JP2001503456A - 光学的に変化し得る性質を持つ着色したコレステリック液晶ポリマー - Google Patents

光学的に変化し得る性質を持つ着色したコレステリック液晶ポリマー

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Abstract

(57)【要約】 本発明の対象は、1種類以上のコレステリック液晶ポリマーおよび視認可能な波長範囲の光を吸収する少なくとも1種類の着色剤より成る着色剤組成物に関する。有機−および無機顔料または−染料を着色剤として使用できる。上記着色剤組成物を含む塗料は、吸収顔料だけではまたはcLCPエフェクト塗料と一緒では達成できない視角に依存するカラーエフェクトに特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】 光学的に変化し得る性質を持つ着色したコレステリック液晶ポリマー 本発明は、着色されたコレステリック液晶ポリマー(cLCPs)、その製造 方法並びにその用途に関する。 コレステリック主鎖型ポリマーは公知であり、そしてこれらは追加的にキラル なコモノマーを使用することによって(米国特許第4,412,059号明細書 ;ヨーロッパ特出願公開(A)第196,785号明細書、同第608,991 号明細書、同第391,368号明細書)またはネマチック主鎖型ポリマー(L CP)を追加的なキラルなコモノマーと反応させることによって(ヨーロッパ特 許第283,273号明細書)、ネマチック主鎖型ポリマーと同様に製造するこ とができる。コレステリック主鎖型ポリマーは、螺旋のスーパー構造に特徴があ る。これは、このネマチック液晶ポリマーの場合に一般的である機械的性質の異 方性を最早有していないという一つの帰結をもたらす。キラルなモノマーの含有 量次第でこの物質は螺旋のスーパー構造のところでの選択的反射に起因する卓越 したカラーエフェクト(color effects)を発揮する。正確な反射色は視角および 、中でも螺旋のピッチに左右される。あらゆる任意の視角で、例えば試料を垂直 方向から見ると、見える反射色は螺旋のスーパー構造のピッチに相当する波長を 有する色である。このことは、螺旋のピッチが小さければ小さい程、反射光の波 長が短いことを意味している。生じる螺旋ピッチは実質的にキラルなコモノマー の割合、重合度およびキラルなコモノマーの構造に依存している。更に多くの系 においてコレステリック相のピッチは温度に依存している。 コレステリック液晶の色は選択的反射に起因している。これは、色が光の吸収 に依存する慣用の顔料(吸収顔料)の着色と特質において基本的に相違している 。 コレステリック液晶の薄い層の場合に優れたカラーエフェクトを得るためには 、一般に吸収性の、特に黒色の基体が必要とされる。さもないとコレステリック 液晶の隠蔽力が不十分であるために基体の光の非選択部分が反射され、このこが 感知する色を弱めるからである。更に、黒色の基体の代わりに他の色に着色した 基体を使用することも公知である(H.J.Eberle,"Liquid Crystals",1989,第5 巻、No.3、第907-916行)。しかしながら基体を着色塗装することは欠点を伴う 。第一に迫加的な経費の原因となる追加的な加工段階があり、第二にカラーエフ ェクトが塗布される液晶層の厚さに依存していることである。何故ならばこの厚 さは吸収顔料と液晶顔料との比を決めるからである。更にこの様に造られた塗膜 は必要な補修が簡単にできない。 本発明の課題は、従来技術の欠点を回避し、そして色が視角に依存しており、 着色濃度が不均一でなくそして高い温度安定性および耐薬品性(不溶性)を示す 物質を提供することである。 本発明者は驚くべきことに従来技術の欠点が着色剤で着色されているコレステ リック液晶ポリマーによって回避されそして簡単な方法で新規の材料が提供され ることを見出した。 本発明の対象は、実質的に1種類以上のコレステリック液晶ポリマーおよび視 認可能な波長範囲の光を吸収する少なくとも1種類の着色剤より成る着色性組成 物である。 視認可能な波長範囲の光を吸収する着色剤とは、少なくとも1つの350〜7 50nmの吸収極大を示すものを意味する。本発明において着色剤とは染料並び に顔料を意味する。 上述の着色剤で着色したコレステリック液晶ポリマーは未配向の状態では、着 色剤の色を示す。この試料がコレステリック相に配向した場合には、選択的反射 の明るい色特性を認めることができる。驚くべきことにこの性質は、色調が着色 剤の吸収によって調整される点でコレステリックポリマーのそれと相違している 。このことは、赤色の着色剤を含有するポリマーをコレステリック相において例 えば黄金色の代わりに帯赤色の黄金色を示すことを意味する。コレステリック反 射色の視角依存性は吸収色での調整によって新たな外観を持たせる。上述の帯赤 色の黄金色を有するコレステリック液晶ポリマーは斜角で見た時に帯赤色の緑色 を示す。 