JP2001515944A - 視る角度に依存する色彩効果を有する粉体塗料 - Google Patents

視る角度に依存する色彩効果を有する粉体塗料

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JP2001515944A
JP2001515944A JP2000510810A JP2000510810A JP2001515944A JP 2001515944 A JP2001515944 A JP 2001515944A JP 2000510810 A JP2000510810 A JP 2000510810A JP 2000510810 A JP2000510810 A JP 2000510810A JP 2001515944 A JP2001515944 A JP 2001515944A
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powder
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polymer
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デバルト,ベルント
シユトール,アンドレーアス
シエーンフエルト,アクセル
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クラリアント・ゲーエムベーハー
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    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/36Pearl essence, e.g. coatings containing platelet-like pigments for pearl lustre
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/03Powdery paints
    • C09D5/032Powdery paints characterised by a special effect of the produced film, e.g. wrinkle, pearlescence, matt finish

Abstract

(57)【要約】 本発明は、1種又は数種のコレステリック液晶性ポリマー並びにヒドロキシル化ポリエステル樹脂、ポリアクリレート及びアクリレートコポリマーの群からの少なくとも1種の流動調節添加剤から本質的になる、視る角度に依存性である色効果を有する粉体エフェクト塗料に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、視る角度に依存性である光沢のある知覚色(perceived
color)を有する粉体塗料(以下、エフェクト(effect)粉体塗料と
いう)、その製造方法及びその使用に関する。
【0002】 顔料及び塗料材料の多数のメーカーは、水系及び特に溶媒系の塗料材料及び塗
料組成物を、溶媒を含有しない塗料材料及び塗料によって置き換えるための環境
的立場に関係している。これは、とりわけ、顔料無し系又は有機及び/若しくは
無機吸収顔料を含有する系に関して生じる。特に重要なことは、エフェクト下塗
りに於ける溶媒置換に付随するであろう。それは、これらの塗料系が、処理の過
程で通常小板形状の特殊効果顔料の配向を可能にするために、やむを得ず低粘度
で配合され、それ故特に高い溶媒含有量を有するからである。DE195 38
700 A1号には、有機エナメルの方式で、保護塗料としてコレステリック
液晶性ポリマー(cLCP)を使用することが開示されている。粉体塗料に対し
て同様にcLCPを使用する可能性についての記述はない。
【0003】 液晶性相は、液晶性成分をその中に安定に溶解又は分散させないために評判が
悪く、チョーキング及びへこみとして当業者に知られている現象が生じ、それ故
一般的に、安定剤及び補助剤と共に扱うことが不可能である。
【0004】 DE44 30 919 A1号には、側鎖基ポリマーの流動が、親和性パラ
メーター及び多層パラメーター並びに空気及び基体表面に対する表面張力値の手
段によって制御される液晶性側鎖基ポリマーが開示されている。これらのパラメ
ーターを変更できる手段は開示されていない。
【0005】 本発明の目的は、処理しやすいエフェクト塗料系、特に、多くの場合従来の粉
体塗料材料と同じ方式で処理することができ、良好な流動を示すエフェクト下塗
りを開発することである。
【0006】 コレステリック液晶性ポリマーに特定の流動調節添加剤を添加することによっ
