JP2001504148A - 多官能性の液体ウレタン組成物 - Google Patents

多官能性の液体ウレタン組成物

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Abstract

(57)【要約】 ガラス、織物の処理を含む表面コーティング応用において、接着剤において、および安定化されたラテックスの製造において価値を有するウレタンベースの組成物が開示されている。その組成物は、ウレタンを含有する多官能性の液体アダクトを含み、そのアダクトが第1の官能性として分子当り少なくとも一つのイソシアネート部分、およびイソシアネートでなく、且つイソシアネートに対して反応的でない第2の官能基を分子あたり含む。前記第2の官能基は、エステル、ニトリル、ハロゲン、ハロカーボン、シロキシル、シリル、アルキン、またはアルケン、または2以上のそれらの組合せであることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 多官能性の液体ウレタン組成物 本発明は、ウレタンを含有する多官能性の液体組成物に関する。より具体的に は、本発明は、複数の内部ウレタン結合を含有し、イソシアネート官能性、およ び追加的な、正常な条件の下ではイソシアネート官能性との反応の開始に感受性 のない異なる官能基(群)を有するアダクトを含む組成物に関する。 一般に、ウレタン含有アダクトは、有機のポリイソシアネートを活性水素を含 有する物質と反応させることによって調製される。該反応は、溶媒の存在下で、 米国特許第4,079,028号中で開示されたような任意のイソシアネート官 能性またはイソシアネートと反応性を有する官能性を実質的に存在させないこと が可能な最終産物に到達するために使用される活性水素を含有する物質と、イソ シアネートとの種々の付加シーケンスにおいて実施することができる。開示され た生成物は、塗料組成物および化粧品を含む種々の応用において、レオロジー調 整剤として価値を有する本質的に非反応性の生成物である。しかしながら、米国 特許第4,079,028号において報告されたアダクトを調製する手順は、望 ましくないゲル化ないしは固形物の形成をもたらす分子量増大(build-up)のコ ントロールに関して不充分である点は注目される。液体アダクトは、工業的なプ ロセスの便宜の点から一般的に好まれる。 現在、このようなアダクトを変性させて、多様な仕事を実行するために「仕立 てられた」(tailored)代りの分子を与え、それによって、界面保護と接着剤を 含む他の応用においてそれらのレオロジー的な特性を利用することができるよう にするという要望がある。 表面保護とは、保護的な物質でその表面をコーティングすることによる表面の保 護と理解される。接着剤とは、第1の表面の、それに類似するか又は異なってい てもよい第2の表面への結合(bonding)と理解される。従来の表面コーティン グ化学および接着技術において、しばしば、多くの異なる分子が、所望の最終結 果を達成するために、順番に、ないしは組合せて使用される。それゆえに、多数 の分子を使う必要を減じ、ないしは克服できる代替の分子を提供することは、魅 惑的であろう。 現在の検討は、米国特許第4,079,028号に付随するプロセスの欠陥を 克服すること、および同時に、表面コーティングおよび接着剤の応用領域におけ る価値を有する「仕立られた」反応性分子を提供することに向けられている。我 々の検討によれば、現在、このようなアダクトが注意深い反応原系(reactant) のコントロール、加工助剤の存在、およびプロセス条件とともに、無溶媒プロセ スを経由して調製できることが見出されている。「加工助剤」という用語は、イ ソシアネート官能性、特にウレタン結合の形成を促進する物質を巻き込む反応へ の触媒として機能する物質を意味する。 第1の面において。本発明は、ウレタンを含有する多官能性の液体アダクトを 含むウレタンベースの液体組成物であって、そのアダクトが第1の官能基として 分子当り少なくとも一つのイソシアネート部分(moiety);およびイソシアネー トでなく、且つイソシアネートに対して反応性のない第2の官能基を、分子当り 少なくとも一つ含有する組成物に関する。 第2の面においては、本発明は、上述したようなウレタンを含有する多官能性 の液体組成物を無溶媒の二段階プロセスにより調製するプロセスであって、第1 の工程においてポリイソシアネートをポリアール(polyahl)と反応させてイソ シアネートを末端とする中 間体を与え、そして第2の工程においてその中間体を多官能性の物質と反応させ ることを含み、そのプロセス中で: a)そのポリイソシアネートは、ポリアールに対して異なる反応性を有する分 子当り少なくとも2つのイソシアネート部分を含み; b)そのポリアールは、60から20,000までの分子量を有し、且つ−O H、−SH、−COOH、ないし−NHR(Rは水素またはアルキル、またはエ ポキシである)から選ばれた、分子当り2以上のイソシアネートに対して反応性 