本発明の基礎であるコレステリックポリマーは、コレステリック液晶主鎖型ポ リマー、コレステリック液晶側鎖基型ポリマーおよびコレステリック液主鎖型− /−側鎖基型ポリマーの組合せがある。 本発明のコレステリック液晶側鎖基型ポリマーは例えば側鎖基にメソゲンを有 するポリシロキサン、環状シロキサン、ポリアクリレートまたはポリメタクリレ ートである。側鎖基中のメソゲンはコレステリンで置換されたフェニルベンゾエ ートまたはビフェノールである。 主鎖型ポリマーは芳香族−および/または脂環式ヒドロキシカルボン酸、芳香 族アミノカルボン酸、芳香族−および/または脂環式ジカルボン酸および芳香族 −および/または脂環式ジオールおよび/または−ジアミンおよび一種類以上の キラルな二官能性コモノマーを含有する液晶性のポリエステル、ポリアミド、ポ リカルボナート、ポリエステルアミドが有利である。 コレステリック液晶主鎖型ポリマーは一般にキラルな成分並びにヒドロキシカ ルボン酸および/またはジカルボン酸とジオールとの組合せから製造される。一 般にこのポリマーは実質的に芳香族成分で構成されている。しかしながら脂肪族 −および脂環式成分、例えばシクロヘキサンジカルボン酸を使用することも可能 である。 本発明の目的にとって、 a)0〜99.8モル%の、芳香族ヒドロキシカルボン酸、脂環式ヒドロキシ カルボン酸および芳香族アミノカルボン酸より成る群から選択される1種類 以上の化合物; b)0〜50モル%の、芳香族ジカルボン酸および脂環式ジカルボン酸より成 る群から選択される1種類以上の化合物; c)0〜50モル%の、芳香族−および脂環式ジオールおよび−ジアミンより 成る群から選択される1種類以上の化合物; d)0.1〜40モル%、好ましくは1〜25モル%のキラルな二官能性コモ ノマー より成るコレステリック液晶主鎖型ポリマーが有利であり、その際にモル%の合 計は100モル%である。 上記の百分率に関しては、重縮合のための官能基の化学量論が守られるべきで ある(この化学量論は当業者に熟知されている)。更にポリマーは一つだけの官 能基を有する成分または二つより多い官能基を有する成分、例えばジヒドロキシ 安息香酸、トリヒドロキシベンゼン類またはトリメリット酸を有していてもよい 。この様にポリマーの分子量は影響を受け得る。二つより多い官能基を有する成 分はポリマー中で分岐部位として作用しそして、縮合反応の間の物質の架橋を避 けるべき場合には僅かな濃度で、例えば0〜5モル%の濃度でしか添加すべきで ない。 個々のモノマー群の中の以下の構造で構成されるコレステリック主鎖型ポリマ ーが特に有利である: a)芳香族ヒドロキシカルボン酸、アミノカルボン酸類; ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフタレンカルボン酸、ヒドロキシビフェニ ルカルボン酸、アミノ安息香酸、ヒドロキシ桂皮酸; b)芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸; テレフタル酸、イソフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、ナフタレンジカルボ ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ピリジンジカルボン酸、ジフェニルエー テルジカルボン酸、カルボキシ桂皮酸および c)芳香族ジオール、アミノフェノール、ジアミン; ハイドロキノン類、ジヒドロキシビフェニール類、テトラメチルジヒドロキシ ビフェニル類、ナフタレンジオール類、ジヒドロキシジフェニルスルホン類、 ジヒドロキシジフェニルエーテル類、ジヒドロキシターフェニル類、ジヒドロ キシジフェニルケトン類、フェニレンジアミン類、ジアミノアントラキノン類 、ジヒドロキシアントラキノン類および d)キラルな二官能性モノマー; イソソルビド、イソマンニド、イソイジド、樟脳酸、(D)−または(L)− メチルピペラジン、(D)−または(L)−3−メチルアジピン酸、ブタン− 2,3−ジオールおよび (式中、RおよびR’は互いに無関係にH,炭素原子数1〜6のアルキルまたは フェニル、好ましくはHまたはCH3である。) で表される化合物。 上記のポリマー成分は他の置換基、例えばメチル、メトキシ、シアノまたは水 素原子を含有していてもよい。 本発明において特に有利なのは、p−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ− 6−ナフトエ酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン 酸、ハイドロキノン、レゾルシノールおよび4,4’−ジヒドロキシビフェニル より成る群の内の1種類以上のモノマーを含有するポリマー並びにキラルな樟脳 酸および/またはイソソルビドを成分として含有している。 本発明の着色剤組成物の基礎となる着色剤は無機系または有機系顔料である。 無機系顔料には例えば以下のものがある:二酸化チタン、酸化鉄、酸化金属混合 相顔料、硫化カドミウム、ウルトラマリンブルーまたはクロム酸塩−モリブデン 酸塩顔料。