JP2001501963A - 置換された芳香族化合物を作製するための方法 - Google Patents

置換された芳香族化合物を作製するための方法

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Abstract

(57)【要約】 置換された芳香族化合物を作製するための方法において、クロロ芳香族化合物と、アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水物とは、パラジウムと、少なくとも一つの枝分かれ脂肪族基を含む親油性脂肪族ホスフィン類または親油性脂肪族ビス(ホスフィン)との存在下でカップリングされる方法。好ましいホスフィン類としてはトリイソプロピル、トリイソブチル及びトリシクロヘキシルホスフィンが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】 置換された芳香族化合物を作製するための方法 本発明は、置換された芳香族化合物を作製するための方法に関する。 置換された芳香族化合物を作るための現在利用可能な方法の多くは、ブロモ及 びヨード置換された中間体類を含むカップリング反応にやむなく依存している。 こうした中間体類は、作製が難しくかつ高価なことがある。 例えばSuzuki et alによるSynthetic Communications,11(7),513-519(1981) における論文は、特定のアリールボロン酸類とヨードまたはブロモベンゼンとを 、Pd(0)(PPh34とNa2CO3との存在下でカップリングすることを説 明している。515ページの下部と516ページの16〜17行にこの論文は、 カップリングは、クロロアレーン類とクロロベンゼン類とを用いた場合にはうま く作用しないことを教示している。 欧州特許第0 470 795 B1号では、ビフェニルカルボニトリル類の製造のための 方法を説明しており、この中では、特定のフェニルボロン酸類と、ブロモ、ヨー ドまたはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を有するシアノフェニル化合物 とを、指定の触媒類の存在下でカップリングさせる。 本発明者らは、クロロ芳香族化合物を使用して、それ自体比較的高価であるP d(0)(PPh34の必要を無くす方法を発明した。クロロ芳香族化合物は、 対応するブロモ、ヨード及びトリフルオロメタンスルホニルオキシ化合物よりも 、一般に作製が容易でありかつ安価である。 本発明によれば、クロロ芳香族化合物と、アルキル、アルケニルまたはアリー ルボロン酸、エステルまたは無水物とを、パラジウムと、 a)少なくとも一つの枝分かれ脂肪族基を含む親油性脂肪族ホスフィン類と、 b)親油性脂肪族ビス(ホスフィン類)と、 からなる群から選択されるホスフィンとの存在下でカップリングすることを含む 、置換された芳香族化合物を作製するための方法が提供される。 クロロ芳香族化合物は、好ましくは所望により置換されたクロロベンゼン、ク ロロピリジン、クロロトリアゾール、クロロベンゾトリアゾール、クロロナフタ レン、クロロチオフェン、クロロピリミジン、クロロフランまたはクロロベンゾ フラン、より好ましくは所望により置換されたクロロベンゼン、特に所望により 置換され、ヨード、ブロモ及びトリフルオロメタンスルホニルオキシ基の無いク ロロベンゼンである。特に好ましい置換されたクロロベンゼン類は、アルキルで 好ましくはC1 〜4アルキル;アルコキシで好ましくはC1 〜4アルコキシ;ニトロ ;フルオロ;クロロ;シアノ;カルボキシ;−OCF3;−NR12、式中R1と R2は各々独立にH、C1 〜4アルキルまたは−CO−(C1 〜4アルキル);−S R1;−SO3H;OH;OCOR3、式中R3はC1 〜4アルキルまたはアリール; COR1、特にホルミル及びCF3から選択される、一つ、二つまたは三つの置換 基を有する。 クロロ芳香族化合物の例としては、クロロベンゼン、2−クロロナフタレン、 2−シアノクロロベンゼン、4−ホルミルクロロベンゼン、2−クロロピリジン 、2−クロロピリミジン、2−クロロチオフェン、メチル2−クロロベンゾエー ト、4−クロロアニリン、1,4−ジクロロベンゼン、1−クロロ−3−ニトロ ベンゼン、4−クロロ−2−ニトロフェノール、4−クロロ−3−ニトロベンゼ ンスルホン酸、5−クロロベンゾトリアゾール及び1−クロロ−2,4−ジニト ロベンゼンが挙げられる。