の官能基を含む有機物質であり;且つ、 c)その多官能性の物質は、−OH、−SH、−COOHないし−NHR(R は水素またはアルキル、またはエポキシである)から選ばれた1つのイソシアネ ート反応性の官能基を含み、且つ、更にイソシアネートまたはイソシアネート反 応性の部分でない第2の官能基をも含む分子であり; i)本質的に無水の条件において、且つウレタン促進(urethane-promoting) 触媒の不存在下で実施される第1の工程のために、反応温度が100℃を超えず 、且つ、加えられたポリアールの全量が、ポリイソシアネートに対する化学量論 的な当量より少なくなるように、ポリアールがポリイソシアネートに対してコン トロールされた速度(rate)で加えられ;且つ、 ii)第2の工程のために、多官能性の物質は、前記中間体のイソシアネート 含有量に対する化学量論的な当量より少なくなるような全量で加えられることを 特徴とする。 第3の面において、本発明は、上述した組成物を基材(substrate)と接触さ せることを含む、表面コーティング手順に関する。 第4の面において、本発明は、上述した組成物の存在下でラテックスを調製す ることを含む、安定化されたラテックスを調製する方 法に関する。 第5の面において、本発明は、上述した組成物の存在下で、ポリマー樹脂また はその前駆体を硬化手段に晒すことを含む、硬化されたポリマー樹脂を調製する 方法に関する。 本発明の組成物は、それがイソシアネート官能基、および通常の条件下でイソ シアネート部分と反応しない第2の異なる官能基を有する多官能性の液体ウレタ ンアダクトを含むとことを特徴とする。 「液体」という用語は、そのアダクトが50℃以下の温度で液体であること、 好ましくは0℃から50℃までの温度で液体であることを意味する。前記組成物 は、その組成物の全重量部を基準として、1〜99、好ましくは5〜95、より 好ましくは10〜90、且つ、更により好ましくは50〜90重量パーセントの 量のアダクトを含むことが好ましい。更に、その組成物は、それが0.01〜1 5、好ましくは0.1〜12、より好ましくは0.2〜10重量パーセントのイ ソシアネート含有量を有することを特徴とする。接着剤ないしはコーティング応 用における使用を意図する際には、その組成物は0.1〜5、好ましくは0.2 〜3重量パーセントのイソシアネート含有量を有することができる。 ウレタンを含有する多官能性の液体アダクトは、分子当り、少なくとも2以上 のラジアル部またはアームを含むラジアル様(radial-like)構造を有する。少 なくとも1つのラジアル部またはアームはイソシアネート官能基を有し;且つ、 少なくとも1つのラジアル部は、通常の条件下でイソシアネート部分と反応しな い第2の異なる官能基を有する。本発明の好ましい態様において、アダクトは平 均で分子当り2〜8の、より好ましくは3〜8の、且つ、更により好ましくは3 を超え6までのラジアル部を有し、各ラジアル部は一つ以上のウレタン結合を含 む。アダクトが分子当り2〜8までラジ アル部を含むとき、分子当り1〜7のイソシアネート部分と、7〜1の第2の官 能基部分が存在する。イソシアネート部分の第2の官能基部分への最適な割合は 、組成物の意図された最終的な使用に依存し、1:7〜7:1まで、好ましくは 1:2〜2:1までの範囲内で変化することができる。 アダクトの第2の官能基部分は、イソシアネート官能性との直接的な反応を開 始しない、イソシアネート以外の任意の官能基であることができる。好ましい態 様において、第2の官能基は、ウレタンの形成につながる以外の化学反応に関与 することができる、それ自体で反応性の部分である。このような第2の官能基の 例証的な例は、アリール、アルキル、エステル、ニトリル、アルケン、アルキン 、シロキサン、シロキシル(siloxyl)、シリル(silyl)、ハロゲン、ハロカーボ ンないしはそれらの2以上の組合せを包含する。「ハロカーボン」という用語は 、他のハロゲン類似体が存在してもよいが、特に、それはフルオロアルキル、フ ルオロアルケニルないしはフルオロアルキニル部分を意味する。現在好ましい第 2の官能基は、ニトリル、アルケン、ハロカーボン、シロキシルおよびシリル部 分を含む。 本発明の組成物、およびアダクトは、ウレタン促進触媒の不存在下で、ポリイ ソシアネートが、イソシアネートに対する反応性の基を含有するポリアールと反 応してイソシアネートを末端とする中間体を与える第1の工程と;次いで、第2 の工程において、そのイソシアネートを末端とする中間体を、多官能性のキャッ ピング(capping)物質と反応させて最終生成物を与えることを含む無溶媒の二 段階プロセスによって調製される。下記に、反応原系およびプロセスパラメータ ーを、より詳細に記述する。ポリイソシアネート アダクト生成物を調製するためのプロセスにおいて使用されるポリイソシアネ ートは、分子当り少なくとも2つのイソシアネート部分を有し、且つ、それは、 ポリアールのイソシアネート反応性の基に対して、反応性の差異によって区別さ れる。