JP2001502734A - 架橋性ポリマー - Google Patents

架橋性ポリマー

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、変数が、請求項に定義されている式(1)の構造単位を含む、新規な架橋し得るプレポリマー、架橋されたポリマー、それらの新規なプレポリマーから製造されたホモポリマー又はコポリマー、該ホモポリマー又はコポリマーから製造された成形品、及び特にそれらのホモポリマー又はコポリマーから製造されたコンタクトレンズに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 架橋性ポリマー 本発明は、ポリオキシアルキレン単位を含みかつ架橋性側鎖基を有する、新規 な水溶性ブロックコポリマー、それらの製造方法、及び成形品、特にコンタクト レンズの製造でのそれらの用途に関する。 ポリオキシアルキレンオキシドを含み、かつ重合性末端基を含むポリマー及び コンタクトレンズの製造におけるその用途は、例えばEP-A-273763から既に知ら れている。 更に、クロロメチル側鎖を有するポリエステル、カルボキシ基を有する側鎖か ら誘導されたポリマー及びビニルエーテル側鎖を有するポリエステルは、例えば A.Kameyama et al.Macromol.25,2307(1992),H.Itoh et al.Macromol.28, 883(1995)又はH.Itohetal.J.Pol.Sci.A,Pol.Chem.34,217(1996)から知られ ている。 驚くべきことに、新規な架橋性ポリエーテルーポリエステルコポリマーは、特 にコンタクトレンズの製造のために適切であると見出された。 本発明は、式(1): (式中、 Rは、式(2a)、(2b)、(2c)又は(2d): (式中、 Zは、直鎖若しくは分岐の、C1−C12アルキレン、非置換若しくはC1−C4 アルキル−若しくはC1−C4アルコキシ−置換フェニレン、又はC7−C12アラ ルキレンであり、 X及びtは、それぞれ他と独立して、0又は1の数であり、 R5は、水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり、 R6は、水素、C1−C4アルキル、フェニル、カルボキシ又はハロゲンであり 、 R7は、R6がフェニル若しくはカルボキシであるとき、水素であるか、又はR6 が、水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであるとき、水素若しくはカルボキ シであり、 R8は、C2−C12アルキレン基、フェニレン基又はC7−C12アラルキレン基 であり、 R9及びR9’は、それぞれ他と独立して、C1−C4アルキル又はハロゲンであ る)の基であり、 R1は、式(3a)若しくは(3b): の基、又は20個までの炭素原子を有するアルキレン基(これは、エステル、ウ レタン若しくはウレイド基の1個以上により中断されていてもよく、かつ/又は ヒドロキシにより置換されていてもよい)、又は6〜20個の炭素原子を有する シクロアルキレン基、又は6〜20個の炭素原子を有するアリーレン基、又はア リーレンアルキレン、アルキレンアリーレン、アルキレンアリーレンアルキレン 若しくはアリーレンアルキレンアリーレン基であり、 R2は、式(4)若しくは(5): の基、又は20個までの炭素原子を有するアルキレン基(これは、エステル、ウ レタン若しくはウレイド基の1個以上により中断されていてもよく、かつ/又は ヒドロキシにより置換されていてもよい)、又は6〜20個の炭素原子を有する シクロアルキレン基、又は6〜20個の炭素原子を有するアリーレン基、又はア リーレンアルキレン、アルキレンアリーレン、アルキレンアリーレンアルキレン 若しくはアリーレンアルキレンアリーレン基であり、 R’、R”及びR*は、それぞれ他と独立して、水素又はC1−C4アルキルで あり、 R3は、20個までの炭素原子を有するアルキレン基、又は又は6〜20個の 炭素原子を有するシクロアルキレン基、又は6〜20個の炭素原子を有するアリ ーレン基であり、そして n、m、p及びqは、それぞれ他と独立して、1〜30の数であるが、但し 基R1及びR2の少なくとも一つは、式(3a)、(3b)、(4)又は(5)の 基である)で示される構造単位を含むプレポリマーに関する。 アルキレン基としてのZは、好適には、直鎖又は分岐のC1−C8アルキレン、 特に直鎖のC1−C4アルキレン、更に特に直鎖のC1−C2アルキレンである。 本発明の好適な実施態様において、Zは、メチレンである。 フェニレン基としてのZは、例えば非置換又はメチル若しくはメトキシ−置換 1,2−、1,3−又は1,4−フェニレンである。フェニレン基としてのZは 、好適には1,3−又は1,4−フェニレンである。 アラルキレン基としてのZは、例えば非置換又はメチル−若しくはメトキシ− 置換ベンジレンであり、それぞれの場合のメチレン基は、アミン窒素に結合され ている。アラルキレン基としてのZは、好適には1,3−又は1,4−フェニレ ンメチレン基であり、それぞれの場合のメチレン基は、アミン窒素、−NH−に 結合されている。 Zは、好適には非置換若しくはメチル−若しくはメトキシ−置換フェニレン又 はフェニレン−メチレン又はC1−C8アルキレン、特に1,3−若しくは1,4 −フェニレン又はC1−C4アルキレン、より特にC1−C2アルキレン、最も特に メチレンである。 xは、好適には数0である。tは、好適には数1である。 R5は、好適には水素、C1−C4アルキル又はクロロ、特に水素又はC1−C4 アルキル、より特に水素、メチル又はエチル、最も特に水素又はメチルである。 R6は、好適には水素、メチル又はフェニル、特に水素である。 R7は、好適には水素である。 R8は、好適にはC2−C6アルキレン基又は1,3−若しくは1,4−フェニ レン基、特にC2−C3アルキレン基である。R9及びR9’は、それぞれ他と独立 に、好適には水素、メチル又はクロロである。R9及びR9’は、それぞれ他と独 立に、水素又はメチルである。 