JP2001501884A - 発泡品を射出成形する方法 - Google Patents

発泡品を射出成形する方法

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Abstract

(57)【要約】 プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成形する方法であって、閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型11を配備し、当該成形型を、一荷のプラスチック材を受ける射出容積(図2)から、商品の仕上がり成形形状を決定する最終的なさらに大きい容積(図3)まで部分的に膨張できるようにし、成形型が可動部材(171、172)を少なくとも一つ有し、その可動部材を引き出して、金型キャビティーの容積を大きくするようにし、射出容積と最終容積の差を、可動部材が引き出される時に金型キャビティーに現れたボイドで表すようにした工程と、成形型を閉じて、射出容積を画成する工程と、基材ポリマーとフォーム生成添加物からなるプラスチック材混合物を射出容積内に射出する工程と、可動部材(171、172)を引き出して、このプラスチック材に、最終容積の形状を取らせる工程と、金型を開いて、仕上がり成形品を排出する工程とからなり、その場合において、射出スペースの充填時に、実質的に最小限の遅れで可動部材の引出しを行い、それにより、該可動部材の引出し時に、急速膨張発泡が前記ボイド中に起こるようにしたことを特徴とする発泡品を射出成形する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 発泡品を射出成形する方法 〔発明の技術分野〕 本発明は、プラスチック材を金型中に射出することにより品物を成形する方法 に関する。 〔発明の背景技術〕 発泡可能な溶融したプラスチック材が入っている金型を膨張させることは公知 となっている。例えば、ICIに譲渡されると共に1971年11月16日に出 願されたA.G.スミスの米国特許No.3,793,415では、発泡コアを 有する商品の成形が説明されている。この場合、発泡可能な配合物が金型中に射 出され、発泡なしに金型が充填される。スキンが金型の内側面に対して形成され 、金型中の可動インサートが引っ込められる。これにより、この成形物の部位が 発泡させられる。もう一つの方法として、これらの部位は発泡なしに充填され、 金型の容積が金型の部分開放によって膨張させられ、これにより成形物のコアが 発泡させられる。使用可能な多数の発泡剤が述べられている。この方法を、以下 、「ICI法」と呼ぶ。 さらに複雑な方法は、1972年7月1日に出願された旭ダウ株式会社の日本 特許出願である特公昭51−27266号に説明されるTAF法である。その方 法は、発熱発泡剤の一般的な問題を扱っており、即ちプラスチック材と共にこの 発熱発泡剤を金型に射出している間に、ガス泡(アゾジカルボアマイドが通常の 発泡剤であったことから、実際には窒素である)がプラスチック材の表面近くに 形成され、プラスチック材が金型に対して凝固する前に、この表面から突然現れ る。TAF法は、金型が充填されて、スキンが金型の内側の面に対して形成する まで発泡しないように、窒素で金型を加圧することで、これを処理している。射 出後にガスが抜かれ、発泡が開始させられる。金型容積が拡張され、プラスチッ ク材が発泡してその容積を充填する。この利点は、最終製品にきずのない表面が 形成されることであった。 類似するプロセスは、1978年12月12日に出願されたUSM社による英 国特許出願No.2,010,168に説明されている。この場合、前記と同様 に、スキンが金型の内側の面に対して形成される。 現在、国際公開No.WO97/03800の下に公表されている私の国際出 願No.PCT/GB96/01706では、私は、以下のような成形方法を記 述し、(補正が提案される通り)特許を請求した。 即ち、その成形方法とは、プラスチック材を金型中に射出することにより、商 品を成形する方法であって、仕上がり成形品が、薄い壁部分(一つ又は複数)と 厚い壁部分(一つ又は複数)を有し、厚い壁部分(一つ又は複数)を少なくとも 部分的に発泡させるものにおいて、閉じた状態で、キャビティー部分とコア部分 との間に、当該商品の薄い壁部分(一つ又は複数)に金型部分のギャップを実質 的に再現する狭いギャップ部分(一つ又は複数)と、金型部分のギャップが、仕 上がり成形品の厚い壁部分(一つ又は複数)の厚みよりも小さい広いギャップ部 分(一つ又は複数)を画成する成形型を配備する工程と、成形型を閉じて、狭い ギャップ部分と広いギャップ部分を画成する工程と、基材ポリマーとフォーム生 成添加物からなるプラスチック材混合物を成形型内に射出する工程と、プラスチ ック材混合物を、成形型の狭いギャップ部分に、少なくとも実質的に固化させて 、仕上がり成形品の薄い壁部分を生成させる工程と、プラスチック材混合物が、 成形型の広いギャップ部分(一つ又は複数)に少なくとも実質的に固化する前に 、成形型の一方の部分の少なくとも一部を他方の部分から引き出して、その混合 物を発泡により膨張させ、仕上がり成形品の厚い壁部分(一つ又は複数)の少な くとも一部を形成させる工程と、成形型から商品を排出する工程とからなること を特徴とするものである。 この方法を、以下、「私の独創的な方法」と呼ぶことにする。 「私の独創的な方法」を、ICI法と併せて使うことも可能である。実際、「 私の独創的な方法」に関する私の国際出願No.PCT/GB96/01706 では、厚い壁部分から局部発泡させるために、可動金型部分を引き戻す別法が説 明されている。 しかしながら、このような別法は、「私の独創的な方法」で別に得られるもの とは異なるフォーム構造、即ち明確に認知できるスキンと従来のフォームのもの に似たフォーム構造を有する仕上がり成形品を生産するものとは思われなかっ た。 発泡部分をさらに大きくする目的で、「私の独創的な方法」を展開する時に、 私は、以下の第1の実施態様に関して説明された工具類を設計し、成形サイクル のごく初期に可動部分を引き出すことにより、非常に驚くべき「急速膨張発泡」 を経験した。 〔発明の開示〕 私の現発明によれば、プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成 形する方法であって、 閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型を配備し、当該成形型を、一 荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定する 最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、成形型が可動部材 を少なくとも一つ有し、その可動部材を引き出して、金型キャビティーの容積を 大きくするようにし、射出容積と最終容積の差を、可動部材が引き出される時に 金型キャビティーに現れたボイドで表すようにした工程と、成形型を閉じて、射 出容積を画成する工程と、基材ポリマーとフォーム生成添加物からなるプラスチ ック材混合物を射出容積内に射出する工程と、可動部材を引き出して、このプラ スチック材に最終容積の形状を取らせる工程と、金型を開いて、仕上がり成形品 を排出する工程とからなり、その場合において、 射出スペースの充填時に、実質的に最小限の遅れで可動部材の引出しを行い、 それにより、該可動部材の引出し時に、急速膨張発泡が前記ボイド中に起こるよ うにしたことを特徴とする発泡品を射出成形する方法が提供される。 