(M2)にそのスピーチ項目を終了するよう命令し、 上記ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)は、送信促進信号を第１ の移動ステーション(M1)に送信し、そして 上記送信促進信号に応答して、第１の移動ステーション(M1)は、上記送信促 進信号で指示されたタイムスロット(202,306)にその送信を行い始める、 という段階を更に含む請求項２又は４に記載の方法。 11．上記信号メッセージは、パケット形態のデータである請求項１、２、３、７ 、８又は９に記載の方法。 12．上記信号メッセージは、状態情報メッセージである請求項１、２、３又は７ に記載の方法。 13．上記信号メッセージは、第１の移動ステーション(M1)の位置(501)を示す位 置データを含む請求項１、２、３、８又は９に記載の方法。 14．上記第１の移動ステーション(M1)により、上記信号メッセージにおいて送信 されるべきデータの一部分を送信し、これにより、送信されるべきデータの一 部分は、使用される第１の時間周期(204,305)に適合せず、 第１の移動ステーション(M1)からネットワークインフラストラクチャー(INF RA)へ残りのデータを送信するために、上記フレーム構造において第１の移動 ステーション(M1)に対し、より多くの時間を割り当てるようにネットワークイ ンフラストラクチャーに要求し、 残りのデータを送信するために、ネットワークインフラストラクチャーにお いて上記フレーム構造から第１の移動ステーション(M1)へ付加的な時間を割り 当て、そして その割り当てられた付加的な時間の通知を第１の移動ステーション(M1)及び 第３の移動ステーション(M3)に送信する、 段階を更に含む請求項１１、１２又は１３に記載の方法。 15．上記割り当て段階において、上記プロトコルに基づき上記フレーム構造から 所望の時間周期を、残りのデータの送信のために、第１の移動ステーション(M 1)に割り当てる請求項１４に記載の方法。 16．上記割り当て段階において、残りのデータの送信のために、上記フレーム構 造から第１の移動ステーションG(M1)へ１つ以上のタイムスロットを割り当て る請求項１４に記載の方法。 17．第１の移動ステーション(M1)、第２の移動ステーション(M2)及び第３の移動 ステーション(M3)と、グループコール(GC)及び送信を中継しそしてグループコ ール(GC)を維持するための移動交換機(MX)とを備え、上記グループコールに参 加する上記移動ステーション(M1，M2，M3)は、スピーチ項目において通信し、 そしてスピーチ項目を送信する第２の移動ステーション(M2)がそのスピーチ項 目において使用するタイムスロット(201，301)を含むフレーム構造 (図1)を維持するためのベースステーション(BS)を更に備えた移動通信システ ムにおいて、 第１の移動ステーション(M1)のみがあるタイムスロット又は時間周期に上記 移動交換機(MX)へ信号メッセージを送信できるように、上記グループコールの フレーム構造からタイムスロット又は時間周期(204，305)を割り当てるための 割り当て手段(A)と、 第１の移動ステーション(M1)のみが送信を行えるのはどのタイムスロット又 は時間周期であるかを指示する制御メッセージのデータを第１の移動ステーシ ョン(M1)及び第３の移動ステーション(M3)に送信するための送信手段(T)と、 第３の移動ステーション(M3)にあって、第１の移動ステーションに割り当て られた上記タイムスロット又は時間周期(204，305)に信号メッセージの送信を 阻止するための制御手段(C1)と、 を備えたことを特徴とする移動通信システム。 18．上記フレーム構造(図1)は、第１の移動ステーション(M1)及び第３の移動ス テーション(M3)に共通であって信号メッセージを上記ベースステーションに送 信するための時間周期(204)を含み、 上記割り当て手段は、信号メッセージを送信するために第１の移動ステーシ ョン(M1)のみに上記共通の時間周期のある時間周期(204)を割り当てるように 構成され、そして 上記送信手段(T)は、上記フレーム構造の上記時間周期が第１の移動ステー ション(M1)に割り当てられることについての制御メッセージを第３の移動ステ ーション(M3)に送信するように構成される請求項１７に記載の移動通信システ ム。 19．上記第１の移動ステーション(M1)により送信された上記信号メッセージに応 答して、上記第２の移動ステーション(M2)にそのスピーチ項目を終了するよう 命令するための制御手段(C)と、 上記第１の移動ステーション(M1)により送信された上記信号メッセージに応 答して、送信促進信号を第１の移動ステーション(M1)に送信するための送信手 段(T2)とを備えた請求項１７に記載の移動通信システム。 20．