JP2001503798A - 紫外線放射吸収剤で被覆された顔料 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、特に、顔料粒子がUVフィルターで被覆されていることを特徴とする太陽光紫外線放射又は粒子放射(電子、陽子)に関して安定性の強化された微粒子の形態の顔料に関する。本発明は、宇宙船のための塗料の製造に有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
紫外線放射吸収剤で被覆された顔料
技術分野
本発明はUV−吸収剤で被覆された顔料、それらの製造方法及びそれらを含有
する塗料に関する。
発明の背景
種々の技術、特に受動的な熱のコントロールが宇宙飛行体の熱のコントロール
のために使用される。
受動的な熱のコントロールは、宇宙飛行体に適用される被覆材の熱光学的な性
質に基づく、即ち:
−下記の比率である太陽光吸収率(as):
この太陽光吸収係数は、0.2から2.8μmの間の太陽光スペクトルにわた
って積分される。
−放射率e、これは被覆材の性質に依存するエネルギー放射係数である。
説明のために、全ての物体は、それらの絶対温度の4乗、それらの表面積、時
間及び放射率eに比例する放射線を放出するということは知られている。
従って、以下の式で表わされる:
W=eSsT4
ここで、
W:対象となる物体とその周囲の間の放射によって交換されるエネルギー、
S:表面積(cm2)
T:物体の温度(K)
So:ステファン−ボルツマン定数=5.67×10-8W/m2・K4
これから次の式が得られる: 受動的な熱コントロール被覆は、種々のカテゴリーに分けることが出来、これ
らの中で、特別な分類は、比率as/eに依存して下記のようになされる:
−冷被覆(as/e<1)(例えば:白色塗料、金属的にした合成樹脂フィルム
、石英製鏡等)
−熱被覆(as/e>1)(例えば:黒色塗料、金メッキ、研磨金属等)
白色塗料は、バインダーと少なくとも一種の白色顔料と溶剤とからなる。
最も普通に使用される白色顔料は:二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO
)、オルソチタン酸亜鉛(Zn2TiO4)、オルソスズ酸亜鉛(Zn2SnO4)、オ
ルソチタン酸スズ(SnTiO4)等及びこれらの顔料の混合物である。
白色顔料が宇宙環境に曝された時、それらは宇宙環境中に含まれる種々の因子
の複合的作用の下で、特に太陽の紫外線放射の影響、及び付加的に粒子放射(電
子、陽子)の影響によって、特にそれらの熱光学的な性質(太陽光吸収係数:as
の増加)において劣化を受ける。
この太陽光放射は180から2800nmの間で分布し、短い紫外線放射(1
80から250nm)がほとんど全ての劣化の原因となる。
この劣化の説明を進めるための一つの仮説は以下の通りである:
UV放射の作用の下では、白色顔料、特に金属酸化物MOxは酸素を失い、熱
光学的な性質(as)の劣化した生成物MOx-yを得る。
太陽光吸収係数asの増加は、受動的な熱のコントロールに有害であり、宇宙
飛行体及び/又は機内の機器の構成要素に対して重大な結果となる発熱源で
ある。
従って、白色顔料に対して、その劣化、特に太陽のUV放射の影響の下での劣
化を減少させ、又は除去する必要性がある。
更に、着色顔料類は、バインダーと少なくとも一種の着色顔料及び溶剤からな
る。
着色顔料は、鉄、鉛、クロム等の酸化物、又は有機顔料、例えばジアゾ化合物
等である。
着色塗料フィルムがUV放射に曝された時、特に有機顔料で、脱色を引き起こ
す。
従って、分解、特に太陽のUV放射の影響の下での分解を減少した着色顔料も
また必要である。
本発明の目的は、これらの要求を満たし、同様に以下の記載から明らかとなる
その他を満足することである。
発明の要約
更に具体的には、本発明は、顔料粒子が、300nmより短い波長で紫外線放
射を吸収するが、赤外に近い領域及び紫外に近い領域(即ち、実質的に2500
nmと300nmの間)では透過性であり、且つ