経過後には急速膨張発泡が起こらなくなる実際の遅延は、成形される個々の商 品や成形型の細部によって決まる。遅延が長すぎると、密着スキンが可動部材に 対して形成され、そのために、金型キャビティーの最終容積の全体にわたって発 泡が行われなくなる。発泡時に密着性を破壊し喪失させる薄いスキンを、可動部 材に対して形成させることも可能である。 成形機械サイクルの射出段階が、射出/充填段階とその後の保圧/保持段階と からなる従来の射出成形方式に関しては、保持段階は、それ無しで済まされない 場合には最小限に抑えられる。充填段階と可動部材の引出し作業との遅れは、射 出バレルと成形型との間にある遮断弁を閉じさせるくらいの長さ、及び/又は、 成形型の湯口の所でプラスチック材を固化させて成形型からプラスチック材を還 流させないくらいの長さだけが必要である。それゆえ、可動部材は、前記遮断又 は湯口での固化の直後に引き出すことができる。 化粧クリーム入れ等の小形商品を作る際、私は、金型を充填してから1秒以内 に、即ち射出スクリューが前進運動を止めた後で、可動部材を引き戻す。私は、 充填してから2分の1秒以内に可動部材を引き出した。通常、私は、充填してか ら10分の1秒ないし10分の2秒以内に引き出すことができ、私は、引出しと 同時に遮断弁を閉じて、全く遅れなしに引き出せるものと考えている。少なくと も可動部材を断熱せずに、1秒よりもかなり長い間、引出しを遅らせた場合には 、急速膨張発泡に出会うとは思えないであろう。さらに大きい成形物では、溶融 したプラスチック材の熱量のために、さらに長い遅れが許容できる場合もある。 私が現在了解していることは、可動部材の引出し時に、フォームが自然に形成 して、可動部材が、溶融したプラスチック材をボイドに向けることである。これ を促進するために、私は、可動部材の表面からプラスチック材を経て、成形型の うち、その反対側にある部分までの「独創的な厚み」寸法を、プラスチック材の 本体がその熱を保つくらいの大きさで、且つ可動部材には冷却効果を殆ど受けな いくらいの大きさであると定めている。このことは、プラスチック材のこのよう な独創的な膨張厚みが、フォームの厚みと比較して薄くはありえないことを必ず しも意味していない。私は、この膨張厚みの少なくとも5倍程度に膨張できると 予想している。例えば、膨張厚みの2倍程度のさらに小さい膨張が、容易に達成 できる。この膨張厚みは、商品の発泡しない他の部分の薄い壁部分のものと同じ 程度の厚みであり得る。 以下で説明される通り、この商品のうち発泡しない別の部分に対して、このよ うに発泡する場合には、この部分は、その部分から可動部分を引き出す時に固化 するように、膨張厚みよりも薄くなければならない。通常、これは、膨張厚みの 3分の1と言える。 この膨張厚みは、「私の独創的な方法」で教えられる通り、発泡なしで、且つ 型開きの前に固化する商品の薄い壁部分のものと同じ厚みであると言える。可動 部材に対してスキンの形成をさらに避けるために、またプラスチック材と可動部 材との静止摩擦力を回避するために、可動部材の表面は、溶融物から可動部材へ 熱が伝わらないようにする低摩擦材料を用いて処理することができる。実際、こ の可動部材は、好都合なことに、金属よりも熱伝導度が小さい材料、例えばセラ ミック材料でできている。にもかかわらず、私は、薄いスキンが、例えば充填す るのに長時間かかる大型の成形物の中で、可動部材に対して形成される可能性の あることを除外していない。 私は、急速膨張発泡を十分には理解していない。それは、制御しないで閉じ状 態を解放する時に、炭酸飲料のビンの口に起こる発泡に類似するように思われる 。これが測定可能とすれば、私は、金型を充填すると直ちに可動部材を引き出す が、その時に、プラスチック材が、この射出容積(又は、可動部材に対しては、 少なくともその一部)の中で未だ液状であると予想することになる。さらに、私 は、前記引出し時に自然に発泡が起こり、遅れることなくボイドを充填すると考 える。 急速膨張発泡の結果、完成品において、驚くべき剛性を有する閉じたセル構造 物が得られる。このセル構造物が以下の組合せから得られるものと確信している 。その組合せとは、セルを形成するガス泡の急速膨張、急速膨張によるセル壁の 急速延伸及びガス泡の急速断熱膨張によるセル壁の急速冷却である。 この断熱膨張はガスを冷却し、セル壁から熱を吸収する働きをする。セル壁は 、このプロセス(即ち、固化の潜熱を、吸熱的に膨張するガス泡に伝達する)を 経て固化する可能性がある。たとえ、この効果がフォームを完全には固化させな くても、この効果は、同一の大きさの固相成形物の冷却時間と比較して、冷却時 間を著しく短くする。 急速膨張発泡のもっとも驚くべき特徴は、結果として得られるセル構造物の剛 性である。これは、セル壁の延伸方向にポリマー分子を真っ直ぐにすることから 得られ、その結果、ポリマーの連鎖が、実質的に多方向に向けられ、且つ局部的 にセル壁と平行になっていると思われる。 当然ながら、発泡領域は、小密度を持つことが予想される。しかしながら、匹 敵する密度の発泡材よりもさらに堅いセル構造物の中で、この驚くべき剛性が現 れる。例えば、私は、処理時に海綿状ポリスチレンのものと同程度の密度を持つ ように思われる発泡ポリプロピレンの商品を成形した。通常、海綿状ポリスチレ ンは、親指と人差し指との間で目立つ程度に押し付けることができるが、私の商 品では、全くへこまないことが認知されている。実際、この物質は、親指の爪で 辛うじてへこませることができる。この発泡材は、この商品のうち固相成形され る他の部分と実質的に同程度に堅いように思われる。 フォーム生成添加物は、本質的に、プラスチック材混合物に溶け込むガス(例 えば、二酸化炭素)を含んでいる。このガスは、それぞれ1997年2月13日 及び4月2日付けの私の英国特許出願No.97029771.1及びNo.9 706682.3に説明されるように、発泡剤を使用して、或いは直接に入れる ことができる。これらの出願は、未だ公開されていない。しかしながら、プラス チック材混合物中に液状のガスを発生させる機構は、本発明には属さず、このよ うな溶液を使用する商品の生産に関わるものである。 成形型が単に2つの部分だけからなり、これらの部分が、通常、ピストンとシ リンダを用いる方法で形成されることにより、金型キャビティーを露出せずに部 分的に開くことができるように配置されている場合には、その引出しは、このよ うに部分的に開くことにより行われて、ボイドが金型キャビティー内に作られる 。私は、成形型の大部分が、付加的な可動部分を含み、その可動部分が金型キャ ビティーの中に延びていて、引出し時に引き戻されて、金型キャビティーにボイ ドを生むものと思っている。 可動部材は、発泡が起こる方向に引き戻されるように配置できる。もう一つの 方法としては、可動部材は、主な発泡方向と直角に引き戻すように配置すること もできる。通常、可動部材が追加部分である時には、その可動部分は、長手方向 に引き出されて、円周ボイドを露出させ、その円周ボイドの中で発泡が半径方向 外向きに起こるように配置されたスリーブとなる。さらに、私は、このような発 泡が半径方向内向きに起こる可能性のあることも予想している。発泡の方向が指 定される場合には、この方向は、ボイド中の一般的な発泡方向であって、これは 個々の気泡の正確な方向運動と対向する方向として示されるものとする。 通常、便宜的に油圧式又は空気式ラムを用いて成形型割り面と直角に追加可動 部分を引き出すことは都合がよい。 特に、その可動部材が追加可動部分である場合には、この可動部材は、成形型 から仕上がり成形品を排出させるための型開きの際に、便宜的に再度、前方に移 動させるように配置されている。