て、驚くべきことに、知覚色が視る角度に依存性である非常に光沢のあるエフェ
クト粉体塗料を得ることが可能であることが見出された。
【0007】 本発明は、知覚色が視る角度に依存性であるエフェクト粉体塗料であって、1
種又は2種以上のコレステリック液晶性ポリマー並びにヒドロキシル化ポリエス
テル樹脂、ポリアクリレート及びアクリレートコポリマーの群からの少なくとも
1種の流動調節添加剤から本質的になるエフェクト粉体塗料を提供する。
【0008】 本発明に於いて、「エフェクト」は、可視領域に於ける視る角度依存性選択的
反射のみならず、UV及びIR領域に於ける選択的反射をも意味する。後者の選
択的反射は、人の目には知覚できないが、UV及びIR分光計の助けで容易に測
定することができる。
【0009】 本発明のエフェクト粉体塗料には、螺旋上部構造を有するコレステリック液晶
性ポリマー(cLCP)が含有されている。この上部構造は、第一に、ネマチッ
ク液晶ポリマーに於いて普通である機械的特性の異方性をもはや有しない材料に
なる。第二に、この材料は顕著な色効果を示す。これらは、螺旋上部構造での入
射光の選択的反射から誘導される。ここで正確な反射色は、視る角度、特に、螺
旋のピッチに依存する。全ての所望の視る角度−例えば、試験標本の垂直観察に
ついて、現れる反射色は、螺旋上部構造のピッチに対応する波長を有するもので
ある。このことは、反射した光が、螺旋のピッチが短くなるにつれて短い波長を
有することを意味する。螺旋の得られるピッチは、組成物全体中のキラルコモノ
マーの比率、ポリマーの中への含有の性質、重合度及びキラルコモノマーの構造
(螺旋ねじり力)に本質的に依存する。更に、多くの系は、コレステリック相に
於けるピッチの多いか又は少ない顕著な温度依存性を示し、それでまた着色特性
に於ける変動も示す。キラルコモノマーの比率を変化させることによって、例え
ば、青、緑又は金色効果を有するポリマーを製造することが容易に可能である。
【0010】 本発明により使用することができるcLCPは、全てのコレステリック液晶性
主鎖ポリマー又は組み合わせた主鎖/側鎖基ポリマーである。
【0011】 コレステリック主鎖ポリマーは一般的に、キラル成分から及びヒドロキシカル
ボン酸から及び/又はジカルボン酸とジオールとの組合せから製造される。一般
的に、このポリマーは芳香族構成成分から本質的になる。しかしながら、例えば
、シクロヘキサンジカルボン酸のような脂肪族及びシクロ脂肪族成分を使用する
ことも可能である。
【0012】 本発明の目的のために、 a)0〜99モル%の、芳香族ヒドロキシカルボン酸、シクロ脂肪族ヒドロキ
シカルボン酸及び芳香族アミノカルボン酸の群からの1種又は2種以上の化合物
、 b)0〜49.5モル%の、芳香族ジカルボン酸及びシクロ脂肪族ジカルボン
酸の群からの1種又は2種以上の化合物、 c)0〜49.5モル%の、芳香族ジオール、シクロ脂肪族ジオール及び芳香
族ジアミンの群からの1種又は2種以上の化合物、 d)1〜40モル%、好ましくは2〜25モル%の、キラル二官能性コモノマ
ー、 e)0〜5モル%の、3個以上の官能基を有する分枝性成分 から本質的になり、全合計が100モル%であり、a)、b)及びc)の合計が
60〜99モル%である、コレステリック液晶性主鎖ポリマーが好ましい。
【0013】 更に、このポリマーには、例えば、ジヒドロキシ安息香酸、トリヒドロキシベ
ンゼン又はトリメリト酸のような3個以上の官能基を有する成分が含有されてい
てよい。これらの成分は、ポリマー中で枝分かれ部位として作用し、材料の架橋
を防止するために、0〜5モル%のように小さい濃度でのみ添加しなくてはなら
ない。
【0014】 特に好ましいcLCPは、キラル成分としてショウノウ酸及び/又はイソソル
ビド並びにp−ヒドロキシ安息香酸及び/又は2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸
及び/又はテレフタル酸及び/又はイソフタル酸及び/又はヒドロキノン及び/
又はレゾルシノール及び/又は4,4’−ジヒドロキシビフェニル及び/又は2
,6−ナフタレンジカルボン酸も含有するポリマーである。
【0015】 このキラルコモノマーは、好ましくは、エナンチオマー的に純粋な形で使用さ
れる。コモノマーのエナンチオマー混合物を使用するとき、1種のエナンチオマ
ー形が有効な過剰で存在することが確保されなくてはならない。
【0016】 本発明により使用されるモノマーを直接使用できるか又は次の反応条件下で反
応して所望のモノマーを生成する他の賢明な前駆体を使用することができる。例
えば、N−(4−ヒドロキシフェニル)トリメリトイミドの代わりに、アミノフ
ェノールとトリメリト酸無水物とを使用することができる。
【0017】 この重縮合は、当業者に公知である全ての重縮合方法によって行うことができ