さらにより多くのクロロ芳香族化合物が公知であり、 本方法で使用できる。最も好ましいクロロ芳香族化合物は、2−シアノクロロベ ンゼンである。 アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水物は、好 ましくは式(1)を有し; 式中: R4はアルキル、アルケニルまたはアリールであり;及び Q1とQ2は各々独立にH、アルキル、アルケニルまたはアリールであるか、ま たは、Q1とQ2はこれらを結合させる−O−B−O−基と共に式(2)のボ ロキシン環を形成し、 式中、R4は上文に定義した通りである: 4、Q1またはQ2がアルキルである場合、これは好ましくはC1 〜10アルキル であり、より好ましくはC1 〜4アルキルである。 R4、Q1またはQ2がアルケニルである場合、これは好ましくはC2 〜10アルケ ニルであり、より好ましくはC2 〜4アルケニル、特に−CH=CH2または−C (CH3)=CH2である。 R4、Q1またはQ2がアリールである場合、これは好ましくは所望により置換 されたフェニルであり、より好ましくはフェニルまたはクロロ芳香族化合物に関 して上述のものから選択される一つ、二つまたは三つの置換基を持つフェニルで ある。 R4、Q1またはQ2がヘテロアリールである場合、これは好ましくはクロロ芳 香族化合物に関して上述のものから選択される一つまたは二つの置換基により所 望により置換されたピリジニル、ナフタレニル、チオフェニル、ピリミジニルま たはフラニルである。 好ましくはQ1とQ2は両方ともHであるか、または、Q1とQ2はこれらを結合 させる−O−B−O−基と共に、上記に示した式(2)のボロキシン環を形成す る。R4は好ましくは所望により置換されたフェニルであり、ここで所望による 置換基は上記に説明した通りである。 好ましいアルキル、アルケニル、及びアリールボロン酸類の例としては、ベン ゼンボロン酸、n−ブタンボロン酸、チオフェン−2−ボロン酸、チオフェン− 3−ボロン酸、4−メチルベンゼンボロン酸、3−メチルチオフェン−2−ボロ ン酸、3−アミノベンゼンボロン酸一水和物、3−アミノベンゼンボロン酸半硫 酸塩(hemisulphate)、3−フルオロベンゼンボロン酸、4−フルオロベンゼン ボロン酸、2−ホルミルベンゼンボロン酸、3−ホルミルベンゼンボロン酸、4 −ホルミルベンゼンボロン酸、2−メトキシベンゼンボロン酸、3−メトキシベ ンゼンボロン酸、4−メトキシベンゼンボロン酸、4−クロロベンゼンボロン酸 、5−クロロチオフェン−2−ボロン酸、ベンゾ[b]フラン−2−ボロン酸、 4−カルボキシベンゼンボロン酸、2,4,6−トリメチルベンゼンボロン酸、 3−ニトロベンゼンボロン酸、4−(メチルチオ)ベンゼンボロン酸、1−ナフ タレンボロン酸、2−ナフタレンボロン酸、3−クロロ−4−フルオロベンゼン ボロン酸、3−アセトアミドベンゼンボロン酸、3−トリフルオロメチルベンゼ ンボロン酸、4−トリフルオロメチルベンゼンボロン酸、2,4−ジクロロベン ゼンボロン酸、3,5−ジクロロベンゼンボロン酸、4−ブロモベンゼンボロン 酸、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンボロン酸、1,4−ベンゼン ジボロン酸、4,4’−ビフェニルジボロン酸、及びそのような酸類のエステル 類及び無水物類が挙げられる。 ボロン酸類は容易に脱水を受け、ボロキシン類として公知の環式三量体無水物 類を形成する。これはしばしば室温で自発的に起きるが、これは本反応には影響 を及ぼさない。なぜなら酸と無水物との両方及びこの二者の混合物は本方法にお いて作用するからである。 式(1)の化合物は公知であり、必要に応じて作製するか、または商業的な供 給元である例えばLancaster Synthesis,United Kingdomから購入できる。公知 の合成方法としては、式B(OR)3(式中、RはC1 〜6アルキル基である)の トリアルキルボロネートと、上記に説明したR4基のグリニャール試薬またはフ ェニルリチウム化合物(例えばR4LiまたはR4MgXであり、式中Xはハロゲ ン)との反応を含む。