反応性の差異は、狭い分子量分布を有する生成物の製造を最適化して、ゲ ル状または非液体の生成物をもたらす、より高次のオリゴマー形成の潜在的可能 性を減らす。ポリイソシアネートが分子当り少なくとも3つのイソシアネート基 を含む場合には、個々のイソシアネート部分の相対的な反応性は、より高次のオ リゴマーの形成を最小限にするようなものである。適切なポリイソシアネートは 、脂肪族であってもよいが、芳香族ポリイソシアネート、特に、芳香族ないしは 脂肪族のジイソシアネートであることが好ましい。ジイソシアネートを使うこと に対する利点は、そのジイソシアネートにおける個々のイソシアネート基の相対 的な反応性は異なるが、イソシアネート末端の中間体において存在する可能性が ある遊離、非反応のポリイソシアネートの量を、第2のプロセス工程のための原 料条件のその後の利点の制限内に、および、更には最終応用におけるアダクトの 価値の制限内に許容することである。適切な芳香族ポリイソシアネートの例証的 な例は、トルエンジイソシアネート、メチレンジフェニルイソシアネート、およ びポリメチレンポリフェニルイソシアネートを含む。適切な脂肪族ポリイソシア ネートの例証的な例は、イソホロンジイソシアネート、イソプロピルシクロヘキ シルジイソシアネート、およびメチレンジシクロヘキシルイソシアネートを含む 。好ましいものは、トルエンジイソシアネート、メチレンジフェニルイソシアネ ートの異性体、ないしはそれらの混合物を含むポリイソシアネートである。相対 的なイソシアネート反応性の理由からは、2,4’−メチレンジフェニルイソシ アネート、とりわけ、2,4−トルエン ジイソシアネート、ないしはこのようなジイソシアネートを含む混合物は、特に 好ましい。ポリアール プロセスにおいて使用されるポリアールは、分子当り、2つ以上のイソシアネ ート反応性の官能基を含み、このような官能基は−OH、−SH、−COOH、 および−NHR(Rは水素またはアルキル部分、またはエポキシ)を含む。好ま しいものは、OH官能性を有するポリアール、すなわちポリオールである。その ポリアールは、分子当り8までのこのような官能基を含むことができ、分子当り 、好ましくは2〜8、より好ましくは3〜8、且つ、最も好ましくは3を超え6 までの官能基を含有することができる。 本発明のプロセスにおいて使用されるポリアールは、60〜20,000まで の分子量を有し、好ましくは200から、より好ましくは1000から、更に好 ましくは2000から;そして、好ましくは15,000まで、より好ましくは 10,000までの分子量を有する。好ましい態様において、ポリアールは、ポ リエステル、特にポリオキシアルキレンポリオールであり、そのオキシアルキレ ン部(entirety)は、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレンまた はそれら2以上の混合物(特にオキシプロピレン−オキシエチレン混合物)を含 む。本発明において使用できる代替のポリオールは、ポリアルキレンカーボネー トベースのポリオール、およびポリホスフェートベースのポリオールを含む。選 ばれたポリオールの性質は、若干の水溶解性をアダクトに付与するか否かに依存 し、それは、ある応用のためには有利であり得るし、他の応用のために不利であ り得る。水溶解性は、より低い分子量ないしは高いオキシエチレン含有量を有す るポリオールを選択することによって高めることができる。 適切なポリオキシアルキレンポリオールの例としては、ポリウレタン、潤滑剤 、界面活性剤(surfactancy)応用において使用される種々の商業的に入手可能 なポリオールを含み、それぞれ2000および4000の分子量を有するヴォラ ノール(VORANOL;商標)P−2000およびP−4000として称されるポリ オキシプロピレングリコール;約600の分子量および約65重量パーセントの オキシエチレン含有量を有すると理解されているダウファックス(DOWFAX;商標 )DM−30、および約5500の分子量と約65重量パーセントのオキシエチ レン含有量を有すると理解されているシナロックス(SYNALOX;商標)25D− 700等のポリオキシプロピレン−オキシエチレングリコール(全てダウケミカ ル社から入手可能);商標テラロックス(TERRALOX)の下で入手可能で、それぞ れ約700および約980の分子量を有すると理解され製品WG−98およびW G−116として称されるポリオキシエチレントリオール、それぞれ約1000 および約3000の分子量を有すると理解されているヴォラノール(商標)CP 1000およびCP 3055と称されるポリオキシプロピレン−オキシエチ レントリオール、約3000の分子量および約10重量パーセントのオキシエチ レン含有量を有すると理解されているヴォラノール(商標)CP3001、約6 000の分子量および約15重量パーセントのオキシエチレン含有量を有すると 理解されているヴォラノール(商標)CP6001(全てダウ・ケミカル社から 入手可能);約700の分子量を有すると理解されているヴォラノール(商標) RN−482を含むポリオキシプロピレンヘキソール、約975の分子量を有す ると理解されているテラロックス(商標)HP−400を含むポリオキシエチレ ンヘキソール(ともにダウ・ケミカル社から入手可能);および、例えばスクロ ース等の炭水化物の開始剤に基づくよう なもの、例えば、ダウ・ケミカル社から入手可能なヴォラノール(商標)370 (ダウ・ケミカル社から入手可能)によって例証されるもの、を含む高い官能性 のポリエーテルポリオールが挙げられる。