JP2001503431A - 肥料効率を増大させる方法 - Google Patents

肥料効率を増大させる方法

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Abstract

(57)【要約】 本明細書では、肥料と、ある種の有機化合物とを組合せて、肥料効率、植物生産性、生長、及び栄養素蓄積を増加させることについて説明する。これらの有益な効果は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択されるアミノ酸と、肥料との組合わせを用いて達成される。タンパク質アミノ酸源及び炭素骨格を、肥料及びアミノ酸と共に用いることもできる。本明細書は、それらの有益な効果を利用するための、組成物及び前記組合わせを用いる方法を説明する。

Description

【発明の詳細な説明】 肥料効率を増大させる方法継続データ この出願は、1995年8月4日に出願され、現在係属中である同時継続出願 第08/511,498号の一部継続出願であり、また1994年2月23日に 出願され、現在は米国特許第5,439,873号となっている出願第08/2 00,218号の継続出願でもある。発明の分野 本発明は、植物生産性(plant productivity)レベルを維持又は増大させつつ 、肥料使用量を効果的に減少させるための方法及び組成物に関するものである。発明の背景 近年、肥料使用による環境に対する影響、詳しくは水及び大気の汚染に対する 窒素肥料の影響についての関心が大きくなって来ている。肥料使用に関する制限 は、数カ国で法的に規制されており、将来にわたっても更なる制限が予期される 。だが肥料使用量の減少が求められているにもかかわらず、限られた土地におい て急速な人口増加に対して食料及び繊維の生産を支えるためには、将来的にはよ り多くの肥料の使用が必要である。世界の人口は、今世紀の終わりまでには6億 人、2050年までには10.5億人の増加が見込まれる。Byrnes,B.H."Enviro nmental effects of N fertilizer Use-An Overview"Fertilizer Research 26: 209-215 1990を参照。 予想される世界の人口増加の故に、環境に対する肥料の影響を最小にしつつ、 食糧生産の拡大を保証するために、肥料効率を増大させる方法が必要とされる。 肥料使用量を減少させることの経済的利益は相当なものである。世界の肥料使用 量を1/3減少させると、毎年10億ドルが節約されると推定されている。"Glo bal Possible",WorldResearchInstitute,R.Repello,Ed.,Yale University P ress,1985,p.248参照。而して、肥料使用量を抑え、環境に対する肥料の悪影 響を低下させつつ、肥料効率を増大させる有効な方法に関するニーズが存在する 。発明の概要 本発明は、肥料使用量を減少させつつ、肥料効率を増大させるというニーズに 対処する。肥料効率は、γ−アミノ酪酸(GABA)、グルタミン酸、及びγ− アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択されるアミノ酸と、肥料との組合 わせを用いることによって改善される。以下の詳細な説明で考察される好ましい 態様では、タンパク質アミノ酸源及び/又は炭化水素化合物も、肥料とアミノ酸 との組合わせと一緒に用いることができる。 本発明の第一の態様は、肥料の効率を増大させる方法に関するものである。該 方法は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸と の混合物から選択されるアミノ酸と、肥料との組合わせを、植物に対して提供す ることを含む。アミノ酸は、肥料の効率を効果的に増大させる量で用いる。 本発明の第二の態様では、植物による栄養素の蓄積を増加させる方法を提供す る。この方法では、肥料とアミノ酸とを、植物による栄養素の蓄積を増加させる のに有効な組合わせ量で植物に対して施用する。アミノ酸は、γ−アミノ酪酸、 グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択される。 植物の生長を増大させる方法は、第三の態様で示す。この方法でも、γ−アミ ノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択 されるアミノ酸と、肥料とを用いる。肥料及びアミノ酸は、植物の生長を刺激す るのに有効な組合わせ量で植物に対して施用する。 本発明の第四の態様は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸 とグルタミン酸との混合物から選択されるアミノ酸と、肥料とを用いて、植物の 生産性を増大させる方法に関するものである。肥料及びアミノ酸は、植物の生産 性を増大させるのに有効な量で植物に対して提供する。 本発明は、発明の第五の態様として、改良肥料組成物を提供する。該改良肥料 組成物は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸 との混合物から選択されるアミノ酸と、肥料とを含む。肥料及びアミノ酸は、植 物の生長を増大させるのに有効な組合わせ量で肥料組成物中に存在する。本発明 の他の態様は、以下の詳細な説明から明らかとなる。発明の詳細な説明 本発明は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン 酸との混合物から選択されるアミノ酸と、肥料との組合わせを提供する。該組合 わせは、肥料効率ならびに植物の生産性、植物の生長及び栄養素の蓄積を増大さ せる。更に、該組合わせによって、用いられる肥料の量が減少する。而して、本 発明は、これらの有益な効果を利用する組成物及び方法に関するものである。 本発明の方法及び組成物は、市販の、レクリエーションの、もしくは装飾用の 植物又は農作物に関して用いることができる。本発明は、市販の農作物を処理す るのに特に有用である。