そのような手順は、本発明者らのEP 0 470 795 B1号の3 ページ、23〜38行に説明されており、本明細書において参考のために引用す る。広く様々な置換基を有する式(1)のアリールボロン酸類も、親アリールボ ロン酸またはエステルの官能化により、例えば、ニトロ化、酸化及びハロゲン化 により作製できる。官能化方法は、T.Onakにより"Organoborane Chemistry",A cademic Press,New York,1975,Page 222において説明されている。 親油性脂肪族ホスフィン類は商業的な供給元(例えば、Sigma,Aldrich、Fluk a及び他の化学通信販売会社)から得ることができ、または、一般に周知の方法 を使用して作製できる。こうしたホスフィン類はパラジウムに対する配位子とし て作用し、それによりカップリング反応のための有効な触媒を形成すると考えら れている。 少なくとも一つの枝分かれリファティック(liphatic)基を含む親油性脂肪族 ホスフィン類または脂肪族ビス(ホスフィン類)は、好ましくは5〜40個の、 好ましくは5〜30個の、特に6〜25個の脂肪族炭素原子を含む。最も好まし くは、各々のリン原子は、三つの脂肪族基により置換されている。脂肪族基の枝 分かれ点は、最も一般的には、リン原子に対してαまたはβの炭素である。好ま しい親油性脂肪族ホスフィン類は式(3)または(4)を有し: 式中: 各々のR5、R6、R7、R8及びR9は独立にアルキルまたはシクロアルキル基 であり、但し、式(3)のホスフィン類において、R5 〜7の少なくとも一つは枝 分かれしている;及び Lは二価脂肪族連結基である。 R5、R6、R7、R8またはR9がアルキル基である場合、これは好ましくは直 鎖または枝分かれ鎖C1 〜6アルキルであり、より好ましくは枝分かれ鎖C3 〜6ア ルキルである。 R5、R6、R7、R8またはR9がシクロアルキル基である場合、これは好まし くはシクロヘキシルまたはシクロペンチルである。 Lは好ましくはC1 〜20アルキレン基、より好ましくはC1 〜10アルキレン基、 特にC2 〜8アルキレン基、より特に−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−または−(CH25−である。 式(3)のホスフィン類においては、R5、R6及びR7で表わされる基の2つ は枝分かれしている場合が多く、3つが枝分かれしている場合が最も多い。好ま しいのは、R5、R6及びR7で表わされる基が同一な場合であり、好ましくは、 これらは枝分かれ鎖C3 〜6アルキルまたはシクロヘキシル、特にイソプロピル、 イソブチルまたはシクロヘキシルである。 式(3)の親油性脂肪族ホスフィン配位子類の例として挙げられるのは:トリ イソプロピルホスフィン、トリイソブチルホスフィン、トリ−tert−ブチル ホスフィン、トリペンチルホスフィン類、例えばトリ−イソ−、トリ−tert −及びトリシクロペンチルホスフィン、及びトリヘキシルホスフィン類、例えば トリ−イソ−、トリ−tert−及びトリシクロヘキシルホスフィン、特にトリ イソプロピルホスフィン、トリイソブチルホスフィン及びトリシクロヘキシルホ スフィンである。 式(4)の好ましいホスフィン類において、R5、R6、R8及びR9で表わされ る基は同一であり、特にC3 〜6アルキルまたはシクロヘキシルであり、及びLは C2 〜6アルキレンである。 式(4)の親油性脂肪族ホスフィン配位子類の例として挙げられるのは:1, 2−ビス(ジメチルホスフィン)エタン、1,2−ビス(ジエチルホスフィン) エタン、1,2−ビス(ジプロピルホスフィン)エタン、1,2−ビス(ジイソ プロピルホスフィン)エタン、1,2−ビス(ジブチルホスフィン)エタン、1 ,2−ビス(ジシクロヘキシルホスフィン)エタン、1,3−ビス(ジシクロヘ キシルホスフィン)プロパン、1,3−ビス(ジイソプロピルホスフィン)プロ パン、1,4−ビス(ジイソプロピルホスフィン)ブタン及び2,4−ビス(ジ シクロヘキシルホスフィン)ペンタンである。 アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水物対クロ ロ芳香族化合物のモル比は、クロロ芳香族化合物中の芳香族クロロ基の数と実現 するのが望ましいカップリングの数とによって変化する。