−臭化カリウム(KBr)、
−臭化タリウム(TlBr)、
−沃化ルビジウム(RbI)、
−臭化セシウム(CsBr)、
−沃化セシウム(CsI)、
−臭化ルビジウム(RbBr)、
−塩化ルビジウム(RbCl)、
−塩化カリウム(KCl)、及び
−塩化ナトリウム(NaCl)、
から選ばれるUVフィルターで被覆されていることを特徴とする、太陽光の紫外
線放射及び粒子放射(電子、陽子)に関して強化された安定性を有する微粒子の
形態の顔料に関する。
顔料粒子に適用するUVフィルターの量は、臨界的な重要性は有しない。通常
は顔料の重量の1から15%である。
本発明はまた、少なくとも一種のUVフィルターの水溶液又は極性溶媒の溶液
で顔料の粒子を被覆し;次いで該顔料粒子を乾燥し;300nmより低い波長で
紫外線放射を吸収するが、赤外に近い領域及び紫外に近い領域(即ち、実質的に
2500nmと300nmの間)で透過性であり、且つ
−臭化カリウム(KBr)、
−臭化タリウム(TlBr)、
−沃化ルビジウム(RbI)、
−臭化セシウム(CsBr)、
−沃化セシウム(CsI)、
−臭化ルビジウム(RbBr)、
−塩化ルビジウム(RbCl)、
−塩化カリウム(KCl)、及び
−塩化ナトリウム(NaCl)
から選ばれる該UVフィルターで被覆された顔料粒子を得ることからなることを
特徴とする、紫外線放射又は粒子放射に関する顔料の安定性を改良する方法に関
する。
発明の詳細な記載
被覆方法は、例えばUVフィルターを適切な濃度で、それはUVフィルターに
依存して例えば2重量%から30重量%の間で変化するが、水又は極性溶媒中に
溶解することからなる。必要な場合には、この混合物は溶解をよくするために加
熱してもよい。処理すべき顔料を得られた溶液に添加し、この混合物を存在する
かもしれない顔料の凝集物を壊すために数時間の間攪拌する。顔料を沈降させ、
溶液から分離する。乾燥後、乾燥工程中に形成する恐れのある粒子の凝集を壊す
ために、最終的な粉砕を行ってもよい。
UVフィルターを粒子に被覆するその他の技術は、当業者に明らかなように明
らかに可能である。例えば、噴霧技術が使用することが出来る。
本発明による被覆した白色顔料は、特に白色塗料、特に宇宙用の塗料の製造の
ために有用である。
300nmより低いUVを吸収し、本発明に使用することが出来る水溶性UV
フィルターの特定の例には以下のものが含まれる:
−臭化カリウム(KBr)
−臭化タリウム(TlBr)
−沃化ルビジウム(RbI)
−臭化セシウム(CsBr)
−沃化セシウム(CsI)
−臭化ルビジウム(RbBr)
−塩化ルビジウム(RbCl)
−塩化カリウム(KCl)及び
−塩化ナトリウム(NaCl)
これらのUVフィルターは、水又は例えばメタノール、エタノール、イソプロ
パノール等のアルコール、及び例えばグリコール等のポリオールのような極性溶
媒に溶解性である。
現状では、沃化セシウムの使用が最も好ましい。これは、例えば特に白色顔料
に対して、約10%の濃度で、水溶液の形で適用することができる。
本発明は、更に少なくとも一種の顔料、少なくとも一種のフィルム形成性バイ
ンダー及び任意に少なくとも一種の溶媒を含む塗料に関し、該顔料が本発明の顔
料及び/又は本発明の方法によって処理された顔料であることを特徴とするもの
である。
本発明の塗料は、塗布される基体への一種又はそれ以上の被覆として使用して
もよく、有利には50と200μmの間の厚さで塗膜層を形成する。
いかなる適切なバインダーもこの塗料を形成するために使用してもよい。非限
定的な例として、シリコーン類、珪酸カリウム又は珪酸ナトリウム、ポリウレタ
ン類、エポキシ樹脂類、アクリル樹脂類、グリセロフタル酸樹脂類等が挙げられ
る。
当業者は、この主題で発行された文献に豊富にある多くの種類の使用可能なバ
インダーを見出すことができる。宇宙用への応用のためには、バインダーとして
シリコーン樹脂又は珪酸カリウム又は珪酸ナトリウムの使用が好ましい。
その値は非常に臨界的な重要性はないが、処理される顔料/バインダーの重量
