JP2001503450A - ポリオールの製造方法及び該方法により得られるポリオール - Google Patents

ポリオールの製造方法及び該方法により得られるポリオール

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Abstract

(57)【要約】 本発明はポリマー化学の分野に属する。本発明の特徴は、第一の工程においてグリコール、すなわち少なくとも2に相当する官能価をもつ多価アルコール(MEG、DEG、DPG、……)を(MEG、DEG、DPG、……)エステル交換用触媒(CAT)の存在下でポリエチレンテレフタレート(PET)に、解糖触媒(CAT)の存在下でポリエチレンテレフタレート(PET)に反応させ、次いで最終工程において遊離グリコールを蒸留することからなるポリオールの製造方法にある。この方法は第一の工程の後の工程及び最終工程の前の工程又は最終工程と同時の工程が不活性化剤(DES)で解糖触媒を不活性化することからなることを特徴とする。解糖反応触媒(CAT)は例えば酢酸亜鉛及び酢酸マンガン、トリメチルアミン及びトリブチルアミンなどのアミン類からなる群の薬剤のうちの一つであり、選択された不活性化剤は85%リン酸である。本方法は種々の変法を含み、それらのうちの一つは多価アルコールの一つとしてグリセロールを含有してなる。本発明は包装材料として用いられるボリエチレンテレフタレートのリサイクルに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリオールの製造方法及び該方法により得られるポリオール 本発明は化学の分野に属するものであり、ポリエチレンテレフタレート(PET) 、特に製造廃物PET又は消費廃棄物PETからポリオール、特にポリエステルポリオ ールを製造する一般的な方法、該方法の諸変法(varinats)及び該方法により得ら れる製品、特にポリウレタン(PUR)及びポリイソシアヌレート(PIR)発泡体などの 気泡材料を製造するための製品を対象とするものである。 長らく前から、ポリエチレンテレフタレートの合成反応の“解糖(グリコリシ ス)”と呼ばれる逆反応によるポリエチレンテレフタレートの分解によってポリ オールを製造する方法であって、PETを過剰量のグリコール(GLY)例えばモノエチ レングリコール(MEG)の存在下で加熱する方法が知られている。このようにして 製造されたポリオールのその用途からみた主な不都合は、常温での保存中に固形 物を沈澱し、しかも粘度が高くなる傾向にあることが想起される。 最近の先行技術は、これらの不都合を排除しようとする種々の解決法を提案し ている。例えば、ドイツ国特許第3,435,014号(BAUER)、欧州特許第0,248,578号( BENTLEYほか)、米国特許第4,539,341号(HALLMARK)、米国特許第4,559,370号(BLA NPIED)、米国特許第4,652,591号及び米国第4,714,717号(LONDRIGAN)は得られた ポリオールのエステル化を提案し、一方、欧州特許第0,134,661号(CHARDONOL)、 米国特許第4,485,196号(SPERANZA)、米国特許第4,604,410号及び第4,701,477号( ALTENBERG)はエトキシプロポキシル化による改質を提案し、その他の特許、例え ば米国特許第4,468,824号(GRIGSBY)、米国特許第4,485,196号(SPERANZA)、米国 特許第4,536,522号(GRIGSBY)、米国特許第4,459,370号(BLANPIED)、米国特許第4 ,642,319号(MCDANIEL)、米国特許第4,644,019号(MCDANIEL)、米国特許第4,714,7 17号(LONDRIGAN)、米国特許第4,760,100号(MCDANIEL)、Chem.Abs.151,159(PEN CZEK)は解糖によりMEGが生成するのに応じてその蒸留を行うことを提案している 。 しかしながら、これらの方法により得られるポリオールは、分子量において高 い不均質性すなわち分散度(dispersion)を示すポリオール混合物であり、その結 果として該ポリオールは、PUR又はPIRに網状化する際に、低いヒドロキシル価( <200 KOHmg/g)をもつ高級オリゴマーと、高いヒドロキシル価(>800 KOHmg/g) をもつ遊離グリコールとが存在することに由来する好ましくない特徴であるとみ なされている不規則な三次元網状化物をもたらす。さらにまた、この不均質性の 別の不都合な結果、すなわち顕著な粘度の増大が確認されている(G.TERSACらの 論文、Cellular Polymers、Vol.14,p.14,1995)。 高級オリゴマーの生成を抑える一つの解決法は、二酸残基に対するグリコール 残基のモル比を高くして解糖/エステル化を実施し、次いで蒸留により遊離グリ コールを除去することにあるが、そのときに化学的に平衡を欠いた系であること が認められ、アルコリシス反応は遊離グリコール並びにさらに縮合した化合物(e speces)を改質する(reformer)傾向がある。 米国特許第4,758,607号(HALLMARK)明細書には、再平衡反応によりMEGを改質す ることなく遊離グリコールを除去できる方法が記載されており、この方法により 得られたポリオールは遊離MEGの含有量が極めて少なく、粘度が低くなり、保存 中の安定性がよくなり、しかもより高い密度をもつ発泡体をもたらすことが記載 されている。しかしながら、この方法は高真空下でのフィルム掻き取り連続蒸留 を必要とし、極めて高価な設備を必要とするという不都合がある。