る。適当な例は、DE195 38 700 A1号又はEP−A0 391
368号に記載されているような、無水酢酸による溶融縮合である。
【0018】 このモノマーは、好ましくは、エステル結合(ポリエステル)及び/又はアミ
ド結合(ポリエステルアミド/ポリアミド)によって結合されるが、結合は、当
業者に公知である他の種類の結合、例えば、ポリエステルイミドによるものであ
ってもよい。
【0019】 モノマー単位を選択するとき、当業者に知られている官能基化学量論を確実に
するための、換言すると、重縮合反応でお互いに反応する官能基を、対応する比
率で使用することを確実にするための注意を払わなくてはならない。例えば、ジ
カルボン酸とジオールとを使用するとき、存在するヒドロキシル基の数は、カル
ボキシル基の数に対応しなくてはならない。しかしながら、別の態様に於いて、
分子量を変えるために、群b)〜d)からのモノマー又は3個以上の官能基を有
する特定の成分を、規定された分子量を得るために必要なものよりも過剰に使用
することが可能である。分子量はまた、単官能性モノマーを使用することによっ
ても影響を受け得る。
【0020】 カルボン酸の代わりに、例えば、酸クロリド又はカルボン酸エステルのような
当業者に公知の他のカルボン酸誘導体を使用することも可能である。ヒドロキシ
成分の代わりに、例えば、アセチル化ヒドロキシ化合物のような対応するヒドロ
キシ誘導体を使用することも可能である。
【0021】 上記のポリマー単位にはまた、例えば、メチル、メトキシ又はハロゲンのよう
な別の置換基が含有されていてもよい。
【0022】 無色の及び/又は着色された、ネマチック及び/又はコレステリック液晶性ポ
リマーを混合することによって、コレステリック液晶性ポリマーを製造すること
も可能である。この場合には、エフェクト粉体塗料のシェードを、広い限界内で
変化させることができ、正確に確定することができる。
【0023】 好ましい態様に於いて、主鎖ポリマーは非常に低い溶解度のものであり、それ
でその分子量は、通常の方法(GPC、光散乱)によって決定することができな
い。分子量の尺度として、ペンタフルオロフェノール/ヘキサフルオロイソプロ
パノールの溶液中のポリマーの固有粘度を使用することが可能である。適当なポ
リマーは、0.1dL/g〜10dL/gの固有粘度を有するものである。
【0024】 好ましい主鎖ポリマーは、高い熱安定性のものであり、その低い溶解度のため
に、塗料材料で使用される溶媒に対して顕著に安定性のものである。その結果、
これらは、基体表面に適用した後で架橋反応させる必要がない。それ故、適用の
みならず、合成も著しく簡単になる。
【0025】 流動調節添加剤として使用することができる系は、慣例的な商業的粉体塗料材
料のために公知のものである。例えば、これらの系は、ヒドロキシル化ポリエス
テル樹脂又はポリアクリレート又はアクリレート成分を含有するコポリマーであ
ってよい。これらの化合物は、純粋な形で使用することができ又はシリカゲルに
吸着されてもよい。
【0026】 アクリレート又はメタクリレートをベースとする流動調節添加剤が好ましい。
【0027】 本発明のエフェクト粉体塗料は、その基本的組成に於いて、その中に分散され
た着色剤、架橋剤及び平坦化助剤と共に結合剤からなる慣例的な商業的粉体塗料
材料とは著しく異なる。
【0028】 本発明はまた、その知覚色が視る角度に依存性であるエフェクト粉体塗膜の製
造方法であって、例えば分散により、流動調節添加剤をコレステリックLCPの
中に含有させること、所望によりこの混合物を微細な粉体に転換すること、該粉
体を、粉体塗布技術の助けにより、塗布すべき物体に適用すること及び温度処理
により、適用した粉体を、その知覚色が視る角度に依存性であるフィルムに転換
することを含む方法を提供する。
【0029】 合成によって一般的に、顆粒の形態でコレステリックLCPが作られる。
【0030】 流動調節添加剤は、例えば、混練又は押出のような当業者に公知の方法によっ
て溶融物中に含有させることができる。このコレステリックLCPは一般的に非
常に高い温度耐性のものであり、それ故、この流動調節添加剤の場合に、それを
含有させる間に、それが、熱分解が起こるどのような温度にも曝露されないよう
に注意を払わなくてはならない。
【0031】 流動調節添加剤は、0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜1.5重量%
、特に好ましくは0.2〜0.5重量%の濃度でコレステリックLCPに添加さ
れる。活性物質が唯一の添加剤の画分を作る場合又は活性物質が例えば、シリカ
ゲル上に吸着されている場合、対応してより高い比率も賢明であろう。
【0032】 流動調節添加剤を含有するポリマー粉体を製造するために、全ての種類及び態