単一カップリングの場 合、モル比は通常1:1〜1.5:1であるが、ダブルカップリングの場合、モ ル比は通常2:1〜2.5:1である。多くの実施例において、単一カップリン グのみが望ましく、アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルま たは無水物対クロロ芳香族化合物のモル比は、1:1〜1.3:1であり、特定 の好適な実施例においては、特にリン酸塩を塩基として用いる場合、モル比は好 ましくは1:1である。 パラジウムは、便宜なパラジウム源から得ることができ、例えばパラジウムハ ライド類、特にPdl2、PdBr2及びPdI2、パラジウムカルボキシレート 類、特にPd(CH3CO22、Pd(CF3CO22及びパラジウム(II)アセ チルアセトノエート、Pd(NO32、PdO、PdSO4、及びパラジウム(I I)ビス(ベンゾニトリル)ジクロリドから得るか、または、希望するなら、パ ラジウム坦持炭素から得ることができる。さらなるパラジウムの源は、当業者に は明瞭であろう。Pd(II)イオン類をこうした源から得る場合、Pd(II)は 本方法の経過中に、Pd(0)にその場で(in situ)転換されると考えられて いる。 本方法で使用されるパラジウムの量は、クロロ芳香族化合物の量を基準として 、好ましくは0.0001〜10モル%の範囲、より好ましくは0.005〜5 モル%、特に0.01〜3モル%である。 本方法で使用される親油性脂肪族ホスフィンの量は、好ましくはパラジウム: リンのモル比が1:O.0〜1:10であるようなものであり、より好ましくは 1:0.9〜1:5、特に約1:2.4である。明瞭であろうが、式(4)のホ スフィン類は、分子につき2個のリン原子を含むが、式(3)のものは、分子に つき1個のリン原子を含む。 本発明の方法は、好ましくは塩基の存在下で実行する。適切な無機塩基類とし ては、例えば、弱酸類のアルカリ金属及びアルカリ土類金属塩類、好ましくはア ルカリ金属及びアルカリ土類金属炭酸水素塩類、炭酸塩類及び/またはリン酸塩 類が挙げられ、これらは水和されているかまたは無水でよいが、特にリン酸塩が 塩基として用いられる場合、好ましくは水和されている。適切な無機塩基類の具 体的な例としては、CsF、K2CO3、KHCO3、NaHCO3、KOH、Na OH、Na3PO4及びK3PO4が挙げられる。炭酸ナトリウム、Na3PO4及び K3PO4は特に好ましい。適切な有機塩基類としては、アミン類、特にトリエチ ルアミン及びトリブチルアミン、及びカルボキシレート類、例えば酢酸ま たはプロピオン酸ナトリウムまたはカリウムが挙げられる。 クロロ芳香族化合物対無機塩基の比は、好ましくは、0.3〜2、より好まし くは0.4〜1.3当量の無機塩基を1モルのクロロ芳香族化合物につき用いる ように選択される。しかしながら、クロロ芳香族化合物がさらにハロゲン原子を 含む場合、好ましい無機塩基の量は前に述べたものの2倍である。 本方法は好ましくは溶媒中で実行する。好ましい溶媒類は有機溶媒類、特に炭 化水素類(例えばトルエンまたはキシレン)、エーテル類(例えば、テトラヒド ロフラン及びジグリム)、アルコール類、例えばC4〜8脂肪族アルコール類、 特にペンタノール及びヘキサノール及びこれらの異性体、シクロヘキサノール、 極性非プロトン溶媒類(例えば、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド 、N,N−ジメチルアセトアミドまたはジメチルスルホキシド)及びこれらの混 合物である。99℃を超え、特に100〜200℃の範囲の沸点を有する溶媒類 が好ましい。N,N−ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリドンが特に好 ましい溶媒である。 本方法は好ましくは、50℃〜200℃の範囲の温度で、より好ましくは80 ℃〜180℃、特に100℃〜160℃、及び最も特に140℃〜155℃で実 行する。通常大気圧を使用するが、例えば混合物の成分が本方法を実行する温度 未満で沸騰する場合には、所望により高圧を使用できる。 