JP2001503747A - 増殖因子様活性を有するペプチド組成物 - Google Patents

増殖因子様活性を有するペプチド組成物

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Abstract

(57)【要約】 一般的な配列AAj-AAj+1-AAj+2を有し、そのすぐ後にAAj+nが続いているTGF-βの小さなペプチド模擬体を調製した。この配列では、AAjはアラニン、アスパラギン又はロイシンであり、AAj+1はバリン又はイソロイシンであり、AAj+2はアラニンであり、nは3、4又は5であり、そのためAAj+2とAAj+nとの間にn−3個のアミノ酸残基が存在し、かつAAj+nはグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアスパラギンである。TGF-β活性の必須要件はペプチドが生理的条件下で安定なβ屈曲構造を形成できることであるので、本発明のペプチドは集合的にβ屈曲ペプチドと称される。生物適合性マトリックスを含んでいる組織修復のような適用用の組成物も提供され、その際、生物適合性マトリックスが該マトリックスと混合されるか又はこれに保持されたサイトモジュリン又はサイトモジュリン類似体を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 増殖因子様活性を有するペプチド組成物発明の分野 本発明は一般的に、増殖因子及び神経栄養因子に関し、更に詳細には、TGF -β活性を有する(又は模擬する)小さな合成ペプチド、並びにこれらの小さな ペプチド模擬体を含むマトリックス及び組成物に関する。 本願は、米国特許出願番号第08/431,954号(出願日1995年5月1日)(これは 現在、1997年8月26日に発行された米国特許第5,661,127号である)の一部継続 出願である。発明の背景 増殖因子は、インビボ又はインビトロで動物細胞の特定の集団の成長に影響を 与えるが栄養物質ではないポリペプチドホルモンのような物質である。組織の成 長及び分化に関与するタンパク質は成長を促進するか又は阻止し、かつ分化を促 進するか又は阻止し、そのため、一般的な用語「増殖因子」にはサイトカインや 栄養因子が含まれる。 増殖因子は典型的には、5000から50,000ダルトンまでの範囲の分子量のポリペ プチドである。構造類似性に基づいて、増殖因子は複数のファミリーに分類され 、これらファミリーにはインスリン様増殖因子(IGFs)、血小板由来増殖因 子(PDGFs)、線維芽細胞増殖因子(FGFs)、上皮増殖因子(EGFs )、神経増殖因子(NGFs)及びトランスフォーミング増殖因子β型(TGF -βs)が含まれる。 トランスフォーミング増殖因子-βsは元々、正常な線維芽細胞を足場非依存 的に(anchorage-independent)増殖し得る細胞に形質転換する能力に対して命 名された。しかしながら、この名称にも拘わらず、TGF-βSは種々の上皮、 内皮及び間葉細胞の正常な発育、成長及び分化に必要な多機能増殖因子である。 他のサイトカインと同様に、TGF-βsの特異的な効果は特定の細胞型及びそ の周囲環境に依存している。 細胞に対するTGF-βsの効果は一般的に、増殖的及び非増殖的効果として 分類される。線維芽細胞に関する最初の実験で元々確立されているように、TG F-βsは真正の(bona fide)増殖因子である。TGF-βによって増殖が高めら れる2つの重要な細胞型は骨芽細胞と末梢神経系のシュワン細胞である。しかし ながら、多くの細胞で、TGF-βsは細胞増殖の強力なインヒビターである。こ のような負の増殖制御は或る種の組織の再生を抑制する調節メカニズムであって 、発癌の初期においてある役割を果たす可能性がある。 TGF-βsの最も重要な非増殖的機能は細胞外マトリックスの形成を高める ことにある。これは主として、コラーゲンとフィブロネクチンの両方の転写の増 加によって達成されるが、プロテアーゼでマトリックスが分解されるのを阻止す ることもその安定性に寄与している。細胞外マトリックスの分解はプロテアーゼ 自体の分泌の減少と同時にプロテアーゼインヒビター値の上昇によって阻止され る。細胞外マトリックスに与えるTGF-βの顕著で且つ普遍化された効果は組 織修復過程や或る種の線維症疾病の病因で主要な役割を果たしているように思わ れる。 TGF-βの幾つかの異なるレセプターをコードするDNAはリン(Lin)等の PCT出願公開WO93/09228号(1993年5月13日公開)によって最近記載されて いる。TGF-βレセプターを利用できることでTGF-β機能の更なる評価が促 進されるであろう。 TGF-βスーパーファミリーの多くのメンバーが特徴付けられている。例え ば、バスラー(Basler)等はTGF-βスーパーファミリーのメンバー間の配列 の関係を図面で示している。Cell、73、687〜702頁(1993年)。マサーゲ(Mass ague)、Annu.Rev.Cell Biol.、6、597〜641頁(1990年)も、TGF-β作用 のメカニズムの考察を含めてトランスフォーミング増殖因子-βファミリーを総 説している。TGF-β1の二次構造に関するNMR特徴分析が報告されており 、かつTGF-β2の精製結晶の三次元構造がダオピン(Daopin)等、Proteins 、17、176〜192頁(1993年)によって記載されている。TGF-β2のモノマー は、手の4本の指(フィンガー)を形成する2つの逆平行βシートを有する僅 かに湾曲した左手に似た折りたたみ構造を取っている。これらの4本のフィンガ ーの領域は保存ジスルフィドと一緒になってTGF-βスーパーファミリーの折 りたたみ構造を特定している。 TGF-βメンバーの中には骨誘導因子(bone morphogenetic protein)(B MP)もある。BMPsは創傷治癒、組織修復に有用であり、軟骨及び/又は骨 成長を誘導することが示されている。例えば、PCT出願第9309229号(1993年 5月13日公開)、発明者イスラエル(Israel)及びウルフマン(Wolfman)は、 骨折の治癒及び多分歯周病の治療並びに歯の他の修復過程のような骨刺激化活性 を有するタンパク質の用途を記載している。C&EN、ハッベル(Hubbell)及 びランガー(Langer)、42〜54頁(1995年3月13日)による最近の特別論文は、 BMPがポリマー粒子内に取り込まれ、その結果、ポリマーが分解するときにこ のタンパク質が周囲組織に徐々に放出され、そこでこのタンパク質が多孔性マト リックスへの細胞の移動を刺激し、且つ最終的に、新しい骨の合成を刺激するこ とを報告している。この論文はまた、TGF-βを徐々に放出することによって 骨が生成されたことにも言及している。 TGF-βsは臨床的な治療法において、広範囲に適用できるため、それらは 多くの研究の焦点になっている。これら研究の多くはインビトロ用途に係わって いたが、最近のインビボ研究によりさらに有望なインビトロ効果が幾つか確認さ れている。その結果、TGF-βsの考えられる幾つかの臨床的な用途には脈管 形成の刺激、創傷治癒に関連した肉芽組織の形成並びに骨及び軟骨の形成が含ま れる。 TGF-βをコードする核酸及びTGF-βの多様な用途は、発明者デリンク( Derynk)及びゲッデル(Goeddel)の米国特許第5,284,763号(1994年2月8日発 行)に記載されている。