様の粉砕装置が適切である。ここで、必要な粒子サイズは、一つの工程段階で又
は同一の若しくは異なった形式のミル内での複数のサブ段階で得ることができる
。実施される粉砕工程が、所望の最小細末度及び粒子サイズ分布を直接達成しな
い場合には、粉砕された材料を、粉砕工程の間又は後に、所望の最小細末度を保
証するために及び所望の最適粒子サイズ画分を得るために、篩い分け又は分級工
程に付すことが適切である。適切な粉砕装置の例は、振動、振動−ディスク、デ
ィスク、遊星、遠心、乳鉢、ボール、クロスビーター(crossbeater
)、ロータービーター(rotorbeater)、カッティング、ハンマー、
ブレード、ローター−ステーター、衝撃板のミルであり、特に超遠心、万能、ピ
ン及びエアージェット型である。特定の場合に、ボールミル、サンドミル、振動
ミル又はビードミル内で湿式粉砕を行うことも可能である。
【0033】 本発明のエフェクト粉体塗料は、下記の好ましい方法によって適用することが
できる。
【0034】 粉砕工程によって得られたポリマー粉体を、実用スプレー方法で静電的に帯電
させる。コロナ方法の場合に、これは、帯電したコロナを通して粉体を案内する
ことによって実施される。この方法に於いて、粉体自体が帯電されるようになる
。摩擦電気又は動電学的方法の場合に、摩擦電気の原理が使用される。スプレー
装置内で、粉体は、摩擦相手、一般的にホース又はスプレーパイプ(例えば、ポ
リテトラフルオロエチレンから作られている)の電荷と反対の静電荷を獲得する
。静電帯電によって、塗布される物品への粉体の高度の沈着に至る。物品への適
用の工程に続いて、粉体塗膜は粉体の軟化点よりも高い温度まで加熱され、そこ
でポリマーは均質なフィルムを形成し、螺旋上部構造が形成される。螺旋構造の
形成が始まる温度を、以下キラル化温度と呼ぶ。
【0035】 本発明のエフェクト粉体塗料の特定の光学的特性は、分子が、ポリマーのキラ
ル化温度よりも上で、螺旋構造を形成するまで観察されない。コレステリック相
への転移は、多くの場合、ポリマーの合成の間に非常に早く起こる。本発明によ
り使用されるcLCPの選択的反射の波長は、螺旋構造のピッチによって決定さ
れる。このピッチは、ポリマーの構造、溶融粘度、溶媒の存在及び特に、キラル
モノマーの螺旋ねじり力に依存性である。更に、これは温度の関数である。従っ
て、螺旋のピッチもまた、温度の手段によって調節することができる。塗布した
基体を急速に冷却することにより、螺旋のピッチ、そうして選択的反射を、永久
的に「凍結させる」ことができる。遅い冷却の場合に、着色の変化が期待される
に違いない。一般的に、着色された基体がこの方法でも得られる。しかしながら
、事前に最終の着色を決定することは困難である。冷却した基体を再び加熱した
場合、新しい螺旋ピッチ又は再び同じピッチを確立し、そうして選択的反射の波
長を調節することが可能である。この操作を通して、塗布した基体の着色を、単
純な方法で修正し、変更することができる。実際の適用で、ポリマーの融点及び
キラル化温度が、塗布した基体の使用温度よりも高いことが重要である。
【0036】 螺旋構造の形成は、温度及び剪断力の作用によるのみならず、例えば、ポリビ
ニルアルコール、セルロース誘導体及びポリイミドのポリマー塗膜を有する基体
の手段によっても促進させることができる。ポリマーの構造に依存して、ポリマ
ー分子の配向の工程はまた、電界及び磁界により確実に影響を受け得る。
【0037】 粉体状の物質で物品を塗布するための別の好ましい可能性は、溶射によるもの
である。この方法に於いて、粉体はキャリヤーガスによって(例えば、流動床内
で)流動化され、溶射ガンの中心ノズルに供給される。同時に、溶射ガン内で、
燃料ガス/酸素混合物が作られ、これが、中心の周りの環状形状に配置された多
数の小さい火炎内で燃焼する。次いで、粉体状の粒子は溶融し、続いて塗布基体
の上に液滴として沈着し、溶射工程の過程で融合して、フィルムを形成する。こ
の技術は、溶融操作がスプレー工程の中に一体化されており、それため物品への
塗膜の適用及びフィルム形成を一つの操作で行うことができるという特別の利点
を提供する。
【0038】 粉体塗料のための他の好ましい態様は、流動床焼結技術である。この技術のた
めに、流動床が、キャリヤーガス及び本発明のポリマー粉体の助けで適切な容器
内で発生する。塗布する物品を、分離した熱チャンバー内で、塗布のために必要
な温度まで加熱し、この温度に達した後、流動床の中に一定時間浸漬させる。こ
の浸漬の過程内に、粉体状粒子は物品の表面に付着したままであり、次いで溶融
し、融合してフィルムを形成し、螺旋構造を発達させる。ある場合には、フィル
ム形成及びポリマー分子の配向を改良するために、塗布した物品を追加の熱処理