この特許明細 書には、解糖剤(glycolysant)として使用できる低分子量のグリコール及びポリ オールの例が多数記載され、しかも本出願の先行技術と見なし得る多塩基酸が多 数記載されている。しかしながら、記載されているある解糖触媒(オルトチタン 酸テトラブチル)は、本発明の実施には適していないことが認められた。 解糖反応はエステル交換型の平衡反応であり、この反応の触媒は当業者には周 知である。例えば、米国特許第2,465,319号(WINFIELD)明細書が参照でき、これ には酢酸マンガン及び酢酸亜鉛などの塩類、あるいはトリエチルアミン及びトリ ブチルアミンなどのアミン類が記載されている。この解糖及び同時に生ずるエス テル交換の触媒は実際に米国特許第3,907,868号(CURRIE)明細書に記載されてい る。 また、後者の特許明細書にはリン酸、亜リン酸、これらの酸のアリールエステ ル、アルキルエステル、シクロアルキルエステル、アリールアルキルエステル、 脂肪族及び芳香族カルボン酸、例えばシュウ酸、クエン酸、酒石酸、テレフタル 酸、エチレンジアミン四酢酸の四ナトリウム塩、フェニルホスフィン酸並びに類 縁の物質のような薬剤を用いて触媒を不活性化(金属イオン封鎖)させて反応の再 平衡化を回避する方法が開示されている。しかしながら、この特許明細書に開示 されている方法は本発明の方法と異なり、しかもPETからポリオールではなくジ メチルテレフタレートを製造することを目的とするものであるので以下に挙げる ものとは対象が異なるが、この特許明細書に記載の不活性化剤は本出願の先行技 術と見なされる。 一般に、上記の諸特許明細書に記載の解糖反応剤としてのグリコール、解糖触 媒又はエステル交換触媒及び不活性化剤は本発明の実施に適している可能性のあ る反応剤と見なされる。 本発明の一般的な目的は、単純な反応器であって例えば1〜50mmHgのあまり高 くない真空下で使用できる反応器で、廃棄物PETからポリオール、より具体的に はポリエステルポリオールを製造する方法を提供することにある。 本発明のより具体的な目的は、 − 保存中は安定であり、取り扱いを容易にし得るのに十分に低い粘度を有し 、しかも高断熱性で耐久性のあるPUR発泡体又はPIR発泡体の製造に適した液 体ポリオールの製造; − 発泡性クロロフルオロ炭化水素(HCFC)(発泡剤)、特にHCFC 141bに対する 良好な溶解能を示し、すなわち少なくとも20重量%のHCFC 141b溶解能を示 し、それにもかかわらず気泡(cellules)に含まれている気体状HCFC 141bが 後からPUR又はPIRマトリクスへ溶出することなく、従ってHCFCに対して低い 親和力をもつPUR又はPIRマトリクスをもたらすポリオールの製造; − 狭い分子量(molaire)分布をもつポリオール、すなわち本質的にポリエス テルオリゴマーすなわち“モノマー”及び“ダイマー”からなり、しかも高 級オリゴマー及び遊離グリコールの含有量の極めて低いポリエステルジオー ルの製造; − 遊離の二官能価グリコールの含有量が少なく、限定された量の多官能価ポ リオールを添加した後に硬質PUR発泡体をもたらし得る多官能価ポリオール と相溶性のポリオールの製造; − 狭い分子量分布をもつ2個よりも大きい官能価をもつポリオールの製造; − 単純な反応器、すなわち単に攪拌手段、不活性雰囲気(N2)導入手段、 220〜240℃まで加熱する手段、全還流又は蒸留手段、装入手段及び移送手段 のみを備え、しかも常圧及び真空(3mmHg以上の圧力)で機能し得る反応器で のポリオールの製造; − 遊離グリコールの蒸留を実施し且つ留出物を内部リサイクルできる方法に よるポリオールの製造; − 最後に、反応時間の短いPETの解糖/エステル化と、再平衡反応を生じな い遊離グリコールの蒸留とに基づく方法によるポリオールの製造 にある。 本発明によれば、最初の工程においてグリコールすなわち少なくとも2に相当 する官能価をもつ多価アルコール(MEG、DEG、DPG、……)をエステル交換触媒(CA T)の存在下でポリエチレンテレフタレート(PET)に反応させ、次いで最終工程に おいて遊離の(又は遊離させた)グリコールを蒸留することからなるポリオールの 製造方法は、一般的に、前記の最初の工程の後の工程及び前記の最終工程の前又 はそれと同時の工程が解糖触媒を不活性化剤(DES)で不活性化することからなる ことを特徴とする。 一般的方法の第一の変法(I)によると、最初の解糖工程に続く第二の工程、す なわちエステル化工程は、解糖媒体中に多塩基酸(PLA)又はその誘導体(無水物… …)、例えばアジピン酸、無水フタル酸などを導入することからなる。 好ましく、本発明の方法のこの第一の変法の第二工程のエステル化反応の触媒 としては、同時に前の工程(解糖)の触媒の不活性化剤(DES)にもなり得る強酸、 例えばリン酸H3PO4が選ばれる。 常圧下で且つ不活性雰囲気中で行われるエステル化工程は、蒸留される水の生 成を伴うことがある。 後続の工程は、先行する諸工程で生成する遊離グリコールの低真空(3〜40mmH g)中で蒸留することからなり、蒸留により所望のポリオールが反応器に残り、こ れらの所望のヒドロキシル価(IOH)に従って所望の(IOH)が低ければ低いほど蒸 留時間が長くなる(200≦IOH≦400、1時間<t<3時間)。 一般的方法の第二の変法(II)によると、第二の工程すなわちエステル化工程は 解糖媒体中に多価エステル(PLE)の1種又は数種、例えばジメチルエステル(AGS) 、又はローヌ プーラン社の“RHODIASOLV(登録商標)”混合物(アジピン酸ジメチ ル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチル)を導入することからなる。 