発明者チュウ(Chu)等の米国特許第5,258,029号(1993 年11月2日に発行)は、コラーゲン組成物又はセラミックスによって保持された TGF-βを含有するプロテーゼ(prothesis)であって移植後に骨内方成長(bo ny ingrowth)が生じる応力-ベアリングプロテーゼ(stress-bearing prothesis )の調製物を記載している。発明者ハンジカー(Hunziker)の米国特許第5,368, 858号(1994年11月29日発行)は、増殖作用剤、化学走化性剤及 びトランスフォーミング因子としてTGF-βsを含む生物分解性マトリックス の調製物を記載している。 発明者パラジノ(Palladino)等の米国特許第5,055,447号(1991年10月8日発 行)は、菌血症感染(bacteremic injection)で生じる敗血症性ショックを治療又 は予防するための方法及び組成物を記載している。それ故、例えば、この特許は トランスフォーミング増殖因子-βの投与による、敗血症性ショックを患ってい るか又はその危険性のある患者の治療法を教示している。最近、「敗血症」の概 念は、炎症状態であるという、より広範囲に考えられており、ある研究者グルー プは「敗血症」(血流中の細菌の存在による感染)並びに他の(非敗血症性)炎 症状態の両方を表現する名称「全身性炎症応答症候群」を提案している。Chest 、101、1644〜1655頁(1992年)。 かくして、増殖因子は多数の治療、臨床、研究、診断及び医薬品設計適用にお いて有用である。しかしながら、上述したように、増殖因子は典型的には大きい 。トランスフォーミング増殖因子-βファミリーの天然のメンバーは分子量が25K D a以上に及んでいる。TGF-βsを含む増殖因子の臨床的な用途は、これら 因子の大きさのため、例えば、免疫応答を引き起こすため、制限されることがあ る。例えば、ヒトTGF-β1は25,000ダルトンのホモ二量体タンパク質である 。考え得る不利な免疫学的応答に加えて、大きなタンパク質はしばしば、投与や 送達が困難であるため、医薬品の最良の候補ではない。 従って、天然増殖因子の小さなペプチド模擬体は上記問題の大部分を回避する ので、TGF-βが用いられているか又は提案されている適用を含む適用に望ま しいであろう。大きな天然メンバーの生物学的活性を模擬する小さなペプチドを 有することは、モル対モルに基づいて小さなペプチドは正味投与量がはるかに少 なくて済み、且つ局所施用が一層実現可能であると思われるため、有利であろう 。更に、かなり小さなペプチドは不利な免疫学的応答を殆ど又は全く有していな い傾向があり、かつ単純なペプチド化学的方法を使用して容易に合成することが できよう。発明の要約 本発明はTGF-βを模擬するペプチドの特徴、特性及び用途を記載する。T GF-β活性に決定的に重要な特徴は、生理的条件下でこのペプチドが安定なβ 屈曲構造を維持し得ることであるので、本発明のペプチドは集合的にβ屈曲ペプ チドと称される。 β屈曲ペプチドは次の初期アミノ酸配列、AAi-AAi+1-AAi+2を有する。 ここで、AAiはアラニン、アスパラギン又はロイシンであり、AAi+1はバリン 又はイソロイシンであり、AAi+2はアラニンである。この配列は直後に又は近 位に、カルボニル含有側鎖を有するアミノ酸を有している。カルボニル含有側鎖 を有するアミノ酸残基は必ずしも直後に続いている必要はない、即ちAAi+2に 隣接している必要はないので、これはAAi+n(式中、nは3と等しいか又はそ れより大きい整数である)として示される。nが3より大きい場合には、n−3 (「nマイナス3」)個のアミノ酸残基が上記ペプチド配列中のAAi+2とAAi +n の間にあろう。 例えば、新規なβ屈曲ペプチドは配列AAi-AAi+1-AAi+2-AAi+3を含ん でいることができ、この式において、AAiからAAi+2までは上記のとおりであ り、そしてAAi+3はカルボニル含有側鎖を有するアミノ酸残基である(且つグ ルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアスパラギンである)。もう1つ の例は、配列AAi-AAi+1-AAi+2-AAi+3-AAi+4である。ここで、カルボ ニル含有側鎖を有する残基は上記初期配列に直接隣接しておらず、その代わりに 初期配列の近位にある。この場合には、AAiからAAi+2までは上記したとおり であり、AAi+3は任意の適切なアミノ酸であり、AAi+4はグルタミン酸、アス パラギン酸、グルタミン又はアスパラギンである。更にもう1つの例は、配列A Ai-AAi+1-AAi+2-AAi+3-AAi+4-AAi+5である。ここで、AAiからAAi+2 までは上記したとおりであり、AAi+3及びAAi+4は適当なアミノ酸であり 、そしてAAi+5はグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアスパラギ ンである。 TGF-β活性を有していることが見出された最初のペプチドは、「サイトモ ジュリン(cytomodulin)」と命名されている。本発明の特に好ましい態様、サ イトモジュリンは、10-9〜10-6M(1.4pg/mil〜1400pg/mil)の濃度範囲で培養 中の細胞に添加したとき、幾つかの異なる細胞型である非常に特異的なTGF- β効果を誘発する。例えば、観察された効果のなかには、Mv−1−Luミンク 肺上皮細胞でのDNA合成の阻止、軟寒天中のNRK-49F線維芽細胞による成 長及びコロニー形成、並びに新生児ヒト皮膚線維芽細胞の初期培養物中のI型コ ラーゲンの増大した発現誘導がある。更に、ヒト骨原性肉腫(HOS)細胞系で の初期結果によって、サイトモジュリンはまた、骨芽細胞表現型に特徴的なマー カー(アルカリホスファターゼやオステオネクチン)を特異的に刺激し得ること で証明されているように、TGF-βスーパーファミリーの他のメンバー、例え ば、骨誘導因子(BMPs)や骨形成タンパク質(OPs)の模擬体である可能 性が示されている。 新規なβ屈曲ペプチドは当該技術分野に知られている技術で容易に合成される 。かくして、本発明の1つの特徴において、TGF-βによって誘発される応答 に特徴的な応答を誘発する生物学的に活性なペプチドが提供される。 本発明のもう1つの特徴において、組織修復用組成物は少なくとも1つの新規 なβ屈曲ペプチドと組み合わせた生物適合性マトリックスを含有する。この生物 適合性マトリックスは生物分解性又は生物非分解性であることができる。このペ プチド(単数又は複数)は細胞成長を促進するのに有効な量でマトリックスと混 合されるか又はマトリックスに保持される。このようなマトリックスは軟組織及 び硬組織修復用、喪失組織の迅速な置換用、並びに再構築及び形成外科用の鋳型 を構築するのに有用である。このような複合体(composite)は、細胞再生を提 供及び維持し、かつ他の増殖因子と組み合わせて使用できるが、驚いたことに、 本発明の特に好ましい態様のペプチドであるサイトモジュリンは、上皮増殖因子 や血小板由来増殖因子のような更なる増殖因子が存在しなくても線維芽細胞コロ ニー形成を誘導する。 本発明のさらにもう1つの特徴において、少なくとも1つの新規なβ屈曲ペプ チド、及び生理学的に適合する担体を含有する医薬製剤が提供される。 本発明の新規なβ屈曲ペプチドは、TGF-βsの少なくとも1つの生物学的 活性を模擬している生物学的活性、例えば、Mv−1−Luミンク肺上皮細胞に おけるDNA合成の阻止、NRK-49F線維芽細胞による成長及びコロニー形成 の促進、I型コラーゲンの増大した発現の誘導、及び/又はTGF-β発現の誘 導を有している。