本発明の好適な実施例は、クロロ芳香族化合物と、上記定義した通りの式(1 )のアルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水物とを 、パラジウムと上記定義した通りの式(3)または(4)の親油性脂肪族ホスフ ィンとの存在下でカップリングすることを含む、置換された芳香族化合物を作製 するための方法を提供する。さらに好ましいのは、パラジウムの量が、クロロ芳 香族化合物の量を基準として、0.005〜5モル%の範囲、特に0.1〜2モ ル%であり、使用される前記親油性脂肪族ホスフィンの量は、パラジウム:リン のモル比が1:0.8〜1:10であるようなものであり、本方法を溶媒中で実 行し、温度は好ましくは140℃〜200℃の範囲である場合である。 本方法の経過中に、ボロン酸、エステルまたは無水物のアルキル、アルケニル またはアリール基は、クロロ芳香族化合物のクロロ原子と置き換わる。従って、 生じる置換された芳香族化合物上の置換基の同一性は、出発ボロン酸、エステル または無水物中のアルキル、アルケニルまたはアリール基と同一である。例えば アルキルボロン酸は、アルキル置換基を有する芳香族化合物を生じ、アルケニル ボロン酸は、アルケニル置換基を有する芳香族化合物を生じ、アリールボロン酸 は、アリール置換基を有する芳香族化合物を生じる。好ましくは置換された芳香 族化合物は、置換されたビフェニル類である。 理解されようが、「アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステル または無水物」という用語は、アルキルボロン酸、アルケニルボロン酸及びアリ ールボロン酸と、アルキルボロン酸、アルケニルボロン酸及びアリールボロン酸 のエステル類及び無水物類の省略形として、本明細書中で使用する。ボロン酸ヘ の言及には、遊離酸と塩形態とを含む。 Pd(0)(PPh34が触媒するカップリングにおいて使用されるハロ芳香 族化合物はブロモまたはヨード原子を含まなければならないと教示するSuzuki e t alの上述の論文を考慮した場合、本方法が実際に作用するのは驚くべきことで ある。その上、クロロ芳香族化合物は安価で、容易に利用でき、環境に優しいた め、本方法は、Suzuki et alの反応にまさる大きな経済的利点を有する。 本方法は、ファインケミカル、医薬品及び農芸化学産業において価値を有する 広範囲の中間体類、例えば、本発明者らのEP 253310に説明されるアンギオテン シンII阻害剤類及び液晶表示において使用されるテルフェニル類(PCT/GB88/008 80)、を作製するために使用できる。 本発明をさらに以下の実施例により示す。この中で全ての部とパーセントは特 に断らない限り重量である。実施例1 (i)(1.38g、0.01モル)と、(ii)(Lancaster Synthesis製、 1.70g、0.0126モル)と、炭酸ナトリウム(1.33g、0.0126 モル)と、PdCl2(0.0186g、1.05×10-4モル)と、P(C61 13(15個の−CH2−基を有する親油性脂肪族ホスフィン、0.0701g、 2.5×10-4モル)と、N−メチルピロリドン(10cm3)との混合物を、窒 素下で4時間、140〜150℃に加熱した。ガスクロマトグラフィーにより測 定して、出発物質の量を基準として、生成物(iii)を81%の転換率で得た 。実施例2 実施例1を繰り返し、ただし、PdCl2の代わりに、Pd(OCOCH32 (0.02369、1.05×10-4モル)を使用した。ガスクロマトグラフィ ーにより測定して、出発物質の量を基準として、生成物(iii)を94%の転 換率で得た。実施例3 実施例1を繰り返し、ただし、N−メチルピロリドンの代わりに、ジグリムを 使用した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準として 、生成物(iii)を49%の転換率で得た。実施例4 実施例1を繰り返し、ただし、N−メチルピロリドンの代わりに、N,N−ジ メチルアセトアミドを使用した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発 物質の量を基準として、生成物(iii)を97%の転換率で得た。