例えば、そのような植物又は農作物としては、単子葉植 物、例えばウキクサ又はトウモロコシ及び芝生(例えばライグラス(rye grass)、 バミューダグラス、ブルーグラス、ウシノケグサなど)、ならびに双子葉植物、 例えばアブラナ科の草本(例えば菜種、ラディッシュ、キャベツ)、マメ科植物 (例えばツルナシインゲンマメ、さや豆及び大豆)、及びナス科植物(例えばグ リーンペッパー、ジャガイモ及びトマト)が挙げられるが、これらに限定されな い。 当業において公知のように、肥料は、植物の生長及び生産性に必要な栄養素を 提供するために、土壌又は植物(例えば植物の葉)に対して添加される材料であ る。Kirk-Othmer,"Concise Encyclopedia of Chemical Technology"John Wiley & Sons,New York,1985参照。肥料は、供給される栄養素に基づいて3つのク ラス:すなわち、第一のクラスとして窒素(N)、燐(通常はP25)及びカリ ウム(K2O):第二のクラスとしてカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)及 び硫黄(S);及び少量の栄養素又は微量栄養素として鉄(Fe)、マンガン(Mn )、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、硼素(B)及びモリブデン(Mo)に分けることがで きる。本発明の目的のために、組成物が植物の栄養素源を含み、且つ組成物を植 物又はその周囲の土壌に対して施用して栄養素を供給する場合には、組成物は肥 料である。 発明の実施では任意の肥料を用いることができ、肥料は、本発明の他の成分を 植物に提供すると同時に又は提供する前に又は提供した後に、植物に対して施用 することができる。肥料は、市販の、レクリエーションの又は装飾用の植物もし くは農作物に関する使用に限定されない。言い換えれば、本発明は、肥料を施用 して植物に栄養素を与える任意の状況で用いることができる。肥料としては、例 えば、カリフォルニア州ブレアにあるLeffingwell Chemical Co.から市販され ているSOLUSPRAY(商標名)20-20-20;オハイオ州メアリスヴィルにあるThe Sco tts Companyから市販されているSCOT'S LIQUID LAWN FERTILIZER、NPK組成物 (27:1:2);カリフォルニア州ミルピータスにあるGrace Sierraから市販 されているPeter's 20-20-20 fertilizerが挙げられるが、それらに限定されな い。用いることができる肥料の非限定的な例は: 総窒素含量(N)・・・・・・・・・・・・20% アンモニア性窒素3.90% ニトレート窒素 6.15% 尿素窒素 9.95% 市販の燐酸(P25)・・・・・・・・・・20% 可溶性カリ(K2O) ・・・・・・・・・・20% を含み:アンモニウム、ホスフェート、硝酸カリウム、尿素から誘導されるPete r's 20-20-20 fertilizerである。 上記のように、肥料と1種類以上のアミノ酸との組合わせは、肥料効率を増大 させ、ならびに植物の生長、生産性及び栄養素の蓄積を刺激することを発見した 。本発明によると、そのような有益且つ有用な特性を示すアミノ酸としては、γ −アミノ酪酸(GABA)、グルタミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸 との混合物が挙げられる。これらの有用な特性は、タンパク質アミノ酸源及び/ 又は炭素骨格と、本発明の肥料/アミノ酸の組合わせとを結合させることによっ て更に向上させることができる。 タンパク質アミノ酸は、本発明のこの態様から逸脱せずに、γ−アミノ酪酸源 及び/又はグルタミン酸源としても役立つことができる。本発明で用いることが できる典型的なタンパク質アミノ酸源は、"TRADER'S GUIDE TO FERMENTATION ME DIA FORMULATION"2d Ed.,D.W.Zabriske,et al.,Trader's Protein Memphis, TN,1980に記載されている。好ましいタンパク質アミノ酸源としては、タンパク 質水解物(例えば、カゼイン水解物)、血液発酵培地(blood fermentation med ia)、血液ペプトン発酵培地、血液タンパク質発酵培地、綿実発酵培地及びコ ーンスティープリカーが挙げられる。タンパク質水解物は、特に好ましいタンパ ク質アミノ酸源である。タンパク質水解物は、酵素的消化物(enzymatic digest )又は酸加水分解生成物であることができる。カゼイン水解物は、特に好ましい タンパク質水解物である。 炭素骨格を、肥料及びアミノ酸と共に用いて、肥料効率を増大させ、上記した 他の有益な効果を得ることもできる。「炭素骨格」という用語は、本明細書では 、2個以上の炭素原子を有する任意の有機化合物を意味している。炭素は、植物 によって容易に代謝される。適当な炭素骨格は、例えば炭水化物及びカルボン酸 のような化合物である。炭水化物としては、例えばグルコース、スクロース及び マルトースが挙げられる。カルボン酸は、リンゴ酸、琥珀酸、又はクエン酸、な らびに塩、エステル、又はそれらの酸の他の誘導体であっても良いが、それらに 限定されない。好ましい炭素骨格は、グルコース、スクロース、及び琥珀酸であ る。 本発明では、様々なタイプの琥珀酸を用いることができる。例えば、合成琥珀 酸を用いることができ、又は天然の供給源から単離された琥珀酸もしくは発酵法 で調製された琥珀酸を用いることもできる。発酵琥珀酸の調製は、参照として本 明細書に取り入れられる同時継続出願第08/472,783号に記載されてい る。 好ましい態様では、肥料及びアミノ酸と一緒に、タンパク質アミノ酸源と炭素 骨格の双方を用いることができる。以下の実施例で考察及び示されているように 、肥料、アミノ酸及び/又は炭素骨格の組合わせによって、植物に関する特に有 益な効果が得られる。 本発明のように、望ましい効果を得るために2種類以上の化合物を組合わせる と、3つの結果の中の1つが起こり得る。前記化合物を組合わせると、単独で用 いた場合に比べて一層効果の低い拮抗効果が生じるかもしれない。前記の組合わ せは、単独で用いたときの化合物の効果を合計しただけの相加効果しか生じさせ ないかもしれない。第三の効果は、相加効果に比べて起こる可能性が一層低い相 乗効果である。組合わせ効果が、単独で用いた場合の化合物の効果の合計を超え ているとき、相乗作用が存在している。