図面の簡単な説明 図1は、サイトモジュリンによるMv−1−Luミンク肺上皮細胞のDNA合 成の阻止をグラフで示しており; 図2は、NRK-49F正常ラット腎臓線維芽細胞を有する軟寒天中、全5日間 の顕徽鏡写真(倍率500倍)であり、パネル(A)はコントロールであり、パネ ル(B)は100nMサイトモジュリンであり、パネル(C)は100nMサイトモジ ュリン+EGF及びPDGFであり; 図3は、サイトモジュリンによるHOS細胞における遺伝子発現の調節をグラ フで示しており、パネル(A)、(B)及び(D)は発現の増加を示す一方、パ ネル(C)は濃度に依存して調節された活性を示しているが、これはまさに細胞 内のTGF-βの特徴である; 図4は、パネル(A)〜(D)を有しており、これらは図3やその各パネル( A)〜(D)にグラフで示したデータに対応するノーザンブロットであり; 図5は、本発明の態様のサイトモジュリンの原子の番号1〜101の原子座標を 示し; 図6はサイトモジュリン類似体、Leu-Ile-Ala-Pro-Glu-Ala(配列番号:3又は "L1")及びLeu-Ile-Ala-Glu-Ala-Lys(配列番号:2又は"L2")によるMV−1− Lu細胞の増殖阻止曲線を示し;かつ 図7は、新生児ヒト皮膚線維芽細胞におけるサイトモジュリン類似体、L1及び L2、並びにTGF-βによるコラーゲンα1(I)の誘導を示す。好ましい態様の説明 TGF-βの小さなペプチド模擬体を調製した。TGF-β活性に決定的に重要 な特徴は、ペプチドが生理的条件下で安定なβ屈曲構造を維持できることである ので、本発明のペプチドは集合的にβ屈曲ペプチドと称される。 本発明のペプチドは次の初期アミノ酸配列、AAi-AAi+1-AAi+2を有す る。ここで、AAiはアラニン、アスパラギン又はロイシンであり、AAi+1はバ リン又はイソロイシンであり、AAi+2はアラニンである。この配列は直後に又 は近位に、カルボニル含有側鎖を有するアミノ酸を有している。カルボニル含有 側鎖を有するアミノ酸残基は必ずしも直後に続く必要はない、即ちAAi+2に隣 接している必要はないので、これはAAi+n(式中、nは3と等しいか又はそれ より大きい整数である)として示される。nが3より大きい場合には、n−3( 「nマイナス3」)個のアミノ酸残基が上記ペプチド配列中のAAi+2とAAi+n の間にあろう。 本発明の1つの態様において、nは3であり、それ故上記カルボニル含有側鎖 を有するアミノ酸残基はAAi+3である。この結果、次の配列AAi-AAi+1-A Ai+2-AAi+3を有するペプチドが得られる。ここで、AAi、AAi+1及びAAi +2 は上記した通りであり、AAi+3はグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミ ン又はアスパラギンである。TGF-β活性を有する元のペプチドであって本発 明の特に好ましい態様であるサイトモジュリン、Ala-Asn-Val-Ala-Glu-Asn-Ala (配列番号:1)はこのクラスのものである。ここで、AAi-AAi+1-AAi+2- AAi+3はサイトモジュリンのN末端の2番目から5番目までの残基、-Asn-Val- Ala-Glu-、に相当する。他の好ましい態様はペプチド、Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Ly s(配列番号:2)及びLeu-Ile-Ala-Glu-Ala-Ala(配列番号:11)である。これ らの例において、AAi-AAi+1-AAi+2-AAi+3は上記ペプチドの最初の4個 の残基、Leu-Ile-Ala-Glu-に相当する。 もう1つの態様では、nは4であり、それ故上記カルボニル含有側鎖を有する アミノ酸残基はAAi+4である。このクラスのペプチドの配列はAAi-AAi+1- AAi+2-AAi+3-AAi+4である。このシリーズでは、AAi、AAi+1及びAAi +2 は上記した通りであり、AAi+3はプロリンか又はグリシンであり、かつAAi +4 はグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアスパラギンである。この クラスの好ましい態様は、Leu-Ile-Ala-Gly-Glu-Gly(配列番号:14)である。 特に好ましい態様はペプチド、Leu-Ile-Ala-Pro-Glu-Ala(配列番号:3)である 。上記の2つの例においては、最初の5個のN末端アミノ酸がAAi-AAi+1-A Ai+2-AAi+3-AAi+4に相当する。 本発明のさらにもう1つの態様では、nは5であり、それ故上記カルボニル含 有側鎖を有するアミノ酸残基はAAi+5である。このクラスのペプチドの配列は 、AAi-AAi+1-AAi+2-AAi+3-AAi+4-AAi+5である。このシリーズでは 、AAi、AAi+1及びAAi+2は上記した通りであり、AAi+3及びAAi+4はグ リシンであり、AAi+5はグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアス パラギンである。このシリーズの特に好ましいメンバーはペプチド、Leu-Ile-Al a-Gly-Gly-Glu(配列番号:13)である。この特別の例においては、配列番号:3 と配列AAi-AAi+1-AAi+2-AAi+3-AAi+4-AAi+5間が一対一で対応して いる。 本発明のペプチドは当該技術分野で良く知られている種々の適切な方法、好ま しくはメリフィールド(Merrifield)によって最初に開発され且つスチュワート (Stewart)等のSolid Phase Peptide Synthesis(1984年)に記載されている手 動又は自動固相合成で合成することができる。化学的合成はC末端から始まる予 め定められた配列内にアミノ酸を結合させる。基本的な固相法にはC末端保護α -アミノ酸を適当な不溶性樹脂支持体とカップリングさせることが必要である。 合成するためのアミノ酸は、先行する残基(又は樹脂支持体)と適切なペプチド 結合を確実に形成させるために、α-アミノ基を保護しなければならない。カル ボニル末端での縮合反応の完了後、α-アミノ保護基を除去してその次の残基を 加える。α-保護基の幾つかのクラスは記載されており(スチュワート等、Solid Phase Peptide Synthesis(1984年)参照)、酸に不安定な、ウレタンに基づく 第三級ブチロキシカルボニル(Boc)が歴史的に好ましい。塩基に不安定な9-フル オレニルメチロキシカルボニル(FMOC)を含む他の保護基や関連する化学的 方策を使用することができる。更に、反応性のアミノ酸側鎖官能基も合成が完了 するまでブロックしなければならない。複雑な一連の官能ブロック基は、これら の使用に対する方策や制限と共に、ボダンスキィ(Bodansky)のPeptide Synthe sis(1976年)及びスチュワート等のSolid Phase Peptide Synthesis(1984年) 中で総説されている。 固相合成は上記したC末端のα-保護アミノ酸残基のカップリングによって開 始される。カップリングには、1-ヒドロキシベンゾ-トリアゾール(HOBT) 、 ジイソプロピルカルボジイミド(DIIPC)又はエチルジメチルアミノプロピ ルカルボジイミド(EDC)と共にか又はこれら無しにジシクロヘキシカルボジ イミド(DCC)のような活性化剤が必要である。C末端残基のカップリング後 、α-アミノ保護基は、酸に不安定な第三級ブチロキシカルボニル(Boc)基の場合 には、ジクロロメタン中トリフルオロ酢酸(25%以上)で除去する。ジクロロメ タン中トリエチルアミン(10%)による中和段階で遊離アミン(塩に対する)が 回収される。