これは、可動部材が発泡方向に引き出される場 合でも、また発泡が引出し方向と直角の方向に起きる場合でも、達成できる。 発泡方向が引出し方向と直角である場合には、このような発泡は、射出時に、 追加可動部分により射出容積から完全に遮られた金型面に対して生じ得る。この ような配置では、溶融物がボイドの端から端まで発泡し、成形型の面に当る。通 常、この結果として、金型面における複数のセル壁が合体して、連続する表面を 成すが、スキンは、はっきりした深さを持たず、スキンの近くでは、セルの大き さのさしたる漸次的変化もない(但し、これらのセルは、フォーム本体の全体に わたって、局部的に融合することもある)という点で、事実上スキンのない表面 が得られる。このような配置では、2つの別法があり、即ち、追加可動部分が進 む時に、その可動部分が、それ自体と金型の面との間にはさしたるギャップを持 たず、それにより、フォームを、可動部分のみで空けられたボイドに貫通させる か、或いはまた、可動部分と金型の面との間にギャップがあって、フォームを、 そのボイドにも、また、このギャップにも貫通させるか、何れかとなる。 一つの別法では、追加可動部分は、射出容積から、その可動部分自体を超えて ギャップを遮らず、それにより、プラスチック材を可動部材の両側に射出する。 それぞれの側の射出材料の厚み、及びそれぞれの側にスキンが形成される程度に より、一方が他方に向けて発泡するか、又は両方とも互いに発泡し合うかの何れ かである。好ましくは、可動部材は、フォーム(一つ又は複数)が互いに接着す るか、又は発泡材料の膨張先の非発泡材料に接着するくらいに断熱され、及び/ 又は摩擦塗膜され、及び/又は、そのように接着するくらい早く引き出される。 特に可動部分がスリーブである場合には、この可動部分は、通常、発泡膨張が 半径方向外向きとなるように位置決めされる。これは、さらに大きい材料密度を 、内部に、例えば、厳密に画成された内側を必要とする容器の中に、或いはコル ク抜きで引き抜くことのできる丈夫な芯を必要とする「コルク」の中に、求める 場合には、特定の利点がある。 この商品が、自動車のバンパ又は建築物のまぐさ等の構造品である場合には、 可動部分は、好ましくは引出し可能な棒を少なくとも1本含めて、発泡により商 品の一方の側にビームを形成できるようにし、また、このビームは、使用中、目 には見えないが、一方、反対の側を発泡なしで成形して、目に見える表面を有す る感知されるほどのスキンを作る。 そこでは、可動部材は、商品の仕上がり成形形状とサイズを画成するスペース の中に延びている。 以下の第1の実施態様に関して説明された成形型を設計する時に、私は、射出 吹込み成形に使用できる点で、その別の使用法を発明した。 従来の射出吹込み成形では、射出成形されるパリソンは、第1の段階として、 一つの金型の中で成形される。次に、この成形物は、同一機械の中で第2のキャ ビティーに間欠送りされ、そこで、この成形物にガスを吹き込むことにより、第 2の金型の形状まで膨張させる。もう一つの方法としては、これらのパリソンは 、例えば吹込み機に入れて、そこでパリソンを個々に加熱し、次に吹き込んで金 型内で形づくる場合には、ばらでビン詰め工場に運ばれる。これらの方法は両方 とも、パリソンを成形する第1のキャビティーと、パリソンを吹き込む別の第2 のキャビティーを使用することになる。 私の現発明の射出吹込み面では、パリソンが成形され、可動部材を引出して、 ガス圧力でパリソンを吹き込むキャビティーの延長部分を露出させる。 このようにして、私の現発明の第2の面によれば、 プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成形する方法であって、 閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型を配備し、当該成形型がコア 部分、キャビティー部分、追加可動部分を有し、それにより、当該成形型を、一 荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定する 最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、その追加可動部分 を引き出して、金型キャビティーの容積を大きくするようにし、射出容積と最終 容積との差が、可動部分が引き出される時に金型キャビティーに現れたボイドで 表され、また、追加可動部分(進む時)と、追加の可動部材を超えて射出容積か ら遠い方のキャビティー壁との間にギャップがあって、そのギャップを、追加可 動部分が進む時に射出容積から遮るように配置してある工程と、基材ポリマーと フォーム生成添加物からなるプラスチック材混合物を成形容積内に射出する工程 と、プラスチック材混合物を部分的に固化した後に追加可動部分を引き出して、 この部分に対してスキンを形成する工程と、プラスチック材を、追加可動部分に 対して、ギャップを含むボイドの端から端まで発泡することで膨張させ、それに より、キャビティー壁に対してスキンを形成させる工程とを含むことを特徴とす る方法が提供される。 第1の実施態様の成形型は、さらなる用途、即ち私が独創的に心に描いたもの 、即ち発泡品のうちスキンが形成された外壁を有する厚い壁部分を成形する用途 がある。 従って、本発明の第3の面によれば、 プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成形する方法であって、 閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型を配備し、当該成形型がコア 部分、キャビティー部分、追加可動部分を有し、それにより、当該成形型を、一 荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定する 最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、その追加可動部分 を引き出して、金型キャビティーの容積を大きくするようにし、射出容積と最終 容積との差が、可動部分が引き出される時に金型キャビティーに現れたボイドで 表され、また、追加可動部分(進む時)と、追加の可動部材を超えて射出容積か ら遠い方のキャビティー壁との間にギャップがあって、そのギャップを、追加可 動部分が進む時に射出容積から遮るように配置してある工程と、基材ポリマーと フォーム生成添加物からなるプラスチック材混合物を成形容積内に射出する工程 と、プラスチック材混合物を部分的に固化した後に追加可動部分を引き出して、 この部分に対してスキンを形成する工程と、プラスチック材を、追加可動部分に 対して、ギャップを含むボイドの端から端まで発泡することで膨張させ、それに より、キャビティー壁に対してスキンを形成させる工程とを含むことを特徴とす る方法が提供される。 〔図面の説明〕 本発明を理解しやすくするために、ここでは、本発明の様々な特定の実施例を 、添付図面を参照して説明する。添付図面において、 図1は、本発明により作られたビンの断面側面図である。 図2は、この方法の射出工程において、図1のビンを成形する本発明による成 形型のキャビティー領域の同様な断面図であり、成形型が、この図の中心線CL の両側のそれぞれの右半分と左半分に2つの変形例で示されている。 図3は、膨張工程における同様な図である。 図4は、開放・排出工程における成形型の同様な、さらに広範な図である。 図5は、中心線CLの両側で異なる別の壁形態を有する別法の金型で作られた 本発明の別のビンの同様な図である。 