実施例5 2−クロロベンゾニトリル(1.38g、0.01モル)と、4−メチルベン ゼンボロン酸(1.70g、0.0126モル)と、炭酸ナトリウム(0.53g 、0.0126モル)と、Pd(OAc)2(0.004g、1.78×10-5モ ル)と、P(C6113(0.012g、4.28×10-5モル)との混合物を 、N−メチルピロリドン(10cm3)に加え、窒素下で5時間、140〜15 0℃に加熱した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準 として、4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率は65%だった。実施例6 実施例5の方法に従い、ただし、PdCl2(0.0313g、1.76×10-4 モル)をPd(OAc)2の代わりに使用し、用いたトリシクロヘキシルホス フィンの量は、0.1239g(4.4×10-4モル)であり、反応を窒素下で 4時間、140〜150℃で実行した。ガスクロマトグラフィーにより測定して 、出発物質の量を基準として、4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率 は91.3%だった。実施例7 実施例6の方法に従い、ただし、0.0177g(1×10-4モル)のPdC l2を使用し、用いたトリシクロヘキシルホスフィンの量は、0.068g(2. 42×10-4モル)であり、使用した炭酸ナトリウムの量は1.33g(0.0 125モル)であり、反応を窒素下で2時間、140〜150℃で実行した。ガ スクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準として、4’−メチ ル−2−シアノビフェニルへの転換率は91%だった。実施例8 実施例7の方法に従い、ただし、0.0187g(1.05×10-4モル)の PdCl2を使用し、用いたトリシクロヘキシルホスフィンの量は、0.07g( 2.5×10-4モル)であり、ジメチルアセトアミド(10ml)をN−メチルピ ロリドンの代わりに用い、反応を窒素下で6時間、140〜150℃で実 行した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準として、 4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率は98%だった。実施例9 2−クロロベンゾニトリル(0.688g、0.005モル)と、4−メチル ベンゼンボロン酸(0.856g、0.0063モル)と、炭酸ナトリウム(0 .668g、0.0063モル)と、PdCl2(0.00886g、5×10-5 モル)と、トリイソブチルホスフィン(0.0565gの43%w/wトルエン中 の溶液、1.2×10-5モル)との混合物を、N−メチルピロリドン(5cm3 )に加え、窒素下で6時間、150℃に加熱した。ガスクロマトグラフィーによ り測定して、出発物質の量を基準として、4’−メチル−2−シアノビフェニル への転換率は89%だった。実施例10 実施例9の方法に従い、ただし、K3PO4・H2O(1.451g、0.006 3モル)を炭酸ナトリウムの代わりに用い、反応を窒素下で4時間、150℃で 実行した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準として 、4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率は98%だった。実施例11 実施例10の方法に従い、ただし、Na3PO4・12H2O(1.597g、0 .0042モル)をリン酸カリウムの代わりに用いた。ガスクロマトグラフィー により測定して、出発物質の量を基準として、4’−メチル−2−シアノビフェ ニルへの転換率は96%だった。実施例12 実施例10の方法に従い、ただし、使用した4−メチルベンゼンボロン酸の量 は(0.68g、0.0005モル)であり、反応を窒素下で6時間、150℃ で実行した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準とし て、4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率は約100%だった。