多官能性「キャッピング」物質 多官能性の「キャッピング」物質は、例えば−OH、−SH、−COOH、− NHR(Rが水素またはアルキル、またはエポキシである)等の、好ましくは分 子当り1つのイソシアネート反応性の官能基を含み、および更に第2のの官能基 を含む有機物質である。好ましくは、イソシアネート反応性の官能性としてヒド ロキシル基を有する物質である。キャッピング物質の第2の官能基は、イソシア ネート以外で、且つイソシアネート官能性との直接的な反応を開始しないの任意 の官能性であってもよい。好ましい態様において、第2の官能基は、それ自体で ウレタン形成をもたらすもの以外の、化学反応に関与することができる反応性の 部分である。このような第2の官能基の例証的な例は、アリール、アルキル、エ ステル、ニトリル、アルケン、アルキン、シロキサン、シロキシル、シリル、ハ ロゲン、ハロカーボン、ないしは、そのような組合せは内的反応性(intrareact ive)でないところの、それらの2以上の組合せを含む。「ハロカーボン」とい う用語は、他のハロゲン類似体が存在してもよいが、特にフルオロアルキル、フ ルオロアルケニルないしはフルオロアルキニル部分を意味する。好ましい第2の 官能基は、ニトリル、アルケン、ハロカーボン、シロキシルおよびシリル部分を 含む。多官能性「キャッピング」剤としての使用に適切な物質の例証的な例とし ては、2−ヒドロキシアルキルアクリレートまたは2−ヒドロキシアルキルメタ クリレートで、そのアルキル置換基が例えば1〜6の炭素原子を有するものを含 み、例えば、2−ヒドロキ シエチルメタクリレート、α、ω−ヒドロキシ酸のアルキルエステル、例えば、 アミノエタノイック(aminoethanoic)酸のメチルエステル;直鎖または分岐さ れたアルキル残基を有するアルキルアルコール、アリールアルコール;アルケン アルコール、例えば、ヘクス−1−エン−6−オル(hex-1-ene-6-ol)、または ビニール・フェノール;シロキサン、例えば、トリメチルシロキシ−ヒドロキシ エトキシプロピル ポリジメチルシロキサン、ヒドロキシアルキルハロゲン化物 またはハロアルキル酸(例えば1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクタン −1−オル、ヘプタフルオロ酪酸、パーフルオロオクタン酸、等が挙げられる。 多官能の物質の上記のリストは、決して網羅的ではなく、多官能性キャッピング 試薬として使用するために必要な官能性/反応性条件に適合する代替の物質の選 択は、有機化学において知識ある人(person knowledgeable)の技術の範囲内に 充分にある。 多官能性「キャッピング」物質は、前記プロセスから生じた生成物の意図され た最終応用を考慮してで選択される。それが、例えば、それがアダクトの水混合 性(water miscibility)に影響することが望ましい場合には、親水性であるか 疎水性の骨格(backbone)を有する適切な物質が選択される。 本発明の好ましい態様において、ポリイソシアネートは、実質的に、2,4− 異性体を含むトルエンジイソシアネートであり;ポリアールはポリオキシアルキ レンポリオール、特に3〜6個のヒドロキシル基を含むポリオキシエチレン−オ キシプロピレンポリオールであり;且つ、多官能性「キャッピング」物質が2− ヒドロキシアルキルアクリレート、2−ヒドロキシアルキルメタクリレート、ア ルケンアルコール、シロキサン、ヒドロキシアルキルハロゲン化物またはハロア ルキル酸である。 プロセス 上述したように、ウレタンを含有するアダクトを調製する方法は、第1と第2 のプロセス工程を含み、任意的に、第1と第2の工程の間に中間的な工程があっ てもよい。 第1の工程は、本質的に無水の条件下において、100℃を超えない反応温度 で、ポリイソシアネートをポリアールと反応させることによる、イソシアネート 末端の中間体の調製に関する。「本質的に無水の条件」とは、水が、全ポリイソ シアネートおよびポリアール反応原系の約1500未満、好ましくは約750未 満、より好ましくは約350ppm未満の量しか存在しないことを意味する。こ れより多量の水の存在は、ゲルまたは固形の生成物を形成するリスクを増大させ る。反応温度は、有利には、20℃から、好ましくは35℃から;そして好まし くは最高80℃まで、より好ましくは約70℃までである。