グループコールで通信する移動通信システムの移動ステーション(図4)であ って、グループコールでスピーチ項目を送信する第２の移動ステーション(M2) がそのスピーチ項目において使用するタイムスロット(201，301)と、スピーチ 項目を送信しない移動ステーションに共通の時間周期(204)とを含むフレーム 構造において送信を行って、ネットワークインフラストラクチャーに信号メッ セージを送信するためのトランシーバ(401)と、制御ユニット(403)と、ユーザ インターフェイス(405)と、メモリユニット(409)とを備えた移動ステーション において、 上記移動通信システムにより送信された制御メッセージに応答して、移動ス テーション(M1)に割り当てられ且つ上記制御メッセージで指示された上記グル ープのフレーム構造のタイムスロット又は時間周期において信号メッセージの 送信を阻止するための制御ユニット(C1)を備えたことを特徴とする移動ステー ション。 21．上記制御メッセージに応答して、上記メモリユニット(409)は、上記フレー ム構造の上記時間周期が他の移動ステーションに割り当てられることについて の情報をそのメモリ手段に記憶するように構成された請求項２０に記載の移動 ステーション。 22．グループコールで通信する移動通信システムの移動ステーションであって、 グループコールでスピーチ項目を送信する第２の移動ステーション(M2)がその スピーチ項目において使用するタイムスロット(201，301)と、スピーチ項目を 送信しない移動ステーションに共通の時間周期(204)とを含むフレーム構造に おいて送信を行って、ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセージ を送信するためのトランシーバ(401)と、制御ユニット(403)と、ユーザインタ ーフェイス(405)と、メモリユニット(409)とを備えた移動ステーションにおい て、 上記移動通信システムにより送信された制御メッセージに応答して、移動ス テーションのトランシーバ(401)は、その制御メッセージで指示された上記グ ループコールのフレーム構造の時間周期(204，305，310)の間に信号メッセー ジを送信するように構成されたことを特徴とする移動ステーション。 23．上記移動通信システムにより送信された送信促進信号に応答して、上記トラ ンシーバ(401)は、上記送信促進信号で指示されたタイムスロット(305)にその 送信を行い始めるように構成された請求項２２に記載の移動ステーション。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ 【要約の続き】 し控える。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)と、無線経路(RP)を経てこの ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)と通信する移動ステーション(M1 ,M2,M3)とを備え、そのフレーム構造(図1)がタイムスロット(101，102，103， 104)より成る移動通信システム(図6)においてグループコールを維持する方法 であって、第１の移動ステーション(M1)に優先順位が与えられたグループコー プコル(GC)を確立し、そのグループコール(GC)に参加する移動ステーション(M 1，M2，M3)がスピーチ項目において通信し、そしてフレーム構造は、スピーチ 項目を送信する第２の移動ステーション(M2)がそのスピーチ項目において使用 するタイムスロット(201,301)を含むような方法において、 第１の移動ステーション(M1)のみが上記ネットワークインフラストラクチャ ー(INFRA)に信号メッセージを送信できるタイムスロット又は時間周期(204,20 5)を第１の移動ステーション(M1)のみに割り当て、 第１の移動ステーション(M1)のみが上記ネットワークインフラストラクチャ ー(INFRA)に信号メッセージを送信できるのはどのタイムスロット又は時間周 期(204，205)であるかを指示するデータを第１の移動ステーション(M1)及び第 び第３の移動ステーション(M3)に送信し、そして 第３の移動ステーション(M3)は、第１の移動ステーション(M1)に割り当てら れた上記タイムスロット又は時間周期(204，205)にそれらの信号メッセージの 送信を差し控える、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 ２．上記グループコール(GC)の確立は、第１の移動ステーション(M1)及び第３の 移動ステーション(M3)に共通であって且つネットワークインフラストラクチャ ー(INFRA)への信号メッセージの送信に使用される時間周期(204)を上記フレー ム構造が更に含むように実行され、更に、 上記割り当て段階において、信号メッセージの送信のために第１の移動ステ ーション(M1)のみに１つ以上の上記共通の時間周期(204)を割り当て、 上記送信段階において、上記フレーム構造の上記時間周期(204)が第１の移 動ステーション(M1)に割り当てられることについての割り当てデータを上記 ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)から第１の移動ステーション(M1 )及び第３の移動ステーション(M3)へ送信し、そして 上記割り当てデータに応答して、第３の移動ステーション(M3)は、上記時間 周期中にそれらの送信を行うのを差し控える請求項１に記載の方法。 ３．