都合の良いことに、本発明の組合わせは 、肥料効率を増大させるだけでなく、相乗活性を示して植物の生産性及び生長を 増 大させる。以下の表は、特に好ましい、肥料とアミノ酸源との組合わせ、及び肥 料とアミノ酸源と炭素骨格との組合わせを示している: 肥料との好ましい組合わせ 肥料 +GABA +GABA+カゼイン水解物 +GABA+グルコース +GABA+琥珀酸 +GABA+スクロース +GABA+グルタミン酸 +GABA+グルコース+グルタミン酸 +GABA+琥珀酸+グルタミン酸 +GABA+スクロース+グルタミン酸 +GABA+グルタミン酸+カゼイン水解物 +GABA+グルコース+グルタミン酸+カゼイン水解物 +GABA+琥珀酸+グルタミン酸+カゼイン水解物 +GABA+スクロース+グルタミン酸+カゼイン水解物 +グルタミン酸 +グルタミン酸+グルコース +グルタミン酸+琥珀酸 +グルタミン酸+グルコース+琥珀酸 +グルタミン酸+スクロース +グルタミン酸+カゼイン水解物 +グルタミン酸+カゼイン水解物+グルコース +グルタミン酸++カゼイン水解物+琥珀酸 +グルタミン酸++カゼイン水解物+スクロース 本発明の第一の態様では、アミノ酸は、肥料の効率を増大させるのに有効な量 で施用する。本発明にしたがってアミノ酸と肥料とを組合わせることによって、 既に考察したような植物生長の損失を起こさずに、又は植物生産性もしくは栄養 素蓄積を失うことなく、より少量の肥料を用いることができる。本発明にしたが う肥料とアミノ酸との組合わせによる植物生長に関する有益な効果は、植物の乾 燥重量における増加を測定することによって容易に測定することができる。 肥料の効率を増大させる方法は、肥料と、アミノ酸と、タンパク質アミノ酸源 及び/又は炭素骨格とを組合わせることによって提供することもできる。肥料と の組合わせにおいて、アミノ酸、タンパク質アミノ酸源及び/又は炭素骨格は、 肥料の効率を実質的に増大させることを発見した。 植物による栄養素の蓄積を増加させるための方法では、γ−アミノ酪酸、グル タミン酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択されるアミノ 酸と、肥料とを植物に対して施用することによって、栄養素の蓄積が増加する。 この方法では、肥料及びアミノ酸源は、植物による栄養素の蓄積を増加させるの に有効な組合わせ量で施用する。そのような組合わせを用いると、栄養素の取込 みは、肥料又はアミノ酸を単独で用いることによって得られる栄養素の取込みの 算術平均から予期される取込みよりも増加する。この方法は、例えば窒素、燐、 及びカリウムのような栄養素の植物組織中の含量を増加させるのに特に有用であ る。 栄養素蓄積の増加は、肥料と、アミノ酸と、タンパク質アミノ酸源及び/又は 炭素骨格との組合わせを用いることによって得ることもできる。而して、肥料と 、アミノ酸と、タンパク質アミノ酸源及び/又は炭素骨格との組合わせの使用は 、植物による栄養素の取込みを効果的に増加させることを発見した。 本発明の方法を用いて、植物の栄養生長を増大させるだけでなく、植物の生殖 生長も増大させることができる。これは、農作物及び他の市販の植物に関して特 に有利である。而して、本発明の他の様々な態様は、植物生長ならびに植物生産 性を増大させるための方法を提供する。 植物生長を刺激する方法では、肥料とアミノ酸との組合わせを植物に施用する 。本発明にしたがって、アミノ酸は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、又はγ− アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択することができる。肥料及びアミ ノ 酸は、植物生長を刺激するのに効果的な、好ましくは相乗的に効果的な組合わせ 量で植物に施用する。 本発明の他の方法に関して、植物生長を刺激するための方法は、肥料と、アミ ノ酸と、タンパク質アミノ酸源及び/又は炭素骨格との組合わせを用いて実施す ることもできる。それらの方法では、肥料と、アミノ酸と、タンパク質アミノ酸 源及び/又は炭素骨格との組合わせ量は、植物生長を実質的に刺激するのに効果 的である。 植物生産性の増大は、肥料と、アミノ酸源と、炭素骨格との組合わせを植物に 提供することによって得ることもできる。本発明にしたがって、植物に提供され る肥料と、アミノ酸源と、炭素骨格との組合わせ量は、植物生産性を実質的に増 大させるのに充分である。 本発明の改良肥料組成物は、γ−アミノ酪酸、グルタミン酸、及びγ−アミノ 酪酸とグルタミン酸との混合物から選択されるアミノ酸と、肥料とを含むことが でき、また任意に、タンパク質アミノ酸源及び/又は炭素骨格を含むこともでき る。本発明にしたがう組成物では、肥料と、アミノ酸と、タンパク質アミノ酸源 及び/又は炭素骨格との組合わせ量は、植物生長を実質的に増大させるのに効果 的である。 本発明の組成物は、固体又は液体の形態であることができるか、又は例えばLe ffingwell's SOLUSPRAY(商標名)20-20-20 fertilizer(固体)もしくはScott' s Liquid Lawn Fertilizer(液体)の成分のような追加の配合物として提供する ことができる。また、本発明の組成物は、当業において公知の農業用添加剤又は 配合助剤を含むこともできる。そのような添加剤又は助剤を用いて、肥料組成物 が散布タンク中に十分に分散し、植物表面(特に葉表面)に粘着又は浸透するこ とを保証することができ、ならびに植物に対して他の利益を提供することもでき る。例えば界面活性剤、分散剤、湿潤剤(hemectants)、ヒュメクチン(humect ins)、結合剤などを用いて、散布タンク中に組成物を分散させることができ、 ならびに該組成物を植物表面に粘着及び/又は浸透させることができる。害虫又 は病気から植物を保護するために、農薬を含ませることもできる。好ましくは、 改良肥料組成物は、水中又は他の水性システム中に容易に分散されるべきである 。 本発明の実施において、肥料及びアミノ酸を単独で含む、又はタンパク質アミ ノ酸源及び/又は炭素骨格も一緒に含む組成物を、植物の根、茎及び/又は葉に 対して提供することができる。組成物の種々の成分は、別々に、又は組成物の任 意の他の成分と組合わせて施用することができる。