図6は、この方法の射出工程において、図5のビンを成形する本発明による成 形型のキャビティー領域の同様な断面図であり、成形型が、この図の中心線CL の両側のそれぞれの右半分と左半分に2つの変形例で示されている。 図7は、本発明による自動車バンパの断面側面図である。 図8は、図7の自動車バンパ用の成形型の略示断面側面図である。 図9は、本発明による別のバンパの図7と同様な図である。 図10は、図9のバンパ用の成形型の図8と同様な図である。 図11は、本発明によるまぐさの同様な図である。 図12は、図11のまぐさ用の成形型の同様な図である。 図13は、本発明による「コルク」の中央断面側面図である。 図14は、図13の「コルク」用の成形型の略示断面側面図である。 図15は、本発明によるペンキ用刷毛の柄の中央断面側面図である。 図16は、図15のペンキ用刷毛の柄用の成形型の略示断面側面図である。 図17は、本発明の別の面による別のビンの断面側面図である。 図18は、さらに本発明の別の面により作られたビンの断面側面図である。 図19は、プリフォーム射出工程において、図18のビン用の成形型の断面図 である。 図20は、ガス吹込み工程における成形型の同様な図である。 〔発明の実施態様〕 図1に示されるビンは、より小さい直径の首2に、ねじ蓋(図には示されてい ない)用のねじ山3を付けた球根状の本体1を有している。化粧品に使用される 通り、このビンの容器としての容積は、その内壁4の直径で画成されるように、 その総容積(外の直径5で画成される)よりもさらに小さい。 これらの寸法を用いて容器を製造する従来のやり方は、内壁と外壁を別々の射 出成形物とし、それらの成形物を一緒に組み合わせるものである。これは、費用 のかかる製法である。 本発明によれば、このビンは、首2よりもはるかに厚い急速膨張発泡外壁6と 一体に成形され、また薄い底部7は、射出点9を受け入れるために、浅いくぼみ 8を持っている。このビンを使用する時には、外壁は、本発明には属していない 収縮包装ラベル10で覆われる。 次に、図2、図3、図4を参照して、このビンを作る成形型11は、コア部分 12とキャビティー部分13から成っている。このコア部分は従来のものであっ て、冷却水の流路14を含む。このキャビティー部分は、このビンの直径5を画 成するキャビティー穴16を有するブロック15を含む。一般に17で示され、 且つ2つの代りの形態171、172を有する軸方向に引き出せるスリーブが、 この穴に出入りするように配置されている。このために、このスリーブは、射出 成形機コントローラ(図には示されていない)の制御のもとに、2つの空気式ア クチュエータ19に連結されたプレート18に係合している。このプレートは、 ブロック中の溝穴21(図4を参照のこと)を通って横向きに延びる。このブロ ックの中心線CLでは、コアの反対の側に、栓22が設けられる。この栓は、ブ ロックの端部23の延長部分であって、キャビティー穴16に向って延びてキャ ビティーの底部を画成する。栓22は、湯道穴24を有し、その穴には、高温湯 道先端25が延びて、くぼみ8向けの栓中のドーム27に湯口26を定める。こ のドームと対向する端において、栓は、射出成形機の射出バレル30の標準ノズ ル29と嵌まり合う凹み28を備えており、ノズルは遮断弁31を備え、またバ レルは、可塑剤スクリュー32を備えている。 スリーブ17は、栓上で、またブロック15において、締まり滑り嵌めとなる 。ブロック15も栓22も、冷却水の流路33、34を備えている。それに反し て、スリーブ17は、成形型の他の構成要素との接触による以外は、冷却されな い。成形型の最終キャビティー画成部分は、半径方向に分かれる首画成プレート 35 であって、そこには冷却水の流路36が備えられている。これらのプレートを移 動させるために、アクチュエータ(図には示されていない)が設けられる。コア 部分12は、射出成形機のクランプ機構(図には示されていない)により、キャ ビティー部分13から遠ざけることができる。 これらの図の左側の171に配置されるスリーブは、キャビティー穴16の締 まり滑り嵌めとなって、スリーブ自体と穴16との間にはギャップを置いていな い。スリーブの端173は、成形型を閉じた状態で進むと、首画成プレート35 に封止状に当接する。端173は、引き出されると、栓22の端38と同じ平面 にある。 これらの図の右側に配置される通り、スリーブ172は、さらに薄く、穴16 で、感知されるほどのギャップ174を画成し、またブロックは、内向きリム3 9を持ち、そのリムでは、当該スリーブが締まり滑り嵌めとなる。このリムのキ ャビティー面40は、栓の端38と共面である。薄い方のスリーブの端175は 、進むと首プレートに当接し、また引き出されると栓の端38と同じ平面にある 。 成形型を閉じ、首の部分を中に移して互いに突合せにし、コアを首の部分に当 て、さらにスリーブ17を進めて、他方の側から首の部分に当てて、成形型に射 出容積50を設ける。該射出容積は、次のような、コア12と首プレート35の 間の環状首部分51(通常、充填され、凝固する)、コア12とスリーブ17の 間の環状膨張可能部分52及びコア12と栓22の間の底部分53から成ってい る。 スリーブが引き出されると、膨張可能部分52は、その直径が穴16の直径ま で膨張する。2つの変形例171、172は、この点では、殆ど同じである。変 形例171では、スリーブが引き出すと、スリーブによって完全にふさがれてい た環状ボイド176が現れて、穴16まで延出する。スリーブを引き出すと、こ のボイドは、環状キャビティー部分52と合して、金型キャビティーの容積を大 きくする。変形例172では、スリーブを引き出すと、スリーブによって完全に ふさがれていた小さい方の環状ボイド177が現れるが、但し、穴16までは延 出しない。しかしながら、同じ距離だけスリーブを引き出すと、ボイド177は 、環状ギャップ174と合して、金型キャビティーの容積を大きくするが、もち ろ ん、他の寸法が変わらないことを条件としている。 私は、初期射出容積と最終容積の厚み比率が少なくとも2対1〜5対1である 急速膨張発泡を達成できると思っている。最初の試みでは、3mmの厚みを7m mまで膨張させた。この初期の厚みは、1.7mmまで減らしたが、さらにこれ を1.5mmまで減らすことができると思っている。これは、首2の壁の厚みで ある。この首は、比較的に高い濃度の発泡剤を用いても、相変わらず発泡しない 。 ここでは、図1に示される商品を作るために、成形型の使用法が説明される。 金型を閉じて、その射出容積を、首の部分51と膨張可能部分52のものに限定 する。遮断弁31を開き、射出スクリュー32を進めて、基材ポリマーとフォー ム生成添加物からなるプラスチック材混合物を射出容積に充填する。金型が充填 されると、射出サイクルの従来の保圧段階を最小限に減らすか、又は無しですま す。次に、スリーブを引き出し、ボイド中の急速膨張発泡により、このプラスチ ック材に、最終容積(即ち、初期の容積と、スリーブ引出しによりプラスチック 材にさらされる余分のボイド容積とを合わせたもの)の形状を取らせる。次に、 恐らく、少し遅れてプラスチック材を冷却させた後に、金型を開く。この仕上が り成形品は、スリーブを進めることにより、キャビティーから排出される。 説明された化粧品クリーム入れでは、私は、金型を充填してから1秒以上、ス リーブの引出しを遅らせようとは思わない。もしそのようにすれば、スリーブに 対してスキンが形成されるおそれがあり、急速膨張発泡が抑制されるようになる 。スリーブの引出しは、高温湯口でプラスチック材の凝固の予想タイミングと一 致するようにタイミングを取ることができる。都合のよいことには、スリーブの 引出しは、遮断弁の閉じと一致するようにタイミングを取ることができる。