有機顔料としては関連する文献、例えばW.Herbst,K.Hunger,Indust rielle Organische Pigment,VCH Verlag,1987から当業者に知られるあらゆる 顔料,例えばカーボンブラック−、アンタントロン−、アントラキノン−、ジオ キサジン−、フタロシアニン−、キナクリドン−、ジケトピロロピロール−、ペ リレン−、ぺリノン−、アゾメチン−、イソインドリン−またはアゾ顔料を使用 することができる。 本発明の着色剤組成物の基礎となる着色剤は、コレステリック液晶ポリマーに 完全にまたは部分的に溶解する染料であってもよい。かゝる染料はコレステリッ ク液晶ポリマーに一般に容易に混入されそして輝きのある色調を示すので、これ らの染料を使用するのが有利であり得る。本発明に適する染料には例えばキノフ タロン−、ペリノン−、アントラキノン−、アゼオメチン錯塩−、アズラクトン −およびアゾ染料がある。 特別なカラーエフェクトを得るために、本発明の着色剤組成物のための着色剤 として種々の顔料または染料の混合物または染料と顔料との混合物も使用するこ とができる。 コレステリック液晶ポリマーと着色剤との量比は広い範囲で変更することがで き、着色剤の種類およびそれぞれの所望のカラーエフェクトに依存している。一 般に本発明の着色剤組成物は0.01〜60重量%、好ましくは0.1〜10重 量%の着色剤および40〜99.99重量%、好ましくは90〜99.99重量 %のコレステリック液晶ポリマーで組成されている。更に非イオン性、アニオン 性またはカチオン性界面活性剤、合成−および/または天然ワックス、合成−お よび/または天然脂肪酸または脂肪酸エステル、安定剤(例えば紫外線−または 熱安定剤、酸化防止剤)、帯電防止剤および蛍光増白剤より成る群の内の通例の 助剤および添加物を本発明の着色剤組成物中に全量を基準として0〜10重量% 、好ましくは0〜5重量%含有していてもよい。着色剤濃度が約20重量%以上 である場合には、その組成物は一般にマスターバッチであり、以下に記載する通 り本発明の対象である。 本発明の対象は、コレステリック液晶ポリマーの溶融物を着色剤および場合に よっては助剤および添加物と分布が均一になるまで混合することを特徴とする本 発明の着色剤組成物の製造方法である。この混合はこの目的に適するあらゆる混 ー式ニーダー、または例えば一本または二本スクリュー式押出機で押出成形する ことによって実施することができる。 別の実施態様においては着色剤をコレステリック液晶ポリマーの製造の間に、 好ましくは重縮合反応の終わり頃に、特に好ましくは最終ポリマーを取り出す直 前に添加することができる。 着色剤をマスターバッチの状態でコレステリック液晶ポリマーに混入すること も可能である。マスターバッチのためのキャリヤーとしては合成−および天然ワ ックス、ポリマーおよびゴムを使用することができる。しかしマスターバッチの ための特に有利なキャリヤーはコレステリック液晶ポリマー自身である。マスタ ーバッチ顔料または染料または種々の顔料および/または染料の混合物を含有し ていてもよい。マスターバッチには別の助剤および/または添加物を混入しても よい。かゝるマスターバッチの製造は公知のあらゆる方法に従って、例えば着色 nburryニーダーまたはスクリュウー式ニーダー、または例えば二本スクリ ュー式ニーダーで良く混合することによって製造できる。マスターバッチでのコ レステリック液晶ポリマーの着色は両方の物質を混合し、次いで押し出すことに よって行なうことができる。マスターバッチは溶融物としてコレステリック液晶 ポリマーの溶融物中に横方向押出機および/または溶融ポンプによって計量供給 してもよい。これを重縮合反応の後に反応器からコレステリック液晶ポリマーを 流し出す間に行なうのが最も経済的である。 上述の方法に従って製造される着色された液晶ポリマーは一般に着色剤とポリ マーとの物理的混合物として存在している。この製法の場合には一般に比較的に 高い温度で実施されるので、官能性基、例えばカルボキシル基、スルホ基または 水酸基を持つ染料の場合に少なくとも一部がコレステリック液晶ポリマーとの化 学的結合を生じることがあり得る。 コレステリック液晶ポリマーは、上述のポリマーの基礎となるモノマー化合物 そのものまたはそれの反応性誘導体を溶融状態、溶液状態または乳化−または分 散相において縮合することで製造される。 本発明に従って使用されるモノマーは直接的に使用しても、後記の反応条件の もとで反応させて所望のモノマーとする前段階を使用してもよい。例えばN−( 4−ヒドロキシフェニル)トリメリットイミドの代わりにアミノフェノールおよ びトリメリット酸無水物を使用してもよい。 重縮合は通例の方法で実施することができる。例えば、ヨーロッパ特許出願公 開(A1)第391,368号明細書に記載されている無水酢酸との縮合反応も 適してる。酢酸無水物とのこの縮合反応は溶液状態でまたは分散−または乳化相 中で可能である。 