植物の根に対する組成物の施 用は、土壌浸潰(soil drenching)、点滴潅漑、又は水耕法によって提供するこ とができる。植物の茎又は葉に対する施用は、本発明にしたがう液体組成物を植 物に散布することによって、又は湿潤可能粉末を用いて組成物の化合物をゆっく りと放出することによって提供することもできる。乾燥配合物は、グラニュール 、乾燥粉末、溶液分散可能粉末、ペレットなどの形態であることができる。乾燥 配合物は、植物の近傍に散布しても良く、又は植付前もしくは植付後に土壌と混 合しても良い。水溶性固体組成物は、植物を潅漑するために用いられる水の中に 溶かして土壌に施用しても良く、又は葉面施肥しても良い。 タンパク質アミノ酸源及び/又は炭素骨格と共に又はそれらを用いずに、肥料 とアミノ酸とを施用することは、約1ppm〜約5,000ppmの好ましい濃度にお いて効果的であることを発見した。好ましくは、組成物は、植物に対して施用す るための適当な担体中で混合する。適当な担体としては、例えば水又は当業で用 いられる他の溶媒が挙げられる。例えば水道水、井戸水、潅漑水又はミネラルウ ォータのような任意の水源を用いることができる。場所によって、個々の水源は 、肥料中に存在するのと同じ栄養素のいくつかを含んでいるかもしれないが、一 般的にはずっと低いレベルであることに留意すべきである。本発明にしたがって 調製された溶液は、一般的に、環境に対して比較的無害である。 本発明の更なる理解を容易にするために、以下に実施例を掲げて本発明を更に 詳細に説明する。実施例は、本発明を限定することを意図していない。実施例で は以下の略語を用いる:GABA=γ−アミノ酪酸、GLUT=グルタミン酸、 GLUC=グルコース、CAS=カゼイン水解物、GGC=GABAと、グルタ ミン酸と、カゼイン水解物との組合わせ、FSA=発酵プロセスから誘導された 琥珀酸、及びSSA=合成琥珀酸。実施例で報告されている元素分析は、テネシ ー州ノックスヴィルにあるGalbraith Laboratoriesによって行われた。特に断り がない場合は、実施例において処理剤として用いた肥料の組合 わせは、水道水中で混合することによって調製した。 実施例1及び2 栄養素培地(nutrient media)を栄養素組成物(nutrient composition)に代 えた以外は、米国特許第5,238,841号(参照として本明細書に取り入れ られる)の一般的手順にしたがって潅漑法でウキクサ(Lemna minor L.)を生 長させた(1培養(culture)当たり培地40mL、1処理当たり5〜10の培養) 。栄養素組成物は、水道水中に、種々のレベルの肥料(Leffingwell's SOLUSPRA Y(商標名)20-20-20 fertilizer)、及び5mMのGABA(実施例1)、又は1 0mMのGABA+1000ppmのCAS又は10mMのGLUT+1000ppmのC AS(実施例2)を含んでいた。ウキクサを3週間生長させ、植物乾燥重量によ って植物生長を測定した。実施例1及び2の結果を以下に掲げる: 実施例1 実施例2 上記の結果は、肥料レベルが1.0g/L(生長のための最適レベル)未満に低 下すると、植物乾燥重量が減少したことを示している。GABA(実施例1)又 はGABA/CASの混合物もしくはGLUT/CASの混合物(実施例2)を 添加すると、植物生長が増大し、又低レベル肥料の故に生長が減少した分を補っ て余りあった。本発明にしたがう肥料とGABAとの組合わせ、GABA/CA Sの組合わせ、又はGLUT/CASの組合わせを起因とする植物乾燥重量の最 大の増加は、肥料の最低レベルで認められた。0.125g/Lの肥料を単独で用 いた場合の植物乾燥重量に比べて、GABAを10mM、CASを1000ppm、 及び肥料を0.125g/L含む培地では、植物乾燥重量は10倍超増加した。肥 料0.125g/L+GABA/CAS及びGLUT/CASで生長した植物の乾 燥重量は、1.0g/Lの肥料単独による植物生長の乾燥重量に比べて重いので、 表2の結果から、本発明の配合物によって肥料効率が少なくとも8倍増加したこ とが分かる。水道水中GABA/CAS又はGLUT/CAS栄養素組成物の元 素分析により、水道水単独に比べて無機物濃度が有意に増加していることが分か った。この事実から、GABA/CAS及びGLUT/CAS混合物それら自体 は、植物栄養素の重要な源ではないことが分かった。 実施例3 栄養素取込みに関する本発明にしたがう肥料組成物の効果を測定するために、 肥料(Leffingwell's SOLUSPRAY(商標名)20-20-20 fertilizer)を1g/L及び GABAを1mM又は10mM含む培地を用いて実施例1を繰り返した。収穫したウ キクサ組織の元素分析により、肥料+GABAを用いて生長させた植物において 蓄積された無機物のレベル(植物乾燥重量に対する無機物の%)は、肥料単独を 含む培地で生長させた植物において蓄積されたそれよりも高いことが分かった。 表3に掲げた結果から、肥料と、例えばGABAのようなアミノ酸との組合わせ を用いると、植物による栄養素の蓄積が増加したことが分かる。 表3 実施例4 バーミューダ芝(Bermuda sod)をテネシー州ノックスヴィルにあるOaks Nurs eryから購入し、Fafard #2鉢植え用土壌(potting soil)を含む直径4 1/4"の 黒色プラスチック鉢で生長させた。鉢に移した2週間後、その芝生を切り、処理 溶液50mLを各鉢に与えた。26:1:2でN.P.K.を有するSCOTTS LIQUI D LAWN FERTILIZER(肥料)(0.344g肥料/鉢≡2ポンドN/1000平方フィート)は 、1/2,1,2及び4ポンドN/1000平方フィートと当量のN施肥による処理を提供した 。本発明の組合わせのために、1つの処理は、1/2ポンドN/1000平方フィートで肥料を 及び5mMでGABAを含んでいた。各処理は10個の反復鉢(replicate pots) から成っていた。芝生は、処理の後1週間で収穫し、芝生の平均乾燥重量を測定 した。表4に掲げてある結果は、各処理のための10個の鉢から得られた平均乾 燥重量を示している。 表4 スチューデントt検定を用いてデータを統計的に分析すると、1/2ポンドN/1000 平方フィート当量の肥料+GABAで処理した芝生の重量は、1/2ポンドNの肥料単独 で処理した芝生に比べて、有意に重い(t≧0.95)ことが分かった。