短い 保圧段階が望ましいことが判明した場合には、充填とスリーブ引出しとの遅れを 10分の2秒〜10分の5秒とすることで十分であろう。少なくとも、スリーブ 又はそれと同等なものにおける冷却とスキン固化を回避する処置が講じられる場 合を除き、私は、さらに大きい商品に対しては、実質的にさらに長い遅れを与え る必要があるとは思っていない。 このような処置には、スリーブのポリテトラフルオロエチレンの塗膜がある。 この処置は、引出しに対する摩擦抗力と、プラスチック材がスリーブに接着する 傾向を少なくするだけでなく、スリーブとプラスチック材とのある程度の断熱も 提供する。もう一つの方法としては、プラスチック材からスリーブを経てキャビ ティーブロックまでの熱伝導は、セラミック材でできたスリーブを設ければ、減 らすことができる。 私は、市販の吸熱性の二酸化炭素発泡剤を用いて、ポリプロピレン材からクリ ーム入れを成形した。しかしながら、他のプラスチック材や他のフォーム生成添 加物を用いても、同様な結果が得られたものと予想している。 次に、図5に示されるビンと、図6に閉じた状態で示されているその成形型に 移ると、これは、商品の別々に成形された部分に対して急速膨張発泡を行わせる 別法を含む。これらの図は、図2〜図4と同様に、その左側に、ある変形例、ま たその右側に別の変形例を示している。まず左側を参照すると、スリーブ117 は、短くなっていること以外には、右側の変形例172と同様である。従って、 このスリーブは、首のプレートに当接せずに、スペース1741を残し、ギャッ プ1742を射出容積と連通させる。実際は、スペース1741もギャップ17 42も、この射出容積には属さない。ギャップ1742は環状部分521よりも 薄く図示されているが、このギャップ中のプラスチック材は、凝固して、スリー ブ117までキャビティー穴161と接触することにより密着外壁116を形成 できる一方で、射出容積部分521中のプラスチック材は、スリーブの引出し時 に外方へ壁116まで急送膨張発泡を行うために、スリーブに対して溶融したま まである。このような別法は、外壁に、印刷向けのより良い仕上げを与えるとい う利点を持っている。ギャップ及び/又は環状部分の厚みを変えることで、プラ スチック材に、内方向へも外方向へも、即ち厚みを実質的に等しくすることによ り、また全く内方向にのみ、即ちギャップの厚みを環状部分の厚みよりも大きく することにより、発泡させることができる。図5と図6の右側は、後者の別法を 示しており、そこでは、環状部分522がギャップ1743よりも薄い。これら の別法では、スリーブの引出しを早めにすると、スリーブであけられた位置で、 商品の2つの部分のプラスチック材が接着しかねない。 本発明の方法は、化粧クリーム入れ等の不自然に大きい直径の容器に限定され ていない。例えば、この方法は、内側スキンと外側スキンとの間にボイドがある 防熱容器を成形するのに、特にふさわしい。さらに、首のない商品を成形するこ とも予想される。次に、他のいくつかの用途を簡単に説明する。 次に、図7と図8に移って、自動車バンパ200等のビームが、正面201と 2つの後部ビーム即ちフランジ202と共に、断面図で略示されている。実際に は、バンパは、(3次元ではなく)2次元で輪郭を描くことになり、そのことが 、さらに別の発明無しに、織り込まれる。このビーム用の金型は、2つの部分か らなる金型203、204である。部分203は、ビームの外の前面を画成し、 高い装飾的基準に合わせて仕上げられる。別の部分204は、内面を画成し、前 記のように高い標準に合わす必要はない。この部分は、可動部材205、206 を取り入れて、急速膨張フォームフランジ2027、2028を形成できるよう にしている。左側のフランジ(これらの図において)は、トラフ209で形成さ れ、このトラフは、バンパの長手方向に延びていて、可動棒210が付けられて いる。1個のアクチュエータ211又は一連のアクチュエータは、当該トラフの 最上部に近い進み位置から、その最下部の引出し位置まで可動棒を移動させるよ うになっている。金型が充填されると、可動棒210は引き出され、引出し方向 に発泡が起きる。可動棒を再び進めると、金型を開いた後に製品が排出される。 右側のフランジは、同様なトラフ219で成形され、このトラフにも引出し可能 な棒220が付けられている。この棒は、トラフから離れて側溝2191に収容 されており、アクチュエータ221により、トラフを締め切る進み位置から、ト ラフ中での急速膨張発泡のためにトラフを開く引出し位置まで、移動させるよう になっている。このような配置では、発泡は、発泡を起こす可動部材の移動方向 と直角の方向に発生する。このフランジは、当該可動部材では排出できないが、 そのような配置から、例えば、バンパを、その使用で固定できるようにするため に、トラフの最下部2192を形づくることができる。バンパの幅全体にわたっ てビームを設けるために、いずれのトラフも、バンパの幅全体であると予想でき る。 図9と図10の変形例に示される通り、装飾的前面301は、バンパ300の 一方又は両方の端縁3011、3012の所で折り返して、急速膨張発泡を用い て、それを溝として成形し、その溝を充填し、ビーム302を作ることができる 。このような配置では、フランジが、トラフ309で成形されるが、可動部材は 、 射出中にトラフから延出し、また急速膨張発泡のためにトラフ中に引き出される 。 本発明を用いて作ることのできる別の同様な構造製品は、図11と図12に示 されるまぐさ400における単一の装飾面401である。このような単純な製品 は、細長いピストン403とシリンダ404として形成された金型で作ることが できる。プラスチック材は、ピストン部材403をシリンダ部材404に深く挿 入して、ほんのわずかな射出容積441しか残さない程度に金型を閉じて射出す る。急速膨張発泡のために引き出す時には、これらの2つの部材は、ピストン部 材とシリンダ部材404とがまさに係合した状態で、膨張容積442まで互いに 遠ざかる。次に、排出については、従来の手段を用いて、シリンダ部材からピス トン部材を完全に引き出す。 次に、図13と図14を参照すると、これらの図に示される金型は、「コルク 」500を製作するためのものである。金型キャビティー503は、引出し可能 なスリーブ5031と中央栓5032を有する。他の金型部分504は、事実上 、キャビティーへの最上部であって、射出用湯口5041を取り入れている。プ ラスチック材は、最上部504に対してスリーブを底付けした状態で、栓503 2と最上部504との間でスリーブの中央に設けられた初期キャビティーの中に 射出される。このスリーブは、急速膨張発泡のために栓と同じ平面になるように 引き戻され、また製品の排出のために再び進められる。その結果として得られる 「コルク」は、ビンを密閉するための発泡外側501と、コルク抜きで容易に把 持される目の詰んだ芯507(そこから、フォームが膨張する)を有する。 次に、図15と図16を参照すると、これらの図に示される急速膨張発泡品は 、ペンキ用刷毛の柄600である。これは、「コルク」500と対照的に内向き に発泡する。金型キャビティー603は、柄の形状を与えている。他の金型部分 604は、このキャビティーを閉じるものであって、2つの引出し可能な部材6 041、6042を担持している。第1の部材はロッド6041であって、この ロッドは、キャビティーに深く入り込み、柄領域6001のキャビティー内で、 薄い射出厚みを有するだけに止められるようになっている。第2の引出し可能な 部材6042は、このロッドが貫通するブロックであり、このブロックは、剛毛 を留めつける柄の上端部6002の領域内のキャビティーには、さほど深く入り 込 まない。