次の低い真空(3〜40mmHg)下での蒸留工程に先立ち、反応媒体中に不活性化剤 (DES)を導入する。これは好ましくはリン酸である。これはリンの有機誘導体で あってもよいが、その効果は劣る。 本発明によれば常に、留出するグリコールは後続のサイクル中で再循環できる ことが注目される。 上記の2よりも大きい官能価をもつポリオールを製造する目的を達成できる第 三の変法(III)によると、さらに解糖を実施するために、DEG及びDPGの他に2よ りも大きい官能価をもつ多価アルコール例えばグリセロール(GLR)などのトリオ ールを使用する。この変法では他の変法に比べて導入したグリコールの最大量が PETに転化する。換言すれば、比率Rすなわち収率 が最大であり、経済的観点から特に有利な変法である。 先の変法に類似する第四の変法(IV)によると、さらにエステル交換反応を実施 するためにジメチルエステルの混合物(AGS)を用いる。この変法は先行のものよ り経済的に僅か劣るが、より低い粘度の製品を得ることができる。 本発明は以下の添付図面の図及び表を参照してよりよく理解され、そしてその 詳細は各変法それぞれの方法の実施例の記載から明らかになるであろう。添付の 図面において、 − 図1は変法I及びIIの方法のフローチャートを示すものであり、 − 図2は図1の方法において実施される反応を表すものであり、 − 表Iは本発明の方法により得られるポリオールの特性及び組成を示すもの であり、 − 表IIは本発明の方法により得られるポリオールから製造されるPUR/PIR 発泡体の特性を示しものであり、 − 図3は変法III及びIVの方法のフローチャートを示すものであり、 − 図4〜9の線図は変法I〜IVの実施例における蒸留前後のポリエステルポ リオール相の組成を表すものである。実施例1(第一の変法の実施例) (触媒を不活性化させた後の遊離グリコールの蒸留) 攪拌機、窒素送入口、全還流冷却器を備えた反応器に、 PET:119g(0.62モル)(瓶の予備成形の製造屑から出る削り屑の形のポリ エチレンテレフタレート) DEG:321g(3.03モル)(ジエチレングリコール) DPG:109.2g(0.815モル)(ジプロピレングリコール) CAT:0.12g(0.49ミリモル)〔酢酸マンガン(Mn(OAc)2・4H2O〕 を入れた。 窒素雰囲気中で全還流下に220℃で2時間加熱し、次いで全還流冷却器を蒸留 装置に代えた後に、反応媒体に、 アジピン酸 :36.2g(0.248モル)、 無水フタル酸 :36.7g(0.248モル)、及び リン酸(85%H3PO4):0.45g(2.5ミリモル) を加えた。 生成した水を留去しながら200〜240℃に加熱した。その時間は約5時間であっ た。 得られた中間体ポリオールは、下記の特性: IOH(KOHmg/g) :595 IA(mgKOH/g) :4.5 遊離グリコール:45.2%(ガスクロマトグラフィーにより測定した) その内訳:MEG:2.4%、 DEG:29%、 DPG:13.8%ポリエステルポリオール:54.8%、下記の組成(立体排除クロマトグラフィー、UV 検出器により測定した)をもつ: モノマー(n=1):39.5% ダイマー(n=2):37.5% 高級オリゴマー(n≧3):23% を有する。 次いで、反応系内を約4mmHgの真空にし、中間体ポリオール570gから遊離グリ コールの蒸留を行った。その時間は約2.5時間であり、その間に沸点は徐々に140 ℃から160℃に上昇した。 下記の組成: MEG:6%、 DEG:61.5%、 DPG:32.5% をもつ留出液228gが得られた。 蒸留残留物は、遊離グリコールとポリエステルポリオールとから形成されるポ リオール-Iaと呼ぶ混合物であり、その成分比率及び特性は下記の通りである 。 IOH(KOHmg/g):306 IA(KOHmg/g):5.5 η25 (cPs) :1600 遊離グリコール:7.4%、その内訳: DEG:6.6%、 DPG:0.8% ポリエステルポリオール:92.6%、その組成: モノマー(n=1):37%、 ダイマー(n=2):37%、 高級オリゴマー(n≧3):26%実施例1に関する考察 本発明の利点の例証として、触媒がオルトチタン酸テトラブチル 〔Ti(OBu)4〕であり、不活性化剤を添加しない以外は同様の方法で調製したポリ オールは、下記の組成: DEG:11.7%、 DEG:54.9%、 DPG:33.5% をもつ留出物235gの取得後に 遊離グリコール:12.8%、その内訳: DEG:10.2%、 DPG:2.6% ポリエステルポリオール:87.2%、その組成: モノマー(n=1):23%、 ダイマー(n=2):23%、 高級オリゴマー(n≧3):54% からなる。 MEGの量(570×2.4%=13.7gに対して235×11.7%=27.5g)と同様に、高級オリ ゴマーの比率が蒸留後に著しく増大している(23%に対して54%)ことが認められ 、これは再平衡が生じていることを示している。 これに対して、ポリオール-Iaの製造の場合には、ポリエステルポリオール の組成は蒸留後に実質的に変化がなく、留出するMEGの量(228×6%=13.7g)は 蒸留前に存在していた量(570×2.4%=13.7g)に等しく、こうして再平衡が生じ なかったことが証明され、これは本発明の方法を使用したことよるものである。