GAB Aを受容する処理から得られる芝の重量は、同量の肥料を4回受容する処理から 得られる芝の重量と有意な違いはなかった。先行実施例は、GABAの添加によ って肥料効率が4倍増加したことを示している。 実施例5 バーミューダ芝をテネシー州ノックスヴィルにあるOaks Nurseryから購入し、 Fafard #2鉢植え用土壌を含む直径4 1/4"の黒色プラスチック鉢で生長させた。 各反復試験では10個の鉢を用いた。芝生を定着させたら(鉢植え後1週間)、そ の芝生に対して、以下の表5に示してあるように、単独又はGABA,GLUT ,及びCAS(GGC)それぞれ1000ppmと組合せたSCOTTS LIQUID LAWN FE RTILIZER(肥料)を様々な量で含む栄養素水溶液50mL/鉢を芝生に与えた。表 5には、各溶液中及び対照である水道水中に存在する栄養素の量が示してある。 芝生は1週間後に収穫し、乾燥重量を測定した。また、元素分析によって芝生を 分析して、その無機物含量を測定した。その結果は表6に示してある。 表5 処理溶液の無機物含量 表6 処理した芝生の乾燥重量及び無機物含量 表5に示されているように、1/2ポンドの肥料とGGCとで処理したバーミ ューダ芝は、4ポンドの肥料で処理したバーミューダ芝と実質的に同じ乾燥重量 であった。而して、GGCは肥料効率を8倍増大させた。結果を統計的に分析す ると、GGC含有栄養素溶液で処理した芝生の重量は、肥料1/2ポンドのみで 処理した芝生に比べて有意に(信頼水準99%)重かった。 また、上記の結果から、収穫した芝生における栄養素の蓄積は、GGC含有栄 養素溶液で処理した芝生を除いて、栄養素溶液の栄養素含量と直接関連があるこ とも分かった。表6に示されているように、収穫した芝生の対照サンプルにおけ る窒素量は、水道水及び肥料のみを含む栄養素溶液中に存在している窒素量と直 接関連があった。対照的に、GGC含有栄養素溶液は肥料のみを1/2ポンド含 む栄養素溶液以下の窒素含量を有しているのに、GGC含有栄養素溶液で処理し た芝生の窒素含量は、4ポンドの肥料で処理した芝生の窒素含量を超えている、 すなわち処理に用いた肥料の8倍の窒素含量を有していた。 同様な結果は、他の栄養素に関しても得られた。GGC含有栄養素溶液で処理 した芝生中に存在する燐、カリウム、及びカルシウムの%は、4ポンドの肥料で 処理した芝生の栄養素含量と同じか又はそれを超えていたが、GGC含有栄養素 溶液それ自体の栄養素含量は、1/2ポンドの肥料のみを含む栄養素溶液のそれ と同等であった。 これらの結果から、本発明にしたがう肥料とアミノ酸源との組合わせによって 、植物における栄養素蓄積が効果的に増加したことが分かった。また、これらの 結果から、前記組合わせによって、植物生長又は植物による栄養素蓄積を低下さ せずに、肥料の量を減少させることができることも分かった。而して、本発明の 組成物は肥料効率を増大させる。 実施例6 ライグラス種子(rye grass seed)(テネシー州ノックスヴィルにあるHelton Hardware)を、Fafard #2鉢植え用土壌が入れてある1ガロン鉢で発芽させた。 草が発芽してから2週間後に、草を切り、一鉢ごとに処理溶液100mLを与えた 。各処理は5つの鉢を有し、処理剤は、GABAを5mM有する及び有していない Scott's Liquid Lawn Fertilizer(肥料、1/2ポンドN/1000平方フィート)であった。 各処理における草は、10日後に収穫し、草の乾燥重量及び無機物組成を測定し た。各処理から得られた草のサンプルを分析して無機物含量を測定した。以下の 表7に結果を示す: 表7 上記結果から、GABAを5mM含む肥料溶液で処理した植物は、収穫乾燥重量 データに示されているように植物生長が増大し、またカリウム(+239%)が 最大増加を示しているように草の無機物含量も増加したことが分かった。平均乾 燥重量(平均乾燥重量*)は、処理後に2回収穫した草の乾燥重量であり、GA BA処理の有益な効果が、更なる処理を行わなくても、2回目の収穫においても 持続していることが分かる。 実施例7 ライグラスの種子をテネシー州ノックスヴィルにあるHelton Hardwareから購 入した。Fafard #2鉢植え用土壌を含む直径4 1/4"の黒色プラスチック鉢でライ グラスの種子を発芽させ、生長させた。各処理に関して、10個の反復試 験鉢を8セット用いた。10個の鉢の各セットに対しては、表8に示してあるよ うに異なる処理を行った。草が定着した後、草を切り、鉢の各セットに対して、 表8に示してあるように、GABAを500ppm、グルタミン酸を500ppm、及 びカゼイン水解物を500ppm(GGCをそれぞれ500ppm)を有する又は有し ていない下記の量のSCOTT'S LIQUID LAWN FERTILIZER(肥料)を含む栄養素溶液 50mLを与えた。2週間後に草を収穫し、草の乾燥重量を測定した。その結果は 表8に示してある。 表8 これらの結果から、アミノ酸GABA及びGLUT、及び例えばCASのよう なタンパク質アミノ酸源と組合せた肥料は、植物生長を刺激することが分かった 。植物生長刺激は、草の生長に最適(4ポンド)、超過適(8ポンド)、ならび に生長限界(1ポンド)の肥料レベルで観察された。 実施例8 培地が水、肥料、又はGLUTもしくはCASを有する及び有しない肥料と5 g/Lのグルコースから成っていることを除いて、実施例1及び2で説明したよう にしてウキクサを生長させた。用いた肥料は、1g/LのLeffingwell's SOLUSPRAY (商標名)20-20-20 fertilizerであった。表9の結果は、異なる処理による植 物平均乾燥重量に関する効果を示している。 表9 肥料、GABA及びグルタミン酸の相乗生長応答 * 水又はSOLUSPRAY 20-20-20 fertilizer(1g/L)中にグルコース(5g/L) を含む培地に対して処理剤を添加した。 ** 予期される乾燥重量は、混合物の各成分の合計である。 *** 1を超えるA/E値は相乗効果を示している。A(乾燥重量の実際の 増加)/E(乾燥重量の予期される増加)は、相乗効果による予期外の生長応答 の尺度を提供する。 