モノマーの結合は好ましくはエステル結合(ポリエステル)、アミド結合(ポ リエステルアミド/ポリアミド)および/またはイミド結合(ポリエステルイミ ド/ポリイミド)によって行なう。しかし他の種類の公知の結合も行なうことが できる。 カルボン酸の代わりにカルボン酸誘導体、例えば酸クロライドまたはカルボン 酸エステルも使用できる。ヒドロキシ成分の他に相応するヒドロキシ誘導体、例 えばアセチル化ヒドロキシ化合物も使用することができる。 本発明で使用されるポリマーは架橋性基を含有していてもよく、配向した液晶 ポリマーを例えば光架橋によって固定することも可能である。更に、架橋したc LCPsは、二官能性基または少なくとも2つの重合性二重結合を持つ低分子量 前駆体を直接的に架橋させることによって得ることができる。 特に有利な実施態様においてはcLCPsは溶解性が非常に低く、その分子量 を商業的な慣用の方法(GPC,光散乱)で測定することができない。分子量の 目安としてペンタフルオロフェノール/ヘキサフルオロイソプロパンの溶液の状 態で測定されるポリマーの固有粘度を利用する。0.1dl/g〜10dl/g の固有粘度を有するポリマーが有利である。 本発明で使用されるポリマーは直接的に使用してもよい。しかしながら本発明 で使用されるポリマーよりなるブレンドも製造することができる。このブレンド は種々のポリマーで構成されており、これらポリマーを他のコレステリック−ま たはネマチックポリマーとブレンドすることも可能である。 本発明の着色剤組成物は成形材料として加工することができる。この材料には 成形された物質、例えば射出成形物、押出成形された異形材またはパイプ、テー プ、シートまたは繊維がある。 本発明の着色剤組成物は非接触印刷法のための成分において、例えば電子写真 用トナーおよび顕色剤においておよびインクジェットにおいて使用することがで きる。 新規の着色剤組成物はあらゆる種類のエフェクト塗料、例えば粉末エフェクト 塗料を製造するためのベース材料としておよび着色性コモノマーおよび視覚に依 存するカラーエフェクトに特徴がありそして特に着色剤として顔料を使用する場 合に増加した隠蔽力を示す特別な小板状のエフェクト顔料を製造するためのベー ス材料として特に適している。 粉末エフェクト塗料は次の有利な方法で適用することができる: 本発明の着色剤組成物の微細な粉末は噴霧過程で静電気的に帯電される。コロ ナ法の場合には、これは帯電したコロナに粉末ペーストを案内することによって 行なうことができる。その間に粉末自体が帯電する。摩擦電気的または動電的方 法の場合には、摩擦電気の原理が使用される。粉末は噴霧装置内で、摩擦相手、 一般には(例えばポリテトラフルオロエチレンで製造された)ホース状物または 噴霧用パイプの電荷と反対の静電気電荷を受け取る。この静電気的電荷は被覆さ れる物品の上に粉末を高レベルで析出させる。物品に対するこの塗装法によれば 粉末層は、ポリマーが均一な塗膜を形成しそして螺旋スーパー構造を生じる該粉 末の軟化点より上の温度に加熱される。螺旋構造を生じ始める温度は以下ではキ ラル化温度(chiralization temperature)とも称する。 粉末エフェクト塗料の特別の光学的性質は、ポリマーのキラル化温度より上で 分子が螺旋構造を生じるまで観察されない。コレステリック層への遷移は多くの 場合にはポリマーの合成の間に既に生じている。本発明に従って使用されるcL CPsの選択的反射の波長は螺旋構造のピッチによって決められる。このピッチ はポリマーの構造、溶融粘度、溶剤の存在および特にキラルなモノマーの螺旋に 捩じれる力("helical twisting power")に左右される。更にこれは温度の関数で ある。塗布された基体を迅速に冷却した場合には、螺旋のピッチおよび選択的反 射は永久的に凍結状態に入り得る。ゆっくり冷却した場合には色彩の変化を予想 せざるを得ない。一般にこの場合にも着色された基体が得られる。しかしながら 事前に最終の色彩を決めることが困難である。もし冷却された基体を再び加熱し た場合には、その時に新たしい螺旋ピッチをもたらすことができるかまたは同じ ピッチを再びもたらすことができ、選択される反射の波長を調整することができ る。この操作によって、被覆された基体の色彩は簡単に修正および変更すること ができる。実際に使用するには、ポリマーの融点およびキラル化温度が被覆され る基体の実用温度より上であることが重要である。 温度、剪断力の影響によりおよびポリマー層、例えばポリビニルアルコール、 セルロース誘導体およびポリイミドの層を持つ基体により螺旋構造の発生は促進 され得る。ポリマー分子の配向法はポリマーの構造次第で電場および磁場によっ てもプラスの影響を受け得る。 粉末状物質で物品を被覆する別の有利な方法は溶射塗装法である。この方法で は粉末はキャリヤーガスと一緒に流動され(例えば粉体流動状態)そして火炎吹 き付けガンの中心ノズルに供給される。同時に吹き付けガン中で燃料ガス/酸素 −混合気が生成され、これが中心を囲む環状の形態で配置された多くの場合小さ な炎の状態で燃焼する。