実施例2(第一の変法の実施例) (留出物のリサイクル) 攪拌機、窒素送入口、全還流冷却器を備えた反応器に、 − PET:119g(0.62モル)(瓶の“予備成形”の生産屑からの削り屑の形の ポリエチレンテレフタレート) − MEG:38.5g(0.62モル) − DEG:269.3g(2.54モル)(ジエチレングリコール) − DPG:91.6g(0.68モル)(プロピレングリコール) − 無水フタル酸:36.7g(0.248モル) − アジピン酸:36.2g(0.248モル) − CAT :0.12g(0.49ミリモル)[酢酸マンガンMn(OAc)24H2O] を入れた。 窒素気中で全還流下に220℃で2時間加熱し、次いで全還流冷却器を蒸留器と 交換した後に、反応媒体に、 − リン酸(85%H3PO4):0.45g(2.5ミリモル) を加えた。 生成した水を留去しながら200〜240℃に加熱した。持続時間は7.5時間であっ た。 次いで、反応系内を約3mmHgの真空とし、前記の中間体ポリオール555.3gから 3時間かけて遊離グリコールを蒸留した。その間に沸点は徐々に135℃から175℃ に上昇し、塔頂温度は89℃Cから120℃に上昇した。 下記の組成: − MEG:14.9%、 − DEG:55%、 − DPG:30% をもつ留出物213.6gと、下記の諸特性及び組成をもつポリオール-Ibと呼ぶ残 留物を得た。: IOH(KOHmg/g) :310 IA(KOHmg/g) :0.8 η25 (cPs) :1650 遊離グリコール:7.2%、その内訳 DEG:6.8%、 DPG:0.4% ポリエステルポリオール:92.8%、その組成: モノマー(n=1):39%、 ダイマー(n=2):36%、 高級オリゴマー(n≧3):25% HCFC 141bとの相溶性:37% 留出物の分析は、MEGの留出量が遊離MEGの初期導入量に等しいか又はそれより 少ない(38.5gに対して213.6×14.9%=31.8g)ことを示す。 上記の留出物200g(リサイクル)に下記の量の純グリコール: − MEG:8.9g、 − DEG:159.3g、 − DPG:31.6g を加えて、遊離グリコールの量が初期導入量と等しく、また他の反応剤との比率 が等しくなるようにして操作を反復し、操作の終わりには下記の組成及び諸特性 をもつポリオールIcと呼ぶポリオールを得た。 IOH(KOHmg/g):302 IA(KOHmg/g):1.8 遊離グリコール:4.6%、その内訳: DPG:4.5% DPG:0.1% ポリエスルポリオール:95.4%、その組成: モノマー(n=1):41%、 ダイマー(n=2):36%、 高級オリゴマー(n≧3):23% 従って、純粋なグリコールの混合物の代わりに留出物を用いてもほぼ同じ諸特 性が得られるので、留出物はリサイクル可能であり、遊離グリコールのリサイク ルにより得られるポリオールの組成は一定であるとの結論が下される。実施例3(第二の変法の実施例) ( ジメチルエステルによるエステル化、2mmHgでの仕上げ蒸留) 攪拌機、窒素送入口、全還流冷却器を備えた反応器に、 − PET:瓶の予備成形の製造屑からの削り屑119g(0.62モル)、 − DEG:321.1g(3.03モル)、 − DPG:109.2g(0.815モル)、 − CAT:酢酸マンガン(Mn(Oac)24H2O)0.12g(0.49ミリモル) を入れた。 窒素気中で全還流下に220℃で2時間加熱し、次いで全還流冷却器を蒸留器と 交換した後に、反応媒体に下記のジメチルエステル: − アジピン酸ジメチル:約16重量% − グルタル酸ジメチル:約60重量% − コハク酸ジメチル :約24重量% の混合物(AGS)78.7g(0.495モル)を加えた。 220℃に加熱した。メタノールを留出しながらエステル交換反応が生じた。温 度は徐々に240℃まで上昇し、約1.8時間後にメタノールの生成が止まった。 冷却後に、85%リン酸0.17g(1.5ミリモル)を加えて触媒を不活性化させ、3mm Hgの圧力下で中間体ポリオール589.4gから遊離グリコールを蒸留した。1時間で 徐々に沸点が125℃から180℃に上昇し、塔頂温度が82℃から118℃に上昇した。 下記の組成: − MEG:6.8%、 − DEG:60.5%、 − DPG:32.6 をもつ留出物236.6gと、下記の特性及び組成をもつポリオールIIaと呼ぶ残留物 とを得た。 IOH(KOHmg/g) :307 IA(KOHmg/g) :0.4 η25 (cPs) :810 遊離グリコール :4.4%、その内訳: MEG:〜0%、 DEG:4.2%、 DPG:0.2% ポリエステルポリオール:95.6%、その組成: モノマー(n=1):40%、 ダイマー(n=2):37%、 高級オリゴマー(n≧3):23% HCFC 141bとの相溶性:44%実施例4(第二の変法の実施) ( ジメチルエステルによるエステル化、28〜30mmHgでの仕上げ蒸留) 28〜30mmHgの蒸留圧力を用い且つグリコール232.9gを蒸留した後に、1.3時間 にわたって沸点を160℃から200℃に上昇させ、塔頂温度を125℃から148℃に上昇 させた以外は上記と同じ操作条件下で得られたポリオールIIcと呼ぶ残留物は下 記の特性を有していた。 IOH(KOHmg/g) :316 IA(KOHmg/g) :0.4 遊離グリコール:5.6%、その内訳: MEG:〜0%、 DEG:5.3%、 DPG:0.3% ポリエステルポリオール:94.4%、その組成: モノマー(n=1):40%、 ダイマー(n=2):37%、 高級オリゴマー(n≧3):23% 添付の表1に、実施例において得られた各種ポリオールの諸特性を要約し、そ れらの変動幅(Δ)を示した。 これらは個別に又は一緒に組み合わさって、本発明が顕著に優れていることを 示す実際に有効なポリオールを特定するが、この特性の許容変動範囲は下記の通 りである。