GABA、GLUT及びCASを水性担体液で植物に対して提供したときに認 められる生長増加によって、これらの成分の栄養価が分かった。CAS(カゼイ ン水解物)、アミノ酸の混合物は、GABA及びグルタミン酸単独の場合に比べ て、植物生長を促進するのに更に効果的であることを発見した。CAS自体と、 CAS+GLUT又はCAS+GLUT+GABAとの間の生長に関する効果の 有意な違いは無かった。 本発明にしたがう組成物、例えば肥料とグルタミン酸とを含む組成物を用いて 同じ処理を行うと、全く異なる結果が得られた。肥料+GLUTは、肥料+CA Sに比べて、植物生長を促進することに関して有意に効果的であった。更に、C AS+GLUTの組合わせ及びCAS+GLUT+GABAの組合わせは、水性 担体液中のこれらの成分の活性からは予期外であった生長促進活性に関する添加 効果を有していた。この予期外の効果は、ウキクサ生長を促進する場合に、肥料 と、GABA,GLUT及びCASとの間で強力な相乗効果を示した。 表9の結果から、相乗効果の程度を定量化することができる。例えば、GAB A+GLUT+CASを含む水は31mgの植物乾燥重量を生じさせたのに対して 、肥料単独は114mgの植物乾燥重量を生じさせた。肥料+GABA+GLUT +CASの組合わせは、個々の成分の合計である予期された145mgを100mg 超える乾燥重量245mgを生じさせた。言い換えれば、相乗効果の故に、植物生 長は予期生長の1.7倍であった。 実施例9 実施例8を繰り返して、相乗応答に関するアミノ酸(GLUT)と炭素骨格( GLUC)との様々な組合わせの効果を示した。その結果は表10に示してある 。 表10 * 各成分は生長に寄与する肥料成分を有するので、予期される生長増加= 各成分15の合計。 上記の結果は、本発明にしたがって、肥料、アミノ酸と、炭素骨格との間の相 乗応答を示し、この応答は広範な濃度にわたって発現された。これらの結果では 、より大きな相乗効果は、高いA/E比によって示されるより高濃度で起こった 。 実施例10 実施例8を再び繰り返して、肥料とアミノ酸との別の組合わせと、炭素骨格と の間の相乗効果、詳しくは肥料及びGABAと、琥珀酸又はグルコースとの間の 相乗効果を証明した。この実施例で用いた琥珀酸(SSA)は、ミズーリ州セン トルイスにあるSigma Chemical Co.から購入した。培地中に存在する各成分の 量及び結果は表11に示してある。 表11* * 表9の脚注参照。 実施例11 ツルナシインゲンマメ(「ナンキン豆」)(テネシー州ノックスヴィルにある Mayo Seeds)を、栽培者指導書にしたがって畑に並列に植えた。その畑に545ポンド /エーカーで18-18-18肥料を撒いた。次に、畑を耕し、栽培し、水を撒き、ミシガ ン州立大学Horticulture Teaching and Research Centerによる「必要に応じた (as needed)」基準に基づいて殺虫剤及び除草剤を用いて維持した。処理は6 回反復した。各反復試験は3つの植物から成っていた。処理は、対照(水のみ)、 1ポンド/100ガロン,5ポンド/100ガロン,又は10ポンド/100ガロンレベルの肥料、及びGGCを 300ppm,1000ppm又は3000ppm有する1ポンド/100ガロンの肥料を含んでい た。GGCに関して、各処理は、総GGC量を埋め合わせるために、GABA, GLUT及びCASをそれぞれ等しい量含んでいた。植物は、豆形成の最初の明 らかな徴候が認められたとき(種子を植えてから約5週間後)に与えられた最初 の施用から1週間の間隔を置いて、処理剤を葉に対して3回施用した。施用量は 100ガロン/エーカーであった。植物は、3回目を施用してから1週間後に収穫した。 その結果を表12に示す。 表12 a=実験は約10.5週間にわたって行った。 表12の結果から、肥料及び300ppmのGGCを葉に施用して処理したツル ナシインゲンマメに関して、豆生産性は、同じレベルの肥料を与えた植物よりも 21%、5倍の肥料を与えた植物よりも11%増加したことが分かった。 GGCを150ppm(GABA,GLUT及びCASをそれぞれ50ppm)及び GGCを300ppm(GABA,GLUT及びCASをそれぞれ100ppm)用い て実験を繰り返した。その結果は表13に示してある。 表13a a=実験は約9週間にわたって行った。 肥料及びGGC(150ppm)によって、同じレベルの肥料を与えた場合より も22.5%だけ、及び5倍の肥料を与えた場合よりも8%だけ豆生産性が増大 した。その事実により、先の実施例においてGGCを300ppm用いたときに発 見された収量増加が確認される。 豆植物の元素分析を用いて、栄養素取込み(植物乾燥重量に対する無機物の% )に関する効果を測定した。その結果を表14に示す。 表14 これらの結果から、本発明の組成物は植物中におけるカリウムの蓄積を増加さ せることが分かった。表14からは、GGCで処理した植物は、肥料単独で処理 した植物に比べて、植物乾燥重量によって示されているように30%超の生物量 を有していることが分かった。植物組織の元素分析により、5倍のカリウムを与 えた植物に比べて、GGC処理した植物のカリウムレベルが高いことが示された 。その結果から、肥料とGGCとの組合わせは、植物生長及び生産性の増大と関 連のある植物のカリウムレベルを増加させることが分かった。実施例12 温室おいて、Cherry Belleラディシュ(テネシー州ノックスヴィルにあるMayo Seeds)を、Fafard #2鉢植え用土壌(マサチューセッツ州AganawaにあるConrad Fafardから購入)を含む直径4.25”の丸い黒色プラスチック鉢に植えた。 発芽後に、実生を3/鉢に分けた。各処理は、30個の反復鉢から成っていた。 表15に示した処理の葉への施用(滴るまで散布した)は、植え付けた後10日 及び17日に行った。用いた肥料は、Leffingwell's SOLUSPRAY(商標名)ferti lizerであった。植物は4週間後に収穫し、植物及びラディシュの新鮮重量を測 定した。その結果を表15に示す。 表15 表15の結果から、本発明にしたがう組合わせにより、対照サンプル及び肥料 単独で処理した植物と比較して、ラディシュにおける根及び葉の生長の増大が刺 激されたことが分かった。 実施例13 Rocdorさや豆の種子を、baccto土壌を含む直径25”の鉢で発芽させた。