その時に粉末粒子は溶融されそして次いで、被覆すべき 物品の上に小滴の状態で吹き付けられ、この小滴がこの吹き付け過程で合体して 塗膜を形成する。この技術は、溶融操作をこの吹き付け過程で完結し、その結果 物品への塗布および塗膜の形成が一つの操作で行なうことができる。 粉末塗装の他の有利な実施態様には粉体流動浸漬法(fluidized-bed sintering technique)がある。この目的のためには適当な容器中でキャリヤーガスおよび 本発明のポリマー粉末によって粉体流動床が発生する。被覆すべき物品を別の加 温室で被覆に必要な温度に加熱しそしてその温度に達した後に流動床中に一定期 間の間、浸漬する。この浸漬の過程で粉末状粒子が物品の表面に付着したままと なり、次いで溶融し、互いに合体して塗膜を形成しそして螺旋構造を発現する。 幾つかの場合には、被覆された物品を造膜性およびポリマー分子の配向を改善す るために追加滴に熱処理に付すのが有利である。他の場合にはこの物品を空気中 で冷却するかまたは水で急冷する。この技術も、溶融操作がこの塗装工程で完結 するので、物品への塗料の塗布、ポリマー分子の配向および塗膜形成を一つの操 作で行なうことができるという特別な長所を提供する。 上記の全ての粉末塗装技術の場合、特に流動浸漬法および溶射塗装法の場合に は粒子の形態およびそれ故の粉末の自由流動性並びに粉末の粒度分布が非常に重 要である。特に、球状にできるだけ近くそして狭い粒度分布である粒子形態が有 利である。球状粒子は、重合を乳化相または分散相中で行なう方法で容易に得る ことができる。使用する粉砕装置の種類によってこれらの粉砕法は比較的に狭い かまたは比較的に広い粒度分布をもたらす。幾つかの場合には、できるだけ狭い 粒度分布を得るために粉砕に続いて分級、分類またはスクリーニング(screening )法を行なうのが有利である。他の場合には、後で所望の粒度を得るために意図 的に凝集させることのできる非常に微細な粉末を最初に製造することも有利であ る。 所望の粒度はエフェクト粉末塗料の膜厚、塗装される物品の性質および使用さ れる塗装法にとって重要なものである。塗装すべき物品の上に薄い塗膜を望む場 合には、粉末の目的の平均粒度は1〜100μm、好ましくは15〜80μmで ある。流動浸漬法および溶射塗装法の場合に一般に塗装される様に、物品上に厚 い塗膜を望む場合には、80〜300μm、好ましくは100〜250μmの平 均粒度が有利である。流動浸漬法および溶射塗装法の場合に、この粒度の限界に 注意することが特に重要である。極めて小さい粒度は高い炎温度によって強く加 熱され過ぎ、炭化されそしてガスの流れによって吹き飛ばされる。一方、極めて 粗い粒子は完全に溶融せず塗膜を形成する過程で最適な歯に高を行なうことがで きない。しかしながら特別な場合にはこの範囲を逸脱する粒度分布を使用するこ とも有利であり得る。 エフェクト粉末塗料は広範な種々の基体に適用することができる。例えばこれ らの基体は天然−および合成物質、例えば木材、合成樹脂、金属またはガラスか ら製造される物品でもよい。もしエフェクト塗料を下塗り塗装なしに適用する場 合には、基体を覆う塗膜厚さで適用するのが有利である。勿論、複数の塗膜を塗 布することもまたは半透明の塗膜を作ることも可能である。特に有利なのは自動 車の車体または車体の部品を塗装するのに特に有利である。 有利な場合には、エフェクト粉末塗料を金属製−または合成樹脂基体に塗布す る。多くの場合には予めに被覆されている。これは合成樹脂基体が合成樹脂下塗 り塗膜を有しており、金属製基体は一般に1つ以上の他の塗膜、例えば下地塗膜 と一緒にまたは該塗膜なしで電着塗装されることを意味している。 黒っぽい基体が特に有利である。本発明において黒っぽい基体とは表面に黒っ ぽい被覆を有する基体だけでなく、内部が黒っぽいく着色された基体、例えば合 成樹脂基体または黒色の酸化物層で被覆された金属製基体がある。黒っぽい被覆 の例には電着塗装された下地、噴霧塗装または粉末塗装によって塗布された下地 、合成樹脂下塗り塗膜、フィラー塗膜および飛石擦過傷防止塗膜、およびソリッ ドカラーの下塗り塗膜および仕上げ塗膜がある。黒っぽい基体色の例には暗赤色 、暗青色、暗緑色、暗褐色、暗灰色および特に黒色がある。粉末塗料は明るい色 の背景色の上にまたは隠蔽塗膜中に適用できる。しかしながらこの場合には視角 によって見える色は弱められた程度でしか見えない。 エフェクト粉末塗料は通例の方法で透明塗料と一緒に塗装することができる。 透明塗料とは原則としあらゆる公知の透明塗料または顔料含有の透明塗料である 。この関係では溶剤型一成分系塗料または二成分系塗料の両方および好ましくは 水希釈性透明塗料および特に好ましくは粉末塗料を使用することが可能である。 幾つかの場合には幾分厚い透明塗料を選択するかまたは同一のまたは異なる液状 透明塗料または透明な粉末塗料を塗布するのが賢明である。 本発明の着色剤組成物をエフェクト塗膜に変換する別の方法には溶融被覆があ る。