C1−C4アルキルとして、R’、R”及びR*のそれぞれは、好適にはメチル 又はエチル、特にメチルである。 R’及びR”は、それぞれ他と独立に、好適には水素、メチル又はエチル、特 に水素又はメチルである。 R*は、特に水素又はメチル、より特に水素である。 mは、好適には1〜6の数、特に1〜4の数である。qは、例えば1〜6の数 、好適には2〜4の数、特に2の数である。 式(1)のRは、好適には、式(2a’)又は(2b’): (式中、変数は、それぞれ上記と同義であり、好適なものも同義である)の基で ある。 本発明の特に好適な実施態様において、式(1)のRは、好適には、R5が水 素又はメチルである式(2a’)の基である。 式(3a)及び(3b)において、nは、例えば5〜30の数、好都合には5 〜25の数、好適には8〜25の数、特に10〜25の数である。 R1がアルキレン基であるとき、それは、例えば直鎖又は分岐のC1−C20アル キレン(これは、非置換であるか、又は例えばヒドロキシ、及び/若しくはメチ レンを除いてヒドロキシで置換され、−COO−、−OCO−、−NHCO−O −、−OCONH−又は−NHCONH−で中断されていてもよい)である。ア ルキレン基としてのR1は、好適には非置換又はヒドロキシ置換C1−C20アルキ レン、特に非置換C1−C12アルキレン、より特に非置換C1−C6アルキレンで ある。特に好適なアルキレン基R1の例は、メチレン、1,2−エチレン、1, 3−プロピレン及び1,4−ブチレンである。 シクロアルキレンとしてのR1は、例えば1,2−、1,3−若しくは1,4 −シクロヘキシレン(これらは、C1−C4アルキレンにより置換されていてもよ い)、又は下記式: の基である。 アリーレンとしてのR1は、例えば1,2−、1,3−若しくは1,4−フェ ニレン(これらは、非置換であるか、又はC1−C4アルキル、C1−C4アルコキ シ又はハロゲンにより置換されている)、又は下記式: (式中、Bは、例えば基−O−、−NH−、−OCO−、−CONH−又は−N HCONH−である)の基である。アリーレンとしてのR1は、好適には1,2 −、1,3−又は1,4−フェニレンである。 アリーレンアルキレン、アルキレンアリーレン又はアルキレンアリーレンアル キレンとしてのR1は、例えば−C65−C1−C4アルキレン−、−C1−C4ア ルキレン−C65−又は−C1−C4アルキレン−C65−C1−C4アルキレン− 、好適には基−C65−CH2−、−CH2−C65−又は −CH2−C65−CH2−である。 アリーレンアルキレンアリーレンとしてのR1は、例えば下記式: (式中、B1は、直鎖又は分岐のC1−C6アルキレン(これは、非置換であるか 、又はヒドロキシにより置換されている)、好適には直鎖又は分岐のC1−C4ア ルキレンである)の基である。適切な基B1の例は、−CH2−、−C(CH32 −及び−CH2−CH2−である。 R1は、好都合には上述の式(3a)又は(3b)の基、又はC1−C20アルキ レン、1,2−、1,3−若しくは1,4−フェニレン、又は下記式: (式中、B1は、直鎖又は分岐のC1−C4アルキレンである)の基である。 R1は、好適には上記の式(3a)の基、又はC1−C20アルキレン、特にnが 5〜25の数であり、そしてR”が水素若しくはメチルである、上記の式(3a) の基、又はC1−C12アルキレン、より特にnが8〜25の数であり、そしてR ”が水素若しくはメチルである、上記の式(3a)の基、又はC1−C6アルキレ ンである。 式(4)及び(5)において、pは、5〜25の数、特に8〜25、より特に 10〜25の数である。 アルキレン基としてのR3は、好適には直鎖若しくは分岐のC1−C12アルキレ ン、特に直鎖若しくは分岐のC1−C6アルキレン、より特に直鎖若しくは分岐の C1−C4アルキレンである。非常に特に好適なアルキレン基R4の例は、メチレ ン、1,2−エチレン、1,3−プロピレン及び1,4−ブチレンである。 R3がシクロアルキレン又はアリーレンであるとき、上述のR2に対する定義と 好適な意味が、独立して適用される。 R3は、好適には直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキレンである。 R2がアルキレン、シクロアルキレン、アリーレン、アリーレンアルキレン、 アルキレンアリーレン、アルキレンアリーレンアルキレン又はアリーレンアルキ レンアリーレン基であるとき、上述のR1に対する定義と好適な意味が、独立し て適用される。 R2は、好適には上記の式(4)若しくは(5)の基、又はC1−C20アルキレ ン、1,2−、1,3−若しくは1,4−フェニレン、又は下記式: (式中、B1は、直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキレンである)の基である。 R2は、特に上述の式(4)の基又はC1−C20アルキレン、より特にpが5〜 25の数であり、そしてR*が水素、メチル又はC1−C12アルキレンである上述 の式(4)の基、最も特に、pが8〜25の数であり、そしてR*が水素又はC1 −C6アルキレンである式(4)の基である。 本発明の好適な実施態様は、R1が、上述の式(3a)の基であり、そしてR2 が、C1−C20アルキレン基である、上述の式(1)の構造単位を含むプレポリ マーに関する。特に好適なものは、R1が、nが5〜25の数であり、そしてR ”が水素又はメチルである上述の式(3a)の基であり、そしてR2がC1−C6 アルキレンであるそのようなポリマーである。 本発明の別の好適な実施態様は、R1が、C1−C20アルキレン基であり、そし てR2が、上述の式(4)の基である、式(1)の構造単位を含むプレポリマー に関する。特に好適なものは、R1が、C1−C6アルキレンであり、そしてR2が 、pが5〜25の数であり、そしてR*が水素である上述の式(4)の基である そのようなポリマーである。 本発明の別の好適な実施態様は、R1及びR2が上記の定義と好適な意味を有し 、そしてRがアクリラート又はメタクリラート基−O(O)C−CH=CH2又 は−O(O)C−C(CH3)=CH2である上述の式(1)の構造単位を含むプ レポリマーに関する。 