より高い反応温度で は、相対的なイソシアネート反応速度(rate)の有益な効果が実質的に減少する 可能性があり、加えて、望ましくないアロフォネート(allophonate)反応によ りイソシアネートが消費される可能性がある。ポリアールは、反応温度が100 ℃を超えないように、且つ、加えられたポリアールの全量がポリイソシアネート に対して化学量論的な当量であるか又はより少なくなるように、コントロールさ れた速度でポリイソシアネートに対して添加される。ポリアールの合計量は、イ ソシアネートの当量に対して、有利には約0.99を超えないように、好ましく は当量の約0.95を超えないように;そして、有利には、少なくとも0.1、 好ましくは少なくとも0.25、より好ましくはその当量の約0.5からである 。 上述したように、第1のプロセス工程は本質的に無水の条件において、且つ、 プロセス助剤の不存在下で実施される。本発明の文脈 における「プロセス助剤」という用語は、イソシアネートと活性水素原子との反 応によるウレタン結合の形成を促進する物質を意味する。潜在的なゲル形成、凝 固の可能性を最小限にするために、ウレタン形成またはイソシアネート二量化ま たは三量化を促進する可能性のある任意の触媒ないしは触媒仕上(finishing) 残留物(例えば酢酸カリウム)をも含まないポリアールを使うことが有利である 。その上に、中間体を調製する際にゲル形成を最小限にするために、酸成分(ac id content)を有するポリアール、特にポリオール用いることは有利である。 結果として生じるイソシアネート末端の中間体が高い、遊離の、未反応のイソ シアネート分を有する場合、且つ、プロセスの第2の工程を続行する前に、例え ば、ペンタンまたはヘキサンを含む適切な溶媒を用いる抽出または蒸留技術によ り、このような成分を減らすことは有利でありえる。遊離の、未反応のイソシア ネートは、キャップされた生成物を与える第2のプロセス工程に関与する可能性 があり、最終的な生成物中のその存在は、ある最終応用における性能に有害な可 能性がある。 プロセスの第2の工程において、イソシアネート末端の中間体は、多官能性「 キャッピング」物質の化学量論的な量より少ない量と反応してアダクトを与える 。その化学量論は、組成物の所望のイソシアネート含有量を与えるものである。 第2の工程のために、プロセス温度は、反応時間の便宜のために選択され、結 果として生じるアダクトの品質と最終応用におけるその性能への目立つ害のない ように、100℃を超えるものでありえる。一般に、120℃を超える温度への 曝露は、アロファネートの形成を含む望ましくない副反応を避ける目的で、最小 限とすべきである。イソシアネート末端の中間体と多官能性の物質との反応は、 必要に応じて、適切なウレタン促進触媒の使用によって速めることができる。こ のような触媒の代表的な例は、例えば、ポリイソシアネートとポリオールとの反 応によりポリウレタンフォームを調製する際に使用されるような、有機スズ化合 物や第三アミン化合物を含む。第2の工程における触媒の使用は、触媒の不存在 下で調製されたものより高い粘性を有する最終的なアダクトに至る可能性がある ことに注意すべきである。 上述の二段階プロセスは、種々の多官能性の「キャッピング」物質と反応して 異なる応用領域に適しているアダクトを与える基準の中間体マスター・バッチを 調製する可能性を与えるため、アダクトを調製する現在好ましい方法である。他 の方法は、例えば、最初に多官能性の物質と過剰のポリイソシアネートとを反応 させて代替的なイソシアネート末端の中間体を与え、その後こをポリアールと反 応させることを含むであろう。他の代替方式は、バッチに対比して、連続の生産 手順を含む可能性がある。 ここで開示された組成物およびアダクトは、組成物、ないし組成物(例えば塗 料処方)を含む製剤を基材の表面に接触させることを含む表面コーティング手順 において価値を有する。その基材は、ガラス、無機物、織物、金属、天然または 合成のポリマーその他でありえる。その組成物も、ポリマー樹脂またはその前駆 体のための硬化剤、特に接着剤として価値を有する。 硬化手段、例えば熱、湿気またはUV放射に晒された際に、ポリマー樹脂また はその前駆体と硬化剤との混合物は硬化する。本発明の組成物が関与することに なっている所望の化学を基礎として、適当な硬化手段が選択される。本発明(特 に、アルケン官能性を含むもの)のある組成物は、安定化されたラテックスの調 製において価値を有する。 本発明は、特に断らない限り、全ての部(parts)とパーセンテージは重量基 準として、以下の実施例で説明される。実施例1 イソシアネート官能性とフルオロアルキル官能性を含む多官能性ウレタンアダ クトを含む組成物が調製された。 第1の工程において、トルエンジイソシアネート(125.9重量部)が反応 容器に導入され、且つ、窒素雰囲気下で50℃とされた。