JP2001501988A - 超吸収材料を有する支持体、それの製造方法および使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、触媒の存在下で適したモノマーを重合させてポリマー溶液を得、架橋剤を添加してペースト状組成物を得、その後、組成物を支持体上またはその中に適用し、適用組成物を乾燥および架橋させ、超吸収材料を有する支持体を得ることによって製造されており、微小球がペーストに添加されている超吸収材料を有する支持体に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 超吸収材料を有する支持体、それの製造方法および使用 本発明は、超吸収材料を備えた支持体、それの製造方法、超吸収材料を製造す る方法ならびに種々の製品における支持体の使用に関する。 そのような超吸収材料は、オランダ特許出願公開第１０００５７２号に開示さ れている。この特許出願に記載される「膨潤被覆」によって、乾燥および硬化後 に超吸収特性を有するペーストが、型適用技術によって最も効果的に（つまり、 最高の吸収特性を有して）適用されることが示されている。この印刷技術を使用 して、ペーストの斑点（islet）が適用され、乾燥および硬化後、２００μｍの 直径を有する。この方法の第２の利点は、被覆の剥離を防ぐことである。使用さ れるポリマーは非常に硬い故に、被覆乾燥後に、基材から割れ剥離するので、充 分な表面被覆が不可能である。斑点の形態で被覆の適用後でさえ、「割れ剥離」 が時には起こり得る。適用技術の欠点およびしたがって被覆の形態が適用を限定 する。最大限に適用することが理論的に可能であり、２００μの斑点は、それぞ れから２００μであり、完全な（半分の）球形である場合は、１００μの高さが 最大限である。したがって、理論的には、適用は、最大限７０ｇ／ｍ²である。 しかしながら、この適用はほとんどない。なぜなら、適用された被覆が７０％水 を含有し、そのドットは収縮もするからである。適用されたドットが理想的な半 球形でなく、したがって、５０ｇ／ｍ²（乾燥）以上適用することは実際には、 非常に困難である。 第１に、適用後、かすかな機械的な負荷で被覆が「割れ剥離する」ほども硬く ならないように、被覆をより柔軟にすることを見つけ出すことを可能にした。 ２タイプの柔軟剤；ポリマー間の柔軟剤およびポリマーに「固定される」柔軟 剤について探求を行った。第１のタイプの柔軟剤は、ケーブル外装材料（絶縁体 の腐蝕）の場合に薦められないことに加えて、作用しないことも見出され、被覆 は脆いままであった。 本発明は、上記の欠点を除去することを目的とし、この目的のために、膨張し た微小球を被覆に添加することを特徴とする方法を提供する。 膨張した微小球を添加することによって、被覆がほとんど硬くならないだけで なく、微小球がいわゆる膨潤速度（＝吸収時間）に対して好ましい影響を有する ことも偶然的にも見出した。 偶然的に見い出されたこれらの２つの特性は、同様の吸収特性を保持したまま 多くの基材上に充分な表面適用を可能にさせた。 吸収特性がより良好になることは、被覆層が微小球の存在によって微孔質にな り、水が被覆を通って瞬時に移動することによって説明できる。 １〜１００％、好ましくは１０％の微小球の添加が被覆を柔軟にし、膨潤外装 材料が、上記の特許出願に記載されるように同様の基材上に充分な表面被覆にお いて適用でき、適用が増大（５０ｇ／ｍ²乾燥以上）できることが実験から明ら かに確立された。 この明細書における「微小球」とは、気体で満たされる小さい球体を意味する 。加熱によって、気体が膨張し、小さい球体が大きくなる。微小球はそれ自体既 知であり、種々の目的、例えばインクの充填剤などで使用される。 本発明に使用に特に適した微小球の既知のタイプは、登録商標Expancel^TM 551 WEタイプの微小球である。微小球の壁は、一般的に熱可塑性ポリマーからなる 。 本発明における使用のために、微小球を、膨張してもしなくてもよい。膨張は 、被覆の製造工程の前またはその間で行うことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．触媒の存在下で適したモノマーを重合させてポリマー溶液を得、架橋剤を ポリマー溶液に添加してペースト状組成物を得、その後、組成物を支持体上また はその中に適用し、適用した組成物を乾燥および架橋させ、超吸収材料を有する 支持体を得ることによって製造される超吸収体を有する支持体であって、微小球 がペーストに添加されている支持体。 ２．被覆製造工程より前またはその間の所定時に微小球を膨張させることを特 徴とする請求項１に記載の支持体。 ３．微小球がExpancel（登録商標）551 WE微小球であることを特徴とする請求 項１または２に記載の支持体。