C末端残基を樹脂に付加した後、保護されたペプチド鎖を延長する ために、脱保護、中和及びカップリングのサイクルを、中間に洗浄段階を入れて 繰り返す。保護された各アミノ酸は、適切な溶媒中等モル量のカップリング試薬 と共に、過剰に(3〜5倍)導入する。最後に、完全にブロックされたペプチド を樹脂支持体上に組み立てた後、試薬を適用して樹脂からペプチドを開裂させ、 側鎖ブロック基を除去する。無水フッ化水素(HF)は酸に不安定な第三級ブチ ロキシカルボル(Boc)化学基を開裂する。ジメチルスルフィドやアニソールのよ うな幾つかの親核スカベンジャーを加えて、特に側鎖官能基の副反応を回避する 。 β屈曲ペプチド配列のアミノ酸を僅かに修飾しても、安定なβ屈曲構造を形成 するペプチドの能力に影響を与えないと考えられている。これらの修飾には、N 及びC末端残基の両方にブロック基を付加するような、酵素分解に対して抵抗性 を付与する技術が含まれる。腎臓系による分解及び早期クリアランス(prematur e clearance)を防止するもう1つの方法は、ペプチド配列内に非天然アミノ酸 置換基を使用することである。例えば、N-メチル-アラニンがアラニンの代わリ にしばしば使用され、α-アミノイソ酪酸及びα-アミノ酪酸が嵩高な疎水性アミ ノ酸の代わりに使用される。尚もう1つの技術はペプチド配列中のL-アミノ酸 残基をD-アミノ酸対応物で置換することである。例えば、アラニンをD-アラニ ンで置換することができる。 新規なβ屈曲ペプチドは、生存を高めるか又は神経及び筋細胞の成長を誘導す る作用剤としての用途が見出されていると考えられる。β屈曲ペプチドは、勿論 、神経細胞のインビトロ培養に使用される培養培地の新規成分として有用である 。本発明のペプチドはまた、多数の分野で天然サイトカインの代替品としての有 用性も有している。多数の分野には、外科での創傷治癒及び再生を促進する作用 剤 として;整形外科での骨修復及び移植片取り込みの促進において;歯科医学での骨 欠損の修復及び移植片取り込みにおいて;癌化学療法及び放射線治療での細胞周 期に特異的な方法に対して正常な幹細胞を保護する細胞分裂抑制剤として;リウ マチ様関節炎の治療において;眼科学での斑性損傷の修復用に;眼科学でのブドウ 膜炎の治療用に;内臓動脈閉塞再潅流損傷用の保護剤として;並びに増殖因子の生 物学における研究用試薬として、が含まれる。 本発明の治療用組成物には、必要な有効投与量や使用される投与様式に左右さ れる濃度の新規なβ屈曲ペプチドが含まれよう。少なくとも1つのβ屈曲ペプチ ドを含む組成物の種々の治療的な適用は容易に想起されるであろう。1つの適用 は、創傷治癒を促進するために切開又は暴露組織に対する局所施用である。処置 できる創傷又は他の外傷のタイプには;第1度、第2度及び第3度の火傷(特に 第2度及び第3度);美容外科を含む表皮及び内部外科切開;裂傷、切り傷及び穿 通を含む創傷;並びに褥瘡(床擦れ)、糖尿病、歯科、血友病者及び静脈瘤を含 む表皮潰瘍、が含まれる(が、これらに限定されない)。 全身投与、局所施用、静脈内投与、皮下投与、腹腔内注射、骨膜下注射、気管 内投与、ポリマー若しくはポンプからの放出、移植片、又はリポソームからの放 出のような多様な方法で使用することができる。適切な移植片(埋め込みデバイ スを使用する場合)には、例えば、ゲル泡状物、ワックス又は微粒子に基づく移 植片が含まれる。使用する投与量は、有効成分の有効な循環血漿濃度を達成する のに十分でなければならない。有効投与量は、インビトロ又は動物モデル試験系 から誘導される投与量−応答曲線から外挿することができる。 本発明のペプチドはまた、骨の成長を誘導するためにも有用である。それ故、 医薬上許容可能な担体又は賦形剤に、骨形成に有効な量の少なくとも1つのβ屈 曲ペプチドを、その部位の骨の沈着及び成熟を誘導するために投与することがで きる。更に、このペプチド(単数又は複数)は、米国特許第5,158,934号(1992 年10月27日発行)、米国特許第5,208,219号(1993年5月4日発行)に記載され ているような方法や米国特許第5,178,845号(1993年1月12日発行)に記載され ているような組成物によって、骨生成又は修復適用のためのヒドロキシアパタイ トのような生物材料と混合するか又はこのような生物材料によって保持さ れていることができる(上記特許は全て本明細書に参照として含まれる)。 このような骨修復組成物は典型的には、例えばシントグラフト(Syntograft) 、トリカルシウムホスフェート(Tricalcium Phosphate)又はペリオグラス(Pe riogras)の名称で市販入手可能なヒドロキシアパタイトのような種々のリン酸 カルシウムミネラル成分物質を含んでいる。ヒドロキシアパタイト(又はリン酸 トリカルシウム)は市販で購入するというよりはむしろ、テルミン(Termine) 等、Arch.Biochem.Biophys.、140、TP307〜325(1970年)によって開示されて いるような既知の方法で製造することができる。このような物質は、典型的には 約100〜2000μの範囲の好ましい粒径を有する粉末として供給することができる 。 少なくとも1つのβ屈曲ペプチドを含む組成物のもう1つの治療的な適用では マトリックス形成材料と一緒に使用される。好ましくは、これらの製剤は、骨及 び軟骨発生用の構造を提供し得るマトリックスを含んでいる。使用できるマトリ ックスは生物分解性又は生物非分解性であることができ、そして化学的に又は生 物学的に特定することができる。 1つの例として、上記マトリックスは、細胞培養用容器として知られており且 つ現在使用されているような、不活性で、固形で且つ非多孔性であることができ る。本発明のマトリックスが採り得るもう1つの形態は、可溶性ポリマーの形態 である。本発明の実施に適する他のマトリックスには種々のポリマーやヒドロゲ ルが含まれる。このような複合体は軟組織の修復、喪失組織の迅速な、置換並び に再構築及び形成外科用の鋳型構築に有用である。 かくして、本発明の複合体は、ポリマー材料の格子で保持されているか又はこ のような格子上に埋め込まれたペプチドを有する種々の種類の再吸収性ポリマー を使用して製造することができる。勿論、再吸収特性で限定されるポリマー支持 体、例えば2、3の例としては、ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリメチル メタクリレート及びN-ビニルピロリドンメチルメタクリレートも実施可能であ る。次いで、これら複合体を組織欠損部に埋め込むことができる。 既知であり且つ適切な再吸収性ヒドロゲルのなかにはポリラクテート(polyla ctacte)とポリグリコレートの組合せがある。本発明の化合物はポリマー自体の 合成中に上記の材料と共有結合させることができるか、又はポリマーを加水分解 し、その結果ポリマーを照射するか若しくは化学的に活性化して遊離基を生成さ せることによって結合部位を利用できるようにすることができる。次に、ペプチ ドをポリマー支持体上にグラフト化するか又は固定化する慣用の技術を使用して 本発明の複合体を調製することができる。このようにして調製した再吸収性ヒド ロゲル又はポリマーは軟組織の再構築に特に有用である。硬組織の再構築又は修 復(例えば、骨修復)には、このような水溶性又は再吸収性ポリマー種を、例え ばバイオガラス(bioglass)、酸化アルミニウム、アルミン酸カルシウム、リン 酸トリカルシウム及びヒドトキシアパタイトのようなバイオセラミックスと組み 合わせることが望ましい。 