上述の式(1)の構造単位に加えて、本発明のプレポリマーは、例えば、式( 1a):(式中、 R0は、ハロゲン又は基−O−(O)C−R4であり、R4は、C1−C20アルキ ル、C6−C20シクロアルキル、C6−C20アリール又はC7−C12アラルキルで ある)の構造単位を含むことができる。 R0がハロゲンであるとき、それは、例えばフルオロ、ブロモ、ヨード、又は 特にクロロである。 アルキルとしてのR4は、例えば直鎖若しくは分岐のC1−C20アルキル(それ は、非置換であるか、又はヒドロキシにより置換されている)、好適には直鎖若 しくは分岐のC1−C12アルキル、特に直鎖若しくは分岐のC1−C6アルキルで ある。例は、メチル、エチル、n−若しくはiso−プロピル、n−、iso−、sec −若しくはtert−ブチル、又は直鎖若しくは分岐の、ペンチル若しくはヘキシル 、特にメチル又はエチルである。 シクロアルキルとしてのR4は、例えば非置換又はC1−C4アルキル置換シク ロヘキシル、好適には非置換又は1〜3個のメチル基により置換されているシク ロヘキシル、特に非置換シクロヘキシルである。 アリールとしてのR4は、例えばフェニル(これは、非置換であるか、又はハ ロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、C1−C4アルキル若しくはC1−C4アルコキ シにより置換されている)、好適にはフェニル(これは、非置換であるか、又は クロロ、メチル、メトキシ若しくはカルボキシにより置換されている)、特に非 置換フェニルである。 アラルキルとしてのR4は、例えばフェニルメチル又はフェニルエチルである 。 R4は、好適にはC1−C12アルキル、シクロヘキシル(これは、非置換である か又は1〜3個のメチル基により置換されている)、フェニル(これは、非置換 であるか、又はクロロ、メチル、メトキシ若しくはカルボキシにより置換されて いる)、又はフェニルメチル若しくはフェニルエチルである。 R4は、特にこれは、C1−C6アルキル、シクロヘキシル又はフェニルである 。 本発明のプレポリマーの好適な構成は、R0がクロロ又は基−O−(O)−C −R4であり、そしてR4がC1−C6アルキル、シクロヘキシル又はフェニルであ る式(1a)のそれらの単位である。 本発明の架橋し得るプレポリマーは、例えば式(1)の単位100〜60モル% 及び式(1a)の単位0〜40モル%を含む。好適なものは、式(1)の単位100 〜80モル%及び式(1a)の単位0〜20モル%を含む。 本発明の架橋し得るプレポリマーは、例えば (a)式(6): の化合物を、触媒の存在下に、式(7): の化合物と予備重合させ、次いで (b)式(1a): の構造単位を含む、(a)により得ることができたポリマーを、塩基の存在下に 、式(8): (上記式中、 R1及びR2は、それぞれ上記と同義であり、Xは、ハロゲン、好適にはクロロ であり、そしてRは、tが1である、上述の式(2a)、(2c)、(2d)又 は(2b)の基である)の化合物と反応させることにより製造することができる 。 Rが式(2b)の基であり、そしてtが数0である式(1)の化合物は、例え ば、上記の方法で製造した式(1a)のポリマーを、Xがヒドロキシである相当 するポリマーへ転換し、次いで後者を式O=C=N−(CH2)q−O−(O)C− CHR’=CH2(ここで、R’及びqは、上記と同義である)のイソシアナー トと反応させることにより得ることができる。 工程(a)による、ポリエステルを形成する二酸ジハライドとジグリシジル化 合物の反応は、それ自体既知であり、それ自体既知の方法により実施することが できる。この酸ジハライドとジグリシジル化合物との反応は、通常不活性溶媒中 、例えば高沸点アルカン又はアルカン混合物、例えば石油エーテル中、キシレン 混合物中、又はトルエン中で、上昇した温度、例えば30〜120℃、好適には 40〜100℃、特に60〜100℃で、塩基性触媒の存在下に実施される。 適切な触媒は、例えばクラウンエーテル錯体、ピリジン、第4級ホスホニウム 塩、第3級アミン、又は好適には第4級アンモニウム塩である。適切な触媒の例 は、ピリジン、トリ−C1−C4アルキルアミン、特にトリブチルアミン、及びテ トラ−C1−C4アルキルアンモニウムハライド、特にテトラブチルアンモニウム ハライド、例えばテトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウ ムヨージド、又は特にテトラブチルアンモニウムブロミドである。 触媒は、重合反応において、例えば二酸ジハライドに基づくそれぞれの場合に 、1:10〜1:50、好適には1:15〜1:30、特に約1:20のモル比 で用いられる。二酸ジハライドに対するジグリシジル化合物のモル比は、例えば 0.5:1〜2:1、好適には約1:1で変えることができる。 (a)により得ることができるハライド−基−含有ポリエステルと、式(8) のカルボン酸との反応は、好都合には上昇した温度、例えば30〜100℃、好 適には40〜100℃、特に60〜90℃で、非プロトン−双極性溶媒、例えば DMSO中、塩基の存在下に実施され、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデカ−7−エン(DBU)が、特に好都合であると証明されている。酸は、 ハライド−含有ポリマーに基づいて、過剰モルで用いられ、塩基は、好適には式 (8)の酸に基づいて約当モル量で存在している。 選択された化学量論比及び反応条件に依存して、慣用の方法での単離後に得ら れる本発明のプレポリマーは、実質的に上述の式(1)の構造単位からなるか、 又は式(1)の構造単位に加えて、R0がハロゲンである上述の式(1a)の構 造単位を含む。工程(b)が上述の式(8)の酸及び式(9): (式中、R4は、上記と同義である)の酸の混合物を用いるならば、プレポリマ ーは、式(1)の構造単位、R0が基−O−(O)C−R4である式(1a)の構 造単位及び適切ならばR0がハロゲンである上述の式(1a)の構造単位を含む 。 