IOH (KOHmg/g) :300〜320、場合によっては200〜400、 IA (KOHmg/g) :0.4〜0.5、場合によっては0.1〜10、 η25 (cPs) :800〜1700、場合によっては500〜5000、 遊離グリコール:4%〜8%、場合によっては0%〜10%、その内訳: MEG:<0.2%、 DEG:4〜7%、場合によっては2〜10%、 DPG:0〜1%、場合によっては0〜3%、及び ポリエステルポリオール(立体排除クロマトグラフィー、UV検出器により測定した) はポリオールの90〜100重量%を構成し、下記の組成を有 する: モノマー(n=1):35〜42%、すなわち>35%、 高級オリゴマー(n≧3):20〜28%、すなわち<35% HCFC 141bとの相溶性:20〜50%実施例5(ポリオール-Iaからポリウレタン発泡体及びポリイソシアヌレート 発泡体の調製) 処方はポリオール混合物100g当たりの重量で表し、発泡剤はHCFC 141b(エルフ −アトケム社のFORANE F 141b)であり、触媒はジメチルヘキシルアミン(エアプ ロダクツ社のP8)、ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテル(ユニオンカーバイ ド社のNIAX A1)及びオクタン酸カリウム(エアプロダクツ社のK15)であり、界面 活性剤はポリ(エーテル/シロキサン)コポリマー(エアプロダクツ社のDC5454及 びDC5098)である。 発泡体生成のためにポリオール-Ibに混合されるイソシアナートはPMDI(ジフ ェニルメタン-4,4’-ジイソシアナート)すなわち2.7の官能価をもつポリイソ シアナートであるICI社のSUPRASEC DNRであり、PMDIは所望の指数に相当する量 で“処方されたポリオール”に混合し、その混合は4000回転/分の機械攪拌で10 秒間行い、反応混合物は容器(sac)に移し、膨張させる。処方されたポリオール の反応性は、クリーム化時間(tc)、糸ひき時間(tf)、上昇停止時間(tfm)及び無 べたつき時間(thp)によって測定した。生成した発泡体は調製後1日経て から、その密度(NFT 56107)及び熱伝導度(ISO 2581)を測定して評価した。特性 の評価は、常温で28日経過した後に初期熱伝導度(I1j)と、安定化した後の熱伝 導度(I28j)とを比較することによって且つ寸法の収縮(Dv28j)によって評価し た。添付の表IIにその結果を示した。 立体排除クロマトグラフィーによるポリエステルポリオールの分析は、第二の 蒸留中に再平衡が生じなかったことを示している。 得られたポリウレタン発泡体及びポリイソシアナート発泡体は断熱性が極めて よく、気孔が極めて細かく、諸特性の安定性が著しい。実施例6〔第三の変法(III)の実施例〕 攪拌機、窒素送入口、留出液の移送又は全還流を実施できる装置を備えた反応 器に、 PET:288g(1.50モル) DEG:195.6g(1.845モル) CAT:酢酸マンガン0.27g(1.1ミリモル) を入れる。 窒素気中で全還流下に220℃で2時間加熱した。次いで徐々に真空にし、留出 物を留出させた。操作終了時の圧力は200mgであり、反応温度は230℃であった。 得られた留出液D1は次の組成: MEG:54.2% DEG:45.8% を有していた。冷却後に、 DEG:180.2g(1.70モル)、 DPG:134.0g(1.00モル)、 GLR:55.2g(0.60モル) を加えた。 常に、再度、窒素気中で温度220℃で1.5時間アルコリシスを行い、次いで85% リン酸0.40gすなわち4ミリモルを加えて触媒を不活性化し、10mmHgの圧力下で 混合物の温度を1時間にわたって132℃から181℃に上昇させ、また塔頂 温度を114℃から134℃に上昇させながら蒸留を行った。ポリオール453.4g及び遊 離グリコール264.0g(留出物D2)が得られた。 留出物D2の組成は、 MEG:7.9%、 DEG:60.8%、 DPG:28.2%、 GLR:3.1% であり、また製品ポリオールは下記の特性を有していた。 IOH(KOHmg/g):339 IA(KOHmg/g):1.2 η25 (cPs) :15200 遊離グリコール:5.9%、その内訳: MEG:0%、 DEG:1.8%、 DPG:0%、 GLR:4.1% ポリエステルポリオール:94.1%、その組成: モノマー(n=1):44%、 ダイマー(n=2):36%、 高級オリゴマー(n≧3):20%。 このようにして、この変法IIIでは解糖に続いて、しかもまた不活性化剤の導 入及び遊離グリコール蒸留の前に、第一にMEGの大部分を留去できる高温で遊離 グリコールの一部を蒸留し且つ第二に場合によっては付加的なグリコール及び2 よりも大きい官能価をもつ多価アルコールの添加し、次いで新たにエステル交換 工程を行った。実施例7(第四の変法の実施例) 攪拌機、窒素送入口、全還流冷却器を備えた反応器に、 PET:238g (1.24モル)、 DEG: 64.2g (6.06モル)、 DPG:218.4g (1.63モル)、 GLY: 68.0g (0.74モル) CAT: 0.24g(0.49ミリモル) を入れた。 窒素気中で全還流下に220℃で2時間45分加熱した。 次いで、全還流冷却器を蒸留器と交換した後に得られた反応媒体に下記の組成 : アジピン酸ジメチル:16重量%、 グルタル酸ジメチル:60重量%、 コハク酸ジメチル :24重量% をもつジメチルエステル混合物(AGS) 157.4g(0.99モル)を加えた。 200℃に加熱して、メタノールを蒸留しながらエステル交換反応を行った。メ タノールの生成が終了するまで、すなわち2.5時間後まで温度は徐々に240℃まで 上昇した。