実施例13 実施例11の方法に従い、ただし、使用した4−メチルベンゼンボロン酸の量 は(0.68g、0.0005モル)であり、反応を窒素下で4.5時間、15 0℃で実行した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準 として、4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率は95%だった。実施例14 1,4−ジクロロベンゼン(0.735g、0.005モル)と、4−メチル ベンゼンボロン酸(0.851g、0.0063モル)と、炭酸ナトリウム(0 .6684g、0.0063モル)と、PdCl2(0.0089g、5×10-5モ ル)と、トリシクロヘキシルホスフィン(0.0339g、1.2×10-4モル )との、N−メチルピロリドン(5ml)中のN2下での混合物を、5時間、15 0℃に加熱した。ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準 として、4’−メチル−2−クロロビフェニルへの転換率は76%だった。実施例15 2−クロロベンゾニトリル(0.7g、0.005モル)と、4−メトキシベ ンゼンボロン酸(0.962g、0.0063モル)と、炭酸ナトリウム(0. 6684g、0.0063モル)と、PdCl2(0.009g、5×10-5モル )と、トリシクロヘキシルホスフィン(0.0348g、1.24×10-4モル )との、N2下でのN−メチルピロリドン(5ml)中の混合物を、4時間、15 0℃に加熱し、ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基準と して、4’−メトキシ−2−クロロビフェニルへの転換率は77%だった。実施例16 4−クロロニトロベンゼン(0.789g、0.005モル)と、4−メチル ベンゼンボロン酸(0.857g、0.0063モル)と、炭酸ナトリウム(0 .6708g、0.0063モル)と、PdCl2(0.0088g、5×10-5モ ル)と、トリシクロヘキシルホスフィン(0.0337g、1.2×10-4モル )との、N−メチルピロリドン(5ml)中のN2下での混合物を、3.5時間、 150℃で加熱し、ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を基 準として、4’−メチル−2−ニトロビフェニルへの転換率は100%だった。比較例A 実施例1を繰り返し、ただし、P(C6113の代わりに、P(OC253 (0.0415g、2.5×10-4モル)を使用した。ガスクロマトグラフィー により測定して、出発物質の量を基準として、生成物(iii)をわずか27. 4%の転換率で得た。比較例B 実施例1を繰り返し、ただし、P(C6113の代わりに、P(nC493 (0.0505g、2.5×10-4モル)を使用した。ガスクロマトグラフィー により測定して、出発物質の量を基準として、生成物(iii)をわずか16% の転換率で得た。比較例C 実施例1を繰り返し、ただし、P(C6113の代わりに、PPh3(9.0 655g、2.5×10-4モル)を使用した。ガスクロマトグラフィーにより測 定して、出発物質の量を基準として、生成物(iii)をわずか41%の転換率 で得た。比較例D 実施例14を繰り返し、ただし、トリイソブチルホスフィンを除いた。4時間 150℃に置いた後、ガスクロマトグラフィーにより測定して、出発物質の量を 基準として、4’−メチル−2−シアノビフェニルへの転換率はわずか63%だ った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 201/12 C07C 201/12 205/12 205/12 253/30 253/30 255/50 255/50 255/54 255/54 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. クロロ芳香族化合物と、アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、 エステルまたは無水物とを、パラジウムと、 a)少なくとも一つの枝分かれ脂肪族基を含む親油性脂肪族ホスフィン類と、 b)親油性脂肪族ビス(ホスフィン類)と、 からなる群から選択されるホスフィンとの存在下でカップリングすることを含む 、置換された芳香族化合物を作製するための方法。 