この場合には着色剤組成物を溶融物として基体に塗布するかまたは基体の上 で溶融しそして薄い層に加工する。ポリマー溶融物を塗布するためには例えば加 熱可能なドクターブレードが適している。しかしながらこの塗装は簡単な手段、 例えばスパチュラで行なうこともできる。 本発明の塗料は簡単な適用法におよび吸収性顔料だけおよび/またはcLCP −エフェクト塗料で達成できない視角に依存する特に興味の持てるコレステリッ クーエフェクトに特徴がある。 以下の実施例において部は重量部を意味する。 コレステリック液晶ポリマーの製造例: 実施例A: 28218部の2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、34530部の4−ヒドロ キシ安息香酸、8307部のテレフタル酸、1862部の4,4’−ジヒドロキ シビフェニルおよび5846部の1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−ソルビッ ト(イソソルビット)を反応器中で52680部の無水酢酸と混合しそして弱い 窒素流でフラッシュ洗浄する。この混合物を攪拌下に15分にわたって140℃ に加熱しそしてこの温度を30分維持する。次いでこの温度を165分の間に3 25℃に高めそしてその溶融物をこの温度に30分維持する。約220℃から酢 酸を留去し始める。その後に窒素ガスでのフラッシュ洗浄を中止しそしてゆっく り減圧状態にする。この溶融物を減圧(約5mbar)下で更に30分攪拌する 。次いでポリマーに窒素ガスを吹き付け、ポリマーを押出機で押出加工しそして ペレット化する。このポリマーは輝く帯青色の黄色であり、斜めの角度で見た時 に帯青色の緑色に見える。この色は減圧状態で縮合する間でも発現しそして冷却 後に残る。 実施例B: 28218部の2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、34530部の4−ヒドロ キシ安息香酸、8307部のテレフタル酸、3491部の4,4’−ジヒドロキ シビフェニルおよび52680部の1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−ソルビ ット(イソソルビット)を反応器中で52680部の無水酢酸と混合しそして弱 い窒素流でフラッシュ洗浄する。この混合物を攪拌下に15分にわたって140 ℃に加熱しそしてこの温度を30分維持する。次いでこの温度を165分の間に 325℃に高めそしてその溶融物をこの温度に30分維持する。約220℃から 酢酸を留去し始める。その後に窒素ガスでのフラッシュ洗浄を中止しそしてゆっ くり減圧状態にする。この溶融物を減圧(約5mbar)下で更に30分攪拌す る。次いでポリマーに窒素ガスを吹き付け、ポリマーを押出機で加工しそしてペ レット化する。このポリマーは輝く黄金色であり、斜めの角度で見た時に緑色に 見える。この色は減圧状態で縮合する間でも発現しそして冷却後に残る。 実施例C: 28218部の2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、34530部の4−ヒドロ キシ安息香酸、8307部のテレフタル酸、2793部の4,4’−ジヒドロキ シビフェニルおよび5115部の1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−ソルビッ ト(イソソルビット)を反応器中で52680部の無水酢酸と混合しそして弱い 窒素流でフラッシュ洗浄する。この混合物を攪拌下に15分にわたって140℃ に加熱しそしてこの温度を30分維持する。次いでこの温度を165分の間に3 25℃に高めそしてその溶融物をこの温度に30分維持する。約220℃から酢 酸を留去し始める。その後に窒素ガスでのフラッシュ洗浄を中止しそしてゆっく り減圧状態にする。この溶融物を減圧(約5mbar)下で更に30分攪拌する 。次いでポリマーに窒素ガスを吹き付け、ポリマーを押出機で加工しそしてペレ ット化する。このポリマーは輝く銅橙色であり、斜めの角度で見た時に赤色に見 える。この色は減圧状態で縮合する間でも発現しそして冷却後に残る。 本発明に従って着色されたコレステリック液晶ポリマーの製造例: 実施例1: 288部の実施例Aに従って製造されるコレステリック液晶ポリマーを18部 のC.I.Pigment Yellow 180と混合し、次いで(R)Rhe omex−一本スクリュー型押出機(Haake社;スクリュー直径19mm; 長さL/D=25:1;混合領域を有するスクリュー)で押出加工する。取り入 れ域を240℃に加熱しそして続く領域を275℃に加熱する。合成樹脂組成物 を紐状物に押出加工しそして顆粒状に切断した。得られる着色剤組成物は、垂直 に見た時に輝く黄色であり、斜めの角度で見た時に帯黄色の緑色に見える。 実施例2: C.I.Pigment Yellow 180の代わりに18部のC.I. Pigment Green 7を使用することを除いて、実施例1を繰り返す 。 