トルエンイソシアネー トに対して、約760のヒドロキシル当量と、57:43のオキシエチレンのオ キシプロピレンに対する重量部比を有する、グリセリン開始(glycerine-initia ted)されたポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)ポリオールの500重 量部が、約8時間かけて攪拌しつつ増加的に加えられた。添加の速度は、±10 ℃を越える温度変動を避けるようにコントロールされた。得られた混合物は、次 いで50℃で保持されて、調製手順の第2の工程を続行する前に、追加的に12 時間連続的に攪拌された。 第2の工程において、上記により得られた混合物に対して、一回で、95.8 重量部の1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクタン−1−オール(英国グ ロソップ(Glossop)、ダービーシアのフロロケム(Fluorochem)社から入手可 能)が、0.3重量部のジブチル錫ジラウレートの存在下に速く攪拌しつつ加え られた。その混合物は、反応を完了させるため、50℃で更に1時間攪拌された 。 このように得られた組成物は、25℃で液体であり、3.1重量パーセントの イソシアネート含有量を有し、且つ、組成物の全重量を基準として計算値で約9 8.2重量パーセントのアダクトを含んでいた。実施例2 イソシアネート官能性およびシロキシル官能性を有する多官能性ウレタンアダ クトを含む組成物が調製された。 第1の工程において、99.7重量部のトルエンジイソシアネートが反応容器 に導入され、窒素雰囲気の下に50℃とされた。トルエンイソシアネートに対し て、約960のヒドロキシル当量と、57:43のオキシエチレンのオキシプロ ピレンに対する重量部比を有する、グリセリン開始されたポリ(オキシエチレン −オキシプロピレン)ポリオールの500重量部が、約8時間かけて攪拌しつつ 増加的に加えられた。添加の速度は、±10℃を越える温度変動を避けるように コントロールされた。得られた混合物は、次いで50℃で保持されて、調製手順 の第2の工程を続行する前に、追加的に12時間連続的に攪拌された。 第2の工程において、上記により得られた混合物に対して、一回で、208重 量部のトリメチルシロキシ−ヒドロキシエトキシプロピルポリジメチルシロキサ ン(英国グロソップ、ダービーシアのフロロケム社から入手可能)が、0.3重 量部のジブチル錫ジラウレートの存在下に、速く攪拌しつつ加えられた。その混 合物は、反応を完了させるために50℃で更に1時間攪拌された。 このように得られた組成物は、25℃で液体であり、2.2重量パーセントの イソシアネート含有量を有し、且つ、組成物の全重量を基準として計算値で約9 8.7重量パーセントのアダクトを含んでいた。実施例3 イソシアネート官能性およびアルケン官能性を有する多官能性ウレタンアダク トを含む組成物が調製された。 実施例1の第1工程にしたがって得られたイソシアネート末端の中間体の混合 物250重量部に対して、約50℃の温度、不活性雰 囲気の下で、p−ベンゾキノン(2−ヒドロキシエチル−メタクリレートの10 0部に対して0.11部(pphp))で安定化された26.8重量部の2−ヒ ドロキシエチルメタクリレートが加えられる。そのメタクリレートは、1時間当 たり(per hour)約80部の速度で、且つ、連続攪拌の条件下で加えられた。2 −ヒドロキシエチルメタクリレート(0.26部)の添加完了の後、DABCO T−12、権利化されている錫含有ウレタン触媒が加えられ、そして、全混合 物は、反応を完結させるために50℃で更に18時間攪拌された。 このように得られた組成物は、25℃で液体であり、0.6重量パーセントの イソシアネート含有量を有し、23±1℃で138Pa・Sのゼロ−ずり速度粘 性を示すことが観察された。 これに対して、中間体混合物の全てのイソシアネート官能基を消費するのに充 分な2−ヒドロキシエチルメタクリレートの増加された量およびDABCO T −12の存在下で、同様に調製されたアダクトは、23±1℃で240Pa・S のゼロ−ずり速度粘性を示すことが観察された。
【手続補正書】 【提出日】平成11年8月23日(1999.8.23) 【補正内容】 請求の範囲 1.ウレタンを含有する多官能性の液体アダクトを含む液体のウレタンベース 組成物であって、そのアダクトが第1の官能性として分子当り少なくとも一つの イソシアネート部分、およびイソシアネートでなく、且つイソシアネートに対し て反応的でない第2の官能基を分子あたり含む液体のウレタンベース組成物。 2.0.01〜15重量パーセントのイソシアネート含有量を有することを特 徴とする請求項1記載の組成物。 3.前記組成物の全重量部を基準として、前記アダクトを5〜95重量パーセ ントの量で含む請求項1記載の組成物。 4.前記アダクトを10〜90重量パーセントの量で含む請求項1記載の組成 物。 5.前記アダクトの第2の官能基が、アリール、アルキル、エステル、ニトリ ル、アルケン、アルキン、シロキサン、シロキシル、シリル、ハロゲン、ハロカ ーボン、またはその組合せが内的反応性を有しないという条件下で、それらの2 以上の組合せを含む請求項1記載の組成物。 6.