に付すことが有利である。
【0039】 他の場合には、物品を空気中で冷却するか又は水で急冷することができる。こ
の方法はまた、溶融操作が塗布工程の中に一体化されており、それ故物品への塗
膜の適用、ポリマー分子の配向及びフィルム形成を一つの操作で行うことができ
るという特別の利点を提供する。
【0040】 上記の粉体塗装方法の全てに於いて、特に流動床焼結方法及び溶射方法で、粒
子形態及びこのように粉体の流動性及び粉体の粒子サイズ分布も、非常に重要な
ものである。球にできるだけ近く、狭いサイズ分布を有する粒子が好ましい。粉
砕工程によって、使用するミルの形式に依存して、より狭い又はより広い粒子サ
イズ分布になる。ある場合には、できるだけ狭い粒子サイズ分布を得るために、
粉砕の後で、篩い分け、分級又は選別工程を続けることが有利である。
【0041】 粒子サイズは、エフェクト粉体塗料の所望の塗膜厚さ、塗布する物品の性質及
び使用する適用技術に適合しなくてはならない。塗布する物品上に薄い塗膜を望
む場合には、粉体の目標平均粒子サイズは、1〜100μm、好ましくは15〜
80μmである。流動床焼結及び溶射の場合に通常適用されるように、物品上に
厚い塗膜を望む場合には、80〜300μm、好ましくは100〜250μmの
平均粒子サイズが有利である。流動床焼結及び溶射に於いて、粒子サイズへの限
界を観察することが特に重要である。過度に小さい粒子は、高い火炎温度によっ
て強く加熱され過ぎて、炭化するようになるか又はガスの流れによって吹き飛ば
される。他方、過度に粗い粒子は、完全に溶融せず、次のフィルム形成の過程で
最適の配向を受けることができない。しかしながら、例外的な場合に、この範囲
外にある粒子サイズ分布を使用することが有利であるかもしれない。
【0042】 本発明のエフェクト粉体塗料は、非常に広範囲の種々の基体に対して適用する
ことができる。これらの基体は、例えば、木材、プラスチックス、金属又はガラ
スのような天然又は合成材料から製造された物品であってよい。エフェクト塗料
をその前の塗装無しに適用する場合、基体を隠す塗膜厚さでそれを適用すること
が適切である。勿論、複数の塗膜を適用したり、半透明の塗膜を作ることも可能
である。特に、自動車の車体又は車体部品に塗布することが好ましい。
【0043】 好ましい場合に、このエフェクト粉体塗料は、金属又はプラスチックス基体に
適用される。これらは多くの場合に、前もって塗装されている。換言すると、プ
ラスチックス基体には、プラスチックスプライマーを施すことができ、金属基体
は一般的に、例えば、下地塗料のような1個又は2個以上の別の塗膜と共に又は
別の塗膜無しに、電気泳動的に適用されたプライマーを有している。
【0044】 暗色の基体が特に好ましい。この状況に於いて用語「基体」は、表面に暗色塗
膜が設けられている基体のみならず、本来暗色の基体、例えば、暗色酸化物層で
被覆されているプラスチックス基体又は金属基体も指す。暗色塗膜の例は、電気
泳動的に適用された、スプレー適用された若しくは粉体塗装されたプライマー、
プラスチックスプライマー、下地塗膜及び石チッピング防止塗膜又はソリッドカ
ラー下塗り塗膜及び上塗り塗膜である。暗色基体の例は、暗赤色、暗青色、暗緑
色、暗褐色、暗灰色及び特に黒色である。本発明の粉体塗料はまた、薄色の基体
に又は隠蔽塗膜の中に適用することもできる。しかしながら、この場合には、視
る角度依存性知覚色は弱められた程度にしか示されない。
【0045】 本発明のエフェクト粉体塗料は、通例の方法により透明塗料と共に塗布するこ
とができる。適当な透明塗料は、基本的に全ての公知の透明塗料又は透明顔料入
り塗料組成物である。この状況に於いて、溶媒含有一成分系又は二成分系塗料材
料の両方、好ましくは水希釈性透明塗料、特に、従来の粉体塗料を使用すること
ができる。ある場合には、幾らかより濃厚な透明塗料を選択すること又は同一の
若しくは異なった、透明の液体若しくは粉体塗料材料の2種の透明塗料を適用す
ることが賢明であろう。公知のように、透明塗料には、塗布した物品の表面特性
を改良する別の補助剤が含有されている。挙げることができる例は、分解反応に
対して下側にある塗膜を保護する、UV安定剤及び光安定剤である。
【0046】 本発明のエフェクト粉体塗料は、僅かな単純なプロセス工程で、高収率で、再
利用できない廃棄物の生成無しに製造することができ、溶媒又は他の通例の結合
剤を使用することなく、粉体塗料のための全ての先行技術の方法によって適用す
ることができる。処理の容易性に加えて、これらは高温度安定性、耐溶媒性及び
耐薬品性並びに視る角度への知覚色の顕著な依存性を伴った非常に光沢のあるシ
ェードのために注目に値する。
【0047】
【実施例】
下記の実施例に於いて、部は重量基準である。