本発明のプレポリマーは、架橋し得るが、非架橋又は実質的に非架橋であり; 更にそれらは安定であり、いわばホモ重合による自然架橋は、起こらない。 本発明のプレポリマーは、好都合には液体又は容易に溶融し得るか又は水溶性 であり、それらの平均分子量は、広い範囲で変えることができる。例えば、1, 000〜20,000の平均分子量が、本発明のプレポリマーに有利であると証 明されている。 更に、式(1)、及び適切ならば(1a)の構造単位を含むプレポリマーは、 それ自体既知の方法、例えばアセトンからの再沈殿、透析又は限外濾過により精 製することができ、ここで限外濾過が特に好適である。その精製方法の手段によ り、本発明のプレポリマーを顕著に純粋な形態、例えば塩のような反応生成物、 出発原料又は他の非−重合性の構成物を含まないか、又は実質的に含まない、溶 媒なしの液体又は溶融又は濃縮された水性溶液で得ることが可能である。 本発明のプレポリマーを精製するための好適な方法、限外濾過は、それ自体既 知の方法で実施することができる。例えば2〜10回限外濾過を繰り返し実施す ることができる。別の方法として、限外濾過は、所望の程度が達成されるまで連 続的に実施することができる。純粋さの程度は、所望のように高くすることがで き、プレポリマー中の望ましくない成分が、例えば≦0.001、特に≦0.0 001(1ppm)であるように調整される。プレポリマーは、例えばそれらの製 造方法に依存して、生理学的に許容し得る成分、例えば塩化ナトリウムを更に含 に、そのような成分は、好都合には≦1%、好適には≦0.1%、特に≦0.0 1%の量で存在する。 既に上述したように、式(1)、及び適切ならば(1a)の構造単位を含む、 本発明のプレポリマーは、非常に効果的かつ特定の方法、特に光架橋の方法によ り架橋し得る。 したがって、本発明は、式(1)、及び適切ならば(1a)の構造単位を含む 、本発明のプレポリマーを、更なるビニルコモノマーの存在又は非存在下に、光 架橋することにより得ることができるポリマーに関する。 光架橋において、ラジカル架橋を開始し得る光開始剤が、適切に添加される。 それらの例は、当業者に知られているが、特に適切な光開始剤として特定的に、 ベンゾインメチルエーテル、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ダ ロキュア1173(Darocure 1173)又はイルガキュアタイプ(Irgacure type) が述べられる。架橋は、次いで化学線放射、例えばUV光、又はイオン放射、例 えばガンマ線放射又はX−線により誘導されることができる。 光重合は、例えばプレポリマーが液体又は容易に溶融し得るならば、溶媒の添 加なしに実施することができるか、又は適切な溶媒中で起こる。適切な溶媒は、 実質的に本発明のポリマー及び付加的に用いることができるビニルコモノマーを 溶解するあらゆる溶媒であり、例えば水、例えばエタノール又はメタノールのよ うな低級アルコール、またカルボン酸アミド、例えばジメチルホルムアミド、又 はジメチルスルホキシド、並びに適切な溶媒の混合物、例えば水とアルコールの 混合物、例えば水/エタノール又は水/メタノール混合物である。 光架橋は、好適には溶媒なしに、又は実質的に溶媒なしに、又は本発明のプレ ポリマーの水性溶液(この溶液は、好適な精製工程、限外濾過の結果として得る ことができる)から、適切ならば更なるビニルコモノマーの添加の後に、直接に 実施される。例えば、15〜90%濃度の水性溶液の光架橋を実施することがで きる。 本発明の架橋されたプレポリマーの調製のための方法は、例えば式(1)、及 び適切ならば(1a)の単位を含むプレポリマーを実質的に純粋な形態で、すな わち、1回又は数回限外濾過の後に、溶媒なしでか、又は実質的に溶媒なしで、 特に水性溶媒中で、更なるビニルコモノマーの存在又は不在下に、光架橋するこ とを含む。 光架橋において本発明で更に用いられることができるビニルコモノマーは、親 水性又は疎水性及び親水性ビニルモノマーの混合物であってよい。適切なビニル モノマーは、特にコンタクトレンズの製造に通常用いられるそれらである。親水 性ビニルルモノマーは、ホモポリマーとして、典型的には水溶性又は少なくとも 10重量%の水を吸収することができるポリマーを形成することができるモノマ ーであると理解される。類似に、疎水性ビニルモノマーは、ホモポリマーとして 、典型的には水溶性又は10重量%未満の水を吸収することができるポリマーを 形成することができるモノマーであると理解される。 一般に、典型的なビニルモノマーの約0.01〜80単位が、式(1)の単位 当りに反応し、そして(1a)の場合もそうである。 用いられる場合、ビニルコモノマーの割合は、式(1)の単位当り更なるビニ ルコモノマーの0.5〜80単位、特に式(1)の単位当り更なるビニルコモノ マーの1〜30単位、更に特に、式(1)の単位当り更なるビニルコモノマーの 5〜20単位である。 疎水性ビニルモノマー又は疎水性ビニルモノマーと親水性ビニルモノマーとの 混合物、この混合物は疎水性ビニルコモノマーの少なくとも50重量%を含む、 を用いることが好適である。この方法において、ポリマーの機械的特性は、含水 量を実質的に落とさずに改善することができる。原理的に、しかしながら慣用の 疎水性ビニルコモノマー及び慣用の親水性ビニルコモノマーの両方が、式(1) の基を含むプレポリマーと共重合するに適切である。 適切な疎水性ビニルコモノマーは、この表は網羅しているものではないが、以 下の、C1−C18アルキルアクリラート及びメタクリラート、C3−C18アルキル −アクリルアミド及び−メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニト リル、ビニルC1−C18アルカノアート、C2−C18アルケン、C2−C18ハロア ルケン、スチレン、C1−C6アルキルスチレン、ビニルアルキルエーテル(この アルキル部分は、1〜6個の炭素原子を有する)、C2−C10ペルフルオロアル キルアクリラート及びメタクリラート又は相当する部分的にフルオル化したアク リラート及びメタクリラート、C3−C12ペルフルオロアルキル−エーテル−チ オカルボニルアミノエチルアクリラート及びメタクリラート、アクリルオキシ− 及びメタクリルオキシ−アルキルシロキサン、N−ビニルカルバゾール、 マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、メサコン酸などのC1−C12アルキルエ ステルを含む。