前記第2の官能基がニトリル、ハロカーボン、シロキシル、シリル、アル キンまたはアルケンである請求項5記載の組成物。 7.前記アダクトが、少なくとも2つ以上のラジアル部を含むラジアル様構造 を有し、且つ、少なくとも1のラジアル部がイソシアネート部分を有し、少なく とも1つの他のラジアル部がイソシアネート部分でなく、且つ、イソシアネート 官能性に対して反応的でない官能基を有する請求項1記載の組成物。 8.前記ラジアル様構造のアダクトが2〜8つのラジアル部を含み、且つ、個 々のラジアル部が1つ以上のウレタン結合を含む請求項7記載の組成物。 9.前記アダクトが分子当り1〜7個のイソシアネート部分と;アリール、ア ルキル、エステル、ニトリル、アルケン、アルキン、シロキサン、シロキシル、 シリル、ハロゲン、ハロカーボン、またはその組合せが内的反応性を有しないと いう条件下で2以上のそれらの組合せである官能基部分を、分子あたり1〜7個 含む請求項記載の組成物。 10.分子当りの第2の官能基部分の数に対する分子当りのイソシアネート部 分の数の割合の平均値が、1:7〜7:1である請求項7記載の組成物。 11.前記割合の平均値が1:2〜2:1である請求項10記載の組成物。 12.第1の工程においてポリイソシアネートをポリアールと反応させてイソ シアネート末端の中間体を与え、そして第2の工程においてその中間体を多官能 性の物質と反応させることを含む無溶媒の二段階プロセスにより、請求項1記載 のウレタンを含有する多官能性の液体組成物を調製するプロセスであって;その プロセスは、 a)前記ポリイソシアネートは、ポリアールに対して異なる反応性を有する分 子当り少なくとも2つのイソシアネート部分を含み; b)前記ポリアールは、60から20,000までの分子量を有し、且つ−O H、−SH、−COOH、ないし−NHR(Rは水素またはアルキル、またはア リール、またはエポキシである)から選ばれた分子当り少なくとも2つのイソシ アネート反応性の官能基を含む有機物質であり;且つ、 c)前記多官能性の物質は、−OH、−SH、−COOHないし−NHR(R は水素またはアルキル、またはエポキシである)から選ばれた1つのイソシアネ ート反応性の官能基を含み、且つ、更にイソシアネートでなくイソシアネート反 応性の部分でもない第2の官能基をも含み; i)本質的に無水の条件において、そして、ウレタン促進触媒の不存在下で実 施される第1の工程のために、反応温度が100℃を超えず、且つ、加えられた ポリアールの全量がポリイソシアネートに対して化学量論的な当量より少なくな るように、ポリアールがポリイソシアネートに対してコントロールされた速度で 加えられ;且つ、 ii)第2の工程のために、多官能性の物質は、前記中間体のイソシアネート 含有量に対して化学量論的な当量より少なくなるような全量で加えられる ことを特徴とするプロセス。 13.前記ポリイソシアネートが芳香族または脂肪族ジイソシアネートである 請求項12のプロセス。 14.前記ポリイソシアネートが芳香族ポリイソシアネートであって、且つ、 2,4−トルエンジイソシアネートまたは2,4’−メチレンジフェニルイソシ アネートを含む請求項13のプロセス。 15.前記ポリイソシアネートが脂肪族ポリイソシアネートであって、且つ、 イソホロンジイソシアネート、イソプロピルシクロヘキシルジイソシアネート、 またはメチレンジシクロヘキシルイソシアネートを含む請求項13のプロセス。 16.前記ポリアールが、200〜10,000の数平均分子量を有し、且つ 、分子当り2〜8のイソシアネート反応性の基を含む請求項12のプロセス。 17.前記ポリアールが、ポリオキシアルキレンポリオールである請求項16 のプロセス。 18.前記多官能性の物質の第2の官能基が、ニトリル、ハロカーボン、シロ キシル、シリル、アルキンまたはアルケンである請求項12のプロセス。 19.請求項1記載の組成物を基材と接触させることを含む、表面コーティン グ方法。 20.請求項1記載の組成物の存在下でラテックスを調製することを含む、安 定化されたラテックスを調製する方法。 21.請求項1記載の組成物の存在下で、ポリマー樹脂またはその前駆体を硬 化手段に晒すことを含む、硬化されたポリマー樹脂を調製する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 エルウェル,ミハエル イェー. オランダ国,エヌエル―4515 エーデー イェゼンディイケ,エマウストラート 29 (72)発明者 モエラー,マルティン ドイツ連邦共和国,デー―89081 ウルム, カエテ―コルビッツ―ベーク 39