比は、通常2から12の範囲である。
例示として、使用出来る溶媒には、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン、
ナフサ等)、ケトン類(メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジアセト
ンアルコール等)、エステル類(エチレングリコールアセテート、ブチレングリコ
ールアセテート等)、グリコールエーテル類(エチルグリコール、ブチルグリコー
ル、メチレングリコール、プロピレングリコール等)、アルコール類(エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等)及び水を含む。溶媒の比率は、通常塗料の全
重量の相対的に0から60重量%の範囲である。0重量%の値は無溶媒の塗料に
対応する。
本発明の処理された顔料を含む塗料の塗布は、塗料ガン、ブラシ又はその他の
公知のいかなる技術でも使用して基体に適用することが出来る。
本発明の塗料は、例えば金属類、ポリマーフィルム類又は複合物類のようない
かなる種類の基体に適用してもよい。望ましくは又は必要があれば、アンカー下
塗り又はその他の下塗りが本発明の塗料を使用する前に使用されてもよい。
更に宇宙飛行体又は宇宙船への使用に加えて、本発明の塗料は航空産業、自動
車産業及び建築産業において有用である。
以下の非限定的な例は、本発明を例示するために与えられる。
本発明の例において、使用した顔料は次の方法によって調製した:
処理する顔料の200gを実施例中にて指示したUVフィルターの水溶液40
0mlに加え、この一緒にした混合物を4時間攪拌した。顔料を沈降させ、次い
でブフナー漏斗で溶液から分離した。次いで顔料はオーブン中で100℃で16
時間乾燥した。顔料粒子の凝集体がある場合には、必要に応じて最終粉砕を行っ
た。例1
(比較)
この例及びその後の例において、本発明の塗料の試験のための方法は以下の通
りである:
この促進試験は、宇宙飛行体の熱コントロールのための塗膜の、宇宙環境,特
に太陽の紫外線放射への抵抗性を評価することを意図している。試験される塗膜
サンプルは、試験中40℃に保たれているサンプルホルダーに取り付けられ、約
5×10-7torrのレベルの真空チャンバー内に置かれる。
紫外線放射への曝露は4000ワットのショートアークキセノン光源を使用し
て行い、続いて二重干渉フィルタリングを行い、二つの紫外線バンドを与える。
曝露条件は以下の通りである:
− 200から300nmバンド:2.5に近い促進因子(acceleration fac
tor)を与えるおよそ1000等価太陽時間(equivalent solar hours)(esh)、
即ち、2.5×1.62=4.05mW/cm2のオーダーの入射強度;
− 300から400nmバンド:2.5に近い促進因子を与えるおよそ10
00等価太陽時間、即ち、2.5×10.2=25.5mW/cm2のオーダー
の入射強度;
上記で触れた1.62と10.2の値は、それそれ200と300nmの間及
び300と400nmの間で積分されたUV太陽放射エネルギーに相当するとい
うことに注目すべきである。
放射系への曝露は、0.200と1000eshで採られる測定点の間にある時
間間隔で連続的に行われる。
粒子放射は、地球静止軌道上の参照材料について計算された理論的曝露分布に
最も良く近似するために、種々のエネルギーについて評価された。
曝露分布は、このシミュレーションのために採用される二種の陽子エネルギー
と一種の電子エネルギーに対して、地球静止軌道の1年にわたって計算された。
試験の間、最初に材料の深さ方向で曝露分布を再現させ、ついで表面方向に進
めて再現しながら、照射は中間の測定点で分けられて適用された。曝露の全体は
、3座標軸の静止衛星の北面と南面上に1000eshで代表される地球静止軌道
に対する同等模擬長さ(equivalent simulation length)に一致して、即ち0.