好適なものは、例えば3〜5個の炭素原子を有するビニル性不飽 和カルボン酸のC1−C4アルキルエステル又は5個までの炭素原子を有するカル ボン酸のビニルエステルである。 適切な疎水性ビニルコモノマーの例は、メチルアクリラート、エチルアクリラ ート、プロピルアクリラート、イソプロピルアクリラート、シクロヘキシルアク リラート、2−エチルヘキシルアクリラート、メチルメタクリラート、エチルメ タクリラート、プロピルメタクリラート、ビニルアセタート、ビニルプロピオナ ート、ビニルブチラート、ビニルバレラート、スチレン、クロロプレン、ビニル クロリド、ビニリデンクロリド、アクリロニトリル、1−ブテン、ブタジエン、 メタクリロニトリル、ビニルトルエン、ビニルエチルエーテル、ペルフルオロヘ キシルエチルチオカルボニルアミノエチルメタクリラート、イソボルニルメタク リラート、トリフルオロエチルメタクリラート、ヘキサフルオロイソプロピルメ タクリラート、ヘキサフルオロブチルメタクリラート、トリス−トリメチルシリ ルオキシ−シリル−プロピルメアクリラート、3−メタクリルオキシプロピルペ ンタメチルシロキサン及びビス(メタクリルオキシプロピル)テトラメチルジシ ロキサンを含む。 適切な親水性ビニルコモノマーは、この表は網羅しているものではないが、以 下の、ヒドロキシ−置換の、低級アルキルアクリラート及びメタクリラート、ア クリルアミド、メタクリルアミド、低級アルキルアクリルアミド及びメタクリル アミド、エトキシル化アクリラート及びメタクリラート、ヒドロキシ−置換低級 アルキルアクリルアミド及び−メタクリルアミド、ヒドロキシ−置換低級アルキ ルビニルエーテル、ナトリウムエチレンスルホナート、ナトリウムスチレンスル ホナート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−ビニルピ ロール、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニルピロリドン、2−又は4−ビニ ルピロリジン、アクリル酸、メタクリル酸、アミノ−(用語「アミノ」は4級ア ンモニウムも含む)、モノ−低級アルキルアミノ−又はジ−低級アルキルアミノ −低級アルキルアクリラート及びメタクリラート、アリルアルコールなどを含む 。好適なものは、例えばヒドロキシ−置換C2−C4アルキル(メタ)アクリラー ト、5−〜7−員N−ビニルラクタム、N,N−ジ−C1−C4アルキル(メタ) アクリルアミド、及び3〜5個の炭素原子を有するビニル性不飽和カルボン酸で ある。 適切な親水性ビニルコモノマーの例は、ヒドロキシエチルメタクリラート、ヒ ドロキシエチルアクリラート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルア クリルアミド、アリルアルコール、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、グリセ ロールメタクリラート、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アクリル アミドなどである。 好適な疎水性ビニルコモノマーは、メチルメタクリラート及びビニルアセター トである。 好適な親水性ビニルコモノマーは、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、N −ビニルピロリドン及びアクリルアミドである。 本発明のプレポリマーは、それ自体既知の方法で成形品、特にコンタクトレン ズを製造することができ、例えば適切なコンタクトレンズ成型用型中で本発明の プレポリマーの光架橋を実施することにより製造することができる。したがって 、本発明は、実質的に本発明のプレポリマーからなる成形品に関する。コンタク トレンズに加えて、本発明の成形品の他の例は、生物医学成形品、特に眼科的成 形品、例えば眼内レンズ、眼帯、外科での用途、心臓弁、人工動脈などの成形品 、及びまたフィルム又は膜、例えば拡散制御のための膜、情報貯蔵のための光構 造性薄膜、又はフォトレジスト材料、例えばエッチングレジスト又はスクリーン 印刷レジストである。 成形品を製造するための好適な方法は、 a)更なるビニルコモノマー及び/又は光開始剤の不存在又は存在下に、式(1) 、及び適切ならば(1a)(これは、室温で液体であるか、又は容易に溶融し得 る)の構造単位を含むプレポリマーを成形用型に導入し、次いで溶媒を実質的に 除く工程、 b)光架橋を誘発させる工程、及び c)成形用型を開き、それにより成形品を成型用型からとり出すことができる工 程を含む。 成形品を製造するための別の好適な方法は、 a)更なるビニルコモノマー及び/又は光開始剤の不存在又は存在下に、式(1) 及び適切ならば式(1a)の構造単位を含む、水溶性プレポリマーの実質的な水 性溶液を調製する工程、 b)得られた溶液を成形用型へ導入する工程、 c)光架橋を誘発させる工程、及び d)成形用型を開き、それにより成形品を成型用型からとり出すことができる工 程を含む。 上記に概説した好適な方法において、更なるビニルコモノマーの不存在下、か つ光開始剤の存在下に、プレポリマーを成形用型へ導入することがそれぞれの場 合に特に好適である。 本発明のプレポリマーの成形用型へ導入のために、それ自体既知の方法、特に 例えば滴下方法による慣用の計量導入方法を用いることができる。ビニルコモノ マーが存在するならば、上述の量での上述のコモノマーが適切である。