β屈曲ペプチドを生理学上許容可能な担体、即ち使用される投与量及び濃度で 受容者に毒素でない担体、と混合して投与用に調製するとき、これには通常、本 発明のペプチド(単数又は複数)を緩衝液、アスコルビン酸のような抗酸化剤、 低分子量(約10個未満の残基)のポリペプチド、タンパク質、アミノ酸、グルコ ース又はデキストリンを含む炭水化物、EDTAのようなキレート化剤及び他の 賦形剤と組み合わせることが包含されよう。治療投与で使用される本発明のペプ チドは無菌でなければならない。これは、滅菌ろ過(0.22ミクロン)膜でろ過す ることによって容易に達成される。 上記の新規なβ屈曲ペプチドは任意の薬理学上許容可能な担体中で投与するこ とができ、所望の投与様式に依存して、液体担体と一緒にリポソーム、マイクロ カプセル、ポリマー若しくはワックスに基づく製剤及び放出制御製剤に処方する か又は錠剤、ピル若しくはカプセル形態に処方することができる。 上記ペプチドは、有機酸及び無機酸と医薬上許容可能な塩を形成し、塩の形態 で投与することができるか、又はこの新規なβ屈曲ペプチドをアミド化すること ができる。医薬上許容可能な塩を形成するのに適する酸の例は、塩酸、硫酸、リ ン酸、酢酸、安息香酸、クエン酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸 、コハク酸、酒石酸、乳酸、グルコン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ベンゼ ンスルフォン酸、メタン-及びエタン-スルフォン酸、ヒドロキシメタン-及びヒ ドロキシエタン-スルフォン酸である。 塩はまた、医薬上許容可能な適当な有機塩基付加塩を使用して形成することも できる。これらの有機塩基は1つのクラスを形成し、その限界は当該技術分野の 熟練者に容易に理解される。単なる説明だけの目的では、上記のクラスには、モ ノ-、ジ-及びトリ-アルキルアミン、例えばメチルアミン、ジメチルアミン及び トリエチルアミン;モノ-、ジ-又はトリ-ヒドロキシアルキルアミン、例えばモノ -、ジ-及びトリ-エタノールアミン;アルギニンやリジンのようなアミノ酸;グア ニジン;N-メチル-グルコサミン;N-メチル-グルカミン;L-グルタミン;N-メチ ルピペラジン;モルホリン;エチレンジアミン;N-ベンジルフェネチルアミン;ト リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン等が含まれると言うことができる。(例 えば、"Pharmaceutical Salts"、J.Pharm.Sci.、66(1)、1〜19(1977年)参照 )。 骨細胞の成長を促進させるためのような、少なくとも1つのβ屈曲ペプチドを 含む治療用製剤は、所望の純度を有する上記の新規なペプチドのうちの少なくと も1つを生理学上許容可能な任意の担体、賦形剤又は安定化剤と混合することに よって凍結乾燥ケーキ又は水溶液の形態で貯蔵用に調製することができる。許容 可能な担体、賦形剤又は安定化剤は、投与時に使用される投与量及び濃度で受容 者にとって非毒性であり、そしてリン酸緩衝液、クエン酸緩衝液及び他の有機酸 緩衝液のような緩衝液;アスコルビン酸を含む抗酸化剤;低分子量(約10個未満の 残基)のポリペプチド;タンパク質、例えば血清アルブミン、ゼラチン又は免疫 グロブリンを含む。 他の成分にはグリシン、グルタミン、アスパラギン、アルギニン又はリジン; 単糖類、二糖類及びグルコース、マンノース又はデキストリンを含む他の炭水化 物;EDTAのようなキレート化剤;マンニトール又はソルビトールのような糖ア ルコール;ナトリウムのような塩形成対イオン;及び/又はトゥイーン(TWEEN) 、プルロニックス(PLURONICS)又はPEGのような非イオン界面活性剤を含め ることができる。望ましくはサイトモジュリンの治療用製剤に含められる更に別 の有用な成分は、例えば、上皮増殖因子(EGF)や血小板由来増殖因子(PD GF)のような1つ又はそれより多い他の増殖因子である。 創傷治癒のような局所施用用の新規なβ屈曲ペプチドの初期投与量は、約50〜 500ng/mlの濃度で治療部位に送達され、その後臨床的経験に沿って調節され るであろう。本発明の組成物は細胞再生をもたらして持続するので、これら組成 物の継続的な適用又は定期的な再適用が指示される。臨床医には臨床経験に従っ て投与量を修正することが期待されよう。 組成物は、無菌潅注液の形態で、好ましくは生理的食塩水と組み合わせて、又 は軟膏若しくは懸濁液の形態で、好ましくは上記したような他の増殖因子と、さ らにそれに加えてコラーゲン、コラーゲン類似体、又は例えば発明者バトナガー (Bhatnagar)の米国特許第5,354,736号(1994年10月11日発行)(これは本明細 書に参照として含まれる)に記載されているようなコラーゲン模擬体と組み合わ せて、使用することができる。これらの組成物はまた、好ましくは液体又は半液 体の形態で経皮パッチ、プラスター及び包帯に含浸させることもできる。銀スル ファジアジンのような抗菌剤(Automicrobial)が上記物品又は組成物中に含め られよう。 β屈曲ペプチドはまた、創傷や類似の外傷を治療するために全身に投与するこ ともできる。全身投与は、癌患者で新生物の細胞成長を刺激するような望ましく ない副作用が全くないか又は限定されている場合には、有用である。全身投与用 の組成物は、好ましくは無菌で等張な非経口注射剤又は注入剤として処方される 。 上記したように、β屈曲ペプチドだけを有しているか又は他の増殖因子、コラ ーゲン、上記した生理学上許容可能な担体、賦形剤又は安定化剤と組み合わせた 本発明の組成物は、生物学的に適合可能なマトリックスで保持する(又は該マト リックスと混合する)ことができる。本発明のマトリックスは多孔性であり且つ ビーズ、微粒子又は繊維性の形態であることができる。例えば、アパタイトベー スのセラミックスのようなリン酸カルシウム材料が、多孔性組織移植片又は組織 を結合させるのに十分な微小孔を有するプロテーゼ材料の製造用に提案されてい る。かくして、本発明の組成物が治療的に適用されるのは、マトリックス形成物 質が生物分解性であり、例えば軟骨修復に使用できる場合である。 軟骨の欠損を充填するか又はそうでない場合、被覆するのに有用なマトリック ス材料には、例えば、フィブリノゲン(トロンビンで活性化されて欠損部又は病 変でフィブリンを形成する)、コラーゲン、ゼラチン又は修復細胞のマトリック ス内での定着及び増殖を可能にする程十分大きな孔を有するマトリックスを形成 し且つ修復過程中に分解されて軟骨で置換され得る任意の他の生物分解性材料が 含まれる。 本発明の組成物及び方法において有用なマトリックスは予め形成するか、又は 例えばフィブリノゲンのような化合物や組成物を重合化してフィブリンマトリッ クスを形成させることによってその場で(in situ)形成することができる。予 め形成することができるマトリックスにはコラーゲン、コラーゲン類似体又はコ ラーゲン模擬体(例えば、コラーゲンスポンジ及び羊毛状コラーゲン)、化学修 飾されたコラーゲン、ゼラチンビーズ若しくはスポンジ、ゲル形成物質、組織若 しくは骨欠損部を充填しかつ修復細胞がマトリックスに定着するのを可能にする 生物分解性マトリックス材料で構成される任意の他のゲル形成若しくは複合物質 、或いは上記の混合物を含めることができる。 本発明のペプチドの生物学的活性を、ここで、以下の実施例によって更に説明 する。これらの実施例は説明のためであって限定を意図したものではない。 実施例1 Mv−1−Luミンク肺上皮細胞のDNA合成の阻止 TGF-β及びサイトモジュリンの効果を、酸不溶性DNA全体への[1H]チ ミジン取り込み率及び細胞数を測定して評価した。