【0048】 実施例1:cLCPの合成 28218部の2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、34530部の4−ヒドロ
キシ安息香酸、8307部のテレフタル酸、2793部の4,4’−ジヒドロキ
シビフェニル及び5115部の1,4:3,6−ジアンヒドロ−D−ソルビトー
ル(イソソルビド)を、反応器に装入し、52326部の無水酢酸を添加し、窒
素のゆっくりした流れをフラッシュさせる。この混合物を、撹拌しながら15分
間かけて140℃まで加熱し、この温度を30分間維持する。次いで、温度を1
65分間かけて335℃まで上昇させ、溶融物をこの温度で30分間撹拌する。
約220℃から、酢酸が留出し始める。次いで窒素フラッシュを終了させ、減圧
させる。溶融物を、減圧(約5ミリバール)下で更に30分間撹拌する。続いて
、窒素をその中に通し、押出機でポリマーを排出させ、ペレット化させる。
【0049】 このポリマーは158℃で溶融し、真っ直ぐ上から見たとき緑色を帯びた金色
を有している。この色は、減圧下での縮合の間にも現れ、冷却後も保持される。
【0050】 実施例2:スプレー可能なLCP粉体の製造 70gの実施例1で製造したコレステリックLCPを、0.5重量%のヒドロ
キシル化ポリエステル、例えば、「アジトール(Additol)(登録商標)
496」(フィアノファ・レジンス社(VIANOVA RESINS)、55
247 マインツ−カステル、ベルケシュトラーセ26(Mainz−Kast
el,Boelckestrasse)から商業的に入手可能)と混合し、この
混合物を実験室混練装置で200℃で30分間混合する。次いで、この混合物を
装置から取り出す。この混合物をカッティングミルで<2mmの粒子細末度まで
予備粉砕する。最終粉砕は、0.08mm篩カットオフで高性能超遠心ミルで行
う。
【0051】 実施例3:スプレー可能なLCP粉体の製造 70gの実施例1で製造したコレステリックLCPを、0.5重量%のアクリ
レートコポリマー、例えば、「BYK(登録商標)361」(BYKヘミー社(
BYK Chemie GmbH)、46462 ヴェゼル(Wesel)から
商業的に入手可能)と混合し、この混合物を実験室混練装置で200℃で30分
間混合する。次いで、この混合物を装置から取り出す。この混合物をカッティン
グミルで<2mmの粒子細末度まで予備粉砕する。最終粉砕は、0.08mm篩
カットオフで高性能超遠心ミルで行う。
【0052】 実施例4:スプレー可能なLCP粉体の製造 70gの実施例1で製造したコレステリックLCPを、0.5重量%のシリカ
に吸着させたアクリレート、例えば、「レジフロー(Resiflow)(登録
商標)PV5」(ヴォルリー・ヘミー社(WORLEE Chemie Gmb
H)、21481 ラウエンブルク(Lauenburg)から商業的に入手可
能)と混合し、この混合物を実験室混練装置で200℃で30分間混合する。次
いで、この混合物を装置から取り出す。この混合物をカッティングミルで<2m
mの粒子細末度まで予備粉砕する。最終粉砕は、0.08mm篩カットオフで高
性能超遠心ミルで行う。
【0053】 実施例5:摩擦電気スプレーガンを使用するエフェクト粉体塗膜の製造 実施例2で製造した粉体を、スプレー装置、インテク社(Intec)、ドル
トムント(Dortmund)からの「トリボスター(Tribostar)(
登録商標)」の粉体容器の中に入れる。このスプレー装置には、標準的スプレー
パイプ及び星形内部ロッドが取り付けられている。このスプレー装置を使用して
、黒色粉体塗料で下塗りされたアルミニウムパネルを、インテク社、ドルトムン
トからのスプレーブース内で、高粉体処理量で3バールのスプレー圧力で、十字
形適用によって塗布する。フィルム形成のために、塗布したパネルを220℃で
5分間加熱し、次いでパネルを水中に浸漬させる。真っ直ぐ上から見たとき、光
沢のある緑色を帯びた金色を有し、斜めの角度から見たとき、光沢のある緑色を
帯びた青色を有する均質なフィルムが得られる。
【0054】 実施例6:コロナスプレーガンを使用するエフェクト粉体塗膜の製造 実施例2で製造した粉体を、インテク社、ドルトムントからのコロナスプレー
ガンの粉体容器の中に入れる。スプレーガンの電極に、35kVの電圧をかける
。このスプレー装置を使用して、黒色粉体塗料で下塗りされたアルミニウムパネ
ルを、ヴェルネル・アンド・プフライデレル社(Werner & Pflei
derer)、シュトゥットガルト(Stuttgart)からのスプレーブー
ス内で、中粉体処理量で十字形適用によって塗布する。フィルム形成のために、
塗布したパネルを220℃で5分間加熱し、次いでパネルを水中に浸漬させる。
真っ直ぐ上から見たとき、光沢のある緑色を帯びた金色を有し、斜めの角度から