存在する ことができるビニルコモノマーは、好都合には本発明のプレポリマーと先ず混合 し、次いで成形用型に導入される。 適切な成型用型は、例えばポリプロピレンから製造される。再使用し得る成形 用型のための適切な材料は、例えば石英、サファイアガラス又は金属である。 製造するべき成形品がコンタクトレンズであるとき、それらはそれ自体既知の 方法、例えば、US-A-3408429に記載されているように例えば慣用の「スピン−注 型成形(spin-casting mold)」、又は例えばUS-A-4347198に記載されているよ うに、いわゆる充満−成形法(full-mold process)により製造することができ る。 光架橋は、成形用型中で、例えば化学線放射、例えばUV光、又はイオン化放 射、例えばガンマ放射又はX−線により誘発することができる。 既に述べたように、光架橋は、好都合には遊離基架橋を開始できる光開始剤の 存在下に実施することができる。光開始剤は、好都合には成形用型へ導入する前 に本発明のプレポリマーへ、好適にはポリマー及び光開始剤を一緒に混合するこ とにより加える。光開始剤の量は、広い範囲で選択することができ、ポリマーの 0.05g/gまでの量、特にポリマーの0.003g/gまでの量が好都合で ある。 本発明により、架橋は、非常に短時間、例えば≦60分、好都合には≦20分 好適には≦10分、特に≦5分、より特に≦1分であり、最も特には≦30秒で 実施できることは強調されるべきである。 成形品を成型用型から取り出すことができる成形用型の開型は、それ自体既知 の方法で実施することができる。 本発明により製造された成形品がコンタクトレンズであり、かつコンタクトレ ンズが予め精製された本発明のプレポリマーから溶媒なしで製造されるとき、成 形品を取り出した後、引き続く精製工程、例えば抽出を実施することは、一般的 に必要としない。これは、用いたプレポリマーがあらゆる望ましくない低分子量 構成物を含まないためであり、その結果、架橋された製造物は、そのような構成 物を含まないか、又は実質的に含まず、引き続く抽出は必要ではない。したがっ て、コンタクトレンズは、水和による慣用の手段で即時使用コンタクトレンズ( ready-to-use contact lenses)へ直接変換することができる。異なる含水量を 有する即時使用コンタクトレンズが得られる手段による水和の適切な形態は、当 業者に知られている。コンタクトレンズは、例えば水中で、水性塩溶液、特に1 ,000ml中約200〜450ミリオスモル(単位:mOsm/l)、好適には約25 0〜350mOsm/l、特に約300mOsm/lの浸透圧を有する塩溶液中、又は水又は 水性塩溶液と生理学的に耐え得る極性有機溶媒、例えばグリセロールとの混合物 中で膨潤させる。水又は水性塩溶液でのプレポリマーの膨潤が好ましい。 水和のために用いられる水性塩溶液は、好都合には生理学的に耐え得る塩、例 えばコンタクトレンズケアの分野で慣用である緩衝塩、例えばリン酸塩、又はコ ンタクトレンズケアの分野で慣用である等張を得るための試剤、例えばアルカリ 金属ハライド、例えばナトリウムクロリドの溶液、又はそれらの混合物の溶液で る。特に好適な塩溶液の例は、合成涙液、好適にはpH及び浸透圧に関して天然の 涙液に適合する緩衝された涙液、例えば非緩衝のナトリウムクロリド溶液、好適 には緩衝された、例えばリン酸塩緩衝剤で緩衝されたナトリウムクロリド溶液で あり、それらのpH及び浸透圧は、ヒト涙液の浸透圧及びpHに相当する。 上記に定義された水和溶液は、好適には純粋、すなわち望ましくない構成物を 含まないか、実質的に含まない。特に好適なものは、純粋な水、又は上述の合成 涙液である。 本発明により製造された成形品がコンタクトレンズであり、かつコンタクトレ ンズが予め精製された本発明のプレポリマーから溶媒なしで製造されるとき、架 橋された生成物は、いかなるやっかいな不純物も含んでいない。したがって、引 き続く抽出は、必要ではない。架橋は実質的に水性溶液で実施されるので、引き 続く水和は必要ではない。したがって、本発明により得ることのできるコンタク トレンズは、好都合な実施例により、それらは抽出なしにそれらの意図された用 途に適切である点において際立っている。それに関連して、意図された用途は、 特にこのコンタクトレンズがヒトの目の中に挿入することができる意味として理 解されるべきである。 本発明により得ることができるコンタクトレンズは、異例のかつ非常に有利な 特性を有する。それらの特性のうち、例えばヒトの角膜によるそれらの優れた耐 性に言及することができ、それらは含水量、酸素透過性及び機械的特性のバラン スに基づいている。更に、本発明のコンタクトレンズは、高い寸法安定度を示す 。形状変化が無いことは、例えば約120℃でのオートクレーブ後でさえも識別 することができた。 本発明のコンタクトレンズ、すなわち特に式(1)、及び適切ならば(1a) の単位を含むそれらは、先行技術に比べて非常に簡単にかつ効率的方法で製造す ることができることも強調することができる。これは、数個の要因の結果である 。第一に、出発材料を入手又は製造するために高価ではない。第二に、プレポリ マーが驚くほど安定である利点があり、そのためにそれらは高度精製に付すこと できる。したがって、実質的に引き続く精製、未重合構成物の複雑な抽出のよう な精製を必要としないポリマーを架橋するために用いることができる。更に、架 橋は、溶媒なしでか、又は水性溶媒中で実施することができ、それにより引き続 く溶媒交換又は水和工程がそれぞれ必要ではない。最後に、光重合は、短時間で 起こり、それにより本発明のコンタクトレンズの製造工程は、その見地から顕著 に経済的でもある。 上述の利点のすべては、コンタクトレンズのみならず、本発明の他の成形品に も当てはまる。本発明の成形品の製造での種々な好都合な側面は、本発明の成形 品が大量生産製品、例えば短時間装着し、次いで新しいレンズと取り替えるコン タクトレンズとして適切であるようにする。 実施例において、別に記載しない限り、量は重量部であり、温度は摂氏度であ る。