2. 前記アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水 物が、式(1)を有し; 式中: R4はアルキル、アルケニルまたはアリールであり;及び Q1とQ2は各々独立にH、アルキル、アルケニルまたはアリールであるか、ま たは、Q1とQ2はこれらを結合させる−O−B−O−基と共に式(2)のボロキ シン環を形成し、 式中、R4は上記に定義した通りである: 請求項1に記載の方法。 3. Q1とQ2は両方ともHであるか、または、Q1とQ2はこれらを結合させる −O−B−O−基と共に、請求項2に定義した通りである式(2)のボロキシン 環を形成する、請求項2に記載の方法。 4. 前記親油性脂肪族ホスフィンは5〜40個の脂肪族炭素原子を有する、前 記請求項のいずれか一項に記載の方法。 5. 前記親油性脂肪族ホスフィンは式(3)または(4)を有し: 式中: 各々のR5、R6、R7、R8及びR9は独立にアルキルまたはシクロアルキル基 であり;及び Lは二価脂肪族連結基である; 前記請求項のいずれか一項に記載の方法。 6. 前記親油性脂肪族ホスフィンがトリイソプロピルホスフィン、トリイソブ チルホスフィンまたはトリシクロヘキシルホスフィンである、前記請求項のいず れか一項に記載の方法。 7. 前記方法で使用されるパラジウムの量が、クロロ芳香族化合物の量を基準 として、0.0001〜10モル%の範囲である、前記請求項のいずれか一項に 記載の方法。 8. 前記方法で使用される親油性脂肪族ホスフィンの量が、パラジウム:リン のモル比が1:0.〜1:10であるようなものである、前記請求項のいずれか 一項に記載の方法。 9. 塩基、好ましくは炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムまたはリン酸カリウ ムの存在下で実行される、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。 10. 溶媒中で実行される前記請求項のいずれか一項に記載の方法。 11. 前記溶媒がN,N−ジメチルアセトアミドまたはN−メチルピロリドン を含む、請求項10に記載の方法。 12. 温度範囲50℃〜200℃で実行される前記請求項のいずれか一項に記 載の方法。 13. (i)前記アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルま たは無水物が、請求項2に定義した通りの式(1)を有し; (ii)前記親油性脂肪族ホスフィンが請求項5に定義した通りの式(3)また は(4)を有し; (iii)パラジウムの量が、クロロ芳香族化合物の量を基準として、0.00 5〜5モル%の範囲であり; (iv)前記親油性脂肪族ホスフィンの量が、パラジウム:リンのモル比が1: 08〜1:10であるようなものであり; (v)前記方法が溶媒中で実行され; (vi)前記方法は温度範囲140℃〜200℃で実行される; 請求項1に記載の方法。 14. 前記置換された芳香族化合物が4−メチル−2’−シアノビフェニルで あり;前記アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水 物が式(1)を有し、式中R4は4−メチルフェニルであり、Q1とQ2は各々独 立にHであるか、または、Q1とQ2はこれらを結合させる−O−B−O−基と共 に前記式(2)のボロキシン環を形成し;及び前記クロロ芳香族化合物が2−シ アノクロロベンゼンである;前記請求項のいずれか一項に記載の方法。 15. 前記親油性脂肪族ホスフィンがトリイソプロピルホスフィン、トリイソ ブチルホスフィンまたはトリシクロヘキシルホスフィンである、請求項14に記 載の方法。 16. 塩基、好ましくは炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムまたはリン酸カリ ウムの存在下で実行される、請求項13、14または15に記載の方法。 17. アルキル、アルケニルまたはアリールボロン酸、エステルまたは無水物 対クロロ芳香族化合物のモル比が、1:1〜1.3:1である、前記請求項のい ずれか一項に記載の方法。
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