見たとき、光沢のある緑色を帯びた青色を有する均質なフィルムが得られる。
【0055】 実施例7:摩擦電気スプレーガンを使用するエフェクト粉体塗膜の製造 実施例3で製造した粉体を、スプレー装置、インテク社、ドルトムントからの
「トリボスター(登録商標)」の粉体容器の中に入れる。このスプレー装置には
、標準的スプレーパイプ及び星形内部ロッドが取り付けられている。このスプレ
ー装置を使用して、黒色粉体塗料で下塗りされたアルミニウムパネルを、インテ
ク社、ドルトムントからのスプレーブース内で、高粉体処理量で3バールのスプ
レー圧力で、十字形適用によって塗布する。フィルム形成のために、塗布したパ
ネルを220℃で5分間加熱し、次いでパネルを水中に浸漬させる。真っ直ぐ上
から見たとき、光沢のある緑色を帯びた金色を有し、斜めの角度から見たとき、
光沢のある緑色を帯びた青色を有する均質なフィルムが得られる。
【0056】 実施例8:摩擦電気スプレーガンを使用するエフェクト粉体塗膜の製造 実施例3で製造した粉体を、スプレー装置、インテク社、ドルトムントからの
「トリボスター(登録商標)」の粉体容器の中に入れる。このスプレー装置には
、標準的スプレーパイプ及び星形内部ロッドが取り付けられている。このスプレ
ー装置を使用して、黒色粉体塗料で下塗りされたアルミニウムパネルを、インテ
ク社、ドルトムントからのスプレーブース内で、高粉体処理量で3バールのスプ
レー圧力で、十字形適用によって塗布する。フィルム形成のために、塗布したパ
ネルを240℃で5分間加熱し、次いでパネルを水中に浸漬させる。真っ直ぐ上
から見たとき、光沢のある緑色を帯びた金色を有し、斜めの角度から見たとき、
光沢のある緑色を帯びた青色を有する均質なフィルムが得られる。
【0057】 実施例9:摩擦電気スプレーガンを使用するエフェクト粉体塗膜の製造 実施例4で製造した粉体を、スプレー装置、インテク社、ドルトムントからの
「トリボスター(登録商標)」の粉体容器の中に入れる。このスプレー装置には
、標準的スプレーパイプ及び星形内部ロッドが取り付けられている。このスプレ
ー装置を使用して、黒色粉体塗料で下塗りされたアルミニウムパネルを、インテ
ク社、ドルトムントからのスプレーブース内で、高粉体処理量で3バールのスプ
レー圧力で、十字形適用によって塗布する。フィルム形成のために、塗布したパ
ネルを220℃で5分間加熱し、次いでパネルを水中に浸漬させる。真っ直ぐ上
から見たとき、光沢のある緑色を帯びた金色を有し、斜めの角度から見たとき、
光沢のある緑色を帯びた青色を有する均質なフィルムが得られる。
【0058】 実施例10:摩擦電気スプレーガンを使用するエフェクト粉体塗膜の製造 実施例4で製造した粉体を、スプレー装置、インテク社、ドルトムントからの
「トリボスター(登録商標)」の粉体容器の中に入れる。このスプレー装置には
、標準的スプレーパイプ及び星形内部ロッドが取り付けられている。このスプレ
ー装置を使用して、黒色粉体塗料で下塗りされたアルミニウムパネルを、インテ
ク社、ドルトムントからのスプレーブース内で、高粉体処理量で3バールのスプ
レー圧力で、十字形適用によって塗布する。フィルム形成のために、塗布したパ
ネルを240℃で5分間加熱し、次いでパネルを水中に浸漬させる。真っ直ぐ上
から見たとき、光沢のある緑色を帯びた金色を有し、斜めの角度から見たとき、
光沢のある緑色を帯びた青色を有する均質なフィルムが得られる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月7日(2000.3.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項13】 塗布すべき物品が、自動車の車体又は車体部品である、請
求項11に記載の使用。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月7日(2000.3.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シエーンフエルト,アクセル ドイツ国、デー−65207・ビースバーデン、 ドクトル−フリツツ−ゴンテルマン−シユ トラーセ・10 Fターム(参考) 4J038 CG142 DD001 DD002 DD111 MA02 NA01 PA02 PB07 PC02 PC08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 知覚される色が視る角度に依存性であるエフェクト粉体塗料
    であって、1種又は2種以上のコレステリック液晶性ポリマー並びにヒドロキシ
    ル化ポリエステル樹脂、ポリアクリレート及びアクリレートコポリマーの群から
    の少なくとも1種の流動調節添加剤から本質的になるエフェクト粉体塗料。