別に断らない限り、分子量Mnは、溶媒としてDMFを用い、かつポリメチ ルメタクリラート(PMMA)標準計算曲線を用いて、ゲル透過クロマトグラフィ (GPC)[寸法排除クロマトグラフィ(SEC)]の手段で決定した。 製造実施例 実施例1: (a)ポリエチレングリコール600二酸ジクロリド(ポリエチレングリコール 600二酸とチオニルクロリドの反応により製造した)63.7gを、トルエン 500mlに溶解した。テトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)1.6g 及びブタン−1,4−ジオールのジグリシジルエーテル20.2gを、それに加 え、混合物を攪拌しながら90℃に加熱した。エポキシ基が完全に反応(約2時 間を要した)したとき、生成物は黄色油状物の形態でt−ブチルメチルエーテル から沈殿させた。 (b)(a)により製造した生成物25.2gを、DMSO200mlに溶解した 。アクリル酸19.5g及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7 −エン(DBU)41.1gを、これに加え、混合物を攪拌しながら70℃に加 熱した。その温度で24時間後、水300mlを、透明褐色反応混合物へ加えた。 クロロホルムで生成物を抽出し、有機相を先ず0.1N塩酸、次いで5%濃度N aHCO3溶液で洗浄した。溶媒を除いて、下記式: 単位を有するポリマーを粘稠黄色油状物の形態で得た(Mn=3000、Mw= 4000)。 実施例2: (a)ポリエチレングリコール600のジグリシジルエーテル120gを、トル エン100mlに溶解した。TBABの3.2g及びアジピン酸ジクロリド36. 6gを、それに加え、混合物を攪拌しながら90℃に加熱した。エポキシ基が完 全に反応(約1時間を要した)したとき、生成物は黄色油状物の形態でtert−ブ チルメチルエーテルから沈殿させた。 (b)(a)により製造した生成物23.5gを、DMSO200mlに溶解した 。メタクリル酸25.8g及びDBUの41.1gを、これに加え、混合物を攪 拌しながら90℃に加熱した。その温度で24時間後、反応混合物を水300ml で希釈し、クロロホルムでそれから生成物を抽出した。有機相を先ず0.1N塩 酸、次いで5%濃度NaHCO3溶液で洗浄した。溶媒を除いて、下記式: (Mn=3800、Mw=4900)。 実施例3: 実施例2(a)の方法により、ポリエチレングリコール1000のジグリシジ ルエーテル70gとアジピン酸ジクロリド12.8g及びTBABの1.1gの 添加並びに実施例2(b)の方法により、得られた生成物の26.5gとメタク リル酸17.4gの反応及びDBUの30.7gの添加により、実施例2に示し を得た。 実施例4: (a)実施例2(a)で得た生成物23.5gを、DMSO200mlに溶解した 。グリコール酸20.6g及びDBUの41.2gを、これに加え、混合物を攪 拌しながら90℃に加熱した。その温度で24時間後、反応混合物を300mlで 希釈し、クロロホルムでそれから生成物を抽出した。 そのように製造した生成物23.9gを、ジオキサン170mlに溶解し、N, N−ジメチルシクロヘキシルアミン0.18gを、空気を導入しながらそれに加 えた。ジオキサン40mlに溶解したイソシアナトエチルメタクリラート43gを 、それに滴下により加え、混合物を5時間80℃で加熱した。この時間の最後に 、生成物は、tert−ブチルメチルエーテルから沈殿し、下記式:の構造単位を有するポリマーを得た(Mn=5990、Mw=7350)。 適用実施例 実施例5: イルガキュア(Irgacure)(商標)2959の1.5mgを実施例1により得た ポリマー0.5gに溶解した。スペーサーを有する二枚のガラス板の間の透明粘 稠溶液から0.1mm厚さのフィルムを調製した。このフィルムをHoenle lamp を用いて1.5分照射した。水中で膨潤し透明な含水量40%のヒドロゲルを形 成する、透明な柔軟なフィルムを得た。 実施例6: イルガキュア(Irgacure)(商標)2959の3mgを実施例2により得たポリ マー1gに溶解した。スペーサーを有する二枚のガラス板の間の透明粘稠溶液か ら0.1mm厚さのフィルムを調製した。このフィルムをHoenle lampを用いて1 .5分照射した。水中で膨潤し透明な含水量40%のヒドロゲルを形成する、透 明な柔軟なフィルムを得た。 実施例7: イルガキュア(Irgacure)(商標)2959の3mgを実施例3により得たボリ マー1gに溶解した。スペーサーを有する二枚のガラス板の間の透明粘稠溶液か ら0.1mm厚さのフィルムを調製した。このフィルムをHoenle lampを用いて3 0秒照射した。透明な硬いフィルムを得た。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(1): (式中、 Rは、式(2a)、(2b)、(2c)又は(2d): (式中、 Zは、直鎖若しくは分岐の、C1−C12アルキレン、非置換若しくはC1−C4 アルキル−若しくはC1−C4アルコキシ−置換フェニレン、又はC7−C12アラ ルキレンであり、 x及びtは、それぞれ他と独立して、0又は1の数であり、 R5は、水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであり、 R6は、水素、C1−C4アルキル、フェニル、カルボキシ又はハロゲンであり 、 R7は、R6がフェニル若しくはカルボキシであるとき、水素であるか、又はR6 が水素、C1−C4アルキル又はハロゲンであるとき、水素若しくはカルボキシ であり、 R8は、C2−C12アルキレン基、フェニレン基又はC7−C12アラルキレン基 であり、 R9及びR9’は、それぞれ他と独立して、C1−C4アルキル又はハロゲンであ る)の基であり、 R1は、式(3a)若しくは(3b): の基、又は20個までの炭素原子を有するアルキレン基(これは、エステル、ウ レタン若しくはウレイド基の1個以上により中断されていてもよく、かつ/又は ヒドロキシにより置換されていてもよい)、又は6〜20個の炭素原子を有する