得られる着色剤組成物は輝くい帯緑色の黄色であり、斜めの角度で見た時に緑 色に見える。 実施例3: 288部の実施例Bに従って製造されるコレステリック液晶ポリマーを18部 のC.I.Pigment Blueと15:1で混合し、次いで(R)Rheo mex−一本スクリュー型押出機(Haake社;スクリュー直径19mm;長 さL/D=25:1;混合領域を有するスクリュー)で押出加工する。取り入れ 域を240℃に加熱しそして続く領域を275℃に加熱する。合成樹脂組成物を 紐状物に押出加工しそして顆粒状に切断した。得られる着色剤組成物は、垂直に 見た時に輝く帯赤色の黄色であり、斜めの角度で見た時に緑〜帯緑色の青色に見 える。 実施例4: 292.5部の実施例Cに従って製造されるコレステリック液晶ポリマーを7 .5部のC.I.Pigment Red 145と混合し、次いで(R)Rhe omex−一本スクリュー型押出機(Haake社;スクリュー直径19mm; 長さL/D=25:1;混合領域を有するスクリュー)で押出加工する。取り入 れ域を240℃に加熱しそして続く領域を275℃に加熱する。合成樹脂組成物 を紐状物に押出加工しそして顆粒状に切断した。得られる着色剤組成物は、垂直 に見た時に輝く赤銅色であり、斜めの角度で見た時に橙色に見える。 実施例5: 295.5部の実施例Aに従って製造されるコレステリック液晶ポリマーを4 .5部のC.I.Solvent Blue 122と混合し、次いで(R)Rh eomex−一本スクリュー型押出機(Haake社;スクリュー直径19mm ;長さL/D=25:1;混合領域を有するスクリュー)で押出加工する。取り 入れ域を240℃に加熱しそして続く領域を275℃に加熱する。合成樹脂組成 物を紐状物に押出加工しそして顆粒状に切断した。得られる着色剤組成物は、垂 直に見た時に輝く帯緑色の黄色であり、斜めの角度で見た時に緑乃至青色に見え る。 実施例6: 295.5部の実施例Cに従って製造されるコレステリック液晶ポリマーを4 .5部のC.I.Disperse Yellow 94と混合し、次いで(R) Rheomex−一本スクリュー型押出機(Haake社;スクリュー直径19 mm;長さL/D=25:1;混合領域を有するスクリュー)で押出加工する。 取り入れ域を240℃に加熱しそして続く領域を275℃に加熱する。合成樹脂 組成物を紐状物に押出加工しそして顆粒状に切断した。得られる着色剤組成物は 、垂直に見た時に輝く帯黄色の橙色であり、斜めの角度で見た時に黄色に見える 。 実施例7: C.I.Disperse Yellow 94の代わりに4.5部の以下の 構造のポリマー可溶性赤色染料を用いて実施例6を繰り返す: 得られる着色剤組成物は輝く帯銅色の赤色であり、斜めの角度で見た時に帯黄 色の青色に見える。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月9日(1998.10.9) 【補正内容】 請求の範囲 1. アンタントロン−、アントラキノン−、ジオキサジン−、フタロシアニン− 、キナクリドン−、ジケトピロロピロール−、ベリレン−、ペリノン−、アゾ メチン−、イソインドリン−およびアゾ顔料、キノフタロン−、ペリノン−、 アントラキノン−、アゾメチン錯塩−、アズラクトン−およびアゾ染料より成 る群から選ばれた着色剤0.01〜60重量%; 芳香族ヒドロキシカルボン酸、脂環式ヒドロキシカルボン酸および芳香族アミ ノカルボン酸より成る群から選ばれた1種類以上の化合物0〜99.8モル%、 芳香族ジカルボン酸および脂環式ジカルポン酸より成る群から選ばれた1種類 以上の化合物0〜50モル%、芳香族−および脂環式ジオールおよび−ジアミ ンより成る群から選ばれた1種類以上の化合物0〜50モル%およびキラルな二 官能性コモノマー0.1〜40モル%より成るコレステリック液晶主鎖型ポリ マー40〜99.99重量%(ただし合計モル%は100モル%である);および 慣用の助剤および添加物0〜10重量% より成る着色組成物。 2.主鎖型ポリマーがp−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸 、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ハイドロ キノン、レゾルシノールおよび4,4'−ジヒドロキシビフェニルより成る群の内 の1種類以上の化合物を含有する請求項1に記載の着色組成物。 3. キラルな二価のコモノマーはイソソルビド、イソマンニド、イソイジド、樟 脳酸、(D)−または(L)−メチルピペラジン、(D)−または(L)−3−メチルアジピ ン酸、ブタン−2,3−ジオール、 (式中、RおよびR'は互いに無関係にH、炭素原子数1〜6のアルキルまたは フェニル、好ましくはHまたはCH3ある。) またはそれらの組合せを含有する請求項1または2に記載の着色組成物。 4.請求項1〜3のいずれか一つに記載の顔料組成物を製造する方法において、コ レステリック液晶ポリマーの溶融物を着色剤および場合によっては助剤および 添加物と分布が均一になるまで混合するかまたは着色剤および場合によっては 助剤および添加物をポリマーの重縮合の間に添加することを特徴とする、上記 方法。 