9年で実行された。
従って、以下のものがこの順序で適用された:
− 400keVのエネルギーで、0.9×1015電子/cm2
− 240keVのエネルギーで、1.8×1014陽子/cm2
− 45keVのエネルギーで、1.8×1015陽子/cm2
現場の光学的な測定は、蒸着によってガラス基体に形成したアルミニウムの薄
層からなる参照サンプルに関する(250から2400nmの範囲の)分光反射
率の測定である。使用したシステムは、真空にすることのできる横方向にサンプ
ルを持つ積分球と組み合せたパーキンエルマー(Perkin Elmer)λ9分光光度計を
含む。
これらの相対的測定は、中心のサンプルを持つ積分球と組み合せたカリー(Car
y)2300分光計を使用して、空気中で、試験の開始時と終了時に採った絶対的
測定によって補足される。各サンプルについての空気中での現場の相対スペクト
ルと絶対スペクトルとの間の試験開始時に得られた対応関係は、引き続く現場の
相対スペクトルの全てに適用されるべきである各波長での補正係数を与える。
各反射スペクトルは、250から2400ナノメーターで一定間隔で採られた
スペクトル値に基づいて計算された太陽光反射率に関連づけた値を有する。
太陽光反射率(ρs)の値は、次の式によって太陽光吸収係数(αs)を得るこ
とを可能にする:
太陽光放射に対して透明な被覆のサンプルに対して αs=1−ρs
放射に曝露されている間の太陽光反射率における、又は太陽光吸収係数におけ
る変化によって、紫外線放射及び粒子放射の作用の下での塗膜の劣化を監視する
ことが可能にとなる。
例1の塗料は、未処理のオルソチタン酸亜鉛顔料を含む。
この例1は、本発明の顔料から作られた塗料に関する参照として、及び比較点
として使用される。
乾燥後のその厚さが100μmに近い白色塗膜は、次の方法によって調製され
た塗料を基体に適用することによって得られる:21gのトルエンを11.50
gのRhone-PoulencのシリコーンバインダーRTV121に加え、この混合物を
手で攪拌し、次いで69gの未処理のオルソチタン酸塩(Zn2TiO4)を攪拌に
よって得られた溶液に添加する。
この後、Red Devilグラインダーの100gのガラスビーズで250mlのガ
ラスフラスコ中でこの混合物を30分間粉砕する。
得られた組成物はふるいわけによってビーズから分離する。
0.25gの10028触媒(Rhone-Poulenc)及び47重量部のトルエン、4
7重量部のエチレングリコールジアセテート及び6重量部のエチレングリコール
モノエチルエーテルから調製された18gの希釈剤を、塗料に使用する直前に配
合する。
顔料/バインダー比(P/B)は6である。
紫外線放射へ1000esh曝露した後、太陽光吸収係数(αs)は地球静止軌道
での0.9年のシミュレーションに対してΔαs=0.08及びΔαs=0.28
のように劣化した。例2
以下のような組成の塗料を基体に適用することによって、乾燥後の厚さが10
0μmに近い白色塗膜を得た:
−RTV121シリコーンバインダー(11.5g)及び10028触媒(0
.25g)
−顔料:塩化ナトリウムの10重量%溶液で処理したオルソチタン酸亜鉛
−溶媒:例1からのトルエン、エステル及びエーテルの混合物
P/B比は6である。
紫外線放射へ1000esh曝露した後、太陽光吸収係数(αs)は地球静止軌道
での0.9年のシミュレーションに対してΔαs=0.041及びΔαs=0.
267のように劣化した。例3
以下のような組成の塗料を基体に適用することによって、乾燥後の厚さが10
0μmに近い白色塗膜を得た:
−RTV121シリコーンバインダー(11.5g)及び10028触媒(0
.25g)
−顔料:臭化カリウムの10重量%溶液で処理したオルソチタン酸亜鉛
−溶媒:例1からのトルエン、エステル及びエーテルの混合物
P/B比は6である。
紫外線放射へ1000esh曝露した後、太陽光吸収係数(αs)は地球静止軌道
での0.9年のシミュレーションに対してΔαs=0.042及びΔαs=0.2
43のように劣化した。例4
以下のような組成の塗料を基体に適用することによって、乾燥後の厚さが10
0μmに近い白色塗膜を得た:
−RTV121シリコーンバインダー(11.5g)及び10028触媒(0
.25g)
−顔料:塩化ルビジウムの10重量%溶液で処理したオルソチタン酸亜鉛
−溶媒:例1からのトルエン、エステル及びエーテルの混合物
P/B比は6である。
紫外線放射へ1000esh曝露した後、太陽光吸収係数(αs)は地球静止軌道
での0.9年のシミュレーションに対してΔαs=0.049及びΔαs=0.2