シクロアルキレン基、又は6〜20個の炭素原子を有するアリーレン基、又はア リーレンアルキレン、アルキレンアリーレン、アルキレンアリーレンアルキレン 若しくはアリーレンアルキレンアリーレン基であり、 R2は、式(4)若しくは(5): の基、又は20個までの炭素原子を有するアルキレン基(これは、エステル、ウ レタン若しくはウレイド基の1個以上により中断されていてもよく、かつ/又は ヒドロキシにより置換されていてもよい)、又は6〜20個の炭素原子を有する シクロアルキレン基、又は6〜20個の炭素原子を有するアリーレン基、又はア リーレンアルキレン、アルキレンアリーレン、アルキレンアリーレンアルキレン 若しくはアリーレンアルキレンアリーレン基であり、 R’、R”及びR*は、それぞれ他と独立して、水素又はC1−C4アルキルで あり、 R3は、20個までの炭素原子を有するアルキレン基、又は6〜20個の炭素 原子を有するシクロアルキレン基、又は6〜20個の炭素原子を有するアリーレ ン基であり、そして n、m、p及びqは、それぞれ他と独立して、1〜30の数であるが、但し 基R1及びR2の少なくとも一つは、式(3a)、(3b)、(4)又は(5) の基である)で示される構造単位を含むプレポリマー。 2.Rが、式(2a’)又は(2b’): (式中、 R5及びR’は、それぞれ他と独立して、水素又はC1−C4アルキルであり、 そして m及びqは、それぞれ他と独立して、1〜30の数である)で示される基であ る、請求項1記載のプレポリマー。 3.Rが、R5が水素又はメチルである式(2a’)の基である、請求項2記載 のプレポリマー。 4.R1が、請求項1の式(3a)若しくは(3b)の基、C1−C20アルキレン 、1,2−、1,3−若しくは1,4−フェニレン、又は下記式: (式中、 B1は、直鎖又は分岐のC1−C4アルキレンである)の基である、請求項1〜 3のいずれか1項記載のプレポリマー。 5.R1が、請求項1の式(3a)の基又はC1−C20アルキレンである、請求項 1〜4のいずれか1項記載のプレポリマー。 6.R2が、請求項1の式(4)若しくは(5)の基、C1−C20アルキレン、1 ,2−、1,3−若しくは1,4−フェニレン、又は下記式:(式中、 B1は、直鎖又は分岐のC1−C4アルキレンである)の基である、請求項1〜 5のいずれか1項記載のプレポリマー。 7.R2が、請求項1の式(4)基又はC1−C20アルキレンである、請求項1〜 6のいずれか1項記載のプレポリマー。 8.R1が、請求項1の式(3a)の基であり、そしてR2が、C1−C20アルキ レン基である、請求項1〜7のいずれか1項記載のプレポリマー。 9.R1が、C1−C20アルキレン基であり、そしてR2が、請求項1の式(4) の基である、請求項1〜7のいずれか1項記載のプレポリマー。 10.式(1)の構造単位に加えて、式(1a): (式中、 R0は、ハロゲン又は基−O−(O)C−R4であり、そしてR4は、C1−C20 アルキル、C6−C20シクロアルキル、C6−C20アリール又はC7−C12アラル キルである)の構造単位を含む、請求項1〜9のいずれか1項記載のプレポリマ ー。 11.R0が、ハロゲン、好適にはクロロである、請求項10記載のプレポリマ ー。 12.請求項1記載のプレポリマーを製造する方法であって、 (a)式(6): の化合物を、触媒の存在下に、式(7):の化合物と重合させ、次いで (b)式(1a): の構造単位を含む、(a)により得ることができたポリマーを、塩基の存在下に 、式(8): (上記式中、 R1及びR2は、それぞれ請求項1と同義であり、Xは、ハロゲン、好適にはク ロロであり、そしてRは、tが1である、式(2a)、(2c)、(2d)又は (2b)の基である)の化合物と反応させることを特徴とする方法。 13.更なるビニルコモノマーの存在又は非存在下に、請求項1〜11のいずれ か1項記載のプレポリマーを架橋することにより得ることができるポリマー。 14.更なるビニルコモノマーの存在下に、請求項1〜11のいずれか1項記載 のプレポリマーを光架橋することにより得ることができる、請求項13記載のポ リマー。 15.式(1)の単位当り更なるビニルコモノマーの0.5〜80単位、特に式 (1)の単位当り更なるビニルコモノマーの1〜30単位、更に特に、式(1) の単位当り更なるビニルコモノマーの5〜20単位の存在下に、請求項1〜11 のいずれか1項記載のプレポリマーを光架橋することにより得ることができる、 請求項13記載のポリマー。 16.請求項13記載のポリマーを製造する方法であって、 更なるビニルコモノマーの非存在下に、請求項1〜11のいずれか1項記載の プレポリマーを光架橋することを特徴とする方法。 17.プレポリマーを、実質的に純粋な形態で用いる、請求項16記載の方法。 18.成形品を製造するための方法であって、 a)更なるビニルコモノマー及び/又は光開始剤の非存在又は存在下に、式(1 ) 及び適切ならば(1a)(これは、室温で液体であるか、又は容易に溶融し得る )の構造単位を含むプレポリマーを成形用型に導入し、次いで溶媒を実質的に除 く工程、 b)光架橋を誘発させる工程、及び c)成形用型を開き、それにより成形品を成型用型からとり出すことができる工 程を含むことを特徴とする方法。 19.成形品を製造するための方法であって、 a)更なるビニルコモノマー及び/又は光開始剤の非存在又は存在下に、式(1 )及び適切ならば式(1a)の構造単位を含む、水溶性プレポリマーの実質的な 水性溶液を調製する工程、 b)得られた溶液を成形用型へ導入する工程、 c)光架橋を誘発させる工程、及び d)成形用型を開き、それにより成形品を成型用型からとり出すことができる工 程を含むことを特徴とする方法。 20.成形品が、コンタクトレンズである、請求項18又は19記載の方法。 21.請求項18又は19記載の方法により得ることができる成形品、特にコン タクトレンズ。 22.抽出せずに意図された用途に適切である、請求項21記載のコンタクトレ ンズ。
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