冷却後に、85%リン酸0.24g(3.0ミリモル)を加えて触媒を不活性化し 、10mmHgの圧力下で沸点を上昇させながら1.5時間かけて遊離グリコールを蒸留 した。沸点は117.5℃から180℃に上昇し、塔頂温度は105℃から134℃に上昇した 。下記の組成: MEG:10.0%、 DEG:63.7%、 DPG:23.9%、 GLR:2.4% を有する留出物561.6gを得且つ下記の諸特性及び組成をもつポリオールIVと呼ぶ 製品ポリオールを得た。 IOH(KOHmg/g) :299 IA(KOHmg/g) :0.61 η25 (cPs) :1350 遊離グリコール :4.3%、その内訳: MEG 0.1%、 DEG 2.3%、 DPG 0%、 グリセロール 1.91% ポリエステルポリオール:95.7%、その組成: モノマー(n=1) 49%、 ダイマー(n=2) 36%、 高級オリゴマー(n≧3) 15% こうしてこの変法IVでは、解糖を行うためにさらにDEG及びDPGのほかに、一方 では2より大きい官能価をもつ多価アルコールの一部、次いでジメチルエステル 混合物AGSによるエステル交換反応を行った。 以下の図面の線図は、得られたポリエステルポリオール相の仕上げ蒸留前の組 成(実線−)及び蒸留後の組成(点線…)の変化を示す。このポリオールのポリエス テルポリオール相の組成の分析は、UV検出器と組み合わせた立体排除クロマト グラフィーによって行った。実施例1とこの実施例についての考察とに関連した クロマトグラムについてはメルク社のカラム“LICROGER PS4(5μm)”を用い、 その他の全てのクロマトグラムについてはカラムSDV 100A MZを用いた。 DGT+BDT混合物を用いたカラムの検定によって〔F.HUBERTの学位論文 熱用ポリウレタン材料への化学的活用)”E.C.P.,1996年10月参照〕、オリゴマ ー(n≧3)、ダイマー及びモノマーそれぞれの量を測定できる。 図4の線図は第一の変法を実施した実施例1に相当する。 前図の線図に類似する図5の線図では不活性化剤DESの存在下での再平衡に由 来するおびただしい量の高級オリゴマーの存在による溶出の初めのあたりで大き な差異が認められる。 図6の線図は第一の変法を実施した実施例2に相当する。 図7の線図は第二の変法を実施した実施例3に相当する。 図8の線図は第三の変法を実施した実施例6に相当する。 図9の線図は第四の変法を実施した実施例7に相当する。 上記の各実施例のポリエステルポリオールの組成%を導き出すこれらの線図の 形は本発明の方法に特徴的であり、しかもポリエステルポリオール混合物として 使用した指数(indice)である。本発明は断熱、特に建築物の断熱に特に都合よく 適用される。 本発明の方法によるポリオールの製造の実施例並びにこれらのポリオールの1 種から発泡体を製造する実施例を記述したが、本発明の範囲はこれらの実施例に 限定されるものではなく、上記に一般的に規定した方式など本発明の方法の実施 及びその応用のあらゆる形態に及ぶ。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月12日(1998.5.12) 【補正内容】 − DEG:269.3g(2.54モル)(ジエチレングリコール) − DPG:91.6g(0.68モル)(プロピレングリコール) − CAT:0.12g(0.49ミリモル)[酢酸マンガンMn(0Ac)24H2O] を入れた。 窒素気中で全還流下に220℃で2時間加熱し、次いで全還流冷却器を蒸 留器と交換した後に、反応媒体に、 − 無水フタル酸:36.7g(0.248モル) − アジピン酸:36.2g(0.248モル) − リン酸(85%H3PO4):0.45g(2.5ミリモル) を加えた。 生成した水を留去しながら200〜240℃に加熱した。持続時間は7.5時間であっ た。 次いで、反応系内を約3mmHgの真空とし、前記の中間体ポリオール555.3gから 3時間かけて遊離グリコールを蒸留した。その間に沸点は徐々に135℃から175℃ に上昇し、塔頂温度は89℃Cから120℃に上昇した。 下記の組成: − MEG:14.9%、 − DEG:55%、 − DPG:30% をもつ留出物213.6gと、下記の諸特性及び組成をもつポリオール-Ibと呼ぶ残 留物を得た。: IOH(KOHmg/g):310 IA(KOHmg/g) :0.8 η25 (cPs) :1650 遊離グリコール:7.2%、その内訳 DEG:6.8%、 DPG:0.4% ポリエステルポリオール:92.8%、その組成: 攪拌機、窒素送入口、全還流冷却器を備えた反応器に、 − PET:瓶の予備成形の製造屑からの削り屑119g(0.62モル)、 − DEG:321.1g(3.03モル)、 − DPG:109.2g(0.815モル)、 − CAT:酢酸マンガン(Mn(Oac)24H2O)0.12g(0.49ミリモル) を入れた。 窒素気中で全還流下に220℃で2時間加熱し、次いで全還流冷却器を蒸留器と 交換した後に、反応媒休に下記のジメチルエステル: − アジピン酸ジメチル:約16重量% − グルタル酸ジメチル:約60重量% − コハク酸ジメチル :約24重量% の混合物あってAGSと呼ぶ混合物78.7g(0.495モル)を加えた。 220℃に加熱した。メタノールを留出しながらエステル交換反応が生じた。温 度は徐々に240℃まで上昇し、約1.8時間後にメタノールの生成が止まった。 冷却後に、85%リン酸0.17g(1.5ミリモル)を加えて触媒を不活性化させ、3mm Hgの圧力下で中間体ポリオール589.4gから遊離グリコールを蒸留した。1時間で 徐々に沸点が125℃から180℃に上昇し、塔頂温度が82℃から118℃に上昇した。 