さらに、このブロックは、このような柄の領域内に、薄い射出厚みを作 り出す。これらの部材は、てこ機構(図には示されていない)により、異なる距 離だけ、共に引き出されるようになっており、それにより、引き出した時には、 これらの部材の端が、上端部6002の端6003と同じ平面になる。 次に、図17を参照すると、この図は、第1の実施例の成形型について、スリ ーブ変形例172への別の使用法を示している。スリーブを引き出してから、そ のスリーブに対してスキンが形成されるのではなくて、スキンを形成し、次に、 スリーブを引き出させる。その結果、発泡した内部が外壁716と内壁704の 間にある球根状の本体701に、スキン形成の外壁716が得られる。いくつか の用途では、この二重壁の容器は、別々の内部成形物と外部成形物の組合せ容器 よりも安く、これは特に、スリーブを、その先方のギャップが射出容積に連通さ れていない状態で使用して、実質的なボイドの端から端まで膨張することで可能 になるものとして、互いにかなりの間隔を置く厚い壁が求められる場合にメリッ トがある。 第1の実施例に示されるものと同様に、図18に示されるビンは、さらに小さ い直径の首802を付けた吹製の球根状本体801を有している。このようなビ ンを製造する従来のやり方は、プリフォームを射出成形して、次に、別のキャビ ティーに移し、そこで、吹いて仕上げ形状に成形するものである。 本発明のこの実施例により、このビンは予備成形され、次に、同一成形型の中 で、ガス吹込み処置を行う。 次に、図19と図20を参照して、ビンを作る成形型811は、環状のガス射 出スリットオリフィス8121を有するコア部分812と、キャビティー部分8 13から成っている。コア部分は、従来のものである。キャビティー部分は、軸 方向に引出し可能なスリーブ814を備え、そのスリーブは(コア部分と共に) 、プラスチック材を射出するためのスリーブの進み位置において、このビンのプ リフォーム用の射出キャビティー815を画成している。内部で本体の初期成形 処置が行われる前記キャビティーは、その外径に関してスリーブ814により制 限されるが、一方、コア部分812は、その内径を決定する。従来通り、このビ ンの首と底部(コアの端816)は、コア部分812と、静止状態(金型の膨張 ま で)のスリーブ814で画成される。 引出し可能なスリーブ814は末端817を有し、この末端は、ビンの本体と 首の連接個所818で首プレート835と当るように輪郭を付けて、スリーブが 進む時にキャビティー815中のプリフォームのプラスチック材を封止するよう にしている。さらに、この端部輪郭817は、コア端816と向かい合った底部 の半径方向外向きにビンの底部輪郭にも織り込まれる。 このスリーブは、アクチュエータ(図には示されていない)により、矢印Aの 方向に、図19に示される進み位置から、図20に示される引出し位置まで軸方 向に一動作するようにしている。 本発明のこの実施例により成形型を使用することを、次に説明する。この成形 型が図19の状態にある時、底部の中央で、金型のキャビティー部分の射出口8 20を通って、プラスチック材がキャビティー815に射出される。ビンの首は 、ふた固定成形部821を含め、従来のやり方で成形される。ビンのうち、進み スリーブの中にあるコアを中心としている本体部分では、プラスチック材が、こ れらの要素に対して固化し始める。射出、減圧、弁閉止の後直ちに、即ち射出し てから約3分の1秒〜1秒以内に、スリーブが引き出される。この段階では、本 体を成形するプラスチック材は、コア上で、またスリーブの中での部分固化によ りスキンが形成されているが、但し、金型のコア部分から吹き払えるくらい、未 だ柔軟である。上述のオリフィスから吹込みガスが発射されると、このプリフォ ームは、最初にスリーブでふさがれた両スペース822を経てキャビティーの外 径824まで吹き込まれる(また、図示されてない変形例では、どんなスペース も、スリーブの半径方向に、スリーブから、本体キャビティーの外径824まで のギャップに相当している)。この吹込みガスは、膨張プリフォームを、キャビ ティー部分の内面825に押し付ける。プリフォームは、この壁に接触すると、 冷却し、本体の形状で固化する。次に、成形型を開いて、仕上がりビンを排出す る。 スペース822は、スリーブが引き出される時に、射出キャビティー815の 延長部分を画成する。このプリフォームは、この延長部分に押し通される。表面 825は、この延長部分の輪郭を画成する。 本方法、即ち私の方法の利点は、成形型のキャビティー部分を取り換える時に 、 サイクル時間のうち、従来のガス吹込みで占められる部分を節約することである 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9705952.1 (32)優先日 平成9年3月21日(1997.3.21) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN 【要約の続き】 ド中に起こるようにしたことを特徴とする発泡品を射出 成形する方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成形する方法であっ て、 閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型を配備し、当該成形型を、一 荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定する 最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、成形型が可動部材 を少なくとも一つ有し、その可動部材を引き出して、金型キャビティーの容積を 大きくするようにし、射出容積と最終容積の差を、可動部材が引き出される時に 金型キャビティーに現れたボイドで表すようにした工程と、成形型を閉じて、射 出容積を画成する工程と、基材ポリマーとフォーム生成添加物からなるプラスチ ック材混合物を射出容積内に射出する工程と、可動部材を引き出して、このプラ スチック材に、最終容積の形状を取らせる工程と、金型を開いて、仕上がり成形 品を排出する工程とからなり、その場合において、 射出スペースの充填時に、実質的に最小限の遅れで可動部材の引出しを行い、 それにより、該可動部材の引出し時に、急速膨張発泡が前記ボイド中に起こるよ うにしたことを特徴とする発泡品を射出成形する方法。 2. 多方向の配向が、急速膨張発泡で形成されたフォームのセル壁と平行にな るようにして、プラスチック材のポリマー連鎖を実質的に真っ直ぐにするような 程度まで発泡を起こさせることを特徴とする請求項1記載の発泡品を射出成形す る方法。 3. 遮断弁を閉じると直ちに、可動部材が引き出されることを特徴とする請求 項1又は2記載の発泡品を射出成形する方法。 4. 射出湯口で固化が起こると直ちに、可動部材が引き出されることを特徴と する請求項1、2又は3記載の発泡品を射出成形する方法。 5. 短い保圧段階の後で、可動部材が引き出されることを特徴とする請求項1 〜4の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 6. 射出スペースを充填してから1秒以内に、可動部材が引き出されることを 特徴とする請求項5記載の発泡品を射出成形する方法。 7. 射出スペースを充填してから2分の1秒以内に、可動部材が引き出される ことを特徴とする請求項5記載の発泡品を射出成形する方法。 8. 