一般的には、サンパス(Samp ath)等、Journal of Biological Chemistry、267、20352〜20362頁(1992年) を参照のこと。DNA合成率は種々の濃度(10-9M〜10-6M)のTGF-β又は サイトモジュリン(これはMerrifield法で合成した)で24時間処理した後、培養 終了6時間前に[メチル-3H]チミジン(2μCi/ml、80Ci/mmol)を添加し て、三重複培養物で測定した。培地を吸引して取り込みを終了させ、リン酸緩衝 食塩液で3回洗浄した後、トリクロロ酢酸(10%)で沈殿させた放射性DNAを 1.0%(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム、0.1M NaOHで抽出し、液体シンチ レーション計数で定量した。細胞数測定では、1×105個の細胞を10%FBS含 有MEM中でフラスコに播き、24時間後、成長培地を種々の濃度(conceptions) のTGF-β及びサイトモジュリンを含む無血清培地で置換した。三重複培養物 を7日の期間中24時間毎に採集し、細胞数を、固定量血球計中でトリプシン消 化によって放出された細胞を計数して測定した。 サイトモジュリンの成長阻止曲線は同じ濃度範囲のTGF-βで観察されたも のと類似していた。 実施例2 軟寒天中でのNRK-49F線維芽細胞による成長及びコロニー形成 TGF-β活性、即ち正常な線維芽細胞の足場非依存性成長を促進する能力に 関するオリジナルアッセイは依然としてTGF-β活性の品質証明の1つである 。NRK-49F線維芽細胞を、10%ウシ胎児血清を補充したDEM中37℃で成長 させた。これらの実験は、培養培地、10ng/mg上皮増殖因子(EGF)及び10ng/ ml血小板由来増殖因子(PDGF)を使用して実施したが、これら因子の不存在 下ではコロニー形成を誘導しない(例えば、Massagu、J.Biol.Chem.、259、97 56〜9761頁(1984年)参照)TGF-βとは異なって、サイトモジュリンはこれ ら2つの増殖因子が無くてもコロニー形成を誘導した。これに100nM TGF-β (陽性コントロール)又は100nMサイトモジュリンを添加した。NRK-49F線 維芽細胞(5×104個の細胞/ml)を0.3%寒天と混合し、35mm培養皿の底部に播 いた。コロニー形成は培養3日目に開始することが観察された。 予想されたように、基本培地だけを含む培養物ではコロニーは形成されなかっ た。更に、予想されたように、TGF-βを有するコロニーはコロニーが生育し た。驚いたことに、サイトモジュリン培養物もTGF-β培養物とほぼ同程度に コロニーを形成した。期間中のコロニーの生育特徴はTGF-βとサイトモジュ リン培養物間で類似していた。 図2を参照すると、線維芽細胞培養5日目に撮影した顕微鏡写真が示されてい る。コロニー形成は実際には培養3日目に開始することが観察された。図2(A )に見られるように、増殖因子が全く存在していない培養では細胞は殆ど生き残 らなかった。図2のパネル(B)及びパネル(C)は、サイトモジュリンの存在 下で小さなコロニー(矢印)が形成されることを示しており、EGF及びPDG Fも含むパネル(C)ははるかにより大きなコロニー(矢印)を誘導した。これ は、TGF-βでは上皮増殖因子(EGF)と血小板由来増殖因子(PDG F)が同時に存在しなければならないことを除いて、TGF-βによるコロニー 形成の誘導と類似している。しかしながら、パネル(B)に見られるように、サ イトモジュリンはそれ自体でコロニー形成を誘導した。 実施例3 RNA単離とノーザン分析 総細胞RNAを、本質的にマニアチス(Maniatis)によって記載された方法を 用いて単離した。サムブルック(Sambrook)等、Molecular Cloning:A Laborato ry Mannual、コールドスプリングハーバーラボラトリープレス(Cold Spring Ha rbor Laboratory Press、第2版(1989年)。0.5%SDS及び0.1酢酸カリウム を使用して細胞を溶解した。この溶解物をフェノールで抽出し、5000rpmで15分 間遠心した。水性相を0.1Mトリス、pH8.0及び0.2M NaCl中2容量のエタ ノールで沈殿させた。このペレットを再懸濁し、260nmでの紫外線吸光度を測定 して定量した。RNAの純度は260nmの紫外線吸光度を280nmの吸光度と比較して 評価した。 RNA(10μg/レーン)を、2.2Mホルムアルデヒド変性の0.7%アガロースゲ ルを通して3〜4v/cmで電気泳動にかけた。RNAは、毛細管移動によってナ イロン膜に移動させた。RNAの無欠性、ゲル負荷及び移動効率はメチレンブル ーで染色された28S及び18Sバンドによって評価した。これらのフィルターを80 ℃で2時間焼いてRNAを固定化した。焼いた後、フィルターは、1mMEDT A、7%ドデシル硫酸ナトリウム及び1%ウシ血清アルブミンを含む0.5M Na PO4緩衝液、pH7.0中、65℃でハイブリッドを形成させた。cDNAプローブ は、クレノウ(Klenow)酵素を使用してランダムプライマー法によってdDIG (蛍光プローブ)で標識化した。65℃で18時間ハイブリッドを形成した後、洗浄 を実施した。 データは、製造者の手順(Boehringer Mannheim Biochemica、DIG DNA 標識キット、カタログ番号1175033)に従ってジゴキシゲニン(digoxigenin)− dVTPを走査して分析した。実施例4 活性に必要な安定なβ屈曲 図5は、サイトモジュリン(原子1〜101)の生物活性構造の原子座標を示す 。それ故、図5で示される構造は、TGF-β活性に必要と思われるβ屈曲を記 載している。理論で限定されないが、構造−活性モデルが正しい場合、サイトモ ジュリンと実質的に同じ構造を有する類似体もTGF-β様活性を示すであろう 。同様に、アロステリック結合メカニズムを利用して、サイトモジュリンに関し て活性が上昇した又は低下した化合物を合成することができる。 実施例5 指標としてサイトモジュリンの三次元構造(図5)を使用して、2つの初期サ イトモジュリン類似体を設計した。この構造の研究から、重要な特徴は、安定な β屈曲に関与する-Val-Ala-配列とそのすぐ後の負に荷電した側鎖であるように 思われた。この点で、有効に機能する構造−活性プロフィールは、 (1) i位に疎水性又は中性アミノ酸; (2) i+1位に分枝疎水性; (3) i+2位に小さな脂肪族、その際i+1位とi+2位は一緒になっ て決定的に重要なβ屈曲構造を形成する;及び (4) i+3がプロリンである場合、すぐ後のi+3か又はi+4のどち らかに負に荷電した側鎖、 であった。 この仮説を試験するために、2つのサイトモジュリン類似体、Leu-Ile-Ala-Gl u-Ala-Lys(配列番号:2即ちL2)及びLeu-Ile-Ala-Pro-Glu-Ala(配列番号:3 即ちL1)を合成し試験した。これらの両ペプチドでは、-Val-Ala-は-Ile-Ala- で置換され、サイトモジュリンの最初の2つのN末端アミノ酸配列はロイシンで 置換されていた。配列番号3では、グルタミン酸がβ屈曲構造後の最初の側鎖で あるので、グルタミン酸はi+3位にある。配列番号4では、プロリンがi+3 位にある。プロリンは「側鎖」を有していないので、グルタミン酸をi+4位に 配置した。 サイトモジュリン類似体、L1及びL2は共に、サイトモジュリンと少なくと も同程度のTGF-β様活性を示した。