下記の組成: − MEG:6.8%、 − DEG:60.5%、 − DPG:32.6 をもつ留出物236.6gと、下記の特性及び組成をもつポリオールIIaと呼ぶ残留物 とを得た。 IOH(KOHmg/g):307 IA(KOHmg/g):0.4 η25 (cPs) :810 遊離グリコール:4.4%、その内訳: MEG:〜0%、請求の範囲 1. 最初の工程において、グリコールすなわち少なくとも2に相当する官能 価をもつ多価アルコール(MEG、DEG、DPG、……)をエステル交換用の触媒(CAT)の 存在下でポリエチレンテレフタレート(PET)に反応させ、次いで最終工程におい て遊離させたグリコールを蒸留することからなるポリオールの製造方法において 、 最初の工程よりも後の工程及び最終工程の前又はそれと同時の工程が前記 の解糖用触媒を不活性化剤(DES)で不活性化することからなり、 その結果として、 第一に、ポリオールの著しく狭い分子量分布が得られ及び/又は再平衡反 応がないこと、 第二に、遊離したグリコールの仕上げ蒸留を再平衡を生じさせることなく 通常の設備しか必要とせずに低い真空圧(3mmHg≦P≦30mmHg)下で実施できるこ と を特徴とするポリオールの製造方法。 2. 解糖反応触媒(CAT)が酢酸亜鉛及び酢酸マンガン、トリエチルアミン及 びトリブチルアミンなどのアミン類からなる群の薬剤のうちの一つであること、 並びに 不活性化反応の前記不活性化剤(DES)がリン酸、亜リン酸、これらの酸の アリールエステル、アルキルエステル、シクロアルキルエステル、アリールアル キルエステル、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、テレフタル酸などの脂肪族カルボ ン酸及び芳香族カルボン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸四ナトリウム塩、フェ ニルホスフィン酸からなる群の薬剤のうちの一つであること を特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 3. 選択された不活性化剤が85%リン酸であることを特徴とする請求項2記 載のボリオールの製造方法。 4. (変法(I))最初の工程すなわち解糖工程の後に続くエステル化 工程と呼ぶ第二の工程が、 解糖媒体に多塩基酸(PLA)及び/又はその誘導体(無水物、……)と不活性 化剤とを導入し、次いで、 得られた反応媒体を不活性雰囲気中で170〜240℃の温度に保持して生成し た水を留去し、そして 最終工程において真空(3mmHg<P<40mmHg)下で120〜220℃の温度で遊離 グリコールを蒸留することからなる ことを特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 5. (変法(II))第二の工程すなわちエステル化工程が 解糖媒体中に多価エステル(PLE)の1種又は数種を導入し且つ(同時に、予 め又は後続して)反応媒体を不活性雰囲気中で170〜240℃の温度に保持して生成 したアルコールを蒸留し、次いで 得られた反応媒体中に不活性化剤(DES)を導入し、次いで、 最終工程として真空(3mmHg≦P≦40mmHg)下に120〜220℃の温度で遊離グ リコールを蒸留することからなる ことを特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 6. 下記の諸特性及び組成: − IOH:200〜400 KOHmg/g、 − IA:0.1〜10 KOHmg/g、 − η25 (cPs):500〜5000、 − HCFC 141bとの相溶性:20〜50%、 − 遊離グリコール(ガスクロマトグラフィーにより測定):0〜10%、そ のその内訳:MEGは0.3%未満 − ポリエステルポリオール:下記の組成(立体排除クロマトグラフィー 、UV検出器により測定)をもつポリオール9 2〜100重量% モノマー(n=1) :>35%、 高級オリゴマー(n≧3):<35% を有することを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の方法によ り製造されたポリオール。 7. さらに − 触媒(CAT)の残留物としてマンガン(Mn)及び亜鉛(Zn)からなる群の物 質のうちの少なくともひとつ、及び − 不活性化剤(DES)の残留物としてリン(P) を少なくとも痕跡の状態で含有していることを特徴とする請求項3記載の方法に より製造され且つ請求項6に記載のポリオール。 8. 不活性化剤の導入と遊離グリコールの蒸留を行なう(変法III)において 、 − 解糖に続いて遊離グリコールの一部を高温で蒸留してこれによりMEG の大部分を除去し、 − 第二に、2よりも大きい(f>2)官能価をもつ多価アルコール及びグ リコールを添加し、次いで新たにエステル交換工程を行う ことを特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 9. 2よりも大きい官能価をもつ多価アルコールがグリセロール(GLR)であ ることを特徴とする請求項8記載のポリオールの製造方法。 