射出スペースを充填してから10分の2秒以内に、可動部材が引き出され ることを特徴とする請求項5記載の発泡品を射出成形する方法。 9. 射出スペースを充填すると直ちに、可動部材が引き出されることを特徴と する請求項1〜4の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 10.金型を充填して可動部材が引き出される時に、プラスチック材が可動部材 に対して液状であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1つに記載の発泡品 を射出成形する方法。 11.プラスチック材が、急速膨張発泡により、射出容積又は射出容積の一部の 最初の厚みから、初めの厚みの2〜5倍の範囲の厚みまで膨張することを特徴と する請求項1〜10の何れか1つに記載の発泡品を射出成形する方法。 12.急速膨張発泡がボイドを充填して、成形型のキャビティー壁に達すること を特徴とする請求項1〜11の何れか1つに記載の発泡品を射出成形する方法。 13.キャビティー壁に対して、事実上スキンのないフォーム表面が形成するこ とを特徴とする請求項12記載の発泡品を射出成形する方法。 14.射出容積が、急速膨張発泡が起こる第1の部分であって、可動部分の表面 から、その反対側にある成形型の該当部分まで最初の厚みを持って、可動部分の 引出しの前には射出材料を、少なくとも実質的に液状のままにしている第1の部 分と、商品のうち、第1の部分の最初の厚みよりも薄い別の部分を成形し、それ により、そのプラスチック材が、発泡なしに固化した後で、可動部材を引き出す 第2の部分とを含み、 第1の部分と第2の部分が、可動部材で区切られていることと、急速膨張発泡 が、第1の部分から起こり、しかも、可動部材の引出し時に商品の他の部分まで ボイドを充填することを特徴とする請求項1〜11の何れか一つに記載の発泡品 を射出成形する方法。 15.射出容積が、急速膨張発泡が起こる第1の部分であって、可動部分の表面 から、その反対側にある成形型の該当部分まで最初の厚みを持って、引出し前に は、射出された材料を、少なくとも実質的に液状のままにしている第1の部分と 、引出し前には、射出された材料を、少なくとも実質的に液状のままにするよう な 厚みを持つ商品の別の部分を成形する第2の部分とを含み、 第1の部分と第2の部分が、可動部材で区切られていることと、急速膨張発泡 が、互いに双方の部分から起こり、しかも、可動部材の引出し時にボイドを充填 することを特徴とする請求項1〜11の何れか一つに記載の発泡品を射出成形す る方法。 16.急速膨張発泡後に、各部分からのプラスチック材が、それ自体に接着する くらい早く可動部材を引き出すことを特徴とする請求項14又は15に記載の発 泡品を射出成形する方法。 17.成形型が2つの部分からなり、その一方が、他方に対して移動でき、また 両方とも、ピストンとシリンダを用いる方法で行われるように、金型キャビティ ーを露出せずに部分的に開くことができるように配置されていることと、その引 出しが、このように部分的に開くことにより行われて、ボイドを金型キャビティ ーの中に作り、引出し方向に急速膨張発泡が起こることを特徴とする請求項1〜 13の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 18.成形型の可動部材が、金型キャビティーに入る追加可動部分を含むことと 、追加可動部分を引き戻すことにより、引出しを行って、ボイドを金型キャビテ ィーの中に作ることを特徴とする請求項1〜17の何れか一つに記載の発泡品を 射出成形する方法。 19.追加可動部分の引出し方向に急速膨張発泡が起こることを特徴とする請求 項18記載の発泡品を射出成形する方法。 20.追加可動部分の引出し方向と直角の方向に急速膨張発泡が起こることを特 徴とする請求項18記載の発泡品を射出成形する方法。 21.進む時の追加可動部分と、急速膨張フォームが形成するキャビティー壁と の間にはさしたるギャップはなく、それにより、フォームが、追加可動部分で空 けられたボイドだけを充填し、前記キャビティー壁に達することを特徴とする請 求項12又は13に付随する請求項20記載の発泡品を射出成形する方法。 22.進む時の追加可動部分と、急速膨張フォームが形成するキャビティー壁と の間にギャップがあって、そのギャップが、追加可動部分が進む時に射出容積か ら遮られ、それにより、フォームが、追加可動部分とギャップで空けられたボイ ドを充填し、前記キャビティー壁に達することを特徴とする請求項12又は13 に付随する請求項20記載の発泡品を射出成形する方法。 23.進む時の追加可動部分と、キャビティー壁との間にギャップがあって、そ のギャップが、追加可動部分が進む時に射出容積と連通し、それにより、プラス チック材が、可動部材の両側に射出され、また急速膨張フォームが、引出し時に 追加可動部分で空けられたボイドを充填することを特徴とする請求項14、15 又は16に付随する請求項20記載の発泡品を射出成形する方法。 24.追加可動部分が、長手方向に引き出されて円周ボイドを露出させ、その円 周ボイドの中で発泡が半径方向内向き又は外向きに起こるように配置されたスリ ーブであることを特徴とする請求項20、21又は22記載の発泡品を射出成形 する方法。 25.追加可動部分が、少なくとも1本の引出し可能な棒を含んで、急速膨張発 泡により商品の一方の側にビームを形成させ、またこの棒の反対側が、好ましく は発泡せずに成形されて、密着スキンを生成することを特徴とする請求項18〜 23の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 26.成形型割り面と直角に追加可動部分を引き出すように配置されていること を特徴とする請求項18〜25の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法 。 27.追加可動部材が、摩擦低減及び/又は断熱の塗膜を備えて、プラスチック 材が当該可動部材に接着しないようにしていることを特徴とする請求項18〜2 6の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 28.追加可動部材が、金属よりも小さい熱伝導率を有する材料でできていて、 プラスチック材が当該可動部材に接着しないようにしていることを特徴とする請 求項18〜27の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 29.型開きの時に、追加可動部分の前進運動により、成形型から仕上がり成形 品が排出されることを特徴とする請求項18〜28の何れか一つに記載の発泡品 を射出成形する方法。 30.成形型が、閉じた状態で、2つの部分の間に、商品の薄い壁部分(一つ又 は複数)に金型部分のギャップを実質的に再現する狭いギャップ部分(一つ又は 複数)と、金型部分のギャップが、仕上がり成形品の厚い壁部分(一つ又は複数 )の厚みよりも小さい広いギャップ部分(一つ又は複数)を画成し、そこから急 速膨張発泡を起こすことと、プラスチック材混合物を、成形型の狭いギャップ部 分に、少なくとも実質的に固化させてから、この成形型を開いて、仕上がり成形 品の薄い壁部分(一つ又は複数)を生成させることを特徴とする請求項18〜2 9の何れか一つに記載の発泡品を射出成形する方法。 31.成形プラスチック材の商品であり、フォームの少なくとも一つの部分が急 速膨張発泡により成形された仕上がり成形品であって、請求項1〜30の何れか 一つに記載の発泡品を射出成形する方法により成形された商品。 32.閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型であって、当該成形型を 、一荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定 する最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、成形型の少な くとも一つの可動部材を引き出して、金型キャビティーの容積を大きくするよう にし、射出容積と最終容積との差が、可動部分が引き出される時に金型キャビテ ィーに現れたボイドで表されることを特徴とする請求項1記載の発泡品を射出成 形する方法で用いられる成形型。 33.成形型には追加可動部分が少なくとも一つ含まれ、この追加可動部分が、 金型キャビティーの中に延びることができ、また引き出して金型キャビティーに ボイドを露出させ、ボイドの容積により射出容積から最終容積まで金型キャビテ ィーの容積を大きくするようにすることを特徴とする請求項32記載の成形型。 34.進む時の追加可動部分と、使用時に急速膨張フォームが形成するキャビテ ィーの壁との間にはさしたるギャップはなく、それにより、フォームが、追加可 動部分で空けられたボイドだけを充填し、前記キャビティー壁に達することを特 徴とする請求項33記載の成形型。 35.進む時の追加可動部分と、使用時に急速膨張フォームが形成するキャビテ ィー壁との間にギャップがあって、そのギャップが、追加可動部分が進む時に射 出容積から遮られ、それにより、フォームが、追加可動部分とギャップで空けら れたボイドを充填し、前記キャビティー壁に達することを特徴とする請求項34 記載の成形型。 36.進む時の追加可動部分と、キャビティー壁との間にギャップがあって、そ のギャップが、追加可動部分が進む時に射出容積と連通し、それにより、使用時 にプラスチック材が、可動部材の両側に射出され、また急速膨張フォームが、引 出し時に追加可動部分で空けられたボイドを充填することを特徴とする請求項3 3記載の成形型。 37.追加可動部分が、長手方向に引き出されて円周ボイドを露出させ、その円 周ボイドの中で、使用時に発泡が半径方向内向き又は外向きに起こるように配置 されたスリーブであることを特徴とする請求項33〜36の何れか一つに記載の 成形型。 38.追加可動部分が、少なくとも1本の引出し可能な棒を含んで、使用時に急 速膨張発泡により商品の一方の側にビームを形成させることを特徴とする請求項 33〜36の何れか一つに記載の成形型。 39.成形型割り面と直角に追加可動部分を引き出すように配置されていること を特徴とする請求項33〜38の何れか一つに記載の成形型。 40.追加可動部材が、摩擦低減及び/又は断熱の塗膜を備えて、プラスチック 部材が当該可動部材に接着しないようにしていることを特徴とする請求項33〜 39の何れか一つに記載の成形型。 41.追加可動部材が、金属よりも小さい熱伝導率を有する材料でできていて、 プラスチック部材が当該可動部材に接着しないようにしていることを特徴とする 請求項33〜39の何れか一つに記載の成形型。 42.プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成形する方法であっ て、 閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型を配備し、当該成形型を、一 荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定する 最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、成形型が可動部分 又は可動部材を有し、その可動部分又は可動部材を引き出して、金型キャビティ ーの容積を大きくするようにし、射出容積と最終容積の差を、可動部材が引き出 される時に金型キャビティーに現れたボイドで表すようにした工程と、成形型を 閉じて、射出容積を画成する工程と、プラスチック材混合物を射出容積に射出し て、商品のプリフォームを生成する工程と、可動部材を引き出す工程と、加圧ガ スをこのプリフォームに導いて、そのプリフォームをボイドを経て、最終容積ま で膨張させる工程と、プリフォームの膨張後にガスを抜く工程と、金型を開いて 、仕上がり成形品を排出する工程とからなることを特徴とする発泡品を射出成形 する方法。 43.成形プラスチック材の商品であり、請求項42記載の発泡品を射出成形す る方法により成形された商品。 44.閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型であって、当該成形型を 、一荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定 する最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、当該成形型が オリフィスを含み、そのオリフィスを経てガスを、射出容積内で成形されたプリ フォームに導いて、それを最終容積まで膨張できることを特徴とする請求項42 記載の発泡品を射出成形する方法で用いられる成形型。 45.プラスチック材を金型に射出することにより、商品を成形する方法であっ て、 閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型を配備し、当該成形型がコア 部分、キャビティー部分、追加可動部分を有し、それにより、当該成形型を、一 荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定する 最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、その追加可動部分 を引き出して、金型キャビティーの容積を大きくするようにし、射出容積と最終 容積との差が、可動部分が引き出される時に金型キャビティーに現れたボイドで 表され、また、追加可動部分(進む時)と、追加の可動部材を超えて射出容積か ら遠い方のキャビティー壁との間にギャップがあって、そのギャップを、追加可 動部分が進む時に射出容積から遮るように配置してある工程と、基材ポリマーと フォーム生成添加物からなるプラスチック材混合物を成形容積内に射出する工程 と、プラスチック材混合物を部分的に固化した後に追加可動部分を引き出して、 この部分に対してスキンを形成する工程と、プラスチック材を、追加可動部分に 対して、ギャップを含むボイドの端から端まで発泡することで膨張させ、それに より、キャビティー壁に対してスキンを形成させる工程とを含むことを特徴とす る発泡品を射出成形する方法。 46.成形プラスチック材の商品であり、請求項45記載のの方法により成形さ れた商品。 47.閉じた状態で金型キャビティーを画成する成形型であって、当該成形型が コア部分、キャビティー部分、追加可動部分を有し、それにより、当該成形型を 、一荷のプラスチック材を受ける射出容積から、商品の仕上がり成形形状を決定 する最終的なさらに大きい容積まで部分的に膨張できるようにし、その追加可動 部分を引き出して、金型キャビティーの容積を大きくするようにし、射出容積と 最終容積との差が、可動部分が引き出される時に金型キャビティーに現れたボイ ドで表され、また、追加可動部分(進む時)と、追加の可動部材を超えて射出容 積から遠い方のキャビティー壁との間にギャップがあって、そのギャップを、追 加可動部分が進む時に射出容積から遮るように配置してあることを特徴とする請 求項46記載の発泡品を射出成形する方法で用いられる成形型。
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