これらは軟寒天中でNRK-49F細胞の成 長を促進し、MV−1−Lu細胞の増殖を阻止した(図6参照)。これらはヒト 皮膚線維芽細胞でI型コラーゲン及びTGF-βの発現を高め(図7参照)、コ ラーゲナーゼ発現を低下させた。更に、サイトモジュリンと同様に、L1及びL 2もHOS細胞でI型コラーゲン、TGF-β及びアルカリホスファターゼの発 現を高めた。 実施例6 TGF-β様活性の配列要件を更に精査するために、配列番号2及び配列番号 3の類似体を作製した。上記の目的で、次のペプチドを作製した。 Leu-Aib-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:4) Leu-Ile-(Nme-Ala)-Glu-Ala-Lys (配列番号:5) Leu-Abu-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:6) Gly-Gly-Gln-Ile-Ala-Asn-Ile (配列番号:7) Glu-Gly-Ile-Ala-Gly-Lys (配列番号:8) Leu-Ile-Ala-Asp-Ala-Lys (配列番号:9) Leu-Ile-Ala-Asn-Ala-Lys (配列番号:10) Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Ala (配列番号:11) Leu-Ile-Ala-Gln-Ala-Lys (配列番号:12) Leu-Ile-Ala-Gly-Gly-Glu (配列番号:13) Leu-Ile-Ala-Gly-Glu-Gly (配列番号:14) Ala-Asn-Val-Ala-Glu-Lys (配列番号:15) Leu-Ile-Ala-Lys-Gly-Lys (配列番号:16) 標準的でないアミノ酸のうちで、Aibはα-アミノイソ酪酸であり、Nme-AlaはN- メチルアラニンであり、Abuはα-アミノ酪酸である。 配列番号2の些細な改変体である配列番号4〜6は、Mv−1−Lu上皮細胞 の増殖阻止で示されるTGF-β及びサイトモジュリンの生物学的活性を模擬し ており、HOS細胞でコラーゲンIとTGF-βの発現を高めた。配列番号4〜 6のサンプルチミジン取り込みデータを表1に示す。 しかしながら、配列番号7〜8は顕著なTGF-β活性を示さなかった。これ は、有効に機能するモデルを所与のものとすると、予期されないわけではなかっ た。負に荷電した側鎖を有するアミノ酸が配列番号:7には存在していない。グ ルタミン酸が配列番号8には存在しているが、これはβ屈曲のN末端側にあって サイトモジュリン、L1及びL2のようにC末端側にはない。 配列番号9〜16の3H-チミジン取り込み阻止結果を表2に示す。種々の濃度で 示されている数値は、同じ濃度のサイトモジュリン(配列番号1)の阻止率に対 して試験したペプチドの阻止率の比である。サイトモジュリンはMV−1−Lu 細胞の増殖をTGF-βと少なくとも同程度に阻止するので、TGF-βではなく てサイトモジュリンをコントロールとして使用した。 表2に示されるように、配列番号9〜16で表される配列を有するペプチドは全 て、少なくともある量のチミジン取り込みを阻止した。これらの結果から、TG F-β活性を有するペプチドを調製する一般的なモデルは驚くほど良好に機能す るように思われる。 特に1つのペプチドが特に注目に値する。配列番号10、Leu-Ile-Ala-Asn-Ala- Lysは、試験したあらゆる濃度でサイトモジュリンより更に一層MV−1−Lu 上皮細胞の増殖を阻止した。配列番号10は負に荷電した側鎖を含んでいないので 、有効に機能するモデルは明らかに定義し直さなければならなかった。アスパラ ギン及びグルタミンがグルタミン酸に取って替わっている配列番号10及び12の両 者の阻止活性に基づいて、必ずしもカルボン酸基全体(COO−)ではなくて、 カルボニル基(C=O)が決定的に重要な特徴であるように思われる。 カルボニル基の位置要件が探査される興味あるもう1組のペプチドは配列番号 13〜14である。これらペプチドの活性はグリシンの主鎖の異常な柔軟性の結果で あるように思われる。グリシンの主鎖は実質的に全ての許容されるねじれ角度の 実例を示していると思われるので、β屈曲構造の近位に配置されているカルボニ ル含有側鎖は、顕著なエネルギーコストを招くことなく必要な形状を達成できる であろう。配列番号13は配列番号14より柔軟であると思われるので、配列番号13 が配列番号14よりチミジン取り込みを阻止することは驚くべきことではない。 もう1つの注目に値する特徴には配列番号11が含まれている。このペプチドは サイトモジュリンと少なくとも同程度の活性を示すので、L1及びL2のC末端 リジンは明らかに重要でない。その結果、TGF-β活性に必要な構造活性関係 は、 (1) i位に疎水性又は中性アミノ酸; (2) i+1位に分岐疎水性(即ち、Val、Ile); (3) i+2位に小さな脂肪族(即ち、Ala)、その際i+1位とi+2 位は一緒になって決定的に重要なβ屈曲構造を形成する;及び (4) そのすぐ後のカルボニル含有側鎖、 であるように思われる。 好ましい特定の態様に関連して本発明を上述したが、上記説明及び実施例は説 明するためであって本発明の範囲を制限することを意図したものではない。本発 明の範囲は、添付の請求の範囲で特定されると理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/00 A61K 37/24 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 キアン、ジン、ジン アメリカ合衆国 94066 カリフォルニア 州 サン ブルーノ エルストン ドライ ブ 3761

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. N末端を特定する初期配列として配列AAi-AAi+1-AAi+2を有するか又 はN末端としてのアラニンの後に上記配列を有するペプチドであって、該ペ プチドがC末端方向で前記配列に隣接して又は近位にAAi+n(式中、nは 3、4又は5であり、そのため前記ペプチドがAAi+2とAAi+nの間に更に n−3個のアミノ酸残基を含む)を有し、かつ前記配列において、 AAiがアラニン、アスパラギン又はロイシンであり、 AAi+1がバリンもしくはイソロイシン、α-アミノイソ酪酸、又は α-アミノ酪酸であり、 AAi+2がアラニン又はN-メチルアラニンであり、かつ AAi+nがグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアスパラ ギンであり、これによって前記ペプチドは、TGF-βが安定なβ屈曲を有 し且つTGF-βの少なくとも1つの生物学的活性を誘発する生理的条件下 で安定なβ屈曲構造を形成する、上記ペプチド。 2. nが3であり、前記ペプチド配列がAAi+4-AAi+5(式中、AAi+4及びA Ai+5はアラニンである)をさらに有する請求項1記載のペプチド。 3. nが4であり、AAi+2とAAi+nとの間のアミノ酸残基がプロリン又はグリ シンである請求項1記載のペプチド。 4. nが5であり、AAi+2とAAi+nとの間の2個のアミノ酸残基がグリシンで ある請求項1記載のペプチド。 5. Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Lys(配列番号:2)、 Leu-Ile-Ala-Pro-Glu-Ala(配列番号:3)、 Leu-Aib-Ala-Glu-Ala-Lys(配列番号:4)、 Leu−Ile-(N-メチル-Ala)-Glu-Ala-Lys (配列番号:5)、 Leu-Abu-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:6)、 Leu-Ile-Ala-Asp-Ala-Lys (配列番号:9)、 Leu-Ile-Ala-Asn-Ala-Lys (配列番号:10)、 Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Ala (配列番号:11)、 Leu-Ile-Ala-Gln-Ala-Lys (配列番号:12)、 Leu-Ile-Ala-Gly-Gly-Glu (配列番号:13)、 Leu-Ile-Ala-Gly-Glu-Gly (配列番号:14)及び Ala-Asn-Val-Ala-Glu-Lys (配列番号:15)からなる群から選択される生物 学的に活性なペプチド。 6. 生物適合性マトリック;及びN末端を特定する初期配列として配列AAi-A Ai+1-AAi+2を有するか又はN末端としてのアラニンの後に前記配列を有 するペプチド;を含有する組織修復に有用な組成物であって、前記ペプチド がC末端方向で前記配列に隣接して又は近位にAAi+n(式中、nは3、4 又は5であり、そのため前記ペプチドがAAi+2とAAi+nの間に更にn−3 個のアミノ酸残基を含む)をさらに有し、前記配列において、 AAiがアラニン、アスパラギン又はロイシンであり、 AAi+1がバリン、イソロイシン、α-アミノイソ酪酸又はα-アミノ 酪酸であり、かつ AAi+2がアラニンであり、AAi+nがグルタミン酸、アスパラギン酸 、グルタミン又はアスパラギンであり、これによって前記ペプチドは、TG F-βが安定なβ屈曲を有する生理的条件下で安定なβ屈曲構造を形成し、 前記ペプチドが細胞成長を促進するのに有効な量でマトリックスと混合され るか又はマトリックスに保持され、かつ該マトリックスが任意にAla-Asn-Va l-Ala-Glu-Asn-Ala(配列番号1)を含む、上記組成物。 7. nが3であり、前記ペプチド配列がAAi+4-AAi+5(式中、AAi+4及びA Ai+5はアラニンである)をさらに有する請求項6記載の組成物。 8. nが4であり、AAi+2とAAi+nとの間のアミノ酸残基がプロリン又はグリ シンである請求項6記載の組成物。 9. nが5であり、AAi+2とAAi+nとの間の2個のアミノ酸残基がグリシンで ある請求項6記載の組成物。 10.前記生物適合性マトリックスが生物分解性である請求項6記載の組成物。 11.前記マトリックスが再吸収性ポリマーを含む請求項10記載の組成物。 12.前記生物適合性マトリックスが生物非分解性である請求項6記載の組成物。 13.前記マトリックスが多孔性である請求項12記載の組成物。 14.生物適合性マトリックス;及び Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:2)、 Leu-Ile-Ala-Pro-Glu-Ala (配列番号:3)、 Leu-Aib-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:4)、 Leu-Ile-(N-メチル-Ala)-Glu-Ala-Lys (配列番号:5)、 Leu-Abu-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:6)、 Leu-Ile-Ala-Asp-Ala-Lys (配列番号:9)、 Leu-Ile-Ala-Asn-Ala-Lys (配列番号:10)、 Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Ala (配列番号:11)、 Leu-Ile-Ala-Gln-Ala-Lys (配列番号:12)、 Leu-Ile-Ala-Gly-Gly-Glu (配列番号:13)、 Leu-Ile-Ala-Gly-Glu-Gly (配列番号:14)及び Ala-Asn-Val-Ala-Glu-Lys (配列番号:15)からなる群から選択される生物学 的に活性なペプチド;を含有する組織修復に有用な組成物であって、前記生学 物的に活性なペプチドが細胞増殖を促進するのに有効な量でマトリックスと混 合されるか又はマトリックスに保持されている、上記組成物。 15.前記生物適合性マトリックスが生物分解性である請求項14記載の組成物。 16.前記マトリックスが再吸収性ポリマーを含む請求項15記載の組成物。 17.前記生物適合性マトリックスが生物非分解性である請求項14記載の組成物。 18.前記マトリックスが多孔性である請求項17記載の組成物。 19.生理学的に許容可能な担体;及びN末端を特定する初期配列として配列AA i-AAi+1-AAi+2を有するか又はN末端としてのアラニンの後に前記配列 を有するペプチド;を含有する医薬製剤であって、前記ペプチドがC末端方 向で前記配列に隣接して又は近位にAAi+n(式中、nは3、4又は5であ り、そのため前記ペプチドがAAi+2とAAi+nとの間に更にn−3個のアミ ノ酸残基を含む)を有し、前記配列において、 AAiがアラニン、アスパラギン又はロイシンであり、 AAi+1がバリン、イソロイシン、α-アミノイソ酪酸又はα-アミノ 酪酸であり、 AAi+2がアラニン又はN-メチルアラニンであり、かつ AAi+nがグルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン又はアスパラ ギンであり、これによって前記ペプチドは、TGF-βが安定なβ屈曲を有 し且つTGF-βの少なくとも1つの生物学的活性を誘発する生理的条件下 で安定なβ屈曲構造を形成する、上記製剤。 20.nが3であり、前記ペプチド配列がAAi+4-AAi+5(式中、AAi+4及びA Ai+5はアラニンである)をさらに有する請求項19記載の製剤。 21.nが4であり、AAi+2とAAi+nとの間のアミノ酸残基がプロリン又はグリ シンである請求項19記載の製剤。 22.nが5であり、AAi+2とAAi+nとの間の2個のアミノ酸残基がグリシンで ある請求項19記載の製剤。 23.前記ペプチドが塩の形態である請求項19記載の製剤。 24.生理学上許容可能な担体;及び Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:2)、 Leu-Ile-Ala-Pro-Glu-Ala (配列番号:3)、 Leu-Aib-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:4)、 Leu-Ile-(N-メチル-Ala)-Glu-Ala-Lys (配列番号:5)、 Leu-Abu-Ala-Glu-Ala-Lys (配列番号:6)、 Leu-Ile-Ala-Asp-Ala-Lys (配列番号:9)、 Leu-Ile-Ala-Asn-Ala-Lys (配列番号:10)、 Leu-Ile-Ala-Glu-Ala-Ala (配列番号:11)、 Leu-Ile-Ala-Gln-Ala-Lys (配列番号:12)、 Leu-Ile-Ala-Gly-Gly-Glu (配列番号:13)、 Leu-Ile-Ala-Gly-Glu-Gly (配列番号:14)及び Ala-Asn-Val-Ala-Glu-Lys (配列番号:15)からなる群から選択されるペプ チド;を含有する医薬製剤。 25.前記ペプチドが塩の形態である請求項24記載の製剤。
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