5.混合を押出加工によって行なう請求項4に記載の方法。 6.請求項1〜3のいずれか一つに記載の顔料組成物をエフェクト顔料およびエ フェクト塗料を製造するための成分または出発原料として用いる方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 201/00 C09D 201/00 (72)発明者 ディーツ・エルヴィーン ドイツ連邦共和国、D―61462 ケーニッ ヒシュタイン、アム・エーアトベーアシュ タイン、64 (72)発明者 デヴァルト・ベルント ドイツ連邦共和国、D―65510 イートシ ュタイン、シュヴァルバッヒャー・ストラ ーセ、42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1種類以上のコレステリック液晶ポリマーおよび視認可能な波長範囲の光を 吸収する少なくとも1種類の着色剤より成る着色剤組成物。 2.1種類以上のコレステリック液晶主鎖型ポリマー、1種類以上のコレステリ ック液晶側鎖基型ポリマーまたは上述の主鎖型−および側鎖基型ポリマーの組 合せを含有する、請求項1に記載の着色剤組成物。 3.コレステリック液晶側鎖基型ポリマーが主鎖にポリシロキサン、環状シロキ サン、ポリアクリレートおよび/またはポリメタクリレートを含有しそして側 鎖にメソゲン基を含有する請求項2に記載の方法。 4.コレステリック液晶主鎖型ポリマーが芳香族−および/または脂環式ヒドロ キシカルボン酸、芳香族アミノカルボン酸、芳香族および/または脂環式ジカ ルボン酸および芳香族−および/または脂環式ジオールおよび/またはジアミ ン並びに一種類以上のキラルな二官能性コモノマーを含有する液晶性のポリエ ステル、ポリアミドまたはポリエステルアミドである請求項2に記載の着色剤 組成物。 5.主鎖型ポリマーが 0〜99.8モル%の、芳香族ヒドロキシカルボン酸、脂環式ヒドロキシカ ルボン酸および芳香族アミノカルボン酸より成る群から選択される1種類以 上の化合物; 0〜50モル%の、芳香族ジカルボン酸および脂環式ジカルボン酸より成る 群から選択される1種類以上の化合物; 0〜50モル%の、芳香族−および脂環式ジオールおよびジアミンおよび 0.1〜40モル%、好ましくは1〜25モル%のキラルな二官能性コモノ マー より成り、その際にモル%の合計は100モル%である請求項2〜4のいずれ か一つに記載の着色剤組成物。 6.p−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、テレフタル酸 、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ハイドロキノン、レゾル シ ノールおよび4,4’−ジヒドロキシビフェニルより成る群の内の1種類以上 のモノマーを含有する請求項2、4または5に記載の着色剤組成物。 7.キラルな二価のコモノマーはイソソルピド、イソマンニド、イソイジド、樟 脳酸、(D)−または(L)−メチルピペラジン、(D)−または(L)−3 −メチルアジピン酸、ブタン−2,3−ジオール、 (式中、RおよびR’は互いに無関係にH,炭素原子数1〜6のアルキルまた はフェニル、好ましくはHまたはCH3である。) またはそれらの組合せを含有する請求項1〜6のいずれか一つに記載の着色剤 組成物。 8.着色剤が無機顔料、有機顔料、染料またはそれらの組合せである請求項1〜 3のいずれか一つに記載の着色剤組成物。 9.有機顔料がカーボンブラック、アンタントロン−、アントラキノン−、ジオ キサジン−、フタロシアニン−、キナクリドン−、ジケトピロロピロール−、 ペリレン−、ペリノン−、アゾメチン−、イソインドリン−またはアゾ顔料で ある請求項8に記載の着色剤組成物。 10.染料がキノフタロン−、ペリノン−、アントラキノン−、アゾメチン錯塩 −、アズラクトン−およびアゾ染料である請求項8に記載の着色剤組成物。 11.0.01〜60重量%の着色剤および40〜99.99重量%のコレステ リック液晶ポリマーおよび0〜10重量%の通例の助剤および添加物より組成 される請求項1〜10のいずれか一つに記載の着色剤組成物。 12.請求項1〜11のいずれか一つに記載の顔料組成物を製造する方法におい て、コレステリック液晶ポリマーの溶融物を着色剤および場合によっては助剤 および添加物と分布が均一になるまで混合するかまたは着色剤および場合によ っては助剤および添加物をポリマーの重縮合の間に添加することを特徴とする 、上記方法。 13.混合を押出加工によって行なう請求項12に記載の方法。 14.請求項1〜11のいずれか一つに記載の顔料組成物のコレステリック液晶 ポリマーをエフェクト顔料およびエフェクト塗料を製造するための成分または 出発原料として用いる方法。
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