51のように劣化した。例5
以下のような組成の塗料を基体に適用することによって、乾燥後の厚さが10
0μmに近い白色塗膜を得た:
−RTV121シリコーンバインダー(11.5g)及び10028触媒(0
.25g)
−顔料:臭化セシウムの10重量%溶液で処理したオルソチタン酸亜鉛
−溶媒:例1からのトルエン、エステル及びエーテルの混合物
P/B比は6である。
紫外線放射へ1000esh曝露した後、太陽光吸収係数(αs)は地球静止軌道
での0.9年のシミュレーションに対してΔαs=0.060及びΔαs=0.2
65のように劣化した。例6
以下のような組成の塗料を基体に適用することによって、乾燥後の厚さが10
0μmに近い白色塗膜を得た:
−RTV121シリコーンバインダー(11.5g)及び10028触媒(0
.25g)
−顔料:沃化セシウムの10重量%溶液で処理したオルソチタン酸亜鉛
−溶媒:例1からのトルエン、エステル及びエーテルの混合物
P/B比は6である。
紫外線放射へ1000esh曝露した後、太陽光吸収係数(αs)は地球静止軌道
での0.9年のシミュレーションに対してΔαs=0.047及びΔαs=0.1
56のように劣化した。
記載した各態様は単に例に過ぎないものであり、これらは本発明の範囲から離
れることなく、特に技術的に同等のものの置換によって変化させることが出来る
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.顔料粒子が、300nmより短い波長で紫外線放射を吸収するが、赤外に近 い領域及び紫外に近い領域(即ち、実質的に2500nmと300nmの間)で は透過性であり、且つ −臭化カリウム(KBr)、 −臭化タリウム(TlBr)、 −沃化ルビジウム(RbI)、 −臭化セシウム(CsBr)、 −沃化セシウム(CsI)、 −臭化ルビジウム(RbBr)、 −塩化ルビジウム(RbCl)、 −塩化カリウム(KCl)、及び −塩化ナトリウム(NaCl)、 から選ばれるUVフィルターで被覆されていることを特徴とする、太陽光の紫外 線放射及び粒子放射(電子、陽子)に関して強化された安定性を有する微粒子の 形態の顔料。 2.前記UVフィルターが、沃化セシウムであることを特徴とする請求項1記載 の顔料。 3.UVフィルターの量が、顔料の重量の1から15重量%であることを特徴と する請求項1又は2記載の顔料。 4.少なくとも一種のUVフィルターの水溶液又は極性溶媒の溶液で顔料の粒子 を被覆し;次いで該顔料粒子を乾燥し;300nmより短い波長で紫外線放射を 吸収するが、赤外に近い領域及び紫外に近い領域(即ち、実質的に2500nm と300nmの間)で透過性であり、且つ −臭化カリウム(KBr)、 −臭化タリウム(TlBr)、 −沃化ルビジウム(RbI)、 −臭化セシウム(CsBr)、 −沃化セシウム(CsI)、 −臭化ルビジウム(RbBr)、 −塩化ルビジウム(RbCl)、 −塩化カリウム(KCl)、及び −塩化ナトリウム(NaCl) から選ばれる該UVフィルターで被覆された顔料粒子を得ることからなることを 特徴とする、紫外線放射又は粒子放射に関する顔料の安定性を改良する方法。 5.前記UVフィルターが、沃化セシウムであることを特徴とする請求項4記載 の方法。 6.UVフィルターの量が、顔料の重量の1から15重量%であることを特徴と する請求項4又は5記載の方法。 7.乾燥後に顔料をすり砕くことからなる付加的な操作を含むことを特徴とする 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法。 8.顔料が、請求項1乃至3のいずれか一項で定義された顔料であり、及び/又 は請求項4乃至7のいずれか一項で定義された方法によって処理された顔料であ ることを特徴とする、少なくとも一種の顔料、少なくとも一種のフィルム形成性 バインダー、及び任意に少なくとも一種の溶媒を含む塗料。 9.色が白色であり、二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、オルソチ タン酸亜鉛(Zn2TiO4)、オルソスズ酸亜鉛(Zn2SnO4)、オルソチタン酸 スズ(SnTiO4)及びこれらの顔料の混合物から選ばれる顔料を含むことを 特徴とする請求項8記載の塗料。 10.請求項8又は9で定義された塗料の宇宙船への使用。
Applications Claiming Priority (3)
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