  2. 【請求項2】 コレステリック液晶性ポリマーが、コレステリック液晶性主
    鎖ポリマー又は組み合わせた主鎖/側鎖基ポリマーである、請求項1に記載のエ
    フェクト粉体塗料。
  3. 【請求項3】 コレステリック液晶性主鎖ポリマーが液晶性ポリエステルか
    らなる、請求項2に記載のエフェクト粉体塗料。
  4. 【請求項4】 コレステリック液晶性主鎖ポリマーが、 a)0〜99モル%の、芳香族ヒドロキシカルボン酸、シクロ脂肪族ヒドロキ
    シカルボン酸及び芳香族アミノカルボン酸の群からの化合物、 b)0〜49.5モル%の、芳香族ジカルボン酸及びシクロ脂肪族ジカルボン
    酸の群からの化合物、 c)0〜49.5モル%の、芳香族ジオール、シクロ脂肪族ジオール及び芳香
    族ジアミンの群からの化合物、 d)1〜40モル%、好ましくは2〜25モル%の、キラル二官能性コモノマ
    ー、及び e)0〜5モル%の、3個以上の官能基を有する分枝性成分 から本質的になり、全合計が100モル%であり、a)、b)及びc)の合計が
    60〜99モル%である、請求項2又は3に記載のエフェクト粉体塗料。
  5. 【請求項5】 アクリレート又はメタクリレートをベースとする物質が、流
    動調節添加剤として存在する、請求項1〜4の少なくとも1項に記載のエフェク
    ト粉体塗料。
  6. 【請求項6】 流動調節添加剤をコレステリック液晶性ポリマーの中に含有
    させること、所望により得られた混合物を微細に分割して粉体を得ること、得ら
    れた微細な粉体を、粉体塗布方法の助けにより、塗布すべき物品に適用すること
    及び温度処理により、該粉体を、その知覚色が視る角度に依存性であるフィルム
    に転換することを含む、請求項1〜5の1項又は2項以上に記載のエフェクト粉
    体塗膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 流動調節添加剤を混練又は押出によって含有させる、請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 微細な分割を粉砕によって行う、請求項6又は7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 微細な粉体を、塗布すべき物品に、コロナ方法、摩擦電気若
    しくは動電学的方法、溶射方法又は流動床焼結方法の助けで適用する、請求項6
    〜8の少なくとも1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 エフェクト粉体塗料を、暗色、好ましくは黒色の基体又は
    プライマーに適用する、請求項6〜9の1項又は2項以上に記載の方法。
  11. 【請求項11】 エフェクト粉体塗料を1個又は2個以上の透明塗料フィル
    ムと共に塗布する、請求項6〜10の1項又は2項以上に記載の方法。
  12. 【請求項12】 天然又は合成材料を塗布するための、請求項1〜5の1項
    又は2項以上に記載のエフェクト粉体塗料の使用。
  13. 【請求項13】 塗布すべき物品が、金属又はプラスチックの物品である、
    請求項12に記載の使用。
  14. 【請求項14】 塗布すべき物品が、自動車の車体又は車体部品である、請
    求項12に記載の使用。
JP2000510810A 1997-09-08 1998-08-26 視る角度に依存する色彩効果を有する粉体塗料 Withdrawn JP2001515944A (ja)

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DE1997139260 DE19739260A1 (de) 1997-09-08 1997-09-08 Pulverbeschichtungen mit vom Betrachtungswinkel abhängigem Farbeindruck
DE19739260.1 1997-09-08
PCT/EP1998/005425 WO1999013012A1 (de) 1997-09-08 1998-08-26 Pulverbeschichtungen mit vom betrachtungswinkel abhängigem farbeindruck

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JP2008533290A (ja) * 2005-03-18 2008-08-21 バッテル メモリアル インスティテュート 樹脂、低温配合物、およびそれに由来するコーティング

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