スピーチ項目を送信している上記第２の移動ステーション(M2)は、そのスピ ーチ項目を終了(302)し、 上記割り当て段階において、第２の移動ステーション(M2)の上記スピーチ項 目が終了(302)した後、信号メッセージの送信のために、所望長さのフレーム 構造の時問周期(310)から、グループコールに参加している上記第３の移動ス テーション(M3)へ所望数のタイムスロット又は時間周期(304)を割り当て、 上記割り当て段階において、信号メッセージの送信のために、所望長さの上 記時間周期(310)から第１の移動ステーション(M1)のみへある時間周期(305)を 割り当て、 上記送信段階において、上記グループコールに参加している移動ステーショ ンに、上記フレーム構造の上記タイムスロット又は時間周期が上記グループコ ールに参加している移動ステーションのみに割り当てられることについての第 １通知を送信し、 上記送信段階において、上記フレーム構造の上記ある時間周期(305)が上記 第１の移動ステーションに割り当てられたことについての第２通知を上記第１ の移動ステーションに送信し、 上記第１通知に応答して、上記グループコール(GC)に参加する移動ステーシ ョンは、上記タイムスロット又は時間周期の間に信号メッセージを送信するこ とができ、そして 上記第２通知に応答して、上記第１の移動ステーション(M1)は、上記時間周 期(305)の間にその送信を行うことができる請求項１に記載の方法。 ４．上記第３の移動ステーション(M3)は、上記割り当てデータに応答して、上記 フレーム構造の上記時間周期(204)が第１の移動ステーションに割り当てられ ることについての情報をメモリ(409)に記憶する段階を更に含む請求項２に記 載の方法。 ５．上記第１通知に応答して、上記グループコール(GC)に参加している移動ステ ーションは、上記フレーム構造のタイムスロット又は時間周期(310)が上記グ ループコールに参加している移動ステーションに割り当てられたことを示すデ ータをメモリ(409)に記憶する請求項３に記載の方法。 ６．上記第２通知に応答して、移動ステーション(M1)は、上記フレーム構造の時 間周期(305)が第１の移動ステーションに割り当てられることを示すデータを そのメモリ(409)に記憶する段階を含む請求項３に記載の方法。 ７．上記時間周期(204，310)は、上記フレーム構造のタイムスロット又はこのよ うなタイムスロットの一部分である請求項１、２、３、４、５又は６に記載の 方法。 ８．上記割り当てデータ又は第２通知を第１の移動ステーション(M1)に送信し、 そして 上記割り当てデータ又は第２通知に応答して、第１の移動ステーション(M1) は、上記時間周期中に上記ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセ ージを送信できる、 という段階を含む請求項１、２、３、４、５、６又は７に記載の方法。 ９．上記信号メッセージは、スピーチ項目要求信号である請求項１、２、３又は ８に記載の方法。 10．第１の移動ステーション(M1)により送られた上記信号メッセージに応答して 、上記ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)は、第２の移動ステーシ ョン(M2)にそのスピーチ項目を終了するよう命令し、 上記ネットワークインフラストラクチャー(INFRA)は、送信促進信号を第１ の移動ステーション(M1)に送信し、そして 上記送信促進信号に応答して、第１の移動ステーション(M1)は、上記送信促 進信号で指示されたタイムスロット(202,306)にその送信を行い始める、 という段階を更に含む請求項２又は４に記載の方法。 11．上記信号メッセージは、パケット形態のデータである請求項１、２、３、７ 、８又は９に記載の方法。 12．上記信号メッセージは、状態情報メッセージである請求項１、２、３又は７ に記載の方法。 13．上記信号メッセージは、第１の移動ステーション(M1)の位置(501)を示す位 置データを含む請求項１、２、３、８又は９に記載の方法。 14．上記第１の移動ステーション(M1)により、上記信号メッセージにおいて送信 されるべきデータの一部分を送信し、これにより、送信されるべきデータの一 部分は、使用される第１の時間周期(204,305)に適合せず、 第１の移動ステーション(M1)からネットワークインフラストラクチャー(INF RA)へ残りのデータを送信するために、上記フレーム構造において第１の移動 ステーション(Ml)に対し、より多くの時問を割り当てるようにネットワークイ ンフラストラクチャーに要求し、 残りのデータを送信するために、ネットワークインフラストラクチャーにお いて上記フレーム構造から第１の移動ステーション(M1)へ付加的な時間を割り 当て、そして その割り当てられた付加的な時間の通知を第１の移動ステーション(M1)及び 第３の移動ステーション(M3)に送信する、 段階を更に含む請求項１１、１２又は１３に記載の方法。 15．上記割り当て段階において、上記プロトコルに基づき上記フレーム構造から 所望の時間周期を、残りのデータの送信のために、第１の移動ステーション(M 1)に割り当てる請求項１４に記載の方法。 