10. (変法IV)さらに解糖を実施するためにDEG及びDPGの他に、一方で2よ りもも大きい(f>2)官能価をもつ多価アルコールを用い、次いでジメチルエス テルの混合物AGSによるエステル交換を行うことを特徴とする請求項1記載のポ リオールの製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 75:04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN (72)発明者 マルシヤル,ジヤン―シヤルレ フランス国 エフ―38240 メイラン,ア ブニュ シヤルトルーズ,31 (72)発明者 ミジュオン,エレーヌ フランス国 エフ―69300 カルイル,モ ンテー デ ソルダ.9エル (72)発明者 テルサック,ジル フランス国 エフ―91750 シヤンプクエ イル,リュ デュ ガゾン,13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 最初の工程において、グリコールすなわち少なくとも2に相当する官能 価をもつ多価アルコール(MEG、DEG、DPG、……)をエステル交換(MEG、DEG,DPG 、……)用の触媒(CAT)の存在下でポリエチレンテレフタレート(PET)に反応させ 、解糖用触媒(CAT)の存在でポリエチレンテレフタレート(PET)に反応させ、次い で最終工程において遊離させたグリコールを蒸留することからなるポリオールの 製造方法において、 最初の工程よりも後の工程及び最終工程の前又はそれと同時の工程が前記 の解糖用触媒を不活性化剤(DES)で不活性化することからなり、 その結果として、 第一に、ポリオールの著しく狭い分子量分布が得られ及び/又は再平衡反 応がないこと、 第二に、遊離したグリコールの仕上げ蒸留を再平衡を生じさせることなく 通常の設備しか必要とせずに低い真空圧(3mmHg≦P≦30mmHg)下で実施できるこ と を特徴とするポリオールの製造方法。 2. 解糖反応触媒(CAT)が酢酸亜鉛及び酢酸マンガン、トリエチルアミン及 びトリブチルアミンなどのアミン類からなる群の薬剤のうちの一つであること、 並びに 不活性化反応の前記不活性化剤(DES)がリン酸、亜リン酸、これらの酸の アリールエステル、アルキルエステル、シクロアルキルエステル、アリールアル キルエステル、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、テレフタル酸などの脂肪族カルボ ン酸及び芳香族カルボン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸四ナトリウム塩、フェ ニルホスフィン酸からなる群の薬剤のうちの一つであること を特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 3. 選択された不活性化剤が85%リン酸であることを特徴とする請求項2記 載のボリオールの製造方法。 4. (変法(I))最初の工程すなわち解糖工程の後に続くエステル化工程と 呼ぶ第二の工程が、 解糖媒体に多塩基酸(PLA)及び/又はその誘導体(無水物、……)と不活性 化剤とを導入し、次いで、 得られた反応媒体を不活性雰囲気中で170〜240℃の温度に保持して生成し た水を留去し、そして 最終工程において真空(3mmHg<P<40mmHg)下で120〜220℃の温度で遊離 グリコールを蒸留することからなること、 (変法(II))第二の工程すなわちエステル化工程が解糖媒体中に多価エス テル(PLE)の1種又は数種を導入し且つ(同時に、予め又は後続して)反応媒体を 不活性雰囲気中で170〜240℃の温度に保持して生成したアルコールを蒸留し、次 いで 得られた反応媒体中に不活性化剤(DES)を導入し、次いで、 最終工程として真空(3mmHg≦P≦40mmHg)下に120〜220℃の温度で遊離グ リコールを蒸留することからなること を特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 6. 下記の諸特性及び組成: − IOH:200〜400 KOHmg/g、 − IA:0.1〜10 KOHmg/g、 − η25 (cPs):500〜5000、 − HCFC 141bとの相溶性:20〜50%、 − 遊離グリコール(ガスクロマトグラフィーにより測定):0〜10%、そ のその内訳:MEGは0.3%未満 − ポリエステルポリオール:下記の組成(立体排除クロマトグラフィー 、UV検出器により測定)をもつポリオール9 2〜100重量% モノマー(n=1):>35%、 高級オリゴマー(n≧3):<35% を有することを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の方法によ り製造されたポリオール。 7. さらに − 触媒(CAT)の残留物としてマンガン(Mn)及び亜鉛(Zn)からなる群の物 質のうちの少なくともひとつ、及び − 不活性化剤(DES)の残留物としてリン(P) を少なくとも痕跡の状態で含有していることを特徴とする請求項3記載の方法に より製造され且つ請求項6に記載のポリオール。 8. 不活性化剤の導入と遊離グリコールの蒸留を行なう(変法III)において 、 − 解糖に続いて遊離グリコールの一部を高温で蒸留してこれによりMEG の大部分を除去し、 − 第二に、2よりも大きい(f>2)官能価をもつ多価アルコール及びグ リコールを添加し、次いで新たにエステル交換工程を行う ことを特徴とする請求項1記載のポリオールの製造方法。 9. 2よりも大きい官能価をもつ多価アルコールがグリセロール(GLR)であ ることを特徴とする請求項8記載のポリオールの製造方法。 10. (変法IV)さらに解糖を実施するためにDEG及びDPGの他に、一方で2よ りもも大きい(f>2)官能価をもつ多価アルコールを用い、次いでジメチルエス テルの混合物AGSによるエステル交換を行うことを特徴とする請求項1記載のポ リオールの製造方法。
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