その 豆植物を1鉢当たり3本にした。次に、それらの鉢を、湿度の低い条件下及び高 い条件下にある2つの区画に分けた。曇り空の下、温度82°F及び湿度65% の温室は、低い湿度条件を提供した。高い湿度条件は、処理後に、植物の上に プラスチックバッグを被せることによって発生させた。その植物を、10日後、 GABA,GLUT及びCAS(GGC)のそれぞれを250mg/L,500mg/L ,又は1000mg/L含む混合物を有する又は有していないLeffingwell's SOLUSP RAY(商標名)fertilizer(肥料)を20,000mg/L含む栄養素溶液で処理し た。対照は、肥料又はGGC無しであった。植物は、12日後に収穫した。収穫 した植物の新鮮重量及び乾燥重量を測定した。表16に示した結果は、低い湿度 及び高い湿度の下で生長させた植物を含む:すなわち、すべての植物を収穫し、 それらの重量を測定した。 表16 * 他の処理との統計的差p<0.01 ** 他の処理との統計的差p<0.05 表16に示した結果から、肥料と共に用いたGGCの量が500ppmまで増加 すると、植物の新鮮重量と乾燥重量の双方における有意な増加が認められること が分かった。更に、低い湿度及び高い湿度のときの平均植物乾燥重量はそれぞれ 2,190及び2,030であり、統計的確率はp<0.01であった。 実施例14 菜種の自家和合性急速生長品種の種子を、ウィスコンシン大学にあるCrucifer Genetics Cooperativeから得た。種子は、Baccto professional planting mix (テキサス州ヒューストンにあるMichigan Pest Co)を含む1ガロン鉢で生長さ せた。種を蒔いてから3週間後、発芽した植物を、葉面散布(滴るまで散布)で 処理するか、又は散布配合物を40mL/鉢で各鉢が浸るまで与えた。その植物を 、 GABA,GLUT及びCAS(GGC)をそれぞれ100ppm及びSAを10 00ppm有するか若しくは有していないLeffingwell's SOLUSPRAY(商標名)fert ilizer(肥料);又はGGCをそれぞれ100ppm及び琥珀酸(SA)を100 0ppm有するか若しくは有していないLeffingwell's SOLUSPRAY(商標名)fertil izer(肥料)を含む栄養素溶液で処理した。次に、その植物を1週間後及び2週 間後に処理してから、8週間後に収穫した。7回の植物反復試験/処理を行った 。以下の表17及び表18に示した結果は、莢の総数、莢の総重量、各処理から 収穫した5回の反復試験植物の総重量、及び植物の総生長乾燥重量を提供する。 表17は葉面散布施用の結果を示しており、表18は組成物の浸漬施用(drench application)から得られた結果を含んでいる。 表17 表18 菜種に関する上記結果により、ウキクサに関する先行実施例で示された結果が 確認された。結果から、本発明にしたがう肥料+GGC+SAの組合わせによっ て、肥料とGGCとの間の相乗効果が更に増大することが分かった。土壌浸潰と して及び葉面施肥として用いると、肥料+GGC+SA配合物によって、再生産 生長(莢の乾燥重量)の最大増加が得られた。 実施例15 ジャガイモ(Snowden品種)を、ミシガン州立大学Montoalm Potato Research Farmで植えた。窒素率及び施用時間を変化させ、選択した試験配合物について評 価した。高さが8〜10インチになったら、散布によって最初に処理した。開花 直前に、散布によって第二処理を施用した。全ての区画を、植え付けてから3週 間後に、1エーカー当たり60ポンドの窒素で施肥した。高窒素区画は、植え付 けてから5週間後に、1エーカー当たり更に100ポンド受容した。植え付けて から4.5カ月後に、ジャガイモを収穫した。ジャガイモ塊茎の売買可能な収量 は、USDAナンバー1、小又は「B」サイズ及び不合格品に等級付けられた。 表19の値は売買可能な塊茎収量を示している。SSA,GABA,GLUT及 びCASは、一処理当たりの総重量%によって測定する。 表19 NT=試験せず 表に示した結果から、本発明にしたがう組合わせは、処理されたジャガイモの 重量を増加させ、売買可能な塊茎収量を増大させることが分かった。それは、本 発明が作物収量を増加させる方法の一例である。 実施例16 トウモロコシ(Pioneer 3751)を、ミシガン州立大学Mntoalm Agronomy Resea rch Farmで種を蒔いた。担体、窒素率及び施用時間を変化させ、試験配合物を評 価した。植物は2群に分けた。植物の1/2は、トウモロコシがV6段階(6葉 )である生長4週間後に散布した。これらのサンプル植物は、V13段階であっ た3週間後に第二施用を受容した。植物のもう半分は、V6段階である初めの4 週間後には散布しなかった。その代わりに、これらの植物は、V13段階である 7週間後に適当な材料で散布され、それと同時に、植物の最初の半分は第二処理 を受容した。V6及びV13段階における葉面散布の施用は40ガロン/エーカーであっ た。 トウモロコシは、生長5カ月後に収穫した。一区画当たりの穂及び茎の数をカ ウントし、穀物収量を測定した。表20に掲げた値は、一つの茎当たりの穂の数 を示している。 表20 肥料=Leffingwell's SOLUSPRAY(商標名)5ポンド/エーカー NT=試験せず 表20に掲げた結果から、本発明にしたがう組合わせは、トウモロコシの一つ の茎当たりの穂の数をカウントすることによって測定すると、対照サンプルと比 較した場合、トウモロコシの生産性を刺激していることが分かった。これは、本 発明にしたがって調製された処理剤から生じる穀物収量の増加のもう一つの例で ある。 実施例17 キャベツのFieldsport及びCharmant品種を、ペンシルヴェニア州ハーシーにあ るMilton S.Hershey Farmsで生長させた。植え付け前尿素を150ポンド/エーカーで 与えた。同時に1ポンド/エーカーで硼素を与えた。その後で、200ポンド/エーカーで尿素の 副肥料を与えた。 施用は、Leffingwell's SOLUSPRAY(商標名)と組合せたGGC(GABA、 グルタミン酸及びカゼイン水解物それぞれ1,000ppm)から成っていた。L LS(担体)濃度は、20,000ppmであった。