16．上記割り当て段階において、残りのデータの送信のために、上記フレーム構 造から第１の移動ステーション(M1)へ１つ以上のタイムスロットを割り当てる る請求項１４に記載の方法。 17．第１の移動ステーション(M1)、第２の移動ステーション(M2)及び第３の移動 ステーション(M3)と、グループコール(GC)及び送信を中継しそしてグループコ ール(GC)を維持するための移動交換機(MX)とを備え、上記グループコールに参 加する上記移動ステーション(M1，M2，M3)は、スピーチ項目において通信し、 そしてスピーチ項目を送信する第２の移動ステーション(M2)がそのスピーチ項 目において使用するタイムスロット(201，301)を含むフレーム構造(図1)を維 持するためのベースステーション(BS)を更に備えた移動通信システ ムにおいて、 第１の移動ステーション(M1)のみがあるタイムスロット又は時間周期に上記 移動交換機(MX)へ信号メッセージを送信できるように、第１の移動ステーショ ン(M1)のみにタイムスロット又は時間周期(204，305)を割り当てるための割り 当て手段(A)と、 第１の移動ステーション(M1)のみが送信を行えるのはどのタイムスロット又 は時間周期であるかを指示する制御メッセージのデータを第１の移動ステーシ ョン(M1)及び第３の移動ステーション(M3)に送信するための送信手段(T)と、 第３の移動ステーション(M3)にあって、第１の移動ステーションに割り当て られた上記タイムスロット又は時間周期(204，305)に信号メッセージの送信を 阻止するための制御手段(C1)と、 を備えたことを特徴とする移動通信システム。 18．上記フレーム構造(図1)は、第１の移動ステーション(M1)及び第３の移動ス テーション(M3)に共通であって信号メッセージを上記ベースステーションに送 信するための時間周期(204)を含み、 上記割り当て手段は、信号メッセージを送信するために第１の移動ステーシ ョン(M1)のみに上記共通の時間周期のある時間周期(204)を割り当てるように 構成され、そして 上記送信手段(T)は、上記フレーム構造の上記時間周期が第１の移動ステー ション(M1)に割り当てられることについての制御メッセージを第３の移動ステ ーション(M1)に送信するように構成される請求項１７に記載の移動通信システ ム。 19．上記第１の移動ステーション(M1)により送信された上記信号メッセージに応 答して、上記第２の移動ステーション(M2)にそのスピーチ項目を終了するよう 命令するための制御手段(C)と、 上記第１の移動ステーション(M1)により送信された上記信号メッセージに応 答して、送信促進信号を第１の移動ステーション(M1)に送信するための送信手 段(T2)とを備えた請求項１７に記載の移動通信システム。 20．グループコールで通信する移動通信システムの移動ステーション(図4)であ って、グループコールでスピーチ項目を送信する第２の移動ステーション(M2) がそのスピーチ項目において使用するタイムスロット(201，301)と、スピーチ 項目を送信しない移動ステーションに共通の時間周期(204)とを含むフレーム 構造において送信を行って、ネットワークインフラストラクチャーに信号メッ セージを送信するためのトランシーバ(401)と、制御ユニット(403)と、ユーザ インターフェイス(405)と、メモリユニット(409)とを備えた移動ステーション において、 上記移動通信システムにより送信された制御メッセージに応答して、移動ス テーション(M1)に割り当てられ且つ上記制御メッセージで指示されたタイムス ロット又は時間周期において信号メッセージの送信を阻止するための制御ユニ ット(C1)を備えたことを特徴とする移動ステーション。 21．上記制御メッセージに応答して、上記メモリユニット(409)は、上記フレー ム構造の上記時間周期が他の移動ステーションに割り当てられることについて の情報をそのメモリ手段に記憶するように構成された請求項２０に記載の移動 ステーション。 22．グループコールで通信する移動通信システムの移動ステーションであって、 グループコールでスピーチ項目を送信する第２の移動ステーション(M2)がその スピーチ項目において使用するタイムスロット(201，301)と、スピーチ項目を 送信しない移動ステーションに共通の時間周期(204)とを含むフレーム構造に おいて送信を行って、ネットワークインフラストラクチャーに信号メッセージ を送信するためのトランシーバ(401)と、制御ユニット(403)と、ユーザインタ ーフェイス(405)と、メモリユニット(409)とを備えた移動ステーションにおい て、 上記移動通信システムにより送信された制御メッセージに応答して、移動ス テーションのトランシーバ(401)は、その制御メッセージで指示された時間周 期(204，305，310)の間に信号メッセージを送信するように構成されたことを 特徴とする移動ステーション。 23．上記移動通信システムにより送信された送信促進信号に応答して、上記トラ ンシーバ(401)は、上記送信促進信号で指示されたタイムスロット(305)にその 送信を行い始めるように構成された請求項２２に記載の移動ステーション。