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ウレタンを含有する多官能性の液体アダクトを含む液体のウレタンベース 組成物であって、そのアダクトが第1の官能性として分子当り少なくとも一つの イソシアネート部分、およびイソシアネートでなく、且つイソシアネートに対し て反応的でない第2の官能基を分子あたり含む液体のウレタンベース組成物。 2.0.01〜15重量パーセントのイソシアネート含有量を有することを特 徴とする請求項1記載の組成物。 3.前記組成物の全重量部を基準として、前記アダクトを5〜95重量パーセ ントの量で含む請求項1記載の組成物。 4.前記アダクトを10〜90重量パーセントの量で含む請求項1記載の組成 物。 5.前記アダクトの第2の官能基が、アリール、アルキル、エステル、ニトリ ル、アルケン、アルキン、シロキサン、シロキシル、シリル、ハロゲン、ハロカ ーボン、またはその組合せが内的反応性を有しないという条件下で、それらの2 以上の組合せを含む請求項1記載の組成物。 6.前記第2の官能基がニトリル、ハロカーボン、シロキシル、シリル、アル キンまたはアルケンである請求項5記載の組成物。 7.前記アダクトが、少なくとも2つ以上のラジアル部を含むラジアル様構造 を有し、且つ、少なくとも1のラジアル部がイソシアネート部分を有し、少なく とも1つの他のラジアル部がイソシアネート部分でなく、且つ、イソシアネート 官能性に対して反応的でない官能基を有する請求項1記載の組成物。 8.前記ラジアル様構造のアダクトが2〜8つのラジアル部を含み、且つ、個 々のラジアル部が1つ以上のウレタン結合を含む請求 項7記載の組成物。 9.前記アダクトが分子当り1〜7個のイソシアネート部分と;アリール、ア ルキル、エステル、ニトリル、アルケン、アルキン、シロキサン、シロキシル、 シリル、ハロゲン、ハロカーボン、またはその組合せが内的反応性を有しないと いう条件下で2以上のそれらの組合せである官能基部分を、分子あたり1〜7個 含む請求項7記載の組成物。 10.分子当りの第2の官能基部分の数に対する分子当りのイソシアネート部 分の数の割合の平均値が、1:7〜7:1である請求項7記載の組成物値。 11.前記割合の平均値が1:2〜2:1である請求項10記載の組成物。 12.第1の工程においてポリイソシアネートをポリアールと反応させてイソ シアネート末端の中間体を与え、そして第2の工程においてその中間体を多官能 性の物質と反応させることを含む無溶媒の二段階プロセスにより、請求項1記載 のウレタンを含有する多官能性の液体組成物を調製するプロセスであって;その プロセスは、 a)前記ポリイソシアネートは、ポリアールに対して異なる反応性を有する分 子当り少なくとも2つのイソシアネート部分を含み; b)前記ポリアールは、60から20,000までの分子量を有し、且つ−O H、−SH、−COOH、ないし−NHR(Rは水素またはアルキル、またはア リール、またはエポキシである)から選ばれた分子当り少なくとも2つのイソシ アネート反応性の官能基を含む有機物質であり;且つ、 c)前記多官能性の物質は、−OH、−SH、−COOHないし−NHR(R は水素またはアルキル、またはエポキシである)から選ばれた1つのイソシアネ ート反応性の官能基を含み、且つ、更に イソシアネートでなくイソシアネート反応性の部分でもない第2の官能基をも含 み; i)本質的に無水の条件において、そして、ウレタン促進触媒の不存在下で実 施される第1の工程のために、反応温度が100℃を超えず、且つ、加えられた ポリアールの全量がポリイソシアネートに対して化学量論的な当量より少なくな るように、ポリアールがポリイソシアネートに対してコントロールされた速度で 加えられ;且つ、 ii)第2の工程のために、多官能性の物質は、前記中間体のイソシアネート 含有量に対して化学量論的な当量より少なくなるような全量で加えられる ことを特徴とするプロセス。 13.前記ポリイソシアネートが芳香族または脂肪族ジイソシアネートである 請求項12のプロセス。 14.前記ポリイソシアネートが芳香族ポリイソシアネートであって、且つ、 2,4−トルエンジイソシアネートまたは2,4’−メチレンジフェニルイソシ アネートを含む請求項13のプロセス。 15.前記ポリイソシアネートが脂肪族ポリイソシアネートであって、且つ、 イソホロンジイソシアネート、イソプロピルシクロヘキシルジイソシアネート、 またはメチレンジシクロヘキシルイソシアネートを含む請求項13のプロセス。 16.前記ポリアールが、200〜10,000の数平均分子量を有し、且つ 、分子当り2〜8のイソシアネート反応性の基を含む請求項12のプロセス。 17.前記ポリアールが、ポリオキシアルキレンポリオールである請求項16 のプロセス。 18.前記多官能性の物質の第2の官能基が、ニトリル、ハロカ ーボン、シロキシル、シリル、アルキンまたはアルケンである請求項12のプロ セス。 19.請求項1記載の組成物を基材と接触させることを含む、表面コーティン グ方法。 20.請求項1記載の組成物の存在下でラテックスを調製することを含む、安 定化されたラテックスを調製する方法。 21.請求項1記載の組成物の存在下で、ポリマー樹脂またはその前駆体を硬 化手段に晒すことを含む、硬化されたポリマー樹脂を調製する方法。
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