Goldschmidt"Breakthrough"を 界面活性剤として9滴/3リットルで用いた。全ての施用は、96.2ガロン/エーカー であった。各処理群及び各品種に関して、4回の反復試験を行った。 肥料と組合せたGCCは、肥料単独を施用した場合に比べて、2種類のキャベ ツの品種の売買可能重量を6%だけ増加させた。肥料と、肥料+GCCとの間の 最も低い統計的な差はp<0.05であった。 本明細書は本発明の特定の態様及び特徴を開示しているが、ここで提供される 情報は、本発明が添付の請求の範囲内において取り得る公知の態様を説明するた めのみの情報であって、全てを保護することを意図し、法律と矛盾しないことを 意図している請求の範囲及び精神において、他の態様が、将来に存在又は開発さ れ得ることを理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月21日(1998.10.21) 【補正内容】 11.肥料と、約50ppm〜約1500ppmのグルタミン酸とから実質的に成る 組成物で植物を処理する工程を含む、植物を処理するための方法。 12.γ−アミノ酪酸、グルタミン酸及びカゼイン水解物を含む組成物で植物 を処理する工程を含む、植物を処理するための方法。 13.γ−アミノ酪酸、グルタミン酸及びカゼイン水解物が、植物生長を増大 させるのに効果的な量で存在する請求項12記載の方法。 14.グルタミン酸及びカゼイン水解物から実質的に成る組成物で植物を処理 する工程を含む、植物を処理するための方法。 15.グルタミン酸及びカゼイン水解物が、植物生長を増大させるのに効果的 な量で存在する請求項14記載の方法。 16.γ−アミノ酪酸及びグルタミン酸を含む組成物で植物を処理する工程を 含む、植物を処理するための方法。 17.γ−アミノ酪酸と、グルタミン酸と、カゼイン水解物との組合わせを、 植物生長を増進させるのに効果的な量で含む、植物を処理して植物生長を増進さ せるのに有用な組成物。 18.植物生長を増進させるのに効果的な量の、グルタミン酸とカゼイン水解 物との組合わせから実質的に成る、植物を処理して植物生長を増進させるのに有 用な組成物。 19.γ−アミノ酪酸とグルタミン酸との組合わせを、植物生長を増進させる のに効果的な量で含む、植物を処理して植物生長を増進させるのに有用な組成物 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 キナースリー,チェン―ユー アメリカ合衆国ミシガン州48823,イース ト・ランシング,ケンジントン・ロード 447 (72)発明者 マッキンタイヤー,ジョン・エル アメリカ合衆国ミシガン州49302,アルト, エイティフォース・ストリート 10885

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.γ−アミノ酪酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択 されるアミノ酸成分と、肥料とによって植物を処理する工程を含む、植物を処理 するための方法であって、該γ−アミノ酪酸の量が約50ppm〜約1000ppmで あり、γ−アミノ酪酸とグルタミン酸との該混合物の量が約50ppm〜約200 0ppmである前記方法。 2.該処理工程が、約50ppm〜約1000ppmのタンパク質アミノ酸源で植物 を処理する工程を更に含む請求項1記載の方法。 3.該処理工程が、約50ppm〜約5000ppmの植物代謝可能な有機化合物で 植物を処理する工程を更に含む請求項2記載の方法。 4.タンパク質アミノ酸源がカゼイン水解物であり、植物代謝可能な有機化合 物をグルコース、スクロース及び琥珀酸から選択する請求項3記載の方法。 5.該処理工程が、約50ppm〜約5000ppmの植物代謝可能な有機化合物で 植物を処理する工程を更に含む請求項1記載の方法。 6.γ−アミノ酪酸、及びγ−アミノ酪酸とグルタミン酸との混合物から選択 されるアミノ酸成分と、肥料とを含み、該肥料と該アミノ酸とを、植物生長を増 大させるのに効果的な量で組合せる改良肥料組成物。 7.タンパク質アミノ酸源を更に含み、肥料、アミノ酸及びタンパク質アミノ 酸源が植物生長を増大させるのに効果的な組合せ量で存在する請求項6記載の組 成物。 8.植物代謝可能な有機化合物を更に含み、肥料、アミノ酸、タンパク質アミ ノ酸源、及び植物代謝可能な有機化合物が植物生長を増大させるのに効果的であ る請求項7記載の組成物。 9.タンパク質アミノ酸源がカゼイン水解物であり、植物代謝可能な有機化合 物をグルコース、スクロース及び琥珀酸から成る群より選択する請求項8記載の 組成物。 10.植物代謝可能な有機化合物を更に含み、肥料、アミノ酸及び植物代謝可 能な有機化合物が植物生長を増大させるのに効果的な組合せ量で存在する請求項 6記載の組成物。 11.肥料と、約50ppm〜約1500ppmのグルタミン酸で植物を処理する工 程を含む、植物を処理するための方法。 12.γ−アミノ酪酸、グルタミン酸及びカゼイン水解物を含む組成物で植物 を処理する工程を含む、植物を処理するための方法。 13.γ−アミノ酪酸、グルタミン酸及びカゼイン水解物が、植物生長を増大 させるのに効果的な量で存在する請求項12記載の方法。 14.グルタミン酸及びカゼイン水解物を含む組成物で植物を処理する工程を 含む、植物を処理するための方法。 15.グルタミン酸及びカゼイン水解物が、植物生長を増大させるのに効果的 な量で存在する請求項14記載の方法。 16.γ−アミノ酪酸及びグルタミン酸を含む組成物で植物を処理する工程を 含む、植物を処理するための方法。 17.γ−アミノ酪酸と、グルタミン酸と、カゼイン水解物との組合わせを、 植物生長を増進させるのに効果的な量で含む、植物を処理して植物生長を増進さ せるのに有用な組成物。 18.グルタミン酸とカゼイン水解物との組合わせを、植物生長を増進させる のに効果的な量で含む、植物を処理して植物生長を増進させるのに有用な組成物 。 19.γ−アミノ酪酸と、グルタミン酸と、カゼイン水解物との組合わせを、 植物生長を増進させるのに効果的な量で含む、植物を処理して植物生長を増進さ せるのに有用な組成物。
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